JP2019013300A - テーピング用テープ - Google Patents

テーピング用テープ Download PDF

Info

Publication number
JP2019013300A
JP2019013300A JP2017130934A JP2017130934A JP2019013300A JP 2019013300 A JP2019013300 A JP 2019013300A JP 2017130934 A JP2017130934 A JP 2017130934A JP 2017130934 A JP2017130934 A JP 2017130934A JP 2019013300 A JP2019013300 A JP 2019013300A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
taping
slits
dimension
release paper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017130934A
Other languages
English (en)
Inventor
紀昭 芦原
Noriaki Ashihara
紀昭 芦原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2017130934A priority Critical patent/JP2019013300A/ja
Publication of JP2019013300A publication Critical patent/JP2019013300A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Medicinal Preparation (AREA)

Abstract

【課題】貼付する際にスリット間の帯状部分が互いに絡み合ったり、指に纏わり付いたり皺になったりすることなく、皮膚の内側に点在する痛点位置にある腱、靱帯、筋膜、皮膚の下側の神経に対して適度の刺激を与えることができるテーピング用テープを提供する。【解決手段】正方形又は長方形を有し、第1の方向に伸縮性を有する布地11と、粘着材層12と、剥離紙13を備え、第1の方向に切り込まれた複数のスリット2を有し、第1の方向の寸法をL、第2の方向の寸法をWとして、W:L=1:1〜1:3.5、W=10mm〜50mm、L=20〜100mm、スリットの間隔をDとして、D=0.5〜3mmである。【選択図】図1

Description

本発明は、身体に貼り着けて患部を保護するテーピング用テープに関するものであり、特に、肘、膝、肩、腰などの屈伸動作を伴う関節部分での使用に適するテーピング用テープに関する。
従来から、テープの長手方向に複数のスリットを形成し、筋肉の縦方向と横方向の伸縮をテープの伸縮とスリットの拡大によって効果的にサポートすることが可能な、スリットの入ったテーピング用テープが提案されている(特許文献1又は特許文献2参照)。
特許文献1では、テーピング用テープの長さ170mm〜230mm、幅40mm〜70mm、スリットの本数9本〜11本、スリットの間隔4mm〜7mmが例示されている。従来のスリットの入ったテーピング用テープでは、2つのスリット間の幅が広く、またスリットの長さが長いため、剥離紙を剥がす際に、スリット間の細長い帯状部分同士が絡みついて付着してしまったり、帯状部分が指に纏わり付いて皺になったりして、使用不能になったり、うまく患部の皮膚に付着しない虞がある。また、皺になったまま患部に貼付すると、使用者に不快感を与えると共に、スリット間の細長い帯状部分の皺になった部分が皮膚に付着しないので、テーピングの効果が薄れてしまうことになる。
さらに、スリット間の帯状部分の面積が大きいため、患部の皮膚に貼付されたときに、スリット部及びスリット間の帯状部分から、皮膚の内側にある腱、靱帯、筋膜、皮膚の下側の神経に対して大まかな刺激しか与えることができず、その刺激による血流の増加度が低く、血流の増加による筋力の増強効果が薄くなる虞がある。
膝などの痛みに関しては、膝の腱や靱帯に集中して痛みがあることもあるが、通常は、例えば膝の周辺に痛点として点在することが多い。ところが、従来のテーピング用テープの大きさでは、スリット間隔が比較的広いため、点在する複数の痛点に対応するように、皮膚の内側に存在する各痛点位置にある腱、靱帯、筋膜、皮膚の下側の神経を十分に刺激することができないという問題を有していた。
実登3081179号 特開2002−35169号公報
本発明は、上記従来例の問題を解決するためになされたものであり、貼付する際に隣接する2つのスリット間に形成された細長い帯状部分が互いに絡み合ったり、指に纏わり付いたり皺になったりすることを防止すると共に、皮膚の内側に点在する痛点位置にある腱、靱帯、筋膜、皮膚の下側の神経に対して適度の刺激を与えることができ、その刺激による血流の増加度や血流の増加による筋力の増強効果をもたらすことが可能なテーピング用テープを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために本発明に係るテーピング用テープは、正方形又は長方形を有し、少なくとも第1の方向に伸縮性を有する布地と、前記布地の一方の面に塗布された粘着材層と、前記粘着材層の前記布地とは反対側の面に貼付された剥離紙を備え、前記第1の方向と略平行に切り込まれ、前記第2の方向に平行に配列された複数のスリットを有し、前記正方形又は前記長方形の前記第1の方向の寸法をL、前記第1の方向に直交する第2の方向の寸法をWとして、W:L=1:1〜1:3.5の範囲であり、W=10mm〜50mmの範囲であり、前記第2の方向における隣接する2つのスリットの間隔をDとして、D=0.5mm〜3mmの範囲であることを特徴とする。
また、前記第1の方向の寸法L=20mm〜100mmの範囲とすることが好ましい。
また、本発明に係る他のテーピング用テープは、上記いずれかのテーピング用テープを、前記第1の方向に任意の枚数だけ、前記第2の方向に切断することなく連続して配列してなる。
また、本発明に係るテープロールは、前記第1の方向に長尺の剥離紙を有し、上記いずれかの複数の前記テーピング用テープが前記剥離紙上に前記第1の方向に連続して配列されていることを特徴とする。
また、前記第1の方向に連続して配列された複数の前記テーピング用テープは、任意の枚数ずつ、前記第2の方向の寸法Wよりも短い切断線によって、互いに部分的に繋がっているようにしてもよい。
また、本発明に係るテープシートは、第1の方向及び第2の方向にそれぞれ所定の寸法を有するシート状の剥離紙を有し、上記いずれかの複数の前記テーピング用テープが前記剥離紙上に前記第1の方向及び前記第2の方向に連続して配列されていることを特徴とする。
または、前記第1の方向に連続して配列された複数の前記テーピング用シートは、任意の枚数ずつ、前記第2の方向の寸法Wよりも短い切断線によって、互いに部分的に繋がっているようにしてもよい。
本発明に係るテーピング用テープの第1の方向及び第2の方向の寸法は、上記従来のテーピング用テープに比べて非常に小さくなっている。そのため、例えば、幅(第2の方向の寸法)40mm、長さ(第1の方向の寸法)170mm程度の従来のテーピング用テープを用いて膝をテーピングする場合、特許文献1の図3に示すように、長手方向を縦にして、横方向に3枚〜5枚程度貼付する。それに対して、例えば、第2の方向の寸法W=25mm、第1の方向の寸法L=50mm程度の本発明に係るテーピング用テープを用いた場合、第1の方向を縦にして、膝の横方向に5枚〜10枚、膝の縦方向に3列程度、貼り付けることになる。貼付する枚数は多くなるが、個々のテーピング用テープの表面積が小さくなり、また、スリットの長さ及び隣接する2つのスリットの間隔が、いずれも従来のものよりも小さくなっているので、スリット間の帯状部分が互いに絡み合ったり、指に纏わり付いたりしにくくなり、テープ貼りの際の煩わしさは従来のものよりもむしろ軽減される。
また、個々のテーピング用テープの寸法のみならず、スリット間の帯状部分の長さ及び幅が小さいので、スリット部及びスリット間の帯状部分から、皮膚の内側にある腱、靱帯、筋膜、皮膚の下側の神経に対して細かに刺激を与えることができ、その刺激による血流の増加度を高くしたり、血流の増加による筋力の増強効果を高めたりすることが可能となる。さらに、血流量の増加による痛みの軽減や筋力の増強に加えて、テーピング用テープの貼付後の適度な運動により、筋力がさらに増強され、さらなる痛みの軽減が可能になる。
本発明の一実施形態に係るテーピング用テープの構成を示す図であり、(a)は正面図、(b)は側部断面図、(c)は多数のテーピング用テープが芯に巻き付けられた状態(テープロール)を示す斜視図である。 (a)は本発明に係るテーピング用テープを製造するためのカッターの構造及び、このカッターにより長尺テープ上に複数のスリットが形成された状態を示す斜視図であり、(b)はその変形例を示す。 (a)は従来のテーピング用テープを用いて膝をテーピングした場合を示素正面図であり、(b)は本実施形態に係るテーピング用テープを用いて膝をテーピングした場合を示す正面図である。 例えば図1(a)に示すテーピング用テープを長手方向に任意の枚数(例えば2枚)ずつ切断されることなく連続して配列されたテーピング用テープを示す平面図。 多数のテーピング用テープが1枚のシート状剥離紙に縦方向及び横方向に配列された状態(テープシート)を示す平面図。 (a)〜(c)はそれぞれ使用実験に用いた3種類のテーピング用テープの各部の寸法を示す平面図である。
本発明の一実施形態に係るテーピング用テープについて、図面を参照しつつ説明する。図1(a)は、本実施形態に係るテーピング用テープ1の形態を示す平面図であり、図1(b)はその側部断面図である。また、図1(c)は、本実施形態に係るテーピング用テープ1をユーザーに提供する際の仕様(テープロール)を示す斜視図であり、多数のテーピング用テープ1が細長い長尺の剥離紙上に連続して配列されるように貼り付けられた状態で、さらに円筒状の芯に巻き付けられた状態を示す。なお。図1(b)は、理解を容易にするために、厚み方向を誇張して描いている。
テーピング用テープ1は、平面視で矩形(例えば長方形)を有しており、例えば、所定の幅(第2の方向の寸法)Wを有し、円筒状の芯15に巻き付けられた長尺テープ10を、所定の長さ(第1の方向の寸法)Lに切断したものである。長尺テープ10は、緯糸(横糸)と経糸(縦糸)とを組み合わせて織った布地11の下面に粘着材層12を塗布すると共に、粘着剤層12の下面に剥離紙13を貼り付けたものである。長尺テープ10自体は、従来から市販されておりテーピング用テープと同様のものである。布地11は、長尺テープ10の長手方向(第1の方向)の方が幅方向(第2の方向)よりも伸縮性が高くなるように織られている。
テーピング用テープ1は、上記のような長尺テープ10に、特殊な構造を備えたカッターを押しつけることによって製造される。図2は、テーピング用テープ1を製造するためのカッター20の刃の構造又は配置を示す斜視図である。カッター20は、長尺テープ10の長手方向に刃を有し、長尺テープ10の幅方向に平行に配列された複数の縦刃21と長尺テープ10の幅方向に平行に配置された単一の横刃22を備えている。縦刃21の長さは、テーピング用テープ1の長手方向の寸法Lよりも少し短く、横刃22の長さは、長尺テープ10及びテーピング用テープ1の幅方向の寸法とほぼ同じで、それよりも若干長くなるように設定されている。そして、これらの縦刃21及び横刃22は、図示しない基台に固定されており、基台と共に、例えば水平に保持台に保持された長尺テープの表面に対して垂直方向に上下動される。カッター20の縦刃21及び横刃22の切り込み深さは、布地11及び粘着材層12を切断するけれども、剥離紙13を完全には切断しない深さに設定されている。
図2(a)は、一旦カッター20を長尺テープ10に押しつけて切り込みを行った後、長尺テープ10から引き離した状態を示している。長尺テープ10上には、カッター20の縦刃21によって長尺テープ10の長手方向に所定の長さを有する複数のスリット2が長尺テープ10の幅方向に略平行に形成されていると共に、カッター20の横刃22によって長尺テープ10の幅方向に略平行な切断線3が形成されている。長尺テープ10の長手方向に隣接する2つの切断線3の間が、テーピング用テープ1に相当する。
本実施形態に係るテーピング用テープ1は、特許文献1などに示された従来のテーピング用テープと比較して、いわゆる縦横比、幅方向及び長手方向の寸法、及びスリットの間隔が異なっている。前述のように、特許文献1では、テーピング用テープの長さL=170mm〜230mm、幅W=40mm〜70mm、スリットの本数9本〜11本、スリットの間隔4mm〜7mmが例示されている。それに対して、本実施形態に係るテーピング用テープ1は、複数のスリット2の配列方向を幅方向、幅方向に直交する複数のスリット2の切り込み方向を長手方向として、幅方向の寸法をW、長手方向の寸法をLとして、W:L=1:1〜1:3.5の範囲であり、W=10mm〜50mmの範囲であり、L=20mm〜100mmの範囲であり、2つのスリット2の間隔D=0.5mm〜3mmの範囲である。この場合、W=10mm〜20mmの範囲では、W:L=1:1の条件(正方形)は除外される。また、複数のスリット2の長さは長手方向の寸法Lよりも短いことは言うまでもない。さらに、スリット2が形成されている領域は、テーピング用テープ1の各辺からそれぞれ内側に各辺の長さに対して、例えば5%〜10%程度内側であって、その領域内ではスリットが略等間隔に均一に形成されている。
テーピング用テープ1は、従来のテーピング用テープに比べて幅方向の寸法W及び長手方向の寸法Lがいずれも小さく、それに伴ってスリット間の細長い帯状部分の長さも短くなるため、剥離紙を剥がす際に、スリット間の細長い帯状部分同士が絡みつきにくくなり、また、帯状部分が指に纏わり付きにくくなり、テーピング用テープ1が皺になったりして使用不能になる可能性が大幅に低減される。
テーピング用テープ1の幅方向の寸法Wが10mmよりも小さい場合、取り扱いが難しくなったり、面積が小さくなりすぎてテーピングの効果が得られにくくなる。また、Wが50mmよりも大きくなると、皮膚の内側にある腱、靱帯、筋膜、皮膚の下側の神経に対して大まかな刺激しか与えることができなくなる虞がある。一方、テーピング用テープ1の長手方向の寸法Lが20mmよりも小さい場合、スリット間の細長い帯状部分7の面積が小さくなりすぎ、テーピングの効果が得られにくくなる、また、Lが100mmよりも大きくなると、スリット間の細長い帯状部分7同士が絡みつきやすくなる。
2つのスリット間の幅Dが0.5mmよりも小さい場合、幅が狭すぎて、テーピングの効果が発揮できなかったり、テーピング用テープ1を貼り付ける際に切れてしまう虞がある。また、2つのスリット間の幅Dが3mmよりも大きい場合、従来のものと同様に、患部の皮膚に貼付されたときに、スリット部及びスリット間の帯状部分から、皮膚の内側にある腱、靱帯、筋膜、皮膚の下側の神経に対して大まかな刺激しか与えることができなくなる虞がある。
従って、テーピング用テープ1の形状及び各部の寸法を、上記のように設定することによって、スリット間の帯状部分が互いに絡み合ったり、指に纏わり付いたりしにくくなる。また、テーピング用テープ1の寸法のみならず、スリット間の帯状部分の長さ及び幅が小さいので、スリット部及びスリット間の帯状部分から、皮膚の内側にある腱、靱帯、筋膜、皮膚の下側の神経に対して細かに刺激を与えることができ、その刺激による血流の増加度を高くしたり、血流の増加による筋力の増強効果を高めたりすることが可能となる。さらに、血流量の増加による痛みの軽減や筋力の増強に加えて、テーピング用テープ1の貼付後の適度な運動により、筋力がさらに増強され、さらなる痛みの軽減が可能になる。
図3(a)は、従来のテーピング用テープ50を用いて膝をテーピングした場合を示し、図3(b)は本実施形態に係るテーピング用テープ1を用いて膝をテーピングした場合を示す。特許文献1に例示されている、幅40mm、長さ170mm程度の従来のテーピング用テープ50を用いて膝をテーピングする場合、図3(a)に示すように、長手方向を縦にして、横方向に3〜5枚程度貼付する。それに対して、例えば、幅25mm、長さ50mm程度の本発明に係るテーピング用テープ1を用いた場合、図3(b)に示すように、長手方向を縦にして、横方向に6枚、縦方向に3列程度、貼り付けることになる。貼付する枚数は多くなるが、個々のテーピング用テープの表面積が小さくなり、また、スリットの長さ及び隣接する2つのスリットの間隔が、いずれも従来のものよりも小さくなっているので、スリット間の帯状部分が互いに絡み合ったり、指に纏わり付いたりしにくくなり、テープ貼りの際の煩わしさは従来のものよりもむしろ軽減される。
図3(b)からわかるように、実際にテーピング用テープ1を膝などに貼り付けると、膝の形状に合わせて、横方向にスリット2の隙間が引き延ばされるが、縦方向には、テーピングする際にテーピング用テープ1がほぼ限界まで引き延ばされているため、個々のスリット2の長さはさほど変わらない。従って、例えば、カッター20の縦刃21の動きと横刃22の動きを同期させずに、縦刃1を任意の回数(例えば2〜3回)動作させた後、横刃22を1回動作させることにより、図4に示すような、長手方向(第1の方向)に任意の枚数(例えば2枚又は3枚)ずつ切断されることなく連続して配列された複数のテーピング用テープ1を、互いに繋がった状態で提供することができる。または、図2(b)に示すように、カッター20の横刃22’の長さを、長尺テープ10及びテーピング用テープ1の幅方向の寸法よりも若干短くなるように設定し、切断線3’の長さを長尺テープ10又はテーピング用テープ1の幅Wよりも短くして、長尺テープ10の長手方向に隣接するテーピング用テープ1が互いに部分的に繋がっているようにしてもよい。また、隣接するテーピング用テープ1が互いに部分的に繋がっている部分の長さは、ユーザーが手で引っ張ることによって引きちぎられるようにしてもよい。あるいは、長さの異なる2種類の横刃22を用意し、2枚又は3枚など任意の枚数ずつ、隣接するテーピング用テープ1が互いに部分的に繋がっているようにしてもよい。
図5は、本実施形態に係るテーピング用テープ1をユーザーに提供する際の他の仕様(テープシート)を示す平面図であり、複数のテーピング用テープ1が縦方向(第1の方向)及び横方向(第2の方向)にそれぞれ所定の寸法を有するシート状の剥離紙13’上に縦方向及び横方向に連続して配列されるように、貼り付けられた状態を示す。この場合、個々のテーピング用テープ1は、互いに完全に切り離されていてもよいし、上記のように、縦方向に配列された任意の数のテーピング用テープ1が互いに部分的に繋がっているようにしてもよい。なお、前記テーピング用テープ1は、図4に示すような、長手方向(第1の方向)に任意の枚数(例えば2枚又は3枚)ずつ切断されることなく連続して配列されたテーピング用テープであってもよい。
次に、本発明に係るテーピング用テープ1と、従来のテーピング用テープを用いて、4名の被験者による使用実験を行った。その結果を以下に示す。図6は、この使用実験に用いた3種類のテーピング用テープの各部の寸法を示す。図6において、(a)は本発明に係る2種類のテーピング用テープ1の各部の寸法を示し、(b)は従来のテーピング用テープ50の各部の寸法を示す。
実験例1
被験者A氏(65才、男性)
症状:血糖380mg〜400mg
[処置1]
50mm×200mmでスリット間4mmの従来のテーピング用テープを両膝に3枚ずつ貼り付けたところ、食養生は行なわないで3ヶ月後、血糖は350mg〜380mgであり、若干痛みが軽減されたが、痛みの大きな軽減はみられなかった。
*なお、血糖が低下したということは、筋肉量が増えたことを示す。
[処置2]
25mm×50mmでスリット間2.8mmの本発明に係るテーピング用テープを両膝全体に貼り付け(8枚×3列)、食養生は行わないで7日ごとに新しいものに取り替え、2ヶ月後、血糖は240mg〜270mgに低下し、痛みが大きく軽減された。
実験例2
被験者B氏(76才、女性)
症状:1年前、漢方薬を数回服用したところ、胃腸と膵臓の炎症を起こした。食欲減退が強く、全粥、少量の副食しか食べられず、6ヶ月後、体重が5kg減少し、36kgとなった。
[処置1]
50mm×200mmでスリット間4mmの従来のテーピング用テープを両膝に3枚ずつ、さらにかかとにも貼り付けた。また、25mm×300mmのスリットなしテープを腹部に6枚貼り付けた。2ヶ月後、体重が4kg増加し、主食も軟飯を中心に、副食も少し食べられるようになった。しかしながら、胃部に疼痛があった。また、痛みがあることから歩行は少しふらつきがあった。
[処置2]
25mm×50mmでスリット間2.8mmの本発明に係るテーピング用テープを両膝全体に貼り付けたところ(8枚×3列)、1ヶ月後、痛みがなくなると共にふらつきがかなり減少し、歩くスピードが明らかに速くなった。
実験例3
被験者C氏(58才、男性)
症状:ときどき、1週間程度続く腰痛を起こす。疲れると、腰痛を起こす頻度が高くなる。ゆっくり休むと、痛みが楽になる。
[処置1]
50mm×200mmでスリット間4mmの従来のテーピング用テープを両膝に3枚ずつ貼り付けて様子を見たが、改善されなかった。
[処置2]
25mm×50mmでスリット間2.8mmの本発明に係るテーピング用テープを両膝全体に貼り付けたところ(8枚×3列)、3日ほどで腰痛が軽減され、膝の痛みも90%程度とれた。
実験例4
被験者D氏(75才、男性)
症状:6ヶ月前から、ときどき歩行時や階段の昇り降りの際に左右の膝が痛む。
[処置1]
50mm×200mmでスリット間4mmの従来のテーピング用テープを両膝に3枚ずつ貼り付けた。3ヶ月後、左膝は痛まなくなったが、右膝は、階段の昇り降りの際に外側に少し痛みがあった。
[処置2]
25mm×50mmでスリット間2.8mmでの本発明に係るテーピング用テープを両膝全体に貼り付けたところ(8枚×3列)、2週間後には痛みが軽減され、2ヶ月後にはほとんど痛みが無くなった。
このように、4名の被験者による実験結果から、本発明のテーピング用テープ1による効果は、従来のテーピング用テープによる効果よりも顕著であることがわかる。なお、本発明に係るテーピング用テープ1として、例えば図6(c)に示すような40mm×80mmや50mm×80mmのような寸法のものであっても同様の効果が得られる。また、50mm×100mm程度であっても、従来のテーピング用テープよりもスリット間の帯状部分が互いに絡み合ったり、指に纏わり付いたりしにくくなる。また、これらの実験結果から、2つのスリット2の間隔D=2.5mm前後、具体的には、D=2mm〜3mmがより好ましいよう思われる。
なお、本発明に係るテーピング用テープ1を工業的に量産する際におけるスリット2の加工方法は、図2に示すような、幅方向(第2の方向)に平行に配列された複数の縦刃21を長尺テープ10の表面に押しつけるものに限定されず、幅方向に平行な軸に一定間隔で取り付けられた複数の円形の刃を長尺テープ10の表面で間欠的に回転させるものや、その他の構造を有する刃物を用いた加工方向であってもよい。また、市販の長尺テープを所定の長さの短冊状に切断し、切断した短冊状のテープを複数枚(例えば5枚程度)重ねて、定規とカッターナイフなどを用いてスリット2を加工するようにしてもよい。その場合、医師や看護師などが患者に使用させる目的で、市販の長尺テープを所定の長さの短冊状に切断し、切断した短冊状のテープにカッターナイフなどを用いてスリット2を加工する行為は、本発明に係るテーピング用テープ1の製造に該当し、業としての本発明の実施に含まれる。
1 テーピング用テープ
2 スリット
3、3’ 切断線
7 スリット間の細長い帯状部分
10 長尺テープ
11 布地
12 粘着材層
13、13’ 剥離紙
20 カッター
21 縦刃
22、22’ 横刃
50 従来のテーピング用テープ

Claims (7)

  1. 正方形又は長方形を有し、少なくとも第1の方向に伸縮性を有する布地と、前記布地の一方の面に塗布された粘着材層と、前記粘着材層の前記布地とは反対側の面に貼付された剥離紙を備え、
    前記第1の方向と略平行に切り込まれ、前記第2の方向に平行に配列された複数のスリットを有し、
    前記正方形又は前記長方形の前記第1の方向の寸法をL、前記第1の方向に直交する第2の方向の寸法をWとして、
    W:L=1:1〜1:3.5の範囲であり、
    W=10mm〜50mmの範囲であり、
    前記第2の方向における隣接する2つのスリットの間隔をDとして、
    D=0.5mm〜3mmの範囲である
    ことを特徴とするテーピング用テープ。
  2. 前記第1の方向の寸法L=20mm〜100mmの範囲とすることを特徴とする請求項1に記載のテーピング用テープ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のテーピング用テープを、前記第1の方向に任意の枚数だけ、前記第2の方向に切断することなく連続して配列してなるテーピング用テープ。
  4. 前記第1の方向に長尺の剥離紙を有し、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の前記テーピング用テープが前記剥離紙上に前記第1の方向に連続して配列されていることを特徴とするテープロール。
  5. 前記第1の方向に連続して配列された複数の前記テーピング用テープは、任意の枚数ずつ、前記第2の方向の寸法Wよりも短い切断線によって、互いに部分的に繋がっていることを特徴とする請求項4に記載のテープロール。
  6. 第1の方向及び第2の方向にそれぞれ所定の寸法を有するシート状の剥離紙を有し、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の複数の前記テーピング用テープが前記剥離紙上に前記第1の方向及び前記第2の方向に連続して配列されていることを特徴とするテープシート。
  7. 前記第1の方向に連続して配列された複数の前記テーピング用テープは、任意の枚数ずつ、前記第2の方向の寸法Wよりも短い切断線によって、互いに部分的に繋がっていることを特徴とする請求項6に記載のテープシート。
JP2017130934A 2017-07-04 2017-07-04 テーピング用テープ Pending JP2019013300A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017130934A JP2019013300A (ja) 2017-07-04 2017-07-04 テーピング用テープ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017130934A JP2019013300A (ja) 2017-07-04 2017-07-04 テーピング用テープ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019013300A true JP2019013300A (ja) 2019-01-31

Family

ID=65356288

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017130934A Pending JP2019013300A (ja) 2017-07-04 2017-07-04 テーピング用テープ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019013300A (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3097985U (ja) * 2002-12-03 2004-02-12 東和テクノス株式会社 使用時に便利な伸縮性のあるテープサポーター
KR20090007424U (ko) * 2008-01-18 2009-07-22 송명호 절취선이 구비된 치료용 테이프
JP6093460B1 (ja) * 2016-02-08 2017-03-08 シーベル産業株式会社 伸縮性粘着テープ

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3097985U (ja) * 2002-12-03 2004-02-12 東和テクノス株式会社 使用時に便利な伸縮性のあるテープサポーター
KR20090007424U (ko) * 2008-01-18 2009-07-22 송명호 절취선이 구비된 치료용 테이프
JP6093460B1 (ja) * 2016-02-08 2017-03-08 シーベル産業株式会社 伸縮性粘着テープ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20200237567A1 (en) Pre-cut strips of kinesiology tape
US9308115B2 (en) Body-adhesive kinesiology tape
US20160106595A1 (en) User-configurable precut kinesiology tape strip
WO2006067876A1 (ja) 身体貼着用テープ
AU2017202038A1 (en) Pre-cut strips of kinesiology tape
JPS6036563Y2 (ja) 貼付薬の剥離紙構造
WO2015164096A1 (en) Fastening system
KR101813087B1 (ko) 신체 접착형 운동 과학 테이프
JP2019013300A (ja) テーピング用テープ
US20140276319A1 (en) Orthopedic support system
JP2002233545A (ja) 治療用テープ
JP3877628B2 (ja) 治療用テープ
JP2016077351A (ja) 皮膚貼付材
JP6678849B2 (ja) 皮膚伸長テープ及びリラックス方法
JP3139392U (ja) 腹部貼着用人体変調部位加圧治療具
AU2017203740A1 (en) Body-adhesive kinesiology tape
JP3602083B2 (ja) 救急絆創膏の製造方法
US20150020411A1 (en) Adjustable Toe Protector
JP2007236891A (ja) 健康履物及び健康履物製造法並びに製造用の保持具
JP5437915B2 (ja) 貼着シート
WO2019009411A1 (ja) テーピングキット及び身体貼着用のテープの貼付方法
EP0885603A2 (en) A method of manufacturing plasters
CN101433483A (zh) 运动贴布
TWM498571U (zh) 繃帶結構改良
CN101406422A (zh) 叠瓦式医用腹带及其使用方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7426

Effective date: 20170728

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200423

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210315

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210405

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20211015