WO2003092036A1 - Ecran a excitation par faisceau electronique, espaceur de verre utilise avec ledit ecran - Google Patents

Ecran a excitation par faisceau electronique, espaceur de verre utilise avec ledit ecran Download PDF

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electron beam
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spacer
glass spacer
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Kazunori Hatakeyama
Masahiro Morishita
Toshiaki Mizuno
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Nippon Sheet Glass Co., Ltd.
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    • H01J31/00Cathode ray tubes; Electron beam tubes
    • H01J31/08Cathode ray tubes; Electron beam tubes having a screen on or from which an image or pattern is formed, picked up, converted, or stored
    • H01J31/10Image or pattern display tubes, i.e. having electrical input and optical output; Flying-spot tubes for scanning purposes
    • H01J31/12Image or pattern display tubes, i.e. having electrical input and optical output; Flying-spot tubes for scanning purposes with luminescent screen
    • H01J31/123Flat display tubes
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
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    • H01J2329/863Spacing members characterised by the form or structure
    • H01J2329/8635Spacing members characterised by the form or structure having a corrugated lateral surface

Definitions

  • the dimensional accuracy and surface roughness of the glass spacer produced by the above-mentioned heating and stretching method were not always sufficient in the performance of the electron beam excited display panel.
  • the glass spacer is a member that is inserted between the front plate and the back plate as an atmospheric pressure support member. If the glass spacer has poor dimensional accuracy, the glass spacer is shaded on the electronic excitation display panel. In addition, the glass spacer causes a decrease in the strength of the electron-beam-excited display panel due to insufficient contact surfaces with the front and back plates. Furthermore, the assemblability is reduced during the manufacture of the electron beam excited display panel, and the surface roughness of the glass spacer is large. At the same time, cracks were liable to occur, causing a decrease in the intensity of the electron beam excitation display panel.
  • the second aspect it is possible to prevent a decrease in the intensity of the electron beam excitation display panel, and to prevent a shadow on the electron beam excitation display panel and a decrease in saturation. it can.
  • each of the top and bottom surfaces of the glass spacer is planar.
  • FIG. 8A is a diagram showing a state of occurrence of chipping of the glass spacer 4
  • FIG. 8B is a diagram showing a first example of a method of measuring chipping in FIG. 8A.
  • FIGS. 13A to 13G are diagrams showing modified examples of the shape example of the glass spacer in FIGS. 11A to 11D.
  • At least one of the glass spacers 4 arranged on the flat-type electron beam excitation display panel is a seamless integral body.
  • a flat electron beam 'excitation display panel to which the glass spacer 4 is applied is large, and specifically, the screen size is about 20 inches to 50 inches.
  • the glass spacer 61 generally has an aspect ratio (height Z maximum width ratio) of 4 to 50 as in the above-described first embodiment of the present invention. You.

Description

明 細 黉 電子線励起ディ ス プレイパネル、 及び該ディ ス プレイパネルに
用いられる ガラススぺ一サ 技術分野
本発明は、 電子線励起ディ ス プレイパネル、 及び該ディ ス プレイパネ ルに用いられるガラススぺーサに関する。 背景技術
大き く て重いブラ ウ ン管に代わる薄型で軽い、 いわゆる フラ ッ ト 型デ ィ'スプレイ と しては、 自発光式のフ ラ ッ ト型の電子線励起ディ スプレイ があ り 、 このディ スプレイ は、 電子線源よ り 放出される電子ビーム を蛍 光体に照射して蛍光を発生させる こ と によ り 画像を形成する (例えば、 特開平 7 — 2 3 0 7 7 6号公報) 。
一般に、 フラ ッ ト型電子線励起ディ スプレイパネルは、 内面に画像形 成部材が設けられた前面板を形成するガラ ス基板と、 電子放出素子群を 搭載し背面板を形成するガラス基板と を備える。 画像形成部材は、 電子 放出素子からの電子ビームが照射されて発光する蛍光体を有する。 前面 板と背面板と は、 支持枠を介して互いに気密的に接合されて支持枠と共 に気密の耐大気圧構造をなす真空容器を形成する。
このよ う なフラ ッ ト型電子線励起ディ スプレイノ、'ネルにあっ ては、 真 空容器内に電子ビーム を蛍光体にあてて画像を形成するため、電子線源、 蛍光体、 その他の構成部品が作り込まれ、 例えば真空容器内は、 約 1 . 3 3 1 0 - 3 P a (約 1 0 — 5 t o r r ) 以下の真空雰囲気に保持され るので、 ディ ス プレイ の表示画面が大き く なる に従って、 真空容器内部 と外部の気圧差によ り前面板と背面板が変形又は接触する場合があ り 、 この変形又は接触を防止して前面板と背面板との間隔を一定に保っため に、 前面板と背面板間には大気圧支持部材と して複数のガラススぺーサ が揷入される。 各ガラススぺ一ザの側面は通常平行平面状である。
このガラススぺ一サは、 その断面形状とほぼ相似形の断面形状の母材 ガラスを加熱しつつ延伸 し、 次いで、 延伸ガラス をカ ッ ター等によ り所 望の長さに切断する加熱延伸法によ り 製造される。 この加熱延伸法は、 機械加工法や注型法、 押出 し法と比べて、 作製工程の簡易さ、 ガラ スス ぺーサのチ ッ ビングや欠けを低減でき る点で優れている。 また、 機械加 工法や注型法、 押出 し法では、 ガラススぺーサのチッ ビング等を低減す るためには、 ガラススぺ一サに対して研磨等の加工処理が必要であ り 、 コス ト高と なる。
また、 電子線励起ディ ス プレイパネルの組立ては、 電子放出素子を搭 載した背面板の上にガラススぺ一サを封着用 フ リ ッ ト を介して所定のピ ツチで並べて接着した上で、 支持枠やガラススぺーサに前面板を封着用 フ リ ッ ト を用いて接着 し、 約 4 0 0 〜 5 0 0 で焼成による熱処理を施 すこ と によ り行われる。
しかしながら、 上記加熱延伸法によ り作製されたガラススぺーサは、 その寸法精度及び表面粗さが必ずしも電子線励起ディ ス プレイパネルの 性能等において十分ではなかった。 ガラススぺ一サは上述する よ う に、 前面板及び背面板の間に大気圧支持部材と して挿入される部材であ り 、 ガラススぺーザの寸法精度が悪いと、 電子励起ディ スプレイパネル上に 影を発生させた り彩度を.低下させ、 また、 ガラススぺーサは、 前面板及 び背面板との接触面が十分に得られずに電子線励起ディ スプレイパネル の強度低下を引 き起こ し、 さ らに、 電子線励起ディ スプレイパネルの製 造時において組立て性を低下させ、 またガラススぺーザの表面粗さが大 きい と、 ク ラ ッ クが発生し易 く な り電子線励起ディ スプレイパネルの強 度低下を引 き起こ していた。
また、 上記加熱延伸法によ り作製されたガラススぺ一サは、 カ ッ ター 等に よ り 切断する と、 その切断端面にチッ ビングが発生し、 このチ ッ ピ ングはガラススぺーサの強度を低下させ、 電子線励起ディ スプレイパネ ルの強度を低下させる。
また、 従来のガラススぺーサはその側面が平行平面状であるので、 母 材ガラスの加熱延伸時に冷却が十分に行えず、 表面強度の向上が困難で あ り 、 電子線励起ディ ス プレイパネルの強度の向上が困難であった。 また、 ガラススぺーサは、 ガラススぺ一サの横中心面や幅中心面に対 する傾斜角度が必ずしも 9 0 ° に成形できず、 8 5 ° 未満であるか又は 1 0 5 ° を超える場合があ り 、 その場合にはガラススぺーサの角が欠け 易 く なる。
本発明の第 1 の目的は、 電子線励起ディ ス プレイパネルの強度の低下 を防止する こ とができ、 電子線励起ディ スプレイパネル上の影の発生及 び彩度の低下を防止する こ とができ る電子線励起ディ ス プレイパネル及 び該電子線励起デイ ス プレイパネルに用いられるガラススぺーサを提供 する こ と にある。
本発明の第 2 の目的は、 ガラススぺ一サ強度の低下を防止する こ とが でき 、 も って電子線励起ディ ス プレイパネルの強度の低下を防止する こ とができ る電子線励起ディ スプレイパネル及ぴ該電子線励起ディ ス プレ イ ノ ネルに用いられるガラススぺ一サを提供するこ と にある。
本発明の第 3 の目的は、 母材ガラスの加熱延伸時に冷却を効率よ く 行 つてガラススぺーサの表面強度の向上を図る こ とができ 、 も って電子線 励起ディ スプレイパネルの強度の向上を図る こ とができ る電子線励起デ イ ス ブレイパネル及び該電子線励起デイ スプレイパネルに用い られるガ ラススぺーサを提供する こ と にある。
本発明の第 4の目的は、 ガラススぺ一サの角部の欠けを防止でき 、 も つて電子線励起ディ スプレイパネルの強度を維持する こ とができ る電子 線励起ディ スプレイパネル及び該電子線励起ディ スプレイパネルに用い られるガラススぺーサを提供する こ と にある。 発明の開示
上記第 1 の目的を達成するために、 本発明の第 1 の態様によれば、 一 対のガラス基板と、 該一対のガラ ス基板同士を気密に接合する支持部材 と、 前記一対のガラス基板間に平行に介装された複数のガラススぺ一サ と を備え、 前記一対のガラス基板、 前記支持部材、 及び前記ガラス スぺ ーサが協働して気密の真空容器を構成する電子線励起ディ スプレイパネ ルにおいて、 前記ガラススぺ一サは、 その断面形状が略矩形であ り 、 そ の断面形状高さの目標寸法に対する誤差が 1 0 %以下である こ と を特徴 とする電子線励起デイ スプレイパネルが提供される。
本第 1 の態様によれば、 ガラススぺ一サにかかる荷重を均一に分散さ せる こ と によ り ガラススぺ一サの破損を防止する こ とができ、 も って電 子線励起ディ スプレイパネルの強度低下を防止する こ とができ、 且つ電 子線励起ディ スプレイパネル上の影の発生及び彩度の低下を防止する こ とができ る。
好ま し く は、 前記ガラ ススぺーサは、 前記断面形状高さの目標寸法に 対する誤差が 1 . 5 %以下である。 これによ り 、 上述の効果を確実に奏 する こ とができ る。
よ り好ま し く は、 前記ガラススぺ一サは、 前記断面形状高さの目標寸 法に対する誤差が 0 . 5 %以下である。 これによ り 、 上述の効果を よ り 確実に奏する こ とができ る。 上記第 1 の目的を達成するために、 本発明の第 2 の態様によれば、 一 対のガラス基板と、 該一対のガラス基板同士を気密に接合する支持部材 と、 前記一対のガラス基板間に平行に介装された複数のガラススぺ一サ と を備え、 前記一対のガラス基板、 前記支持部材、 及び前記ガラススぺ ーサが協働して気密の真空容器を構成する電子線励起ディ ス プレイパネ ルにおいて、 前記ガラススぺ—サは、 その断面形状が略矩形であ り 、 断 面形状幅の目標寸法に対する誤差が 1 5 %以下であるこ と を特徴とする 電子線励起ディ ス プレイパネルが提供される。
本第 2 の態様によれば、 電子線励起デイ スブレイパネルの強度低下を 防止する こ とができ、 且つ電子線励起ディ スプレイパネル上の影の発生 及び彩度の低下を防止する こ とができ る。
好ま し く は、 前記ガラススぺ一サは、 前記断面形状幅の目標寸法に対 する誤差が 1 0 %以下である。 これに よ り 、 上述の効果を確実に奏する こ とができ る。
よ り 好ま し く は、 前記ガラススぺ一サは、 前記断面形状幅の目標寸法 に対する誤差が 5 %以下である。 これによ り 、 上述の効果を よ り確実に 奏する こ とができ る。
上記第 1 の目的を達成するために、 本発明の第 3 の態様によれば、 一 対のガラス基板と、 該一対のガラス基板同士を気密に接合する支持部材 と、 前記一対のガラス基板間に平行に介装された複数のガラススぺ一サ と を備え、 前記一対のガラス基板、 前記支持部材、 及び前記ガラススぺ ーサが協働 して気密の真空容器を構成する電子線励起ディ ス プレイパネ ルにおいて、 前記ガラススぺ一サは、 その断面形状が略矩形であ り 、 そ の長手方向長さ に対する断面形状の高さ方向の反 り が 2 . 5 %以下であ る こ と を特徴とする電子線励起ディ スブレイパネルが提供される。
本第 3 の態様によれば、 電子線励起ディ ス プレイ パネルの強度低下を 防止する こ とができ、 且つ電子線励起ディ ス プレイパネル上の影の発生 及び彩度の低下を防止する こ とができ る。
好ま し く は、 前記ガラススぺーサは、 前記断面形状の高さ方向の反り が 0 . 5 %以下である。 これによ り 、 上述の効果を確実に奏する こ とが でき る。
上記第 1 の目的を達成するために、 本発明の第 4 の態様によれば、 一 対のガラス基板と、 該一対のガラ ス基板同士を気密に接合する支持部材 と、 前記一対のガラス基板間に平行に介装された複数のガラススぺ一サ と を備え、 前記一対のガラス基板、 前記支持部材、 及び前記ガラススぺ ーサが協働して気密の真空容器を構成する電子線励起ディ スプレイパネ ルにおいて、 前記ガラススぺーサは、 その断面形状が略矩形であ り 、 そ の長手方向長さ に対する断面形状の幅方向の反り が 1 %以下である こ と を特徴とする電子線励起デイ スブレイパネルが提供される。
本第 4 の態様によれば、 電子線励起ディ スブレイパネルの強度低下を 防止する こ とができ、 且つ電子線励起ディ ス プレイパネル上の影の発生 及び彩度の低下を防止する こ とができ る。
好ま し く は、 前記ガラススぺ一サは、 前記断面形状の幅方向の反 り が 0 . 5 %以下である。 これによ り 、 上述の効果を確実に奏する こ とがで き る。
上記第 1 の目的を達成するために、 本発明の第 5 の態様によれば、 一 対のガラス基板と、 該一対のガラ ス基板同士を気密に接合する支持部材 と、 前記一対のガラス基板間に平行に介装された複数のガラススぺーサ と を備え、 前記一対のガラス基板、 前記支持部材、 及び前記ガラススぺ —サが協働して気密の真空容器を構成する電子線励起ディ ス プレイパネ ルにおいて、 前記ガラススぺ一サは、 その表面の中心線平均粗さが 1 . 5 Λ πι以下である こ と を特徴とする電子線励起ディ スプレイパネルが提 供される。
本第 5 の態様によれば、 ガラススぺーサの強度の低下を防止する こ と ができ、 も って電子線励起ディ ス プレイパネルの強度低下を防止する こ とができ る。
好ま し く は、 前記ガラススぺ一サは、 前記中心線平均粗さが 0 . μ m以下である。 これによ り 、 上述の効果を確実に奏する こ とができ る。
よ り 好ま し く は、 前記ガラススぺーサは、 前記中心線平均粗さが 0 . 3 // m以下である。 これによ り 、 上述の効果をよ り確実に奏するこ とが でき る。
上記第 1 の目的を達成するために、 本発明の第 6 の態様によれば、 上 記第 1 乃至 5 のいずれかの態様に係る電子線励起ディ スプレイパネルに 用いられるガラススぺーサが提供される。
好ま し く は、 前記ガラススぺーサは継ぎ目のない一体物である。
上記第 2 の目的を達成するために、 本発明の第 7 の態様によれば、.一 対のガラ ス基板と、 該一対のガラス基板同士を気密に接合する支持部材 と、 前記一対のガラス基板間に平行に介装された複数のガラススぺーサ と を備え、 前記一対のガラス基板、 前記支持部材、 及び前記ガラススぺ ーサが協働して気密の真空容器を構成する電子線励起ディ スプレイパネ ルにおいて、 前記ガラススぺ一サは、 その切断された端面に発生するチ ッ ビ ングの最大長さが 0 . 2 m m以下である こ と を特徴とする電子線励 起ディ スプレイパネルが提供される。
本第 7 の態様によれば、 ガラススぺ一サの強度低下を防止するこ とが でき、 も って電子線励起ディ ス プレイ パネルの強度低下を防止する こ と ができ る。
好ま し く は、 前記ガラススぺーサは、 前記チッ ビングの最大長さが 0 . l m m以下である。 これによ り 、 上述の効果を確実に奏する こ とができ る。
よ り好ま し く は、 前記ガラススぺーサは、 前記チッ ビングの最大長さ が 0 . 0 6 m m以下である。 これによ り 、 上述の効果を よ り確実に奏す る こ とができ る。
上記第 2 の目的を達成するために、 本発明の第 8 の態様によれば、 上 記第 7 の態様に係る電子線励起ディ スプレイパネルに用いられる ガラス スぺ一サが提供される。
上記第 3 の目的を達成するために、 本発明の第 9 の態様によれば、 一 対のガラス基板と、 該一対のガラス基板同士を気密に接合する支持部材 と、 前記一対のガラス基板間に平行に介装された複数のガラススぺーサ と を備え、 前記一対のガラス基板、 前記支持部材、 及び前記ガラススぺ ーサが協働して気密の真空容器を構成する電子線励起ディ ス プレイパネ ルにおいて、 前記ガラススぺ一サは、 略矩形断面形状を有し、 前記断面 形状の側辺長さが前記断面形状の高さ よ り長いこ と を特徴とする電子線 励起ディ ス プレイパネルが提供される。
本第 9 の態様によれば、 ガラススぺ一サの側面の面積が増大し、 母材 ガラスの加熱延伸時に冷却を効率よ く 行ってガラススぺーサの表面強度 の向上を図る こ とができ、 も っ て電子線励起ディ スプレイパネルの強度 の向上を図る こ とができ る。
好ま し く は、 前記ガラススぺーサは、 前記断面形状の側辺が曲線状で ある。
よ り 好ま し く は、 前記ガラススぺーサは、 前記断面形状の側辺が凹状 である。 これによ り 、 ガラススぺ一サの頂部及び底部を張り 出させる こ とができ、 も って前面板や背面板との接着面積の増大によ り ガラススぺ —サの接着性を向上させる こ とができ る。
また、 よ り好ま し く は、 前記ガラススぺーサは、 前記断面形状の側辺 が凸状である。 これによ り 、 ガラススぺーサの曲げ強度を向上させる こ とができ、 も って電子線励起ディ スプレイパネルの強度の向上を図る こ とができ る。
また、 好ま し く は、 前記ガラススぺ一サは、 前記断面形状の側辺が山 形凸状である。
また、 好ま し く は、 前記ガラススぺ一サは、 前記断面形状の側辺が段 付き凸状である。
また、 好ま し く は、 前記ガラススぺ一サは、 前記断面形状の側辺が傾 斜している。
また、 好ま し く は、 前記ガラススぺーサは、 前記断面形状の側辺が凹 凸状である。 これによ り 、 電子放出素子から放出された電子が帯電 した ガラススぺ一サに衝突した際に該電子を捕捉する こ とができ る。
よ り 好ま し く は、 前記ガラススぺーサは、 その頂面及び底面の各々が 平面状である。
更に好ま し く は、前記ガラススぺ一サは、前記頂面及び前記底面の各々 が凹凸面部を含む。 これによ り 、 前面板及び背面板へのガラススぺ一サ の接着性を向上させるこ とができ る。
上記第 3 の目的を達成するために、 本発明の第 1 0 の態様によれば、 上記第 9 の態様に係る電子線励起ディ スプレイパネルに用いられる ガラ ススぺ一サが提供される。
上記第 4 の目的を達成するために、 本発明の第 1 1 の態様によれば、 一対のガラス基板と、 該一対のガラス基板同士を気密に接合する支持部 材と、 前記一対のガラス基板間に平行に介装された複数のガラススぺ一 サと を備え、 前記一対のガラス基板、 前記支持部材、 及び前記ガラスス ぺ一サが協働して気密の真空容器を構成する電子線励起ディ ス プレイパ ネルにおいて、 前記ガラススぺーサは、 その横中心面に対する端面の傾 斜角度が 8 5〜 9 5 ° である こ と を特徴とする電子線励起ディ スブレイ パネルが提供される。
本第 1 1 の態様によれば、 ガラススぺ一サの角部の欠けを防止する こ とができ 、 も つ て電子線励起ディ ス プレイパネルの強度を維持する こ と ができる。
好ま し く は、 前記ガラススぺーサは、 前記端面の傾斜角度が 8 8〜 9 2 ° である。 これによ り 、 上述の効果を確実に奏する こ とができ る。 よ り好ま し く は、 前記ガラススぺ一サは、 その断面形状が略矩形であ り 、 側面の傾斜角度が 8 0〜 1 0 0 ° である。 これによ り、 ガラススぺ 一サの側縁部の欠けを防止する こ とができ、 も って電子線励起ディ スプ レイパネルの強度を維持する こ とができ る。
更に好ま し く は、 前記ガラススぺーサは、 前記側面の傾斜角度が 8 5 〜 9 5 ° である。 これによ り 、 上述の好ま しい態様の効果を確実に奏す る こ とができ る。
上記第 4 の目的を達成するために、 本発明の第 1 2 の態棣に よれば、 一対のガラス基板と、 該一対のガラス基板同士を気密に接合する支持部 材と、 前記一対のガラス基板間に平行に介装された複数のガラススぺ一 サと を備え、 前記一対のガラス基板、 前記支持部材、 及び前記ガラスス ぺーサが協働して気密の真空容器を構成する電子線励起ディ ス プレイパ ネルにおいて、 前記ガラススぺーサは、 その幅中心面に対する端面の傾 斜角度が 8 5〜 9 5 ° である こ と を特徴とする電子線励起ディ スブレイ パネルが提供される。
本第 1 2 の態様によれば、 ガラススぺ一サの角部の欠けを防止する こ とができ、 も って電子線励起ディ ス プレイパネルの強度を維持する こ と ができ る。
好ま し く は、 前記ガラススぺ一サは、 前記端面の傾斜角度が 8 8〜 9 2 ° である。 これによ り 、 上述の効果を確実に奏する こ とができ る。 よ り好ま し く は、 前記ガラススぺ一サは、 その断面形状が略矩形であ り 、 側面の傾斜角度が 8 0 〜 1 0 0 ° である。 これによ り 、 ガラススぺ
—サの側縁部の欠けを防止するこ とができ、 も って電子線励起ディ スプ レイパネルの強度を維持する こ とができ る。
更に好ま し く は、 前記ガラ ススぺーサは、 前記側面の傾斜角度が 8 5
〜 9 5 ° である。 これによ り 、 上述の好ま しい態様の効果を確実に奏す る こ とができ る。
上記第 4 の目的を達成する ために、 本発明の第 1 3 の態様に よれば、 上記第 1 1 又は 1 2 の態様に係る電子線励起ディ ス プレイパネルに用い られるガラススぺ一サが提供される。
本発明の上述の及びその他の目的、 特徴並びに利点は、 添付の図面に 基く 下記の詳細な説明によ り 一層明らかになるであろ う 。 図面の簡単な説明
図 1 は、 本発明の第 1 の実施の形態に係る電子線励起ディ ス プレイパ ネルの構成を示す分解斜視図である。
図 2 は、 図 1 の線 II一 IIに沿う 断面図である.。
図 3 は、 図 1 におけるガラススぺーサの製造装置の概略構成を示す図 である。
図 4 は、 図 3 の線 IV— IV に沿う 断面図である。
図 5 A〜図 5 Hは、 図 1 におけるガラススぺ一サの採り得る形状を示 す図であ り、
図 5 Aは、 第 1 の形状例のガラススぺ一サの断面図であ り 、
図 5 Bは、 第 2 の形状例のガラススぺ一ザの断面図であ り 、
図 5 Cは、 第 3 の形状例のガラススぺ一ザの断面図であ り 、 図 5 Dは、 第 4 の形状例のガラススぺ一サの断面図であ り 、
図 5 Eは、 第 5 の形状例のガラススぺ—サの断面図であ り 、
図 5 Fは、 第 6 の形状例のガラススぺーサの断面図であ り 、
図 5 Gは、 第 7 の形状例のガラススぺーサの断面図であ り 、
図 5 Hは、 第 8 の形状例のガラススぺ一サの断面図である。
図 6 は、 図 1 のフ ラ ッ ト型電子線励起デイ ス、プレイパネルの実施例に おけるガラススぺ一サ 4 の斜視図である。
図 7 は、 図 1 の フ ラ ッ ト型電子線励起ディ ス プレイパネルの実施例に おける ガラススぺ一サ 4 の耐荷重強度測定方法を示す斜視図である。 図 8 A〜図 8 Cは、 図 1 のフラ ッ ト型電子線励起ディ スプレイパネル の実施例におけるガラススぺーサ 4 に発生したチ ッ ビングを説明するた めの図であ り 、
図 8 Aは、ガラススぺーサ 4 のチッ ビングの発生状況を示す図であ り 、 図 8 Bは、 図 8 Aにおけるチッ ピングの測定方法の第 1 の例を示す図 であ り 、
図 8 Cは、 図 8 Aにおけるチッ ビングの測定方法の第 2 の例を示す図 である。
図 9 A〜図 9 Hは、 本発明の第 2 の実施の形態に係る フ ラ ッ ト型電子 線励起ディ スプレイパネルにおけるガラススぺ一サの採り得る形状の例 を示す図であ り 、
図 9 Aは、 第 1 の形状例のガラススぺーサの断面図であ り 、
図 9 Bは、 第 2 の形状例のガラススぺーサの断面図であ り 、
図 9 Cは、 第 3 の形状例のガラススぺ一サの断面図であ り 、
図 9 Dは、 第 4 の形状例のガラススぺーサの断面図であ り 、
図 9 Eは、 第 5 の形状例のガラススぺ一サの断面図であ り 、
図 9 Fは、 第 6 の形状例のガラススぺーサの断面図であ り 、 図 9 Gは、 第 7の形状例のガラススぺ一サの断面図であり 、 図 9 Hは、 第 8の形状例のガラススぺーサの断面図である。
図 1 0は、 図 9 におけるガラススぺ一サ 5 1 の形状例の変形例の断面 図である。
図 1 1 A〜図 1 1 Dは、 本発明の第 3 の実施の形態に係る電子線励起 ディ スプレイパネルにおけるガラススぺーサの採り得る形状の例を示す 図であ り 、
図 1 1 Aは、 第 1 の形状例のガラススぺーサの断面図であ り 、 図 1 1 Bは、 第 2の形状例のガラススぺ一サの断面図であ り 、 図 1 1 Cは、 第 3の形状例のガラススぺ一サの断面図であ り 、 図 1 1 Dは、 第 4の形状例のガラススぺーサの断面図であ り 、 図 1 2 A〜図 1 2 Cは、 本発明の第 3 の実施の形態におけるガラ スス ぺ一サの端面の傾斜角度を説明するための図であ り 、
図 1 2 Aは、 ガラススぺ一サの斜視図であ り 、
図 1 2 Bは、 ガラススぺーサの平面図であ り 、
図 1 2 Cは、 ガラススぺ一サの側面図である。
図 1 3 A〜図 1 3 Gは、 図 1 1 A〜図 1 1 Dにおける ガラススぺ一サ のの形状例の変形例を示す図であ り 、
図 1 3 Aは、 第 1 の変形例のガラススぺ一サの断面図であ り 、 図 1 3 Bは、 第 2の変形例のガラススぺーサの断面図であ り 、 図 1 3 Cは、 第 3の変形例のガラススぺーサの断面図であ り 、 図 1 3 Dは、 第 4の変形例のガラススぺーサの断面図であ り 、 図 1 3 Eは、 第 5の変形例のガラススぺ一サの断面図であ り 、 図 1 3 Fは、 第 6の変形例のガラススぺ一サの断面図であ り 、 図 1 3 Gは、 第 7の変形例のガラススぺ一ザの断面図であ り 、 発明を実施するための最良の形態
本発明者は、 上記目的を達成すべく 鋭意研究を行った結果、 断面形状 高さの目標寸法に対する誤差が 1 0 %以下、 好ま し く は 1 . 5 %以下、 さ ら に望ま し く は 0 . 5 %以下であ り 、 また断面形状幅の目標寸法に対 する誤差が 1 5 %以下、 好ま し く は 1 0 %以下、 さ らに望ま し く は 5 % 以下であ り 、ま た長手方向長さに対する断面形状の高さ方向の反り が 2 . 5 %以下、 好ま し く は 0 . 5 %以下であ り、 また長手方向長さに対する 断面形状の幅方向の反り が 1 %以下、 好ま し く は 0 . 5 %以下である と、 電子線励起ディ スプレイノ、'ネルにおいてガラススぺ一サにかかる荷重を 均一に分散させる こ とによ り ガラススぺ一サの破損を防止する こ とがで き、 電子線励起ディ スプレイパネル上の影の発生及び彩度の低下を防止 する こ とができ ^) こ と を見出 した。
また、 本発明者は、 ガラススぺーサの表面の中心線平均粗さが 1 . 5 ; m以下、 好ま し く は 0 . 8 Λ πι以下、 さ ら に望ま し く は 0 . 3 yu m以 下である と、 ガラススぺ一サの強度の低下を防止する こ とができ る こ と を見出 した。
また、 本発明者は、 上記目的を達成すべく 鋭意研究を行った結果、 ガ ラススぺーサの切断された端面に発生するチ ッ ビングの最大長さが 0 . 2 m m以下、 好ま し く は 0 . 1 m m以下、 さ らに好ま し く は 0 . 0 6 m m以下である と、 ガラススぺーサ強度の低下を防止する こ とができ る こ と を見出 した。
更に、 本発明者は、 上記目的を達成すべく 鋭意研究を行った結果、 ガ ラススぺーサの横中心面や幅中心面に対する端面の傾斜角度が 8 5 - 9 5 ° 、 好ま し く は 8 8 〜 9 2 ° である と、 ガラススぺーザの角部の欠け を防止する こ とができ、 また、 ガラススぺ一サの断面形状が略矩形であ り 、 側面の傾斜角度が 8 0 〜 1 0 0 ° 、 好ま し く は 8 5 〜 9 5 ° である と、 ガラススぺ一ザの角部の欠けを確実に防止する こ とができ る こ と を 見出 した。
本発明は、 上記研究の結果に基づいてなされたものである。
以下、 本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図 1 は、 本発明の第 1 の実施の形態に係る電子線励起パネルの構成を 示す分解斜視図である。
図 1 において、 本発明の第 1 の実施の形態に係る電子線励起ディ スプ レ イ ノ、'ネル と してのフ ラ ッ ト型電子線励起ディ ス プレイパネルは、 内面 に画像形成部材 5 が設けられ前面板 1 を形成する ガラス基板 1 5 と、 後 述する電子放出素子群を搭載し背面板 2 を形成するガラス基板と を備え る。 画像形成部材 5 は、 該電子放出素子から電子ビームが照射されて発 光する蛍光体を有する。
ガラス基板 1 5 , 2 1 は、 例えばソ一ダラ イ ムガラスから成 り 、 この ガラスの線膨張係数は、 8 8 〜 9 2 X 1 0— 7 K— 1である。
前面板 1 と背面板 2 と は、 図 1 の線 Π—Π に沿う断面図である図 2 に 示すよ う に支持枠 3 (支持部材) を介して気密的に接合されて支持枠 3 と共に気密の耐大気圧構造をなす真空容器を形成する。 また、 前面板 1 と背面板 2 間には、 大気圧支持部材と しての複数のガラススぺ一サ 4が 挿入される。 ガラススぺーサ 4 は、 断面矩形の長尺状体であ り 、 図 1 に 示すよ う に 6個の面 4 a 〜 4 f を有する。
背面板 2 は、 ガラス基板 2 1 と 、 ガラス基板 2 1 上にマ ト リ ッ ク ス上 に配列された厚さ l O O n m ( 1 0 0 0 オ ン グス ト ロ ーム) の N i から 成る複数個の素子部 2 3 と、 これらの素子部 2 3 に給電すべく ガラ ス基 板 2 1 上に形成された厚さ 2 mの A gから成る複数の配線部 2 4 と を 備える。 素子部 2 3 の各々 には、 電子放出素子 2 5が形成されている。 配線部 2 4 の配線パタ ー ンは平行線のパター ンであ り 、 隣り合う 一対の 配線部 2 4 を通して、 これらの配線部 2 4 に沿う複数の電子放出素子 2 5 は、 同時に給電される。 更に、 図示されていないが、 ガラス基板 2 1 の 1 0 m上方には、 S i 02絶縁層を介して 径の電子通過孔 を有する変調電極が配置されている。
ガラススぺ一サ 4 の各々は、 下端が接着剤 8 を介して背面板 2 に固定 されるが、 これに代えて、 上端が接着剤 8 を介して前面板 1 に固定され るか、 又は上下端が接着剤 8 を介して前面板 1 及び背面板 2 の夫々 に固 定されても よい。
ガラススぺ一サ 4 の断面形状のァスぺク ト比 (aspect ratio) (高さ Z 最大幅比) は通常は 4 〜 5 0である。
ガラススぺ一サ 4 は、 最大厚さが 0 . 0 3 〜 0 . 3 0 mmであるのが よい。 ガラススぺ一サ 4が前面板 1 又は背面板 2 と接触する部分はフ ラ ッ ト型電子線励起ディ スプレイパネルが発光表示でき ないので、 厚さは 薄いほう が好ま しいが、 0 . 0 3 m m未満では薄すぎて、 ガラススぺ一 サ 4 の絶対強度が不足して取り扱いが困難と なるからであ り、 また、 フ ラ ッ ト型電子線励起ディ スプレイパネルの開口率を上げるためにガラス スぺーサ 4 を配線部 2 に配置する こ と になるが、 その配線部 2 4 の幅 は一般的に最大 0 . 3 0 m mであ り 、 ガラススぺーサ 4 の厚さが配線部 2 4の幅を超えるのは得策ではないからである。
ガラススぺ一サ 4 は、 高さが一般的に 0 . 7 〜 5 . 0 mmであ り 、 好 ま し く は l 〜 5 mmであるのがよい。 フラ ッ ト型電子線励起ディ ス プレ ィパネルでは、 蛍光体の利用効率を高めるために、 一般的に 5 0 0 0 〜 6 0 0 0 ボル ト の髙加速電圧 ( accelerating voltage) を用いる ので、 ガ ラススぺーサ 4 の高さ によ って決ま る前面板 1 と背面板 2 との間隔が 1 mm未満では双方の絶縁性を確保するのが難し く 、 5 mmを超える と電 子線源 (電子放出素子 2 5 ) から放出された電子ビームが広がり す ぎて 隣接する画素 (蛍光体) まで発光して しま う ので好ま し く ないからであ る。
ガラ ススぺ一サ 4 の長さは、 フ ラ ッ ト型電子線励起ディ ス プレイ パネ ルの大き さやその製造方法に依存して決定され、 一般的に 3 0 〜 2 0 0 0 m mである。
また、 フ ラ ッ ト型電子線励起デイ スプレイパネルの組立ては、 電子放 出素子 2 5 を搭載した背面板 2 の上にガラススぺーサ 4 を封着用フ リ ッ ト (接着剤 8 ) を介して所定のピ ッチで並べて接着した上で、 支持枠 3 ゃガラススぺーサ 4 に前面板 1 を封着用フ リ ツ ト を用いて接着 し、 約 4 0 0 〜 5 0 0 1:で焼成によ る熱処理を施すこ と によ り行われる。
本実施の形態において、 フ ラ ッ ト型電子線励起ディ スプレイパネルに 配されたガラススぺーサ 4 の少な く と も一つは、 継ぎ目のない一体物で ある。 このガラススぺ一サ 4が適用される フ ラ ッ ト型電子線'励起デイ ス ブレイパネルは大型であ り 、 具体的には画面サイズは 2 0 イ ンチ乃至 5 0 ィ ンチ程度である。
以下、 本発明の翁 1 の実施の形態に係る電子線励起ディ ス プレイパネ ルに用いられるガラススぺ一サの製造方法を図面を参照して説明する。 ガラ ススぺーサ 4 の製造は、 ガラススぺーサ 4 の断面形状と ほぼ相似 形の断面形状を有する母材ガラス を準備し、 次いで、 その母材ガラ ス を 加熱しつつ延伸 し、 得られた延伸ガラスを所望の長さに切断する こ と に よ り行う 。
図 3 は、 図 1 におけるガラススぺ一サの製造装置の概略構成を示す図 である。
図 3 において、 図 1 のフ ラ ッ ト型電子線励起ディ ス プレイパネルのガ ラススぺーサ 4 の製造装置 3 0 は、 上段板 3 1 及び中段板 3 2 を含む台 3 3 を有する。 また、 上段板 3 1 の一端側の延長部には後述する筒状の 加熱炉 3 4 が設けられている。
この加熱炉 3 4 に対向する位置において、 上段板 3 1 には T字型の支 柱 3 5が立設される と共に、 支柱 3 5 に隣接 してモータ 3 6 が載置され ている。 ワイヤ 3 7 が、 モータ 3 6 の駆動軸上のプー リ 3 8 、 上段板 3 1 上のプー リ 3 9、 支柱 3 5 の上端のプーリ 4 0 , 4 0 に掛け廻され、 該ワ イヤ 3 7 の一端は母材ガラス 4 1 の上端に固定されている。 母材ガ ラス 4 1 の下端部は、 加熱炉 3 4 に導入されている。 モー タ 3 6 の駆動 軸の回転速度は図示しない制御装置によ って制御され、 これに よ り 、 母 材ガラス 4 1 の加熱炉 3 4 への供給速度が制御される。
図 3 の線 IV— IV に沿う断面図である図 4 に示すよ う に、 筒状の加熱 炉 3 4 の内側には、 母材ガラス 4 1 の下端部を加熱すべ く 、 当該下端部 の長辺側に対向 して一対の電気ヒ ータ 4 3 と 、 短辺側に対向 した一対の 電気ヒー タ 4 4 が設けられている。 これらの電気ヒータ 4 3 , 4 4 は前 記制御装置に接続されてお り 、 電気ヒ ー タ 4 3 と電気ヒ ー タ 4 4 の作動 は夫々独立して該制御装置によって制御される。
更に、 台 3 3 の中段板 3 .2 上には、 モータ 4 5が設けられてお り 、 そ の駆動軸には、 前記母材ガラス 4 1 から下垂 した延伸ガラス を挟持して 延伸する一対の延伸ロール 4 6 が連結されている。 モー タ 4 5 の駆動軸 の回転速度は前記制御装置に よ っ て制御され、 これに よ り、 延伸ロ ール 4 6 の回転速度、 すなわち母材ガラス 4 1 の延伸速度が制御される。 上記構成によ り 、 母材ガラ ス 4 1 が所定の供給速度で加熱炉 3 4 に供 給され、 該母材ガラス 4 1 が所定の延伸速度で延伸される。
ガラススぺ一サ 4 は、 上記製造装置 3 0 を使用 して以下のよ う に製造 される。
第 1 工程 :
まず、 ガラス材料に通常の切断、 切削、 研磨等の機械加工を施すか、 熔着、 熱間プレス · 熱間押出 し等の延伸を施すこ とによ り得られる所定 の断面形状を有する母材ガラス 4 1 を準備する。この母材ガラス 4 1 は、 その断面形状が図 1 におけるガラススぺ一サ 4 (断面長方形) 、 又は後 述する図 5 A〜図 5 Hのガラススぺ一サ 4の各断面形状に相似形と なる よ う に形成される。
母材ガラス 4 1 は、 その線膨張係数がガラス基板 1 5 , 2 1 と同等の ものであ り、 電子放出素子 2 5 を用いたフラ ッ ト型電子線励起ディ スプ レ イ ノ ネルに使用する こ とから、 例えば低、 無アルカ リ ガラスが好ま し い o
また、 母材ガラス 4 1 の大き さ には特に制限はないが、 厚さ 0. 2 〜 6 0 mm、 高さ 0. 2 〜 3 0 0 mm、 及び長さ 2 0 0〜 1 0 0 0 mmが 好ま しい。 母材ガラス 4 1 の断面積は、 得られるべきガラススぺーサ 4 の断面積の 1 0 0〜 7 0 0 0倍であるのがよい。
第 2工程 :
前記準備された母材ガラス 4 1 を製造装置 3 0のワイ ヤ 3 7の一端に 懸吊 して装着し、 モータ 3 6の駆動軸を回転させて母材ガラス 4 1 の下 端部を加熱炉 3 4内に導入する。 次いで、 電気ヒータ 4 3, 4 4 に通電 して加熱炉 3 4 によ って該母材ガラス 4 1 の下端部を加熱する。 この加 熱によ り 母材ガラス 4 1から下垂した延伸ガラス を延伸ロール 4 6 に通 し、 該延伸ロール 4 6 をモータ 4 5 によ り 回転させて下方に引っ張る。 以後、 モータ 3 6及び 4 5 を夫々制御 して、 母材ガラス 4 1 を加熱炉 3 4内に後述する所定の供給速度で導入する と同時に後述する所定の延 伸速度で下方に引っ張る。 その際、 電気ヒー タ 4 3 , 4 4 を母材ガラス 4 1 の加熱温度が所定範囲内になる よ う に制御する。 すなわち、 母材ガ ラス 4 1 を後述する理由に ょ り その粘度が 1 0 4 〜 1 0 8 ? 3 ' 5 ( 1 0 5〜 1 0 9ポアズ) 、 好ま し く は 1 0 7 〜 1 0 8 P a - s ( 1 0 8 〜 1 0 9ポアズ) になる よ う な所定の温度範囲に加熱する。 例えば、 母材ガ ラス 4 1 がソーダライ ムガラスの場合は前記所定の温度範囲は 6 6 0〜 9 3 0 t:、 好ま し く は 6 6 0〜 7 2 0でである。
上記母材ガラス 4 1 の供給速度に対する母材ガラス 4 1の延伸速度の 比は、 2 0〜 8 0 0 0であるのが好ま しい。 当該比が 2 0未満の場合は、 母材ガラス 4 1が延伸される延伸率が小さ く 生産性が悪化し、 当該比が 8 0 0 0 を超える場合は、 前記延伸率が大きすぎて延伸ガラスの延伸方 向に垂直な断面形状が不安定になる。 よ り好ま し く は、 当該比が 1 0 0 〜 7 0 0 0の範囲にあるのがよい。
第 3工程 :
次いで、延伸ガラスを所望の長さ に切断してガラススぺーサ 4 を得る。 この切断は、 以下のよ う に行う 。
まず、 切断すべき延伸ガラス を ワ ッ ク スで覆い、 このワ ッ ク スで覆わ れた延伸ガラス をワ ッ クス ごと 1 5 0 0〜 5 0 0 0 r p mで回転する砥 石カ ツ タで 0. l l O O mmZ分の送り速度で切断する。 この際の冷 却水量は、 5 0 0 m 1 分である。
なお、 延伸ガラスの切断は、 上記方法によ り行う も のに限られず、 ダ ィ ャモ ン ドソ一、 ガラスカ ッ ター、 ウ ォー夕 一ジェ ッ ト等によ り行って も よい。
ガラ ススぺーサ 4の切断された端面である面 4 e, 4 f 以外の 4つの 面は加熱延伸時にほぼ火造り面となるので、 ガラススぺーサ 4の表面の 仕上がり 又は表面粗さはそれほど問題とならない。 こ こ に、 火造り 面と は、 ガラスの粘性が加熱温度に相関するこ と を利用 して、 溶解ガラ スを 成形型等に接触させる こ と な く 加熱温度の制御によ り例えば板状に成形 したと き のそのガラス面をいう。 この火造り 面は、 成形型の微小な凹凸 が転写されないので微視的に平坦である という特徴を有する。 以上の 3 工程によ って、 母材ガラス 4 1 から、 その断面形状と ほぼ相 似形の所望の断面形状のガラススぺーサ 4 を形成する こ とができ る。 以下、 図 1 におけるガラススぺーサ 4の断面形状の例を説明する。 図 1 におけるガラススぺ一サ 4 は、 上述の断面形状が長方形のも のに 加えて、 下記図 5 に示す第 1 〜 8 の例の形状を採り得る。
図 5 A〜図 5 Hは、 図 1 におけるガラススぺーサ 4 の採り得る形状を 示す図である。
図 5 A〜図 5 Hに示す第 1 〜 8 の例のガラススぺ一サ 4 は、 その側面 が凹凸状を呈してお り 、 各凸部断面が、 第 1 の例 (図 5 A) 及び第 5 の 例 (図 5 E ) では矩形、 第 2 の例 (図 5 B ) 及び第 6 の例 (図 5 F ) で は直角三角形、 第 3 の例 (図 5 C ) 及び第 7 の例 (図 5 G ) では山形、 第 4 の例 (図 5 D ) 及び第 8 の例 (図 5 H ) ) では台形をな している。 また、 第 1 〜 4 の例では、 頂部及び底部が張り 出 しているが、 第 5 〜 8 の例では、 頂部及び底部が張り 出 していない。 このよ う に、 第 1 〜 8 の 例の各ガラススぺ一サ 4 は、その側面が凹凸状を呈しているこ と によ り、 電子放出素子 2 5 から放出された電子が帯電したガラススぺーサ 4 に衝 突した際に該電子を捕捉する こ とができ る。
以下、 本発明の第 1 の実施の形態に係る電子線励起ディ スプレイパネ ルの実施例を説明する。
図 6 は、 図 1 のフ ラ ッ ト型電子線励起ディ ス プレイノ、。ネルの実施例に おける ガラススぺ一サ 4 の斜視図である。
図 6 において、 ガラススぺーサ 4 の幅方向を X軸と、 長さ方向を y軸 と、 高さ方向を z軸とする。 また、 X軸、 y軸、 z軸夫々の矢印の方向 をブラス方向とする。
まず、 上記製造方法でガラススぺ一サ 4 を作製し、 ガラススぺーサ 4 の切断された端面である面 4 e に平行で 2 0 m mの等間隔に配列された 任意の 5個の断面である断面 4 A〜 4 Eの高さ寸法及ぴ幅寸法、 断面 4 Aの下側隅角点 A 1 を基準と して、 断面 4 B〜 4 Eの各下側隅角点 B 1 〜 E 1 の X軸方向のズレ (以下 「 X方向ズレ」 という。 ) 、 下側隅角点 A 1 を基準と して各下側隅角点 B 1 〜 E 1の z軸方向のズレ (以下 「 z 方向ズレ」 という 。 ) 、 及ぴ面 4 a〜 4 d上の任意の場所におけるの中 心線平均粗さ を夫々測定した。
この測定したガラススぺーサ 4の中から、 断面 4 A〜 4 Eの高さ寸法 の目標寸法に対する誤差 (以下 「高さ寸法誤差」 という 。 ) が夫々 1 . 5 %よ り 大き く 1 0 %以下であるガラススぺーサ 4 (実施例 1 ) 、 断面 4 A〜 4 Eの高さ寸法誤差が夫々 0. 5 %よ り大き く 1 . 5 %以下であ るガラススぺーサ 4 (実施例 2 )、断面 4 A〜 4 Eの高さ寸法誤差が夫々 0. 5 %以下であるガラススぺ—サ 4 (実施例 3 ) 、 断面 4 A ~ 4 Eの 高さ寸法誤差が夫々 1 5 %よ り大き く 2 0 %以下である ガラ ススぺ一サ 4 (比較例 1 ) 、 及び断面 4 A〜 4 Eの高さ寸法誤差が夫々 1 0 %よ り 大き く 1 5 %以下であるガラススぺ一サ 4 (比較例 2 ) を準備した。
ま た、 断面 4 A〜 4 Eの幅寸法の目標寸法に対する誤差 (以下 「幅寸 法誤差」 という 。 ) が夫々 1 0 %よ り大き く 1 5 %以下であるガラスス ぺーサ 4 (実施例 4 ) 、 断面 4 A〜 4 Eの幅寸法誤差が夫々 5 %よ り大 き く 1 0 %以下であるガラススぺ一サ 4· (実施例 5 ) 、 断面 4 A〜 4 E の幅寸法誤差が夫々 5 %以下であるガラススぺーサ 4 (実施例 6 ) 、 断 面 4 A〜 4 Eの幅寸法誤差が夫々 2 0 %よ り 大き く 2 5 %以下である ガ ラススぺーサ 4 (比較例 3 ) 、 及び断面 4 A〜 4 Eの幅寸法誤差が夫々 1 5 %よ り大き く 2 0 %以下であるガラススぺーサ 4 (比較例 4 ) を準 備した。
また、 ガラススぺーサ 4の y軸方向の単位長さ当た り の下側隅角点 A 1 に対する下側隅角点 B 1 〜 E 1 の z方向ズレ (高さ方向の反り) が 0. 5 %よ り 大き く 1 %以下であるガラススぺーサ 4 (実施例 7 ) 、 ガラス スぺ—サ 4 の y軸方向の単位長さ当た り の下側隅角点 A 1 に対する下側 隅角点 B 1 〜 E 1 の z 方向ズレが 0 . 5 %以下であるガラススぺ一サ 4 (実施例 8 ) 、 ガラススぺ一サ 4 の y軸方向の単位長さ当た り の下側隅 角点 A 1 に対する下側隅角点 B 1 〜 E 1 の z 方向ズレが 1 . 5 %よ り大 き く 2 . 0 %以下であるガラススぺーサ 4 (比較例 5 ) 、 及ぴガラスス ぺーサ 4 の y軸方向の単位長さ当た り の下側隅角点 A 1 に対する下側隅 角点 B 1 〜 E 1 の z方向ズレが 1 . 0 %よ り 大き く 1 . 5 %以下である ガラススぺーサ 4 (比較例 6 ) を準備した。
さ らに、 ガラススぺ一サ 4 の y軸方向の単位長さ当た り の下側隅角点 A 1 に対する下側隅角点 B 1 〜 E 1 の X方向ズレ (幅方向の反り ) が 0 . 5 %よ り 大き く 1 %以下であるガラススぺーサ 4 (実施例 9 ) 、 ガラス スぺ—サ 4 の y軸方向の単位長さ当た り の下側隅角点 A 1 に対する下側 隅角点 B 1 〜 E 1 の X方向ズレが 0 . 5 %以下である ガラススぺ一サ 4 (実施例 1 0 ) 、 ガラ ススぺーサ 4 の y軸方向の単位長さ当た り の下側 隅角点 A 1 に対する下側隅角点 B 1 〜 E 1 の X方向ズレが 1 . 5 %よ り 大き く 2 . 0 %以下であるガラススぺーサ 4 (比較例 7 ) 、 及びガラス スぺーサ 4 の y軸方向の単位長さ当た り の下側隅角点 A 1 に対する下側 隅角点 B 1 〜 E 1 の X方向ズレが 1 . 0 %よ り大き く 1 . 5 %以下であ るガラススぺ一サ 4 (比較例 8 ) を準備した。
なお、 実施例 1 〜 3 及び比較例 1 , 2 のガラススぺーサ 4 の幅寸法、 X方向ズ レ、 及び z方向ズレは等し く 、 実施例 4 ~ 6 及び比較例 3 , 4 のガラススぺ一サ 4 の高さ寸法、 X方向ズレ、 及ぴ z方向ズレは等し く 、 実施例 7 , 8及び比較例 5 , 6 のガラススぺーサ 4 の高さ寸法、 幅寸法、 及び X方向ズ レは等し く 、 実施例 9 , 1 0及び比較例 7 , 8 のガラスス ぺ一サ 4 の高さ寸法、 幅寸法、 及び z方向ズレは夫々等しい。 また、 面 4 a〜 4 d夫々の中心線平均粗さが 0. 8 ; mよ り大き く 1. 5 m以下であるガラススぺ一サ 4 (実施例 1 1 ) 、 面 4 a〜 4 d夫々 の中心線平均粗さが 0. 3 Λ ιηよ り大き く 0. 8 m以下であるガラス スぺーサ 4 (実施例 1 2 ) 、 面 4 3〜 4 (1夫々 の中心線平均粗さが 0. 3 m以下であるガラススぺ一サ 4 (実施例 1 3 ) 、 面 4 a〜 4 d夫々 の中心線平均粗さが 2. 0 / mよ り大き く 2. 5 / m以下であるガラス スぺーサ 4 (比較例 9 ) 、 及び面 4 a〜 4 d夫々の中心線平均粗さが 1. 5 mよ り大き く 2. 0 / m以下であるガラススぺーサ 4 (比較例 1 0 ) を準備した。 なお、 実施例 1 1 〜 1 3及び比較例 9 , 1 0のガラススぺ ーサ 4の高さ寸法、 幅寸法、 X方向ズ レ、 及び z方向ズレは夫々等しい。 次いで、 上記ガラススぺーサ 4 (実施例 1 〜 3, 比較例 1 , 2 ) に対 して耐圧縮荷重強度の評価を行った。 耐圧縮荷重強度評価は、 ガラ スス ぺーサ 4の面 4 d を所定の平面に接地させて面 4 c に均一に 2 0. O N Zmm 2の圧縮荷重を加えた と き に、 ガラススぺーサ 4が破壊したか否 かを観察して (図 7 ) ◎、 0、 厶、 Xのラ ンク付けで行い、 ◎はガラス スぺ一サ 4が破壊しない確率が 9 9 %以上である こ と を、 〇は同確率が 9 5 %以上 9 9 %未満である こ と を、 △は同確率が 9 0 %以上 9 5 %未 満である こ と を、 Xは同確率が 9 0 %未満である こ と を夫々表す。 また、 ガラススぺーサ 4 (実施例 1 〜 3 , 比較例 1, 2 ) を用いて作製したフ ラ ッ ト型電子線励起デイ ス プレイパネルの映像の視認試験を行つた。 視 認試験は、 フ ラ ッ ト型電子線励起ディ ス プレイパネル上の影の発生や彩 度の低下によ り 映像がきれいでな く なっているか否かを評価する も ので あ り 、 評価は◎、 〇、 A、 Xで行い、 ◎、 〇、 Δ、 Xの順で映像がきれ いではな く なる。 結果を表 1 に示す。 1 断面 高さ寸法 高さ寸法 高さ寸法 耐圧縮荷重強度評価 視認評価 (目標寸法) (実寸法) ^ (破壊しない確率)
[mm] [mm] 〔%〕
4A 4.68 17.0 X (90%未満) X
4B 4.70 17.5 X (90%未満) X 比較例 1 4C 4.0 3.36 16.0 X (90%未満) X
4D 3.20 20.0 X (90%未満) X
4E 4.76 19.0 X (90%未満) X
4A 4.44 11.0 X (90%未満) X
4B 3.48 13.0 X (90%未満) X 比較例 2 4C 4.0 4.60 15.0 X (90%未満) X
4D 4.50 12.5 X (90%未満) X
4E 3.58 10.5 X (90%未満) X .
4A 3.93 1.7 △ (90%以上 95%未満) Δ
4B 4.32 8.0 △ (90%以上 95%未満) Δ 実施例 1 4C 4.0 4.40 10.0 Δ (90%以上 95%未満) Δ
4D 3.90 2.5 Δ (90%以上 95%未満) Δ
4E 3.78 5.5 Δ (90%以上 95%未満) Δ
4A 3.98 0.6 〇 (95%以上 100%未満) 〇
4B 4.03 0.8 〇 (95%以上 100%未満) 〇 実施例 2 4C 4.0 4.04 1.0 〇 (95%以上 100%未満) 〇
4D 3.98 0.6 〇 (95%以上 100%未満) 〇
4E 3.97 0.8 〇 (95%以上 100%未満) 〇
4A 4.01 0.2 ◎ (100%) ◎
4B 4.00 0.1 ◎ (100%) ◎ 実施例 3 4C 4.0 3.98 0.5 ◎ (100%) ◎
4D 4.01 0.4 ◎ (100%) ◎
4E 3.98 0.4 ◎ (100%) ◎ 本実施例 1 〜 3 によれば、 ガラススぺ一サ 4 の高さ寸法誤差が 1 0 % 以下、 好ま し く は 1 . 5 %以下、 さ らに好ま し く は 0 . 5 %以下である と、 ガラススぺーサ 4 にかかる荷重を均一に分散させる こ と によ り ガラ ススぺーサ 4 の破損を防止でき、 も っ てフ ラ ッ ト型電子線励起ディ スプ レイ パネルの強度の低下を防止する こ とができ、 加えて、 フ ラ ッ ト 型電 子線励起ディ ス プレイパネル上の影の発生及び彩度の低下を防止する こ とができ る こ とが分かつた。
また、 ガラススぺーサ 4 (実施例 4 〜 6 , 比較例 3 , 4 ) に対して実 施例 1 〜 3 及び比較例 1 , 2 と同様に耐圧縮荷重強度の評価、 及ぴガラ ススぺーサ 4 (実施例 4 〜 6 , 比較例 3 , 4 ) を用いて作製したフ ラ ッ ト型電子線励起デイ スブレイパネルの映像の視認試験を行った。 結果を 表 2 に示す。
2 断面 幅寸法 幅寸法 幅寸法 耐圧縮荷重強度評価 視認評価
(目標寸法) (実寸法) (破壊しない確率)
[mm j [mmj [%)
4A 0.303 21.0 X (90%未満) X
4B 0.310 24.0 X (9。o/0未満) X 比較例 3 4C 0.25 0.188 25.0 X (90%未満) X
4D 0.193 23.0 X (90%未満) X
4E 0.305 22.0 X (90%未満) X
4A 0.290 16.0 X (90%未満) X
4B 0.200 20.0 X (90%未満) X 比較例 4 4C 0.25 0.289 15.5 X (90%未満) X
4D 0.295 18.0 X (90%未満) X
4E 0.203 19.0 X (90%未満) X
4A 0.213 15.0 Δ (90%以上 95%未満) △
4B 0.278 11.0 Δ (90%以上 95%未満) Δ 実施例 4 4C 0.25 0.280 12.0 Δ (90%以上 95%未満) Δ
4D 0.214 14.5 Δ (90%以上 95%未満) Δ
4E 0.215 14.0 Δ (90%以上 95%未満) Δ
4A 0.236 5.5 〇 (95%以上 100%未満) 〇
4B 0.266 6.5 〇 (95%以上 100%未満) 〇 実施例 5 4C 0.25 0.275 10.0 〇 (95%以上 100%未満) 〇
4D 0.228 9.0 〇 (95%以上 100%未満) 〇
4E 0.230 8.0 〇 (95%以上 100%未満) 〇
4A 0.254 1.5 ◎ (100%) ©
4B 0.259 3.5 ◎ (100%) ◎ 実施例 6 4C 0.25 0.245 2.0 ◎ (100%) ◎
4D 0.251 0.5 ◎ (100%) ◎
4E 0.238 5.0 ◎ (100%) ◎ 本実施例 4 〜 6 によれば、 ガラススぺーサ 4 の幅寸法誤差が 1 5 %以 下、 好ま し く は 1 0 %以下、 さ ら に好ま し く は 5 %以下である と、 ガラ ス ス ぺ一サ 4 にかかる荷重を均一に分散させる こ と によ り ガラススぺー サ 4 の破損を防止でき、 も ってフ ラ ッ ト型電子線励起ディ スプレイパネ ルの強度の低下を防止する こ とができ、 加えて、 電子線励起ディ ス ブレ ィパネル上の影の発生及ぴ彩度の低下を防止する こ とができ る こ とが分 力、つ た。
また、 ガラ ス スぺーサ 4 (実施例 7 , 8 , 比較例 5 , 6 ) に対して実 施例 1 〜 3及び比較例 1 , 2 と同様に耐圧縮荷重強度の評価、 及びガラ ススぺ一サ 4 (実施例 7 , 8 , 比較例 5 , 6 ) を用いて作製したフ ラ ッ ト型電子線励起ディ スプレイパネルの映像の視認試験を行った。 結果を 表 3 に示す。
表 3
Figure imgf000031_0001
本実施例 7 , 8 によれば、 ガラ ススぺ一サ 4 の y軸方向の単位長さ当 た り の z 方向ズレが 2 . 5 %以下、 好ま し く は 0 . 5 %以下である と、 ガラススぺ一サ 4 にかかる荷重を均一に分散させる こ と によ り ガラスス ぺーサ 4 の破損を防止でき、 も ってフ ラ ッ ト型電子線励起ディ ス プレイ パネルの強度の低下を防止する こ とができ、 加えて、 フ ラ ッ ト型電子線 励起ディ スプレイパネル上の影の発生及び彩度の低下を防止する こ とが でき る こ とが分かった。
ま た、 ガラススぺ一サ 4 (実施例 9 , 1 0 , 比較例 7 , 8 ) に対 して 実施例 〗 〜 3及び比較例 1 , 2 と同様に耐圧縮荷重強度の評価、 及びガ ラススぺ一サ 4 (実施例 9 , 1 0 , 比較例 7 , 8 ) を用いて作製したフ ラ ッ ト型電子線励起ディ ス プレイパネルの映像の視認試験を行つた。 結 果を表 4 に示す。
表 4
Figure imgf000032_0001
本実施例 9 , 1 0 によれば、 ガラ ス スぺーサ 4の y軸方向の単位長さ 当た り の X方向ズレが 1 %以下、 好ま し く は 0 . 5 %以下である と、 ガ ラススぺーサにかかる荷重を均一に分散させる こ と によ り ガラススぺー サの破損を防止でき、 も ってフ ラ ッ ト型電子線励起ディ スプレイパネル 5213
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の強度の低下を防止する こ とができ、 加えて、 フ ラ ッ ト型電子線励起デ イ スプレイパネル上の影の発生及び彩度の低下を防止するこ とができ る こ とが分かった。
また、 ガラススぺーサ 4 (実施例 1 1 〜 1 3 , 比較例 9 〜 1 0 ) に対 して上記表 1 と 同様の耐圧縮荷重強度の評価を行った。 結果を表 5 に示 す。
表 5 断面 中心線平均粗さ 耐圧縮荷重強度評価
( // m) (破壊しない確率)
4a 2.1 X (90%未満)
4b 2.5 X (90%未満)
比較例 9
4c 2.2 X (90%未満)
4d 2.3 X (90%未満)
4a 1.6 X (90%未満)
4b 1.9 X (90°/。未満)
比較例 10
4c 1.8 X (90%未満)
4d 2.0 X (90%未満)
4a 0.9 △ (90%以上 95%未満)
4b 1.0 △ (90%以上 95%未満) 実施例 1 1
4c 1.2 △ (90%以上 95%未満)
4d 1.5 △ (90%以上 95%未満)
4a 0.8 〇 (95%以上 100%未満)
4b 0.8 〇 (95%以上 100%未満) 実施例 12
4c 0.4 〇 (95%以上 100%未満)
4d 0.5 〇 (95%以上 100%未満)
4a 0.1 ◎ ( 100%)
4b 0.2 ◎ (100%)
実施例 13
4c 0.1 ◎ ( 100%)
4d 0.3 ◎ ( 100%) 本実施例 1 1 〜 1 3 によれば、 ガラススぺーサ 4の中心線平均粗さが 1 . 5 ; m以下、 好ま し く は 0. 8 « m以下、 さ らに好ま し く は 0. 3 μ m以下である と、 ガラススぺーサ 4の強度の低下を防止する こ とがで き、 も ってフラ ッ ト型電子線励起ディ スプレイパネルの強度の低下を防 止でき る こ とが分かつた。
本実施例 1 〜 1 3 によれば、 ガラススぺ—サ 4の高さ寸法、 幅寸法、 X方向ズレ、 及ぴ z方向ズレが上述の精度を満たすので、 フラ ッ ト型電 子線励起ディ スプレイパネルにおいて、 隣り合う 2つのガラススぺーサ 4間においても高さ寸法、 幅寸法、 X方向ズレ、 及び z 方向ズレを フラ ッ ト型電子線励起ディ スプレイパネルの性能等における許容範囲内に収 める こ とができ る。
次に、 上記製造方法でガラススぺ一サ 4 を作製し、 切断された面であ る端面 4 e又は 4 f に形成されたチッ ビング (図 8 A ) の大き さ を測定 した。 チ ッ ビングの大き さの測定は、 端面 4 e, 4 f の面内におけるチ ッ ビングの最大長さ を測定した ものである (図 8 B , 図 8 C ) 。 この測 定したガラススぺ一サ 4の中から、 チッ ピングの大き さが 0. 2 0 mm のガラススぺーサ 4 (実施例 2 1 ) 、 0. 1 6 mmのガラススぺーサ 4 (実施例 2 2 ) 、 0. 1 2 mmのガラススぺ一サ 4 (実施例 2 3 ) 、 0. 1 0 mmのガラススぺ一サ (実施例 2 4 ) 、 0. 0 6 mmのガラススぺ ーサ 4 (実施例 2 5 ) 、 0. 0 4 mmのガラススぺ一サ 4 (実施例 2 6 ) 、 0. 3 0 mmのガラススぺーサ (比較例 2 1 ) 、 及び 0. 2 5 mmのガ ラススぺーサ 4 (比較例 2 2 ) を準備した。
次いで、 上記ガラススぺ—サ 4 (実施例 2 1 〜 2 6 , 比較例 2 1 , 2 2 ) に対して耐圧縮荷重強度の評価を行った。 耐圧縮荷重強度評価は、 ガラススぺ一サ 4の下面 (背面板 2接着面) を所定の平面に接地させて 上面 (前面板 1接着面) に均一に 2 0. O NZmm2の圧縮荷重を加え たと き に、 ガラススぺ一サ 4が破壊したか否かを観察して行う ものであ る (図 7 ) 。 結果を表 6 に示す。 表 6 において、 ◎はガラススぺ一サ 4 が破壊しない確率が 1 0 0 %である こ と を、 〇は同確率が 9 5 %以上 1 0 0 %未満であるこ と を、 △は同確率が 9 0 %以上 9 5 %未満である こ と を、 Xは同確率が 9 0 %未満である こ と を夫々表す。
表 6
Figure imgf000035_0001
本実施例 2 1 〜 2 6 によれば、 ガラススぺーサ 4 の端面 4 e 又は 4 f に発生したチッ ピングの大き さが 0 . 2 m m以下、 好ま し く は 0 . 1 m m以下、 さ らに望ま し く は 0 . 0 6 m m以下である と、 ガラススぺ一サ 4 が破壊するこ とな く 、 ガラススぺ一サ 4 の強度の低下を防止する こ と ができ、 も ってフラ ッ ト型電子線励起ディ スプレイパネルの強度の低下 を防止する こ とができ るこ とが分かった。
以下、 本発明の第 2 の実施の形態に係る電子線励起ディス プレイパネ ルを説明する。 本発明の第 2の実施の形態に係る電子線励起ディ ス プレイパネルと し てのフ ラ ッ ト型電子線励起ディ スプレイパネルは、 その構成が、 図 1 の フ ラ ッ ト型電子線励起ディ スプレイパネルと基本的に同一であ り 、 図 1 のフ ラ ッ ト型電子線励起ディ スプレイパネルに対してガラススぺーサ 4 をガラススぺーサ 5 1 に交換したも のであ り 、 同 じ構成部材には同一の 符号を付して重複した説明を省略し、以下に異なる部分のみを説明する。 本発明の第 2の実施の形態に係る フ ラ ッ ト型電子線励起ディ ス プレイ パネルのガラススぺーサ 5 1 は、 後述する図 9 A〜図 9 Hに示す断面形 状を呈してお り 、 図 3 における母材ガラス 4 1 の替わ り に、 断面形状が 図 9 A〜図 9 Hの断面形状と相似形と なる よ う に形成された図示しない 母材ガラスから、 図 1のガラススぺ一サ 4 と同様な方法で作製される。 ガラススぺーサ 5 1 は、 その断面形状のアスペク ト比 (高さ 最大幅 比) が、 上述の本発明の第 1 の実施の形態と 同様に通常は 4〜 5 0であ る。
ガラススぺ一サ 5 1 は、 上述の本発明の第 1 の実施の形態と同様に、 最大厚さが 0. 0 3〜 0. 3 0 mmであるのがよい。
ガラススぺ一サ 5 1 は、 上述の本発明の第 1 の実施の形態と同様に、 高さが一般的に 0. 7〜 5. 0 mmであ り、 好ま し く は l 〜 5 mmであ るのがよい。
ガラススぺーサ 5 1 の長さ は、 ディ スプレイの大き さやその製造方法 に依存して決定され、 一般的に 3 0〜 2 0 0 0 mmである。
以下、 本発明の第 2の実施の形態における ガラススぺ一サ 5 1 の採 り 得る形状の例を説明する。
図 9 A〜図 9 Hは、 本発明の第 2の実施の形態におけるガラススぺ一 サ 5 1の断面形状の例を示す図である。
一般に、 図 9 A〜図 9 Hのガラススぺ一サ 5 1 は、 その断面形状の側 辺の長さが断面形状の高さ よ り長いので、 ガラススぺーサ 5 1 の側面の 面積を増大させる こ とができ、 も って母材ガラスの加熱延伸時に冷却を 効率よ く 行ってガラススぺーサ 5 1 の表面強度の向上を図る こ とができ も ってフ ラ ッ ト型電子線励起ディ スプレイパネルの強度を向上を図る こ とができ る。 ま た、 図 9 A〜図 9 Hのガラススぺ一サ 5 1 は、 その頂頂 面及び底面の各々が平面状であ り 、 これによ り 、 前面板 1 や背面板 2へ のガラススぺ一サ 5 1 の接着性を向上させる こ とができ る。
以下、 各形状例毎に個別に説明する。
図 9 Aのガラススぺーサ 5 1 は、 その断面形状の側辺が凹凸状を呈し ている。 これによ り 、 電子放出素子 2 5 から放出された電子が帯電した ガラススぺ一サ 5 1 に衝突した際に該電子を捕捉するこ とができ る。 図 9 Bのガラススぺ一サ 5 1 は、 その断面形状の側辺が円弧状凹状で あ り 、 ガラススぺーサ 5 1 の側辺が円弧状凹面を呈している。 これによ り 、 頂部及び底部を張り 出させる こ とができ、 も って前面板 1 や背面板 2 との接着面積の増大によ り接着性を向上させる こ とができ る。
図 9 C のガラススぺーサ 5 1 は、 その断面形状の側辺が円弧状凸状で あ り 、 ガラススぺーサ 5 1 の側面が円弧状凸面を呈している。 これによ り 、 ガラススぺ一サ 5 1 の曲げ強度を向上させる こ とができ る。
図 9 Dのガラススぺーサ 5 1 は、その頂部及び底部が張り 出 している。 これによ り 、 前面板 1 や背面板 2 との接着面積の増大によ り ガラススぺ —サ 5 1 の接着性を向上させる こ とができ る。
図 9 Eのガラススぺ—サ 5 1 は、 その断面形状の側辺が山形凸状であ り 、 これによ り 、 ガラススぺ一サ 5 1 の曲げ強度を向上させる こ とがで き る。 この山形の頂部は、 必ずしも ガラススぺ一サ 5 1 の高さの中央に 位置 しな く て も よ く 、 山形の頂部がガラススぺ一サ 5 1 の頂面寄り であ つて も よ く 、 同底面寄り であっても よ い。 ま た、 図 9 Fのガラススぺ一 サ 5 1 は、 その断面形状の側辺が台形であ り 、 これによ り、 ガラススぺ —サ 5 1 の曲げ強度を向上させるこ とができ る。
その他、 図 9 G に示すよ う に、 ガラススぺ一サ 5 1 の断面形状の側辺 が段付き凸状であって も よ く 、 図 9 Hに示すよ う に、 ガラススぺーサ 5 1 の断面形状を台形に して、 断面形状の側辺を傾斜させても よ い。 この 台形は、 上下反転したものであっても よい。
図 9 A〜図 9 Hの形状例において、 ガラススぺ一サ 5 1 の頂面及び底 面の各々 に、 図 1 0 に示すよ う に、 凹凸面部を設けても よい。 図 1 0 は、 図 9 Aの実施例に対応する も のであ り 、 他の例 (図 9 B 〜図 9 H ) でも 同様である。
以下、 本発明の第 3 の実施の形態に係る電子線励起ディ スプレイ パネ ルを説明する。
本発明の第 3 の実施の形態に係る電子線励起ディ スプレイパネルと し てのフラ ッ ト型電子線励起ディ スプレイパネルは、 その構成が、 図 1 の フ ラ ッ ト型電子線励起ディ スプレイパネルと基本的に同一であ り、 図 1 のフ ラ ッ ト型電子線励起ディ スプレイパネルに対してガラススぺ一サ 4 をガラススぺ一サ 6 1 に交換したも のであ り 、 同 じ構成部材には同一の 符号を付して重複した説明を省略し、以下に異なる部分のみを説明する。 本発明の第 3 の実施の形態に係る フ ラ ッ ト型電子線励起ディ スプレイ ノ、'ネルのガラススぺ一サ 6 1 は、 後述する図 1 1 A〜図 1 1 D に示す断 面形状を呈してお り 、 図 3 における母材ガラス 4 1 の替わ り に、 断面形 状が図 1 1 A〜図 1 1 Dの断面形状と相似形と なる よ う に形成された図 示しない母材ガラスから作製され、 図 1 のガラススぺ一サ 4 と基本的に 同一の方法であ り 、 第 3工程における延伸ガラスの切断時に、 ガラスス ぺ一サ 6 1 の切断された端面の傾斜角度を図 1 2 に示すよ う に設定する 点で、 即ち、 図 1 2 Aにおいて、 ガラススぺーサ 6 1 の切断された端面 6 1 , の傾斜角度であって、 幅中心面 6 1 a ' や横中心面 6 1 b ' に対 する傾斜角度を夫々所定の角度 bゃ a とする (図 1 2 B, 図 1 2 C ) 点で異なる方法によ って作製される。
ガラススぺ一サ 6 1 は、 その断面形状のァスぺク ト比 (高さ Z最大幅 比) が、 上述の本発明の第 1 の実施の形態と 同様に通常は 4〜 5 0であ る。
ガラススぺ一サ 6 1 は、 上述の本発明の第 1 の実施の形態と同様に、 最大厚さが 0. 0 3〜 0. 3 0 mmであるのがよい。
ガラススぺ一サ 6 1 は、 上述の本発明の第 1 の実施の形態と 同様に、 高さが一般的に' 0. 7 〜 5. 0 mmであ り 、 好ま し く は l 〜 5 mmであ るのがよい。
ガラススぺ一サ 6 1 の長さは、 ディ スプレイの大き さやその製造方法 に依存して決定され、 一般的に 3 0〜 2 0 0 0 mmである。
以下、 本発明の第 3の実施の形態における ガラススぺ—サ 6 1の採り 得る形状の例を説明する。
図 1 1 A〜図 1 1 Dは、 本発明の第 3の実施の形態における ガラ スス ぺ一サ 6 1の断面形状の例を示す図である。
図 1 1 A〜図 1 1 Dにおいて、 図 1 1 Aのガラススぺーサ 6 1 は、 そ の断面形状が長方形であ り側辺の傾斜角度が 9 0 ° であ り 、 図 1 1 Bめ ガラ ススぺーサ 6 1 は、 その断面形状の両側辺が傾斜した台形であ り 、 この台形は、 反転したも のでも よ い。 図 1 1 Cのガラススぺーサ 6 1 は、 その断面形状の一側面の傾斜角度が 0 ° の台形であ り 、 図 1 1 Dのガラ ススぺ一サ 6 1 は、 図 1 1 Cガラ ススぺーサ 6 1 の断面の角部が丸みを 帯びている ものである。 図 1 1 B〜図 1 1 Dのガラススぺ一サ 6 1 にお いて、 それらの各側面の傾斜角度は 8 0〜 1 0 0 ° 、 好ま し く は 8 5〜 9 5 ° である。 これに よ り 、 ガラススぺ一サ 6 1 の角部の欠けを防止す る こ とができ る。 また、 図 1 1 D ) のガラススぺ一サ 6 1 の断面形状の よ う に、 その角部が丸みを帯びている と、 角部の欠けを よ り確実に防止 する こ とができ る。
図 1 3 A〜図 1 3 Gは、 図 1 1 A〜図 1 1 Dにおける ガラススぺーサ 6 1 の形状例の変形例の断面図である。
一般に、 図 1 3 A〜図 1 3 Gのガラススぺ一サ 6 1 は、 その断面形状 の側辺の長さが断面形状の高さ よ り長いので、 ガラススぺ一サ 6 1 の側 面の面積を増大させる こ とができ、 も って母材ガラスの加熱延伸時に冷 却を効率よ く 行ってガラススぺーサ 6 1 の表面強度の向上を図る こ とが でき 、 も ってフ ラ ッ ト型電子線励起ディ スプレイパネルの強度の向上を 図る こ とができ る。 また、 図 1 3 A〜図 1 3 Gのガラススぺ一サ 6 1 は、 その頂面及び底面の各々が平面状であ り 、 これによ り 、 前面板 1 や背面 板 2へのガラススぺーサ 6 1 の接着性を向上させる こ とができ る。
以下、 各変形例毎に個別に説明する。
図 1 3 Aのガラススぺ一サ 6 1 は、 その断面形状の側辺が凹凸状を呈 している。 これによ り 、 電子放出素子 2 5から放出された電子が、 帯電 したガラススぺ一サ 6 1 に衝突した際に該電子を捕捉する こ とができ る。 図 1 3 Bのガラススぺ一サ 6 1 は、 その断面形状の側辺が円弧状凹状 であ り 、 ガラススぺーサ 6 1 の側辺が円弧状凹面を呈している。 これに よ り 、 ガラススぺ一サ 6 1 の頂部及び底部を張り 出させる こ とができ、 も ってガラススぺ一サ 6 1 の前面板 1 や背面板 2 との接着面積の増大に よ り 、 ガラススぺーサ 6 1 の前面板 1 や背面板 2 との接着性を向上させ るこ とができ る。
図 1 3 Cのガラススぺ一サ 6 1 は、 その断面形状の側辺が円弧状凸状 であ り 、 ガラススぺ一サ 6 1 の側面が円弧状凸面を呈している。 これに よ り 、 ガラススぺ一サ 6 1 の曲げ強度を向上させる こ とができ る。 図 1 3 Dのガラススぺーサ 6 1 は、 その頂部及ぴ底部が張り 出 してい る。 これによ り 、 ガラススぺーサ 6 1 の前面板 1 や背面板 2 との接着面 積の増大によ り 、 ガラススぺーサ 6 1前面板 1や背面板 2 との接着性を 向上させる こ とができ る。
図 1 3 Eのガラススぺ—サ 6 1 は、 その断面形状の側辺が山形凸状で あ り 、 これによ り 、 ガラススぺ一サ 6 1 の曲げ強度を向上させる こ とが でき る。 この山形の頂部は、 必ずしも ガラススぺーサ 6 1の高さの中央 に位置しな く ても よ く 、 山形の頂部がガラススぺーサ 6 1の頂面寄 り で あっても よ く 、 同底面寄り であっても よい。 また、 図 1 3 Fのガラスス ぺーサ 6 1 は、 その断面形状の側辺が台形であ り 、 これによ り 、 ガラス スぺ一サ 6 1 の曲げ強度を向上させる こ とができ る。
その他、 図 1 3 Gに示すよ う に、 ガラススぺーサ 6 1 の断面形状の側 辺が段付き凸状であっても よい。
また、 図 1 3 A〜図 1 3 Gの変形例において、 ガラ ススぺーサ 6 1 の 頂面及び底面の各々 に凹凸面部を設けても よい。
以下、 本発明の第 3の実施の形態の実施例を説明する。
本実施例においてガラススぺーサ 6 1 は、 一側面の傾斜角度が 0 ° の 図 1 1 Cのガラススぺ一サ 6 1であ り 、 図 1 2 A〜図 1 2 Cに示すよ う に、 このガラススぺーサ 6 1 の切断された端面 6 1 ' は、 横中心面 6 1 b ' に対する傾斜角度が aであ り 、 幅中心面 6 1 a ' に対する傾斜 角度が bである。
まず、 図 1 1 Cのガラススぺーサ 6 1 の端面 6 1 ' の傾斜角度であ つて、 横中心面 6 l b ' に対する傾斜角度 a (図 1 2 A, 図 1 2 C ) を表 7に示すよ う に種々変えたガラススぺ一サ 6 1の実施例 3 1〜 3 5 及び比較例 3 1〜 3 4 を夫々複数作製した。 但し、 傾斜角度 e, b は 夫々 9 0 ° である。 次いで、 作製したガラススぺ一サ 6 1 の下面 (背面板 2接着面) を所 定の平面に接地させて上面 (前面板 1 接着面) に均一に 2 0 . 0 N /m m 2の圧縮荷重を加えたと き、 ガラススぺ一サ 6 1 が破壊する確率で表 された耐圧縮強度、 並びにガラススぺ一サ 6 1 の立設の容易性を評価し た。 結果を表 7 に示す。
表 7 において、 ◎は、 ガラススぺ一サ 6 1 の角部の欠けが発生しない 確率が 9 9 %以上である こ と、 〇は同確率が 9 0 %以上 9 9 %未満であ る こ と、 Xは同確率が 9 0 %未満であるこ と を夫々示す。
表 7
Figure imgf000042_0001
本実施例 3 1 〜 3 5 によれば、 ガラススぺ—サ 6 1 の端面 6 1 ' の 傾斜角度 6 a が 8 5 〜 9 5 ° 、 好ま し く は 8 8 〜 9 2 ° である と、 圧縮 方向に対する耐圧縮強度を維持する こ とができ、 ガラススぺ一サ 6 1 の 角部の欠けを防止する こ とができ る こ とが分かった。
次に、 図 1 1 Cのガラススぺ一サ 6 1 の端面 6 1 * の傾斜角度であ つて、 幅中心面 6 l a ' に対する傾斜角度 b (図 1 2 A , 図 1 2 B ) を表 8 に示すよ う に種々変えたガラススぺ一サ 6 1 の実施例 3 6 〜 4 0 及び比較例 3 5 〜 3 8 を夫々複数作製した。 但し、 傾斜角度 Θ , e a は 夫々 9 0 ° である。 次いで、 作製したガラススぺーサ 6 1 の下面 (背面板 2接着面) を所 定の平面に接地させて上面 (前面板 1接着面) に均一に 2 0. O NZm m2の圧縮荷重を加えたと き、 ガラススぺーサ 6 1 のが破壊する確立で 表された耐圧縮強度、 並びにガラススぺ一サ 6 1 の立設の容易性を評価 した。 結果を表 8 に示す。
表 8 において、 ◎は、 ガラススぺ一サ 6 1 の角部の欠けが発生しない 確率が 9 9 %以上である こ と、 〇は同確率が 9 0 %以上 9 9 %未満であ る こ と、 Xは同確率が 9 0 %未満である こ と を夫々示す。
表 8
Figure imgf000043_0001
本実施例 3 6〜 4 0 に よれば、 ガラススぺーサ 6 1 の端面 6 1 , の 傾斜角度 が 8 5〜 9 5 ° 、 好ま し く は 8 8〜 9 2 ° である と、 圧縮 方向に対する耐圧縮強度を維持する こ とがで き、 ガラススぺーサ 6 1 の 角部の欠けを防止するこ とができ る こ とが分かった。
次に、 図 1 1 Cのガラススぺ一サ 6 1 の一側面 6 1 aの傾斜角度 を 表 9 に示すよ う に種々変えたガラ ススぺーサ 6 1 の実施例 4 1 〜 4 7及 ぴ比較例 3 9〜 4 2 を夫々複数作製した。 但 し、 傾斜角度 a , bは 夫々 9 0 ° である。
次いで、 作製したガラススぺーサ 6 1 の下面 (背面板 2接着面) を所 定の平面に接地させて上面 (前面板 1接着面) に均一に 2 0 . 0 N / m m 2の圧縮荷重を加えた と き、 ガラススぺーサ 6 1 が破壊する確立で表 された耐圧縮強度、 並びにガラススぺーサ 6 1 の立設の容易性を評価 し た。 結果を表 9 に示す。
表 9 において、 ◎は、 ガラ ススぺーサ 6 1 の角部の欠けが発生しない 確率が 9 9 %以上である こ と、 〇は同確率が 9 0 %以上 9 9 %未満であ る こ と、 Xは同確率が 9 0 %未満である こ と を夫々示す。
表 9
Figure imgf000044_0001
本実施例 4 1 〜 4 7 によれば、 ガラススぺーサ 6 1 の側面の傾斜角度 が 8 0 〜 1 0 0 ° 、 好ま し く は 8 5 〜 9 5 ° である と、 圧縮方向に対 する耐圧縮強度を維持する こ とができ、 ガラススぺ一サ 6 1 の側縁部の 欠けを防止する こ とができ る こ とが分かった。 産業上の利用可能性
以上詳細に説明 したよ う に、 本発明に係る電子線励起ディ ス プレ イ パ ネルによ れば、 ガラススぺーサは、 その断面形状高さの目標寸法に対す る誤差が 1 0 %以下であるので、 ガラ ススぺーサにかかる荷重を均一に 分散させる こ と によ り ガラススぺーサの破損を防止する こ とができ、 も つて電子線励起ディ ス プレイパネルの強度低下を防止するこ とができ、 且つ電子線励起ディ スプレイパネル上の影の発生及び彩度の低下を防止 するこ とができ る。
本発明に係る電子線励起ディ ス プレイ パネルの好ま しい形態によれば ガラススぺ一サは、その断面形状高さの目標寸法に対する誤差が 1 . 5 % 以下であるので、 上述の効果を確実に奏する こ とができ る。
本発明に係る電子線励起デイ スプレイパネルのよ り好ま しい形態によ れば、 ガラススぺ—サは、 その断面形状高さの目標寸法に対する誤差が 0 . 5 %以下であるので、 上述の効果をよ り確実に奏する こ とができ る。 本発明に係る電子線励起ディ スプレイパネルによれば、 ガラススぺ一 サは、その断面形状幅の目標寸法に対する誤差が 1 5 %以下であるので、 電子線励起ディ ス プレイパネルの強度低下を防止するこ とができ、 且つ 電子線励起ディ スプレイパネル上の影の発生及び彩度の低下を防止する こ とができ る。
本発明に係る電子線励起デイ スプレイパネルの好ま しい形態によれば. ガラススぺ一サは、 その断面形状幅の目標寸法に対する誤差が 1 0 %以 下であるので、 上述の効果を確実に奏する こ とができ る。
本発明に係る電子線励起ディ スブレイパネルのよ り好ま しい形態によ れば、ガラススぺーサは、その断面形状幅の目標寸法に対する誤差が 5 % 以下であるので、 上述の効果を よ り確実に奏する こ とができ る。
本発明に係る電子線励起ディ ス プレイパネルによれば、 ガラススぺ一 サは、 その長手方向長さに対する断面形状の高さ方向の反りが 2 . 5 % 以下であるので、 電子線励起ディ スプレイパネルの強度低下を防止する こ とができ、 且つ電子線励起デイ スプレイパネル上の影の発生及ぴ彩度 の低下を防止するこ とができ る。
本発明に係る電子線励起ディ スブレイパネルの好ま しい形態によれば- ガラススぺーサは、 その断面形状の髙さ方向の反り が 0 . 5 %以下であ るので、 上述の効果を確実に奏する こ とができ る。
本発明に係る電子線励起ディ スプレイパネルによれば、 ガラススぺー サは、 その長手方向長さに対する断面形状の幅方向の反りが 1 %以下で あるので、 電子線励起ディ スプレイパネルの強度低下を防止する こ とが でき、 且つ電子線励起ディ スプレイパネル上の影の発生及び彩度の低下 を防止するこ とができ る。
本発明に係る電子線励起ディ スプレイパネルの好ま しい形態によれば ガラススぺ一サは、 その断面形状の幅方向の反り が 0 . 5 9 以下である ので、 上述の効果を確実に奏するこ とができ る。
本発明に係る電子線励起ディ ス プレイパネルによれば、 ガラススぺ— サは、 その表面の中心線平均粗さが 1 . 5 m以下であるので、 ガラス スぺーサの強度の低下を防止する こ とができ、 も つて電子線励起ディ ス プレイパネルの強度低下を防止する こ とができる。
本発明に係る電子線励起デイ スプレイパネルの好ま しい形態によれば, ガラススぺ一サは、 その中心線平均粗さが 0 . 8 m以下であるので、 上述の効果を確実に奏する こ とができ る。
本発明に係る電子線励起ディ スプレイパネルのよ り好ま しい形態によ れば、 ガラススぺ一サは、 その中心線平均粗さが 0 . 3 m以下である ので、 上述の効果をよ り確実に奏する こ とができ る。
本発明に係る電子線励起デイ ス プレイパネルによれば、 ガラススぺー サは、 その切断された端面に発生するチッ ビングの大き さが 0 . 2 m m 以下であるので、 ガラススぺーザの強度低下を防止する こ とができ 、 も つて電子線励起ディ スプレイパネルの強度低下を防止するこ とができ る。 本発明に係る電子線励起ディ スプレイパネルの好ま しい形態によれば、 ガラススぺ一サは、 そのチ ッ ビングの大き さが 0 . 1 m m以下であるの で、 上述の効果を確実に奏する こ とができ る。
本発明に係る電子線励起デイ ス プレイパネルのよ り好ま しい形態によ れば、 ガラススぺ一サは、 そのチ ッ ビングの大き さが 0 . 0 6 m m以下 であるので、 上述の効果をよ り確実に奏する こ とができ る。
本発明に係る電子線励起ディ スプレイパネルによれば、 ガラススぺー サは、 その断面の側辺長さが断面形状の高さ よ り長いので、 ガラススぺ ーサの側面の面積が増大し、 母材ガラスの加熱延伸時に冷却を効率よ く 行ってガラススぺ一サの表面強度の向上を図る こ とができ、 も つて電子 線励起ディ スプレイパネルの強度の向上を図る こ とができ る。
本発明に係る電子線励起ディ スプレイパネルの好ま しい形態によれば. ガラススぺーサは、 その断面の側辺が凹状であるので、 その頂部及び底 部を張り 出させる こ とができ、 も つて前面板や背面板との接着面積の増 大によ り ガラススぺ一サの接着性を向上させる こ とができ る。
本発明に係る電子線励起ディ スプレイパネルの好ま しい形態によれば. ガラススぺーサは、 その断面形状の側辺が凸状であるので、 ガラススぺ —サの曲げ強度を向上させる こ とができ、 も つて電子線励起ディ ス プレ ィパネルの強度の向上を図る こ とができ る。
本発明に係る電子線励起ディ スブレイパネルの好ま しい形態によれば. ガラススぺーサは、 その断面形状の側辺が凹凸状であるので、 電子放出 素子から放出された電子が帯電したガラススぺ一サに衝突した際に該電 子を捕捉する こ とができ る。
本発明に係る電子線励起デイ ス プレイパネルのよ り好ま しい形態によ れば、 ガラススぺーサは、 その頂面及び底面が凹凸面部を含むので、 前 面板及び背面板へのガラススぺーサの接着性を向上させる こ とができ る。 本発明に係る電子線励起ディ ス プレイパネルによれば、 ガラススぺー サは、その横中心面に対する端面の傾斜角度が 8 5 〜 9 5 ° であるので、 ガラススぺ一サの角部の欠けを防止する こ とができ、 も つて電子線励起 ディ スプレイパネルの強度を維持する こ とができ る。
本発明に係る電子線励起ディ スプレイパネルの好ま しい形態に よれば ガラススぺ一サは、 その端面の傾斜角度が 8 8 〜 9 2 ° であるので、 上 述の効果を確実に奏する こ とができ る。
本発明に係る電子線励起ディ スプレイパネルによれば、 ガラススぺ一 サは、その幅中心面に対する端面の傾斜角度が 8 5 〜 9 5 ° であるので、 ガラススぺーサの角部の欠けを防止する こ とができ、 も つて電子線励起 ディ ス プレイパネルの強度を維持する こ とができ る。
本発明に係る電子線励起ディ スプレイパネルの好ま しい形態によれば. ガラススぺーサは、 その端面の傾斜角度が 8 8 〜 9 2 ° であるので、 上 述の効果を確実に奏する こ とができ る。
本発明に係る電子線励起ディ スプレイパネルのよ り好ま しい形態によ れば、 ガラススぺーサは、 その断面形状が略矩形であ ·り 、 側面の傾斜角 度が 8 0 〜 1 0 0 ° であるので、 ガラススぺーサの側縁部の欠けを防止 する こ とができ、 も って電子線励起ディ スプレイパネルの強度を維持す る こ とができ る。
本発明に係る電子線励起ディ スブレイパネルの更に好ま しい形態によ れば、 ガラススぺ一サは.、 その側面の傾斜角度が 8 5 〜 9 5 ° であるの で、 ガラススぺーサの側縁部の欠けを確実に防止する こ とができ、 も つ て電子線励起ディ スプレイパネルの強度を確実に維持するこ とができ る。

Claims

請 求 の 範 囲
1 . 一対のガラ ス基板と、 該一対のガラス基板同士を気密に接合する支 持部材と、 前記一対のガラス基板間に平行に介装された複数のガラ スス ぺ—サと を備え、 前記一対のガラス基板、 前記支持部材、 及び前記ガラ ススぺ一サが協働して気密の真空容器を構成する電子線励起ディ ス プレ ィパネルにおいて、
前記ガラススぺ一サは、 その断面形状が略矩形であ り 、 その断面形状 高さの目標寸法に対する誤差が 1 0 %以下である こ と を特徴とする電子 線励起ディ ス プレイ パネル。
2 . 前記ガラススぺ一サは、 前記断面形状高さの目標寸法に対する誤差 が 1 . 5 %以下である こ と を特徴とする請求項 1 記載の電子線励起ディ ス ブレ イ ノ、。ネル。
3 . 前記ガラススぺ一サは、 前記断面形状高さの目標寸法に対する誤差 が 0 . 5 %以下である こ と を特徴とする請求項 2 記載の電子線励起ディ ス プレ イ ノくネル。
4 . 一対のガラ ス基板と、 該一対のガラス基板同士を気密に接合する支 持部材と、 前記一対のガラス基板間に平行に介装された複数のガラスス ぺーサと を備え、 前記一対のガラス基板、 前記支持部材、 及び前記ガラ ススぺーサが協働して気密の真空容器を構成する電子線励起ディ ス プレ ィパネルにおいて、
前記ガラススぺーサは、 その断面形状が略矩形であ り 、 断面形状幅の 目標寸法に対する誤差が 1 5 %以下であるこ と を特徴とする電子線励起 ディ ス プレイノ、'ネル。
5 . 前記ガラススぺ—サは、 前記断面形状幅の目標寸法に対する誤差が
1 0 %以下である こ と を特徴とする請求項 4記載の電子線励起ディ ス プ レ イ ノ、' ネ ル。
6 . 前記ガラス スぺーサは、 前記断面形状幅の目標寸法に対する誤差が 5 %以下である こ と を特徴とする請求項 5記載の電子線励起ディ スプレ ィ ノ、。ネル。
7 . —対のガラス基板と、 該一対のガラス基板同士を気密に接合する支 持部材と、 前記一対のガラス基板間に平行に介装された複数のガラスス ぺーサと を備え、 前記一対のガラス基板、 前記支持部材、 及び前記ガラ ススぺ一サが協働して気密の真空容器を構成する電子線励起ディ ス プレ ィ パネルにおいて、
前記ガラ ススぺーサは、 その断面形状が略矩形であ り 、 その長手方向 長さ に対する断面形状の高さ方向の反り が 2 . 5 %以下である こ と を特 徴とする電子線励起ディ スプレイパネル。
8 . 前記ガラススぺ一サは、 前記断面形状の高さ方向の反り が 0 . 5 % 以下である こ と を特徴とする請求項 7記載の電子線励起ディ ス プレイパ ネル。
9 . 一対のガラ ス基板と、 該一対のガラス基板同士を気密に接合する支 持部材と、 前記一対のガラス基板間に平行に介装された複数のガラスス ぺーサと を備え、 前記一対のガラス基板、 前記支持部材、 及び前記ガラ ススぺーサが協働して気密の真空容器を構成する電子線励起ディ スプレ ィノ、'ネルにぉレ、て、
前記ガラススぺ一サは、 その断面形状が略矩形であ り 、 その長手方向 長さ に対する断面形状の幅方向の反り が 1 %以下である こ と を特徴とす る電子線励起デイ スプレイパネル。
1 0 . 前記ガラ ススぺ一サは、 前記断面形状の幅方向の反り が 0 . 5 % 以下であるこ と を特徴とする請求項 9記載の電子線励起ディ スプレイパ ネル。
1 1 . 一対のガラス基板と、 該一対のガラス基板同士を気密に接合する 支持部材と、 前記一対のガラス基板間に平行に介装された複数のガラス スぺーサと を備え、 前記一対のガラス基板、 前記支持部材、 及び前記ガ ラススべ一サが協働 して気密の真空容器を構成する電子線励起ディ ス プ レ イ ノヽ。ネルにおいて、
前記ガラススぺ一サは、 その表面の中心線平均粗さが 1 . 5 m以下 であるこ と を特徴とする電子線励起ディ スプレイパネル。
1 2 . 前記ガラススぺーサは、 前記中心線平均粗さが 0 . 8 m以下で ある こ と を特徴とする請求項 1 1 記載の電子線励起ディ スプレイパネル。
1 3 . 前記ガラ ススぺ一サは、 前記中心線平均粗さが 0 . 3 ^ m以下で ある こ と を特徴とする請求項 1 2記載の電子線励起ディ スプレイパネル。
1 4 . 請求項 1 乃至 1 3 のいずれか 1 項に記載の電子線励起ディ ス プレ イ ノ、'ネルに用いられるガラススぺーサ。
1 5 . 継ぎ目のない一体物である こ と を特徴とする請求項 1 4記載の電 子線励起ディ スプレイパネルに用いられるガラススぺーサ。
1 6 . —対のガラス基板と、 該一対のガラス基板同士を気密に接合する 支持部材と、 前記一対のガラス基板間に平行に介装された複数のガラス スぺーサ と を備え、 前記一対のガラス基板、 前記支持部材、 及び前記ガ ラススべ一サが協働して気密の真空容器を構成する電子線励起ディ スプ レイノ、'ネルにおいて、
前記ガラススぺーサは、 その切断された端面に発生するチ ッ ビングの 最大長さが 0 . 2 mm以下である こ と を特徴とする電子線励起ディ スプ レ イ ノ、。ネ ル。
1 7 . 前記ガラススぺーサは、 前記チッ ビングの最大長さが 0 . 1 mm 以下である こ と を特徴とする請求項 1 6記載の電子線励起ディ スブレイ ハ'ネル。
1 8 . 前記ガラススぺーサは、 前記チッ ビン グの最大長さが 0 . 0 6 m m以下である こ と を特徴とする請求項 1 7記載の電子線励起ディ ス プレ ィ パネル。
1 9 . 請求項 1 6乃至 1 8 のいずれか 1 項に記載の電子線励起ディ スプ レイノ、。ネルに用レ られる ガラススぺ一サ。
.2 0 . —対のガラス基板と、 該一対のガラス基板同士を気密に接合する 支持部材と、 前記一対のガラス基板間に平行に介装された複数のガラス スぺ一サと を備え、 前記一対のガラス基板、 前記支持部材、 及び前記ガ ラススべ一サが協働して気密の真空容器を構成する電子線励起デイ スプ レ イ ノ、。ネルにぉレ、て、
前記ガラ ススぺ—サは、 略矩形断面形状を有し、 前記断面形状の側辺 長さが前記断面形状の高さ よ り長いこ と を特徴とする電子線励起ディ ス プレイパネル。
2 1 . 前記ガラ ススぺーサは、 前記断面形状の側辺が曲線状である こ と を特徴とする請求項 2 0記載の電子線励起デイ スプレイパネル。
2 2 . 前記ガラ ススぺ一サは、 前記断面形状の側辺が凹状であるこ と を 特徴とする請求項 2 1記載の電子線励起ディ ス プレイパネル。
2 3 . 前記ガラススぺーサは、 前記断面形状の側辺が凸状である こ と を 特徴とする請求項 2 1 記載の電子線励起ディ ス プレイパネル。 ' 2 4 . 前記ガラススぺーサは、 前記断面形状の側辺が山形凸状である こ と を特徴とする請求項 2 0記載の電子線励起ディ スプレイパネル。
2 5 . 前記ガラ ススぺ—サは、 前記断面形状の側辺が段付き凸状である こ と を特徴とする請求項 2 0記載の電子線励起ディ スプレイパネル。 2 6 . 前記ガラススぺ一サは、 前記断面形状の側辺が傾斜している こ と を特徴とする請求項 2 0記載の電子線励起デイ スプレイパネル。
2 7 . 前記ガラススぺ一サは、 前記断面形状の側辺が凹凸状である こ と を特徴とする請求項 2 0記載の電子線励起ディ ス プレイパネル。
2 8 . 前記ガラススぺ—サは、 その頂面及び底面の各々が平面状である こ と を特徴とする請求項 2 0乃至 2 7 のいずれか 1 項に記載の電子線励 起ディ ス プレ イ ノ ネル。
2 9 . 前記ガラ ススぺ—サは、 前記頂面及び前記底面の各々が凹凸面部 を含むこ と を特徴とする請求項 2 8記載の電子線励起ディ ス プレイパネ ル。
3 0 . 請求項 2 0乃至 2 9 のいずれか 1 項に記載の電子線励起ディ スプ レ イ ノ、"ネルに用い られる ガラスス ぺーサ。
3 1 . —対のガラス基板と、 該一対のガラス基板同士を気密に接合する 支持部材と、 前記一対のガラス基板間に平行に介装された複数のガラス スぺーサと を備え、 前記一対のガラス基板、 前記支持部材、 及び前記ガ ラススべ一サが協働して気密の真空容器を構成する電子線励起ディ スプ レィパネルにおいて、
前記ガラススぺーサは、 その横中心面に対する端面の傾斜角度が 8 5 〜 9 5 ° である こ と を特徴とする電子線励起ディ スプレイパネル。
3 2 . 前記ガラススぺーサは、 前記端面の傾斜角度が 8 8 〜 9 2 。 であ る こ と を特徴とする請求項 3 1 記載の電子線励起ディ ス プレイパネル。 3 3 . 前記ガラススぺ—サは、 その断面形状が略矩形であ り 、 側面の傾 斜角度が 8 0 〜 1 0 0 ° である こ と を特徴とする請求項 3 1 又は 3 2記 載の電子線励起デイ ス プレイパネル。
3 4 . 前記ガラススぺ—サは、 前記側面の傾斜角度が 8 5 〜 9 5 ° であ る こ と を特徴とする請求項 3 3記載の電子線励起ディ ス プレイパネル。 3 5 . —対のガラス基板と、 該一対のガラス基板同士を気密に接合する 支持部材と、 前記一対のガラス基板間に平行に介装された複数のガラス スぺーザと を備え、 前記一対のガラス基板、 前記支持部材、 及び前記ガ ラススぺーサが協働して気密の真空容器を構成する電子線励起ディ スプ レィ ノ、'ネルにおいて、
前記ガラススぺーサは、 その幅中心面に対する端面の傾斜角度が 8 5 〜 9 5 ° である こ と を特徴とする電子線励起デイ スプレイパネル。
3 6 . 前記ガラ ススぺ—サは、 前記端面の傾斜角度が 8 8 〜 9 2 ° であ るこ と を特徴とする請求項 3 5記載の電子線励起ディ スプレイパネル。 3 7 . 前記ガラススぺ—サは、 その断面形状が略矩形であ り 、 側面の傾 斜角度が 8 0 〜 1 0 0 ° であるこ と を特徴とする請求項 3 5又は 3 6記 載の電子線励起ディ ス プレイパネル。
3 8 . 前記ガラススぺーサは、 前記側面の傾斜角度が 8 5 〜 9 5 ° であ るこ と を特徴とする請求項 3 7記載の電子線励起ディ スプレイパネル。 3 9 . 請求項 3 1 乃至 3 8 のいずれか 1 項に記載の電子線励起ディ スプ レ イ ノヽ 'ネルに用レ、 られる ガラススぺ一サ。
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