WO2004026964A1 - 染料組成物、インク組成物及びインクジェット記録方法 - Google Patents

染料組成物、インク組成物及びインクジェット記録方法 Download PDF

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Description

明 細 書 染料組成物、 インク組成物及びインクジェット記録方法
技術分野
本発明は染料組成物、 インク組成物及びそれを用いたインクジエツト記録方法 に関する。 背景技術
ィンクジェットプリン夕による記録方法としてはィンクの各種吐出方式が開発 されているが、 いずれもインクの小滴を発生させ、 これを種々の被記録材料(紙、 フィルム、 布帛等) に付着させ記録を行うものである。 インクジェットプリンタ による記録方法は、 記録ヘッドと被記録材料とが接触しない為、 音の発生がなく 静かであり、 凹凸面、 柔軟物質、 壊れやすい製品等、 場所を選ばず印字ができる という特長がある。 またプリンタの小型化、 高速化、 カラ一化が容易という特長 の為、 近年急速に普及し、 今後も大きな伸長が期待されている。 コンピュータの カラーディスプレイ上の画像又は文字情報をインクジエツトプリンタにより、 力 ラーで記録するには、 一般にはイェロー (Y)、 マゼンタ (Μ)、 シアン (C )、 ブラック (K) の 4色のインクによる減法混色で表現される。 C R Tディスプレ ィ等のレッド (R ) , グリーン (G), ブル一 (B ) による加法混色画像を出来 るだけ忠実に減法混色画像により再現するには、 使用する色素、 中でも YM Cの ィンクに使用される色素には出来るだけ Y M Cそれぞれの標準に近い色相を有 し、 且つ鮮明であることが望まれる。 又、 インク組成物は長期の保存に対し安定 であり、 又プリントした画像の濃度が高く、 しかも耐水性、 耐光性等の堅牢度に 優れていることが求められる。
インクジエツトプリン夕の用途は O A用小型プリンタから産業用の大型プリン 夕まで拡大されており、 耐水性及び耐光性等の堅牢性がこれまで以上に求められ ている。 耐水性についてはカチオン系ポリマー、 多孔質シリカ、 アルミナゾル、 特殊セラミックスなどのインク中の色素を吸着し得る無機又は有機の微粒子を P V A樹脂などとともに紙の表面にコーティングすることにより大幅に改良されつ つある。 既にインクジエツトプリント用の各種コート紙が市販されている。
インクジェット記録用水性インクに用いられるイェローの色素骨格としてはァ ゾ系が代表的である。 しかし現在使用されているァゾ系については色相及び耐水 性は良いものがあるが、 耐光性が一般的に劣る。 特に銅フタロシアニン系に代表 されるシアン染料等の染料に比べ耐光性は劣る水準である。 また現在使用されて いるイェロー色素は、 色相、 鮮明性、 耐光性、 耐水性、 耐湿性及び溶解安定性の すべてを満足させるものは得られていない。
また、 インクジェット用インク調製用に提供される染料は、 インク調製が容易 なように 1 0質量%前後という比較的高濃度の水溶液状で提供されている。 その ため、 そのような高濃度染料水溶液における長期保存安定性が重要になってきて いる。
本発明で使用する式 ( 1 ) の化合物は特公昭 5 5 — 1 1 7 0 8にその製法が記 載され、 紙、 パルプの染色に適し、 耐光性に優れた黄色染料として公知であるが インクジエツト記録用の染料としては知られていない。 そして本発明者らの検討 によればインクジエツト用に無機塩含量を減らして使用した場合においても、 耐 光性、 耐湿性等の堅牢度にやや不満があり、 更に、 高濃度染料水溶液での長期保 存安定性に欠けるという問題がある。 また、 式 (2 ) の化合物は、 C . I . D i r e c t Y e 1 l o w 8 6として知られており、そのナトリウム塩含量を高め、 無機塩含量を減じた染料がィンクジエツト記録用に適することは特公平 3— 6 1 9 3号公報に記載されている。 この染料は鮮明性、 堅牢度等の点で非常に優れて いるが、 色相が赤味で J N Cの標準イェローから大きく離れている点及び高濃度 染料水溶液での安定性が著しく悪い点で大きな問題がある。
従って、 本発明は、 高濃度染料水溶液での長期保存安定性に優れ、 インクジェ ット記録に適する色相と鮮明性を有し、 かつ記録物の堅牢度が高いイェロー色素 を提供することを目的とするものである。 発明の開示 本発明者らは前記した課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、 本発明に至つ たものである。 即ち、 後記式 (1) 及び (2) の 2者の化合物はは前記したよう にいずれも単独では高濃度染料水溶液での保存安定性が悪いにもかかわらず、 意 外にも両者の混合物からなるイエロ一色素は高濃度染料水溶液での長期保存安定 性に優れ、 インクジェット記録に適する色相と鮮明性を有し、 かつ記録物の堅牢 度が高いことを見いだし、 本発明を完成したものである。
より詳しくは、 本発明は、
(1) 下記式 (1) 及び (2)
Figure imgf000005_0001
I
HOH4C2八^ ヽ CzH4OH
Figure imgf000005_0002
(上記式中、 M及び Lは水素原子、 アルカリ金属、 アルカリ土類金属、 有機アミ ンのカチオン又はアンモニゥムイオンをそれぞれ示す。)
で表される化合物又はその塩を含有する染料組成物、
(2) 式 (1) で表される化合物を 90〜20質量%、 式 (2) で表される化合 物を 10〜80質量%含有する染料組成物、
(3) 染料組成物中の無機塩含有量が 1 %以下である上記 (1) 又は (2) に記 載の染料組成物。
(4) 上記 (1) 又は (2) に記載の染料組成物を pH6〜l 0の範囲で色素成 分 6〜 15質量%の水溶液に調整し'た染料液状組成物、
(5) 上記 (3) に記載の染料組成物を pH6〜l 0の範囲で色素成分 6〜1 5 質量%の水溶液に調整した染料液状組成物、 ' (6) 色素成分として上記 (1) 〜 (3) のいずれか一項に記載の染料組成物を 含有することを特徴とする水性インク組成物、
(7) 水及び有機溶剤を含有する上記 (6) に記載の水性インク組成物、
(8) 上記 (1) 〜 (3) のいずれか一項に記載の染料組成物を色素成分で 0. :!〜 20質量%、 水溶性有機溶剤を 5〜60質量%、 インク調製剤を 0〜 10質 量%及び残部水からなる水性ィンク組成物、
(9) インクジェット記録用である上記 (6) 〜 (8) に記載の水性インク組成 物、
(10) インク滴を記録信号に応じて吐出させて被記録材に記録を行うインクジ エツト記録方法において、 インクとして上記 (6) 〜 (8) のいずれか一項に記 載の水性ィンク組成物を使用することを特徴とするィンクジエツト記録方法、
(1 1) 被記録材が情報伝達用シートである上記 (10) に記載のインクジエツ ト記録方法、
(12) 上記 (6) ないし (8) のいずれか一項に記載の水性インク組成物を含 む容器が装填されたインクジェットプリンタ、
に関するものである。 発明を実施するための最良の形態
本発明の染料組成物及び水性インク組成物中の色素混合物は、 前記式 (1) 及 び(2) の化合物を混合することによって得られる。 式 (1) の化合物と式 (2) の化合物の混合割合は本発明の目的を達成する限りいかなる割合でもよいが、 質 量比において、 通常 99 : 1から 1 : 99、 好ましくは 90 : 10から 20 : 8
0、 更に好ましくは 80 : 20から 40 : 60である。
なお本発明で使用する式 (1) の化合物は特公昭 55 - 1 1708号公報に記 載された方法によって製造することができる。 又式 (2) の化合物は C. I . D i r e c t Ye l l ow 86として知られている。 また、 以下、 本明細書にお いて割合、 部、 %等は特に断りがない限り、 質量割合、 質量部、 質量%等を意味 するものとする。
また、 前記式 (1) 及び (2) において、 M及び Lはそれぞれ水素原子、 アル カリ金属、 アルカリ土類金属、 有機ァミンのカチオン又はアンモニゥムイオンで ある。 アルカリ金属としては、 例えばナトリウム、 カリウム、 リチウム等が挙げ られる。 アルカリ土類金属としては、 例えばカルシウム、 マグネシウム等が挙げ られる。 有機ァミンとしてはモノ、 ジ又はトリアルキルアミン又はモノ、 ジ又は トリアル力ノールアミン等が挙げられる。 該アルキルアミン又はアルカノールァ ミンにおけるアルキルは好ましくは炭素数 1〜 1 0、 より好ましくは 1〜6程度 である。具体的には例えばメチルアミン、ェチルァミン、モノエタノールァミン、 ジエタノールァミン、 トリエタノールァミン、 モノイソプロパノ一ルァミン、 ジ イソプロパノールァミン、 トリイソプロパノールァミン等が挙げられる。 好まし い M及び Lとしては、 水素原子、 ナトリウム、 カリウム、 リチウム等のアルカリ 金属、 アンモニゥムイオン、 モノエタノールァミンイオン、 ジエタノールァミン イオン、 卜リエタノールアミンイオン、 モノイソプロパノールァミンイオン、 ジ イソプロパノールアミンイオン、 トリイソプロパノ一ルァミンイオン等のアル力 ノールァミンイオン等が挙げられる。 また、 それらの塩は例えば、 ナトリウム塩 の場合、 反応液に食塩を加えて、 塩析、 濾過することによりナトリウム塩が得ら れる。 更にナトリウム塩を水に溶解し、 酸を加えて酸性で結晶を析出させた後、 濾過し、 遊離酸の形で色素のケーキを得る。 次いで、 その遊離酸の形の色素を水 に溶解又は懸濁し、 目的の塩に対応する塩基、 例えばアミン類、 N a以外のアル カリ金属化合物等を添加、 溶解することにより各々の塩の溶液が得られる。 この 溶液から、 それぞれの塩を、 常法により、 析出、 濾過、 乾燥することにより、 ナ トリウム塩以外の塩を得ることが出来る。
本発明の染料組成物は前記式 (1 ) 及び (2 ) の化合物を含む組成物であれば 特に制限は無いが通常両者を水に溶解した染料液状組成物として使用される。 ま た水性インク組成物は、 前記式 (1 ) 及び (2 ) の化合物を、 必要に応じてイン ク調製剤などと共に、 水又は水性溶媒 (後記する水溶性有機溶剤を含有する水) に溶解したものである。 この水性インク組成物をインクジエツトプリンタ用のィ ンクとして使用する場合、 式 (1 ) 及び (2 ) の化合物は金属陽イオンの塩化物、 硫酸塩等の無機物の含有量が少ないもの、 例えば色素混合物中に 1 %以下のもの が好ましい。 さらに詳しくは、 その含有量の目安が例えば、 塩化ナトリウムと硫 酸ナトリウムの総含有量として、色素混合物中に 1 %以下であることが好まじい。 0. 5 %以下がさらに好ましい。
無機塩の含有量は、 例えば C 及び SCV—はイオンクロマトグラフ法、 重金属 類は原子吸光法又は I C P (Inductively Coupled Plasma)発光分析法で、 C an 及び Mg2+についてはイオンクロマトグラフ法、 原子吸光法、 I CP発光分析法 にて測定される。
また、 本発明の染料液状組成物は、 本発明の色素成分を pH6〜l 1、 好まし くは PH7以上、 より好ましくは 8以上、 更に好ましくは 8. 5以上で、 かつ p HI 0以下の範囲で、 6〜1 5%、 好ましくは 8〜1 5%、 更に好ましくは 9〜 12%の水溶液に調整したものであり、 0°C〜1 5°Cで長時間 (1ヶ月以上) 沈 殿が生じることがない。 従って、 インクジェット用インクの高濃度染料原体とし て適する。
本発明のインク組成物用に、 より無機塩含量の少ない色素とするには、 必要に 応じて、 例えば逆浸透膜による通常の方法又は本発明の色素成分 (本発明の化合 物又は色素混合物) の乾燥品あるいはウエットケーキ、 好ましくはウエットケー キを、 溶媒中、 例えば含水低級アルコール好ましくはメタノール及び水の混合溶 媒中で撹拌処理し、 次いで濾過、 乾燥する方法で脱塩処理すればよい。
本発明の水性ィンク組成物は、 前記の色素成分を水又は水性溶媒に溶解したも のである。 インクの pHは 6〜 1 1程度が好ましい。 この水性インク組成物をィ ンクジエツト記録用プリン夕で使用する場合、 色素成分としては前記した通り金 属陽イオンの塩化物、 硫酸塩等の無機塩の含有量が少ないものを用いるのが好ま しい。
本発明の水性ィンク組成物は水を媒体として調製され、 色素成分は該水性ィン ク組成物中に、 好ましくは 0. 1〜20 %、 より好ましくは 0. 5〜1 0%、 更 に好ましくは 1〜 8 %程度含有される。 本発明の水性ィンク組成物にはさらに水 溶性有機溶剤を約 60%以下、 好ましくは約 50%以下、 より好ましくは約 40 %以下、 更に好ましくは約 30 %以下含有していてもよく、 下限は 0%でもよい が、 一般的には約 5 %以上であり、 より好ましくは 1 0%以上であり、 1 0〜3 0 %がもっとも好ましい。 また本発明の水性ィンク組成物はィンク調製剤を 0〜 1 0 %程度、 好ましくは 5 %以下含有していても良い。 以上の成分以外の残部は 水である。
水溶性有機溶剤としては、 例えばメタノール、 エタノール、 プロパノール、 ィ ソプロパノール、 ブタノ一ル、 イソブタノール、 第二ブ夕ノール、 第三ブタノー ル等の C , 〜C4アルカノ一ル; N, N—ジメチルホルムアミド又は N, N—ジメ チルァセトアミド等の低級カルボン酸' (モノ又はジ) 低級アルキルアミド ; N —メチルピロリジン一 2—オン等のラクタム類、 好ましくは 4員環ないし 8員環 のラクタム類; 1, 3—ジメチルイミダゾリジン一 2—オン又は 1, 3—ジメチ ルへキサヒドロピリミド— 2—オン等の環式尿素好ましくは 5ないし 6員環の環 式尿素; アセトン、 メチルェチルケトン、 2—メチルー 2—ヒドロキシペンタン 一 4—オン等の直鎖の炭素鎖の長さが炭素数 4ないし 7のケトン又はケトアルコ ール;テトラヒドロフラン、 ジォキサン等のエーテル、 好ましくは 5ないし 6員 環の環状エーテル;エチレングリコール、 1, 2—又は 1 , 3—プロピレンダリ コール、 1 , 2—又は 1, 4—プチレングリコール、 1 , 6 _へキシレングリコ —ル、 ジエチレングリコール、 トリエチレングリコール、 ジプロピレングリコー ル、 チォジグリコ一ル、 ポリエチレングリコール、 ポリプロピレングリコール等 の C 2〜C 6 アルキレン単位を有するモノー、 ォリゴー又はポリアルキレングリコ ール又はチォダリコール; グリセリン、 へキサン一 1 . 2 . 6—トリオール等の ポリオ一ル (好ましくは炭素鎖の炭素数が 3ないし 6のトリオール) ;エチレン グリコ一ルモノメチル一エーテル、 エチレングリコールモノェチルェ一テル、 ジ エチレンダリコールモノメチルエーテル、 ジエチレンダリコールモノェチルェ一 テル、 トリエチレングリコールモノメチルエーテル、 トリエチレングリコールモ ノェチルエーテル等の多価アルコール (好ましくはエチレングリコールもしくは ポリエチレングリコール) の C ,〜C4 アルキルエーテル; ァーブチロラクトン又 はジメチルスルホキシド等があげられる。 これらの水溶性有機溶剤の中には染料 溶解剤としての機能を有するものもある。
これらの水溶性有機溶剤は 2種以上併用しても良い。 これらのうち、 好ましい ものとしては、 例えば N—メチルピロリジン一 2—オン、 C 1〜C 4のモノ又は ポリアルコール、 C 2~ C 6 アルキレン単位を有するモノ、 ジ又はトリアルキレン グリコール (好ましくはモノ、 ジ又はトリエチレングリコール、 ジプロピレング リコール)、 ジメチルスルホキシド等が挙げられ、 特に、 N—メチルピロリジン 一 2—オン、 イソプロパノール、 ジエチレングリコール、 グリセリン、 ジメチル スルホキシドなどの使用が好ましい。
インク調製剤としては、 上記の水、 色素成分及び水性有機溶媒以外のインクの 調製に使用される全ての成分が挙げられ、 例えば防腐防黴剤、 P H調整剤、 キレ ート試薬、 防鲭剤、 水溶性紫外線吸収剤、 染料溶解剤、 水溶性高分子化合物、 界 面活性剤などがあげられる。 防腐防黴剤としては、 例えばデヒドロ酢酸ソーダ、 · ソルビン酸ソ一ダ、 2 _ピリジンチオール _ 1 _オキサイドナトリウム、 安息香 酸ナトリウム、 ペンタクロロフエノールナトリウム等があげられる。 p H調整剤 としては、 調合されるインクに悪影響を及ぼさずに、 インクの p Hを 6〜1 1の 範囲に制御できるものであれば任意の物質を使用することができる。 その例とし て、 ジェタノ一ルァミン、 トリエタノ一ルァミンなどのアルカノールァミン、 水 酸化リチウム、 水酸化ナトリウム、 水酸化カリウムなどのアルカリ金属元素の水 酸化物、 水酸化アンモニゥム、 あるいは炭酸リチウム、 炭酸ナトリウム、 炭酸力 リウムなどのアルカリ金属の炭酸塩などが挙げられる。 キレート試薬としては、 例えばエチレンジァミン四酢酸ナトリウム、 二トリ口三酢酸ナトリウム、 ジェチ レントリアミン五酢酸ナトリウム、ゥラシルニ酢酸ナトリウムなどがあげられる。 防鲭剤としては、 例えば、 酸性亜硫酸塩、 チォ硫酸ナトリウム、 チォダルコール 酸アンモン、 ジイソプロピルアンモニゥムニトライト、 四硝酸ペンタエリスリト —ル、 ジシクロへキシルアンモニゥムニトライトなどがあげられる。 キレート試 薬としては、 エチレンジァミン四酢酸ナトリウム、 二トリ口三酢酸ナトリウム、 ゥラシルニ酢酸ナトリウムなどがあげられる。 水溶性紫外線吸収剤としては、 例 えばスルホン化されたベンゾフエノン、 スルホン化されたベンゾトリァゾールな どがあげられ、 水溶性高分子化合物としては、 例えばポリビニルアルコール、 ポ リアミン、 ポリイミンなどがあげられる。 また、 染料溶解剤としては、 例えば ε —力プロラクタム、 尿素、 エチレンカーボネートなどがあげられ、 界面活性剤と しては例えば、 通常のァニオン系、 カチオン系、 ノニオン系の界面活性剤があげ られる。 本発明のインク組成物は、 蒸留水等不純物を含有しない水に、 本発明の色素及 び必要により、 上記水溶性有機溶剤、 インク調製剤等を添加混合することにより 調製される。 また、 水と上記水溶性有機溶剤、 インク調製剤等との混合物に本発 明の染料を添加、 溶解してもよい。 また必要ならインク組成物を得た後で濾過を 行い、 狭雑物を除去してもよい。
本発明のインクジエツト記録方法において使用される被記録材の具体例として は例えば紙、 フィルム等の情報伝達用シ一トが挙げられる。
情報伝達用シートについては、 表面処理されたもの、 具体的にはこれらの基材 にインク受容層を設けたものが好ましい。 インク受容層には、 例えば上記基材に カチオン系ポリマ一を含浸あるいは塗工することにより、 また多孔質シリカ、 ァ ルミナゾルゃ特殊セラミックス等のインク中の色素を吸収し得る無機微粒子をポ リビニルアルコールやポリビニルピロリドン等の親水性ポリマーと共に上記基材 表面に塗工することにより設けられる。 このようなインク受容層を設けたものは 通常インクジェット専用紙 (フィルム)、 光沢紙 (フィルム) 等と呼ばれ、 例え ばピクトリコ (旭硝子 (株) 製)、 カラー B Jペーパー、 カラ一 B Jフォトフィ ルムシート、 プロフェッショナルフォトペーパー (いずれもキャノン (株) 製)、 カラ一イメージジェット用紙 (シャープ (株) 製)、 スーパーファイン専用光沢 フィルム、 P M写真用紙 (エプソン (株) 製)、 ピクタファイン (日立マクセル (株) 製) 等として市販されている。 なお、 普通紙にも利用できることはもちろ んである。
本発明のインクジェット記録方法で、 被記録材に記録するには、 例えば上記の 水性インク組成物 (イエロ一) を含有する容器をインクジェットプリンタにセッ トし、 通常の方法で前記したような被記録材に記録すればよい。 インクジェット プリン夕としては、 例えば機械的振動を利用したピエゾ方式のプリン夕ゃ加熱に より生ずる泡を利用したバブルジェット (登録商標) 方式のプリンタ等があげら れる。
本発明のインクジェット記録方法では、 上記の水性インク組成物 (イエロ一) はマゼンタインク組成物、 シアンィンク組成物、 必要に応じ、 ブラックインク組 成物と併用される。 本発明の水性インク組.成物は、 鮮明で、 彩度が高いイェロー色であり、 他のマ ゼン夕、 シアンのインクと共に用いることで、 広い可視領域の色調を色出しする ことができ、 かつ耐光性及び耐水性の優れた既存のマゼン夕、 シアン、 ブラック と共に用いることで耐光性及び耐水性に優れた記録物を得ることができる。
実施例
以下に本発明を更に実施例により具体的に説明する。尚、本文中「部」及び「%」 とあるのは、 特別の記載のない限り質量基準である。
実施例 1
実施例で用いる前記式 (1) 染料 (M = Na) 及び (2) の染料(L=Na)は 各々逆浸透膜 (帝人 (株) 社製) を用いて脱塩処理を行い無機物の含有量を少な くし、 熱風乾燥機にて乾燥した。 式 (1) 及び (2) の無機塩含有量を以下に示 す。
式 (1) 染料の無機塩含有量: 0. 1 %以下 (NaC 1 : 81 3 p pm、 Na2S 04: 173 p pm)
式 (2) 染料の無機塩含有量: 0. 5 %以下 (NaC l : 3600 p pm、 N a2 S 04: 1270 p pm 実施例 2
次に実施例 1の脱塩処理を行った式 (1) 及び (2) の染料をそれぞれ① 8 : 2、 ② 7 : 3、 ③ 6 : 4、 ④ 5 : 5に配合し、 苛性ソーダで p H 9に調製し、 1 0 %染料水溶液を作った。
また比較例として式 (1) の化合物 (比較例 1 ) 及び式 (2) の化合物 (比較例 2) を各々 pH9で 10 %染料水溶液を作った。
ここで、 ①〜④それぞれの 10 %水溶液の調整の方法を説明する。
まず、 実施例 1で得られた無機物の含有量を少なくした式 (1) の化合物を無機 分、 水分を求め、 それを差し引いて 10%水溶液に調整した。 その液を l g抨量 し 500m 1のメスフラスコで調整し更にそれを 1 Om 1メスピぺットで採取 し、 10 Om 1のメスフラスコで調整するという 2段階希釈を行った後、 吸光度 を測定し、 あらかじめ 10%水溶液での吸光度を求めた。 以後逆浸透膜による脱 塩処理後の高濃度溶液を用いて、 同じ希釈方法において先に求めた値になるよう に濃度調節したものを 10%水溶液とした。
尚、 吸光度の測定条件は、 D65光源、 2° 視野、 透過光路長 10mmである。 式 (2) の化合物も同様である。
こうして、 式 (1) 及び式 (2) の 10 %水溶液をそれぞれ作製し、 それぞれの 10%水溶液を① 8 : 2、 ② 7 : 3、 ③ 6 : 4、 ④ 5 : 5に配合した後、 pH9 に調整し本発明の染料液状組成物を調整した。 また比較例用には、 上述した式 (1) 又は式 (2) の 10 %水溶液を単独で各々 pH 9に調整したものである。 実施例 3
実施例 2で作製した染料液状組成物を 0°Cと 15 °Cで各々放置し、 沈殿析出の 有無を観察した。 1か月後の結果を表 1に記載した。
式 (1) :式 (2) 0°Cで放置 15°Cで放置
① 8 : 2 1ヶ月後沈殿析出無 1ヶ月後沈殿析出無
② 7 : 3 1ヶ月後沈殿析出無 1ヶ月後沈殿析出無
③ 6 : 4 1ヶ月後沈殿析出無 1ヶ月後沈殿析出無
④ 5 : 5 1ヶ月後沈殿析出無 1ヶ月後沈殿析出無 比較例 1 10 : 0 20日後沈殿析出 1ヶ月後沈殿析出無 比較例 2 0 : 10 3日後沈殿析出 7日後沈殿析出 更に 1年間試験を続行したところ、 ①から④のすべてにおいて沈殿は析出しな かった。
表 1の結果より式 (1) 及び (2) の化合物を配合した染料組成物は 0〜15 °Cの間で放置したとき沈殿の析出や異物の発生がなく長時間非常に安定であるこ とがわかる。 実施例 4
(A) インクの調製
下記組成の液体を調製し、 0. 45 のメンブランフィルタ一で濾過するこ とにより各インクジェット用水性ィンク組成物を得た。 また水はィォン交換水を 使用した。 尚、 インク組成物の pHが pH=8〜l 0、 総量 100部になるよう に水、 苛性ソーダを加えた。 表 2
上記実施例 2で得られた染料 (色素成分) (固体換算) 2. 0部
イオン交換水 +苛性ソーダ 79. 0部
グリセリン 5 0部
5 0部
N—メチルー 2—ピロリドン 4 0部
I P A (イソプロパノール) 3 0部
プチルカルビトール · 2 0部
L 00 0部
(B) インクジエツ
インクジェットプリンタ (商品名 NE C社 P I CTY 80 L) を用いて、 普 通紙 (プリンタペーパー A 4 TLB 5A4 S (キャノン社製))、 光沢紙 A (プ 口フェツショナルフォトペーパー PR— 101 (キャノン社製))、 光沢紙 B (P M写真用紙 KA420 P SK (エプソン社製)) の 3種の被記録材料にインクジ エツト記録を行った。 本発明の水性イエロ一インク組成物の記録画像の色相、 鮮 明性、 耐光性及び耐水試験結果を表 3に示す。 比較対象として前記式 (1)及び(2) の染料の各々のインク組成物 (式 (1) が比較例 1、 式 (2) が比較例 2) と実際にインクジェット用イェロー色素とし て用いられている C.I. Direct Yellow 132 (比較例 3) を同様のインク組成で調 整したインク組成物の記録画像の色相、 鮮明性、 耐光性及び耐水性試験結果を表 3に示す。また、本発明イエロ一インクの色相及び鮮明性の比較として J NC (社 団法人 日本印刷産業機械工業) の JAPAN Co l o rの標準イェローの力 ラーサンプルの色相及ぴ鮮明性を表 3に示す (紙は Japan Color Standard Pape r)。
(C) 記録画像の評価
1 色相評価
記録画像の色相、 鮮明性:記録紙を GRE TAG S PM50 (GRETAG (株) 製) を用いて測色し、 L* 、 a* 、 b* 値を算出。 色相は JNCの JAP
AN Co l o rの標準イェローのカラ一サンプルとの比較、 鮮明性は C* = ((a* ) 2 + (b* ) 2 ) 1/2で評価した。
2 耐光試験 '
力一ボンアークフェードメーター (スガ試験機社製) を用い、 記録画像に 40 時間照射した。 判定級は、 J I S L—0841に規定されたブル一スケールの 等級に準じて判定するとともに、上記の測色システムを用いて試験前後の色差( Δ
E) を測定した。
3 耐水試験
水を張ったビーカー中に記録紙を入れ、 2分間撹拌した後取り出し風乾し、 試 験前後の変化を J I S変褪色グレースケールで判定するとともに、 上記の測色シ ステムを用いて試験前後の色差を測定した。
4 耐湿試験
光沢紙 A及び Bの試験片を恒温恒湿器 (応用技研産業 (株) 製) を用いて 60 °C、 90 %RHで 20時間放置し、 試験前後の染料のにじみを目視により判定し た。
〇 染料のにじみが小さい。
△ 染料のにじみがやや大きい。
X 染料のにじみが大きい。 表 3
色相 鮮明性 耐光性 耐水性 耐湿性
L* a* b* (C* ) 判定値(ΔΕ) 判定値(ΔΕ)
① (式 (1) :式 (2) = 8 : 2)
普通紙 87.5 3.5 70.3 70.4 2級(23.2) 3級(14.2) 光沢紙 A 90.7 -2.4 90.1 90.1 3 - 4級(13· 5) 5級(1.4) 〇 光沢紙 B 89.5 -3.3 92.1 92.2 3級(19.9) 5級(2.7) 〇
② (式 (1) :式 (2) = 7 : 3)
普通紙 85.9 4.3 70.6 70.7 3級(20.4) 4級(7.0) 光沢紙 A 90.4 -0.9 90.5 90.5 4級(9.6) 5級(0.7) 〇 光沢紙 B 89.0 -1.8 94.3 94.3 3— 4級(15.1) 5級(1.7) 〇
③ (式 (1):式 (2) =6 : 4)
普通紙 86.0 5.3 71.0 71.2 3級(19.8) 4級(9.3) 光沢紙 A 89.8 0.1 88.8 88.8 5級(5.6) 5級(1.0) 〇 光沢紙 B 88.9 -1.6 91.3 91.3 4級(11.7) 5級(2.7) 〇
④ (式 ( 1 ):式 ( 2 ) = 5 : 5 )
普通紙 85.2 8.5 76.5 77.0 3級(18.8) 3級(11.8) 光沢紙 A 89.2 2.5 97.8 97.8 5級(5· 5) 5級(1.9) 〇 光沢紙 B 88.3 0.5 97.4 97.4 4級(11.5) 5級(2.1) 〇 表 3続き 色相 鮮明性 耐光性 耐水性 耐湿性
L* a* b* (C* ) 判定値(ΔΕ) 判定値(ΔΕ) 比較例 1 (式 (1) 単独) 普通紙 88.1 2.4 70.5 70.5 2級(27.7) 3級(10.8) 光沢紙 A 91.1 -2.9 94.3 94.3 3—4級(13.8) 5級(0.9) 〇 光沢紙 B 89.9 -4.1 97.2 97.2 2級(27.7) 5級(2.2) Δ 比較例 2 (式 (2) 単独) 普通紙 84.6 13.2 75.1 76.3 3 - 4級(12.5) 4級(8.9) 光沢紙 A 87.7 7.2 99.8 100.0 5級(4.6) 5級(1.5) 〇 光沢紙 B 86.8 5.1 100.0 100.1 5級(3.3) 5級(2.2) 〇 比較例 3 (C.I. Direct Yellow 132) 普通紙 88.2 2.4 58.7 58.7' 1級(42.6) 1級(42.9) 光沢紙 A 91.6 -4.4 82.6 82.7 1級(28.5) 4級(5· 4) Δ 光沢紙 B 90.5 -5.8 84.3 84.5 1級(34.0) 5級(4.8) X
JNC標準イエロ- 86.5 -6.6 91.1 91.3 表 3から、 比較例 2で示した式 (2) を用いたインク組成物は耐光性及び耐 水性は良好なものの色相が赤味であり J NCの標準イェローから大きくかけ離れ ている。 しかし今回式 (1) を配合した本発明のインク組成物では明らかに J N Cの標準イェローの色相に近似しており、 インクジエツト用イエロ Γンクとし て適していることがわかる。
表 3より、 本発明の染料組成物を用いたインクは、 普通紙や光沢紙での耐水 性が良好で、 特に光沢紙における耐水性は極めて良好である。 又、 耐光性も比較 例 1で示した式 (1) と比べると式 (1) に式 (2) を配合した本発明インク組 成物は向上が見られる。 そして一般的にインクジエツト用イェローとして使用さ れている比較例 3のィンクと比べても耐水性、 耐湿性及び耐光性が非常に優れて いる。
以上のことから本発明染料組成物を用いたイエロ f ンクは使用用途の範囲が 広い非常に優れたインクジエツト用イエロ一インクの作製が可能である。 産業上の利用可能性
本発明の染料組成物は極めて水溶解性に優れ、 また比較的高濃度で作製した染 料組成物であつても 0〜 1 5 ?という厳しい条件下での放置で長時間沈殿や異物 が発生しない。 そしてインク組成物製造過程でのメンブランフィルタ一に対する ろ過性が良好という特徴を有し、 インクジエツト用色素として高濃度のインク作 製が可能である。 さらに、 カラ一バリューも高い。 又、 この染料組成物を使用し た本発明のィンク組成物も長期間保存後の結晶析出、物性変化、色変化等もなく、 貯蔵安定性が良好である。 又、 本発明のインク組成物をインクジェット記録用の イエロ一インクとして使用した印刷物は耐光性、 耐湿性及び耐水性に優れ、 マゼ ンタ、 シアン及びブラック染料と共に用いることで耐光性、 耐湿性及び耐水性に 優れたインクジエツト記録が可能である。 更に印刷面は鮮明で理想に近いイエロ 一色であり、 他のマゼン夕、 シアンのインクと共に用いることで、 広い可視領域 の色調を色出しすることができる。 従って、 本発明のインク組成物はインクジェ ット記録用のイエローインク組成物として極めて有用である。

Claims

ロ 求 の 範 囲 青 . 式 (1 ) 及び (2 )
(式 (1 ) 及び (2 ) 中、 M及び Lは水素原子、 アルカリ金属、 アルカリ土類金 属、 有機ァミンのカチオン又はアンモニゥムイオンをそれぞれ示す)
で表される化合物を含有する染料組成物。
2 . 式 (1 ) で表される化合物を 9 0〜2 0質量%、 式 (2 ) で表される化合物 を 1 0〜8 0質量%含有する染料組成物。
3 . 染料組成物中の無機塩含有量が 1質量%以下である請求の範囲第 1項又は第 2項に記載の染料組成物。
4 . 請求の範囲第 1項又は第 2項に記載の染料組成物を p H 6〜 1 0の範囲で色 素成分 6 ~ 1 5質量%の水溶液に調整した染料液状組成物。
5 . 請求の範囲第 3項に記載の染料組成物を p H 6〜 1 0の範囲で色素成分 6〜 1 5質量%の水溶液に調整した染料液状組成物。
6 . 請求の範囲第 1項又は第 2項に記載の染料組成物を含有することを特徴とす る水性インク組成物。
7 . 水及び有機溶剤を含有する請求の範囲第 6項に記載の水性ィンク組成物。
8 . 請求の範囲第 3項に記載の染料組成物を色素成分で 0 . 1〜2 0質量%、 水 溶性有機溶剤を 5〜6 0質量%、 インク調製剤を 0〜1 0質量%及び残部水から なる水性ィンク組成物
9 . インクジエツト記録用である請求の範囲第 6項に記載の水性インク組成物。
1 0 . インク滴を記録信号に応じて吐出させて被記録材に記録を行うインクジェ ット記録方法において、 インクとして請求の範囲第 6項に記載の水性インク組成 物を使用することを特徴とするィンクジェット記録方法。
1 1 . 被記録材が情報伝達用シートである請求の範囲第 1 0項に記載のインクジ エツト記録方法。
1 2 . 請求の範囲第 9項に記載の水性インク組成物を含む容器が装填されたイン クジエツトプリンタ。
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