WO2007135956A1 - 表面が非粘着処理された積層体及びその用途 - Google Patents

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    • C08J7/0427Coating with only one layer of a composition containing a polymer binder
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    • C08J2415/00Characterised by the use of rubber derivatives

Abstract

本発明の目的は、ゴム本来の持つシール性を損なうことなく、ゴム層の固着が生じにくく、非粘着処理層から固体潤滑剤が脱落しにくいものであり、また高温度環境下で液状となるバインダーの流出によるゴム層の摩滅や劣化が生じにくい積層体を提供することにある。 本発明は、ゴム層上に非粘着処理層が積層された積層体であって、前記非粘着処理層は、固体潤滑剤、フッ素ゴム、加硫剤及び液状担体を含有する非粘着処理用塗料組成物を塗装することにより形成した層であり、厚みが5μm未満であるものであることを特徴とする積層体である。

Description

明 細 書
表面が非粘着処理された積層体及びその用途
技術分野
[0001] 本発明は、表面が非粘着処理された積層体及びその用途に関する。
背景技術
[0002] エンジンガスケット分野では、近年アスベスト材料からの代替品としてゴムコートのメタ ルガスケットが用いられている。これは、ビードカ卩ェしたメタルによって生じる弾性と、 ゴムのミクロシール性の両方を活かしてシール材として構成されたものである。
[0003] このようなゴムコートのメタルガスケットは、表面がゴム層によって覆われているので、 その製造工程においてゴム層同士が固着しやすい問題がある。また、エンジンのガ スケット揷入部は、エンジンの運転及び停止の繰り返しによる温度変化が大きいので 、エンジンとガスケットとの接合面に膨張率等の差によってズレを生じることがある。更 に、ゴムコートのメタルガスケットは、その表面がゴム層であり摩擦抵抗が大きく滑りに くいので、接合面に生じる応力を吸収しにくぐゴム層が損傷しやすいという問題もあ る。
[0004] そこでゴム層の固着を防止する目的で、非粘着層をゴム層上に設けた材料が提案さ れている。このような材料として、例えば、以下のようなものが提案されている。
1)ゴム層の上に二硫ィ匕モリブデン層を被着させたガスケット用材料 (例えば、特許文 献 1)。
2)ゴム層の上にグラフアイト、カーボンブラック、ワックス等の主成分とセルロース等の 榭脂とを有機溶剤に溶解させた組成物を塗布、乾燥してなる非粘着層を設けたガス ケット材料 (例えば、特許文献 2)。
3)ゴム層の上にテトラフルォロエチレンとエポキシ榭脂、フエノール榭脂等の熱硬化 性榭脂からなる非粘着層を設けたガスケット材料 (例えば、特許文献 3)。
[0005] しかしながら上記 1)の材料では、固体潤滑剤として用いられた二硫ィ匕モリブデン力 バインダーによって保持されて 、な 、ので、ガスケット加工時に固体潤滑剤がプレス 金型を汚染したり、高負荷の応力が生じた場合に固体潤滑剤による被着ゴム層の摩 滅が発生してガスケットのシール性が低下する問題がある。
[0006] 上記 2)の材料では使用温度環境が厳しい場合、ノインダ一が経年と共に流出して 摩擦力の低減効果が損なわれる等の問題がある。
[0007] 上記 3)の材料では固体潤滑剤を保持するバインダー層として使用する榭脂がウレタ ン榭脂、シリコン榭脂、エポキシ榭脂及びフエノール榭脂であり、これらの榭脂を使用 した被膜は弾性を有しないため被膜が硬くなり、ミクロシール性に劣る問題がある。
[0008] また、フッ素ゴムとフッ素榭脂とを含有する塗料組成物をメタルガスケットやゴム基材 に塗布することも知られて ヽる(例えば、特許文献 4及び特許文献 5参照)。
特許文献 1:特開平 6— 81956号公報
特許文献 2:特開平 11― 1678号公報
特許文献 3:特開 2002— 130480号公報
特許文献 4:特開昭 57— 135871号公報
特許文献 5:特開昭 58 - 59275号公報
発明の開示
発明が解決しょうとする課題
[0009] 本発明の目的は、上記現状に鑑み、ゴム本来の持つシール性を損なうことなぐゴム 層の固着が生じにくぐ非粘着処理層から固体潤滑剤が脱落しにくいものであり、ま た高温度環境下で液状となるバインダーの流出によるゴム層の摩滅や劣化が生じに くい積層体を提供することにある。
課題を解決するための手段
[0010] 本発明は、ゴム層上に非粘着処理層が積層された積層体であって、上記非粘着処 理層は、固体潤滑剤、フッ素ゴム、加硫剤及び液状担体を含有する非粘着処理用塗 料組成物を塗装することにより形成した層であり、厚みが 5 m未満であるものである ことを特徴とする積層体である。
本発明は、金属板に上記本発明の積層体を設けたことを特徴とする塗装物品である 本発明は、上記本発明の塗装物品であることを特徴とするエンジンガスケットである。 以下に本発明を詳細に説明する。 [0011] 本発明の積層体は、ゴム層上に非粘着処理層が積層されたものである。 上記積層体において、上記ゴム層は、シール性を付与するため設けるものであり、一 般に、ゴム組成物の塗装や圧縮成形等の公知の方法で形成することができる。 上記ゴム組成物を構成するゴムとしては、塗膜を形成しうるものであれば特に限定さ れず、例えばフッ素ゴム、 NBR、水素化 NBR、 SBR、アクリルゴム、クロロプレンゴム 、ブチルゴム、 EPM、 EPDM等が挙げられる力 なかでも耐熱性、耐薬品性の点か らフッ素ゴムが好ましい。上記ゴム層は、フッ素ゴム力も構成されたものである場合、 非粘着処理層中のフッ素ゴムとの親和性が良好となりゴム層と非粘着処理層との間 で高 、密着性を有するものとなるため好まし 、。
上記ゴム組成物は、後述の加硫剤等、公知の添加剤を含むものであってもよぐ使用 する組成物の種類等に応じて適宜調製することができる。
[0012] 上記ゴム層は、例えば、スプレーコーティング、フローコーティング、浸漬塗布、デイス ペンサーコ一ティング、スクリーンコ一ティング等の通常の塗布方法により上記ゴム組 成物を後述の基材に塗布し、充分に乾燥させた後、加熱焼成することにより形成する ことができる。
上記塗布、乾燥及び焼成の各条件は、使用するゴム組成物の組成等に応じて適宜 設定することができる。
[0013] 本発明の積層体において、非粘着処理層は、固体潤滑剤、フッ素ゴム、加硫剤及び 液状担体からなる非粘着処理用塗料組成物を塗装することにより形成したものであり 、厚みが 5 μ m未満であるものである。
フッ素ゴム及びフッ素榭脂を含有する塗料組成物は公知であるが(例えば、特許文 献 4及び特許文献 5)、これ〖こよって 5 μ m未満という薄い塗膜をゴム層上に形成する ことは行われていない。すなわち、従来技術としてはこのような塗料組成物によって 5 m以上の塗膜を形成し、フッ素榭脂を表面に偏在させて、表面の非粘着性及び潤 滑性を得ることが知られて 、るのみである。
本発明において、非粘着処理層は、ゴム層上に固体潤滑剤を含有する 5 /z m未満の 薄い塗膜とすることによって、固体潤滑剤が表面に偏在していない塗膜としたもので ある。即ち、上記非粘着処理層は、膜厚を上記範囲内とするような状態でフッ素ゴム を硬化させることによってマトリックスを形成させたものなので、固体潤滑剤をマトリック ス中にムラなく存在させ、安定して保持することができる。ゆえに、本発明の積層体は 、非粘着処理層から固体潤滑剤が脱落しにくいので、ゴム層本来のシール性も損な うことがなぐゴム層の固着や高温、長時間の焼成による劣化が生じにくいものとなる
[0014] 本発明における非粘着処理用塗料組成物に含まれる各成分を以下に説明する。
瞻潤滑剤
上記非粘着処理用塗料組成物において、固体潤滑剤は、非粘着処理層に非粘着 性等を付与するために添加するものである。
上記固体潤滑剤は、特に限定されないが、耐熱性、耐磨耗性等の点で、フッ素榭脂 であることが好ましい。また、固体潤滑剤として、フッ素榭脂に加えてグラフアイト、二 硫ィ匕モリブデン、二硫化タングステン、フッ化黒鉛、窒化ホウ素等を 1種又は 2種以上 含むものであってよい。
[0015] 上記フッ素榭脂としては、例えば、ポリテトラフルォロエチレン〔PTFE〕、テトラフルォ 口エチレン〔TFE〕 Zへキサフルォロプロピレン〔HFP〕共重合体〔FEP〕、 TFEZパ 一フルォロ(アルキルビュルエーテル)〔PFVE〕共重合体〔PFA〕、 TFEZHFPZパ 一フルォロ(アルキルビュルエーテル)共重合体〔EPA〕、 TFEZクロ口トリフルォロェ チレン〔CTFE〕共重合体〔PCTFE〕、 TFEZエチレン〔Et〕共重合体〔ETFE〕、ポリ ビ-リデンフルオライド〔PVDF〕等が挙げられ、なかでも耐熱性、耐磨耗性等の点で 、 PTFEであることが好ましい。
[0016] 上記固体潤滑剤は、非粘着処理層中に安定に保持させる点で、平均粒径が 0. 1〜 0. 5 mであることが好ましぐより好ましい下限が 0. 15 mであり、より好ましい上 限が 0. 40 μ mである。
本明細書において、平均粒径は、堀場製作所製 CAPA700 (遠心沈降式粒度分布 測定装置)にて測定した値である。
[0017] フッ素ゴム及び加硫剤
上記フッ素ゴムは、非粘着処理層にお!、てノインダー成分として固体潤滑剤を保持 するとともに、上述のゴム層のシール性を維持しながら、耐熱性、耐油性、耐ロングラ ィフクーラント〔LLC〕性等の特性を向上するために添加するものである。
上記フッ素ゴムは、 -CH を有する繰り返し単位を主鎖に含む含フッ素共重合体
2
であることが好ましい。
上記一 CH—を有する繰り返し単位としては、例えば、 -CF -CH -CH— C
2 2 2 2
H― -CH— CH (CH )—を挙げることができ、これらと共重合することができる一
2 2 3
CH—を含まない含フッ素繰り返し単位としては、 CF— CF (CF ) -CF— C
2 2 3 2
F -CF CFC1 -CF CF (CF H)—、及び、 CF— CF ^DR 1) (式
2 2 2 2 2 f 中、 R 1は炭素数 1 9のフルォロアルキル基である。)等が挙げられる。
f
[0018] 上記含フッ素共重合体としては、例えば、ビ-リデンフルオライド〔VDF〕 ZHFP共重 合体、 VDFZTFEZHFP共重合体等の VDF系共重合体; EtZHFP共重合体、 T FEZプロピレン〔Pr〕共重合体等が挙げられる。
上記含フッ素共重合体は、例えば、「ダイエル」(商品名、ダイキン工業社製)、「バイ トン」(商品名、 E. I.デュポン社製)、「アフラス」(商品名、旭硝子社製)等の商品名 で市販されている。
上記ゴム層がフッ素ゴム力もなるものである場合は、非粘着処理用塗料組成物にお けるフッ素ゴムは、ゴム層との密着性が良好となることから、ゴム組成物に使用するゴ ムと同じ種類であることがより好ましい。
上記非粘着処理用塗料組成物は、上記フッ素ゴムを 1種のみ含有するものであって もよいし、 2種以上含有するものであってもよい。
[0019] 上記含フッ素共重合体は、重量平均分子量が 5000 200000であるものが好まし い。
上記重量平均分子量は、ゲルパーミエーシヨンクロマトグラフィー〔GPC〕によるポリス チレン換算の重量平均として求めた値である。
[0020] 上記非粘着処理用塗料糸且成物において、上記フッ素ゴムの含有量は特に限定され ないが、固体潤滑剤 100質量部あたり 50〜: LOOO質量部であることが好ましい。
[0021] 上記非粘着処理用塗料組成物にお!ヽて、加硫剤は、ゴム膜の形成を促進し、得られ る塗膜を強固にするため添加するものである。
上記加硫剤としては、例えば、アミン類、ポリヒドロキシ芳香族化合物(ポリオール)類 、パーオキサイド類等が挙げられる力 なかでもァミン類が好ましい。
[0022] 上記アミン加硫剤としては、例えばトリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、 エチレンジァミン、トリエチレンジァミン、エタノールァミン、 3, 9—ビス(3—ァミノプロ ピル)— 2, 4, 8, 10—テトラオキサ— 2—スピロ [5, 5]—ゥンデカン等の脂肪族ポリ アミン及びその塩、ジアミノジフエ-ルメタン、キシリレンジァミン、フエ-レンジァミン、 ジアミノジフエ-ルスルホン、ジアミノジフエ-ルエーテル等の芳香族ァミン及びその 塩、変性ポリアミン、ポリアミドアミン等が挙げられる。
[0023] 上記アミン加硫剤としては、更に Si、 Al、 Ti及び Zrからなる群カゝら選ばれる少なくとも 1種の金属のアミノ基含有金属化合物も挙げられる。
好ましいアミノ基含有金属化合物としては、アミノ基含有シランカップリング剤、ァミノ 基含有アルミニウムカップリング剤、アミノ基含有チタンカップリング剤、アミノ基含有 ジルコニウムカップリング剤が挙げられる。
[0024] 好ましいアミノ基含有シランカップリング剤としては、 γ ァミノプロピルトリエトキシシ ラン、 Ν— β—アミノエチル一 Ί—ァミノプロピルトリメトキシシラン、 Ν— (トリメトキシシ リルプロピル)エチレンジァミン、 Ν— β アミノエチルー Ίーァミノプロピルメチルジ メトキシシラン、 γ—ウレイドプロピルトリエトキシシラン、 j8—アミノエチル一 γ—ァミノ プロピルトリメトキシシラン等が挙げられる。
[0025] 上記加硫剤の添加量は、使用するフッ素ゴムの種類や量に応じて適宜選択すること ができ、特に限定されない。また、上述したもののうち 2種類以上を併用してもよい。
[0026] 液状担体
上記非粘着処理用塗料組成物において、液状担体とは、他の成分を溶解又は分散 させる液体をいい、例えば、水、水と有機溶剤との混合溶媒、有機溶剤等が挙げられ る。
[0027] 本発明にお 、て、液状担体としてはゴム層の劣化を生じな!/、点で、水が好ま U、。上 記液状担体として水を用いる場合には、分散剤存在下、乳化重合を行い得られるフ ッ素ゴムを含有する水性分散液、塊状重合した後粉砕して得られたフッ素ゴムを分散 剤を用いて水中に分散させた水性分散液等を用いることができる。
[0028] 上記分散剤としては、ラウリル硫酸塩、パーフルォロアルキルカルボン酸塩、 ω —ハ イド口パーフルォロアルキルカルボン酸塩等のァ-オン系界面活性剤;ポリエチレン グリコール誘導体、ポリエチレングリコール Zポリプロピレングリコール誘導体等の非 イオン性界面活性剤;アルキルポリエチレングリコールエーテル、アルキルフエ-ルポ リエチレングリコールエーテル、アルキルポリエチレングリコールエステル、エチレング リコール zプロピレングリコール共重合体、ポリエチレングリコールアルキルエステル
、ポリカルボン酸塩等の榭脂系分散剤が挙げられる。
[0029] その他
上記非粘着処理用塗料組成物は、更に熱硬化性榭脂と必要に応じ併用する硬化剤 とを含むものであってもよ 、。
上記熱硬化性榭脂は、得られる非粘着処理層のバインダー成分にぉ 、て積層体の 耐熱性、強度等を向上させるために添加するものである。上記熱硬化性榭脂として は、例えば、エポキシ榭脂、フエノール榭脂等が挙げられる。
上記非粘着処理用塗料組成物は、上記熱硬化性榭脂を 1種のみ含有するものであ つてもよいし、 2種以上含有するものであってもよい。
上記熱硬化性榭脂の硬化剤としては、例えば、アミン系硬化剤、フエノール系硬化剤 、酸無水物系硬化剤等が挙げられる。
上記硬化剤の添加量は、使用する熱硬化性榭脂の種類や量に応じて適宜選択する ことができ、特に限定されない。
[0030] 上記非粘着処理層は、シール性を維持する点で、厚みが 5 μ m未満、好ましくは 3 μ m以下である。また厚みの下限は使用する固体潤滑剤の粒径であり、好ましくは 0. 1 μ mであ 。
本明細書において、各層の厚みは、マイクロメーター (株式会社ミツトヨ製)を用いて 測定したものである。
[0031] 上記非粘着処理層は、厚みが上記範囲内にあるので、上述のように固体潤滑剤から なる粒子がフッ素ゴム力 なるマトリックス中に分散している塗膜となる。
上記塗膜は、上記フッ素ゴムを硬化させてなるバインダー成分が固体潤滑剤を保持 するものであるので、ゴム本来の持つシール性を損なうことなぐゴム層の固着、固体 潤滑剤の脱落を抑制することができ、また高温度環境下で液状となるバインダーの流 出によるゴム層の摩滅や、ゴム層の劣化が生じにくい積層体を提供することができる
[0032] 上記非粘着処理層は、上述の非粘着処理用塗料組成物を上述のゴム層の表面に 塗布し、充分に乾燥させた後に焼成することにより形成することができる。
上記非粘着処理用塗料組成物は、特に限定されないが、一般に固体潤滑剤がフッ 素ゴムに対して多 ヽと非粘着処理層中に安定に固体潤滑剤を保持することができな くなり、固体潤滑剤が脱落することがある。また、固体潤滑剤がフッ素ゴムに対して少 ないと充分な非粘着性が得られない。これらの比率は、使用する固体潤滑剤の平均 粒径とフッ素ゴムの平均粒径により決めることができるが、固体潤滑剤 100質量部あ たりフッ素ゴム 50〜: LOOO質量部であることが好ましい。
フッ素ゴムに対する加硫剤の比率は加硫剤が多いとポットライフが短くなり、また、加 硫剤が少な ヽと固体潤滑剤を保持できなくなる。フッ素ゴムに対する加硫剤の量は加 硫剤の種類に応じて決定することができる。
[0033] 上記塗布は、上述のゴム層に関して説明した方法等、従来公知の方法にて行うこと ができる。
上記乾燥及び焼成の条件は特に限定されず、塗布する非粘着処理用塗料組成物 の組成や量、ゴム層の組成等に応じて適宜設定することができる。
[0034] 本発明の積層体は、例えば、鉄、ステンレス鋼、銅、アルミニウム、真鍮等の金属類 力 なる金属板に設けることができる。
金属板に本発明の積層体を設けた塗装物品もまた、本発明の一つである。
本発明の塗装物品は、本発明の積層体を設けたものであるので、シール性、耐磨耗 性、耐熱性、耐油性、耐 LLC性等に優れている。
上記塗装物品としては、例えば、オイルシール、継ぎ手、アンテナキャップ、コネクタ 一、ガスケット、ノ レブシール、埋設ボルト、埋設ナット等の工業部品等が挙げられ、 なかでも、メタルガスケットに適する。
上記メタルガスケットとしては、例えば、自動車等のエンジンガスケットが挙げられる。 上記塗装物品からなるエンジンガスケットもまた、本発明の一つである。
発明の効果 [0035] 本発明の積層体は、上述の構成よりなるので、ゴム本来の持つシール性を損なうこと なぐゴム層の固着が生じにくぐ非粘着処理層から固体潤滑剤が脱落しにくいものと することができ、また高温度環境下で液状となるバインダーの流出によるゴム層の摩 滅ゃ、ゴム層の劣化が生じにくい。
発明を実施するための最良の形態
[0036] 以下に実施例及び比較例を掲げて本発明を更に詳しく説明するが、本発明はこれら 実施例及び比較例のみに限定されるものではない。
各実施例及び比較例における組成物の量は、特に断りがない場合は、質量基準で ある。
[0037] 実施例 1
(1)ゴム層の形成
予めアセトン洗浄してぉ ヽたアルミ板に、フッ素ゴム塗料 (ダイキン工業 (株)製ダイエ ル DPA— 382)をフローコーターにて塗装し、 100°Cで 30分乾燥した後に、 200°C で 30分焼成して、ゴム層厚み 25 μ mの塗装板を得た。
(2)非粘着処理用塗料組成物の調製
下記の材料を混合することにより、非粘着処理用塗料組成物を調製した。
フッ素榭脂水性ディスパージヨン注1) (フッ素榭脂含有量 60%) 100部
フッ素ゴム水性ディスパージヨン注 2) (フッ素ゴム含有量 60%) 100部
アミノ基含有シランカップリング剤 (商品名 S330、チッソ社製) 6部
水 3800咅
注 1)フッ素榭脂として、平均粒径 0. 25 μ mのポリテトラフルォロエチレン〔PTFE〕を 含有。
E] Zへキサフルォロプロピレン〔HFP〕弹性状共重合体(以下、単にフッ素ゴムとも!ヽ う。)を含有。
(3)非粘着処理層の形成
(1)で得られた塗装板を (2)で得られた非粘着処理用塗料に、常温で浸漬塗装し、 次いで 80〜100°Cで 5分間乾燥を行った後、 200°Cで 5分間焼成し、厚み 1 μ mの 非粘着処理層をもつ積層板を得た。
[0038] 実施例 2
(1)ゴム層の形成
予めアセトン洗浄してぉ ヽたアルミ板に、フッ素ゴム塗料 (ダイキン工業 (株)製ダイエ ル DPA— 382)をフローコーターにて塗装し、 100°Cで 30分乾燥した後に、 200°C で 30分焼成して、ゴム層厚み 23 μ mの塗装板を得た。
(2)非粘着処理用塗料組成物の調製
下記の材料を混合することにより、非粘着処理用塗料組成物を調製した。
フッ素榭脂水性ディスパージヨン (フッ素榭脂含有量 60%) 100部 フッ素ゴム水性ディスパージヨン注 2) (フッ素ゴム含有量 60%) 100部
アミノ基含有シランカップリング剤 (商品名 S330、チッソ社製) 6部
水 2200咅
注 1)フッ素榭脂として、実施例 1と同様の PTFEを含有。
注 2)フッ素ゴムとして、実施例 1と同様の VDFZTFEZHFP弹性状共重合体を含 有。
(3)非粘着処理層の形成
(1)で得られた塗装板を (2)で得られた非粘着処理用塗料に、常温で浸漬塗装し、 次いで 80〜100°Cで 5分間乾燥を行った後、 200°Cで 5分間焼成し、厚み 3 μ mの 非粘着処理層をもつ積層板を得た。
[0039] 実施例 3
(1)ゴム層の形成
実施例 1 (1)で得られた塗装板を、実施例 3の塗装板としても用いた。
(2)非粘着処理用塗料組成物の調製
下記の材料を混合することにより、非粘着処理用塗料組成物を調製した。
フッ素榭脂水性ディスパージヨン注1) (フッ素榭脂含有量 60%) 100部 フッ素ゴム水性ディスパージヨン注 2) (フッ素ゴム含有量 60%) 100部
アミノ基含有シランカップリング剤 (商品名 S330、チッソ社製) 6部
水 22000咅 注 1)フッ素榭脂として、実施例 1と同様の PTFEを含有。
注 2)フッ素ゴムとして、実施例 1と同様の VDFZTFEZHFP弹性状共重合体を含 有。
(3)非粘着処理層の形成
(1)で得られた塗装板を (2)で得られた非粘着処理用塗料に、常温で浸漬塗装し、 次いで 80〜100°Cで 5分間乾燥を行った後、 200°Cで 5分間焼成し、厚み 0. 3 ^ m の非粘着処理層をもつ積層板を得た。
[0040] 実施例 4
(1)ゴム層の形成
実施例 1 (1)で得られた塗装板を、実施例 4の塗装板としても用いた。
(2)非粘着処理用塗料組成物の調製
下記の材料を混合することにより、非粘着処理用塗料組成物を調製した。
フッ素榭脂水性ディスパージヨン (フッ素榭脂含有量 60%) 40部
フッ素ゴム水性ディスパージヨン注 2) (フッ素ゴム含有量 60%) 160部
アミノ基含有シランカップリング剤 (商品名 S330、チッソ社製) 10部 水 3800咅
注 1)フッ素榭脂として、実施例 1と同様の PTFEを含有。
注 2)フッ素ゴムとして、実施例 1と同様の VDFZTFEZHFP弹性状共重合体を含 有。
(3)非粘着処理層の形成
(1)で得られた塗装板を (2)で得られた非粘着処理用塗料に、常温で浸漬塗装し、 次いで 80〜100°Cで 5分間乾燥を行った後、 200°Cで 5分間焼成し、厚み 1 μ mの 非粘着処理層をもつ積層板を得た。
[0041] 実施例 5
(1)ゴム層の形成
実施例 1 (1)で得られた塗装板を、実施例 5の塗装板としても用いた。
(2)非粘着処理用塗料組成物の調製
下記の材料を混合することにより、非粘着処理用塗料組成物を調製した。 フッ素榭脂水性ディスパージヨン注1) (フッ素榭脂含有量 60%) 100部 フッ素ゴム水性ディスパージヨン注 2) (フッ素ゴム含有量 60%) 100部
アミノ基含有シランカップリング剤 (商品名 S330、チッソ社製) 6部
水 3800咅
注 1)フッ素榭脂として、平均粒径 0. 20 mの TFEZパーフルォロ(アルキルビュル エーテル) [PFVE]共重合体〔PFA〕を含有。
注 2)フッ素ゴムとして、実施例 1と同様の VDFZTFEZHFP弹性状共重合体を含 有。
(3)非粘着処理層の形成
(1)で得られた塗装板を (2)で得られた非粘着処理用塗料に、常温で浸漬塗装し、 次いで 80〜100°Cで 5分間乾燥を行った後、 200°Cで 5分間焼成し、厚み 1 μ mの 非粘着処理層をもつ積層板を得た。
[0042] 比較例 1
実施例 1 (1)で得られた塗装板を、比較例 1の積層板として用いた。
[0043] 比較例 2
実施例 1で得られた塗装板のゴム層上に、非粘着処理用塗料組成物として、フエノー ル榭脂(DICフエノライト TD2093社製)をメチルェチルケトン溶媒にて 3%となるよう に希釈した溶液に、 PTFE粉末 (ダイキン工業製、平均粒径 0. 25 m)をフエノール 榭脂と同量添加し、分散した塗料に常温で浸漬塗装し、次いで 80〜100°Cで 5分間 乾燥を行った後、 200°Cで 5分間焼成し、厚み 1 μ mの非粘着処理層をもつ積層板 を得た。
[0044] 比較例 3
(1)ゴム層の形成
予めアセトン洗浄してぉ ヽたアルミ板に、フッ素ゴム塗料 (ダイキン工業 (株)製ダイエ ル DPA— 382)をフローコーターにて塗装し、 100°Cで 30分乾燥した後に、 200°C で 30分焼成して、ゴム層厚み 21 μ mの塗装板を得た。
(2)非粘着処理用塗料組成物の調製
下記の材料を混合することにより、非粘着処理用塗料組成物を調製した。 フッ素榭脂水性ディスパージヨン注1) (フッ素榭脂含有量 60%) 100部 フッ素ゴム水性ディスパージヨン注 2) (フッ素ゴム含有量 60%) 100部
アミノ基含有シランカップリング剤 (商品名 S330、チッソ社製) 6部
水 1000咅
注 1)フッ素榭脂として、実施例 1と同様の PTFEを含有。
注 2)フッ素ゴムとして、実施例 1と同様の VDFZTFEZHFP弹性状共重合体を含 有。
(3)非粘着処理層の形成
(1)で得られた塗装板を (2)で得られた非粘着処理用塗料に、常温で浸漬塗装し、 次いで 80〜100°Cで 5分間乾燥を行った後、 200°Cで 5分間焼成し、厚み 5 μ mの 非粘着処理層をもつ積層板を得た。
比較例 4
(1)ゴム層の形成
予めアセトン洗浄してぉ ヽたアルミ板に、フッ素ゴム塗料 (ダイキン工業 (株)製ダイエ ル DPA— 382)をフローコーターにて塗装し、 100°Cで 30分乾燥した後に、 200°C で 30分焼成して、ゴム層厚み 16 μ mの塗装板を得た。
(2)非粘着処理用塗料組成物の調製
下記の材料を混合することにより、非粘着処理用塗料組成物を調製した。
フッ素榭脂水性ディスパージヨン (フッ素榭脂含有量 60%) 100部 フッ素ゴム水性ディスパージヨン注 2) (フッ素ゴム含有量 60%) 100部
アミノ基含有シランカップリング剤 (商品名 S330、チッソ社製) 6部
水 100咅
注 1)フッ素榭脂として、実施例 1と同様の PTFEを含有。
注 2)フッ素ゴムとして、実施例 1と同様の VDFZTFEZHFP弹性状共重合体を含 有。
(3)非粘着処理層の形成
(1)で得られた塗装板を (2)で得られた非粘着処理用塗料に、常温で浸漬塗装し、 次いで 80〜100°Cで 5分間乾燥を行った後、 200°Cで 5分間焼成し、厚み 10 /z mの 非粘着処理層をもつ積層板を得た。
[0046] 実施例及び比較例で作成した積層板について、塗膜表面の非粘着性、耐磨耗性、 柔軟性を以下のようにして評価した。
<塗膜表面の非粘着性試験 >
1— 1)上記積層板を 2cm幅で切り出して 2cm X 3cmの塗膜面同士を重ね、荷重 lk g、 200°Cの条件下で 1時間保持した (塗膜同士の粘着性)。
1 - 2)上記積層板を 2cm幅で切り出し、別途用意したアルミ板(2cm幅)を 2cm X 3c mの塗膜面に重ね、荷重 lkg、 200°Cの条件下で、 1時間保持した (塗膜と金属との 粘着性)。
2)上記条件で重ね合わせた状態の積層板について、室温下で JIS K6850の引張 せん断接着強さ試験法に従 ヽ、万能試験機 (島津製作所社製)を用いて引張強さを 測定し、表面の粘着力を評価した。
[0047] <塗膜表面の摩擦磨耗性試験 >
上記積層板を 3cm X 5cmで切り出し、ピンオンディスク方式の摩擦磨耗試験機(レス 力社製 FPR2000)を用いて 200。C雰囲気下、荷重 30g、回転半径 10mm、 20rpm の条件下で動摩擦係数を測定した。
[0048] <塗膜の柔軟性試験 >
上記積層板を 2cm幅で切り出し、 JIS K 5400の屈曲試験機(大佑機材社製)にセ ットして 180° に折り曲げ、塗膜にクラックが発生した力確認し、クラック無しを〇、クラ ックが発生したものを Xとして評価した。
[0049] 各試験の結果について、表 1にまとめた。
[0050] [表 1]
Figure imgf000016_0001
[0051] 表 1に示すように、実施例 2、 3、 4、 5の積層板について、非粘着性を示すこと、ま た、耐摩擦磨耗性が未処理の積層板 (比較例 1)より優れ、従来の処理剤を用いた積 層板 (比較例 2)に匹敵すること、比較例 2の積層板より柔軟性に優れていること、更 に比較例 3、 4の積層板は非粘着性と耐摩擦磨耗性が低 ヽことが確認された。
産業上の利用可能性
[0052] 本発明の積層体は、上述の構成よりなるので、ゴム本来の持つシール性を損なうこと なぐゴム層の固着が生じにくぐ非粘着処理層から固体潤滑剤が脱落しにくいものと することができ、また高温度環境下で液状となるバインダーの流出によるゴム層の摩 滅ゃ、ゴム層の劣化が生じにくい。

Claims

請求の範囲
[1] ゴム層上に非粘着処理層が積層された積層体であって、
前記非粘着処理層は、固体潤滑剤、フッ素ゴム、加硫剤及び液状担体を含有する非 粘着処理用塗料組成物を塗装することにより形成した層であり、厚みが 5 m未満で あるものである
ことを特徴とする積層体。
[2] 固体潤滑剤は、フッ素榭脂である請求項 1記載の積層体。
[3] 金属板に請求項 1又は 2記載の積層体を設けたことを特徴とする塗装物品。
[4] 請求項 3記載の塗装物品であることを特徴とするエンジンガスケット。
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