JP2002214186A - 携帯型尿成分測定センサ及び該センサを用いた尿成分測定方法 - Google Patents

携帯型尿成分測定センサ及び該センサを用いた尿成分測定方法

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JP2002214186A JP2001008843A JP2001008843A JP2002214186A JP 2002214186 A JP2002214186 A JP 2002214186A JP 2001008843 A JP2001008843 A JP 2001008843A JP 2001008843 A JP2001008843 A JP 2001008843A JP 2002214186 A JP2002214186 A JP 2002214186A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】センサの保護、保存性を確保すると共に、任意
の場所、時間に尿糖値の測定が可能な携帯型尿成分測定
センサ及び該センサを用いた尿成分測定方法の提供。 【解決手段】尿中の糖分を検出する酵素層を含むセン
サ2aが形成された検出部2と、センサを制御し、セン
サから出力される信号に基づいて尿中の糖分の濃度を
算出し表示する制御部3と、保存液を蓄えた保存液ボト
ル4a等の容器を着脱可能に保持する保存液収納部4
と、検出部2に沿って回転又はスライド移動し、センサ
が露出した状態とセンサ上に保存液を蓄える空間が形成
された状態とを切り替え可能なシャッター部5と、検出
部2及びシャッター部5を保護する保護カバー6とを少
なくとも備え、保存に際して、保存液ボトル4aから流
出した保存液が、検出部内に設けられた流路7を通って
センサ上の空間に蓄えられることにより、携帯を可能と
し、任意の場所及び時間に尿糖の測定を行うことができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体試料中の特定
成分の検出を行うセンサ及び該センサを用いた測定方法
に関し、特に、尿の検査に用いて好適な携帯型尿成分測
定センサ及び該センサを用いた尿成分測定方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、食生活の欧米化、運動不足、働き
過ぎといった環境条件により糖尿病患者が増加してい
る。この糖尿病は、一時的な病気と異なり、一度かかっ
てしまうと完治することのない病気であり、更に糖尿病
そのものの他、網膜症や神経障害、腎不全といった合併
症を引き起こす可能性もあり、その予防が重要になって
きている。
【0003】糖尿病の対策としては、病院等で血液中の
血糖値を測定するといった血液検査を行うのが一般的で
あるが、病院に通院するのは忙しい現代人にとってはな
かなか困難であり、年に1回程度の検査しか受けない場
合が多い。しかしながら、糖尿病は突然発病するもので
はなく、むしろ生活習慣によって引き起こされるもので
あるため、日常生活に密着した形態で検査が行われるこ
とが好ましい。更に、血液中の血糖値は1日の中でも時
々刻々変化するものであり、年1回の検査程度で詳しい
診断をすることは困難である。
【0004】このような事情により、生活に密着して手
軽に糖尿病の検査を行うことができる尿糖検査装置が市
販されている。この尿糖検査装置は、血液中の血糖値を
測定するものではなく、血液中の血糖値がある閾値を越
えると腎臓から尿中に余分な糖分が放出されると言う体
内メカニズムを利用して、尿中の糖分から糖尿病の検査
を行うものである。この尿糖検査装置を用いれば、注射
器を用いて血液を採取することなく、検査装置に尿をか
けるだけで体内の糖分の量を測定できることから広く用
いられるようになってきている。
【0005】ここで、尿糖値を測定する装置の構造につ
いて簡単に説明すると、尿糖検査装置は、尿中の糖分を
測定する酵素膜を備えたセンサを有する検出部と、セン
サを制御しセンサで検出した信号から尿糖値を演算し表
示する制御部と、センサを保護し、保存液に浸してセン
サを使用できる状態で保管する筐体とからなっている。
また、尿糖値を測定するセンサは、電極上に結合層、固
定化酵素層、制限透過層等の薄膜が積層されて形成され
ている。
【0006】ここで、結合層、固定化酵素層及び制限透
過層について更に詳述すると、結合層は、電極と固定化
酵素層との密着性を向上させるために形成され、固定化
酵素層は、測定対象成分に応じて選択される酵素が固定
化された層である。また、制限透過層は、尿等の液体試
料を制限的に透過させる層であり、これらを合わせた厚
さは1μm程度である。そして、尿の中に含まれている
ブドウ糖等の糖分が酵素層中を拡散し、酵素層中で酵素
反応を起こすことにより電極に電流が流れ、この電流値
を検出することによって尿中の尿糖値が検出される。
【0007】このように尿糖値を測定するセンサは、電
極上に薄膜状の結合層と固定化酵素層と制限透過層とが
積層されおり、全体の厚さは1μm程度であるため、機
械的な衝撃に非常に脆く、直接触れると容易に破壊され
てしまうものである。また、酵素層は尿中のブドウ糖等
の糖分が拡散できるように常に溶液で濡れた状態で保存
しなければならず、乾燥してしまうとセンサとして機能
しなくなってしまうという特質がある。
【0008】このような尿糖センサの特質から、このセ
ンサを備えた尿糖検査装置では、通常センサはカバーに
よって保護され、また、測定後においてはセンサに付着
した尿をきれいに洗い流した後、保存液中に保持する必
要がある。ここで従来の尿糖検査装置の構造について、
簡単に説明する。まず、第1の従来例は、例えば、家庭
内で尿糖を測定することを前提として製作された装置で
あり、尿糖を検出するセンサを含む本体と測定後に本体
を保存する保管ケースと、保管ケースに挿入、設置され
る保存液ボトルと、本体の洗浄に用いる洗浄ボトルとか
ら構成されており、使用者は、尿の測定時のみ保存ケー
スから本体を取り外し、尿糖の測定を行った後、本体を
洗浄ボトルで洗浄し、再び保存ケースにセットして保存
する。
【0009】また、第2の従来例は、尿糖検査装置を便
器に備え付けるタイプの装置である。この第2の従来例
では、便器には予め尿糖を検出するセンサ部が備え付け
られており、便器外部にセンサ部の制御、測定値の記
憶、演算を行う制御装置が設けられている。そして、使
用者は制御装置のスイッチを押すことにより、普段通り
用を足すだけで自動的に尿中の尿糖値が測定され、その
結果が制御装置上に設けた表示部で表示され、検査結果
を確認することができる。
【0010】このように、第1の従来例、第2の従来例
に示すような尿糖測定装置を用いれば、わざわざ病院等
に出向かなくても、家庭内において尿糖の測定を行うこ
とができ、日常的に尿糖値を監視して生活習慣の改善に
役立てることができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来例
に示した尿糖値検査装置は、家庭内の所定の場所に固定
又は備え付け、家庭内において測定することを前提とし
て製作されたものであり、持ち運ぶことができないか、
又は大きな保存液ボトルや洗浄ボトル、保管ケース等を
一式持ち歩かなければならず、任意の時間に任意の場所
で測定ができるものではない。
【0012】一方、前記したように、尿の中に含まれる
尿糖値は1日の中でも時々刻々変化しており、特に、飲
食によって体内に糖分が摂取されるとそれに伴って尿糖
値も変化する。すなわち、糖分を含む食べ物、飲み物を
摂取すると、糖分は胃や腸で吸収されて血液中に流入
し、血液中の糖分が閾値を越えると余分な糖分のみが尿
中に放出されるため、食べ物等を摂取してから尿中の尿
糖値が変化するまでには時間差が生じる。そして、この
尿糖値の変化を測定することによって糖尿病の進行状況
を正確に把握することができる。
【0013】従って、尿糖値の測定は、起床後すぐや就
寝前に行うよりも、食事の前後(食前、食後すぐ、食後
数時間後)等に食事を境にして段階的に行うことによ
り、より信頼性の高い測定結果を得ることができるが、
前記した従来の尿糖測定装置は携帯できるものではな
く、家庭内の所定の場所に設置されているものであるた
め、家庭内で生活しているユーザでない限り、このよう
な決められた時間に測定することは無理である。
【0014】特に、会社勤めのユーザや外回りの多いユ
ーザにとっては、尿糖値の変動が最も顕著に現れる食後
数時間後の尿糖値の検査を行うことができず、これらの
尿糖値検査装置を有効に使いこなすことはできなかっ
た。また、糖尿病の可能性があると診断されたユーザ
は、更に頻繁に測定を行うことが求められるが、上記装
置ではこのようなユーザの要望に応えることができなか
った。
【0015】このように、近年糖尿病に対する関心が高
まり、その予防のために自ら尿中の尿糖を監視すること
を望むユーザが増加しているにも関わらず、従来の尿糖
測定装置では、測定の場所、時間等が著しく制限され、
特に、本来測定を行うべきタイミングに測定することが
できず、生活に密着した糖尿病の予防ができないという
問題があった。
【0016】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであって、その主たる目的は、センサの保護、保存性
を確保すると共に、任意の場所、時間に尿中の成分、特
に尿糖値の測定が可能な携帯型尿成分測定センサ及び該
センサを用いた尿成分測定方法を提供することにある。
【0017】
【問題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、尿中の糖分を検出する酵素層を含む検出
素子が形成された検出部と、前記検出素子を制御し、該
検出素子から出力される信号に基づいて前記尿中の糖分
の濃度を算出し表示する制御部とを少なくとも有する尿
糖センサであって、前記尿糖センサに、前記検出素子の
保存液を蓄えた容器を着脱可能に保持する手段と、前記
検出部に沿って移動し、前記検出素子が露出した状態と
前記検出素子上に前記保存液を蓄える空間を形成した状
態とを切り替え可能なシャッター手段とを備え、前記検
出部の内部には前記保存液容器と前記検出素子上の前記
空間との間を繋ぐ流路が形成され、前記尿糖センサを保
存するに際し、前記保存液容器保持手段から流出した保
存液が、前記流路を通って前記検出素子上の前記空間に
蓄えられるものである。
【0018】本発明においては、前記シャッター手段
が、前記検出部の周りを回転可能に形成され、前記シャ
ッター手段に設けた窓部と前記保存液を蓄える凸部とが
前記シャッター手段の回転により交互に切り替わり、前
記窓部が前記検出素子上にあるときに、前記検出素子が
露出して尿糖の測定が可能な状態となり、前記凸部が前
記検出素子上にあるときに、前記検出素子に前記保存液
が封入された状態で保持される構成とすることができ
る。
【0019】また、本発明においては、前記シャッター
手段が、前記検出部の長手方向にスライド可能に形成さ
れ、前記シャッター手段に設けた窓部と前記保存液を蓄
える凸部とが前記シャッター手段のスライドにより交互
に切り替わり、前記窓部が前記検出素子上にあるとき
に、前記検出素子が露出して尿糖の測定が可能な状態と
なり、前記凸部が前記検出素子上にあるときに、前記検
出素子に前記保存液が封入された状態で保持される構成
とすることもできる。
【0020】また、本発明においては、前記保存液容器
を装着するに際し、該保存液容器の先端部が前記検出部
に設けた尖状の突起によって開封され、前記検出素子上
に前記保存液が供給される構成とすることもできる。
【0021】また、本発明においては、前記検出部の回
転動作又はスライド動作を、前記保存液容器を押圧する
方向の動作に変換する手段を備え、該変換手段により前
記検出部の回転動作又はスライド動作に連動して前記検
出素子に前記保存液が供給される構成とすることもでき
る。
【0022】また、本発明の尿成分測定方法は、尿中の
糖分を検出する酵素層を含む検出素子が形成された検出
部と、前記検出素子を制御し、該検出素子から出力され
る信号に基づいて前記尿中の糖分の濃度を算出し表示す
る制御部と、前記検出素子の保存液を蓄えた容器を着脱
可能に保持する手段と、前記検出部に沿って移動し、前
記検出素子が露出した状態と前記検出素子上に前記保存
液を蓄える空間を形成した状態とを切り替え可能なシャ
ッター手段とを少なくとも備えた携帯型尿成分測定セン
サを用いた尿成分測定方法であって、前記尿糖センサの
保存に際して、前記シャッター手段を前記検出素子上に
配置し、前記検出素子上に前記保存液を蓄える空間を形
成し、前記検出部内部に予め設けた流路を介して、前記
空間に前記保存液容器保持手段から流出した保存液を供
給するものである。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明に係る携帯型尿成分測定セ
ンサは、その好ましい一実施の形態において、尿中の糖
分等を検出する酵素層を含むセンサ2aが形成された検
出部2と、センサ2aを制御し、センサ2aから出力さ
れる信号に基づいて尿中の糖分の濃度を算出し表示す
る制御部3と、保存液を蓄えた保存液ボトル4a等の容
器を着脱可能に保持する保存液収納部4と、検出部2に
沿って回転又はスライド移動し、センサ2aが露出した
状態とセンサ2a上に保存液を蓄える空間が形成された
状態とを切り替え可能なシャッター部5と、検出部2及
びシャッター部5を保護する保護カバー6とを少なくと
も備え、保存に際して、保存液ボトル4aから流出した
保存液が、検出部内に設けられた流路7を通ってセンサ
2a上の空間に蓄えられることにより、携帯を可能と
し、任意の場所及び時間に尿糖の測定を行うことができ
る。
【0024】
【実施例】上記した本発明の実施の形態についてさらに
詳細に説明すべく、本発明の実施例について図面を参照
して説明する。なお、以下の各実施例では、尿中の成分
として糖を測定する場合について説明するが、測定対象
は尿糖に限定されず、尿中の他の成分を検出することも
可能である。
【0025】[実施例1]まず、本発明の第1の実施例
に係る携帯型尿成分測定センサについて、図1乃至図8
を参照して説明する。図1は、本実施例の携帯型尿成分
測定センサの構造を模式的に示す断面図であり、図2
は、その分解斜視図である。また、図3は、シャッター
部の動作を説明するための斜視図であり、図4は、電池
収納部の構造を示す斜視図である。また、図5、7及び
8は、本実施例の携帯型尿成分測定センサを用いて尿糖
値の測定を行う際の手順を示すフローチャート図であ
り、図6は表示部における表示例を示す図である。
【0026】図1及び図2に示すように、本実施例の携
帯型尿成分測定センサ1は、尿中の尿糖等を検出するセ
ンサ2aと保存液をセンサ2aに導く流路7とを備えた
検出部2と、検出部2を制御し、センサ2aからの信号
を処理すると共に所定の表示を行う制御部3と、保存液
ボトル4aを収納し、検出部2に保存液を供給する保存
液収納部4と、センサ2aを保護すると共に洗浄と保存
を可能にするシャッター部5と、検出部2及びシャッタ
ー部5を保護する保護カバー6とから構成される。
【0027】各構成部分について詳述すると、検出部2
には、その先端の窪みにセンサ2aが設けられ、この窪
みに測定対象である尿を溜めて尿糖の測定が行われる。
また、検出部2の内部には保存液ボトル4aの先端から
センサ2aに至る保存液流路7が設けられており、保存
液ボトル4aから押し出された保存液が流路7を通って
窪みに溜められ、センサ2aの乾燥を防止している。な
お、検出部2の長さは制御部3に尿がかからないように
するためには長い方が好ましいが、長すぎると携帯型尿
成分測定センサ1自体の寸法が大きくなるため、これら
を総合的に勘案して適宜長さを決定すればよい。
【0028】また、検出部2と制御部3とはコネクタ3
cによって電気的及び機械的に着脱可能に接続されてお
り、センサ2aが消耗した場合には、制御部3から検出
部2を切り離すことにより、新しい検出部2に容易に交
換することができる。なお、コネクタ3cに検出部2の
基部と勘合する溝や突起を設けたり、検出部2の基部を
三角形状に形成して、検出部2の挿入方向を間違えない
ようにすると作業が容易となる。また、検出部2は筐体
部分からセンサ2a部分が容易に離脱できる構造にし、
廃棄に際して分別が容易となるような構造であればなお
良い。
【0029】制御部3には、携帯型尿成分測定センサ1
をON/OFFするスイッチ3bとセンサ2aの取り扱
い方法や尿糖の測定手順、尿糖値の測定結果等を表示す
る表示部3aが設けられている。この表示部3aは、目
の不自由なユーザ等にとっても見やすいように拡大表示
したり、拡大鏡等を装着できる構造としても良く、ま
た、表示による告知のみならず、音声によるガイダンス
や測定結果を音色の異なるチャイムやメロディーで告知
する機能を備えることが好ましい。
【0030】また、図4に示すように、制御部3の端部
の電池収納部3dにはキャップ3eが着脱可能に設けら
れており、その中に電池3fを装着できる構造になって
いる。なお、制御部3に電池の残量を表示したり、電池
が消耗されてきたら交換を促す表示をすると測定のタイ
ミングを外すことがなく好ましい。
【0031】また、本実施例の携帯型尿成分測定センサ
1の特徴部分の一つである保存液収納部4には、市販さ
れている標準的なプッシュ型の保存液ボトル4aが装着
できるように形成されており、保存液収納部4の端部か
ら保存液ボトル4aがはみ出すような構造となってい
る。そして、保存液収納部4を装着した状態で保存液ボ
トル4aの底部を押すと、先端の口から保存液が押し出
され、前記した検出部2の流路7を通って、保存液がセ
ンサ2a部分に注入される。
【0032】更に、本携帯型尿成分測定センサ1には、
もう一つの特徴部分であるセンサ2aの保護及び保存を
可能とするシャッター部5が設けられ、窓部5aと保存
液溜め5bとは対向する位置に形成されており、センサ
2a位置に窓部5aがある時にはセンサ2aに尿をかけ
て尿糖値を測定することができ、保存液溜め5bがある
時にはセンサ2aは保護され、保存に必要な量の保存液
を保持することができる。
【0033】このシャッター部5の動作について、図3
を参照して詳しく説明する。まず、図3(a)は、検出
部2のセンサ2aとシャッター部5の窓部5aとが一致
している状態を示しており、この状態で尿糖の測定を行
う。そして、図3(b)に示すようにシャッター部5を
回すと、センサ2aはシャッター部5によって覆われ、
図3(c)の状態では、センサ2a上には保存液溜め5
bによって所定の保存液をため込むスペースが形成され
る。そして、この状態で保存液を注入すると、保存液は
検出部2の窪みと保存液溜め5bとによるスペースにた
め込まれ、長時間センサ2aをしめらした状態で保持す
ることができる。なお、シャッター部5内面にOリング
等のパッキングを設け、このパッキングを検出部2に密
着させることによって検出部2先端部を気密状態に保つ
ことができ、保存液の漏洩、蒸発を防止し、長時間の携
帯を可能とすることができる。
【0034】そして、検出部2及びシャッター部5の外
側には、保護カバー6が設けられ、センサ2aを完全に
保護すると共に、保存液や洗浄残りの尿等が外部に漏れ
出すのを防止している。
【0035】次に、このような構成の携帯型尿成分測定
センサ1を用いて尿糖の測定を行う方法について、図5
を参照して説明する。まず、S101において、ユーザ
は検出部2及びシャッター部5を保護する保護カバー6
をはずした後、S102において、シャッター部5を回
してシャッター部5の窓部5aと検出部2のセンサ2a
の位置を合わせる。そして制御部3に設けられたスイッ
チ3bをONにする(S103)。その際、シャッター
部5にリミットスイッチ等を設けておき、シャッター部
5の窓部5aがセンサ2a位置に来ると自動的に測定モ
ードとなるようにすることもできる。
【0036】このとき、制御部3の表示部3aに、例え
ば、図6(a)に示すような表示をしたり、測定スタン
バイ状態を知らせるチャイムを鳴らせたり、音声ガイダ
ンスを流す等して、ユーザに測定可能な状態であること
を告知することが好ましい。なお、測定場所によっては
画面が見にくかったり、音を鳴らすことが好ましくない
場合もあるため、これらの告知手段を切り替えたり、複
数組み合わせたりできれば便利である。
【0037】次に、S104において、ユーザは検出部
2先端のセンサ2aに尿をかけて測定を行うが、その
際、センサ2aにかけた尿が制御部3や保存液収納部4
に飛び散らないように、検出部2及びシャッター部5の
断面形状は、尿がスムーズに流れるような円形、楕円
形、涙型等の形状に加工されていることが好ましい。ま
た、シャッター部5の表面に先端裏面側に向かう溝を設
けることによって尿をスムーズに先端部に誘導し、尿が
制御部3側に流れ込むことを防止することができる。更
に、検出部2先端に液体が毛細管現象で広がりやすい濾
紙のような紙状部材を着脱できるようにし、尿をこの紙
状部材にかけて尿の飛散を防止してもよい。また、検出
部2表面に撥水コート等の表面処理を施しておき、尿が
検出部2にまとわりつかないようにしても良い。
【0038】次に、S105において、制御部3ではセ
ンサ2aから送られてくる信号を処理し、尿糖値を算出
する。その際、表示部3aの画面上には図6(b)に示
すような表示や、測定中であることを表すチャイムや音
楽、又は音声ガイダンスを告知することが好ましい。そ
して、S106において、算出した尿糖値を表示する。
その際には、図6(c)に示すような表示や、尿糖値の
値によって画面全体を赤/青/黄で表示して離れた位置
から見ても結果が良好か否かがわかるようにすることが
好ましい。一般に尿のかかったセンサを目の前に持って
くることは抵抗がある場合もあるので、制御部3に設け
たスイッチ操作により音声で尿糖値を告知することがで
きればなお好ましい。
【0039】次に、S107において、検出部2先端の
洗浄を行うが、その際、検出部2先端に直接水をかけて
洗浄してもよく、また、図7に示すシーケンスのよう
に、保存液ボトル4aを押して保存液でセンサ2a部分
に溜まった尿を押し出して洗浄と保存液の注入を同時に
行い(S204)、溢れ出た尿のみをティッシュペーパ
ー等でふき取ったり、図8に示すシーケンスのように、
シャッター部5が開いた状態で保存液で直接洗浄(S3
03)することも可能である。なお、洗浄が完了したか
どうかをセンサ2aの出力値で判断して完了したら音で
知らせることが好ましい。
【0040】そして、S108において、シャッター部
5を回して保存液溜め5bをセンサ2a位置に合わせた
後、S109において、保存液ボトル4aを押すと、保
存液が検出部2内部の流路7を通ってセンサ2aの窪み
に注入され、センサ2aを保存液で満たすことができ
る。その際、図6(d)に示すような表示を行うと操作
を間違うことがなく、また、前記したように検出部2と
シャッター部5との間にはOリング等によって気密性が
保たれているため、保存液が漏れ出すという問題が生じ
ることはない。その後、S110において、保護カバー
6を装着し、電源スイッチをOFFにして(S11
1)、尿糖値の測定を終了する。
【0041】なお、尿糖値の測定結果から糖尿病の診断
を行う場合には、予め性別、年齢、測定時間(食前、食
後、食後1時間)等の条件で分類された代表的な尿糖値
を記載した表を設けておき、その表に測定結果を当ては
めてユーザ自身が判断してもよく、また、これらのデー
タを携帯型尿成分測定センサ1の制御部3に予め記憶し
ておき、このデータと測定結果とを比較、演算して、尿
糖値と共に診断結果を表示するようにしても良い。
【0042】このように、本実施例の携帯型尿成分測定
センサ1には、保存液を一体的に収納する保存液収納部
4を設け、検出部2の周りにセンサ2aの保護及び保存
を可能とするシャッター部5を設けることにより、測定
時のみセンサを露出し、保存時にはセンサを保存液で満
たすことができるため、センサを携帯することが可能と
なり、保存液を単体で携帯したり、従来例のように尿糖
測定後に予め所定の場所に設置された保存ケース内に保
管する必要がなく、任意の場所及び時間に尿糖の測定を
行うことができる。特に、本来測定すべき食前食後、又
は食後数時間後等でも簡便に尿糖の測定が可能なため、
日常生活に密着した形態で糖尿病の予防を行うことがで
きる。また、シャッター部5により、保存液を溜めるス
ペースを小さくすることができ、保存液の消耗を抑え、
装着する保存液ボトルを小型化することにより、更に携
帯しやすくすることができる。
【0043】[実施例2]次に、本発明の第2の実施例
に係る携帯型尿成分測定センサについて、図9乃至図1
1を参照して説明する。図9は、本実施例の携帯型尿成
分測定センサの構造を模式的に示す分解斜視図であり、
図10は保存液収納部の構造を示す分解斜視図である。
また、図11は、保存液容器を装着する様子を示す断面
図である。なお、本実施例は保存液を蓄える手段として
保存液ボトルの代わりに専用の保存液容器を用いること
を特徴とするものであり、他の部分の構造に関しては前
記した第1の実施例と同様である。
【0044】図9に示すように、本実施例の携帯型尿成
分測定センサ1は、尿中の尿糖を検出するセンサ2aと
保存液をセンサ2aに導く流路7とを備えた検出部2
と、検出部2を制御し、センサ2aからの信号を処理す
ると共に所定の表示を行う制御部3と、保存液容器4b
を収納し、検出部2に保存液を供給する保存液収納部4
と、センサ2aを保護すると共に洗浄と保存を可能にす
るシャッター部5と、検出部2及びシャッター部5を保
護する保護カバー6とから構成される。
【0045】また、図10に示すように、本実施例の特
徴部分である保存液収納部4には、ビニール等の柔らか
い袋の中に保存液が満たされた専用の保存液容器4bが
着脱可能に取り付けられており、図11に示すように、
この保存液容器4bを装着した保存液収納部4を検出部
2の基部に差し込むと、拡大図に示すように、該基部の
保存液流入口に予め設けられた尖状の突起が保存液容器
4bの口部4cに突き刺さり、袋の中から保存液が流れ
出るようになっている。そして、保存液容器4bを押し
て保存液を押し出すことにより、検出部2に設けられた
流路7を通って保存液がセンサ2aに達し、センサ2a
を保存液で満たした状態で保持することができる。
【0046】このように本実施例の携帯型尿成分測定セ
ンサ1の構造によれば、市販の保存液ボトル4aに代え
て専用の保存液容器4bを用いることによっても、前記
した第1の実施例と同様に、任意の場所及び時間に尿糖
の測定を行うことができ、特に、本来測定すべき食前食
後、又は食後数時間後等でも簡便に尿糖の測定が可能な
ため、糖尿病を有効に予防することが可能となる。ま
た、本実施例の構造では、使用するセンサ2aに適した
洗浄液、保存液等を格納することができるため、センサ
2aの性能を向上させたり、繰り返し使用による寿命を
長くすることができる。
【0047】また、市販の保存液ボトル4aを用いる場
合には、携帯型尿成分測定センサ1の形状は保存液ボト
ル4aの形状に左右されてしまうが、専用の保存液容器
4bを用いれば、保存液収納部4を任意の形状にするこ
とができるため、例えば、更に小型化、軽量化を図りた
い場合は保存液容器4bを小さくし、また、保存液の交
換頻度を減らしたい場合には大容量の保存液容器4bを
装着する等、ユーザに用途に合わせて携帯型尿成分測定
センサ1に改良を加えることができる。
【0048】[実施例3]次に、本発明の第3の実施例
に係る携帯型尿成分測定センサについて、図12乃至図
17を参照して説明する。図12は、本実施例の携帯型
尿成分測定センサ1の構造を模式的に示す分解斜視図で
ある。また、図13及び図14は、検出部2とシャッタ
ー部5との関係を示す図であり、(a)は断面図、
(b)は平面図である。また、図15乃至図17は、保
存、測定、洗浄時における検出部2及びシャッター部5
の具体的動作を示す図である。なお、前記した第1の実
施例ではシャッター部を回転させて測定モードと保存モ
ードとの切り替えを行ったが、本実施例ではシャッター
部5をスライドさせることにより測定モードと保存モー
ドの切り替えを行うものであり、他の部分の構造に関し
ては前記した第1及び第2の実施例と同様である。
【0049】図12に示すように、本実施例の携帯型尿
成分測定センサは、尿中の尿糖を検出するセンサ2aと
保存液をセンサ2aに導く流路7とを備えた検出部2
と、検出部2を制御し、センサ2aからの信号を処理す
ると共に所定の表示を行う制御部3と、保存液ボトル4
aを収納し、検出部2に保存液を供給する保存液収納部
4と、センサ2aを保護すると共にスライド式シャッタ
ー5dにより洗浄と保存を可能にするシャッター部5
と、検出部2及びシャッター部5を保護する保護カバー
6とから構成される。
【0050】本実施例の特徴部分であるスライド式シャ
ッター部分の動作について図13を参照して説明する。
図13(a)、(b)の上側はスライド式シャッター5
dが閉じた状態を示す図であり、下側はスライド式シャ
ッター5dが開いた状態を示す図である。図に示すよう
に、本実施例の構造では、シャッター部5に設けられた
溝に沿ってレバー5eをスライドさせると、シャッター
部5と検出部2との間に設けられたスライド式シャッタ
ー5dがスライドしてセンサ2aを保護するものであ
り、保存状態では、その先端部の突起5cがセンサ2a
の溝にはまり、センサ2aを保存液8で密閉した状態で
保持し、測定に際しては、レバー5eを図の右側にスラ
イドさせることにより、突起5cが検出部2の窪み2b
にはまり、窓部5aから尿等の試料を注入することがで
きる。
【0051】また、図14に示すように、シャッター部
5全体が検出部2に沿ってスライドする構造とすること
もできる。この構造を用いて実際に測定を行う場合のシ
ャッター部5の動作について、図15を参照して説明す
る。まず、(a)の状態ではシャッター部5の突起5c
はセンサ2a上に配置されており、突起5cとセンサ2
aとの間にスペースには保存液8が保持されている。そ
して、シャッター部5を図の右側にスライドさせると、
(b)に示すようにセンサ2aは解放された状態とな
る。
【0052】その状態で尿等の試料を注入すると、セン
サ2a上の保存液8は尿に置換されて測定可能な状態と
なる(図15(c)参照)。測定終了後、(d)に示す
ように、シャッター部5を図の左側にスライドさせ、セ
ンサ2a上を突起5cで封止した後、保存液ボトル4a
を押して保存液8を注入すると、保存液8がセンサ2a
上に溜まった尿を排出口から放出し、内部を再び保存液
で満たす(図15(e)参照)。
【0053】更に、図16に示すように、シャッター部
5の一部に窓部5aを設けておき、測定時にはシャッタ
ー部5を先端方向(図の左方向)にスライドさせてセン
サ2aを露出させたり、又、図17に示すように、測定
時にシャッター部5を引き寄せて根元方向(図の右方
向)にスライドさせてセンサ2aを露出させることもで
きる。
【0054】このようにシャッター部5をスライドさせ
て突起5c等をセンサ2a上に配置し、センサ2aが形
成された溝を封止することにより、前記した第1の実施
例に示した回転式のシャッターよりも保存液を溜めるス
ペースを小さくすることができ、保存液の使用量を削減
することができる。従って、保存液ボトル4aや、保存
液容器4bを小さくすることができ、携帯型尿成分測定
センサ1全体のサイズを縮小し、より携帯に好ましい大
きさとすることができる。
【0055】[実施例4]次に、本発明の第4の実施例
に係る携帯型尿成分測定センサについて、図18を参照
して説明する。図18は、本実施例の携帯型尿成分測定
センサの構造を模式的に示す図である。なお、本実施例
は検出部2を制御部5の根元で折り畳む構造としたこと
を特徴とし、サイズの縮小化を図ったものであり、他の
部分の構造に関しては前記した第1乃至第3の実施例と
同様である。
【0056】図18(b)に示すように、本実施例の携
帯型尿成分測定センサ1は、尿中の尿糖を検出するセン
サ2aと保存液をセンサ2aに導く流路7とを備え、根
元で折り畳むことができる検出部2と、検出部2を制御
し、センサ2aからの信号を処理すると共に所定の表示
を行う制御部3と、検出部2に保存液を供給する保存液
収納部4と、センサ2aを保護すると共に洗浄と保存を
可能にするシャッター部5と、検出部2及びシャッター
部5とを保護する保護カバー6とから構成される。
【0057】一般に、携帯型の装置は鞄やポケットに入
れて持ち歩くため、その全長を短くすることが好ましい
が、制御部3は表示を明瞭にするためにあまり小さくす
ることができない。一方、検出部2の長さを犠牲にし、
検出部2を短く形成すると、今度は尿をかける際に非常
に作業性が悪くなる。しかしながら本実施例の構造で
は、測定に際しては検出部2を延ばして使用し、保存の
際には、図18(a)に示すように折り畳んで収納する
ことにより、検出部2の長さを確保しつつ、全体をより
小型化することができ、前記した第1乃至第3の実施例
よりも携帯性に優れたセンサを提供することが可能とな
る。
【0058】[実施例5]次に、本発明の第5の実施例
に係る携帯型尿成分測定センサについて、図19及び図
20を参照して説明する。図19は、本実施例の携帯型
尿成分測定センサ1の保存液注入部分の構造を模式的に
示す図であり、図20は、保護カバー6の一形態を示す
斜視図である。なお、本実施例は前記した第1乃至第4
の実施例の構造に改良を加えたものであり、他の部分の
構成に関しては、前記した実施例と同様である。
【0059】図19に示すように、本実施例の携帯型尿
成分測定センサ1のシャッター部5には、保存液収納部
4に貫通するギア5fと内面に溝が刻み込まれた回転カ
バー5gとが設けられており、回転カバー5gを回転さ
せるとギア5fが回転し、この回転運動が保存液収納部
4に設けたロッド4eを上下させる。そして、このロッ
ド4eが下降すると保存液ボトル4aの先端を図の右側
に押し、保存液ボトル4aから保存液を押し出すことが
できる。このような構造により、シャッター部5の回転
動作に連動して自動的に保存液を注入することができ、
作業性を大幅に向上させることができる。なお、図に示
した構造は一例であり、シャッター部5の回転運動を保
存液ボトル4aを押す運動に変換することができる構造
であれば良い。
【0060】また、図20に示すように、保護カバー6
にスタンド6aを設け、通常はスタンド6aが保護カバ
ー6本体に収納され、保管時のみスタンド6aが開いて
携帯型尿成分測定センサ1をたてた状態で保管できるよ
うにすることにより、保存液を保護カバー6又はシャッ
ター5の先端部に集めることができ、センサ2aの洗浄
や保存液での保存を効率的に行うことができる。
【0061】[実施例6]次に、本発明の第6の実施例
に係る携帯型尿成分測定センサについて説明する。本実
施例は前記した第1乃至第5の実施例の携帯型尿成分測
定センサの使用例について記載するものである。
【0062】本発明の携帯型尿成分測定センサ1は、セ
ンサ自体に保存液とシャッター部5とを備えることによ
り携帯が可能となり、場所及び時間を問わず尿糖値の測
定を行うことができ、また、測定結果は制御部5の表示
部5aや予め設けたスピーカー等によって告知され、そ
の結果を表に当てはめて自己診断したり、制御部3に記
憶したデータベースを参照して診断されるが、糖尿病の
予防にとっては単発的な測定よりも、継続して行った測
定の結果をまとめ、時間の推移と共に尿糖値がどのよう
に変化してきているかを調べることに意義がある。
【0063】そこで、本実施例では、制御部3に少なく
とも、尿糖測定値を記憶する手段と、測定した被験者の
情報や測定日時等の情報を入力する手段と、コンピュー
タ端末と通信する手段を更に備え、これらのデータをコ
ンピュータ端末に送信し、コンピュータ端末側にインス
トールされたソフトウェアを用いてグラフ等としてまと
めた形で表示したり、更に尿糖値の変化に基づいて将来
の尿糖値を予測して生活習慣の改善を警告したり、推奨
する摂取糖分量等を表示する構成とすることができる。
【0064】また、携帯型尿成分測定センサ1に計時手
段を設け、測定の日時データを自動的に記憶したり、推
奨する測定日時が近づいてきた場合にユーザに測定の催
促信号を送出する手段を有する構造としても良い。更
に、本携帯型尿成分測定センサ1に送信機能を設け、測
定後に自動的に測定値を送信し、該信号を受信した病院
等の所定の場所で尿糖値を一元的に管理する構成とする
こともできる。
【0065】なお、上記各実施例では、尿糖を検出可能
な酵素層を備えたセンサを用いた例について説明した
が、尿糖センサとしては一般に用いられる任意の形態の
センサを用いることができる。また、本発明は上記実施
例に限定されるものではなく、保存液を収納し、センサ
の保護、保存を可能とするシャッター部を備えた液体試
料の特定成分を検出する装置であれば良く、例えば、糖
尿病の指標となるケトン体、3−ヒドロキシ酪酸、C−
ペプチドなど、腎臓機能の指標となる蛋白、アルブミ
ン、クレアチニン、シュウ酸など、そして肝臓機能の指
標となる胆汁酸、ピルビン酸、ウロビリノーゲン、ビル
リビンなど、さらに運動量によって変化する乳酸、食事
内容によって変化するpHなどの測定や血液、体液の成
分の分析に用いる測定装置に適用することができる。更
に、上記各実施例では、本センサを携帯可能なセンサと
して記載したが、シャッター機構は据え置き型の尿成分
測定装置にも適用することが可能である。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の携帯型尿
成分測定センサによれば、センサ本体に保存や洗浄のた
めの溶液を収納する収納部と尿糖センサの保護及び保存
液の保存が可能なシャッター部とを設けているため、保
存液等を別途持ち歩いたり、保存ケースに格納する必要
がなく、尿糖センサを携帯することができる。従って、
時間や場所に制限されることなく、尿糖値が変化する食
事の前後であっても尿糖の測定を行うことができ、糖尿
病の予防に役立たせることができる。
【0067】また、尿測定後、シャッターを閉じ、保存
液を流すことにより、センサ部の尿を流し出して洗浄す
ると同時に保存液が充填されるため、シャッター外側
は、トイレットペーパーなどで拭き取るだけで良く、保
護カバーをすることにより、水洗浄などを行うことなく
清潔に携帯することができ、トイレの個室で測定から洗
浄までの一連の作業を完結させることができる。
【0068】また、本発明のシャッター機構を据え置き
型の尿成分測定装置にも適用することができ、洗浄作業
を容易にすることにより、ランニングコストを削減する
こともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る携帯型尿成分測定
センサの構造を模式的に示す断面図である。
【図2】本発明の第1の実施例に係る携帯型尿成分測定
センサの構造を模式的に示す分解斜視図である。
【図3】本発明の第1の実施例に係る携帯型尿成分測定
センサのシャッター部の動作を説明するための斜視図で
ある。
【図4】本発明の第1の実施例に係る携帯型尿成分測定
センサの電池収納部の構造を示す斜視図である。
【図5】本発明の第1の実施例に係る携帯型尿成分測定
センサを用いて尿糖値の測定を行う際の手順を示すフロ
ーチャート図である。
【図6】本発明の第1の実施例に係る携帯型尿成分測定
センサの表示部における表示例を示す図である。
【図7】本発明の第1の実施例に係る携帯型尿成分測定
センサを用いて尿糖値の測定を行う際の手順を示すフロ
ーチャート図である。
【図8】本発明の第1の実施例に係る携帯型尿成分測定
センサを用いて尿糖値の測定を行う際の手順を示すフロ
ーチャート図である。
【図9】本発明の第2の実施例に係る携帯型尿成分測定
センサの構造を模式的に示す断面図である。
【図10】本発明の第2の実施例に係る携帯型尿成分測
定センサの保存液収納部の構造を示す斜視図である。
【図11】本発明の第2の実施例に係る携帯型尿成分測
定センサの保存液収納部を装着する様子を示す断面図で
ある。
【図12】本発明の第3の実施例に係る携帯型尿成分測
定センサの構造を模式的に示す断面図である。
【図13】本発明の第3の実施例に係る携帯型尿成分測
定センサのシャッター部の動作を示す図である。
【図14】本発明の第3の実施例に係る携帯型尿成分測
定センサのシャッター部の動作を示す図である。
【図15】本発明の第3の実施例に係る携帯型尿成分測
定センサのシャッター部の動作を示す断面図である。
【図16】本発明の第3の実施例に係る携帯型尿成分測
定センサのシャッター部の動作を示す図である。
【図17】本発明の第3の実施例に係る携帯型尿成分測
定センサのシャッター部の動作を示す図である。
【図18】本発明の第4の実施例に係る携帯型尿成分測
定センサの構造を模式的に示す断面図である。
【図19】本発明の第5の実施例に係る携帯型尿成分測
定センサの保存液供給部の構造を示す断面図である。
【図20】本発明の第5の実施例に係る携帯型尿成分測
定センサの保護カバーの構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 携帯型尿成分測定センサ 2 検出部 2a センサ 2b 窪み 3 制御部 3a 表示部 3b スイッチ 3c コネクタ 3d 電池収納部 3e キャップ 3f 電池 4 保存液収納部 4a 保存液ボトル 4b 保存液容器 4c 口部 4d ストッパ 4e ロッド 5 シャッター部 5a 窓部 5b 保存液溜め 5c 突起 5d スライド式シャッター 5e レバー 5f ギア 5g 回転カバー 6 保護カバー 6a スタンド 7 保存液流路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01N 33/493 G01N 27/30 353Z 33/66 353J 27/46 338 Fターム(参考) 2G045 AA16 AA25 BA11 BB22 BB53 BB60 CB03 DA30 DA31 DA80 FA01 FA34 FB01 FB05 GC20 HA06 HA09 HA13 HA14 HA20 JA01 JA04 JA06 JA07 4B029 AA07 BB16 FA12 4B063 QA01 QQ03 QQ68

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】尿中の糖分を検出する酵素層を含む検出素
    子が形成された検出部と、前記検出素子を制御し、該検
    出素子から出力される信号に基づいて前記尿中の糖分の
    濃度を算出し表示する制御部とを少なくとも有する尿成
    分測定センサであって、 前記尿成分測定センサに、前記検出部に沿って移動し、
    前記検出素子が露出した状態と前記検出素子上に保存液
    を蓄える空間を形成した状態とを切り替え可能なシャッ
    ター手段とを備えたことを特徴とする尿成分測定セン
    サ。
  2. 【請求項2】尿中の糖分を検出する酵素層を含む検出素
    子が形成された検出部と、前記検出素子を制御し、該検
    出素子から出力される信号に基づいて前記尿中の糖分の
    濃度を算出し表示する制御部とを少なくとも有する尿成
    分測定センサであって、 前記尿成分測定センサに、前記検出素子の保存液を蓄え
    た容器を着脱可能に保持する手段と、前記検出部に沿っ
    て移動し、前記検出素子が露出した状態と前記検出素子
    上に前記保存液を蓄える空間を形成した状態とを切り替
    え可能なシャッター手段とを備え、前記検出部の内部に
    は前記保存液容器と前記検出素子上の前記空間との間を
    繋ぐ流路が形成され、前記尿糖センサを保存するに際
    し、前記保存液容器保持手段から流出した保存液が、前
    記流路を通って前記検出素子上の前記空間に蓄えられる
    ことを特徴とする携帯型尿成分測定センサ。
  3. 【請求項3】前記シャッター手段が、前記検出部の周り
    を回転可能に形成され、前記シャッター手段に設けた窓
    部と前記保存液を蓄える凸部とが前記シャッター手段の
    回転により交互に切り替わり、前記窓部が前記検出素子
    上にあるときに、前記検出素子が露出して尿糖の測定が
    可能な状態となり、前記凸部が前記検出素子上にあると
    きに、前記検出素子に前記保存液が封入された状態で保
    持されることを特徴とする請求項2記載の携帯型尿成分
    測定センサ。
  4. 【請求項4】前記シャッター手段が、前記検出部の長手
    方向にスライド可能に形成され、前記シャッター手段に
    設けた窓部と前記保存液を蓄える凸部とが前記シャッタ
    ー手段のスライドにより交互に切り替わり、前記窓部が
    前記検出素子上にあるときに、前記検出素子が露出して
    尿糖の測定が可能な状態となり、前記凸部が前記検出素
    子上にあるときに、前記検出素子に前記保存液が封入さ
    れた状態で保持されることを特徴とする請求項2記載の
    携帯型尿成分測定センサ。
  5. 【請求項5】前記検出素子上の前記空間に前記保存液を
    挿入するに際し、前記保存液が前記検出部上に残留した
    尿を外部に流し出し、洗浄が容易に行われることを特徴
    とする請求項3又は4に記載の携帯型尿成分測定セン
    サ。
  6. 【請求項6】前記窓部周囲の前記検出部と前記前記シャ
    ッター部との間に遮蔽部材が設けられ、該遮蔽部材によ
    り前記検出素子上の前記保存液の漏洩が防止されること
    を特徴とする請求項3乃至5のいずれか一に記載の携帯
    型尿成分測定センサ。
  7. 【請求項7】前記保存液容器を装着するに際し、該保存
    液容器の先端部が前記検出部に設けた尖状の突起によっ
    て開封され、前記検出素子上に前記保存液が供給される
    ことを特徴とする請求項2乃至6のいずれか一に記載の
    携帯型尿成分測定センサ。
  8. 【請求項8】前記検出部の回転動作又はスライド動作
    を、前記保存液容器を押圧する方向の動作に変換する手
    段を備え、該変換手段により前記検出部の回転動作又は
    スライド動作に連動して前記検出素子に前記保存液が供
    給されることを特徴とする請求項3乃至7のいずれか一
    に記載の携帯型尿成分測定センサ。
  9. 【請求項9】前記携帯型尿成分測定センサに、前記検出
    部と前記シャッター手段とを覆う保護手段を備え、該保
    護手段に設けた開脚可能な足により、前記携帯型尿成分
    測定センサがたてられた状態で保持されることを特徴と
    する請求項2乃至8のいずれか一に記載の携帯型尿成分
    測定センサ。
  10. 【請求項10】前記携帯型尿成分測定センサに、尿糖測
    定値を記憶する手段と、コンピュータ端末と通信する手
    段とを備え、測定した尿糖値データが前記コンピュータ
    端末に送信され、該コンピュータ端末上で前記尿糖値デ
    ータが処理されることを特徴とする請求項2乃至9のい
    ずれか一に記載の携帯型尿成分測定センサ。
  11. 【請求項11】前記携帯型尿成分測定センサに、携帯端
    末に送信する手段を備え、測定した尿糖値データが前記
    携帯端末に送信されることを特徴とする請求項2乃至1
    0のいずれか一に記載の携帯型尿成分測定センサ。
  12. 【請求項12】尿中の糖分を検出する酵素層を含む検出
    素子が形成された検出部と、前記検出素子を制御し、該
    検出素子から出力される信号に基づいて前記尿中の糖分
    の濃度を算出し表示する制御部と、前記検出素子の保存
    液を蓄えた容器を着脱可能に保持する手段と、前記検出
    部に沿って移動し、前記検出素子が露出した状態と前記
    検出素子上に前記保存液を蓄える空間を形成した状態と
    を切り替え可能なシャッター手段とを少なくとも備えた
    携帯型尿成分測定センサを用いた尿成分測定方法であっ
    て、 前記尿糖センサの保存に際して、前記シャッター手段を
    前記検出素子上に配置し、前記検出素子上に前記保存液
    を蓄える空間を形成し、前記検出部内部に予め設けた流
    路を介して、前記空間に前記保存液容器保持手段から流
    出した保存液を供給することを特徴とする携帯型尿成分
    測定センサを用いた尿成分測定方法。
  13. 【請求項13】前記シャッター手段が、前記検出部の周
    りを回転可能に形成され、前記シャッター手段に設けた
    窓部と前記保存液を蓄える凸部とが前記シャッター手段
    の回転により交互に切り替わり、前記窓部が前記検出素
    子上にあるときに、尿糖の測定を行い、前記凸部が前記
    検出素子上にあるときに、前記検出素子に前記保存液を
    封入した状態で保持することを特徴とする請求項12記
    載の携帯型尿成分測定センサを用いた尿成分測定方法。
  14. 【請求項14】前記シャッター手段が、前記検出部の長
    手方向にスライド可能に形成され、前記シャッター手段
    に設けた窓部と前記保存液を蓄える凸部とが前記シャッ
    ター手段のスライドにより交互に切り替わり、前記窓部
    が前記検出素子上にあるときに、尿糖の測定を行い、前
    記凸部が前記検出素子上にあるときに、前記検出素子に
    前記保存液を封入した状態で保持することを特徴とする
    請求項12記載の携帯型尿成分測定センサを用いた尿成
    分測定方法。
  15. 【請求項15】前記検出素子上の前記空間に前記保存液
    を挿入するに際し、前記保存液が前記検出部上に残留し
    た尿を外部に流し出し、洗浄が容易となることを特徴と
    する請求項13又は14に記載の携帯型尿成分測定セン
    サを用いた尿成分測定方法。
  16. 【請求項16】前記保存液容器を装着するに際し、該保
    存液容器の先端部を前記検出部に設けた尖状の突起によ
    って開封し、前記検出素子上に前記保存液を供給するこ
    とを特徴とする請求項12乃至15のいずれか一に記載
    の携帯型尿成分測定センサを用いた尿成分測定方法。
  17. 【請求項17】前記検出部の回転動作又はスライド動作
    を、前記保存液容器を押圧する方向の動作に変換する手
    段を備え、該変換手段により前記検出部の回転動作又は
    スライド動作に連動して前記検出素子に前記保存液を供
    給することを特徴とする請求項13乃至16のいずれか
    一に記載の携帯型尿成分測定センサを用いた尿成分測定
    方法。
  18. 【請求項18】前記携帯型尿成分測定センサに、尿糖測
    定値を記憶する手段と、コンピュータ端末と通信する手
    段とを備え、測定した尿糖値データを前記コンピュータ
    端末に送信し、該コンピュータ端末上で前記尿糖値デー
    タを処理することを特徴とする請求項12乃至16のい
    ずれか一に記載の携帯型尿成分測定センサを用いた尿成
    分測定方法。
  19. 【請求項19】前記携帯型尿成分測定センサに、携帯端
    末に送信する手段を備え、測定した尿糖値データを前記
    携帯端末に送信することを特徴とする請求項12乃至1
    8のいずれか一に記載の携帯型尿成分測定センサを用い
    た尿成分測定方法。
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