WO2006115250A1

WO2006115250A1 - 機能停止制御方法及び移動通信端末装置

Info

Publication number: WO2006115250A1
Application number: PCT/JP2006/308585
Authority: WO
Inventors: Masato Fukaya; Ryota Tamura; Aiko Matsuda
Original assignee: Vodafone K.K.
Priority date: 2005-04-25
Filing date: 2006-04-24
Publication date: 2006-11-02
Also published as: JP4359616B2; EP1876853A4; KR101184275B1; US8050654B2; US20080076394A1; JPWO2006115250A1; KR20080003811A; CN101167394A; CN101167394B; SG164367A1; EP1876853A1

Abstract

　移動通信端末装置の利用者が、非接触型通信デバイスの機能を停止させるための停止要求電子メールとして有するべき標題又は本文を、移動通信端末装置における停止制御情報領域２３Ｒ内に登録する。この後、登録された標題を有する停止要求電子メールを受信し、停止要求検出部５１において停止要求電子メールが検出されると、移動通信端末装置では、非接触型通信デバイスの機能が利用可能な状態にあるときには、制御部内の機能停止部５２が、有線経路を介して、非接触型通信デバイスの機能を停止させる。

Description

明細書

機能停止制御方法及び移動通信端末装置

技術分野

[0001] 本発明は、機能停止制御方法及び移動通信端末装置に係り、より詳しくは、有線経路を介して機能停止制御が可能な非接触型通信デバイスが搭載された移動通信端末装置における前記非接触型通信デバイスの機能停止制御方法、及び、当該機能停止制御方法を使用する移動通信端末装置に関するものである。

背景技術

[0002] 従来から、携帯電話装置等の移動通信端末装置が広く普及している。こうした移動通信端末装置の機能や性能の向上は目覚しぐ例えば携帯電話装置では、必須機能である通話機能や Eメールの送受信機能に加えて、非接触型通信を行うとともに、近年にお、て多用な分野で使用されて、る、わゆる ICカードの機能を果たす非接触型通信デバイスを装備するものが登場してヽる。カゝかる非接触型通信デバイスとしては、いわゆる ICカードのようなカード状で、移動通信端末装置に対して挿抜可能なもの (特許文献 1参照)や、移動通信端末装置に固定的に内蔵されるもの (特許文献 2参照）がある。

[0003] これらの非接触型通信デバイスには、 CPU (中央処理装置)チップやメモリチップ等の ICチップが組み込まれている。こうした非接触型通信デバイスは、そのセキユリティの高さから、例えば、プリペイド鉄道改札サービスの利用履歴や電子マネー等の支払、決済と、つた他人には容易に知られたくな、情報が保存されて、るなど、個人に係わる重要な機能を果たすようになりつつある。

[0004] 非接触型通信デバイスを搭載した移動通信端末装置では、当該移動通信端末装置の操作部力の指令により、利用者が任意に非接触型通信デバイスの機能を停止させることができるようにされることが一般的である。また、非接触型通信デバイスの機能の停止については、非接触型通信デバイスを搭載した携帯情報装置を紛失等した場合に備えて、移動通信網を介したリモート操作により、非接触型通信デバイスの機能を停止 (以下、「リモート機能停止」又は「リモート停止」と呼ぶ)させる技術が実用化されつつある。例えば、非接触型通信デバイスを搭載した移動通信端末装置に対して、当該移動通信端末装置以外の電話装置から、所定の条件を満たす通話用発信動作を行うことにより、リモート機能停止の要求を行う技術は既に実用化されている。ここで、「所定の条件を満たす発信動作」としては、所定回数又は所定回数以上の呼出音の発生がある。

[0005] 特許文献 1 :特開 2001— 223631号公報

特許文献 2：特開 2003— 85466号公報

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0006] 上述した、所定の条件を満たす通話用発信動作を利用するリモート機能停止の技術は、移動通信端末装置の紛失等の事態に対処するためには非常に優れたものである。しかしながら、本来の利用者が紛失した移動通信端末装置を取得した者が、近年の携帯電話装置には通常実装されている着信拒否設定機能を用いて着信拒否を設定した場合には、通話用発信動作を利用するリモート機能停止を行うことができない。

[0007] このため、従来のリモート機能停止の技術では、悪意のある取得者による非接触型通信デバイスの機能の利用を防止することができない場合があった。このため、当該移動通信端末装置の利用者が多大な損害を蒙る可能性があった。

[0008] 本発明は、上記の事情を鑑みてなされたものであり、移動通信端末装置に搭載された非接触型通信デバイスの機能の停止を高い確実性を持って行うことができる機能停止制御方法を提供することを目的とする。

[0009] また、本発明は、搭載されて!ヽる非接触型デバイスの機能停止を高、確実性をもつて行うことを可能とする移動通信端末装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

[0010] 本発明は、第 1の観点力すると、有線経路を介して機能停止制御が可能な非接触型通信デバイスが搭載された移動通信端末装置における前記非接触型通信デバイスの機能停止制御方法であって、前記移動通信端末装置の利用者が、標題フィールド及び本文の少なくとも一方について、前記非接触型通信デバイスの機能を停止させるための停止要求電子メールとして有するべき内容を前記移動通信端末装置内に登録する停止要求電子メール内容登録工程と;移動通信網を介して前記停止要求電子メールを受信した前記移動通信端末装置にお!、て、前記非接触型通信デバイスが機能停止状態にある力否かを判定する機能停止判定工程と;前記機能停止判定工程における判定結果が否定的であった場合に、前記移動通信端末装置において、前記有線経路を介して、前記非接触型通信デバイスの機能を停止させる機能停止工程と；を備える機能停止制御方法である。

[0011] この機能停止制御方法では、まず、停止要求電子メール内容登録工程にぉ、て、移動通信端末装置の利用者が、標題フィールド及び本文の少なくとも一方について、リモート機能停止をさせるための停止要求電子メールとして有するべき内容を、移動通信端末装置内に登録する。この登録された内容を有する停止要求電子メールを受信すると、移動通信端末装置は、機能停止判定工程において、非接触型通信デバイスが機能停止状態にある力否かを判定する。この判定結果が否定的であった場合、すなわち、非接触型通信デバイスの機能が利用可能な状態であった場合には、機能停止工程において、有線経路を介して、非接触型通信デバイスの機能が停止される。

[0012] このため、紛失等した移動通信端末装置において通話着信拒否が設定されていても、非接触型通信デバイスの機能をリモート操作により停止されることができる。したがって、本発明の機能停止制御方法によれば、移動通信端末装置の利用者が意図した場合に、移動通信端末装置に搭載された非接触型通信デバイスの機能の停止を高、確実性を持って行うことができる。

[0013] 本発明の機能停止制御方法では、前記機能停止判定工程における判定結果が肯定的であった場合、又は、前記機能停止工程が実行された場合に、前記非接触型通信デバイスが機能停止状態である旨の機能停止情報を通知すべき機能停止通知先が、前記移動通信端末装置に登録されているか否かを判定する通知先登録判定工程と;前記通知先登録判定工程における判定結果が肯定的であった場合に、前記移動通信端末装置が、前記移動通信網を介して、前記機能停止情報を前記機能停止通知先へ通知する機能停止通知工程を;を更に備えるようにすることができる。 [0014] この場合には、機能停止判定工程における判定結果が肯定的であったとき、又は、機能停止工程が実行されたときには、通知先登録判定工程において、非接触型通信デバイスが機能停止状態である旨の機能停止情報を通知すべき機能停止通知先力移動通信端末装置に登録されている力否かを判定する。そして、この判定結果が肯定的であった場合には、機能停止通知工程において、移動通信端末装置が、移動通信網を介して、機能停止情報を機能停止通知先へ通知する。このため、機能停止通知先を登録しておけば、移動通信端末装置の利用者は、機能停止通知先の通信端末装置を参照することにより、当該移動通信端末装置に搭載された非接触型通信デバイスの機能が停止されたことを知ることができる。

[0015] ここで、前記機能停止通知先を電子メール受信可能端末装置とし、前記機能停止情報が、電子メールにより、前記移動通信端末装置から前記機能停止通知先へ通知されるようにすることができる。この場合には、電子メールにより機能停止情報が機能停止通知先へ送られるので、機能停止情報が機能停止通知先に確実に送られる

[0016] また、本発明の機能停止制御方法では、前記移動通信端末装置に、確認用端末装置から移動通信網を介して、前記機能の停止の確認要求を行う停止確認要求ェ程と;前記非接触型通信デバイスが機能停止状態にある場合に、前記移動通信端末装置が、前記確認要求に対する応答として、前記非接触型通信デバイスの機能が停止状態にあることを内容とする確認用情報を、前記確認用端末装置へ送信する確認用情報送信工程と；を更に備えるようにすることができる。

[0017] この場合には、停止確認要求工程において、移動通信端末装置に対して、確認用端末装置から、移動通信網を介して、非接触型通信デバイスの機能停止の確認要求が行われると、非接触型通信デバイスの機能が停止状態にあるときには、確認用情報送信工程において、移動通信端末装置が、確認要求に対する応答として、非接触型通信デバイスの機能が停止状態にあることを内容とする確認用情報を確認用端末装置へ送信する。この結果、非接触型通信デバイスの機能停止後において、当該移動通信端末装置の利用者は、確認要求のために利用した確認用端末装置にお、て、非接触型通信デバイスの機能が停止状態にあることを確認することができる。 [0018] ここで、前記確認用端末装置を、前記移動通信端末装置に予め登録された確認要求可能発信元の識別子を有する通信端末装置とすることができる。この場合には、利用者が予め移動通信端末装置に自宅の電話機、公衆電話又は自宅のパーソナルコンピュータ等を確認停止用端末装置として、その電話番号や電子メールアドレスといった識別子を登録しておくことにより、確認要求可能端末装置を適切に限定しつつ、利用者の利便性を確保することができる。

[0019] また、前記確認用端末装置は少なくとも 1つの通話用電話装置であり、前記移動通信端末装置が、前記非接触型通信デバイスの機能の停止状態において、前記少なくとも 1つの通話用電話装置力の着信後、所定回数以上の呼出音の発生を検出すると、前記確認要求がなされたと認識するようにすることができる。この場合には、自宅の電話機や公衆電話等の通話用電話装置を利用して、所定回数以上の呼出音の発生という簡易な操作により、紛失等した移動通信端末装置に搭載された非接触型通信デバイスの機能が停止状態にあることを確認することができる。

[0020] ここで、前記確認用情報を音声メッセージとすることができる。この場合には、利用者にとって分かり易い態様で確認用情報が確認用端末装置へ通知される。

[0021] 本発明は、第 2の観点力すると、有線経路を介して機能停止制御が可能な非接触型通信デバイスが搭載された移動通信端末装置であって、前記移動通信端末装置の利用者力の指令に応じて、標題フィールド及び本文の少なくとも一方について、前記非接触型通信デバイスの機能を停止させるための停止要求電子メールとして有するべき内容を記憶部内の機能停止制御用情報領域に登録する停止要求電子メール内容登録手段と;移動通信網を介して前記停止要求電子メールを受信した場合に、前記非接触型通信デバイスが機能停止状態にある力否かを判定する機能停止判定手段と;前記機能停止判定手段による判定結果が否定的であった場合に、前記有線経路を介して、前記非接触型通信デバイスの機能を停止させる機能停止手段と；を備える移動通信端末装置である。

[0022] この移動通信端末装置では、利用者力もの指定に応じて、停止要求電子メール内容登録手段が、標題フィールド及び本文の少なくとも一方について、リモート機能停止をさせるための停止要求電子メールとして有するべき内容を、記憶部内の機能停止制御用情報領域に登録する。こうして登録された内容を有する停止要求電子メールを受信すると、機能停止判定手段が、非接触型通信デバイスが機能停止状態にあるか否かを判定する。この判定結果が否定的であった場合には、機能停止手段が、有線経路を介して、非接触型通信デバイスの機能が停止される。

[0023] すなわち、本発明の移動通信端末装置では、上述した本発明の機能停止制御方法を使用して、非接触型通信デバイスの機能停止を制御することができる。したがつて、本発明の移動通信端末装置によれば、搭載されている非接触型デバイスの機能停止を高、確実性をもって行うことができる。

[0024] 本発明の移動通信端末装置では、前記機能停止判定手段による判定結果が肯定的であった場合、又は、前記機能停止手段により前記非接触型通信デバイスの機能が停止された場合にお!ヽて、前記非接触型通信デバイスが機能停止状態である旨の機能停止情報を通知すべき機能停止通知先が前記機能停止制御用情報領域に登録されているときに、前記移動通信網を介して、前記機能停止情報を前記機能停止通知先へ通知する機能停止通知手段を;を更に備える構成とすることができる。

[0025] この場合には、非接触型通信デバイスが機能停止状態である旨の機能停止情報を通知すべき機能停止通知先が機能停止制御用情報領域に登録されているときには、機能停止判定手段による判定結果が肯定的であった場合、又は、前記機能停止手段により非接触型通信デバイスの機能が停止された場合に、機能停止通知手段力移動通信網を介して、機能停止情報を機能停止通知先へ通知する。このため、機能停止通知先を登録しておけば、移動通信端末装置の利用者は、機能停止通知先の通信端末装置を参照することにより、当該移動通信端末装置に搭載された非接触型通信デバイスの機能が停止されたことを知ることができる。

[0026] また、本発明の移動通信端末装置では、確認用端末装置から前記移動通信網を介して、前記機能の停止の確認要求を受信したことを検出する停止確認要求検出手段と;前記非接触型通信デバイスが機能停止状態にある場合には、前記確認要求に対する応答として、前記非接触型通信デバイスの機能が停止状態にあることを内容とする確認用情報を、前記確認用端末装置へ送信する確認用情報送信手段と；を更に備える構成とすることができる。 [0027] この場合には、移動通信端末装置に対して、確認用端末装置から、移動通信網を介して、非接触型通信デバイスの機能停止の確認要求が行われると、停止確認要求検出手段が当該確認要求を検出する。引き続き、確認用情報送信手段が、非接触型通信デバイスの機能が停止状態にある場合には、確認要求に対する応答として、非接触型通信デバイスの機能が停止状態にあることを内容とする確認用情報を確認用端末装置へ送信する。この結果、非接触型通信デバイスの機能停止後において、当該移動通信端末装置の利用者は、確認要求のために利用した確認用端末装置にお、て、非接触型通信デバイスの機能が停止状態にあることを確認することができる。

[0028] ここで、前記機能停止制御用情報領域には、前記確認用端末装置の識別子が更に登録されるようにすることができる。この場合には、利用者が予め移動通信端末装置に自宅の電話機、公衆電話又は自宅のパーソナルコンピュータ等を確認停止用端末装置として、その電話番号や電子メールアドレスと!/ヽつた識別子を登録しておくことにより、確認要求可能端末装置を適切に限定しつつ、利用者の利便性を確保することがでさる。

[0029] また、前記確認用端末装置が少なくとも 1つの通話用電話装置であり、前記停止確認要求検出手段は、前記非接触型通信デバイスの機能の停止状態において、前記少なくとも 1つの通話用電話装置からの着信後、所定回数以上の呼出音の発生を検出すると、前記確認要求がなされたと認識する呼出音確認要求検出手段を備える構成とすることができる。この場合には、自宅の電話機や公衆電話等の通話用電話装置を利用して、所定回数以上の呼出音の発生という簡易な操作により、紛失等した移動通信端末装置に搭載された非接触型通信デバイスの機能が停止状態にあることを確認することがでさる。

[0030] ここで、前記確認用情報送信手段が前記確認用情報として音声ガイダンスを送信する構成とすることができる。この場合には、利用者にとって分力り易い態様で確認用情報が確認用端末装置へ通知される。

発明の効果

[0031] 以上説明したように、本発明の機能停止制御方法によれば、移動通信端末装置に搭載された非接触型通信デバイスの機能の停止を高い確実性を持って行うことができるという効果を奏する。

[0032] また、本発明の移動通信端末装置によれば、搭載されて!ヽる非接触型デバイスの機能停止を高い確実性をもって行うことが可能となるという効果を奏する。

図面の簡単な説明

[0033] [図 1A]本発明の一実施形態に係る携帯電話装置の外観構成を概略的に示す正面図である。

[図 1B]本発明の一実施形態に係る携帯電話装置の外観構成を概略的に示す背面図である。

[図 2A]図 1A及び図 1Bの携帯電話装置の内部構成を説明するための機能ブロック図である。

[図 2B]図 1A及び図 1Bの携帯電話装置の内部構成を説明するための機能ブロック図における記憶部 23の構成を示す図である。

[図 3]図 2Aの制御部で実行されるソフトウェアの構成を説明するための図である。

[図 4]図 2A及び図 3の端末登録テーブルの構成を説明するための図である。

[図 5]図 2Aの ICカード機能部の構成を示す機能ブロック図である。

[図 6]図 4の停止制御情報領域への登録動作を説明するための画面遷移図（その 1) である。

[図 7]図 4の端末登録テーブルへの登録動作を説明するための画面遷移図（その 2) である。

[図 8]図 4の端末登録テーブルへの登録動作を説明するための画面遷移図（その 3) である。

[図 9]図 4の端末登録テーブルへの登録動作を説明するための画面遷移図（その 4) である。

[図 10]図 4の端末登録テーブルへの登録動作を説明するための画面遷移図（その 5) である。

[図 11]図 2Aの ICカード機能部のリモート機能停止及び機能停止確認の動作を説明するためのシーケンス図である。 [図 12A]変形例の携帯電話装置の外観構成を概略的に示す正面図である。

[図 12B]変形例の携帯電話装置の外観構成を概略的に示す背面図である。

[図 13]図 11の ICカードの構成を示す機能ブロック図である。

発明を実施するための最良の形態

[0034] 以下、本発明の一実施形態を、図 1A〜図 11を参照しつつ説明する。なお、これらの図においては、同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。

[0035] 図 1A及び図 1Bには、一実施形態に係る移動通信端末装置である携帯電話装置 10の外観構成が概略的に示されている。ここで、図 1Aには、携帯電話装置 10の外観の正面図が示され、図 1Bには、携帯電話装置 10の外観の背面図が示されている

[0036] 図 1A及び図 1Bに総合的に示されるように、携帯電話装置 10は、（a)携帯電話本体 11と、（b)電話番号を入力するためのテンキー、及び、動作モードの切替等の各種指令を制御部 21に入力するためのファンクションキーを有する操作部 12と、（c)操作案内、動作状況、受信メッセージ等を表示する液晶表示装置を有する画面表示部 13と、（d)通話時に通信相手力送られてきた音声信号を再生する通話用スピーカ 14と、（e)集音時に音を入力したり、通話時に音声を入力したりするためのマイクロフオン 15と、（f)着信音や案内音を発生するための案内用スピーカ 16と、（g)基地局との間で無線信号を授受するためのアンテナ 17とを備えている。

[0037] 携帯電話本体 11は、その内部に、図 2A及び図 2Bに示されるように、（i)携帯電話装置 10全体の動作を統括制御する制御部 21と、（ii)アンテナ 17を介して、基地局との間で無線信号の送受信を行う送受信部 22と、（iii)各種データを格納する、読出し専用メモリ (ROM)素子やランダムアクセスメモリ（RAM)素子等から構成され、停止制御情報領域 23Rが設けられた記憶部 23と、 (iv) ICカード機能を果たす ICカード機能部 30と、（V)制御部 21が ICカード機能部 30との間で接触型通信を行うためのカード通信部 24と、 (vi) ICカード機能部 30がリーダライタ 50との間で非接触型通信を行うためのアンテナ 25とを備えている。

[0038] 制御部 21は、中央処理装置 (CPU)、デジタル信号処理装置 (DSP)等を備えており、一般的な携帯電話機能を実現するために、様々なデータ処理を行うとともに、上述した他の構成要素の動作制御を行うようになって!/、る。この制御部 21におヽて実行されるプログラム等のソフトウェアのうち、 ICカード機能部 30のリモート機能停止に関連するソフトウェア群の構成は、図 3に示されるようになって、る。

[0039] すなわち、 ICカード機能部 30のリモート機能停止に関連するソフトウェア群には、（ i)記憶部 23を適宜参照しつつ、送受信部 22を介して受信した ICカード機能部 30のリモート機能停止要求を検出する停止要求検出部 51と、（ii) ICカード機能部 30の機能が動作中に停止要求検出部 51からリモート機能停止要求を検出した旨の通知を受けた場合に、カード通信部 24を介して ICカード機能部 30の機能を停止させる機能停止部 52と、（iii)機能停止部 52からリモート機能停止要求に応じて ICカード機能部 30の機能を停止させた旨の通知を受けた場合に、記憶部 23に適宜アクセスしつつ、送受信部 22を介して、機能停止の情報を送信する機能停止通知部 53とが含まれている。

[0040] ここで、停止要求検出部 51は、停止制御情報領域 23Rに登録された内容を有する電子メールを受信したことをもって、リモート機能停止要求がされたと認識する。なお、本実施形態では、停止制御情報領域 23Rに登録された標題を有していることを、停止要求用のメール内容の条件としている。

[0041] 機能停止通知部 53は、停止制御情報領域 23Rにメールアドレスが登録されている停止通知用電子メール端末へ向けて、予め定められた内容の電子メールを送信する。ここで、停止通知用のメール内容は、停止制御情報領域 23Rとは別の記憶部 23の領域に格納されている。

[0042] また、 ICカード機能部 30のリモート機能停止に関連するソフトウェア群には、（iv)記憶部 23を適宜参照しつつ、送受信部 22を介して受信した ICカード機能部 30の機能停止の確認要求を検出する確認要求検出部 54と、（v) ICカード機能部 30の機能が停止中に確認要求検出部 54から機能停止の確認要求を検出した旨の通知を受けた場合に、記憶部 23を適宜参照しつつ、送受信部 22を介して、機能停止の確認情報を送信する確認情報通知部 55と、（vi)利用者が、表示部 13における画面を見な力操作部 12から指定入力した停止制御情報を、停止制御情報領域 23Rに登録する停止制御情報登録部 56が含まれて、る。

[0043] ここで、確認要求検出部 54は、停止制御情報領域 23Rに電話番号が登録されて Vヽる確認用電話機からの通話用着信後に、停止制御情報領域 23Rに登録されて、る指定呼出音回数以上の呼出音が発生したことをもって、 ICカード機能部 30が機能停止していることの確認要求がされたと認識する。また、機能停止通知部 53は、通話中の確認用電話機へ向けて、 ICカード機能部 30が機能停止していることの確認情報として音声ガイダンスを送信する。当該音声ガイダンスの内容は、停止制御情報領域 23Rとは別の記憶部 23の領域に格納されている。

[0044] 上記の停止制御情報領域 23Rには、図 4に示されるように、 ICカード機能部 30の機能停止要求メールとして有するべき標題である停止要求メール標題が登録可能となっている。また、停止制御情報領域 23Rには、停止通知先である停止通知用電子メール端末の識別子である停止通知用メールアドレスが登録可能となって、る。また、停止制御情報領域 23Rには、確認用電話機の識別子として、確認用電話番号 # 1 , # 2の 2種類の電話番号、及び、指定呼出音回数が、更に登録可能となっている。なお、停止制御情報領域 23Rへの情報登録のための操作については、後述する。

[0045] ICカード機能部 30は、図 5に示されるように、（a)制御部 21との間で有線経路を介した通信、及び、リーダライタ 50との間でアンテナ 25を介した非接触型通信の制御を行うとともに、後述する記憶部 34からの読出し及び記憶部 34への書込み等、 ICカード機能部 30全体を統括制御する制御部 33と、 (b) ICカード機能部 30におけるデータ等を記憶する記憶部 34とを備えて、る。

[0046] なお、図 2A及び図 2B、図 5に示されるリーダライタ 50は、アンテナ 25を介して、 IC カード機能部 30と非接触型通信をおこなう近接型無線送受信装置である。

[0047] 次に、停止制御情報領域 23Rへの登録動作について説明する。

[0048] 携帯電話装置 10の電源がオンとされると、携帯電話装置 10では初期化動作がなされ、その後に表示部 13には、表示 F6Aに示されるように、待受画面が表示される。この状態で利用者によるメニュー表示の指令が操作部 12から入力すると、表示部 13 には、表示 F6Bに示されるメニュー画面が表示される。このメニュー表示画面において利用者により「3. ICカード停止設定」が選択されると、停止制御情報登録部 56の動作が開始し、表示 F6Cに示される ICカード停止設定画面が表示される。引き続き、 ICカード停止設定画面において利用者により「2.リモート停止設定」が選択されると、表示 F6Dに示される暗証番号入力画面が表示される。

[0049] 暗証番号入力画面において利用者により暗証番号が正しく入力されると、表示 F7 Aに示されるリモート停止設定画面が表示される。このリモート停止設定画面にぉ、て利用者により「1.停止要求標題設定」が選択されると、表示 F7Bに示される停止要求標題設定画面が表示される。引き続き、停止要求標題設定画面において利用者により、 ICカード機能部 30の機能停止を要求する機能停止要求メールとして有すべき標題である停止要求メール標題が入力される。このようにして停止要求メール標題が入力された例が表示 F7Cに示されている。なお、表示 F7Cには、停止要求メール標題として、「LOCK0228」が入力された例が示されている。

[0050] 以上のようにして、停止要求メール標題の入力がされた後、利用者による確認がなされることにより、停止要求メール標題の指定が完了する。こうして、停止要求メール標題の指定が完了すると、停止制御情報領域 23Rに登録され、表示 F7Dに示される停止要求標題設定完了画面が表示される。

[0051] この後、一定時間が経過すると、表示 F8Aに示されるように、上述したリモート停止設定画面が表示される。このリモート停止設定画面において利用者により「2.停止通知先設定」が選択されると、表示 F8Bに示される停止通知先設定画面が表示される。引き続き、停止通知先設定画面において利用者により、 ICカード機能部 30の機能が停止したことを通知すべき停止通知先の停止通知用メール通信装置のメールアドレスである停止通知用メールアドレスが入力される。このようにして停止通知用メールアドレスが入力された例が表示 F8Cに示されている。なお、表示 F8Cには、停止通知用メールアドレスとして、「mn@pqr. com」が入力された例が示されている。

[0052] 以上のようにして、停止通知用メールアドレスの入力がされた後、利用者による確認がなされることにより、停止通知用メールアドレスの指定が完了する。こうして、停止通知用メールアドレスの指定が完了すると、停止制御情報領域 23Rに登録され、表示 F8Dに示される停止要求標題設定完了画面が表示される。

[0053] この後、一定時間が経過すると、表示 F9Aに示されるように、上述したリモート停止設定画面が表示される。このリモート停止設定画面において利用者により「3.停止確認設定」が選択されると、表示 F9Bに示される停止確認設定画面が表示される。引き続き、停止確認設定画面において利用者により、上述した確認用電話機の電話番号である確認用電話番号が少なくとも 1種と、確認要求を識別するための指定呼出音回数とが入力される。このようにして確認用電話番号と指定呼出音回数が入力された例が表示 F9Cに示されている。なお、表示 F9Cには、確認用電話番号 # 1として、自宅の電話機の電話番号等という特定の電話番号 (03— ABCD— EFGH)が入力され、停止 Z確認用電話番号 # 2として、公衆電話という特定の属性を有する複数の電話番号が「公衆電話」により入力されるとともに、指定呼出音回数として「7」回が入力され例が示されている。

[0054] 以上のようにして、確認用電話番号と指定呼出音回数の入力がされた後、利用者による確認がなされることにより、停止通知用メール通信装置のメールアドレスの指定が完了する。こうして、確認用電話番号と指定呼出音回数の指定が完了すると、停止制御情報領域 23Rに登録され、表示 F9Dに示される停止確認設定完了画面が表示される。

[0055] この後、一定時間が経過すると、表示 F10Aに示されるように、上述したリモート停止要求設定が表示される。そして、待受画面表示状態に戻るためのリセットキーとしても機能する終話キーを押下すると、停止制御情報登録部 56の動作が終了し、表示 F10Bに示されるように、待受画面に戻る。

[0056] なお、リモート停止設定が何もなされて、な、場合における設定手順にっ、て説明したが、既になされているリモート停止設定の一部又は全部を変更する場合にも上記と同様にして、変更内容を指定する。なお、リモート停止設定が以前になされている場合には、リモート停止設定用の上述した画面が内容変更のために表示されるときに、表示 F7B、表示 F8B及び表示 F9Bにおける空欄内には、その時点における停止制御情報領域 23R内の登録内容が表示されるようになっている。

[0057] 次に、上記のように構成され、かつ、上記のようにリモート停止設定がなされた携帯電話装置 10における ICカード機能部 30の機能のリモート停止動作、及び、 ICカード機能部 30の機能停止の確認動作について、主に図 11を参照して説明する。 [0058] 前提として、停止制御情報領域 23R内には、停止要求メール標題及び停止通知用メールアドレスが登録されているものとする。また、停止制御情報領域 23R内には、確認用電話番号として少なくとも 1つの電話番号が登録されるとともに、指定呼出音回数が登録されてヽるものとする。

[0059] 利用者が携帯電話装置 10を置き忘れて紛失等したことに気付くと、図 11に示されるように、手近にあるパーソナルコンピュータ等の停止用メール通信装置カも携帯電話装置 10へ向けて、機能の停止要求用の電子メールを送る。かかる停止要求用の電子メールの標題は、携帯電話装置 10に登録されている停止要求メール標題とされる。

[0060] こうした電子メールによるリモート停止要求は、携帯電話装置 10における停止要求検出部 51により検出される。力かる検出に際して、停止要求検出部 51は、停止制御情報領域 23R内に登録された停止要求メール標題を参照し、当該停止要求メール標題と、受信した電子メールの標題とがー致した場合に、機能停止要求メールを受信したと判断する。

[0061] こうしてリモート停止要求を検出すると、停止要求検出部 51は、その旨を機能停止部 52へ通知する。この通知を受けた機能停止部 52は、 ICカード機能部 30が動作中の場合には、カード通信部 24を介して、 ICカード機能部 30へ機能停止指令を送る。 ICカード機能部 30では、制御部 33が機能停止指令を受ける。そして、制御部 33は、 ICカード機能部 30の機能を停止させ、その旨を制御部 21へ送る。こうして機能が停止されると、制御部 33は、リーダライタ 50からトランザクションを受信しても応答をしなくなる。

[0062] 制御部 21では、 ICカード機能部 30の機能を停止させた旨を、機能停止部 52が受ける。この旨を受けた機能停止部 52は、 ICカード機能部 30の機能が停止した旨を機能停止通知部 53へ送る。この旨を受けた機能停止通知部 53は、停止制御情報領域 23R内に停止通知用メールアドレスが登録されている場合には、停止制御情報領域 23Rから停止通知用メールアドレスを読み出すとともに、記憶部 23から ICカード機能部 30の機能が停止状態にある旨を通知するための停止通知メールの内容 (標題及び本文）を読み出す。そして、機能停止通知部 53は、停止通知用メールアドレスを有する停止通知用メール通信装置へ向けて、停止通知メールを停止通知情報として

、送受信部 22及び移動通信網を介して送る。こうして、リモート停止要求が検出された後は、 ICカード機能部 30の機能が停止され、停止通知が電子メールとして、停止通知用メール通信装置へ送られる。

[0063] ここで、停止制御情報領域 23R内に停止通知用メールアドレスが登録されて、な力つた場合には、機能停止通知部 53は、停止通知メールを送付せず、 ICカード機能部 30の機能の停止のみが実行される。

[0064] なお、リモート停止要求を受けた時に既に ICカード機能部 30の機能が停止していた場合には、機能停止部 52は、 ICカード機能部 30へ機能停止指令を行うことなぐ I Cカード機能部 30の機能が停止して、る旨を機能停止通知部 53へ送る。この旨を受けた機能停止通知部 53は、停止制御情報領域 23R力も停止通知用メールァドレスを読み出すとともに、記憶部 23から上記の停止通知メールを読み出す。そして、機能停止通知部 53は、停止通知用メールアドレスを有する停止通知用メール通信装置へ向けて、停止通知メールを、送受信部 22及び移動通信網を介して送る。この場合にも、停止制御情報領域 23R内に停止通知用メールアドレスが登録されていなかつたときには、機能停止通知部 53による停止通知メールの送付は行われない。

[0065] 以上のようにして ICカード機能部 30の機能が停止させられた後、停止通知用メール通信装置をすぐには利用できない利用者が、早めに ICカード機能部 30が停止していることを確認したい場合には、利用者は、確認用電話装置から携帯電話装置 10 へ向けて機能停止の確認要求を行う。この確認要求は、利用者が確認用電話装置力も携帯電話装置 10へ向けて通話用発信を行い、指定呼出音回数以上の呼出音を発生させることにより行われる。

[0066] こうした確認要求は、携帯電話装置 10における確認要求検出部 54により検出される。力かる検出に際して、確認要求検出部 54は、停止制御情報領域 23R内に登録された指定呼出音回数を参照しつつ、確認要求を検出する。

[0067] 確認要求を検出すると、確認要求検出部 54は、その旨を確認情報通知部 55へ通知する。この通知を受けた確認情報通知部 55は、 ICカード機能部 30の機能が停止していることを音声で通知するための音声ガイダンスデータを記憶部 23から読み出す。そして、確認情報通知部 55は、通話中の停止 Z確認用電話装置へ向けて、送受信部 22及び移動通信網を介して、音声ガイダンスを確認用情報として送る。

[0068] この結果、確認用電話装置において携帯電話装置 10と通話通信中の利用者が、 I Cカード機能部 30の機能が停止していることを確認することができる。

[0069] 以上説明したように、本実施形態では、まず、携帯電話装置 10の利用者が標題フィールドについて、 ICカード機能部 30の機能を停止させるための停止要求電子メールとして有するべき標題を、携帯電話装置 10における停止制御情報領域 23R内に登録する。この後、登録された標題を有する停止要求電子メールを受信すると、携帯電話装置 10では、 ICカード機能部 30の機能が利用可能な状態にあるときには、制御部 21内の機能停止部 52が、有線経路を介して、 ICカード機能部 30の機能を停止させる。

[0070] したがって、本実施形態によれば、携帯電話装置 10を紛失等してしまった場合であっても、利用者が意図したときに、携帯電話装置 10に搭載された ICカード機能部 3 0の機能の停止を高い確実性を持って行うことができる。

[0071] また、機能停止部 52が ICカード機能部 30の機能を停止した場合、又は、機能停止要求メールを受信したが、 ICカード機能部 30が既に機能停止状態であった場合にお、て、停止制御情報領域 23R内に停止通知用メールアドレスが登録されて、るときには、機能停止通知部 53が、停止通知用メールアドレスを有する停止通知用メール通信装置に停止通知メールを送る。このため、停止通知用メールアドレスを停止制御情報領域 23R内に登録しておけば、利用者は、停止通知用メール通信装置を参照することにより、携帯電話装置 10に搭載された ICカード機能部 30の機能が停止されたことを確実〖こ知ることができる。

[0072] また、本実施形態では、携帯電話装置 10に対して、確認用端末装置から、移動通信網を介して、 ICカード機能部 30の機能が停止して、ることの確認要求が行われると、確認要求検出部 54が当該確認要求を検出する。こうして、確認要求が検出されると、確認情報通知部 55が、 ICカード機能部 30の機能が停止状態にあることを内容とする確認用情報を確認用端末装置へ送信する。このため、 ICカード機能部 30の機能停止後において、携帯電話装置 10の利用者は、確認要求のために利用した確認用端末装置において、 ICカード機能部 30の機能が停止状態にあることを確認することがでさる。

[0073] また、本実施形態では、確認用電話装置の識別子である電話番号が、停止制御情報領域 23R内に予め登録される。このため、利用者は、確認要求可能発信元を適切に限定しつつ、利用者の利便性を確保することができる。

[0074] また、本実施形態では、携帯電話装置の ICカード機能部 30の機能が停止して、るときに、確認要求検出部 54が、確認用電話装置から着信後、指定呼出音回数以上の呼出音の発生を検出すると、確認要求がなされたと認識する。このため、自宅の電話機や公衆電話等の通話用電話装置を利用して、指定呼出音回数以上の呼出音の発生という簡易な操作により、紛失等した携帯電話装置 10の ICカード機能部 30の機能が停止状態にあることを確認することができる。

[0075] また、本実施形態では、 ICカード機能部 30の機能が停止状態にあることの確認用情報として、音声メッセージを確認用電話装置に送ることとしている。このため、利用者にとって分かり易い態様で確認用情報が確認用端末装置へ通知される。

[0076] なお、上記の実施形態では、停止要求メールを発行できるメール通信装置を特に限定しな、ことにしたが、停止要求メールを発行できる停止用メール通信装置の識別子 (メールアドレス等)を、停止制御情報領域 23R内に登録しておくようにすることも可能である。この場合には、停止用メール通信装置を適切に限定しつつ、利用者の利便性を確保することができる。

[0077] また、上記の実施形態では、停止要求メールである力否かの判別を、電子メールの標題と、停止制御情報領域 23R内に登録された停止要求メール標題とが完全一致する力否かを判定することにより行うこととした力電子メールの標題に停止要求メール標題が含まれて、る力否かによって行うようにすることができる。

[0078] また、上記の実施形態では、停止要求メールである力否かの判別を電子メールの標題に基づ、て行うこととした力電子メールの本文に基づ、て行うようにすることもできる。さらに、電子メールの標題及び本文に基づいて行うようにすることもできる。

[0079] また、上記の実施形態では、停止通知用端末装置の数を 1つとしたが、複数とすることちでさる。 [0080] また、上記の実施形態では、確認用端末装置を通話用電話装置としたが、メール通信装置とすることもできる。この場合には、確認用情報として電子メールが使用される。

[0081] また、上記の実施形態では、 ICカード機能部 30を携帯電話装置 10に固定的な内蔵とし、挿抜できないものとした。これに対して、図 12A及び図 12Bで総合的に示されるように、 ICカード機能部 30と同等の動作をする ICカード 30'を用いるとともに、上記の実施形態の携帯電話装置 10 (図 1 A及び図 1B参照）と比べて、 ICカード 30'の挿抜を可能とするカード収納部 19を更に備える携帯電話装置 10'を用いることとすることちでさる。

[0082] ここで、 ICカード 30'は、図 13に示されるように、（a)接触型通信用端子 31を介した接触型通信、及び、非接触型通信用端子 32を介した非接触型通信の制御を行うとともに、記憶部 34への読出し書込み等、 ICカード全体を統括制御する制御部 33と、 ( b)記憶部 34とを備えるように構成される。なお、 ICカード 30'における接触型通信用端子 31としては、 SDIO (Secure Digital Input/Output)カードにおける規格化された端子を採用することができる。また、 ICカード 30'は、非接触型通信の観点力もは、 R FID (Radio Frequency-Identification)カードを採用することができる。

[0083] 制御部 33は、 (i)リーダライタ 50との間における非接触型通信動作を制御する非接触型通信部 35と、（ii)携帯電話装置 10'との間における接触型通信を制御する接触型通信部 36と、（iii)記憶部 34からのデータ読出し、書込み等を含むデータ処理を行うデータ処理部 37とを備えるように構成される。

[0084] ICカード 30'がカード収納部 19に収納されると、接触型通信用端子 31がカード通信部 24と電気的に接続されるとともに、非接触型通信用端子 32がアンテナ 25と電気的に接続されるようになっている。このため、 ICカード 30'は、カード収納部 19に収納されると、上述の ICカード機能部 30と同様に、有線経路を介して携帯電話装置 10'と通信が可能となるとともに、非接触型通信によりリーダライタ 50と通信が可能となっている。

[0085] なお、図 12A及び図 12B、図 13においては、上記の実施形態と同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略した。 [0086] また、上記の実施形態では、携帯電話装置に本発明を適用したが、携帯電話装置以外の移動通信端末装置に本発明を適用することができるのは勿論である。

産業上の利用可能性

[0087] 以上説明したように、本発明の機能停止制御方法は、非接触型通信デバイスが搭載された携帯情報装置における当該非接触型通信デバイスの機能停止の制御に適用することができる。また、本発明の移動通信端末装置は、非接触型通信デバイスが搭載された移動通信端末装置に適用することができる。

Claims

請求の範囲

有線経路を介して機能停止制御が可能な非接触型通信デバイスが搭載された移動通信端末装置における前記非接触型通信デバイスの機能停止制御方法であって前記移動通信端末装置の利用者が、標題フィールド及び本文の少なくとも一方にっ、て、前記非接触型通信デバイスの機能を停止させるための停止要求電子メールとして有するべき内容を前記移動通信端末装置内に登録する停止要求電子メール内容登録工程と；

移動通信網を介して前記停止要求電子メールを受信した前記移動通信端末装置にお、て、前記非接触型通信デバイスが機能停止状態にあるか否かを判定する機能停止判定工程と；

前記機能停止判定工程における判定結果が否定的であった場合に、前記移動通信端末装置において、前記有線経路を介して、前記非接触型通信デバイスの機能を停止させる機能停止工程と；を備える機能停止制御方法。

前記機能停止判定工程における判定結果が肯定的であった場合、又は、前記機能停止工程が実行された場合に、前記非接触型通信デバイスが機能停止状態である旨の機能停止情報を通知すべき機能停止通知先が、前記移動通信端末装置に登録されて!/ヽるか否かを判定する通知先登録判定工程と；

前記通知先登録判定工程における判定結果が肯定的であった場合に、前記移動通信端末装置が、前記移動通信網を介して、前記機能停止情報を前記機能停止通知先へ通知する機能停止通知工程を；を更に備えることを特徴とする請求項 1に記載の機能停止制御方法。

前記機能停止通知先は、電子メール受信可能端末装置であり、

前記機能停止情報は、電子メールにより、前記移動通信端末装置から前記機能停止通知先へ通知される、ことを特徴とする請求項 2に記載の機能停止制御方法。前記移動通信端末装置に、確認用端末装置から移動通信網を介して、前記機能の停止の確認要求を行う停止確認要求工程と；

前記非接触型通信デバイスが機能停止状態にある場合に、前記移動通信端末装置が、前記確認要求に対する応答として、前記非接触型通信デバイスの機能が停止状態にあることを内容とする確認用情報を、前記確認用端末装置へ送信する確認用情報送信工程と；を更に備えることを特徴とする請求項 1に記載の機能停止情報通知方法。

[5] 前記確認用端末装置は、前記移動通信端末装置に予め登録された確認要求可能発信元の識別子を有する通信端末装置である、ことを特徴とする請求項 4に記載の機能停止情報通知方法。

[6] 前記確認用端末装置は、少なくとも 1つの通話用電話装置であり、

前記移動通信端末装置は、前記非接触型通信デバイスの機能の停止状態にぉ、て、前記少なくとも 1つの通話用電話装置力の着信後、所定回数以上の呼出音の発生を検出すると、前記確認要求がなされたと認識する、ことを特徴とする請求項 4 に記載の機能停止情報通知方法。

[7] 前記確認用情報は音声メッセージである、ことを特徴とする請求項 6に記載の機能停止情報通知方法。

[8] 有線経路を介して機能停止制御が可能な非接触型通信デバイスが搭載された移動通信端末装置であって、

前記移動通信端末装置の利用者力の指令に応じて、標題フィールド及び本文の少なくとも一方について、前記非接触型通信デバイスの機能を停止させるための停止要求電子メールとして有するべき内容を記憶部内の機能停止制御用情報領域に登録する停止要求電子メール内容登録手段と；

移動通信網を介して前記停止要求電子メールを受信した場合に、前記非接触型通信デバイスが機能停止状態にある力否かを判定する機能停止判定手段と；前記機能停止判定手段による判定結果が否定的であった場合に、前記有線経路を介して、前記非接触型通信デバイスの機能を停止させる機能停止手段と；を備える移動通信端末装置。

[9] 前記機能停止判定手段による判定結果が肯定的であった場合、又は、前記機能停止手段により前記非接触型通信デバイスの機能が停止された場合にぉ、て、前記非接触型通信デバイスが機能停止状態である旨の機能停止情報を通知すべき機能停止通知先が前記機能停止制御用情報領域に登録されているときに、前記移動通信網を介して、前記機能停止情報を前記機能停止通知先へ通知する機能停止通知手段を；を更に備えることを特徴とする請求項 8に記載の移動通信端末装置。

[10] 確認用端末装置から前記移動通信網を介して、前記機能の停止の確認要求を受信したことを検出する停止確認要求検出手段と；

前記非接触型通信デバイスが機能停止状態にある場合には、前記確認要求に対する応答として、前記非接触型通信デバイスの機能が停止状態にあることを内容とする確認用情報を、前記確認用端末装置へ送信する確認用情報送信手段と；を更に備えることを特徴とする請求項 8に記載の移動通信端末装置。

[11] 前記機能停止制御用情報領域には、前記確認用端末装置の識別子が更に登録される、ことを特徴とする請求項 10に記載の移動通信端末装置。

[12] 前記確認用端末装置は、少なくとも 1つの通話用電話装置であり、

前記停止確認要求検出手段は、前記非接触型通信デバイスの機能の停止状態において、前記少なくとも 1つの通話用電話装置からの着信後、所定回数以上の呼出音の発生を検出すると、前記確認要求がなされたと認識する呼出音確認要求検出手段を備える、ことを特徴とする請求項 10に記載の移動通信端末装置。

[13] 前記確認用情報送信手段は、前記確認用情報として音声ガイダンスを送信する、ことを特徴とする請求項 12に記載の移動通信端末装置。