JP2011018492A - 画像表示装置の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】非画像領域の狭小化が可能で、狭ピッチで電子放出素子が形成された基板に対して、高い直線性及び精度でスペーサを取り付ける方法を提供する。
【解決手段】端部3近傍に屈曲部4を有するスペーサ1を用い、端部3と屈曲部4との間を把持部10として把持ユニット5により把持し、スペーサ1の長辺方向に張力を印加した後、把持部10を回転させることによって、スペーサ1の長尺部2に生じた回転モーメントを解消した状態で、スペーサ1をリアプレート11に取り付ける。
【選択図】図1
【解決手段】端部3近傍に屈曲部4を有するスペーサ1を用い、端部3と屈曲部4との間を把持部10として把持ユニット5により把持し、スペーサ1の長辺方向に張力を印加した後、把持部10を回転させることによって、スペーサ1の長尺部2に生じた回転モーメントを解消した状態で、スペーサ1をリアプレート11に取り付ける。
【選択図】図1
Description
本発明は、2枚の基板が板状スペーサを介在させて対向配置してなる画像表示装置の製造方法に関し、特に、一方の基板にスペーサを取り付ける工程に特徴を有する製造方法に関する。
2枚の基板を対向配置させてなる画像表示装置においては、耐大気圧部材として、2枚の基板間にスペーサを介在させる構造が一般的である。特許文献1には、高精細化のため狭ピッチで電子放出素子が形成されたリアプレート上に、直線状のスペーサを高精度に取り付ける方法が開示されている。具体的には、スペーサをプレートに取り付ける際に、スペーサの長辺方向に張力を印加し、その張力による直線性を維持するために、スペーサとリアプレートを固定する領域を張力を作用する点よりも内側とする方法である。また、特許文献2には、製造コストを削減するべく、互いに対向する一対のパネル間に配置される長尺スペーサにおいて、少なくとも一方の端部が、前記パネルからみて所定の角度をなしているスペーサが記載されている。
特許文献1に記載されている画像表示装置の製造方法は、直線状のスペーサを組み立てる際に、スペーサに張力を印加するための領域がスペーサを固定する領域の外側に必要である。さらに、スペーサがリアプレートから外れないために必要な接着強度を得るためには、接着剤による固定領域を大きくとることが必要であり、画像表示装置の非画像領域(デッドスペース)が広くなっていた。画像表示装置の軽量化、デザイン性のためには、デッドスペースの狭小化による画像表示装置の狭額縁化が望まれていた。
特許文献2に記載されているスペーサは、画像表示装置の高精細化のために狭ピッチで電子放出素子が形成されたリアプレート上に取り付けるためには、高い取り付け精度が必要であり、より高いスペーサの直線性が望まれていた。
本発明の課題は、上記問題を解決し、非画像領域の狭小化が可能で、狭ピッチで電子放出素子が形成された基板に対して、高い直線性及び精度でスペーサを取り付け、高画質表示で信頼性の高い画像表示装置を提供しうる製造方法を提供することにある。
本発明は、第1基板と、前記第1基板に対向配置した第2基板と、前記第1基板と前記第2基板との間に配置した板状のスペーサとを有する画像表示装置の製造方法であって、
前記スペーサが、両端部よりそれぞれ内側に、前記第1基板と第2基板との対向方向に直交する面内において屈曲する屈曲部を有し、
前記スペーサの屈曲部と端部との間を把持部として把持する工程と、
把持したスペーサを、スペーサの長辺方向に張力を印加する工程と、
前記スペーサの把持部を、第1基板と第2基板との対向方向に直交する面内において、スペーサの長辺方向に張力を印加する方向に回転させる工程と、
少なくとも前記スペーサの屈曲部より内側において、前記スペーサを前記第1基板に固定する工程と、
を有することを特徴とする。
前記スペーサが、両端部よりそれぞれ内側に、前記第1基板と第2基板との対向方向に直交する面内において屈曲する屈曲部を有し、
前記スペーサの屈曲部と端部との間を把持部として把持する工程と、
把持したスペーサを、スペーサの長辺方向に張力を印加する工程と、
前記スペーサの把持部を、第1基板と第2基板との対向方向に直交する面内において、スペーサの長辺方向に張力を印加する方向に回転させる工程と、
少なくとも前記スペーサの屈曲部より内側において、前記スペーサを前記第1基板に固定する工程と、
を有することを特徴とする。
本発明によれば、屈曲部を有するスペーサを用い、把持部において回転工程を加えることで、直線性良く高精度に基板に取り付けることができる。よって、より狭額縁で軽量、高精細な画像表示装置を提供することができる。
本発明の画像表示装置の製造方法は、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、電子線ディスプレイの製造方法などを包含しており、特に、電子線ディスプレイは高真空容器である点から本発明が適用される好ましい形態である。以下、本発明の実施形態として、電子線ディスプレイの製造方法を例に挙げ、図1乃至図4を用いて具体的に説明する。
図2は、本発明の画像表示装置の製造方法に用いるスペーサの一例を示す上面図である。図中、1はスペーサ、2はスペーサ1の長尺部、3は端部、4は屈曲部である。
本発明で用いられるスペーサ1は、互いに対向配置する第1基板(リアプレート)と第2基板(フェースプレート)との間に配置される板状部材である。係るスペーサ1の材質としては、例えば石英ガラス、ソーダライムガラス、金属などであって、特に該スペーサ1を取り付ける側のリアプレート11と材料が同質であることが、線膨張係数が近いことで好ましい。本発明に用いられるスペーサ1は、前記基板の対向方向(Z方向)に直交する面(XY平面)内において両端部3の内側に屈曲部4を有している。屈曲部4は角度θをもって屈曲しており、ここで、角度θは長尺部2から端部3に向けて左回りを正とする。図2において、(a)は屈曲部4のθを両側で90°とした例、(b)は一方のθを90°、他方を270°とした例、(c)は両側でθを90°を超える鈍角に形成した例、(d)は両側でθを90°未満の鋭角に形成した例である。
屈曲部4は、スペーサ1において屈曲部4を形成したい位置に、レーザやバーナーなどにより局所的に加熱することによりスペーサを軟化させる熱加工や、また万力などを用いた外力による曲げ加工などにより形成する。特にレーザを用いた屈曲部4の形成方法が、加工精度の点で好ましい。
図3は、本発明の画像表示装置の製造方法において、リアプレート11上に図2(a)のスペーサ1を取り付けた状態を模式的に示す上面図である。図3において、スペーサ1の長尺部2の長さ(X方向)Lは配置するリアプレートの大きさに依存して決定され、一般的に30乃至2540mmの範囲内である。隣接するスペーサ1の一方の端部3から他方の屈曲部4までの距離δは、2mm以下だと真空排気が困難になるため、5mm以上であることが好ましい。また端部3から屈曲部4までの長さL’は、スペーサ1を配置する間隔(ピッチ)と、隣接するスペーサ1の屈曲部4までの距離δにより決定される。
スペーサ1の厚さ(Y方向)は、0.03乃至0.50mmの範囲内にあるのが好ましい。さらに、スペーサ1がフェースプレート(不図示)及びリアプレート11と接触する部分では発光表示ができないため、スペーサ1の厚さは狭いピッチで形成される配線の太さを超えないように薄くする必要がある。しかし、スペーサ1の厚さが薄すぎると、スペーサ1を把持する際やフェースプレートとリアプレート11の封着の際などにスペーサ1の強度が不足してしまうため、スペーサ1の厚さは必要強度を満たす必要がある。
スペーサ1の高さ(Z方向)は、0.1乃至5.0mmの範囲が好ましい。画像表示装置では、フェースプレートの蛍光体の発光効率を高めるために、一般的に高加速電圧(0.1kV乃至20kV)を用いる。そのため、フェースプレート及びリアプレート11の間隔が大き過ぎると、電子放出素子から放出される電子ビームの軌道が曲がってしまうため、スペーサ1の高さは低い方が好ましい。
スペーサ1の屈曲部4の角度θの値は、図2(a)、図2(b)に示すような90°、或いは270°であることが望ましい。これにより画像表示装置のデッドスペースを狭小化し、額縁を狭くすることができる。但し、屈曲部4の角度θは90°や270°に限定されるものではなく、図2(c)、図2(d)のように鈍角や鋭角でも良い。
次に、本発明の画像表示装置の製造方法における、スペーサ1のリアプレート11への取り付け工程について説明する。
図1は、図2(a)に示す屈曲部4の角度θを90°としたスペーサ1を、リアプレート11へ取り付ける工程を示した模式図である。
本例で用いたスペーサ1の把持ユニット5は、基準爪6と可動爪7を有しており、可動爪7を移動させ、基準爪6との間を開閉させることでスペーサ1の把持を行うことができる。また、把持ユニット5は、一方が固定、他方が図1中の矢印Aの方向(図1(b))にエアシリンダ(不図示)を使用して可動できるため、スペーサ1の長辺方向にスペーサ1に張力を印加することができる構造となっている。また把持ユニット5にはZ方向の回転軸8が設けられており、回転軸8を軸として回転可能な仕組みを有している。これにより、把持ユニット5はフェースプレートとリアプレート11との対向方向(Z方向)に直交する面(XY平面)内において回転することができ、スペーサ1の端部3にZ軸周りの回転モーメントを印加することができる。
固定部材9はリアプレート11上の電子放出素子が形成されている画像領域12よりも外側に形成される部材であり、スペーサ1をリアプレート11の所定の位置に固定する。ここで、使用する固定部材9は、接着剤や固定ピンなどがあるが、これらに限定されるものではない。以下に具体的なスペーサ1のリアプレート11への取り付け工程例を説明する。
(スペーサ1の把持工程:図1(a))
スペーサ1の把持部10は、リアプレート11の画像領域12に接触する領域を避けるため、画像領域12外に形成される左右の屈曲部4と端部3との間とする。スペーサ1の把持工程は、把持ユニット5の可動爪7を移動させ、基準爪6との間を開閉させ、把持部10を把持することにより行われる。この時、スペーサ1の左右の把持部10を把持する際に、スペーサ1の破損を防止するために、左右基準爪6の把持部当接面を、平行、且つ装置原点からの位置が等しくなるように調整する。
スペーサ1の把持部10は、リアプレート11の画像領域12に接触する領域を避けるため、画像領域12外に形成される左右の屈曲部4と端部3との間とする。スペーサ1の把持工程は、把持ユニット5の可動爪7を移動させ、基準爪6との間を開閉させ、把持部10を把持することにより行われる。この時、スペーサ1の左右の把持部10を把持する際に、スペーサ1の破損を防止するために、左右基準爪6の把持部当接面を、平行、且つ装置原点からの位置が等しくなるように調整する。
(スペーサ1のX方向への張力印加工程:図1(b))
スペーサ1への張力印加工程は、スペーサ1の把持部10を把持ユニット5によって把持した後、把持ユニット5を図1中矢印Aの方向に可動することにより行われる。図4は矢印F(X方向)に作用する張力を把持部10に印加した時のスペーサ1の形状例を示す。この時スペーサ1には、図4のように把持部10に矢印F(X方向)に張力を印加するため、長尺部2に回転モーメントが発生するためY方向の反りが発生する。
スペーサ1への張力印加工程は、スペーサ1の把持部10を把持ユニット5によって把持した後、把持ユニット5を図1中矢印Aの方向に可動することにより行われる。図4は矢印F(X方向)に作用する張力を把持部10に印加した時のスペーサ1の形状例を示す。この時スペーサ1には、図4のように把持部10に矢印F(X方向)に張力を印加するため、長尺部2に回転モーメントが発生するためY方向の反りが発生する。
(スペーサ1の把持部10の回転工程:図1(c))
スペーサ1の把持部10の回転工程は、スペーサ1に張力を印加している状態で、把持ユニット5を回転軸8を中心にZ軸まわりに回転することにより行われる。これにより、スペーサ1に回転モーメントが印加される。この時、(b)の工程で長尺部2に発生する回転モーメントを打ち消すために、把持ユニット5は回転軸8を軸とし、Z軸まわりに、長辺方向に張力を印加する方向に回転させる。
スペーサ1の把持部10の回転工程は、スペーサ1に張力を印加している状態で、把持ユニット5を回転軸8を中心にZ軸まわりに回転することにより行われる。これにより、スペーサ1に回転モーメントが印加される。この時、(b)の工程で長尺部2に発生する回転モーメントを打ち消すために、把持ユニット5は回転軸8を軸とし、Z軸まわりに、長辺方向に張力を印加する方向に回転させる。
(スペーサ1のリアプレート11への固定工程:図1(d))
スペーサ1の固定工程は、スペーサ1とリアプレート11とを、画像領域12の外の所定位置関係を維持した上で、リアプレートの画像領域12外で固定部材9により行われる。この時、固定部材9でスペーサ1を固定する領域は、少なくとも屈曲部4よりも長尺部2側とする。また、固定する領域は屈曲部4から端部3までの領域を含んでも良い。
スペーサ1の固定工程は、スペーサ1とリアプレート11とを、画像領域12の外の所定位置関係を維持した上で、リアプレートの画像領域12外で固定部材9により行われる。この時、固定部材9でスペーサ1を固定する領域は、少なくとも屈曲部4よりも長尺部2側とする。また、固定する領域は屈曲部4から端部3までの領域を含んでも良い。
(把持ユニット5の張力開放工程:図1(e))
把持ユニット5の張力開放工程は、固定部材9によりスペーサ1をリアプレート11上に固定した後、エアシリンダの圧力を除去し、前記把持ユニット5の可動爪7を開放方向に移動させる。これにより、前記リアプレート11に固定されたスペーサ1を把持ユニット5から開放する。
把持ユニット5の張力開放工程は、固定部材9によりスペーサ1をリアプレート11上に固定した後、エアシリンダの圧力を除去し、前記把持ユニット5の可動爪7を開放方向に移動させる。これにより、前記リアプレート11に固定されたスペーサ1を把持ユニット5から開放する。
上記(a)乃至(e)の工程を繰り返し、リアプレート11上にスペーサ1を所定の間隔で配置、固定する。ここで、上記工程はスペーサ1本ずつに限定されるものではなく、複数本同時でも良い。以上の工程を繰り返し、リアプレート11上にスペーサ1を所定の間隔で所定の本数を配置する。
その後、リアプレート11とフェースプレート(不図示)を十分に位置合わせし、両基板を枠部材(不図示)を介して封着することにより気密容器を作製する。気密容器内部を真空に排気するためには、リアプレート11に形成した排気穴(不図示)と真空ポンプ(不図示)とを接続し、気密容器内を真空に排気する。その後、リアプレート11の排気穴を封止する。以上により、画像表示装置が作製される。
図7は、本発明で製造される画像表示装置の一例の表示パネル(気密容器)の構成を模式的に示す図である。図7は単純マトリクス配置の電子源を用いて構成した画像表示装置の表示パネルの一例を示す模式図であり、一部を切り欠いた状態で示す。図7において、11はリアプレート、22は電子放出素子、23はX方向配線、24はY方向配線である。また、25はガラス基板であるフェースプレートであり、内面に発光部材としての蛍光体である蛍光膜26とアノードであるメタルバック27が形成されている。また、28は支持枠であり、この支持枠28にリアプレート11、フェースプレート25がフリットガラス等を介して取り付けられ、気密容器を構成している。
以下に具体的な実施例を挙げて本発明を詳しく説明するが、本発明がこれら実施例の形態に限定されるものではない。尚、以下に述べる実施例において、画像表示装置の基本構成、及びスペーサの製造方法は特開2004−152602号公報記載のものと同様である。
(実施例1)
図1に示した工程に沿って図2(a)のスペーサ1をリアプレート11上に取り付けた。スペーサ1をリアプレート11に取り付けた状態の上面図を図5に示す。以下スペーサ1について説明する。
図1に示した工程に沿って図2(a)のスペーサ1をリアプレート11上に取り付けた。スペーサ1をリアプレート11に取り付けた状態の上面図を図5に示す。以下スペーサ1について説明する。
図2(a)で示すような、θ=90°の屈曲部4を有するスペーサ1を、PD200(AGC社製)からなる絶縁性部材の長尺スペーサ(1200×2.0×0.2mm)を用いて作製した。屈曲部4は、上記長尺スペーサをレーザにより局所的に加熱することにより軟化させて、端部3を左右逆方向に屈曲させて形成した。スペーサ1の長尺部2の長さLは1187mm、端部3から屈曲部4までの長さL’は13mm、屈曲部4の角度θは90°とした。
図1に示したように、把持ユニット5で屈曲部4から0.5mm外側を把持部10として把持し、該把持部10に張力として3.0Nを与えた。この時、把持部10を引っ張っているためにモーメントが発生するためスペーサ1には反りが生じるが、このモーメントを打ち消す方向に回転モーメントを印加するため、両把持部10を把持した把持ユニット5を0.2°回転させた。これにより、長尺部2の直線性を維持することができた。
固定部材9として脱ガスの少ない無機系接着剤をディスペンサ(不図示)によりスペーサ1の底面の所定の領域に適量塗布し、接着剤が塗布された領域がリアプレート11の画像領域12外に位置するように該スペーサ1をリアプレート11上に載置した。その後、ヒートガン(不図示)を使用して、該接着剤を熱風により加熱、硬化させ、スペーサ1とリアプレート11とを固定した。尚、接着剤で固定する領域は、固定領域を大きくとるために、屈曲部4より長尺部2側を含み、さらに屈曲部4から端部3までの全域とした。これにより、スペーサ1に取り付け張力が作用しても、接着固定が外れることなく直線性を維持したまま、スペーサ1のY方向の取り付け精度±20μmで、スペーサ1を配置することができた。また必要十分なスペーサ1の取り付け精度を得ることが可能となり、デッドスペースを狭小化することができた。尚、ここでは固定部材9として接着剤を用いたが、これに限定されるものではなく、固定ピンなどを用いても良い。
以上の工程を繰り返し、リアプレート11上にスペーサ1を所定の間隔で図5に示すように配置し、リアプレート11とフェースプレート(不図示)を十分に位置合わせし、両基板を枠部材(不図示)を介して封着することにより気密容器を作製した。気密容器内部を真空に排気するために、リアプレート11に形成した排気管(不図示)と真空ポンプ(不図示)とを接続し、気密容器内を真空に排気した。その後、リアプレート11の排気管の封止を行い、真空容器を作製した。次に周知の形態で、駆動ドライバー、駆動回路、高圧電源、フレキシブル基板を実装し画像表示装置を作製した。
本例により得られた画像表示装置においては、額縁を従来より狭い20mmで、軽量化を図ることができた。また、高精細で良好な画像表示が得られた。
(実施例2)
本例では、実施例1のスペーサ1の形状が異なること以外は、実施例1と同様にして画像表示装置を作製した。図6は本例において、スペーサ1をリアプレート11上に取り付けた状態の上面図である。本例で用いたスペーサ1は、図2(b)の形状のスペーサを使用した。スペーサ1の材質、長さ、厚み、高さは実施例1と同様とした。また、スペーサ1は屈曲部4の角度θを、一方を90°とし他方を270°に屈曲させた。
本例では、実施例1のスペーサ1の形状が異なること以外は、実施例1と同様にして画像表示装置を作製した。図6は本例において、スペーサ1をリアプレート11上に取り付けた状態の上面図である。本例で用いたスペーサ1は、図2(b)の形状のスペーサを使用した。スペーサ1の材質、長さ、厚み、高さは実施例1と同様とした。また、スペーサ1は屈曲部4の角度θを、一方を90°とし他方を270°に屈曲させた。
本例で用いたスペーサ1は、実施例1とは異なり、屈曲部4により端部3が同じ方向を向いて屈曲している。よって、把持部10をXY平面内で回転させる工程においては、一方のスペーサ把持ユニット5を0.2°、他方のスペーサ把持ユニット5を−0.2°軸周りに回転させた。これにより、長尺部2の直線性を維持することができた。
本例により得られた画像表示装置においては、額縁を従来より狭い20mmで、軽量化を図ることができた。また、高精細で良好な画像表示が得られた。
1:スペーサ、2:長尺部、3:端部、4:屈曲部、5:把持ユニット、6:可動爪、7:基準爪、8:回転軸、9:固定部材、10:把持部、11:リアプレート、12:画像領域
Claims (1)
- 第1基板と、前記第1基板に対向配置した第2基板と、前記第1基板と前記第2基板との間に配置した板状のスペーサとを有する画像表示装置の製造方法であって、
前記スペーサが、両端部よりそれぞれ内側に、前記第1基板と第2基板との対向方向に直交する面内において屈曲する屈曲部を有し、
前記スペーサの屈曲部と端部との間を把持部として把持する工程と、
把持したスペーサを、スペーサの長辺方向に張力を印加する工程と、
前記スペーサの把持部を、第1基板と第2基板との対向方向に直交する面内において、スペーサの長辺方向に張力を印加する方向に回転させる工程と、
少なくとも前記スペーサの屈曲部より内側において、前記スペーサを前記第1基板に固定する工程と、
を有することを特徴とする画像表示装置の製造方法。
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