WO2005077584A1

WO2005077584A1 - 溶接ユニット装置

Info

Publication number: WO2005077584A1
Application number: PCT/JP2005/001800
Authority: WO
Inventors: Yoshitaka Aoyama; Shoji Aoyama
Original assignee: Yoshitaka Aoyama; Shoji Aoyama
Priority date: 2004-02-14
Filing date: 2005-02-08
Publication date: 2005-08-25
Also published as: JP4147554B2; TW200538221A; US20070278198A1; JP2005224860A

Abstract

　進退駆動手段（68）に固定電極（8）と対をなす可動電極（6）が取り付けられている溶接装置（66）と、進退動作をする供給ロッド（2，87）で部品（10）を目的箇所に供給する部品供給装置（82，84）とが、結合部材（79，91，90，94）等を介して、進出した供給ロッド（2，87）の先端位置と可動電極６の先端部とが所定の相対位置関係となるように一体化され、これにより、溶接装置の電極と部品供給装置の供給ロッドの進出先端部との相対位置を正確に求めることができる。

Description

明細書

溶接ユニット装置

技術分野

[0001] 本発明は溶接装置と部品供給装置を組み合わせた溶接ユニット装置に関する。

背景技術

[0002] 進退動作をする供給ロッドで部品を目的箇所に供給する部品供給装置を、固定電極と可動電極を有する溶接装置に組み合わせて、鋼板部品にプロジェクシヨンボルトゃプロジェクシヨンナットを溶接することが行われている。

[0003] このような部品供給装置と溶接装置との組み合わせにおいては、溶接装置にセットされた鋼板部品等の相手方部品の所定箇所に、プロジェクシヨンボルト等の部品を正確に供給して、電気抵抗溶接がなされている（特開平 7— 276061号公報参照)。

[0004] 上記のような部品供給装置と溶接装置との組み合わせにおいては、部品供給装置の進出した供給ロッドの先端位置と、溶接装置にセットされている鋼板部品等の所定箇所との相対位置を正確に設定する必要がある。とくに、上記の相対位置を工場の現場で微調整をして設定することは、場所的な制限等により非常に行いにくい作業となり、また、正確に上記相対位置を求めることが困難となる場合がある。さらに、部品供給装置が配置される位置が自由に変えられないので、溶接装置にセットされる鋼板部品等が部品供給装置や近隣の他の装置等と干渉し、それを避けるためには、鋼板部品等の大きさや形状に制約が発生し、結果的には、生産性の向上が十分に行えなくなる。

発明の開示

[0005] 本発明の実施の形態による溶接ユニット装置は、進退駆動手段に固定電極と対をなす可動電極が取り付けられている溶接装置と、進退動作をする供給ロッドで部品を目的箇所に供給する部品供給装置とが、結合部材を介して、進出した上記供給ロッドの先端位置と上記可動電極または固定電極の先端部とが所定の相対位置関係となるように一体ィ匕されている。

[0006] 上記結合部材を介して、進出した上記供給ロッドの先端位置と上記可動電極または固定電極の先端部とが所定の相対位置関係となるように一体ィ匕されているので、結合部材の形状や寸法等を適正に設定することにより、進出した上記供給ロッドの先端位置と上記可動電極または固定電極の先端部とが所定の相対位置関係となる。つまり、上記結合部材の形状や寸法等の選択によって、結合部材を介して溶接装置と部品供給装置とを一体化させるのと同時に供給ロッドの先端位置と可動電極または固定電極の先端部との相対位置が正しく設定される。したがって、溶接ユニット装置の製作の際に上記相対位置があらかじめ正しく設定されるので、工場に部品供給装置を持ち込んで力狭い場所で溶接装置との相対位置を設定するような困難な作業を回避することができる。また、あらかじめ溶接ユニット装置として完成させるので、溶接装置と部品供給装置との相対位置が、治具等を用いて高い精度で設定でき、品質の高い溶接ユニット装置を顧客に提供することができる。

[0007] 上記溶接装置を静止部材に固定する固定部材が設けられている場合には、上記結合部材を介して一体化されている溶接装置と部品供給装置とがユニットの状態で静止部材に固定される。このように溶接装置だけが静止部材に結合され、部品供給装置には何等外力が作用しないので、進出した上記供給ロッドの先端位置と上記可動電極または固定電極の先輪郭との所定の相対位置関係が狂うことがなぐ常に正常な部品供給と溶接が行える。

[0008] 上記固定部材は部材本体と固定軸部材とが一体化された状態で構成され、上記部材本体は上記進退駆動手段の端部に結合され、固定軸部材を静止部材に結合することによって溶接ユニット装置を静止部材へ固定するとともに、固定軸部材の軸線は可動電極の進退軸線とほぼ同軸とされた状態で設けられ、この固定軸部材を中心にして部材本体を回動させることにより溶接ユニット装置の回動位置が選択的に設定できるように構成した場合には、進退駆動手段の端部に結合した上記固定部材で上述のようにして溶接ユニット装置を静止部材に固定する。これと同時に、可動電極の進退軸線とほぼ同軸とされた固定軸部材によって溶接ユニット装置全体の回動位置を自由に選択できるので、近隣の装置や鋼板部品等の相手方部品の大きさや形状に合わせて溶接ユニット装置の取り付け位置を最適化することができる。

[0009] 上記固定部材に上記結合部材がー体ィ匕されている場合には、部品供給装置を支持する部材である結合部材が固定部材と一体化されて、るので、結合部材の結合剛性を高めることができ、部品供給装置の結合安定性が向上する。また、固定部材と結合部材とが一体化されているので、部品供給装置と溶接装置を静止部材に取り付ける基礎部材の構造が簡素化でき、溶接ユニット装置全体としてのまとまりがコンパクトになる。

[0010] 上記結合部材またはそれと一体の補助部材にそれぞれ異なった種類の部品を供給できる複数の部品供給装置が取り付けられている場合には、例えば、プロジェクシヨンボルトの溶接ユニットとして機能するのと同時に、プロジェクシヨンナットの溶接ュニットとして機能させることができ、溶接ユニット装置としての多能化が行え、設備配置に要するスペースを少なくでき、しかも、設備価格を低減することが可能となる。

[ooii] 上記部品は、溶着用突起を備えたフランジ付きのプロジェクシヨンボルトおよび Zまたは溶着用突起を備えたプロジェクシヨンナットである場合には、プロジェクシヨンボルトゃプロジェクシヨンナットを自由に選択して溶接することができ、有用性の高い溶接ユニット装置が得られる。

[0012] 前記部品供給装置に取り付けたほぼ鉛直方向に伸びて、る支持ロッドを、静止部材に固定されたクランプブロックに貫通させてクランプブロックで支持ロッドの外周面を締め付けたり緩めたりして、支持ロッドの上下位置を設定するようにした場合、クランプブロックの上側および zまたは下側に支持ロッドの移動長さをあら力じめ設定する補助クランプブロックが支持ロッドを貫通した状態で配置することができる。

[0013] 部品供給装置を下げるときには、最初はクランプブロックを締め付けた状態にしておく。ついで、クランプブロックの上側のネ ΐ助クランプブロックを緩めて下げる長さに相当する長さだけ補助クランプブロックを上昇させて力再び支持ロッドにしつ力りと締め付ける。その後、クランプブロックを緩めると支持ロッドは部品供給装置の質量で下降し、補助クランプブロックが静止状態にあるクランプブロックの上側に受け止められて、部品供給装置の下降位置が設定される。最後に、クランプブロックを締め付けて下降作業が完了する。前記のようにして、補助クランプブロックを所定長さだけ上方へあらかじめ移動させるだけで、部品供給装置の下降量が設定でき、し力も、支持口ッドを部品供給装置の自重で下降させることができ、補助クランプブロック力ストツバの役割を果たして、下降の下限位置が設定される。したがって、作業が簡単で下降量が正確に設定でき、し力も、作業が単純化されて安全な作業となる。なお、クランプブロックの下側にも補助クランプブロックが配置されている場合には、下降作業完了後にこの補助クランプブロックを上昇させて、クランプブロックの下側に密着させて支持ロッドに締め付ける。

[0014] 逆に、部品供給装置を上げるときには、最初はクランプブロックを締め付けた状態にしておく。ついで、クランプブロックの下側の補助クランプブロックを緩めて上げる長さに相当する長さだけ補助クランプブロックを下降させて力再び支持ロッドにしっかりと締め付ける。その後、クランプブロックを緩めて部品供給装置を持ち上げると支持ロッドは上昇し、補助クランプブロックが静止状態にあるクランプブロックの下部に受け止められて、部品供給装置の上昇位置が設定される。最後に、クランプブロックを締め付けて上昇作業が完了する。前記のようにして、補助クランプブロックを所定長さだけ下方へあらかじめ移動させるだけで、部品供給装置の上昇量が設定でき、しかも、部品供給装置を持ち上げるだけで支持ロッドを上昇させることができ、補助クランプブロック力ストツバの役割を果たして、上昇の上限位置が設定される。したがって、作業が簡単で上昇量が正確に設定でき、しかも、作業が単純化されて安全な作業となる。なお、クランプブロックの上側にも補助クランプブロックが配置されている場合には、上昇作業完了後にこの補助クランプブロックを下降させてクランプブロックの上側に密着させて支持ロッドに締め付ける。

[0015] 前記クランプブロックは、少なくとも断面円形の支持ロッドが貫通する貫通孔と、この貫通孔に連続しているスリット部と、このスリット部を貫通している固定ボルトを備えることができる。このような構成により、断面円形の支持ロッドをクランプブロックの貫通孔に通して固定ボルトで締め付けたり緩めたりして、支持ロッドの円滑な移動と確実な固定が成される。

[0016] 前記補助クランプブロックは、前記支持ロッドが貫通する貫通孔と、この貫通孔に連続しているスリット部と、このスリット部を貫通している固定ボルトを備え、該補助クランプブロックの端面が前記クランプブロックの端面に衝合できるように構成されて、ることができる。補助クランプブロック自体はクランプブロックと同様な構成である。このような構成の補助クランプブロックであるから、支持ロッドに対する締め付けや緩めを行うことにより補助クランプブロックとしての適正な位置を容易にかつ確実に求めることができ、部品供給装置の下降や上昇の作業が正確に行える。

[0017] 前記部品供給装置は、溶接装置の固定電極と可動電極との間に供給ロッドで供給された部品を相手方部品に溶接する形式のものであって、前記供給ロッドに保持された部品を前記固定電極または可動電極に供給するものである。固定電極と可動電極の間に供給ロッドを進出させて、プロジェクシヨンボルト等の部品を固定電極または可動電極に正確に供給保持させるためには、部品供給装置と溶接装置との相対位置を高い精度のもとで追求しなければならないのである力上述のような補助クランプブロックとクランプブロックとの組み合わせによる部品供給装置の位置決めがなされるので、前記精度上の課題は容易に解消できる。

図面の簡単な説明

[0018] [図 1]第一実施例を示す溶接ユニット装置全体の側面図である。

[図 2]支持アームの部分の平面図である。

[図 3]結合部材と固定部材の平面図である。

[図 4]結合部材と固定部材の立体図である。

[図 5]第二の実施例を示す複数の部品供給装置を備えた平面図である。

[図 6]他の部品供給装置を示す立体図である。

[図 7]復数種類の供給ロッドと電極との位置関係を示す側面図である。

[図 8]固定アームの正面図である。

[図 9]部品供給装置の側面図である。

[図 10]プロジェクシヨンボルトの側面図である。

[図 11]基板単体の立体図である。

[図 12]図 9の（12)— (12)断面図である。

[図 13]ガイド管端部を基板を外して示した側面図である。

[図 14]部品供給制御ユニットの断面図である。

[図 15]ガイド管端部の平面図である。

[図 16]ガイド管端部の平面図である。 [図 17]図 13の（17)— (17)断面図である。

[図 18]部品供給装置の全体構造を示す斜視図である。

[図 19]クランプブロックの一部破断平面図である。

[図 20]クランプブロックの一部破断正面図である。

[図 21]補助クランプブロックの斜視図である。

[図 22]部品供給装置の下降動作を示す動作過程図である。

[図 23]部品供給装置の上昇動作を示す動作過程図である。

発明を実施するための最良の形態

[0019] まず、図 1から図 4に示した第一の実施例について説明する。

[0020] 溶接装置 66は、可動電極 6と固定電極 8が可動電極 6の進退軸線 O— O上に配置され、エアシリンダ 67で構成された進退駆動手段 68で可動電極 6を進退させるようになっている。エアシリンダ 67の上端に固定部材 69が結合されている。固定部材 69は、断面コ宇型の部材本体 70とこの部材本体 70に一体ィ匕された固定軸部材 71から構成されている。上記進退軸線 O— Oに対して、可動電極 6の動作軸線とエアシリンダ 6 7の軸線および固定軸部材 71の軸線が同軸上に配置されている。

[0021] 溶接装置 66の支柱 72の上部に静止部材である支持アーム 73が結合され、この支持アーム 73に設けた上下方向に貫通する取り付け溝 74内に、固定軸部材 71が挿入されている。固定輔部材 71には雄ねじが形成されそれにナット 75を締め込んで溶接装置 66の静止部材に対する取り付けがなされている。一方、固定電極 8は支柱 72 力も突き出ている固定アーム 76に結合されている。なお、エアシリンダ 67の上部にボルト 77が結合され、それを部材本体 70に貫通させてナット 78を締め込んである。

[0022] 上記のような各部材の組み合わせにより、進退軸線 O— O上に配置されたエアシリンダ 67、可動電極 6、固定電極 8等力もなる溶接装置 66がほぼ鉛直方向に配置されている。

[0023] 固定部材 69の部材本体 70の背面に長尺な結合部材 79が結合してある.この例では、後述の補助部材 80を介して結合部材 79が固定部材 69に溶接で結合してある。結合部材 79には 4つの長孔 81があけられ、この長孔 81に結合ボルト（図示して!/、ない）を貫通させて、部品供給装置 82が結合部材 79に結合されている。したがって、溶接装置 66と部品供給装置 82とは固定部材 69と結合部材 79を介して一体化されている。

[0024] 部品供給装置 82は進退式の供給ロッド 2を有するもので、供給ロッド 2が進出したときの供給ロッド 2の先端位置と可動電極 6または固定電極 8の先端部とが所定の相対位置関係となるように結合部材 79や固定部材 69等の寸法や形状が設定してある。

[0025] ナット 75を緩めると溶接装置 66と部品供給装置 82とが一体ィ匕された溶接ユニット装置全体が進退軸線 O— Oを中心にして回動することができる。その回動角 Θは図 2 に示されて、る角度範囲である。この角度範囲内で部品供給装置 82を回動させて、近隣の関連部材に干渉しない位置でナット 75を締め付けて溶接ユニット装置の固定を行なう。

[0026] 部品供給装置 82の詳細構造は種々な形式のものが採用できる力ここでは図 9一図 17に示したものについて説明する。

[0027] ガイド管 1内に供給ロッド 2が進退可能な状態で収容されていて、ガイド管 1の一端側に結合したエアシリンダ 3のピストンロッド（図示して、な、）が供給ロッド 2に結合されている。供給ロッド 2の先端に部品を一時係止する保持部材 4が結合され、図 9の二点鎮線図示のように保持部材 4が最も後退させられているときに、保持部材 4に対して部品を送給するように構成されて、る。これは部品を 1個ずつ保持部材 4に送給するためのもので、符号 5で示された部品送給制御ユニット（以下、単にユニットという )がその機能を果たしており、このユニット 5はエアシリンダ 3とは反対側のガイド管 1の他端側に結合してある。

[0028] この実施例は、可動電極 6の受入孔 7内に部品を挿入するもので、固定電極 8上に鋼板部品 9が載置されている。この実施例における部品は図 10に示した鉄製のプロジェクシヨンボルト 10であり、輸部 11とフランジ 12とこのフランジに隆起させて形成した溶着用の突起 13からなつている。突起 13は非常に偏平な円錐状の形態をなしているが、これに変えて小さな、ぼ状の突起を複数個（通常は 3個)設置してもよ、。

[0029] ガイド管 1、供給ロッド 2、エアシリンダ 3およびユニット 5等の一体的な構造物を支持するために、基板 14が採用されている。この実施例における基板 14は、ほぼ直角三角形の形をした三角部 15が主体をなすもので、その下辺部 16にガイド管 1が結合されている。ガイド管 1をより安定的に支持するために、下辺部 16は図 9や図 11に見られるように延長部 17、 18が設置されており、ここではこの延長部 17、 18をも含めて下辺部と称している。供給ロッド 2は傾斜した姿勢で設置されているので、下辺部 16は傾斜した状態で配置されていて、その構側の位置にガイド管 1が配置されている。ガイド管 1と下辺部 16との間には、間座部材 20、 21が配置され、これらはそれぞれガイド管 1に溶接されており、この間座部材 20、 21に対して下辺部 16力ボルト 22、 23で結合されている。こうすることによってガイド管 1と下辺部 16との間に空隙部 24が形成されるのである。なお、図 11〖こおける符号 25、 26は上記のボルト 22、 23を通すための孔である。

[0030] 基板 14の上辺部 19には受板 27が溶接されており、この部分の剛性を高めるために、補強板 28が三角部 15と受板 27に溶接されている。受板 27にエアシリンダ 29の下側が結合され、その上側はブラケット 30を介して静止部材 31にしつ力りと結合されている。このエアシリンダ 29はシリンダ 32をブラケット 30で静止部材 31に結合し、ピストン（図示していない）すなわちピストンロッド 33、 34が進退して出力するものであり、図示のようにピストンロッドが 2本設置されたタンデム型になっていて、両ピストンロッド 33、 34の下端には出力板 35が結合されていて、これが受板 27に密着させられてボルト 36、 37で固定されている。このようにして基板 14の上辺部 19にエアシリンダ 2 9が固定されているもので、そのピストンロッド 33、 34は鉛直方向に配置されている。

[0031] ブラケット 30は、上述の結合部材 79に相当し、また、静止部材 31は、固定部材 69 や支持アーム 73に相当して、る。

[0032] 供給ロッド 2には、図 9、図 13および図 17等で明らかなように空気通路 38が設けられていて、ここに空気を供給するためにジョイント 39を供給ロッド 2に捩じ込み、それに空気ホース 40が接続してある。そして、ジョイント 39がストロークできるようにするために、ガイド管 1に長孔 41が軸方向に明けられ、ここをジョイント 39が通過している。前述の空隙部 24に空気ホース 40が配置されるもので、空気ホース 40はガイド管 1の外周を螺旋状に周回した状態で配置されており、供給ロッド 2が進出すると、図 13のような収縮した状態から図 9のような伸長した状態になる。なお、図 13の符号 42で指してあるのは空気ホース 40をガイド管 1に固定するためのクランプである。 [0033] 供給ロッド 2の先端に固定された保持部材 4を、図 14を中心にして説明する。本体 43に供給ロッド 2の先端がねじ部 44において捻じ込まれ、ロックナット 45で緩み止めが図られており、その先端部には円筒形のガイド部材 46が溶接等の方法で固定され、その内部に環状の磁石 47が内蔵させてあり、その上側にはガイド部材 46の内周部に形成したフランジ 48が設けられ、そこにプロジェクシヨンボルト 10のフランジ 12が磁石 47に吸引された状態で、一時係止がなされている。磁石 47の内側の貫通口は空気噴口 49とされ、本体 43に明けた空気通路 50が空気噴口 49に連通しており、一方では供給ロッドの空気通路 38に連通させられている。

[0034] 部品送給制御ユニット 5は、パーツフィーダ 83 (図 1参照）に接続されている部品供給ホース 51からの部品を 1個ずつ保持部材 4に供給する機能のものであればよぐその一例を図 14に詳しく図示した。この図に従ってユニット 5を説明すると、ユニット 5はエアシリンダ 3とは反対側のガイド管 1の端部に取り付けてあるもので、ブラケット 52がボルト 53でガイド管 1にしつ力りと固定してあり、それにヘッド部材 54が溶接され、これに明けられた矩形断面の通孔 55内に制御片 56が摺動可能な状態で挿入されている。ヘッド部材 54の上面にアーム片 57が固定され、それにエアシリンダ 58が取り付けられ、そのピストンロッド 59が制御片 56に結合されている。

[0035] ヘッド部材 54、制御片 56およびブラケット 52にはそれぞれ通過孔 60、 61、 62が明けられ、通過孔 60にはジョイント管 63が連通した状態でヘッド部材 54に溶接され、ここに部品供給ホース 51が差し込んである。また、通過孔 62にも出口管 64が連通した状態でブラケット 52に溶接してある。図示の状態は、制御片 56がずれた位置にあるので、ボルト 10は制御片 56に受け止められている力エアシリンダ 58の作動で制御片 56が左下に摺動して通過孔 60、 61、 62がー連に連通すると、ボルト 10はこれらの通過孔を通って出口管 64に至り、そこ力ガイド部材 46に到達させられる。なお、出口管 64には供給ロッド 2の進出時にボルト 10を通過させるための切欠き 65が形成してある。さらに、出口管 64は保持部材 4が最も後退しているときに、図 14に示したようにガイド部材 46と僅かな隙間を残して連続するような相対位置の関係とされている。

[0036] なお、以上の説明において、各エアシリンダに接続される空気ホースの図示は省略してある。さらに、以下に述べる作動を得るために必要な各エアシリンダに対する作動空気は、電磁式の空気制御弁や電気制御回路など周知の手段の組み合わせによつてシーケンス制御が容易に実施できるので、ここでは詳細な説明は省略してある。

[0037] 第一の実施例の作動について説明をすると、図 14の状態でボルト 10が保持部材 4 に受け入れられると、供給ロッド 2はエアシリンダ 3の作動で進出し、このときに空気ホース 40が伸長されて図 9のような螺旋形状になり、ボルト 10が受入孔 7と同軸になつた位置で供給ロッド 2の進出が停止し、次いで、エアシリンダ 29の作動で基板 14が上昇させられると、ボルト 10はその一部が受入孔 7内に入り込み、そのときに空気噴口 49から空気が噴出させられるので、磁石 47に吸着されていたボルト 10は受入孔 7 内の最も奥まで強制的に挿入される。その後は、供給ロッド 2が先の作動と逆の運動をして、図 14のような元位置に復帰するのである。このように挿入されたボルト 10は受入孔 7の奥部に取り付けられた磁石 66に吸引されて、落下防止が図られている。ボルト 10を保持した可動電極 6が下降し、ボルトの突起 13が鋼板部品 9に押し付けられて、両電極間に通電がなされると、突起 13が溶着するのである。

[0038] 次に、図 4一図 8に従って第二の実施例を説明する。

[0039] この実施例は、異なった部品を供給できる複数の部品供給装置を装備したものであり、各部品供給装置は上記結合部材またはそれと一体の補助部材に取り付けられている。前述の部品供給装置 82は、プロジェクシヨンボルト 10を供給し溶接するものであるが、この実施例はさらにプロジェクシヨンナットを供給し溶接するものであり、プロジェクシヨンボルトとプロジェクシヨンナットとの併用式のものである。

[0040] プロジェクシヨンナットを供給する部品供給装置 84は、パーツフィーダ力も送出されてきたプロジェクシヨンナットが部品供給管 85を経て仮止室 86に案内され、そこで一時係止される。この一時係止状態のプロジェクシヨンナットのねじ孔に、供給ロッド 87 が串差し状態で貫通し、供給ロッド 87が進出して目的箇所にプロジェクシヨンナットを供給する。供給ロッド 87を収容して、るガイド管 88および供給ロッド 87に進退動作を行わせるエアシリンダ 89等は、先の実施例におけるものと同じである。なお、串差し状態のプロジェクシヨンナット 96は、図 7に示されている。

[0041] ガイド管 88にブラケット 90が結合され、それに支持ロッド 91が固定されている。固定部材 69の部材本体 70に厚板状の補助部材 80が部材本体 70の側方に突き出た状態で溶接され、この突き出た部分の補助部材 80に部品供給装置 84が結合されている。補助部材 80には断面 U宇型の溝 93を有するクランプ片 94が結合され、この溝 93に支持ロッド 91を挿入してクランプ片 94を貫通する固定ボルト 95で締め付ける。図 7は、進出した供給ロッド 87の先端位置と固定電極 8 (99 ·図 8参照）の先端部とが所定の相対位置関係となっている状態を示している。当該相対位置関係は、固定電極 8の先端部との間で設定しても、可動電極 6が停止しているときの固定電極 8と可動電極 6との相対位置関係が常に一定なので、実質的に同じである。このことは、供給ロッド 2についても同様である。

[0042] 供給ロッド 87が図 7に示した位置関係となるように、ガイド管 88に対するブラケット 9 0の取り付け姿勢や支持ロッド 91の起立方向および溝 93の方向等が選定されている。なお、この実施例では、クランプ片 94が補助部材 92に取り付けられている構造である力この補助部材 92を止めてクランプ片 94を直接部材本体 70の固定するようにしてちよい。

[0043] 図 8は、固定アーム 76が矢線 97で示すように回動式となっていて、固定電極を選択できるようにしたものである。供給ロッド 2を動作させる場合には、それに対応する固定電極 8が可動電極 6と同軸位置となるように固定アーム 76の回動位置が設定され、また、供給ロッド 87を動作させる場合には、それに対応するガイドビン 98を有する固定電極 99が可動電極 6と同軸位置となるように固定アーム 76の回動位置が設定される。

[0044] したがって、第二の実施例によれば、固定部材 69またはそれと一体の補助部材 92 にそれぞれ異なった種類の部品を供給できる複数の部品供給装置 82, 84が取り付けられているので、例えば、プロジェクシヨンボルトの溶接ユニットとして機能するのと同時に、プロジェクシヨンナットの溶接ユニットとして機能させることができ、溶接ュ-ット装置としての多能化が行え、設備配置に要するスペースを少なくでき、しかも、設備価格の低減が可能となる。

[0045] 上記部品は、溶着用突起を備えたフランジ付きのプロジェクシヨンボルト 10および Zまたは溶着用突起を備えたプロジェクシヨンナット 96であるから、プロジェクシヨンボルト 10やプロジヱクシヨンナット 96を自由に選択して溶接することができ、有用性の高 Vヽ溶接ユニット装置が得られる。

[0046] 第二の実施例において、進退駆動手段 68を電動モータに置き換えて進退動作を出力させることもできる。また、固定軸部材 71の全長にわたって雄ねじを形成し、ナツト 75と同様なナットを支持アーム 73の下側の固定軸部材 71に配置し、上下両方のナットを調整して溶接装置 66と支持アーム 73との上下方向の相対位置を任意に求めることができる。そして、長孔 81に沿って結合部材 79の位置を微調整することもできる。このような二方向の微調整が可能であることにより、可動電極 6と固定電極 8との相対位置を適正に求めることが行いやすくなる。

[0047] 図 18から図 23は、部品供給装置の位置決め装置を例示している。図 18は部品供給装置 82の全体構造を示す。この例では、溶接装置の固定電極 8と可動電極 6との間に、斜め方向に進退する供給ロッド 2でプロジヱクシヨンボルト 10を供給する。可動電極 6の端面中央部に受入孔 7が設けてあり、ここにプロジェクシヨンボルト 10を挿入するようになつている。また、供給ロッド 2の先端部に保持ヘッド 4が設けられ、ここにプロジクシヨンボルト 10が保持される。固定電極 8の上に鋼板部品 9が載置され、この鋼板部品 9にプロジェクシヨンボルト 10がプロジェクシヨン溶接される。

[0048] 真っ直ぐな管状の支持部材 1の内部を供給ロッド 2が進退可能な状態で貫通している。この支持部材 1にエアシリンダ 3が接続され、その進退ストロークで供給ロッド 2が進退動作をするようになって、る。支持部材 1は三角形の形をしたブラケット 14にボルト等で固定され、ブラケット 14の上部に上下方向に出力するエアシリンダ 32が取り付けてある。エアシリンダ 32の上部に鉛直方向に伸びている支持ロッド 113が固定してある。支持ロッド 113はクランプブロック 123を介して静止状態になっている固定バ一 115に結合してある。

[0049] 供給ロッド 2が進出してプロジェクシヨンボルト 10の軸線が固定電極 8と可動電極 6 の軸線と同軸になった箇所で供給ロッド 2の進出が停止する。この状態でプロジェクシヨンボルト 10を前記軸線に沿って上昇させ、プロジェクシヨンボルト 10を受入孔 7内に挿入するようになっている。このような動作をさせるために、エアシリンダ 32の出力方向は前記軸線と同じ方向に設定してある。 [0050] プロジェクシヨンボルト 10を供給ロッド 2の保持ヘッド 4に送給するために、パーツフィーダ（図示して!/ヽな、）から供給管 51が伸びてきて、る。この供給管 51はプロジェクシヨンボルト 10を一つずつ送り出す制御ユニット 5に接続され、制御ユニット 5から供給管 64を経て後退している保持ヘッド 4にプロジェクシヨンボルト 10が供給される。

[0051] 固定バー 115は水平部 119と鉛直部 120からなる L字形であり、鉛直部 120が静止部材であるフレーム 121に結合されている。この結合のために、結合ブロック 122が採用されている。この結合ブロック 122は固定バー 115の高さ位置や向きを調節することができる構造であるが、固定バー 115を静止状態にする機能を果たしている。

[0052] 図 19および図 20に示すように、ほぼ直方体の形状とされたクランプブロック 123に上下方向に貫通する貫通孔 124が明けられ、この貫通孔 124に連通しているスリット部 125が設けてある。スリット部 125は、クランプブロック 123の外部片側力も貫通孔 1 24に連する空隙によって形成されて、る。このスリット部 125の左右に配置されてヽる締め付け部 126, 127に固定ボルト 128が貫通した状態でねじ込んである。固定ボルト 128の雄ねじ部分が締め付け部 126の雌ねじ部分にねじ込まれるようになってヽる。

[0053] 貫通孔 124を支持ロッド 113が貫通しており、固定ボルト 128を締め付けると、貫通孔 124の内周面が支持ロッド 113の外周面に強く密着してクランプブロック 123と支持ロッド 113との一体ィ匕がなされる。また、固定ボルト 128を緩めると、前記密着が緩和されて支持ロッド 113を上下方向にスライドさせることができる。

[0054] クランププロック 123と固定バー 115の水平部 119とを一体化させるための構造は、上に述べたクランプブロック 123と支持ロッド 113とを一体ィ匕させるための構造と同様で、貫通孔 129が貫通孔 124に、スリット部 130がスリット部 125に、そして固定ボルト 131力固定ボルト 128に、それぞれ対応する。

[0055] 図 20および図 21に示すように、補助クランプブロック 132がクランプブロック 123の上側に配置してある。この補助クランプブロック 132は厚板状の部材で作られており、クランプブロック 123と同様な構造とされている。すなわち、支持ロッド 113が貫通する貫通孔 133から外部に連なるスリット部 134が設けられ、スリット部 134を挟んで締め付け部 135, 136が対畤している。締め付け部 135, 136を貫通して固定ボルト 13 7が延在し、固定ボルト 137の雄ねじ部分を締め付け部 135の雌ねじ部分にねじ込んである。また、補助クランプブロック 132は、その端面がクランプブロック 123の端面に衝合できるようになつている。

[0056] 図 20は、部品供給装置 82を下降させるためにクランプブロック 123の上側に補助クランプブロック 132を配置した場合を例示する。部品供給装置 82を上昇させるためには、図 23に示すように、クランプブロック 123の下側に補助クランプブロック 132を配置する。なお、補助クランプブロック 132は、このようにクランプブロック 123の上下いずれか一方に配置するほか、クランプブロック 123の上下両側に配置してもよい。

[0057] 図 22は、部品供給装置 82を下降させる場合の動作順序を示している。最初はクランプブロック 123を支持ロッド 113に締め付けた状態にしておく。ついで、クランプブロック 123の上側の補助クランプブロック 132を緩めて下げる長さに相当する長さ HI だけ補助クランプブロック 132を上昇させて力も再び支持ロッド 113にしつ力りと締め付ける。その後、クランププロック 123を緩めると支持ロッド 113は部品供給装置 82 の質量で下降し、補助クランプブロック 132が静止状態にあるクランプブロック 123の上側に受け止められて、部品供給装置 82の下降位置が設定される。最後に、クランプブロック 123を締め付けて下降作業が完了する。

[0058] このようにして、補助クランプブロック 132を所定長さ HIだけ上方へあら力じめ移動させるだけで、部品供給装置 82の下降量 HIが設定でき、し力も、支持ロッド 113を部品供給装置 82の自重で下降させることができ、補助クランプブロック 132がストツバの役割を果たして、下降の下限位置が設定される。したがって、作業が簡単で下降量 HIが正確に設定でき、しかも、作業が単純化されて安全な作業となる。なお、二点鎖線図示のように、クランプブロック 123の下側にも補助クランププロック 132が配置されている場合には、下降作業完了後にこの補助クランプブロック 132を上昇させて、クランプブロック 123の下側に密着させて支持ロッド 113に締め付ける。

[0059] 図 23は、部品供給装置 82を上昇させる場合の動作順序を示している。最初はクランプブロック 123を締め付けた状態にしておく。次いで、クランプブロック 123の下側の補助クランプブロック 132を緩めて上げる長さに相当する長さ H2だけ補助クランプブロック 132を下降させて力再び支持ロッド 113にしつ力りと締め付ける。その後、クランプブロック 123を緩めて部品供給装置 82を持ち上げると支持ロッド 113は上昇し、補助クランプブロック 132が静止状態にあるクランプブロック 123の下部に受け止められて、部品供給装置 82の上昇位置が設定される。最後に、クランプブロック 123を締め付けて上昇作業が完了する。

[0060] このようにして、補助クランプブロック 132を所定長さ H2だけ下方へあら力じめ移動させるだけで、部品供給装置 82の上昇量 H2が設定でき、しかも、部品供給装置 82 を持ち上げるだけで支持ロッド 113を上昇させることができ、補助クランプブロック 13 2がストツバの役割を果たして、上昇の上限位置が設定される。したがって、作業が簡単で上昇量 H2が正確に設定でき、しかも、作業が単純化されて安全な作業となる。なお、二点鎖線図示のように、クランプブロック 123の上側にも補助クランプブロック 1 32が配置されている場合には、上昇作業完了後にこの補助クランプブロック 132を下降させてクランププロック 123の上側に密着させて支持ロッド 113に締め付ける。

[0061] 上述のクランプブロックおよび補助クランプブロックの構成は、図 18に示されている結合ブロック 122の箇所において鉛直部 120の上下位置を調整するために使用することちでさる。

Claims

請求の範囲

[1] 進退駆動手段に固定電極と対をなす可動電極が取り付けられている溶接装置と、進退動作をする供給ロッドで部品を目的箇所に供給する部品供給装置とが、結合部材を介して、進出した上記供給ロッドの先端位置と上記可動電極または固定電極の先端部とが所定の相対位置関係となるように一体化されて!/ヽることを特徴とする溶接ユニット装置。

[2] 上記溶接装置を静止部材に固定する固定部材が設けられている請求項 1の溶接ユニット装置。

[3] 上記固定部材は部材本体と固定輔部材とが一体化された状態で構成され、上記部材本体は上記進退駆動手段の端部に結合され、固定輸部材を静止部材に結合することによって溶接ユニット装置を静止部材へ固定するとともに、固定柏部材の柏線は可動電極の進退軸線とほぼ同軸とされた状態で設けられ、この固定輸部材を中心にして部材本体を回勅させることにより溶接ユニット装置の回勅位置が選択的に設定できるように構成した請求項 2の溶接ユニット装置。

[4] 上記固定部材に上記結合部材がー体ィ匕されて、る請求項 2または 3の溶接ュ-ット装置。

[5] 上記結合部材またはそれと一体の補助部材にそれぞれ異なった種類の部品を供給できる複数の部品供給装置が取り付けられて、る請求項 1な、し 4の、ずれかの溶接ユニット装置。

[6] 上記部品は、溶着用突起を備えたフランジ付きのプロジェクシヨンボルトである請求項 1な!、し 5の!、ずれかの溶接ユニット装置。

[7] 上記部品は、溶着用突起を備えたプロジェクシヨンナットである請求項 1ないし 5の

Vヽずれかの溶接ユニット装置。

[8] 前記部品供給装置に取り付けたほぼ鉛直方向に伸びている支持ロッドを、静止部材に固定されたクランプロックに貫通させてクランプブロックで支持ロッドの外周を締め付けたり緩めたりして、支持ロッドの上下位置を設定するようにしてあり、クランププロックの上側および Zまたは下側に支持ロッドの移動長さをあら力じめ設定する補助クランプブロックが支持ロッドを貫通した状態で配置されていることを特徴とする請求項 1の溶接ユニット装置。

[9] 前記クランプブロックは、少なくとも断面円形の支持ロッドが貫通する貫通孔と、この貫通孔に連続しているスリット部と、このスリット部を貫通している固定ボルトを備えて、る請求項 8の溶接ユニット装置。

[10] 前記補助クランプブロックは、前記支持ロッドが貫通する貫通孔と、この貫通孔に連続しているスリット部と、このスリット部を貫通している固定ボルトを備え、該補助クランプブロックの端面が前記クランプブロックの端面に衝合できるように構成されて、る請求項 8または 9の溶接ユニット装置。

[11] 前記部品供給装置は、溶接装置の固定電極と可動電極との間に供給ロッドで供給された部品を相手方部品に溶接する形式のものであって、前記供給ロッドに保持された部品を前記固定電極または可動電極に供給するものである請求項 8— 10のいずれかの溶接ユニット装置。

[12] 部品供給装置に取り付けたほぼ鉛直方向に伸びている支持ロッドを、静止部材に固定されたクランプロックに貫通させてクランプブロックで支持ロッドの外周を締め付けたり緩めたりして、支持ロッドの上下位置を設定する形式のものにおいて、クランプブロックの上側および Zまたは下側に支持ロッドの移動長さをあら力じめ設定する補助クランプブロックが支持ロッドを貫通した状態で配置されていることを特徴とする部品供給装置の位置決め装置。

[13] 前記クランプブロックは、少なくとも断面円形の支持ロッドが貫通する貫通孔と、この貫通孔に連続しているスリット部と、このスリット部を貫通している固定ボルトを備えている請求項 12の部品供給装置の位置決め装置。

[14] 前記補助クランプブロックは、前記支持ロッドが貫通する貫通孔と、この貫通孔に連続しているスリット部と、このスリット部を貫通している固定ボルトを備え、該補助クランプブロックの端面が前記クランプブロックの端面に衝合できるように構成されて、る請求項 12または 13の部品供給装置の位置決め装置。

[15] 前記部品供給装置は、溶接装置の固定電極と可動電極との間に供給ロッドで供給された部品を相手方部品に溶接する形式のものであって、前記供給ロッドに保持された部品を前記固定電極または可動電極に供給するものである請求項 12— 14のいずれ力の部品供給装置の位置決め装置。