WO2008114338A1

WO2008114338A1 - 臭測定システム

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Publication number: WO2008114338A1
Application number: PCT/JP2007/053463
Authority: WO
Inventors: Yoshifumi Uchise; Hayato Koguchi
Original assignee: Hanshin Electric Co., Ltd.
Priority date: 2007-02-20
Filing date: 2007-02-20
Publication date: 2008-09-25

Abstract

本発明は、携帯電話機またはパーソナルコンピュータ(11)のメディアポート(111)に装着して動作する臭センサユニット(12)により、アルコールまたは口臭等の臭いを測定および解析する臭測定システムに関するものである。臭センサユニット(12)は、携帯電話機等に設けられている通常のメディアポートに接続できるような構造になっている。臭センサ部(121)は、アルコールの臭いまたは口臭を測定できる。記憶部(124)には、アルコールを飲んだ際に発生する臭いに基づく臭データ等、あるいは各種臭データの良否を判定するレベルが記憶されている。また、前記記憶部(124)には、臭検査用プログラム、およびパーソナルコンピュータまたは携帯電話機(11)との通信を行うメディアプロトコルが記憶されている。制御部(123)は、接続部(13)から電源が供給されることにより、前記臭検査用プログラムを動作させるとともに、臭データを測定させる。前記測定されたデータは、臭センサユニット(12)の記憶部(124)に記憶され、携帯電話機からのデータ読出しにより携帯電話機に伝達され、解析された結果を表示部(125)に表示される。

Description

明細書臭測定システム技術分野

本発明は、携帯電話機、ラップトップパーソナルコンピュータ、またはデスクトップパーソナルコンピュータ（以下、単にパーソナルコンピュータと記載する）のメディアポートに装着して動作する臭センサユニットにより、ァノレコールまたは口臭等の臭いを測定および解析を行う臭測定システムに関するものである。背景技術

臭センサュニットを内蔵した携帯電話機、または臭いやアルコール等を測定して表示する臭測定装置は、既に、種々巿場に供給されている。その他に、特開

2006 - 21 7485号公報に記載されている携帯電話機に着脱自在な測定器は、臭センサによって得られたデータを携帯電話機にインストールされたアプリケーシヨンプログラムによって処理した後、表示部で結果を表示している。また、特開 2006— 7 5447号公報の携帯ヘルスチェック装置およびそれを用いた呼気分析サービス方法は、携帯電話機にインストールしたアプリケーションプログラムによつて臭データを処理し、表示部で表示している。

しかしながら、専用の臭測定装置は、機種が限定され、また、前記臭測定装置の機種の買い替えが必要で、目的に合った機能を得られないリスクが大きい。また、専用の臭測定装置は、表示部、操作部、電池等が必要であり、小型化、および低価格を同時に達成することが困難であった。

携帯電話機またはパーソナルコンピュータを使用した臭測定装置は、臭センサユニット側に電源を持つと、携帯電話機と比較して大型になるという問題を有していた。また、前記臭測定装置は、携帯電話機の電源を使用する場合、携帯電話機に接続するだけで、電源を消費してしまい、電話をかける際に電池切れになる恐れがあった。

以上のような課題を解決するために、本発明は、臭センサユニットを小型化するとともに、携帯電話機またはパーソナルコンピュータの電源を節約できる臭測定システムを提供することを目的とする。発明の開示

上記目的を達成するために、本 ¾明の第 1の発明の臭測定システムは、パーソナルコンピュータまたは携帯電話機におけるメディアポートに接続できる接続部と、臭を測定できる臭センサ部と、臭データ、臭検査用プログラム、およびパ —ソナルコンピュータまたは携帯電話機との通信を行うメディアプロトコルが格納されている記憶部と、前記接続部から電源が供給されることにより、前記臭検査用プログラムを動作させるとともに、臭データを前記臭センサ部に測定させる制御部とから少なくとも構成される臭センサュニットと；

前記臭センサュニットの接続部に接続するメディアポートと、前記メディアポートおょぴ前記臭センサユニットの接続部を介して、前記臭センサユニットに電源を供給する電源供給部と、前記臭センサュニットと通信を行うメディアプロトコル、オペレーションシステム、および前記臭センサユニットで測定した臭データを基にして臭データを解析するアプリケーションプログラムが格納されている記憶部とを少なくとも備えているパーソナルコンピュータまたは携帯電話機と；

からなることを特徴とする。

本発明の第 2の発明の臭測定システムは、パーソナルコンピュータまたは携帯電話機におけるメディアポートに接続できる接続部と、臭を測定できる臭センサ部と、臭データ、臭検査用プログラム、およびパーソナルコンピュータまたは携帯電話機との通信を行うメディアプロトコルが格納されている記憶部と、前記接続部を介して、前記メディアプロトコルにより臭検査起動指示を臭センサュ- ットの記憶部に記憶させることにより、前記臭検査用プログラムを動作させるとともに、臭データを前記臭センサ部に測定させる制御部とから少なくとも構成される臭センサュニッ 'トと；

前記臭センサュニットの接続部に接続するメディアポートと、前記メディアポートおよび前記臭センサュニットの接続部を介して、前記臭センサュニットに電源,を供給する電源供給部と、前記臭センサユニットと通信を行うメディアプロトコル、オペレーションシステム、および前記臭センサユニットで測定した臭データを基にして臭データを解析するアプリケーションプログラムが格納されている記憶部とを少なくとも備えているパーソナルコンピュータまたは携帯電話機と；

からなることを特徴とする。

本発明の第 3の発明の臭測定システムは、パーソナルコンビュタまたは携帯電話機におけるメディアポ一トに接続できる接続部と、臭を測定できる臭センサ部と、臭データ、臭検査用プログラム、およびパーソナルコンピュータまたは携帯電話機との通信を行うメディアプロトコルが格納されている記憶部と、前記接続部から電源が供給され、かつ、前記メディアプロトコルにより臭検査起動指示を臭センサュニットの記憶部に記憶させることにより、前記臭検査用プログラムを動作させるとともに、臭データを前記臭センサ部に測定させる制御部とから少なくとも構成される臭センサュニットと；

前記臭センサュニットの接続部に接続するメディアポートと、前記メディアポートおよび前記臭センサュニットの接続部を介して、前記臭センサュュットに電源を供給する電源供給部と、前記臭センサュニットと通信を行うメディアプロトコル、オペレーションシステム、および前記臭センサユニットで測定した臭データを基にして臭データを解析するアプリケーションプログラムが格納されている記憶部とを少なくとも備えているパーソナルコンピュータまたは携帯電話機と；

からなることを特徴とする。

本発明の第 4の発明の臭測定システムにおいて、上記第 1発明から第 3発明の臭センサュニットにおける記憶部、あるいはパーソナルコンピュータまたは携帯電話機における記憶部には、新たな臭いの測定値、臭規定レベル、過去の臭測定値、測定日時が記憶されることを特徴とする。

本発明の第 5の発明の臭測定システムにおいて、上記第 1発明から第 4発明のパーソナルコンピュータまたは携帯電話機の記憶部には、臭判定結果をグラフによって処理するアプリケーションプログラムが記憶されていることを特徴とする。本発明の第 6の発明の臭測定システムにおいて、上記第 1発明から第 5発明のパーソナルコンピュータまたは携帯電話機の記憶部には、カメラで撮影した画像またはダウンロードした画像を記憶させておき、臭測定結果と判定結果に対応した画像を臭センサュニットに設けられた表示部に表示させるアプリケーションプログラムが記憶されていることを特徴とする。

本発明の第 7の発明の臭測定システムにおいて、上記第 1発明から第 5発明のパーソナルコンピュータまたは携帯電話機の記憶部には、カメラで撮影した画像またはダウンロードした画像を記憶させておき、臭測定結果と判定結果に対応した画像をパーソナルコンピュータまたは携帯電話機に設けられた表示部に表示させるアプリケーションプログラムが記憶されていることを特徴とする。

上記本発明の臭測定システムによれば、臭センサユニットは、パーソナルコンピュータまたは携帯電話機から電源が供給されるようになっているため、小型で安価なものとなる。また、. 前記臭センサユニットは、前記パーソナルコンビュータまたは携帯電話機から電源が供給されない限り、動作することがないため、無駄なエネルギーを消費することがない。

上記本発明の臭測定システムによれば、前記パーソナルコンピュータまたは携帯電話機からメディアプロトコルを介して、臭センサュニットにおける記憶部に臭検査起動指示が記憶されることにより動作を開始するようになっているため、無駄なエネルギーを消費しないだけでなく、臭センサュニットを小型で安価に作製できる。

上記本発明の臭測定システムによれば、前記パーソナルコンピュータまたは携帯電話機を介して、臭センサュニットの記憶部に臭検査起動指示が記憶部に記憶され、かつ、電源供給部から電源が供給されたことにより動作を開始するようになっているため、無駄なエネルギーを消費しないだけでなく、臭センサュニットを小型で安価に作製できる。

上記本発明の臭測定システムによれば、メディアプロトコルを使用することで、臭データ等の記憶、演算処理、あるいは表示をパーソナルコンピュータまたは携帯電話機、あるいは臭センサュュットのいずれにおいてもできるようにすることができる。

上記本発明の臭測定システムによれば、臭判定結果を各種グラフ、あるいは画像の変化等によって楽しく表示することができる。図面の簡単な説明

第 1図は、本発明の第 1の実施例に係る臭測定システムの概略を説明するためのプロック構成図である。

第 2図は、本発明の第 1の実施例において携帯電話機を使用した場合の動作を説明するためのフローチャートである。

第 3図は、本発明の第 2の実施例に係る臭測定システムの概略を説明するためのプロック構成図である。

第 4図は、本発明の第 2の実施例において携帯電話機を使用した場合の動作を説明するためのフローチャートである。

第 5図は、本発明の第 3の実施例において携帯電話機を使用した場合の動作を説明するためのフローチヤ一トである。

第 6図は、本発明の各実施例におけるアルコール濃度の判定結果を表示部に表示した状態を説明するための図である。

第 7図は、本発明の各実施例におけるアルコール濃度の判定結果及ぴ呼気中のアルコール濃度の推移が判るように表示部に表示した状態を説明するための図である。

第 8図は、本発明の臭測定システムを構成する携帯電話機と臭センサュニットを説明するための図である。

第 9図は、本発明の臭測定システムを構成するラップトップパーソナルコンピュータと臭センサュニットを説明するための図である。発明を実施するための最良の形態

本発明の第 1発明の臭測定システムは、アルコールの臭いまたは口臭を臭センサュニットにおける臭センサ部で測定し、自動車または電車等の運転手に対する運転の適否、または他人に不快感を与えないように注意する目安を得るためのものである。前記臭測定システムは、パーソナルコンピュータまたは携帯電話機と、臭センサユニットとから少なくとも構成されている。前記臭センサユニットは、パーソナルコンピュータまたは携帯電話機におけるメディアポートに接続できる接続部と、臭センサ部と、記憶部と、制御部とから少なくとも構成されている。

前記臭センサュニットにおける接続部は、パーソナルコンピュータまたは携帯電話機に設けられている通常のメディアポ一トに接続できるような構造になつている。臭センサ部は、たとえば、公知の半導体ガスセンサ等により、アルコールの臭いまたは口臭を測定できる。前記記憶部には、アルコールを飲んだ際に発生する臭いに基づく臭データ、臭いの強い各種食品を食べた際に発生する臭データ、あるいは、胃、歯、口等から発生する臭データ、および前記各種臭データの良否を判定するレベルが記憶されている。また、前記記憶部には、臭検査用プログラム、およびパーソナルコンピュータまたは携帯電話機との通信を行うメディァプロトコルが記憶されている。

前記制御部は、前記接続部から電源が供給されることにより、前記臭検査用プログラムを動作させるとともに、臭センサ部をヒートアップする。また、前記制御部は、前記臭検査用プログラムおよび前記臭センサ部に臭データを測定させる。前記測定されたデータは、センサユニットの記憶部に記憶され、携帯電話機からのデータ読出しにより携帯電話機に伝達される。前記パーソナルコンビユータまたは携帯電話機の記憶部に記憶されているアプリケーションプログラムは、前記伝達された臭データを解析する。前記解析された結果は、必要に応じて、前 '記パーソナルコンピュータまたは携帯電話機の表示部または臭センサュニットの表示部等により表示または音により報知される。

前記パーソナルコンピュータまたは携帯電話機は、臭センサユニットの接続部に接続するメディアポートと、電源供給部と、記憶部とを少なくとも備えている。ラップトップコンピュータまたは携帯電話機は、特定の運転手または個人の臭いを解析するものである。デスクトップコンピュータは、多くの運転手等を管理する場合に使用される。前記パーソナルコンピュータまたは携帯電話機は、前記臭センサユニットに電源を供給する電源供給部が備えられており、メディアポ一トおよび前記臭センサュニットの接続部を介して、前記臭センサュニットに供給される。前記記憶部には、少なくとも前記臭センサユニットと通信を行うメディァプロトコル、通常の処理を行うオペレーションシステム、および前記臭センサュニットで測定された臭データを基にして臭データを解析するアプリケーションプログラムが格納されている。前記臭センサュニットおよびパーソナルコンビユータまたは携帯電話機の記憶部に記憶されているデータまたはプログラムは、前記臭センサュニットおよびパーソナルコンピュータまたは携帯電話機のいずれに記憶させるかは任意選択することができる。

前記臭センサュニットは、パーソナルコンピュータまたは携帯電話機から電源が供給されるようになっているため、小型で安価なものとなる。また、前記臭センサユニットは、前記電源が供給されない限り、動作することがないため、無駄なエネルギーを消費することがない。なお、臭センサ部によって得られたデータは、臭データ取込部等によって、パーソナルコンピュータまたは携帯電話機への伝達またはアプリケーションプログラムにおいて演算処理し易いデジタルデータに変換する必要がある。

本発明の第 2発明の臭測定システムは、制御部においてのみ、第 1発明と異なっている。すなわち、前記臭測定システムにおける制御部は、前記接続部を介して、前記メディアプロトコルにより臭検査起動指示を臭センサュニットの記憶部に記憶させることにより、前記臭検査用プログラムを動作させている。前記臭検査用プログラムは、臭センサ部で臭データを測定する。前記測定結果は、一時、臭センサュニットの記憶部に保存された後、前記パーソナルコンピュータまたは携帯電話機に伝達される。前記測定結果は、前記記憶部に保存せずに直接パーソナルコンピュータまたは携帯電話機に送信することもできる。前記パーソナルコンピュータまたは携帯電話機におけるアプリケーションプログラムは、前記送られてきた臭データを基にして記憶部に予め記憶されている臭データと比較し、解析する。前記臭測定システムは、パーソナルコンピュータまたは携帯電話機からの臭検査起動指示により臭センサュ二ットが動作するので、メディアポートと接続部を接続しても、電源が消費されないので、無駄なエネルギーの消費がない。

本発明の第 3発明の臭測定システムは、前記接続部から電源が供給され、かつ、前記メディアプロトコルにより臭検査起動指示を臭センサュニットの記憶部に記憶させることにより、前記臭検査用プログラムが動作する点で、第 1発明おょぴ第 2発明と異なっている。前記臭測定システムは、電源の供給と臭検査起動 ,指示が臭センサユニットの記憶部に記憶されて、初めて制御部が動作するようになっているため、前記臭検査用プログラムの起動を確実にし、かつ、電源の無駄をなくすことができる。

本発明の第 4発明の臭測定システムにおいて、パーソナルコンピュータまたは携帯電話機における記憶部、あるいは、臭センサユニットにおける記憶部には、臭センサュニットで測定した新たな臭いの測定値、臭いの適否を判定する基準となる臭規定レベル、前記臭センサユニットによって予め測定された過去の臭測定値、前記臭センサユニットによって測定された測定日時が記憶されている。前記記憶部に記憶されている各測定値および測定 0時は、被測定者個人の時系列変化を見ることもでき、前記臭いに対する対策を立てることがきる。

本発明の第 5発明の臭測定システムにおいて、前記パーソナルコンピュータまたは携帯電話機における記憶部には、臭いの判定結果をグラフによって処理するプログラムが記憶されており、臭いの程度、基準レベルとの差、どの程度時間が経過すれば、臭いが無くなるか等を一目で判るようにしている。本発明の第 6発明の臭測定システムにおいて、前記パーソナルコンピュータまたは携帯電話機における記憶部には、カメラで撮影した画像を記憶させ、あるいは、インターネットを介してダウンロードした画像を予め記憶させておく。臭いに対する判定結果は、第 5発明のグラフの代わりに、画像の変化によって判るようにして表示部に表示させるプログラムが記憶部に記憶されている。第 6発明は、たとえば、表示部に怒った顔、笑った顏、通常の顔等により、検査の判定が判るため、第 5発明より遊び心があり、楽しみながら、臭いの測定ができる。

本発明の第 7発明の臭測定システムにおいて、パーソナルコンピュータまたは携帯電話機における記憶部には、カメラで撮影した画像、たとえば、自分の顔、恋人の顔、好きな有名人の顔等、あるいは、インターネットを介してダウンロードした好みの顔等を各種画像として記憶させておく。前記臭測定システムによる臭測定結果と判定結某は、前記画像の変化で判るようにしておき、前記画像をパ一ソナルコンピュータまたは携帯電話機に設けられた表示部に表示させるようにする。前記臭センサユニットは、棒状または板状に成形しておき、その端部に携帯ス.トラップを接続する。前記臭センサユニットは、携帯電話機の携帯ストラップのマスコットのようにして常に携行し、必要に応じて、自分の臭いをチェックすることができる。また、臭センサユニットは、棒状または板状からなり、中途部で回動して折り曲げられることにより、コンパクトにして飾り物としての価値を出すようにしてある。前記臭センサユニットは、棒状、板状、これらの折り曲げ状、あるいは、人形（たとえば、アイドル）等の内部に設けるようにすることもできる。 (実施例）

以下、図面に基づいて、この発明の実施例に係る臭測定システムを説明する。まず、第 1の実施例を説明する。

(実施例 1 )

第 1図は、本発明の第 1の実施例に係る臭測定システムの概略を説明するためのプロック構成図である。第 1図において、臭測定システムは、パーソナルコンピュータまたは携帯電話機 1 1と臭センサュニット 1 2から構成されている。前記パーソナルコンピュータまたは携帯電話機 1 1と臭センサユニット 1 2は、 _;前記パーソナルコンピュータまたは携帯電話機 1 1のメディアポート 1 1 1と臭センサュニット 1 2の接続部 1 3とが接続され、電源の供給および臭検査起動指示ができるようになつている。

前記パーソナルコンピュータまたは携帯電話機 1 1は、前記メディアポート 1 1 1以外に、電源供給部 1 1 2と、図示されていない、記憶部、演算処理部等通常の処理機能を備えている。前記臭センサュニット 1 2は、臭センサ部 1 2 1、臭デ.一タ取込部 1 2 2、制御部 1 2 3、記憶部 1 2 4、表示部 1 2 5、および臭センサのヒートアップ部 1 2 6から少なくとも構成されている。

前記臭センサ部 1 2 1は、公知のもので、たとえば、半導体ガスセンサ等を使用し、アルコールの臭い、口臭等を測定できるものである。前記臭センサ部 1 2 1によって測定されたデータは、臭データ取込部 1 2 2によりアナログデータをデジタルデータに変換して、制御部 1 2 3で処理を行う力パーソナルコンビユータまたは携帯電話機 1 1側に送信され、処理される。前記記憶部 1 2 4は、臭検査用プログラムが予め記憶されている。また、前記記憶部 1 2 4は、前記臭センサ部 1 2 1によって測定された臭データおよび臭の基準となるデータが記憶される。

前記制御部 1 2 3は、パーソナルコンピュータまたは携帯電話機 1 Γの電源供給部 1 1 2から電源が前記メディアポート 1 1 1および接続部 1 3を介して臭センサュニット 1 2に供給された場合、臭検査用プログラムを起動させるとともに、臭データを測定する。前記臭センサ部 1 2 1は、人の吐いた空気により、臭いの程度が測定される。前記制御部 1 2 3は、前記臭センサ部 1 2 1で測定され、臭データ取込部 1 2 2によりデジタルデータに変換された臭データを前記臭検查 •用プログラムによって、予め記憶部 1 2 4に記憶されている基準となるデータと比較して、臭いの程度を表示部 1 2 5に表示することができる。また、前記臭データは、パーソナルコンピュータまたは携帯電話機 1 1に送信され、アプリケーシヨンプログラムによって解析することもできる。

第 2図は本 ¾明の第 1実施例において携帯電話機を使用した場合の動作を説明するためのフローチャートである。第 1図および第 2図において、携帯電話機 1 1は、臭センサュニット 1 2がメディアポート 1 1 1および接続部 1 3を介して接続され、電源供給部 1 1 2から電源を臭センサュニット 1 2における記憶部 1 2 4に記憶することで、臭いを測定するための準備を始める（ステップ 2 1 1、 2 1 2 ) 。

制御部 1 2 3は、携帯電話機 1 1の電源供給部 1 1 2から電源が供給されたことにより、記憶部 1 2 4に記憶されている臭検査用プログラムを起動させる (ステップ 2 1 3 ) 。前記制御部 1 2 3は、電源の供給により臭センサ部 1 2 1 がヒートアップされたか否かを調べる（ステップ 2 1 4 ) 。前記制御部 1 2 3は、前記臭センサのヒートアップ部 1 2 6によって臭センサ部 1 2 1がヒートアップされていないと判断した場合、所定時間が経過してから臭い測定を開始する（ステツプ 2 1 5 ) 。前記制御部 1 2 3は、前記臭センサのヒートアップ部 1 2 6によって臭センサ部 1 2 1がヒートアップされていると判断した場合、臭データの測定を開始する（ステップ 2 1 6 ) 。

前記制御部 1 2 3は、前記臭センサ部 1 2 1で臭いが測定されたか否かを調ベる（ステップ 2 1 7 ) 。前記制御部 1 2 3は、前記臭センサ部 1 2 1で臭いが測定されたと判断した場合、前記臭測定データを一旦記憶部 1 2 4に記憶させる (ステップ 2 1 8 ) 。前記制御部 1 2 3は、前記臭センサで測定された臭測定データと予め基準値が記憶された臭データとを比較する演算を行う（ステップ 2 1 9 ) 。前記制御部 1 2 3は、前記演算結果を表示部 1 2 5に表示おょぴまたは音で報知する（ステップ 2 2 0 ) 。前記表示部 1 2 5に表示された内容は、所定時間後に電源が自動的に切られ、処理が終了する（ステップ 2 2 1、 2 2 2 ) 。前記ステップ 2 1 7において、前記制御部 1 2 3は、所定の値以下の臭いしか測定できない場合、電源を自動的に切った後、検査を終了する（ステップ 2 2 3、 2 2 2 ) 。なお、携帯電話機 1 1と臭センサュニット 1 2の間におけるデータのやりとりは、両者の記憶部に記憶されているメディアプロトコルを基にして行われる。

(実施例 2 )

第 3図は、本発明の第 2の実施例に係る臭測定システムの概略を説明するためのブロック構成図である。第 3図は本発明の第 2実施例で、臭測定システムの概略を説明するためのブロック構成図である。第 3図において、第 2実施例のパ一ソナルコンピュータまたは携帯電話機 i丄は、臭センサュニット 1 2からの判断結果がパーソナルコンピュータまたは携帯電話機 1 1側の表示部 1 1 3により表示される点、およぴ臭検查用プログラムが記憶部 1 2 4に記憶されることにより臭測定が開始される点で第 1実施例と異なっている。すなわち、第 2実施例は、臭センサュュット 1 2をパーソナルコンピュータまたは携帯電話機 1 1に接続した後、検査起動指示を臭センサユニットの記憶部記憶させるてから、初めて起動するようになっている。

第 4図は本発明の第 2実施例において携帯電話機を使用した場合の動作を説明するためのフローチャートである。第 4図において、制御部 1 2 3は、電源が供給された（ステップ 4 1 3 ) 後、記憶部 1 2 4に検査起動指示が臭センサュニットに記憶されたか否かを調べる（ステップ 4 1 4 ) 。第 2実施例は、その後第 1実施例と同じステシプを進み、演算結果をメディアプロトコルを使用して携帯電話機 1 1側に送信する（ステップ 4 2 1 ) 。前記携帯電話機 1 1に送信された臭データは、携帯電話機 1 1のアプリケーションプログラムによってグラフまたは画像処理された後、表示部 1 1 3に表示される（ステップ 4 2 2 ) 。その後、携帯電話機 1 1の電源は、切られ処理を終了する（ステップ 4 2 3、 4 2 4 ) 。前記ステップ 4 1 4において、臭検查用プログラムがない場合、および前記ステップ 4 1 8において、臭いが測定できない場合、電源を切り、処理を終了する (ステップ 4 2 5、 4 2 4 ) 。

(実施例 3 )

第 5図は本発明の第 3実施例において携帯電話機を使用した場合の動作を説明するためのフローチャートである。第 3実施例のブロック構成図は、第 2実施例とほぼ同じであるため省略する。第 3実施例は、測定された臭データと基準となる臭データを基にした演算をアプリケーシヨンプログラムによって処理する点、および臭検査用プログラムが記憶部に記憶された場合、およぴ電源が臭センサュニットに供給された場合に臭検査用プログラムが起動する点で第 1実施例および第 2実施例と異なっている。第 5図において、制御部 1 2 3は、電源が臭センサユニット 1 2側に供給されたか否かを調べる（ステップ 5 1 3 ) 。前記制御部 1 2 3は、電源が供給されていると判断した場合、記憶部 1 2 4に検査起動指示が記憶されたか否かを調べる（ステップ 5 1 4 ) 。その後のステップ 5 1 5から 5 1 9までは、第 2実施例と同じである。前記制御部 1 2 3は、接続部 1 3およびメディアポート 1 1 1を介して携帯電話機 1 1に前記測定データを送信する（ステツプ 5 2 0 ) 。前記携帯電話機 1 1に送られてきた測定データは、アプリケーシヨンプログラムによって演算処理される（ステップ 5 2 1 ) 。前記アプリケーシヨンプログラムによって演算処理された演算結果は、表示部 1 1 3に表示される（ステップ 5 2 2 ) 。なお、実施例 1から実施例 3は、処理の一部を互いに変える.ことができる。

第 6図（ 1) から（5)は本発明の各実施例におけるアルコール濃度の判定結果を表示部に表示した状態を説明するための図である。第 6図（1) から（5)に示す判定結果は、演算のためのプログラムおよびデータがパーソナルコンピュータまたは携帯電話機 1 1の記憶部 1 2 4に予め記憶されている。たとえば、第 6図 (1) は、アルコール濃度測定中を示す表示部 1 1 3の画面を示す。前記表示部 1 1 3に表示された画像は、予めダウンロードされたものを使用することができ、呼気の検査開始から終了に至る過程のものがある。第 6図（2) は、測定結果として、数値が表示された例である。第 6図（3) は、呼気中のアルコール濃度の範囲を濃度に応じてレベル 1〜 5の 5段階に予め分けておき、実際の測定結果に応じてレ、ずれかのレベルを棒グラフで画面表示するようにプログラムされた例である。第 6図（3)は、実際に測定されたアルコール濃度が該 5段階の中のレベル 3であることを表しており、レベルが高くなるにつれて測定結果を表示する棒グラフの色が濃くなるように制御されている。第 6図 (4)及び（5) は、表示部 1 1 3に色及び言葉でアルコール濃度が判るように表示し、呼気中のアルコール濃度の高さに応じて濃い色が画面表示されるように制御されている例である。第 6図（4)は、実際に測定されたアルコール濃度が 5段階の中のレベル 3であることを表している。第 6図（5) は、前記表示部 1 1 3に示された色が白であり、アルコール濃度がレベル 1で低いことを表した例である。

第 7図（1) から' (6)は、呼気中のアルコール濃度の時間的な推移が判るように表示した例である。第 7図（1)、（3)、（4)及ぴ（6)は呼気中のアルコール濃度の時間的な推移を棒グラフで表示しており、第 7図（2)及び（5)は折れ線グラフで表示するようにプログラムされた例である。第 7図（1)及び（4)は、アルコール濃度の最新の測定結果がグラフの背景色に反映されるようにプログラムされた例である。第 7図（2)及び（5)の折れ線グラフについても、図示されていないが、アルコール濃度の最新の測定結果をグラフの背景色で反映することができる。また、第 7図（3)及び（6)のように、呼気中のアルコール濃度の高さに応じて、測定結果を表示する棒グラフの色が濃くなるように制御することができる。

第 8図は本発明の携帯電話機と臭センサュニットを説明するための図である。第 8図において、携帯電話機 7 1は、キーポード部 7 1 1と、表示部 7 1 2と、メディアポ一ト 7 1 3から少なくとも構成されている。臭センサュニット 7 2は接続部 7 2 1と臭吸入部 7 2 2とから少なくとも構成されている。前記臭センサユニット 7 2は、一方の端にストラップ等を設け、前記携帯電話機 7 1にぶら下げて置くと便利である。

第 9図は本発明のラップトップパーソナルコンピュータと臭センサュニットを説明するための図である。第 9図において、ラップトップパーソナルコンビュータ 8 1は、キーボード部 8 1 1と、表示部 8 1 2と、メディアポート 8 1 3から少なくとも構成されている。臭センサュニット 8 2は、接続部 8 2 1と、臭吸入部 8 2 2と、回動部 8 2 3とから少なくとも構成されている。前記臭センサュニット 8 2は、ほぼ中央部において、回動部 8 2 3が設けられており、折り畳みが自在にできるようにして、コンパクト化を図ることができる。

以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではない。そして、本発明は、特許請求の範囲に記載された事項を逸脱することがなければ、種々の設計変更を行うことが可能である。たとえば、本実施例における携帯電話機、パーソナルコンピュータ、臭センサ等は、周知または公知のものを使用することができる。産業上の利用可能性

以上のように、本発明に係る臭測定システムは、パーソナルコンピュータまたは携帯電話機から電源が供給されるように構成されるため、小型且つ安価に作製することができる。

また、本発明に係る臭測定システムにおいて、臭センサユニットにおける記憶部に臭検查起動指示を記憶し、且つ Z又は電源供給部から電源を供給することにより動作を開始させるように制御することで、携帯電話機またはパーソナルコンピュータの電源を節約する機能を更に向上できる。

Claims

請求の範囲

パーソナルコンピュータまたは携帯電話機におけるメディアポートに接続できる接続部と、

臭を測定できる臭センサ部と、

臭データ、臭検査用プログラム、およびパーソナルコンピュータまたは携帯電話機との通信を行うメディアプロトコルが格納されている記憶部と、前記接続部から電源が供給されることにより、前記臭検査用プログラムを動作させるとともに、臭データを前記臭センサ部に測定させる制御部と、から少なくとも構成される臭センサユニットと；

前記臭センサュニットの接続部に接続するメディアポートと、

前記メディアポートおよび前記臭センサュニットの接続部を介して、前記臭センサュ二ッ 'トに電源を供給する電源供給部と、

前記臭センサュニットと通信を行うメディアプロトコル、オペレーションシステム、および前記臭センサュュットで測定した臭データを基にして臭データを解析するアプリケーションプログラムが格納されている記憶部と、を少なくとも備えているパーソナルコンピュータまたは携帯電話機と；からなることを特徴とする臭測定システム。 ' パーソナルコンピュータまたは携帯電話機におけるメディアポートに接続できる接続部と、

臭を測定できる臭センサ部と、

臭データ、臭検査用プログラム、およびパーソナルコンピュータまたは携帯電話機との通信を行うメディアプロトコルが格納されている記憶部と、前記接続部を介して、前記メディアプロトコルにより臭検査起動指示を臭センサュニットの記憶部に記憶させることにより、前記臭検査用プロダラムを動作させるとともに、臭データを前記臭センサ部に測定させる制御部と、

から少なくとも構成される臭センサユニットと；

前記臭センサュニットの接続部に接続するメディアボートと、

前記メディアポートおよび前記臭センサュニットの接続部を介して、前記臭センサュニットに電源を供給する電源供給部と、

' 前記臭センサユニットと通信を行うメディアプロトコノレ、オペレーションシステム、および前記臭センサュニットで測定した臭データを基にして臭データを解析するアプリケーションプログラムが格納されている記憶部と、を少なくとも備えているパーソナルコンピュータまたは携帯電話機と；からなることを特徴とする臭測定システム。

. パーソナルコンピュータまたは携帯電話機におけるメディアポートに接続できる接続部と、

臭を測定できる臭センサ部と、

臭データ、臭検査用プログラム、およびパーソナルコンピュータまたは携帯電話機との通信を行うメディアプロトコルが格納されている記憶部と、前記接続部から電源が供給され、かつ、前記メディアプロトコルにより臭検査起動指示を臭センサュ-ットの記憶部に記憶させることにより、前記臭検査用プログラムを動作させるとともに、臭データを前記臭センサ部に測定させる制御部と、から少なくとも構成される臭センサュニットと；

前記臭センサュニットと通信を行うメディアプロトコル、オペレーションシステム、および前記臭センサュニットで測定した臭データを基にして臭データを解析するアプリケーションプログラムが格納されている記憶部と、を少なくとも備えているパーソナルコンピュータまたは携帯電話機と；からなることを特徴とする臭測定システム。

前記臭センサユニットにおける記憶部、あるいはパーソナルコンピュータまたは携帯電話機における記憶部には、新たな臭いの測定値、臭規定レベル、過去の臭測定値；測定日時が記憶されることを特徴とする請求項 1から請求項 3のいずれか 1項に記載された臭測定システム。

前記パーソナルコンピュータまたは携帯電話機の記憶部には、臭判定結果をグラフによつて処理するァプリケーシヨンプログラムが記憶されていることを特徴とする請求項 1から請求項 4のいずれか 1項に記載された臭測定システム。

前記パーソナルコンピュータまたは携帯電話機の記憶部には、カメラで撮影した画像またはダウンロードした画像を記憶させておき、臭測定結果と判定結果に対応した画像を臭センサュ二ットに設けられた表示部に表示させるアプリケーションプログラムが記憶されていることを特徴とする請求項 1から請求項 5のいずれか 1項に記載された臭測定システム。前記パーソナルコンピュータまたは携帯電話機の記憶部には、カメラで撮影した画像またはダウンロードした画像を記憶させておき、臭測定結果と判定結果に対応した画像をパーソナルコンピュータまたは携帯電話機に設けられた表示部に表示させるアプリケーションプログラムが記憶されていることを特徴とする請求項 1から請求項 5のいずれか 1項に記載された臭測定システム。