WO2007094400A1 - 排出ホースおよびこれを使用したトイレシステム - Google Patents

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Toshio Hiranuma
Masahiko Hashimoto
Shigenori Yamaguchi
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Max Co., Ltd.
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Abstract

 排出ホース本体14の先端に制水筒部150が取り付けられる。制水筒部は、筒状体か、逆漏斗状(ラッパ状)をなす筒体であり、内部に複数の制水片が設けられている。制水片は、吐出量をできるだけ一定すると共に、吐出速度を緩めることができるように、千鳥状に配列形成される。制水筒部150によって、排出ホース本体の先端部から吐出する吐出物(汚物など)の吐出量がほぼ一定となり、吐出速度(流速)も緩やかになることから、簡易トイレ装置から圧送された流状物(汚物)によって排出ホースの先端が暴れたりすることがない。

Description

明 細 書
排出ホースおよびこれを使用したトイレシステム
技術分野
[0001] この発明は、排出ホース本体の先端に制水筒部を設けることで、圧送物の吐出時 に発生する排出ホース本体のぶれなどを解消した排出ホースに関する。また、圧送さ れた汚物などが便器内に飛散しないようにしたトイレシステムに関するものである。 背景技術
[0002] 介護を必要とする老人や、身体が不自由で室内の既設トイレまで出向くことが困難 な人のために、可搬型の簡易トイレ装置が開発されている。
[0003] この可搬型簡易トイレ装置は、室内に設置できるように椅子型に構成され、椅子に 座って用を足すことができる。可搬型簡易トイレ装置には便器に洗浄水を流すための 給水ホースと、汚物を排出する排出用の排出ホースおよび汚物を圧送する手段が設 けられている。そしてその給水および排出は既設トイレを利用して行うようにしている
[0004] このように既設トイレを利用して可搬型簡易トイレ装置の汚物を処理するトイレシス テムは、例えば図 20のように構成することができる。
[0005] 図 20に示すトイレシステムは、家屋 1の廊下 2に面して既設トイレ 3が設置された例 である。既設トイレ 3内には便器 4と洗浄用注水タンク 5が設置されている。廊下 2に沿 つてこの例では寝室としての部屋 6が位置し、部屋 6内には例えばベッド 7が置かれ ている。部屋 6の一部に可搬型簡易トイレ装置 10が置かれ、既設トイレ 3に出向かず に、この簡易トイレ装置 10によって用便を足すことができる。
[0006] 可搬型簡易トイレ装置 10は、水洗トイレである。そのため、給水手段と排出手段が 設けられ、給水手段としての給水ホース 12は上水道に連結され、排出手段としての 排出ホース 14は既設便器 4に導かれる。
[0007] 排出ホース 14は下水道管に連結することもできるが、そうすると配管工事を行う必 要があり、コストが嵩む。既設便器 4に排出ホース 14用の連結部を設ける場合も、便 器を改造したり、新たな便器を用意しなければならないので、同じくコストが嵩む。図 20は、既設便器 4をそのまま利用できるようにしたものである。
[0008] 既設便器 4をそのまま利用する場合には、排出ホース 14の先端部は例えば図 21 のように連結されることになる。この例では、便座 118の下面に設けられた台座 118a によって得られる既設便器 4との間の間隙を利用して、排出ホース 14が揷通される。 既設便器 4には簡単なホース抑え 120が便座 118に取り付けられる。排出ホース 14 の先端 14bはフリーであるが、既設便器 4の内部に固定することもできる。
発明の開示
発明が解決しょうとする課題
[0009] ところで、図 21のように既設便器 4をそのまま利用して排出ホース 14を設置すると、 洗浄水の水圧のみでは排出ホース 14内に汚物が滞留するおそれがあるので、可搬 型簡易トイレ装置 10としては、圧送型の水洗トイレであるのが望ましい。
[0010] 圧送式に構成したとき、排出ホース 14にはある程度の送圧力 Sかかるので、汚物が 排出ホース 14から吐出するときに、この送圧によって排出ホース 14の先端部 14bが 不規則にぶれたり、暴れたりするおそれがある。先端部 14bがぶれたりすると、汚物 が既設便器 4内に飛散するおそれがあるので、衛生上好ましくない。
[0011] 先端部 14bを既設便器 4内に固定したり、先端部 14bを既設便器 4の滞留水 (洗浄 水)内に沈めておくことも考えられる力 そうした場合でも汚物の吐出する速さが意外 と速いので、汚物飛散を効果的に抑制することはできない。
[0012] そこで、この発明はこのような従来の課題を解決したものであって、特に吐出物飛 散を効果的に抑制できる排出ホースおよびこれを使用したトイレシステムを提案する ものである。
課題を解決するための手段
[0013] 上述の課題を解決するため、請求項 1に記載したこの発明に係る排出ホースは、ホ ース本体と、
このホース本体の先端に取り付けられた制水筒部とからなり、
この制水筒部は、その内部に千鳥状に配列された複数の制水片が設けられたこと を特徴とする。
[0014] また、請求項 3に記載したこの発明に係るトイレシステムは、既設トイレと可搬型簡 易トイレ装置とで構成され、
簡易トイレ装置には汚物排出用の排出ホースが連結され、
上記排出ホースの先端に取り付けられた制水筒部は、上記既設トイレの便器と便座 の間を介して上記便器の内部に固定されることを特徴とする。
[0015] この発明では、排出ホース本体の先端に制水筒部が取り付けられる。制水筒部は、 排出ホース本体の先端部から吐出する吐出物(汚物など)の吐出量や吐出速度(流 速)を制限するために設けられたものである。制水筒部は、筒状体か、逆漏斗状 (ラッ パ状)をなす筒体であり、内部に複数の制水片が設けられている。
[0016] 制水片は、吐出量をできるだけ一定すると共に、吐出速度を緩めることができるよう に、千鳥状に配列形成される。ただし、制水片の長さや幅および制水片の配列間隔 や個数などは、吐出物の吐出を妨げないように選定される。
[0017] 制水片によって、制水筒部の先端開口部における流状物吐出速度(流速)を減速 させることができると共に、その内圧を分散させることができるから、流状物が圧送さ れても、減速した状態でほぼ一定量ずつ流状物を吐出させることができる。内圧を遞 減できるから、排出ホースの先端部が流状物の吐出圧の反力によって暴れ出すこと はなくなり、流状物の飛散を回避できる。
[0018] したがって、この排出ホースをトイレシステムを構築する可搬型簡易トイレ装置と既 設便器との間に適用すると、汚物を圧送しても、既設便器内全体に汚物が飛散する ようなことがなくなり、衛生的である。
[0019] 可搬型簡易トイレ装置は、圧送式の水洗トイレである。簡易トイレ装置は、便器の開 口部の近傍から洗浄水が給水される給水口と、該開口部の奥底に設けられた溜まり 部と、該溜まり部と連通する排出口とを備えた便器本体を有する。
[0020] 溜まり部内には汚物の粉砕手段が取り付けられる。溜まり部の上方には汚物の粉 砕物を圧送する粉砕物圧送手段が設けられ、さらにこの粉砕物圧送手段の上方側 に溜まり部を密閉する開閉蓋が設けられる。便器本体の排出口側には開閉弁 (排出 用電磁弁)を備える。
[0021] 汚物などが開閉蓋に落下すると、その重みで開閉蓋の先端部が縮径部の縁部から 離れて、汚物はその自重によって自動的に溜まり部内に落下する。排便後は開閉蓋 が自動的に閉まるので、溜まり部が再び自動的に密閉される。汚物からの防臭と粉 砕手段の隠蔽ができる。
[0022] 粉砕手段を駆動して汚物を粉碎する。汚物の粉碎処理後は溜まり部内に圧縮空気 を送って溜まり部内を加圧(2気圧程度)する。その後、排出用電磁弁を開くことで、 粉砕した流状物が排出ホースを介して既設便器側に圧送される。この圧送処理によ つて流状物を排出ホース内に滞留させることなく既設便器に排出できる。
[0023] 簡易トイレ装置に給水する洗浄用の給水ホースと、上述した排出ホースとを一体化 すれば、これらホースの取り付け、取り外し及び引き回しが容易になる。
発明の効果
[0024] この発明では、制水筒部を備えた排出ホースを提供するものである。またこの発明 ではこのような排出ホースを備えたトイレシステムを提供するものである。
[0025] これによれば、制水筒部によって流状物の吐出量や吐出速度を抑えることができる から、流状物の吐出時に排出ホースの先端部が暴れたりすることを回避できる。その ため、この排出ホースを備えたトイレシステムでは、既設便器内に汚物を排出するとき の排出ホース先端部の暴れを抑制できるので、衛生的なトイレシステムを提供できる 図面の簡単な説明
[0026] [図 1]この発明に係る可搬型簡易トイレ装置の一例を示す要部の断面図である。
[図 2]図 1に示す可搬型簡易トイレ装置の使用状態を示す断面図である。
[図 3]既設トイレ装置に給排出ホースを連結したときの例を示す概念図である。
[図 4]給水ホースの構成例を示す図である。
[図 5]排出ホースの構成例を示す図である。
[図 6]逆止弁の一例を示す要部断面図である。
[図 7]排出ホースに対するホース抑えの一例を示す斜視図である。
[図 8]既設便器にホース抑えを取り付けた状態の要部断面図である。
[図 9]既設便器にホース抑えを取り付けた状態の他の要部断面図である。
[図 10]既設便器に排出ホースを取り付けた状態の要部断面図である。
[図 11]この発明に使用される制水筒部の要部断面図である(その 1)。 [図 12]この発明に使用される制水筒部の要部断面図である(その 2)。
[図 13]この発明に使用される制水筒部の要部断面図である(その 3)。
[図 14]この発明に使用される制水筒部の要部断面図である(その 4)。
[図 15]この発明に使用される制水筒部の要部断面図である(その 5)。
[図 16]図 15の I— I線上断面図である。
[図 17]この発明に係る可搬型簡易トイレ装置の制御系の一例を示す系統図である。
[図 18]可搬型簡易トイレ装置の動作説明に供する波形図である。
[図 19]水抜きの動作説明に供する波形図である。
[図 20]トイレシステムの一例を示す説明図である。
[図 21]既設便器に対する排出ホースの取り付け例を示す断面図である。
発明を実施するための最良の形態
[0027] 続いて、この発明に係る排出ホースおよびこれを使用したトイレシステムの好ましい 実施例を図面を参照して詳細に説明する。この発明に適用できる可搬型簡易トイレ 装置は特にお尻洗浄機能の付いた、いわゆる温水洗浄便座付きの簡易トイレ装置が 好適である。以下の説明はこの温水洗浄便座の設備についての説明は省いてある。 可搬型簡易トイレ装置は洋式水洗トイレに適用した場合である。
実施例 1
[0028] この発明に係るトイレシステムは、図 20に示すように既設トイレ 3と可搬型簡易トイレ 装置 10と、これらの間を連結する給水ホース 12と排出ホース 14とで構築される。図 2 0の構成は既に説明したので、その詳細は割愛する。既設トイレ 3も洋式の水洗トイレ である。可搬型簡易トイレ装置 10は、圧送式の水洗トイレである。
[0029] 図 1はこの発明に適用できる圧送式の可搬型簡易トイレ装置 10の一例を示す要部 断面図である。この可搬型簡易トイレ装置 10は便器本体 20を有する。便器本体 20 は通常の水洗式トイレ (洋式トイレ)とほぼ同じ漏斗状の断面形状をなすが、その全体 形状は箱型として構成される。なお、近年はインテリア要素も強く求められる傾向にあ り必ずしも箱形だけではなぐ例えば肘掛けのある椅子型のものも利用されている。
[0030] 便器本体 20を軽量化するため、この例では便器本体 20はプラスチックによる成型 品であるが陶器等の他の素材を使用して成形してもよい。便器本体 20の上部開口 部側には便座 21が位置すると共に、この便座 21および上部開口部を閉塞するような 便蓋 23が設けられている。
[0031] 便器本体 20の底部がトラップ水(溜まり水)や汚物の溜まり部 18となる。
溜まり部 18に連通して断面が略「へ」の字状をなす排出部 22が設けられ、排出口 27 にこの発明に力、かる排出ホース 14が連結される。
[0032] 断面が略「へ」の字状の部位は、一般に S字トラップと呼称されることが多い。そのた め、この例では便器本体 20の背面部 20bに連結部 26が設けられると共に、便器本 体 20の内部であって、開閉弁として機能する電磁弁 24が連結部 26に近接して設け られている。溜まり部 18に連通する排出部 22の略「へ」の字状の形状は、図示の形 状の他に P型、 U型、椀型などが考えられる。これらの形状はいずれも同様な作用効 果が得られる。
[0033] 電磁弁 24は、溜まり部 18内のトラップ水(汚物を含んだ水)を便器外に排出すると きだけ開くように制御され、トイレを使用していないときは閉じられている。漏水を防止 するためである。この電磁弁 24は漏水防止の他に、圧送手段を構成するエアコンプ レッサ(後述する)を使用して溜まり部 18内を加圧(2気圧程度)するときの圧縮空気 の漏止を防止する機能もある。
[0034] 便器本体 20の上部近辺で、排出部側の壁面 18aには洗浄水の給水口 28が設けら れている。本体背面部 20bに設けられた連結部 34とこの給水口 28との間には連結 管 30が配される。連結管 30は分岐管が使用され、給水口 28に向力 連結管 30に洗 浄水を制御するための電磁弁 32が取り付けられてレ、る。連結部 34に連結される給 水ホース 12からの給水をこの電磁弁 32によって制御できるようにするためである。
[0035] 分岐された連結管 30にも電磁弁 33を介して洗浄ホース(洗浄管) 240が連結され ている。洗浄ホース 240の先端部は溜まり部 18のトラップ水の水面よりも上側に突出 するように設けられている。この洗浄ホース 240による注水(実際には噴射)によって 、後述するように溜まり部 18内と蓋本体 212の裏面の洗浄が行われる。
[0036] 給水口 28と壁面 18aとの間にはゴム状の漏水防止管 29が介揷され、さらに洗浄ホ ース 240が貫通する溜まり部 18にも漏水防止管 242が介揷され、外部への漏水の防 止を図っている。 [0037] 溜まり部 18の底部には排泄物等の粉砕手段 40が設けられる。粉碎手段 40は溜ま り部 18内に溜まった汚物 (排泄物など)やトイレットペーパー(以下汚物と総称する) を砕くためのもので、粉砕した流状物はトラップ水と混合して排出される。
[0038] 粉砕手段 40はモータ(電磁モータ) 42と粉砕羽根 44とで構成することができ、図 1 ではそのうち粉砕羽根 44のみ溜まり部 18内に臨むように取り付けられる。そのため、 モータ 42は溜まり部 18の底部外壁 19側に配置され、ボルトやナットによる支持具 46 によって便器本体 20に取り付け固定される。モータ 42の回転軸は溜まり部 18の底 部と水密的に係合されている。モータ 42は溜まり部 18の底部外壁側ではなぐ便器 本体 20の底面板 20cに固定するようにしてもよい。
[0039] 底面板 20cの内側には CPUなどで構成された制御部 50が配される。上述した排 出用電磁弁 24、給水用電磁弁 32、 33、モータ 42などの各駆動力、制御部 50によつ て所定のタイミングで所定の時間だけ制御される。制御部 50用の電源スィッチ 52は 本体背面部 20bに設けられ、本体上面部であって、便蓋 23の下面には開閉スィッチ 55 (後述する)が設けられてレ、る。
[0040] 可搬型簡易トイレ装置 10はさらに以下の構造を有する。図 1に示すように、便器本 体 20における溜まり部 18の上部であって、給水口 28よりも下側の所定位置には、溜 まり部 18に所定の圧縮空気を送給するための粉砕物用圧送手段 200が設けられる 。この溜まり部 18の上部であって、圧送手段 200の取り付け位置よりも若干上部側に 縮径部 230が設けられる。そしてこの縮径部 230を閉塞し、溜まり部 18を密閉できる ように、縮径部 230の下面には開閉蓋機構 210が設けられる。
[0041] 圧送手段 200はエアコンプレッサで構成することができ、このエアコンプレッサ 200 の送給管 204が取り付け手段 206を介して溜まり部 18側に導出される。取り付け手 段 206は溜まり部 18のトラップ水の水面より上部に設けられる。エアコンプレッサ 200 は便器本体 20の背面空間部 20a内に設けられた取り付け板 202に固定される。
[0042] 便器本体 20にエアコンプレッサ 200を備えるのではなぐ可搬型簡易トイレ装置本 体の外部より圧縮空気を取り入れるような機構であっても、同様の作用を期待できる。
[0043] 縮径部 230は環状フランジ部として構成され、溜まり部 18の内面に向力 ように所 定長だけ突出している。上述した送給管 204は溜まり部 18のトラップ水と縮径部 230 との間に位置している。
[0044] 縮径部 230は図 1からも明らかなように、その全体が多少排出部 22側に傾斜するよ うに設けられている。縮径部 230の下面側には、この縮径部 230を閉塞できるような 開閉蓋機構 210が設けられている。開閉蓋機構 210としては、回動式とスライド式が 考えられる。図 1の例は回動式である。
[0045] この例では、回動式であるため、開閉蓋機構 210を構成する蓋本体 212を有する。
蓋本体 212の一端、図の例では右端部が回動軸部 214となされ、この回動軸部 214 が縮径部 230の下面部 232に位置するように、便器本体 20に対して回動自在に軸 支される。この軸支部は便器本体 20に対して水密的に軸支されている。
[0046] 蓋本体 212は、その周面が縮径部 230の下面縁部 234と当接した状態となるように 付勢される。蓋本体 212は下面縁部 234に沿った形状をなすと共に、通常はこの下 面縁部 234に接触して溜まり部 18内を密閉できるように、回動軸部 214と下面部 23 2の壁面との間には付勢用のバネ 216が巻き付けられてレ、る。
[0047] 上述したように縮径部 230は排出部 22側に多少傾斜するように設けられているの で、開閉蓋機構 210を構成する蓋本体 212自体も、排出部 22側に傾いて取り付けら れる。このように蓋本体 212を傾けて取り付けるようにすれば、蓋本体 212の上面に 落下した排泄物を残らず、溜まり部 18内に落とし込むことができる(図 2参照)。
[0048] 上述した洗浄ホース 240は、蓋本体 212の裏面側と溜まり部 18の周面の一部の双 方に、洗浄水を噴射できるような角度をもってその先端部が溜まり部 18内に取り付け られる。この例では図 1に示すように、蓋本体 212の回動軸部 214の近傍であって、 その下部側に水密的に取り付け固定される。
[0049] このように構成された便器本体 20には給水ホース 12と排出ホース 14とが連結され ると共に、それらは既設トイレ 3に導かれる。
[0050] 図 3は既設トイレ 3の概要を示す。図 3は温水洗浄便座 80を備えた既設便器 4を例 示する。この場合には水道管(上水道管) 82に分岐管 84が連結され、この分岐管 84 のうち水道管 82側に第 1の分岐口 86が設けられ、ここに温水洗浄便座用のホース 8 7が連結される。そして第 1の分岐口 86より末端に近レ、方に第 2の分岐口 88が設けら れ、ここに洗浄水用のホース 89が連結される。 [0051] この例では、このような分岐構成の分岐管 84が使用されると共に、第 1と第 2の分岐 口 86, 88との間に逆止弁 90が設置されると共に、分岐管 84の末端部に給水ホース 12に対する連結部 92が設けられる。この連結部 92に給水ホース 12の先端に設けら れた連結部 60Aが連結される。
[0052] このように新たな分岐管 84を設け、ここに給水ホース 12を取り付けることによって可 搬型簡易トイレ装置 10に洗浄水を供給できる。なお、第 1と第 2の分岐口 86, 88との 間に逆止弁 90を設置したのは、万が一ホース 89や給水ホース 12側からの水が逆流 して温水洗浄便座側に供給する水と混じり合わないようにするためである。
[0053] 分岐管 84の末端部分にはさらに消毒液用の連結部に消毒液を満たしたタンク 96 が揷着される。消毒液を使用することで、既設トイレ 3はもちろんのこと可搬型簡易トイ レ装置 10の衛生状態を改善できる。更に、排出ホースも同時に洗浄できるものである 。なお、タンク 96は必ずしも備えられていなくてはならないものではなぐ必要に応じ て適宜設けることができる。
[0054] このように既存のトイレの配水系を流用すれば、分岐管 84を付設するだけの簡単な 増設工事で可搬型簡易トイレ装置 10を使用することができる。
[0055] 排出ホース 14は、制水筒部 150が既設便器 4内に臨むように、既設便器 4と便座 1 18との間から差し込まれる。挿通の仕方は図 21に示した通りである。
[0056] 図 4は給水ホース 12の一例を、図 5は排出ホース 14の一例を示す。給水ホース 12 の一端部 12aを上水道管側に接続される端部とし、他端部 12bを可搬型簡易トイレ 装置 10に接続される端部としたとき、一端部 12a及び他端部 12bに各々逆止弁付き の連結部 60A, 60Bが取り付けられている。
[0057] 排出ホース 14を構成するホース本体 145の一端部 14aに逆止弁付きの連結部 62 Aが付設され、他端部 14bに制水筒部 150が設けられる。一端部 14aは可搬型簡易 トイレ装置 10側に連結される端部である。
[0058] 給水ホース 12は便器本体 20に供給される洗浄水用として使用されるものであるか ら、小径のビュルホースなどを使用することができる。これに対して、排出ホース 14は 、その管内を汚物などを粉砕した流状物が流れるものであるから、給水ホース 12と同 径か僅かに太い径のビュルホースなどを使用することができる。これは固まった汚物 ではなぐ洗浄水と混合した流状物を取り扱うためである。図 5は、給水ホース 12より も大径の排出ホース 14を使用した場合である。
[0059] 給水ホース 12と排出ホース 14とで異なる管径のホースを使用すると、元々太さが違 うために、給水ホース 12を排出ホースとして使用したり、排出ホース 14を給水ホース と間違って連結したりする、初歩的な誤連結作業を確実に防止できる。
[0060] 逆止弁付きの連結部 60 (62)は、例えば図 6のように本体 63の中空内部に断面矩 形状の弁作動室 64が設けられ、ここに弁作用をなす球体 65とそれに対する押圧バ ネ 66とが設けられ、水圧が矢印 a方向に作用することで弁が開くようになつている。こ れにより可搬型簡易トイレ装置側と上水道管側からの双方の逆流防止を行っている。
[0061] 一方、他方の連結部 60Bにあっては、これを可搬型簡易トイレ装置 10側に連結し たとき、逆止弁の球体 65が押圧パネ 66に抗して後退する凸部(図示せず)を、可搬 型簡易トイレ装置側に設けることで、連結部 60を連結したときには内部の弁が開放さ れて連通状態となり、連結を外したときには内部の弁が閉じ、ホース内の液体が外部 に漏れ出さなレ、ように構成されてレ、る。
[0062] 排出ホース 14に取り付けられた制水筒部 150は既設便器 4の内部に位置するよう に、この既設便器 4の開口端縁 4a (図 10参照)を乗り越えて取り付けられる。そのとき 、排出ホース 14を固定するためホース抑え 120が使用され、これが既設便器 4の開 口端縁 4aに装着固定される。
[0063] 図 7はこのホース抑え 120の具体例を示す。ホース抑え 120は樹脂などで成形され たもので、ホース抑え本体 121は断面「ヮ」の字状をなし、開口端縁 4aに沿った形状 となされている。本体 121の左端部 121aは開口端縁 4aのうち外端縁側を抑える抑え 片として機能する。同じく右端部 121bは開口端縁 4aのうち内側端縁を抑えるための 抑え片として機能する。本体 121の上面には第 1のホース抑え部 123が設けられる。 第 1のホース抑え部 123は「ハ」の字状をなし、その内径部は排出ホース 14よりも僅 かに径大となされている。
[0064] 右端部 121b側は、左端部 121aよりも大凡 2倍程度長くなされると共に、先端部が 多少外側に反り返るように成形されている。そして、その端部側には外側に向力 よう な第 2のホース抑え部 125が本体 121と一体成形されてレ、る。第 2のホース抑え部 12 5もまた「ハ」の字状をなし、その内径部は排出ホース 14よりも僅かに径大となされて いる。
[0065] 図 8はこのホース抑え 120を開口端縁 4a側に装着した状態を示す。図 9は特に便 座 118の底部に設けられた台座 118aの奥側にホース抑え 120が装着されてレ、る場 合を示す。
[0066] 図 10はホース抑え 120の装着状態の断面を示す。排出ホース 14としては、この発 明に係る排出ホース 14が使用される。この排出ホース 14は、そのホース本体 145と、 ホース本体 145の先端部に取り付け固定された制水筒部 150とで構成される。排出 ホース 14は第 1と第 2のホース抑え部 123, 125のそれぞれによってその周面が抑え られながら既設便器 4の内部に引き込まれる。
[0067] なお、便座 118を降ろしたとき、台座 118aによって生まれる便座 118底部との空間 内に排出ホース 14が収まるように、排出ホース 14の外径、第 1のホース抑え部 123 の高さや、台座 118aの高さなどが選定されてレ、るものとする。
[0068] 既設便器 4の内部まで引き込まれた排出ホース 14の先端部に取り付けられた制水 筒部 150は、既設便器 4のくびれ部 4b付近に取着されて固定される。例えば、ラッパ 状をなすゴム状の吸着体 148などによって、くびれ部 4bに取着される。吸着体 148を 使用することで、くびれ部 4bから制水筒部 150を取り外すこともできるから制水筒部 1 50の清掃が容易になる。
[0069] 図 11は制水筒部 150の一例を示す要部断面図である。制水筒部 150はホース本 体 145に対する連結部 151と、この連結部 151に連なって設けられた筒部本体 152 とで構成される。筒部本体 152は円筒体が使用され、その内部には複数の制水片 1 54が設けられる。
[0070] 制水片 154は千鳥状に配され、図 11の場合にはほぼ半円状をなす右側制水片 15 4aと、同じくほぼ半円状をなす左側制水片 154bとを有し、これらが所定の間隔を保 持して複数個千鳥状に配される。制水片 154は流状物の流れる方向に突き出すよう にほぼ流れ方向に対し直交するように設けられる。
[0071] 制水片 154は排出ホース 14から排出された流状物力 その流速を抑えながら一定 量ずつ流下するようにするための制動片である。制水片 154の個数、大きさ、配列間 隔などは任意であるが、個数が余り多すぎたり、配列間隔が狭いと、流れ下る流状物 がよどんでしまったり、流れ下る時間が長くなつてしまうおそれがあるので、排出ホー ス 14の内径などにあわせて選定する必要がある。図 11の例では、トータル 3個の制 水片 154を使用して制水筒部 150を構成した場合であり、これでも充分な制水効果( 吐出量の制限および減速効果)が得られる。
[0072] このように制水片 154によって、制水筒部 150の先端開口部における流状物吐出 速度(流速)を減速させることができると共に、その内圧を分散させることができるから 、流状物が圧送されても、減速した状態でほぼ一定量ずつ流状物を吐出させること 力 Sできる。内圧を遁減できるから、排出ホース 14の先端部、つまり制水筒部 150が流 状物の吐出圧の反力によって暴れ出すことはなくなり、流状物の飛散を回避できる。
[0073] したがって、制水筒部 150の付いた排出ホース 14をトイレシステムの可搬型簡易ト ィレ装置 10と既設便器 4との間に適用すると、汚物を圧送しても、既設便器内全体に 汚物が飛散するようなことがなくなり、衛生的である。
[0074] 図 12以下はこの制水筒部 150の他の例であって、図 12は図 11と同一の制水片 15 4が使用されるものの、制水片 154の突出方向を多少流下方向に傾けた場合である 。これによつて流状物の通過がよりスムーズとなる。
[0075] 図 13の例は、筒部本体 152を円筒体ではなぐ逆漏斗状 (ラッパ状)にした場合で あり、その他の構成は図 11と同じである。下流に向かって開口させることで、流状物 の反力を抑制できるため、流状物の流下に伴う暴れを少なくできる。
[0076] 図 14は図 13の変形例であって、制水片 154の傾きを図 12の場合と同じようにした 場合である。その効果は図 12と同様である。
[0077] 図 15は、制水片 154の他に、制水片 154の上部に分流片 156を設けた場合である 。そのため、筒部本体 152は角状体が使用されると共に、分流片 156は図 16に示す ように円弧状をなし、その凸部が上流側を向くように設けられる。
[0078] 流状物はこの分流片 156に衝突することで、流速が弱められると共に、左右に分流 することで筒部本体 152内を均等に流下するようになるため、制水効果を一層高める こと力 Sできる。
[0079] 図 17は可搬型簡易トイレ装置 10の制御系の一例を示す。上述した電源スィッチ 52 の他に、開閉スィッチ 55および水抜きスィッチ 244が設けられ、それらのオンオフ信 号が制御部 50に供給される。
[0080] 電源スィッチ 52は可搬型簡易トイレ装置 10を設置するときにスィッチが投入される
。これに対し、開閉スィッチ 55は便座 21の上部を閉蓋するための便蓋 23の開閉に 関連してオンオフするスィッチである。したがって、図 1に示すようにこの例では便蓋 2
3と対向するように便蓋 23の下面に開閉スィッチ 55 (開閉検知センサースィッチなど) が取り付けられる。水抜きスィッチ 244は例えば便蓋 23よりも奥に設けることができる
。使用頻度が少ないからである。
[0081] CPUで構成されたこの制御部 50からの制御信号によって上述した排出用電磁弁 2
4、給水用電磁弁 32、洗浄用電磁弁 33、粉砕用モータ 42およびエアコンプレッサ 2
00の各駆動状態が制御される。
[0082] 図 18はその制御タイミング例を示す。この可搬型簡易トイレ装置 10の場合には、ト ィレが使用されていないときは開閉蓋である蓋本体 212は閉じられた状態にあるもの とする。
[0083] 可搬型簡易トイレ装置 10は便蓋 23を開けて使用する。便蓋 23の開操作は開閉ス イッチ 55 (開閉検知センサースィッチなど)によって検出される(図 18の A)。便蓋 23 を開けているうちに用を足す。排泄物が蓋本体 212に落下すると、その自重によって 蓋本体 212が開いて、排泄物は溜まり部 18のトラップ水内に落下する(図 2参照)。 排泄物が落下すると、蓋本体 212は自動的に閉じる。これは蓋本体 212が常時縮径 部 230側に付勢されているからである。
[0084] 排便の用が済んだら便蓋 23を閉じる(図 18の A)。閉蓋と判断されると、期間 Taに 亘つて排泄物に対する粉砕処理がなされる(図 18の B)。なお、便蓋 23を閉じる動作 を行う代わりに、手動操作によって開閉スィッチ 55に相当するような始動スィッチを作 動させて粉砕処理の開始がなされるようにしてもよい。粉砕処理時間 Taは汚物やトイ レットペーパーを充分粉砕できる時間に選定される。通常は 20秒以下、好ましくは 5 〜10秒程度の時間に設定される。
[0085] 粉砕処理が終了すると、エアコンプレッサ 200が駆動されて、溜まり部 18の内部に 圧縮空気が送給されて加圧される(図 18の E)。加圧処理時間 Tbは溜まり部 18内の 内圧が所定値 (例えば 2気圧)まで上昇する時間に設定される。内圧の所定値とは、 排出ホース 14を介して既設便器 4内に流状物を確実に圧送して排出できる程度の 圧力を言う。実際には内圧の所定値となる時間 Tbが予め設定され、この時間 Tbが力 ゥントされる。
[0086] 加圧時間 Tbが経過すると、エアコンプレッサ 200を駆動した状態で、つまり圧縮空 気を溜まり部 18の内部に送給した状態で、排出用電磁弁 24が駆動される(図 18の D)。排出用電磁弁 24が駆動されて排出口 27が開けられると、溜まり部 18内のトラッ プ水(流状物)は、圧縮空気によって一気に圧送されて、排出ホース 14側へと排出さ れる。排出ホース 14は既設便器 4に連結されているので、粉砕手段 40によって粉砕 された排泄物が既設便器 4側に排出される。
[0087] 圧送期間 Tcは排出ホース 14の設置長によっても相違する力 排出ホース 14内に 流状物が残留しないようにするため、通常の場合には比較的長めの時間、例えば 10 〜 30秒程度に設定される。
[0088] 圧送期間 Tcが経過すると、排出用電磁弁 24への通電が解除されると共に、ェアコ ンプレッサ 200の駆動を停止する(図 18の D, E)。これで、排出口 27が閉じられる。 その後、給水用電磁弁 32が作動して溜まり部 18内への給水が開始される(図 18の C)。その給水時間 Tdは、溜まり部 18内のトラップ水が所定量となる注水時間に設定 される。ここに、所定量とはトラップ水の水面が排出部 22の屈曲部を超えるまでの貯 水量を言う。溜まり部 18への注水が完了することで、待機状態となる。
[0089] なお、この例では、図 18の Cに示すように給水用の電磁弁 32の作動に同期して洗 浄用の電磁弁 33も作動させている。この電磁弁 33が作動すると、洗浄ホース 240を 介して溜まり部 18内への注水、具体的には蓋本体 212の裏面への噴射および溜まり 部 18の壁面への噴射が行われる。この洗浄水の噴射によって、蓋本体 212の裏面 および溜まり部 18の壁面の洗浄が行われるから、蓋本体 212と溜まり部 18内を常に 清潔に保つことができる。
[0090] 溜まり部 18内への給水と蓋本体 212などに対する洗浄とを同時に行うのではなぐ 溜まり部 18内への給水を行う前、つまり流状物の圧送'排出処理が終了してから洗 浄処理を行って、そのときの洗浄水も同時に圧送 ·排出するようにしてもよい。したが つて、溜まり部 18内への給水はその後、電磁弁 24を閉じてから行うことになる。
[0091] 可搬型の簡易トイレ装置 10を移動したり、撤去するときには、溜まり部 18内のトラッ プ水は排出しておいた方が好ましい。この水抜き処理は、上述した排出処理とは独 立して行われる。その場合には、図 19に示すように水抜きスィッチ 244をオンにして 、エアコンプレッサ 200を作動させる(図 19の A, C) 0エアコンプレッサ 200の始動に よって溜まり部 18内は加圧される(図 19の C)。期間 Tfに亘る加圧処理が終了すると 、排出用電磁弁 24が作動して所定期間 Tgに亘り排出口が開けられる(図 19の B)。
[0092] この加圧圧送によってトラップ水を溜まり部 18内から排出することができる。そして、 エアコンプレッサ 200の駆動が停止されてから若干時間 ATfを置いて排出用電磁弁 24を閉じる。こうすることで、トラップ水の排出処理 (水抜き処理)が完了する。ここで、 期間 Tfは上述した時間 Tbに、期間 Tgは時間 Tcにセットすればよい。
[0093] なお、この発明の思想を逸脱することなぐ種々の変形変更ができることは明らかで ある。
産業上の利用可能性
[0094] この発明では、介護施設や在宅介護などの介護補助装置として使用することができ る。

Claims

請求の範囲
[1] ホース本体と、
このホース本体の先端に取り付けられた制水筒部とからなり、
この制水筒部は、その内部に複数の制水片が設けられた
ことを特徴とする排出ホース。
[2] 上記制水筒部は、筒状体か、逆漏斗状筒体であって、
上記複数の制水片がその内部に千鳥状に配列された
ことを特徴とする請求項 1記載の排出ホース。
[3] 既設トイレと可搬型簡易トイレ装置とで構成され、
簡易トイレ装置には汚物排出用の排出ホースが連結され、
上記排出ホースの先端に取り付けられた制水筒部は、上記既設トイレの便器と便座 の間を介して上記便器の内部に固定される
ことを特徴とするトイレシステム。
[4] 上記可搬型簡易トイレ装置は、圧送式の水洗トイレであって、
便器の開口部の近傍から洗浄水が給水される給水口と、該開口部の奥底に設けら れた溜まり部と、該溜まり部と連通して上記排出ホースが連結される排出口とを備え た便器本体と、
上記溜まり部に配設された汚物の粉砕手段と、
上記溜まり部の上方側に設けられると共に、上記汚物の粉砕物を圧送する粉砕物 圧送手段と、
上記粉砕物圧送手段の上方側に配設されると共に、上記溜まり部を密閉する開閉 蓋とを備える
ことを特徴とする請求項 3記載のトイレシステム。
[5] 上記排出口は、近傍に開閉弁機構を備え、
上記粉砕物圧送手段を作動させて上記密閉された空間の内圧が所定以上に上昇 したときに上記開閉弁機構を開放することで、上記既設トイレの汚物を上記便器側に 圧送する
ことを特徴とする請求項 4記載のトイレシステム。
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