JPH0817817B2 - 瞑想装置 - Google Patents
瞑想装置Info
- Publication number
- JPH0817817B2 JPH0817817B2 JP4052927A JP5292792A JPH0817817B2 JP H0817817 B2 JPH0817817 B2 JP H0817817B2 JP 4052927 A JP4052927 A JP 4052927A JP 5292792 A JP5292792 A JP 5292792A JP H0817817 B2 JPH0817817 B2 JP H0817817B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- meditation
- hood
- illumination
- wave
- state
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
- Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、精神疲労からのリフ
レッシュや集中力育成トレーニングを行なうのに好適な
瞑想装置に関する。
レッシュや集中力育成トレーニングを行なうのに好適な
瞑想装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、技術革新や経済の高度成長、さら
には人口密度の増大などに見られるように社会が急速に
進歩し、これに伴って人々を取り巻く社会環境も目まぐ
るしく変わっている。このような社会環境の変化によ
り、例えばビジネスマンにあってはさまざまなストレス
が蓄積され精神疲労が進み、極端な場合には過労死にま
で至るといった例も報告されている。また、いわゆる受
験戦争は衰えるどころかますます激しさを増し、高校生
や中学生、さらには小学生などまでがストレスを感じる
ようになっている。一方、現代においてはビジネスや各
種試験がより複雑困難化していることから、これらを手
際よく対処するためには極めて大きな集中力が必要にな
っている。ところで、前述したようなストレスの蓄積に
よる精神疲労からの回復(リフレッシュ)には、リラッ
クスした瞑想状態を実際に体験して自己を開放し、フレ
ッシュな気分となって新たに物事を対処するのがよいと
されている。また、集中力を増すうえでも、一旦瞑想状
態に移ることが、瞑想状態から脱した際気分が一新し、
より直観力、創造力等を働かせることができ、よいとさ
れている。ところが現代においては、自然が少なく、し
かも騒音や汚染された空気からなる環境のもとで生活す
ることを余儀なくされ、かつ極めて多忙で、精神的なス
トレスが多い人にとっては、睡眠に入る直前においても
完全な瞑想状態に移ることが困難であると言われてい
る。したがって現代の社会にあっては、精神的なストレ
スから開放されること、あるいは集中するべきときに容
易に集中できるように、自己を瞑想状態に移す能力が必
要となっているのである。しかしながら、このような能
力は本来全ての人間が有しているものの、前述したよう
な環境によって失われつつあり、意識してもなかなか瞑
想状態に移れないのが実状である。
には人口密度の増大などに見られるように社会が急速に
進歩し、これに伴って人々を取り巻く社会環境も目まぐ
るしく変わっている。このような社会環境の変化によ
り、例えばビジネスマンにあってはさまざまなストレス
が蓄積され精神疲労が進み、極端な場合には過労死にま
で至るといった例も報告されている。また、いわゆる受
験戦争は衰えるどころかますます激しさを増し、高校生
や中学生、さらには小学生などまでがストレスを感じる
ようになっている。一方、現代においてはビジネスや各
種試験がより複雑困難化していることから、これらを手
際よく対処するためには極めて大きな集中力が必要にな
っている。ところで、前述したようなストレスの蓄積に
よる精神疲労からの回復(リフレッシュ)には、リラッ
クスした瞑想状態を実際に体験して自己を開放し、フレ
ッシュな気分となって新たに物事を対処するのがよいと
されている。また、集中力を増すうえでも、一旦瞑想状
態に移ることが、瞑想状態から脱した際気分が一新し、
より直観力、創造力等を働かせることができ、よいとさ
れている。ところが現代においては、自然が少なく、し
かも騒音や汚染された空気からなる環境のもとで生活す
ることを余儀なくされ、かつ極めて多忙で、精神的なス
トレスが多い人にとっては、睡眠に入る直前においても
完全な瞑想状態に移ることが困難であると言われてい
る。したがって現代の社会にあっては、精神的なストレ
スから開放されること、あるいは集中するべきときに容
易に集中できるように、自己を瞑想状態に移す能力が必
要となっているのである。しかしながら、このような能
力は本来全ての人間が有しているものの、前述したよう
な環境によって失われつつあり、意識してもなかなか瞑
想状態に移れないのが実状である。
【0003】ところで、近年リラックス状態とは、α波
と呼ばれる低周波数(8〜14Hz)の脳波を多く発し
ている状態であることがわかってきた。このα波は、例
えば人が睡眠に入る直前の状態など極めてリラックスし
た瞑想状態のときに多く出るものであり、したがって、
このα波の量を測定することにより、その人のリラック
ス度を知ることができるのである。近時、このような知
見に基づき、自らのリラックス度を知るため、自己のα
波を計測し、測定値をリアルタイムで出力するα波検出
装置が提供されている。そして、このような装置は、例
えば居室内で汎用の椅子に座り頭部にα波検出装置のセ
ンサ部を取り付け、装置に表示される出力値を視認する
ことによって自らのリラックスの度合いを確認するのに
使用され、心身の状態とα波の出力値との関係を体感で
きるもので、また瞑想状態への移行の訓練を行うことが
できるものである。
と呼ばれる低周波数(8〜14Hz)の脳波を多く発し
ている状態であることがわかってきた。このα波は、例
えば人が睡眠に入る直前の状態など極めてリラックスし
た瞑想状態のときに多く出るものであり、したがって、
このα波の量を測定することにより、その人のリラック
ス度を知ることができるのである。近時、このような知
見に基づき、自らのリラックス度を知るため、自己のα
波を計測し、測定値をリアルタイムで出力するα波検出
装置が提供されている。そして、このような装置は、例
えば居室内で汎用の椅子に座り頭部にα波検出装置のセ
ンサ部を取り付け、装置に表示される出力値を視認する
ことによって自らのリラックスの度合いを確認するのに
使用され、心身の状態とα波の出力値との関係を体感で
きるもので、また瞑想状態への移行の訓練を行うことが
できるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たようにα波検出装置を用いて瞑想状態へ移る訓練を行
っても、訓練をするための環境がリラックスした状態に
なりにくい場合には十分な効果が期待できず、また実際
にα波の出力値を確認するのに装置に表示された数字等
をみるのでは瞑想状態への移行がますます困難になると
いった不都合がある。この発明は前記事情に鑑みてなさ
れたもので、その目的とするところは、自己をリラック
スさせ容易に瞑想状態に移行できるような環境を有し、
これを用いて訓練を行うことにより自己の集中力を高め
得る装置を提供することにある。
たようにα波検出装置を用いて瞑想状態へ移る訓練を行
っても、訓練をするための環境がリラックスした状態に
なりにくい場合には十分な効果が期待できず、また実際
にα波の出力値を確認するのに装置に表示された数字等
をみるのでは瞑想状態への移行がますます困難になると
いった不都合がある。この発明は前記事情に鑑みてなさ
れたもので、その目的とするところは、自己をリラック
スさせ容易に瞑想状態に移行できるような環境を有し、
これを用いて訓練を行うことにより自己の集中力を高め
得る装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明における請求項1
記載の瞑想装置では、ゆったりした姿勢がとれる広さを
有する着座部と背もたれ部とからなる座席部と、背もた
れ部の背面に設けられた照明体と、着座した被験者のα
波を検出するα波検出装置と、このα波検出装置により
測定された値の変化に対応させて前記照明体の照明を変
化させる制御装置と、座席部の周囲に設けられたフード
と、このフードに設けられ前記照明体からの照明を反射
しフード内を間接照明する反射板と、所定の間隔で信号
を発する呼吸調整器とを具備したことを前記課題の解決
手段とした。また、請求項2記載の瞑想装置では、請求
項1に記載の瞑想装置において、皮膚電流を感知しその
量に対応した明るさを発するリラクゼーションボールを
具備し、前記呼吸調整器が該リラクゼーションボールに
設けられていることを前記課題の解決手段とした。
記載の瞑想装置では、ゆったりした姿勢がとれる広さを
有する着座部と背もたれ部とからなる座席部と、背もた
れ部の背面に設けられた照明体と、着座した被験者のα
波を検出するα波検出装置と、このα波検出装置により
測定された値の変化に対応させて前記照明体の照明を変
化させる制御装置と、座席部の周囲に設けられたフード
と、このフードに設けられ前記照明体からの照明を反射
しフード内を間接照明する反射板と、所定の間隔で信号
を発する呼吸調整器とを具備したことを前記課題の解決
手段とした。また、請求項2記載の瞑想装置では、請求
項1に記載の瞑想装置において、皮膚電流を感知しその
量に対応した明るさを発するリラクゼーションボールを
具備し、前記呼吸調整器が該リラクゼーションボールに
設けられていることを前記課題の解決手段とした。
【0006】
【作用】この発明の瞑想装置によれば、座席部であぐら
等のゆったりした姿勢をとり、自律神経に作用する唯一
の随意的手段である呼吸を、呼吸調整器が所定の間隔で
発する信号に合わせて行うことによって、リラックスし
た状態が実現しやすくなる。また、反射板およびフード
が、照明体からの照明を受けてフード内を間接照明する
とともに、座席部をフード外部から隔離するので、被験
者にとっての照明変化以外の環境変化がほとんどなく、
広い空間内に座るのに比べ安定感が増し瞑想しやすくな
る。また、瞑想状態に移行するに連れて多くなるα波の
値の変化に対応して制御装置が照明、すなわち光の強さ
や色調を変化させるので、被験者は自らのリラックス度
を確認することが可能になる。
等のゆったりした姿勢をとり、自律神経に作用する唯一
の随意的手段である呼吸を、呼吸調整器が所定の間隔で
発する信号に合わせて行うことによって、リラックスし
た状態が実現しやすくなる。また、反射板およびフード
が、照明体からの照明を受けてフード内を間接照明する
とともに、座席部をフード外部から隔離するので、被験
者にとっての照明変化以外の環境変化がほとんどなく、
広い空間内に座るのに比べ安定感が増し瞑想しやすくな
る。また、瞑想状態に移行するに連れて多くなるα波の
値の変化に対応して制御装置が照明、すなわち光の強さ
や色調を変化させるので、被験者は自らのリラックス度
を確認することが可能になる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の瞑想装置を実施例によって詳
しく説明する。図1ないし図3はこの発明の瞑想装置の
一実施例を示す図であり、これらの図において符号1は
瞑想装置である。この瞑想装置1は、座席部2が中心と
なるものであり、室内の、例えば被験者が座ったとき前
面が壁面やスクリーンとなる場所に設置されるものであ
る。
しく説明する。図1ないし図3はこの発明の瞑想装置の
一実施例を示す図であり、これらの図において符号1は
瞑想装置である。この瞑想装置1は、座席部2が中心と
なるものであり、室内の、例えば被験者が座ったとき前
面が壁面やスクリーンとなる場所に設置されるものであ
る。
【0008】座席部2は、着座部3と、背もたれ部4
と、座席台5とからなるものであり、着座部3よりやや
広い円盤状の底板6の上に設けられたものである。底板
6は、床面上に設置されたもので、その中央には軸6a
が取り付けられている。底板6の上には、水平な上下面
を有する座席台5が軸6aに回転自在に取り付けられ配
置されている。この座席台5は、その周端部に前記軸6
aが取り付けられたもので、軸6aと反対側の周端部には
柱状の背もたれ部4が上方に向かって設けられている。
背もたれ部4は、座席台5の中央側に頭部用および腰部
用の凸状クッション4a,4bを有するものである。座席
台5の上面には着座部3が配置されている。この着座部
3は平板状のもので、被験者がゆったりとした姿勢です
われる柔らかさと広さを有するものである。
と、座席台5とからなるものであり、着座部3よりやや
広い円盤状の底板6の上に設けられたものである。底板
6は、床面上に設置されたもので、その中央には軸6a
が取り付けられている。底板6の上には、水平な上下面
を有する座席台5が軸6aに回転自在に取り付けられ配
置されている。この座席台5は、その周端部に前記軸6
aが取り付けられたもので、軸6aと反対側の周端部には
柱状の背もたれ部4が上方に向かって設けられている。
背もたれ部4は、座席台5の中央側に頭部用および腰部
用の凸状クッション4a,4bを有するものである。座席
台5の上面には着座部3が配置されている。この着座部
3は平板状のもので、被験者がゆったりとした姿勢です
われる柔らかさと広さを有するものである。
【0009】前記背もたれ部4の着座部3と反対の側に
は、図2、3に示すように照明体7a,7b,7cが取り
付けられている。これらの照明体7a,7b,7cは、蛍
光灯やハロゲン球、さらにはクリプトン球等からなるも
ので、電気信号によりそれぞれの照度を変化させること
ができるものである。これらの照明体7a,7b,7c
は、それぞれ異なった色の光を照射するものであり、こ
の例では光の三原色である赤色、青色、緑色をそれぞれ
照射するものとなっている。
は、図2、3に示すように照明体7a,7b,7cが取り
付けられている。これらの照明体7a,7b,7cは、蛍
光灯やハロゲン球、さらにはクリプトン球等からなるも
ので、電気信号によりそれぞれの照度を変化させること
ができるものである。これらの照明体7a,7b,7c
は、それぞれ異なった色の光を照射するものであり、こ
の例では光の三原色である赤色、青色、緑色をそれぞれ
照射するものとなっている。
【0010】図2に示すように前記照明体7a,7b,7
cには、後述する制御装置8を介してα波検出装置9が
電気的に接続されている。このα波検出装置9は、図3
に示すように計測部10とセンサーベルト11とセンサ
ークリップ12とからなるものであり、センサーベルト
11およびセンサークリップ12からの検出信号が計測
部10へと送られ、計測部10においてα波の量を計測
するものである。センサーベルト11は、着座後被験者
の頭部に取り付けられるもので、その片面にはα波を検
出するためのセンサが複数取り付けられている。センサ
ークリップ12は、着座後被験者の耳朶に取り付けられ
てばねにより耳朶を両面から押さえるもので、その内側
にセンサを有するものである。
cには、後述する制御装置8を介してα波検出装置9が
電気的に接続されている。このα波検出装置9は、図3
に示すように計測部10とセンサーベルト11とセンサ
ークリップ12とからなるものであり、センサーベルト
11およびセンサークリップ12からの検出信号が計測
部10へと送られ、計測部10においてα波の量を計測
するものである。センサーベルト11は、着座後被験者
の頭部に取り付けられるもので、その片面にはα波を検
出するためのセンサが複数取り付けられている。センサ
ークリップ12は、着座後被験者の耳朶に取り付けられ
てばねにより耳朶を両面から押さえるもので、その内側
にセンサを有するものである。
【0011】このα波検出装置9と電気的に接続されて
いる制御装置8は、照明体7a,7b,7cとも電気的に
接続されている。この制御装置8は、前記α波検出装置
9からα波の検出量に応じた電気信号を受け、その電気
信号によって照明体7‥の光量を変化させるもので、α
波のレベルを設定するための操作部を有するものであ
る。すなわちこれらのα波検出装置9,制御装置8,照
明体7‥は、被験者のα波の量の変化をリアルタイムで
照明の変化とするものである。照明の変化としては、例
えば初め緑色の弱い光のみを照射し、α波の増加にとも
なって緑色の照射をさらに弱くしていくとともに青色の
照射を徐々に強くしていき、全体として緑色の弱い照明
から青色の強い照明に変化させるといった手法が採られ
る。
いる制御装置8は、照明体7a,7b,7cとも電気的に
接続されている。この制御装置8は、前記α波検出装置
9からα波の検出量に応じた電気信号を受け、その電気
信号によって照明体7‥の光量を変化させるもので、α
波のレベルを設定するための操作部を有するものであ
る。すなわちこれらのα波検出装置9,制御装置8,照
明体7‥は、被験者のα波の量の変化をリアルタイムで
照明の変化とするものである。照明の変化としては、例
えば初め緑色の弱い光のみを照射し、α波の増加にとも
なって緑色の照射をさらに弱くしていくとともに青色の
照射を徐々に強くしていき、全体として緑色の弱い照明
から青色の強い照明に変化させるといった手法が採られ
る。
【0012】前記の制御装置8により変化する照明は、
座席部2の周囲を覆うようにして設けられたフード13
内を間接照明するものであり、フード13は、背もたれ
部4の背後に設置された背面板14と、座席部2の左右
および上部を覆うアーチ板15とからなるものである。
背面板14は、下端支持棒16cと、座席部2の背後に
垂直に設置された支柱17cとに固定されたもので、ア
ーチ板15は、前記支柱17cの上端部と水平に固定さ
れた上端支持棒18と、左右の支柱17a,17bの上端
部に固定された下端支持棒16a,16bと、背面板14
とに固定されたものである。背面板14とアーチ板15
とは、白色あるいは半透明等のものであり、適度に光を
反射しフード13内を間接照明するものである。前記フ
ード13には棚19が取り付けられており、この棚19
には前記α波検出装置9の計測部10と制御装置8が載
置されている。この棚19は、背もたれ部4とやや間隔
をおいて背面板14の着座部3よりやや高い位置に取り
付けられたものである。
座席部2の周囲を覆うようにして設けられたフード13
内を間接照明するものであり、フード13は、背もたれ
部4の背後に設置された背面板14と、座席部2の左右
および上部を覆うアーチ板15とからなるものである。
背面板14は、下端支持棒16cと、座席部2の背後に
垂直に設置された支柱17cとに固定されたもので、ア
ーチ板15は、前記支柱17cの上端部と水平に固定さ
れた上端支持棒18と、左右の支柱17a,17bの上端
部に固定された下端支持棒16a,16bと、背面板14
とに固定されたものである。背面板14とアーチ板15
とは、白色あるいは半透明等のものであり、適度に光を
反射しフード13内を間接照明するものである。前記フ
ード13には棚19が取り付けられており、この棚19
には前記α波検出装置9の計測部10と制御装置8が載
置されている。この棚19は、背もたれ部4とやや間隔
をおいて背面板14の着座部3よりやや高い位置に取り
付けられたものである。
【0013】前記フード13の背面板14の内側に取り
付けられた反射板20は、白色の樹脂板等からなるもの
で、3個の照明体7‥からの光がほぼ同じ位置に照射さ
れるものである。そして、同じ位置に照射された光は、
合成されて単色となりフード13のアーチ板15内面に
反射されるのである。
付けられた反射板20は、白色の樹脂板等からなるもの
で、3個の照明体7‥からの光がほぼ同じ位置に照射さ
れるものである。そして、同じ位置に照射された光は、
合成されて単色となりフード13のアーチ板15内面に
反射されるのである。
【0014】図1に示すように前記フード13内にはリ
ラクゼーションボール(以下、ボールと略称する)21
が備えられている。このボール21は、手で包み込むよ
うにして触れると手の皮膚電流を感知して内部の光源が
光るものであり、皮膚電流の大きさに応じて光の強度を
変化させるものである。すなわち、ボール21を触れて
いる被験者が緊張していると皮膚電流が大きくなって光
が強くなり、リラックスしていると皮膚電流が小さくな
って光が弱くなるのである。したがって、これを触れて
いる被験者は、自分のそのときのリラックス状態が客観
的に分かるのである。
ラクゼーションボール(以下、ボールと略称する)21
が備えられている。このボール21は、手で包み込むよ
うにして触れると手の皮膚電流を感知して内部の光源が
光るものであり、皮膚電流の大きさに応じて光の強度を
変化させるものである。すなわち、ボール21を触れて
いる被験者が緊張していると皮膚電流が大きくなって光
が強くなり、リラックスしていると皮膚電流が小さくな
って光が弱くなるのである。したがって、これを触れて
いる被験者は、自分のそのときのリラックス状態が客観
的に分かるのである。
【0015】図1に示すように前記ボール21には呼吸
調整器22が取り付けられている。呼吸調整器22は、
発光ダイオードからなる光源と、この光源の発光を制御
する制御部とからなり、予め制御部に発光時間の長さお
よび発光間隔を入力しておくことにより、設定されたペ
ース(リズム)で点滅するものである。
調整器22が取り付けられている。呼吸調整器22は、
発光ダイオードからなる光源と、この光源の発光を制御
する制御部とからなり、予め制御部に発光時間の長さお
よび発光間隔を入力しておくことにより、設定されたペ
ース(リズム)で点滅するものである。
【0016】次に、このような構成からなる瞑想装置1
の使用方法について説明する。まず、呼吸調整器22を
操作して被験者がリラックスするのに最適な呼吸ペース
を設定し、制御装置8にα波のレベルを入力する。そし
て、被験者は、座席部2に座り、センサーベルト11を
頭部に、またセンサークリップ12を耳朶に取り付け、
ボール21を両手で包む。
の使用方法について説明する。まず、呼吸調整器22を
操作して被験者がリラックスするのに最適な呼吸ペース
を設定し、制御装置8にα波のレベルを入力する。そし
て、被験者は、座席部2に座り、センサーベルト11を
頭部に、またセンサークリップ12を耳朶に取り付け、
ボール21を両手で包む。
【0017】被験者は、ゆったりとした姿勢をとり呼吸
調整器22の点滅に合わせて呼吸を行なうことにより、
リラックスしていくのである。なお、呼吸調整器22は
設定により、一定時間経過後次第に点滅の間隔が長くな
り、これに合わせてゆっくり呼吸することによってさら
に深いリラックス状態となる。このようにしてリラック
スした状態に移行することは、ボールの光が弱くなるこ
とによって、客観的に確認できる。
調整器22の点滅に合わせて呼吸を行なうことにより、
リラックスしていくのである。なお、呼吸調整器22は
設定により、一定時間経過後次第に点滅の間隔が長くな
り、これに合わせてゆっくり呼吸することによってさら
に深いリラックス状態となる。このようにしてリラック
スした状態に移行することは、ボールの光が弱くなるこ
とによって、客観的に確認できる。
【0018】すると、被験者の脳波からは多くのα波が
現われるようになり、センサーベルト11およびセンサ
ークリップ12によってその量が検出される。また、こ
のα波の量の変化に対応してフード13内の照明が変化
するので、より深くリラックスしていく経過を、客観的
に確認することができる。
現われるようになり、センサーベルト11およびセンサ
ークリップ12によってその量が検出される。また、こ
のα波の量の変化に対応してフード13内の照明が変化
するので、より深くリラックスしていく経過を、客観的
に確認することができる。
【0019】このような瞑想装置1によれば、座席部2
であぐら等のゆったりした姿勢をとり、呼吸調整器22
の発する光に合わせて呼吸をすることによって、リラッ
クスした状態に移行しやすく、また反射板およびフード
13が、照明体7‥からの光を間接照明するとともに座
席部を外部から隔離するので、広い空間内に座るのに比
べ瞑想しやすくなる。また、ボール21により、皮膚電
流によるリラックス度が客観的に確認でき、ボール21
と呼吸調整器22が一体に形成されているので、呼吸の
ための光を見ながら皮膚電流による光を容易に確認する
ことができる。また、リラックスするに連れて多くなる
α波の量の変化に対応して照明が変化するため、被験者
は自らがどのくらいリラックスしているかの客観的確認
が可能となり、深いリラックスを容易に得ることができ
瞑想状態にへ容易に移行することができる。また、この
瞑想装置1は、底板6の上に座席部2等が設けられてな
るものであるので、移動や運搬を行うことができる。ま
た、座席部2は、底板6と座席台5が軸6aによって連
結され、着座部3の位置が変わらない様に座席部2が回
転するものであるので、制御装置8の設定作業等を容易
に行うことができる。
であぐら等のゆったりした姿勢をとり、呼吸調整器22
の発する光に合わせて呼吸をすることによって、リラッ
クスした状態に移行しやすく、また反射板およびフード
13が、照明体7‥からの光を間接照明するとともに座
席部を外部から隔離するので、広い空間内に座るのに比
べ瞑想しやすくなる。また、ボール21により、皮膚電
流によるリラックス度が客観的に確認でき、ボール21
と呼吸調整器22が一体に形成されているので、呼吸の
ための光を見ながら皮膚電流による光を容易に確認する
ことができる。また、リラックスするに連れて多くなる
α波の量の変化に対応して照明が変化するため、被験者
は自らがどのくらいリラックスしているかの客観的確認
が可能となり、深いリラックスを容易に得ることができ
瞑想状態にへ容易に移行することができる。また、この
瞑想装置1は、底板6の上に座席部2等が設けられてな
るものであるので、移動や運搬を行うことができる。ま
た、座席部2は、底板6と座席台5が軸6aによって連
結され、着座部3の位置が変わらない様に座席部2が回
転するものであるので、制御装置8の設定作業等を容易
に行うことができる。
【0020】図4は、本発明の瞑想装置の他の実施例を
示す図であり、この図において符号30は瞑想装置であ
る。この瞑想装置30は、前述した瞑想装置1とほぼ同
じ構成であり、主な相違点はフード35の構造である。
フード35は、上端から床面まで垂直に設置された略円
筒板36と、この略円筒板36の上端に取り付けられた
円形板37とからなるものである。フード35の支持
は、円筒板36の3箇所にフード上端から底板38まで
垂設された支柱39‥によってなされている。
示す図であり、この図において符号30は瞑想装置であ
る。この瞑想装置30は、前述した瞑想装置1とほぼ同
じ構成であり、主な相違点はフード35の構造である。
フード35は、上端から床面まで垂直に設置された略円
筒板36と、この略円筒板36の上端に取り付けられた
円形板37とからなるものである。フード35の支持
は、円筒板36の3箇所にフード上端から底板38まで
垂設された支柱39‥によってなされている。
【0021】なお、本実施例は、着席が容易なように座
席部2の前面にはフードを設けていないが、着席後に前
面をもフードで覆い、外部から遮蔽して、座席部の周囲
を閉空間とする構造にしてもよい。また、本実施例の呼
吸調整器22は、発光ダイオードの光の点滅によって呼
吸すべきリズムを被験者に伝えるものであるが、例えば
音によって伝えるものであってもよい。また、本実施例
のボール21は、他の構成部材とは独立し自由に持ち運
べるものであるが、自在に曲がる支持具を介してフード
13に取り付けられたものとしてもよい。また本実施例
の照明の色調変化は、異なった色の光を照射する照明体
7‥を3個取り付け、それぞれの光の強さを変化させる
ことによって行われているが、照明体を一つとし光源近
くにカラーフィルタを設け、そのカラーフィルタを制御
することによって行ってもよい。このカラーフィルタの
制御は、光源の前面に異なった色の着色部が来るように
カラーフィルタ自体を動かすものであってもよく、また
カラーフィルタの着色部と密接して液晶層を設け、その
液晶にかける電圧を制御するものであってもよい。ま
た、本実施例ではフード13内に棚19を設けその上に
α波検出装置9の計測部10と制御装置8を載置した
が、フード13外に載置するものとしてもよい。
席部2の前面にはフードを設けていないが、着席後に前
面をもフードで覆い、外部から遮蔽して、座席部の周囲
を閉空間とする構造にしてもよい。また、本実施例の呼
吸調整器22は、発光ダイオードの光の点滅によって呼
吸すべきリズムを被験者に伝えるものであるが、例えば
音によって伝えるものであってもよい。また、本実施例
のボール21は、他の構成部材とは独立し自由に持ち運
べるものであるが、自在に曲がる支持具を介してフード
13に取り付けられたものとしてもよい。また本実施例
の照明の色調変化は、異なった色の光を照射する照明体
7‥を3個取り付け、それぞれの光の強さを変化させる
ことによって行われているが、照明体を一つとし光源近
くにカラーフィルタを設け、そのカラーフィルタを制御
することによって行ってもよい。このカラーフィルタの
制御は、光源の前面に異なった色の着色部が来るように
カラーフィルタ自体を動かすものであってもよく、また
カラーフィルタの着色部と密接して液晶層を設け、その
液晶にかける電圧を制御するものであってもよい。ま
た、本実施例ではフード13内に棚19を設けその上に
α波検出装置9の計測部10と制御装置8を載置した
が、フード13外に載置するものとしてもよい。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の瞑想
装置は、座席部であぐら等のゆったりした姿勢をとり、
呼吸調整器が所定の間隔で発する信号に合わせて呼吸を
することによって、リラックスした状態が実現しやす
く、また、反射板およびフードがフード内を間接照明す
るとともに、座席部をフード外部から隔離するので、広
い空間内に座るのに比較して瞑想しやすくなる。また、
α波検出装置および照明体と電気的に接続された制御装
置が、リラックスするに連れて多くなるα波の量の変化
に対応して照明を変化させるので、被験者は自らがどの
くらいリラックスしているかの確認が可能であり、深い
リラックスを得ることができ瞑想状態に入ることができ
る。また、リラックス度の確認が、ほとんど労力を要さ
ず例えば目を閉じていても可能であり、リラックスして
いくのを妨げないため、深いリラックス状態に容易に移
行できる。そして、このように深いリラックス状態に移
行し、瞑想することができるので、ストレス解消に役立
ち、ストレスの蓄積による精神疲労を防止することがで
きる。また、このような瞑想状態への移行を定期的に続
けてリラックス度を高める訓練をすることにより、精神
を落ち着かせてリラックスする感覚が身に付き、これに
より自己の集中力を高めてさまざまな問題に対しての能
力を向上させることができる。また、請求項2記載の瞑
想装置は、呼吸調整器がリラクゼーションボールに設け
られていることにより、呼吸調整器が所定の間隔で発す
る信号を見ると同時に、皮膚電流によるリラックス度を
確認することができる。
装置は、座席部であぐら等のゆったりした姿勢をとり、
呼吸調整器が所定の間隔で発する信号に合わせて呼吸を
することによって、リラックスした状態が実現しやす
く、また、反射板およびフードがフード内を間接照明す
るとともに、座席部をフード外部から隔離するので、広
い空間内に座るのに比較して瞑想しやすくなる。また、
α波検出装置および照明体と電気的に接続された制御装
置が、リラックスするに連れて多くなるα波の量の変化
に対応して照明を変化させるので、被験者は自らがどの
くらいリラックスしているかの確認が可能であり、深い
リラックスを得ることができ瞑想状態に入ることができ
る。また、リラックス度の確認が、ほとんど労力を要さ
ず例えば目を閉じていても可能であり、リラックスして
いくのを妨げないため、深いリラックス状態に容易に移
行できる。そして、このように深いリラックス状態に移
行し、瞑想することができるので、ストレス解消に役立
ち、ストレスの蓄積による精神疲労を防止することがで
きる。また、このような瞑想状態への移行を定期的に続
けてリラックス度を高める訓練をすることにより、精神
を落ち着かせてリラックスする感覚が身に付き、これに
より自己の集中力を高めてさまざまな問題に対しての能
力を向上させることができる。また、請求項2記載の瞑
想装置は、呼吸調整器がリラクゼーションボールに設け
られていることにより、呼吸調整器が所定の間隔で発す
る信号を見ると同時に、皮膚電流によるリラックス度を
確認することができる。
【図1】本発明の瞑想装置の一実施例を示す斜視図であ
る。
る。
【図2】図1に示した瞑想装置の正面図である。
【図3】図1に示した瞑想装置の側面図である。
【図4】本発明の瞑想装置の他の実施例を示す斜視図で
ある。
ある。
1 瞑想装置 2 座席部 3 着座部 4 背もたれ部 7 照明体 8 制御装置 9 α波検出装置 13 フード 20 反射板 21 リラクゼーションボール 22 呼吸調整器
Claims (2)
- 【請求項1】 リラックス状態を造りだし瞑想状態に移
行するための瞑想装置であり、あぐら等のゆったりした
姿勢がとれる広さを有する着座部と背もたれ部とからな
る座席部と、背もたれ部の背面に設けられた照明体と、
着座した被験者のα波を検出するα波検出装置と、この
α波検出装置により測定された値の変化に対応させて前
記照明体の照明を変化させる制御装置と、座席部の周囲
に設けられたフードと、このフードに設けられ前記照明
体からの照明を反射しフード内を間接照明する反射板
と、所定の間隔で信号を発する呼吸調整器とを具備した
ことを特徴とする瞑想装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の瞑想装置において、皮
膚電流を感知しその量に対応した明るさを発するリラク
ゼーションボールを具備し、前記呼吸調整器が該リラク
ゼーションボールに設けられていることを特徴とする瞑
想装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4052927A JPH0817817B2 (ja) | 1992-03-11 | 1992-03-11 | 瞑想装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4052927A JPH0817817B2 (ja) | 1992-03-11 | 1992-03-11 | 瞑想装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05253302A JPH05253302A (ja) | 1993-10-05 |
JPH0817817B2 true JPH0817817B2 (ja) | 1996-02-28 |
Family
ID=12928478
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4052927A Expired - Lifetime JPH0817817B2 (ja) | 1992-03-11 | 1992-03-11 | 瞑想装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0817817B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5123138B2 (ja) * | 2008-10-28 | 2013-01-16 | パナソニック株式会社 | リフレッシュ誘導システム、リフレッシュ誘導方法 |
-
1992
- 1992-03-11 JP JP4052927A patent/JPH0817817B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05253302A (ja) | 1993-10-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7850720B2 (en) | Method and apparatus for applying light therapy | |
US5304112A (en) | Stress reduction system and method | |
US20180325262A1 (en) | Intensive Use Rocking Chair | |
JP5123138B2 (ja) | リフレッシュ誘導システム、リフレッシュ誘導方法 | |
Gomez et al. | Autonomic nervous system reactivity within the valence–arousal affective space: Modulation by sex and age | |
GB2258149A (en) | Relaxation refreshment apparatus | |
KR101839021B1 (ko) | 오픈형 힐링 캡슐 | |
TWI309575B (en) | Finger-end stimulationg device | |
KR20130136506A (ko) | 다감각적 자극을 위한 디바이스 | |
KR20030071774A (ko) | 데이터 저장부를 가지는 의자 또는 침대 부재 | |
RU2721457C1 (ru) | Способ комплексного воздействия на пользователя для его релаксации и снятия стресса и кресло для его осуществления | |
JPH0817817B2 (ja) | 瞑想装置 | |
Park | Color temperature’s impact on task performance and brainwaves of school-age children | |
KR101720894B1 (ko) | 무좀치료에 도움을 주는 건식 족욕기 | |
JP4142944B2 (ja) | 照明装置、照明制御装置および照明制御方法 | |
JP2549469B2 (ja) | 瞑想室装置 | |
JP4125001B2 (ja) | 照明装置、照明制御装置、および照明制御方法 | |
JP2505075B2 (ja) | リフレッシュ装置 | |
JPH03221071A (ja) | リフレッシュ装置 | |
RU61563U1 (ru) | Релаксационный комплекс (wellness-студия "эвант") | |
JPH05261156A (ja) | リラックスリフレッシュ装置 | |
Mita et al. | The effect of reproducing two-dimensional photographs of flower arrangements in three dimensions on prefrontal blood flow in elderly patients with dementia | |
JPH04348762A (ja) | リフレッシュ装置 | |
JP2011222470A (ja) | 発光制御装置、照明装置及び照明付き拡散装置 | |
US20230066293A1 (en) | Rehabilitation assistant system for patient with cognitive impairments |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960820 |