JP6093460B1 - 伸縮性粘着テープ - Google Patents
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Abstract
Description
テープの側縁が引きつったり、皺が生じたりするのを回避するために、テープ本体の長手方向に沿う両側縁にV字形の切欠きが設けられたテーピングテープがある。
本発明の伸縮性粘着テープは、上記セパレータの幅が上記基材の幅よりも大きいようにできる。また、上記切れ目が、上記基材の幅方向端部から、幅方向中央部に向けて延びるようにできる。また、上記基材が所定長さを有し、上記セパレータ上で隣り合う基材が分離可能に切断されているようにできる。また、上記セパレータの表面に、上記基材に切れ目を入れるときのガイド線が描かれているようにできる。また、上記ガイド線が、上記基材の長手方向に沿って延びるようにできる。また、上記基材の他方の面に選択的に形成され該基材の伸縮を部分的に規制する伸縮調整材を備えるようにできる。
(実施形態1)
図1は、伸縮性粘着テープの実施形態1を示す平面図及び断面図である。
図1(a)に平面図で、図1(b)に図1(a)のA−A線で切断した断面図で示す伸縮性粘着テープ1は、身体の屈曲部や皮膚の伸縮に追従することができるように伸縮可能な布よりなる基材2を備えている。基材2は、スポーツ用粘着テープに用いられている材料の繊維を含む。例えば、ポリエステル、綿、レーヨン、ポリプロピレン、ポリエチレン、セルロース、ポリウレタン、ナイロン等の有機繊維の1種又は2種以上を用いることができる。これらの繊維の太さや、繊維を用いた織布又は編布の撚り、編み方についてはスポーツ用粘着テープに用いられているものを用いればよい。
伸縮性粘着テープの実施形態2を、図3を用いて説明する。図3(a)に平面図に示す伸縮性粘着テープ11は、伸縮可能な布よりなる基材12を備えている。この基材12の裏面には、図3(b)に示す図3(a)のB−B線で切断した断面図から分かるように粘着剤層3が基材12の全面にわたって形成されている。また、粘着剤層3から見て基材12とは反対側の面に、使用前に粘着剤層3を保護するとともに使用時に分離して粘着剤層3を人体の皮膚に対して露出させるセパレータ4、例えば剥離紙が、粘着剤層3に密着して設けられている。
伸縮性粘着テープの実施形態3を、図4を用いて説明する。図4(a)に平面図に示す伸縮性粘着テープ21は、伸縮可能な布よりなる基材22を備えている。この基材22の裏面には、図4(b)の断面図に示すように粘着剤層3が基材22の全面にわたって形成されている。また、粘着剤層3から見て基材22とは反対側の面に、使用前に粘着剤層3を保護するとともに使用時に分離して粘着剤層3を人体の皮膚に対して露出させるセパレータ24、例えば剥離紙が、粘着剤層3に密着して設けられている。
また、直線刃の形状を工夫することにより、を分離する切断線と、セパレータ24に形成するミシン目とを一度に形成することができる。隣り合う基材22を分離する切断する工程とセパレータ24にミシン目を形成する工程とは別途に行ってもよいが、工夫された直線刃により両工程を一度に行うことが、作業効率が高いので好ましい。なお、隣り合う基材22間に、切断線の代わりにミシン目を形成してもよく、この場合、セパレータ24に形成するミシン目24aと同じ工程で一度に形成することができる。
伸縮性粘着テープの実施形態4を、図5の平面図を用いて説明する。図5に示す伸縮性粘着テープ31は、伸縮可能な布よりなる基材32を備えている。図面に直接には表れていないが、この基材32の裏面には、粘着剤層3が基材32の全面にわたって形成されている。また、粘着剤層3から見て基材32とは反対側の面に、使用前に粘着剤層3を保護するとともに使用時に分離して粘着剤層3を人体の皮膚に対して露出させるセパレータ4、例えば剥離紙が、粘着剤層3に密着して設けられている。
伸縮性粘着テープの実施形態5を、図6の背面図を用いて説明する。図6に示す伸縮性粘着テープ41は、図示されたセパレータ44に特徴を有している。図6に示す背面から見てセパレータ44の裏面には、図面に直接には表れていないが、粘着剤層3が形成され、この粘着剤層3から見てセパレータ44とは反対側の面に伸縮可能な布よりなる基材12を備えている。粘着剤層3及び基材12は、図3に示した実施形態2の伸縮性粘着テープ11の粘着剤層3及び基材12と同様の構成とすることができる。つまり、基材12は切れ目2aを有している。図6では図1〜5に示したのと同一部材には同一符号を付しており、以下の説明では重複する説明を省略する。
図6(b)の例では、基材12の短手方向中央部から長手方向に延びるガイド線44aが、長手方向両端部と、中央部とで直線状に合計三個形成されている。
図6(c)の例では、基材12の長手方向に延びるガイド線44aが、長手方向の一端部で、短手方向を四分するように直線状に合計三個形成されている。
図8(b)は図8(a)のテープ長手方向に延びるガイド線44bに加えて、当該ガイド線44bに一端が接しテープ短手方向に延びるガイド線44cを描いたものである。ガイド線44cは、ガイド線44bにより基材12が部分的に分割されて細長い平面形状を有する部分における側縁に相当する位置に、ユーザが切れ目を入れるためのガイド線である。ユーザがガイド線44bのみならずガイド線44cに切れ目を入れることにより、基材12が分割される部分は、人体に湾曲させて貼り付けたときに内周側で皺が抑制され、外周側で引きつりが抑制され、テープを密着させることができる。ガイド線44cは、セパレータ44の幅方向端部から幅方向中央部に向けて延びるように描くこともできる。
図8(d)は図8(c)のテープ長手方向に延びるガイド線44bに加えて、当該ガイド線44bに一端が接しテープ短手方向に延びるガイド線44cを描いたものである。ガイド線44cは、ガイド線44bにより基材12が部分的に分割された部分における側縁に相当する位置に、ユーザが切れ目を入れるためのガイド線である。ユーザがガイド線44bのみならずガイド線44cに切れ目を入れることの効果は、図8(b)の説明で既に述べたのと同様である。
図8(f)は図8(e)のテープ長手方向に延びるガイド線44bに加えて、当該ガイド線44bに一端が接しテープ短手方向に延びるガイド線44cを描いたものである。ガイド線44cは、ガイド線44bにより基材12が部分的に分割された部分における側縁に相当する位置に、ユーザが切れ目を入れるためのガイド線である。ユーザがガイド線44bのみならずガイド線44cに切れ目を入れることの効果は、図8(b)の説明で既に述べたのと同様である。
図9(b)は図9(a)のガイド線44d、44e、44fに加えて、基材12の短手方向中央部から長手方向に延びる破線のガイド線44bが、長手方向の一端から長手方向中央部に向けて直線状に合計二個形成され、当該ガイド線44bに一端が接するガイド線44cが描かれている。
図9(c)は図8(a)のテープ長手方向に延びるガイド線44d、44e、44fに加えて、基材12の長手方向に延びる破線のガイド線44bが、長手方向の両端部で、短手方向を三分するように直線状に形成され、当該ガイド線44bに一端が接するガイド線44cが描かれている。
図9(a)〜(c)において六角形をなす破線のガイド線44dは、テープの幅方向中央部に穴を形成するためのガイド線である。
伸縮性粘着テープの実施形態6を、図10を用いて説明する。図10は、伸縮性粘着テープ51を基材52側から見た斜視図である。図10に示す伸縮性粘着テープ51は、伸縮可能な布よりなる基材52を備えている。図面には図示を省略しているが、この基材52の裏面には、粘着剤層が基材52の全面にわたって形成されている。また、粘着剤層から見て基材52とは反対側の面に、使用前に粘着剤層を保護するとともに使用時に分離して粘着剤層を人体の皮膚に対して露出させるセパレータ、例えば剥離紙(図示省略)が、粘着剤層に密着して設けられている。粘着剤層及びセパレータは、以前の実施形態で既に説明した粘着剤層及びセパレータと同様とすることができ、以下の説明では重複する説明を省略する。
図10(c)に示す伸縮性粘着テープ51は、伸縮調整材7のパターニングが、伸縮性粘着テープ51の長手方向に直線状に伸びる複数の条状である。
図10(e)に示す伸縮性粘着テープ51は、伸縮調整材7のパターニングが、線条により格子状に形成されたものである。格子は正四角形のものに限られず菱形であってもよい。菱形である場合には、伸縮調整材7を伸縮性粘着テープ51の長手方向と短手方向とで伸びが異なるので、かかる菱形の形状の伸びを調整することができる。
図10(g)に示す伸縮性粘着テープ51は、伸縮調整材7のパターニングが、六角形により伸縮性粘着テープ51の長手方向に複数個配列されたものである。
図10(h)に示す伸縮性粘着テープ51は、伸縮調整材7のパターニングが、六角形により伸縮性粘着テープ51の長手方向中央部近傍に複数個配列されたものである。
2、12、22、32、52 基材
3 粘着剤層
4、24、44 セパレータ
7 伸縮調整材
Claims (9)
- 伸縮可能な布からなる基材と、該基材の一方の面に形成され、樹脂からなる粘着剤層と、該粘着剤層から見て前記基材とは反対側の面に形成されたセパレータと、を備え、パッドを有しないテーピングテープであって、ロール状に巻かれる長尺なものであり、
前記基材の側縁のみに、線状の切れ目を複数有し、かつ、前記基材及び前記粘着剤層のみに前記切れ目を有し、前記セパレータに前記切れ目を有しないことを特徴とする伸縮性粘着テープ。 - 伸縮可能な布からなる基材と、該基材の一方の面に形成され、樹脂からなる粘着剤層と、該粘着剤層から見て前記基材とは反対側の面に形成されたセパレータと、を備え、パッドを有しないテーピングテープであって、ロール状に巻かれる長尺なものであり、
前記基材の側縁のみに、線状の切れ目を複数有し、かつ、前記切れ目の幅方向中央部側の端部に、開口を有することを特徴とする伸縮性粘着テープ。 - 前記基材及び前記粘着剤層のみに前記切れ目を有し、前記セパレータに前記切れ目を有しない請求項2記載の伸縮性粘着テープ。
- 前記セパレータの幅が前記基材の幅よりも大きい請求項1〜3のいずれか1項に記載の伸縮性粘着テープ。
- 前記切れ目が、前記基材の幅方向端部から、幅方向中央部に向けて延びる請求項1〜4のいずれか1項に記載の伸縮性粘着テープ。
- 前記基材が所定長さを有し、前記セパレータ上で隣り合う基材が分離可能に切断されている請求項1〜5のいずれか1項に記載の伸縮性粘着テープ。
- 前記セパレータの表面に、前記基材に切れ目を入れるときのガイド線が描かれている請求項1〜6のいずれか1項に記載の伸縮性粘着テープ。
- 前記ガイド線が、前記基材の長手方向に沿って延びる請求項7記載の伸縮性粘着テープ。
- 前記基材の他方の面に選択的に形成され該基材の伸縮を部分的に規制する伸縮調整材を備える請求項1〜8のいずれか1項に記載の伸縮性粘着テープ。
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