WO2006067876A1 - 身体貼着用テープ - Google Patents

Abstract

【課題】　通気性を高め、かつ皮膚を持ち上げるように身体に貼り付いて身体に刺激を与えることができる身体貼着テープを提供すること。 【解決手段】　伸縮性のある基材１２と該基材の片面に形成された接着剤層１１とを少なくとも備える身体貼着用のテープ１である。前記接着剤層１１には、テープ幅方向Ｗに延びる凹溝１１１が、テープ長手方向Ｌに間隔を置いて複数配列されており、かつ長さが段階的に異なる凹溝１１１群がテープ長手方向Ｌに、長さが徐々に長くなっては短くなるパターン列Ｇ１からなる配列構成を備える。

Description

明 細 書

身体貼着用テープ

技術分野

[0001] 本発明は、身体に貼着されるテープに関する。

背景技術

[0002] 現在、民間療法、経絡の歪み矯正、ッボ刺激、痩身、筋膜や筋肉の機能回復、骨 や関節の機能回復、腱位置矯正、身体マッサージ、身体保温、身体保護、肩こりなど の凝り、痛み、炎症などの軽減、テーピング、美容、身体患部治療などの分野で、テ ープが活用されている。

[0003] この身体貼着用テープは、上記例示の所望の効果を発揮できるように、材質、形態

、機能面など力 改良がなされている。例えば、接着剤層の形状や形態についてェ 夫が施された身体貼着用テープが幾つか提案されている。

[0004] 特許文献 1には、患部に貼られたテープが皮膚を引っ張ることなく刺激を与えること ができるテープが開示されている。このテープは、テープ長手方向に延びるスリット部 がテープ幅方向に複数形成されて 、ることが特徴である。

[0005] 特許文献 2には、特許文献 1と同様の機能を有するテープが開示され、該テープに は、テープ長手方向を向く所定長のスリット部が断続的に幅方向にわたって形成され ている。

[0006] 特許文献 3には、発汗時にはがれ難ぐかつ通気性のあるテープが開示されている 。このテープは、基材の折り目が露出する曲がりくねった線状の間隙が接着剤層に 形成している。

[0007] 特許文献 4には、肩こり、頭痛、整理痛、関節痛、筋肉痛に有効なテープが開示さ れている。このテープは、二層の接着剤層を備え、第一の接着剤層と第二の接着剤 層との間が所定距離離間していることが特徴である。

特許文献 1：特開 2002— 238944号公報。

特許文献 2：特開 2002— 233545号公報。

特許文献 3 :特開平 10— 033741号公報。 特許文献 4：特開 2001— 245920号公報。

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0008] 本発明は、接着剤層の形状を工夫することによって、通気性を高め、かつ皮膚を持 ち上げるように身体に貼り付いて身体に刺激を与えることができる身体貼着テープを 提供することを主な目的とする。

課題を解決するための手段

[0009] まず、本発明は、伸縮性のある基材と該基材の片面に接着剤層とを少なくとも備え る身体貼着用のテープであり、前記接着剤層には、テープ幅方向に延びる凹溝が、 テープ長手方向に間隔を置いて複数配列されており、かつ長さが段階的に異なる凹 溝がテープ長手方向に、長さが徐々に長くなつては短くなるパターン列からなる配列 構成を備える身体貼着用テープを提供する。

[0010] テープ幅方向に延びる凹溝は、テープが長手方向に伸縮するのに応じて、溝幅が 変化し、接着剤層の厚みも変化するため、凹溝の深さも変化する。例えば、テープを 弓 Iき伸ばした状態での凹溝の溝幅 wbは、テープを伸ばさな 、状態の凹溝の溝幅 w aよりも広くなり（Wb >Wa)、テープを引き伸ばした状態での凹溝の深さ Dbは、テー プを伸ばさな 、定常状態の凹溝の深さ Daよりも浅くなる（Dbく Da)。

[0011] 本発明は、テープの伸縮に伴う凹溝の幅と深さの変化を積極的に利用する。具体 的には、テープを定常状態 (伸ばさない状態)で身体の目的箇所 (例えば、首、肘、 膝、手首、腰など）に貼り付けすると、接着剤層の凸面部位が皮膚に接着する。当該 身体部位が曲げられたとき (例えば、肘や膝を曲げたとき）は、テープも伸びた状態と なって凹溝の幅が広がり、その深さも浅くなる。そして、再び、身体が元の状態になる ときに、凹溝の幅が狭くなる過程で、各凹溝は、皮膚をつかんで持ち上げるという働 きをする。この働きにより、皮膚下の筋膜や筋肉組織に刺激を与え、また、血流やリン パ液流の流れを促進する。

[0012] この身体貼着用テープは、上記した凹溝のパターン列が、テープ幅方向に所定間 隔を置いて並設されたシートを、所望の幅に切断することによって得るようにしてもよ い。この場合、身体貼着用テープは、凹溝の長さやテープ幅 (切断位置）に応じて、 前記パターン列の全体、あるいはその一部領域が、隣り合うような凹溝群配列模様を 形成する。

[0013] 凹溝群のパターン配列では、凹溝間の間隔が均等となるように配列してもよいし、あ るいは、テープの使用目的や用途に応じて、長さが最短の凹溝から長さが最長の凹 溝に向力つて、隣り合う凹溝間の間隔が段階的に狭くなつたり、それとは逆に、長さが 最短の凹溝力 長さが最長の凹溝に向力つて、隣り合う凹溝間の間隔が段階的に広 くなつたりするように工夫してもよ!/、。

発明の効果

[0014] 本発明に係る身体貼着用テープは、身体の曲げ運動などの際のテープの伸縮に 伴う接着剤層の凹溝の幅や深さの変化を積極的に利用して、凹溝部分で皮膚を把 持又は挟持するように持ち上げ、皮膚下の筋膜や筋肉組織に刺激を与え、また、血 流やリンパ液流の流れを促進したり、筋肉組織の自然な伸縮運動を活性化したりす ることがでさる。

発明を実施するための最良の形態

[0015] 本発明に係る好適な実施形態について、添付した図面を参照しながら説明する。

なお、本実施形態は、本発明の一実施形態を示したものであり、これにより本発明の 範囲が狭く解釈されることはない。

[0016] まず、図 1は、本発明に係る身体貼着用テープの最終製品形態の一例を示す図、 図 2は、同身体貼着用テープを裏面側 (接着剤層側)から視た一部正面図、図 3は、 図 1中の A— A線矢視断面、図 4は、凹溝の他の実施形態を示す部分拡大図である

[0017] 図 1に示すように、製品 Pは、長尺の帯状をなす身体貼着用テープ 1が、接着剤層 11上に離形紙 2が保持された状態で、所定長分 (例えば、 5m、 10m)、ロール卷きさ れている。身体貼着用テープ 1 (以下「テープ 1」と称する。）を使用する場合は、製品 Pから必要な長さ分だけテープ 1を引き出して、これをカッターや鋏で切断し、離形紙 2を剥がしてから、身体の所望する位置に貼り付けるようにする。

[0018] 図 2に示すように、テープ 1の接着剤層 11には、テープ幅方向 Wに延びる長さ違い の凹溝 111が、テープ長手方向 Lに向けて間隔を置いて、多数配列されている。図 示された本実施形態では、長さが段階的に長くなる凹溝 11 la, 111b, 111c, l l ld 力 テープ長手方向 Lに等間隔で配列されている（図 2参照)。

[0019] 具体的には、凹溝 111は、 111a, 111b, 111c, l l ld, 111c, 111b, 111a, 11 lb, 111c, 111(1· · ·のように長さが徐々に長くなつては短くなるパターン列 G (図 2 参照）を繰り返している。

[0020] 凹溝 111の幅方向 Wの長さについては、例えば、凹溝 11 laの長さを 5mm,凹溝 1 l ibの長さを 10mm、凹溝 111cの長さを 15mm、凹溝 11 Idの長さを 20mmに形成 することができる。なお、凹溝 111の長さの設計は、自由である。

[0021] ここで、凹溝 111は、図 3に示されているように、接着剤層 11にあって、接着剤の肉 厚が周辺よりも薄く形成された部位であり、あるいは、図 4に示されているように、その 底面部 1111から無接着性の基材 12が露出する形態であってもよ 、。後者の形態で は、凹溝 111における通気性がより確保されるので、この点において有利である。

[0022] 図 5は、製品 Pにロール巻きされるテープ 1を得るための幅広状態のシート 3aを接 着剤層側から視た平面図である。図 6は、凹溝 111のテープ幅方向 Wの長さがより長 く形成された変形実施形態のシート 3bを接着剤層側力 視た平面図である。

[0023] まず、図 5に符号 3aで示されたシートは、長さが段階的に長くなる凹溝 11 la, 111 b, 111c, 11 Idからなる上記パターン列 G力 テープ幅方向 Wに向けて複数列形成 されて 、る状態となって 、る。

[0024] このシート 3aを、例えば、図 5に示す C ,Cの位置で切断することによって、図 2に

1 2

示すような接着剤層形態を備える長尺帯状のテープ 1を 3つ得ることができる。

[0025] 図 6に示されたシート 3bは、図 5のシート 3aと同様に、長さが段階的に長くなる計 7 種類の四溝 l l le, 11 If, l l lg, 11111, 1111, 111】, 1111^カらなるノターン歹[10 1S

2 テープ幅方向 Wに向けて複数列形成されている状態となっており、図 6の符号 C位

3 置で切断することによって、長尺帯状のテープ 1を 2つ得ることができる。

[0026] 接着剤層 11において凹溝 111群が所定のパターン列を形成しているシートは、例 えば、図 7に示す方法で製造することができる。なお、図 7は、図 6のシート 3bを代表 例としている力 図 5に示すシート 3aや後述の図 8、図 9に示す変形形態であるシート についても、同様の方法で製造することができる。 [0027] 所定箇所に、対向する一対のローラ部材 Ra、 Rbを設置する。一方のローラ部材 Ra は、平滑な外筒面を備え、他方のローラ部材 Rbには、凹溝 111のパターン列に対応 する凸部（図示せず。）を形成しておく。なお、前記ローラ部材 Raは、平滑な面を有 するプレート部材であってもよ!/、。

[0028] ローラ部材 Ra、 Rbの隙間 Tに対して、基材 12の片側全面に接着剤層 11が積層さ れている状態のシート 3xを、接着剤が固化する前に上方又は側方など力も送り込む 。そして、ローラ部材 Ra、 Rbの押圧力によって、ローラ Rb表面の凸部パターンを接 着剤層 11に転写していく。これにより、パターン列 G力 なる凹溝 111群（11 le〜l

2

1 lk)が所定列数形成されたシート 3bを得ることができる。

[0029] なお、図 7に示すテープ製造方法に係わる実施形態は、あくまでその一例であって 、同製造方法はこれに限定されることはない。例えば、基材 12の片側全面に接着剤 層 11が積層されている状態のシート 3xに対して、エアーを吹き付けたり、針状の部 材などで物理的に引き欠いたり、線引きしたりするなどの手段によって、凹溝 111群 を形成することは、自由である。

[0030] 図 8に示すシート 3cは、図 8の楕円囲いの Y部拡大図に示されているように、凹溝 1 11群（11 le〜l 1 lk)がテープ長手方向 Lに等間隔で配列されておらず、 11 le-11 Ifの間隔 d 、

111ト111;1の間隔(1、 111卜1111^の間隔(1 1S 段階的に狭くなるように配列されて

5 6

いることが特徴である。即ち、 d >d >d >d >d >dとなっている。

1 2 3 4 5 6

[0031] 一方、図 9に示すシート 3dは、図 8の楕円囲いの Z部拡大図に示されているように、 凹溝 111群（11 le〜l 1 lk)がテープ長手方向 Lに等間隔で配列されておらず、 11 le- 11 間隔(1、 l l lf- l l lgの間隔 d、 l l lg- l l lhの間隔 d、 l l lh- l l liの

1 2 3

間隔 d、 l l li- 11 ljの間隔 d、 l l lj- 111kの間隔 dが、段階的に広くなるように配

4 5 6

列されていることが特徴である。即ち、 d < d < d < d < d < dとなっている。

1 2 3 4 5 6

[0032] 図 8に示す実施形態（3c)や図 9に示されたような実施形態（3d)では、上記したよう に、凹溝 111群（11 le〜l 1 lk)がテープ長手方向 Lに等間隔で配列されて 、な 、。 このため、テープ長手方向 Lにおける凹溝の配列密度が変化する結果、凹溝部分で 皮膚を把持又は挟持するように持ち上げて、皮膚下の筋膜や筋肉組織に与える刺 激の程度が、テープの位置によって微妙に変化する t 、う機能上の特徴を有する。

[0033] このようなテープ 3cや 3dの特徴を生力して、例えば、特に刺激の程度を強くしたり、 弱くしたりしたい身体位置に対して、凹溝 111群（11 le〜l I lk)の配列部分を、目 的に応じて選択して使用することができる。

[0034] 例えば、膝、肘、踝 (くるぶし)、踵 (かかと)などに対して、特に強い上記刺激を与え たい場合は、これらの身体位置に対して、図 8に示されたテープ 3cや図 9に示された テープ 3dの配列密度の高 、凹溝 11 lk周辺を一致させるように使用することができる

[0035] 逆に、テープ貼り付け対象の身体位置に対して、あまり強い刺激を与えたくないよう な場合では、図 8に示されたテープ 3cや図 9に示されたテープ 3dの配列密度の低い 凹溝 11 lk周辺を一致させるように使用すればよ!、。

[0036] 以下、図 10、図 11を参照して、上記構成を備えるテープ 1の機能を説明する。

[0037] まず、図 10は、テープ 1を 20cm程度にカットし、身体 (肘部）に貼り付けて使用した ときの様子を示している。図 10中の (A)は、肘を伸ばしたときの状態を示し、（B)は、 肘を曲げたときの状態を示して 、る。

[0038] テープ 1を構成する基材 12は、上述したように、伸縮性を有するので、肘の伸び、 曲げ運動に伴って、伸びたり短くなつたりする（図 10参照)。即ち、まっすぐ伸ばした 状態の肘 4aに、テープ 1を伸ばさずにそのまま貼り付ける（このときのテープ laの長さ 1はとする)。曲げた状態の肘 4bに伸びた状態で貼り付いているテープ lbの長さ 1は

1 2

、基材 12の伸縮性に基づいて、テープ laの長さ 1よりも長くなる（1 >1 ) o

1 2 1

[0039] 図 11は、肘の伸び、曲げ運動に伴うテープ 1の形態変化を説明するためのテープ 断面図 (テープ長手方向断面図）ある。図 11における (A)、（B)、（C)は、順番に、肘 を伸ばした状態、肘を曲げた状態、再び肘を伸ばした状態を示している。なお、以下 は、テープ 1を肘に貼り付けて使用する場合を代表例として説明するが、本テープ 1 の貼り付け位置は、肘に限定されない。

[0040] 図 11に示すように、肘の状態変化の過程で、テープ 1は、テープ長（特に、テープ 長手方向の長さ）が変化し、これに伴って、接着剤層 12の肉厚が変化する。

[0041] 具体的には、肘を伸ばした状態（図 11 (A)のテープ la)力も肘を曲げた状態（図 1 1 (B)のテープ lb)へ移行するときに、テープ長が 1から 1へ変化する（1 >1 ) oこのと

1 2 2 1 き、テープ 1の接着剤層 11では、凹溝 111の満幅が Waから Wbへ変化する（Wbく Wa、図 11参照）。

[0042] 続 、て、肘を曲げた状態力も再び肘を伸ばした状態へ移行する過程（図 11 (B)の 状態から (C)の状態へ移行する過程)では、テープ長が 1から再び 1へ変化しようと

2 1

する。このとき、テープ 1の接着剤層 11では、凹溝 111の満幅が Wbから Waへと変化 する。

[0043] この肘の伸ばし、曲げ運動の際の接着剤層 11の変化に伴って、該接着剤層 11に 設けられている凹溝 111の深さも変化する。具体的には、肘を延ばした状態力 肘を 曲げた状態へ移行するときに、テープ 1の接着剤層 11の肉厚が薄くなるのに伴って 、テープ laの凹溝 11 lxの深さ Daは、テープ lbの凹溝 I l lyの深さ Dbへ変化する（ Db< Da)。

[0044] そして、肘を曲げた状態力も再び肘を伸ばした状態へ移行するときに、テープ 1の 接着剤層 11の肉厚が肘を伸ばした状態のレベルに復元し、これに伴って、テープ 1 bの凹溝 11 lyの深さ Dbは、テープ laの凹溝 11 lxの深さ Daへ戻ろうとする。

[0045] このとき、図 11の（C)に示すように、テープ laの各凹溝 11 lx内には、皮膚 Sが把 持されるように持ち上げられる（特に、円形で示す拡大図参照)。一旦、凹溝 l l lx内 に把持された皮膚 S部分は、凹溝 11 lxの底面部を含む内壁を構成する接着剤部分 に接着された状態となる。このため、再び肘を伸ばした状態とされても、凹溝 l l lx内 に留まって、該凹溝 11 lxに把持された状態が維持されるようになる。

[0046] あるいは、図 4に示す実施形態のように、凹溝 111の底面部 1111に、接着剤層 12 が形成されていない基材 12が露出するような構成を採用した場合では、肘の曲げ伸 ばし運動により、一旦、凹溝 l l lx内に把持された状態となった皮膚 S部分は、再び 肘を伸ばした状態とされるときに、凹溝 l l lx内に留まることが少なくなつて、図 11中 の (A)の状態に示された状態、あるいはこれに近似した状態にまで戻ろうとする。

[0047] このように、本発明に係るテープ 1は、身体の屈曲運動などの運動に伴う接着剤層 11に形成された凹溝 111群の長さや深さの変化を有効に活用して、皮膚 Sに引っ張 り刺激を与える。より詳細には、皮膚 Sだけでなぐ皮膚 S下にある筋膜、筋肉組織に 引っ張り刺激を与える。

[0048] この引っ張り刺激が加えられた皮膚、筋膜、筋肉組織には、元の位置に戻ろうとす る応力が発生する、この応力による刺激が、筋膜内の循環系、神経系、リンパ系を活 性化し、運動不足や老化によって不活性ィ匕した筋肉組織を活性ィ匕する。

[0049] このようなテープ 1から発揮される刺激は、整体 (民間療法）、経絡の歪み矯正、ッ ボ刺激、痩身、筋膜や筋肉の機能回復、骨や関節の機能回復、腱位置矯正、身体 マッサージ、身体保温、身体保護、肩こりなどの凝り、痛み、炎症などの軽減、テーピ ング、美容、身体患部治療などに広く効果を発揮する。

産業上の利用可能性

[0050] 本発明に係る身体貼着用テープは、整体 (民間療法)、経絡の歪み矯正、ッボ刺激 、痩身、筋膜や筋肉の機能回復、骨や関節の機能回復、腱位置矯正、身体マッサ一 ジ、身体保温、身体保護、肩こりなどの凝り、痛み、炎症などの軽減、テーピング、美 容、身体患部治療などに広く利用できる。

図面の簡単な説明

[0051] [図 1]本発明に係る身体貼着用テープの最終製品形態の一例を示す図である。

[図 2]同身体貼着用テープを裏面側 (接着剤層側)から視た一部正面図である。

[図 3]図 1中の A— A線矢視断面である。

[図 4]接着剤層（12)に形成された凹溝の他の実施形態を示す部分拡大図である。

[図 5]製品（P)にロール巻きされるテープ（1)を得るための幅広状態のシート（3a)を 接着剤層（12)側から視た平面図である。

[図 6]凹溝（111)のテープ幅方向 (W)の長さがより長く形成された変形実施形態の シート (3b)を接着剤層（12)側から視た平面図である。

[図 7]接着剤層（11)に凹溝 (111)群が所定のパターン列で形成されるシートを製造 する方法を説明するための図である。

[図 8]接着剤層（11)が形成されたシートの変形形態を示す図である。

[図 9]接着剤層（11)が形成されたシートの別の変形形態を示す図である。

[図 10]テープ (1)をカットし、身体 (肘部）に貼り付けて使用したときの様子を示す図で ある。 [図 11]肘の伸び、曲げ運動に伴うテープ 1の形態変化を説明するためのテープ断面 図 (テープ長手方向断面図)ある。

符号の説明

1 身体貼付用テープ (テープ）

3a,3b,3c,3d シート

11 接着剤層

12 基材

lll(llla〜； lllh) 凹溝

1111 凹溝の底面部

112 凸部

G ,G パターン列

1 2

s 皮膚

L テープ長手方向

W テープ幅方向

Claims

請求の範囲

[1] 伸縮性のある基材と該基材の片面に接着剤層とを少なくとも備える身体貼着用の テープであって、

前記接着剤層には、テープ幅方向に延びる凹溝が、テープ長手方向に間隔を置 いて複数配列されており、かつ長さが段階的に異なる凹溝がテープ長手方向に、長 さが徐々に長くなつては短くなるパターン列力もなる配列構成を備える身体貼着用テ ープ。

[2] 前記パターン列が、テープ幅方向に所定間隔を置いて並設されたシートを、所望 の幅に切断することによって得られることを特徴とする請求の範囲第 1項記載の身体 貼着用テープ。

[3] 長さが最短の凹溝力も長さが最長の凹溝に向力つて、隣り合う凹溝間の間隔が段 階的に狭くなることを特徴とする請求の範囲第 1項に記載の身体貼着用テープ。

[4] 長さが最短の凹溝力も長さが最長の凹溝に向力つて、隣り合う凹溝間の間隔が段 階的に狭くなることを特徴とする請求の範囲第 2項に記載の身体貼着用テープ。

[5] 長さが最短の凹溝力も長さが最長の凹溝に向力つて、隣り合う凹溝間の間隔が段 階的に広くなることを特徴とする請求の範囲第 1項に記載の身体貼着用テープ。

[6] 長さが最短の凹溝力も長さが最長の凹溝に向力つて、隣り合う凹溝間の間隔が段 階的に広くなることを特徴とする請求の範囲第 2項に記載の身体貼着用テープ。

[7] 前記凹溝の底面に無接着性の前記基材が露出することを特徴とする請求の範囲 第 1項から 6のいずれか一項に記載の身体貼着用テープ。