WO2008129679A1 - 容器のヒートシール方法およびその装置 - Google Patents

Abstract

容器１０のフランジ部１１ａの形状に形成されたシールヘッド２１の熱溶着部材２３を高周波誘導加熱し、この加熱されたシールヘッド２１を押圧して蓋材１２を溶着するようにする。これにより、蓋材１２のシールに必要な形状の熱溶着部材２３を備えたシールヘッド２１を用いることで、温度低下やヘッドスペースの気体の膨張の影響を抑えて高速で安定的にシールできるようにする。

Description

明細書 容器のヒートシール方法およびその装置 技術分野

この発明は容器のヒートシール方法およびその装置に関し、 紙や合成樹脂の力ップ状な どの容器本体にフィルム状の蓋材をヒートシールする場合に、 高速かつ安定的にヒ一トシ ールできるようにしたものである。 背景技術

紙や合成樹脂の力ップ状などの容器本体にフィルム状の蓋材をヒートシールして密封さ れる容器は、 食品などの容器として広く用いられ、 例えばゼリー、 ベビーフード、 スープ や味噌などの粘調物、 調理食品などの容器として用いられている。

このような容器では、 容器本体と羞材とを密封する方法としてシールへッドを用いて加 熱することでシールするヒートシールが一般的に行われている。

このようなヒートシールの方法として、 特開 2 0 0 4— 2 5 0 0 2 7号公報では、 容器 搬送手段の上方に配置される蓋押え搬送手段によって蓋を搬送して容器の上に被せ、 引き 続き容器と蓋とを密着した状態を維持しながら蓋の上方に非接触状態に配置した高周波シ 一ルへッドで誘導加熱するようにしており、 シールへッドあるいは容器自体を上下動させ ることなく、 高速でシールできるようにしている。

また、 特開平 1 1一 2 0 8 0 1号公報では、 ヒータカートリッジによる加熱と高周波誘 電加熱あるいは超音波振動加熱とを併用して蓋材と容器を高速に接着するようにしている。

さらに、 特公昭 5 8— 1 9 5 3 6号公報では、 第 4図に示すように、 容器搬送用ベルト コンペア一 1の上方に同期平行移動するように金属体 2を耐熱弾性材 3でサンドィツチし た加熱用押えベルト 4を設け、 その内側に高周波誘導加熱コイル 5を配置して加熱用押え ベルト 4を高周波誘導加熱して容器 6に被せた蓋材 7を封緘するようにしている。 発明の開示

このようなヒートシール法で高速でシールしょうとすると、 シールへッドを蓋に押し付 けて周状に加熱する場合に、 シールヘッドの熱授受部の体積 （熱容量） が小さいと、 シー ル時にシールへッドの温度が下がりやすく、 ある程度塊状の熱容量の大きなシールへッド にしなければならない。

ところが、 大きなシールヘッドを用いて高温でシールしょうとすると、 蓋の周囲だけで なく中央部も加熱されて温度が上がりやすく、 溶着部が完全に固着しない段階で容器のへ ッドスペースの気体が膨張し、 蓋材にしわがよつて密封できなくなるなどの問題がある。 また、 シールヘッドの温度を上げて高速 （短時間） でシールしょうとすると、 羞材がシ ールヘッドに溶着してしまい、 密封できない場合があり、 蓋材の材料に制限があるという 問題がある。

さらに、 高周波誘導加熱で蓋材を加熱する特開 2 0 0 4— 2 5 0 0 2 7号公報の場合に は、 蓋材を直接加熱しなければならないから、 蓋材が金属製の場合しカ加熱してシールす ることができないという問題がある。

さらに、 上記公報のいずれの場合も、 蓋材の全面が加熱されることから、 容器のヘッド スペースの気体が膨張し、 これによつて密封性が損なわれるという問題がある。

この発明は、 上記従来技術の課題に鑑みてなされたもので、 蓋材の材料によらず高速で 安定してシールすることができる容器のヒートシール方法およびその装置を提供しようと するものである。

上記従来技術の有する課題を解決するためこの発明の第 1の構成の容器のヒートシール 方法は、 容器の開口部に設けられたフランジ部に蓋材を熱溶着してシールするに際し、 前 記容器のフランジ部の形状に形成されたシールへッドを高周波誘導加熱し、 この加熱され たシールへッドを押圧して蓋材を溶着するようにしたことを特徴とするものである。 この容器のヒートシール方法によれば、 容器のフランジ部の形状に形成されたシールへ ッドを高周波誘導加熱し、 この加熱されたシールへッドを押圧して蓋材を溶着するように しており、 蓋材のシールに必要な形状のシールヘッドを用いることで、 温度低下やヘッド スペースの気体の膨張の影響を抑えて高速で安定的にシールできるようにしている。 また、 この発明の第 2の構成の容器のヒートシール方法は、 第 1の構成に加え、 前記シ ールへッドを加熱し押圧したまま、 当該シールドへッドを冷却するようにしたことを特徴 とするものである。

この容器のヒートシール方法によれば、 シールヘッドを加熱し抻圧したまま、 当該シー ルドへッドを冷却するようにしており、 シール温度を高めてもシールへッドを冷却して押 圧を終えることで、 シールへッドに蓋材がくっつくことを防止でき、 一層高速かつ安定的 にシールできるようになる。

さらに、 この発明の第 3の構成の容器のヒートシール方法は、 第 2の構成に加え、 シー ルへッドの冷却を、 当該シールへッド内に冷却媒体を供給して行うようにしたことを特徴 とするものである。

この容器のヒートシール方法によれば、 シールへッドの冷却を、 当該シールへッド内に 冷却媒体を供給して行うようにしており、 シールへッドの冷却を容易に行うことができる ようになる。

またこの発明の第 4の構成の容器のヒートシール方法は、 容器の開口部に設けられたフランジ部 に蓋材をシールへッドを介して魏容着してシールするに際し、

嫌己シールヘッドは、 ItJlS 器のフランジ部の形状に沿うように形成され 口熱リング体と、 こ の加熱リング体の内側に磁気遮蔽板を介して設けられる高周 ¾ϋ導加熱コイルとを備え、 この高周 麵導加熱コイルで嫌 E¾D熱リング体を高周麵導加熱し、 この加熱リング体を押圧して tin己蓋材 を溶着するようにしたことを糊敷とするものである。

この容器のヒートシール方法によれば、 容器の開口部に設けられたフランジ部に蓋材をシール へッドを介して辦容着してシールするシールへッドを、 容器のフランジ部の形状に沿うように形成 され dm熱リング体と、 このカロ熱リング体の内側に磁気遮蔽板を介して設けられる高周麵導加熱 コイルとを備え、 この高周?麵導加熱コイルで加熱リング体を髙周歸導加熱し、 この加熱リング 体を押圧して蓋材を溶着するようにしており、 蓋材のシールに必要な形状の加熱リング体を備えた シールヘッドを用レ、、 磁気遮蔽板で遮蔽し ロ熱リング体を集中的に加熱することで、 低下や 容器のへッドスペースの気体の膨張の影響を抑えて高速で安定的にシールできるようにしてレヽる。 また、 この発明の第 5の構成の容器のヒートシール方法は、 第 4の構成に加え、 Itiffii口熱リング 体が所定 まで加熱された後嫌 S高周?婦導加熱コイルへの通電を停止し、 所定時間当動 P熱リ ング体で押圧保持するようにしたことを 敷とするものである。

この容器のヒートシールお去によれば、 ffltB¾口熱リング体が所定 SJtまで加熱された後廳己髙周 鶴導加熱コイルへの通電を停止し、 所定時間当言劾 Π熱リング体で押圧ィ するようにしており、 所定 まで加熱した加熱リング体を i¾容着に必要な時間押圧 .働することで、 短時間に安定し て適切なシール状態でシールできるようになる。

さらに、 この発明の第 6の構成の容器のヒートシール方法は、 第 4まはた第 5の構成に加え、 前 リング体で押圧したまま、 当言劾口熱リング体を冷却するようにしたことを糊敷とするもので める。

この容器のヒートシール 法によれば、 シールヘッドの加熱リング体を押圧したまま、 当管劾口熱 リング体を冷却するようにしており、 シール温度を高めても加熱リング体を冷却して押圧を終える ことで、力 Π熱リング体に蓋材がくつつくことを防止でき、 一層高速かつ安定的にシールできるよう になる。

また、 この発明の第 7構成の容器のヒートシール方法は、 第 6の構成に加え、 ff|B¾口熱リング体 の^ ¾を、 当言劾口熱リング体を中空体としてその内部に P媒体を供給して行うようにしたことを 樹敫とするものである。

この容器のヒートシール方法によれば、 カロ熱リング体の冷却を、 当動口熱リング体を中空体とし てその内部に冷却媒体を供給して行うようにしており、 高温にし 卩熱リング体の^卩を短時間に 容易に行うことができるようになる。

さらに、 この発明の第 8の構成の容器のヒートシール 去は、 第 7の構成に加え、 媒体 の供給冷却を、 ΙίίΐΒΛΠ熱リング体の中 St 複数個の ί^¾Ρ媒体給排ロを設け、 異なる 麒体給排 口から順番またはランダムに給排して行うようにしたことを糊敷とするものである。

この容器のヒートシール方法によれば、 前記冷却媒体の供給冷却を、 前記加熱リング体 の中空部に複数個の冷却媒体給排ロを設け、 異なる冷却媒体給排口から順番またはランダ ムに給排して行うようにしており、 異なる冷却媒体給排口から順番に、 あるいはランダム に冷却媒体を供給'排出することで、加熱リング体を均一な温度に冷却できるようになり、 これにより、 次の加熱温度も均一にでき、 安定したヒートシールを行うことができるよう になる。

また、 この発明の第 9の構成の容器のヒートシール装置は、 容器の開口部に設けられた フランジ部に蓋材を熱溶着してシールするシールへッドを備えた容器のヒートシール装置 であって、 シールへッド本体に設けられ前記フランジ部の形状に形成した熱溶着部材と、 前記シールへッド本体に設けられ前記熱溶着部材を高周波誘導加熱する高周波誘導加熱コ ィノレと、 を備えることを特徴とするものである。

この容器のヒートシール装置によれば、 シールへッド本体に設けられフランジ部の形状 に形成した熱溶着部材と、 シールへッド本体に設けられ熱溶着部材を高周波誘導加熱する 高周波誘導加熱コイルとを備えており、 フランジ形状の熱溶着部材を高周波誘導加熱コィ ルで加熱することで、 短時間にシールに必要な温度まで熱溶着部材を加熱でき、 蓋材のシ ールに必要な形状のシールへッドで、 温度低下やへッドスペースの気体の膨張の影響を抑 えて高速で安定的にシールできるようになる。

さらに、 この発明の第 1 0の構成の容器のヒートシール装置は、 第 9の構成に加え、 前 記熱溶着部材に、 蓋材へ押圧したまま冷却し得る冷却媒体流路を設けてなることを特徴と するものである。 この容器のヒートシール装置によれば、 熱溶着部材に、 盖材へ押圧したまま冷却し得る 冷却媒体流路を設けてあり、 シールへッドの冷却を容易に行うことで、 シール温度を高め てもシールへッドを冷却して押圧を終えることで、 シールへッドに蓋材がくつつくことを 防止でき、 一層高速かつ安定的にシールできるようになる。

また、 この発明の第 1 1の構成の容器のヒートシール装置は、 第 9の構成に加え、 前記 熱溶着部材の前記蓋材との押圧面に、 非溶着部材を被覆してなることを特徴とするもので ある。

この容器のヒートシール装置によれば、 熱溶着部材の蓋材との押圧面に、 非溶着部材を 被覆してあり、 シール温度を高めてもシールへッドの被覆でシールへッドに蓋材がくっつ くことを防止でき、 一層高速かつ安定的にシールできるようになる。

さらに、 この発明の第 1 2の構成の容器のヒートシール装置は、 第 1 0または 1 1の構 成に加え、 前記熱溶着部材に、 前記蓋材を冷却後に前記冷却媒体流路内の冷却媒体を排出 し得る冷却媒体排出手段を設けたことを特徴とするものである。

この容器のヒートシール装置によれば、 熱溶着部材に、 蓋材を冷却後に冷却媒体流路内 の冷却媒体を排出し得る冷却媒体排出手段を設けてあり、 次の蓋材のシールのための加熱 を一層短時間にできるようにし、 高速かつ安定的にシールできるようになる。

また、 この発明の第 1 3の構成の容器のヒートシール装置は、 第 9〜1 2の構成のいず れかの構成に加え、 前記シールヘッド本体に、 前記熱溶着部材の加熱温度を保持し得る温 度保持手段を設けたことを特徴とするものである。

この容器のヒートシール装置によれば、 シールへッド本体に、 熱溶着部材の加熱温度を 保持し得る温度保持手段を設けるようにしており、 加熱冷却を行う温度範囲の基準となる 温度までを温度保持手段で保持することで、 加熱冷却を繰り返しても一層短時間に高速か つ安定的にシールできるようになる。

また、 この発明の第 1 4の構成の容器のヒートシーノ 置は、 容器の開口部に設けられたフラン ジ部に蓋材を載せ、 シールへッドを加熱押圧して蓋材を辦容着してシールする容器のヒートシール 装置であって、 tin己シールへッドに設けられ tfrt己フランジ部の形状に沿うように形成された加熱リ ング体と、 この加熱リング体の内側に、 磁気遮蔽板に贿されて設けられる複数卷きの高周麵導 カロ熱コイルと、 を備えることを糊敕とするものである。

この容器のヒートシ—ノ 置によれば、 容器の開口部に設けられたフランジ部に蓋材を載せ、 シ 一ルへッドをカロ熱押圧して蓋材を |¾容着してシールする容器のヒートシーノ ^置で、 tiff己シールへ ッドに設けられ tfrt己フランジ部の形状に沿うように形成された加熱リング体と、 この加熱リング体 の内側に、磁気遮蔽板に搬されて設けられる複数巻きの高周麵導加熱コイルと、を備えており、 フランジ形状に口、う形状の加熱リング体を磁気遮蔽板で挟まれた高周 ¾ ^導加熱コイルで加熱する ことで、カロ熱リング体を集中的に短時間にシールに必要な まで加熱でき、 蓋材のシールに必要 な形状のシールへッドで、 湄度低下やへッドスペースの気体の膨張の影響を抑えて高速で安定的に シールできるようになる。

さらに、 この発明の第 1 5の構成の容器のヒートシ一ノ 置は、 第 1 4の構成に加え、 ffJlBシー ルへッドの加熱リング体を、 中空体としてその内部に 己蓋材へ押圧したまま冷却し得る冷却媒体 流路を設けるとともに、 この冷却媒 路に 麒体の給排位置を変更し得る複数個の冷却媒 給 排ロを形成してなることを ί敷とするものである。

この容器のヒートシ一ノ^置によれば、 tilt己シールヘッドの加熱リング体を、 中空体としてその 内部に tfif己蓋材へ押圧したまま Pし得る冷却媒#¾路を設けるとともに、 この冷却某#¾に冷 却媒体の給排位置を変更し得る複数個の 麒体給排ロを形成しており、カロ熱リング体を中空体と し内部を冷却衞«路とし、 複数の 麒 #合排口から 麒体の給排位置を変更して冷却するこ とで、 シーノレ を高めてもカロ熱リング体を冷却して押圧を終えることで、 カロ熱リング体に蓋材が くっつくことを防止でき、 一層高速かつ安定的にシールでき、 し力も均一に冷却でき、 次の加熱も 均一にできるようになる。

また、 この発明の第 1 6の構成の容器のヒートシーノ 置は、 第 1 4または 1 5の構成に加え、 tirta¾ロ熱リング体の編己蓋材との押圧面に、 容截财を被覆してなることを樹敷とするものであ る。

この容器のヒートシース ^¾置によれば、カロ熱リング体の蓋材との押圧面に、 辦容靜附を被覆し てあり、 シール ¾! を高めてもカロ熱リング体の被覆で加熱リング体に蓋材がくっつくことを防止で き、 一層高速力、つ安定的にシールできるようになる。

さらに、この発明の第 1 7の構成の容器のヒートシー Λ¾置は、第 1 5または 1 6の構成に加え、 編 Ε¾Π熱リング体に、 嫌己蓋材を冷却後に編己^ ¾1謝植路内の冷却媒体を排出し得る冷却媒## 出手段を設けたことを樹数とするものである。

この容器のヒートシ一 Λ¾置によれば、加熱リング体に、 蓋材を 離に冷却媒 ί械路内の Ρ 媒体を排出し得る冷却媒体非出手段を設けてあり、 次の蓋材のシールのための加熱を一層短時間に できるようにし、 高速かつ安定的にシールできるようになる。

また、 この発明の第 1 8の構成の容器のヒートシーノ 置は、 第 1 4〜 1 7の構成のレ、ずれかの キ冓成にカ卩え、 歸己シールヘッドに、 tirff¾i卩熱リング体の加熱 ^^を し得る 手段を設け たことを ί散とするものである。 この容器のヒートシ一 Λ¾置によれば、 シーノレヘッドに、 カロ熱リング体の加熱 ¾ を ί ^し得る ^手段を設けるようにしており、 カロ熱冷却を行う 範囲の基準となる S!tまでを^ ^f¾t 手段で保持することで、 カロ f^Pを繰り返しても一層短時間に高速かつ安定的にシールできるよう になる。 図面の簡単な説明

第 1図はこの発明の容器のヒートシール方法およびその装置の一実施の形態にかかる容 器を分解して示す組立図である。

第 2図はこの発明の容器のヒートシール方法およびその装置の一実施の形態にかかるヒ ートシール装置の一実施の形態にかかる縦断面図である。

第 3図はこの発明の容器のヒートシール方法おょぴその装置を高速連続ヒートシールを 行うロータリ式ヒートシール装置に適用した一実施の形態にかかる概略平面図である。 第 4図はこの発明の容器のヒートシール方法おょぴその装置の一実施の形態に力かるヒートシ一 ノ 置の他の実施の形態にカかる概略構成図である。

第 5図は第 4図の実施の形態の概略縦断面図である。

第 6図はこの発明の容器のヒートシール方法およびその装置の一 ¾feの形態に力かるカロ ¾7令却ェ 程の説明図および 変化の説明図である。

第 7図は従来のヒートシーノ 置の概略構成図および横断面図である。

第 8図はこの発明の加熱リング体の他の実施形態を示す断面図である。 発明を実施するための最良の形態

以下、 この発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。

第 1図および第 2図はこの発明の容器のヒートシール方法およびその装置の一実施の形 態にかかり、 第 1図は容器を分解して示す組立図、 第 2図はヒートシール装置の一実施の 形態にかかる縦断面図である。

この容器のヒートシール装置 （以下、 単にヒートシール装置とする。） 2 0では、 例えば 第 1図に示すように、 容器 1 0が容器本体 1 1と、 これに被せられる蓋材 1 2とで構成さ れる。 この容器本体 1 1は、 カップ状に形成され、 上端開口部の周囲に外側に水平に張り 出したフランジ部 1 1 aが形成されている。 一方、 蓋材 1 2は、 その外周部にフランジ部 1 1 aに対応する水平に張り出すヒートシール部 1 2 aが形成され、 この環状のヒートシ ール部 1 2 aの内側に、 下方に突き出して容器内に位置する落し蓋部 1 2 bがー体に形成 されている。 なお、 蓋材 1 2としては、 通常のヒートシール部 1 2 a を含む平板状で落し 蓋部のない形状のものであっても良い。

このような容器 1 0の容器本体 1 1と蓋材 1 2とをヒートシールするヒートシール装置 2 0は、 第 2図に示すように、 シールヘッド 2 1を備えている。

このシールへッド 2 1を構成するシールへッド本体 2 2には、 蓋材 1 2のヒートシール 部 1 2 aの形状に対応した同一形状、 例えば中空リング状とされて熱溶着部材 2 3の下面 が露出するように取り付けてある。 この熱溶着部材 2 3の中空部 2 3 aは冷却媒体、 例え ば冷却水の流路とされ、 冷却媒体配管 2 4が接続されて冷却媒体が供給 ·排出される。 このような熱溶着部材 2 3は高周波誘導加熱によって加熱可能な材料で形成され、 例え ば金属製としてある。

また、 シールヘッド 2 1のシールヘッド本体 2 2の熱溶着部材 2 3の上部には、 高周波 加熱コイル 2 5が配置され、 例えば熱溶着部材 2 3の上面と平行な水平面上で 3回卷きと して構成され、 端部の給電部材 （フィーダ） 2 6を介して高周波電源と接続されるように なっている。 この高周波加熱コイル 2 5も中空状とされ、 内部に冷却媒体、 例えば冷却水 が冷却媒体配管 2 7を介して供給 ·排出できるようにしてある。

そして、 これら熱溶着部材 2 3および高周波加熱コイル 2 5を取り囲むように強磁性体 2 8がシールへッド本体 2 2内に装着されてシールへッド 2 1が構成されており、 このシ 一ルへッド 2 1が図示しない昇降押圧機構を介して昇降および押圧できるようにしてある。 このヒートシール装置 2 0では、 シールへッド 2 1の下方に容器支持部材 2 9が設けら れ、 容器 1 0の容器本体 1 1のフランジ部 1 1 aの下面を支持するようになっている。 そして、 容器支持部材 2 9で支持され内容物が充填された容器本体 1 1に蓋材 1 2が被 せられ、 容器本体 1 1のフランジ部 1 1 aと蓋材 1 2のヒートシール部 1 2 aとが重ねら れたのち、 容器支持部材 2 9とシールへッド 2 1とで押圧できるようにしてある。

次に、 このように構成したヒートシール装置 2 0の動作とともに、 容器のヒートシール 方法について、 説明する。

通常、 このようなヒートシール装置 2 0は、 容器 1 0の充填ラインに設けられ、 内容物 を容器本体 1 1に充填後、 蓋材 1 2を被せてヒートシールすることで密封する高速連続生 産に用いられるが、 ここでは、 単体の容器のヒートシールを例に説明する。

容器支持部材 2 9でフランジ部 1 1 aが支持された容器本体 1 1に内容物が充填された 後、 容器本体 1 1に蓋材 1 2が被せられて容器本体 1 1のフランジ部 1 1 a と蓋材 1 2の ヒートシール部 1 2 aとが重ねられるとともに、 蓋材 1 2の落し蓋部 1 2 bが容器本体 1 1のへッ ドスペース内に突き出すように装着され、 へッ ドスペース量を小さくしている。 なお、 蓋材として通常の平板状の落し蓋部のない形状のものの場合には、 容器本体 1 1の フランジ部 1 1 aと蓋材 1 2のヒートシール部 1 2 aとを重ねるように被せる。

この蓋材 1 2の装着と並行してシールへッド 2 1では、 高周波加熱コイル 2 5に給電部 材 2 6を介して高周波電源から高周波電流を流すことで、 熱溶着部材 2 3の表面を加熱す る。 この高周波加熱コイル 2 5による加熱は、 高周波誘導加熱によるもので、 高周波電流 によってできる高周波磁束が被加熱物である熱溶着部材 2 3を貫通して非常に密度の高い うず電流を誘導し、 これによつて熱溶着部材 2 3の表面が加熱されることになる。

このシールへッド 2 1の加熱温度は、 ヒートシールによつて溶着される容器 1 0を構成 する容器本体 1 1および蓋材 1 2を溶着して密封できる温度であれば良く、 容器本体 1 1 およぴ蓋材 1 2の材料によって適宜決定して温度制御が行われる。 なお、 通常、 ヒートシ ールに必要な温度、 例えばポリエチレンテレフタレート樹脂で蓋材を成形した場合ゃ蓋材 を積層構造とし内面シーラント材としてポリプロピレン （P P ) 樹脂を用いた場合などは 1 8 0〜 2 2 0 °Cとされる。

こうしてヒートシールに必要な温度まで加熱されたシールへッド 2 1を、 図示しない昇 降押圧機構を介して、 容器支持部材 2 9で支持され蓋材 1 2が被せられた容器本体 1 1の フランジ部 1 1 aに蓋材 1 2のヒートシール部 1 2 aを挟んで押し付ける。

すると、 シールへッド 2 1の加熱された熱溶着部材 2 3はフランジ部 1 1 aおよびヒー 卜シール部 1 2 aの形状に対応した形状である同一形状に形成してあるので、 ヒートシ一 ルに必要な部分のみが加熱'押圧され、 所定温度でヒートシールが行われる。

このシールへッ ド 2 1による加熱では、 熱溶着部材 2 3の形状および蓋材 1 2の落し蓋 部 1 2 bを備える形状によって蓋材 1 2の中央部 （落し蓋部 1 2 b ) が直接加熱されるこ とがなく、 フランジ部 1 1 aおよびヒートシール部 1 2 aだけを直接加熱することで、 高 温でヒートシールしても容器本体 1 1のへッドスペース内の気体の膨張を極力抑えること ができるとともに、 蓋材 1 2の伸びを押えて、 これらの影響による密封不良を防止するこ とができる。 なお、 蓋材 1 2が平板状であっても中央部が直接加熱されることが防止され る。

そして、 シールへッド 2 1の熱溶着部材 2 3を蓋材 1 2のヒートシール部 1 2 aに押し 付けた状態のまま熱溶着部材 2 3の中空部 2 3 aに冷却媒体配管 2 4を介して冷却媒体と して冷却水を供給して強制的に冷却を行った後、 シールへッド 2 1を昇降押圧機構を介し て上昇させることで、 1つの容器 1 0のヒートシールが完了する。 これにより、 ヒートシールのための加熱温度を高くしても、 シールへッド 2 1の熱溶着 部材 2 3を冷却して押圧を終えるため、 シールへッド 2 1の熱溶着部材 2 3の表面などに 蓋材 1 2 (のヒートシール用フィルムなどの包材） がくつつくことを防止でき、 高速かつ 安定的なヒートシールを行うことができる。 そのため、 従来、 熱溶着しにくいといわれて いる材料、 例えば、 ポリエチレンテレフタレート、 ポリエチレンナフタレートなどのボリ エステル樹脂やナイ口ンなどのポリアミド榭脂を蓋材として用いてもヒートシールするこ とが可能となり、 適用できる材料の範囲を拡大することができる。

また、 シールへッド 2 1の少なくとも熱溶着部材 2 3の蓋材 1 2のヒートシール部 1 2 aと接する表面に、 蓋材 1 2のヒートシール部 1 2との熱溶着を防止する材料、 例えばフ ッ素系樹脂ゃポリイミ ドなどを被覆した被覆層 3 0を形成しておくことで、 蓋材 1 2がく つつくことを一層完全に防止することができる。

一方、 次の容器のヒートシールに備えるため、 熱溶着部材 2 3の中空部 2 3 aに供給し ていた冷却媒体を冷却媒体排出手段 3 1を設けて排出することで、 次の加熱を容易かつ短 時間にできるようにしても良い。 この冷却媒体排出手段 3 1としては、 冷却媒体配管 2 4 に、 例えば切換弁 3 2を設けて冷却媒体よりも熱容量の小さい流体、 例えば圧縮した空気 3 3を供給可能とし、 冷却媒体を熱溶着部材 2 3の中空部 2 3 aから排出回収すると同時 に空気で置換するようにする。

これにより、 熱溶着部材 2 3の中空部 2 3 a内の冷却媒体としての冷却水に比べ、 熱容 量の小さい空気と置換することで、 加熱時間を短縮することが可能となり、 ヒートシール の高速化を図ることができる。

さらに、 シールへッド 2 1の冷却後、 次のヒートシールまでの加熱を一層短時間にでき るようにするため、 シールへッド本体 2 2の熱溶着部材 2 3に隣接して温度保持手段を構 成する電気ヒータ 3 4を設置しておき、 蓋材 1 2のくつっきを防止できる温度まで冷却し た後、 これ以上温度が低下しないように温度制御するようにし、加熱'冷却を行う温度範囲 の基準となる温度 （温度範囲の最低温度） までを保持するようにする。

これにより、 シールへッド 2 1の熱溶着部材 2 3を高周波加熱コイル 2 5によって高周 波誘導加熱を行う場合でも、 すでにヒートシールに必要な最低温度まで温度保持手段を構 成する電気ヒータ 3 4などで温度が保持されるので、 この温度範囲の最低温度を基準 （加 熱開始温度） として加熱すれば良く、 一層短時間に熱溶着部材 2 3をヒートシール温度ま で加熱することができる。

このようなヒートシール装置 2 0を用いて高速連続ヒートシールを行う場合には、 例え ば、 第 3図に概略平面配置を示すようなロータリ式ヒートシール装置 4 0 (以下、 単にヒ ートシール装置 4 0とする。） として構成する。

このヒートシール装置 4 0では、 内容物が充填された容器本体 1 1を搬送するロータリ 式の容器本体搬送機構 4 1の容器本体供給機構 Aで容器本体のへッ ドスペースを不活性ガ スなどで置換しながら蓋材供給位置 Bへ搬送し、 この蓋材供給位置 Bで、 蓋材 1 2の羞材 スタック位置 Cからロータリ式の蓋材搬送機構 4 2で搬送された羞材 1 2を容器本体 1 1 に被せた後、 容器本体搬送機構 4 1の加熱位置 Dに回転搬送する。

そして、 この加熱位置 Dで、 高周波誘導加熱コイル 2 5で誘導加熱したシールヘッド 2 1を下降して羞材 1 2のヒートシール部 1 2 aを加熱押圧し、 この押圧状態を保持したま ま、 冷却位置 Eに回転搬送する。

そして、 この冷却位置 Eで冷却媒体配管 2 4カゝら冷却媒体である冷却水を熱溶着部材 2 ₃の中空部 2 3 aに供給して冷却を開始し、 容器排出位置 Fでシールへッド 2 1を上昇さ せるとともに、 ヒートシールが完了した容器 1 0を排出する。

こうして蓋材供給位置 Bから容器排出位置 Fまで回転搬送する間で、 1つの容器のヒー トシールが完了するが、 シールへッド 2 1を容器排出位置 Fから加熱位置 Dに戻す間に、 Gの位置などで冷却媒体の排出や次のヒートシールに必要な高周波誘導加熱を行うように する。

このようなロータリ式の搬送機構と組み合わせたヒートシール装置 4 0によれば、 シー ルへッドを押圧した状態を保持したまま冷却してヒートシールを終わることができ、 高速 で連続的にヒートシールすることが可能となり、 例えば、 従来のヒートシールの速度が毎 分 2 0〜3 0個であるのに比べ、 'このヒートシール装置 4 0によれば、 毎分 6 0 0個程度 の高速シールを行うことが可能となる。

第 4図はヒートシー 置の他の実施の形態に力かる概 B 冓成図、 第 5図は第 4図の実施の形態 の概略縦断面図である。

ヒートシールするヒートシーノ V¾置 2 0は、 第 4図および第 5図に示すように、 装置フレーム 1

2 1の上部下面に取り付けられるシールへッド 1 2 2を備えている。

このシールへッド 1 2 2は、 シールへッド本体 1 2 3を備えており、 このシールへッド本体 1 2

3が円筒状の中心咅 才 1 2 3 aと、 外周の環状の環状咅附 1 2 3 bとでネ冓成され、 装置フレーム 1

2 1に同心状に取り付けることで、 中心音附 1 2 3 aと環状き附 1 2 3 bとの環状の溝 1 2 3 cが 容器 1 0のフランジ咅 1 1 aの形状と同一の蓋材 1 2のヒートシーノ 1 2 aの形状に対応した形 状のリング状の溝が形成されてレ、る。 このシールへッド本体 123の環状の溝 123 cには、容器 10のフランジ部 11 aの形状であ るヒートシーノ 1512aの形状に沿うように形成し fdJ口熱リング体 124が取り付けてある。 この加熱リング体 124は、 が開口した横断面がコ字状のリング膨状とされ、 上部両端に 外側に突き出すフランジ 124 aカ岍城され、 シールへッド本体 123の下端面に形成された段差 部にフランジ 124aが当てられて加熱リング体 124の溝底部 124bが下方に露出するように 配置され、 円板状およびリング状の ί甲え板 123d, 123 eで挟むようにして取り付けてある。 これにより、 装置フレーム 121、 シールへッド本体 123、 カロ熱リング体 124でリンク状の空 間が形成される。

また、 このカロ熱リング体 124の溝底部 124 bは、 中空状とされて中空体を構 るようにし てあり、 この中空部 124 cが?^！]媒体、 例えば冷却水の流路とされ、 複数個の冷却媒体給排ロ 1 24 d力 S設けられ、 図示例では 2個対角位置に設けられてそれぞれに !]媒体配管 125力 S接続さ れて冷却媒体がレ、ずれからも供給 ·排出できるようにしてある。

このような加熱リング体 124は高周麵導加熱によって加熱可能な材料で形成され、 例えば金 属製としてある。

また、 シールへッド 122のシーノレへッド本体 123とカロ熱リング体 124とのリング状の空間 には、 高周麵導加熱コイル 126力 己置されて両側;^磁気遮蔽板 127で挟まれている。 この高 周麵導加熱コイル 126は、 例えば水平方向および垂鼓向に複数卷きとして構成され、 離の 給截附 （フィーダ） 128 aを介して高周波発振機 128と接続されるようになっている。 この 高周?麵導加熱コイル 126は中空状とされ、 内部に冷却媒体、 例えば !]水が図示しない 鹏 体配管を介して供給 ·排出できるようにしてある。

このようなシールへッド 122と対向して装置フレーム 121の下方には、 容器支持部 iォ 129 が設けられ、 容器 10の容器本体 11のフランジ咅 I 1 aの下面を支持するようになっている。 このヒートシ一ノ 置 20では、 容器支持き附 129で支持され、 内 が充填された容器本体 11に蓋材 12がネ皮せられ、 容器本体 11のフランジ部 11 aと蓋材 12のヒートシーノ V¾512 a と力 S重ねられたのち、 容器支蹄附 129とシールへッド 122とで押圧できるように昇降押圧機 構 13◦が設けてある。

この昇降押圧 #冓 130は、 装置フレーム 121の底部に取り付けたエアシリンダ 131を介し て容器支持き附 129が取り付けてあり、容器支持き附 129を上昇し、 さらにロッドを伸張する ことで、 容器支辦附 129とシーノレへッド 122とで容器本体 11のフランジ部 11 aに重ねら れた蓋材 12のヒートシール部 12 aを押圧できるようにしてある。 なお、 容器本体 1 1のフランジ部 1 1 aに重ねられた蓋材 1 2のヒートシーノ 1 2 aの押圧を 容器支持き附 1 2 9を昇降して行う^に限らず、 シールへッド 1 2 2を昇降させて行うように構 成しても良い。

次に、 このように構成したヒートシーノ 置 2 0の動作とともに、 容器のヒートシール 去につ いて、 説明する。

通常、 このようなヒートシーノ 置 2 0は、容器 1 0の充填ラィンに設けられ、 内容物を容器本 体 1 1に充填後、 蓋材 1 2を被せてヒートシールすることで ¾H "る高速連; などに好適に用 レヽられる力 ここでは、 単体の容器のヒートシールを例に説明する。

容器支¾¾附1 2 9でフランジ部 1 1 a力 S支持された容器本体 1 1に内^)力 S充填された後、 容 器本体 1 1に蓋材 1 2がネ皮せら;τて容器本体 1 1のフランジ部 1 1 aと蓋材 1 2のヒートシーノレ部 1 2 aとが重ねられるとともに、蓋材 1 2の落し ¾¾ 1 2 bが織本体 1 1のへッドスペース内に 突き出すように装着され、 ヘッドスペース量を小さくしている。 なお、 蓋材として通常の平板状の 落し歸のない形状のヒートシ一/ などの:^には、 第 4図および第 5図に示すように、 容器本 体 1 1のフランジ部 1 1 aと蓋材 1 2のヒートシー 1 2 aとを重ねるように被せる。

この蓋材 1 2の装着と並行してシールへッド 1 2 2では、 高周?麵導加熱コイル 1 2 6に糸 材 1 2 8 aを介して高周波発 1 2 8から高周波麝巟を流すことで、カロ熱リング体 1 2 4の溝底 ¾ 1 2 4 bの表面を加熱する。 この高周麵導カロ熱コィノレ 1 2 6による力 P熱は、 高周?麵導カロ熱に よるもので、 高周波電流によってできる高周波 11¾が¾¾»であるカロ熱リング体 1 2 4を貫通し て非常に密度の高レ、うず電流を誘導し、 これによつて加熱リング体 1 2 4の溝底部 1 2 4 bの表面 力幼口熱されることになる。

このシールへッド 1 2 2の加熱リング体 1 2 4の加熱 は、 ヒートシールによって溶着される 容器 1 0を構成する容器本体 1 1および蓋材 1 2を溶着して密封できる温度であれば良く、容器本 体 1 1および蓋材 1 2の材料によつて適宜決定して通電時間を するなどして 制御力 S行われ る。 なお、 通常、 ヒートシールに必要な 、 例えばポリエチレンテレフタレート樹脂で蓋材を成 形した ^蓋材を積層構造とし内面シーラント材としてポリプロピレン （p p) 樹脂を用いた場 合などは 1 8 0〜2 2 0°Cとされる。

こうしてヒートシールに必要な まで加熱リング体 1 2 4力幼口熱されたシールへッド 1 2 2に、 昇降押圧ネ幾構 1 3 0のエアシリンダ 1 3 1を操作して、 容器支；^附 1 2 9で支持され蓋材 1 2が 被せられた容器本体 1 1のフランジ部 1 1 aと蓋材 1 2のヒートシーノ 15 1 2 aを重ねた状態で上 昇させて押し付ける。 すると、 シールへッド 1 2 2の加熱され fd]ロ熱リング体 1 2 4はフランジ部 1 1 aおよびヒート シーノ 1 2 _aの形状に沿った形状 —j に形成してあるので、 ヒートシールに必要な部分 のみが加熱 ·押圧され、 所定 でヒートシールが行われる。

そして、 このヒートシ一 / ¾置 2 0による力 D ¾7令却工程およびこれらの状態での ί ^変化は、 第 6図に示すように、 カロ熱リング体 1 2 4力 S所定 ί踏まで加熱された後、 例えば 1 8 0°Cに加熱され た後、 高周波発 1 2 8によるカロ熱を停止し、 昇降押圧潘冓 1 3 0による押圧状態のみが麟さ れる。

このシールへッド 1 2 2によるカ卩熱では、 力卩熱リング体 1 2 4の形状および盖材 1 2の落し ¾^ 1 2 bを備える形状によって蓋材 1 2の中;^ ¾ (落し ¾¾ 1 2 b) が直働口熱されることがなく、 フランジ部 1 1 aおよびヒートシ一ノ 2 aだけを直 ¾¾ロ熱することで、 高温でヒートシールし ても容器本体 1 1のへッドスペース内の気体の B彭張を ¾Λ抑えることができるとともに、 蓋材 1 2 の伸びを押えて、 これらの影響による密封不良を防止することができる。 なお、 蓋材 1 2力 \ 第 4 図および第 5図に示すように、 平板状であっても中; が直接加熱されることが防止される。 また、 カロ熱リング体 1 2 4力 S横断面コ字状のリング、 に形成してあるので、 薄肉で熱容量が小 さく、 水平方向おょぴ垂 向にそれぞ 复数巻とした高周 導加熱コイル 1 2 δで、 短時間に 高温まで加熱することができ、 通電を停止した後の ¾g低下も小さく、 所定? 維持することがで き、 ヒートシールに必要な時間加熱リング体 1 2 4を押し付けて ることで密 Ml"ることがで さる。

こうしてシールへッド 1 2 2の加熱リング体 1 2 4による 容着が力卩熱リング体 1 2 4を保持す ることで行われた後、 カロ熱リング体 1 2 4を蓋材 1 2のヒートシーノ 1 2 aに押し付けた状態の まま加熱リング体 1 2 4の中 S¾U 2 4 cで構成された冷却媒#¾路に設けられた 絲合排口 1 2 4 dの 1つを供給口とし、 もう 1つを 出口として^某体配管 1 2 5を介して^ P媒体とし て冷却水を供給して強制的に^ ¾を行い、 所定 まで冷却された後、 容器支持音附 1 2 9を昇降 押圧機構 1 3 0で下降させることで、 1つの容器 1 0のヒートシールが完了する。 なお、 容器 1 0 の下降後も所定 まで加熱リング体 1 2 4の^ *P力 纖され、 さらに後财る水切り力 S行われる (第 6図参照） 。

これにより、 ヒートシールのための加謝½を高くして加熱時間を^ るなどしても、 シーノレ へッド 1 2 2の加熱リング体 1 2 4を冷却して押圧を終えるため、 シールへッド 1 2 2の加熱リン グ体 1 2 4の表面などに蓋材 1 2 (のヒートシール用フィルムなどの 才） がくつつくことを防止 でき、 高速かつ安定的なヒートシールを行うことができる。 また、 加熱リング体 1 2 4力 艇状で 薄肉のため、 熱容量が小さく、 短時間に冷却することができる。 第 8図は加熱リング体の他の実施形態を示す。

第 8図の加熱リング体 2 2 4におレ、て図 5の加熱リング体と同一構成要素は同一符号で示しその 説明を省略する。

この加熱リング体 2 2 4は上下に 2分割されており、 上側部分 2 2 4 aは中心き附 1 2 3 aと 一体に合 )¾¾f脂、 たとえば P E EK (ポリエーテノレエーテノレケトン） 樹月旨などで滅し、 下側部分 2 2 4 bを金属製とし、 これらの間隙部 2 2 6に冷却媒体を供糸^ Tるようになっている。 上側部分 2 2 4 aと下側部分 2 2 4 bとの間は Oリング 2 2 7によりシーノレされている。 船 2 2 8はブラ ンクプラグ、 2 2 9は加熱リング ί材甲え眘附である。

このようなヒートシーノ 置 2 0によれば、従来、鎌容着しにくレ、とレヽわれてレ、る材料、例えば、 ポリエチレンテレフタレート、 ポリエチレンナフタレートなどのポリエステノレ樹脂やナイロンなど のポリアミド樹脂とレ、つた比較的融点の高レ、樹脂を蓋材として用！/、てもヒートシールすることが可 能となり、 適用できる材料の範囲を大幅に拡大することができる。 カロえて、 蓋材の厚さを厚くする こともでき、 例えば射出成形によって形成される 蓋などにも適用可能となる。 そして、 このよ うな蓋材の材料を変更した ¾ ^でも、 所定 まで加熱リング体 2 4を加熱後、 通電を停止したま ま、 冷却開始までの時間、 カロ熱リング体 1 2 4の押圧状態を ί嫌することで、 その材料に必要な熱 溶着 および時間を確保することができる。

また、 シーノレへッド 1 2 2の少なくともカ卩熱リング体 1 2 4の蓋材 1 2のヒートシーノ β 1 2 a と接する表面に、 第 5図中に拡大して示すように、 蓋材 1 2のヒートシール部 1 2との 容着を防 止する材料、 例えばフッ素系樹脂やポリイミドなどを被覆した被 l 2 4 eを形成しておくこと で、 蓋材 1 2がくつつくことを一層完全に防止することができる。

一方、 次の容器のヒートシールに備えるため、 加熱リング体 1 2 4の中空部 1 2 4 cに供給して いた冷却媒体を図示しない^ P媒 出手段を設けて排出することで、 簡単に水切りができ、 次の カロ熱の際に中空部 1 2 4 c內の冷却水を加熱する必要がなく、 容易力つ短時間に加熱リング体 1 2 4を加熱できるようにしても良い。

この冷却媒脚出手段としては、 冷却媒翻 S管 1 2 5に、 例えば切換弁を設けて冷却媒体よりも 熱容量の小さい流体、 例えば i£宿した空気を供給可能とし、 冷却媒体を加熱リング体 1 2 4の中空 咅 1 2 4 c力 排出回収すると同時に空気で置 ί奐するようにする。

これにより、 齊 容着咅附 1 2 3の中^ 1 2 3 a内の冷却媒体としての？^！]水に比べ、 熱容量の 小さレヽ空気と置換することで、 カロ熱時間を短 »ることが可能となり、 ヒートシールの高速化を図 ることができる。 さらに、 シールへッド 1 2 2の []後、 次のヒートシールまでの加熱を一層短時間にできるよう にするため、 シールへッド本体 1 2 3の加熱リング体 1 2 4に纖して ¾¾親手段を構)^る電 気ヒータを設置しておき、 蓋材 1 2のくつっきを防止できる^ ¾まで?^ ¾した後、 これ以上 が 低下しないように 制御するようにし、 カロ熱 · ί^¾1を行う^^範囲の »となる? S 範囲 の最低 を することが望ましい。

これにより、 シールへッド 1 2 2の加熱リング体 1 2 4を高周雌導加熱コイル 1 2 6によって 高周麵導加熱を行う:^でも、 すでにヒートシールに必要な最低?踏まで ^段を構 る電気ヒータなどで^ が 寺されるので、 この ¾ 範囲の最低 を基準 （*口熱開始 ) とし て加熱すれば良く、 一層短時間に加熱リング体 1 2 4をヒートシール まで加熱することができ る。

さらに、 次の容器のヒートシールを終えた後、カロ熱リング体 1 2 4を冷却する に、冷却媒体 の供給を異なる冷却媒体給排ロ 1 2 4 d力、ら供給し、 排出するようにすることで、加熱リング体 1 2 4の P媒体の入口部分の が低くなり、 冷却媒体の出口部分の が高くなることを防止で き、 カロ f ^令却を繰り返しても均一に^ ¾Pすることができる。 これにより、 その後の加熱によるカロ熱 リング体 1 2 4の も均一にでき、 安定した品質でヒートシールを行うことができる。

なお、上記実施の形態では、力！]熟リング体 1 2 4に 2つの Ρ媒体給排ロ 1 2 4 dを対角位置に 設けてあり、 容器 1 0が変わるごとに交互に 媒体の供給口と排出口にして冷却するようにして レ、るが、冷却媒体給排ロをさらに多く設け、順番に供給口と排出口に変えて冷却するようにしたり、 カロ熱リング体 1 2 4の各部の混度を検出するなどで温度分布が生じないように変えるなどランダム な位置から供給し、 排出するようにしても良い。 さらに、 冷却媒体の供給を複娄媳所から同時に行 い、 複議所や一箇所から排出するようにしたり、 1箇所から供給し、 複麵所から排出するよう にしても良い。

なお、 上記実施の形態では、 織としてカップ状の容器本体に落し歸を備えた蓋材ゃ平坦な蓋 材を被せて構成する ¾ ^を例に説明したが、 これに限らずトレイ状など他の形状の容器本体と蓋材 であっても良い。

また、 上記の実施の形態では、 容器のヒートシール時、 シールヘッドまた « 器支稱附のレ、ず れかが昇降して容器をヒートシールすることを説明したが、 上記難の形態で説明したものとは逆 の容器支持杳附またはシールへッドを昇降させてヒートシーノレすることもできる。

また、蓋材の材質ゃ加聽件などによっては、 麒体の供給を省略することもでき、この 、 ヒートシール工程全体の時間を織宿したり、カロ熱時間を多めにとることも可能である。 また、 容器に充填する内糊としては、 高速連続でのヒートシールが可能であることから、 従来 から^!缶や P E Tボトルなどに充填されている飲料などを充填して高速シールするようにしても 良く、 その他固 «Iを含む調理食品や粘調性のある食品などを充填して高速シールするようにして も良い。 産業上の利用可能性

本発明によれば、 容器のヒートシール方法および装置として適用することができ、 特に 紙や合成樹脂の力ップ状などの容器本体にフィルム状の蓋材をヒートシールする場合に、 高速かつ安定的にヒートシールを実施することができる。

Claims

請求の範囲

1 . 容器の開口部に設けられたフランジ部に蓋材を熱溶着してシールするに際し、 前記容器のフランジ部の形状に形成されたシールへッドを高周波誘導加熱し、 この加熱 されたシールへッドを押圧して蓋材を溶着するようにしたことを特徴とする容器のヒート シール方法。

2 . 前記シールへッドを加熱し押圧したまま、 当該シールドへッドを冷却するようにした ことを特徴とする請求項 1記載の容器のヒートシール方法。

3 . 前記シールへッドの冷却を、 当該シールへッド内に冷却媒体を供給して行うようにし たことを特徴とする請求項 2記載の容器のヒートシール方法。

4 . 容器の開口部に設けられたフランジ部に蓋材をシールへッドを介して熱溶着してシー ルするに際し、

前記シールへッドは、 前記容器のフランジ部の形状に沿うように形成された加熱リング 体と、

この加熱リング体の内側に磁気遮蔽板を介して設けられる高周波誘導加熱コイルとを備 え、

この高周波誘導加熱コイルで前記加熱リング体を高周波誘導加熱し、 この加熱リング体 を押圧して前記蓋材を溶着するようにしたことを特徴とする容器のヒートシール方法。

5 . 前記加熱リング体が所定温度まで加熱された後前記高周波誘導加熱コイルへの通電を 停止し、 所定時間当該加熱リング体で押圧保持するようにしたことを特徴とする請求項 4 記載の容器のヒートシール方法。

6 . 前記加熱リング体で押圧したまま、 当該加熱リング体を冷却するようにしたことを特 徴とする請求項 4または 5記載の容器のヒートシール方法。

7 . 前記加熱リング体の冷却を、 当該加熱リング体を中空体としてその内部に冷却媒体を 供給して行うようにしたことを特徴とする請求項 6記載の容器のヒートシール方法。

8 . 前記冷却媒体の供給冷却を、 前記加熱リング体の中空部に複数個の冷却媒体給お 口を 設け、 異なる冷却媒体給排口から順番またはランダムに給排して行うようにしたことを特 徴とする請求項 7記載の容器のヒートシール方法。

9 . 容器の開口部に設けられたフランジ部に蓋材を熱溶着してシールするシールへッドを 備えた容器のヒートシール装置であって、

シールへッド本体に設けられ前記フランジ部の形状に形成した熱溶着部材と、 前記シールへッド本体に設けられ前記熱溶着部材を高周波誘導加熱する高周波誘導加熱 コイルと、 を備えることを特徴とする容器のヒートシール装置。

1 0 . 前記熱溶着部材に、 蓋材へ押圧したまま冷却し得る冷却媒体流路を設けてなること を特徴とする請求項 9記載の容器のヒートシール装置。

1 1 . 前記熱溶着部材の前記蓋材との押圧面に、 非溶着部材を被覆してなることを特徴と する請求項 9または 1 0記載の容器のヒートシール装置。

1 2 . 前記熱溶着部材に、 前記盞材を冷却後に前記冷却媒体流路内の冷却媒体を排出し得 る冷却媒体排出手段を設けたことを特徴とする請求項 1 0または 1 1記載の容器のヒート シール装置。

1 3 . 前記シールヘッド本体に、 前記熱溶着部材の加熱温度を保持し得る温度保持手段を 設けたことを特徴とする請求項 9〜 1 2のいずれかに記載の容器のヒートシール装置。

1 4 . 容器の開口部に設けられたフランジ部に蓋材を載せ、 シールヘッドを加熱押圧して 蓋材を熱溶着してシールする容器のヒートシ一ル装置であって、

前記シールへッドに設けられ前記フランジ部の形状に沿うように形成された加熱リング 体と、

この加熱リング体の内側に、 磁気遮蔽板に挾持されて設けられる複数巻きの高周波誘導 加熱コイルと、 を備えることを特徴とする容器のヒートシール装置。

1 5 . 前記シールへッドの加熱リング体を、 中空体としてその内部に前記蓋材へ押圧した まま冷却し得る冷却媒体流路を設けるとともに、 この冷却媒体流路に冷却媒体の給排位置 を変更し得る複数個の冷却媒体給排ロを形成してなることを特徴とする請求項 1 4記載の 容器のヒートシール装置。

1 6 . 前記加熱リング体の前記蓋材との押圧面に、 非溶着部材を被覆してなることを特徴 とする請求項 1 4または 1 5記載の容器のヒートシール装置。

1 7 . 前記加熱リング体に、 前記蓋材を冷却後に前記冷却媒体流路内の冷却媒体を排出し 得る冷却媒体排出手段を設けたことを特徴とする請求項 1 5または 1 6記載の容器のヒー トシール装置。

1 8 . 前記シールヘッドに、 前記加熱リング体の加熱温度を保持し得る温度保持手段を設 けたことを特徴とする請求項 1 4〜1 7のいずれかに記載の容器のヒートシール装置。