JP3081179U - テーピング用テープ - Google Patents
テーピング用テープInfo
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- JP3081179U JP3081179U JP2001002281U JP2001002281U JP3081179U JP 3081179 U JP3081179 U JP 3081179U JP 2001002281 U JP2001002281 U JP 2001002281U JP 2001002281 U JP2001002281 U JP 2001002281U JP 3081179 U JP3081179 U JP 3081179U
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- Japan
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- tape
- base material
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 筋肉の縦方向と横方向の両方の伸縮をテープ
の伸縮性と切れ目の拡開とによって効果的にサポートす
ることができる、サポート効果に勝れたテーピング用テ
ープを得る。 【解決手段】 均一な幅W及び長さLと、柔軟性と、少
なくとも長手方向の伸縮性とを有する平面シート状をし
た基材2の片面に、患部に貼り付けるための粘着剤3を
塗布すると共に、該基材2の中間部分に長さ方向の切れ
目4を複数本並列に入れることにより、テープ1の中間
部分を3つ以上の小幅部5に分割する。
の伸縮性と切れ目の拡開とによって効果的にサポートす
ることができる、サポート効果に勝れたテーピング用テ
ープを得る。 【解決手段】 均一な幅W及び長さLと、柔軟性と、少
なくとも長手方向の伸縮性とを有する平面シート状をし
た基材2の片面に、患部に貼り付けるための粘着剤3を
塗布すると共に、該基材2の中間部分に長さ方向の切れ
目4を複数本並列に入れることにより、テープ1の中間
部分を3つ以上の小幅部5に分割する。
Description
【0001】
本考案は、身体に貼着して患部を保護するテーピング用テープに関するもので あり、更に詳しくは、肘、膝、肩、腰などの屈伸動作を伴う関節部分に使用して 特に効果的なテーピング用テープに関するものである。
【0002】
例えば、捻挫や打撲、筋肉痛、関節痛などの諸症状を発症した場合の治療法の 一つに、テーピングがある。これは、粘着剤を塗布した伸縮性テープを患部に貼 着してサポートするものであるが、幅の広いテープを関節などの患部に貼着する と、関節の屈伸に伴う筋肉の動きがこのテープによって必要以上に阻害され、却 って治療効果を損ないかねないという問題がある。即ち、関節を屈伸させると、 筋肉は単に筋繊維に沿う方向(縦方向)に伸縮するだけでなく、筋繊維が広がる 方向(横方向)にも伸縮するが、横方向の伸縮力は縦方向の伸縮力よりも小さい ため、この横方向の伸縮がテープによって制限され、関節の屈伸動作が不自由に なり易い。
【0003】 そこで、特開平9−75422号公報には、患部に複数本並べて貼着すること ができる細幅のテープについて記載されており、このような細幅のテープを使用 すれば上述した問題を解決することができる。しかし、このテープは、個々に独 立するものであるため、それらを1本ずつ患部に並べて貼着しなければならず、 取り扱いが非常に面倒である。そこでこの公知例では、複数の細幅テープを巻芯 に並列に巻いておき、その中から複数本を同時に剥離して患部に貼着するように 工夫しているが、テープをロール状に形成すると嵩張るため、携帯や保管等に不 便である。
【0004】 一方、登録実用新案第3030639号公報には、伸縮性のない素材を含むテ ープの中央部に1本の切れ目を入れることによって左右2つの部分に分割したサ ポートテープが開示されている。しかし、この公知例の場合は、関節を屈伸させ た場合に、テープが中央部にある1本の切れ目の位置で僅かに左右に広がり得る だけで、大部分の筋肉は、伸縮性がなく且つ広幅の左右2つのテープ部分で覆わ れることになるため、これらのテープ部分の緊張力によって筋肉の縦横両方向の 伸縮が必要以上に制限されることは避けられず、筋肉の縦方向と横方向の両方の 伸縮をテープの伸縮性と切れ目の拡開とによって適度にサポートするという目的 を果たすことができない。しかも、公報に記載されているように、このテープを 中央の切れ目を大きく広げた状態で患部に貼着した場合には、最も重要なテープ の中央部に大きな空間ができてこの空間部分で筋肉がサポートされないため、サ ポート効果が著しく低下するという不都合が生じる。
【0005】
本考案の課題は、筋肉の縦方向と横方向の両方の伸縮をテープの伸縮性と切れ 目の拡開とによって効果的にサポートすることができる、サポート効果に勝れた テーピング用テープを提供することにある。
【0006】
上記課題を解決するため本考案によれば、均一な幅及び長さと柔軟性と長手方 向の伸縮性とを有する平面シート状をした基材の片面に、患部に貼付するための 粘着剤を塗布することにより形成され、上記基材の長手方向両端部を除く中間部 分が、長さ方向の切れ目を複数本並列に入れることによって3つ以上の小幅部に 分割されていることを特徴とするテーピング用テープが提供される。
【0007】 上記構成を有するテープは、肘、膝、肩、腰などの屈伸動作を伴う関節部分に それを跨ぐように貼着する。そして該関節を屈伸させると、筋肉の縦方向の伸縮 に対しては、該テープの伸縮性により適度の緊張力が付与された状態でその伸縮 が行われ、筋肉の横方向の伸縮に対しては、テープに入れた複数の切れ目が少し ずつ拡開することによって該テープによる拘束力が緩和され、適度の緊張力を保 った状態で筋肉の横方向の伸縮が行われる。この結果、筋肉の縦方向と横方向の 両方の伸縮が複数の小幅部の伸縮性と複数の切れ目の拡開作用とによって効果的 にサポートされることになる。しかも、本考案のテープは、複数の切れ目を入れ ることによって3つ以上の小幅部分に分割されているため、中央部に1本の切れ 目だけを入れた従来例に比べ、テープの横方向の拘束力をより効果的に調整する ことができるだけでなく、切れ目が大きく拡開することによってテープの中央部 に大きな空間が形成され、この空間部分で筋肉がサポートされないといったよう な不都合を生じない。
【0008】 本考案のテープは、実質的に基材の長手方向にのみ伸縮自在であっても、長手 方向と幅方向の両方向に伸縮自在であっても良い。
【0009】 本考案の好ましい具体的な実施態様によれば、上記テープの長さが170〜2 30mm、横幅が40〜70mmであると共に、9〜11本の切れ目を入れるこ とによって中間部分が4〜7mmの幅を有する10〜12の小幅部に分割されて いる。
【0010】 上記各小幅部は、実質的に同一幅であっても良いが、基材の幅方向両側端に位 置する2つの小幅部を互いに同じ幅とし、それらの間に位置する中間の小幅部を それより狭幅に形成することもでき、あるいは、基材の幅方向両側端に位置する 2つの小幅部を互いに同じ幅とし、それらの間に位置する中間の小幅部をそれよ り広幅とすることもできる。
【0011】 上記基材の長手方向両端に位置する切れ目非形成部の幅は、上記小幅部の幅よ り大きいことが望ましい。
【0012】
以下、本考案に係るテーピング用テープの好ましい代表的な実施形態を図面に 基づいて詳細に説明する。 図1及び図2に示すテープ1は、均一な幅W及び長さLと、柔軟性と、長手方 向の伸縮性とを有する矩形の平面シート状をした基材2の裏面に、患部に貼付す るための粘着剤3を塗布することにより形成されたもので、該テープ1は、上記 基材2の長手方向の両端部を除く中間部分に長さ方向の切れ目4を複数本並列に 入れることにより、その中間部分が3つ以上の小幅部5に分割されている。図中 6は、上記基材2の裏面全体に粘着剤3を覆うように取り付けられた剥離紙で、 この剥離紙6を取り付けた状態で基材2に上記切れ目4を入れることにより、こ の剥離紙にも同様の切れ目が入れられている。
【0013】 上記基材2は、テーピングに必要な柔軟性と伸縮性とを備えてさえいればその 素材は問わないが、好ましくは、天然繊維あるいは合成繊維からなるクロスを素 材として使用することである。
【0014】 上記テープ1の大きさは、1種類のテープを膝や肱あるいは肩、腰等の関節部 分の何れの場所にも共通に使用できる大きさであることが望ましく、また、小幅 部5の数は、上記のように3つ以上であれば所期の目的を達成することができる が、より好ましくは、筋肉の縦方向の伸縮に対しては複数の小幅部5の弾力によ って筋肉に適度の緊張力が付与され、筋肉の横方向への伸縮に対しては、複数の 切れ目4が少しずつ拡開することによってテープによる筋肉への拘束力が緩和さ れ、その伸縮が阻害されないような数であることが望ましい。各種の使用実験を 行った結果から、テープ1の好ましい大きさは、長さLが170〜230mm、 より好ましくは200mm、横幅Wが40〜70mm、より好ましくは50mm であって、これに9〜11本の切れ目4を入れることによって中間部分を4〜7 mmの幅を持つ10〜12の小幅部5に分割したものが、最も使用し易く且つ効 果的であるということが分かった。即ち、切れ目4の数がある程度多いほど、筋 肉の横方向への伸縮に対して一つの切れ目が拡開する大きさは小さくて済むため 、テープの弾力性が良好のまま保たれて筋肉の縦方向の伸縮に対するサポート効 果は低下しにくいが、切れ目4が多過ぎると、各小幅部5の幅が狭くなり過ぎて その弾力性が低下したり、剥離紙6を剥離した際に隣接する小幅部5が絡まり合 って相互に付着するなど非常に取り扱いにくいといった問題があり、このような 問題を生じにくいテープの形態が上述した通りのものである。
【0015】 この場合、上記各小幅部5は互いに同じ幅であっても良いが、基材2の幅方向 両側端に位置する2つの小幅部5が互いに同じ幅で、それらの間に位置する中間 の小幅部5がそれよりやや狭幅かあるいはやや広幅であっても良い。なお、基材 2の長手方向両端の切れ目非形成部7は、その幅が上記小幅部5の幅よりやや大 きいことが望ましい。
【0016】 図示した実施例では、上記テープ1の長さLが200mm、幅Wが50mmで あって、これに11本の切れ目を入れることにより中間部分が12の小幅部5に 分割されている。そして、両側端に位置する2つの小幅部5が互いに同じ5mm 幅で、それらの間に位置する中間の小幅部5がそれよりやや狭幅の4mm幅とな っており、さらに切れ目4非形成部の幅は約7mmに形成されている。
【0017】 上記構成を有するテープ1は、図3に示すように、膝や肱あるいは肩、腰など の屈伸動作を伴う関節部分にそれを跨ぐように1枚又は複数枚を並べて貼着する 。そして、関節を屈伸させると、筋肉は縦方向と横方向の両方に伸縮するが、縦 方向の伸縮に対しては、上記テープ1の伸縮性によって筋肉に適度の緊張力が付 与された状態でその伸縮が行われ、横方向の伸縮に対しては、テープ1に入れた 複数の切れ目4が少しずつ拡開することによって該テープ1による横方向の拘束 力が低下するため、筋肉は適度の緊張力を保った状態で横方向にも自由に伸縮す る。この結果、筋肉の縦方向と横方向の両方の伸縮がテープ1の伸縮性と切れ目 4の拡開とによって効果的にサポートされることになる。しかも上記テープ1は 、複数の切れ目4を入れることにより3つ以上の小幅部5分に分割されているた め、中央部に1本の切れ目を入れただけの従来例に比べ、テープ1の横方向の拘 束力をより効果的に調整することができるだけでなく、切れ目が大きく拡開する ことによってテープの中央部に大きな空間が形成され、この空間部分で筋肉がサ ポートされないといったような不都合を生じることがない。
【0018】 なお、上記実施例のテープ1は、基材2が長手方向だけに伸縮性を有している が、長手方向と横幅方向の両方向に伸縮性を有していても良い。この場合、長手 方向と横幅方向の両方向に同じような伸縮性を保持させる必要はなく、長手方向 の伸縮性が大きく、横幅方向の伸縮性が小さくても良い。
【0019】
このように本考案のテーピング用テープは、中間部分が長さ方向の切れ目を複 数本並列に入れることによって3つ以上の小幅部に分割されているため、関節等 の屈伸に伴う筋肉の縦方向と横方向の両方の伸縮を、複数の小幅部の伸縮性と複 数の切れ目の拡開作用とによって効果的にサポートすることができ、サポート効 果に勝れる。
【図1】本考案に係るテーピング用テープの平面図であ
る。
る。
【図2】図1のテープの拡大断面図である。
【図3】図1のテープの使用状態の部分正面図である。
1 テープ 2 基材 3 粘着剤 4 切れ目 5 小幅部 7 切れ目非形成部
Claims (8)
- 【請求項1】均一な幅及び長さと柔軟性と長手方向の伸
縮性とを有する平面シート状をした基材の片面に、患部
に貼付するための粘着剤を塗布することにより形成さ
れ、上記基材の長手方向両端部を除く中間部分が、長さ
方向の切れ目を複数本並列に入れることによって3つ以
上の小幅部に分割されていることを特徴とするテーピン
グ用テープ。 - 【請求項2】上記基材が実質的に長手方向にのみ伸縮自
在であることを特徴とする請求項1に記載のテーピング
用テープ。 - 【請求項3】上記基材が幅方向にも伸縮自在であること
を特徴とする請求項1に記載のテーピング用テープ。 - 【請求項4】上記基材の長さが170〜230mm、幅
が40〜70mmに形成されると共に、9〜11本の切
れ目を入れることによって中間部分が4〜7mm幅の1
0〜12の小幅部に分割されていることを特徴とする請
求項1から3までの何れかに記載のテーピング用テー
プ。 - 【請求項5】上記各小幅部が実質的に同一幅であること
を特徴とする請求項1から4までの何れかに記載のテー
ピング用テープ。 - 【請求項6】上記複数の小幅部のうち基材の幅方向両側
端に位置する2つの小幅部が互いに同じ幅を有し、それ
らの間に位置する中間の小幅部がそれより狭幅であるこ
とを特徴とする請求項1から4までの何れかに記載のテ
ーピング用テープ。 - 【請求項7】上記複数の小幅部のうち基材の幅方向両側
端に位置する2つの小幅部が互いに同じ幅を有し、それ
らの間に位置する中間の小幅部がそれより広幅であるこ
とを特徴とする請求項1から4までの何れかに記載のテ
ーピング用テープ。 - 【請求項8】上記基材の長手方向両端に位置する切れ目
非形成部の幅が、上記小幅部の幅より大きいことを特徴
とする請求項1から7までの何れかに記載のテーピング
用テープ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001002281U JP3081179U (ja) | 2001-04-18 | 2001-04-18 | テーピング用テープ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001002281U JP3081179U (ja) | 2001-04-18 | 2001-04-18 | テーピング用テープ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3081179U true JP3081179U (ja) | 2001-10-26 |
Family
ID=43213961
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001002281U Expired - Lifetime JP3081179U (ja) | 2001-04-18 | 2001-04-18 | テーピング用テープ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3081179U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002238944A (ja) * | 2002-04-01 | 2002-08-27 | Flipflap:Kk | 治療用テープ |
-
2001
- 2001-04-18 JP JP2001002281U patent/JP3081179U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002238944A (ja) * | 2002-04-01 | 2002-08-27 | Flipflap:Kk | 治療用テープ |
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Legal Events
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