WO2006115236A1 - 蒸着装置 - Google Patents

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Abstract

密封型蒸発源31のノズル311の出口付近に、フィラメント331から放出される熱電子を照射する。密封型蒸発源31のノズル311から真空チャンバー32内に噴出した蒸発材料(Cu)34の蒸気342は、フィラメント331によって放出された熱電子によりノズル311の出口付近でイオン化し、電子なだれが起きてプラズマ状態になり、逆円錐状(蒸着材料の飛翔形状)344になって基板(ステンレス板)333へ向かい、蒸着材料(Cu)の蒸着膜を形成する。

Description

蒸着装置 技術分野
本願発明は、 プラズマを利用した蒸着装置に関する。 背景技術
イオンを利用する真空蒸着法として、 真空チャンバ一内にプラズマを生 成させてイオンを引き出す方法と、 プラズマの生成を避ける方法がある。 前者では、 所謂 「イオンプレーティング法」 であり、 後者ではクラスター イオンビーム法である。
まず第 6図によって、 プラズマを生成する蒸着装置について説明する。 真空チャンバ一 1 2内には開放型の蒸発源 (るつぼないしポート) 1 1 があり、 蒸発材料 1 4が置かれている。 また、 真空チャンバ一 1 2内にプ ラズマ状態を生成するために、 プラズマ生成ガスを供給するためのガス供 給部 1 2 2、 電離作用を起こさせるための高周波コイル 1 3 1が配置され ている。 真空チャンバ一 1 2の上部には、 蒸着基板 1 3 3を固定する基板 支持部 1 3 2がある。
一般的に、 供給される補助ガスにはアルゴンが用いられ、 供給量が制御 されると共に、 不要なガスは排気口 1 2 1から真空チャンバ一 1 2外に出 て、 適正な量が真空チャンバ一 1 2に残るようになつている。
高周波コイル 1 3 1には、 高周波電源 1 5 2が接続され、 プラズマ化に 適する周波数、 電圧が印加できるようになつている。 蒸発源 1 1と基板 1 3 3 ·基板支持部 1 3 2には直流電源 1 5 1が接続 され、 基板 1 3 3 ·基板支持部 1 3 2は負に印加されている。
真空チャンバ一 1 2では、 一旦高真空状態にした後、 ガス供給部 1 2 2 からプラズマ生成ガスを導入して、 プラズマを生成し易い圧力 (目安とし て、 1 0— 1 P a水準) まで真空度を低める。 この状態で高周波コイル 1 3 1に高周波電圧を印加すると、 プラズマ生成ガスは、 グロ一放電してブラ ズマ化してプラズマ発生領域 1 4 2に広がる。
一方、 開放型の蒸発源 1 1に置いた蒸発材料 1 4を加熱して蒸発させる と、 蒸発気体 (蒸気) が発生し、 真空チャンバ一 1 2内の蒸発源 1 1の上 方 (概ね線 1 4 1より上方) に拡散する。 拡散した蒸気は、 プラズマ発生 領域 1 4 2においてプラズマ生成ガスの電子やラジカル (電離原子) と衝 突して正イオンに変わり、 負の電圧を印加されている基板支持部 1 3 2に 誘引 '加速されて、 基板 1 3 3に入射して蒸着膜を形成する。 このとき中 性状態の蒸気も共に入射して、 イオン化した蒸気とともに蒸着膜を形成す る。
この方法による蒸着では、 基板に対する蒸着物質の密着度が通常蒸着に 比較して遥かに強く、 また複雑な形状の基板に対してもつきまわりが良い。 蒸着物質の基板に対する密着度が向上するのは、 プラズマ生成ガスのィォ ンによって基板表面を清浄化するとともに、 蒸発物のイオンが加速されて 入射されることによる。 またつきまわりの良さは基板周辺にプラズマ生成 ガスに混合した蒸気が充満していることによる。
しかし、 プラズマ生成ガスに蒸気が混合している状態とは、 蒸気分子の 平均自由行程が小さいことであり、 蒸気分子の散乱によって著しく基板へ の蒸気の到達率が小さくなることであるから、 蒸発材料の利用効率は低下 を余儀なくされる。 蒸気の運動状態から見ると、 熱エネルギーに依存し基 板に並進する蒸気の運動が、 プラズマ生成ガスとの衝突によって分散し、 並進性が失われることである。 イオンプレ一ティングでは、 イオンの力を 利用するにはプラズマ生成ガスが必要であるが、 プラズマ生成ガスはっき まわりの良さや密着力の向上に寄与する半面、 蒸発材料の利用効率を下げ、 結果的に蒸着速度を引き上げることが難しくなる。 したがって、 この方法 ではプラズマ生成ガスの量を極力減らしてもプラズマを生成できるように することが重要であり、 そのために大エネルギーの電離作用を持つ高周波 電界が手段として採用されている。
プラズマ生成ガスとして使われるアルゴンガスの価格は高いので、 蒸着 速度の遅さと相俟って、 イオンプレーティングによる蒸着膜形成のコスト は高く、 生産量を大きくすることも難しい。
次に第 7図によりプラズマの生成を避けるクラスターイオンビーム蒸着 (例えば特許文献 1参照) を説明する。
真空チャンバ一 2 2内には、 蒸発材料 2 4を充填した密封型の蒸発源 2 1、 その近辺に熱電子放出用のフィラメント 2 3 1、 熱電子引き出し用の グリッド (引き出し電極) 2 3 2、 フィラメントと基板の中間に加速電極 2 3 3、 更にその上部に基板 2 3 5を固定する基板支持部 2 3 4が配置さ れている。
密封型蒸発源 2 1と基板 2 3 5 ·基板支持部 2 3 4には直流電源 2 5 2 が接続され、 基板 2 3 5 ·基板支持部 2 3 4は負に印加されている。 フィ ラメント 2 3 1とグリッド 2 3 2の間には直流電源 2 5 1、 グリッド 2 3 2と加速電極 2 3 3も直流電源 2 5 2に接続されている。 加速電極 2 3 3 と基板 2 3 5 ·基板支持部 2 3 4の間は同電位である。 密封型蒸発源 2 1内の蒸発材料 2 4は、 加熱によって蒸発気体 (蒸気) 2 4 1となるが、 開口 (ノズル) 2 1 1が極めて小さいので、 密封型蒸発 源 2 1内部で熱擾乱運動を起こし蒸気圧力が上昇する。 蒸発源 2 1内部の 蒸気圧力は加熱温度に応じて高くなるが、 例えば銅 (C u ) を 1 6 0 0 °C 強まで加熱すると蒸気圧は蒸発源 2 1内部で 1 . 3 3 X 1 0 2 P a前後まで 上昇する。 真空チャンバ一 2 2の内部の真空度を 1 . 3 3 X 1 0— 3 P aで あるとすると、密封型蒸発源 2 1内部の圧力は外部の圧力の 1 0 5倍である から、 蒸気は極めて高い速度で開口 2 1 1から噴射される。
噴射した蒸気 2 4 2は断熱膨張するが、 その過程で個々の分子は加熱に よって得た温度と運動エネルギーを失い、 その分ファンデルワールス力が 作用して相互に引き合い、 いくつもの分子クラスターが生成する。 クラス 夕一は熱電子の中を通過して基板 2 3 5に向かうが、 この行程でクラス夕 一に熱電子が衝突することによってクラスターイオン 2 4 3 (正イオン) に変わる。 クラスターイオン 2 4 3は加速電極 2 3 3、 基板 2 3 5 ·基板 支持部 2 3 4の電位 (負) によって噴射速度を更に加速されて、 基板 2 3 5に入射する。
クラス夕一イオンはクラスタ一の中の 1個の分子のみが正イオンであり、 他の分子は中性である。 加速のための電位は 1個の正イオンのみに作用し、 中性分子には作用しない。 従って、 基板への入射速度は、 1個のイオンの 速度をクラスターの分子数で除した値になるが、 質量の点から見るとクラ スター全体が作用するので、 入射エネルギーは通常の蒸着に比べて遥かに 大きい。 クラスタ一は基板入射と同時に崩壊し、 マイグレーションを起こ して優れた結晶性の蒸着膜が得られる。 また入射する分子の大部分は中性 であるので、 イオンによる静電気のチャージ量が極めて小さい。 しかし、 クラスタ一イオンを生成するには、 蒸発量の制御、 イオン化フ イラメント及びダリッドの構造や配置が適正でなければならない。 イオン プレーティングを説明する際、気体がプラズマに変わるときの圧力を 1 0一 ェ? a前後の水準と示したが、 一方、 蒸発源内部の圧力を先に示した 1 . 3 3 X 1 0 2 P a前後であるとすると、噴射した瞬間ではその気体密度に近い から、 受け取る熱電子によって容易にプラズマ状態に変わり得る状態にあ る。 この場合イオンの数は極めて多いから、 クラスタ一の多くは単分子状 態に分かれるか小さな数の分子集団になる。 従って、 クラスター形成によ る質量の増大やその崩壊に伴うマイグレーション効果は期待できなくなり、 また形成される蒸着膜の静電位が小さくなることもない。
また電気絶縁物の蒸着、 例えば S i〇の蒸着では、 S i〇の蒸発物がグ リツドゃ加速電極に付着すると、 短時間のうちに機能しなくなる。 また蒸 着膜に静電位が生まれると、 入射するイオンを跳ね返す作用をする。 クラ スターイオンビームの蒸着では、 蒸発材料の選択や条件設定が極めて難し い。
特許文献 1 特公平 5— 4 1 6 9 8号公報 発明の開示
第 6図に示す従来のイオンプレーティングでは、 イオンの作用を有効に 活用しつつも、 蒸着効率の低さや高周波電源に関わる制約という問題を持 つている。 蒸着効率の低さは、 プラズマ生成ガスを使用しなければプラズ マ生成に必要な気体圧力を得ることができない、 という開放型蒸発源に伴 う本質的問題である。 高周波電源はプラズマ生成ガスを少なくするための 手段ではあるが、 装置価格が高価で且つ使用上でも法律的に制約を受けて いるので、 みだりに使用することはできない。
一方、 第 7図に示す従来のクラスターイオンビームでは、 その基本に立 つて膜形成をするには技術的制約が多く、 実用において適正条件を継続す ることはほぼ不可能に近い。 即ち、 蒸気密度が一定の状態を保つとは限ら ないから、 イオン化装置の構造や配置の関係が一定しないということにな る。 また電気絶縁物の蒸着がほぼ不可能であることも大きな技術的制約で ある。
そこで本願発明では、 従来のイオンプレーティングで立証されているプ ラズマ内のイオン効果に着眼し、 且つクラス夕一^ rオンビームが避けてき たプラズマ現象を逆に利用し、 従来のイオンプレーティング法以上にィォ ンを効率的に利用することを目的とする。 課題を解決するための手段
本願発明は、 その目的を達成するため、 請求の範囲第 1項に記載の蒸着 装置は、 密封型蒸発源の噴射開口から噴射する蒸気を基板に入射して蒸着 膜を形成する蒸着装置において、 噴射した蒸気をプラズマ化する手段を有 することを特徴とする。
請求の範囲第 2項に記載の蒸着装置は、 請求の範囲第 1項に記載の蒸着 装置において、 噴射した蒸気をプラズマ化する手段は、 密封型蒸発源と基 板との間に接続する電源であることを特徴とする。
請求の範囲第 3項に記載の蒸着装置は、 請求の範囲第 1項に記載の蒸着 装置において、 噴射した蒸気をプラズマ化する手段は、 密封型蒸発源の近 傍に配置した熱電子発生用フィラメントであることを特徴とする。
請求の範囲第 4項に記載の蒸着装置は、 請求の範囲第 1項に記載の蒸着 装置において、 噴射した蒸気をプラズマ化する手段は、 密封型蒸発源の近 傍に配置した高周波コイルであることを特徴とする。
請求の範囲第 5項に記載の蒸着装置は、 請求の範囲第 2項に記載の蒸着 装置において、 電源はパルス電源であることを特徴とする。
請求の範囲第 6項に記載の蒸着装置は、 請求の範囲第 1項から請求の 範囲第 5項のいずれかの請求項に記載の蒸着装置において、 密封型蒸発源 の噴射開口近傍に反応ガスの噴射開口を配置してあることを特徴とする。 発明の効果
イオンプレーティングではプラズマ生成ガスは欠かせないが、 本願発明 は、 プラズマ生成ガスを必要としない。 従来のクラスタ一イオンビーム法 では、 イオン化部の構造や配置が複雑であるが、 本願発明のプラズマ化手 段は、 極めて簡潔になる。 また本願発明によって得られる蒸着膜は、 基板 との密着力が強く、 生産性も高い。
本願発明は、 密封型蒸発源の蒸気の高密度の特性を活かし、 極めて簡単 にプラズマを生成した。 また、 プラズマからイオンを取り出して、 優れた 密着力のある蒸着膜を、 高い生産性の下で低いコストで製造することに成 功した。 本願発明は、 イオンプレーティングのようにプラズマ生成ガスを 必要とせず、 また従来のクラスターイオンビーム技術のような、 複雑な構 造を必要としない。 図面の簡単な説明
第 1図は、 本願発明の実施例 1に係る蒸着装置の構成を示す図である。 第 2図は、 本願発明の実施例 2に係る蒸着装置の構成を示す図である。 第 3図は、 本願発明の実施例 3に係る蒸着装置の構成を示す図である。 第 4図は、 本願発明の実施例 4に係る蒸着装置の構成を示す図である。 第 5図は、 本願発明の実施例 5に係る蒸着装置の構成を示す図である。 第 6図は、 従来のプラズマを利用した蒸着装置の構成を示す図である。 第 7図は、 従来のクラスターイオンビーム蒸着装置の構成を示す図であ る。 · 発明を実施するための最良の形態
第 1図〜第 5図により本願発明の実施例を示す。 なお各図に共通の部分 は、 同じ符号を使用している。
(実施例 1 )
第 1図は、 本願発明の実施例 1の蒸着装置の構成を示す。
真空チャンバ一 3 2内に置かれた密封型蒸発源 3 1に蒸発材料 3 4の C uを容れ、 排気口 3 2 1からチャンバ一内の気体を排気した後、 蒸発源 3 1を加熱する。 C uは、 蒸発して密封型蒸発源 3 1内に蒸気 3 4 1が充満 する。 加熱方法は特に問わない。 図示していないが、 電子衝撃法でも抵抗 加熱であってもよい。 C uは導電体であるが、 密封型蒸発源内 3 1を絶縁 しなくとも、 十分蒸気を得ることができる。 加熱温度が 1 6 0 0 °Cに達す ると、 密封型蒸発源蒸発源 3 1内部の圧力は概ね 1 . 3 3 X 1 0 2 P aに達 する。 噴射開口は直径 l mm、 内外の壁面距離を l mmであるノズル (噴 射開口) 3 1 1を 1個設ける。
ノズル 3 1. 1から真空チャンバ一 3 2内へ噴射した蒸気 3 4 2は、 ノズ ル 3 1 1から基板支持部 (基板ホルダー) 3 3 2に取り付けた基板 (蒸着 用基板) 3 3 3に向かって噴射される。 ノズル 3 1 1と基板間の距離は 6 0 0 mm とする。 ここで密封型蒸発源 3 1と基板 3 3 3の間にプラズマ化 手段として直流電源 3 5 1の電圧 I K Vを印加すると、 蒸気 3 4 2は、 プ ラズマ状態になり、 逆円錐状 (蒸気 3 4 2の飛翔形状) 3 4 4になって基 板 3 3 3へ向かう。 この方法によって得た C u蒸着膜は、 密着度が極めて 高い。 印加した 1 K Vの電圧は、 プラズマ生成のエネルギーであり、 且つ 加速電圧でもある。 蒸発前真空度は 3 . 5 X 1 0— 3 P aであり、 蒸着中の 真空度は 5 . 5 X 1 0— 3 P aであった。この真空度は十分な高真空であり、 プラズマ領域が限定されていることを示している。
この実施例でのステンレス基板 3 3 3への C uの密着強度は極めて強く、 高粘着性テープを含む各種のテープでの引き剥がし試験で、 剥がれが発生 しなかった。
(実施例 2 )
第 2図は、 本願発明の実施例 2の蒸着装置の構成を示す。
第 1図との相違点は、 ノズル (噴射開口) 3 1 1の近傍に、 プラズマ化 手段としてフィラメント 3 3 1が追加されたことである。 したがって、 印 加される電圧は 2つに分かれ、 1つはフィラメント 3 3 1に対して直流電 源 3 5 1から、 別の 1つは基板 3 3 3に対して直流電源 3 5 1から独立し て印加される。 図示してない電源によってフィラメント 3 3 1を加熱する と、 フィラメント 3 3 1から熱電子が放出され、 その熱電子は、 密封型蒸 発源蒸発源 3 1に向かって入る。 直流電源 3 5 1の電圧は、 0 . 2 K Vあ れば、 蒸気 3 4 2はプラズマ状態に変わる。 直流電源 3 5 2はプラズマ中 のイオンの加速に使われる。
その他は、 実施例 1と同様である。
この実施例でのステンレス基板 3 3 3への C uの密着強度は極めて強く、 高粘着性テープを含む各種のテープでの引き剥がし試験で、 剥がれが発生 しなかった。
(実施例 3 )
第 3図は、 本願発明の実施例 3の蒸着装置の構成を示す。
第 2図との相違点は、 のずる 1の近傍に、 プラズマ化手段としてフイラ メントではなく高周波コイル 6 1が噴射した蒸気 3 4 2を囲むように配置 されたことである。 高周波電源 3 5 3では高周波コイル 6 1に対して所定 周波数が与えられる。 実施例では 1 3 . 5 6 MH zの周波数を与えてブラ ズマを得た。 直流電源 3 5 2は基板 3 3 3に対して加速電庄を印加する。 その他の説明は、 実施例 1と同様である。
この実施例でのステンレス基板 3 3 3への C uの密着強度は極めて強く、 高粘着性テープを含む各種のテープでの引き剥がし試験で、 剥がれが発生 しなかった。
(実施例 4 )
第 4図は、 本願発明の実施例 4の蒸着装置の構成を示す。
基板 4 3 3は電気絶縁体のポリエステルフィルムであり、 蒸発材料 4 4 1は S i Oガスである。 熱エネルギーのみによる蒸着では、 ポリエステル フィルムに静電気をチャージしないが、 実施例 1ないし 3の方法でイオン 化した S i Oを蒸着すると、 基板 4 3 3は +に帯電する。 その結果、 入射 してくる S i〇+は基板 4 3 3から跳ね返されることになり、 プラズマを生 成した意味を失う。 しかし、 実施例 1 における電界が正 Z負または負 0 のパルス電界である場合、基板 4 3 3の帯電は中和されて S i 0 +の入射は 継続する。
蒸発源 4 1 1と基板 4 3 3には、 プラズマ化手段であるパルス電源 4 5 2によって、 パルス電圧が印加される。 実験では正 Z負のパルス波を用い、 デュ一ティ 1 / 5、 1 O K H z , 1 K Vを与え、 安定したプラズマが得られた。 S i〇のボリエステルフィル ム面に対する密着力は極めて強く、 高粘着性テープを含む各種のテープで の引き剥がし試験で、 剥がれが発生しなかった。
なお 4 1 1 1, 4 1 1 2は、 噴射開口、 4 2は、 真空チャンバ一、 4 2 1は、 排気口、 4 3 2は、 基板支持部 (基板ホルダー)、 4 4 2は、 逆円錐 状 (蒸着材料の飛翔形状) である。
(実施例 5 )
第 5図は、 本願発明の実施例 5の蒸着装置の構成を示す。
基板 4 3 3は電気絶縁体のポリエステルフィルムであり、 蒸発材料 4 4 1は S i〇ガスである。 元々セピアを帯びた黒色である S i 0は、 蒸着膜 ではセピア色を示す。 これを酸化することによって透明に変え、 包装用ガ スバリアフィルムに用いることができる。
.パルス電源 4 5 2のパルス電圧を印加して S i〇をプラズマ状態にしな がら、 蒸発源 4 1 1の噴射開口部 4 1 1 1, 4 1 1 2の近傍に配置した反 応ガス供給管 5 1 1から反応ガス 5 2 1の〇2を加熱しつつ S i Oプラズ マ中に噴射開口 5 1 1 1から噴射させた。 この状態では〇2はプラズマ状態 に変わり、 極めて良く S i〇に対する酸化反応を起こす。 〇2の量は十分絞 れるように制御されるが、 この方法ではチャンバ一 4 2内の真空度を悪く することがない。
この実施例で得た概ね透明な S i〇x蒸着膜は、 実施例 4 と同様の強い 密着力を有し、 良好なガスバリア性を得た。
なお 5 4 2は、 逆円錐状 (蒸着材料の飛翔形状) である。
ここで本願発明の蒸着装置の特徴、 作用について説明する。 本願発明は、 密封型蒸発源の開口から出る蒸気の密度に着眼し、 プラズ マ生成ガスを用いることなく、 密封型蒸発源から噴射された蒸発材料の蒸 気をプラズマ化している。密封型蒸発源の場合、密封型蒸発源内の蒸気は、 加熱温度に応じて熱擾乱状態になり、 密封型蒸発源内の圧力を高めている。 一般に気体がプラズマ化するには、 圧力が概ね 10— 水準 (10— 以上) 必要である。 密封型蒸発源は、 内部にその水準の圧力を生み出すこ とは極めて容易であり、 1.33 X 102 P aになるまでの温度を与えることが通 常行われている。
密封型蒸発源の内部圧力は、 蒸気が開口部から噴射される瞬間まで維持 されているので、 この噴射される位置にプラズマ化手段によって電離エネ ルギーを与えると、 噴射蒸気は容易にプラズマ状態になる。 特に密封型蒸 発源の開口付近は、 蒸気密度が高いので電離エネルギー自体も小さくてよ い。 またプラズマ生成ガスを全く必要としないから、 蒸発物質が基板に進 む過程では他の気体分子と衝突することがなく、 熱エネルギーによって得 た運動エネルギーが失われることがない。 したがって基板への入射エネル ギ一は、 通常のイオンプレーティングよりも遥かに大きい。 また蒸発材料 の蒸気は、 他の気体分子と衝突することがないから、 蒸気の散乱がなく、 蒸発材料の利用効率が大きい。
本願発明のプラズマ化手段は、 噴射蒸気に電離エネルギーを与える上で、 クラスターイオンビームのように電極等の構造や位置が複雑になることは ない。 密封型蒸発源と基板の間に電源、 例えば直流電源を接続して所定の 電位差を与えれば、 噴射蒸気は、 密封型蒸発源の開口付近で強くグロ一放 電してプラズマ状態になる。 またプラズマ化手段として熱電子発生用のフ イラメントを用い、 蒸気の噴射領域ないしその周辺にそのフィラメントを 張り、 密封型蒸発源を正電位にすれば熱電子は密封型蒸発源の表面に入り、 その過程で噴射蒸気はプラズマ状態になる。 プラズマ化手段として高周波 コイルやパルス電源を用いることもできるが、 高周波コイルは、 既にィォ ンプレーティングに使われており、 電離エネルギーを熱電子よりも大きく することができるから、 噴射蒸気をプラズマ化にすることは極めて容易で ある。 また密封型蒸発源と基板にパルス電源を接続してパルス電位を与え ても、 噴射蒸気はプラズマ化する。
プラズマ中のイオンが蒸着膜として形成された場合、 蒸発材料の蒸気が 電気絶縁物の場合、 蒸着膜にはプラスの静電気がたまり、 入射してくるィ オンを跳ね返すようになる。 この場合には、 イオンを利用する蒸着が成り 立たないから、静電気を中和しなければならない。中和することによって、 基板へのイオンの入射が継続する。 中和には、 熱電子を利用することがで きる。 基板の近くでフィラメントを加熱すると、 フィラメントから熱電子' が基板に向かいプラスの静電気を中和する。 なお静電気の中和は、 後述す るように密封型蒸発源と基板にパルス電源を接続してパルス電位を与えて 行うこともできる。
以上のように本願発明の基本的な特徴は、 蒸発源が密封型であり、 密封 型蒸発源の内部に圧力が発生することである。 密封型蒸発源の内部に圧力 が発生しなければ、 密封型蒸発源の開口から蒸気は噴射しない。 噴射現象 により噴射蒸気のプラズマ領域は、 真空チャンバ一全体に広がらずに、 噴 射蒸気の範囲 (逆円錐状の飛翔範囲) に留まっている。
密封型蒸発源の開口の形状は、 ノズルが一般的であるが、 ノズルにこだ わるものではない。 スリットであってもよい。 噴射蒸気の噴射速度は、 開 口の中心位置で最も速く、 他の位置では開口部壁面との接触抵抗によって 遅くなる。 噴射蒸気は、 最も速度の速い流れで静圧が最も低くなり、 他の 流れは速い流れに収斂するので、 ノズルでなくともスリットでもよい。
プラズマ化手段は、 従来色々あり、 真空蒸着において利用し易い手段で あれば何れであってもよいが、 プラズマ中のイオンを基板に強く入射させ るには、 基板を負電位にしなければならないから、 構造上は、 前記のよう に蒸発源と基板の間に電源を接続して電位差を与える方式がよい。
密封型蒸発源の噴射開口の近傍にフィラメントを配置し、 熱電子が噴射 蒸気に入るようにすれば、 前記のようにプラズマを得ることができる。 こ の場合、 クラス夕 rオンビーム方式のように電子引き出し用のダリッド を設ける必要がなく、 密封型蒸発源がグリッドと同様の機能も備えている。 グリッドを設けると、 前記のように電気絶縁物の蒸着の塲合、 グリッドに 蒸気が付着してダリッドの電子の引き出し機能が失われるが、 密封型蒸発 源自体をグリツドとして使えば、 仮に密封型蒸発源に蒸気が届いても密封 型蒸発源の熱によって付着を防止できる。 なお本願発明は、 グリッドを設 けてもプラズマを発生することはできる。 この場合には、 基板と密封型蒸 発源の電位差はプラズマ中のイオンの加速量を決定する。
高周波コイルは、 プラズマ生成手段として、 いわゆるイオンプレーティ ングに広く使用されているが、 本願発明は、 前記のようにこれを使うこと も可能である。 この場合、 本願発明は、 イオンプレーティングの場合より も、 電離エネルギーは少なくて済む。
基板と密封型蒸発源の間に直流電源を接続して電位差を与える代わりに、 前記のようにパルス電源を用いてパルスを与えてもよい。 この場合、 特に パルス形状を問わない。 パルス電圧を印加することによって、 噴射蒸気を プラズマ状態にすることができる。 また正負のパルスないし負 / 0のパル スを与えることによって、 基板上にイオンによる静電界が生まれても、 こ れを中和することができる。 こうすることによって、 正イオンは静電界の 影響を受けずに、 基板に定常的に入射する。
ところで、 蒸着では酸素や窒素などを蒸気と反応させて、 酸化膜ゃ窒化 膜を作ることがある。 従来酸素や窒素などの反応ガスは、 基板に非常に近 い位置に微量拡散させていた。 この場合、 酸化等の反応現象は基板上で進 行することが多い。 また一方で、 蒸発材料 (蒸着材料) の蒸気は、 反応ガ スとの衝突によって運動エネルギーをある程度失うことを免れない。 した がって反応ガスは、 蒸発源の近傍に与えるのが好ましいが、 蒸発源が解放 型の場合には、 蒸気の立ち上がり面積が広いから、 反応ガスを与える位置 を蒸発源近傍に配置することが難しい。 そのため従来運動エネルギーの損 失は止むを得ないものとされていた。
これに対して本願発明が用いている密封型蒸発源は、 噴射開口は非常に 小さいから、 その近傍に反応ガスの出口を配置することができる。 またそ の配置により反応ガス供給管 (反応ガス供給源) は、 密封型蒸発源の熱に よって加熱されるので、 反応ガスに噴射現象を与えることもできる。 蒸発 材料 (蒸着材料) の蒸気と反応ガスは基板に到達する前に化合するが、 そ の化合する領域はプラズマ状態にあるので反応は極めて順調に進行する。 以上のように本願発明は、 密封型蒸発源を使うことによって、 プラズマ を得ることが極めて簡単になる。 真空チャンバ一の内部は、 高真空領域と 噴射蒸気の存在領域 (逆円錐状の飛翔領域) に分かれ、 プラズマは噴射蒸 気の存在領域のみである。 蒸気は全体として小さな角度内で基板に向かい、 またイオンが基板の電位に誘引加速されて速い速度で入射するので、 マイ グレーションエネルギーも高く平滑な蒸着膜を得易い。 基板に対する蒸着 膜の密着力も、 印加する電圧によって極めて強いものになる。 酸化ゃ窒化 反応についても、 高い真空度をできるだけ維持しながら蒸着することが可 能になる。

Claims

請求の範囲
1 . 密封型蒸発源の噴射開口から噴射する蒸気を基板に入射して蒸着膜 を形成する蒸着装置において、 噴射した蒸気をプラズマ化する手段を有す ることを特徴とする蒸着装置。
2 . 請求の範囲第 1項に記載の蒸着装置において、 噴射した蒸気をブラ ズマ化する手段は、 密封型蒸発源と基板との間に接続する電源であること を特徴とする蒸着装置。
3 . 請求の範囲第 1項に記載の蒸着装置において、 噴射した蒸気をブラ ズマ化する手段は、 密封型蒸発源の近傍に配置した熱電子発生用フィラメ ントであることを特徴とする蒸着装置。
4 . 請求の範囲第 1項に記載の蒸着装置において、 噴射した蒸気をブラ ズマ化する手段は、 密封型蒸発源の近傍に配置した高周波コイルであるこ とを特徴とする蒸着装置。
5 . 請求の範囲第 2項に記載の蒸着装置において、 電源はパルス電源で あることを特徴とする蒸着装置。
6 . 請求の範囲第 1項から請求の範囲第 5項のいずれかの請求項に記載 の蒸着装置において、 密封型蒸発源の噴射開口近傍に反応ガスの噴射開口 を配置してあることを特徴とする蒸着装置。
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