WO2004080989A1 - フラン化合物の製造方法 - Google Patents

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WO2004080989A1
WO2004080989A1 PCT/JP2004/002979 JP2004002979W WO2004080989A1 WO 2004080989 A1 WO2004080989 A1 WO 2004080989A1 JP 2004002979 W JP2004002979 W JP 2004002979W WO 2004080989 A1 WO2004080989 A1 WO 2004080989A1
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Makoto Kitano
Mihoko Fujii
Jun Oguma
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Sumitomo Chemical Company Limited
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D307/00Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom
    • C07D307/77Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom ortho- or peri-condensed with carbocyclic rings or ring systems
    • C07D307/91Dibenzofurans; Hydrogenated dibenzofurans
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C39/00Compounds having at least one hydroxy or O-metal group bound to a carbon atom of a six-membered aromatic ring
    • C07C39/24Halogenated derivatives
    • C07C39/367Halogenated derivatives polycyclic non-condensed, containing only six-membered aromatic rings as cyclic parts, e.g. halogenated poly-hydroxyphenylalkanes

Definitions

  • a reaction using a polymer conjugate having a sulfonic acid or phosphonic acid group or a silicate as a catalyst is preferable, and a reaction using a silicate as a catalyst is more preferable. preferable.
  • R 3 and R 4 of (4) produced by this method are eliminated to produce (2), which is then subjected to a ring condensation reaction to produce (1).
  • a group selected from a halogen atom, a substituted sulfonate group, —B (OH) 2 and one B (OR) 2 is shown.
  • Z 2 represents a group selected from a halogen atom and a substituted sulfonate group.
  • R, R ', R ", R'", X, ring A and ring B have the same definitions as in formula (2).
  • R 3 and R 4 have the same definition as that of equation (4).

Description

明細書 フラン化合物の製造方法 技術分野
本発明は、 機能性高分子、 医薬、 農薬、 工業薬品などの原料として有用なフラ ン化合物の製造方法に関する。 背景技術
フラン環に 2つの芳香環が縮合した 3環性フラン化合物は、 医薬、 農薬、 工業 薬品として有用である (特開平 11— 80146、 特開平 9一 151182) 。
3環性フラン化合物のうち、 ハロゲン原子、 置換スルホネート基、 一 B (OH ) 2 、 — B (OR) 2 , — CH2 S+ R, 2X-、 一 CH2 P+ R" 3 X" 一 CH 2PO (OR'") 2 、 (R、 R' 、 R" および R",は、 それぞれ独立にアルキル 基、 ァリール基またはァリールアルキル基を表す。 2つの Rは一緒になつて環を 形成していてもよい。 Xはハロゲン原子を表す。 ) 、 モノハロゲン化メチル基、 ホルミル基、 ビエル基等の反応活性基を芳香環上に有する化合物は、 その反応活 性基をアルキル基ゃァリール基、 水酸基等に変換できることから、 種々の 3環性 フラン化合物あるいはその重合体の原料としても有用と考えられる。
反応性活性基を有する 3環性フラン化合物の製造方法としては、 3環性フラン 化合物に、 上記反応活性基を導入する方法が知られており、 その例として、 3環 性フラン化合物であるジベンゾフラン化合物と、 臭素と反応させて、 臭素化され た 3環性フラン化合物を製造する方法が知られている (Au s t. J. C em . , 39 (12) , p 2177 (1986) ) が、 この方法では、 臭素が 1個入 つたジベンゾフラン化合物と、 2個入ったそれが混合物として生成する。
このように、 3環性フラン化合物に、 反応活性基を導入する方法では、 反応活 性基の数の制御や位置の選択性の制御が難しく必ずしも目的とする化合物を効率 よく得られる訳ではなかった。 本発明の目的は、 前記反応活性基を芳香環上に有する 3環性フラン化合物を効 率よく製造できる製造方法を提供することにある。
発明の開示
本発明者等は、 上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、 2つの芳香環が直接 結合し、 それぞれの芳香環が、 他方の芳香環との結合位置の隣接位に水酸基を有 し、 少なくとも 1方の芳香環上に反応活性基を有するジオール化合物を縮環反応 させることにより、 前記反応活性基を芳香環上に有する 3環性フラン化合物を効 率よく製造できることを見出し、 本発明を完成した。
すなわち本発明は、 下式 (2 ) で示される化合物を縮環反応させることを特徴 とする下式 (1 ) で示されるフラン化合物の製造方法にかかわるものである。
Figure imgf000004_0001
〔式中、 A環おょぴ B環はそれぞれ独立に、 水酸基、 アルキル基、 アルコキシ基 、 アルキルチオ基、 ァリール基、 ァリールォキシ基、 ァリ一ルチオ基、 ァリール アルキル基、 ァリールアルコキシ基、 ァリールアルキルチオ基、 ァリールァルケ ニル基、 ァリールアルキニル基、 アミノ基、 置換アミノ基、 シリル基、 置換シリ ル基、 フッ素原子、 ァシル基、 ァシルォキシ基、 イミノ基、 アミド基、 イミド基 、 1価の複素環基、 カルボキシル基、 置換力ルポキシル基およびシァノ基からな る群から選ばれる置換基を有していてもよい芳香環を示す。 Y1および Y2はそれ ぞれ独立に、 ハロゲン原子、'置換スルホネート基、 一 Β (ΟΗ) 2 、 — B (O R ) 2 、 —C H2 S + ' 2 X -、 一 C H2 P + R " 3 X~ 、 一 C H2 P O (O '") 2 、 モノハロゲン化メチル基、 ホルミル基またはビエル基を表す。 R、 R ' 、 R " および R"'は、 それぞれ独立にアルキル基、 ァリール基またはァリールアルキ ル基を表す。 2つの Rは一緒になつて環を形成していてもよい。 Xはハロゲン原 子を表す。 aおよび bはそれぞれ独立に 0〜2の整数を表すが、 a + b≥lを満 たす。 Y Y2、 X, R、 R " および R'"がそれぞれ複数存在する場合、 それら は同一でも異なっていてもよい。 〕
Figure imgf000005_0001
( 1)
〔式中、 A環、 B環、 Y,、 Y2、 aおよび bは、 式 (2 ) のものと同じ定義であ る。 〕 発明を実施するための最良の形態
本発明の方法により製造されるフラン化合物の 式 (1 ) における A環および B環は、 それぞれ独立に芳香環を示す。
該芳香環としては、 ベンゼン環、 ナフタレン環、 アントラセン環、 テトラセン 環、 ペン夕セン環、 ピレン環、 フエナントレン環等の芳香族炭ィ匕水素環; ピリジ ン環、 ビビリジン環、 フエナント口リン環、 キノリン環、 イソキノリン環、 チォ フェン環、 フラン環、 ピロール環などの複素芳香環が挙げられる。 ここで A環お よび B環の芳香環の種類は、 同一でも異なっていてもよい。
A環および B環は、 水酸基、 アルキル基、 アルコキシ基、 アルキルチオ基、 ァ リール基、 ァリールォキシ基、 ァリ一ルチオ基、 ァリールアルキル基、 ァリール アルコキシ基、 ァリールアルキルチオ基、 ァリールアルケニル基、 ァリールアル キニル基、 アミノ基、 置換アミノ基、 シリル基、 置換シリル基、 フッ素原子、 ァ シル基、 ァシルォキシ基、 イミノ基、 アミド基、 イミド基、 1価の複素環基、 力 ルポキシル基、 置換力ルポキシル基およびシァノ基からなる群から選ばれる置換 基を有していてもよい。 さらに、 置換基が複数ある場合、 それらは同一でも異な つていてもよい'。
ここにアルキル基は、 直鎖、 分岐または環状のいずれでもよく、 通常炭素数 1 ~ 2 0程度である。 好ましくは炭素数 1〜1 0である。 具体的には、 メチル基、 ェチル基、 プロピル基、 i 一プロピル基、 ブチル基、 i 一ブチル基、 t一プチ ル基、 ペンチル基、 へキシル基、 シクロへキシル基、 ヘプチル基、 ォクチル基、 2—ェチルへキシル基、 ノニル基、 デシル基、 3, 7—ジメチルォクチル基、 ラ ゥリル基、 トリフルォロメチル基、 ペン夕フルォロェチル基、 パーフルォロプチ ル基、 パーフルォ口へキシル基、 パーフルォロォクチル基などが挙げられる。 アルコキシ基は、 直鎖、 分岐または環状のいずれでもよく、 通常炭素数 1〜2 0程度である。 好ましくは炭素数 1〜1 0である。 具体的には、 メトキシ基、 ェ トキシ基、 プロピルォキシ基、 i 一プロピルォキシ基、 ブトキシ基、 i—ブト キシ基、 t一ブトキシ基、 ペンチルォキシ基、 へキシルォキシ基、 シクロへキシ ルォキシ基、 ヘプチルォキシ基、 ォクチルォキシ基、 2—ェチルへキシルォキシ 基、 ノエルォキシ基、 デシルォキシ基、 3, 7—ジメチルォクチルォキシ基、 ラ ゥリルォキシ基、 トリフルォロメトキシ基、 ペンタフルォロエトキシ基、 パーフ ルォロブトキシ基、 パーフルォ口へキシル基、 パ一フルォロォクチル基、 メトキ シメチルォキシ基、 2—メトキシェチルォキシ基などが挙げられる。
アルキルチオ基は、 直鎖、 分岐または環状のいずれでもよく、 通常炭素数 1〜 2 0程度である。 好ましくは炭素数 1〜1 0である。 具体的には、 メチルチオ基 、 ェチルチオ基、 プロピルチオ基、 i一プロピルチオ基、 プチルチオ基、 i 一プチルチオ基、 t一プチルチオ基、 ペンチルチオ基、 へキシルチオ基、 シクロ へキシルチオ基、 へプチルチオ基、 ォクチルチオ基、 2—ェチルへキシルチオ基 、 ノニルチオ基、 デシルチオ基、 3, 7—ジメチルォクチルチオ基、 ラウリルチ ォ基、 トリフルォロメチルチオ基などが挙げられる。
ァリール基は、 芳香族炭化水素から、 水素原子 1個を除いた原子団である。 こ こに芳香族炭化水素としては、 縮合環をもつもの、 独立したベンゼン環または縮 合環 2個以上が直接またはビニレン等の基を介して結合したものが含まれる。 ァ リール基は、 通常炭素数 6〜 6 0程度である。 好ましくは炭素数 6〜2 0である 。 具体的には、 フエニル基、 〜(:1 2アルコキシフエ二ノレ基 (C i〜C l 2は、 炭 素数 1 ~ 1 2であることを示す。 以下も同様である。 ) 、 (^〜( 1 2アルキルフ ェニル基、 1—ナフチル基、 2—ナフチル基、 1一アン卜ラセニル基、 2—アン トラセニル基、 9一アントラセニル基、 ペン夕フルオロフェニル基などが例示さ れる。
〜(:1 2アルコキシとして具体的には、 メトキシ、 エトキシ、 プロピルォキ シ、 i 一プロピルォキシ、 ブトキシ、 i一ブトキシ、 t〜ブトキシ、 ペンチルォ キシ、 へキシルォキシ、 シクロへキシルォキシ、 ヘプチルォキシ、 ォクチルォキ シ、 2—ェチルへキシルォキシ、 ノエルォキシ、 デシルォキシ、 3 , 7—ジメチ ルォクチ^/ォキシ、 ラウリルォキシなどが例示される。
2アルキルフエニル基として具体的にはメチルフエニル基、 ェチルフ ェニル基、 ジメチルフエニル基、 プロピルフエニル基、 メシチル基、 メチルェチ ルフエ二ル基、 i一プロピルフエニル基、 ブチルフエニル基、 i一ブチルフエ二 ル基、 t—ブチルフエニル基、 ペンチルフエ二ル基、 イソアミルフエ二ル基、 へ キシルフェニル基、 ヘプチルフエニル基、 ォクチルフエニル基、 ノニルフエニル 基、 デシルフヱニル基、 ドデシルフェニル基などが例示される。
ァリールォキシ基は、 通常炭素数 6〜 6 0程度である。 好ましくは炭素数 6〜 2 0である。 具体的には、 フエノキシ基、 C t C アルコキシフエノキシ基、 〜 2アルキルフエノキシ基、 1一ナフチルォキシ基、 2—ナフチルォキシ 基、 ペン夕フルオロフェニルォキシ基などが例示される。
(^〜(:1 2アルコキシとして具体的には、 メトキシ、 エトキシ、 プロピルォキ シ、 i—プロピルォキシ、 ブトキシ、 i—ブトキシ、 t一ブトキシ、 ペンチルォ キシ、 へキシルォキシ、 シクロへキシルォキシ、 ヘプチルォキシ、 ォクチルォキ シ、 2—ェチルへキシルォキシ、 ノニルォキシ、 デシルォキシ、 3 , 7—ジメチ ルォクチルォキシ、 ラウリルォキシなどが例示される。
(^〜じ1 2アルキルフエノキシ基として具体的にはメチルフエノキシ基、 ェチ ルフエノキシ基、 ジメチルフエノキシ基、 プロピルフエノキシ基、 1, 3, 5—トリ メチルフエノキシ基、 メチルェチルフエノキシ基、 i一プロピルフエノキシ基、 ブチルフエノキシ基、 i一ブチルフエノキシ基、 t—ブチルフエノキシ基、 ペン チルフエノキシ基、 イソアミルフエノキシ基、 へキシルフエノキシ基、 ヘプチル フエノキシ基、 ォクチルフエノキシ基、 ノニルフエノキシ基、 デシルフエノキシ 基、 ドデシルフエノキシ基などが例示される。
ァリールチオ基は、 通常炭素数 6〜 6 0程度である。 好ましくは炭素数 6〜2 0である。 具体的には、 フエ二ルチオ基、 C t〜C 1 2アルコキシフエ二ルチオ基 、 〜じ1 2アルキルフエ二ルチオ基、 1一ナフチルチオ基、 2—ナフチルチオ 基、 ペン夕フルオロフェニルチオ基などが例示される。
ァリールアルキル基は、 通常炭素数 7〜60程度である。 好ましくは炭素数 7 〜20である。 具体的には、 フエニル— Ci Cuアルキル基、 ^〜(: アルコ キシフエニル— C t〜 C【 2アルキル基、 C t〜 C , 2アルキルフエニル— C i〜 C , 2 アルキル基、 1—ナフチル— C^ C アルキル基、 2—ナフチル— 〜(:12ァ ルキル基などが例示される。
ァリールアルコキシ基は、 通常炭素数 7〜 60程度である。 好ましくは炭素数 7〜20である。 具体的には、 フエニルメトキシ基、 フエニルエトキシ基、 フエ ニルブトキシ基、 フエニルペンチロキシ 6基、 フエエルへキシロキシ基、 フエニル へプチロキシ基、 フエニルォクチロキシ基などのフエ二ルー 〜 2アルコキ シ基、 〜じ ァルコキシフェニル— 〜じ^ァルコキシ基、 アル キルフエ二ルー(:!〜(:, 2アルコキシ基、 1一ナフチル— C,〜C12アルコキシ基 、 2—ナフチル— 〜(^ 2アルコキシ基などが例示される。
ァリールアルキルチオ基は、 通常炭素数 7〜 60程度である。 好ましくは炭素 数 7〜20である。 具体的には、 フエ二ルー(^〜( 12アルキルチオ基、 C! C
12アルコキシフエ二ルー ~c,2アルキルチオ基、 c,〜c12アルキルフエニル 一 (^〜 ^アルキルチオ基、 1—ナフチルー Ct〜C12アルキルチオ基、 2—ナ フチル— 〜Ct 2アルキルチオ基などが例示される。
ァリールアルケニル基は、 通常炭素数 8〜60程度である。 好ましくは炭素数 8〜20である。 具体的には、 フエ二ルー 〜 2アルケニル基、 (^〜(:^ァ ルコキシフエ二ルー C2〜Cl2アルケニル基、 <^〜〇12アルキルフエニル— C2
〜C12アルケニノレ基、 1—ナフチルー C2〜C12アルケニノレ基、 2—ナフチルー
C2〜C12アルケニル基などが例示される。
ァリールアルキニル基は、 通常炭素数 8〜60程度である。 好ましくは炭素数 8〜20である。 具体的には、 フエ二ルー C2〜C12アルキニル基、 C,〜C12ァ ルコキシフエ二ルー C2〜Ci 2アルキニル基、 〜( ! 2アルキルフエ二ルー C2
〜C12アルキニル基、 1一ナフチル— C2〜C12アルキニル基、 2—ナフチル—
C 2〜 C 12アルキニル基などが例示される。 置換アミノ基は、 アルキル基、 ァリ一ル基、 ァリールアルキル基または 1価の 複素環基から選ばれる 1または 2個の基で置換されたァミノ基をいい、 該アルキ ル基、 ァリール基、 ァリールアルキル基または 1価の複素環基は置換基を有して いてもよい。 炭素数は該置換基の炭素数を含めないで通常 1〜6 0程度である。 好ましくは炭素数 1〜2 0である。
具体的には、 メチルァミノ基、 ジメチルァミノ基、 ェチルァミノ基、 ジェチル アミノ基、 プロピルアミノ基、 ジプロピルアミノ基、 i —プロピルアミノ基、 ジ イソプロピルアミノ基、 プチルァミノ基、 i一プチルァミノ基、 t—ブチルアミ ノ基、 ペンチルァミノ基、 へキシルァミノ基、 シクロへキシルァミノ基、 へプチ ルァミノ基、 ォクチルァミノ基、 2—ェチルへキシルァミノ基、 ノニルァミノ基 、 デシルァミノ基、 3, 7—ジメチルォクチルァミノ基、 ラウリルアミノ基、 シ クロペンチルァミノ基、 ジシクロペンチルァミノ基、 シクロへキシルァミノ基、 ジシクロへキシルァミノ基、 ピロリジル基、 ピペリジル基、 ジトリフルォロメチ ルァミノ基フエニルァミノ基、 ジフエニルァミノ基、 C i C アルコキシフエ ニルァミノ基、 ジ ((^〜( 1 2アルコキシフエニル) アミノ基、 ジ ((^〜 : ァ ルキルフエニル) アミノ基、 1一ナフチルァミノ基、 2—ナフチルァミノ基、 ぺ ン夕フルオロフェニルァミノ基、 ピリジルァミノ基、 ピリダジニルァミノ基、 ピ リミジルアミノ基、 ピラジルァミノ基、 トリアジルァミノ基フエ二ルー 〜 2アルキルアミノ基、 〜 2アルコキシフエ二ルー(^〜(^ 2アルキルアミノ 基、 (^〜( 1 2アルキルフエ二ルー(^〜(:1 2アルキルアミノ基、 ジ (C ! Cu アルコキシフエニル— ~ (:1 2アルキル) アミノ基、 ジ ((^〜( 1 2アルキルフ ェニルー(^〜 1 2アルキル) アミノ基、 1 _ナフチルー 〜( 1 2アルキルアミ ノ基、 2—ナフチル— C t〜 C 1 2アルキルァミノ基などが例示される。
置換シリル基は、 アルキル基、 ァリール基、 ァリールアルキル基または 1価の 複素環基から選ばれる 1、 2または 3個の基で置換されたシリル基をいい、 炭素 数は通常 1〜6 0程度である。 好ましくは炭素数 1〜3 0である。 なお該アルキ ル基、 ァリール基、 ァリールアルキル基または 1価の複素環基は置換基を有して いてもよい。 具体的には、 トリメチルシリル基、 トリェチルシリル基、 トリプロビルシリル 基、 トリー i一プロピルシリル基、 ジメチルー i一プロピリシリル基、 ジェチル 一 i一プロビルシリル基、 tーブチルシリルジメチルシリル基、 ペンチルジメチ ルシリル基、 へキシルジメチルシリル基、 へプチルジメチルシリル基、 ォクチル ジメチルシリル基、 2—ェチルへキシル—ジメチルシリル基、 ノニルジメチルシ リル基、 デシルジメチルシリル基、 3, 7—ジメチルォクチルージメチルシリル 基、 ラウリルジメチルシリル基、 フエニル—(^〜。^アルキルシリル基、 C,〜 c 1 2アルコキシフエ二ルー c t〜c , 2アルキルシリル基、 〜 2アルキルフエ ニル— C t〜 C 1 2アルキルシリル基、 1一ナフチルー C ,〜 C i 2アルキルシリル基 、 2—ナフチル— 〜( 1 2アルキルシリル基、 フエニル—(^〜(:1 2アルキルジ メチルシリル基、 トリフエニルシリル基、 トリー p—キシリルシリル基、 トリべ ンジルシリル基、 ジフエニルメチルシリル基、 t一ブチルジフエニルシリル基、 ジメチルフエニルシリル基などが例示される。
ァシル基は、 通常炭素数 2〜2 0程度である。 好ましくは炭素数 2〜1 0であ る。 具体的には、 ァセチル基、 プロピオニル基、 プチリル基、 イソプチリル基、 ビバロイル基、 ベンゾィル基、 トリフルォロアセチル基、 ペンタフルォ口べンゾ ィル基などが例示される。
ァシルォキシ基は、 通常炭素数 2〜 2 0程度である。 好ましくは炭素数 2〜1 0である。 具体的には、 ァセトキシ基、 プロピオニルォキシ基、 プチリルォキシ 基、 イソプチリルォキシ基、 ビバロイルォキシ基、 ベンゾィルォキシ基、 トリフ ルォロアセチルォキシ基、 ペンタフルォロベンゾィルォキシ基などが例示される イミノ基は、 通常炭素数 2〜2 0程度である。 好ましくは炭素数 2〜1 0であ る。 具体的には、 以下の構造式で示される基などが例示される。
Figure imgf000011_0001
アミド基は、 通常炭素数 2〜 2 0程度である。 好ましくは炭素数 2〜1 0であ る。 具体的には、 ホルムアミド基、 ァセトアミド基、 プロピオアミド基、 プチ口 アミド基、 ベンズアミド基、 トリフルォロアセトアミド基、 ペン夕フルォロベン ズアミド基、 ジホルムアミド基、 ジァセトアミド基、 ジプロピオアミド基、 ジブ チロアミド基、 ジベンズアミド基、 ジトリフルォロアセトアミド基、 ジペンタフ ルォ口べンズアミド基、 などが例示される。
イミド基は通常炭素数 2〜6 0程度である。 好ましくは炭素数 2〜2 0である 。 具体的には以下に示す基が例示される。
Figure imgf000011_0002
Figure imgf000011_0003
1価の複素環基とは、 複素環化合物から水素原子 1個を除いた残りの原子団を いい、 通常炭素数 4〜 6 0程度である。 好ましくは炭素数 4〜2 0である。 なお 、 複素環基の炭素数には、 置換基の炭素数は含まれない。 ここに複素環化合物と は、 環式構造をもつ有機化合物のうち、 環を構成する元素が炭素原子だけでなく 、 酸素、 硫黄、 窒素、 燐、 硼素などのへテロ原子を環内に含むものをいう。 具体 的には、 チェニル基、 (^〜( 1 2アルキルチェニル基、 ピロリル基、 フリル基、 ピリジル基、 (^〜( 1 2アルキルピリジル基、 ピペリジル基、 キノリル基、 イソ キノリル基などが例示される。
置換カルボキシル基は、 通常炭素数 2〜6 0程度である。 好ましくは炭'素数 2 〜2 0である。 アルキル基、 ァリール基、 ァリールアルキル基または 1価の複素 環基で置換された力ルポキシル基をいい、 メトキシカルポニル基、 エトキシカル ポニル基、 プロポキシカルポニル基、 i一プロポキシカルボ二ル基、 ブトキシカ ルポニル基、 i一ブトキシカルポニル基、 t一ブトキシカルポニル基、 ペンチル ォキシカルポニル基、 へキシロキシカルボニル基、 シクロへキシロキシカルボ二 ル基、 ヘプチルォキシカルボ二ル基、 ォクチルォキシカルボニル基、 2—ェチル へキシロキシカルポニル基、 ノニルォキシカルポニル基、 デシロキシカルボニル 基、 3, 7—ジメチルォクチルォキシカルポニル基、 ドデシルォキシカルポニル 基、 トリフルォロメトキシカルポニル基、 ペン夕フルォ口エトキシカルポニル基 、 パーフルォロブトキシカルポニル基、 パーフルォ口へキシルォキシカルボニル 基、 パーフルォロォクチルォキシカルポニル基、 フエノキシカルポニル基、 ナフ トキシカルポニル基、 ピリジルォキシカルポニル基、 などが挙げられる。 なお該 アルキル基、 ァリール基、 ァリールアルキル基または; L価の複素環基は置換基を 有していてもよい。 置換力ルポキシル基の炭素数には該置換基の炭素数は含まれ ない。
上記置換基の例のうち、 アルキル鎖を含む置換基においては、 それらは直鎖、 分岐または環状のいずれかまたはそれらの組み合わせであってもよく、 直鎖でな い場合、 例えば、 イソアミル基、 2—ェチルへキシル基、 3, 7—ジメチルォク チル基、 シクロへキシル基、 4一(^〜( 1 2アルキルシクロへキシル基などが例 示される。 また、 2つのアルキル鎖の先端が連結されて環を形成していても良い 。 さらに、 アルキル鎖の一部のメチル基ゃメチレン基がヘテロ原子を含む基や一 つ以上のフッ素で置換されたメチル基やメチレン基で置き換えられていてもよく 、 それらのヘテロ原子としては、 酸素原子、 硫黄原子、 窒素原子などが例示され る。
さらに、 置換基の例のうち、 ァリール基や複素環基をその一部に含む場合は、 それらがさらに 1つ以上の置換基を有していてもよい。
式 (1) 、 おける および Y2はそれぞれ独立に、 ハロゲン原子、 置換スルホ ネー卜基、 一 B (OH) 2 、 -Β (OR) 2 、 一 CH2 S + R, 2X—、 一 CH2 P+ R" 3X—、 一 CH2P〇 (OR5") 2 、 モノハロゲン化メチル基、 ホルミル 基またはビニル基を表す。 R、 R' 、 R" および R",は、 それぞれ独立にアルキ ル基、 ァリール基またはァリールアルキル基を表す。 2つの Rは一緒になつて環 を形成していてもよい。 Xはハロゲン原子を示す。
Υ,, Υ2、 X, R、 R"および R",がそれぞれ複数存在する場合、 それらは同 一でも異なっていてもよい。
ここで ハロゲン原子としては、 フッ素原子、 塩素原子、 臭素原子、 ヨウ素原子 が例示される。
置換スルホネート基としては、 メタンスルホネート基、 エタンスルホネート基 、 トリフルォロメタンスルホネート基、 ベンゼンスルホネート基、 p—トルエン スルホネート基、 ァリールスルホネート基としては、 ベンジルスルホネート基な どが例示される。
— B (OR) 2 としては、 下式で示される基が例示される。
Figure imgf000013_0001
式中、 Meはメチル基を、 E tはェチル基を示す。
— CH2S+ R' ,X_ としては、 下式で示される基が例示される t 一 CH2 S+ Me2 C 1 - 、 一 CH2S+ Ph2B r - (Phはフエ二ル基を示す。 )
— CH2P+ R" 3X— としては、 下式で示される基が例示される。
-CH2 P+ Ph3 B r' 、 一 CH2 P+ Me3 C 1 - — CH2PO (OR'") 2 としては、 下式で示される基が例示される。
一 CH2PO (OMe) 2、 一 CH2PO (OE t) 2
モノハロゲン化メチル基としては、 フッ化メチル基、 塩化メチル基、 臭化メチ ル基、 ヨウ化メチル基が例示される。
中でも他の置換基への変換において汎用性が高いという観点では、 ハロゲン原 子、 置換スルホネート基、 一 B (OH) 2 および一 B (OR) 2 が好ましい。 式 (1) における aおよび bはそれぞれ独立に 0〜2の整数を示し、 a + b≥ 1を満たす。
次に本発明における式 (1) で示される化合物の具体例を示す。
a + b = 1の場合の具体例:
Figure imgf000014_0001
(Rn)gg (Ri2)PP (Rn)gg (f½)PP
Figure imgf000014_0002
Figure imgf000015_0001
Figure imgf000015_0002
Figure imgf000015_0003
81
6.6Z00/l700Zdf/X3d 686080請 OAV Οΐ
Figure imgf000016_0001
π
L6Z00/ 00ZdT/13d 686080請 OAV a+b=3の場合の具体例:
Figure imgf000017_0001
Figure imgf000017_0002
a + b = 4の場合の具体例:
Figure imgf000018_0001
ここで、 Ruおよび R1 2は、 それぞれ独立に、 水酸基、 メチル基、 ェチル基、 プ 口ピル基、 n—ブチル基、 t一ブチル基、 イソアミル基、 へキシル基、 ォクチル 基、 2—ェチルへキシル基、 デシル基、 シクロへキシル基、 1ーァダマンチル基 、 2—ァダマンチル基、 メトキシ基、 エトキシ基、 プロピルォキシ基、 n—プチ ルォキシ基、 t—ブチルォキシ基、 イソアミルォキシ基、 へキシルォキシ基、 ォ クチルォキシ基、 2—ェチルへキシルォキシ基、 デシルォキシ基、 メチルチオ基 、 ェチルチオ基、 プロピルチオ基、 アミノ基、 ジメチルァミノ基、 フエニル基、
4—メチルフエニル基、 4一ェチルフエニル基、 4一 t—ブチルフエニル基、 4 一へキシルフェニル基、 3—メチルフエニル基、 3—へキシルフェニル基、 3 ,
5—ジー t一プチルフエ二ル基、 2, 6—ジメチルー 4— t一ブチルフエニル基 、 ビフエ二ル基、 4ーメトキシフエ二ル基、 4一エトキシフエニル基、 4 - t - ブチルォキシフエニル基、 4一へキシォキシルフェニレ基、 3—メトキシフエ二 ル基、 3—へキシルォキシフエニル基、 3, 5—ジー t—ブチルォキシフエニル 基、 ' 2 , 6—ジメチルー 4一 t一ブチルォキシフエニル基、 4—フエノキシフエ ニル基、 ペン夕フルオロフェニル基、 4一トリフルォロメチルフエニル基、 2 , 4 , 6—トリメチルフエニル基、 2 , 4 , 6—トリイソプチルフエ二ル基、 1一 ナフチル基、 2—ナフチル基、 1—アントラセニル基、 2—アントラセニル基、 9—アントラセニル基、 1ーピレニル基、 2—ピリジル基、 3—ピリジル基、 4 一ピリジル基、 2—チェニル基、 5— t一プチルー 2—チェニル基、 2—キノリ ル基、 フエノキシ基、 ベンジル基、 カルボキシル基、 ァシル基、 ァシルォキシ基 、 ジェチルァミノ基、 トリメチルシリル基、 t—プチルジメチルシリル基、 トリ フエニルシリル基、 ホルムアミド基、 ァセトアミド基、 プロピオアミド基、 ベン ズアミド基、 トリフルォロアセトアミド基、 ペンタフルォ口べンズアミド基、 ァ セチル基、 プロピオニル基、 プチリル基、 ピバロイル基、 ベンゾィル基、 トリフ ルォロアセチル基、 ペンタフルォロベンゾィル基、 ァセトキシ基、 プロピオニル ォキシ基、 プチリルォキシ基、 ピバロィルォキシ基、 ベンゾィルォキシ基、 トリ フルォロアセチルォキシ基、 ペンタフルォロベンゾィルォキシ基、
または下記の基を示す。
Figure imgf000019_0001
Figure imgf000020_0001
フラン環に隣接する芳香環 (式 (1 ) の A環または B環に該当) が、 環および複素環から選ばれる複数の環で構成されている場合には、 ,および R ! 2は該複数の環のいずれに置換されていてもよい。 また !または Rt 2それぞれ 複数存在するばあい、 それらは同一であっても異なっていてもよい。
また Yuおよび Y1 2は、 それぞれ独立に、 フッ素原子、 塩素原子、 臭素原子、 ヨウ素、 メタンスルホネート基、 エタンスルホネート基、 トリフルォロメタンス ルホネート基、 または下記の基を示す。
Figure imgf000020_0002
また uu、 zzは、 0または 1を示す。 cc;、 ee、 t t、 f i、 yyは 0〜 2の整数を示す 。 aa、 kk、 ww、 bb、 11、 ooは 0〜 3の整数を示す。 i i、 vv、 dd、 j j、 rr、 abは 0 〜 4の整数を示す。 gg、 hh、 QQ、 ad、 aeは 0〜 5の整数を示す。 xx、 pp、 acは 0 〜 6の整数を示す。 丽、 miは 0〜 7の整数を示す。 ssは 0〜 8の整数を示す。 一般式 ( 1 ) で示される化合物の中で、 機能性高分子のモノマーとしては、 a + b = 2のものが好ましく用いられる。 また A環および B環が芳香族炭化水素の ものが好ましく用いられる。 さらに好ましくは A環および B環が、 それぞれ独立 にベンゼン環、 ナフ夕レン環、 アントラセン環のものである。 中でも下記の式 ( 3-1) 、 (3-2) 、 (3-3) 、 (3-4) および (3-5) で示される化合物が特に好ま しく用いられる。
Figure imgf000020_0003
(3-1)
Figure imgf000021_0001
Figure imgf000021_0002
(3-4) (3-5)
ここで、 および R2は、 それぞれ独立に、 7_Κ酸基、 アルキル基、 アルコキシ 基、 アルキルチオ基、 ァリール基、 ァリールォキシ基、 ァリールチオ基、 ァリー ルアルキル基、 ァリールアルコキシ基、 ァリールアルキルチオ基、 ァリールアル ケニル基、 ァリールアルキニル基、 アミノ基、 置換アミノ基、 シリル基、 置換シ リル基、 フッ素原子、 ァシル基、 ァシルォキシ基、 イミノ基、 アミド基、 イミド 基、 1価の複素環基、 力ルポキシル基、 置換力ルポキシル基およびシァノ基を示 す。 cおよび dはそれぞれ独立に 0〜3の整数を示す。 6、 、 8ぉょび11はそれ ぞれ独立に 0〜5の整数を示す。 i、 j、 kおよび 1はそれぞれ独立に 0〜7の整 数を示す。 Y3 および Υ4 はそれぞれ独立にハロゲン原子、 置換スルホネート基 、 — B (OH) 2 、 -Β (OR) 2 、 -CH2 S+ R' 2X~ , — CH2 P+ R" 3 X-、 — CH2P〇 (OR'") 2 、 モノハロゲン化メチル基、 ホルミル基、 ビニ ル基から選ばれる置換基を表す。 R、 R' 、 R" 、 R"'は、 式 (2) のものと同 じ定義である。
および R2としては、 水酸基、 アルキル基、 アルコキシ基、 アルキルチオ基 、 ァリール基、 ァリ一ルォキシ基、 ァリールチオ基、 ァリ一ルアルキル基、 ァリ —ルアルコキシ基、 ァリールアルキルチオ基、 置換アミノ基、 置換シリル基、 フ ッ素原子、 ァシル基、 ァシルォキシ基、 アミド基、 イミド基、 1価の複素環基、 カルボキシル基、 置換力ルポキシル基およびシァノ基が好ましく、 中でもアルキ ル基、 アルコキシ基、 アルキルチオ基、 ァリール基、 ァリールォキシ基、 ァリー ルアルキル基、 ァリールアルコキシ基、 ァリールアルキルチオ基、 1価の複素環 基がさらに好ましい。 また重合反応で生成する高分子の溶解性を高めるという観 点では、 少なくとも 1種類の置換基を有していることが好ましい。 すなわち c + d≥l、 e + f≥l、 g + h≥l、 i + j≥1および k + 1≥1を満たすことが 好ましい。
Y 3 および Υ4 として好ましい置換基は、 重合反応の種類によって異なるが、 例えば Y a m a m o t oカップリング反応など 0価ニッケル錯体を用いる場合に は、 ハロゲン原子、 置換スルホネート基が挙げられる。 また S u z u k iカップ リング反応などニッケル触媒あるいはパラジウム触媒を用いる場合には、 置換ス ルホネート基、 ハロゲン原子、 — B (OH) 2 、 一 B (O R) 2 などが挙げられ る。
式 (3-1) 、 (3-2) 、 (3-3) 、 (3-4) および (3-5) で示される化合物の中 では、 式 (3-1) 、 (3-2) および (3-3) で示される化合物が特に好ましく用い られる。
本発明の製造方法は、 上式 (1) のフラン化合物の製造方法であり、 式 (2)
Figure imgf000022_0001
の化合物を縮環反応させることを特徴とする。 .
ここに、 A環、 B環、 Y,、 Y2、 aおよび bの定義、 具体例および好ましい例 は、 前記と同じである。
式 (2 ) で示される化合物の具体例を以下に示す。 a + b = lの場合の具体例:
Figure imgf000023_0001
a +b= 2の場合の具体例
(Rn)aa (R12)bb (Ft")aa γ12 (R12)bb
Figure imgf000023_0002
Figure imgf000024_0001
Figure imgf000024_0002
a + b= 3の場合の具体例:
Figure imgf000024_0003
Figure imgf000025_0001
a+b=4の場合の具体例
Figure imgf000025_0002
Figure imgf000026_0001
上記具体例における置換基 R および; IZ、 置換基の数を示す添え字 aa、 bb 、 cc、 dd、 ee、 ff、 gg、 hh、 ii、 jj、 kk:、 11、 腿、 nn. oo、 pp、 qq rr、 ss、 tt 、 uu、 vv、 ww、 xx、 yy、 zz、 ab、 ac、 adおよび ae、 並びに Yt iおよび Yt 2は式 ( 1) の場合と同じである。
本発明の製造方法は上記 (2) で示される化合物を原料に用いた縮環反応であ ることを特徴としており、 上記 (2) で示される化合物を不活性雰囲気下 100 °C以上の高温で縮環させる反応や酸触媒を用いて縮環させる反応、 スルホン酸も しくはホスホン酸基を有する高分子化合物、 または珪酸塩類を触媒として用いて 縮環させる反応が挙げられる。
酸触媒としては、 塩酸、 硫酸、 臭化水素、 ヨウ化水素、 據酸、 亜リン酸、 ポリ リン酸、 オルトリン酸、 酢酸、 無水酢酸、 p—トルエンスルホン酸、 カンファー スルホン酸、 C 1 S〇3 H、 F S03 H、 CF3 S03 H、 C2 F5 SOs H、 C4 F9 S03 H, C6 F1 3 S03 Hなどが挙げられる。
酸触媒として用いられる酸が室温で液体、 または室温以上に加熱して溶融する 場合は、 他の溶媒を用いずに酸触媒と上記 (2) で示される化合物を加熱攪拌し 反応させることができる。 酸触媒が常温で気体または固体の場合には、 通常、 酢 酸もしくは無水酢酸など他の液体の酸、 クロ口ホルム、 塩化メチレン、 四塩化炭 素、 クロ口ベンゼンもしくは o—ジクロロベンゼンなどハロゲン系溶媒、 または ベンゼン、 トルエン、 メシチレンもしくはテトラリンなどの芳香族系の溶媒など に溶解して用いる。
スルホン酸もしくはホスホン酸基を有する高分子化合物としては、 側鎖として 1種類以上のスルホン酸もしくはホスホン酸基、 または下記の一般式 (P-1) 、 (P-2) 、 (P-3) および (P-4) で示される超強酸基を有する高分子が挙げられ る。
一 G— S 03 ― (P-1)
—G— S〇2 N— W+ S〇2 — E (P-2)
- G - P (〇) (O— ) 2 (P-3)
- G - P (O) O— W+ — E (P-4)
(式中、 Gは水素の一部または全部がフッ素置換されたアルキレン基、 水素の一 部または全部がフッ素で置換されたァラルキレン基、 または水素の一部または全 部がフッ素で置換されたァリーレン基を表わし、 は陽イオンを表し、 Eは水 素の一部または全部がフッ素で置換されたアルキル基、 水素の一部または全部が フッ素で置換されたァラルキル基、 または水素の一部または全部がフッ素で置換 されたァリール基を表わす。 )
ここで、 ずの代表例しては、 例えば水素イオン、 ナトリウムイオン、 リチウ ムイオン等のアルカリ金属イオン等が挙げられる。 固体酸としては水素イオンで あることが好ましい。
また Gにおけるアルキレン基は、 通常炭素数 1〜6程度、 ァラルキレン基は、 通常炭素数?〜 1 2の程度、 ァリ一レン基は、 通常炭素数 6〜1 0程度である。 なかでも Gは、 水素の全部がフッ素で置換されたアルキレン基、 水素の全部がフ ッ素置換されたァラルキレン基、 または水素の全部がフッ素置換されたァリーレ ン基であることが好ましい。 Gの好ましい例としては、 例えばジフルォロメチレ ン基、 テトラフルォロエチレン基、 へキサフルォロプロピレン基、 へキサフルォ 口べンジレン基、 テトラフルオロフェニレン基、 へキサフルォロナフチレン基な どが挙げられる。
Eにおけるアルキル基は、 通常炭素数 1〜6程度、 ァラルキル基は、 通常炭素 数?〜 1 2程度、 ァリール基は、 通常炭素数 6〜1 0程度である。 なかでも Eは 、 水素の全部がフッ素で置換されたアルキル基、 水素の全部がフッ素置換された ァラルキル基、 または水素の全部がフッ素置換されたァリール基であることが好 ましい。 Eの好ましい例としては、 例えばトリフルォロメチル基、 ペン夕フルォ 口ェチル基、 ヘプタフルォロプロピル基、 ヘプタフルォ口べンジル基、 ペンタフ ルオロフェニル基、 へプタフルォロナフチル基などが挙げられる。
該高分子の主鎖としては、 前記 (P- 1) 、 (P-2) 、 CP- 3) および (P- 4) で示 される超強酸基を側鎖に有していれば特に制限はなく、 ポリエチレン系、 ポリプ ロピレン系、 ポリスチレン系、 ポリエーテル系、 ポリェ一テルケトン系、 ポリエ 一テルスルホン系、 ポリフエ二レンエーテル系、 ポリナフチレン系、 ポリフエ二 レン系、 ポリア二リン系、 ポリチォフェン系、 ポリピロ一ル系、 ポリフエ二レン ビニレン系、 ポリフエ二レンスルフイド系、 ポリエーテルエーテルケトン系、 ポ リエ一テルエーテルスルホン系、 ポリスルホン系、 ポリエ一テルスルホン系、 ポ リエーテルケトン系、 ポリベンズィミダゾール系およびこれらの 2種類以上を含 む系などが挙げられる。
また該高分子の主鎖と超強酸基は、 直接または炭素数 1〜2 0のアルキレン基 、 炭素数 1〜2 0のアルキレンジォキシ基、 —〇一、 一 S—、 —C O―、 - S O 2 一、 およびこれらの同一または異なるもの同士の繰り返しからなる基で連結さ れていたもよいし、 超強酸基の一部が主鎖に組み込まれていてもよい。 また該ァ ルキレン基およびアルキレンジォキシ基は、 水素の一部または全部がフッ素に置 換されていてもよい。 '
上記反応においては、 式 (2 ) で示される化合物とスルホン酸もしくはホスホ ン酸基を有する高分子化合物を混合し直接接触させて反応させてもよいし、 該混 合物を加熱し溶融状態で反応させてもよい。 また適当な溶媒を用いて反応させて もよい。 溶媒を用いる場合にはスルホン酸もしくはホスホン酸基を有する高分子 化合物を溶解しないものが好ましい。
珪酸塩類としては、 ホウ珪酸類、 アルミノシリゲート、 シリカゲル、 活性白土 、 モンモリロナイトなどが挙げられる。
反応収率または副反応が起こりにくいという観点からスルホン酸もしくはホス ホン酸基を有する高分子ィ匕合物または珪酸塩類を触媒として用いる反応が好まし く、 中でも珪酸塩類を触媒として用いる反応がさらに好ましい。
また触媒として用いる珪酸塩類の中では、 アルミノシリゲートが好ましく、 具 体的にはゥンモ群、 チョウ石群、 スカポライト群、 フッ石群などの鉱物類、 ァモ ルファスシリカ一アルミナが挙げられる。 また珪酸塩類の中では、 ゼォライトが 好ましい。
これらの中で反応収率がよいという観点では、 アルミノシリゲートであるゼォ ライトがより好ましい。
ゼォライトの好ましいポアサイズは、 原料である式 (2 ) で示される化合物の 種類にもよるが、 芳香環がベンゼン環または複素環が 1 2個で、 かつ置換基に 炭素数 3以上の長鎖アルキル基およびァリール基が含まれない場合には、 7 9 A程度である。 またゼォライトの好ましいシリカ Zアルミナ比は 5 1 0 0で、 7 5 0がさらに好ましい。 ゼォライトの種類としては Y型ゼォライトが好まし い。
またゼォライトのカチオン種としては、 プロトン、 カリウム、 NH4 +、 ナト リウムなどが挙げられるが、 転移反応など副反応を防ぐという観点では非プロト ン系のものが好ましく、 NH4 + のものがさらに好ましい . e。
上式 (2 ) で示される化合物は、 下式 (4 ) で示される化一合 SPM物の R 3 および R 4 を脱離させることにより製造することができる。
Figure imgf000029_0001
この方法により製造した (2) を縮環反応させて、 (1) を製造することができ ここで置換基 R 3 および R 4 は、 それぞれ独立に、 アルキル基、 ァリールアル キル基、 置換シリル基またはァシル基、 ホスフィニル基、 スルフォニル基を示す A環および B環は式 (2 ) のものと同じ定義である。
ホスフィニル基としては、 炭素数は通常 2 2 0程度である。 具体的には、 下 式で示される基が例示される。
Figure imgf000029_0002
Me 式中、 Buはブチル基である。
スルフォニル基としては、 炭素数は通常 2〜 20程度である。 具体的には、 下 式で示される基が例示される。
Figure imgf000030_0001
次に式 (4) で示される化合物の置換基 R3 および R4 の脱離反応における試 薬としては、 R3 および R4 がアルキル基、 ァリールアルキル基の場合には、 ョ ードトリメチルシランノ塩化メチレン、 ョードトリメチルシラン/キノリン、 力 リウムチオフエノキシド、 ナトリウムスルフイド ZN—メチルピロリドン、 シァ ン化ナトリウム Zジメチルスルホキシド、 ヨウ化リチウムコロイド、 三臭化アル ミニゥム、 三臭化ホウ素 Z塩化メチレン、 9一ブロモ一9—ボラビシクロ [3. 3. 0]ノナン、 2—プロモー 1, 3, 2一べンゾヂォキサボロール Z塩化メチ レン、 臭化水素 酢酸、 三塩化ホウ素/塩化メチレン、 三塩ィ匕アルミニウム、 塩 化リチウムノジメチルホルムアミドなどが挙げられる。 R3 および R4が置換シ リル基の場合には、 フッ化物の塩、 塩酸、 硫酸、 酢酸、 蓚酸などの酸、 水酸化力 リウム、 水酸化ナトリウム、 水酸化カルシウム、 ピリジンなどの塩基が挙げられ る。 Rがァシル基の場合には、 炭酸水素ナトリウム Zメタノール、 塩酸、 アンモ ニァ水、 水素化ホウ素ナトリウム、 水素化アルミニウムリチウム、 p—トルエン スルホン酸 Zトルエン、 (NH2 ) 2 C = NHZメタノールなどが挙げられる。
R3 および R4がホスフィニル基の場合には、 フッ化水素、 トリェチルァミン /メタノール、 水酸化ナトリウム、 炭酸水素ナトリウム、 ピリジン ジメチルホ ルムアミドなどが挙げられる。 R3 および R4がスルフォニル基の場合には、 水 酸化カリウム Z水 エタノール、 水酸化ナトリウム、 フエニルマグネシウムプロ ミド、 フエニルリチウムなどが挙げられる。 反応時間および反応時間は、 置換基 R3 および R4 の種類や反応条件にもよるが、 通常 5分から 24時間程度で 0〜 10 o°cの範囲である。
上式 (4) で示される化合物は、 下式 (5-1) および (5-2) で示される化合物 をカップリング反応させて、 下式(5-3)で示される化合物とした後、 および/ または Y2 (Ytおよび Y2は式 (2) と同じ意味を表す。 )を導入することにより製 造することができる。
Figure imgf000031_0001
この方法により製造した (4) の R3 および R4 を脱離させて (2) を製造し 、 それを縮環反応させて、 (1) を製造することができる。
ここで は、 ハロゲン原子、 置換スルホネート基、 — B (OH) 2 および一 B (OR) 2 から選ばれる基を示す。 Z2 は、 ハロゲン原子および置換スルホネ ート基から選ばれる基を示す。 R, R' 、 R" 、 R'"、 X、 A環および B環は式 (2) のものと同じ定義である。 また R3 および R4 は式 (4) のものと同じ定 義である。
Zl および Z2 として好ましい置換基は、 カップリング反応の種類によって異 なるが、 例えば Y a m a m o t 0力ップリング反応などゼロ価二ッケル錯体を用 いる場合には、 τγ および Ζ2 はそれぞれ独立にハロゲン原子、 置換スルホネー ト基、 である。 また S u z u k iカツプリング反応などニッケル触媒またはパラ ジゥム触媒を用いる場合には、 はハロゲン原子、 置換スルホネート基、 — B (OH) 2 および— B (OR) 2 から選ばれる基を示す。 Z2 はハロゲン原子お よび置換スルホネート基である。
Suz uk iカップリング反応の場合は、 触媒として、 例えばパラジウム [テ トラキス (トリフエニルホスフィン) ] 、 パラジウムアセテート類などを用い、 炭酸カリウム、 炭酸ナトリウム、 水酸化バリウム等の無機塩基、 トリェチルアミ ン等の有機塩基、 フッ化セシウムなどの無機塩をモノマーに対して当量以上、 好 ましくは 1〜1 0当量加えて反応させる。 無機塩を水溶液として、 2相系で反応 させてもよい。 溶媒としては、 N、 N—ジメチルホルムアミド、 トルエン、 ジ メトキシェタン、 テトラヒドロフランなどが例示される。 溶媒にもよるが 5 0〜 1 6 0 °C程度の温度が好適に用いられる。 溶媒の沸点近くまで昇温し、 還流させ てもよい。 反応時間は 1時間から 2 0 0時間程度である。
S u z u k iカップリング反応については、 例えば、 ケミカル レビュー (C h e m. R e v . ) , 第 9 5巻, 2 4 5 7頁 (1 9 9 5年) に記載されている。 ゼロ価ニッケル錯体を用いたカップリング反応の場合について説明する。 ゼロ 価ニッケル錯体としては、 ゼロ価ニッケル錯体を使う方法と、 ニッケル塩を逢元 剤の存在下で反応させ、 系内でゼロ価ニッケルを生成させ、 反応させる方法があ る。
ゼロ価ニッケル錯体としては、 ビス (1 , 5—シクロォクタジェン) ニッケル ( 0 ) 、 (エチレン) ビス (トリフエニルホスフィン) ニッケル (0 ) 、 テトラ. キス (トリフエニルホスフィン) ニッケルなどが例示され、 中でも、 ビス (1, 5—シクロォクタジェン) ニッケル (0 ) が、 汎用性で安価という観点で好まし い。
また、 中性配位子を添加することが、 収率向上の観点から好ましい。
ここに、 中性配位子とは、 ァニオンゃカチオンを有していない配位子であり、 2 , 2 ' ービピリジル、 1 , 1 0—フエナント口リン、 メチレンビスォキサゾリ ン、 N, N '—テトラメチルエチレンジァミン等の含窒素配位子; トリフエニル ホスフィン、 トリトリルホスフィン、 トリブチルホスフィン、 トリフエノキシホ スフイン等の第三ホスフィン配位子などが例示され、 汎用性、 安価の点で含窒素 配位子が好ましく、 2 , 2 ' —ビピリジルが高反応性、 高収率の点で特に好まし レ^ 特に、 重合体の収率向上の点から、 ビス (1, 5—シクロォクタジェン) ニッケル (0 ) を含む系に中性配位子として 2, 2 ' ービピリジルを加えた系が 好ましい。 系内でゼロ価ニッケルを反応させる方法においては、 ニッケル塩とし て塩化ニッケル、 酢酸ニッケル等が挙げられる。 還元剤としては、 亜鉛, 水素化 ナトリウム, ヒドラジンおよびその誘導体、 リチウムアルミニウムハイドライド などが上げられ、 必要に応じて添加物として、 よう化アンモニゥム、 よう化リチ ゥム、 よう化カリウム等が用いられる。
次に式 (5-3) で示される化合物に式 (2) の置換基 および Y2を導入する 反応としては特に制限はないが、 式 (5-3) で示される化合物とホルミルィ匕試剤 と反応させることにより および Υ2 がホルミル基である式 (2) で示される 化合物を製造することができる。 さらに該ホルミル基を還元してハロゲン化試剤 と反応させることにより Υ【および Υ2 がモノハロゲノメチル基である式 (2) で示される化合物を製造することができる。 また該ホルミル基を Wi t t i g試 薬、 または Hone r試薬と反応させて および Y2 がビニル基である式 (2 ) で示される化合物を製造することができる。
また式 (5-3) で示される化合物とパラホルムおよび八ロゲン化水素と反応さ せることにより および Υ2 がモノハロゲノメチル基である式 (2) で示され る化合物を製造することができる。
該モノハロゲノメチル基とジアルキルスルフィド類を反応させることで お よび Υ2 がー CH2 S+ R' 2X"である式 (2) で示される化合物を製造するこ とができる。 また該モノ八口ゲノメチル基とアルキルホスフィンまたはァリール ホスフィン類を反応させることで および Υ2 がー CH2 P+ R" 3X—である 式 (2) で示される化合物を製造することができる。 さらに該モノハロゲノメチ ル基とアルキルホスフィンまたはリン酸エステル類を反応させることで およ び Y2 がー CH2P〇 (OR'") 2である式 (2) で示される化合物を製造するこ とができる。 また前記式 (5-3) で示される化合物とハロゲン化試剤と反応させ る、 または前記式 (5-3) で示される化合物と塩基を反応させた後ハロゲン化試 剤と反応させることにより、 Ytおよび Y2 がハロゲン原子である式 (2) で示 される化合物を製造することができる。 ここで R' 、 R" 、 R"'は、 式 (2) の ものと同じ定義である。
さらに該八ロゲン原子を塩基と反応させた後、 ホウ酸化合物と反応させること により および Y 2 がー Β (OH) 2 または一 Β (O R) 2 である式 (2 ) で 示される化合物を製造することができる。 さらに該ホウ酸化合物を過酸化水素な どで分解した後、 スルホネート化することにより および Y 2 が置換スルホネ ート基である式 (2 ) で示される化合物を製造することができる。 ここで Rは、 式 (2 ) のものと同じ定義である。
および Υ 2 を導入する反応に用いられるハロゲン化試剤としては、 Ν—ク ロロスクシンイミド、 Ν—クロロフタル酸イミド、 Ν—クロロジェチルァミン、 Ν—クロ口ジブチルァミン、 Ν—クロロシクロへキシルァミン、 Ν—ブロモスク シンイミド、 Ν—プロモフタル酸イミド Ν—プロモジトリフルォロメチルァミン 、 Ν—ヨウドスクシンイミド、 Ν—ヨウドフタル酸イミドなどの Ν—八口ゲノ化 合物、 およびフッ素、 フルォロキシトリフルォロメタン、 二フッ化酸素、 フッ化 パーク口リル、 フッ化コバルト (I I I) 、 フッ化銀 (I I) 、 フッ化セレン (IV) 、 フッ化マンガン (I I I) 、 塩素、 ョウドトリクロライド、 三塩化アルミ、 塩化 テルル (IV) 、 塩化モリブデン、 塩化アンチモン、 塩化鉄 (I I I) 、 四塩化チタ ン、 五塩化リン、 塩化チォニル、 臭素、 1 , 2—ジブロモェタン、 三臭化ホウ素 、 臭化銅、 臭化銀、 臭ィヒー t—プチル、 酸化臭素、 ヨウ素、 ョウドモノクロライ ドなどが例示される。
また、 塩基としては、 リチウムヒドリド、 ナトリウムヒドリド、 カリウムヒド リド、 メチルリチウム、 n—ブチルリチウム、 t 一ブチルリチウム、 フエ二ルリ チウム、 リチウムジイソプロピルアミド、 リチウムへキサメチルジシラジド、 ナ トリウムへキサメチルジシラジド、 カリウムへキサメチルジシラジドなどが例示 される。
また、 反応に用いられる溶媒としては、 ペンタン、 へキサン、 ヘプタン、 ォク タン、 シクロへキサンなどの飽和炭化水素、 ベンゼン、 トルエン、 ェチルベンゼ ン、 キシレンなどの不飽和炭化水素、 四塩化炭素、 クロ口ホルム、 ジクロロメ夕 ン、 クロロブタン、 ブロモブタン、 クロ口ペンタン、 ブロモペンタン、 クロ口へ キサン、 ブロモへキサン、 クロロシクロへキサン、 ブロモシクロへキサンなどの ハロゲン化飽和炭化水素、 クロ口ベンゼン、 ジクロロベンゼン、 トリクロ口ベン ゼンなどのハロゲン化不飽和炭化水素、 メタノール、 ェタノ一ル、 プロパノール 、 イソプロパノール、 ブタノール、 t _ブチルアルコールなどのアルコール類、 蟻酸、 酢酸、 プロピオン酸などのカルボン酸類、 ジメチルェ一テル、 ジェチルェ 一テル、 メチルー t一ブチルエーテル、 テトラヒドロフラン、 テトラヒドロピラ ン、 ジォキサンなどのエーテル類、 トリメチルァミン、 トリェチルァミン、 N, N, N ', Ν ' —テトラメチルエチレンジァミン、 ピリジンなどのアミン類、 Ν, Ν—ジメチルホルムアミド、 Ν, Ν—ジメチルァセトアミド、 Ν, Ν—ジェ チルァセトアミド、 Ν _メチルモルホリンォキシドなどのアミド類などが例示さ れ、 反応に応じてこれらのなかから単一溶媒、 またはこれらの混合溶媒を用いる ことができる。
反応後は、 例えば、 水でクェンチした後に有機溶媒で抽出した後に、 溶媒を留 去するなど、 通常の後処理で得ることができる。
生成物の単離及び精製はク口マトグラフィ一による分取や再結晶などの方法が 用いることができる。
また(4 ) で示される化合物は、 下式 (6-1) および (6-2) で示される化合物 を力ップリング反応させることにより製造することができる。
Figure imgf000035_0001
この方法により製造した (4 ) の R 3 および R 4 を脱離させて (2) を製造し 、 それを縮環反応させて、 (1) を製造することができる
ここで Z 3 は、 ハロゲン原子、 置換スルホネート基、 — B (OH) 2 および— B (O R) 2 から選ばれる基を示す。 Z 4 は、 ハロゲン原子および置換スルホネ ート基、 から選ばれる基を示す。 R 3 および R 4 は、 式 (4 ) のものと同じ定義 である。 R, 、 Υ 2、 Α環、 B環、 aおよび bは式 (2 ) のものと同じ定義 である。
カップリング反応の種類および反応条件については、 前記の式 (5-1) と式 ( 5-2) で示される化合物のカップリング反応のものと同じである。 ただし 、 Y2 のいずれかが、 ハロゲン原子および置換スルホネート基から選ばれる基であ る場合には、 Ζ3 および Ζ4 は、 および Y2 よりもカップリング反応時の反 応活性が高い基である必要がある。 また 、 Y2 のいずれかが一 B (OH) 2 および— B (OR) 2 から選ばれる基である場合には、 一 B (OH) 2および一 B (OR) 2 が不活性なカップリング反応を用いることが好ましい。
また前記式 (2) で示される化合物は、 下式 (5-4) および (5-5) で示される 化合物をカップリング反応させて、 下式 (5-6)で示される化合物とした後、 ハロ ゲン原子、 置換スルホネート基、 一 B (OH) 2 、 — B (OR) 2 、 — CH2 S + R' 2X"、 一 CH2P+ R" 3X—、 一CH2P〇 (OR"') 2 、 モノノ、ロゲン 化メチル基、 ホルミル基、 ビニル基から選ばれる置換基を導入することにより製 造することができる。
Figure imgf000036_0001
この方法により製造した (2) を縮環反応させて、 (1) を製造することができる ここで ェ は、 式 (5-1) のものと同じ定義である。 Z2 は、 式 (5-2) のもの と同じ定義である。 A環および B環は式 (2) のものと同じ定義である。 また、 R、 R' 、 R" 、 R,"および Xは、 式 (2) のものと同じ定義である。
カップリング反応の種類および反応条件については、 前記の式 (5-1) と式 ( 5-2) で示される化合物のカップリング反応のものと同じである。 また式 (5-6) で示される化合物に式 (2) の および Y2 を導入する反応については、 式(5 - 3)で示される化合物の場合と同じである。
また式 (2) で示される化合物は、 下式 (6-3) および (6-4) で示される化合 物を力ップリング反応させることに製造することができる。
Figure imgf000037_0001
この方法により製造した (2) を縮環反応させて、 (1) を製造することができ る。 ここで Z3 は、 式 (6-1) のものと同じ定義である。 Z4 は、 式 (6-2) のも のと同じ定義である。 Y;L および Y2 、 A環、 B環、 aおよび bは式 (2) のも のと同じ定義である。
カップリング反応の種類および反応条件については、 前記の式 (5-1) と式 ( 5-2) で示される化合物のカップリング反応のものと同じである。 ただし丫ェ 、 Y2 のいずれかが、 ハロゲン原子および置換スルホネート基から選ばれる基であ る場合には、 Ζ3 および Ζ4 は、 丫ェ および Y2 よりもカップリング反応時の反 応活性が高い基である必要がある。 また丫ェ 、 Y2 のいずれかが— B (OH) 2 および— B (OR) 2 から選ばれる基である場合には、 一 B (OH) 2 および— B (OR) 2 が不活性なカップリング反応を用いることが好ましい。
式 (1) で示される化合物の合成ルートの中では、 式 (5-1) および式 (5-2) で示される化合物をカップリング反応させて式 (5-3) で示される化合物とした 後、 ハロゲン原子、 置換スルホネート基、 — B (OH) 2 、 一 B (OR) 2 、 一 CH2 S+ R, 2X_ 、 一 CH2 P+ R" 3X_ 、 一 CH2 PO (OR'") 2 、 モノ ハロゲン化メチル基、 ホルミル基、 ビエル基から選ばれる置換基を導入し、 式 ( 4) で示される化合物とし、 さらに置換基 R3 および R4 を脱離させることによ り得られた式(2)で示される化合物を縮環反応させて、 式 (1) で示される化合 物を製造する合成ルート (合成ルート I ) および式 (5-4) および式 (5-5) で示 される化合物をカップリング反応させて、 式 (5-6) で示される化合物とした後 、 ハロゲン原子、 置換スルホネート基、 _B (OH) 2 、 — B (OR) 2 、 — C H2 S+ R' 2X_ 、 一 CH2 P+ R" 3X_ 、 -CH2 PO (OR'") 2 、 モノノ ロゲン化メチル基、 ホルミル基、 ビニル基から選ばれる置換基を導入することに より得られた式(2) で示される化合物を縮環反応させて、 式 (1) で示される 化合物を製造する合成ルート (合成ルート I I) の 2つのルートが、 カップリン グ反応時の置換基の制約が少ないという点で好ましい。
式 (2) で示される化合物のうち下式 (7) で示される化合物は、 縮環反応時 の反応活性が高く、 式 (1) で示される化合物の原料として好ましく用いられる
Figure imgf000038_0001
ここで Y5 および Υ6 は、 それぞれ独立にハロゲン原子、 置換スルホネート基 、 一 Β (ΟΗ) 2 、 -Β (OR) 2 、 一 CH2S+ R' 2 X—、 一CH2P+ R" 3 X一 、 — CH2PO (OR"') 2 、 モノハロゲン化メチル基、 ホルミル基、 ビニ ル基から選ばれる置換基を表す。 R、 R' 、 R" 、 R"'および Xは、 式 (2) の ものと同じ定義である。 C環および D環はそれぞれ独立に、 水酸基、 炭素数 4以 上の置換ァミノ基、 炭素数 6以上の置換シリル基からなる群から選ばれる置換基 を有している芳香環を示す。 mおよび nはそれぞれ独立に 0〜 2の整数を示し、 かつ m+n≥ 1を満たす。
中でも機能性高分子材料のモノマ一として有用な式 (3-1) で示される化合物 の原料のひとつとして、 下記の式 (7-2) で示される化合物が好ましく用いられ
Figure imgf000038_0002
ここで Y7 および Υ8 は、 それぞれ独立にハロゲン原子、 置換スルホネート基、 -Β (OH) 2 、 一 B (OR) 2 、 から選ばれる置換基を表す。 Y7 および Υ8 は好ましくは、 ハロゲン原子である。 Rは、 式 (2) のものと同じ定義である。 以下、 本発明をさらに詳細に説明するために実施例を示すが、 本発明はこれら に限定されるものではない。
ここで、 反応時の生成物の量については、 ァセトニトリルまたはァセトニトリ ル (酢酸) Ζ水 (酢酸) を溶媒として、 液体クロマトグラフィーを用いて波長 2 54 nmの吸光度でのクロマトグラムの面積比 (LC面百) より算出した。 実施例 1 (化合物 Aの合成)
Figure imgf000039_0001
化合物 A
不活性雰囲気下三つ口フラスコに亜鉛粉末 (22.8g) 、 塩化ニッケル (1.5g) 、 2, 2 '—ビピリジル (1.8g) およびトリフエニルホスフィン (15.8g) を仕 込み脱水ジメチルァセトアミド (200ml) に溶解した。 溶液をアルゴンガスで 3 0分脱気した後オイルバスで 60°Cまで加熱し、 同じく脱気した 1一プロモー 2, 5—ジメトキシベンゼン (50. Og) を滴下した。 滴下終了後 3時間反応した後室 温まで冷却した。 沈殿をろ過しトルエンを加えて、 塩酸 (lmo 1/L) 洗浄 · 水洗浄した後、 溶媒を留去した。 シリカゲルクロマトグラフィーで精製し目的物 を得た (収量 12g、 収率 38%) 。
Ή-NMR (30 OMHz/CDC 13) :
δ 3. 73 (s、 6H) 、 3. 78 (s、 6H) 、 6. 8〜6. 9 (m、 6H )
実施例 2 (化合物 Aの合成 2)
不活性雰囲気下三つ口フラスコに 2, 5—ジメトキシフエ二ルホウ酸 (20. lg ) 、 1—ブロモ一 2, 5—ジメトキシベンゼン (20. Og) 、 炭酸カリウム (31.8g ) 、 トルエン (114ml) 、 水 (114ml) を仕込みアルゴンガスで 30分間脱気した 。 パラジウムテトラキス (トリフエニルホスフィン) (0.53g) をアルゴン気流 下で仕込み、 オイルバスで 100°Cに昇温し 12時間反応させた。 反応終了後室 温に戻し、 トルエン層を水洗後、 トルエン溶液をシリカゲルのショートカラムに 通して Pd触媒を除いた後、 溶媒を留去して目的物を得た (収量 19.3g、 収率 76% ) 。 実施例 3 (化合物 Bの合成)
Figure imgf000040_0001
化合物 B
不活性雰囲気下の三つ口フラスコに化合物 A (7. Og) を入れ、 脱水 N, N- ジメチルホルムアミド (100ml) に溶解した。 フラスコを氷浴で冷却しながら、 滴下ロートから N—クロロスクシンイミド (6.8g) の脱水 N, N—ジメチルホル ムアミド (70ml) を 1.5分かけて滴下した。 滴下終了後ゆっくりと攪拌しながら ゆっくりと室温へ戻し、 1日攪拌した。
反応液に水 (300ml) を加えて、 析出した沈殿をろ別回収した。 得られた沈殿 をトルエン/へキサンで再結晶し目的物を得た (収量 5.8g、 収量 66%) 。
Ή-NMR (30 OMHz/CDC 13) :
δ 3. 74 (s、 6H) , 3. 87 (s、 6 H) , 6. 85. (s、 2H) 、 7 . 02 (s、 2H) 実施例 4 (化合物 Cの合成)
Figure imgf000040_0002
化合物 C
不活性雰囲気下の三つ口フラスコに化合物 B (5.8g) を入れ、 脱水塩化メチレ ン (100ml) に溶解した。 フラスコを氷浴で冷却しながら、 滴下ロー卜から三臭 化ホウ素の塩化メチレン溶液 (lmol/L、 50ml) を 30分かけて滴下した。 滴下 終了後ゆつくりと攪拌しながらゆつくりと室温へ戻し、 一夜攪拌した。
反応液から酢酸ェチルで抽出し、 有機層を水洗いした後、 溶媒を留去して目的 物を得た (収量 4.9g、 定量的) 。
Ή-NMR (30 OMHz CDC 13) :
δ 6. 64 (s、 2H) 、 6. 82 (s、 2 H) 、 8. 9〜9. 1 (b r、 2 H) 、 9. 37 (s、 2H) 。 実施例 5 (化合物 Dの合成)
Figure imgf000041_0001
化合物 D
不活性雰囲気下の三つ口フラスコに化合物 C (4. 8g) 、 ゼォライト (6. 7g ; Ze ol i te HSZ-360HUA (Tosoh) 、 Y型ゼオライト、 ポアサイズ 8. 5Α、 カチオン種 Η+ ) およびモレキュラーシ一ブスで乾燥した ο—ジクロロベンゼン (nOml) を加えた。 オイルバスで加熱 (バス温 180°C) しながら 1 3時間攪拌した。 生成 物は目的物が主生成物であった。 L C面百より目的物の生成量は約 80%であり、 異性体の生成量は最大のものでも ^以下であった。 反応液を室温付近まで冷却し 、 へキサン (200ml) を加えた。 析出したろ別し、 へキサンで洗浄 ·乾燥した。 沈殿から酢酸ェチルで抽出し、 その溶液をシリカゲルのショートカラムでボトム カットした後、 溶媒を留去して、 目的物を得た (収量 3. 5g) 。
M Sスぺクトル: [M-H]- 267. 0 合成例 1 (化合物 Dを原料として合成した化合物)
Figure imgf000041_0002
化合物 E
不活性雰囲気下の三つ口フラスコに化合物 D (4. 2g) 、 4 - N, N—ジメチル アミノビリジン (5. 7g) 入れ、 脱水塩化メチレン (40ml) に溶解した。 フラスコ を氷浴で冷やしながらトリフルォロメタンスルホン酸無水物 (l lg) を 30分かけ て滴下した。 そのままゆっくりと室温まで昇温し 5時間攪拌した。 トルエンを加 えてろ過し、 ろ液をシリカゲルのショートカラムでボトムカットした後、 溶媒を 留去した。 得られた固体をトルエン へキサン系で再結晶し目的物を得た (7. 6g Ή-NMR (30 OMHz/CDC 13) :
δ 7. 80 (s、 2H) , 7. 93 (s、 2H) 。
Figure imgf000042_0001
化合物 F
不活性雰囲気下の 10 Omlの反応管に化合物 E (3.9g) 、 4一 n—プチルー ベンゼンホウ酸 (3.9g) 、 炭酸カリウム (5. lg) およびテトラキス (トリフエ二 ルホスフィン) パラジウム (0.14g) 入れ、 脱気したトルエン (20ml) および水 (20ml) を加えて溶解し 100°Cで 12時間反応させた。
反応終了後、 トルエン層を水で洗浄後、 シリカゲルのショートカラムでボトム カットして溶媒を留去した。 得られた固体をシリカゲルカラムで精製し目的物を 得た (収量 3.3g、 化合物 Cからの収率 40%、 化合物 Aからの収率 26%) 。
一 NMR (30 OMHz/CDC 13) :
(50. 97 (t、 6H) 、 1. 42 (m、 4H) 、 1. 67 (m、 4H) 、 2 . 69 (t、 4H) 、 7. 28 (d、 4H) 、 7. 39 (d、 4H) 、 7. 70 (s、 2H) 、 7. 84 (s、 2H) 。
Figure imgf000042_0002
化合物 G
不活性雰囲気下の三つ口フラスコに化合物 D (7. Og) 、 炭酸カリウム (8.7g) 入れ、 1一ブロモオクタン (10.6) 、 ジメチルホルムアミド (190ml) に仕込み オイルバスで 160°Cに昇温し 6時間反応させた。 反応終了後室温に戻し、 水を 加えた後酢酸ェチルで抽出し、 水洗後、 溶媒を留去した。 シリカゲルクロマトグ ラフィ一で精製し目的物を得た (収量 5.8g、 化合物 Cからの収率 37%、 化合物 A からの収率 24%) 。
Ή-NMR (30 OMHz/CDC 13) :
d 0. 90 (t、 6H) ^ 1. 4〜1. 6 (m、 20 H) , 1. 8〜2. 0 ( m、 4H) , 4. 1 1 (t, 4H) , 7. 35 (s、 2 H) , 7. 56 (s、 2 H) 。
1—ブロモ— 2, 5—ジメトキシベンゼンを原料として、 実施例 2〜 5記載の 方法を用いて化合物 Dを経由するルートで化合物 Gをした場合、 各工程の収率か ら求めたトータルの収率は、 19%であった。 実施例 6 (化合物 Hの合成)
Figure imgf000043_0001
化合物 H
N—クロロスクシンイミドの代わりに、 N—ブロモスクシンイミドを用いて、 実施例 2と同様に化合物 A (20g) を臭素化し、 実施例 3と同様に脱 Me化する ことで目的物を得た (収量 17.4g;化合物 Aからの収率 63%) 。
Ή-NMR (30 OMHz/CDC 13) :
δ 6. 74 (s、 2H) 、 6. 97 (s、 2H) 、 8. 97 (s、 2H) 、 9 . 45 (s、 2H;) 。
:例 7 (化合物 Iの合成)
Figure imgf000043_0002
化合物 I 不活性雰囲気下の三つ口フラスコに化合物 H (17.4g) 、 ゼォライト (4.7g; Z eolite HSZ-360HUA (Tosoh) 、 Y型ゼオライト、 ポアサイズ 8.5人、 カチオン種 Η+ ) 、 およびモレキュラーシーブスで乾燥した ο—ジクロロベンゼン (170ml ) を加えた。 オイルバスで加熱しながら攪拌した (パス温 140°CX11時間および 1 50°CX 7時間) 。 反応の進行が止まり、 原料が多く残ったので、 同量のゼォライ トを追加しさらに反応を延長した (バス温 150°CX10時間) 。 生成物の主成分は 目的物であった。 LC面百より目的物の生成量は約 32%であった。 目的物以外に 原料 45%と異性体が見られた。 異性体の生成量は最大のもので 7%程度であつだ。 反応液を室温付近まで冷却し、 へキサン 4 ■
2(1050ml) を加えた。 析出したろ別し、 へキサンで洗浄 ·乾燥し目的物を得た (収量 2. lg;収率 20%) 。
MSスぺクトル: [M- H]- 356.9 実施例 8 (化合物 Iの合成 2)
不活性雰囲気下のフラスコに化合物 H (lOOg) 、 ゼォライト (26.6g; Zeolite HSZ-371NHA (Tosoh) 、 Y型ゼオライト、 ポアサイズ 8·5Α、 カチオン種 ΝΗ4 + ) 、 およびモレキュラーシ一ブスで乾燥した ο—ジクロ口ベンゼン (2850ml) を加えた。 オイルバスで加熱しながら攪拌した (バス温 180°CX16時間) 。 生成 物は目的物が主生成物であった。 LC面百より目的物の生成量は約 70 であり、 異性体の生成量は最大のものでも 5¾以下であった。 80付近まで冷却し、 酢酸ェ チルを加えてゼォライトをろ別した。 ろ別したさらにゼォライトから加熱した酢 酸ェチルで抽出しゼォライトをろ別した。 ろ液を合わせて溶媒を留去した後、 ト ルェン Z酢酸ェチルで再結晶し目的物を得た (収量 56. lg;収率 59%) 。 合成例 2 (化合物 Iを原料として合成した化合物)
Figure imgf000045_0001
化合物 J
三つ口フラスコに化合物 I (0.93g) 、 4一ブチルフエ二ルポロン酸 (l.Og) 、 酢酸銅 (II) (0.71g) 、 モレキュラーシーブス 4 A (9.3g、 粉末) 、 ジクロロ メタン 31ml、 およびピリジン (0.41g) を室温、 空気中で 3時間撹拌した。 反応 液をセライトでろ過後、 ろ液をクロ口ホルムと塩酸 (lmol/L) で分離、 有機 層を抽出し、 硫酸ナトリウムで乾燥した。 シリカゲルカラム (トルエン:シクロ へキサン =1 : 2) にて精製し、 さらにへキサンで加熱洗浄することにより、 目 的物 (白色固体) を得た (0.52g) 。
Ή-NMR (300 MHz /CDC 13) :
50.92 (t、 6H) 、 1.35 (m、 4H) 、 1.54 (m、 4H) 、 2.58 (t、 4H) 、 6.89 (dd 、 H) 、 7.12 (dd、 4H) 、 7.37 (s、 2H) 、 7.84 (s、 2H)
Figure imgf000045_0002
化合物
不活性雰囲気下の三つ口フラスコに化合物 I (2.5g) を N, N—ジメチルホル ムアミド (54ml) に溶解した。 これに 3—ブロモプロピルベンゼン(4.2g)、 炭酸 カリウム(4.8g)を加え、 そのまま 160°Cまで昇温し 6時間攪拌した。 その後、 トルエンを加えて、 希塩酸、 水で洗浄し、 有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、 溶 ロマ卜グラフィ一を用いて分離精製し、 目的物を得た (3.9g) 。
•H-NMR (30 OMHz/CDC 13) :
δ 2. 18-2. 27 (m、 4H) 、 2. 93 (t、 4H) 、 4.
4H) 、 7. 17〜 7. 32 (m、 12H) 、 7. 70 (s、 2 H)
Figure imgf000046_0001
化合物 .
不活性雰囲気下の三つ口フラスコに化合物 I (2.1g) 、 炭酸カリウム (2.0g) 入れ、 1一ブロモオクタン (2.4g) 、 ジメチルホルムアミド (190ml) に仕込み オイルバスで 160°Cに昇温し 6時間反応させた。 反応終了後室温に戻し、 水を 加えた後酢酸ェチルで抽出し、 水洗後、 溶媒を留去した。 シリカゲルクロマトグ ラフィ一で精製し目的物を得た (収量 1.6g、 化合物 Iからの収率 46%) 。
^-NMR (30 OMHz/CDC 13) :
δ 0. 90 (t、 6Η) 、 1. 26〜; L. 95 (m、 24H) 、 4. 11 ( t 、 4H) 、 7. 34 (s、 2 H) 、 7. 74 (s、 2 H)
1—ブロモ— 2, 5—ジメトキシベンゼンを原料として、 実施例 2、 6および 7記載の方法を用いて化合物 Iを経由するルート (環化反応に用いるゼォライト が HSZ-360HUA) で化合物 Lを合成した場合、 各工程の収率から求めた卜一タルの 収率は 4%であった。
1一ブロモ _2, 5—ジメトキシベンゼンを原料として、 実施例 2、 6および 8記載の方法を用いて化合物 Iを経由するルート (環化反応に用いるゼォライト が HSZ- 371NHA) で化合物 Lを合成した場合、 各工程の収率から求めた! タルの 収率は 13%であった。 比較例 1 (ジベンゾフランから合成した化合物 Lの製造方法)
Figure imgf000047_0001
化合物 M
不活性雰囲気下、 ミっロフラスコにジベンゾフラン(23.2 g)と酢酸(232 g)を 入れ、 室温で撹拌、 溶かした後、 75でまで昇温した。 昇温後、 臭素 (92.6g)を 酢酸 (54g)で希釈したものを滴下した。 滴下終了後、 温度を保持したまま 3時間 撹拌し、 放冷した。 TLCで原料の消失を確認した後、 チォ硫酸ナトリウム水を 加え反応を終了させ、 室温で 1時間撹拌した。 撹拌後、 ろ過を行いケーキをろ別 し、 さらにチォ硫酸ナトリウム水、 水で洗浄した後、 乾燥した。 得られた粗生成 物をへキサンにて再結晶し、目的物を得た。 (収量: 21.8g、 収率: 49%)
ー NMR (30 OMHz/CDC 13) :
δ 7. 44 (d、 2H) 、 7. 57 (d、 2 H) 、 8. 03 (s、 2 H)
Figure imgf000047_0002
化合物 N
不活性雰囲気下で 50 Omlの四つ口フラスコに化合物 M(16.6 g)とテトラヒ ドロフラン(293g)を入れ、 一 78°Cまで冷却した。 n—ブチルリチウム(80mKl .6モルへキサン溶液〉)を滴下した後、 温度を保持したまま 1時間撹拌した。 この 反応液を、 不活性雰囲気下で 100 Omlの四つ口フラスコにトリメトキシポロ ン酸(31.7g)とテトラヒドロフラン(250ml)を入れ、 一 78°Cまで冷却したもの に滴下した。 滴下終了後、 ゆっくり室温まで戻し、 2時間室温で撹拌後、 TLC で原料の消失を確認した。 反応終了マスを、 2000mlビーカ一に濃硫酸 (30g )と水(600ml)をいれたものに、 注入し、 反応を終了させた。 トルエン(300ml)を 加え、 有機層を抽出し、 さらに水を加えて洗浄した。 溶媒を留去後、 そのうち 8 gと酢酸ェチル(160ml)を 30 Omlの四つ口フラスコにいれ、 つづいて 30 % 過酸化水素水(7. lg)を加え、 40°Cで 2時間撹拌した。 この反応液を、 1000 m 1のビーカーに硫酸アンモニゥム鉄 (II) (71g)と水(500ml)の水溶液に注入し た。 撹拌後、 有機層を抽出し、 有機層を水で洗浄した。 溶媒を除去する り、 化合物 Nの粗製物を得た (収量 7.6g) 。
MSスぺクトル: [M- H]— 199.0
Figure imgf000048_0001
化合物〇
不活性雰囲気下で 200mlの四つ口フラスコに化合物 N (2.3 g)と N, N— ジメチルホルムアミド(23g)を入れ、 室温で撹拌、 溶かした後、 炭酸カリウム(9 .5g) を入れ 100°Cまで昇温した。 昇温後、 臭化 n—ォクチル(6.60g、 34.2m mol)を N, N—ジメチルホルムアミド(11 g)で希釈したものを滴下した。 滴下終 了後、 60°Cまで昇温し、 温度を保持したまま 2時間撹拌し、 TLCで原料の消 失を確認した。 水(50ml)を加え反応を終了させ、 つづいてトルエン(50ml)を加え 、 有機層を抽出し、 有機層を水で 2回洗浄した。 無水硫酸ナトリウムで乾燥後、 溶媒留去した。 得られた粗生成物をシリカゲルカラムで精製することにより、 目 的物を得た。 (収量: 1.8 g、 化合物 Mからの収率 25%)
MSスぺクトル: M+ 425.3
化合物 L (従来法での合成)
不活性雰囲気下 50 Oml四つ口フラスコに化合物 O (7.5 g)と N, N—ジメ チルホルムアミドを入れ、 室温で撹拌、 溶かした後、 氷浴で冷却した。 冷却後、 N—プロモスクシンイミド(6.4g)を N, N—ジメチルホルムアミド(225ml)で希 釈したものを滴下した。 滴下終了後、 氷浴で 1時間、 室温で 19時間、 40°Cま で昇温し、 温度を保持したまま 7時間撹拌し、 液体クロマトグラフィーで原料の 消失を確認した。 生成物は目的物の他に異性体が 2種類あり、 LC面百より目的 物の生成量は約 25%であった。 溶媒を除去し、 トルエン(75ml)を加え溶解した後 、 有機層を水で 3回洗浄した。 無水硫酸ナトリウムで乾燥後、 溶媒留去した。 得 られた粗生成物の約半量をシリカゲルカラムおよび液体クロマトグラフィー分取 で精製することにより、 目的物を得た。 (収量: 0.326 g、 化合物〇からの収率 8 %) .
従来法でジベンゾフランから化合物 Lを合成した場合、 各工程の収率から求め たトータルの収率は 1 %であった。 本発明の製造方法により機能性高分子、 医薬、 農薬、 工業薬品などの原料中間 体として有用な、 縮合反応基を有するフラン誘導体を効率よく製造することがで さる。

Claims

請求の範囲
1 . 下式 (2 ) で示される化合物を縮環反応させることを特徴とする下式 (1 ) で示されるフラン化合物の製造方法。
Figure imgf000050_0001
〔式中、 A環および B環はそれぞれ独立に、 水酸基、 アルキル基、 アルコキシ基 、 アルキルチオ基、 ァリール基、 ァリールォキシ基、 ァリールチオ基、 ァリール アルキル基、 ァリールアルコキシ基、 ァリールアルキルチオ基、 ァリールァルケ ニル基、 ァリールアルキニル基、 アミノ基、 置換アミノ基、 シリル基、 置換シリ ル基、 フッ素原子、 ァシル基、 ァシルォキシ基、 イミノ基、 アミド基、 イミド基 、 1価の複素環基、 力ルポキシル基、 置換力ルポキシル基およびシァノ基からな る群から選ばれる置換基を有していてもよい芳香環を示す。 および Y2はそれ ぞれ独立に、 ハロゲン原子、 置換スルホネート基、 — B (OH) 2 、 - Β (O R ) 2 、 — C H2 S + Rヽ X- 、 — C H2 P + R" 3 X_ 、 —C H2 P O (O R'") 2 、 モノハロゲン化メチル基、 ホルミル基またはビニル基を表す。 R、 R ' 、 R " および R'"は、 それぞれ独立にアルキル基、 ァリ一ル基またはァリールアルキ ル基を表す。 2つの Rは一緒になつて環を形成していてもよい。 Xはハロゲン原 子を表す。 aおよび bはそれぞれ独立に 0〜2の整数を表すが、 a + b≥lを満 たす。 Υ2、 X, R、 R" および R"'がそれぞれ複数存在する場合、 それら は同一でも異なっていてもよい。 〕
Figure imgf000050_0002
( 1)
〔式中、 A環、 B環、 Y2、 aおよび bは、 式 (2 ) のものと同じ定義であ る。 〕
2 . 上式 (1 ) で示されるフラン化合物が、 下式 (3-1) 、 (3-2) 、 (3-3) 、 (3-4) または (3-5) で示される化合物であることを特徴とする請求項 1記載の 製造方法。
Figure imgf000051_0001
(3-4) (3-5)
〔式中、 および R2は、 それぞれ独立に、 水酸基、 アルキル基、 アルコキシ基 、 アルキルチオ基、 ァリール基、 ァリ一ルォキシ基、 ァリールチオ基、 ァリール アルキル基、 ァリールアルコキシ基、 ァリールアルキルチオ基、 ァリールァルケ ニル基、 ァリールアルキニル基、 アミノ基、 置換アミノ基、 シリル基、 置換シリ ル基、 フッ素原子、 ァシル基、 ァシルォキシ基、 イミノ基、 アミド基、 イミド基 、 1価の複素環基、 力ルポキシル基、 置換力ルポキシル基およびシァノ基を示す 。 cおよび dはそれぞれ独立に 0〜 3の整数を示す。 e、 f、 gおよび hはそれぞ れ独立に 0〜 5の整数を示す。 i、 j、 kおよび 1はそれぞれ独立に 0〜7の整 数を示す。 Y3 および Υ4 はそれぞれ独立、 ハロゲン原子、 置換スルホネート基 、 一 Β (ΟΗ) 2 、 -Β (OR) 2 、 — CH2S+ R, 2 X_、 — CH2P+ R" 3X—、 一 CH2P〇 (OR'") 2 、 モノハロゲン化メチル基、 ホルミル基、 ビニ ル基から選ばれる置換基を表す。 R、 R' 、 R" 、 R'"および Xは、 式 (2) の ものと同じ定義である。 〕
3. 縮環反応の触媒としてスルホン酸もしくはホスホン酸基を有する高分子化合 物または珪酸塩類を用いることを特徴とする請求項 1〜 2のいずれかに記載の製 造方法。
4. 珪酸塩類がアルミノシリゲートであることを特徴とする請求項 3に記載の製 造方法。
5. 珪酸塩類がゼォライトであることを特徴とする請求項 3〜4のいずれかに記 載の製造方法。
6. 式 (2) で示される化合物が、 下式 (4) で示される化合物の R3 および R 4 を脱離させて製造されることを特徴とする請求項 1〜5のいずれかに記載の製 造方法。
Figure imgf000052_0001
〔式中、 R3 および R4 は、 それぞれ独立に、 アルキル基、 ァリールアルキル基 、 置換シリル基またはァシル基、 ホスフィエル基、 スルフォニル基を示す。 A環 B環、 Y!および Y2は式 (2) のものと同じ定義である。 〕
7. 式 (4) で示される化合物が、 下式 (5-1) で示される化合物と下式 (5 - 2) で示される化合物とをカップリング反応させて、 下式 (5-3)で示される化合物と した後、 該化合物に Ytおよび/または Υ2 および Υ2は式 (2) と同じ意味を 表す)を導入して製造されることを特徴とする請求項 6に記載の製造方法。
Figure imgf000053_0001
〔ここで は、 ハロゲン原子、 置換スルホネート基、 一 B (OH) 2 および— B (OR) 2 から選ばれる基を示す。 Z2 は、 ハロゲン原子および置換スルホネ ート基、 から選ばれる基を示す。 R, A環および B環は式 (2) のものと同じ定 義である。 また R。 および R4 は式 (4) のものと同じ定義である。 〕
Figure imgf000053_0002
〔式中、 また R3 および R4 は式 (4) のものと同じ定義である。 A環および B 環は式 (2) のものと同じ定義である。 〕
8. 式 (4) で示される化合物が、 下式 (6-1) で示される化合物と (6-2) で示 される化合物とをカップリング反応させることにより製造されることを特徴とす る請求項 6に記載の製造方法。
Figure imgf000053_0003
〔ここで Z3 は、 八ロゲン原子、 置換スルホネート基、 — B (OH) 2 および一 B (OR) 2 から選ばれる基を示す。 Z4 は、 ハロゲン原子および置換スルホネ ート基、 力 ら選ばれる基を示す。 R3 および R4 は、 式 (4) のものと同じ定義 である。 R, Υ2 Α環、 B環、 aおよび bは式 (2) のものと同じ定義 である。 〕
9. 式 (2) で示される化合物が、 下式 (5-4) で示される化合物と (5-5) で示 される化合物とをカップリング反応させて、 下式(5-6) で示される化合物とした 後、 該化合物に Ytおよび/または Y2 (Yiおよび Y2は式 (2) と同じ意味を表す) を導入して製造されることを特徴とする請求項 1 5のいずれかに記載の製造方 法。
Figure imgf000054_0001
〔ここで は、 式 (5-1) のものと同じ定義である。 Z2 は、 式 (5-2) のもの と同じ定義である。 A環および B環は式 (2) のものと同じ定義である。 〕
Figure imgf000054_0002
〔式中、 A環および B環は式 (2) のものと同じ定義である。 〕
10. 式 (2) で示される化合物が、 下式 (6-3) で示される化合物と (6-4) で 示される化合物とをカップリング反応させることにより製造される化合物を用い ることを特徴とする請求項 1〜 5のいずれかに記載の製造方法。
Figure imgf000054_0003
〔ここで Z3 は、 式 (6-1) のものと同じ定義である。 Z4 は、 式 (6-2) のもの と同じ定義である。 、 Υ2 、 Α環、 B環、 aおよび bは式 (2) のものと同 じ定義である。 〕
1 1. 下式 (7) で示される化合物。
Figure imgf000054_0004
〔式中、 Y5 および Υ6 は、 それぞれ独立にハロゲン原子、 置換スルホネート基 一 Β (ΟΗ) B (OR) ― C ti9 R A. CH2P+ R" 3
X_、 — CH2 PO (OR"') 2、 モノハロゲン化メチル基、 ホルミル基またはビ 二ル基を表す。 R、 R' 、 R" 、 R,"および Xは、 式 (2) のものと同じ定義で ある。 C環および D環はそれぞれ独立に、 水酸基、 炭素数 4以上の置換アミノ基 および炭素数 6以上の置換シリル基からなる群から選ばれる置換基を有している 芳香環を示す。 mおよび nはそれぞれ独立に 0〜2の整数を示すが、 m+n≥l を満たす。 〕
12. 下記 (7-2) で示される化合物。
Figure imgf000055_0001
(7-2)
〔式中、 Y7 および Υ8 は、 それぞれ独立にハロゲン原子、 置換スルホネート基 、 -Β (ΟΗ) 2 または— B (OR) 2 を表す。 Rは、 式 (2) のものと同じ定 義である。 ]
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