明 細 書
ヒドラジン誘導体、 製造中間体および農園芸用殺菌剤および殺虫剤 技術分野:
本発明は新規なヒドラジン誘導体、 該化合物を有効成分として含有する農園芸用殺菌剤お よび殺虫剤に関する。
背景技術:
農園芸作物の栽培に当り、 作物の病害に対して多数の防除薬剤が使用されているが、 その 防除効力が不十分であったり、 薬剤耐性の病原菌の出現によりその使用が制限されたり、 ま た植物体に薬害や汚染を生じたり、 あるいは人畜魚類に対する毒性や環境への影響の観点か ら、 必ずしも満足すべき防除薬とは言い難いものが少なくない。 従って、 かかる欠点の少な い安全に使用できる薬剤の出現が強く要請されている。
本発明化合物 と類似した以下に示すよ う な ヒ ド ラ ジン化合物が、
J. M Cheia. Soc. , 1999, 121 (20) , 4731に記載されているが何ら生物活性は明示されていない。
(5) (6) また、欧州特許出願第 388165号明細書に次に示すような化合物が抗炎症作用を有することが 開示されている。
発明の開示:
本発明の目的は、 工業的に有利に合成でき効果が確実で安全に使用できる農園芸用殺菌剤 およぴ殺虫剤となりうるヒドラジン誘導体を提供することにある。
本発明は式 ( 1 )
( 4)m- Α
[式中、 および R 2はそれぞれ独立して水素原子、 d-6アルキル基、 Ci-6アルキルカル ポニル基、 Gで置換されてもよいフエ二ル^— 6アルキル基、 または Ci— 6アルキルォキシ力 ルポニル Ci-6アルキル基を表わす。 また R1 R2は、 一緒になつて環を形成してもよい。
R 3は C 6アルキル基または、 C 6アルコキシ基を表わす。
R4はハロゲン原子、 6アルキル基または、 Ci— 6アルコキシ基を表わす。
Qは、 式 (2) で表される基、 または式 (3) で表される基を表す。 mは、 0または 1〜4の 整数を表す。 『
(2)
(3)
/I
Y-O-N
R5は水素原子、 Ci— 6アルキル基、 C2— 6アルケニル基または、 S i R6R7R8を表わす。 R6〜R8はそれぞれ独立して、 C — 6アルキル基を表す。 R9は水素原子、 Ci— 6アルキル基、 C3_8シクロアルキル基、 C3— 8シクロアルキル d— 6アルキル基、 d一 6八口アルキル基ま たは、 Gで置換されてもよいフエ二ル基を表わす。 Yは水素原子、 C^ 12アルキル基、 C3 -6シクロアルキル基、 C3_8シクロアルキル d— 6アルキル基、 C2_6アルケニル基、 C2— 6 ハロアルケニル基、 C2— 10アルキニル基、 Gで置換されてもよいフエニル Ci-eアルキル基、 Gで置換されてもよぃピリジル Cェ— 6アルキル基、 Gで置換されてもよいピペリジル C i一 6 アルキル基、 Gで置換されてもよいテトラヒドロピラン アルキル基、 Gで置換されて もよぃテトラヒドロフリル Ci— 6アルキル基、 じ 6アルキルカルポニル基、 C 3— 8シクロア ルキルカルポニル基、 C 3— 8シクロアルキルカルポニル d_6アルキル基、 Gで置換されても よいベンゾィル基、 またはベンゼン部分が Gで置換されてもよいフエ二ル ェ アルキル力 ルポ二ル基を表わす。
Gはハロゲン原子、 Ci— 6アルキル基、 Ci— 6アルコキシ基、 Ci— 6ハロアルキル基、 Ci— e ハロアルコキシ基、 水酸基、 または C^eアルキル アルコキシ基を表し、 これら Gは同 一または相異なって 2個から 5個置換してもよい。]
で表されるヒドラジン誘導体。
式 (4)
(式中、 Ri、 R
2、 R
3、 R
4、 R
9、 および mは請求項 1と同一の意味を表す。 ただし R
9がト リフルォロメチル基の場合には、 mは 1〜4の整数を表す。) で表される製造中間体。
式 (1)
(式中、 Rい R2、 R3、 R4、 Q及び mは、 請求項 1と同一の意味を表す。)
で表されるヒドラジン誘導体またはその塩の 1種または 2種以上を有効成分として含有する農 園芸用殺菌剤および殺虫剤である。
発明の実施の形態:
前記式 (1) の定義において、
または R
2はそれぞれ独立して水素原子またはメチル、 エヂル、 プロピル、 イソプロピ ル、 プチル、 s e c—プチル、 イソブチル、 t一ブチル等の Ci— eアルキル基;またはァセ チル、 プロピオニル、 ノルマルブチリル、 ィソプチリル等の C! -
6アルキルカルボニル基; またはベンゼン環部分が Gで置換されてもよいベンジル、 フエネチル等のフエニル C
6ァ ルキル基;またはメトキシカルポニルメチル、 エトキシカルポニルメチル、 メトキシカルポ ニルェチル等の Cト
6アルキルォキシカルポニル Cい
6アルキル基を表わす。
Rx R2は一緒になつて、 エチレン、 トリメチレン、 テトラメチレン、 一 CH=CHCH2 ―、 一 C (=0) CH2CH2 -、 — CH2CH2C (=0)—、 — C (=0) CH2 CH2 CH2—、 一 C H2CH2CH2C (=0) - 等の環を形成してもよい。
R3は、 メチル、 ェチル、 プロピル、 イソプロピル、 ブチル、 s e c—プチル、 イソブチル、 t—ブチル等のじ 6アルキル基;またはメトキシ、 エトキシ、 プロピルォキシ、 イソプロ ピルォキシ、 プチルォキシ、 s e c—ブチルォキシ、 イソブチルォキシ、 t一ブチルォキシ 等の C アルコキシ基を表わす。
R4は、 水素原子または、 フッ素、 塩素、 臭素、 ヨウ素等のハロゲン原子、 メチル、 ェチル、 プロピル、 イソプロピル、 プチル、 s e c—ブチル、 イソブチル、 t一ブチル等の Cい 6ァ ルキル基、 メトキシ、 エトキシ等の Ci-6アルコキシ基を表わす。
mは 0、 1、 2、 3, 4の整数のいずれかを表す。 mが 2、 3または 4のとき、 R4は同一でも 相異なっていてもよい。
Qは、 前記式 (2 )、 または式 (3 ) で表される基を表す。
(2)
R„
(3)
//
Y-O -N
式中 R 5は、 水素原子;メチル、 ェチル、 プロピル、 イソプロピル、 プチル、 s e c—ブチ ル、 イソプチル、 t 一ブチル等の C! _6アルキル基;ェテニル、 1一プロぺニル、 2—プロべ ニル、 1―ブテニル、 2—ブテニル等の C 2 _6アルケニル基; R 6〜 R 8が、 それぞれ独立し てメチル、 ェチル、 プロピル等のじ 6アルキル基である S i R 6 R 7 R 8を表わす。
式中 R 9は、 水素原子;メチル、 ェチル、 プロピル、 イソプロピル等の。 6アルキル基; シクロプロピル、 シクロブチル、 シクロペンチル、 シクロへキシル、 シクロへプチル等の C 3 _ 8シクロアルキル基;シクロプロピルメチル、 シクロプロピルェチル、 シクロブチルメチル、 シクロブチルェチル、 シクロペンチルメチル、 シクロペンチルェチル、 シクロへキシルメチ ル、 シクロへキシルェチル、 シクロへプチルメチル、 シクロへプチルェチル等の C 3 _ 8シク 口アルキルじ 6アルキル基;フルォロメチル基、 ジフルォロメチル基、 トリフルォロメチ ル基、 トリクロロメチル基、 ジフルォロクロロメチル基、 ペンタフルォロェチル基等の d _ 6ハロアルキル基;または Gで置換されてもよいフエ二ル基を表わす。
Yは、 水素原子;メチル、 ェチル、 プロピル、 イソプロピル、 プチル、 s e c—ブチル、 イソブチル、 ノルマルペンチル、 ノルマルへキシル、 ノルマルォクチル等の C i— 2アルキル 基;シクロプロピル、 シクロペンチル、 シクロへキシル等の C 3 _ 6シクロアルキル基;シク 口プロピルメチル、 シクロペンチルメチル、 シクロへキシルメチル、 2—シクロプロピルェチ ル等の C 3 _8シクロアルキル一 d— 6アルキル基;ェテニル、 1 一プロぺニル、 2—プロべ二 ル、 1—ブテニル、 2—ブテニル等の C 2_6アルケニル基; 2—クロローェテニル、 3—クロ ロー 2—プロぺニル、 2—クロ口— 2 _プロぺニル等の C 2_6ハロアルケニル基;ェチニル、 1一プロピニル、 2—プロピニル、 1ーブチニル、 2—ブチニル、 3ーブチェル、 5—へキ シニル等の C 2_ 1 0アルキニル基;ベンゼン環部が Gで置換されてもよいベンジル、 2—フエ ニルェチル、 3—フエニルプロピル等のフエニル アルキル基;ピリジン環部が Gで置換 されてもよいピリジルー 2—ィルメチル、 ピリジルー 3—ィルメチル、 ピリジルー 4ーィル メチル等のピリジル C 1 _6アルキル基;ピペリジン環部が Gで置換されてもよぃピペリジン一 2—ィルメチル、 ピぺリジン— 3—ィルメチル、 ピべリジン一 4一ィルメチル、 N—メチル ピぺリジン一 2—ィルメチル、 N—メチルビペリジン一 3—ィルメチル、 N—メチルピペリ ジン一 4一ィルメチル等のピぺリジン Cェ _6アルキル基;テ卜ラヒドロピラン環部が Gで置換 されてもよいテトラヒドロピラン一 2—ィルメチル、テトラヒドロピラン一 3—ィルメチル、 テトラヒドロピラン一 4ーィルメチル等のテトラヒドロピラン C ^アルキル基;テトラヒド
ロフラン環部が Gで置換されてもよぃテ卜ラヒドロフラン一 2—ィルメチル、 テトラヒドロ フラン一 3—ィルメチル、テトラヒドロフラン一 4—ィルメチル等のテトラヒドロフラン C i 一 6アルキル基;ァセチル、 プロピオニル、 プチリル等の C i— 6アルキルカルポニル基;シクロ プロピル力ルポニル、 シクロプチルカルポニル、 シクロペンチルカルポニル、 シクロへキシ ルカルポニル、 シクロへプチルカルポニル等の C 3 _ 8シクロアルキルカルポニル基;シクロ プロピル力ルポニルメチル、 シクロプチルカルポニルメチル、 シク口ペンチルカルポニルメ チル、 シク口へキシルカルポニルメチル、 シクロへプチルカルポニルメチル、 シクロプロピ ルカルポニルェチル、 シクロブチルカルポニルェチル、 シクロペンチルカルポニルェチル、 シク口へキシルカルポニルェチル等の C 3_ 8シク口アルキルカルポニル C 6アルキル基;ベ ンゼン環部が Gで置換されてもよいベンゾィル基;またはベンゼン環部が Gで置換されても よいフエ二ルァセチル、 3—フエニルプロピオニル、 4一フエ二ルブチリル等のフエ二ル C i
-6アルキル力ルポ二ル基を表す。
Gは、 フッ素、 塩素、 臭素、 ヨウ素等のハロゲン原子;メチル、 ェチル、 プロピル、 イソ プロピル、 プチル、 s e cーブチル、 イソブチル、 t一ブチル等の C _ 6アルキル基;メト キシ、 ェ卜キシ、 プロポキシ、 イソプロポキシ、 ブトキシ、 s e c—ブトキシ、 イソブトキ シ、 t—ブトキシ等の C i— sアルコキシ基;クロロメチル、 フルォロメチル、 プロモメチル、 ジクロロメチル、 ジフルォロメチル、 ジブロモメチル、 トリクロロメチル、 トリフルォロメ チル、 トリブロモメチル、 トリクロロェチル、 トリフルォロェチル、 ペンタフルォロェチル 等の C ハロアルキル基;クロロメトキシ、 フルォロメトキシ、 ブロモメトキシ、 ジクロ ロメ卜キシ、 ジフルォロメトキシ、 ジブロモメトキシ、 トリクロロメトキシ、 トリフルォロ メトキシ、 トリブロモメトキシ、 トリクロ口エトキシ、 トリフルォロエトキシ、 ペンタフル ォロエトキシ等の d— 6ハロアルコキシ基を表し、 これら Gは同一または相異なって 2個か ら 5個置換してもよい。
本発明における式 (1 ) で示されるヒドラジン誘導体の製造法について説明する。 式 (1 ) で 示されるヒドラジン誘導体は例えば下記の方法で製造できるが、 該化合物の製造法は、 これらの 製造法に限定するものではない。
製造法 (1 )
下記式 (4 )
(式中 R 2 R 3 R 4 R 9および mは前記と同じ意味を表す。) で表されるヒドラジン 化合物に下記式 (8 )
Y- ONH, (8)
(式中、 Yは前記と同じ意味を表す。) で表されるォキシァミン化合物を、 所望により酸存在 下に反応させることにより、 前記式 (1 ) で示される本発明化合物のうち Qが式 (3 ) のヒ ドラジン誘導体を製造することができる。
反応は溶媒存在下または無溶媒で行うことができる。 使用できる溶媒としては、 反応に不 活性な溶媒であれば特に限定されず、 例えばペンタン、 へキサン、 ヘプタン、 ベンゼン、 ト ルェン、 キシレン等の炭化水素系溶媒、 ジクロロメタン、 1, 2—ジクロロェタン、 クロ口 ホルム、 四塩化炭素等のハロゲン系溶媒、 ァセトニトリル、 プロピオンニトリル等の二トリ ル系溶媒、 ジェチルエーテル、 ジォキサン、 テトラヒドロフラン等のエーテル系溶媒、 Ν, Ν- ジメチルホルムアミド、 ジメチルスルホキシド等の非プロトン性極性溶媒、 水および、 これ らの溶媒を二つ以上混合した混合溶媒系が挙げられる。
ォキシァミンの使用量は化合物 (4 ) に対して通常 1〜5倍モルの範囲であり、 好適には :!〜 2倍モルである。
酸としては、 例えば塩酸、 硝酸、 硫酸等の無機酸、 蟻酸、 酢酸、 メタンスルホン酸、 ρ— トルエンスルホン酸等の有機酸等が挙げられる。 酸の使用量はヒドラジン化合物 (8 ) に対 し、 通常 0 . 0 1〜1 0 0倍モル、 好ましくは 1〜3倍モルである。
本反応の温度は、 — 7 8 °C〜2 0 O tの範囲で、 好適には一 2 0で〜 1 0 Q の範囲であ る。 反応時間は反応試剤の量及び温度により異なるが、 30分〜 24時間の範囲である。 反応終 了後は、 生成物の精製が必要であれば、 蒸留、 再結晶またはカラムクロマトグラフィー等の 公知慣用の製法により容易に精製できる。
製造法 ( 2 )
下記式 ( 9 )
(式中 R 2、 R 3、 および R 4は前記と同じ意味を表す。 Lは臭素原子、 またはヨウ素原 子を表す。) で表されるヒドラジン化合物に、 下記式 (1 0 )
(10)
(式中、 R5は前記と同じ意味を表す。) で表されるアセチレン化合物を、 Pd錯体と塩基存 在下に反応させることにより、 前記式 (1) で示される本発明化合物のうち Qが式 (2) の ヒドラジン誘導体を製造することができる。
本反応は溶媒存在下または無溶媒で行うことができる。 使用できる溶媒としては、 反応に 不活性な溶媒であれば特に限定されず、 例えばペンタン、 へキサン、 ヘプタン、 ベンゼン、 トルエン、 キシレン等の炭化水素系溶媒、 ジクロロメタン、 1, 2—ジクロロェタン、 クロ 口ホルム、 四塩化炭素等のハロゲン系溶媒、 ァセトニトリル、 プロピオンニトリル等の二卜 リル系溶媒、ジェチルエーテル、 ジォキサン、テトラヒドロフラン等のエーテル系溶媒、 Ν,Ν- ジメチルホルムアミド、 ジメチルスルホキシド等の非プロトン性極性溶媒、 水および、 これ らの溶媒を二つ以上混合した混合溶媒系が挙げられる。
アセチレン化合物の使用量は化合物 (9) に対し、 通常 1〜10倍モルの範囲であり、 好 適には 1〜 3倍モルである。
Pd錯体としては、 例えばテトラキストリフエニルホスフィンパラジウム、 ジクロロビス (トリフエニルホスフィン) パラジウム、 酢酸パラジウム一トリフエニルホスフィン等が挙 げられる。 Pd錯体の使用量はヒドラジン化合物 (9) に対し、 通常 001〜1倍モル の範囲から適宜選択することができる。
塩基としては、 例えば炭酸ナトリウム、 炭酸カリウム等の無機塩基類、 プロピルァミン、 ジ ェチルァミン、 トリェチルァミン、 ピロリジン、 ピペリジン等の有機アミン類が挙げられる。 その使用量はヒドラジン化合物 (9) に対し、 通常 1〜 20倍モルの範囲から適宜選択する ことができ、 好適には 1〜 3倍モルである。
本反応では、 触媒を使用してもよく、 使用する触媒としてはヨウ化銅(I)等のハロゲン化 銅、 テトラプチルアンモニゥムブロミド、 硫酸水素テトラプチルアンモニゥム等のアンモニ ゥム塩類等が挙げられる。 その使用量はヒドラジン化合物 (9) に対し、 通常 0. 001〜 1倍モルの範囲から適宜選択することができる。
本反応の温度は、 一 78°C〜200 の範囲で、 好適には— 20°C〜100°Cの範囲であ る。 反応時間は反応試剤の量及び温度により異なるが、 30分〜 24時間の範囲である。 反応終 了後は、 生成物の精製が必要であれば、 蒸留、 再結晶またはカラムクロマトグラフィー等の 公知慣用の製法により容易に精製できる。
(農園芸用殺菌剤および殺虫剤)
本発明化合物 (式 (1) で表される化合物またはその塩) は、 広範囲の種類の糸状菌、 例 えば、 藻菌類 (Oomy c e t e s)、 子のう (嚢) 菌類 (As c omyc e t e s), 不完 全菌類 (Deu t e r omyc e t e s), 担子菌類 (B a s i d i omy c e t e s ) に属 する菌に対しすぐれた殺菌力を有する。本発明化合物を有効成分とする組成物は、 花卉、 芝、 牧草を含む農園芸作物の栽培に際し発生する種々の病害の防除に、 種子処理、 茎葉散布、 土 壌施用または水面施用等により使用することができる。
例えば、
テンサイ 褐斑病 (Ce r c o s po r a be t i c o l a)
ラッカセィ 褐斑病 (Myc o s phae r e l l a a r ach i d i s)
黒渋病 (Myc o s phae r e l l a be r ke l ey i) キユウリ うどんこ病 (Sphae r o t he c a f u 1 i g i n e a)
つる枯病 (Myc o s phae r e l l a me 1 o n i s ) 菌核病 (S c l e r o t i n i a s c l e r o t i o rum) 灰色かぴ病 (Bo t ry t i s c i ne r e a)
黒星病 (C l ado s po r i um cucume r i num) 卜マ卜 灰色かび病 (Bo t ry t i s c i ne r e a)
葉かび病 (C l ado s po r i um f u 1 v u m)
ナス 灰色かび病 (Bo t ry t i s c i ne r e a)
黒枯病 (Co ryne s po r a me 1 ongenae
うどんこ病 (E ry s i phe c i cho r ac e a r um) イチゴ 灰色かび病 (Bo t ry t i s c i ne r e a)
うどんこ病 (Sohae r o t he c a h umu 1 i )
タマネギ灰色腐敗病 (Bo t ry t i s a 1 1 i i )
灰色力、ぴ病 (Bo t ry t i s c i ne r e a)
インゲン菌核病 (S c l e r o t i n i a s c l e r o t i o r um)
灰色力、び病 (Bo t ry t i s c i ne r e a)
りんご うどんこ病 (Podo s phae r a l euc o t r i cha)
黒星病 (V e n t u r i a i n a e a u a 1 i s)
モニリア病 (Mo n i 1 i n i a ma 1 i)
カキ うどんこ病 (Phy l l ac t i n i a k a k i c o 1 a)
炭そ病 (G l o e o s po r i um k a k i )
角斑落葉病 (Ce r c o s po r a k a k i )
モモ ·ォゥトウ 灰星病 (Mon i l i n i a f ruc t i c o l a)
ブドウ 灰色かび病 (Bo t ry t i s c i ne r e a)
うどんこ;)丙 (Unc i nu l a n e c a t o r )
晚腐病 (G l ome r e l l a c i n g u 1 a t a)
ナシ 黒星病 (V e n t u r i a n a s h i c o 1 a)
赤星病 (Gymno s po r ang i um a s i a t i c um) 黒斑病 (Al t e rna r i a k i kuch i ana)
チヤ 輪斑病 (P e s t a 1 o t i a t h e a e)
炭そ病 (Co l l e t o t r i c h um t h e a e— s i n e n s i s) カンキッ そうか病 (E 1 s i n o e f awc e t t i)
青力、ぴ病 (P e n i c i 1 1 i um i t a 1 i c um)
緑力び病 (P e n i c i 1 1 i um d i g i t a t um)
灰色かび病 (Bo t ry t i s c i ne r e a).
ォォムギ うどんこ病 (Erys i phe g r am i n i s f . s p. ho r de i ) 裸黒穂病 (U s t i 1 a g o n u d a)
コムギの赤かび病 (G i b b e r e 1 1 a z e a e)
赤さび病 (Puc e i n i a r e c ond i t a)
斑点病 (C o c h 1 i obo l us s a t i v u s )
B艮紋病 (P s eudoc e r c o s po r e 1 1 a he r po t r i cho i de s)
ふ枯病 (Le p t o s phae r i a n o d o rum)
うどんこ病 (E rys i phe g r am i n i s f . s p. t r i t i c i) 紅色雪腐病 (Mi c r one c t r i e l l a n i va l i s)
イネ レ もち病 (Py r i cu l a r i a o r y z a e )
紋枯病 (Rh i z oc t on i a s o 1 a n i )
馬鹿苗病 (G i b b e r e 1 l a f u j i k u r o i ) >
ごま葉枯病 (C o c h 1 i obo l u s n i yab e anu s)、
タノ コ 菌核病 (Sc l e r o t i n i a s c l e r o t i o rum)
うどんこ病 (Erys i phe c i c ho r ac e a r um)
チューリップ灰色かび病 (Bo t ry t i s c i ne r e a)
ベントグラス 雪腐大粒菌核病 (Sc l e r o t i n i a bo r e a l i s:)、
ォーチヤ一ドクラスのうどんこ丙 (Erys i phe g r ami n i s
ダイズ 紫斑病 (C e r c o s p o r a k i kuc h i i)、
ジャガイモ · トマ卜の疫病 (Phy t oph t ho r a i n f e s t an s)、 キユウリ ベと丙 (P s eudope r ono s po r a cubens i s)、
ブドウ ベと炳 (P l a smopa r a v i t i c o l a)
等の防除に使用することができる。
また、 近年種々の病原菌においてべンズィミダゾ一ル系殺菌剤やジカルポキシィミ.ド系殺 菌剤等に対する耐性が発達し、 それらの薬剤の効力不足を生じており、 耐性菌にも有効な薬 剤が望まれている。 本発明の化合物は、 それら薬剤に対し感受性の病原菌のみならず、 耐性 菌にも優れた殺菌効果を有する薬剤である。
例えば、 チオファネートメチル、 べノミル、 カルベンダジム等のベンズイミダゾ一ル系殺 菌剤に耐性を示す灰色かび病菌 (Bo t ry t i s c i ne r e a) やテンサイ褐斑病菌 (Ce r c o s po r a be t i c o l a)、 リンコ黒星;)丙菌 (V e n t u r i a i n a e qua l i s), ナシ黒星病菌 (Ven t u r i a n a s h i c o 1 a) に対しても感受 性菌と同様に本発明化合物は有効である。
さらに、 ジカルポキシイミド系殺菌剤 (例えば、 ビンクロゾリン、 プロシミドン、 ィプロ ジオン) に耐性を示す灰色かび病菌 (B o t r y t i s c i n e r e a ) に対しても感受 性菌と同様に本発明化合物は有効である。
適用がより好ましい病害としては、 テンサイの褐斑病、 コムギのうどんこ病、 イネのいも ち病、 リンゴ黒星病、 キユウリの灰色かび病、 ラッカセィの褐斑病等が挙げられる。
(殺虫剤)
本発明化合物 (式 〔I〕 で表される化合物又はその塩) は農業上の有害生物、 衛生害虫、 貯殻害 虫、 衣類害虫、 家屋害虫等の防除に使用でき、 殺成虫、 殺若虫、 殺幼虫、 殺卵作用を有する。 鱗翅目害虫、 例えば、 ハスモンョトウ、 ョトウガ、 タマナヤガ、 ァォムシ、 夕マナギンゥヮバ、 コナガ、 チヤノコカクモンハマキ、 チヤ八マキ、 モモシンクィガ、 ナシヒメシンクイ、 ミカンハ モグリガ、 チヤノホソガ、 キンモンホソガ、 マイマイガ、 チャドクガ、 二カメィガ、 コブノメイ ガ、 ョ一口ビアンコーンポーラ一、 アメリカシロヒ卜リ、 スジマダラメイガ、 へリオティス属、 へリコベルパ属、 ァグロティス属、 ィガ、 コドリンガ、 ヮタァカミムシ等、
半翅目害虫、 例えば、 モモァカアブラムシ、 ヮ夕アブラムシ、 ニセダイコンアブラムシ、 ムギ クピレアブラムシ、 ホソヘリカメムシ、 ァォクサカメムシ、 ャノネカイガラムシ、 クヮコナカイ ガラムシ、 オンシッコナジラミ、 タバココナジラミ、 ナシキジラミ、 ナシグンバイムシ、 トビィ ロウンカ、 ヒメ卜ビゥン力、 セジロウンカ、 ツマグロョコバイ等、
甲虫目害虫、 例えば、 キスジノミハムシ、 ゥリハムシ、 コロラドハムシ、 イネミズゾゥムシ、 コクゾゥムシ、 ァズキゾゥムシ、 マメコガネ、 ヒメコガネ、 ジアブロティカ属、 夕パコシバンム シ、 ヒラタキクイムシ、 マツノマダラカミキリ、 ゴマダラカミキリ、 ァグリオティス属、 ニジュ ゥャホシテントウ、 コクヌスト、 ヮ夕ミゾゥムシ等、
双翅目害虫、 例えば、 イエバエ、 ォォクロバエ、 センチニクバエ、 ゥリミバエ、 ミカンコミバ ェ、 タネパェ、 イネ八モグリバエ、 キイ口ショウジヨウバエ、 サシバエ、 コガ夕ァカイエ力、 ネ ッ夕イシマ力、 シナハマダラ力等、
ァザミゥマ目害虫、 例えば、 ミナミキイロアザミゥマ、 チヤノキイロアザミゥマ等、 膜翅目害虫、 例えば、 イエヒメアリ、 キイロスズメバチ、 力ブラハパチ等、
直翅目害虫、 例えば、 トノサマパッ夕、 チヤパネゴキブリ、 ヮモンゴキブリ、 クロゴキブリ等 シロアリ目害虫、 例えば、 イエシロアリ、 ャマトシロアリ等、
隠翅目害虫、 例えば、 ヒトノミ、 ネコノミ等、 シラミ目害虫、 例えば、 ヒトジラミ等、 ダニ類、 例えば、 ナミハダ二、 ニセナミハダ二、 カンザヮハダ二、 ミカンハダニ、 リンゴハダ 二、 ミカンサビダ二、 リンゴサビダ二、 チヤノホコリダ二、 ブレビパルパス属、 ェォテトラニ力 ス属、 口ピンネダニ、 ケナガコナダニ、 コナヒヨウヒダニ、 ォゥシマダニ、 フタトゲチマダニ等、 植物寄生性線虫類、 例えば、 サッマイモネコプセンチユウ、 ネグサレセンチユウ、 ダイズシス 卜センチユウ、 イネシンガレセンチユウ、 マツノザィセンチユウ等。
適用が好ましい有害生物としては、 鱗翅目害虫、 半翅目害虫、 甲虫目害虫、 ァザミゥマ目害虫、 ハダ二類であ り 、 特に好ま し く は鱗翅目害虫、 半翅 目害虫、 ハダ二類 である。
又、 近年コナガ、 ゥン力、 ョコバイ、 アブラムシ等多くの害虫において有機リン剤、 カーバメ 一卜剤や殺ダニ剤に対する抵抗性が発達し、 それら薬剤の効力不足問題を生じており、 抵抗性系 銃の害虫やダニにも有効な薬剤が望まれている。 本発明化合物は感受性系統のみならず、 有機リ ン剤、 カーバメート剤、 ピレスロイド剤抵抗性系統の害虫や、 殺ダニ剤抵抗性系統のダニにも優 れた殺虫殺ダニ効果を有する薬剤である。
また本発明化合物は薬害が少なく、魚類や温血動物への毒性が低く、安全性の高い薬剤である。 本発明化合物は、 水棲生物が船底、 魚網等の水中接触物に付着するのを防止するための防汚剤 として使用することもできる 本発明殺菌剤および殺虫剤は本発明化合物の 1種または 2種以上を有効成分として含有す る。
本発明化合物を実際に施用する際には他成分を加えず純粋な形で使用できるし、 また農薬 として使用する目的で一般の農薬のとり得る形態、 即ち、 水和剤、 粒剤、 粉剤、 乳剤、 水溶 剤、 懸濁剤、 顆粒水和剤等の形態で使用することもできる。
農薬製剤中に添加することのできる添加剤および担体としては、 固型剤を目的とする場合 は、 大豆粉、 小麦粉等の植物性粉末、 珪藻土、 燐灰石、 石こう、 タルク、 ベントナイト、 パ イロフィライト、 クレー等の鉱物性微粉末、 安息香酸ソーダ、 尿素、 芒硝等の有機及び無機 化合物が使用される。
また、 液体の剤型を目的とする場合は、 ケロシン、 キシレンおよび石油系の芳香族炭化水 素、 シクロへキサン、 シクロへキサノン、 ジメチルホルムアミド、 ジメチルスルホキシド、 アルコール、 アセトン、 トリクロルエチレン、 メチルイソプチルケトン、 鉱物油、 植物油、 水等を溶剤として使用することができる。
さらに、 これらの製剤において均一かつ安定な形態をとるために、 必要に応じ界面活性剤 を添加することもできる。 添加することができる界面活性剤としては特に限定はないが、 例 えば、 ポリオキシエチレンが付加したアルキルフエ二ルェ一テル、 ポリオキシエチレンが付 加したアルキルエーテル、 ポリオキシエチレンが付加した高級脂肪酸エステル、 ポリオキシ エチレンが付加したソルビタン高級脂肪酸エステル、 ポリオキシエチレンが付加したトリス チリルフエ二ルェ一テル等の非イオン性界面活性剤、 ポリォキシエチレンが付加したアルキ ルフエニルエーテルの硫酸エステル塩、 アルキルベンゼンスルホン酸塩、 高級アルコールの 硫酸エステル塩、 アルキルナフタレンスルホン酸塩、 ポリカルボン酸塩、 リグニンスルホン 酸塩、 アルキルナフタレンスルホン酸塩のホルムアルデヒド縮合物、 イソブチレン—無水マ レイン酸の共重合物等が挙げられる。
このようにして得られた水和剤、 乳剤、 フロアブル剤, 水溶剤, 顆粒水和剤は水で所定の
濃度に希釈して溶解液, 懸濁液あるいは乳濁液として、 粉剤 ·粒剤はそのまま植物に散布す る方法で使用される。
また有効成分量は、 通常、 組成物 (製剤) 全体に対して好ましくは 0 . 0 1〜9 0重量% であり、 より好ましくは 0 . 0 5〜8 5重量%でぁる。
製剤化された本発明の殺菌剤組成物は、 そのままで、 或いは水等で希釈して、 植物体、 種 子、 水面または土壌に施用される。 施用量は、 気象条件、 製剤形態、 施用磁気、 施用方法、 施用場所、 防除対象病害、'対象作物等により異なるが、 通常 1ヘクタール当たり有効成分化 合物量にして 1〜1 0 0 0 g、 好ましくは 1 0〜 1 0 0 gである。
水和剤、 乳剤、 懸濁剤、 水溶剤、 顆粒水和剤等を水で希釈して施用する場合、 その施用濃 度は l〜 1 0 0 0 p p m、 好ましくは 1 0〜2 5 0 p p mであり、 粒剤、 粉剤等の場合は、 希釈することなくそのまま施用する。
なお、 本発明化合物は単独でも十分有効であることは言うまでもないが、 各種の殺菌剤や殺 虫 -殺ダニ剤または共力剤の 1種または 2種以上と混合して使用することもできる。
本発明化合物と混合して使用できる殺菌剤、 殺虫剤、 殺ダニ剤、 植物生長調節剤の代表例 を以下に示す。
キヤブタン、 フオルペット、 チウラム、 ジラム、 ジネブ、 マンネブ、 マンコゼブ、 プロ ビネブ、 ポリカーバメート、 クロロタロニル、 キント一ゼン、 キヤプタホル、 ィプロジオン、 プロサイミドン、 ビンクロゾリン、 フルォロイミド、 サイモキサニル、 メプロニル、 フルト ラニル、 ペンシクロン、 ォキシカルポキシン、 ホセチルアルミニウム、 プロパモカーブ、 ト リアジメホン、 トリアジメノール
、 プロピコナゾール、 ジクロブ卜ラゾール、 ビテル夕ノール、 へキサコナゾ一ル、 マイクロ プタニル、 フルシラゾール、 メトコナゾール、 エタコナゾ一ル、 フルォトリマゾール、 シプ 口コナゾール、 エポキシコナゾール、 フルトリアフェン、 ベンコナゾール、 ジニコナゾール、 サイプロコナゾ一ズ、 フエナリモール、 トリフルミゾ一ル、 プロクロラズ、 イマザリル、 ぺ フラゾェ一ト、 トリデモルフ、 フェンプロピモルフ、 トリホリン、 プチオベート、 ピリフエ ノックス、 ァニラジン、 ポリオキシン、 メタラキシル、 ォキサジキシル、 フララキシル、 ィ ソプロチオラン、 プロべナゾ一ル、 ピロール二トリン、 ブラス卜サイジン S、 カスガマイシ ン、 バリダマイシン、 硫酸ジヒドロストレプトマイシン、 べノミル、 カルベンダジム、 チォ ファネートメチル、 ヒメキサゾール、 塩基性塩化銅、 塩基性硫酸銅、 フェンチンアセテート、 水酸化トリフエニル錫、 ジエトフェンカルプ、 メタスルホカルプ、 キノメチオナー卜、 ピナ パクリル、 レシチン、 重曹、 ジチアノン、 ジノカップ、 フエナミノスルフ、 ジクロメジン、 グァザチン、 ドジン、 I B P、 エディフェンホス、 メパニピリム、 フェルムゾン、 トリクラ ミド、 メタスルホカルプ、 フルアジナム、 エトキノラック、 ジメトモルフ、 ピロキロン、 テ クロフ夕ラム、 フサライド、 フエナジンォキシド、 チアベンダゾール、 トリシクラゾール、
ビンクロゾリン、 シモキサニル、 シクロブタニル、 グァザチン、 プロパモカルプ塩酸塩、 ォ キソリニック酸、 ヒドロキシイソォキサゾール、 ィミノクタジン酢酸塩等。 殺虫 ·殺ダニ剤:
有機燐およびカーバメー卜系殺虫剤:
フェンチオン、 フエニトロチオン、 ダイアジノン、 クロルピリホス、 E S P、 バミドチォ ン、 フェン卜ェ一ト、 ジメトェ一卜、 ホルモチオン、 マラソン、 トリクロルホン、 チオメト ン、 ホスメット、 ジクロルボス、 ァセフエ一卜、 E P B Pゝ メチルパラチオン、 ォキシジメ 卜ンメチル、 エヂオン、 サリチオン、 シァノホス、 イソキサチオン、 ピリダフェンチオン、 ホサロン、 メチダチオン、 スルプロホス、 クロルフェンビンホス、 テ卜ラクロルビンホス、 ジメチルビンホス、 プロパホス、 イソフェンホス、 ェチルチオメトン、 プロフエノホス、 ピ ラクロホス、 モノクロ卜ホス、 ァジンホスメチル、 アルディカルブ、 メソミル、 チォジカル ブ、 カルポフラン、 カルボスルファン、 ベンフラカルブ、 フラチォカルプ、 プロボキスル、 B P M C、 MTM C、 M I P C、 力ルバリル、 ピリミカーブ、 ェチォフェンカルプ、 フエノ キシカルプ、 E D D P等。 ピレスロイド系殺虫剤:
ペルメトリン、 シペルメトリン、 デルタメスリン、 フェンバレレート、 フェンプロパト リン、 ピレトリン、 アレスリン、 テ卜ラメスリン、 レスメトリン、 ジメスリン、 プロパスリ ン、 フエノトリン、 プロトリン、 フルバリネート、 シフルトリン、 シハロトリン、 フルシト リネート、 エトフェンプロクス、 シクロプロトリン、 トロラメトリン、 シラフルォフェン、 ブロフェンプロクス、 ァクリナスリン等。
'系その他の殺虫剤:
ジフルべンズロン、 クロルフルァズロン、 へキサフルムロン、 卜リフルムロン、 テトラべ ンズロン、 フルフエノクスロン、 フルシクロクスロン、 ブプロフエジン、 ピリプロキシフエ ン、 メ卜プレン、 ベンゾェピン、 ジァフェンチウロン、 ァセタミプリド、 イミダクロプリド、 二テンビラム、 フィプロニル、 カルタップ、 チオシクラム、 ベンスルタップ、 硫酸ニコチン、 ロテノン、 メタアルデヒド、 機械油、 B Tや昆虫病原ウィルスなどの微生物農薬等。 殺線虫剤:
フエナミホス、 ホスチアゼ一ト等。 殺ダニ剤:
クロルベンジレ一ト、 フエニソプロモレート、 ジコホル、 アミトラズ、 B P P S、 ベンゾ メート、 へキシチアゾクス、 酸化フェンブタスズ、 ポリナクチン、 キノメチォネート、 C P
CBS、 テ卜ラジホン、 アベルメクチン、 ミルべメクチン、 クロフエンテジン、 シへキサチ ン、 ピリダベン、 フェンピロキシメート、 テブフェンピラド、 ピリミジフェン、 フエノチォ カルプ、 ジエノクロル等。 植物生長調節剤:
ジベレリン類 (例えばジべレリン A3 、 ジベレリン A4、 ジベレリン A7 ) I AA、 NA A。 発明を実施するための最良の形態:
次に実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明する。
実施例 1
2 - (2-クロ口- 5-ァセチルフエニル) -1-ヒドラジン塩酸塩の製造
2 -クロ口- 5-ァセチルァニリン 2. 0 g (11. 8mmo 1 ) を濃塩酸 10 m 1に溶解させた 後、 あらかじめ亜硝酸ナトリウム 0. 85g (12. 3 mm o 1 ) を水 lmlに溶解させた 溶液を 0°Cにて滴下した。 30分後、 反応液に塩化スズ 4. 5 g (23. 7mmo 1) を濃 塩酸 4mlに溶解させた溶液を同じく 0°Cにて加えた後、 室温にて一晩反応させた。 析出物 をろ別後、 n—へキサン、 ジェチルエーテルにて洗浄して、 粗 2- (2-クロ口- 5-ァセチルフ ェニル) -1-ヒドラジン塩酸塩 2. 6 gを得た。 実施例 2
2- (2-クロ口- 5-ァセチルフエ: :ル) - 1 -ヒドラジンカルボン酸メチルの製造
参考例 1で得られた粗 2- (2-クロ口- 5-ァセチルフエ二ル)- 1-ヒドラジン塩酸塩 1. 2g (5 mmo l) をクロ口ホルム 2 Om 1に懸濁させ、 0でにてトリェチルァミン 1. 1 g (10. 9mmo l)、 クロ口蟻酸メチル 0. 5g (5. 3mmo 1 ) を加えた後、 室温で反応させた。 4時間後反応液を氷水中にあけ、 酢酸ェチルエステルにて抽出した。 得られた有機層を飽和
食塩水で洗浄した後、 硫酸マグネシウムを加えて乾燥、 ろ別後、 溶媒を減圧留去した。 残留 物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (溶媒:へキサン一酢酸ェチルエステル = 1 : 1) にて精製して、 目的とする 2- (2-クロ口- 5-ァセチルフエニル) -1-ヒドラジン力ルポン酸メ チル 0. 6 5 gを得た。 収率 49%。 実施例 3
2 - {2-クロ口- 5- - (2-クロ口ベンジルォキシィミノ)ェチル] フエ二ル} -トヒドラジン力 ルボン酸メチル (化合物番号 1一 1 7) の製造法
2 - (2-クロ口- 5-ァセチルフエニル) -1-ヒドラジンカルボン酸メチル 0. 2 g (0. 82 mmo 1 ) を酢酸 1 Om 1に溶解し、 2-クロ口ベンジルォキシァミン 0. 13g (0. 82 mmo l) を室温にて加えた。 3時間後反応液を氷水中にあけ、 酢酸ェチルエステルにて抽 出した。 得られた有機層を飽和食塩水で洗浄した後、 硫酸マグネシウムを加えて乾燥、 ろ別 後、 溶媒を減圧留去した。 残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (溶媒:へキサン 一酢酸ェチルエステル =3 : 1) にて精製して、 目的とする 2- {2-クロ口- 5- [1-(2-クロ口 ベンジルォキシィミノ)ェチル] フエ二ル} -1-ヒドラジンカルボン酸メチルの結晶 0. 20 g (収率 63 %) を得た。 m. p. 126— 128°C。
上記実施例を含め本発明化合物の具体例を第 1表〜第 2表に記載する。
なお、 表中の略号は以下の意味を示す。
cPr=シクロプロピル、 ¾u=ノルマルブチル、 ^ιι=イソブチル、 ιΒιι=タ一シャリーブチル、 nHex= ノルマルへキシル、 eHex=シクロへキシル、 npeipノルマルペンチル、 'Oct=ノルマルォクチル
1
LI
L9P lO/£OOZdr/13d 0LLL£0/ 00Z OAV
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〇
表 1の続き
9ZI-I 暴
(HC II - - O 'Ζ ' (HI 'ュ q) ^ ·9 ' (HI 'J ·9 ' (HS 's) LL -S ' (H9 IIト ' (HS 's) U Ί ' (H9 68 1-K n\-\ ^ ^
(H8 OS 'Z-90 'ί ' (HI '^) 99 ·9 ' (HI 'J ) U "9 ' (HZ Ί) Π ' (HS 's) 9 ' (HS 's) 61 'I ' (HSl U 1-06 ·0
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(HC '« 6Z 'Z-80 ·ί ' (HI 'ュ q) ·9 ' (HI 'Jq) "9 ' (HI II 8l '\ ' (HS 's) LL 'S ' (HS 's) 61 'I ' (匪 SO Ί-U Λ
801-1 暴呦
(ΗΖΪ 'ω) 99 -Z-6 ·9 ' (Ηΐ Ί L "9 ' (HI 9Z ·9 ' (HZ 's) 'S ' (H8 U 'S-89 ·ε
Z8-I 暴呦 (HZ 'ω) Z9 "Z-90 ·Ζ
(HI 'Jq) 98 ·9 ' (HI 'J ) W '9 ' (M 's) I '9 ' (HS 's) 9 '2 ' (M ' ) 89 ·1 ' (ΗΠ 99 -I-Z6 ·0
6Z - ΐ 暴 ί#^¾
(HZ 'ω) 9S -96 ·9 ' (HI '^) 89 ·9 ' (Ηΐ ' 80 ·9 ' (Μ 's) ε '9 ' (H8 's) 9 ' (HS 's) 60 '
Ζ9-ΐ 泰呦
(ΗΖ '«ΐ) 89 'L Z Ί ' (HZ 's) '9 ' (HZ Ί) 28 "S ' (HC 's) 18 Έ ' (HZ Ί) U ·1 ' (HS 's) I 'I
19-1 泰呦 ( (iMd) Q 's13aO) -H,
L9t£lO/ OOZd /13d 0LLL£0/t00Z OfA
0. 60-0. 92 (m, 4H), 1. 33-2. 25 (m, 7H) , 3. 46-4. 19 (m, 5H) , 3. 77 (s, 3H) , 6. 23 (br, IH), 6. 50 (br, IH) , 6. 82-7. 28 (m, 3H)
化合物番号 1-127
0. 60-0. 91 (i, 4H) , 1. 59-2. 26 (in, 5H), 3. 77 (s, 3H) , 3. 77-4. 25 (m, 5H) , 6. 23 (br, IH) , 6. 50 (br, IH) , 6. 82-7. 29 (m, 3H)
ノ化レ Α Sί物Μπ奋 >=>
Ri R2 R3 R4 R5 物性値
2-1 H H OMe H H
2-2 H H OMe H Me
2-3 H H OMe H 'Bu
2-4 H H OMe H Me3Si
2-5 H H OMe 2-CI H
2-6 H H OMe 2-CI Me
2-7 H H OMe 2-CI 'Bu
2-8 H H OMe 2-CI Me3Si
2-9 H H OMe 2-MeO H
2-10 H H OMe 2-MeO Me
2-11 H H OMe 2-MeO lBu
2-12 H H OMe 2-MeO Me3Si
2-13 H H OMe 2-CI CMe=CH2
次に、 本発明の殺菌殺虫剤組成物の実施例を若千示すが、 添加物及び添加割合は、 れら実施例に限定されるべきものではなく、 広範囲に変化させることが可能である。 製剤実施例中の部は重量部を示す。 製剤実施例 1 水和剤
本発明化合物 4 0部
クレー 4 8部
ジォクチルスルホサクシネートナトリウム塩 4部
リグニンスルホン酸ナトリウム塩 8部
以上を均一に混合して微細に粉砕すれば、 有効成分 4 0 %の水和剤を得る t 製剤実施例 2 乳剤
本発明化合物 1 0部
ソルべッソ 2 0 0 5 3部
シクロへキサノン 2 6部
ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム塩 1部
ポリォキシエチレンアルキルァリルエーテル 1 0部
以上を混合溶解すれば、 有効成分 1 0 %の乳剤を得る。 製剤実施例 3 粉剤
本発明化合物 1 0部
クレー 9 0部
以上を均一に混合して微細に粉砕すれば、 有効成分 1 0 %の粉剤を得る。 製剤実施例 4 粒剤
本発明化合物 5部
クレー 7 3部
ベン卜ナイ卜 2 0部
ジォクチルスルホサクシネートナトリゥム塩 1部
リン酸カリウム 1部
以上をよく粉砕混合し、水を加えてよく練り合せた後、造粒乾燥して有効成分 5 %の 粒剤を得る。 製剤実施例 5 懸濁剤
本発明化合物 0部
ポリォキシエチレンアルキルァリルエーテル 4部
ポリカルボン酸ナトリウム塩 2部
グリセリン 10部
キサンタンガム 0. 2¾
水 73. 8部
以上を混合し、粒度が 3ミクロン以下になるまで湿式粉砕すれば、有効成分 10%の 懸濁剤を得る。 製剤実施例 6 顆粒水和剤
本発明化合物 40部
クレー 36部
塩化カリウム 10部
アルキルベンゼンスルホン酸ナトリゥム塩 1部
リグニンスルホン酸ナトリウム塩 8部
アルキルベンゼンスルホン酸ナトリゥム塩の
ホルムアルデヒド縮合物 5部
以上を均一に混合して微細に粉砕後,適量の水を加えてから練り込んで粘土状にする - 粘土状物を造粒した後乾燥すれば、 有効成分 40%の顆粒水和剤を得る。 産業上の利用可能性
次に、本発明化合物が各種植物病害防除剤の有効成分として有用である とを試験例 で示す。 試験例 1 リンゴ黒星病防除試験
素焼きポットで栽培したリンゴ幼苗 (品種 「国光」、 3〜4葉期) に、 本発明化合物の 乳剤を有効成分 100p pmの濃度で散布した。室温で自然乾燥した後、 リンゴ黒星病 菌 (Ve n t u r i a i n a e q u a 1 i s) の分生胞子を接種し、 明暗を 12時間 毎にくりかえす 20°C、高湿度の室内に 2週間保持した。葉上の病斑出現状態を無処理 と比較調査し、 防除効果を求めた結果、 1一 14、 1— 15、 1一 16、 1— 17、 1 一 20、 1— 21、 1一 22、 1一 23、 1— 31、 1— 44、 1— 46、 1一 48、 1一 50、 1一 51、 1一 53、 1一 57、 1— 60、 1— 61、 1一 62、 1— 63、 1一 64、 1— 65、 1一 68、 1-70, 1— 71、 1一 75、 1— 83、 1一 85、 1— 86、 1一 87、 1一 88、 1一 89、 1一 90、 1一 91、 1— 92、 1— 93、 1一 94、 1一 95、 1一 96、 1_97、 1一 98、 1一 99、 1一 100、 1-1 01、 1— 102、 1— 103、 1— 104、 1— 106、 1— 107、 1— 108、 1— 109、 1— 110、 1— 111、 1— 112、 1— 114、 1— 115、 1-1 16、 1— 119、 1— 121、 1— 124、 1— 125、 1— 126、 1— 127、
1- 129の化合物が 75 %以上の優れた防除価を示した。 試験例 2 インゲン灰色かび病防除試験
育苗バットで栽培したインゲン (品種 「ながうずら」) の花を切除し、 本発明化合物の乳剤 を有効成分 100 ppmに調製した薬液に浸潰した。 浸漬後、 風乾し、 インゲン灰色かび 病菌 (B o t r y t i s c i n e r e a) を噴霧接種した。 接種した花を無処理のインゲ ン葉に乗せ、 恒温室 (20で) に 7日間保持した。 葉上の病斑直径を無処理と比較調査し、 防除価を求めた。 その結果、 化合物番号 1一 1 5、 1一 16、 1一 99、 1一 1 19の 化合物が 75%以上の優れた防除価を示した。 試験例 3 コムギうどんこ病防除試験
素焼きポットで栽培したコムギ幼苗 (品種 「農林 61号」、 1. 0〜1. 2葉期) に本発明 化合物の水和剤 200 p pmの濃度で散布した。 葉を風乾させた後、 コムギうどんこ病菌 (E r y s i ρ h e g r am i n i s f . s p. t r i t i c i ) の分生胞子を振り 払い接種し、 22〜25 °Cの温室で 7日間保持した。 葉上の病斑出現状態を無処理と比較 調査し、 防除効果を求めた。 その結果、 化合物番号 1一 14、 1一 1 5、 1一 16、 1 一 17、 1一 20、 1-21, 1一 22、 1一 31、 1— 44、 1一 50、 1— 51、 1— 53、 1一 60、 1— 61、 1— 62、 1— 63、 1— 64、 1 - 65, 1— 67、 1— 68、 1— 70、 1一 71、 1— 75、 1一 83、 1-85, 1一 86、 1一 87、 1一 88、 1一 89、 1— 90、 1— 91、 1一 92、 1— 93、 1— 94、 1— 95、 1— 96、 1— 97、 1一 98、 1— 99、 1— 100、 1一 10 1、 1— 102、 1 — 103、 1— 104、 1一 106、 1— 107、 1一 108、 1一 109、 1— 11 0、 1— 111、 1— 1 12、 1— 1 15、 1— 116、 1一 119の化合物が 75 % 以上の優れた防除価を示した。 試験例 4 卜マト疫病防除試験
素焼きポットで栽培したトマト幼苗 (品種 「レジナ」、 4〜5葉期) に、 本発明化合物の乳 剤を有効成分 200 p pmの濃度で散布した。 散布後、 室温で自然乾燥し、 トマト疫病菌 (Phy t 0 ph t ho r a i n f e s t an s) の遊走子嚢懸濁液を噴霧接種し、 明暗 を 12時間毎に繰り返す高湿度の恒温室 (20°C) に 4日間保持した。 葉上の病斑出現状態 を無処理と比較調査し、 防除効果を求めた。 その結果、 化合物番号 1— 15、 1— 17、 1一 20、 1一 21、 1— 22、 1— 31、 1一 83、 1— 85、 1— 92、 1— 93、 1— 96、 1— 97、 1一 10 1、 1— 107、 1— 108、 1— 109、 1— 1 10、 1— 112、 1— 1 14、 1— 1 16、 1— 1 19、 1— 125の化合物が 75 %以上 の優れた防除価を示した。
試験例 5 ブドウべと病防除試験
素焼きポットで栽培したブドウ幼苗 (品種 「甲州」、 2葉期) に、 本発明化合物の乳剤を有 効成分 200 ppmの濃度で散布した。 散布後、 室温で自然乾燥し、 ブドウべと病菌
(P 1 a smo p a r a v i t i c o 1 a) の遊走子嚢懸濁液を噴霧接種し、 明喑を 12 時間毎に繰り返す高湿度の恒温室 (20°C) に 10日間保持した。 葉上の病斑出現状態を 無処理と比較調査し、 防除効果を求めた。 その結果、 化合物番号 1一 15、 1一 17、 1 一 20、 1一 22、 1一 33、 1— 62、 1— 63、 1— 64、 1一 83、 1一 85、 1一 92、 1— 93、 1一 96、 1— 107、 1— 109、 1— 110、 1— 116、 1— 119、 1— 124、 1一 12、 の化合物が 75%以上の優れた防除価を示した。 試験例 6 ァヮョトウに対する防除試験
前記の製剤実施例 1に示された水和剤の処方に従い、化合物濃度が 125 p pmになるよ うに水で希釈した。その薬液中にトウモロコシ葉を 30秒間浸潰し風乾後、ろ紙を敷いたシ ヤーレに入れ、ァヮョトウ 2齢幼虫 5頭を接種した。ガラス蓋をして、温度 25 ,湿度 6 5 %の恒温室内に置き > 6 日後に殺虫率を調べた。 2反復である。その結果、化合物番号 1一 1 7、 1一 20、 1— 2 1、 1— 22、 1一 51、 1— 64、 1一 68、 1— 71、 1 - 83、 1— 85、 1— 87、 1— 88、 1一 90、 1一 91、 1— 109、 1一 1 1 1、 1 - 1 12, の化合物が 100%の殺虫率を示した。 対照に用いたクロルジメフオルムの 125 p pmにおける殺虫率は 40 %であった。 試験例 7 ヮ夕ァブラムシに対する効力試験
3寸鉢に播種した発芽 10日が経過したキユウリにヮ夕アブラムシ成虫を接種した。 1 日 後に成虫を除去し,産下された若虫が寄生するキユウリに前記製剤実施例 2に示された 乳剤の処方に従い、化合物濃度が 125 p pmになるように水で希釈した薬液を散布した。 温度 25° 湿度 65%の恒温室内に置き、 6日後に殺虫率を調査した。試験は 2反復であ る。その結果 ヒ合物番号 1— 14、 1一 15、 1一 16、 1一 17、 1— 20、 1— 21、 1一 22、 1— 3 1、 1一 33、 1一 50、 1— 51、 1— 53、 1— 60、 1— 62、 1一 63、 1— 64、 1— 65、 1一 68、 1一 7 1、 1一 83、 1一 86、 1— 87、 1 - 88, 1—89、 1— 90、 1一 91、 1— 92、 1— 93、 1一 94、 1— 95、 1— 96、 1— 98、 1一 99、 1— 100、 1— 101、 1— 1 02、 1— 106、 1 — 107、 1— 1 08、 1— 109、 1— 1 1 1、 1— 1 12、 1— 1 15、 1一 1 16、 1- 119の化合物が 100 %の殺虫率を示した。 なお、対照に用いたピリミカ一ブは 12 5 p pmで 6 %の殺虫率であった。 試験例 8 ナミハダ二に対する効力試験
3寸鉢に播種したィンゲンの発芽後 7 10日を経過した第 1本葉上に、 有機リン剤抵
抗性のナミハダ二雌成虫を 15頭接種したのち、 前記製剤実施例 1 に示された水和剤の処 方に従い、 化合物濃度が 125 p pmになるように水で希釈した薬液を散布した。 温度 2 5°C、 湿度 65%の恒温室内に置き、 3日後に殺成虫率を調査した。 試験は 2反復である。 その結果 >化合物番号 1一 37、 1—44、 1一 81の化合物が 100 %の殺成虫率を示し た。 なお、 対照に用いたクロルジメフオルムは 1 25 ρρπΓ^13%の殺成虫率であった。