WO2008038614A1 - dispositif de gestion d'images médicales et programme - Google Patents
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Description
明 細 書
医用画像管理装置及びプログラム
技術分野
[0001] 本発明は、外部記憶媒体に記憶された医用画像データを読み込む読込手段を備 えた医用画像管理装置及びプログラムに関する。
背景技術
[0002] 医療の分野において、医用画像をデジタル化して取り扱うことが最近では主流とな りつつある。具体的には、 CR (Computed Radiography)装置や CT (Computed Tomog raphy)装置、 MRI (Magnetic Resonance Imaging)装置等の医用画像生成装置(以下 、モダリティと称す)によりデジタル化され、 PACS (Picture Archiving and Communica tion System for medical application)と呼ばれる医用画像管理システムで記憶管理さ れている。
[0003] 医用画像は、 DICOM (Digital Imaging and Communication in Medicine)規格に準 拠したデータ形式で、患者情報や検査情報を含む付帯情報を付帯した医用画像デ ータとしてデジタル化される。 DICOMとは、医用画像の通信及び保存フォーマットに 関する標準規格であり、この規格に準拠することで、異なる医療機器間での相互通 信性が確保される。
[0004] また、近年、通信ネットワークを介して PACSのような医用画像管理システム内のデ ータベースに医用画像データを記憶させる際、画面確認によるデータの必要性のチ エック、登録済みデータとの整合性のチェック、 RIS (Radiological Information System )や HIS (Hospital Information System)から送信される検査オーダ情報との整合性の チェックのような検像作業を可能とするシステムが開発されている(特許文献 1参照)。 特許文献 1:特開 2002— 153427号公報
発明の開示
発明が解決しょうとする課題
[0005] ところで、近年は DICOM規格や医療情報標準化規格(以下「HL7」; Health Level 7)等の標準規格を臨床現場のワークフローに則して適用するための IHE (Integratin
g Healthcare Enterprise)および IHE— J (Integrating Healthcare Enterprise - Japan) と呼ばれるガイドラインが定められ、運用されている。この IHEおよび IHE—Jに則つと ることで、医療機器間の相互通信性が高められている。
[0006] このような医用画像データの標準化により、ネットワークを介した医用画像データの 提供が容易になった。また、医用画像データの提供方法としては、 MOディスクや C D— R等の各種メディア (外部記憶媒体)を用いてデータ移送する方法もあり、メディ ァに医用画像データを記憶する際のデータ構造も IHEおよび IHE—Jの PDI (Portab le Data for Imaging)によって定められている。そのため、メディアを用いた医用画像 データの提供も容易になった。
[0007] しかし、メディアに記憶されるデータはユーザが作成しているもののため、不要なデ ータゃ間違った情報が書き込まれている可能性もあり、そのままの状態で医用画像 データを PACS内に取り込むと、データベースの整合性や保全性が損なわれてしま う恐れカある。
[0008] 特許文献 1の技術は、 PACSのような医用画像管理システム内に医用画像データ を、ネットワークを介して登録する場合のみ、検像作業を可能としている技術である。 そのため、不要なデータや間違った情報が書き込まれている可能性のあるメディアを 介して PACS内のデータベースに医用画像データを記憶させる場合、データの整合 性や保全性を損なわずに維持することができな力、つた。
[0009] 本発明は、上述したような課題に鑑みて為されたものであり、その目的とするところ は、医用画像管理装置が外部記憶媒体から読み込んだ医用画像データを記憶した 後の整合性や保全性を維持することである。
課題を解決するための手段
[0010] 上記の課題を解決するために、請求項 1に記載の医用画像管理装置は、
医用画像データを蓄積記憶する記憶手段と、
外部記憶媒体に記憶された医用画像データを読み込む読込手段と、
前記読込手段によって読み込まれた医用画像データに検像処理を施す検像手段 と、
前記検像手段によって検像処理が施された医用画像データを前記記憶手段に記
憶させる記憶制御手段と、
を備えることを特徴として!/、る。
[0011] 請求項 2に記載の発明は、請求項 1に記載の発明において、
前記検像手段は、
前記読込手段によって読み込まれた医用画像データのうち、ユーザ操作に応じて 選択された医用画像データを前記記憶制御手段による記憶対象とする選択手段、 を有することを特 ί毁として!/ヽる。
[0012] 請求項 3に記載の発明は、請求項 1又は 2に記載の発明において、
前記検像手段は、
前記読込手段によって読み込まれた医用画像データに対してユーザ操作に応じた 修正を加える修正手段、
を有することを特 ί毁として!/ヽる。
[0013] 請求項 4に記載の発明は、請求項 1〜3の何れか一項に記載の発明において、 前記医用画像データには付帯情報が含まれ、
前記読込手段によって読み込まれた医用画像データに含まれる付帯情報をリスト 表示するリスト表示手段、
を更に備え、
前記検像手段は、
前記読込手段によって読み込まれた医用画像データに含まれる付帯情報の整合 性を判定する判定手段を有し、
前記リスト表示手段は、
前記判定手段による判定結果を表示する判定結果表示手段、
を有することを特 ί毁として!/ヽる。
[0014] 請求項 5に記載の発明は、請求項 4に記載の発明において、
前記判定手段は、
前記読込手段によって読み込まれた医用画像データに含まれる付帯情報と、前記 記憶手段によって記憶されている医用画像データに含まれる付帯情報とを同一項目 毎に比較し、不一致の項目があるか否かを判定する第 1比較手段を有し、
前記判定結果表示手段は、
前記第 1比較手段により不一致の項目があると判定された付帯情報を識別可能に 表示すること、
を特徴としている。
[0015] 請求項 6に記載の発明は、請求項 4又は 5に記載の発明において、
検査オーダ情報を生成するオーダ生成装置にデータ通信可能に接続され、 前記判定手段は、
前記読込手段によって読み込まれた医用画像データに含まれる付帯情報と、前記 オーダ生成装置によって生成された検査オーダ情報とを同一項目毎に比較し、不一 致の項目があるか否かを判定する第 2比較手段を有し、
前記判定結果表示手段は、
前記第 2比較手段により不一致の項目があると判定された付帯情報を識別可能に 表示すること、
を特徴としている。
[0016] 請求項 7に記載のプログラムは、
コンピュータを、
外部記憶媒体に記憶された医用画像データを読み込む読込手段によって読み込 まれた医用画像データに検像処理を施す検像手段、
前記検像手段によって検像処理が施された医用画像データを、医用画像データを 蓄積記憶する記憶手段に記憶させる記憶制御手段、
として機倉させることを特 ί毁として!/ヽる。
発明の効果
[0017] 本発明によれば、医用画像管理装置は、外部記憶媒体から医用画像データを読 み込み、ユーザの操作に応じて選択された医用画像データを記憶手段に記憶する。 また、読み込んだ医用画像データをユーザの操作に応じて修正して記憶手段に記 憶する。また、医用画像データの整合性を判定し、付帯情報が不整合の場合は、不 整合の付帯情報を識別可能にリスト表示する。
[0018] したがってユーザは、記憶手段に記憶させる医用画像データを選択、修正すること
が可能である。また、医用画像データに不整合の付帯情報があるか否力、を確認でき る。このため記憶手段に記憶させる医用画像データを、その識別表示に基づいて選 択、修正することが可能である。
[0019] そのため、医用画像管理装置が外部記憶媒体から読み込んだ医用画像データを 記憶手段に記憶した後の整合性や保全性を維持することができる。
図面の簡単な説明
[0020] [図 1]医用画像管理システムのシステム図。
[図 3]比較対象項目設定ファイルのデータ構造を示した第 1の図。
[図 4]比較対象項目設定ファイルのデータ構造を示した第 2の図。
[図 5]付帯情報のデータ構造を示した図。
[図 6]登録済付帯情報の比較シーケンス図。
[図 7]検査オーダ情報の比較シーケンス図。
[図 8]マッチング処理のフローチャート図。
[図 9]検像リスト画面。
[図 10]修正画面。
発明を実施するための最良の形態
[0021] 以下、図 1〜; 10を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
[0022] [医用画像管理システムの構成]
図 1は、医用画像管理システムである PACS1のシステム構成の一例を示すブロッ ク図である。 PACS1は、データ管理サーバ 3、医用画像 DB4及びクライアント 5を備 えて構成されている。また、モダリティ 2、データ管理サーバ 3、クライアント 5及び RIS 6は、データ通信可能に通信ネットワーク Nを介して接続されている。更にデータ管理 サーバ 3は、医用画像 DB4とデータ通信可能に接続されている。
[0023] RIS6は、放射線科内の情報を管理する放射線科情報システムである。 RIS6は、 オペレータによる検査オーダ (患者情報や検査情報等)の登録を受け付ける。そして 、その登録された検査オーダによって、患者情報及び検査情報を含む検査オーダ情 報を生成し、その検査オーダ情報の識別情報である検査 IDを付加する。
[0024] ここで、患者情報とは、検査対象の患者を識別するための患者 ID、氏名、性別等 の項目を有するものである。また、検査情報とは、医用画像の検査 (撮影)に用いるモ ダリティ情報、撮影方法 (手技)、撮影部位情報、撮影方向情報等の項目を有するも のである。
[0025] 検査オーダ情報は、一の患者情報と、一又は関連する複数の検査に関する検査情 報が含まれる。例えば、ある患者に対して行う検査が CR装置による胸部臥位正面の 撮影による検査のみである場合、検査オーダ情報に含まれる検査情報は 1つとなる。 ある患者に対して行う検査が CR装置による胸部臥位正面の撮影と CT装置による胸 部臥位の撮影とによる検査である場合、検査オーダ情報に含まれる検査情報は 2つ となる。
[0026] RIS6は、生成した検査オーダ情報を当該検査オーダ情報のモダリティ情報により 指定されたモダリティ (本実施形態においてはモダリティ 2とする)とデータ管理サー ノ 3とに送信する。
[0027] モダリティ 2は、患者を撮影し医用画像の画像データを生成する画像生成装置であ る。画像生成装置としては、 CR装置、 CT装置、 MRI装置等が挙げられ、様々な種 類の画像生成装置が適用可能である。
[0028] モダリティ 2は、 RIS6から受信した検査オーダ情報に従って、患者を撮影しその医 用画像の画像データを生成する。そして、生成した画像データに、 RIS6から受信し た当該医用画像に対応する検査オーダ情報の検査 IDと、その医用画像を特定する ための患者情報、検査情報を含む情報を付帯情報として付帯させて医用画像デー タを生成する。以下、検査情報に検査 IDを含むこととする。
[0029] モダリティ 2は、生成した医用画像データを CD— Rや DVD— Rのようなメディア(外 部記憶媒体)に記憶させる。メディアに記憶された医用画像データは、他の PACSや クライアント 5に通信ネットワーク Nを介さずに移送される。
[0030] 医用画像データは、 DICOMファイルとしてメディアに記録される。画像部には画像 データが、ヘッダ部には医用画像に関する付帯情報 (患者情報、検査情報等)が書 き込まれる。また、メディアに DICOMファイルを記憶する形式は、 IHEおよび IHE— Jの PDIによって定められたデータ構造に従っている。
[0031] また、モダリティ 2は、通信ネットワーク Nを介して医用画像データを他の PACSゃク ライアント 5、データ管理サーバ 3に送信することも可能である。
[0032] 医用画像 DB4は、医用画像データ(医用画像の画像データ、医用画像に対応する 付帯情報)を蓄積記憶している。データ管理サーバ 3は、モダリティ 2又はクライアント 5から送信された医用画像データの画像データ及びその付帯情報を医用画像 DB4 に保存する。また、クライアント 5からの要求に応じて、画像データ、付帯情報を医用 画像 DB4から読み出して、要求元のクライアント 5に送信する。
[0033] クライアント 5は医用画像表示端末である。クライアント 5は医用画像データをメディ ァ 7から読み込み、読み込んだ医用画像データの画像データ及び付帯情報を表示 部 13に表示する。ユーザは、表示部 13に表示された画像データや付帯情報等を参 照して、画像データ及び付帯情報の確認及び修正を行う。そしてクライアント 5はュ 一ザによって選択された医用画像データを医用画像 DB4に記憶させる。詳しくは後 述する。
[0034] 図 2にクライアント 5のブロック図を示す。クライアント 5は、 CPU51、 RAM52、入力 部 53、表示部 54、通信部 55、記憶部 56及び I/F部 57を備えて構成されている。ま た、各部はバス 58により接続されている。
[0035] CPU51は、記憶部 56に記憶されているシステムプログラムや処理プログラム等の 各種プログラムを読み出して RAM52に展開し、展開したプログラムに従って、検像 処理に相当する登録済付帯情報マッチング処理、検査オーダ情報マッチング処理 等の各種処理を実行する。
[0036] 入力部 53は、カーソルキー、数字入力キー、及び各種機能キー等を備えたキーボ ードと、マウス等のポインティングデバイスを備えて構成され、キーボードで押下操作 されたキーの押下信号とマウスによる操作信号とを、入力信号として CPU51に出力 する。
[0037] 表示部 54は、例えば、 CRT (Cathode Ray Tube)や LCD (Liquid Crystal Display) 等のモニタを備えて構成されており、 CPU51から入力される表示信号の指示に従つ て、各種画面を表示する。
[0038] 通信部 55は、ネットワークインターフェース等により構成され、通信ネットワーク Nに
接続された外部機器との間でデータの送受信を行う。
[0039] 記憶部 56は、 HDD (Hard Disc)や半導体の不揮発性メモリ等により構成される。記 憶部 56には、 CPU51で実行されるシステムプログラムや、検像処理のプログラムに 相当する登録済付帯情報マッチング処理プログラム、検査オーダ情報マッチング処 理プログラムを始めとする各種プログラムが記憶されている。
[0040] また、記憶部 56は、 2つの比較対象項目ファイル 561、 563を記憶している。一方 の比較対象項目設定ファイル 561は、登録済付帯情報マッチング処理にお!/、てメデ ィァ 7に記憶されている医用画像の付帯情報と登録済付帯情報との比較を行う際に 対象となる項目(比較対象項目)を記憶するファイルである。ここで登録済付帯情報と は医用画像 DB4に記憶されている患者情報及び検査情報を含む付帯情報のことを いう。図 3に、比較対象項目設定ファイル 561のデータ例を示す。
[0041] 図 3に示すように、登録済付帯情報/付帯情報マッチング処理における比較対象 項目は、「患者 」、「氏名(ローマ字)」、「氏名(漢字)」、「氏名(カナ)」、「性別」、「 誕生日」、「検査インスタンス UID」、 「シリーズインスタンス UID」、「SOPインスタンス UID」<^なっている。
[0042] ここで、検査インスタンス UIDとは、検査毎に発行されるユニークな値である。インス タンス UIDとは、シリーズ毎に発行されるユニークな値である。 SOPインスタンス UID とは、画像毎に発行されるユニークな値である。
[0043] 他方の比較対象項目設定ファイル 563は、検査オーダ情報マッチング処理にぉレヽ てメディアに記憶されている医用画像データの付帯情報と RIS6から送信される検査 オーダ情報との比較を行う際に対象となる項目を記憶するファイルである。図 4に、比 較対象項目設定ファイル 563のデータ例を示す。
[0044] 図 4に示すように、検査オーダ情報/付帯情報マッチング処理における比較対象 項目は、「患者 ID」、「検査インスタンス UID」、「受付番号」となっている。
[0045] なお、登録済付帯情報処理における比較対象項目と、検査オーダ情報マッチング 処理における比較対象項目は、上述例に限られず適宜変更可能である。例えば、入 力部 53の操作により比較対象項目設定画面(図示せず)からユーザが任意に設定 するとしてよい。
[0046] 即ち、表示部 54に表示された比較対象項目設定画面上から入力部 53により比較 対象項目が設定入力されると、入力された設定内容が比較対象項目設定ファイル 5 61、 563に書き込まれ、それぞれのマッチング処理における比較対象項目として設 定される。
[0047] また、記憶部 56は、医用画像 DB4から受信された登録済付帯情報を記憶する登 録済付帯情報テーブル 562、データ管理サーバ 3から受信された検査オーダ情報を 記憶する検査オーダ情報テーブル 564、メディア 7から読み込まれた医用画像デー タの画像データを記憶する検像待ち画像テーブル 565、メディア 7から読み込まれた 医用画像データの付帯情報を記憶する付帯情報テーブル 566を有している。
[0048] 図 5に、付帯情報テーブル 566のレコード構造を示す。付帯情報テーブル 566は、 付帯情報項目と、各付帯情報項目に対応する付帯情報と不整合フラグとを記憶する テーブルである。付帯情報項目とは、「検査 ID」、「患者 ID」等の付帯情報に含まれる 情報の項目である。不整合フラグとは、登録済付帯情報マッチング処理又は検査ォ ーダ情報マッチング処理にぉレ、て不整合が生じて!/、る付帯情報項目を識別するた めのフラグである。
[0049] 尚、付帯情報テーブル 562、検査オーダ情報テーブル 564、検像待ち画像テープ ル 565、付帯情報テーブル 566を用意せず、 RAM52にこれらのデータを保持させ てもよい。
[0050] [各装置間の具体的な動作]
次にメディアに記憶された医用画像データを P ACS 1に記憶させる際の各装置間 の具体的な動作を図 6及び図 7を参照して説明する。
[0051] 図 6は、 PACS 1を構成する各装置間におけるデータの処理及び流れを示すフロ 一図である。この場合、ユーザはメディア 7から読み込んだ付帯情報と登録済付帯情 報とを比較した結果を画面で確認して検像作業を行う。
[0052] ユーザによる検像作業とは、検像処理画面(検査リスト画面 541、修正画面 542) ( 図 9、 10参照)を参照して、メディアから読み込んだ医用画像データのうち、どの医用 画像データを医用画像 DB4に登録するか選択する命令を入力部 53から入力する作 業 (詳しくは後述)、メディアから読み込んだ医用画像データを修正する命令を入力
部 53から入力する作業 (詳しくは後述)等をレ、う。
[0053] まず、クライアント 5はメディア 7に記憶されている医用画像データをメディアドライブ
59から I/F部 57を介して読み込む(ステップ Sl)。クライアント 5は、読み込んだ医用 画像データに含まれる、画像データを記憶部 56の検像待ち画像テーブル 565に、 付帯情報を付帯情報テーブル 566に登録する(ステップ S2)。
[0054] 7火にクライアント 5は、データ管理サーバ 3に登録済付帯情報を要求する命令(以下 、登録済付帯情報要求命令と称す)を送信する (ステップ S3)。データ管理サーバ 3 は登録済付帯情報要求命令を受信すると、医用画像 DB4から登録済付帯情報を取 得し (ステップ S4)、クライアント 5に送信する (ステップ S 5)。
[0055] 次にクライアント 5は、受信した登録済付帯情報を記憶部 56の登録済付帯情報テ 一ブル 562に登録する(ステップ S6)。そして、ユーザは検像リスト画面 541、修正画 面 542を参照して検像作業を行う。 7火にクライアント 5は、ユーザの検像作業による入 力部 53からの入力信号に基づ!/、て、検像処理を行う(ステップ S7)。
[0056] クライアント 5は検像処理として、登録済付帯情報マッチング処理を行い、処理結果 を検像処理画面(検像リスト画面 541、修正画面 542)に表示する。
[0057] 具体的に、クライアント 5の検像処理とは、ユーザの操作に応じて選択された医用画 像データを医用画像 DB4に記憶させる処理 (詳しくは後述)、ユーザの操作に応じて 修正された医用画像データを医用画像 DB4に記憶させる処理 (詳しくは後述)、登 録済付帯情報マッチング処理、検査オーダ情報マッチング処理 (詳しくは後述)、各 マッチング処理結果の画面表示処理 (詳しくは後述)等を!/、う。
[0058] 7火にクライアント 5は、検像処理が施された医用画像データをデータ管理サーバ 3 に送信する (ステップ S8)。データ管理サーバ 3は、受信した医用画像データを医用 画像 DB4に登録する(ステップ S 9)。
[0059] 図 7は、 RIS6、モダリティ 2及び PACS1を構成する各装置間におけるデータの処 理及び流れを示すフロー図である。この場合、ユーザはメディア 7から読み込んだ付 帯情報と RIS6から送られてきた検査オーダ情報とを比較した結果を画面で確認して 検像作業を行う。
[0060] まず、 RIS6は、ユーザによって入力された検査オーダを検査オーダ情報として登
録する(ステップ S101)。そして RIS6は、検査オーダ情報をモダリティ 2とデータ管理 サーバ 3とに送信する(ステップ S 102、 S103)。
[0061] モダリティ 2は、 RIS6から受信した検査オーダ情報に基づいて患者の撮影部位の 撮影を行い、医用画像の画像データを生成する(ステップ S104)。そして生成した画 像データと検査オーダ情報とに基づいて、医用画像データを生成する(ステップ S10 5)。
[0062] そして、モダリティ 2は医用画像データをメディア 7に記憶させる(ステップ S106)。
患者等のユーザは、このメディア 7を他の PACSや、クライアント 5にネットワークを介 さず、直接持参しデータを移送する。
[0063] また、クライアント 5は、データ管理サーバ 3に検査オーダ情報要求命令を送信する
(ステップ S 107)。データ管理サーバ 3は、検査オーダ情報要求命令を受信すると、 クライアント 5に検査オーダ情報を送信する (ステップ S 108)。クライアント 5は、検査 オーダ情報を受信すると、受信した検査オーダ情報を記憶部 56の検査オーダ情報 テーブル 564に記憶する(ステップ S109)。
[0064] クライアント 5は、ユーザが持参したメディア 7に記憶されている医用画像データをメ ディアドライブ 59から I/F部 57を介して読み込む (ステップ S110)。クライアント 5は 、読み込んだ医用画像データのうち、画像データを検像待ち画像テーブル 565に、 付帯情報を付帯情報テーブル 566に登録する(ステップ SI 11)。
[0065] そして、ユーザは、検像リスト画面 541、修正画面 542を参照して検像作業を行う。
7火にクライアント 5は、ユーザの検像作業による入力部 53からの入力信号に基づ!/、て 、検像処理を行う(ステップ S 112)。
[0066] クライアント 5は検像処理として、検査オーダ情報マッチング処理を行い、処理結果 を検像処理画面(検像リスト画面 541、修正画面 542)に表示する。
[0067] 7火にクライアント 5は、検像処理が施された医用画像データをデータ管理サーバ 3 に送信する (ステップ S113)。データ管理サーバ 3は、受信した医用画像データを医 用画像 DB4に記憶させる (ステップ S114)。
[0068] [検像処理(マッチング処理) ]
以下、上述の登録済付帯情報マッチング処理、検査オーダ情報マッチング処理に
ついて詳述する。
[0069] まず、登録済付帯情報マッチング処理について図 8を参照して説明する。図 8は、 登録済付帯情報マッチング処理を示すフローチャートである。当該処理は、 CPU51 と登録済付帯情報マッチング処理プログラムとの協働によるソフトウェア処理により実 現される。
[0070] ユーザが表示部 54に表示される検像リスト画面 541を参照して、入力部 53により比 較開始操作を行うと、クライアント 5は、比較対象項目設定ファイル 561の比較対象項 目の情報を、登録済付帯情報テーブル 562と付帯情報テーブル 566とから抽出する (ステップ S201)。
[0071] クライアント 5は、比較対象項目を抽出すると、抽出した情報を RAM52のワークエリ ァに書き出し、各項目比較処理を行う。即ち、抽出した付帯情報と登録済付帯情報と を同一項目毎に比較し、両者が一致するか否かを判定する。両者の情報が一致しな いと判定した場合は、付帯情報テーブル 566の該当する項目の不整合フラグに ON を設定する(ステップ S202)。
[0072] クライアント 5は、各項目比較処理を終えると、付帯情報テーブル 566を検索し、不 整合フラグ ONが設定されて!/、る項目を含む付帯情報があるか否かを判定する(ステ ップ S 203)。不整合フラグ ONが設定されている項目を含む付帯情報があると判定さ れた場合 (ステップ S203 :YES)、表示部 54に、登録済付帯情報との不一致 (不整 合)が生じて!/、る付帯情報が存在することを示す登録済付帯情報不整合通知(例え ば「 X」マーク)を検像リスト画面 541に識別表示し (ステップ S204)、本処理を終了 する。
[0073] 一方、クライアント 5は、付帯情報テーブル 566に不整合フラグが設定されている情 報が存在しないと判定した場合 (ステップ S203 : NO)、表示部 54に、登録済付帯情 報との不一致 (不整合)が生じて!/、る付帯情報が存在しな!/、ことを示す登録済付帯情 報整合通知(例えば「〇」マーク)を検像リスト画面 541に識別表示し (ステップ S205 )、本処理を終了する。
[0074] 次に、検査オーダ情報マッチング処理につ!/、て説明する。処理内容は、登録済付 帯情報マッチング処理と類似しているので、図 8を流用して説明する。当該処理は、
CPU51と検査オーダ情報マッチング処理プログラムとの協働によるソフトウェアにより 実現される。
[0075] ユーザが表示部 54に表示される検像リスト画面 541を参照して、入力部 53により比 較開始操作を行うと、クライアント 5は、比較対象項目設定ファイル 563の比較対象項 目の情報を、検査オーダ情報テーブル 564と付帯情報テーブル 566とから抽出する (ステップ S201)。
[0076] クライアント 5は、比較対象項目を抽出すると、抽出した情報を RAM52のワークエリ ァに書き出し、各項目比較処理を行う。即ち、抽出した付帯情報と検査オーダ情報と を同一項目毎に比較し、両者が一致するか否かを判定する。両者の情報が一致しな いと判定した場合は、付帯情報テーブル 566の該当する項目の不整合フラグに ON を設定する(ステップ S202)。
[0077] クライアント 5は、各項目比較処理を終えると、付帯情報テーブル 566を検索し、不 整合フラグ ONが設定されて!/、る項目を含む付帯情報があるか否かを判定する(ステ ップ S 203)。不整合フラグ ONが設定されている項目を含む付帯情報があると判定さ れた場合 (ステップ S203 : YES)、表示部 54に、検査オーダ情報との不一致 (不整 合)が生じて!/、る付帯情報が存在することを示す検査オーダ情報不整合通知(例え ば「 X」マーク)を検像リスト画面 541に識別表示し (ステップ S204)、本処理を終了 する。
[0078] 一方、クライアント 5は、付帯情報テーブル 566に不整合フラグが設定されている情 報が存在しないと判定した場合 (ステップ S203 : NO)、表示部 54に、検査オーダ情 報との不一致 (不整合)が生じている付帯情報が存在しないことを示す検査オーダ情 報整合通知(例えば「〇」マーク)を検像リスト画面 541に識別表示し (ステップ S205 )、本処理を終了する。
[0079] [検像処理画面]
次に、図 9、 10を参照して検像作業画面である検像リスト画面 541と修正画面 542 について説明する。
[0080] 図 9に検像リスト画面 541の一例を示す。検像リスト画面 541は、付帯情報テーブル
566に記憶されている付帯情報の内容をリスト表示する画面である。また、検像待ち
画像テーブル 565に記憶されている画像データも表示する。即ち、検像作業のため に表示すべき医用画像データを表示する画面である。
[0081] 検像リスト画面 541は、付帯情報のリスト表示を、上層から「患者情報 ·検査情報結 果リスト 541b」、 「シリーズ情報結果リスト 541c」、「画像情報結果リスト'サムネイル画 像 541d」の 3つの領域に分けて表示している。また、「Media情報リスト 541a」におい て、メディア読み込み作業等を行う。
[0082] クライアント 5は、チェックボタン 541fが押下されたことを検知すると、チェック欄 541 hにチェックが入ったレコードについて、登録済付帯情報マッチング処理又は検査ォ ーダ情報マッチング処理を行う。
[0083] 登録済付帯情報マッチング処理の結果、不整合がある場合、登録済付帯情報不整 合通知として整合性結果 541jの欄に「X」を表示する。検査の結果、不整合がない 場合、登録済付帯情報整合通知として整合性結果 541jの欄に「〇」を表示する。
[0084] 患者情報 ·検査情報結果リスト 541bには、比較対象項目設定ファイル 561の比較 対象項目のうち、「患者 」、「氏名(ローマ字)」、「氏名(漢字)」、「氏名(カナ)」、「 性別」、「誕生日」、「検査インスタンス UID」の比較結果を、シリーズ情報結果リスト 54 lcには、「シリーズインスタンス UID」の比較結果を、画像情報結果リスト'サムネイル 画像 541dには、「SOPインスタンス UID」の比較結果を表示する。
[0085] 尚、「シリーズインスタンス UID」が不整合の場合には、画像情報結果リストの対象 シリーズに対応する画像リストを全て「 X」とするように、上層のリストが不整合の場合 には、下層のリストを全て不整合とする。
[0086] また、検査オーダ情報マッチング処理の結果、不整合がある場合、検査オーダ情 報不整合通知として検査オーダ整合性結果 541kの欄に「X」を表示する。検査の結 果、不整合がない場合、検査オーダ情報整合通知として検査オーダ整合性結果 54 lkの欄に「〇」を表示する。
[0087] 検査オーダ情報マッチング処理の結果につ!/、ては、患者情報 '検査情報結果リスト
541bのみに表示する。
[0088] 登録ボタン 541gが押されると、チェック欄 541hにチェックが入ったレコードについ て、対応する医用画像データを医用画像 DB4に記憶させる。記憶させる処理が正常
に完了したら、登録可否 541iの欄に「〇」を表示する。記憶させる処理が失敗した場 合、「X」を表示する。
[0089] リスト上にてレコードをダブルクリック、又はレコードを選択後に、詳細ボタン 541eが 押下されると修正画面 542を表示部 54に表示する。
[0090] 図 10に修正画面 542の一例を示す。修正画面 542は、検像リスト画面 541におい て選択されたレコードの患者情報と検査情報を修正する画面である。又、修正画面 5 42は、医用画像 DB4、検査オーダ情報テーブル 564から医用画像データ又は検査 オーダ情報を検索する画面である。ユーザは、検索した情報を参照して、レコードの 患者情報、検査情報を修正する。
[0091] 患者情報エリア 542a、検査情報エリア 542bには、検像リスト画面 541において選 択されたレコードの患者情報と検査情報を表示する。患者情報、検査情報がユーザ によって画面上で直接修正され、登録ボタン 542gが押下されると、修正された内容 の医用画像データを医用画像 DB4に記憶させる。また、画面左下の戻るボタン 542f が押下されると検像リスト画面 541に戻る。
[0092] 検索条件エリア 542c、検査結果エリア 542dは、医用画像データ又は検査オーダ 情報のユーザによる検索条件の入力、検索結果の表示に使用される。ユーザは、検 索条件エリア 542cにおいて、検索する条件を入力し、医用画像 DB4から医用画像 データを検索したり、又は検査オーダ情報テーブル 564から検査オーダ情報を検索 したりする。
[0093] 検索結果は、検索結果エリア 542dに表示される。転記ボタン 542eが押下されると 、検索結果の情報を、患者情報エリア 542a、検査情報エリア 542bに反映する。
[0094] 以上、本実施形態によれば、クライアント 5はメディアから医用画像データを読み込 み、ユーザの操作に応じて選択された医用画像データを医用画像 DB4に記憶させ る。また、読み込んだ医用画像データをユーザの操作に応じて修正して医用画像 D B4に記憶させる。
[0095] さらにクライアント 5は、読み込んだ医用画像データの付帯情報と医用画像 DB4に 記憶された登録済付帯情報とを比較対象項目について比較する。同様に、読み込 んだ医用画像データの付帯情報とモダリティ 2から送信された検査オーダ情報とを比
較対象項目について比較する。比較の結果、不一致の項目があった場合は、検像リ スト画面 541に登録済付帯情報不整合通知、検査オーダ情報不整合通知を表示す
[0096] したがってユーザは、医用画像 DB4に記憶させる医用画像データを選択、修正す ること力 S可能である。また、医用画像データに不一致の付帯情報があるか否かを確認 できる。このため医用画像 DB4に記憶させる医用画像データを、その不整合通知に 基づいて、選択、修正することが可能である。
[0097] そのため、医用画像管理装置がメディアから読み込んだ医用画像データを医用画 像 DB4に記憶した後の整合性や保全性を維持することができる。
[0098] 尚、本実施形態にお!/、て、登録済付帯情報マッチング処理プログラム、検査オーダ 情報マッチング処理プログラム、記憶部 56内に記憶されている検像処理に必要な各 テーブルをデータ管理サーバ 3に持たせ、データ管理サーバ 3において、検像処理 を行うとしてもよい。また、クライアント 5の各機能を分散してシステムとして実現しても よい。また、データ管理サーバ 3、医用画像 DB4の機能をクライアント 5に持たせても よい。
産業上の利用可能性
[0099] 医療分野において利用することが可能であり、医用画像データを記憶管理する医 用画像管理システム等に適用することができる。
符号の説明
1 PACS
2 モダリティ
3 データ管理サーノ
4 医用画像 DB
5 クライアント
6 RIS
7 メディア
N 通信ネットワーク
51 CPU
RAM
入力部
表示部
通信部
記憶部
I/F部
ノ ス
メディアドライブ
比較対象項目設定": 7ァイノ I 登録済付帯情報テ ブル 比較対象項目設定 7アイ 検査オーダ情報テ- -ブル 検像待ち画像テーブノレ 付帯情報テーブル 検像リスト画面
修正画面
Claims
[1] 医用画像データを蓄積記憶する記憶手段と、
外部記憶媒体に記憶された医用画像データを読み込む読込手段と、
前記読込手段によって読み込まれた医用画像データに検像処理を施す検像手段 と、
前記検像手段によって検像処理が施された医用画像データを前記記憶手段に記 憶させる記憶制御手段と、
を備えることを特徴とした医用画像管理装置。
[2] 前記検像手段は、
前記読込手段によって読み込まれた医用画像データのうち、ユーザ操作に応じて 選択された医用画像データを前記記憶制御手段による記憶対象とする選択手段、 を有することを特徴とした請求項 1に記載の医用画像管理装置。
[3] 前記検像手段は、
前記読込手段によって読み込まれた医用画像データに対してユーザ操作に応じた 修正を加える修正手段、
を有することを特徴とした請求項 1又は 2に記載の医用画像管理装置。
[4] 前記医用画像データには付帯情報が含まれ、
前記読込手段によって読み込まれた医用画像データに含まれる付帯情報をリスト 表示するリスト表示手段、
を更に備え、
前記検像手段は、
前記読込手段によって読み込まれた医用画像データに含まれる付帯情報の整合 性を判定する判定手段を有し、
前記リスト表示手段は、
前記判定手段による判定結果を表示する判定結果表示手段、
を有することを特徴とした請求項 1〜3の何れか一項に記載の医用画像管理装置。
[5] 前記判定手段は、
前記読込手段によって読み込まれた医用画像データに含まれる付帯情報と、前記
記憶手段によって記憶されている医用画像データに含まれる付帯情報とを同一項目 毎に比較し、不一致の項目があるか否かを判定する第 1比較手段を有し、
前記判定結果表示手段は、
前記第 1比較手段により不一致の項目があると判定された付帯情報を識別可能に 表示すること、
を特徴とした請求項 4に記載の医用画像管理装置。
[6] 検査オーダ情報を生成するオーダ生成装置にデータ通信可能に接続され、
前記判定手段は、
前記読込手段によって読み込まれた医用画像データに含まれる付帯情報と、前記 オーダ生成装置によって生成された検査オーダ情報とを同一項目毎に比較し、不一 致の項目があるか否かを判定する第 2比較手段を有し、
前記判定結果表示手段は、
前記第 2比較手段により不一致の項目があると判定された付帯情報を識別可能に 表示すること、
を特徴とした請求項 4又は 5に記載の医用画像管理装置。
[7] コンピュータを、 外部記憶媒体に記憶された医用画像データを読み込む読込手 段によって読み込まれた医用画像データに検像処理を施す検像手段、
前記検像手段によって検像処理が施された医用画像データを、医用画像データを 蓄積記憶する記憶手段に記憶させる記憶制御手段、
として機能させるプログラム。
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