WO2008072290A1

WO2008072290A1 - ピックアップ移動装置、ディスク装置、および、撮像装置

Info

Publication number: WO2008072290A1
Application number: PCT/JP2006/324571
Authority: WO
Inventors: Yusuke Akama; Yutaka Hamano; Junji Takahashi; Norio Kudo; Norihiko Shibano
Original assignee: Pioneer Corporation
Priority date: 2006-12-08
Filing date: 2006-12-08
Publication date: 2008-06-19

Abstract

ディスクカメラレコーダのディスク処理部に、移動用モータ２４０と、この移動用モータ２４０のモータ軸２４１に線接触する状態で設けられた第１，第２のスライド板３４０，３７０と、モータ軸２４１の軸方向に略沿って移動可能に配設され、光ピックアップを保持するピックアップボディ３１１と、第１，第２のスライド板３４０，３７０およびピックアップボディ３１１を連結する状態で配設された第１，第２のモータ軸ガイド部材３３０，３６０と、を設けている。第１，第２のモータ軸ガイド部材３３０，３６０を、共振しない材料により形成している。

Description

明細書

ピックアップ移動装置、ディスク装置、および、撮像装置

技術分野

[0001] 本発明は、光ピックアップを記録媒体の面方向に略沿って移動させるピックアップ移動装置、ディスク装置、および、撮像装置に関する。

背景技術

[0002] 従来、記録媒体に情報を記録、あるいは、記録媒体に記録された情報を読み取るディスク装置が知られている。（例えば、特許文献 1参照)。

[0003] この特許文献 1に記載のものは、記録再生機構を移動させるインパクト駆動機構を備えている。このインパクト駆動機構は、駆動軸と、この駆動軸の一端に取り付けられた電気機械変換素子と、駆動軸の軸方向にスライド可能に支持され支持ベースと駆動軸とを連結する可動部と、を有している。

そして、可動部は、第 1の連結片の水平ガイド壁および垂直ガイド壁と、第 2の連結片の押圧部と、にて駆動軸を挟み込むことにより、駆動軸の軸方向にスライド可能に支持されて、る構成がとられて、る。

[0004] 特許文献 1 :特開 2003— 196936号公報

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0005] し力しながら、特許文献 1のような構成では、駆動軸に接触する第 1の連結片および第 2の連結片が支持ベースに直接的に連結されているため、駆動軸の振動が第 1 の連結片および第 2の連結片を介して支持ベースに伝達されてしまうおそれがある。このため、この支持ベースの振動に伴いピックアップも移動中に振動してしまい、記録媒体に記録された情報を適切に処理できないおそれがあるという問題点が一例として挙げられる。

[0006] 本発明は、光ピックアップを適切に移動可能なピックアップ移動装置、ディスク装置、および、撮像装置を提供することを 1つの目的とする。

課題を解決するための手段 [0007] 本発明のピックアップ移動装置は、ディスク状の記録媒体に記録された情報を処理する光ピックアップを前記記録媒体の面方向に略沿って移動させるピックアップ移動装置であって、丸棒状のモータ軸、および、このモータ軸における軸方向の一端側に設けられ印加される電圧により伸縮して前記モータ軸を軸方向に振動させるピエゾモータ部を備えた移動用モータと、共振する材料により形成され、前記モータ軸における周方向に沿った異なる位置にぉ、て線接触する状態で設けられた複数の軸接触面を備えたメインガイド部と、前記モータ軸の軸方向に略沿って移動可能に設けられ、前記光ピックアップを保持するピックアップボディと、共振しない材料により形成され、前記メインガイド部および前記ピックアップボディを連結する状態で設けられたガイドボディ間連結部と、を具備したことを特徴とする。

[0008] 本発明のディスク装置は、略箱状のケース体と、このケース体内に設けられディスク状の記録媒体を保持するターンテーブルと、このターンテーブルで保持された前記記録媒体に記録された情報を処理する光ピックアップと、この光ピックアップを前記記録媒体の面方向に略沿って移動させる上述したピックアップ移動装置と、を具備したことを特徴とする。

[0009] 本発明の撮像装置は、レンズを有した撮像部と、この撮像部にて取得した撮像情報を前記記録媒体に記録する上述したディスク装置と、を具備したことを特徴とする。図面の簡単な説明

[0010] [図 1]本発明の一実施形態のディスクカメラレコーダの全体の概略を模式的に示す図である。

[図 2]前記一実施形態におけるディスクカメラレコーダを構成するディスク処理部の内部構成を示す平面図である。

[図 3]前記一実施形態におけるディスク処理部の要部を一面側から見た部分断面図である。

[図 4]前記一実施形態におけるディスク処理部の要部を他面側から見た部分断面図である。

[図 5]前記一実施形態におけるディスク処理部の要部をピエゾモータ部側力見た図である。符号の説明

1 · · '撮像装置としてのディスクカメラレコーダ

12· · '撮像部を構成する撮影レンズ

14· · '撮像部を構成する制御回路部

20…ディスク装置としてのディスク処理部

100···ケース体を構成するカバー

110· ··ケース体を構成するベースプレート

221· ··ターンテーブル

240· ··ピックアップ移動装置を構成する移動用モータ

241· ··モータ軸

242…ピエゾモータ部

311· "ピックアップ移動装置を構成するピックアップボディ

313…ピックアップ移動装置を構成する第 1の連結部材支持部としてのメインガイド係合突出部

313A- "ピックアップ移動装置を構成するボディ間係止部

314· ··光ピックアップ

330· ··ピックアップ移動装置およびガイドボディ間連結部を構成する第 1の連結部材としての第 1のモータ軸ガイド部材

331B- "ピックアップ移動装置を構成するボディ間係合部

331C…ピックアップ移動装置を構成するガイド間係止部としての第 1のガイド間係止凹部

340· "ピックアップ移動装置およびメインガイド部を構成するメインガイド部材としての第 1のスライド板

341A, 341B…第 1，第 2の軸接触面

342· ··ピックアップ移動装置を構成するガイド間係合部としての外面

350· ··ピックアップ移動装置を構成する第 2の連結部材支持部としてのガイド押さえ部材

360· "ピックアップ移動装置およびガイドボディ間連結部を構成する第 2の連結部材としての第 2のモータ軸ガイド部材

361C- ··ピックアップ移動装置を構成するガイド間係止部としての第 2のガイド間係止凹部

370· "ピックアップ移動装置およびメインガイド部を構成するメインガイド部材としての第 2のスライド'板

371A, 371B…第 3,第 4の軸接触面

372· ··ピックアップ移動装置を構成するガイド間係合部としての外面

D…記録媒体としての光ディスク

発明を実施するための最良の形態

[0012] 以下、本発明における一実施形態を図面に基づいて説明する。

図 1は、本発明に係る一実施形態のディスクカメラレコーダの全体の概略を模式的に示す図である。

[0013] 〔ディスクカメラレコーダの構成〕

図 1において、 1は、本発明の一実施形態に係る撮像装置としてのディスクカメラレコーダであり、このディスクカメラレコーダ 1は、動画情報、音声情報、画像情報などの撮像情報を記録媒体としての光ディスク Dに記録したり、光ディスク Dに記録された各種情報を再生したりする装置である。このディスクカメラレコーダ 1に利用できる光ディスク Dとしては、例えば CD(Compact Disc), DVD(Digital Versatile Disc), BD(Blu— ra y Disc)などの各種ディスク状記録媒体が利用できる。

このディスクカメラレコーダ 1は、図 1に示すように、外部ケース 11と、撮像部を構成する撮影レンズ 12と、撮影窓 13と、外部ケース 11の内部に設けられる撮像部を構成する制御回路部 14と、ディスク装置としてのディスク処理部 20と、図示しないコント口ーラ部と、図示しない小型ディスプレイと、などを備えている。

[0014] 外部ケース 11は、内部空間を有する箱状に形成されている。この外部ケース 11の各面には、それぞれ内部と外部とを連通する窓部が形成され、この窓部に臨んで前述した撮影レンズ 12、撮影窓 13、コントローラ部およびディスク処理部 20が設けられている。

[0015] 撮影レンズ 12は、外部ケース 11の前面の窓部に臨んで設けられている。この撮影レンズ 12は、外部の画像光を取り込む。ここで取り込まれた画像光は、図示しない画像変換処理部にて画像信号に変換され、外部ケース 11内部の制御回路部 14に入力される。

[0016] 撮影窓 13は、外部ケース 11の背面の窓部に臨んで設けられている。この撮影窓 1 3は、例えば光学的に撮影レンズ 12に接続されており、この撮影窓 13から撮影レンズ 12に取り込まれる外部画像を確認することが可能となる。

[0017] コントローラ部は、例えば外部ケース 11の天面、背面、および側面に配置される複数の操作ボタンを備えて、る。これらの操作ボタンはそれぞれ外部ケース 11内部の制御回路部 14に電気的に接続されており、これらの操作ボタンを操作することで所定の操作信号を制御回路部 14に出力する。

[0018] 小型ディスプレイは、外部ケース 11のディスク処理部 20が設けられた側面とは反対側面に、外部ケース 11に対して回動可能に設けられている。この小型ディスプレイは、外部ケース 11内部の制御回路部 14に電気的に接続され、情報処理部から出力される各種画像情報を表示させる。

[0019] ディスク処理部 20は、外部ケース 11の一側面に設けられている。このディスク処理部 20は、外部ケース 11の一側面力も突出するディスク設置部 21を備えている。ディスク設置部 21は、外部ケース 11の側面から立ち上がる立上部 22と、この立上部 22 の開口を略閉塞する状態で設けられるケース体を構成するカバー 100と、を備えている。なお、ディスク処理部 20の内部構成については、後述する。

[0020] カバー 100は、榭脂材料により形成された略 D字板状のカバー基部 101を備えている。また、カバー基部 101の周縁には、略垂直に立設するカバー周縁部 102が設けられている。さらに、このカバー周縁部 102の上側縁側には、光ディスク Dを揷通可能なスリット状のディスク揷通孔 102Aが設けられている。

[0021] 制御回路部 14は、ディスクカメラレコーダ 1全体の動作を制御する。

具体的には、制御回路部 14は、コントローラ部から入力される操作信号に基づいて、各種処理を実施する。この各種処理とは、例えば、画像変換部における撮影レンズ 12から取り込まれた画像光を画像信号に変換する処理、小型ディスプレイから画像情報を出力させる処理、取り込まれた画像をディスク処理部に設置された光ディスク Dに録画させる録画処理、ディスク処理部 20に設置された光ディスク Dから情報を読み込む処理などが挙げられる。

[0022] (ディスク処理部の内部構成）

次に、ディスク処理部 20の内部構成について説明する。

図 2は、ディスクカメラレコーダを構成するディスク処理部の内部構成を示す平面図である。図 3は、ディスク処理部の要部を一面側から見た部分断面図である。図 4は、ディスク処理部の要部を他面側から見た部分断面図である。図 5は、ディスク処理部の要部をピエゾモータ部側から見た図である。

ディスク処理部 20は、図 2に示すように、例えば金属板により、平面視で略 D字状の板状に形成されたケース体を構成するベースプレート 110を備えている。

[0023] このベースプレート 110には、ディスク情報処理部 200と、図示しないシャツタ機構と、図示しない搬送機構と、図示しない昇降機構と、などが設けられている。

シャツタ機構は、カバー 100のディスク揷通孔 102Aを適宜開閉する。

搬送機構は、ディスク揷通孔 102Aから挿入される光ディスク Dをディスク情報処理部 200へ搬送する。また、搬送機構は、ディスク情報処理部 200で処理された光ディスク Dを搬送して、ディスク揷通孔 102Aから排出する。

昇降機構は、ディスク情報処理部 200を光ディスク Dに対して進出させて、ディスク情報処理部 200にて光ディスク Dに記録された情報を処理可能な状態にする。また、昇降機構は、ディスク情報処理部 200を光ディスク Dに対して後退させて、搬送機構で光ディスク Dを排出可能な状態にする。

[0024] ディスク情報処理部 200は、例えば金属板により四隅が切り欠かれた略長方形板状に形成されたフレームとしての台座 210を備えて、る。

この台座 210の四隅には、台座 210の面外方向に延出する台座取付部 211がそれぞれ設けられている。そして、台座 210は、台座取付部 211がゴムブッシュ 212を介して、昇降機構に取り付けられている。

[0025] また、台座 210には、長手方向の一端近傍に位置して、ディスク回転駆動手段 220 が配設されている。

このディスク回転駆動手段 220は、スピンドルモータである図示しない回転用電動モータと、この回転用電動モータの図示しない出力軸に一体的に設けられたターンテーブル 221と、を備えている。

ターンテーブル 221は、光ディスク Dを保持する際に光ディスク Dの孔部 D 1が係合される突出部 221Aと、光ディスク Dの孔部 D1周縁近傍が載置されるフランジ 221B と、を備えている。

[0026] また、台座 210〖こは、処理移動手段 230が配設されている。この処理移動手段 230 は、台座 210に配設されたサブガイドシャフト 231と、移動用モータ 240と、この移動用モータ 240を保持するモータ保持部 260と、を備えて!/、る。

移動用モータ 240は、図 2〜図 5に示すように、モータ軸 241と、ピエゾモータ部 24 2と、を備えている。

[0027] モータ軸 241は、例えばカーボングラファイトなどにより丸棒状に形成されている。

[0028] ピエゾモータ部 242は、モータ軸 241の一端側に設けられ、印加される電圧によりモータ軸 241を軸方向に伸縮させて振動させる。このピエゾモータ部 242は、図 3および図 4に示すように、第 1のセラミック振動子 243と、アース板 244と、第 2のセラミツク振動子 245と、を備えている。

[0029] 第 1のセラミック振動子 243は、圧電性物質、例えば BaTiO、 PbZrO、 PbTiOなど

3 3 3 金属酸化物の粉末を圧縮焼成した圧電セラミックスなどにて、四隅が円弧状に切り欠かれた略長方形板状に形成されている。この第 1のセラミック振動子 243の略中央には、モータ軸 241の径寸法よりも若干大きい径寸法を有する丸形状の振動子孔部 24 3Aが開口形成されている。また、第 1のセラミック振動子 243には、一端が図示しない電圧印加部に接続された第 1の電圧印加導線 247の他端が電気的に接続されている。

[0030] アース板 244は、例えば銅などの導電性の材料にて、第 1のセラミック振動子 243と略同一形状に形成されている。このアース板 244の略中央には、振動子孔部 243A と略等しい形状のアース孔部 244Aが開口形成されている。さらに、アース板 244の長手方向の一端側には、アース板 244の面外方向へ向けて略長方形板状に突出するアース接続部 244Bが設けられている。そして、アース板 244は、アース孔部 244A および振動子孔部 243Aの軸が略一致する状態で、第 1のセラミック振動子 243に積層される状態で固着されている。また、アース接続部 244Bにおける第 1のセラミック振動子 243側の面には、一端がアースされたアース線 248の他端が電気的に接続されている。

[0031] 第 2のセラミック振動子 245は、例えば第 1のセラミック振動子 243と同一材料にて、第 1のセラミック振動子 243と略同一形状に形成されている。そして、第 2のセラミック振動子 245は、アース板 244に積層される状態で固着されている。また、第 2のセラミック振動子 245の略中央には、アース孔部 244Aおよび振動子孔部 243Aに揷通されたモータ軸 241の一端が固着されている。さらに、第 2のセラミック振動子 245におけるアース板 244と反対側の面には、一端が電圧印加部に接続された第 2の電圧印加導線 249の他端が電気的に接続されている。

[0032] そして、ピエゾモータ部 242は、電圧印加部から印加される電圧により、第 1,第 2のセラミック振動子 243, 245が伸縮されることにより、第 2のセラミック振動子 245に固着されたモータ軸 241を軸方向に振動させ、後述するピックアップボディ 311を移動させる。

[0033] モータ保持部 260は、図 2〜図 4に示すように、モータ軸保持部 270と、モータ軸端固定部 280と、ピエゾモータ固定部 290と、などを備えている。

[0034] モータ軸保持部 270は、モータ軸 241における両端よりも軸方向中央側の部分を保持する。そして、このモータ軸保持部 270は、取付アングル 271と、第 1の端部近傍保持部 275と、第 2の端部近傍保持部 276と、を備えている。

[0035] 取付アングル 271は、例えば金属などにて、略長方形板状に形成されたアングル基部 271Aを備えている。このアングル基部 271Aにおける長手方向の一端側には、台座 210から突出する状態で設けられた丸形状の第 1のボス 214が移動可能に係合される長円形状の長孔部 271A1が設けられている。また、アングル基部 271Aにおける長手方向の他端側には、丸形状の第 2のボス 215が嵌合される丸形状の丸孔部 271A2が設けられている。さらに、長孔部 271A1および丸孔部 271A2の間には、ねじ部材 216が揷通される一対のねじ孔 271A3が設けられている。

そして、アングル基部 271Aにおける短手方向の一側縁には、アングル基部 271A の面方向と略直交する方向へ向けて立設するアングル立設部 271Bがー体的に設けられている。

このアングル立設部 271Bの長手方向の両端側には、アングル基部 271Aの面外方向に向けて長手状に突出するアーム基部 271Cがそれぞれ設けられている。さらに、アーム基部 271Cの先端には、略中央にアームリング孔部 271D1が開口形成された略リング状のアームリング部 271Dが設けられている。

[0036] 第 1,第 2の端部近傍保持部 275, 276は、例えばゴムなどの弾性を有する材料により、アームリング孔部 271D1よりも大きい径寸法の略円柱状に形成されている。また、第 2の端部近傍保持部 276は、第 1の端部近傍保持部 275よりも硬度が高い材料により形成されている。

これら第 1,第 2の端部近傍保持部 275, 276の軸方向略中央には、図 3および図 4に示すように、アームリング孔部 271D1と略等しい径寸法にくびれた第 1,第 2のくびれ部 275A, 276Aが設けられている。さらに、第 1,第 2の端部近傍保持部 275, 276には、軸方向に貫通する状態で第 1,第 2の軸揷通孔部 275B, 276Bが設けられている。そして、第 1,第 2の端部近傍保持部 275, 276は、くびれ部 275A, 276 Aがアームリング孔部 271D1に嵌合されることにより、アームリング部 271Dにて保持される。さらに、第 1の端部近傍保持部 275の第 1の軸揷通孔部 275Bには、モータ軸 241におけるピエゾモータ部 242側の端部よりも軸方向の中央側のモータ近傍位置が挿通される。また、第 2の端部近傍保持部 276の第 2の軸揷通孔部 276Bには、モータ軸 241におけるピエゾモータ部 242と反対側の端部よりも軸方向の中央側のモータ離間位置が挿通される。

[0037] そして、モータ軸保持部 270は、取付アングル 271が第 1のボス 214および長孔部 271A1の係合、第 2のボス 215および丸孔部 271A2の嵌合により所定の位置に位置決めされて、ねじ部材 216により台座 210に取り付けられる。また、モータ軸保持部 270は、第 1,第 2の端部近傍保持部 275, 276にて、モータ近傍位置、モータ離間位置を、モータ軸 241がサブガイドシャフト 231と略平行となり、かつ、モータ離間位置がターンテーブル 221近傍に位置する状態で保持する。

[0038] モータ軸端固定部 280は、例えばゴムなどの弾性を有する材料により略四角ブロック状に形成されている。このモータ軸端固定部 280の一面である軸側面 280Aには、モータ軸 241の端部が嵌合されるモータ軸嵌合凹部 280Bが設けられている。具体的には、このモータ軸嵌合凹部 280Bは、モータ軸 241の外周面に当接する外周面固定部 280B1と、端面に当接する端面固定部 280B2と、にて凹状に形成されている。

また、外周面固定部 280B1は、モータ軸 241よりも若干小さい径寸法を有している。そして、このモータ軸嵌合凹部 280Bには、外周面および外周面固定部 280B1の当接により径方向への移動が規制され、かつ、端面および端面固定部 280B2の当接により軸方向への移動が規制された状態で、モータ軸 241が嵌合される。また、モ一タ軸端固定部 280は、軸側面 280Aに略直交する面である軸端側台座取付面 28 OCの一部が台座 210に固着される。つまり、モータ軸端固定部 280は、モータ軸 24 1を台座 210に接触させな!/、状態で台座 210に対して固定する。

[0039] ピエゾモータ固定部 290は、例えばゴムなどの弾性を有する材料により略四角プロック状に形成されている。また、ピエゾモータ固定部 290は、モータ軸端固定部 280 よりも硬度が低い材料により形成されている。このピエゾモータ固定部 290の一面であるピエゾ取付面 290Aには、例えば接着剤などにより、ピエゾモータ部 242の第 2 のセラミック振動子 245が固着される。さらに、ピエゾモータ固定部 290は、ピエゾ取付面 290Aに略直交する面であるピエゾ端側台座取付面 290Bの一部が台座 210に固着される。つまり、ピエゾモータ固定部 290は、ピエゾモータ部 242を台座 210に接触させな！/ヽ状態で固定する。

[0040] さらに、台座 210には、図 2に示すように、処理移動手段 230に支持された情報処理部 310が配設されている。この情報処理部 310は、サブガイドシャフト 231およびモータ軸 241間に架橋する状態で設けられた略板状のピックアップボディ 311を備えている。このピックアップボディ 311の一縁には、サブガイドシャフト 231に移動可能に係合されるサブガイドシャフト係合部 312が設けられて、る。このサブガイドシャフト係合部 312は、ピックアップボディ 311の面外方向に突出する状態で設けられて!/、る。そして、サブガイドシャフト係合部 312は、例えば断面略コ字状に形成され、この断面略コ字状で略囲まれる部分がサブガイドシャフト 231に係合される。また、サブガイドシャフト係合部 312は、サブガイドシャフト 231の軸方向に略沿った長さ寸法が L1 となる形状に形成されてヽる。

[0041] さらに、ピックアップボディ 311の他縁における一面には、図 2〜図 5に示すように、サブガイドシャフト係合部 312と反対側に向けて略長方形板状に突出し、移動用モータ 240のモータ軸 241に移動可能に係合されるモータ軸係合部 320が設けられている。

[0042] このモータ軸係合部 320は、ピックアップボディ 311からモータ軸 241の側方に向けて略板状に突出する第 1のメインガイド支持部を構成する第 1の連結部材支持部としてのメインガイド係合突出部 313を備えている。そして、このメインガイド係合突出部 313における突出方向と略平行な一対の側縁には、メインガイド係合突出部 313 の面内方向に向けて略長方形状に切り欠かれたボディ間係止部 313Aがそれぞれ設けられている。

[0043] また、メインガイド係合突出部 313には、例えばプラスチックなどの共振しな、材料により、略長方形板状に形成されたガイドボディ間連結部および第 1のメインガイド支持部を構成する第 1の連結部材としての第 1のモータ軸ガイド部材 330が設けられている。

この第 1のモータ軸ガイド部材 330は、メインガイド係合突出部 313と略等しい形状の第 1のガイド基部 331を備えている。この第 1のガイド基部 331の一面は、図 5に示すように、メインガイド係合突出部 313で支持される第 1の連結支持部 331Aとされている。

また、この第 1の連結支持部 331Aにおける互いに対向する両側縁には、図 2、図 3 、および、図 5に示すように、第 1の連結支持部 331Aから突出する状態で、ボディ間係合部 331Bがそれぞれ一体的に設けられている。このボディ間係合部 331Bは、メインガイド係合突出部 313のボディ間係止部 313Aに対応する形状に形成されている。

また、第 1のガイド基部 331の他面には、図 5に示すように、ボディ間係合部 331B が設けられた両側縁を結ぶ状態でガイド間係止部としての第 1のガイド間係止凹部 3 31Cが設けられている。この第 1のガイド間係止凹部 331Cは、溝状の底部が略直角の断面略 L字状に形成されてヽる。そして、第 1のモータ軸ガイド部材 330は、ボディ間係合部 331Bがボディ間係止部 313Aに係合された状態で、第 1の連結支持部 331 Aがメインガイド係合突出部 313 により支持されている。

[0044] また、第 1のモータ軸ガイド部材 330の第 1のガイド間係止凹部 331Cには、図 2、図 3、および、図 5に示すように、例えば金属などの共振する材料により構成されたメインガイド部を構成するメインガイド部材としての第 1のスライド板 340が設けられている。この第 1のスライド板 340は、図 2に示すように、モータ軸 241の軸方向に略沿つた長さ寸法力L1よりも大きい L2となる形状に形成されている。また、第 1のスライド板 340は、図 5に示すように、長方形板を略直角に屈曲させた状態に対応する略 L字状に形成され、面方向が互いに略直交する第 1の軸接触面 341Aと、第 2の軸接触面 3 41Bと、で構成される直交面部 341を備えている。

そして、第 1のスライド板 340は、略 L字状のガイド間係合部としての外面 342が第 1 のガイド間係止凹部 331Cに係合された状態で、第 1のモータ軸ガイド部材 330により支持されている。

[0045] また、ピックアップボディ 311の他縁における他面には、図 4および図 5に示すように、メインガイド係合突出部 313と略対向する状態で突出する第 2のメインガイド支持部を構成するメインガイド付勢部材および第 2の連結部材支持部としてのガイド押さえ部材 350が設けられている。このガイド押さえ部材 350は、例えば金属などにより略長方形枠状に形成され、この枠状の面方向と略直交する方向への弾性を有している。そして、ガイド押さえ部材 350は、図 4に示すように、枠状の長手方向の一端側に設けられた図示しないねじ孔に揷通されたねじ部材 351により、長手方向の他端側がピックアップボディ 311から突出する状態で着脱可能に取り付けられている。

[0046] さらに、ガイド押さえ部材 350には、図 4および図 5に示すように、例えば第 1のモータ軸ガイド部材 330と同一の材料、つまり共振しない材料により、第 1のモータ軸ガイド部材 330よりも小さい略長方形板状に形成された第 2のメインガイド支持部を構成するガイド付勢間部材およびガイドボディ間連結部を構成する第 2の連結部材としての第 2のモータ軸ガイド部材 360が設けられている。なお、第 2のモータ軸ガイド部材 360を、第 1のモータ軸ガイド部材 330と同一の材料ではなぐ他の共振しない材料により構成してもよい。

この第 2のモータ軸ガイド部材 360は、短手方向の寸法が第 1のガイド基部 331よりも小さぐかつ、長手方向の寸法が第 1のガイド基部 331と略等しい長方形板状の第 2のガイド基部 361を備えている。この第 2のガイド基部 361の一面は、図 5に示すように、ガイド押さえ部材 350で支持される第 2の連結支持部 361Aとされている。また、第 2のガイド基部 361の他面には、長手方向の両側縁を結ぶ状態でガイド間係止部としての第 2のガイド間係止凹部 361Cが設けられている。この第 2のガイド間係止凹部 361Cは、第 1のガイド間係止凹部 331Cと略等しい断面略 L字状の溝状に形成されている。

そして、第 2のモータ軸ガイド部材 360は、第 2の連結支持部 361Aがガイド押さえ部材 350により支持されている。

[0047] また、第 2のモータ軸ガイド部材 360の第 2のガイド間係止凹部 361Cには、図 4および図 5に示すように、第 1のスライド板 340と同一の材料、つまり共振する材料により、第 1のスライド板 340と同一形状に形成されたメインガイド部を構成するメインガイド部材としての第 2のスライド板 370が設けられている。なお、第 2のスライド板 370を、第 1のスライド板 340と同一の材料ではなぐ他の共振する材料により構成してもよいこの第 2のスライド板 370は、図 5に示すように、面方向が互いに略直交する第 3の軸接触面 371Aと、第 4の軸接触面 371Bと、で構成される直交面部 371を備えている。

そして、第 2のスライド板 370は、ガイド間係合部としての外面 372が、第 2のガイド間係止凹部 361Cに係合され、かつ、第 1のスライド板 340とにてモータ軸 241の外周面を狭持する状態で、第 2のモータ軸ガイド部材 360により支持されている。

[0048] このとき、第 1,第 2のスライド板 340, 370は、第 1の軸接触面 341Aおよび第 3の軸接触面 371Aが略対向し、かつ、第 2の軸接触面 341Bおよび第 4の軸接触面 37 1Bが略対向する状態で設けられる。さらに、上述したように、第 1,第 2の軸接触面 3 41A, 341Bの面方向は略直交し、かつ、第 3,第 4の軸接触面 371A, 371Bの面方向も略直交している。このため、第 1,第 2のスライド板 340, 370は、第 1,第 2,第 3,第 4の軸接触面 34 1A, 341B, 371A, 371B力第 1,第 2,第 3,第 4の接触部分 241A, 241B, 241C , 241Dでそれぞれ線接触する状態で、モータ軸 241を保持する。さら〖こ、第 1,第 2 のスライド板 340, 370は、互いに隣り合う第 1,第 2,第 3,第 4の接触部分 241A, 2 41B, 241C, 241Dのモータ軸 241の周方向に沿った距離が略等しくなる状態で、モータ軸 241を保持する。

[0049] また、上述したように、ガイド押さえ部材 350は、枠状の面方向と略直交する方向への弾性を有している。

このため、第 2のスライド板 370は、ガイド押さえ部材 350による弾性力により、モータ軸 241を第 1のスライド板 340の方向へ付勢して押し付ける状態で、モータ軸 241 を保持する。具体的には、第 2のスライド板 370は、ピエゾモータ部 242に電圧が印加されて!ヽな、状態ではモータ軸 241に対して移動不可能であり、電圧が印加された状態ではモータ軸 241に対して移動可能な状態で、モータ軸 241を保持する。

[0050] さらに、上述したように、ガイド押さえ部材 350は、第 2のモータ軸ガイド部材 360を弾性力により支持している。

このため、ガイド押さえ部材 350は、モータ軸 241と、第 2のスライド板 370と、の間に生じる位置ずれを吸収することが可能となる。

[0051] また、ピックアップボディ 311には、図 2に示すように、光ディスク Dの記録面に記録された各種情報を読み取って出力回路部へ出力する読取処理や、各種情報を記録面に記録する記録処理を実施するための光ピックアップ 314が配設されている。

[0052] なお、移動用モータ 240と、ピックアップボディ 311と、メインガイド係合突出部 313 と、ボディ間係止部 313Aと、第 1,第 2のモータ軸ガイド部材 330, 360と、ボディ間係合部 331Bと、第 1のガイド間係止凹部 331Cと、第 1,第 2のスライド板 340, 370と、外面 342, 372と、ガイド押さえ部材 350と、第 2のガイド間係止凹部 361Cと、にて、本発明のピックアップ移動装置が構成されている。

[0053] 〔ディスクカメラレコーダの動作〕

次に、ディスクカメラレコーダ 1の動作として、処理移動手段 230による情報処理部 310の移動処理について説明する。 [0054] まず、ディスクカメラレコーダ 1の制御回路部 14は、例えば光ディスク Dに記録された情報の処理が終了した後に、処理移動手段 230を制御して、情報処理部 310を所定の位置へ移動させる。

具体的には、制御回路部 14は、電圧印加部を制御して、処理移動手段 230を構成するピエゾモータ部 242の第 1,第 2の電圧印加導線 247, 249に電圧を印力！]させる。

ピエゾモータ部 242は、第 1,第 2の電圧印加導線 247, 249に電圧が印加されると、この印加された電圧に対応した状態でモータ軸 241を軸方向に伸縮させて振動させる。

[0055] モータ軸 241に線接触する第 1,第 2のスライド板 340, 370は、モータ軸 241が振動すると、この振動により共振して、モータ軸 241の軸方向に略沿って移動する。そして、第 1,第 2のスライド板 340, 370の移動に伴い、情報処理部 310を構成するピックアップボディ 311は、サブガイドシャフト 231にガイドされつつ、モータ軸 241に略沿って所定の位置まで移動する。

[0056] 〔ディスク装置の作用効果〕

上記実施形態では、ディスクカメラレコーダ 1のディスク処理部 20に、移動用モータ 240と、この移動用モータ 240のモータ軸 241に線接触する状態で設けられた第 1, 第 2のスライド板 340, 370と、モータ軸 241の軸方向に略沿って移動可能に配設され、光ピックアップ 314を保持するピックアップボディ 311と、第 1,第 2のスライド板 34 0, 370およびピックアップボディ 311を連結する状態で配設された第 1,第 2のモータ軸ガイド部材 330, 360と、を設けている。そして、第 1,第 2のモータ軸ガイド部材 3 30, 360を、共振しない材料により形成している。

このため、モータ軸 241の振動に伴い第 1,第 2のスライド板 340, 370を共振させて、ピックアップボディ 311を移動させたとしても、第 1,第 2のモータ軸ガイド部材 33 0, 360にて、第 1,第 2のスライド板 340, 370の振動を遮断して、この振動がピックアップボディ 311に伝達されるのを抑制できる。したがって、光ピックアップ 314が移動中に振動するのを抑制でき、光ピックアップ 314を適切に移動させることができる。また、光ピックアップ 314を適切に移動させる構成をディスク処理部 20に設けているので、光ディスク Dへの撮像情報の記録処理や光ディスク Dからの撮像情報の読取処理、つまり録画処理や再生処理を適切に実施できる。

さらに、ステッピングモータと比べて静音性が高いピエゾモータ部 242を移動用モータ 240として適用しているので、ディスクカメラレコーダ 1を快適に操作させることができる。

[0057] また、ピックアップボディ 311の一面側力も突出する状態で設けられたメインガイド係合突出部 313と、ピックアップボディの他面側にモータ軸 241を介して第 1のモータ軸ガイド部材 330に略対向する状態で取り付けられるガイド押さえ部材 350と、を設けている。そして、第 1のモータ軸ガイド部材 330を、メインガイド係合突出部 313 のモータ軸 241に略対向する部分で支持されるとともに、第 1のスライド板 340を支持する状態で設けている。さらに、第 2のモータ軸ガイド部材 360を、ガイド押さえ部材 3 50のモータ軸 241に略対向する部分で支持されるとともに、第 2のスライド板 370を支持する状態で設けている。

このため、例えば以下のようにして、組み立てることができる。すなわち、メインガイド係合突出部 313が図示しない作業面に当接する状態でピックアップボディ 311を作業台に載置する。そして、メインガイド係合突出部 313に、第 1のモータ軸ガイド部材 330を介して第 1のスライド板 340を載置する。さら〖こ、モータ軸 241を、第 1のスライド板 340に係合する状態で載置した後に、第 2のスライド板 370、第 2のモータ軸ガイド部材 360を載置する。そして、第 2のモータ軸ガイド部材 360をガイド押さえ部材 35 0で支持することにより、組み立てることができる。

したがって、作業台に載置されたピックアップボディ 311に対して、上方から各部材を順次積み重ねることにより組み立てることができ、製造を容易にできる。

[0058] さらに、第 1,第 2のモータ軸ガイド部材 330, 360に、第 1,第 2のガイド間係止凹部 331C, 361Cを設けている。そして、これら第 1,第 2のガイド間係止凹部 331C, 3 61Cを外面 342, 372に係合させることにより、第 1,第 2のモータ軸ガイド部材 330, 360と、第 1,第 2のスライド板 340, 370と、の位置決めをしてヽる。

このため、第 1,第 2のガイド間係止凹部 331C, 361Cを外面 342, 372に係合させるだけの簡単な方法で、第 1,第 2のモータ軸ガイド部材 330, 360と、第 1,第 2のスライド板 340, 370と、を位置決めでき、組み立てをさらに容易にできる。

[0059] また、第 1,第 2のスライド板 340, 370を、長方形板を屈曲させて直交面部 341, 3

71を有する形状に形成している。そして、この第 1,第 2のスライド板 340, 370の外面 342, 372を本発明のガイド間係合部として機能させ、第 1,第 2のガイド間係止凹部 331C, 361Cを係合させる構成としている。

このため、第 1,第 2のスライド板 340, 370に、第 1,第 2のガイド間係止凹部 331C

, 361Cを係合させるだけの機能を有する例えば突起などを設けることなく位置決めできる。したがって、部品の製造コストの増大を最小限に抑えた状態で、適切に位置決め可能な構成を提供できる。

[0060] さらに、メインガイド係合突出部 313に、ボディ間係止部 313Aを設けている。そして

、第 1のモータ軸ガイド部材 330に、ボディ間係止部 313Aが係合するボディ間係合部 331Bを設けている。

このため、ボディ間係止部 313Aをボディ間係合部 331Bに係合させるだけの簡単な方法で、メインガイド係合突出部 313と、第 1のモータ軸ガイド部材 330と、を位置決めでき、組み立てをさらに容易にできる。

[0061] 〔実施形態の変形〕

なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなぐ本発明の目的を達成できる範囲で以下に示される変形をも含むものである。

[0062] すなわち、例えばピックアップボディ 311の側面からピックアップボディ 311の面外方向に向けて、第 1のモータ軸ガイド部材 330、第 1のスライド板 340、モータ軸 241

、第 2のスライド板 370、第 2のモータ軸ガイド部材 360の順序で設ける構成としてもよい。

また、第 2のモータ軸ガイド部材 360および第 2のスライド板 370に対応する部分を共振する材料により形成するとともに、ガイド押さえ部材 350に対応する部分を共振しな、材料により形成する構成としてもょ、。

[0063] さらに、第 1,第 2のモータ軸ガイド部材 330, 360と、第 1,第 2のスライド板 340, 3 70と、〖こ位置決めをする機能を設けない構成としてもよい。具体的には、例えば第 1 のモータ軸ガイド部材 330に第 1のガイド間係止凹部 331Cを設けないとともに、第 1 のスライド板 340の代わりにブロック状の部材に略 L字状の溝を形成して第 1,第 2の軸接触面 341A, 341Bを設け、このブロック状の部材の一面と、第 1のモータ軸ガイド部材 330の一面と、を面接触させる構成としてもよ!、。

[0064] また、例えば第 1のスライド板 340および第 1のモータ軸ガイド部材 330のうちいずれか一方にガイド間係合部としての突起を設け、いずれか他方にこの突起に係合するガイド間係止部としての孔部を設ける構成としてもよい。

[0065] そして、第 1のモータ軸ガイド部材 330と、メインガイド係合突出部 313と、に位置決めをする機能を設けない構成としてもよい。具体的には、ボディ間係合部 331Bおよびボディ間係止部 313Aを設けずに、第 1のモータ軸ガイド部材 330と、メインガイド係合突出部 313と、を面接触させる構成としてもよい。

[0066] また、メインガイド係合突出部 313に凸状のボディ間係合部を設け、第 1のモータ軸ガイド部材 330に凹状のボディ間係止部を設ける構成としてもよい。

[0067] その他、本発明の実施の際の具体的な構造および手順は、本発明の目的を達成できる範囲で他の構造などに適宜変更できる。

[0068] 〔実施形態の効果〕

上述したように、上記実施形態では、ディスクカメラレコーダ 1に、移動用モータ 240 と、モータ軸 241に線接触する状態で設けられた第 1,第 2のスライド板 340, 370と、モータ軸 241の軸方向に略沿って移動可能に配設されたピックアップボディ 311と、第 1,第 2のスライド板 340, 370およびピックアップボディ 311を連結する第 1,第 2のモータ軸ガイド部材 330, 360と、を設けている。そして、第 1,第 2のモータ軸ガイド部材 330, 360を、共振しない材料により形成している。

このため、モータ軸 241の振動に伴い第 1,第 2のスライド板 340, 370を共振させて、ピックアップボディ 311を移動させたとしても、第 1,第 2のモータ軸ガイド部材 33 0, 360にて、第 1,第 2のスライド板 340, 370の振動を遮断して、この振動がピックアップボディ 311に伝達されるのを抑制できる。したがって、光ピックアップ 314が移動中に振動するのを抑制でき、光ピックアップ 314を適切に移動させることができる。

[0069] また、光ピックアップ 314を適切に移動させる構成をディスク処理部 20に設けているので、光ディスク Dへの撮像情報の記録処理や光ディスク Dからの撮像情報の読取処理、つまり録画処理や再生処理を適切に実施できる。

[0070] さらに、ステッピングモータと比べて静音性が高いピエゾモータ部 242を移動用モータ 240として適用しているので、ディスクカメラレコーダ 1を快適に操作させることができる。

産業上の利用可能性

[0071] 本発明は、光ピックアップを記録媒体の面方向に略沿って移動させるピックアップ移動装置、ディスク装置、および、撮像装置として利用できる。

Claims

請求の範囲

[1] ディスク状の記録媒体に記録された情報を処理する光ピックアップを前記記録媒体の面方向に略沿って移動させるピックアップ移動装置であって、

丸棒状のモータ軸、および、このモータ軸における軸方向の一端側に設けられ印カロされる電圧により伸縮して前記モータ軸を軸方向に振動させるピエゾモータ部を備えた移動用モータと、

共振する材料により形成され、前記モータ軸における周方向に沿った異なる位置において線接触する状態で設けられた複数の軸接触面を備えたメインガイド部と、前記モータ軸の軸方向に略沿って移動可能に設けられ、前記光ピックアップを保持するピックアップボディと、

共振しなヽ材料により形成され、前記メインガイド部および前記ピックアップボディを連結する状態で設けられたガイドボディ間連結部と、

を具備したことを特徴としたピックアップ移動装置。

[2] 請求項 1に記載のピックアップ移動装置であって、

前記ピックアップボディは、略板状に形成され、

前記ピックアップボディの一面側から前記モータ軸の側方に向けて突出する状態で設けられた第 1の連結部材支持部と、

前記ピックアップボディの他面側に前記モータ軸を介して前記第 1の連結支持部に略対向する状態に突出する状態で取り付けられる第 2の連結部材支持部と、を具備し、

前記メインガイド部は、前記軸接触面を有する一対のメインガイド部材を備え、前記ガイドボディ間連結部は、前記第 1の連結部材支持部の前記モータ軸に略対向する部分で支持されるとともに、一方の前記メインガイド部材を前記モータ軸に対して前記ピックアップボディの一面側に位置する状態で支持する第 1の連結部材と、前記第 2の連結部材支持部の前記モータ軸に略対向する部分で支持されるとともに、他方の前記メインガイド部材を前記モータ軸に対して前記ピックアップボディの他面側に位置する状態で支持する第 2の連結部材と、を備えた

ことを特徴としたピックアップ移動装置。

[3] 請求項 1または請求項 2に記載のピックアップ移動装置であって、

前記メインガイド部および前記ガイドボディ間連結部のうちいずれか一方に設けられたガイド間係合部と、

前記メインガイド部および前記ガイドボディ間連結部のうちいずれ力他方に設けられ前記ガイド間係合部に係合することにより前記メインガイド部および前記ガイドボディ間連結部を位置決めするガイド間係止部と、

を具備したことを特徴としたピックアップ移動装置。

[4] 請求項 3に記載のピックアップ移動装置であって、

前記メインガイド部は、板状部材を屈曲させて前記軸接触面を有する形状に形成され、

前記ガイド間係合部は、前記メインガイド部の外面であり、

前記ガイド間係止部は、前記ガイドボディ間連結部に設けられ前記メインガイド部の外面に対応する凹状に形成されたガイド間係止凹状部である

ことを特徴としたピックアップ移動装置。

[5] 請求項 1な、し請求項 4の、ずれかに記載のピックアップ移動装置であって、前記ピックアップボディおよび前記ガイドボディ間連結部のうちいずれか一方に一体的に設けられたボディ間係合部と、

前記ピックアップボディおよび前記ガイドボディ間連結部のうちいずれか他方に一体的に設けられ前記ボディ間係合部に係合することにより前記ピックアップボディおよび前記ガイドボディ間連結部を位置決めするボディ間係止部と、

を具備したことを特徴としたピックアップ移動装置。

[6] 略箱状のケース体と、

このケース体内に設けられディスク状の記録媒体を保持するターンテーブルと、このターンテーブルで保持された前記記録媒体に記録された情報を処理する光ピックアップと、

この光ピックアップを前記記録媒体の面方向に略沿って移動させる請求項 1な、し請求項 5のいずれかに記載のピックアップ移動装置と、

を具備したことを特徴としたディスク装置。レンズを有した撮像部と、

この撮像部にて取得した撮像情報を前記記録媒体に記録する請求項 6に記載のディスク装置と、

を具備したことを特徴とした撮像装置。