WO2006073020A1

WO2006073020A1 - スクリーン表示装置

Info

Publication number: WO2006073020A1
Application number: PCT/JP2005/019023
Authority: WO
Inventors: Takao Adachi; Hideaki Yajima; Hidehiko Shin
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co., Ltd.
Priority date: 2005-01-05
Filing date: 2005-10-17
Publication date: 2006-07-13
Also published as: US20090058882A1; CN101099192A; JPWO2006073020A1; JP4949857B2

Abstract

　本発明は、同時に複数のスクリーンをディスプレイに表示可能なスクリーン表示装置（１）であって、スクリーンの表示内容の変更のトリガーとなるスクリーン変更イベントを検出するスクリーン変更イベント検出部（１０１）と、複数のスクリーンが表示されている状況において、スクリーン変更イベント検出部（１０１）によってスクリーン変更イベントが検出された場合、表示中の各スクリーンについて、各スクリーンの表示内容を変更するか否かを判定するスクリーン変更判定部（１０２）とを備える。スクリーン表示装置（１）は、スクリーン変更判定部（１０２）によって表示内容を変更すると判定されたスクリーンの表示内容を変更する。

Description

明細書

スクリーン表示装置

技術分野

[0001] 本発明は、ディスプレイに表示されるユーザに提示する操作対象の一単位であるスクリーンを表示するためのスクリーン表示装置であって、より特定的には、複数のスクリーンを表示することができるスクリーン表示装置に関する。

背景技術

[0002] 近年、携帯電話や PDA、デジタルカメラ、カーナビ、 PCなどの文字情報や画像情報などを表示するディスプレイを持つ情報処理端末において、ユーザは、ディスプレィを回転させることが可能となった。カロえて、このような情報処理端末は、ディスプレイの回転に応じてスクリーンの表示内容を変更することが可能となった。例えば、スクリーンとして、選択可能な複数のメニューを提示するスクリーン (選択メニュー)や、ユーザへのメッセージ通知のためのスクリーン (ポップアップパネル）、文字情報や画像情報などのコンテンツ表示のためのスクリーン（コンテンツ画面）などがある。また、上記のような情報処理端末は、同時に複数のスクリーンを表示することが可能である。

[0003] 例えば、情報処理端末が携帯電話である場合、ディスプレイは、回転可能である。

当該携帯電話は、ディスプレイ部分の回転に応じて、縦型スタイル、横型スタイル又は縦型 (逆スタイルでスクリーンを表示することができる。図 17Aは、携帯電話における縦型スタイルを示す図である。図 17Bは、携帯電話における横型スタイルを示す図である。図 17Cは、携帯電話における縦型 (逆)スタイルを示す図である。横型スタイルにおいて、ディスプレイ部分をさらに回転させることによって、携帯電話は、縦型スタイルと比べて上下方向が逆向きとなる縦型 (逆)スタイルとなる。近年では、縦型 (逆 )スタイルでの表示が可能な携帯電話もでてきた。このようにディスプレイが回転可能となるのに伴って、ディスプレイの回転角度に応じて、スクリーンの表示方向、スクリーンの表示サイズ、スクリーンのレイアウトの再構成、及びスクリーンへの操作性等を考慮し、表示するスクリーンを変更する必要が生じてきた。

[0004] 従来、表示枠の変更に応じて、メニューアイコンの表示位置を自動的に再配置してスクリーンを変更することができるスクリーン表示装置があった (特許文献 1参照)。

[0005] 特許文献 1に記載の従来のスクリーン表示装置は、ディスプレイの回転を検知するための表示回転検出部力の通知に応じて、ディスプレイが縦方向であるかそれとも横方向であるかを検出し、表示中のスクリーンを縦置にする力横置にするかを判定する。表示されているメニュー項目がメニューアイコンである場合、従来のスクリーン表示装置は、メニューアイコンに関する表示情報 (ユーザ定義内容、及びイメージ表示座標 (横置 Z縦置) )を記憶装置から読み出して、メニューアイコンの再配置位置を設定して、メニューアイコンを再配置する。

特許文献 1 :特開平 10— 49334号公報

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0006] しかし、スクリーンの表示形態として、実際には、複数のスクリーンが同時に表示されて、る場合、複数のスクリーンが重なり一部しか表示されて、な、スクリーンが存在する場合、あるいは、スクリーンが他のスクリーンの背後に隠れてディスプレイに表示されて、な、場合等がある。

[0007] 特許文献 1に記載の従来のスクリーン表示装置は、ディスプレイが横置であるか縦置であるかに基づいて、メニューアイコンを再配置するだけである。したがって、特許文献 1には、複数のスクリーンが表示されている場合の再配置については、何ら記載されていない。

[0008] また、ディスプレイの位置の変更以外に、スクリーンの表示内容を変更した方が好ましいイベントが発生する場合もある。しかし、特許文献 1では、ディスプレイが回転したというイベントに応じて、スクリーンの表示内容を変更する技術のみが記載されており、その他のイベントに応じてスクリーンの表示内容を変更する技術については、何ら開示されていない。

[0009] それゆえ、本発明の目的は、複数のスクリーンが表示されている状況において、何らかのイベントが発生した場合に、各スクリーンの表示内容を変更することができるスクリーン表示装置を提供することである。

課題を解決するための手段 [0010] 上記課題を解決するために、本発明は、以下のような特徴を有する。本発明の第 1 の局面は、同時に複数のスクリーンをディスプレイに表示可能なスクリーン表示装置であって、スクリーンの表示内容の変更のトリガーとなるスクリーン変更イベントを検出するスクリーン変更イベント検出部と、複数のスクリーンが表示されて、る状況にぉヽて、スクリーン変更イベント検出部によってスクリーン変更イベントが検出された場合、表示中の各スクリーンについて、各スクリーンの表示内容を変更する力否かを判定するスクリーン変更判定部とを備え、スクリーン変更判定部によって表示内容を変更すると判定されたスクリーンの表示内容を変更することを特徴とする。

[0011] 本発明によれば、複数のスクリーンが同時に表示されている場合、スクリーンの表示内容の変更のトリガーとなる何らかのイベントが発生したら、表示中の各スクリーンについて、表示内容を変更するか否かが判定され、判定結果に基づいて、スクリーンの表示内容が変更されることとなる。これにより、スクリーン変更イベントに応じて、スクリーンの表示内容が変更されることとなるので、ユーザにとって見やすい表示が提供されることとなる。

[0012] 好ましくは、さらに、少なくとも一つの表示中のスクリーンを管理するスクリーン管理部と、スクリーンの表示形態であるスタイルに対応したスクリーンの表示内容の変更の可否を示す可否情報を含むスクリーン属性情報を記憶するスクリーン情報記憶部とを備え、スクリーン変更判定部は、スクリーン情報記憶部に記憶されているスクリーン属性情報を参照して、スクリーン変更イベント後のスタイルに対応する可否情報に基づ、て、各スクリーンの表示内容を変更するか否かを判定するとよ、。

[0013] これにより、スクリーン表示装置には、スタイルに対応する可否情報が記憶されていることとなり、当該スタイルに対応する当該可否情報に基づいて、各スクリーンの表示内容を変更する力否かが判断されることとなる。したがって、記憶されている可否情報にしたがって、スクリーン表示装置は、容易に、スクリーンの表示内容を変更するか否かを判定することができる。

[0014] 好ましくは、スクリーン変更判定部は、表示中のスクリーンについて、重なりの上下関係に基づいて、各スクリーンの表示内容を変更する力否かを判定するとよい。

[0015] これにより、最上位に表示されているスクリーンと、当該最上位のスクリーンの下に存在するスクリーンとの上下関係に基づいてスクリーンの表示内容を変更する力否かが判定されることとなるので、ユーザにとって見やす、表示が提供されることとなる。

[0016] 例えば、最上位に表示されているスクリーンの下に存在するスクリーンの表示内容を変更しないと判定する。

[0017] これにより、スクリーン表示装置は、迅速に表示内容を変更することができる。

[0018] 例えば、最上位に表示されているスクリーンの下に存在するスクリーンについて、対応する可否情報が可と設定されている場合、当該スクリーンの表示内容を変更すると判定する。

[0019] これにより、最上位のスクリーンの表示が消されたとしても、スクリーン表示装置は、迅速に、下のスクリーンを見やすくユーザに提供することができる。

[0020] 好ましくは、スクリーン変更判定部は、表示中のスクリーンについて、一つでも表示内容の変更が不可なスクリーンが存在する場合、表示中のスクリーン全てについて表示内容を変更しないと判定するとよい。

[0021] これにより、各スクリーンの表示方向を一致させることができるので、ユーザにとって見やすヽ表示が提供されることとなる。

[0022] 好ましくは、スクリーン変更イベント検出部は、イベントとしてディスプレイの位置変更を検出し、スクリーン変更判定部は、ディスプレイの位置に基づいて、表示中の各スクリーンにつ、て、各スクリーンの表示内容を変更する力否かを判定するとよ、。

[0023] これにより、ディスプレイの回転に応じて、ユーザにとって見やすい表示が提供されることとなる。

[0024] 好ましくは、さらに、少なくとも一つの表示中のスクリーンを管理するスクリーン管理部と、ディスプレイの位置に対応したスクリーンの表示内容の変更の可否を示す可否情報を含むスクリーン属性情報を記憶するスクリーン情報記憶部とを備え、スクリーン変更判定部は、スクリーン情報記憶部に記憶されて、るスクリーン属性情報を参照して、変更後のディスプレイの位置に対応する可否情報に基づいて、各スクリーンの表示内容を変更する力否かを判定するとよい。

[0025] これにより、スクリーン表示装置は、ディスプレイの回転に応じて、容易に、スクリーンの表示内容を変更することができる。 [0026] 好ましくは、スクリーンに関する情報を外部ネットワーク力ダウンロードするためのダウンロード部をさらに備えるとよい。

[0027] これにより、スクリーンに関する情報を更新したり、新たなスクリーンを追加したりすることができる。したがって、例えば、以前は、ディスプレイの回転に表示内容の変更が対応していなかったスクリーンであっても、その後、ディスプレイの回転に表示内容の変更を対応させることができるようになる。

[0028] 本発明の第 2の局面は、同時に複数のスクリーンをディスプレイに表示可能な装置において、スクリーンの表示内容を変更するための処理方法であって、スクリーンの表示内容の変更のトリガーとなるスクリーン変更イベントを検出し、複数のスクリーンが表示されている状況において、スクリーン変更イベントが検出された場合、表示中の各スクリーンについて、各スクリーンの表示内容を変更する力否かを判定し、表示内容を変更すると判定されたスクリーンの表示内容を変更することを特徴とする。

[0029] 本発明の第 3の局面は、同時に複数のスクリーンをディスプレイに表示させることができる集積回路であって、スクリーンの表示内容の変更のトリガーとなるスクリーン変更イベントを検出するスクリーン変更イベント検出部と、複数のスクリーンが表示されている状況において、スクリーン変更イベント検出部によってスクリーン変更イベントが検出された場合、表示中の各スクリーンについて、各スクリーンの表示内容を変更する力否かを判定するスクリーン変更判定部とを備え、スクリーン変更判定部によつて表示内容を変更すると判定されたスクリーンの表示内容をディスプレイに変更させることを特徴とする。

[0030] 本発明の第 4の局面は、同時に複数のスクリーンをディスプレイに表示可能なコンピュータ装置で実行されるプログラムであって、コンピュータ装置を、スクリーンの表示内容の変更のトリガーとなるスクリーン変更イベントを検出するスクリーン変更イベント検出部と、複数のスクリーンが表示されている状況において、スクリーン変更イベント検出部によってスクリーン変更イベントが検出された場合、表示中の各スクリーンについて、各スクリーンの表示内容を変更するか否かを判定するスクリーン変更判定部として機能させ、コンピュータ装置に、スクリーン変更判定部によって表示内容を変更すると判定されたスクリーンの表示内容を変更させることを特徴とする。発明の効果

[0031] このように、本発明によれば、複数のスクリーンが同時に表示されている場合、スクリーンの表示内容の変更のトリガーとなる何らかのイベントが発生したら、表示中の各スクリーンについて、表示内容を変更するか否かが判定され、判定結果に基づいて、スクリーンの表示内容が変更されることとなる。これにより、本発明のスクリーン表示装置は、スクリーン変更イベントに応じて、スクリーンの表示内容を変更することができるので、ユーザにとって見やす、表示を提供することができる。

[0032] 本発明のこれらおよび他の目的、特徴、局面、効果は、添付図面と照合して、以下の詳細な説明から一層明らかになるであろう。

図面の簡単な説明

[0033] [図 1]図 1は、本発明の実施形態に係るスクリーン表示装置 1の機能的構成を示す図である。

[図 2]図 2は、スクリーン情報の構成を示す模式図である。

[図 3]図 3は、スクリーン属性情報の一例を示す図である。

[図 4]図 4は、本実施形態におけるスクリーン表示装置 1の動作を示すフローチャートである。

[図 5]図 5は、図 4におけるステップ S207でのスクリーン変更判定処理の詳細を示すフローチャートである。

[図 6A]図 6Aは、ステップ S310の判定がなされた場合のスクリーンの表示内容の一例を示す図である。

[図 6B]図 6Bは、ステップ S310の判定がなされる場合のスクリーン Aのスクリーン属性情報の一例を示す図である。

[図 6C]図 6Cは、ステップ S310の判定がなされる場合のスクリーン Bのスクリーン属性情報の一例を示す図である。

[図 7]図 7は、ステップ S311の判定がなされた場合のスクリーンの表示内容の一例を示す図である。

[図 8A]図 8Aは、ステップ S310又はステップ S311の判定がなされた場合のスクリーンの表示内容の一例を示す図である。 [図 8B]図 8Bは、ステップ S310又はステップ S311の判定がなされる場合のスクリーン Aのスクリーン属性情報の一例を示す図である。

[図 8C]図 8Cは、スクリーン Aのスクリーンデータの一例を示す図である。

[図 9A]図 9Aは、ステップ S305aの判定がなされた場合のスクリーンの表示内容の一例を示す図である。

[図 9B]図 9Bは、ステップ S305aの判定がなされる場合のスクリーン Cのスクリーン属性情報の一例を示す図である。

[図 10]図 10は、ステップ S305bの判定がなされた場合のスクリーンの表示内容の一例を示す図である。

[図 11]図 11は、ステップ S306aの判定がなされる場合の裏スクリーンであるスクリーン Aの属性情報の一例を示す図である。

[図 12]図 12は、ステップ S306bの判定がなされた場合のスクリーンの表示内容の一例を示す図である。

[図 13A]図 13Aは、ステップ S308の判定がなされた場合のスクリーンの表示内容の一例を示す図である。

[図 13B]図 13Bは、ステップ S308の判定がなされる場合のスクリーン Bのスクリーン属性情報の一例を示す図である。

[図 14]図 14は、ステップ S309bの判定がなされた場合のスクリーンの表示内容の一例を示す図である。

[図 15]図 15は、図 4に示すスクリーン変更判定処理の他の例を示すフローチャートである。

[図 16]図 16は、スクリーン表示プログラムを実行させるためのコンピュータ装置のハード構成を示す図である。

[図 17A]図 17Aは、携帯電話における縦型スタイルを示す図である。

圆 17B]図 17Bは、携帯電話における横型スタイルを示す図である。

圆 17C]図 17Cは、携帯電話における縦型 (逆)スタイルを示す図である。

符号の説明

1 スクリーン表示装置 101 スクリーン変更イベント検出部

102 スクリーン変更判定部

103 スタイル情報記憶部

104 スクリーン管理部

105 スクリーン情報記憶部

106 表示部

107 ディスプレイ

901 スクリーン情報

902 スクリーン識別子

903 スクリーン属性情報

904 スクリーンデータ

発明を実施するための最良の形態

[0035] 以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。

[0036] 図 1は、本発明の実施形態に係るスクリーン表示装置 1の機能的構成を示す図である。図 1において、スクリーン表示装置 1は、スクリーン変更イベント検出部 101と、スクリーン変更判定部 102と、スタイル情報記憶部 103と、スクリーン管理部 104と、スクリーン情報記憶部 105と、表示部 106と、ディスプレイ 107とを備える。

[0037] スクリーン情報記憶部 105には、表示可能なスクリーンに関する情報（以下、スクリーン情報という）が記憶されている。なお、本発明において、スクリーンとは、表示部 1 06によってディスプレイ 107に表示されるユーザに提示する操作対象の一単位のことをいう。スクリーン情報記憶部 105には、現在表示中のスクリーンに関するスクリーン情報と、表示中でないスクリーンに関するスクリーン情報とが記憶されている。

[0038] 図 2は、スクリーン情報の構成を示す模式図である。図 2に示すように、スクリーン情報 901には、スクリーン識別子 902と、スクリーン属性情報 903と、スクリーンデータ 9 04とが含まれる。

[0039] スクリーン識別子 902は、スクリーンを識別するための情報である。

[0040] スクリーン属性情報 903は、スクリーンのスタイルに対応させて、スクリーンの表示内容の可否を定義する。ここで、スタイルとは、スクリーンの表示形態のことをいう。例えば、スタイルとして、ディスプレイ 107の回転向きについては、縦型、横型、縦型 (逆）、及び横型（逆）等があり、色については、パターン A及びパターン B等があり、フォントについては、例えば、ゴシック及び New Roman等があり、フォントサイズについては、大及び小等があり、言語については、日本語及び英語等があり、メニュー形式については、格子型メニュー及びリストメ-ユー等がある。

[0041] 図 3は、スクリーン属性情報の一例を示す図である。図 3に示すように、スクリーン属性情報には、スタイルと、当該スタイルにおけるスクリーンの表示内容の変更の可否を示す情報 (以下、可否情報という）とが含まれている。図 3に示す例では、例えば、スタイルが縦型及び横型の場合、スクリーンの表示内容の変更が可であると定義されており、スタイルが縦型 (逆)及び横型 (逆)の場合、スクリーンの表示内容の変更が不可であると定義されている。また、例えば、フォントにおいて、スタイルがゴシック及び New Romanである場合、スクリーンの表示内容の変更が可であると定義されている。

[0042] スクリーンデータ 904は、スクリーンの表示内容に関するデータである。スクリーン情報記憶部 105には、スタイルに対応したスクリーンデータ 904が記憶されている。例えば、ディスプレイが縦型である力横型であるかに対応して、スクリーンのレイアウト、画像データ、キーマッピングに関するデータがスクリーンデータ 904としてそれぞれスクリーン情報記憶部 105に記憶されている。

[0043] スクリーン管理部 104は、ディスプレイに現在表示されている全てのスクリーンのスクリーン識別子 902を記憶することによって、現在表示されて、るスクリーンを管理する。

[0044] スタイル情報記憶部 103は、現在のスタイルを記憶する。

[0045] スクリーン変更イベント検出部 101は、スクリーンの表示内容の変更のトリガーとなるイベント（以下、スクリーン変更イベントという）の発生を検出する。ここで、スクリーン変更イベントの例としては、ディスプレイ 107の回転や、色の変更指示、フォントの変更指示、フォントサイズの変更指示、言語の変更指示、メニュー形式の変更指示等がある。例えば、スクリーン変更イベントとして、ディスプレイ 107の回転が用いられる場合、スクリーン変更イベント検出部 101は、ディスプレイ 107を回転させるための機構に設けられたセンサ等からの信号をスクリーン変更イベントとして検出する。また、例えば、スクリーン変更イベントとして、色の変更指示が用いられる場合、スクリーン変更ィベント検出部 101は、色の変更を受け付けるアプリケーション力もの通知をスクリーン変更イベントとして検出する。スクリーン変更イベント検出部 101は、スクリーン変更ィベントを検出したら、スクリーン変更イベント後のスタイルを認識し、当該スタイルをスクリーン変更判定部 102に通知する。如何なるイベントがスクリーン変更イベントとなるかは、予め設定されていてもよいし、後で、ユーザ等によって設定されてもよい。

[0046] スクリーン変更判定部 102は、スクリーン変更イベント検出部 101からスタイルの変更が通知されたら、スタイル情報記憶部 103を参照して現在のスタイルを認識すると共に、スクリーン管理部 104を参照して現在表示中の全てのスクリーンのスクリーン識別子を認識する。スクリーン変更判定部 102は、スクリーン情報記憶部 105を参照して、認識したスクリーン識別子に対応するスクリーン属性情報を取得し、現在表示中の各スクリーンについて、表示内容を変更する力否かを判断し、表示部 106に通知する。スクリーン変更判定部 102は、現在のスタイルをスタイル情報記憶部 103に記憶させる。なお、ディスプレイ 107が回転した場合、スクリーン変更判定部 102は、回転後のディスプレイ 107の向きを現在のスタイルとする。スタイルがディスプレイ 107 の回転以外の場合、例えば、スタイルが色やフォント、フォントサイズ、言語、メニュー形式である場合、スクリーン変更判定部 102は、スクリーンの表示内容を変更すると判断した場合のみ、現在のスタイルをスタイル情報記憶部 103に変更させる。

[0047] 表示部 106は、スクリーン変更判定部 102から表示内容の変更が通知されたスクリーンについて、スタイル変更後の当該スクリーンに対応するスクリーンデータをスクリーン情報記憶部 105から取得して、ディスプレイ 107に表示内容を通知する。

[0048] ディスプレイ 107は、ディスプレイ 107は、液晶ディスプレイ（Liquid Crystal Dis play: LCD)等であって、表示部 106からの通知内容に基づいて、スクリーンを表示する。ディスプレイ 107は、表示部 106から通知される表示内容に基づいて、表示中のスクリーンの表示内容を変更する。

[0049] 図 4は、本実施形態におけるスクリーン表示装置 1の動作を示すフローチャートである。以下、図 4を参照しながら、本実施形態におけるスクリーン表示装置 1の動作について説明する。

[0050] まず、スクリーン変更イベント検出部 101がスクリーン変更イベントを検出することによって、動作が開始する（ステップ S201)。例えば、ディスプレイ 107の回転をスクリーン変更イベントとする場合、スクリーン変更イベント検出部 101は、ディスプレイ 107 が回転したら、スクリーン変更イベントが発生したと検出する。

[0051] 次に、スクリーン変更イベント検出部 101は、スクリーン変更イベント後のスタイルを認識して、認識したスタイルをスクリーン変更判定部 102に通知する (ステップ S202)

[0052] 次に、スクリーン変更判定部 102は、スタイル情報記憶部 103を参照して、現在のスタイルを認識する（ステップ S 203)。

[0053] 次に、スクリーン変更判定部 102は、スクリーン管理部 104を参照して、現在表示中の全てのスクリーンについて、スクリーン識別子を認識する (ステップ S 204)。

[0054] 次に、スクリーン変更判定部 102は、スクリーン情報記憶部 105を参照して、ステツプ S204で認識したスクリーン識別子に対応するスクリーン属性情報を取得する (ステップ S 205)。

[0055] 次に、スクリーン変更判定部 102は、現在表示中の全てのスクリーンについて、スクリーン属性情報を取得した力否かを判断する (ステップ S206)。全てのスクリーン属性情報を取得していない場合、スクリーン変更判定部 102は、ステップ S205の動作に戻って、スクリーン属性情報の取得を継続する。一方、全てのスクリーン属性情報を取得している場合、スクリーン変更判定部 102は、ステップ S207の動作に進む。

[0056] ステップ S207において、スクリーン変更判定部 102は、表示中の全てのスクリーンの重なりの上下関係、現在のスタイル、及びスクリーン変更イベント後のスタイルに基づいて、表示内容を変更するスクリーンを判定するための処理 (以下、スクリーン変更判定処理という）を実行する。

[0057] ステップ S207の後、スクリーン変更判定部 102は、表示内容を変更するスクリーンが存在するか否かを判断する (ステップ S208)。表示内容を変更するスクリーンが存在しない場合、スクリーン変更判定部 102は、処理を終了する。ただし、ディスプレイ 107が回転することによって、スクリーン変更イベントが検出された場合、スクリーン変更判定部 102は、回転後のディスプレイ 107の向きを現在のスタイルとして、スタイル情報記憶部 103に記憶させて、処理を終了する。ディスプレイ 107が回転した場合以外、スクリーン変更判定部 102は、スタイル情報記憶部 103の記憶内容を変更せずに、処理を終了する。

[0058] 表示内容を変更するスクリーンが存在する場合、スクリーン変更判定部 102は、ステツプ S209の動作に進む。ステップ S209において、スクリーン変更判定部 102は、表示部 106に対して、スタイルの変更を通知する。スタイルの変更通知に応じて、表示部 106は、変更後のスタイルを設定する (ステップ S210)。

[0059] 次に、スクリーン変更判定部 102は、表示部 106に設定されたスタイルをスタイル情報記憶部 103に設定する (ステップ S211)。

[0060] 次に、スクリーン変更判定部 102は、表示内容を変更するスクリーンを表示部 106 に通知する（ステップ S212)。

[0061] 次に、表示部 106は、スクリーン情報記憶部 105を参照して、表示内容を変更するスクリーンについて、変更後のスタイルに対応するスクリーンデータを取得する (ステップ S 213)。

[0062] 次に、表示部 106は、取得したスクリーンデータに基づいて、表示内容をディスプレィ 107に通知すると共に、必要なスクリーンデータ（たとえば、キーマッピング等）をデイスプレイ以外の他の入力部及び Z又は出力部（図示せず）に通知し (ステップ S21 4)、処理を終了する。これに応じて、ディスプレイは、変更後のスクリーンを表示する。また、他の入力部及び Z又は出力部（図示せず）は、通知されたスクリーンデータに基づいて、入力内容及び Z又は出力内容を変更する。

[0063] 図 5は、図 4におけるステップ S207でのスクリーン変更判定処理の詳細を示すフロ一チャートである。スクリーン変更判定処理において、スクリーン変更判定部 102は、表示中のスクリーンの内、表示内容を変更するスクリーンがどれであるかを判定する。スクリーン変更判定部 102は、スクリーン変更イベント後のスタイルとステップ S203で認識した現在のスタイルとがー致しな、場合、スクリーン変更イベント後のスタイルにおいて、表示中のスクリーンが変更可能である力否かを判断する。一方、スクリーン変更イベント後のスタイルとステップ S203で認識した現在のスタイルとが一致するような場合であっても、スクリーン情報記憶部 105が同一のスタイルに対して複数のスクリーンデータを記憶している場合があるので、スクリーン変更判定部 102は、現在表示中のスクリーンで用いられているスクリーンデータとは異なるスクリーンデータを用いてスクリーンの表示内容を変更する力否かを判定する。図 5において、スクリーン変更イベント後のスタイルと現在のスタイルとが一致するような場合、スクリーン変更判定部 102は、スクリーン変更イベント後のスタイルに対応する可否情報が可となっていたとしても、表示中のスクリーンに対応するスクリーンデータとは異なるスクリーンデータが存在する場合にのみ、表示中のスクリーンの変更が可能であるとする。スクリーン変更判定部 102は、当該異なるスクリーンデータを変更後のスクリーンデータとするように表示部 106に通知する。なお、スクリーン変更イベント後のスタイルとステップ S203で認識した現在のスタイルとが一致するような場合として、例えば、ディスプレイ 107を縦型の状態から、少し斜めにした後、元の縦型の状態に戻したような場合がある。以下、図 5を参照しながら、スクリーン変更判定処理におけるスクリーン表示装置 1の動作について説明する。

[0064] まず、スクリーン変更判定部 102は、最上位に表示されているスクリーン（以下、表スクリーンという）の表示内容の変更が可能であるか否かを判断する (ステップ S301) 。具体的には、スクリーン変更判定部 102は、表スクリーンのスクリーン識別子を認識すると共に、スクリーン変更イベント後のスタイルを認識して、認識したスクリーン識別子に対応するスクリーン属性情報に含まれる認識したスタイルに対応する可否情報を、スクリーン情報記憶部 105を参照して認識する。そして、スクリーン変更判定部 10 2は、認識した可否情報に基づいて、表スクリーンの表示内容を変更することが可能であるか否かを判断する。

[0065] 表スクリーンの変更が可能でない場合、スクリーン変更判定部 102は、表スクリーン及び表スクリーンの裏（下）に存在するスクリーン (以下、裏スクリーンと、う）の表示内容を変更しな、と判定する (ステップ S310)。

[0066] 図 6Aは、ステップ S310の判定がなされた場合のスクリーンの表示内容の一例を示す図である。図 6Bは、ステップ S310の判定がなされる場合のスクリーン Aのスクリーン属性情報の一例を示す図である。図 6Cは、ステップ S310の判定がなされる場合のスクリーン Bのスクリーン属性情報の一例を示す図である。図 6Aに示すように、スクリーン Bが表スクリーンであり、スクリーン Aが裏スクリーンである場合、まず、スクリーン変更判定部 102は、表スクリーンであるスクリーン Bの属性情報を参照して、変更後のスタイルに対応する可否情報において、変更が可と設定されているカゝ否かを認識する。図 6Cに示す例では、変更後のスタイル (横型スタイル）において、可否情報が不可と設定されているので、図 6Bに示す例のように、裏スクリーンであるスクリーン A の横型スタイルにおける可否情報に関わらず、スクリーン変更判定部 102は、表スクリーン及び裏スクリーンの表示内容を変更しないと判定する。

[0067] ステップ S301において、表スクリーンの変更が可能であると判断した場合、スクリーン変更判定部 102は、スクリーン管理部 104を参照して、現在表示中のスクリーンが複数であるか否かを判断する (ステップ S302)。表示中のスクリーンが複数でなく単数である場合、スクリーン変更判定部 102は、表スクリーンの表示内容を変更すると判定する (ステップ S311)。

[0068] 図 7は、ステップ S311の判定がなされた場合のスクリーンの表示内容の一例を示す図である。図 7に示す例では、スクリーン Aのスクリーン属性情報として、図 6Bに示すスクリーン属性情報が用いられているとする。図 7に示すように、スタイルが縦型から横型に変更になった場合、スクリーン表示装置 1は、スクリーン Aの表示内容を変更する。

[0069] 図 8Aは、ステップ S310又はステップ S311の判定がなされた場合のスクリーンの表示内容の一例を示す図である。図 8Bは、ステップ S310又はステップ S311の判定がなされる場合のスクリーン Aのスクリーン属性情報の一例を示す図である。図 8Cは、スクリーン Aのスクリーンデータの一例を示す図である。図 8Aに示すように、スタイルが縦型力ゝら横型に変更になる場合、横型スタイルにおける可否情報が不可となつているので（図 8B参照）、スクリーン変更判定部 102は、表スクリーンを変更しないと判定する (ステップ S310参照)。また、図 8Aに示すように、スタイルが縦型力も縦型（逆）に変更になる場合、縦型 (逆)スタイルにおける可否情報が可となっているので（図 8B参照）、スクリーン変更判定部 102は、表スクリーンを変更すると判定する (ステップ S311参照）。なお、図 4のステップ S214に示したように、表示部 106は、キーマッビング等の必要なスクリーンデータをディスプレイ 107以外の入力部及び Z又は出力部（図示せず）に通知する。図 8Cは、図 8Aに示す例において通知されるスクリーンデータ（キーマッピング）の一例を示す図である。図 8Cに示すように、スタイルを変更した場合、スクリーン表示装置 1は、スクリーンデータを必要なデータに変更しなければならない。このことは、ステップ S311に限らず、ステップ S310、 S305a、 S305b 、 S306a、 S308、及び S309b【こお!ヽても同様である。

[0070] ステップ S302において、表示中のスクリーンが複数であると判断した場合、スクリーン変更判定部 102は、裏スクリーンが表スクリーンに完全に隠れているか否かを判断する（ステップ S303)。なお、ステップ S303以降の動作は、一つの裏スクリーン毎に行われることとする。

[0071] 裏スクリーンが完全に隠れている場合、スクリーン変更判定部 102は、変更後のスタイルに対応するスクリーン属性情報の可否情報に基づいて、裏スクリーンの表示内容が変更可能である力否かを判断する (ステップ S304)。

[0072] ステップ S304において、裏スクリーンの変更が可能であると判断した場合、スクリーン変更判定部 102は、表スクリーン及び裏スクリーンを変更すると判定する (ステップ S305a)か、又は、表スクリーンを変更して、裏スクリーンを変更しないと判定する (ステツプ S305b)。ステップ S305aの判定を行う力それともステップ S305bの判定を行うかは、スクリーン表示装置 1において予め設定されていてもよいし、ユーザによつて選択されてもよい。

[0073] 図 9Aは、ステップ S305aの判定がなされた場合のスクリーンの表示内容の一例を示す図である。図 9Bは、ステップ S305aの判定がなされる場合のスクリーン Cのスクリーン属性情報の一例を示す図である。ステップ S305aの判定がなされる場合のスクリーン Aのスクリーン属性情報については、図 6Bを援用する。このように、裏スクリーンであるスクリーン Aが表スクリーンであるスクリーン Cの裏に完全に隠れている状況において、スクリーン A及び Cの表示内容が横型スタイルにおいて変更可能である場合、スクリーン表示装置 1は、スクリーン A及び Cの表示内容を変更する。このように、完全に隠れている裏スクリーンの表示内容も変更しておくことによって、表スクリーンが消えたときに、迅速に、ユーザにとって見やすい裏スクリーンが表示されることとなる。 [0074] 図 10は、ステップ S305bの判定がなされた場合のスクリーンの表示内容の一例を示す図である。スクリーン C及び Aのスクリーン属性情報については、図 9B及び図 6 Bを援用する。図 10に示すように、裏スクリーンであるスクリーン Aが表スクリーンであるスクリーン Cの裏に完全に隠れている状況において、スクリーン A及び Cの表示内容が横型スタイルにおいて変更可能である場合、表スクリーンの表示内容を変更する力裏スクリーンの表示内容を変更しないと判定することによって、スクリーン表示装置 1は、裏スクリーンの表示内容を変更しない分、迅速にスクリーンの表示内容の変更を実行することができる。このように、裏スクリーンについては、表示内容を変更しな、と判定することは、処理速度の面にぉ、て有効である。

[0075] ステップ S304において、裏スクリーンが変更可能でないと判断した場合、スクリーン変更判定部 102は、表スクリーンを変更して、裏スクリーンを変更しない (ステップ S3 06a)力、又は、表スクリーン及び裏スクリーンを変更しない (ステップ S306b)と判定する。ステップ S306aの判定を行うか、それともステップ S306bの判定を行うかは、スクリーン表示装置 1にお、て予め設定されて、てもよ、し、ユーザによって選択されてもよい。

[0076] 図 11は、ステップ S306aの判定がなされる場合の裏スクリーンであるスクリーン Aの属性情報の一例を示す図である。ステップ S306aの判定がなされた場合のスクリーンの表示内容の一例については、図 10を援用する。このように、裏スクリーンの変更が不可である場合、スクリーン表示装置 1は、表スクリーンのみ表示内容を変更する。なお、スクリーン属性情報は、表スクリーンである場合、又は、裏スクリーンである場合に応じて、変わってもよい。たとえば、図 10に示す例において、スクリーン Aは、裏スクリーンである場合にのみ、図 11に示すスクリーン属性情報を用いて、横型スタイルにお!/、て表示内容の変更が不可であるとしてもよ!/、。

[0077] 図 12は、ステップ S306bの判定がなされた場合のスクリーンの表示内容の一例を示す図である。ステップ S306bの判定がなされる場合のスクリーン A及び Cのスクリーン属性情報については、図 11及び図 9Bを援用する。このように、裏スクリーンの変更が不可である場合、スクリーン表示装置 1は、裏スクリーンだけでなぐ表スクリーンの表示内容も変更しないとしてもよい。これにより、スクリーンの表示内容の変更による処理負担及び遅延が軽減される。

[0078] ステップ S303において、裏スクリーンが完全に隠れていないと判断した場合、スクリーン変更判定部 102は、変更後のスタイルに対応するスクリーン属性情報の可否情報に基づいて、裏スクリーンの変更内容が変更可能である力否かを判断する (ステツプ S307)。

[0079] ステップ S307において、裏スクリーンの変更が可能であると判断した場合、スクリーン変更判定部 102は、表スクリーン及び裏スクリーンを変更すると判定する (ステップ S308)。

[0080] 図 13Aは、ステップ S308の判定がなされた場合のスクリーンの表示内容の一例を示す図である。図 13Bは、ステップ S308の判定がなされる場合のスクリーン Bのスクリーン属性情報の一例を示す図である。ステップ S308の判定がなされる場合のスクリーン Aの属性情報については、図 6Bを援用する。このように、裏スクリーンであるスクリーン Aの一部が表スクリーンであるスクリーン Bの裏に隠れている状況において、スクリーン A及び Bの表示内容が横型スタイルにおいて変更可能である場合、スクリーン表示装置 1は、スクリーン A及び Bの表示内容を変更する。このように、一部が隠れている裏スクリーンの表示内容も変更しておくことによって、表スクリーンが消えたときに、迅速に、ユーザにとって見やすい裏スクリーンが表示されることとなる。

[0081] ステップ S307おいて、裏スクリーンが変更可能でないと判断した場合、スクリーン変更判定部 102は、表スクリーン及び裏スクリーンを変更しない (ステップ S309a)か、又は、表スクリーンを変更して、裏スクリーンを変更しない (ステップ S309b)と判定する。ステップ S309aの判定を行うか、それともステップ S309bの判定を行うかは、スクリーン表示装置 1にお、て予め設定されて、てもよ、し、ユーザによって選択されてもよい。

[0082] ステップ S309aの判定がなされた場合のスクリーンの表示内容の例については、図 6Aを援用する。ステップ S309aの判定がなされる場合のスクリーン属性情報については、図 11及び図 9Bを援用する。

[0083] 図 14は、ステップ S309bの判定がなされた場合のスクリーンの表示内容の一例を示す図である。ステップ S309bの判定がなされる場合のスクリーン A及び Bのスクリーン属性情報については、図 11及び図 13Bを援用する。このように、裏スクリーンの変更が不可である場合、スクリーン表示装置 1は、表スクリーンのみ表示内容を変更する。なお、スクリーン属性情報は、表スクリーンである場合、又は、裏スクリーンである場合に応じて、変わってもよい。

[0084] 以上のように、本発明の実施形態によれば、複数のスクリーンが同時に表示されている場合や、複数のスクリーンが重なり部分的に表示されている場合、あるいは、スクリーンが他のスクリーンの背後に隠れ、ディスプレイに表示されていない場合などにお!、て、スクリーンの表示内容の変更のトリガーとなる何らかのイベントが発生したら、スクリーン表示装置 1は、表示中のスクリーンに関するスクリーン属性情報に基づいて、スクリーンの表示内容を変更するか否かを判定し、当該判定結果に基づいて、スクリーンの表示内容を変更することができる。これにより、ディスプレイが回転したり、色、フォント、フォントサイズ、言語、メニュー形式等が変更になるなど、スタイルが変更になった場合、表示されているスクリーンの表示内容力スタイルに対応して変更することとなるので、スクリーン表示装置 1は、ユーザにとって見やすい表示を提供することができる。

[0085] 例えば、ディスプレイが回転した際、表示中の全てのスクリーンが回転後のスタイルにおいて変更可能である場合、表示方向が一致することとなるので (たとえば、図 5のステップ S305a、及び S308参照）、ユーザにとって見やすい表示が提供されることとなる。

[0086] なお、ディスプレイ 107が回転した場合、スクリーンの表示内容を変更することによつて、変更後のスクリーンデータが変更後のスタイルに対応するディスプレイの表示領域内に収まるように定義されていれば、ディスプレイ 107の回転によっても、スクリーン表示装置 1は、表示したいスクリーンを表示領域からはみ出すことなく表示させることができる。

[0087] なお、図 4に示すスクリーン変更判定処理 (ステップ S207)は、図 5に示す動作に限定されるものではなぐスクリーンの表示内容の変更の可否を判定する処理であればよい。

[0088] 図 15は、図 4に示すスクリーン変更判定処理の他の例を示すフローチャートである。以下、図 15を参照しながら、図 4に示すスクリーン変更判定処理の他の例におけるスクリーン表示装置 1の動作について説明する。

[0089] まず、スクリーン変更判定部 102は、変更後のスタイルに対応する表示中のスクリーンのスクリーン属性情報に含まれる可否情報に基づ、て、表示中のスクリーンの内、一つでも表示内容の変更が不可なスクリーンが存在するカゝ否かを判断する (ステップ S401)。

[0090] 一つでも表示内容の変更が不可なスクリーンが存在する場合、スクリーン変更判定部 102は、各スクリーンの表示内容を変更しないと判定する（ステップ S402)。全ての表示内容の変更が可能である場合、スクリーン変更判定部 102は、各スクリーンの表示内容を変更すると判定する (ステップ S403)。

[0091] これにより、複数のスクリーンが表示されている状況において、全てのスクリーンの表示内容が変更可能である場合のみ、スクリーン表示装置 1は、スクリーンの表示内容を変更することとなる。したがって、例えば、ディスプレイ 107が回転した場合、全てのスクリーンの表示内容が変更可能である場合、スクリーンの表示方向を一致させることができる。一方、一つでも表示内容の変更が不可なスクリーンがある場合も、スクリーンの表示方向を一致させることができる。これにより、ユーザにとって見やすぃスクリーンを表示することができるスクリーン表示装置が提供されることとなる。

[0092] なお、図 1に示すスクリーン表示装置 1において、外部ネットワークからスクリーン情報をダウンロードすることができるスクリーン情報ダウンロード部が設けられてもよい。これにより、スクリーン表示装置 1は、ダウンロードによって、スクリーン情報記憶部 10 5に記憶されているスクリーン情報を入れ替えることができる。

[0093] なお、図 1に示すスクリーン表示装置 1において、外部ネットワークからスクリーン属性情報をダウンロードすることができるスクリーン属性情報ダウンロード部が設けられてもよい。これにより、スクリーン表示装置 1は、ダウンロードによって、スクリーン情報記憶部 105に記憶されているスクリーン属性情報を入れ替えることができる。

[0094] なお、スクリーン属性情報が 1つ以上のスクリーンを保持するアプリケーションに利用されている場合、スクリーン表示装置 1は、当該アプリケーションに対して表示内容の変更の通知を行、、スクリーンの表示内容の変更を実施してもよ、。 [0095] なお、スクリーン表示装置 1は、ダウンロードによって入れ替えたスクリーンの表示サィズがディスプレイ 107の表示サイズと合致しない場合、スクリーンの表示内容の変更可否を不可として、スクリーン属性情報を書換えてもよ、。

[0096] なお、スクリーン変更イベント検出部 101は、ディスプレイ 107の回転ではなぐ折りたたみ可能な情報処理端末の開閉、あるいは、ディスプレイのスライドによる位置の変更など、情報処理端末の形状の変更により、スタイルの変更を検出し実施してもよい。

[0097] また、スクリーン変更イベント検出部 101は、ディスプレイ 107の回転方向として、任意の回転方向を検出することができ、上記実施形態で示した縦型、横型、縦型 (逆）、及び横型 (逆）の検出に限定されない。この場合、スクリーン表示装置 1は、ディスプレイ 107の任意の位置に応じたスクリーン属性情報及びスクリーンデータを保持しており、ディスプレイ 107の位置に応じて、スクリーンの表示内容を変更するか否かを判定して、変更すると判定した場合、スクリーンの表示内容をディスプレイ 107の位置に応じて変更するとよい。

[0098] なお、ディスプレイを分割してスクリーンを表示する場合に、個々の表示領域で本発明を適用することも可能である。

[0099] なお、上記実施形態で示したスクリーン表示装置は、上記実施形態で示した動作を実現することができるスクリーン表示プログラムをコンピュータ装置に実行させることによって実現することができる。図 16は、スクリーン表示プログラムを実行させるためのコンピュータ装置のハード構成を示す図である。図 16において、コンピュータ装置は、 CPU11と、入力装置 12と、表示装置 13と、記録装置 14と、通信装置 15とを備える。記録装置 14には、スクリーン表示プログラム 16が格納されている。 CPU11は、スクリーン表示プログラム 16を実行することによって、上記実施形態で示した動作を実行することができる。

[0100] なお、スクリーン表示プログラムが格納されている記録装置 14における記録媒体は、特に限定されるものではなぐ ROMや RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ、フレキシブルディスクやハードディスク等の磁気ディスクメモリ、 CD— ROMや DVD、 B D等の光ディスク、メモリカード等である。また、ここでいう記録媒体は、電話回線ゃ搬送路等の通信媒体も含む概念である。

[0101] なお、スクリーン表示装置 1は、集積回路である LSIとして実現されてもよい。この機能ブロックは、 1チップィ匕されていてもよいし、一部又は全てを含むように 1チップィ匕されていてもよい。典型的には、スクリーン変更イベント検出部 101、スクリーン変更判定部 102、スタイル情報記憶部 103、スクリーン管理部 104、及びスクリーン情報記憶部 105が集積ィ匕される。ここでは、 LSIといった力集積度の違いによっては、 IC、システム LSI、スーパー LSI、ウルトラ LSIと称呼されることもある。また、集積回路化の手法は、 LSIに限られるものではなぐ専用回路または汎用プロセッサで集積回路化を行ってもよい。また、 LSI製造後にプログラムすることが可能な FPGA (Field Pr ogrammable Gate Array)や、 LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギユラブル 'プロセッサーを用いてもよい。さらには、半導体技術の進歩または派生する別技術により LSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックを集積ィ匕してもよい。バイオ技術の適応等が可能性としてあり得る。

[0102] 以上、本発明を詳細に説明してきたが、前述の説明はあらゆる点において本発明の例示にすぎず、その範囲を限定しょうとするものではない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもな、。

産業上の利用可能性

[0103] 本発明に力かるスクリーン表示装置は、複数のスクリーンが表示されて、る状況において、何らかのイベントが発生した場合に、各スクリーンの表示内容を変更することができ、携帯電話や PCD、デジタルカメラなど情報端末等に有用である。また、本発明は、 PCやカーナビなど表示を行うディスプレイを持つ情報処理端末などの用途においても応用できる。

Claims

請求の範囲

[1] 同時に複数のスクリーンをディスプレイに表示可能なスクリーン表示装置であって、スクリーンの表示内容の変更のトリガーとなるスクリーン変更イベントを検出するスクリーン変更イベント検出部と、

前記複数のスクリーンが表示されて、る状況にぉ、て、スクリーン変更イベント検出部によって前記スクリーン変更イベントが検出された場合、表示中の各前記スクリーンについて、各前記スクリーンの表示内容を変更する力否かを判定するスクリーン変更判定部とを備え、

前記スクリーン変更判定部によって表示内容を変更すると判定されたスクリーンの表示内容を変更することを特徴とする、スクリーン表示装置。

[2] さらに、

少なくとも一つの表示中のスクリーンを管理するスクリーン管理部と、

スクリーンの表示形態であるスタイルに対応したスクリーンの表示内容の変更の可否を示す可否情報を含むスクリーン属性情報を記憶するスクリーン情報記憶部とを備え、

前記スクリーン変更判定部は、前記スクリーン情報記憶部に記憶されて!ヽるスタリーン属性情報を参照して、前記スクリーン変更イベント後の前記スタイルに対応する前記可否情報に基づいて、各前記スクリーンの表示内容を変更するか否かを判定することを特徴とする、請求項 1に記載のスクリーン表示装置。

[3] 前記スクリーン変更判定部は、前記表示中のスクリーンについて、重なりの上下関係に基づいて、各前記スクリーンの表示内容を変更する力否かを判定することとを特徴とする、請求項 2に記載のスクリーン表示装置。

[4] 前記スクリーン変更判定部は、最上位に表示されているスクリーンの下に存在するスクリーンの表示内容を変更しないと判定することを特徴とする、請求項 3に記載のスクリーン表示装置。

[5] 前記スクリーン変更判定部は、最上位に表示されているスクリーンの下に存在するスクリーンについて、対応する可否情報が可と設定されている場合、当該スクリーンの表示内容を変更すると判定することを特徴とする、請求項 3に記載のスクリーン表示装置。

[6] 前記スクリーン変更判定部は、前記表示中のスクリーンについて、一つでも表示内容の変更が不可なスクリーンが存在する場合、前記表示中のスクリーン全てについて表示内容を変更しないと判定することを特徴とする、請求項 2に記載のスクリーン表示装置。

[7] 前記スクリーン変更イベント検出部は、前記イベントとしてディスプレイの位置変更を検出し、

前記スクリーン変更判定部は、前記ディスプレイの位置に基づいて、表示中の各前記スクリーンについて、各前記スクリーンの表示内容を変更する力否かを判定することを特徴とする、請求項 1に記載のスクリーン表示装置。

[8] さらに、

前記ディスプレイの位置に対応したスクリーンの表示内容の変更の可否を示す可否情報を含むスクリーン属性情報を記憶するスクリーン情報記憶部とを備え、前記スクリーン変更判定部は、前記スクリーン情報記憶部に記憶されて!ヽるスタリーン属性情報を参照して、変更後の前記ディスプレイの位置に対応する前記可否情報に基づいて、各前記スクリーンの表示内容を変更する力否かを判定することを特徴とする、請求項 7に記載のスクリーン表示装置。

[9] 前記スクリーンに関する情報を外部ネットワーク力もダウンロードするためのダウン口一ド部をさらに備えることを特徴とする、請求項 1に記載のスクリーン表示装置。

[10] 同時に複数のスクリーンをディスプレイに表示可能な装置において、スクリーンの表示内容を変更するための処理方法であって、

スクリーンの表示内容の変更のトリガーとなるスクリーン変更イベントを検出し、前記複数のスクリーンが表示されて、る状況にぉ、て、前記スクリーン変更イベントが検出された場合、表示中の各前記スクリーンについて、各前記スクリーンの表示内容を変更する力否かを判定し、

表示内容を変更すると判定されたスクリーンの表示内容を変更することを特徴とする、方法。

[11] 同時に複数のスクリーンをディスプレイに表示させることができる集積回路であってスクリーンの表示内容の変更のトリガーとなるスクリーン変更イベントを検出するスクリーン変更イベント検出部と、

前記スクリーン変更判定部によって表示内容を変更すると判定されたスクリーンの表示内容を前記ディスプレイに変更させることを特徴とする、集積回路。

[12] 同時に複数のスクリーンをディスプレイに表示可能なコンピュータ装置で実行されるプログラムであって、

前記コンピュータ装置を、

スクリーンの表示内容の変更のトリガーとなるスクリーン変更イベントを検出するスクリーン変更イベント検出部と、

前記複数のスクリーンが表示されて、る状況にぉ、て、スクリーン変更イベント検出部によって前記スクリーン変更イベントが検出された場合、表示中の各前記スクリーンについて、各前記スクリーンの表示内容を変更する力否かを判定するスクリーン変更判定部として機能させ、

前記コンピュータ装置に、前記スクリーン変更判定部によって表示内容を変更すると判定されたスクリーンの表示内容を変更させることを特徴とする、プログラム。