WO2004013765A1

WO2004013765A1 - 情報複写装置、情報複写プログラムおよび情報複写方法

Info

Publication number: WO2004013765A1
Application number: PCT/JP2002/007962
Authority: WO
Inventors: Kuniharu Takayama; Yoshiharu Maeda
Original assignee: Fujitsu Limited
Priority date: 2002-08-05
Filing date: 2002-08-05
Publication date: 2004-02-12
Also published as: JPWO2004013765A1

Description

明細書情報複写装置、情報複写プログラムおよび情報複写方法技術分野

この発明は、所定のウィンドウに表示された表示形態の一部または全部をウインドウ上で選択して他のウィンドウに複写する複写操作に応答して、選択部分の表示形態を他のウィンドウに複写する情報複写装置、情報複写プログラムおよび情報複写方法に関し、特に、表示形態の作成に用いられた表示対象データおよび表示形態指定データを複写し、もって複写先での表示形態の変更および表示対象データの再利用を可能とする情報複写装置、情報複写プログラムおよび情報複写方法に関するものである。背景技術

近年、コンピュータシステムが情報を表示する場合に、情報をどのような形態で表示するかを指定する表示形態指定と情報自体を分けて扱うことが広まりつつある。たとえば、文献，， Extensible Stylesheet Language (XSL) 1. 0" ， W3C Re commendation, REC-xsl- 20011015， Oct. 15, 2001には、 XM L (Extensible Mar kup Language) で記述された情報の表示形態を指定する X S L (XML Stylesheet Language) が説明されている。この X S Lは、 X S Lによる記述内容、すなわち表示形態指定を変更することによって、 XMLで記述された同一の情報を様々な表示形態で表示することを可能としている。

し力しながら、 X S Lで記述された表示形態指定を用いて XM Lで記述された情報から作成された表示形態を指定して情報を複写しようとした場合、表示形態だけが複写され、 XMLで記述された情報および X S Lで記述された表示形態指定は複写されず、複写先において情報の再利用や表示形態の変更などができないという問題点があった。従って、この発明は、表示形態の作成に用いられた表示対象データおよび表示形態指定データを複写し、もつて複写先での表示形態の変更および表示対象データの再利用を可能とする情報複写装置、情報複写プログラムおよび情報複写方法を提供することを目的としている。発明の開示

上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明は、所定のウィンドウに表示された表示形態の一部または全部を該ウィンドウ上で選択して他のウィンドゥに複写する複写操作に応答して、選択部分の表示形態を前記他のウィンドウに複写する情報複写装置であって、所定の記憶領域に記憶された表示対象データおよび表示形態指定データに基づいて表示形態データを作成し、該表示形態データに対応する表示形態をウィンドウに表示する表示処理手段と、前記表示処理手段により表示された表示形態の一部または全部を該ウィンドウ上で選択して他のゥィンドウに複写する複写操作がなされた際に、前記表示形態指定データおよび表示対象データを前記他のウィンドウに対応する記憶領域に複写する複写手段と、を備えたことを特数とする。

また、本発明は、所定のウィンドウに表示された表示形態の一部または全部を該ウィンドウ上で選択して他のウィンドウに複写する複写操作に応答して、選択部分の表示形態を前記他のウィンドウに複写する情報複写プログラムであって、所定の記憶領域に記憶された表示対象データおよぴ表示形態指定データに基づレ、て表示形態データを作成し、該表示形態データに対応する表示形態をウィンドウに表示する表示処理手頁と、前記表示処理手順により表示された表示形態の一部または全部を該ウィンドウ上で選択して他のウインドウに複写する複写操作がなされた際に、前記表示形態指定データおよぴ表示対象データを前記他のウィンドゥに対応する記憶領域に複写する複写手順と、をコンピュータで実行することを特徴とする。

また、本発明は、所定のウィンドウに表示された表示形態の一部または全部を該ウインドウ上で選択して他のウィンドウに複写する複写操作に応答して、選択部分の表示形態を前記他のウィンドウに複写する情報複写方法であって、所定の記憶領域に記憶された表示対象データおよび表示形態指定データに基づレ、て表示形態データを作成し、該表示形態データに対応する表示形態をウィンドウに表示する表示処理工程と、前記表示処理工程により表示された表示形態の一部または全部を該ウィンドウ上で選択して他のウィンドウに複写する複写操作がなされた際に、前記表示形態指定データおよび表示対象データを前記他のウィンドウに対応する記憶領域に複写する複写工程と、を含んだことを特徴とする。

かかる発明によれば、所定の記憶領域に記憶された表示対象データおよび表示形態指定データに基づレ、て表示形態データを作成し、表示形態データに対応する表示形態をウィンドウに表示し、表示した表示形態の一部または全部をゥインドゥ上で選択して他のウィンドウに複写する複写操作がなされた際に、表示形態指定データおよび表示対象データを他のウィンドウに対応する記憶領域に複写することとしたので、複写先での表示形態の変更および表示対象データの再利用を可能とすることができる。図面の簡単な説明

第 1図は、本実施の形態 1に係る情報複写の概念を説明するための説明図であり、第 2図は、本実施の形態 1に係る情報複写装置の構成を示す機能プロック図であり、第 3図は、 NVM Lデータの一例を示す図であり、第 4図は、 X S Lデータの一例を示す図であり、第 5図は、第 4図に示した X S Lデータを用いて第 3図に示した NVMLデータを表示した表示形態を示す図であり、第 6図は、第 2図に示した複写元表示処理部の構成を示す機能プロック図であり、第 7図は、表示関係データの一例を示す図であり、第 8図は、第 2図に示した複写部の構成を示す機能ブロック図であり、第 9図は、複写部の処理手順を示すフローチヤ一トであり、第 1 0図は、複写先表示処理部が有する他の X S Lデータの一例を示す図であり、第 1 1図は、第 1 0図に示した X S Lデータを用いて第 3図に示した NVMLデータを表示した場合の表示形態を示す図であり、第 1 2図は、第 3 図に示した N VM Lデータを複写先表示処理部が変換して表示した表示形態を示す図であり、第 1 3図は、本実施の形態 2に係る情報複写の概念を説明するための説明図であり、第 1 4図は、本実施の形態 2に係る複写部の構成を示す機能ブロック図であり、第 1 5図は、複写先表示処理部が S V G形式のデータを表示した表示形態を示す図である。発明を実施するための最良の形態

以下、添付図面を参照して、この発明に係る情報複写装置、情報複写プロダラムおよび情報複写方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。

実施の形態 1 .

まず、本実施の形態 1に係る情報複写の概念について説明する。第 1図は、本実施の形態 1に係る情報複写の概念を説明するための説明図である。同図（a ) に示すように、従来の情報複写では、複写元ウインドウ上に表示された表示形態を指定して複写をおこなうと、複写先ウィンドウには表示形態だけが複写され、表示形態を作り出したもとのデータである表示対象データおよび表示形態指定デ一タは複写されない。したがって、複写先ウィンドウで表示対象データを別の表示形態で表示したり、編集したりすることはできない。

これに対して、同図（b ) に示すように、本実施の形態 1に係る情報複写では、複写元ウィンドウ上に表示された表示形態を指定して複写をおこなうと、表示形態を複写するのではなく、表示形態を作り出したもとのデータである表示対象データおよび表示形態指定データを複写する。そして、複写先で表示形態指定データに基づいて表示対象データから表示形態を作成してウィンドウ上に表示するこのように、本実施の形態 1では、ウィンドウ上に表示された表示形態を指定して複写をおこなうと、ウィンドウ上に表示された表示形態を複写する替わりに、表示対象データおよび表示形態指定データを複写し、もって複写先での表示形態の変更や表示対象データの編集を可能としている。

次に、本実施の形態 1に係る情報複写装置の構成について説明する。第 2図は本実施の形態 1に係る情報複写装置の構成を示す機能プロック図である。同図に示すように、この情報複写装置は、ディスプレイ 1 0と、マウス 2 0と、コンビユータ 2 0 0とを有する。

ディスプレイ 1 0は、複数のウィンドウを表示することができる表示装置であり、ここでは、情報を複写する場合に、複写元のウィンドウと複写先のウィンドゥを表示するために使用される。 - マウス 2 0は、ディスプレイ 1 0の表示画面上の任意の場所を指定する入力装置であり、ここでは、複写元のウィンドウ上に表示された表示形態や複写先のゥインドウなどを指定するために使用される。

コンピュータ 2 0 0は、表示形態の作成や情報の複写などをおこなう装置であり、記憶部 2 1 0と、複写元表示処理部 2 2 0と、複写先表示処理部 2 3 0と、制御部 2 4 0と、を有する。

記憶部 2 1 0は、複写の対象となる表示対象データや表示形態指定データなどを記憶する記憶部であり、 NVMLデータ記憶部 2 1 1と、 X S Lデータ記憶部 2 1 2とを有する。

NVMLデータ記憶部 2 1 1は、表示対象データを記憶する記憶部であり、 N VM Lを用いて作成された NVMLデータを記憶する。ここで、 NVML (NaVi gat ion Markup Language) は、人や車などの移動体の位置や経路を記述するための XM L仕様の言語である。

第 3図は、 NVMLデータの一例を示す図である。 N VMLデータは、基本的には、 navi要素および guide要素の系列から構成され、第 3図は、 navi要素が、 p oint要素、 route要素および info要素から構成されることを示している。 point要素は地点を記述するための要素であり、. route要素は経路を記述するための要素であり、 info要素は案内情報を記述するための要素である。そして、 navi要素を用いると、 point要素に記述された地点および route要素に記述された経路を順に経由し、その地点および経路に到達すれば、それぞれ info要素に記述された案内情報を出力する、といった情報を記述することができる。

X S Lデータ記憶部 2 1 2は、表示形態指定データを記憶する記憶部であり、 X S Lを用いて記述された X S Lデータを記憶する。第 4図は、 X S Lデータの一例を示す図である。同図は、第 3図に示した N VMLデータをテーブル形式で表示する記述を示している。

また、第 5図は、第 4図に示した X S Lデータを用いて第 3図に示した NVM Lデータを表示した表示形態を示す図である。同図に示すように、 NVM Lデータの中の「都営浅草浅草駅」や「雷門」などの point要素が、「都営浅草線の浅草駅から出発しましょう。」や「雷門までが表参道です。交差点の南東角に浅草文化観光センターがあります。」などの info要素とともにテーブル形式で表示されている。

複写元表示処理部 2 2 0は、複写元のウィンドウを表示する処理部であり、たとえば、第 4図に示した X S Lデータを用いて第 3図に示した NVM Lデータから第 5図に示した表示形態をウィンドウ上に表示する。

複写先表示処理部 2 3 0は、複写先のウィンドウを表示する処理部であり、複写先のウィンドウで指定された複写対象の表示形態に対応する NVM Lデータおょぴ X S Lデータを受け取り、これらのデータから作成した表示形態をウィンドゥ上に表示する。

なお、複写元表示処理部 2 2 0および複写先表示処理部 2 3 0はアプリケーシヨンプロセスであり、利用者は、複写元表示処理部 2 2 0がウィンドウ上に表示する表示形態を指定し、複写先表示処理部 2 3 0が表示するウィンドウに複写をおこなう。

制御部 2 4 0は、コンピュータ 2 0 0全体を制御する処理部であり、複写部 2 4 1を有する。この複写部 2 4 1は、複写元表示処理部 2 2 0から複写対象データを受け取り、受け取つた複写対象データを複写先表示処理部 2 3 0へ渡す処理部である。具体的には、制御部 2 4 0はコンピュータ 2 0 0のォペレシステムであり、複写部 241は、オペレーティングシステムの一部として動作する。

次に、複写元表示処理部 220の構成について説明する。第 6図は、第 2図に示した複写元表示処理部 220の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、この複写元表示処理部 220は、 ^^ ¾1]^データ610と、 XSLデータ 620と、表示形態データ作成部 630と、表示形態データ 640と、表示関係データ 650と、表示制御部 660とを有する。

1^¥1^しデータ610は、複写される表示対象データであり、 NVMLデータ記憶部 211から読み出されたデータである。 XS Lデータ 620は、 NVML データ 610とともに複写される表示形態指定データであり、 X S Lデータ記憶部 212から読み出されたデータである。

表示形態データ作成部 630は、 X S Lデータ 620を用いて NVMLデータ 610から表示形態データ 640を作成する処理部であり、表示形態データ 64 0とともに表示関係データ 650を作成する。

表示形態データ 640は、 XS Lデータ 620を用いて NVMLデータ 610 から作成された表示データであり、この表示形態データ 640がウィンドウ上に表示されて表示形態となる。 .

表示関係データ 650は、 N VMLデータ 610、 X S Lデータ 620および表示形態データ 640の関係を示すデータである。第 7図は、表示関係データ 6 50の一例を示す図である。同図に示すように、この表示関係データ 650は、表示形態データ 640を作成するために用いられた NVMLデータ 610および X S Lデータ 620を表示形態データ 640ごとに管理したテーブルである。たとえば、 displ.dspという名前の表示形態データ 640は、 xsll.xslという名前の XSLデータ 620を用いて nvmll.nvmlという名前の NVMLデータ 61 0から作成されたことを示している。また、 disp2.dspという名前の表示形態データ 640は、 xsl2.xslという名前の XS Lデータ 620を用いて nvml2. nvmlという名前の NVMLデータ 610から作成されたことを示している。この表示関係データ 6 5 0力 S、表意形態データ 6 4 0ごとに、表示形態を作成するために用いられた NVMLデータ 6 1 0および X S Lデータ 6 2 0を管理することによって、表示形態から N VMLデータ 6 1 0および X S Lデータ 6 2 0 を得ることができ、表示形態に対する複写指示を NVM Lデータ 6 1 0および X S Lデータ 6 2 0の複写に結びつけることができる。

表示制御部 6 6 0は、表示形態データ 6 4 0を用いてウィンドウ上に表示形態を表示するための制御をおこなう処理部である。また、この表示制御部 6 6 0は、複写部 2 4 1からの問い合わせに対する回答、複写部 2 4 1への NVM Lデータ 6 1 0、 X S Lデータ 6 2 0の引渡しなどをおこなう。

次に、複写部 2 4 1の構成について説明する。第 8図は、第 2図に示した複写部 2 4 1の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、この複写部 2 4 1は、表示形態判定部 8 1 0と、複写対象決定部 8 2 0と、複写制御部 8 3 0 と、データバッファ 8 4 0とを有する。

表示形態判定部 8 1 0は、複写対象として指定された表示形態が X S Lデータ 6 2 0による表示形態指定を有する力否かの判定をおこなう処理部である。具体的には、この表示形態判定部 8 1 0は、複写元表示処理部 2 2 0に表示形態指定の有無を問！/、合わせることによつて判定をおこなう。

複写対象決定部 8 2 0は、複写先表示処理部 2 3 0が X S Lを用いた表示形態指定機能を有するか否かなどを調べ、調べた結果に基づいて複写するデータを決定する処理部である。具体的には、この複写対象決定部 8 2 0は、 X S Lを用いた表示形態指定機能の有無などを複写先表示処理部 2 3 0に問い合わせることによって調查をおこない、複写するデータを決定する。

複写制御部 8 3 0は、複写元表示処理部 2 2 0から複写先表示処理部 2 3 0へのデータの複写をおこなう処理部であり、表示形態判定部 8 1 0の判定結果および複写対象決定部 8 2 0の決定に基づいて対象となるデータの複写をおこなう。すなわち、この複写制御部 8 3 0は、複写対象として指定された表示形態が X S Lデータ 6 2 0による表示形態指定を有する場合には、表示形態ではなく、表示形態に対応する NVMLデータ 6 1 0および X S Lデータ 6 2 0を複写元表示処理部 2 2 0から複写先表示処理部 2 3 0へ複写する。一方、複写対象として指定された表示形態が X S Lデータ 6 2 0による表示形態指定を有しない場合には、表示形態データ 6 4 0を複写元表示処理部 2 2 0から複写先表示処理部 2 3 0へ複写する。 '

データバッファ 8 4 0は、複写制御部 8 3 0がデータを複写する場合に、複写元表示処理部 2 2 0から受け取ったデータを一時的に格納する記憶部であり、複写制御部 8 3 0によって使用される。

次に、複写部 2.4 1の処理手順について説明する。第 9図は、複写部 2 4 1の処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、この複写部 2 4 1は、複写元表示処理部 2 2 0がウィンドウ上に表示している表示形態を利用者がマウス 2 0を用いて選択し、複写を指定すると、マウス 2 0を管理するプロセスから複写元表示処理部 2 2 0の識別子と複写対象として指定された表示形態の識別子を受け取る（ステップ S 9 0 1 ) 。

そして、利用者がマウス 2 0を用いて複写先表示処理部 2 3 0のウィンドウを指定すると、マウス 2 0を管理するプロセスから複写先表示処理部 2 3 0の識別子を受け取る（ステップ S 9 0 2 ) 。

なお、複写元表示処理部 2 2 0の識別子、複写対象として指定された表示形態の識別子および複写先表示処理部 2 3 0の識別子は、複写元表示処理部 2 2 0および複写先表示処理部 2 3 0への問い合わせやデータの授受などに用いられる。そして、複写対象として指定された表示形態が表示形態指定を有するか否かを、表示形態判定部 8 1 0が複写元表示処理部 2 2 0に問い合わせることによって判定し（ステップ S 9 0 3 ) 、表示形態指定を有しない場合には、複写制御部 8 3 0が表示形態を複写して処理を終了する（ステップ S 9 0 9 ) 。

これに対して、表示形態が表示形態指定を有する場合には、複写先表示処理部 2 3 0が X S Lによる表示形態指定機能を有するか否かを、複写対象決定部 8 2 0が複写先表示処理部² 3 0に問い合わせることによって調べ（ステップ S 9 0 4) 、 XS Lによる表示形態指定機能を有しない場合には、ステップ S 908に進んで NVMLデータ 610だけを複写する。

一方、複写先表示処理部 230が XSLによる表示形態指定機能を有する場合には、さちに、複写先表示処理部 230が他の XS Lデータを有する力否かを、複写対象決定部 820が複写先表示処理部 230に問い合わせることによって調ベ（ステップ S 905) 、他の XS Lデータを有しない場合には、複写制御部 8 30が NVMLデータ 610および XS Lデータ 620を複写する（ステップ S 906) 。すなわち、複写制御部 830は、複写元表示処理部 220から表示形態に対応する XS Lデータ 620および NVMLデータ 610を受け取り、複写先表示処理部 230に送る。

これに対して、複写先表示処理部 230が他の XSLデータを有する場合には、利用者に対して XSLデータ 620を複写するか否かを問い合わせ（ステップ S 907) 、利用者が X S Lデータ 620の複写を選択した場合には、複写制御部 830が NVMLデータ 610および XS Lデータ 620を複写する（ステツプ S 906) 。一方、利用者が XS Lデータ 620の複写を選択しなかった場合には、複写制御部 830が NVMLデータ 610だけを複写する（ステップ S 9 08) 。すなわち、複写制御部 830は、複写元表示処理部 220から表示形態に対応する NVMLデータ 610を受け取り、複写先表示処理部 230に送る。なお、複写先表示処理部 230は、 NVMLデータ 610および XS Lデータ 620を受け取った場合には、受け取った X S Lデータ 620を用いて NVML データ 610から表示形態データおよび表示関係データを作成し、作成した表示形態データを用いて表示形態をウィンドウ上に表示する。また、他の XSLデータを既に有し、 NVMLデータ 610だけを受け取った場合には、その XSLデータを用いて NVMLデータ 610から表示形態データおょぴ表示関係データを作成し、作成した表示形態データを用いて表示形態をウィンドウ上に表示する。第 10図は、複写先表示処理部 230が有する他の X S Lデータの一例を示す図である。また、第 11図は、第 10図に示した XSLデータを用いて第 3図に示した NVMLデータ 610を表示した表示形態を示す図である。第 11図は、 XS Lデータを替えることによって、同じ NVMLデータ 610を第 5図とは異なる表示形態で表示できることを示している。すなわち、複写部 241は、表示形態を指定した複写の場合でも、表示形態ではなく、表示形態に対応する NVM Lデータ 6 10を複写するため、複写先表示処理部 230において別の表示形態で NVMLデータ 610を表示することが可能となる。

また、第 12図は、第 3図に示した NVMLデータ 610を複写先表示処理部 230が変換して表示した表示形態を示す図である。同図に示すように、複写部 241は、 X S Lによる表示形態指定機能がない場合でも、表示形態ではなく、表示形態に対応する NVMLデータ 610を複写するため、アプリケーションが NVMLデータ 6 10を編集して表示することが可能となる。

上述したように、本実施の形態 1では、利用者がマウス 20を用いて指定した複写対象の表示形態を複写するのではなく、表示形態の作成に用いられた NVM Lデータ 6 10および X S Lデータ 620を、複写部 241が複写元表示処理部 220から複写先処理部 230に複写することとしたので、複写先処理部 230 が同一の NVMLデータ 610を他の XS Lデータを用いて表示したり、アプリケーシヨンが NVMLデータ 610を処理して別の表現形態で表示したりすることができる。

実施の形態 2. .

ところで、上記実施の形態 1では、複写先処理部 230が XSLによる表示形態指定機能を有しないときに、アプリケーションが NVMLデータ 610を処理して表示する場合について説明したが、アプリケーションが扱うデータ形式がわ力つている場合には、そのデータ形式に NVMLデータ 610を変換して複写することができる。そこで、本実施の形態 2では、データ形式を自動的に変換して N VMLデータ 610を複写する情報複写装置について説明する。

まず、本実施の形態 2に係る情報複写の概念について説明する。第 13図は、本実施の形態 2に係る情報複写の概念を説明するための説明図である。同図に示すように、この情報複写では、複写先ウィンドウは、 X S Lによる表示形態指定機能を有しない。し力し、この複写先ウィンドウは、 S V G (Scalable Vector Graphics) 形式のデータは表示することができる。そこで、この情報複写では、表示形態に対応する NVMLデータ 6 1 0を単に複写するだけでなく、 NVM L データ 6 1 0を S V G形式に変換して複写する。

このように、本実施の形態 2に係る情報複写では、複写先ウィンドウで表示できるデータ形式を判定し、 NVM Lデータ 6 1 0を自動的に複写先のデータ形式に変換することによって、複写先ウィンドウは、複写された表示対象データに対して表示のための変換処理をする必要がなく、そのままウィンドウ上に表示することができる。

次に、本実施の形態 2に係る情報複写装置の構成について説明する。なお、本実施の形態 2に係る情報複写装置の構成は、複写部の構成だけが上記実施の形態 1で説明した情報複写装置と異なるので、複写部の構成について説明する。第 1 4図は本実施の形態 2に係る情報複写装置の複写部の構成を示す機能プロック図である。また、ここでは説明の便宜上、第 8図に示した各部と同様の役割を果たす機能部については同一符号を付すこととしてその詳細な説明を省略する。同図に示すように、この複写部 1 4 1 0は、表示形態判定部 8 1 0と、複写対象決定部 8 2 0と、複写制御部 8 3 0と、データバッファ 8 4 0にカ卩えて変換部 1 4 1 1を有する。

変換部 1 4 1 1は、 NVMLデータ 6 1 0を複写元表示処理部 2 2 0から複写先表示処理部 2 3 0へ複写する場合に、複写先表示処理部 2 3 0が表示できるデータ形式に変換する処理部である。この変換部 1 4 1 1が複写するデータの形式を変換することによって、複写部 1 4 1 0は、 NVM Lデータ 6 1 0を複写先表示処理部 2 3 0で表示できるデータ形式に変換して複写することができる。第 1 5図は、複写先表示処理部 2 3 0が S V G形式のデータを表示した表示形態を示す図である。同図は、第 3図に示した NVM Lデータ 6 1 0を複写部 1 4 1 0が S V G形式のデータに変換して複写先処理部 2 3 0に複写し、複写先表示処理部 2 3 0が S VG形式のデータから表示した表示形態を示している。

上述したように、本実施の形態 2では、複写部 1 4 1 0が NVMLデータ 6 1 0を複写する場合に、 S V G形式のデータに自動的に変換して複写することとしたので、複写先処理部 2 3 0は複写されたデータをそのまま利用して表示することができる。

以上説明したように、本発明によれば、所定の記憶領域に記憶された表示対象データおよぴ表示形態指定データに基づレ、て表示形態データを作成し、表示形態データに対応する表示形態をウィンドウに表示し、表示した表示形態の一部または全部をウィンドウ上で選択して他のウィンドウに複写する複写操作がなされた際に、表示形態指定データおょぴ表示対象データを他のウィンドウに対応する記憶領域に複写することとしたので、複写先での表示形態の変更および表示対象デ一タの再利用を可能とすることができるという効果を奏する。

また、本発明によれば、複写先が表示形態指定データおよび表示対象データに基づいて表示形態を作成する機能を有しない場合に、表示対象データを複写先が表示できるデータ形式に自動的に変換して複写することとしたので、複写先は、複写されたデータをそのまま利用して表示することができるという効果を奏する

産業上の利用可能性

以上のように、本発明に係る情報複写装置、情報複写プログラムおよび情報複写方法は、表示形態指定データに基づいて表示される表示対象データを複写して別の表示形態で表示したり、再利用したりするコンピュータシステムに適している。

Claims

請求の範囲

1 . 所定のウィンドウに表示された表示形態の一部または全部を該ウィンドウ上で選択して他のウィンドウに複写する複写操作に応答して、選択部分の表示形態を前記他のウィンドウに複写する情報複写装置であって、

所定の記憶領域に記憶された表示対象データおよび表示形態指定データに基づいて表示形態データを作成し、該表示形態データに対応する表示形態をウィンドゥに表示する表示処理手段と、

前記表示処理手段により表示された表示形態の一部または全部を該ウィンドウ上で選択して他のウィンドウに複写する複写操作がなされた際に、前記表示形態指定データおよび表示対象データを前記他のウィンドウに対応する記憶領域に複写する複写手段と、

を備えたことを特徴とする情報複写装置。

2 . 表示形態指定データおよび表示対象データに基づ！/、て表示形態を作成する機能を前記他のウィンドウに対応する複写先が有する力否かを判定する表示形態指定機能有無判定手段をさらに備え、前記複写手段は、前記複写先が前記機能を有する場合にだけ前記表示形態指定データを複写することを特徴とする請求の範囲第 1項に記載の情報複写装置。

3 . 前記複写先が表示形態指定データを有するカゝ否かを判定する表示形態指定データ有無判定手段と、前記表示形態指定データ有無判定手段が表示形態指定データを有すると判定した場合に、利用者に前記表示形態指定データの複写をおこなう力、否かの選択を依頼する選択依頼手段とをさらに備え、前記複写手段は、利用者が前記複写をおこなう選択をした場合にだけ前記表示形態指定データを複写することを特徴とする請求の範囲第 2項に記載の情報複写装置。

4 . 前記表示形態指定機能有無判定手段が複写先は前記機能を有しなレ、と判定した場合に、該複写先が表示可能な形式に前記表示対象データを変換する変換手段をさらに備え、前記複写手段は、前記変換手段により変換された表示対象データを複写することを特徴とする請求の範囲第 2項に記載の情報複写装置。

5 . 選択された表示形態が、表示形態指定データおよび表示対象データから作成されたものであるか否かを判定する表示形態判定手段をさらに備え、前記複写手段は、選択された表示形態が表示形態指定データおよぴ表示対象データから作成された場合にだけ該表示形態指定データを複写することを特徴とする請求の範囲第 1項〜第 4項のいずれか一つに記載の情報複写装置。

6 . 前記表示形態指定データは X S Lを用レ、て作成され、前記表示対象デ一タは XM Lを用いて作成されたことを特徴とする請求の範囲第 1項〜第 4項のいずれカ一つに記載の情報複写装置。

7 . 前記表示対象データは、移動体の位置や経路を記述するための XM L仕様の言語である N VM Lを用いて作成されたことを特徴とする請求の範囲第 6項に

8 . 所定のウィンドウに表示された表示形態の一部または全部を該ウィンドウ上で選択して他のウィンドウに複写する複写操作に応答して、選択部分の表示形態を前記他のウィンドウに複写する情報複写プログラムであって、

所定の記憶領域に記憶された表示対象データおよび表示形態指定データに基づレ、て表示形態データを作成し、該表示形態データに対応する表示形態をウィンドゥに表示する表示処理手順と、

前記表示処理手順により表示された表示形態の一部または全部を該ウィンドウ上で選択して他のウィンドウに複写する複写操作がなされた際に、前記表示形態指定データおよび表示対象データを前記他のウィンドウに対応する記憶嶺域に複写する複写手 j噴と、

をコンピュータで実行することを特徴とする情報複写プログラム。

9 . 表示形態指定データおよび表示対象データに基づいて表示形態を作成する機能を前記他のウィンドウに対応する複写先が有する力、否かを判定する表示形態指定機能有無判定手順をさらにコンピュータで実行し、前記複写手順は、前記複写先が前記機能を有する場合にだけ前記表示形態指定データを複写することを特徴とする請求の範囲第 8項に記載の情報複写プログラム。

1 0 . 前記複写先が表示形態指定データを有するカゝ否かを判定する表示形態指定データ有無判定手順と、前記表示形態指定データ有無判定手順が表示形態指定データを有すると判定した場合に、利用者に前記表示形態指定データの複写をおこなうか否かの選択を依頼する選択依頼手順とをさらにコンピュータで実行し、前記複写手順は、利用者が前記複写をおこなう選択をした場合にだけ前記表示形態指定データを複写することを特徴とする請求の範囲第 9項に記載の情報複写プログラム。

1 1 . 前記表示形態指定機能有無判定手順が複写先は前記機能を有しないと判定した場合に、該複写先が表示可能な形式に前記表示対象データを変換する変換手順をさらにコンピュータで実行し、前記複写手順は、前記変換手順により変換された表示対象データを複写することを特徴とする請求の範囲第 9項に記載の情報複写プログラム。

1 2 . 選択された表示形態が、表示形態指定データおよび表示対象データから作成されたものであるか否かを判定する表示形態判定手順をさらにコンピュータで実行し、前記複写手順は、選択された表示形態が表示形態指定データおよび表示対象データから作成された場合にだけ該表示形態指定データを複写することを特徴とする請求の範囲第 8項〜第 1 1項のいずれか一つに記載の情報複写プログラム。

1 3 . 前記表示形態指定データは X S Lを用いて作成され、前記表示対象データは XM Lを用レ、て作成されたことを特徴とする請求の範囲第 8項〜第 1 1項のいずれか一つに記載の情報複写：

1 4 . 前記表示対象データは、移動体の位置や経路を記述するための XML仕様の言語である NVMLを用いて作成されたことを特徴とする請求の範囲第 1 3 項に記載の情報複写プログラム。

1 5 . 所定のウィンドウに表示された表示形態の一部または全部を該ウインドゥ上で選択して他のウィンドウに複写する複写操作に応答して、 .選択部分の表示形態を前記他のウィンドウに複写する情報複写方法であって、

所定の記憶領域に記憶された表示対象データおよび表示形態指定データに基づいて表示形態データを作成し、該表示形態データに対応する表示形態をウィンドゥに表示する表示処理工程と、

前記表示処理工程により表示された表示形態の一部または全部を該ウィンドウ上で選択して他のウィンドウに複写する複写操作がなされた際に、前記表示形態指定データおよび表示対象データを前記他のウィンドウに対応する記憶領域に複写する複写工程と、を含んだことを特徴とする情報複写方法。

1 6 . 表示形態指定データおよび表示対象データに基づいて表示形態を作成する機能を前記他のウィンドウに対応する複写先が有する力、否かを判定する表示形態指定機能有無判定工程をさらに含み、前記複写工程は、前記複写先が前記機能を有する場合にだけ前記表示形態指定データを複写することを特徴とする請求のの範囲第 1 5項に記載の情報複写方法。

1 7 . 前記複写先が表示形態指定データを有するか否かを判定する表示形態指定データ有無判定工程と、前記表示形態指定データ有無判定工程が表示形態指定データを有すると判定した場合に、利用者に前記表示形態指定データの複写をおこなうか否かの選択を依頼する選択依頼工程とをさらに含み、前記複写工程は、利用者が前記複写をおこなう選択をした場合にだけ前記表示形態指定データを複写することを特徴とする請求の範囲第 1 6項に記載の情報複写方法。

1 8 . 前記表示形態指定機能有無判定工程が複写先は前記機能を有しないと判定した場合に、該複写先が表示可能な形式に前記表示対象データを変換する変換工程をさらに含み、前記複写工程は、前記変換工程により変換された表示対象データを複写することを特徴とする請求の範囲第 1 6項に記載の情報複写方法。

1 9 . 選択された表示形態が、表示形態指定データおよぴ表示対象データから作成されたものである力否かを判定する表示形態判定工程をさらに含み、前記複写工程は、選択された表示形態が表示形態指定データおよぴ表示対象データから作成された場合にだけ該表示形態指定データを複写することを特徴とする請求の範囲第 1 5項〜第 1 8項のいずれか一つに記載の情報複写方法。

2 0 : 前記表示形態指定データは X S Lを用いて作成され、前記表示対象データは XMLを用いて作成されたことを特徴とする請求の範囲第 1 5項〜第 1 8項のいずれか一つに記載の情報複写方法。 2 1 . 前記表示対象データは、移動体の位置や経路を記述するための XM L仕様の言語である N VM Lを用レ、て作成されたことを特徴とする請求の範囲第 2 0 項に記載の情報複写方法。