JPH0571234A - 瞑想室装置 - Google Patents

瞑想室装置

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JPH0571234A
JPH0571234A JP3047046A JP4704691A JPH0571234A JP H0571234 A JPH0571234 A JP H0571234A JP 3047046 A JP3047046 A JP 3047046A JP 4704691 A JP4704691 A JP 4704691A JP H0571234 A JPH0571234 A JP H0571234A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 自己を瞑想状態に容易に移せ、かつこれを定
期的に続けることによって自己の集中力を高められるよ
うにした瞑想室装置を提供する。 【構成】 閉空間3を形成する居室状のもので、閉空間
3内にてリラックス状態を造りだすための瞑想室装置1
である。閉空間3内には、画像手段と、画像手段によっ
て映し出される画像に対応して閉空間3内の調光を行な
う調光手段と、画像手段によって映し出される画像に対
応して閉空間3内の音響を行なう音響手段と、閉空間3
内の空調を行なう空調手段と、前記画像手段の近傍に配
置されて所定の間隔で点滅する呼吸調整手段と、画像手
段に対向して配置された椅子と、閉空間内を外部から遮
音するための遮音手段とが具備されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、精神疲労からのリフ
レッシュや集中力育成トレーニングを行なうのに好適な
閉空間を形成する居室状のものに係り、詳しくは閉空間
内にてリラックス状態が造りだせるようにした瞑想室装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、技術革新や経済の高度成長、さら
には人口密度の増大などに見られるように社会が急速に
進歩し、これに伴って人々の取り巻く社会環境も目まぐ
るしく変わっている。このような社会環境の変化によ
り、例えばビジネスマンにあってはさまざまなストレス
が蓄積されることにより精神疲労が進み、極端な場合に
は過労死にまで至るといった例も報告されている。ま
た、いわゆる受験戦争も衰えるどころかますます激しさ
を増し、高校生や中学生、さらには小学生などまでがス
トレスを感じようになっている。一方、現代においては
ビジネスや各種試験がより複雑困難化していることか
ら、これらに手際よく対処するためには極めて大きな集
中力が必要になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したよ
うなストレスの蓄積による精神疲労からの回復(リフレ
ッシュ)には、瞑想状態、すなわちリラックスした状態
を実際に体験して自己を開放し、フレッシュな気分とな
って新たに物事に対処するのがよいとされている。ま
た、集中力を増すうえでも、一旦瞑想状態に移りリラッ
クスするのが、瞑想状態から脱した際気分が一新し、よ
り直観力、創造力等を働かせることができ、よいとされ
ている。ところが現代においては、自然が少なく、しか
も騒音や汚染された空気からなる環境のもとで生活する
ことが余儀なくされていることから、極めて多忙であ
り、かつ精神的なストレスが多い人にとっては睡眠に入
る直前においても完全な瞑想状態に移ることが困難であ
ると言われている。したがって現代の社会にとっては、
精神的なストレスから開放され、あるいは集中するべき
ときに容易に集中できるように、自己を瞑想状態に移す
能力が必要となっているのである。
【0004】しかしながら、このような能力は本来全て
の人間が有しているものの、前述したような人間を取り
巻く環境によって失われつつあり、意識してもなかなか
瞑想状態に移れないのが実状である。この発明は前記事
情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、
自己を瞑想状態に容易に移せ、かつこれを定期的に続け
ることによって自己の集中力を高められるようにした装
置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の瞑想室装置で
は、閉空間内に、画像手段と、該画像手段によって映し
出される画像に対応して閉空間内の調光を行なう調光手
段と、画像手段によって映し出される画像に対応して閉
空間内の音響を行なう音響手段と、閉空間内の空調を行
なう空調手段と、前記画像手段の近傍に配置されて所定
の間隔で点滅する呼吸調整手段と、画像手段に対向して
配置された椅子と、閉空間内を外部から遮音するための
遮音手段とを具備してなることを前記課題の解決手段と
した。
【0006】
【作用】この発明の瞑想室装置によれば、画像と、この
画像に対応した調光および音響と、さらには良好な空調
状態からなる環境のもとで、呼吸調整手段によって予め
設定した呼吸のリズムで呼吸することにより、自己の瞑
想状態への移行が容易になる。
【0007】
【実施例】図1ないし図4はこの発明の瞑想室装置の一
実施例を示す図であり、これらの図において符号1は瞑
想室装置である。この瞑想室装置1は、住居やビル等の
建築構造体の中に居室状に配置され、あるいはユニット
として独立して建てられるもので、ドア2を閉じること
によって内部に閉空間3を形成するものである。なお、
このドア2には閉空間3内の温度、湿度、酸素濃度、空
気清浄度を示す表示パネル4が設けられており、閉空間
3内に入る前にその空調状態が一目で分かるようになっ
ている。
【0008】閉空間3は、例えば高さ約1.6m、幅約
2.4m、奥行約3mの寸法に形成された略直方体状の
もので、人1〜3人程度が座ったとき不安感がないよう
に設計されたものである。また、この閉空間3を形成す
る壁、床、天井および前記ドア2にはいずれも公知の遮
音手段、例えばロックウール等の吸音材料を壁、床等の
内部に充填するといった手段が施され、これにより外部
から閉空間3内に、また閉空間内3から外部にいずれも
音が伝わらないようになっている。
【0009】閉空間3内におけるドア2と反対の側の壁
面には液晶スクリーン等からなる画面5が配設されてい
る。この画面5は、画面5の奥側(すなわち壁に仕切ら
れた奥側の部屋、または壁内に形成された空間)あるい
は閉空間3内に配置されたプロジェクター(図示略)に
よって海辺、森林、山岳等の気分を落ち着かせてリラッ
クスさせる各種風景を映しだすもので、この例では50
インチの大画面となっている。また、この画面5の両側
には図2に示すようにスピーカー6,6が配設されてい
る。これらスピーカー6,6は壁内に埋め込まれたもの
で、図示略の音響手段によって画面5に映る画像と対応
した、例えば画像が海辺を映すときには波の音、森林の
ときには鳥のさえずりといった音を出すものである。な
お、これらスピーカー6,6が設けられている壁7,7は
閉空間3内の中央部を向いて斜めに形成されており、こ
れによってスピーカー6,6は後述するように閉空間3
内に座る人に直接音を伝えるようになっている。
【0010】また、閉空間3を形成する天井には、天井
面から凹んだ状態で環境照明ボックス8が配設されてい
る。この環境照明ボックス8は、開口部がドア2と画面
5とを結ぶ方向を長手方向とした矩形状のもので、その
内部に液晶シャッタ9を設けたものである。液晶シャッ
タ9は、環境照明ボックス8内にて短手方向に湾曲しか
つ凹んだ状態に取付けられたもので、電圧を加えること
により白濁した状態から透明な状態に移行するものであ
る。また、環境照明ボックス8を設けた天井の裏には、
図1に示すように環境照明ボックス8に接続されてレー
ザ発生機10‥がドア2側に配設されている。これらレ
ーザ発生機10‥は、公知のレーザ発光源を有してなる
もので、レーザ光を天井部より瞑想者の頭から背中に向
け照射し、瞑想者の脳波(α波)の出現を見学者に知ら
せるものである。
【0011】また、閉空間3内には、図2に示すように
天井面よりやや下方に照明体11が配設されている。こ
の照明体11は、画面5を設けた壁からスピーカー6,
6を設けた壁7,7、および閉空間3を形成する側壁1
2,12に沿って該側壁12,12のドア2側まで延びた
もので、断面逆三角形状、平面視略U字状のものであ
る。また、この照明体11にはその内部に前記環境照明
ボックス8に接続されたものと同様のRGB調光照明機
が設けられ、さらに天井に対向する面は前記環境照明ボ
ックス8に設けられたものと同様の液晶シャッタ(図示
略)によって形成されている。このような構成のもとに
照明体11は、環境照明ボックス8と同様にRGB調光
機能付照明機からの光を液晶シャッタを介して閉空間3
内の天井面上部に照射するものとなっている。
【0012】また、照明体11の下方の床面上には、照
明体11と同様に画面5を設けた壁から壁7,7、側壁
12,12に沿って空調ボックス13が配設されてい
る。この空調ボックス13は、断面三角形状でありかつ
平面視略U字状のもので、空調機能を備えたものであ
る。すなわちこの空調ボックス13は、画面5を設けた
壁と壁6,6と側壁11,11の画面5側にそれぞれ調光
スリット14…を形成し、かつ側壁12,12のドア2
側にそれぞれ通風口15,15を形成したもので、調光
スリット14…を形成した側の内部に前述したRGB調
光機能付照明機(図示略)を設け、通風口15,15を
形成した側の内部に酸素発生機(図示略)および空気清
浄機(図示略)を設けたものである。
【0013】調光スリット14…には多数のLED(発
光ダイオード)により光を点滅させることで光の波を感
じさせる照明と、その回りにRGB調光機能付照明機が
内側より貼設されており、これによって調光スリット1
4…より閉空間3内に入射されるようになっている。そ
して、これら調光スリット14…と、前記照明体11と
から本発明における調光手段が構成されている。すなわ
ちこの調光手段は、前記画面5によって映し出される画
像に対応して、例えば画像が海や空を映すときは青、森
林を映すときは緑といった具合に閉空間3内を調光する
ものであり、画像に映る環境雰囲気を閉空間3内にかも
しだすためのものである。また、この調光手段において
は、液晶シャッタによってRGB調光照明の閉空間3内
への入射強度を制限し、あるいはこれを遮断することが
でき、これにより閉空間3内の明るさを調節することが
できる。そして、この閉空間3内の明るさを調節する機
能により、後述するように画面5上の画像をだんだん消
していったとき、これに対応して閉空間3内も暗くして
いくことができるようになっているのである。
【0014】酸素発生機としては、高分子酸素富化膜方
式、圧縮酸素を貯蔵したボンベより必要に応じて適量ず
つ放出するもの、過酸化水素等の化合物より酸素を生成
するもの、水を電気分解するものなど公知のものが用い
られる。また、空気清浄器としては、空気中の塵埃を捕
集するフィルターと、空気中の二酸化炭素やその多の有
害ガスを吸着あるいは反応によって除去するワコーライ
ム(商品名)、活性炭、モルキュラーシーブ等の吸着あ
るいは反応剤とを有したものなど公知のものが用いられ
る。ここで、この空気清浄器は天井裏等の閉空間3外に
配設された空調機(図示略)に接続されたものである。
【0015】空調機は、天井面に設けられた換気口16
より閉空間3内の空気を吸引し、所望する温度および湿
度に調整した後この空気を空気清浄器に送るものであ
り、空気清浄器を通すことにより塵埃や二酸化炭素等を
除去して清浄な空気を閉空間3内に給気するものであ
る。ここで、空気清浄気の後には公知の香り発生器(図
示略)が配設されており、例えば画面5の画像が森林の
場合ひのきの香りが閉空間3内を漂い、これによって閉
空間3内が画像の環境により近くなるようになってい
る。なお、空調機での温度および湿度調整は、通風口1
5近傍に設けられたセンサ(図示略)によって閉空間3
内の温度および湿度が感知され、これが空調機の制御部
に電気信号で送られることにより、行なわれる。また、
閉空間3内の酸素濃度は、前記センサに隣接して設けら
れた酸素濃度センサ(図示略)によって感知され、これ
が前記酸素発生機の制御部に電気信号で送られることに
よって予め設定された所定の濃度に維持される。
【0016】そして、閉空間3内の温度、湿度および酸
素濃度は、図2に示すように空調ボックス13の一方の
側壁12側の端面に配設された制御パネル16によって
予め入力されて設定される。ここで、制御パネル17に
は、閉空間3内の温度および湿度を示す表示部と、閉空
間3内の酸素濃度を示す表示部と、閉空間3内の空気清
浄度をグラフ化して示す表示部とが設けられており、閉
空間3内の環境が一目で分かるようにようになってい
る。
【0017】また、空調ボックス13における画面5の
下方には、調光スリット14の下に呼吸ペースメーカー
18が配設されている。この呼吸ペースメーカー18
は、発光ダイオードからなる光源とこの光源からの発光
を制御する制御手段とからなり、予め制御手段に呼吸ペ
ースを入力しておくことにより、設定されたペース(リ
ズム)で点滅を繰り返すものである。なお、この呼吸ペ
ースメーカー18の呼吸ペース等を設定するための操作
部は瞑想室装置1のどこに配置してもよいが、例えば後
述するリラクゼーションシートに配置するのが操作が楽
であり好ましい。
【0018】また、閉空間3内には、その中央よりやや
ドア2側の床上に画面5および呼吸ペースメーカー18
に対向してリラクゼーションシート(以下、シートと略
称する)19が配設されている。このシート19は、図
3に示すように床下に設けられたリフター20の上に連
結されて配置されたもので、円形のクッション部を有し
た座椅子状のものである。リフター20は、シート19
のクッション部の底部に連結されたロッド21を油圧に
より昇降させるもので、昇降の際連続して上昇あるいは
下降させるのではなく、例えば上昇の際、一定のストロ
ーク上げたら僅かに下げ、その後再度上げるといったこ
とを繰り返して所定位置まで上昇させるものである。そ
して、このような構成のもとにシート19はロッドに同
期して昇降することから、これに座った人は例えばシー
ト19が上昇した際、昇降を繰り返しつつ上昇すること
から、シート19に持ち上げられるのではなく浮遊した
感覚になるのである。
【0019】また、このシート19の背もたれには、図
2に示すようにα波インジゲータ(以下、インジゲータ
と略称する)22が取付けられている。このインジゲー
タ21は、図4に示すようにシート19に着座した人が
頭につけるためのセンサベルト23を有したもので、セ
ンサベルト23に取付けられたセンサ(図示略)によっ
て着座した人の脳波を検知し、その中のα波(アルファ
波1;7〜8Hz、アルファ波2;911Hz、アルフ
ァ波3;12〜13Hz)を検出するものである。ま
た、このインジゲータ22にはその前面に操作部が形成
されており、この操作部を操作することによってα波の
検出レベルを設定することができるようになっている。
そして、インジケータ22は予め設定したレベルのα波
を検出したら、前記リフター20を作動させて図3中二
点鎖線で示すようにシート19を上昇させ、またα波が
設定レベルより下がったらリフター20を下降させるよ
うに、リフター20と電気的に接続されている。また、
α波の測定結果についてはプリントアウトできるように
もなっている。なお、脳波のうちα波は、例えば人間が
睡眠に入る直前の状態など極めてリラックスした、すな
わち瞑想状態にあるときなどに多く出るものであり、逆
に言えばこのα波の量を測定することにより、その人の
リラックス度が測れるのである。
【0020】また、シート19には、図4に示すように
そのクッション部前部にリラクゼーションボール(以
下、ボールと略称する)24が配設されている。このボ
ール24は、これを手で包み込むようにして触れると、
手の皮膚電流を感知して内部の光源が光るものであり、
皮膚電流の大きさに応じて光の強度を変化させるもので
ある。すなわち、ボール24を触れている人間が緊張し
ていると皮膚電流が大きくなって光が強くなり、リラッ
クスしていると皮膚電流が小さくなって光が弱くなるの
である。したがって、これを触れている人間は、自分の
そのときのリラックス状態が客観的に分かるのである。
なお、このシート19には、画面5上に映しだす画像の
選択、前述した呼吸ペースメーカー18の点滅のリズム
の設定などが行なえるようにそれらの操作部が設けられ
ている。
【0021】次に、このような構成からなる瞑想室装置
1の使用方法について説明する。まず、ドア2を表示パ
ネル4を見て閉空間3内の空調状態を確認し、閉空間3
内に入ってドア2を閉めた後、空調ボックス13の制御
パネル17によって閉空間3内を所望する空調状態に設
定する。次に、シート19に座り、操作部を操作するこ
とによって画面5上に映しだす画像、および自分のリラ
ックスするに最適な呼吸ペースをそれぞれ選択する。ま
た、インジケータ22の操作部を操作してα波の検出レ
ベルを設定し、センサベルト23を頭につけ、さらにボ
ール24を手で包み込むようにする。
【0022】選択した環境画像が画面5に映り、この画
像に対応した光が照明体11、調光スリット14の各R
GB調光機能付照明機から各液晶シャッタを介して閉空
間3内に照射される。また、スピーカー6,6からは画
像に対応した音が流れ、さらに閉空間3内は設定した空
調となるとともに、画像に対応した香りが室内に漂う。
このような環境のもとにシート19に座っている人は、
あたかも自分が画面5上に映る画像の環境の中にいるよ
うな感覚となり、例えば走馬灯のようにいろいろなこと
が頭に浮かんでは消え、だんだん緊張した状態からリラ
ックスした状態に移行していく。
【0023】また、画像が映ってから所定時間経過した
後、呼吸ペースメーカー18が始動する。そして、シー
ト19上の人はこの呼吸ペースメーカー18の点滅に合
わせて呼吸を行なうことにより、ゆったりとした気持ち
になりますますリラックスしていくのである。なお、呼
吸ペースメーカー18は設定により、一定時間経過後次
第に点滅の間隔が長くなり、これに合わせて呼吸する
と、知らずに呼吸パターンがゆっくりなることからより
リラックス状態が深くなる。このようにしてリラックス
した状態に移行することは、ボール24の光が弱くなる
ことによって客観的に確認できる。
【0024】予め設定された時間が経過すると画像がだ
んだん消え、これに伴い音も小さくなり、閉空間3内の
調光もだんだん暗くなる。そして、シート19上の人
は、いつしか深いリラックス状態、すなわち瞑想状態に
おちいる。すると、この人の脳波からは多くのα波が現
われるようになり、センサベルト23によってその量が
検出される。そして、瞑想状態が深くなってα波の量が
設定値を越えると、リフター20が作動し、シート19
が静かに上昇する。このとき、シート19の上昇は前述
したように非連続的に起こることからシート19上の人
はあたかも浮遊した感覚となる。
【0025】さらに、α波の量が予め設定した目標値を
越えると、レーザ発生機10より閉空間3内にレーザ光
が照射され、シート19上の人は自分が深い瞑想状態に
おちいったことを知る。このようにして十分リラックス
し、深い瞑想状態を体験した後、必要に応じてα波の測
定値をインジゲータ22よりプリントアウトし、その日
の状態を確認する。
【0026】このような瞑想室装置1にあっては、画面
5の画像とこの画像に対応した調光および音響と、さら
には良好な空調状態や画像に対応した香りなどの環境の
もとで、呼吸ペースメーカー18によって予め設定した
呼吸のリズムで呼吸することにより、自己を瞑想状態に
容易に移すことができる。また、これを定期的に続ける
ことにより、精神を落ち着かせてリラックスする感覚が
身に付き、これにより自己の集中力を高めることができ
る。
【0027】なお、前記実施例ではシート19を一つし
か配置しなかったが、閉空間3内の広さに応じて図1中
二点鎖線で示すように複数配置してもよい。
【0028】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明の瞑想室装
置は、画像と、この画像に対応した調光および音響と、
さらには良好な空調状態からなる環境のもとで、呼吸調
整手段によって予め設定した呼吸のリズムで呼吸するこ
とにより、自己の瞑想状態への移行を容易にするもので
あるから、深いリラックス状態が得られることによりス
トレス解消に役立ち、これによってストレスの蓄積によ
る精神疲労を防止することができる。また、このような
瞑想状態への移行を定期的に続けてリラックス度を高め
る訓練をすることにより、精神を落ち着かせてリラック
スする感覚が身に付き、これにより自己の集中力を高め
てさまざまな問題に対処する能力を向上することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の瞑想室装置の一実施例を示す概略構成
図である。
【図2】瞑想室装置の閉空間内の概略構成図である。
【図3】リラクゼーションシートの動作を説明するため
の側面図である。
【図4】リラクゼーションシートの概略構成図である。
【符号の説明】
1 瞑想室装置 3 閉空間 5 画面 6 スピーカー 10 レーザ発生機 11 照明体 13 空調ボックス 14 調光スリット 18 呼吸ペースメーカー 19 リラクゼーションシート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】閉空間を形成する居室状のもので、閉空間
    内にてリラックス状態を造りだすための瞑想室装置であ
    り、前記閉空間内に、画像手段と、該画像手段によって
    映し出される画像に対応して閉空間内の調光を行なう調
    光手段と、画像手段によって映し出される画像に対応し
    て閉空間内の音響を行なう音響手段と、閉空間内の空調
    を行なう空調手段と、前記画像手段の近傍に配置されて
    所定の間隔で点滅する呼吸調整手段と、画像手段に対向
    して配置された椅子と、閉空間内を外部から遮音するた
    めの遮音手段とを具備してなる瞑想室装置。
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