WO2007069321A1 - 不揮発性記憶装置、および不揮発性記憶装置の制御方法 - Google Patents

不揮発性記憶装置、および不揮発性記憶装置の制御方法 Download PDF

Info

Publication number
WO2007069321A1
WO2007069321A1 PCT/JP2005/023011 JP2005023011W WO2007069321A1 WO 2007069321 A1 WO2007069321 A1 WO 2007069321A1 JP 2005023011 W JP2005023011 W JP 2005023011W WO 2007069321 A1 WO2007069321 A1 WO 2007069321A1
Authority
WO
WIPO (PCT)
Prior art keywords
cell
trap
charge
dynamic reference
state
Prior art date
Application number
PCT/JP2005/023011
Other languages
English (en)
French (fr)
Inventor
Masaru Yano
Hideki Arakawa
Mototada Sakashita
Akira Ogawa
Yoshiaki Shinmura
Hajime Aoki
Original Assignee
Spansion Llc
Spansion Japan Limited
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Spansion Llc, Spansion Japan Limited filed Critical Spansion Llc
Priority to PCT/JP2005/023011 priority Critical patent/WO2007069321A1/ja
Priority to JP2007550049A priority patent/JP4672024B2/ja
Priority to TW095145293A priority patent/TWI334608B/zh
Priority to US11/639,128 priority patent/US7372743B2/en
Publication of WO2007069321A1 publication Critical patent/WO2007069321A1/ja

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C16/00Erasable programmable read-only memories
    • G11C16/02Erasable programmable read-only memories electrically programmable
    • G11C16/04Erasable programmable read-only memories electrically programmable using variable threshold transistors, e.g. FAMOS
    • G11C16/0466Erasable programmable read-only memories electrically programmable using variable threshold transistors, e.g. FAMOS comprising cells with charge storage in an insulating layer, e.g. metal-nitride-oxide-silicon [MNOS], silicon-oxide-nitride-oxide-silicon [SONOS]
    • G11C16/0475Erasable programmable read-only memories electrically programmable using variable threshold transistors, e.g. FAMOS comprising cells with charge storage in an insulating layer, e.g. metal-nitride-oxide-silicon [MNOS], silicon-oxide-nitride-oxide-silicon [SONOS] comprising two or more independent storage sites which store independent data

Definitions

  • a method for controlling a nonvolatile memory device includes a memory cell.
  • the initialization operation of the first and second dynamic reference cells is performed between the memory cell and the first and second dynamic reference cells.
  • the first trap of the first dynamic reference cell is selected according to the data storage operation to the memory cell.
  • FIG. 10 is a flowchart showing an access operation to a memory cell when a mode search cell is provided.
  • charge state “00” When charge is accumulated in the first trap region N1, there are two states depending on the presence or absence of a charge state in the second trap region N2.
  • charge state “00” When the first and second trap regions Nl and N2 are both in the charge accumulation state (charge state “00”), the first trap region N1 is in the charge accumulation state and the second trap region N2 is in the charge depletion state. In some cases (charge state "01"). In this case, regardless of the charge state of the second trap region N2, all have a similar threshold voltage distribution centered on a high threshold voltage.
  • Program state In order to determine the completion of the program operation when the threshold voltage is higher than the verify voltage, the same threshold value is used for the charge state "00" or '01 "regardless of the presence or absence of charge in the second trap region. It can be a voltage distribution.
  • the trap region on the inner side of the word line WLn is set as the first trap region. Addresses 8 to f are assigned outward from the cells connected to the inner side of the word line WLn.
  • the trap region on the outer side of the node line WLn is the second trap region, and is connected to the inner side of the word line WLn, and addresses 0 to 7 are assigned to the outer side from the cells.
  • the memory cells of block A and block B, and The first dynamic reference cell DRB and the second dynamic reference cell DRA are arranged with their first trap regions facing each other on the inner side of the word line WLn.
  • the drain terminal or the source terminal at the time of reading faces each other, and a leak current passing through the cell can be prevented. It is a so-called knock-to-back program, or placement technique called Z and back-to-back read.
  • FIGS. 9 to 11 are flow charts for explaining the second embodiment.
  • the read access processing Xtream blank check This is an explanation of the flow for determining the contents of cell XBC (Fig. 11).

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Read Only Memory (AREA)

Abstract

 絶縁性トラップ層を備えるメモリセルにおいて、第1トラップ領域の電荷の有無に応じて1ビットデータを記憶する記憶モードを有する不揮発性記憶装置、および不揮発性記憶装置の制御方法であって、ダイナミックリファレンスセルの初期化動作において、メモリセルの第2トラップ領域への電荷蓄積動作に合せて、初期化動作におけるプリセット動作として、第1および第2ダイナミックリファレンスセルの第2トラップ領域に対して電荷蓄積動作を行なう。また、データ書き換え時に、第1トラップ領域に対してプリプログラムベリファイ、およびプリプログラム動作を行なう。これにより、初期化動作および書き換え動作の時間短縮を図ることができる。

Description

明 細 書
不揮発性記憶装置、および不揮発性記憶装置の制御方法
技術分野
[0001] 本発明は、絶縁性トラップ層を備えるメモリセルからのデータ読み出し動作におい てダイナミックリファレンスセルを備える不揮発性記憶装置、および該不揮発性記憶 装置の制御方法に関するものであり、特に、データ読み出し動作に先立つ、ダイナミ ックリフアレンスセルの初期化動作やデータ書き換え動作の時間短縮に関するもので ある。
背景技術
[0002] 特許文献 1では、コントロールゲートと半導体基板との間に、酸化膜に挟まれた電 荷のトラップ層である窒化膜を有する構成の不揮発性メモリセルが開示されている。ト ラップ層に電荷をトラップさせてセルトランジスタの閾値を変化させ、データ 0と 1を記 憶する。トラップ層は絶縁性であるため、トラップ層内で電荷は移動することができず 、一対のソース'ドレイン領域のうち、第 1のソース'ドレイン領域に近接する窒化膜の 第 1領域にデータを記憶すると共に、第 2のソース'ドレイン領域に近接する窒化膜の 第 2領域にデータを記憶することができる。不揮発性メモリセルに 2ビット情報を記憶 することができる。
[0003] また、窒化膜の第 2領域を不使用ビット領域として、不揮発性メモリセルへのデータ 保持状態で、電荷がトラップされる状態とすると共に、窒化膜の第 1領域を使用ビット 領域として、この領域への電荷の有無でデータを記憶することにより、不揮発性メモリ セルに 1ビット情報のみを記憶して使用する場合もある。
[0004] 上記の不揮発性メモリセルでは、不使用ビット領域に電荷をトラップしておくことによ り、使用ビット領域への電荷のトラップ (プログラム)に必要な時間が短縮され、使用ビ ット領域にトラップされた電荷の保持特性が改善されるという特徴を有する。
[0005] 一方、特許文献 2には、データ読み出し時のリファレンスセルの特性を、データが記 憶される不揮発性メモリセルの特性とあわせるために、リファレンスセルを不揮発性メ
Figure imgf000003_0001
ヽる。不揮発性メモリセルに印加 されるバイアスの履歴と同様の履歴をリファレンスセルに経験させることにより、両者 のセル特性を合致させるためである。
[0006] この場合、製造工程におけるばらつきや、不揮発性メモリセルの配置領域内でのリ ファレンスセルの配置位置等に起因して、リファレンスセルの特性はばらつきを生ず るおそれがある。また、読み出し対象の不揮発性メモリセルとリファレンスセルとの配 置位置関係等に応じてデータの読み出し余裕がばらつくことも考えられる。そこで、 2 つのダイナミックリファレンスセルを設け、それぞれにデータ" 0"とデータ" 1"を書き込 んでおき、両者力 読み出される出力電流を結合させることにより、読み出し余裕を 確保するものである。
[0007] 図 13は、電荷蓄積層が窒化膜等のトラップ層で構成されるダイナミックリファレンス セルの構成例である。 16セルの不揮発性メモリセル (不図示)が共通のワード線に接 続され、左右 8セルを各ブロックとして構成されている。各ブロックにおいて、 8セルの 不揮発性メモリセルの窒化膜の第 1領域はアドレス 8乃至 fで識別され、窒化膜の第 2 領域はアドレス 0乃至 7で識別されるものとする。各ブロックにおいてアドレス 8乃至 f のうちの一のアドレスで識別される窒化膜の第 1領域が同時に選択され、電荷の有無 に応じてデータの並列読み出し動作が行なわれる場合である。
[0008] ダイナミックリファレンスセル DRB、 DRAは、不揮発性メモリセルと同様のデバイス 構成を有しており、更に共通のワード線に接続された 16セルにより構成される。不揮 発性メモリセルに対するアドレッシングに対応して、窒化膜の第 1領域がアドレス 8乃 至 fで識別され、窒化膜の第 2領域がアドレス 0乃至 7で識別される。右側の 8セルは データ" 01"が格納される第 1のダイナミックリファレンス DRBであり、左側の 8セルは データ" 10"が格納される第 1のダイナミックリファレンス DRAである。
[0009] ここで、データ" 10"、 "01"の表記について説明する。併記される 2つの数値のうち 、前置の数値はアドレス 8乃至 fの窒化膜の第 1領域における電荷の有無を示し、後 置の数値はアドレス 0乃至 7の窒化膜の第 2領域における電荷の有無を示す。数値" 1"は電荷がない状態を、数値" 0"は電荷が注入されている状態を示す。第 1のダイ ナミックリファレンス DRBに格納されるデータ" 01"とは、窒化膜の第 1領域には電荷 が注入され窒化膜の第 2領域に電荷が存在しない状態であり、論理値" 0"が記憶さ れる。第 2のダイナミックリファレンス DRAに格納されるデータ" 10"とは、窒化膜の第 1領域には電荷が存在せず窒化膜の第 2領域に電荷が注入されている状態であり、 論理値" 1"が記憶される。
[0010] 特許文献 1に開示の不揮発性メモリを NANDインターフェースで使用する場合、デ ータのプログラムに先立って、不揮発性メモリセルの窒化膜の第 1および第 2領域の 消去動作が必要とされる。
[0011] データの消去動作は、複数の不揮発性メモリセルに対して一括して行なわれること が一般的である。この場合、不揮発性メモリセルの配置領域であるメモリセルアレイに 対して、一括して消去動作のためのノ ィァスが印加されるため、メモリセルアレイに配 置されているダイナミックリファレンスセル DRB、 DRAに対しても同時にバイアスが印 カロされる。図 13においては、 16セルの不揮発性メモリセルと 16セルのダイナミックリ ファレンスセルとは、共に消去動作用のバイアスが印加され、共に消去動作が行われ る。消去動作により、全ての不揮発性メモリセルおよびダイナミックリファレンスセルは 、窒化膜の第 1および第 2領域が何れも電荷のない状態となる (状態" 11")。
[0012] 不揮発性メモリセルを 1ビット記憶セルとして使用する場合には、事前に、窒化膜の 第 2領域への電荷の注入動作が行なわれる。この動作はプリセットと呼ばれ、窒化膜 の第 2領域に対するプログラム動作により行なわれる。これにより、全ての不揮発性メ モリセルは、窒化膜の第 1領域に電荷がなぐ窒化膜の第 2領域に電荷が注入された 状態となる (状態" 10")。
[0013] 以上のシーケンスにより、不揮発性メモリセルはプログラム動作が可能な状態になる 。一方、この時点では、ダイナミックリファレンスセルは、状態" 11"に維持されている。 このため、読み出し動作が開始される前のプログラム動作の期間中に、各々のダイナ ミックリファレンスセルにもプログラムを行なうことが必要となる。ダイナミツクリフアレン スセル DRAにつ 、ては、アドレス 0乃至 7に対応する窒化膜の第 2領域にプログラム を行ないデータ" 10"の状態とし、ダイナミックリファレンスセル DRBについては、アド レス 8乃至 fに対応する窒化膜の第 1領域にプログラムを行ないデータ" 01"の状態と する。 NANDインターフェースを持つメモリでは、一つのプログラム動作においてデ バイス内部で複数のアドレスを順次生成しながらメモリセルをプログラムすることがあ る。この場合、不揮発性メモリセルの窒化膜の第 1領域であるアドレス 8乃至 fが順次 変化して、このうちプログラム対象となっている不揮発性メモリセルに対してプログラム 動作が行なわれると同時に、ダイナミックリファレンスセル DRBの各窒化膜の第 1領 域に電荷の注入が行なわれる。更に、アドレス 0乃至 7が順次変化して、ダイナミックリ ファレンスセル DRAの各窒化膜の第 2領域に電荷の注入が行なわれる。これにより、 プログラム動作の期間に、不揮発性メモリセルへのデータプログラムが行なわれると 共に、ダイナミックリファレンスセル DRB、 DRAが、データ" 01"、 "10"にプリセットさ れる。
[0014] 特許文献 1 :特開 2004— 79602号公報
特許文献 2:特開 2004 - 110881号公報
発明の開示
発明が解決しょうとする課題
[0015] し力しながら、背景技術の不揮発性メモリにおいて不揮発性メモリセルを 1ビット記 憶セルとして使用する場合では、実データの記憶領域がアドレス 8乃至 fであるのに 対して、ダイナミックリファレンスセルを識別するアドレスは、アドレス 0乃至 fも含まれる 。ダイナミックリファレンスセルの初期化動作は、不揮発性メモリセルのプログラム動作 時に同時に行なわれるが、アドレス 8乃至 fで識別される実データの記憶領域に対し て、アドレス 0乃至 fで識別されるダイナミックリファレンスセルは、 2倍のアドレス領域 を有している。ダイナミックリファレンスセルの初期化動作を行なう時間を、不揮発性メ モリセルへの実データのプログラムに必要な時間を越えて確保しなければならず、問 題である。
[0016] また、データを書き換えるに当たっては消去動作が行なわれるが、消去動作用のバ ィァス印加に先立って、ー且、全ての不揮発性メモリセルについて、窒化膜の第 1お よび第 2領域に電荷の注入が行なわれる。すなわち、窒化膜の第 1および第 2領域の 全てがプログラム状態とされる。いわゆる、プリプログラム動作である。消去動作用の ノ ィァス印加により、個々の窒化膜領域が過消去状態とならないようにするためであ る。
[0017] プリプログラム動作では、電荷が存在しない消去状態にある窒化膜領域に対して、 個別にバイアス印加が行なわれるため、バイアス印加に先立って、プリプログラムベリ フアイ動作が行なわれる。個々の窒化膜領域について電荷存在の有無が検証される
[0018] ここで、プリプログラムべリファイ動作は、不揮発性メモリセルの窒化膜の第 1および 第 2領域の各々に対して行なわれる。 1セルについて 2ビット情報を記憶している場合 力 Sある力 である。し力しながら、 1セルについて 1ビット情報を記憶している場合には 、窒化膜の第 2領域は電荷が注入されている状態であることは既知である。プリプロ グラムべリファイ動作により、本来検証する必要のない第 2領域に対しても検証動作 が行なわれることとなり、データ書き換えの際のプリプログラムべリファイ動作に必要 以上の時間を要してしま 、問題である。
課題を解決するための手段
[0019] 本発明は前記背景技術に鑑みなされたものであり、データ読み出し動作に先立つ プログラム動作にぉ 、て、ダイナミックリファレンスセルの初期化動作を工夫すること により、また、データ書き換えの際のプリプログラム動作を最適化することにより、動作 時間の短縮を図ることが可能な不揮発性記憶装置、および不揮発性記憶装置の制 御方法を提供することを目的とする。
[0020] 前記目的を達成するためになされた本発明の第 1概念に係る不揮発性記憶装置は 、第 1および第 2拡散層と、第 1および第 2拡散層に近接して電荷をトラップする第 1 および第 2トラップ領域を有する絶縁性トラップ層とを備えるメモリセルと、メモリセルと 同等の構成を有し、第 1トラップ領域が電荷蓄積状態とされる第 1ダイナミックリファレ ンスセルと、メモリセルと同等の構成を有し、第 1トラップ領域が電荷空乏状態とされる 第 2ダイナミックリファレンスセルとを備え、メモリセルにおいて、第 1トラップ領域にお ける電荷の有無に応じて 1ビットのデータ記憶が行なわれる場合、第 1および第 2ダイ ナミックリファレンスセルの初期化動作は、メモリセルと第 1および第 2ダイナミツクリフ アレンスセルの第 2トラップ領域を電荷蓄積状態とするプリセット動作と、プリセット動 作の後、メモリセルへのデータ記憶動作に応じて、第 1ダイナミックリファレンスセルの 第 1トラップ領域を電荷蓄積状態とするセット動作とを有することを特徴とする。
[0021] また、本発明の第 1概念に係る不揮発性記憶装置の制御方法は、メモリセルにお いて、第 1トラップ領域における電荷の有無に応じて 1ビットのデータ記憶が行なわれ る場合、第 1および第 2ダイナミックリファレンスセルの初期化動作は、メモリセルと第 1 および第 2ダイナミックリファレンスセルの第 2トラップ領域を電荷蓄積状態とするステ ップと、第 2トラップ領域を電荷蓄積状態とするステップの後、メモリセルへのデータ記 憶動作に応じて、第 1ダイナミックリファレンスセルの第 1トラップ領域を電荷蓄積状態 とするステップを有することを特徴とする。
[0022] 本発明の第 1概念に係る不揮発性記憶装置、および不揮発性記憶装置の制御方 法では、絶縁性トラップ層を有し、絶縁性トラップ層において、第 1および第 2拡散層 に近接した第 1および第 2トラップ領域に電荷をトラップするメモリセル、第 1および第 2ダイナミックリファレンスセルを備えている。第 1および第 2ダイナミックリファレンスセ ルは、第 1トラップ領域が、各々、電荷蓄積状態および電荷欠乏状態とされて、読み 出し時のリファレンスセルとされる。メモリセルの第 1トラップ領域における電荷の有無 に応じて 1ビットのデータ記憶が行なわれる場合、読み出し動作に先立つ第 1および 第 2ダイナミックリファレンスセルの初期化動作は、先ず、プリセット動作として、メモリ セルと第 1および第 2ダイナミックリファレンスセルとについて、第 2トラップ領域を電荷 蓄積状態とする。その後セット動作として、メモリセルへのデータ記憶動作に応じて、 第 1ダイナミックリファレンスセルの第 1トラップ領域が電荷蓄積状態とされる。
[0023] これにより、第 1ダイナミックリファレンスセルについては、第 1および第 2トラップ領域 は、共に電荷蓄積状態とされる。第 2ダイナミックリファレンスセルについては、第 1トラ ップ領域が電荷空乏状態、第 2トラップ領域が電荷蓄積状態とされる。
[0024] ここでは例えば、電荷蓄積動作はプログラム動作であり、電荷蓄積状態はビットデ ータ" 0"が記憶されているプログラム状態である。また、電荷空乏動作は消去動作で あり、電荷空乏状態はビットデータ" 1"が記憶されている消去状態である。また、第 1 および第 2トラップ領域という 2つの領域を有するメモリセル、第 1および第 2ダイナミツ クリフアレンスセルにおいて、第 1および第 2トラップ領域の電荷状態を、この順にビッ トデータ値を並べて表記するものとする。セット動作が終了することにより、第 1ダイナ ミックリファレンスセルは" 00"の電荷状態となり、ビットデータ" 0"が記憶される。第 2 ダイナミックリファレンスセルは" 10"の電荷状態となり、ビットデータ" 1"が記憶される [0025] 背景技術では、第 1ダイナミックリファレンスセルが" 01"の電荷状態にセットされ、 第 2ダイナミックリファレンスセルが" 10"の電荷状態にセットされて、ビットデータ" 0" および" 1"が記憶される。この場合には、第 1および第 2トラップ領域に対して消去動 作を行ない、電荷状態を" 11"とした上で、第 1ダイナミックリファレンスセルの第 1トラ ップ領域、および第 2ダイナミックリファレンスセルの第 2トラップ領域に対して、各々 プログラム動作を行なう必要がある。これに対して、本願では、プリセット動作を、メモ リセルの第 2トラップ領域の電荷蓄積状態へのセット動作に並行して行なうことができ る。これにより、セット動作に先立って、第 1および第 2ダイナミックリファレンスセルは、 電荷状態" 10"とされている。したがって、その後のセット動作においては、メモリセル へのデータ記憶に応じて、第 1ダイナミックリファレンスセルの第 1トラップ領域にプロ グラム動作を行なえば足りる。
[0026] セット動作において、第 2ダイナミックリファレンスセルの第 1トラップ領域はプロダラ ムする必要がなぐセット動作に要する時間を短縮することができる。
[0027] また、背景技術においては、第 1または第 2トラップ領域をプログラムする場合、対 向するトラップ領域である第 2または第 1トラップ領域の電荷状態力 である。これに 対して、本発明では、セット動作において、第 1ダイナミックリファレンスセルの第 1トラ ップ領域にプログラムする場合の、第 2トラップ領域は" 0"である。絶縁性トラップ層を 備えるメモリセルにぉ 、ては、一方のトラップ領域に対してプログラム動作を行なう場 合、対向する他方のトラップ領域の電荷状態力 ' 1"である場合に比して" 0"である場 合に、プログラム動作の印加バイアスによる閾値電圧のシフト量が大きいことが知られ ている。すなわち、プログラム時間が短縮される。したがって、第 2トラップ領域の電荷 状態カ ' 1"である背景技術に比して、第 2トラップ領域の電荷状態力 S"0"である本発 明では、個々の第 1ダイナミックリファレンスセルの第 1トラップ領域へのプログラム時 間を短縮することができる。
[0028] プログラム動作が必要なダイナミックリファレンスセルのセル数が半減すると共に、 個々のプログラム時間も短縮することができ、第 1および第 2ダイナミックリファレンス セルの初期化動作に要する時間を短縮することができる。 [0029] また、本発明の第 2概念に係る不揮発性記憶装置は、第 1および第 2拡散層と、第 1および第 2拡散層に近接して電荷をトラップする第 1および第 2トラップ領域を有す る絶縁性トラップ層とを備えるメモリセルに対して、第 1トラップ領域における電荷の有 無に応じて 1ビットのデータ記憶が行なわれる場合、データ書き換え動作に先立ち、 メモリセルにおける第 1トラップ領域に対してのみ、電荷のトラップ状態を確認し、電 荷空乏状態であると確認される場合には、電荷蓄積動作を行ない、全てのメモリセル における第 1トラップ領域が電荷蓄積状態とされた後、第 1および第 2トラップ領域に 対して電荷空乏動作を行なうことを特徴とする。
[0030] また、本発明の第 2概念に係る不揮発性記憶装置の制御方法は、メモリセルの第 1 トラップ領域における電荷の有無に応じて 1ビットのデータ記憶が行なわれる場合、 データ書き換え動作に先立ち、メモリセルにおける第 1トラップ領域に対してのみ、電 荷のトラップ状態を確認するステップと、電荷空乏状態であると確認される場合に、電 荷蓄積動作を行なうステップと、全てのメモリセルにおける第 1トラップ領域が電荷蓄 積状態とされた後、第 1および第 2トラップ領域に対して電荷空乏動作を行なうステツ プとを有することを特徴とする。
[0031] 本発明の第 2概念に係る不揮発性記憶装置、および不揮発性記憶装置の制御方 法では、絶縁性トラップ層を有し、絶縁性トラップ層において、第 1および第 2拡散層 に近接した第 1および第 2トラップ領域に電荷をトラップするメモリセルを備えている。 メモリセルの第 1トラップ領域における電荷の有無に応じて 1ビットのデータ記憶が行 なわれる場合、データ書き換え動作に先立ち、メモリセルの第 1トラップ領域について のみ電荷のトラップ状態の確認動作が行われ、電荷空乏状態であると確認された場 合には電荷の蓄積動作が行なわれる。全てのメモリセルの第 1トラップ領域が電荷蓄 積状態とされた後、第 1および第 2トラップ領域に対して電荷空乏動作が行なわれる。
[0032] ここでは例えば、電荷蓄積動作はプログラム動作であり、電荷蓄積状態はプロダラ ム状態である。また、電荷空乏動作は消去動作であり、電荷空乏状態は消去状態で ある。不揮発性記憶装置においては、データを書き換える場合、メモリセルに記憶さ れているデータを消去した上で新たにデータを書き込むことが必要である場合がある 。この場合、データの消去動作に先立って、全てのメモリセルをー且、プログラム状態 にする必要がある。いわゆるプリプログラム動作である。消去動作では、複数のメモリ セルに対して一括してバイアス印加が行なわれる力 である。
[0033] 本発明の第 2概念によれば、ビットデータの記憶が行なわれな 、第 2トラップ領域は プログラム状態に維持されており、ビットデータが記憶され、プログラム状態または消 去状態の何れかの状態にされるのは第 1トラップ領域である。データ書き換えの際に 行なわれる全メモリセルの消去動作に先立ち、電荷状態の検出、および消去状態で ある場合のプリプログラム動作を第 2トラップ領域には行なわず、第 1トラップ領域に 限定することで、消去動作の完了までの時間を短縮することができる。
発明の効果
[0034] 本発明によれば、第 1および第 2ダイナミックリファレンスセルの初期化動作、および メモリセルに記憶されているデータの書き換え動作において、個々のセルに対する電 荷蓄積動作を最適化することにより、動作時間の短縮を図ることができる。
図面の簡単な説明
[0035] [図 1]絶縁性トラップ層を備えたメモリセルの断面構造を示す図である。
[図 2]絶縁性トラップ層の第 1および第 2トラップ領域における電荷の有無によるメモリ セルの閾値電圧分布を示す図である。
[図 3]メモリセルアレイにおけるメモリセルの接続構成を例示する図である。
[図 4]第 1実施形態に関し、第 1トラップ領域の電荷の有無により 1ビットデータを記憶 するメモリセル (Xtreamモードセル)について、プログラム動作が 8ビット単位で行わ れる場合を例示する図である。
[図 5]図 4に示す 8ビット単位のメモリセルごとに備えられる第 1および第 2ダイナミックリ ファレンスセルについて、初期化動作を示す図である。
[図 6]初期化動作(図 5)におけるプリセット動作を、並行して行なわれるメモリセルへ のプログラム動作(図 4)と共に示すフロー図である。
[図 7]初期化動作(図 5)におけるセット動作を、並行して行なわれるメモリセルへのプ ログラム動作(図 4)と共に示すフロー図である。
[図 8]メモリセルアレイに配置されている第 1および第 2ダイナミックリファレンスセルに っ 、て、電荷の蓄積状態がチェッカーボードパターンとされる場合を示す図である。 [図 9]第 2実施形態に関し、モードサーチセルおよびブランクチェックセルに対するプ ログラム動作を示すフロー図である。
[図 10]モードサーチセルを備える場合のメモリセルに対するアクセス動作を示すフロ 一図である。
[図 11]ブランクチェックセルを備える場合のメモリセルに対する読み出しアクセス動作 を示すフロー図である。
圆 12]第 3実施形態に関し、データ書き換え動作の際、消去動作に先立って行なわ れるプリプログラム動作を示すフロー図である。
圆 13]背景技術に関し、第 1トラップ領域の電荷の有無により 1ビットデータを記憶す るメモリセル(Xtreamモードセル)について、プログラム動作が 8ビット単位で行われ る場合を例示する図である。
符号の説明
DRA、 SDRA 第 2ダイナミックリファレンスセル
DRB、 SDRB 第 1ダイナミックリファレンスセル
BL ビット線
CG コントロールゲート
MC メモリセノレ
N 窒化膜
N1 第 1トラップ領域 N1
N2 第 2トラップ領域
Ol 第 1酸化膜
02 第 2酸化膜
PPn- 1、 PPn、 PPn+ 1 ノ ■ ~~シヤノレぺ1 ~"シ
SC スペアセノレ
SD1 第 1拡散層
SD2 第 2拡散層
SUB
WLn WLn, WLn- ワード線 XBC Xtreamブランクチェックセル
XSC Xtreamサーチセル
発明を実施するための最良の形態
[0037] 以下、本発明の不揮発性記憶装置、および不揮発性記憶装置の制御方法につ!、 て具体化した実施形態を、図 1乃至図 12に基づき図面を参照しつつ詳細に説明す る。
[0038] 図 1に示すメモリセルにおいて、基板 SUBの界面の第 1および第 2拡散層 SD1、 S D2に挟まれたチャネル領域と、コントロールゲート CGとの間に、第 1酸化膜 01、窒 化膜 N、第 2酸ィ匕膜 02が積層されている。いわゆる ONO膜である。窒化膜 Nは絶縁 性トラップ層を構成しており、窒化膜 Nに注入された電荷は、膜内を移動することなく トラップされる。電荷の注入は、バイアス条件の選択により第 1または第 2拡散層 SD1 、 SD2に高電圧を印加することにより行なわれ、窒化膜 Nのうち、それぞれ第 1または 第 2拡散層 SD1、 SD2の近接領域である第 1または第 2トラップ領域 Nl、 N2に電荷 がトラップされる。
[0039] これにより、読み出し時には、読み出したいビットに近いほうの第 1または第 2拡散層 をソース端子に、他方をドレイン端子に接続することで、当該ビットの電荷の有無が識 別される。以下の説明では、 Xtreamモードを称する。第 1記憶モードの一例である。 ソース端子とする拡散層を、第 1または第 2拡散層 SD1、 SD2で切り替えれば、第 1 および第 2トラップ領域 Nl、 N2の各々に 1ビットデータを記憶することができる。 1メ モリセルあたり 2ビットデータが記憶される。以下の説明では、ノーマルモードを称す る。第 2記憶モードの一例である。
[0040] ここで、 Xtreamモードにお!、ては、第 2トラップ領域は常にプログラム状態とされる 。この状態を Xtremeプリセット状態と呼ぶことがある。第 2トラップ領域をプログラム状 態としておけば、第 1トラップ領域へのプログラム動作において電荷の注入が効率よく 行なわれ、プログラム時間が短縮される力もである。
[0041] 図 2では、図 1の構成を有するメモリセルについて、第 1および第 2トラップ領域にお ける電荷の有無に応じたメモリセルの閾値電圧分布を示す。第 1および第 2トラップ領 域において、図中、黒丸で示す場合が電荷蓄積状態を示し、黒丸のない場合が電 荷空乏状態を示す。図 2の説明においては、ソース端子として接続される拡散層を第 1拡散層 SD1として説明する。
[0042] 第 1トラップ領域 N1に電荷が蓄積されている場合は、第 2トラップ領域 N2における 電荷状態の有無に応じて 2つの状態がある。第 1および第 2トラップ領域 Nl、 N2が 何れも電荷蓄積状態である場合 (電荷状態" 00")と、第 1トラップ領域 N1が電荷蓄 積状態であり第 2トラップ領域 N2が電荷空乏状態である場合 (電荷状態" 01")とであ る。この場合は、第 2トラップ領域 N2の電荷状態に関わらず、何れも高い閾値電圧を 中心とする同様な閾値電圧分布を有する。プログラム状態である。ベリファイ電圧に 比して閾値電圧が高い場合にプログラム動作の完了を判断するため、第 2トラップ領 域における電荷の有無の違いに関わらず、電荷状態" 00"ど' 01"とで同様な閾値電 圧分布とすることができる。
[0043] 尚、プログラム状態における閾値電圧分布は、主に第 1トラップ領域 N1における電 荷蓄積状態により決定される。このため、経時変化による第 1トラップ領域 N1からの 電荷のリーク現象に伴い閾値電圧が低下するおそれがある。いわゆるチャージロス 現象である。
[0044] 第 1トラップ領域 N1に電荷が蓄積されていない場合は、第 2トラップ領域 N2におけ る電荷状態の有無に応じて 2つの状態がある。第 1トラップ領域 N1が電荷空乏状態 であり第 2トラップ領域 N2が電荷蓄積状態である場合 (電荷状態" 10")と、第 1およ び第 2トラップ領域 Nl、 N2が何れも電荷空乏状態である場合 (電荷状態" 11")とで ある。この場合は、何れも低い閾値電圧を中心とする閾値電圧分布を有する。消去 状態である。しかしながら、分布の中心となる閾値電圧は、電荷状態" 10"ど' 11"とで 異なる。後者の場合に比して前者の場合では高い閾値電圧となる。電荷状態" 10" では、第 2トラップ領域 N2が電荷蓄積状態にあるため、第 2トラップ領域 N2が電荷空 乏状態である電荷状態" 11"の場合に比して、チャネル領域に反転層を形成するた めにより高い閾値電圧を必要とするためである。
[0045] 図 3に例示するメモリセルの接続図は、第 1乃至第 3実施形態について、不揮発性 記憶装置における消去動作の単位であるセクタ内の構成を示すものである。複数の ワード線(· · 'WLn— 1、 WLn、 WLn+ l、 · · と複数のビット線 BLとを備え、その交 点にメモリセル、ダイナミックリファレンスセル等が配置されている。
[0046] 不揮発性記憶装置を NANDインターフェースにより構成する場合、プログラム動作 の単位は、例えば、 1ページ(2048バイト)で構成する必要がある。ここで、図 3は、 X treamモードによりメモリセルあたり 1ビットのデータが記憶される場合を例示する。 1 ページを 4パーシャルページに分割し、ワード線(· · 'WLn— 1、 WLn、 WLn+ 1、 · · ごとに 1つのパーシャルページ(· ' ·ΡΡη— 1、 ΡΡη、 ΡΡη+ 1、 · · ·)を構成するも のとする。
[0047] 以下の説明では、パーシャルページ ΡΡηを代表して説明する。その他のパーシャ ルページ(. . .ρρη Ppn+ l、 · · ·)も同様の構成を有しているものとする。 1ぺー ジあたり 2048バイトであることにより、パーシャルページ ΡΡηには、 4096ビット(204 8バイト X 8ビット ÷4パーシャルページ =4096ビット)が記憶されることとなる。ワード 線 WLnに 4096セルのメモリセル MCが接続されることとなる。
[0048] 図 3では、ワード線の両端部にはダミーセル DCが接続されている。セクタを構成す るメモリセルアレイの端部領域は、デバイスの物理特性が安定しな 、場合があるため である。各々のダミーセル DCの内側には、それぞれ、 Xtreamサーチセル XSC、お よび Xtreamブランクチェックセル XBCが配置されている。各々、モードサーチセル、 ブランクチェックセルの一例である。 Xtreamサーチセル XSC、および Xtreamブラン クチエックセル XBCの内側には、実セル群として、各々に、 2048セルのメモリセル M C、スペアセル SC、および第 1および第 2ダイナミックリファレンスセル DRB、 SDRB、 および DRA、 SDRAが配置されている。パーシャルページ PPnを構成するワード線 WLnには、合計で 4096セルのメモリセル MCが配置されている。メモリセル MCの内 側には、エラーチェック用の情報やファイル属性の情報等を記憶するスペアセル SC が配置された上で、第 1および第 2ダイナミックリファレンスセル DRA、 SDRA,およ び DRB、 SDRBが配置されている。第 1および第 2ダイナミックリファレンスセル DRA 、 SDRAは、各々 8セルで構成されており、メモリセル MCへのプログラム単位に対応 して備えられている。
[0049] ここで、ダイナミックリファレンスセル SDRA、 SDRBはスペアセル SCの読み出しに 使用されるリファレンスセルである。スペアセル SC、およびスペアセル用ダイナミックリ ファレンスセル SDRA、 SDRBは、メモリセル MC、ダイナミックリファレンスセル DRA 、 DRBと同様の構成を備え、同様の作用'効果を奏するので、ここでの説明は省略 する。また、 Xtreamサーチセル XSC、 Xtreamブランクチェックセル XBCについて は、後述する。
[0050] 図 4乃至図 8は第 1実施形態を説明するための図である。絶縁性トラップ層を備える メモリセルにおいて、第 1トラップ領域のみをデータ記憶領域として使用する第 1記憶 モード(Xtreamモード)とする場合の、第 1および第 2ダイナミックリファレンスセル DR B、 DRAの初期化動作に関する実施形態である。第 1実施形態では、説明を簡略化 するため、図 3に示すパーシャルページ PPnの一部として、図 4、 5に示すメモリセル アレイ構成を例に採り説明する。 8セルのメモリセルを 1単位としてプログラム動作や 読み出し動作等のアクセス動作が行なわれるメモリセル群を、ブロック A、ブロック Bの 2単位備えて共通のワード線 WLnに接続されているものとする。加えて、 8セルのメモ リセルの各々に対して読み出し動作時のリファレンスセルとして、第 1および第 2リファ レンスセル DRB、 DRAが共通のワード線 WLnに接続されているものとする。
[0051] メモリセルおよびダイナミックリファレンスセルは、 8セル単位内で同じアドレスにより 識別されている。すなわち、ブロック Aのメモリセルと第 2ダイナミックリファレンスセル DRAとでは、ワード線 WLnの内方側のトラップ領域を第 1トラップ領域とする。ワード 線 WLnの外方側に接続されているセルより内方側に向かって、アドレス 8乃至 fが割 り当てられている。ワード線 WLnの外方側のトラップ領域は第 2トラップ領域であり、ヮ ード線 WLnの外方側に接続されているセルより内方側に向力つて、アドレス 0乃至 7 が割り当てられている。
[0052] また、ブロック Bのメモリセルと第 1ダイナミックリファレンスセル DRBとでは、ワード線 WLnの内方側のトラップ領域を第 1トラップ領域とする。ワード線 WLnの内方側に接 続されているセルより外方側に向かって、アドレス 8乃至 fが割り当てられている。ヮー ド線 WLnの外方側のトラップ領域は第 2トラップ領域であり、ワード線 WLnの内方側 に接続されて 、るセルより外方側に向かって、アドレス 0乃至 7が割り当てられて 、る
[0053] 図 4および図 5に示すように、ブロック Aのメモリセルとブロック Bのメモリセル、および 第 1ダイナミックリファレンスセル DRBと第 2ダイナミックリファレンスセル DRAとは、互 いに第 1トラップ領域を、ワード線 WLnの内方側に対向させて配置されている。これ により、読み出し時のドレイン端子またはソース端子が対向することとなり、セルを貫 いたリーク電流を防止することができる。いわゆる、ノ ックトゥーバックプログラム、また は Zおよびバックトゥーバックリードと称される配置手法である。
[0054] 図 6および図 7は、図 4および図 5のセル構成に対して、ブロック Aおよび Bのメモリ セルへのプログラム動作に並行して、第 1および第 2ダイナミックリファレンスセル DR B、 DRAへの初期化動作を行なう際のフロー図である。初期化動作はプリセット動作 とセット動作と力らなる。以下の説明では、図 4および図 5を参照しながら、図 6および 図 7に示すフローを説明する。
[0055] 図 6は、第 1および第 2ダイナミックリファレンスセル DRB、 DRAの初期化動作のう ちプリセット動作を行なうフローである。消去コマンドが発行されると(S1)、ブロック A 、 Bのメモリセル、第 1および第 2ダイナミックリファレンスセル DRB、 DRAに対して消 去動作が行なわれる(S2)。これにより、第 1および第 2トラップ領域に蓄積されている 電荷は全て放出される。図 4、 5に示すように、ブロック A、 Bのメモリセル、第 1および 第 2ダイナミックリファレンスセル DRB、 DRAにおいて、第 1および第 2トラップ領域は 電荷空乏状態となり、全てのセルは電荷状態" 11"となる。
[0056] 次に、 i=0としてアドレスを初期化し(S3)、アドレス iに対してプログラム(PGM)用 のバイアスをパルス印加する(S4)。プログラムバイアスのパルス印加はアドレス iが順 次増大されて行なわれ、 i= 7まで行なわれる(S5、 S6)。プログラムバイアスのパルス 印加の後、アドレスを再度初期化 (i=0)し (S7)、プログラムべリファイ動作を行なう( S8)。プログラムべリファイ動作もアドレス iが順次増大されて行なわれ、 i= 7まで行な われる(S9、 S10)。プログラムべリファイ動作がパスしなければ(SI 1 :N)、 S3のステ ップに戻り、再度プログラム動作が行なわれる。プログラムべリファイ動作がパスすれ ば (S11 :Y)、メモリセルのプリセット動作が完了するとともに、第 1および第 2ダイナミ ックリフアレンスセル DRB、 DRAの初期化動作のうちプリセット動作が完了する((A) の状態)。これにより、図 4、 5に示すように、ブロック A、 Bのメモリセル、第 1および第 2 ダイナミックリファレンスセル DRB、 DRAにおいて、第 2トラップ領域は電荷蓄積状態 となり、全てのセルは電荷状態" 10"となる。このとき、 DRAについては初期化動作は 完了したことになる。
[0057] (A)の状態から図 7のフローに移り、第 1および第 2ダイナミックリファレンスセル DR B、 DRAの初期化動作のうちセット動作が行なわれる。このとき、ユーザがアクセスで きるアドレス領域はアドレス a乃至 fである。メモリセルへのデータのプログラムコマンド が発行されると(S12)、 i=8としてアドレスを初期化し(S13)、ブロック A、 Bのメモリ セル、および第 1ダイナミックリファレンスセル DRBにおけるアドレス iに対してプログラ ム(PGM)用のバイアスをパルス印加する(S 14)。プログラムバイアスのパルス印加 はアドレス iが順次増大されて行なわれ、 i=fまで行なわれる(S15、 S16)。プロダラ ムバイアスのパルス印加の後、アドレスを再度初期化(i= 8)し(S 17)、ブロック A、 B のメモリセル、および第 1ダイナミックリファレンスセル DRBに対してプログラムベリファ ィ動作を行なう(S18)。プログラムべリファイ動作もアドレス iが順次増大されて行なわ れ、 i=fまで行なわれる(S19、 S20)。プログラムべリファイ動作がパスしなければ(S 21 :N)、 S13のステップに戻り、再度プログラム動作が行なわれる。プログラムベリフ アイ動作がパスすれば(S21 :Y)、ブロック A、 Bのメモリセルに対する実データのプロ グラム動作と共に、第 1および第 2ダイナミックリファレンスセル DRB、 DRAの初期化 動作のうちセット動作が完了する。
[0058] ここで、図 7のフローでは、ブロック A、 Bのメモリセルに対する実データのプログラム 動作と共に、第 1ダイナミックリファレンスセル DRBついては、初期化動作のうちのセ ット動作が行なわれる。すなわち、ブロック A、 Bのメモリセルに対しては、プログラム 対象となるメモリセルに対してのみプログラムバイアスのパルス印加が行なわれる。図 4では、アドレス 8乃至 fのメモリセルのうち、アドレス 8に対してプログラム動作が行な われる。これにより、対象メモリセルの電荷状態は" 00"となる。
[0059] 他方、第 1ダイナミックリファレンスセル DRBに対しては、全てのセルに対してプログ ラムバイアスの印加が行なわれる。図 5では、アドレス 8乃至 fのメモリセルに対してプ ログラム動作が行なわれる。これにより、第 1ダイナミックリファレンスセル DRBの電荷 状態は" 00"となる。尚、第 2ダイナミックリファレンスセル DRAについては、プログラム 動作は行なわれず、電荷状態は" 10"に維持される。 [0060] これにより、第 1ダイナミックリファレンスセル DRBは" 00"の電荷状態に、第 2ダイナ ミックリファレンスセル DRAは" 10"の電荷状態にセットされる。
[0061] 絶縁性トラップ層を備えるメモリセルを 1ビット記憶セルとして使用する Xtreamモー ドにおいて、メモリセルの第 2トラップ領域を電荷蓄積状態とすることを兼ねて、第 1お よび第 2ダイナミックリファレンスセル DRB、 DRAの初期化動作におけるプリセット動 作を行ない、第 1および第 2ダイナミックリファレンスセル DRB、 DRAを" 10"の電荷 状態に設定することができる。このため、メモリセルに対するデータのプログラム時に 並行して行なわれる初期化動作のうちのセット動作では、第 1ダイナミックリファレンス セル DRBの第 1トラップ領域に対してプログラム動作を行なうのみでよ 、。ダイナミツ クリフアレンスセルの初期化動作に要する時間を短縮することができる。
[0062] また、初期化動作におけるセット動作では、第 1ダイナミックリファレンスセル DRBの 第 1トラップ領域にプログラムする際、第 2トラップ領域は" 0"である。絶縁性トラップ層 を有するメモリセルにぉ 、ては、一方のトラップ領域に対してプログラム動作を行なう 場合、他方のトラップ領域の電荷状態力 1"である場合に比して" 0"である場合に、 プログラム動作におけるパルス印加バイアスによる閾値電圧のシフト量が大きいこと が知られており、これによりプログラム時間の短縮を図ることができる。第 2トラップ領 域の電荷状態が" 0"であるため、第 1ダイナミックリファレンスセル DRBの第 1トラップ 領域へのプログラム時間を短縮することができる。
[0063] プログラム動作が必要なダイナミックリファレンスセルが半減すると共に、個々のプロ グラム時間も短縮することができ、第 1および第 2ダイナミックリファレンスセル DRB、 DRAの初期化動作に要する時間を短縮することができる。
[0064] 図 8は、図 3に示すメモリセルアレイのパーシャルページ(PPn—l、 PPn、 PPn+ 1 )に備えられる第 1および第 2ダイナミックリファレンスセル DRB、 DRAの一部として、 図 4、 5に示すメモリセルアレイ構成を例に採り説明する。図 8では、隣接するパーシ ャルページ間で、第 1および第 2ダイナミックリファレンスセル DRB、 DRAに備えられ て 、る第 1および第 2トラップ領域が互 、に逆転して割り当てられて 、る。
[0065] 第 1トラップ領域を識別するアドレスは 8乃至 fに、第 2トラップ領域を識別するァドレ スは 0乃至 7に割り当てられるものとする。パーシャルページ PPn—l、 PPn+ 1につ いては、アドレス 8乃至 fは、各セルにおいてワード線の内方側のトラップ領域に割り 当てられる。内方側が第 1トラップ領域である。外方側のトラップ領域はアドレス 0乃至 7が割り当てられる。これに対して、パーシャルページ PPnについては、アドレス 8乃 至 fは、各セルにおいてワード線の外方側のトラップ領域に割り当てられる。外方側が 第 1トラップ領域である。内方側のトラップ領域はアドレス 0乃至 7が割り当てられる。
[0066] これにより、 "10"の電荷状態とされる第 2ダイナミックリファレンスセル DRAは、パー シャルページ PPn— 1、 PPn+ 1については、各セルの内方側が" 1"の状態、外方側 力 S"0"の状態となる。これに対して、パーシャルページ PPnについては、各セルの外 方側が" 1"の状態、内方側力 ' 0"の状態となる。隣接するパーシャルページ間で、状 態" 1"と状態" 0"とが交互に配置されることとなる。いわゆるチェッカーボードパターン を構成する。読み出し動作においてバイアスを印加する際、隣接するパーシャルぺ ージ間でバイアスの印加状態が逆転するので、ディスターブ現象を抑止することがで きる。
[0067] 図 9乃至図 11は第 2実施形態を説明するためのフロー図である。図 3において説明 した、 Xtreamサーチセル XSCのプログラム動作のフロー(図 9)、アクセス動作に先 立って Xtreamサーチセル XSCの内容を判断するフロー(図 10)、および読み出しァ クセス処理において Xtreamブランクチェックセル XBCの内容を判断するフロー(図 1 1)についての説明である。
[0068] Xtreamサーチセル XSCは、モードサーチセルの一例である。モードサーチセルは 、セクタの動作モード力 メモリセルあたり 2ビットを記憶して使用するノーマルモード であるか、メモリセルあたり 1ビットを記憶して使用する Xtreamモードである力 の別 を記憶するために備えられる専用セルである。ノーマルモードである場合には、第 1 および第 2トラップ領域が共に消去された状態である" 11"状態に設定される。 Xtrea mモードである場合には、第 1および第 2トラップ領域が共にプログラムされた状態で ある" 00"状態に設定される。デーダ '1"の状態として存在する 2種類の電荷状態" 10 "、 "11"のうち、より閾値電圧分布が低電圧に分布する" 11"を選択するので、データ "0"の状態" 00"に経時劣化によるチャージロスが生じてしまう場合にも、確実に記憶 モードの違いを保持し、読み出すことができる。 Xtremeサーチセル XSCは、専用の Xtremeサーチコマンドによって外部に読み出される。
[0069] Xtreamサーチセル XSCは、前述のダイナミックリファレンスセルの初期化動作の プリセット動作に続いて設定される。具体的には、デバイスに Xtremeモードコマンド が入力されて 、る状態で、消去コマンドが入力されたときまたは Xtremeプリセットコ マンドが入力されたときに、状態" 00"に設定される。例えば、 Xtremeプリセットコマ ンドが入力されると(S31)、メモリセルとダイナミックリファレンスセルとを" 10"状態に するプリセット動作が行われ (S32)、続いて DRBにセット動作が行われる(S33)。こ のセット動作のときに、 XSCに対してプログラムが行われる。従って S33では、 Xtrea mサーチセル XSCは、第 1ダイナミックリファレンスセル DRBのセット動作と一緒にァ ドレス 8乃至 fについてプログラムを行った後、続けてアドレス 0乃至 7についてプログ ラムを行うことで、 "00"にセットされる。このフローを図 9に示す。
[0070] ここで、図 3の構成では、ワード線ごとに 1セルの Xtreamサーチセル XSCが備えら れている。消去単位であるセクタごと等、ビットデータの記憶モードが設定される領域 ごとに 1セルの Xtreamサーチセル XSCが備えられていればよい。
[0071] また、 Xtreamブランクチェックセル XBCは、ブランクチェックセルの一例である。ブ ランクチェックセルは、 Xtreamモードにおいて、ダイナミックリファレンスセルの初期 化動作が完了して 、る力否かの情報が記憶されて 、る。読み出し動作を行なうにあ たり Xtreamブランクチェックセル XBCの内容を確認することにより、ダイナミツタリファ レンスセルの初期化動作が完了して 、ることを確認することができ、リファレンスセル の未初期化状態に起因する誤読み出しを防止することができる。ダイナミックリファレ ンスセルの初期化動作が行なわれていない場合、すなわちブランクの状態では、第 1 および第 2トラップ領域が共に消去された状態である" 11"状態に設定される。初期 化動作が完了した状態では、第 1および第 2トラップ領域が共にプログラムされた状 態である" 00"状態に設定される。データ" 1"の状態として存在する 2種類の電荷状 態" 10"、 "11"のうち、より閾値電圧分布が低電圧に分布する" 11"を選択するので、 データ" 0"の状態" 00"に経時劣化によるチャージロスが生じてしまう場合にも、確実 にダイナミックリファレンスセルの初期化状態を保持し、読み出すことができる。
[0072] Xtreamブランクチェックセル XBCは、前述のダイナミックリファレンスセルの初期化 動作のプリセット動作に続いて設定される。具体的には、第 1ダイナミックリファレンス セルのセット動作のときに状態" 00"に設定される。
[0073] ダイナミックリファレンスセルの初期化動作がメモリセルへのデータ書き込み動作に 応じて行なわれる場合には、データ書き込み動作の単位ごとに 1セルの Xtreamサー チセル XSCに情報が備えられて 、ればよ 、。
[0074] ここで、図 3では、 Xtremeモードではワード線 WLnごとにパーシャルページが構成 されるところ、ノーマルモードでワード線 WLnごとに 2つのパーシャルページが構成さ れることとなる。パーシャルページごとにダイナミックリファレンスセルが設けられるた め、ワード線 WLnに 2セルの Xtreamブランクチェックセル XBCを備えて!/、ることが好 ましい。 Xtreamサーチセル XSCについては、セクタごとに 1つの XSC力 メモリセノレ がプリセットされている力否かの情報記憶に用いられる。
[0075] この場合、不使用となる Xtreamサーチセル XSC、および Xtreamブランクチェック セル XBCについては、第 1および第 2トラップ領域を共に書き込み状態としておくこと が好ましい。これにより、閾値電圧が高い状態となり、メモリセル MC、ダイナミツクリフ アレンスセル DRA、 DRB等が接続されて!、るワード線 WLnの内方領域とダミーセル DCが接続されている外方領域とを電気的に分離することができる。これにより、デバ イス特性の安定しな 、ダミーセル DCとの間で、不要な電流経路が形成されることは なぐビットデータの書き込み動作や読み出し動作等における動作余裕の悪ィ匕を防 止することができる。
[0076] 図 10に示すように、データアクセス動作の開始に伴い、 Xtreamサーチコマンドが 発行される(S41)。これにより Xtreamサーチセル XSCに記憶されているデータがデ バイス外部に読み出され (S42)、データの内容が判断される(S43)。電荷状態が" 1 1"であり、データ" 0"が記憶されていない場合には(S43 :N)、 Xtremeプリセットさ れていない状態と判断され、通常のアクセス処理に移動する(S45)。電荷状態が" 0 0"であり、データ" 0"が記憶されている場合には(S43 :Y)、 Xtreamプリセット状態 に設定されていると判断される。 Xtreamエントリーコマンドの入力を待って(S44)、 アクセス処理に移動する(S45)。
[0077] 図 11には、アクセス処理(S45)が読み出し処理である場合のフローである。この場 合には、 Xtreamブランクチェックセル XBCに記憶されて!、るデータがデバイス内部 で読み出され (S51)、データの内容が判断される(S52)。電荷状態が" 11"であり、 データ" 0"が記憶されて 、な 、場合には(S52: N)、ダイナミックリファレンスセルは 初期化状態ではないと判断される。これは、メモリセルには書き込みが行われていな いことを意味するため、データ" 1"がラッチ回路 (不図示)にラッチされて (S53)、デ バイス外部に強制的にデータ" 1"を出力する (S56)。電荷状態が" 00"であり、データ "0"が記憶されている場合には(S52 :Y)、ダイナミックリファレンスセルは初期化状 態にあると判断され、通常の読み出し動作が行なわれる(S54)。通常の読み出し動 作でセンスされたセンスデータがラッチ回路 (不図示)にラッチされ (S55)、同データ は外部に出力される(S56)。
[0078] Xtreamサーチセル XSCに記憶されているデータにより、メモリセルにおいて、第 1 トラップ領域における電荷の有無に応じて 1ビットのデータ記憶が行なわれる Xtream モードと、第 1および第 2トラップ領域の各々における電荷の有無に応じて 2ビットの データ記憶が行なわれるノーマルモードとの、モード選択状態を確実に判別すること ができる。
[0079] Xtreamブランクチェックセル XBCに記憶されているデータにより、ダイナミツクリフ アレンスセルの初期化状態を確実に判断することができる。
[0080] 図 12は第 3実施形態を説明するためのフロー図である。不揮発性記憶装置におい ては、データを書き換える場合には、書き換えに先立って全てのメモリセルを消去す る必要がある。この場合、過消去状態を防止するため、ー且、全てのメモリセルをプロ グラム状態とすることが好ましい。いわゆる、プリプログラム動作である。図 12のフロー 図は、図 4において示したメモリセル構成に基づいた内容である。
[0081] 消去動作が開始されると、 Xtreamプリセットされているか否かの確認が行なわれる
(S61)。これは、 XSCをデバイス内部で読み出して判断される。 Xtreamプリセットさ れていなければ(S61 :N)、アドレス初期値を i=0に設定する(S62)。 Xtreamプリセ ットされていれば(S61 :Y)、アドレス初期値を i=8に設定する(S63)。アドレス初期 値の設定の後、アドレス iに対してプリプログラムべリファイ動作を行なう(S64)。この ベリファイ動作は、最終のアドレス (i=f)まで順次行なわれる(S65、 S66)。その後、 プログラムべリファイ動作がパスしていなければ(S67 :N)、プリプログラム動作を行な う(S68)。プリプログラム動作(S68)はべリファイ動作においてパスするまで行なわれ る。そして、全てのアドレスについてプログラムべリファイ動作がパスしたら(S67 :Y)、 消去動作を行なう(S69)。
[0082] ノーマルモードでは、メモリセルの第 1および第 2トラップ領域は、共にデータ記憶 領域として使用されるため、第 1および第 2トラップ領域の各々についてプリプロダラ ムベリファイ動作を行ない、電荷状態力 1"であり電荷空乏状態にある場合には、プ リプログラムを行なう必要がある。したがって、アドレス初期値を i=0に設定して(S62
)、最終アドレス (i=f)までプリプログラムべリファイ動作、および必要に応じてプリプ ログラム動作を行なうことが必要である。
[0083] これに対して、 Xtreamモードにお!、ては、各メモリセルの第 2トラップ領域は、メモリ セルの第 1トラップ領域にデータがプログラムされた以降は電荷蓄積状態 (プリセット 状態)にある。電荷状態は" 0"である。したがって、データ書き換えの際には、プリプ ログラムべリファイ、および必要に応じたプリプログラム動作は、第 1トラップ領域に対 してのみ行なえばよい。このため、アドレス初期値を i= 8に設定し、最終アドレス (i=f )までのメモリセルに対して、プリプログラムべリファイ、および必要に応じたプリプログ ラム動作を行なえばよい。 Xtreamモードにおいて、データ書き換え時のプリプログラ ム動作に要する時間を短縮することができ、データ書き換え時間を短縮することがで きる。
[0084] 以上の説明から明らかなように、第 1実施形態によれば、不揮発性記憶装置を Xtre amモードにて使用する場合、第 1ダイナミックリファレンスセル DRBについては、第 1 および第 2トラップ領域は、共に電荷蓄積状態とされ、第 2ダイナミックリファレンスセ ル DRAについては、第 1トラップ領域が電荷空乏状態、第 2トラップ領域が電荷蓄積 状態とされる。
[0085] メモリセルの第 2トラップ領域を電荷蓄積状態にセットすることに合わせ、第 1および 第 2ダイナミックリファレンスセル DRB、 DRAの初期化動作のプリセット動作を行なう ことができ、セット動作に先立って、第 1および第 2ダイナミックリファレンスセル DRB、 DRAは、電荷状態" 10"とすることができる。セット動作においては、第 1ダイナミック リファレンスセル DRBの第 1トラップ領域にプログラム動作を行なうことで、第 1および 第 2ダイナミックリファレンスセル DRB、 DRAに記憶されるビットデータ値を" 0"および "1"とすることができる。
[0086] セット動作において、第 2ダイナミックリファレンスセル DRAの第 1トラップ領域はプ ログラムする必要がなぐセット動作に要する時間を短縮することができる。
[0087] また、セット動作において、第 1ダイナミックリファレンスセル DRBの第 1トラップ領域 にプログラムする際、第 2トラップ領域は" 0"である。絶縁性トラップ層を有するメモリ セルにおいては、一方のトラップ領域に対してプログラム動作を行なう場合、対向す る他方のトラップ領域の電荷状態力 1"である場合に比して" 0"である場合に、プロ グラム動作における印加バイアスによる閾値電圧のシフト量が大きいことが知られて おり、プログラム時間が短縮される。第 1ダイナミックリファレンスセル DRBの第 1トラッ プ領域へのプログラム時間を短縮することができる。
[0088] プログラム動作が必要なダイナミックリファレンスセルが半減すると共に、個々のプロ グラム時間も短縮することができ、第 1および第 2ダイナミックリファレンスセル DRB、
DRAの初期化動作に要する時間を短縮することができる。
[0089] また、第 2実施形態によれば、 Xtreamサーチセル XSC、または Xtreamブランクチ エックセル XBCを備えることにより、 Xtreamモードとノーマルモードとの別、またはダ イナミックリファレンスセルの初期化状態の有無にっ 、て、確実に検出することができ る。
[0090] また、第 3実施形態によれば、 Xtreamモードにぉ 、て、ビットデータの記憶が行な われない第 2トラップ領域はプログラム状態に維持されているので、データ書き換え の際に行なわれるプリプログラムべリファイ動作、および必要に応じて行なわれるプリ プログラム動作は、第 1トラップ領域に対してのみ行なえばよい。データ書き換え時間 の短縮を図ることができる。
[0091] 尚、本発明は前記実施形態に限定されるものではなぐ本発明の趣旨を逸脱しな い範囲内で種々の改良、変形が可能であることは言うまでもない。

Claims

請求の範囲
[1] 第 1および第 2拡散層と、前記第 1および第 2拡散層に近接して電荷をトラップする 第 1および第 2トラップ領域を有する絶縁性トラップ層とを備えるメモリセルと、 前記メモリセルと同等の構成を有し、前記第 1トラップ領域が電荷蓄積状態とされる 第 1ダイナミックリファレンスセルと、
前記メモリセルと同等の構成を有し、前記第 1トラップ領域が電荷空乏状態とされる 第 2ダイナミックリファレンスセルとを備え、
前記メモリセルにおいて、前記第 1トラップ領域における電荷の有無に応じて 1ビット のデータ記憶が行なわれる場合、前記第 1および第 2ダイナミックリファレンスセルの 初期化動作は、
前記メモリセルと前記第 1および第 2ダイナミックリファレンスセルの前記第 2トラップ 領域を電荷蓄積状態とするプリセット動作と、
前記プリセット動作の後、前記メモリセルへのデータ記憶動作に応じて、前記第 1ダ イナミックリファレンスセルの前記第 1トラップ領域を電荷蓄積状態とするセット動作と を有することを特徴とする不揮発性記憶装置。
[2] 前記第 1および第 2ダイナミックリファレンスセルは、前記メモリセルに応じて備えら れ、
前記セット動作では、前記メモリセルへのデータ記憶動作により前記メモリセルが順 次選択されることに応じて、選択される前記メモリセルに対応する前記第 1ダイナミツ クリフアレンスセルが選択され電荷蓄積動作が行なわれることを特徴とする請求項 1 に記載の不揮発性記憶装置。
[3] 前記第 1および第 2ダイナミックリファレンスセルは、前記データ記憶動作が行なわ れる前記メモリセルごとに備えられることを特徴とする請求項 2に記載の不揮発性記 憶装置。
[4] 前記メモリセルの前記第 1トラップ領域と、該メモリセルに対応する前記第 1および 第 2ダイナミックリファレンスセルの前記第 1トラップ領域とは、同じアドレスで識別され 前記アドレスを順次変化させることにより、前記メモリセルについては、電荷蓄積対 象のアドレスで識別されるメモリセルに対して、前記第 1ダイナミックリファレンスセル については、アドレスごとに、前記第 1トラップ領域に電荷蓄積動作が行なわれること を特徴とする請求項 3に記載の不揮発性記憶装置。
[5] 前記メモリセルに対応する前記第 1および第 2ダイナミックリファレンスセルは、前記 メモリセルと共に共通のワード線に接続され、
隣接する前記ワード線間において、前記第 2ダイナミックリファレンスセルは、前記 第 1トラップ領域と前記第 2トラップ領域とが、互いに逆転して配置されることを特徴と する請求項 2に記載の不揮発性記憶装置。
[6] 前記第 2ダイナミックリファレンスセルは、隣接する前記ワード線間で、前記第 1およ び第 2トラップ領域を識別するアドレスが、互いに逆転して割り付けられていることを 特徴とする請求項 5に記載の不揮発性記憶装置。
[7] 前記メモリセルにおいて、前記第 1トラップ領域における電荷の有無に応じて 1ビット のデータ記憶が行なわれる第 1記憶モードと、前記第 1および第 2トラップ領域の各々 における電荷の有無に応じて 2ビットのデータ記憶が行なわれる第 2記憶モードとの、 選択が可能な不揮発性記憶装置であって、
前記メモリセルと同等の構成を有し、前記第 1または第 2記憶モードの選択状態を 記憶するモードサーチセルを備えることを特徴とする請求項 1に記載の不揮発性記 憶装置。
[8] 前記モードサーチセルは、前記第 1記憶モードでは、前記第 1および第 2トラップ領 域は共に電荷蓄積状態とされ、前記第 2記憶モードでは、前記第 1および第 2トラップ 領域は共に電荷空乏状態とされることを特徴とする請求項 7に記載の不揮発性記憶 装置。
[9] 前記モードサーチセルは、不揮発性記憶装置における消去単位ごとに備えられる ことを特徴とする請求項 7に記載の不揮発性記憶装置。
[10] 前記メモリセル、前記第 1および第 2ダイナミックリファレンスセルのうち、少なくとも 何れか一種類のセルを含む実セル群に共通に接続されるワード線と、
前記ワード線の両端部に接続されるダミーセルとを備え、
前記モードサーチセルは、前記ワード線に接続されると共に、前記実セル群と前記 ダミーセルとの間に配置されることを特徴とする請求項 7に記載の不揮発性記憶装置
[11] 前記メモリセルと同等の構成を有し、前記第 1および第 2ダイナミックリファレンスセ ルの初期化状態の有無を記憶するブランクチ ックセルを備えることを特徴とする請 求項 1に記載の不揮発性記憶装置。
[12] 前記ブランクチェックセルは、前記第 1および第 2ダイナミックリファレンスセルが初 期化された状態では、前記第 1および第 2トラップ領域は共に電荷蓄積状態とされ、 前記第 1および第 2ダイナミックリファレンスセルが初期化されていない状態では、前 記第 1および第 2トラップ領域は共に電荷空乏状態とされることを特徴とする請求項 1 1に記載の不揮発性記憶装置。
[13] 前記ブランクチェックセルは、不揮発性記憶装置におけるプログラム単位ごとに備 えられることを特徴とする請求項 11に記載の不揮発性記憶装置。
[14] 前記メモリセル、前記第 1および第 2ダイナミックリファレンスセルのうち、少なくとも 何れか一種類のセルを含む実セル群に共通に接続されるワード線と、
前記ワード線の両端部に接続されるダミーセルとを備え、
前記ブランクチェックセルは、前記ワード線に接続されると共に、前記実セル群と前 記ダミーセルとの間に配置されることを特徴とする請求項 11に記載の不揮発性記憶 装置。
[15] 第 1および第 2拡散層と、前記第 1および第 2拡散層に近接して電荷をトラップする 第 1および第 2トラップ領域を有する絶縁性トラップ層とを備えるメモリセルに対して、 前記第 1トラップ領域における電荷の有無に応じて 1ビットのデータ記憶が行なわれ る場合、データ書き換え動作に先立ち、
前記メモリセルにおける前記第 1トラップ領域に対してのみ、電荷のトラップ状態を 確認し、
電荷空乏状態であると確認される場合には、電荷蓄積動作を行な ヽ、
全ての前記メモリセルにおける前記第 1トラップ領域が電荷蓄積状態とされた後、前 記第 1および第 2トラップ領域に対して電荷空乏動作を行なうことを特徴とする不揮発 性記憶装置。
[16] 第 1および第 2拡散層と、前記第 1および第 2拡散層に近接して電荷をトラップする 第 1および第 2トラップ領域を有する絶縁性トラップ層とを備えるメモリセルと、 前記メモリセルと同等の構成を有し、前記第 1トラップ領域が電荷蓄積状態とされる 第 1ダイナミックリファレンスセルと、
前記メモリセルと同等の構成を有し、前記第 1トラップ領域が電荷空乏状態とされる 第 2ダイナミックリファレンスセルとを備える不揮発性記憶装置の制御方法であって、 前記メモリセルにおいて、前記第 1トラップ領域における電荷の有無に応じて 1ビット のデータ記憶が行なわれる場合、前記第 1および第 2ダイナミックリファレンスセルの 初期化動作は、
前記メモリセルと前記第 1および第 2ダイナミックリファレンスセルの前記第 2トラップ 領域を電荷蓄積状態とするステップと、
前記第 2トラップ領域を電荷蓄積状態とするステップの後、前記メモリセルへのデー タ記憶動作に応じて、前記第 1ダイナミックリファレンスセルの前記第 1トラップ領域を 電荷蓄積状態とするステップを有することを特徴とする不揮発性記憶装置の制御方 法。
[17] 前記第 1ダイナミックリファレンスセルの前記第 1トラップ領域を電荷蓄積状態とする ステップは、
前記メモリセルを順次選択するステップと、
選択される前記メモリセルに対応する前記第 1ダイナミックリファレンスセルに対して 電荷蓄積動作が行なわれるステップとを有することを特徴とする請求項 16に記載の 不揮発性記憶装置の制御方法。
[18] 第 1および第 2拡散層と、前記第 1および第 2拡散層に近接して電荷をトラップする 第 1および第 2トラップ領域を有する絶縁性トラップ層とを備えるメモリセルに対して、 前記第 1トラップ領域における電荷の有無に応じて 1ビットのデータ記憶が行なわれ る場合、データ書き換え動作に先立ち、
前記メモリセルにおける前記第 1トラップ領域に対してのみ、電荷のトラップ状態を 確認するステップと、
電荷空乏状態であると確認される場合に、電荷蓄積動作を行なうステップと、 全ての前記メモリセルにおける前記第 1トラップ領域が電荷蓄積状態とされた後、前 記第 1および第 2トラップ領域に対して電荷空乏動作を行なうステップとを有すること を特徴とする不揮発性記憶装置の制御方法。
PCT/JP2005/023011 2005-12-15 2005-12-15 不揮発性記憶装置、および不揮発性記憶装置の制御方法 WO2007069321A1 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2005/023011 WO2007069321A1 (ja) 2005-12-15 2005-12-15 不揮発性記憶装置、および不揮発性記憶装置の制御方法
JP2007550049A JP4672024B2 (ja) 2005-12-15 2005-12-15 不揮発性記憶装置、および不揮発性記憶装置の制御方法
TW095145293A TWI334608B (en) 2005-12-15 2006-12-06 Control method of nonvolatile storage device
US11/639,128 US7372743B2 (en) 2005-12-15 2006-12-13 Controlling a nonvolatile storage device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2005/023011 WO2007069321A1 (ja) 2005-12-15 2005-12-15 不揮発性記憶装置、および不揮発性記憶装置の制御方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
US11/639,128 Continuation-In-Part US7372743B2 (en) 2005-12-15 2006-12-13 Controlling a nonvolatile storage device

Publications (1)

Publication Number Publication Date
WO2007069321A1 true WO2007069321A1 (ja) 2007-06-21

Family

ID=38162643

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
PCT/JP2005/023011 WO2007069321A1 (ja) 2005-12-15 2005-12-15 不揮発性記憶装置、および不揮発性記憶装置の制御方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7372743B2 (ja)
JP (1) JP4672024B2 (ja)
TW (1) TWI334608B (ja)
WO (1) WO2007069321A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009150767A1 (ja) * 2008-06-10 2009-12-17 パナソニック株式会社 不揮発性半導体記憶装置および信号処理システム
JP2012142042A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Lapis Semiconductor Co Ltd 半導体記憶装置へのデータの書込み方法及び半導体記憶装置

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7835183B2 (en) * 2006-12-18 2010-11-16 Spansion Llc Nonvolatile storage device and control method thereof
US8072802B2 (en) * 2008-12-05 2011-12-06 Spansion Llc Memory employing redundant cell array of multi-bit cells
US7916529B2 (en) * 2009-02-13 2011-03-29 Spansion Llc Pin diode device and architecture
KR102197787B1 (ko) 2014-07-03 2021-01-04 삼성전자주식회사 비휘발성 메모리 장치 및 그 동작 방법
US10522229B2 (en) 2017-08-30 2019-12-31 Micron Technology, Inc. Secure erase for data corruption
US20230110738A1 (en) * 2021-10-09 2023-04-13 Infineon Technologies LLC Multibit Memory Device and Method of Operating the Same

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003257188A (ja) * 2002-02-28 2003-09-12 Fujitsu Ltd 不揮発性半導体記憶装置
JP2004079602A (ja) * 2002-08-12 2004-03-11 Fujitsu Ltd トラップ層を有する不揮発性メモリ
JP2004515024A (ja) * 2000-11-21 2004-05-20 アドバンスト・マイクロ・ディバイシズ・インコーポレイテッド デュアルビットメモリ消去検証のための方法およびシステム
JP2004529448A (ja) * 2001-02-28 2004-09-24 アドバンスト・マイクロ・ディバイシズ・インコーポレイテッド 改良された消去方法に立脚した一層高いプログラムvtおよび一層高速なプログラム速度
JP2005522817A (ja) * 2002-04-08 2005-07-28 アドバンスト・マイクロ・ディバイシズ・インコーポレイテッド アルゴリズム動的基準プログラム

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003282744A (ja) * 2002-03-22 2003-10-03 Seiko Epson Corp 不揮発性記憶装置
US6822909B1 (en) * 2003-04-24 2004-11-23 Advanced Micro Devices, Inc. Method of controlling program threshold voltage distribution of a dual cell memory device

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004515024A (ja) * 2000-11-21 2004-05-20 アドバンスト・マイクロ・ディバイシズ・インコーポレイテッド デュアルビットメモリ消去検証のための方法およびシステム
JP2004529448A (ja) * 2001-02-28 2004-09-24 アドバンスト・マイクロ・ディバイシズ・インコーポレイテッド 改良された消去方法に立脚した一層高いプログラムvtおよび一層高速なプログラム速度
JP2003257188A (ja) * 2002-02-28 2003-09-12 Fujitsu Ltd 不揮発性半導体記憶装置
JP2005522817A (ja) * 2002-04-08 2005-07-28 アドバンスト・マイクロ・ディバイシズ・インコーポレイテッド アルゴリズム動的基準プログラム
JP2004079602A (ja) * 2002-08-12 2004-03-11 Fujitsu Ltd トラップ層を有する不揮発性メモリ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009150767A1 (ja) * 2008-06-10 2009-12-17 パナソニック株式会社 不揮発性半導体記憶装置および信号処理システム
JP2012142042A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Lapis Semiconductor Co Ltd 半導体記憶装置へのデータの書込み方法及び半導体記憶装置
US9042179B2 (en) 2010-12-28 2015-05-26 Lapis Semiconductor Co., Ltd. Method for writing in and reading data from a semiconductor storage device and semiconductor storage device

Also Published As

Publication number Publication date
TW200733134A (en) 2007-09-01
US7372743B2 (en) 2008-05-13
JP4672024B2 (ja) 2011-04-20
US20070183193A1 (en) 2007-08-09
TWI334608B (en) 2010-12-11
JPWO2007069321A1 (ja) 2009-05-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1350253B1 (en) Method for dual bit memory erase verification
KR100992985B1 (ko) 쓰기/삭제 중단 검출 메카니즘을 갖는 플래시 저장 시스템
US7237074B2 (en) Tracking cells for a memory system
KR100935948B1 (ko) 알고리즘 다이내믹 기준 프로그래밍
US7843724B2 (en) Nonvolatile semiconductor memory and data reading method
TWI496152B (zh) 非揮發性半導體記憶裝置及其寫入方法
WO2007069321A1 (ja) 不揮発性記憶装置、および不揮発性記憶装置の制御方法
JP3980874B2 (ja) 半導体記憶装置及びその駆動方法
TW201523625A (zh) 非揮發性記憶體中壞區塊重組態
JPWO2002050843A1 (ja) 不揮発性半導体記憶装置及びデータ消去方法
US7286398B2 (en) Semiconductor device and method of controlling said semiconductor device
JP4336342B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置
US7724576B2 (en) Soft programming method of non-volatile memory device
US7206241B2 (en) Semiconductor device and programming method
CN111724852A (zh) 非易失性存储器件及其擦除方法
WO2006059375A1 (ja) 半導体装置および半導体装置の制御方法
US6934190B1 (en) Ramp source hot-hole programming for trap based non-volatile memory devices
CN113345503A (zh) 半导体存储装置以及读出方法
JP4667719B2 (ja) 不揮発性多値半導体メモリ
JP2012069185A (ja) Nand型フラッシュメモリ、及び、nand型フラッシュメモリのテスト方法
JP4177167B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置及びデータ判定方法
US6178117B1 (en) Background correction for charge gain and loss
JP2002208287A (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JP2009301681A (ja) 不揮発性半導体記憶装置とその制御方法
JP2815077B2 (ja) 半導体不揮発性記憶装置の使用方法

Legal Events

Date Code Title Description
WWE Wipo information: entry into national phase

Ref document number: 11639128

Country of ref document: US

WWP Wipo information: published in national office

Ref document number: 11639128

Country of ref document: US

121 Ep: the epo has been informed by wipo that ep was designated in this application
WWE Wipo information: entry into national phase

Ref document number: 2007550049

Country of ref document: JP

NENP Non-entry into the national phase

Ref country code: DE

122 Ep: pct application non-entry in european phase

Ref document number: 05816846

Country of ref document: EP

Kind code of ref document: A1