WO2006040909A1

WO2006040909A1 - 動力駆動釘打機

Info

Publication number: WO2006040909A1
Application number: PCT/JP2005/017300
Authority: WO
Inventors: Satoshi Osuga; Eiichi Watanabe
Original assignee: Max Co., Ltd.
Priority date: 2004-10-08
Filing date: 2005-09-20
Publication date: 2006-04-20
Also published as: US20080245839A1; JP4569252B2; JP2006102915A; KR20070092948A; EP1798003A4; CN101035653A; EP1798003A1; CN100503177C; TWI332895B; TW200624230A; EP1798003B1; US7748588B2; AU2005293059A1; CA2583112A1

Abstract

　マガジンは、一対の側壁に互いに対向し合うように形成された釘軸部の一部を誘導案内するガイド部と、一方の側壁のガイド部よりもノーズ部の基端側に形成された開口部と、この一方の側壁のガイド部よりもノーズ部の先端側に形成された第１取付部と、他方の側壁のガイド部よりもノーズ部の基端側に形成された第２取付部と、他方の側壁のガイド部よりもノーズ部の先端側に形成された切欠き部と、を備える。

Description

明細書

動力駆動釘打機

技術分野

[0001] 本発明は、圧縮空気や燃焼ガスの圧力等によってシリンダ内に収容されているピストンを衝撃的に駆動して、該ピストンに結合されたドライバによってノーズ部の射出口内に供給された釘やピン等のファスナを木材やコンクリート又は鋼板等の被打込材へ打ち込む動力駆動釘打機に関する。

背景技術

[0002] 動力駆動釘打機として、圧縮空気駆動釘打機や、燃焼ガス駆動釘打機等がある。圧縮空気駆動釘打機は、シリンダ内に圧縮空気を導入することによって、シリンダ内に収容されているピストンを駆動し、ピストンに結合されているドライバによって木材等の被打込材へ釘を打ち込む。燃焼ガス駆動釘打機は、ハウジング内に燃焼室が形成されるとともに、この燃焼室内で可燃性ガスを燃焼させることによって高圧の燃焼ガス発生させて、この燃焼ガスをピストンに作用させてシリンダ内で衝撃的に駆動させ、該ピストンに結合されたドライバによって釘を鋼板やコンクリートへ打ち込む。

[0003] このような動力駆動釘打機では、ハウジング内にシリンダと該シリンダ内に摺動自在に収容されたピストン及びピストンの下面側に一体に結合されたドライバ等からなる衝撃機構が収容される。このハウジングの下方に釘を工作材に向けて打ち出し案内する射出口が形成されているノーズ部が結合される。シリンダ内に収容されている衝撃機構のピストンの下面に結合されたドライバが、この射出口内に収容されて案内されている。そして、このノーズ部の射出口内に供給された釘を前記打撃機構のドライバによって打撃して、ノーズ部の先端側に配置された被打込材へ打ち出す。

[0004] 上記のような動力駆動釘打機では、ノーズ部の射出口内へ釘を連続的に供給するために、多数の釘が互いに軸部で連結された連結釘を装填できるようにしたマガジンが前記ノーズ部に連結されている。動力駆動釘打機で使用される比較的大きな寸法の釘は、釘の軸部が互いに並行となるように平面状に並べた状態で互、の軸部を連結帯によって連結した直状の連結釘として形成される。このような直状の連結釘を使用する動力駆動釘打機では、マガジンが前記直状の連結釘の両側面を案内する両側壁によって直鞘状に形成される。この直鞘状のマガジンの前端部がノーズ部の後方側に連結して取り付けられている。そして、ノーズ部の後方側に形成された開口を介して、直鞘状のマガジンの内部と前記射出口内とが連通される。マガジン内に装填されている連結釘の先頭の釘が、順次ノーズ部の射出口内へ供給される。

[0005] 上記のような動力駆動釘打機では、射出口内に配置された釘がドライバによつて打撃されて射出ロカ打ち出される際に、釘が座屈する等によって射出口内で詰まってしまうことが希に発生する。このように射出口内で詰まった釘は射出口内で曲力たり又はドライバと固く係合してしまっていることが多い。このため、このような釘を射出口内から排除するには詰まった釘に直接ポンチ等の工具を係合させてハンマで衝撃を与えることによって除去する。通常のマガジンではマガジン内に装填されている連結釘を射出口の方向へ押圧付勢させるプッシャが形成されている。このプッシャを後方へ移動操作する操作部をマガジンの側面側へ露出させるための開口がマガジンの側面に沿って形成されている。この開口の部分によって射出口の一部が露呈されている力この開口はノーズ部の上部に形成されており、通常の釘詰まりが発生する射出口の下方部分へポンチ等の工具を挿入することができない。

[0006] 特開 2002-337068は、射出口内で釘が詰まった時に釘が詰まっている射出口を外部に開放させるために、射出口を形成しているノーズ部の前方部分の一部を別の部品として開閉可能に形成して、この部分を開閉することによって釘が詰まった射出口を外部に露呈させる、動力駆動釘打機を開示する。この動力駆動釘打機では、射出口を形成しているノーズ部の前方部分に、射出口の前方壁の一部が前方プレートとしてノーズ部に対して開閉可能な別部材として形成される。通常時には閉鎖位置に配置されているこの前方プレートは、射出口内で釘が詰まった場合に開放位置へ回動されて、射出口の内部が開放され、射出口内で詰まっている釘にポンチ等の工具が係合できる。

[0007] また、通常の動力釘打機では、ノーズ部に連結されているマガジンをノーズ部力取り外して、このマガジンの先端部分をノーズ部の射出ロカ離れる方向へ回転させたりして射出口を開放させて、射出口内で詰まった釘をポンチ等の工具で突き出させて取り除いている。しかしながら、マガジンをノーズ部カも取り外すにはマガジンをノーズ部に取り付けているボルト等を弛緩させるためのドライバやレンチ等のェ具が必要である。また射出口内から詰まった釘を除去した後でマガジンをノーズ部へ取り付ける際にもこれらの工具を再度使用する必要がある。このような工具を使用してのマガジンの取り外しと取り付けの操作が極めて煩わしいという問題があった。

[0008] また、特開 2002-337068の動力釘打機のように、ノーズ部の前方側に開閉可能な前方プレートを形成したりまたはノーズ部とマガジンの間に開閉可能なドア部を形成して、これらの前方プレートやドア部を開放してノーズ部の射出口を開放させることによって、射出口内で詰まった釘を容易に除去することができるものもある力このような動力釘打機では、ノーズ部に射出口内を開放させるための開放可能なプレートや、又は、ノーズ部とマガジンの間に開閉可能ドア部等の別部品を形成する必要があり、更にこれらのプレートやドア部を通常時に閉鎖位置に保持させておくためのラッチ機構等の部品が必要となり、これらの部品の追加によって重量が増加したり更にコストアップの要因となってしまうという問題があった。

発明の開示

[0009] 本発明の一または一以上の実施例は、ノーズ部の射出口を開放させるための開閉可能な別部品を形成したり、又は、マガジンをノーズ部から取り外しする煩わしい操作が不要で、ノーズ部の射出口内で詰まった釘を容易に除去することが可能な動力駆動釘打機を提供する。

[0010] 本発明の一または一以上の実施例によれば、動力駆動釘打機は、釘を打撃するドライバと、前記ドライバを摺動案内する射出口を有するノーズ部と、連結釘が装填され、前記射出口内へ連結釘を順次供給し、一対の側壁を有するマガジンと、前記一対の側壁のそれぞれに互いに対向し合うよう形成され、前記連結釘の側面と係合して連結釘の釘軸部の一部を誘導案内するガイド部と、前記ガイド部よりも前記ノーズ部の基端側に、前記一対の側壁の一方に形成された開口部と、前記ガイド部よりも前記ノーズ部の先端側に、前記一対の側壁の他方に形成された切欠き部と、を備える。

[0011] また、本発明の一または一以上の実施例によれば、動力駆動釘打機は、更に、前記ガイド部よりも前記ノーズ部の先端側に、前記一対の側壁の一方に形成され、前記マガジンを前記ノーズ部に取り付ける第 1取付部と、前記ガイド部よりも前記ノーズ部の基端側に、前記一対の側壁の他方に形成され、前記マガジンを前記ノーズ部に取り付ける第 2取付部と、を備える。

[0012] また、本発明の一または一以上の実施例によれば、動力駆動釘打機は、更に、前記ノーズ部に一体に形成され、後方に向けて突出する第 1および第 2の取付片、を備える。前記第 1取付部は、前記第 1の取付片に取り付けられ、前記第 2取付部は、前記第 2の取付片に取り付けられる。

[0013] また、本発明の一または一以上の実施例によれば、前記ガイド部は、動力駆動釘打機で使用可能な最も短、サイズの連結釘の釘軸部の先端に近、部分の側面を案内する。

[0014] また、本発明の一または一以上の実施例によれば、前記連結釘は、直状に連結された多数の釘力なり、前記マガジンは、直状である。

[0015] また、本発明の一または一以上の実施例によれば、前記ガイド部はそれぞれ、前記側壁に埋め込まれたガイドロッドを備える。

[0016] また、本発明の一または一以上の実施例によれば、動力駆動釘打機は、更に、前記マガジンに装填された前記連結釘を前記射出口の側へ付勢するプッシャを、備える。前記開口部は前記プッシャを案内する。

[0017] 本発明の一または一以上の実施例によれば、動力駆動釘打機において、前記マガジンは、前記一対の側壁のそれぞれに互いに対向し合うよう形成されて前記連結釘の側面と係合して該連結釘の釘軸部の一部を誘導案内するガイド部と、前記ガイド部よりも前記ノーズ部の基端側に位置するよう前記一対の側壁の一方に形成されて前記マガジンに装填された前記連結釘を前記射出口の側へ付勢するプッシャを案内する開口部と、前記ガイド部よりも前記ノーズ部の先端側に位置するよう前記一対の側壁の一方に形成されて前記マガジンを前記ノーズ部に取り付ける第 1取付部と、前記ガイド部よりも前記ノーズ部の基端側に位置するよう前記一対の側壁の他方に形成されて前記マガジンを前記ノーズ部に取り付ける第 2取付部と、前記第 1取付部の近傍から前記連結釘の釘先側に位置する部位を経て前記第 2取付部の近傍へ至る部位に形成された切欠き部とを備える。マガジンは、前記第 1取付部と前記第 2取付部とを介して前記ノーズ部に取り付けられる。従って、前記射出口内を前記開口部と前記切欠き部とから臨むことができる。この結果、ノーズ部に開閉可能な前方プレートを形成したりまたはノーズ部とマガジンの間に開閉可能ドア部を形成したり、または、マガジンをノーズ部から取り外す煩わしい操作をすることなぐマガジンに形成した開口部と切欠き部からノーズ部の射出口内で詰まった釘へポンチ等の工具を係合することができる。このため、動力駆動釘打機の重量やコストを増カロさせることなぐノーズ部の射出口内で詰まった釘を容易に除去することが可能となる。殊に、一対の側壁の他方側にガイド部よりも上方側に位置するよう第 2取付部を設けたので、一対の側壁の他方側の切欠き部を大きく開口させることができ、射出口内で詰まった釘の除去をより好適に行うことができる。

[0018] その他の特徴および効果は、実施例の記載および添付のクレームより明白である。

図面の簡単な説明

[0019] [図 1]動力駆動釘打機の側面図

[図 2]図 1における A— A線上の断面図

[図 3]図 1の動力駆動釘打機の反対側面を示す側面図

圆 4]図 1の動力駆動釘打機の一部を示す底面図

[図 5]図 3における B— B線上の拡大断面図

符号の説明

[0020] 1 動力駆動釘打機

5 マガジン

12 射出口

13、 14 側壁

16 開口部

19 ガイド部

22 第 1取付部

23 切欠き部 24 第 2取付部

発明を実施するための最良の形態

[0021] 以下、図面に従い本発明の実施例を説明する。

実施例 1

[0022] 図 1は、本発明の実施例にかかる動力駆動釘打機を示す。動力駆動釘打機 1 は、衝撃機構を収容しているハウジング 2と、釘を被打込材へ向けて案内する射出口が形成されるとともに前記ハウジング 2の下端部に取り付けられているノーズ部 3と、前記ハウジング 2の後方側に一体に形成されているグリップ部 4と前記ノーズ部 3の後方側間で支持されるとともに多数の釘を収容しているマガジン 5とによって構成される。動力駆動釘打機 1は、通常時には前記ノーズ部 3の先端方向に突出して配置されたコンタクト部材 6を備える。このコンタクト部材 6を被打込材と当接させてノーズ部 3 に沿ってスライド作動させるとともに前記グリップ部 4の基部に形成されているトリガ 7 を操作することによって、動力駆動釘打機 1は、起動される。

[0023] 図 2に示すように、この実施例の動力駆動釘打機 1は、燃焼ガスの圧力によってピストンを駆動させるようにした燃焼ガス駆動式の釘打機として構成されてヽる。動力駆動釘打機 1の前記ハウジング 2内には、下面側に釘を打撃するドライバ 8を一体に結合したピストン 9を収容しているシリンダ 10が収容される。シリンダ 10の上端に、可燃性ガスを燃焼させるための燃焼室 11が形成される。前記シリンダ 10内に収容されているピストン 9の上面力この燃焼室 11に臨まされている。この燃焼室 11内で可燃性ガスを燃焼させることによって生じる燃焼ガスの圧力によって、前記ピストン 9をシリンダ 10内で駆動させるようにしている。可燃性ガスは、例えばガスボンベのような容器に装填され、容器はハウジング 2内に装着される。前記コンタクト部材 6を操作することによって、燃焼室 11が密閉されるとともにこの密閉された燃焼室 11内に可燃性ガスが供給される。供給された可燃性ガスは、燃焼室 11内の空気と混合されて混合気体が生成される。前記トリガ 7を操作することによって、この混合ガスが点火され、燃焼室 11内に高圧の燃焼ガスが生成される。この燃焼ガスが前記ピストン 9に作用して、ピストン 9がシリンダ 10内で駆動する。

[0024] 図 2に示すように、ハウジング 2の下部に取り付けられている前記ノーズ部 3には、釘を被打込材へ向けて打ち出し案内する射出口 12が形成される。この射出口 12 内に、前記ピストン 9に結合されているドライバ 8が、収容されて摺動可能に案内される。更に、この射出口 12は、ノーズ部 3の後方側に連結されている前記マガジン 5と連通され、マガジン 5内に装填されている釘が順次射出口 12内へ供給される。そして、燃焼ガスによって前記ピストン 9がシリンダ 10内で駆動されることによって、ドライバ 8が射出口 12内で駆動されて、射出口 12内に供給されている釘が射出口 12内からノーズ部 3の先端に配置されている被打込材へ向けて打ち出される。

[0025] 上記動力駆動釘打機 1で使用される釘は、多数の釘を各釘の軸部が互いに並行となるように平面状に並べた状態で各々の釘の軸部間を合成樹脂等の連結帯によって連結した直状の連結釘である。前記マガジン 5は、このような直状の連結釘の両側面を案内するための一対の側壁 13、 14を備えた直鞘状に形成されている。図 3 に示すように、このマガジン 5には、マガジン 5内に装填された連結釘の最後尾の釘と係合して連結釘をマガジン 5の前方へ向けて押圧付勢させるプッシャ 15が配置される。マガジン 5の一方側の側壁 13には、前記プッシャ 15を後方側へ引き戻し操作するための操作部 15aをマガジン 5の側面に露出させるための開口部 16が、マガジン 5 の長手方向に沿って形成されて、る。

[0026] 図 4に示すように、前記マガジン 5の前端部は、前記ノーズ部 3の後方側に向いた面に連結される。このため、所定の間隔を隔てて相対して配置されている前記一対の側壁 13、 14の間に形成されている連結釘収容部 17は、ノーズ部 3の後方側に形成されている開口 18を介して射出口 12内と連続されている。マガジン 5の連結釘収容部 17内に装填された連結釘は、連結釘の最後尾の釘と係合される前記プッシャ 1 5によってマガジン 5の前方へ向けて付勢して押圧供給される。この結果、連結釘の最前の釘が、前記開口 18からノーズ部 3の射出口 12内へ供給される。

[0027] 更に、図 5に示すように、マガジンの前記両側壁 13、 14の内側面には、マガジン 5の連結釘収容部 17内に装填された連結釘の両側面を誘導案内するガイド部 19 が互!ヽに対向するように形成される。このガイド部 19には外周面の一部を連結釘収容部 17内へ露出させるようにそれぞれ一対の側壁 13、 14に埋め込まれたガイドロッド 20が設けられて、る。このガイドロッド 20は鋼材等の耐摩耗性の大きな材料により形成される。マガジン 5内で移動する連結釘は、このガイドロッド 20に接触しつつ案内される。このため、連結釘との摩擦によってアルミニウムや合成樹脂等の素材で形成したマガジン 5の本体部分が摩耗してしまうことが防止される。同様に連結釘の頭部を収容する部分にも鋼材によって形成されてヽる頭部ガイド 21が形成される。釘の頭部との摩擦によってマガジン 5の本体部分が摩耗するのが防止される。なお、ガイドロッド 20は連結釘の誘導案内を好適に行うために、ガラス繊維を含んだナイロン榭脂等の自己潤滑性と耐摩耗性を備えた榭脂材料を用いてもよい。この場合、鋼材等を用いた場合に比べてコストの低減、重量の軽減化が計れる利点を有する。

[0028] 前記ガイド部 19は、この動力駆動釘打機 1で使用する最も短いサイズの連結釘の釘軸部の先端に近い部分の側面を案内するように、その上下位置が、設定される。一方の側壁 13に形成されている前記開口部 16は、このガイド部 19よりもノーズ部 3 の基端側（図 5の紙面上方側）に形成されている。そしてこの側壁 13の先端部の前記ガイド部 19のノーズ部 3の先端側（図 5の紙面下方側）にはこの側壁 13をノーズ部 3 へ取り付けるための第 1取付部 22が形成されている。また、他方側の側壁 14の前端には前記ガイド部 19よりもノーズ部 3の先端側部分の側壁を切除した切欠き部 23が形成されている。更に、前記ガイド部 19よりもノーズ部 3の基端側部分の側壁 14にはこの側壁 14を前記ノーズ部 3へ取り付けるための取付部 24が形成されている。

[0029] ノーズ部 3にはマガジン 5の一対の側壁 13、 14に各々形成されている第 1取付部 22と第 2取付部 24とに対応した各々の取付片 25、 26がノーズ部 3の後方側に向けて一体に突出して形成される。これらの取付片 25、 26を前記マガジン 5の第 1取付部 22と第 2取付部 24に嵌合させてそれぞれボルト 27によってマガジン 5の前端部をノーズ部 3へ取り付けている。なお、図 1に示すように、マガジン 5の後部はブラケット 2 8を介して前記グリップ部 4の後端に連結されている。

[0030] 上記のように、マガジン 5の一方側の側壁 13には開口部 16が側壁 13の前端まで形成されており、マガジン 5をノーズ部 3に取り付けた状態ではこの開口部 16を介して前記ガイド部 19よりノーズ部 3の基端側に位置するノーズ部 3の射出口 12内が常時臨むことができる。このため、この開口部 16の部分力も射出口 12内で詰まった釘へポンチ等の工具を適用させて詰まった釘を除去することが可能となる。また、他方の側壁 14の前端部には前記ガイド部 19よりもノーズ部 3の先端側の部分に切欠き部 23を形成している。このため、マガジン 5をノーズ部 3に取り付けた状態で前記切欠き部 23を介して前記ガイド部 19よりノーズ部 3の先端側に位置するノーズ部 3の射出口 12内が常時臨むことができる。このため、この切欠き部 23からノーズ部 3の射出口 12内で詰まった釘へポンチ等の工具を適用させて詰まった釘を除去することが可能となる。

[0031] 上記実施例の説明では、動力駆動釘打機 1としてハウジング 2内に燃焼室 11が形成され、この燃焼室 11内で生成される燃焼ガスの圧力によってピストン 9を駆動して釘を打ち込むようにした燃焼ガス駆動釘打機について説明したが、本発明は、例えば、圧縮空気供給源力エアホース等を介して供給されて、る圧縮空気をシリンダ内に導入させることによってこの圧縮空気によってピストンを駆動させて、該ピストンに結合したドライバによって釘を木材等の被打込材へ打ち込むようにした圧縮空気駆動釘打機においても実施することが可能である。

[0032] 本発明を詳細にまた特定の実施態様を参照して説明したが、本発明の精神と範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にとって明らかである。

[0033] 本出願は、 2004年 10月 8日出願の日本特許出願 (特願 2004— 296271)に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。

産業上の利用可能性

[0034] ノーズ部に開閉可能な別部品を形成したり、又は、マガジンをノーズ部から取り外す必要がなぐノーズ部の射出口内で詰まった釘を容易に除去する。

Claims

請求の範囲

[1] 釘を打撃するドライバと、

前記ドライバを摺動案内する射出口を有するノーズ部と、

連結釘が装填され、前記射出口内へ連結釘を順次供給し、一対の側壁を有するマガジンと、

前記一対の側壁のそれぞれに互いに対向し合うよう形成され、前記連結釘の側面と係合して連結釘の釘軸部の一部を誘導案内するガイド部と、

前記ガイド部よりも前記ノーズ部の基端側に、前記一対の側壁の一方に形成された開口部と、

前記ガイド部よりも前記ノーズ部の先端側に、前記一対の側壁の他方に形成された切欠き部と、

を具備する、動力駆動釘打機。

[2] 更に、

前記ガイド部よりも前記ノーズ部の先端側に、前記一対の側壁の一方に形成され、前記マガジンを前記ノーズ部に取り付ける第 1取付部と、

前記ガイド部よりも前記ノーズ部の基端側に、前記一対の側壁の他方に形成され、前記マガジンを前記ノーズ部に取り付ける第 2取付部と、

を具備する、請求項 1の動力駆動釘打機。

[3] 更に、前記ノーズ部に一体に形成され、後方に向けて突出する第 1および第 2の取付片、を具備し、

前記第 1取付部は、前記第 1の取付片に取り付けられ、

前記第 2取付部は、前記第 2の取付片に取り付けられる、

請求項 2の動力駆動釘打機。

[4] 前記ガイド部は、動力駆動釘打機で使用可能な最も短いサイズの連結釘の釘軸部の先端に近い部分の側面を案内する、請求項 1の動力駆動釘打機。

[5] 前記連結釘は、直状に連結された多数の釘力なり、

前記マガジンは、直状である、

請求項 1の動力駆動釘打機。

[6] 前記ガイド部はそれぞれ、前記側壁に埋め込まれたガイドロッドを備える、請求項 1の動力駆動釘打機。

[7] 更に、前記マガジンに装填された前記連結釘を前記射出口の側へ付勢するプッシャを、具備し、

前記開口部は前記プッシャを案内する、

請求項 1の動力駆動釘打機。