WO2007018031A1 - 空気バネ用繊維補強材及び空気バネ - Google Patents
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Abstract
空気バネのゴム膜の耐圧性、耐屈曲性、ゴム/繊維間の耐剥離性、耐疲労性、耐久性を改善することができる空気バネ用繊維補強材は、ポリケトン繊維を含む。この補強材は、ポリケトン繊維コードよりなるか、又はポリケトン繊維と他の繊維との複合繊維コードよりなる。ポリケトン繊維は、ゴムとの接着性に優れ、しかも伸びが小さいため、ポリケトン繊維を繊維補強材として用いることにより、空気バネのゴム膜の耐圧性、耐屈曲性、ゴム/繊維間の耐剥離性、耐疲労性、耐久性を向上させることができる。
Description
明 細 書
空気パネ用繊維補強材及び空気パネ
発明の分野
[0001] 本発明は、鉄道車輛や各種産業機器、自動車 (乗用車、トラック、バス等)用エアサ スペンション等に用いられる空気パネ用の繊維補強材と、この繊維補強材により補強 された空気パネに関する。
発明の背景
[0002] 自動車のサスペンション、トラックのキャビンのサスペンション、座席用シートのサス ペンション等に使用される空気パネとしては、図 1〜3に示すようなものがある。
[0003] 図 1の空気パネでは、アッパープレート 100とピストン 101との間に筒状ゴム膜 102 の両端を取付けてこれら三者間内に空気が給排される室 103を設けてある。筒状ゴ ム膜 102としては蛇腹状のベローズを用い、アッパープレート 100の一部分に空気給 排用の穴 104を形成してあり、ピストン 101側にはストッパゴム 105を設けてある。この ストッパゴム 105は、空気パネがパンクしたときに応急的に荷重を支え、車両であれ ば、空気パネを交換するまで走行できるようにし、また空気パネの補助パネとして空 気パネの橈みが大きくなつたときにパネとしての機能を果たしつつ荷重を支えるため のものである。
[0004] 図 2の空気パネは、トラック用の空気パネであり、上面板 200と下面板 201と、これら にそれぞれ上端と下端が固定されたゴム膜 (ゴムべローズ) 202とで空気室 203が画 成されており、上面板 200の中央部に設けられた給気孔 200aより空気を注入し、所 定の圧力に設定する。ピストン 204の上昇により空気室 203の内圧が高められ、空気 パネとして作用する(特開 2001— 20148)。
[0005] 図 3は、乗用車用の空気パネであり、図 2と同一機能を奏する部材には同一符号を 付してある。この空気パネではピストン 204の上昇により空気室 203の内圧が高めら れる。
[0006] 従来、空気パネのゴム膜 102, 202としては、ナイロンやポリエステル力もなる多数 本の繊維コードをゴム膜本体の周方向に対して傾斜させ、かつ互いに平行に配列し
てなる繊維コード層(繊維コード織物)で補強されている。通常、繊維コード層は 2枚 積層されており、 1枚目と 2枚目は繊維コード方向が左右対称に傾斜して配置される
[0007] し力しながら、ナイロン繊維は、ゴムとの接着性には優れる反面、伸びが大きいため 、ゴム膜に十分な耐圧性を付与することができない。伸びの小さい補強繊維としてァ ラミド繊維があるが、ァラミド繊維はゴムとの接着性が低ぐゴム Z繊維間で剥離が生 じ易い。
[0008] なお、空気パネのゴム膜の耐圧性を向上するため、補強繊維コード層の数 (積層枚 数)を多くしたり、繊維コードの配列密度を増大したり、また繊維コードの代わりに炭 素繊維コード、スチールコード、ガラス繊維コード等の高強度コードを用いたりするこ とも行われている。しかしながら、補強繊維コード層の積層枚数を増大した場合は、 膜剛性も大きくなつて変形抵抗が大きくなり、そのため繰返し屈曲により疲労し易くな つて耐久性が阻害される。また、繊維コードの配列密度を増大した場合は、繊維コー ド相互の隙間にゴムを確保することが不可能になって層間が剥離し易くなる。また高 強度コードを使用した場合は、空気パネの補強用としての伸度が不足し、耐屈曲性 が乏しくなり、かつ高価になる。
[0009] 従って、通常の補強繊維コード構成で、空気パネのゴム膜の耐圧性、耐屈曲性、ゴ ム z繊維間の耐剥離性、耐疲労性、耐久性を改善する技術が望まれる。
発明の概要
[ooio] 本発明は、空気パネのゴム膜の耐圧性、耐屈曲性、ゴム Z繊維間の耐剥離性、耐 疲労性、耐久性の向上に有効な空気パネ用繊維補強材と、この繊維補強材を用い ることにより、耐圧性、耐屈曲性、ゴム Z繊維間の耐剥離性、耐疲労性、耐久性が著 しく向上した空気パネを提供することを目的とする。
[0011] 本発明の空気パネ用繊維補強材は、ポリケトン繊維を含むことを特徴とする。
[0012] 本発明の空気パネは、この空気パネ用繊維補強材で補強されたゴムを有する。
図面の簡単な説明
[0013] [図 1]一般的な空気パネを示す一部断面正面図である。
[図 2]トラック用空気パネを示す断面図である。
[図 3]乗用車用空気パネを示す断面図である。
詳細な説明
[0014] 本発明の繊維補強材は、ポリケトン繊維を含む。
[0015] ポリケトン繊維は、ゴムとの接着性に優れ、し力も伸びが小さいため、ポリケトン繊維 を繊維補強材として用いることにより、空気パネのゴム膜の耐圧性、耐屈曲性、ゴム Z繊維間の耐剥離性、耐疲労性、耐久性を向上させることができる。
[0016] 本発明の繊維補強材は、実質的にポリケトン繊維コードよりなってもよい。本発明の 繊維補強材は、ポリケトンを含む複合繊維コード、例えば、ポリケトン繊維と他の繊維 との複合繊維コードよりなってもよい。
[0017] 本発明に係る繊維コードを構成するるポリケトン繊維は、好ましくは下記一般式 (I) で表されるポリケトンを原料として製造される。
〇
(I)式中、 Rはエチレン性不飽和化合物由来の連結基であり、各繰り返し単位におい て、同一であっても異なっていても良い。
[0018] 上記ポリケトンは、分子中に CO単位 (カルボニル基)とエチレン性不飽和化合物由 来の単位とが配列された交互共重合体、即ち、高分子鎖中で各 CO単位の隣に、例 えばエチレン単位等のォレフィン単位が一つずつ位置する構造である。このポリケト ンは、一酸ィヒ炭素と特定のエチレン性不飽和化合物の 1種との共重合体であっても よぐ一酸ィヒ炭素とエチレン性不飽和化合物の 2種以上との共重合体であってもよい
[0019] 上記(I)式中の Rを形成するエチレン性不飽和化合物としては、エチレン,プロピレ ン,ブテン,ペンテン,へキセン,ヘプテン,オタテン,ノネン,デセン,ドデセン,スチ レン等の不飽和炭化水素化合物、メチルアタリレート,メチルメタタリレート,ビュルァ セテート,ゥンデセン酸等の不飽和カルボン酸又はその誘導体、更にはゥンデセノー ル, 6—クロ口へキセン, N—ビュルピロリドン,及びスル -ルホスホン酸のジェチルェ
ステル等が挙げられる。これらは単独で用いてもよぐ 2種以上を組み合わせて用い てもよいが、特にポリマーの力学特性や耐熱性等の点から、エチレン性不飽和化合 物としてエチレンを主体とするものを用いたポリケトンが好まし!/、。
[0020] ポリケトンを構成するエチレン性不飽和化合物として、エチレンと他のエチレン性不 飽和化合物とを併用する場合、エチレンは、全エチレン性不飽和化合物に対し、 80 モル%以上になるように用いるのが好まし 、。この割合が 80モル%未満では得られ るポリマーの融点が 200°C以下になり、得られるポリケトン繊維の耐熱性が不充分と なる場合がある。ポリケトン繊維の力学特性や耐熱性の点から、エチレンの使用量は 、特に全エチレン性不飽和化合物に対し 90モル%以上が好ましい。
[0021] 前記のポリケトンは、公知の方法、例えばヨーロッパ特許公開第 121965号,同第 2 13671号,同第 229408号及び米国特許第 3914391号明細書に記載された方法 に従って製造することができるので、これらの公報をここに援用する。
[0022] 上記ポリケトンの重合度は、 m タレゾール中、 60°Cで測定した溶液粘度が 1. 0〜 10. OdLZgの範囲にあるのが好ましい。溶液粘度が 1. OdLZg未満では、得られる ポリケトン繊維の力学強度が不充分となる場合があり、ポリケトン繊維の力学強度の 観点から、溶液粘度が 1. 2dL/g以上であるのが更に好ましい。一方、溶液粘度が 1 0. OdLZgを超えると、繊維化時の溶融粘度や溶液粘度が高くなりすぎて紡糸性が 不良となる場合があり、紡糸性の観点から、溶液粘度が 5. OdLZg以下であるのが 更に好ましい。繊維の力学強度及び紡糸性などを考慮すると、この溶液粘度は 1. 3 〜4. OdLZgの範囲が特に好ましい。
[0023] 上記ポリケトンの繊維化方法は、特に限定されないが、一般的には溶融紡糸法又 は溶液紡糸法が採用される。溶融紡糸法を採用する場合には、例えば特開平 1 1 24617号公報に記載の方法に従って、ポリマーを通常、融点より 20°C以上高い温 度、好ましくは融点より 40°C程度高い温度で溶融紡糸し、次いで、通常、融点より 10 °C以下低い温度、好ましくは融点より 40°C程度低い温度において、好ましくは 3倍以 上の延伸比で、更に好ましくは 7倍以上の延伸比で延伸処理することにより、容易に 所望の繊維を得ることができる。
[0024] 一方、溶液紡糸法を採用する場合、例えばここで援用される特開平 2— 112413号
公報に記載の方法に従って、ポリマーを例えばへキサフルォロイソプロパノール, m —タレゾール等に 0. 25〜20質量%、好ましくは 0. 5〜10質量%の濃度で溶解させ 、紡糸ノズルより押し出して繊維化し、次いでトルエン,エタノール,イソプロパノール , n—へキサン,イソオクタン,アセトン,メチルェチルケトン等の非溶剤浴、好ましくは アセトン浴中で溶剤を除去、洗浄して紡糸原糸を得、更に(融点 100°C)〜(融点 + 10°C)、好ましくは (融点 50°C)〜(融点)の範囲の温度で延伸処理することによ り、所望のフィラメントを得ることができる。また、このポリケトンには、熱,酸素等に対し て十分な耐久性を付与する目的で酸ィ匕防止剤を加えることが好ましぐまた必要に応 じて艷消し剤,顔料,帯電防止剤等も配合することができる。
[0025] 実質的にポリケトン繊維よりなる繊維コードは、ポリケトン繊維の複数本を下撚りし、 更に上撚りしたものが好ましぐその上撚り係数は、 1500以上、特に 1800〜2300 の範囲であることが好ましい。上撚り係数が 1500未満であると、得られるゴム膜の耐 屈曲疲労性が劣るものとなる。上撚り数が過度に大きいと強度が低下し、伸度、タリー プが大きくなるため、 2300以下であることが好ましい。
[0026] なお、上撚り係数とは、当該コードを構成する繊維の合計の繊度 D (デシテックス: d tex)と上撚り数 G (回 ZlOcm)とから次のようにして算出される。
[数 1]
上撚リ係数 = G W D X 0.9
[0027] このポリケトン繊維コードの下撚り数は上撚り数と同程度で良いが必ずしも同じであ る必要はない。
[0028] また、ポリケトン繊維コードを構成するポリケトン繊維の合計の繊度はコードの必要 強力により決められる力 例えば、トラック、バス、鉄道用空気パネであれば 1800〜5 010デシテックス、乗用車用空気パネであれば 400〜 1500デシテックスであることが 好ましい。
[0029] ポリケトン繊維と他の繊維とを含む複合繊維コード(以下「ポリケトン Z他繊維複合 繊維コード」と称す。)としては、コードを構成するポリケトン繊維と他の繊維の合計の
繊度に対するポリケトン繊維の合計繊度の割合が 34%以上、特に 50〜80%である ものが好ましい。この範囲よりもポリケトン繊維の繊度が少な過ぎるとポリケトン繊維を 用いることによる本発明の効果を十分に得ることができない。逆に、多過ぎると他の繊 維を複合したことによる効果を十分に得ることができない。
[0030] ポリケトン Z他繊維複合繊維コードの上撚り係数は、前述のポリケトン繊維コードと 同様の理由から、 1500以上、特に 1800〜2300の範囲であることが好ましい。上撚 り係数が 1500未満であると、得られるゴム膜の耐屈曲疲労性が劣るものとなる。上撚 り係数が過度に大きいと強度が低下し、伸度、クリープが大きくなるため、 2300以下 であることが好ましい。
[0031] このポリケトン Z他繊維複合繊維コードの下撚り数は必ずしも上撚り数と同じでなく ても良ぐ下撚り数は上撚り数の 0. 5〜1. 5倍の範囲であることが好ましい。
[0032] また、ポリケトン Z他繊維複合繊維コードを構成するポリケトン繊維と他の繊維との 合計の繊度はコードもしくは織物の必要強力により決められるが、例えば、トラック、 バス、鉄道用空気パネであれば 1800〜5010デシテックス、乗用車用空気パネであ れば 400〜 1500デシテックスであることが好まし!/、。
[0033] 複合繊維織物を構成する他の繊維としては、ナイロン繊維、ポリエステル繊維等が 挙げられる。これらの他の繊維は、 1種を単独で用いても良ぐ 2種以上を併用しても 良い。他の繊維としては、特にナイロン繊維を用いることが好ましぐナイロン繊維を 併用することにより、伸度が適度に増大し、衝撃吸収性が高まり、乗り心地が良くなる という効果が奏される。
[0034] 本発明において、ナイロン繊維を構成するナイロンとしては、 6, 6—ナイロン、 6— ナイロン、 4, 6—ナイロン、 MXD6ナイロン等を用いることができる。好ましくは 6, 6- ナイロンである。
[0035] 通常の場合、繊維コードはゴム膜の一方向に対し所定の角度で並列配置される。
このポリケトン繊維コード又はポリケトン z他繊維複合繊維コードの打ち込み本数 (密 度)は、その繊度や得られるゴム膜の要求特性等に応じて適宜決定されるが、例えば
、トラック、ノ ス、鉄道用空気パネであれば 40〜80本 Z5cm程度、乗用車用空気バ ネであれば 90〜 150本 Z5cm程度であることが好まし!/、。
[0036] 一方、本発明の空気パネのゴム膜を構成するゴム組成物としては特に制限はなぐ 主成分となるゴム成分に、加硫剤、促進剤 (加硫促進剤)、補強剤としてのカーボン、 酸ィ匕亜鉛 (亜鉛華)等、可塑剤としてのァロマティック系オイル、更に必要に応じて、 老化防止剤、離型剤、分散剤、硬化剤、粘着性調整剤等の加工助剤や増量材、着 色材と 、つた通常の添加剤が配合された通常のゴム組成物を用いることができる。
[0037] ゴム成分としては、天然ゴム(NR)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、ブタジエンゴム
(BR)、クロロスルホン化ポリエチレンゴム(CSM)、クロロプレンゴム(CR)、エチレン プロピレンジェンゴム(EPDM)、エチレンプロピレンゴム(EPM)、ブチノレゴム(IIR)、 アクリルゴム(ACM, ANM)、エチレンアクリルゴム(AEM)、水素添カ卩-トリルゴム( HNBR)、二トリルゴム(NBR)、ハイバロン(CSM)、ウレタンゴム(U)等の 1種又は 2 種以上のブレンドゴムを用いることができる。
[0038] 高温加硫を行って加硫時間を短縮するためには、ゴム成分としては、エチレンプロ ピレンジェンゴム(EPDM)、エチレンプロピレンゴム(EPM)、ブチノレゴム(IIR)、ァク リルゴム(ACM)、エチレンアクリルゴム(AEM)、水素添カ卩-トリルゴム(HNBR)等 の耐熱ゴムの 1種又は 2種以上を主成分とするものが好ましく用いられる。
[0039] ただし、これらの耐熱ゴムの 1種又は 2種以上と、天然ゴム、スチレンブタジエンゴム
(SBR)、ブタジエンゴム(BR)、二トリルゴム(NBR)、クロロプレンゴム(CR)等の汎用 のジェン系ゴムの 1種又は 2種以上とのブレンドゴムであっても良ぐまた、加硫方法 によっては、上記汎用ジェン系ゴムを主成分とするものであっても良い。
[0040] 前述の耐熱ゴムを主成分とする場合にあっては、加硫剤として、有機過酸化物、榭 脂、アミン類を用いて加硫することが好ましい。この有機過酸ィ匕物としては、ジクミル パーオキサイド、ジー t ブチルパーオキサイド、 t ブチルタミルパーオキサイド、 1, 3 ビス(t—ブチルパーォキシ イソプロピル)ベンゼン、 1, 1ージー t—ブチルパー ォキシ 3, 3, 5—トリメチルシクロへキサン等が挙げられる。また、榭脂としては、ァ ルキルフ ノール ·ホルムアルデヒド榭脂、臭素化アルキルフ ノール ·ホルムアルデ ヒド榭脂等が挙げられる。また、アミン類としては、 2, 2 ビス (4— (4 ァミノフエノキ シ)フエニル)プロパン、ジアミノジフエ二ルメタン、へキサメチレンジァミンカーバメイト 等のジァミン、トリエチレンテトラミン等が挙げられる。
[0041] これらの硫黄以外の加硫剤は 1種を単独で用いても良ぐ 2種以上を併用しても良 い。
[0042] 加硫剤の使用量は、多過ぎると脆性的傾向が強くなりゴムがもろくなり、少な過ぎる と架橋効果が減り塑性的物性となり適切なゴム物性が得られな 、ことから、ゴム成分 1 00重量部に対して 0. 5〜4. 0重量部とすることが好ましい。
[0043] また、ゴム成分として、前述の汎用ジェン系ゴムを用いる場合には、チウラム系加硫 促進剤などの含硫黄化合物により有効加硫するか、 N, N'—m—フエ-レンジマレイ ミド、ジクミルパーオキサイド、 1, 3 ビス(t ブチルパーォキシ イソプロピル)ベン ゼン等の有機加硫剤を用いた加硫を行うことが好まし 、。
[0044] 本発明の空気パネのゴム膜は、このようなゴム組成物よりなる未加硫ゴム間に前述 の本発明に係る繊維コードを介在させ、常法に従って成形加硫することに容易に製 造することができる。
[0045] なお、前述の本発明に係る補強繊維コードを未加硫ゴム間に介在させて加硫成形 を行う際には、必要に応じて、補強繊維コードに接着剤を含浸させても良い。この接 着剤としては、通常の RFL液 (レゾルシン'ホルマリン 'ラテックス)等を用いることがで き、その付着量は補強繊維コードに対して 3. 0〜8. 0%程度であることが好ましい。
[0046] 本発明の空気パネのゴム膜の寸法には特に制限はないが、通常、その厚さは、例 えば、トラック、ノ ス用空気パネであれば 4. 0〜7. Omm,特に 5mm程度、鉄道用空 気パネであれば 5. 0〜12. Omm、特に 10mm程度、乗用車用空気パネであれば 2 〜3mm程度であることが好まし!/、。
[0047] 本発明の空気パネのゴム膜は、例えば次のようにして製造することができる。ただし 、以下に記載するゴム膜の製造方法は、本発明に係るゴム膜の製造方法の一例であ つて、何ら以下の方法に限定されるものではない。
[0048] (1)乗用車用空気パネのゴム膜の製造方法
まず、前述の繊維コードを用いて繊維織物を製造する。この繊維織物は一般的に はすだれ織物である。用いる繊維コードの太さは 0. 2〜0. 4mm程度が好ましい。即 ち、前述の如ぐ乗用車用空気パネのゴム膜の厚さは 2〜3mm程度とされることから 、繊維コードの太さがこの範囲より太いとゴム膜の厚さが厚くなりゴム膜の曲げ剛性が
高くなり、耐久性や乗り心地に悪影響を及ぼす。繊維コードの太さがこの範囲よりも 細いと十分な強度が得られない。なお、本発明で用いるポリケトン繊維は高強度であ ることから、比較的細い繊維コードであっても高い強度を得ることができる。
[0049] 繊維織物には、前述の如ぐ必要に応じて通常の RFL液等の接着剤を含浸させる
[0050] このような繊維織物 2枚を用い、各々 CR系等の接着ゴムを両面コートし、コーティン グ反 2枚をすだれ織物の縦糸方向が所定の交叉角度で交叉するように、縦糸方向が 左右対称となるように積層し、更に、この積層シートの両面に CR系等のカバーゴムを 積層して所定の条件で加熱加硫する。上記接着ゴムとしては 0. 2〜0. 25mm程度 の厚さのものが用いられ、カバーゴムとしては 0. 6〜0. 8mm程度の厚さのものが用 いられる。
[0051] (2)トラック、バス、鉄道用空気パネのゴム膜の製造方法
まず、前述の繊維コードを用いて繊維織物を製造する。この繊維織物は一般的に はすだれ織物である。用いる繊維コードの太さは特に制限はないが 0. 5〜1. 2mm 程度が好ましい。即ち、前述の如ぐトラック、バス、鉄道用空気パネのゴム膜の厚さ は 5〜: LOmm程度とされることから、ゴム膜の曲げ剛性や強度等の面から、上記範囲 とすることが好ましい。
[0052] 繊維織物には、前述の如ぐ必要に応じて通常の RFL液等の接着剤を含浸させる
[0053] このような繊維織物 2枚を用い、各々 NRZSBR系等の接着ゴムを両面コートし、コ 一ティング反 2枚をすだれ織物の縦糸方向が所定の交叉角度で交叉するように、縦 糸方向が左右対称となるように積層し、更に、この積層シートの両面に NRZSBR系 等のカバーゴムを積層して所定の条件で加熱加硫する。上記接着ゴムとしては 0. 2 5〜0. 35mm程度の厚さのものが用いられ、カバーゴムとしては 2〜4mm程度の厚 さのものが用いられる。
実施例
[0054] 以下に実施例及び比較例を挙げて本発明をより具体的に説明する。
[0055] なお、以下において、ポリケトン繊維としては、前記一般式 (I)において、 Rがェチレ
ンで、 m—タレゾール中、 60°Cで測定した溶液粘度が 4. OdLZgを示す重合度のポ リケトンを繊維化してなるものを用いた。また、ナイロン繊維としては 6, 6—ナイロン繊 維を用いた。
[0056] 実施例 1〜8、比較例 1〜6
表 1に示すコードを用い、表 1に示す打込数 (密度)としたすだれ織物について、以 下の方法で特性の評価を行!、、結果を表 2に示した。
[0057] <ディップ反の特性 >
すだれ織物を接着剤液 (RFL液 (レゾルシン ·ホルマリン'ラテックス) )に浸漬して接 着剤液(固形分)を 6%付着させたものにっ ヽて、下記 i)〜iii)の方法で評価を行った
[0058] i) 強力及び伸度
JIS L1017に準拠して、コード 1本でつかみ間隔 25cm,引張速度 30cmZminで 測定した。
[0059] ii) 熱収縮率
JIS L1017 (B法)に準拠して、温度 180°Cに 0. 5時間加熱した後、 30分間冷却 後の値を測定した。
[0060] iii) 強度 (gZd)
i)項で測定した強力値を Nカゝら g単位に換算し、コードのトータルデニール数 (0. 9 デニール = 1. Odt (デシテックス) )で割った値である。
[0061] <加硫後の特性 >
以下の [1] , [2]のようにして製造された試料について、下記 iv)〜ix)のようにして測 し 7こ。
[0062] [1]乗用車用空気パネのゴム膜試料の製造方法
RFL液で接着処理を施した繊維コードのすだれ織物 2枚を用い、各々厚さ 0. 2m mCR系接着ゴムを両面コートし、コーティング反 2枚をすだれ織物の縦糸方向が所 定の交叉角度で交叉するように、縦糸方向が左右対称となるように積層し、更に、こ の積層シートの両面に各々厚さ 0. 6mmの CR系カバーゴムを積層して 170°C, 0. 7 5MPaの条件で 15分加硫した。
[0063] [2]トラック、バス、鉄道用空気パネのゴム膜試料の製造方法
RFL液で接着処理を施した繊維コードのすだれ織物 2枚を用い、各々厚さ 0. 3m mの NRZSBR系接着ゴムを両面コートし、コーティング反 2枚をすだれ織物の縦糸 方向が所定の交叉角度で交叉するように、縦糸方向が左右対称となるように積層し、 更に、この積層シートの両面に各々厚さ 2. 5mmの NRZSBR系カバーゴムを積層 して 155°C, 1. 5MPaの条件で 20分加硫した。
[0064] iv) 強力
加硫試料力も補強繊維コードを取り出し、前述のディップ反の強力測定方法と同様 にして強力を測定した。
[0065] V) 屈曲後強度保持率 (%)
前述の [1] , [2]に準じてコーティング反 2枚をすだれ織物の縦糸方向が試料の長 手方向になるように積層して作成した幅 25mm±0. 5mmの短冊状の加硫試料をプ 一リーにかけて、下記条件で屈曲テストを行い、屈曲テスト後、屈曲時の最内層の補 強繊維コードを取り出し、前記ディップ反の強力測定方法と同様にして強力を測定し 、その保持率 (屈曲後強度 ÷屈曲前強度 X 100)を算出した。
プーリー直径: 75mm
荷重 :破断時強力の 10%
屈曲回数 :20万回
[0066] vi) 接着性 (剥離試験)
前述の [1] , [2]に準じてコーティング反 2枚のすだれ織物の縦糸方向が平行にな るように積層して作製した幅 25mm±0. 5mm、長さ 100mm短冊状の積層シートを 、 JIS K6256— 1999〖こ準拠して、この試料から、 50mmZ分の速度で剥離試験を 実施した。このとき、剥離に要した力から接着力(NZ25mm幅)を求めた。
[0067] vii) 耐セパレーシヨン性 (乗用車用)
下記条件でピストンを作動させ、エアもれ、ゴム繊維コード間エア入りふくれ、ゴム繊 維コード間剥離などの異常が発生するまでのピストンの往復回数を測定した。
内圧: 1. 2MPa
空気パネの有効径: 95mm
ピストンの振幅: ±40mm
[0068] viii) 耐久性(トラック、バス、鉄道用)
下記条件でピストンを作動させ、エアもれ、表面ゴムクラックなどの異常が発生する までのピストンの往復回数を測定した。
内圧: 1. OMPa
空気パネの有効径: 200mm
ピストンの振幅:士 50mm
[0069] ix) 耐圧性
JIS D4101に準拠して、破壊にいたるまでの最高圧力を測定した。
[0070] [表 1]
合計繊度に対するポリケトン繊維の繊度の割合 (%)
^
[0072] 表 1, 2より、本発明によれば、ポリケトン繊維による補強効果で耐圧性、耐屈曲性、 ゴム Z繊維間の耐剥離性、耐疲労性、耐久性に優れた空気パネが提供されることが 分かる。
[0073] 本発明を特定の態様を用いて詳細に説明したが、本発明の意図と範囲を離れるこ となく様々な変更が可能であることは当業者に明らかである。
なお、本出願は、 2005年 8月 5日付で出願された日本特許出願 (特願 2005— 22 8358)及び 2005年 11月 2日付で出願された日本特許出願(特願 2005— 319697 )に基づ 、ており、その全体が引用により援用される。
Claims
請求の範囲
[I] ポリケトン繊維を含むことを特徴とする空気パネ用繊維補強材。
[2] 請求項 1において、実質的にポリケトン繊維コードよりなることを特徴とする空気パネ 用繊維補強材。
[3] 請求項 1において、ポリケトンを含む複合繊維コードよりなることを特徴とする空気バ ネ用繊維補強材。
[4] 請求項 3において、該複合繊維コードがポリケトン繊維と他の繊維との複合繊維コ ードであることを特徴とする空気パネ用繊維補強材。
[5] 請求項 4において、該他の繊維がナイロン繊維であることを特徴とする空気パネ用 繊維補強材。
[6] 請求項 4において、ポリケトン繊維と他の繊維との合計の繊度に対するポリケトン繊 維の繊度の割合が 34%以上であることを特徴とする空気パネ用繊維補強材。
[7] 請求項 6において、該割合が 34〜80%であることを特徴とする空気パネ用繊維補 強材。
[8] 請求項 2において、該繊維コードは、繊維の複数本を下撚りし、更に上撚りしたもの であり、その上撚り係数が 1500以上であることを特徴とする空気パネ用繊維補強材
[9] 請求項 8において、上撚り係数が 1500〜2300であることを特徴とする空気パネ用 繊維補強材。
[10] 請求項 1において、ポリケトンが下記一般式 (I)で表されることを特徴とする空気バ ネ用繊維補強材。
[化 2]
+ C— R … (ェ)
I I
〇
(I)式中、 Rはエチレン性不飽和化合物由来の連結基であり、各繰り返し単位におい て、同一であっても異なっていても良い。
[II] 請求項 10において、該エチレン性不飽和化合物は、エチレン,プロピレン,ブテン
,ペンテン,へキセン,ヘプテン,オタテン,ノネン,デセン,ドデセン,スチレン,メチ ルアタリレート,メチルメタタリレート,ビュルアセテート,ゥンデセン酸,ゥンデセノール , 6—クロ口へキセン, Ν—ビュルピロリドン,及びスル-ルホスホン酸のジェチルエス テルよりなる群力 選ばれる少なくとも 1種であることを特徴とする空気パネ用繊維補 強材。
[12] 請求項 10において、 Rがエチレンであることを特徴とする空気パネ用繊維補強材。
[13] 請求項 1に記載の空気パネ用繊維補強材で補強されたゴムを有することを特徴と する空気パネ。
[14] 請求項 13において、該繊維補強材で補強されたゴム膜を有することを特徴とする 空気パネ。
[15] 請求項 14において、該ゴム膜のマトリックスゴムが、天然ゴム、スチレンブタジエン ゴム、ブタジエンゴム、クロロスルホン化ポリエチレンゴム、クロロプレンゴム、エチレン プロピレンジェンゴム、エチレンプロピレンゴム、ブチルゴム、アクリルゴム、エチレン アクリルゴム、及び水素添加-トリルゴムよりなる群力 選ばれる少なくとも 1種を主成 分とすることを特徴とする空気パネ。
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