WO2006038419A1

WO2006038419A1 - 環境調整システム及び環境調整方法並びに空調機及びリモートコントローラ

Info

Publication number: WO2006038419A1
Application number: PCT/JP2005/016445
Authority: WO
Inventors: Takayuki Ishiwata; Shoko Kino; Jun-Ichiro Arai
Original assignee: Daikin Industries, Ltd.
Priority date: 2004-09-30
Filing date: 2005-09-07
Publication date: 2006-04-13
Also published as: EP1806159A1; JP2006095232A; JP3806880B2; AU2005290735A1; CN100500242C; EP1806159A4; US20140135571A1; US20080319253A1; KR100852929B1; KR20070046941A; CN101035586A; AU2005290735B2

Abstract

　本発明は環境を調整する技術に関し、テレビなどのディスプレイに映し出された画像を見つつも、良好な睡眠状態を得ることが目的とされる。そして、上記目的を達成するために、環境調整システムは、主として空調機（１）とディスプレイ（２）を備える。空調機（１）は、温調制御部（１１）、送信部（１２）及び温調部（１３）を備える。ディスプレイ（２）は、映写制御部（２１）、受信部（２３）及び映写部（２４）を備える。温調制御部（１１）は、送信部（１２）にディスプレイ（２）へと制御指令（Ｓ２１）を送信させる。制御指令（Ｓ２１）は、ディスプレイ（２）に画像の色調を制御させる。受信部（２３）は、空調機（１）から送信された制御指令（Ｓ２１）を受信し、映写制御部（２１）は、制御指令（Ｓ２１）に基づいて、画像を沈静作用のある色調で映写部（２４）に表示させる。その後、温調制御部（１１）は、温調部（１３）に環境温度を低下させる。

Description

明細書

環境調整システム及び環境調整方法並びに空調機及びリモートコント口ーラ

技術分野

[0001] 本発明は、環境を調整する技術に関し、例えば睡眠制御技術に適用することができる。

背景技術

[0002] 人は、光の照度等で生体リズムを調整して!/、る。生体リズムとは、例えば起床や就寝の時刻、あるいは睡眠時間など、生活に関係したリズムである。

[0003] 現代では、生体リズムを乱す要因が多くあり、例えば夜更力しした場合には、その生体リズムが乱れやすい。このため、乱れた生体リズムを正常な状態に回復させる技術が、これまでにも開発されている。例えば特許文献 1では、計測された照度と環境温度とに基づいて環境温度を調節する技術が開示されている。また特許文献 2では、光の照度を制御することで生体リズムを整える技術が開示されて、る。

[0004] なお、本発明に関連する技術が以下に示されて、る。特許文献 3では、良好な睡眠状態を得るための環境温度の制御技術が開示されている。また、特許文献 4, 5では、複数の装置を一元管理するためのリモート制御に関する技術が開示されている。

[0005] 特許文献 1 :特開平 8— 193738号公報

特許文献 2：特開 2000 - 252084号公報

特許文献 3 :特許 2987981号公報

特許文献 4：特開 2003 - 125465号公報

特許文献 5 :特開 2003— 18672号公報

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0006] テレビの普及に伴って、寝室にテレビを設置し就寝前にテレビを見る人も多くなつている。このため、就寝する時刻が遅くなり、生体リズムが乱れる要因になっている。

[0007] このような状況で、例えば特許文献 2に開示された技術を適用しても、テレビの光がその効果を妨げるおそれがある。

[0008] 本発明では、上述の事情に鑑みてなされたものであり、テレビなどのディスプレイに映し出された画像を見つつも、良好な睡眠状態を得ることが目的とされる。

課題を解決するための手段

[0009] この発明にかかる環境調整システムの第 1の態様は、色調を可変として画像の表示もしくは投射を行う映写部（24)と、環境温度の調節を行う温調部（13)と、前記画像の色調の変化と前記環境温度の前記調節とを相互に関連付けて、それぞれ前記映写部及び前記温調部を制御する制御部（11, 21)とを備える。

[0010] この発明にかかる環境調整システムの第 2の態様は、環境調整システムの第 1の態様であって、前記映写部（24)が前記色調を沈静作用のある色調へと変化させてから、前記温調部（13)が前記環境温度を低下させる。

[0011] この発明にかかる環境調整システムの第 3の態様は、環境調整システムの第 2の態様であって、入眠時点を検出する入眠センサをさらに備え、前記制御部（11)は、前記入眠センサで検出された前記入眠時点から、前記温調部（13)に対して前記環境温度を低下させる制御を行う。

[0012] この発明にかかる環境調整システムの第 4の態様は、環境調整システムの第 2または第 3の態様であって、前記色調を沈静作用のある色調へと変化させる際に、前記映写部（24)に設定される色温度が低下する。

[0013] この発明にかかる環境調整システムの第 5の態様は、環境調整システムの第 2乃至第 4の態様のいずれか一つであって、前記色調を沈静作用のある色調へと変化させる際に、前記画像の輝度が低下する。

[0014] この発明にかかる環境調整システムの第 6の態様は、環境調整システムの第 2乃至第 5の態様のいずれか一つであって、音響を発生する音響発生部 (4)を更に備え、前記色調が沈静作用のある色調へと変化するに伴って、前記音響の音量が減少する。

[0015] この発明にかかる環境調整システムの第 7の態様は、環境調整システムの第 1の態様であって、前記温調部（13)が前記環境温度を上昇させてから、前記映写部（24) が前記色調を興奮作用のある色調へと変化させる。 [0016] この発明にかかる環境調整システムの第 8の態様は、環境調整システムの第 7の態様であって、覚醒時点を検出する覚醒センサをさらに備え、前記制御部（11)は、前記覚醒センサで検出された前記覚醒時点から、前記映写部（24)に対して前記画像の色調を興奮作用のある色調へと変化させる制御を行う。

[0017] この発明にかかる環境調整システムの第 9の態様は、環境調整システムの第 7または第 8の態様であって、前記色調を興奮作用のある色調へと変化させる際に、前記映写部（24)に設定される色温度が上昇する。

[0018] この発明にかかる環境調整システムの第 10の態様は、環境調整システムの第 7乃至第 9の態様のいずれか一つであって、前記色調を興奮作用のある色調へと変化させる際に、前記画像の輝度が上昇する。

[0019] この発明にかかる環境調整システムの第 11の態様は、環境調整システムの第 7乃至第 10の態様のいずれか一つであって、音響を発生する音響発生部 (4)を更に備え、前記色調が興奮作用のある色調へと変化するに伴って、前記音響の音量が増大する。

[0020] この発明に力かる環境調整システムの第 12の態様は、環境調整システムの第 2乃至第 11の態様のいずれか一つであって、前記制御部は、前記温調部（13)の動作を制御する温調制御部（11)と、前記映写部（24)の動作を制御する映写制御部（21) とを有し、前記温調部と前記温調制御部とを含む空調機（1)と、前記映写部と前記映写制御部とを含むディスプレイ（2)とが設けられる。

[0021] この発明にかかる環境調整システムの第 13の態様は、環境調整システムの第 6または第 11の態様であって、前記制御部は、前記温調部（13)の動作を制御する温調制御部（11)と、前記映写部（24)の動作を制御する映写制御部（21)と、前記音響発生部 (4)の動作を制御する音響制御部（21)とを有し、前記温調部と前記温調制御部とを含む空調機（1)と、前記映写部と前記映写制御部と前記音響制御部とを含むディスプレイ（2)が設けられる。

[0022] この発明にかかる環境調整システムの第 14の態様は、環境調整システムの第 12または第 13の態様であって、前記空調機（1)は、第 1制御指令 (S21)を送信する送信部（12)を更に含み、前記ディスプレイ (2)は、前記第 1制御指令を受信する第 1受信部（23)を更に含み、前記温調制御部（11)は、前記送信部に前記第 1受信部へと前記第 1制御指令を送信させ、前記映写制御部（21)は、前記第 1受信部で受信された前記第 1制御指令に基づいて、前記画像の前記色調を変化させて前記映写部に表示もしくは投射させる。

[0023] この発明に力かる環境調整システムの第 15の態様は、環境調整システムの第 14の態様であって、第 2制御指令 (SI 1)を送信するリモートコントローラ（3)を更に備え、前記空調機（1)は、前記第 2制御指令を受信する第 2受信部（14)を更に含み、前記温調制御部（11)は、前記第 2受信部で受信された前記第 2制御指令に基づいて、前記温調部（13)に前記環境温度を制御させ、前記第 2制御指令に基づいて前記第 1制御指令 (S21)を前記送信部（12)に前記第 1受信部（23)へと送信させる。

[0024] この発明にかかる環境調整システムの第 16の態様は、環境調整システムの第 12または第 13の態様であって、第 1制御指令 (S21)を送信するリモートコントローラ（3)を更に備え、前記空調機（1)は、第 2制御指令 (S201)を送信する送信部（12)を更に含み、前記ディスプレイ (2)は、前記第 1制御指令を受信する第 1受信部（23)を更に含み、前記温調制御部（11)は、前記送信部（12)にリモートコントローラへと前記第 2制御指令を送信させ、前記リモートコントローラは、受信した前記第 2制御指令に基づいて、前記第 1受信部へと前記第 1制御指令を送信し、前記映写制御部（21)は、前記第 1受信部で受信された前記第 1制御指令に基づいて、前記画像の前記色調を変化させて前記映写部に表示もしくは投射させる。

[0025] この発明にかかる環境調整システムの第 17の態様は、環境調整システムの第 12または第 13の態様であって、前記映写部（24)の制御を指令する第 1制御指令 (S21) と、前記温調部（13)の制御を指令する第 2制御指令 (SI 1)とを送信する送信部（32 )と、前記送信部を制御する送信制御部（31)とを含むリモートコントローラ（3)を更に備え、前記ディスプレイ (2)は、前記第 1制御指令を受信する第 1受信部（23)を更に含み、前記空調機（1)は、前記第 2制御指令を受信する第 2受信部（14)を更に含み、前記送信制御部は前記送信部に、前記第 1受信部へと前記第 1制御指令を送信させ、前記第 2受信部へと前記第 2制御指令を送信させ、前記映写制御部（21)は、前記第 1受信部で受信された前記第 1制御指令に基づいて、前記画像の前記色調を変化させて前記映写部（24)に表示もしくは投射させ、前記温調制御部（11)は、前記第 2受信部で受信された前記第 2制御指令に基づいて、前記温調部（13)に前記環境温度を変化させる。

[0026] この発明に力かる環境調整システムの第 18の態様は、環境調整システムの第 17の態様であって、前記送信制御部（31)には、前記空調機（1)の制御を指令する第 3制御指令 (S1)が入力され、前記送信制御部は、前記第 3制御指令に基づく前記第 2 制御指令 (S 11)を前記送信部（32)に前記第 2受信部（14)へと送信させ、前記第 1 制御指令 (S21)を前記送信部に前記第 1受信部（23)へと前記第 3制御指令に基づいて送信させる。

[0027] この発明に力かる環境調整システムの第 19の態様は、環境調整システムの第 17の態様であって、前記送信制御部（31)には、前記ディスプレイ（2)の制御を指令する第 3制御指令 (S2)が入力され、前記送信制御部は、前記第 3制御指令に基づく前記第 1制御指令 (S21)を前記送信部（32)に前記第 1受信部（23)へと送信させ、前記 2制御指令 (SI 1)を前記送信部に前記第 2受信部（14)へと前記第 3制御指令に基づいて送信させる。

[0028] この発明にかかる環境調整方法の第 1の態様は、ディスプレイ（2)に表示もしくは投射する画像を沈静作用のある色調に変化させる映写ステップと、前記映写ステップの後に、環境温度を低下する温調ステップとを備える。

[0029] この発明にかかる環境調整方法の第 2の態様は、環境調整方法の第 1の態様であつて、前記温調ステップでは、入眠時点から前記環境温度を低下させる。

[0030] この発明にかかる環境調整方法の第 3の態様は、環境調整方法の第 1または第 2 の態様であって、前記映写ステップでは、前記色調を沈静作用のある色調に変化させる際に、前記色調の色温度の低下も実行する。

[0031] この発明にかかる環境調整方法の第 4の態様は、環境調整方法の第 1乃至第 3の態様のいずれか一つであって、前記映写ステップでは、前記色調を沈静作用のある色調に変化させる際に、前記画像の輝度の低下も実行する。

[0032] この発明にかかる環境調整方法の第 5の態様は、環境調整方法の第 1乃至第 4の態様のいずれか一つであって、前記ディスプレイ（2)に前記画像を表示もしくは投射することに並行して、音響発生部 (4)から音響が発せられ、前記映写ステップでは、前記色調を沈静作用のある色調へと変化するに伴って、前記音響の音量を減少する

[0033] この発明に力かる環境調整方法の第 6の態様は、環境温度を上昇する温調ステツプと、前記温調ステップの後に、ディスプレイ（2)に表示もしくは投射する画像を興奮作用のある色調に変化させる映写ステップとを備える。

[0034] この発明に力かる環境調整方法の第 7の態様は、環境調整方法の第 6の態様であつて、前記映写ステップでは、覚醒時点から前記色調を興奮作用のある色調に変化させる。

[0035] この発明に力かる環境調整方法の第 8の態様は、環境調整方法の第 6または第 7 の態様であって、前記映写ステップでは、前記色調を興奮作用のある色調に変化させる際に、前記色調の色温度の上昇も実行する。

[0036] この発明に力かる環境調整方法の第 9の態様は、環境調整方法の第 6乃至第 8の態様のいずれか一つであって、前記映写ステップでは、前記色調を興奮作用のある色調に変化させる際に、前記画像の輝度の上昇も実行する。

[0037] この発明にかかる環境調整方法の第 10の態様は、環境調整方法の第 6乃至第 9の態様のいずれか一つであって、前記ディスプレイ（2)に前記画像を表示もしくは投射することに並行して、音響発生部 (4)から音響が発せられ、前記映写ステップでは、前記色調を興奮作用のある色調へと変化するに伴って、前記音響の音量を増大する

[0038] この発明にかかる環境調整方法の第 11の態様は、環境調整方法の第 1乃至第 10 の態様のヽずれか一つにぉ、て備えられた前記温調ステップを実行する空調機（1) と、前記一つに記載の前記映写ステップを実行するディスプレイ（2)とを有し、前記空調機は、第 1制御指令 (S21)を送信する送信部（12)を含み、前記ディスプレイは、前記第 1制御指令を受信する第 1受信部（23)を含む、環境調整システムにおいて、前記送信部に前記第 1制御指令を前記第 1受信部へと送信させる送信ステップと、前記第 1制御指令を前記第 1受信部で受信した後、前記第 1制御指令に基づいて前記映写ステップを実行するステップとを備える。 [0039] この発明にかかる環境調整方法の第 12の態様は、環境調整方法の第 11の態様であって、第 2制御指令 (S11)を送信するリモートコントローラ（3)を更に有し、前記空調機（1)は、前記第 2制御指令を受信する第 2受信部（14)を更に含む、前記環境調整システムにおいて、前記リモートコントローラに前記第 2制御指令を送信させるステップと、前記第 2制御指令を前記第 2受信部で受信した後、前記第 2制御指令に基づ、て前記温調ステップを実行し、前記第 2制御指令に基づ、て前記第 1制御指令 (S21)を前記空調機（1)内で発生させるステップとを前記送信ステップの前に実行する。

[0040] この発明にかかる環境調整方法の第 13の態様は、環境調整方法の第 1乃至第 10 の態様のヽずれか一つにぉ、て備えられた前記温調ステップを実行する空調機（1) と、前記一つに記載の前記映写ステップを実行するディスプレイ（2)と、第 1制御指令 (S21)を送信するリモートコントローラ（3)とを有し、前記空調機（1)は、第 2制御指令（S201)を送信する送信部（12)を含み、前記ディスプレイ（2)は、前記第 1制御指令を受信する第 1受信部（23)を含む、環境調整システムにおいて、前記送信部に前記第 2制御指令をリモートコントローラへと送信させるステップと、前記第 2制御指令を受信したリモートコントローラに、前記第 2制御指令に基づいて前記第 1制御指令を前記第 1受信部へと送信させるステップと、前記第 1制御指令を前記受信部で受信した後、前記第 1制御指令に基づ!、て前記映写ステップを実行するステップとを備える。

[0041] この発明にかかる環境調整方法の第 14の態様は、環境調整方法の第 1乃至第 10 の態様のヽずれか一つにぉ、て備えられた前記温調ステップを実行する空調機（1) と、前記一つに記載の前記映写ステップを実行するディスプレイ（2)と、リモートコントローラ (3)とを有し、前記ディスプレイ (2)は、第 1制御指令 (S21)を受信する第 1受信部 (23)を更に含み、前記空調機（1)は、第 2制御指令 (S11)を受信する第 2受信部（14)を更に含み、前記リモートコントローラは、前記第 1制御指令と前記第 2制御指令とを送信する送信部（32)を含む、環境調整システムにおいて、（a)前記送信部に、前記第 1受信部（23)へと前記第 1制御指令 (S21)を送信させ、前記第 2受信部 (14)へと前記第 2制御指令 (SI 1)を送信させるステップと、 (b)前記第 1制御指令を第 1受信部で受信した後、前記第 1制御指令に基づいて前記映写ステップを実行するステップと、（c)前記第 2制御指令を第 2受信部で受信した後、前記第 2制御指令に基づいて前記温調ステップを実行するステップとを備える。

[0042] この発明にかかる環境調整方法の第 15の態様は、前記リモートコントローラ（3)に前記温調ステップの実行を指令する第 3制御指令 (S 1)を入力するステップを前記ステツプ (a)の前に実行し、前記ステップ (a)では、前記第 3制御指令に基づく前記第 2 制御指令 (S 11)を前記送信部（32)に前記第 2受信部（14)へと送信させ、前記第 1 制御指令 (S21)を前記送信部に前記第 1受信部（23)へと前記第 3制御指令に基づいて送信させる。

[0043] この発明にかかる環境調整方法の第 16の態様は、前記リモートコントローラ（3)に前記映写ステップの実行を指令する第 3制御指令 (S2)を入力するステップを前記ステツプ (a)の前に実行し、前記ステップ (a)では、前記第 3制御指令に基づく前記第 1 制御指令 (S21)を前記送信部（32)に前記第 1受信部（23)へと送信させ、前記第 2 制御指令 (SI 1)を前記送信部に前記第 2受信部（14)へと前記第 3制御指令に基づいて送信させる。

[0044] この発明にかかる空調機は、色調を可変として画像の表示もしくは投射を行うデイスプレイ (2)に対し第 1制御指令 (S21)を送信する送信部（12)と、環境温度の調節を行う温調部（13)と、前記温調部を制御する温調制御部（11)とを備え、前記温調制御部は、前記送信部に前記ディスプレイへと前記第 1制御指令を送信させ、前記第 1 制御指令は、前記温調制御部が前記温調部に前記環境温度を調節させることに関連付けて、前記ディスプレイに前記画像の色調を制御させる。

[0045] この発明にかかるリモートコントローラは、送信部（32)と、前記送信部を制御する送信制御部（31)とを備え、前記送信部は、色調を可変として画像の表示もしくは投射を行うディスプレイ (2)への第 1制御指令 (S21)の送信と、空調機（1)への第 2制御指令 (S 11)の送信とが実行可能で、前記送信制御部は、前記送信部に前記ディスプレイへと前記第 1制御指令 (S21)を送信させ、前記送信部に前記空調機へと前記第 2制御指令 (S 11)を送信させ、前記第 1制御指令は、前記ディスプレイに前記画像の色調を制御させ、前記第 2制御指令は、前記空調機に環境温度を調節させ、前記画像の前記色調の変化と前記環境温度の調節とは相互に関連付けられている。発明の効果

[0046] この発明にかかる環境調整システムの第 1の態様、空調機もしくはリモートコント口ーラによれば、温度による睡眠 Z覚醒制御と、色調による睡眠 Z覚醒制御とを関連付けて行うことができる。し力も単色ではない画像が表示されるので、人は当該画像が有する情報を享受しつつも睡眠 Z覚醒することができる。

[0047] この発明にかかる環境調整システムの第 2の態様もしくは環境調整方法の第 1の態様によれば、表示等される画像の色調が沈静作用のある色調へと変化することにより、画像を観ている人に沈静作用のある色を感じさせて、その人の入眠を促進する。更にその後に環境温度が低下するので、睡眠時の体温が低下する。よって、円滑に人を睡眠へと誘導することができる。

[0048] この発明に力かる環境調整システムの第 3の態様もしくは環境調整方法の第 2の態様によれば、入眠時点力も環境温度が低下するので、入眠前に不快感を与えることがない。

[0049] この発明に力かる環境調整システムの第 4の態様もしくは環境調整方法の第 3の態様によれば、色温度が低下した色調において沈静作用が得られるので、その色調で表示等された画像を観て!、る人の入眠が促進される。

[0050] この発明に力かる環境調整システムの第 5の態様もしくは環境調整方法の第 4の態様によれば、周囲が暗くなるので、画像を観ている人の入眠が促進される。

[0051] この発明にかかる環境調整システムの第 6の態様もしくは環境調整方法の第 5の態様によれば、周囲が静かになるので、音響を聴いている人の入眠が促進される。

[0052] この発明に力かる環境調整システムの第 7の態様もしくは環境調整方法の第 6の態様によれば、環境温度が上昇するので睡眠時の体温が上昇して、寝ている人を覚醒へと導く。更にその後に表示等される画像の色調を興奮作用のある色調へと変化することにより、覚醒後に画像を観た人に興奮作用のある色を感じさせて、その人の眠気を弱める。よって、円滑に人を覚醒へと誘導する。

[0053] この発明に力かる環境調整システムの第 8の態様もしくは環境調整方法の第 7の態様によれば、覚醒時点から画像の色調が興奮作用のある色調へと変化するので、覚醒が早められたことによる不快感が低減される。

[0054] この発明に力かる環境調整システムの第 9の態様もしくは環境調整方法の第 8の態様によれば、色温度が上昇した色調において興奮作用が得られるので、その色調で表示等された画像を観た人の眠気が弱められる。

[0055] この発明にかかる環境調整システムの第 10の態様もしくは環境調整方法の第 9の態様によれば、周囲が明るくなるので、画像を観た人の眠気が弱められる。

[0056] この発明にかかる環境調整システムの第 11の態様もしくは環境調整方法の第 10の態様によれば、周囲が騒がしくなるので、音響を聴いた人の眠気が弱められる。

[0057] この発明にかかる環境調整システムの第 12または第 13の態様によれば、環境調整システムを空調機及びディスプレイで構成することができる。

[0058] この発明にかかる環境調整システムの第 14の態様もしくは環境調整方法の第 11の態様によれば、個々別々に設けられる空調機とディスプレイにおいて、空調機が第 1 制御指令によってディスプレイを遠隔操作するので、空調機の制御とディスプレイの制御が相互に関連付けられる。

[0059] この発明にかかる環境調整システムの第 15の態様もしくは環境調整方法の第 12の態様によれば、リモートコントローラへと空調機に対する制御指令を入力するだけで、自動的にディスプレイの制御が行われる。

[0060] この発明にかかる環境調整システムの第 16の態様もしくは環境調整方法の第 13の態様によれば、空調機がリモートコントローラを介して自動的にディスプレイの制御を行う。

[0061] この発明にかかる環境調整システムの第 17の態様もしくは環境調整方法の第 14の態様によれば、リモートコントローラによって、空調機及びディスプレイを一元管理できるので、空調機の制御とディスプレイの制御を相互に関連付けることが容易となる。

[0062] この発明にかかる環境調整システムの第 18の態様もしくは環境調整方法の第 15の態様によれば、リモートコントローラに空調機に対する制御指令を入力するだけで、ディスプレイの制御が自動的に行われる。

[0063] この発明にかかる環境調整システムの第 19の態様もしくは環境調整方法の第 16の態様によれば、リモートコントローラにディスプレイに対する制御指令を入力するだけで、空調機の制御が自動的に行われる。

[0064] この発明の目的、特徴、局面、および利点は、以下の詳細な説明と添付図面とによつて、より明白となる。

図面の簡単な説明

[0065] [図 1]第 1の実施の形態で説明される、環境調整システムを概念的に示すブロック図である。

[図 2]第 1の実施の形態で説明される、環境調整システムを概念的に示すブロック図である。

[図 3]第 1の実施の形態で説明される、環境調整システムを概念的に示すブロック図である。

[図 4]第 2の実施の形態で説明される、環境調整システムを概念的に示すブロック図である。

[図 5]第 2の実施の形態で説明される、環境調整システムを概念的に示すブロック図である。

[図 6]第 2の実施の形態で説明される、環境調整システムを概念的に示すブロック図である。

[図 7]第 3の実施の形態で説明される、環境調整システムを概念的に示すブロック図である。

[図 8]第 3の実施の形態で説明される、環境調整システムを概念的に示すブロック図である。

[図 9]環境調整システムの使用の形態を概念的に示すブロック図である。

発明を実施するための最良の形態

[0066] 第 1の実施の形態.

図 1は、本実施の形態に力かる環境調整システムを概念的に示すブロック図である

。当該システムは、主として空調機 1及びディスプレイ 2を備える。

[0067] 空調機 1は、温調制御部 11、送信部 12及び温調部 13を備える。温調制御部 11は

、送信部 12及び温調部 13を制御する。具体的には以下のように制御する。

[0068] 送信部 12には、制御指令 S20を入力して、これに基づいてディスプレイ 2へと制御指令 S21を送信させる。制御指令 S21は、ディスプレイ 2に画像の色調などの制御をさせる。ここで画像とは、静止画や動画であって単色画面を含まない。

[0069] 温調部 13には、環境温度を調節させる。温調部 13は、所定の位置の環境、例えば空調機 1が設置された環境へと温度調節した空気 100を送り出すことで、その環境の温度つまり環境温度を調節する。

[0070] ディスプレイ 2は、映写制御部 21、受信部 23及び映写部 24を備える。図 1ではディスプレイ 2に音響発生部 4及び画像信号生成部 6が接続されてヽる。音響発生部 4及び画像信号生成部 6は、ディスプレイ 2に対して外付けされている力例えばディスプレイ 2に内蔵されて!、てもよ!/、。

[0071] 受信部 23は、空調機 1から送信された制御指令 S21を受信し、これを制御指令 S2

2として映写制御部 21に入力する。

[0072] 映写制御部 21は、映写部 24、音響発生部 4及び画像信号生成部 6を以下のように制御する。

[0073] 画像信号生成部 6には、画像信号 S3を出力させる。画像信号生成部 6は、例えばチューナ、ビデオレコーダ、 DVD (Digital Versatile Disk)レコーダあるいは端末機などである。テュ' ~~ナは、 VHF (Very High Frequency;、 UHF (Ultra High Frequency) 帯のテレビ信号から、映写制御部 21によって希望されたチャンネルを選択して受信し、これを画像信号 S3として映写制御部 21へと出力する。ビデオレコーダや DVDレコーダは、ビデオや DVD力も画像を読み取り、これを画像信号 S3として映写制御部 21へと出力する。端末機は、例えばネットワーク上力画像を取り込み、これを画像信号 S3として映写制御部 21に出力する。

[0074] 映写部 24には、画像信号生成部 6から得られた画像信号 S3に基づヽて、ディスプレイ 2の画面に表示、もしくはディスプレイ 2とは異なる位置に設置されたスクリーン上に投射させる。画像信号 S3は必ずしも映写制御部 21を経由せずに、画像信号生成部 6から直接に映写部 24に与えられてもよ、。

[0075] 映写部 24で表示等された画像は、制御指令 S22に基づいて、すなわち制御指令 S21に基づいて、その色調が制御される。具体的には、就寝時には沈静作用のある色調に、起床時には興奮作用のある色調にそれぞれ制御される。 [0076] 音響発生部 4には、映写部 24での画像の表示もしくは投射に並行して、音響を発生させる。音響発生部 4は、例えばスピーカである。具体的に例えば、画像信号生成部に内蔵された音声信号生成部で生成された音声信号が、画像信号と共に映写制御部 21に入力され、映写制御部 21はこの音声信号に基づいて音響発生部 4に音響を発生させてもよい。また、このときの音響発生部 4の制御は、映写制御部 21とは別途に設けた音響制御部にさせてもよい。

[0077] 空調機 1における温調部 13の制御と、制御指令 S 21に基づくディスプレイ 2の制御、すなわち画像の色調の制御とは、相互に連係する。従って、上記環境調整システムを次のように把握できる。つまり、環境調整システムは、映写部 24、温調部 13及び制御部を備える。映写部 24は、色調を可変として画像の表示もしくは投射を行う。温調部 13は、環境温度を調節する。制御部は、温調制御部 11と映写制御部 21とを含む。これらは、画像の色調の変化と環境温度の調節とを相互に関連付けて、それぞれ温調部 13及び映写部 24を制御する。

[0078] このような環境調整システムによれば、温度による睡眠 Z覚醒制御と、色調による睡眠 Z覚醒制御とを関連付けて行うことができる。しかも単色ではなヽ画像が表示されるので、人は当該画像が有する情報を享受しつつも睡眠 Z覚醒することができる。

[0079] 以下では、就寝（睡眠）時と起床 (覚醒)時に分けて環境調整システムによる制御技術を説明する。

[0080] 就寝時では、映写部 24が色調を沈静作用のある色調へと変化させてから、温調部

13が環境温度を低下させる。

[0081] 具体的にまず、ディスプレイ 2において映写制御部 21が、制御指令 S22に基づいて、すなわち制御指令 S21に基づいて、画像を沈静作用のある色調で映写部 24に表示もしくは投射させる。

[0082] 例えば白色の色温度が 6000K以下に相当するように変更することで、沈静作用のある色調が得られる。この色調によれば、その色調で表示等された画像を見ている人の入眠が促進させる。

[0083] また、沈静作用のある色調を得ることに並行して、画像の輝度を低めてもょ、。これによれば、周囲が暗くなるので、画像を見ている人の入眠がより促進させる。 [0084] さらに、沈静作用のある色調を得ることに並行して、音響発生部 4から発せられる音量を減少させてもよい。これによれば、周囲が静かになるので、音響を聴いている人の入眠がより促進される。

[0085] 上記制御の後、空調機 1にお!/、て温調制御部 11が、温調部 13に環境温度を低下させる。このとき、入眠時点力も環境温度を低下させることが、肌寒さを感じるなどの不快感を入眠前に与えることがない点で望ましい。入眠時点は、例えば入眠センサによって検出される。

[0086] このような制御技術によれば、表示等される画像の色調が沈静作用のある色調へと変化することにより、画像を観ている人に沈静作用のある色を感じさせて、その人の入眠を促進する。更にその後に環境温度が低下するので、睡眠時の体温が低下する。よって、円滑に人を睡眠へと誘導することができる。

[0087] 次に起床時では、温調部 13が環境温度を上昇させてから、映写部 24が色調を興奮作用のある色調へと変化させる。

[0088] 具体的にまず、空調機 1にお!/ヽて温調制御部 11が、温調部 13に環境温度を上昇させる。

[0089] その後、ディスプレイ 2において映写制御部 21が、制御指令 S22に基づいて、すなわち制御指令 S21に基づいて、画像を興奮作用のある色調で映写部 24に表示もしくは投射させる。このとき、覚醒時点力も画像を興奮作用のある色調に制御すること 1S 覚醒が早められるなどの不快感を低減する点で望ましい。覚醒時点は、例えば覚醒センサによって検出される。

[0090] 例えば白色の色温度が 10000K以上に相当するように色調を変更することで、興奮作用のある色調が得られる。これによれば、その色調で表示等された画像を観た人の眠気が弱められる。

[0091] また、興奮作用のある色調を得ることに並行して、画像の輝度を高めてもよい。これによれば、周囲が明るくなるので、画像を観た人の眠気が弱められる。

[0092] さらに、興奮作用のある色調を得ることに並行して、音響発生部 4から発せられる音量を増加させてもよい。これによれば、周囲が騒がしくなるので、音響を聴いた人の眠気が弱められる。 [0093] このような制御技術によれば、環境温度が上昇するので睡眠時の体温が上昇して、寝ている人を覚醒へと導く。更にその後に表示等される画像の色調を興奮作用のある色調へと変化することにより、覚醒後に画像を観た人に興奮作用のある色を感じさせて、その人の眠気を弱める。よって、円滑に人を覚醒へと誘導する。

[0094] 図 2は、空調機 1と通信するリモートコントローラ 3を含む環境調整システムを概念的に示すブロック図である。空調機 1は、外部力入力される制御指令 S 11に基づいて環境温度を制御してもよぐこの態様が図 2に示されている。図 2で示される構成要素のうち、図 1で示される構成要素と同じものには、同符号が付されている。

[0095] リモートコントローラ 3は、送信制御部 31及び送信部 32を備える。リモートコントローラ 3には、空調機 1に対する制御指令 S1が入力される。制御指令 S1には、例えば温調部 13で調節される環境温度や、その制御を開始する時刻に関する指令が含まれる。

[0096] 送信制御部 31は送信部 32を制御する。具体的に送信部 32には、入力された制御指令 S 1に基づ、て制御指令 S 10を与え、これに基づ、て空調機 1へと制御指令 S 1 1を送信させる。制御指令 S11は、制御指令 S1に基づく環境温度の制御を空調機 1 にさせる。

[0097] 空調機 1は、受信部 14を更に備える。受信部 14は、リモートコントローラ 3から送信された制御指令 SI 1を受信し、これを制御指令 S 12として温調制御部 11に入力する

[0098] 温調制御部 11は、制御指令 S 12に基づいて、すなわち制御指令 S 11に基づいて、温調部 13に環境温度を制御させる。さらに、制御指令 S12に基づいて、つまり制御指令 S11に基づいて、制御指令 S21を送信部 12に送信させるための制御指令 S20 を発生する。そして、これを送信部 12に入力することで、送信部 12にディスプレイ 2 へと制御指令 S21を送信させる。制御指令 S21は上述したように、ディスプレイ 2に画像の色調などの制御をさせる。

[0099] ディスプレイ 2は、受信部 23で制御指令 S21を受信し、上述したと同様にして画像の色調、さらには画像の輝度や音響の量を制御する。

[0100] この場合にも、制御指令 S21に基づくディスプレイ 2の制御と、空調機における温調部 13の制御とは、相互に連携し、上述したと同様に行われる。

[0101] このような制御技術によれば、リモートコントローラ 3へと空調機 1に対する制御指令

S1を入力するだけで、自動的にディスプレイ 2の制御が行われる。

[0102] 図 3は、環境調整システムの他の例を概念的に示すブロック図である。空調機 1は、リモートコントローラ 3を介してディスプレイ 2に画像の色調を制御させてもよぐこの態様が図 3に示されている。図 3で示される構成要素のうち、図 1で示される構成要素と同じものには、同符号が付されている。

[0103] 空調機 1において温調制御部 11は、送信部 12にリモートコントローラ 3へと制御指令 S201を送信させる。制御指令 S201は、リモートコントローラ 3を介してディスプレイ

2に画像の色調を制御させる。

[0104] リモートコントローラ 3は、送信制御部 31、送信部 32及び受信部 33を備える。

[0105] 受信部 33は、空調機 1から送信された制御指令 S201を受信し、これを制御指令 S

202として送信制御部 31に入力する。

[0106] 送信制御部 31は、制御指令 S202に基づいて制御指令 S203を送信部 32に与え

、送信部 32にディスプレイ 2へと制御指令 S21を送信させる。

[0107] ディスプレイ 2は、受信部 23で制御指令 S21を受信し、上述したと同様にして画像の色調、さらには画像の輝度や音響の量を制御する。

[0108] この場合にも、制御指令 S21に基づくディスプレイ 2の制御と、空調機における温調部 13の制御とは、相互に連携し、上述したと同様に行われる。

[0109] このような制御技術によれば、空調機 1がリモートコントローラ 3を介して自動的にデイスプレイ 2の制御を行える。

[0110] 上述したいずれの制御技術においても、温調制御部 11は、ディスプレイ 2に画像の色調などの制御をさせる直前に、制御指令 S21を送信部 12あるいはリモートコント口ーラ 3に送信させてもよいし、あるいはディスプレイ 2に所定時刻から制御を開始させる指令を制御指令 S21に含ませて、前もって送信部 12あるいはリモートコントローラ 3 にディスプレイ 2へと送信させてもよ!、。

[0111] 第 2の実施の形態.

図 4は、本実施の形態に力かる環境調整システムを概念的に示すブロック図である。当該システムは、主としてディスプレイ 2及び空調機 1を備える。

[0112] ディスプレイ 2は、映写制御部 21、映写部 24及び送信部 25を備える。図 4ではディスプレイ 2に音響発生部 4及び画像信号生成部 6が接続されてヽる。音響発生部 4及び画像信号生成部 6は、ディスプレイ 2に対して外付けされている力例えばディスプレイ 2に内蔵されて!、てもよ!/、。

[0113] 映写制御部 21は、映写部 24、送信部 25、音響発生部 4及び画像信号生成部 6を

、以下のように制御する。

[0114] 送信部 25には、制御指令 S10を入力して、これに基づいて空調機 1へと制御指令

S 11を送信させる。制御指令 S 11は、空調機 1に環境温度を制御させる。

[0115] 映写部 24、音響発生部 4及び画像信号生成部 6については、第 1の実施の形態で説明したと同様に制御されるので、その説明を省略する。ただし、映写部 24で表示等された画像は、映写制御部 21によってその色調が制御される。具体的には、就寝時には沈静作用のある色調に、起床時には興奮作用のある色調にそれぞれ制御される。

[0116] 空調機 1は、温調制御部 11、温調部 13及び受信部 14を備える。

[0117] 受信部 14は、ディスプレイ 2から送信された制御指令 S 11を受信し、これを制御指令 S 12として温調制御部 11に入力する。

[0118] 温調制御部 11は、温調部 13を次のように制御する。つまり、温調部 13には、制御指令 S 12に基づいて、すなわち制御指令 S 11に基づいて、環境温度を調節させる。温調部 13は、所定の位置の環境、例えば空調機 1が設置された環境へと温度調節した空気 100を送り出すことで、その環境の温度つまり環境温度を調節する。

[0119] ディスプレイ 2での画像の色調の制御と、制御指令 S11に基づく空調機 1の制御、すなわち環境温度の制御とは、相互に連係する。以下では、就寝時と起床時に分けて、環境調整システムによる制御技術をより具体的に説明する。

[0120] 就寝時では、まず、ディスプレイ 2において映写制御部 21が、画像を沈静作用のある色調で映写部 24に表示もしくは投射させる。

[0121] 例えば白色の色温度が 6000K以下に相当するように変更することで、沈静作用のある色調が得られる。この色調によれば、その色調で表示等された画像を見ている人の入眠が促進させる。

[0122] また、沈静作用のある色調を得ることに並行して、画像の輝度を低めてもよい。これによれば、周囲が暗くなるので、画像を見ている人の入眠がより促進させる。

[0123] さらに、沈静作用のある色調を得ることに並行して、音響発生部 4から発せられる音量を減少させてもよい。これによれば、周囲が静かになるので、音響を聴いている人の入眠がより促進される。

[0124] 上記制御の後、空調機 1において温調制御部 11が、制御指令 S12に基づいて、すなわち制御指令 S 11に基づいて、温調部 13に環境温度を低下させる。このとき、入眠時点から環境温度を低下させることが、肌寒さを感じるなどの不快感を入眠前に与えることがない点で望ましい。入眠時点は、例えば入眠センサによって検出される。

[0125] このような制御技術によれば、表示等される画像の色調が沈静作用のある色調へと変化することにより、画像を観ている人に沈静作用のある色を感じさせて、その人の入眠を促進する。更にその後に環境温度が低下するので、睡眠時の体温が低下する。よって、円滑に人を睡眠へと誘導することができる。

[0126] 次に起床時では、まず、空調機 1において温調制御部 11が、制御指令 S12に基づいて、すなわち制御指令 S 11に基づいて、温調部 13に環境温度を上昇させる。

[0127] その後、ディスプレイ 2において映写制御部 21が、画像を興奮作用のある色調で映写部 24に表示もしくは投射させる。このとき、覚醒時点から画像を興奮作用のある色調に制御することが、覚醒が早められるなどの不快感を低減する点で望ましい。覚醒時点は、例えば覚醒センサによって検出される。

[0128] 例えばその色温度を 10000K以上に相当するように色調を変更することで、興奮作用のある色調が得られる。これによれば、その色調で表示等された画像を観た人の眠気が弱められる。

[0129] また、興奮作用のある色調を得ることに並行して、画像の輝度を高めてもよい。これによれば、周囲が明るくなるので、画像を観た人の眠気が弱められる。

[0130] さらに、興奮作用のある色調を得ることに並行して、音響発生部 4から発せられる音量を増加させてもよい。これによれば、周囲が騒がしくなるので、音響を聴いた人の眠気が弱められる。 [0131] このような制御技術によれば、環境温度が上昇するので睡眠時の体温が上昇して、寝ている人を覚醒へと導く。更にその後に表示等される画像の色調を興奮作用のある色調へと変化することにより、覚醒後に画像を観た人に興奮作用のある色を感じさせて、その人の眠気を弱める。よって、円滑に人を覚醒へと誘導する。

[0132] 図 5は、ディスプレイ 2と通信するリモートコントローラ 3を含む環境調整システムを概念的に示すブロック図である。ディスプレイ 2は、外部から入力される制御指令 S21に基づいて画像の色調などを制御してもよぐこの態様が図 5に示されている。図 5で示される構成要素のうち、図 4で示される構成要素と同じものには、同符号が付されている。

[0133] リモートコントローラ 3は、送信制御部 31及び送信部 32を備える。リモートコントローラ 3には、ディスプレイ 2に対する制御指令 S 2が入力される。制御指令 S2には、例えば画像の色調や、その制御を開始する時刻に関する指令が含まれる。

[0134] 送信制御部 31は送信部 32を制御する。具体的に送信部 32には、入力された制御指令 S2に基づ、て制御指令 S20を与え、これに基づ、てディスプレイ 2へと制御指令 S21を送信させる。制御指令 S21は、制御指令 S2に基づく画像の色調などの制御をディスプレイ 2にさせる。

[0135] ディスプレイ 2は、受信部 23を更に備える。受信部 23は、リモートコントローラ 3から送信された制御指令 S21を受信し、これを制御指令 S22として映写制御部 21に入力する。

[0136] 映写制御部 21は、制御指令 S22に基づいて、すなわち制御指令 S21に基づいて、画像の色調などを制御する。さらに、制御指令 S22に基づいて、すなわち制御指令 S21に基づ、て、制御指令 S 11を送信部 25に送信させるための制御指令 S 10を発生する。そして、これを送信部 25に入力することで、送信部 25に空調機 1へと制御指令 S 11を送信させる。制御指令 S 11は上述したように、空調機 1に環境温度の制御をさせる。

[0137] 空調機 1は、受信部 14で制御指令 S11を受信し、上述したと同様にして環境温度を制御する。

[0138] この場合にも、制御指令 S 11に基づく空調機 1の制御と、ディスプレイ 2における画像の色調の制御とは、相互に連携し、上述したと同様に行われる。

[0139] このような制御技術によれば、リモートコントローラ 3へとディスプレイ 2に対する制御指令 S2を入力するだけで、自動的に空調機 1の制御が行われる。

[0140] 図 6は、環境調整システムの他の例を概念的に示すブロック図である。ディスプレイ

2は、リモートコントローラ 3を介して空調機 1に環境温度を制御させてもよぐこの態様が図 6に示されている。図 6で示される構成要素のうち、図 5で示される構成要素と同じものには、同符号が付されている。

[0141] ディスプレイ 2において映写制御部 21は、送信部 25にリモートコントローラ 3へと制御指令 S101を送信させる。制御指令 S101は、リモートコントローラ 3を介して空調機

1に環境温度を制御させる。

[0142] リモートコントローラ 3は、送信制御部 31、送信部 32及び受信部 33を備える。

[0143] 受信部 33は、ディスプレイ 2から送信された制御指令 S 101を受信し、これを制御指令 S 102として送信制御部 31に入力する。

[0144] 送信制御部 31は、制御指令 S102に基づいて制御指令 103を送信部 32に与え、送信部 32に空調機 1へと制御指令 S11を送信させる。

[0145] 空調機 1は、受信部 14で制御指令 S11を受信し、上述したと同様にして環境温度を制御する。

[0146] この場合にも、制御指令 S 11に基づく空調機 1の制御と、ディスプレイ 2における画像の色調の制御とは、相互に連携し、上述したと同様に行われる。

[0147] このような制御技術によれば、ディスプレイ 2がリモートコントローラ 3を介して自動的に空調機 1の制御を行える。

[0148] 上述したいずれの制御技術においても、映写制御部 21は、空調機 1に所定の制御をさせる直前に、制御指令 S11を送信部 25あるいはリモートコントローラ 3に送信させてもよ、し、あるいは空調機 1に所定時刻から制御を開始させる指令を制御指令 S 11 に含ませて、前もって送信部 25あるいはリモートコントローラ 3に空調機 1へと送信させてもよい。

[0149] 第 3の実施の形態.

図 7は、本実施の形態に力かる環境調整システムを概念的に示すブロック図である。当該システムは、主としてリモートコントローラ 3、空調機 1及びディスプレイ 2を備える。

[0150] 空調機 1の構成は、第 2の実施の形態で説明した図 4で示される空調機 1と同様であり、ディスプレイ 2の構成は、第 1の実施の形態で説明した図 1で示されるディスプレィ 2と同様であるので、各々の説明は省略する。なお、図 1及び図 4で示される構成要素と同じものには、同符号が付されている。

[0151] リモートコントローラ 3は、送信制御部 31及び送信部 32を備える。リモートコントローラ 3には、空調機 1に対する制御指令 S1と、ディスプレイ 2に対する制御指令 S2とがそれぞれ入力される。制御指令 S1は、例えば温調部 13で調節される環境温度に関する指令を含む。制御指令 S2は、例えば画像の色調に関する指令を含む。

[0152] 送信制御部 31は送信部 32を制御する。具体的に送信部 32には、入力された制御指令 S 1に基づ、て制御指令 S10を与えて、これに基づ、て空調機 1へと制御指令 S 11を送信させる。また送信部 32には、入力された制御指令 S2に基づいて制御指令 S20を与えて、これに基づいて空調機 1へと制御指令 S11を送信させる。制御指令 S 11は、制御指令 S1に基づく環境温度の制御を空調機 1にさせる。制御指令 S21は、制御指令 S 2に基づく画像の色調などの制御をディスプレイ 2にさせる。

[0153] 空調機 1では、受信部 14が制御指令 S11を受信し、これを制御指令 S 12として温調制御部 11に入力する。そして温調制御部 11は、制御指令 S12に基づいて、すなわち制御指令 S 11に基づいて、温調部 13に環境温度を制御させる。温調部 13は、所定の位置の環境、例えば空調機 1が設置された環境へと温度調節した空気 100を送り出すことで、その環境の温度つまり環境温度を調節する。

[0154] ディスプレイ 2では、受信部 23が制御指令 S21を受信し、これを制御指令 S22として映写制御部 21に入力する。そして映写制御部 21は、制御指令 S22に基づいて、すなわち制御指令 S21に基づいて、画像の色調を制御する。具体的には、就寝時には沈静作用のある色調に、起床時には興奮作用のある色調にそれぞれ制御される。

[0155] 制御指令 S11に基づく空調機 1の制御と、制御指令 S21に基づくディスプレイ 2の制御とは、相互に連係する。

[0156] 上記環境調整システムによれば、リモートコントローラ 3によって空調機 1及びディスプレイ 2を一元管理できるので、空調機 1の制御とディスプレイ 2の制御とを相互に関連付けることが容易である。

[0157] 以下では、就寝時と起床時に分けて、環境調整システムによる制御技術をより具体的に説明する。

[0158] 就寝時では、まず、ディスプレイ 2において映写制御部 21が、制御指令 S22に基づいて、すなわち制御指令 S21に基づいて、画像を沈静作用のある色調で映写部 24 に表示もしくは投射させる。

[0159] 例えば白色の色温度が 6000K以下に相当するように色調を変更することで、沈静作用のある色調が得られる。この色調によれば、その色調で表示等された画像を見て、る人の入眠が促進させる。

[0160] また、沈静作用のある色調を得ることに並行して、画像の輝度を低めてもよい。これによれば、周囲が暗くなるので、画像を見ている人の入眠がより促進させる。

[0161] さらに、沈静作用のある色調を得ることに並行して、音響発生部 4から発せられる音量を減少させてもよい。これによれば、周囲が静かになるので、音響を聴いている人の入眠がより促進される。

[0162] 上記制御の後、空調機 1において温調制御部 11が、制御指令 S12に基づいて、すなわち制御指令 S 11に基づいて、温調部 13に環境温度を低下させる。このとき、入眠時点から環境温度を低下させることが、肌寒さを感じるなどの不快感を入眠前に与えることがない点で望ましい。入眠時点は、例えば入眠センサによって検出される。

[0163] このような制御技術によれば、表示等される画像の色調が沈静作用のある色調へと変化することにより、画像を観ている人に沈静作用のある色を感じさせて、その人の入眠を促進する。更にその後に環境温度が低下するので、睡眠時の体温が低下する。よって、円滑に人を睡眠へと誘導することができる。

[0164] 次に起床時では、まず、空調機 1において温調制御部 11が、制御指令 S12に基づいて、すなわち制御指令 S 11に基づいて、温調部 13に環境温度を上昇させる。

[0165] その後、ディスプレイ 2において映写制御部 21が、制御指令 S22に基づいて、すなわち制御指令 S21に基づいて、画像を興奮作用のある色調で映写部 24に表示もしくは投射させる。このとき、覚醒時点力も画像を興奮作用のある色調に制御すること iS 覚醒が早められるなどの不快感を低減する点で望ましい。覚醒時点は、例えば覚醒センサによって検出される。

[0166] 例えばその色温度が 10000K以上に相当するように色調を変更するで、興奮作用のある色調が得られる。これによれば、その色調で表示等された画像を観た人の眠気が弱められる。

[0167] また、興奮作用のある色調を得ることに並行して、画像の輝度を高めてもよい。これによれば、周囲が明るくなるので、画像を観た人の眠気が弱められる。

[0168] さらに、興奮作用のある色調を得ることに並行して、音響発生部 4から発せられる音量を増加させてもよい。これによれば、周囲が騒がしくなるので、音響を聴いた人の眠気が弱められる。

[0169] このような制御技術によれば、環境温度が上昇するので睡眠時の体温が上昇して、寝ている人を覚醒へと導く。更にその後に表示等される画像の色調を興奮作用のある色調へと変化することにより、覚醒後に画像を観た人に興奮作用のある色を感じさせて、その人の眠気を弱める。よって、円滑に人を覚醒へと誘導する。

[0170] 図 8は、環境調整システムの他の例を概念的に示すブロック図である。図 8で示される構成要素のうち、図 7で示される構成要素と同じものには、同符号が付されている。

[0171] リモートコントローラ 3には、制御指令 SI, S2のいずれか一方が入力される。

[0172] 制御指令 S1が入力された場合には、送信制御部 31は、制御指令 S10を送信部 3 2に与えることで、制御指令 S1に基づく制御指令 S11を送信部 32に空調機 1へと送信させる。さらに、制御指令 S20を送信部 32に与えることで、制御指令 S21を送信部 32にディスプレイ 2へと制御指令 S 1に基づ、て送信させる。

[0173] このような制御技術によれば、リモートコントローラ 3に空調機 1に対する制御指令 S 1を入力するだけで、ディスプレイ 2の制御が自動的に行われる。

[0174] 一方、制御指令 S2が入力された場合には、送信制御部 31は、制御指令 S20を送信部 32に与えることで、制御指令 S2に基づく制御指令 S21を送信部 32にディスプレイ 2へと送信させる。さらに、制御指令 S10を送信部 32に与えることで、制御指令 S 11を送信部 32に空調機 1へと制御指令 S2に基づいて送信させる。

[0175] このような制御技術によれば、リモートコントローラ 3にディスプレイ 2に対する制御指令 S2を入力するだけで、空調機 1の制御が自動的に行われる。

[0176] 上述したヽずれの制御技術にお!、ても、送信制御部 31は、空調機 1及びディスプレイ 2の各々に制御をさせる直前に、制御指令 Sl l, S21を送信部 12にそれぞれ送信させてもょヽし、あるいは空調機 1及びディスプレイ 2にそれぞれ所定時刻から制御を開始させる指令を制御指令 S 11, S21に含ませて、前もって送信部 12に空調機 1及びディスプレイ 2へとそれぞれ送信させてもょヽ。

[0177] 図 9は、環境調整システムについて、その使用の形態が例示されている。図 9では、音響発生部 4は枕に内蔵され、リモートコントローラ 3は携帯可能に示されている。

[0178] 上述したヽずれの実施の形態にお!、ても、環境調整システムとして、例えばデイスプレイ 2を内蔵した空調機 1を採用してもよい。

[0179] また、上述したいずれの実施の形態においても、画像として動画を採用することで、ディスプレイ 2で表示等されたその画像に注意を引かせられるので、画像の色調による沈静作用あるいは興奮作用を、静止画に比べてより効率よく与えることができる。

[0180] また、上述した、ずれの実施の形態にお!、ても、ディスプレイ 2の電源、特に映写部 24の電源や、画像信号生成部 6の電源のオン Zオフを、映写制御部 21あるいは制御指令 S21によってそれぞれ制御してもよい。例えば映写部 24の電源は、入眠時点でオフに制御され、あるいは覚醒時点でオンに制御される。

[0181] この発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例力この発明の範囲力外れることなく想定され得るものと解される。

Claims

請求の範囲

[1] 色調を可変として画像の表示もしくは投射を行う映写部（24)と、

環境温度の調節を行う温調部（13)と、

前記画像の色調の変化と前記環境温度の前記調節とを相互に関連付けて、それぞれ前記映写部及び前記温調部を制御する制御部（ 11 , 21 )と

を備える、環境調整システム。

[2] 前記映写部（24)が前記色調を沈静作用のある色調へと変化させてから、前記温調部（13)が前記環境温度を低下させる、請求項 1記載の環境調整システム。

[3] 入眠時点を検出する入眠センサ

をさらに備え、

前記制御部（11)は、前記入眠センサで検出された前記入眠時点から、前記温調部（13)に対して前記環境温度を低下させる制御を行う、請求項 2記載の環境調整システム。

[4] 前記色調を沈静作用のある色調へと変化させる際に、前記映写部（24)に設定される色温度が低下する、請求項 3記載の環境調整システム。

[5] 前記色調を沈静作用のある色調へと変化させる際に、前記画像の輝度が低下する

、請求項 4記載の環境調整システム。

[6] 前記色調を沈静作用のある色調へと変化させる際に、前記画像の輝度が低下する

、請求項 3記載の環境調整システム。

[7] 前記色調を沈静作用のある色調へと変化させる際に、前記映写部（24)に設定される色温度が低下する、請求項 2記載の環境調整システム。

[8] 前記色調を沈静作用のある色調へと変化させる際に、前記画像の輝度が低下する

、請求項 7記載の環境調整システム。

[9] 前記色調を沈静作用のある色調へと変化させる際に、前記画像の輝度が低下する

、請求項 2記載の環境調整システム。

[10] 音響を発生する音響発生部 (4)

を更に備え、

前記色調が沈静作用のある色調へと変化するに伴って、前記音響の音量が減少する、請求項 2乃至請求項 9の、ずれか一つに記載の環境調整システム。

[11] 前記制御部は、

前記温調部（13)の動作を制御する温調制御部（11)と、

前記映写部（24)の動作を制御する映写制御部（21)と

を有し、

前記温調部と前記温調制御部とを含む空調機（1)と、

前記映写部と前記映写制御部とを含むディスプレイ（2)と

が設けられる、請求項 10記載の環境調整システム。

[12] 前記制御部は、

前記温調部（13)の動作を制御する温調制御部（11)と、

前記映写部（24)の動作を制御する映写制御部（21)と、

前記音響発生部 (4)の動作を制御する音響制御部 (21)と

を有し、

前記温調部と前記温調制御部とを含む空調機（1)と、

前記映写部と前記映写制御部と前記音響制御部とを含むディスプレイ (2)が設けられる、請求項 10記載の環境調整システム。

[13] 前記制御部は、

前記温調部（13)の動作を制御する温調制御部（11)と、

前記映写部（24)の動作を制御する映写制御部（21)と

を有し、

前記温調部と前記温調制御部とを含む空調機（1)と、

前記映写部と前記映写制御部とを含むディスプレイ（2)と

が設けられる、請求項 3乃至請求項 9のいずれか一つに記載の環境調整システム。

[14] 前記制御部は、

前記温調部（13)の動作を制御する温調制御部（11)と、

前記映写部（24)の動作を制御する映写制御部（21)と

を有し、

前記温調部と前記温調制御部とを含む空調機（1)と、前記映写部と前記映写制御部とを含むディスプレイ（2)と

が設けられる、請求項 2記載の環境調整システム。

[15] 音響を発生でき、前記色調が沈静作用のある色調へと変化するに伴って、前記音響の音量を減少する音響発生部 (4)

を更に備え、

前記制御部は、

前記温調部（13)の動作を制御する温調制御部（11)と、

前記映写部（24)の動作を制御する映写制御部（21)と、

前記音響発生部 (4)の動作を制御する音響制御部 (21)と

を有し、

前記温調部と前記温調制御部とを含む空調機（1)と、

前記映写部と前記映写制御部と前記音響制御部とを含むディスプレイ (2)が設けられる、請求項 2記載の環境調整システム。

[16] 前記温調部（13)が前記環境温度を上昇させてから、前記映写部（24)が前記色調を興奮作用のある色調へと変化させる、請求項 1記載の環境調整システム。

[17] 覚醒時点を検出する覚醒センサ

をさらに備え、

前記制御部（11)は、前記覚醒センサで検出された前記覚醒時点から、前記映写部（24)に対して前記画像の色調を興奮作用のある色調へと変化させる制御を行う、請求項 16記載の環境調整システム。

[18] 前記色調を興奮作用のある色調へと変化させる際に、前記映写部（24)に設定される色温度が上昇する、請求項 17記載の環境調整システム。

[19] 前記色調を興奮作用のある色調へと変化させる際に、前記画像の輝度が上昇する

、請求項 18記載の環境調整システム。

[20] 前記色調を興奮作用のある色調へと変化させる際に、前記画像の輝度が上昇する

、請求項 17記載の環境調整システム。

[21] 前記色調を興奮作用のある色調へと変化させる際に、前記映写部（24)に設定される色温度が上昇する、請求項 16記載の環境調整システム。

[22] 前記色調を興奮作用のある色調へと変化させる際に、前記画像の輝度が上昇する

、請求項 21記載の環境調整システム。

[23] 前記色調を興奮作用のある色調へと変化させる際に、前記画像の輝度が上昇する

、請求項 16記載の環境調整システム。

[24] 音響を発生する音響発生部 (4)

を更に備え、

前記色調が興奮作用のある色調へと変化するに伴って、前記音響の音量が増大する、請求項 16乃至請求項 23のいずれか一つに記載の環境調整システム。

[25] 前記制御部は、

前記温調部（13)の動作を制御する温調制御部（11)と、

前記映写部（24)の動作を制御する映写制御部（21)と

を有し、

前記温調部と前記温調制御部とを含む空調機（1)と、

前記映写部と前記映写制御部とを含むディスプレイ（2)と

が設けられる、請求項 24記載の環境調整システム。

[26] 前記制御部は、

前記温調部（13)の動作を制御する温調制御部（11)と、

前記映写部（24)の動作を制御する映写制御部（21)と、

前記音響発生部 (4)の動作を制御する音響制御部 (21)と

を有し、

前記温調部と前記温調制御部とを含む空調機（1)と、

前記映写部と前記映写制御部と前記音響制御部とを含むディスプレイ (2)が設けられる、請求項 24記載の環境調整システム。

[27] 前記制御部は、

前記温調部（13)の動作を制御する温調制御部（11)と、

前記映写部（24)の動作を制御する映写制御部（21)と

を有し、

が設けられる、請求項 17乃至請求項 23のいずれか一つに記載の環境調整システム

[28] 前記制御部は、

前記温調部（13)の動作を制御する温調制御部（11)と、

前記映写部（24)の動作を制御する映写制御部（21)と

を有し、

前記温調部と前記温調制御部とを含む空調機（1)と、

前記映写部と前記映写制御部とを含むディスプレイ（2)と

が設けられる、請求項 16記載の環境調整システム。

[29] 音響を発生でき、前記色調が興奮作用のある色調へと変化するに伴って、前記音響の音量を増大する音響発生部 (4)

を更に備え、

前記制御部は、

前記温調部（13)の動作を制御する温調制御部（11)と、

前記映写部（24)の動作を制御する映写制御部（21)と、

前記音響発生部 (4)の動作を制御する音響制御部 (21)と

を有し、

前記温調部と前記温調制御部とを含む空調機（1)と、

前記映写部と前記映写制御部と前記音響制御部とを含むディスプレイ (2)が設けられる、請求項 16記載の環境調整システム。

[30] 前記空調機（1)は、第 1制御指令 (S21)を送信する送信部（12)を更に含み、前記ディスプレイ (2)は、前記第 1制御指令を受信する第 1受信部（23)を更に含み前記温調制御部（11)は、前記送信部に前記第 1受信部へと前記第 1制御指令を送信させ、

前記映写制御部（21)は、前記第 1受信部で受信された前記第 1制御指令に基づいて、前記画像の前記色調を変化させて前記映写部に表示もしくは投射させる、請求項 14、請求項 15、請求項 28及び請求項 29のいずれか一つに記載の環境調整システム。

[31] 第 2制御指令 (SI 1)を送信するリモートコントローラ（3)

を更に備え、

前記空調機（1)は、前記第 2制御指令を受信する第 2受信部（14)を更に含み、前記温調制御部（11)は、

前記第 2受信部で受信された前記第 2制御指令に基づいて、前記温調部（13)に前記環境温度を制御させ、

前記第 2制御指令に基づ、て前記第 1制御指令 (S21)を前記送信部（12)に前記第 1受信部（23)へと送信させる、請求項 30記載の環境調整システム。

[32] 第 1制御指令 (S21)を送信するリモートコントローラ（3)

を更に備え、

前記空調機（1)は、第 2制御指令 (S201)を送信する送信部（12)を更に含み、前記ディスプレイ (2)は、前記第 1制御指令を受信する第 1受信部（23)を更に含み前記温調制御部（11)は、前記送信部（12)にリモートコントローラへと前記第 2制御指令を送信させ、

前記リモートコントローラは、受信した前記第 2制御指令に基づいて、前記第 1受信部へと前記第 1制御指令を送信し、

[33] 前記映写部（24)の制御を指令する第 1制御指令 (S21)と、前記温調部（13)の制御を指令する第 2制御指令 (SI 1)とを送信する送信部 (32)と、

前記送信部を制御する送信制御部（31)と

を含むリモートコントローラ（3)を更に備え、

前記ディスプレイ (2)は、前記第 1制御指令を受信する第 1受信部（23)を更に含み前記空調機（1)は、前記第 2制御指令を受信する第 2受信部（14)を更に含み、前記送信制御部は前記送信部に、前記第 1受信部へと前記第 1制御指令を送信させ、前記第 2受信部へと前記第 2制御指令を送信させ、

前記映写制御部（21)は、前記第 1受信部で受信された前記第 1制御指令に基づいて、前記画像の前記色調を変化させて前記映写部（24)に表示もしくは投射させ、前記温調制御部（11)は、前記第 2受信部で受信された前記第 2制御指令に基づいて、前記温調部（13)に前記環境温度を変化させる、請求項 14、請求項 15、請求項 28及び請求項 29のいずれか一つに記載の環境調整システム。

[34] 前記送信制御部（31)には、前記空調機（1)の制御を指令する第 3制御指令 (S1) が入力され、

前記送信制御部は、

前記第 3制御指令に基づく前記第 2制御指令 (S 11)を前記送信部（32)に前記第 2受信部（14)へと送信させ、

前記第 1制御指令 (S21)を前記送信部に前記第 1受信部（23)へと前記第 3制御指令に基づ、て送信させる、請求項 33記載の環境調整システム。

[35] 前記送信制御部（31)には、前記ディスプレイ (2)の制御を指令する第 3制御指令 ( S2)が入力され、

前記送信制御部は、

前記第 3制御指令に基づく前記第 1制御指令 (S21)を前記送信部（32)に前記第 1受信部 (23)へと送信させ、

前記 2制御指令 (SI 1)を前記送信部に前記第 2受信部（14)へと前記第 3制御指

、て送信させる、請求項 33記載の環境調整システム。

[36] ディスプレイ（2)に表示もしくは投射する画像を沈静作用のある色調に変化させる映写ステップと、

前記映写ステップの後に、環境温度を低下する温調ステップと

を備える、環境調整方法。

[37] 前記温調ステップでは、入眠時点から前記環境温度を低下させる、請求項 36記載の環境調整方法。

[38] 前記映写ステップでは、前記色調を沈静作用のある色調に変化させる際に、前記色調の色温度の低下も実行する、請求項 37記載の環境調整方法。

[39] 前記映写ステップでは、前記色調を沈静作用のある色調に変化させる際に、前記画像の輝度の低下も実行する、請求項 38記載の環境調整方法。

[40] 前記映写ステップでは、前記色調を沈静作用のある色調に変化させる際に、前記画像の輝度の低下も実行する、請求項 37記載の環境調整方法。

[41] 前記映写ステップでは、前記色調を沈静作用のある色調に変化させる際に、前記色調の色温度の低下も実行する、請求項 36記載の環境調整方法。

[42] 前記映写ステップでは、前記色調を沈静作用のある色調に変化させる際に、前記画像の輝度の低下も実行する、請求項 41記載の環境調整方法。

[43] 前記映写ステップでは、前記色調を沈静作用のある色調に変化させる際に、前記画像の輝度の低下も実行する、請求項 36記載の環境調整方法。

[44] 前記ディスプレイ（2)に前記画像を表示もしくは投射することに並行して、音響発生部 (4)から音響が発せられ、

前記映写ステップでは、前記色調を沈静作用のある色調へと変化するに伴って、前記音響の音量を減少する、請求項 36乃至請求項 43のいずれか一つに記載の環境調整方法。

[45] 環境温度を上昇する温調ステップと、

前記温調ステップの後に、ディスプレイ（2)に表示もしくは投射する画像を興奮作用のある色調に変化させる映写ステップと

を備える、環境調整方法。

[46] 前記映写ステップでは、覚醒時点から前記色調を興奮作用のある色調に変化させる、請求項 45記載の環境調整方法。

[47] 前記映写ステップでは、前記色調を興奮作用のある色調に変化させる際に、前記色調の色温度の上昇も実行する、請求項 46記載の環境調整方法。

[48] 前記映写ステップでは、前記色調を興奮作用のある色調に変化させる際に、前記画像の輝度の上昇も実行する、請求項 47記載の環境調整方法。

[49] 前記映写ステップでは、前記色調を興奮作用のある色調に変化させる際に、前記画像の輝度の上昇も実行する、請求項 46記載の環境調整方法。

[50] 前記映写ステップでは、前記色調を興奮作用のある色調に変化させる際に、前記色調の色温度の上昇も実行する、請求項 45記載の環境調整方法。

[51] 前記映写ステップでは、前記色調を興奮作用のある色調に変化させる際に、前記画像の輝度の上昇も実行する、請求項 50記載の環境調整方法。

[52] 前記映写ステップでは、前記色調を興奮作用のある色調に変化させる際に、前記画像の輝度の上昇も実行する、請求項 45記載の環境調整方法。

[53] 前記ディスプレイ（2)に前記画像を表示もしくは投射することに並行して、音響発生部 (4)から音響が発せられ、

前記映写ステップでは、前記色調を興奮作用のある色調へと変化するに伴って、前記音響の音量を増大する、請求項 45乃至請求項 52のいずれか一つに記載の環境調整方法。

[54] 請求項 36乃至請求項 43及び請求項 45乃至請求項 52のいずれか一つに記載の環境調整方法において備えられた前記温調ステップを実行する空調機（1)と、前記一つに記載の前記映写ステップを実行するディスプレイ (2)と

を有し、

前記空調機は、第 1制御指令 (S21)を送信する送信部（12)を含み、

前記ディスプレイは、前記第 1制御指令を受信する第 1受信部（23)を含む、環境調整システムにおいて、

前記送信部に前記第 1制御指令を前記第 1受信部へと送信させる送信ステップと、前記第 1制御指令を前記第 1受信部で受信した後、前記第 1制御指令に基づいて前記映写ステップを実行するステップと

を備える、環境調整方法。

[55] 第 2制御指令 (SI 1)を送信するリモートコントローラ（3)を更に有し、

前記空調機（1)は、前記第 2制御指令を受信する第 2受信部（14)を更に含む、前記環境調整システムにお、て、

前記リモートコントローラに前記第 2制御指令を送信させるステップと、前記第 2制御指令を前記第 2受信部で受信した後、前記第 2制御指令に基づ、て前記温調ステップを実行し、前記第 2制御指令に基づいて前記第 1制御指令 (S21) を前記空調機（1)内で発生させるステップと

を前記送信ステップの前に実行する、請求項 54記載の環境調整方法。

[56] 請求項 36乃至請求項 43及び請求項 45乃至請求項 52のいずれか一つに記載の環境調整方法において備えられた前記温調ステップを実行する空調機（1)と、前記一つに記載の前記映写ステップを実行するディスプレイ (2)と、

第 1制御指令 (S21)を送信するリモートコントローラ（3)と

を有し、

前記空調機（1)は、第 2制御指令 (S201)を送信する送信部（12)を含み、前記ディスプレイ (2)は、前記第 1制御指令を受信する第 1受信部（23)を含む、環境調整システムにお、て、

前記送信部に前記第 2制御指令をリモートコントローラへと送信させるステップと、前記第 2制御指令を受信したリモートコントローラに、前記第 2制御指令に基づいて前記第 1制御指令を前記第 1受信部へと送信させるステップと、

前記第 1制御指令を前記受信部で受信した後、前記第 1制御指令に基づ!、て前記映写ステップを実行するステップと

を備える、環境調整方法。

[57] 請求項 36乃至請求項 43及び請求項 45乃至請求項 52のいずれか一つに記載の環境調整方法において備えられた前記温調ステップを実行する空調機（1)と、前記一つに記載の前記映写ステップを実行するディスプレイ (2)と、

リモートコントローラ（3)と

を有し、

前記ディスプレイ (2)は、第 1制御指令 (S21)を受信する第 1受信部（23)を更に含み、

前記空調機（1)は、第 2制御指令 (SI 1)を受信する第 2受信部（14)を更に含み、前記リモートコントローラは、前記第 1制御指令と前記第 2制御指令とを送信する送信部（32)を含む、環境調整システムにおヽて、 (a)前記送信部に、前記第 1受信部（23)へと前記第 1制御指令 (S21)を送信させ、前記第 2受信部（14)へと前記第 2制御指令 (SI 1)を送信させるステップと、

(b)前記第 1制御指令を第 1受信部で受信した後、前記第 1制御指令に基づいて前記映写ステップを実行するステップと、

(c)前記第 2制御指令を第 2受信部で受信した後、前記第 2制御指令に基づ、て前記温調ステップを実行するステップと

を備える、環境調整方法。

[58] 前記リモートコントローラ（3)に前記温調ステップの実行を指令する第 3制御指令（

51)を入力するステップ

を前記ステップ (a)の前に実行し、

前記ステップ (a)では、

前記第 1制御指令 (S21)を前記送信部に前記第 1受信部（23)へと前記第 3制御指令に基づいて送信させる、環境調整方法。

[59] 前記リモートコントローラ（3)に前記映写ステップの実行を指令する第 3制御指令（

52)を入力するステップ

を前記ステップ (a)の前に実行し、

前記ステップ (a)では、

前記第 2制御指令 (SI 1)を前記送信部に前記第 2受信部（14)へと前記第 3制御指令に基づいて送信させる、環境調整方法。

[60] 色調を可変として画像の表示もしくは投射を行うディスプレイ（2)に対し第 1制御指令 (S21)を送信する送信部（12)と、

環境温度の調節を行う温調部（13)と、

前記温調部を制御する温調制御部（11)と

を備え、前記温調制御部は、前記送信部に前記ディスプレイへと前記第 1制御指令を送信させ、

前記第 1制御指令は、前記温調制御部が前記温調部に前記環境温度を調節させることに関連付けて、前記ディスプレイに前記画像の色調を制御させる、空調機。送信部 (32)と、

前記送信部を制御する送信制御部（31)と

を備え、

前記送信部は、

色調を可変として画像の表示もしくは投射を行うディスプレイ (2)への第 1制御指令 (S21)の送信と、

空調機 (1)への第 2制御指令 (S 11)の送信と

が実行可能で、

前記送信制御部は、

前記送信部に前記ディスプレイへと前記第 1制御指令（S21)を送信させ、前記送信部に前記空調機へと前記第 2制御指令 (S 11)を送信させ、

前記第 1制御指令は、前記ディスプレイに前記画像の色調を制御させ、前記第 2制御指令は、前記空調機に環境温度を調節させ、

前記画像の前記色調の変化と前記環境温度の調節とは相互に関連付けられている、リモートコントローラ。