WO2003082454A1

WO2003082454A1 - Dispersant de particules fines et cosmetiques, materiaux de revetement, encre, materiaux de stockage et lubrifiants, contenant lesdits elements

Info

Publication number: WO2003082454A1
Application number: PCT/JP2003/003819
Authority: WO
Inventors: Naoki Gotou; Taro Ehara; Hisanori Kachi; Yoshiaki Iwamoto
Original assignee: The Nisshin Oillio Group, Ltd.
Priority date: 2002-03-28
Filing date: 2003-03-27
Publication date: 2003-10-09
Also published as: ES2462790T3; JPWO2003082454A1; CN1649664A; TWI305779B; EP1488850A1; EP1488850B1; JP4188249B2; CN100467108C; KR100924057B1; TW200306318A; EP1488850A4; KR20040105817A; AU2003227261A1

Description

明細微粒 f分 ί 剂及び該分散剤を^ する化粧料、 ^料、インキ、記憶材料及び潤滑剤明の背¾

木発明は、微粒子分散剤及び該分散剤を含おする化粧料、 ¾料、インキ、材料及び潤滑剤に関するものである。

-:、微子分散技術は、化粧料、塗料、インキ、記憶材料、潤滑剤、隨 ' ,

、食品など様々な分野で利用されている。微粒子分散能を決定する主な要 Wとして、顔料などの微粒子の特性や、樹脂、溶剤、添加剤などのビヒクルの特性などが举げられ、特に後者は、分野において、微粒子分散能をめるための様々な

Γ.火がなされている。

化粧料用途では、例えば、顔料を分散する口紅用剤油として、ヒマシ油が従来から fflいられている。ヒマシ汕は、代¾的なヒドロキシ酸であるリシノール酸が構成腊肪酸の主成分であるため、他の植物油と比べて極性が高く、親水忭であるとともに保湿性を示す高粘性油である。この特性を利用し、古くから顔料を練合する際の媒体として用いられている。 - -般的には、剤中の液状油に対し、 2 0〜5 0 %用いられるが、あまり多く用いるとヒマシ油の臭気や使用感の終時的劣化が発 .することが問 11となっている。また、その極性の卨さから、 ^化水^ 系の原料とは相溶性が低く、結合剤としてエステル系の油剤を使用しなければならない。また、刺激性を有するという点でも問题となっている。

一方、特公昭 5 3 - 4 6 8 9 0号公報には、トリメチロールプロパンの'; ΰ个ェステル化合物を含おする化粧料が問示されており、皮膚に対する感触性に優れ、かつ保 /:安定性に優れた基礎化粧料、メークアップ化粧料、頭髮用化粉:料などを捉供できることが記載されている。乂、特 ^ 2 0 0 1— 2 4 7 8 4 6 -公報には、トリメチロールプロパン乂はその縮合物、グリセリン縮合物、 ^^数 2 6〜 3 0の鎖 :鎖飽和二塩基酸および素数 8〜 2 8の脂肪酸をエステル化反応させたェステル化生成物からなるゲル化剂が問示されている。

しかしながら、これらの公報には、微粒了-分散性に優れ、かつ熱安定性験において、性状の劣化（¾気、色）が低い微粒^分散剤について記載されていない

究明の開示

木究明は、微粒子分散性に優れ、かつ熱安定性試験において性状劣化メ色) が低い微粒子分散剤を提供することを ΰ的とする。

本発明は、上記微粒子分散剤を含有する化粧料、塗料、インキ、記惊材料及び潤滑剤を提供することを的とする。

本発明は、エリスリトール又はその縮合物と脂肪酸とのエステル化合物、該ェステル化合物と多価カルボン酸との重縮合物及びエリスリトールと多価カルボン酸との重縮合物が微粒子分散剤として優れた性能を有し、これによれば上記課题を効率的に解決できるとの知見に基づいてなされたのである。

すなわち、本発明は、エリスリトール及びノ又はエリスリトール縮合物と脂肪酸との下記一般式（I ) 及び/又は（I I) で示されるエステル化合物、エリスリトール及び/又はエリスリトール縮合物と該エステル化合物と多価カルボン酸との重縮合物、エリスリトール及び/又はエリスリトール縮合物と多価カルボン酸とのエステル化合物と、脂肪酸との重縮合物、及びエリスリトール及び/乂はェリスリトール縮合物と脂肪酸及び/又は多価カルボン酸との重縮合物からなる^ から選ばれる少なくとも 1種を含有することを特徴とする微粒子分散剤を提供する。

(I) (II)

(式中、〜R₄はそれそれ独立して水素/ 子、脂肪酸残基又は多価カルボン酸残 ¾を¾し、 R₅及び R₆はそれそれ独立して水素原子、脂肪酸残基又は多価カルボン酸残基を表す。但し、〜： R₄の少なくとも 1つが水素原子であり、 R_s乂は R₆のいずれか 1つが水素原子であるのが好ましい。）

本発明は、又、エリスりトールと脂肪酸との下記一般式（I)で示されるエステル化合物の混合物であって、モノエステル、ジエステル、トリエステル及びテトラエステルの含有量がそれそれ 0〜 30質量％、 0〜80質¾%、 10〜80 質量％及び 0~ 75質量％であることを特徴とするエステル化混合物を提供する

R₁0-CH₂— CH-CH₂-CH₂— OR₄

OR₂ OR₃

(I)

(式中、！^〜!^はそれそれ独立して水素原子、脂肪酸残基又は多価カルボン酸残基を表す。）

本 ¾明は、乂、エリスルトール及び/又はエリスルトール縮合物と、イソォクチル酸とのド記一般式（1— 1)及び/又は（II— 1)で表されるエステル化合物の混台物であって、一般式（1— 1) を S本骨格とするモノエステル、ジエステル、トリエステル、テトラエステルの含量がそれそれ 0〜 10質量％、 0〜3 0質量％、 18〜70質量％及び 6〜75質量％であり、一般式（II— 1) を^ 本 '格とするモノエステル、ジエステルの含有 ¾がそれそれ、 0〜1 0 fU,;:%及び 0〜 5 0質量％であることを特徴とするエステル化混合物を提供する。

R 0— CH₂—

( I 1— 1 )

(式中、 1^，〜1 ₄，はそれそれ独立して水素原子又はイソォクチル酸残基をし、 R₅，及び R₆，はそれそれ独立して水素原子又はイソォクチル酸残 ¾を¾す。）本発明は、又、上記微粒子分散剤又はエステル化混合物を含する化粧料、 ^ 料、インキ、記憶材料及び潤滑剤を提供する。発明を実施するための最良の形態

本発明で用 t、ることのできるエステル化合物を形成するための脂肪酸としては、素数 5〜 2 8 (より好ましくは 6〜 2 8 ) の直鎖又は分岐鎖の脂肪酸（すなわち、脂肪族モノカルボン酸）が好ましく、特に分岐鎖の脂肪酸が好ましい、このような分岐鎖の脂肪酸としては、例えば、ビバリン酸、イソヘプタン酸、 4— ェチルペンタン酸、イソォクチル酸、 2—ェチルへキサン酸、 4， 5—ジメチルへキサン酸、 4—プロピルペンタン酸、イソノニル酸（イソノナン酸）、 2—ェチルヘプタン酸、 3 , 5， 5—トリメチルへキサン酸、イソデカン酸、イソドデカン酸、 2 _メチルデカン酸、 3—メチルデカン酸、 4 _メチルデカン酸、 5—メチルデカン酸、 6—メチルデカン酸、 7—メチルデカン酸、 9 _メチルデカン酸、 6—ェチルノナン酸、 5—プロピルオクタン酸、イソラウリン酸、 3—メチルヘンデカン酸、 6—プロビルノナン酸、イソトリデカン酸、 2—メチルドデカン酸、 3—メチルドデカン酸、 4ーメチルドデカン酸、 5—メチルドデカン酸、 1 1ーメチルドデカン酸、 7—プロピルデカン酸、イソミリスチン酸、 2—メチルトリデカン酸、 1 2 _メチルトリデカン酸、イソパルミチン酸、 2—へキシルデカン酸、 1 4ーメチルペン夕デカン酸、 2—ェチルテ卜ラデカン酸、イソステアリン酸、メチル分岐型イソステアリン酸、 2 —へプチルゥンデカン酸、 2—イソへプチルイソゥンデカン酸、 2—ェチルへキサデカン酸、 1 4一ェチルへキサデカン酸、 1 4一メチルヘプ夕デカン酸、 1 5—メチルヘプ夕デカン酸、 1 6—メチルヘプ夕デカン酸、 2—プチルテトラデカン酸、ィソアラキン酸、 3—メチルノナデカン酸、 2—ェチルォク夕デカン酸、イソへキサコ酸、 2 4—メチルヘプ夕コサン酸、 2 —ェチルテトラコサン酸、 2—ブチルドコサン酸、 2 —へキシルィコサン酸、 2—ォクチルォク夕デカン酸、 2—デシルへキサデカン酸などが^ げられ、これらを 1種または混合して使用することができる。これらのうち^尜数 8〜 1 8の脂肪酸、特に、イソォクチル酸（さらに好ましくは、 2 -ェチルへキサン酸及び 4 , 5—ジメチルへキサン酸）、イソノナン酸（さらに好ましくは、 2 -ェチルヘプタン酸及び 3， 5 , 5—トリメチルへキサン酸）、イソトリデカン酸、イソパルミチン酸、イソステアリン酸（さらに好ましくは、メチル分岐イソステアリン酸、 2 -へプチルゥンデカン酸及び 2 -イソへプチルイソゥンデ力ン酸）などの炭素数 8 ~ 1 8の分岐脂肪酸が好ましい。さらに、イソォクチル酸、 2 -ェチルへキサン酸、イソステアリン酸などの炭素数 8〜 1 8の分岐飽和脂肪酸（分岐飽和脂肪族モノカルボン酸）であるのが好ましい。

直鎖脂肪酸とは、炭素数 6から炭素数 2 8の直鎖脂肪酸で、例えば、カブロン酸、力プリル酸、ォクチル酸、ノニル酸、デカン酸、ドデカン酸、ラウリン酸、トリデカン酸、ミリスチン酸、ノレミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸などの飽和脂肪酸、また、力プロレイン酸、ゥンデシレン酸、ミリストレイン酸、ノルミトレイン酸、ォレイン酸、エライジン酸、ゴンドィン酸、エル力酸、ブラシン酸などの不飽和脂肪酸が挙げられ、これらを 1種または混合して使用することがでぎる。

一般式（I ) で示されるエステル化^物は、モノエステル体、ジエステル休、トリエステル体、又はテ卜ラエステル体であり、 -般式（II) で示されるエステル化合物は、モノエステル休乂はジエステルエステル休であるが、これらの 2稀以上の混合物でもよい。

本発明では、さらに、エリスリトール及び/又はェリスリト一ルの分子内縮合物と脂肪酸との一般式（I ) 及び（Π) で示されるエステル化物の混合物であつて、水酸基価が 1 0〜1 5 0 (好ましくは、 2 0〜1 2 0 ) を示すものが好ましい。

さらに、本発明は、ェリスル卜一ル及び/又はェリスルトール ¾Υ物と、ィソォクチル酸との一般式（1— 1 ) 及び/又は（II— 1 ) で表されるエステル化合物の混合物であって、一般式（1— 1 ) を基本骨格とするモノエステル、ジエステル、トリエステル、テトラエステルの含量がそれそれ 0〜1 0 量％、 0〜3 0質量％、 1 8〜7 0質量％及び 6〜7 5質量％であることが好ましく、さらにそれぞれ 0〜3質量％、 0〜2 0 量％、 1 3〜6 0質量％及び 8〜6 0質％であることがより好ましい。そして、 -一般式（II一 1 ) を基本骨格とするモノェステル、ジエステルの含有缓はそれそれ、 0〜1 0質量％、 0〜5 0質: %が好ましく、さらにそれそれ 0〜3質量％、 0〜3 5質量％であることがより好ましい。

本発明では、さらに、上記一般式（I ) を基本骨格とするジエステル、及びトリエステルの合計含有率が全体の 2 0〜9 4質量％、さらには 4 0〜8 0 H ％を占めるものが好ましい。

本発明では、特に、一般式（1— 1 ) を基本骨格を有するモノエステル、ジェステル、トリエステル、テトラエステルの含量がそれそれ 0〜3質 ffi%、 3〜2 0質燈％、 30〜70Ki¾%、 8〜40 %、及び -般式（II一 1) を ^本忖格を基本 f 格を有するモノエステル、ジエステルの A¾がそれそれ 0〜3f ;:% 、 5〜35質量％であるのが好ましい。

尚、式中のイソォクチル酸残基としては、 - C ( =〇） - (CH₂CH₃) C H- (CH₂) 3 - CH₃[2—ェチルへキサン酸]や- C ( = 0) - (CH₂) ₂- (CH₃) CH - (CH₃) CH- CH₃[4，5—ジメチルへキサン酸]があげられる。

モノエステル、ジエステル、トリエステル、テトラエステルの含 βについて、一般式（1— 1) の場合を、又、モノエステル、ジエステルの含量について、 - 般式（II— 1) の場合を説明したが、それらが一般式（I)の場合、一般式（II

) の場合についても同様である。

又、重縮合物を調製するのに本発明で用いる多価カルボン酸としては、コハク酸、ァジピン酸、ァゼラィン酸ゃセノシン酸などの炭素数 2から素数 10の 2 塩基性カルボン酸が好ましく、特に Κ素数 4〜10の 2塩基性飽和カルボン酸が好ましい。これらは 1種または混合して使用することができる。

本発明では、又、炭素数 8〜18の分岐脂肪酸（分岐脂肪族モノカルボン酸、好ましくは分岐飽和脂肪族モノカルボン酸）と炭素数 2から炭素数 10の 2塩 ¾ 性カルボン酸（特に炭素数 4〜10の 2塩基性飽和カルボン酸）との混合物や、炭素数 8〜18の分岐脂肪酸（分岐脂肪族モノカルボン酸、好ましくは分岐飽和脂肪族モノカルボン酸）及び炭素数 8〜18の直鎖脂肪酸と炭素数 2から素数 10の 2塩基性カルボン酸（特に炭素数 4〜10の 2塩基性飽和カルボン酸）との混合物を用いるのも好ましい。この場合、分岐脂肪酸と 2塩基性カルボン酸とを、 70/30〜95/5 (モル比）で用いるのがよく、分岐脂肪酸及び ί 鎖脂肪酸と 2塩基性カルボン酸とを、 70/30〜95/5 (モル比）で用いるのがよい。 -般式（I ) 及び又は（I I) で^されるエステル化合物、又は、該エステル化合物との ff縮合物及びエリスリトール（エリスリトールとの縮合物もまれる ) と多価カルボン酸との縮合物としては、水酸価が 1 0〜1 5 0のものが好ましく、より好ましくは 2 0〜 9 0である。又、該エステル化物との 1PJ¾'合物及びエリスリトール（エリスリトールの縮合物も含まれる）と多価カルボン酸との ffi縮合物としては、水酸¾価が 1 0〜 1 5 0のものが好ましく、より好ましくは 2 0〜9 0である。

本発明における縮合物及び多 irtfiカルボン酸で架橋した重縮合物は、その水酸^ 価： O H Vによって規定される。 O H Vとは、試料 1グラム屮に含まれる遊離の O H基をァセチル化するために必要とする酢酸を中和するために要する水酸化力リウムのミリグラム数のことをいう。本発明に記載される微粒子分散能の効 ¾を高めるためには、 0 H Vは以下の式の範囲であるのがよい。

1 0ぐ O H V < 1 5 0

0 H Vがこのような範囲にあると、微粒子表面の灞れを良好にし、極性油に対する相溶性を良好にし、粒子分散剤としての優れた効果を発揮することができる本発明で使用できるエステル化合物及びその重縮合物は、室温で液状であるのが好ましく、粘度（2 5 °C) が 3 0〜3 0 0 0 O mP a · sであるのが好ましい本発明で使用できるエステル化合物及びその重縮合物は、例えば、エリスリ卜 —ル 1に対し脂肪酸及び/又は多価カルボン酸を 1.5〜3.5当量仕込み、無触媒または触媒（たとえば塩化スズ）存在下、 180〜240°Cにて脱水縮合反応を行う。反応終了後は、反応混合物を吸着処理等に付して触媒除去処理を行い、蒸 ¾^{A :}により未反応原料など低分子分を除去して、最終製品を得る方法により調製することができる。本発明で使用できるエステル化合物及びその縮合物によって、分散できる微粒としては、数 nmから数〃m、好ましくは 1 0 n m〜 1 mの範にある^ 種粒子、特にコロイド粒子があげられる。具休的には、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化鉄、マイ力、グンジヨウ、力一ボンブラック、クレー、カオリン、タルク、等に代表される無機系顔料、赤色 202号、赤色 226号、靑色 1 、 - 色 404 -、 ¾色 4 、黄色 205号に代表される有機系顔料、ァ- Fe₂0 Coマ- Fe₂0 Cr0₂のような磁性粒子、 MoS₂やグラフアイトのような固体潤滑剤などがあげられる。

本発明で使用できるエステル化合物及びその IB縮合物は、上記微粒子をィ /する化粧料、塗料、インキ、記憶材料、潤滑剂^に好適に添加することができる。たとえば、化粧料に添カ卩する場は、化粧料原料として一般的に使用されている酸化チタン、赤色 20 2号、べんがら、マイ力など顔料 0 . 1 ~ 5 0部（好ましくは 1〜3 0部）に対し、本発明の微粒子分散剤を 1 Z2〜 3倍重量（好ましくは 1〜2倍重量）添加し練合した濃縮分散剤をあらかじめ準備し、この濃縮分散剤を各種化粧料へ 1 0〜 9 0 %程度処方することにより分散系化粧料を提供するのがよい。このとき本発明の微粒子分散剤を化粧料のベースオイルとして使川することも可能である。

塗料に添加する場合には、力一ボンブラック、フタロシアニンブル一、フタ口シアニングリーン、鉄黄、べんがら、酸化亜鉛などの顔料 0 . 1〜3 0部（好ましくは 5〜2 0部）に対し、本究明の微粒子分散剤を 1 / 2 ~ 3倍重 ι¾ (好ましくは 1〜2倍重量）添加し練合。顔料表面を十分にぬらした後に、濃縮分散剤を塗料処方へ 1 0〜 9 0 %程度処方することにより顔料分散系着色塗料を提供するのが好ましい。

インキに添加する場合には、カーボンブラック、酸化チタン、フタロシアニンブル一、ジスァゾイェロー、力一ミン 6 B、レーキレッド Cなどの顔料 0 . 1〜 3 0部（好ましくは 5〜2 0部）に対し、本発明の微粒子分散剤を 1 Z2〜 3倍重 (好ましくは 1〜2倍 IR量）添加し練合。顔料表面を十分にぬらした後に、濃縮分散剤をインキ処方へ 1 0〜9 0 %程度処方することにより顔料分散系インキを提供するのが好ましい。

磁性記憶材料に添カ卩する場合には、 Ύ - Fe₂0₃や CK)₂などの磁性粒子 0 . 1〜 2 0部（好ましくは 5〜 1 0部）に対し、本発明の微粒子分敗剤を 1 / 2〜 3倍 (好ましくは 1〜2倍 IB量）添加し練合。磁性粒子を十分にぬらした後に、濃縮分散剤を磁性ィンキ処方へ 1 0〜 3 0 %程度処方することにより分散性磁性塗料を提供するのが好ましい。

潤滑剤に添加する場合には、グラフアイト、二硫化モリブデン、 P T F Eなどの固体潤滑剤 0 . 1〜 1 5部（好ましくは 1〜 1 0部）に対し、本発明の微粒子分散剤を 172 ~ 3倍重量（好ましくは 1〜2倍重量）添加し練合。 1体潤滑剤を十分にぬらした後に、鉱物または合成系（或いは鉱物油と合成油の混合系）潤滑油ゃグリ一ス処方へ 1〜 3 0 %程度処方することにより、固休潤滑剤分散系潤滑剤を提供するのが好ましい。

また、特に化粧料の分野において微粒子顔料は

① シミ、ソバカスなどを被膜し適度に隠す。

② 肌色を補正して自然で健康的な顔色に見せる。

③ 彩色して好みの色彩を与え魅力的にみせる。

④ 紫外線を遮断して日焼けから肌を守る。

⑤ 肌から分泌される汗や皮脂等を吸収して顔が脂ぎつて来るのを抑える。などの目的で使用される。このため、本発明の微粒子分散剤を、スキンケア化粧品（特に好ましくはサンスクリーン、パックなど）、メイクアップ化粧品（特に好ましくは口紅、リップクリーム、ファンデーション、頰紅、アイシャドウ、ァイライナ一、ァイブロウ、マスカラ、マ二ユキユアなど）などへ使用することことで、分散性における品質向上が期待できる。また、以下の添加剤とともに処方することにより、性状 ·安;^性等において非常に優れた化粧品を提供できるものと期待される。

本発明の化粧料には、必要に応じて、本発明の効果をなわない範 fflで化粧品等に- -般に用いられる各種成分を配合し、 R的の製品を常法により製造できる。例えば、ァニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、 ^性界面活性剤、親油性非イオン界面活性剤、親水性非イオン界面活性剤、天然系界面活性剤、液休油脂、 1¾1体油脂、ロウ類、炭化水素油、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル油、シリコーン油、粉末成分、保湿剤、天然の水溶性高分子、半合成の水溶性分子、成の水溶性高分子、無機の水溶性高分子、増粘剤、紫外線吸収剤、金属イオン封鎖剤、低級アルコール、多価アルコール、単糖、オリゴ糖、多糖、アミノ酸、有機ァミン、合成樹脂ェマルジヨン、 p H調製剂、ビタミン類、酸化防止剤、酸化防止助剤、香料、水等を必要に応じて適宜配合し、目的とする剤形に応じて常法により製造することが出来る。以下に具体的な配合可能成分を列挙する。ァニオン界面活性剤としては、例えば、セッケン用素地、ラウリン酸ナ卜リウム、パルミチン酸ナトリウム等の脂肪酸セッケン、ラウリル硫酸ナトリウム、ラゥリル硫酸力リゥム等の高級アルキル硫酸エステル塩、 P 0 E—ラウリル硫酸トリエ夕ノールァミン、 P O E—ラウリル硫酸ナトリゥム等のアルキルェ一テル硫酸エステル塩、ラウロイルサルコシンナトリゥム等の N—ァシルサルコシン酸、 N—ミリストイル一 N—メチル夕ゥリンナトリウム、ヤシ油脂肪酸メチル夕ゥリッドナトリウム、ラウリルメチル夕ゥリツドナトリウム等の高級脂肪酸ァミドスルホン酸塩、 P O E—ォレイルェ一テルリン酸ナトリウム、 P O E—ステアリルェ一テルリン酸等のリン酸エステル塩、ジー 2—ェチルへキシルスルホコハク酸ナトリウム、モノラウロイルモノエタノールアミドポリオキシエチレンスルホコハク酸ナトリゥム、ラウリルポリプロピレングリコールスルホコハク酸ナトリゥム等のスルホコハク酸塩、リニアドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、リニァドデシルベンゼンスルホン酸トリエ夕ノールァミン、リニアドデシルベンゼンスルホン酸等のアルキルベンゼンスルホン酸塩、 N—ラウロイルグル夕ミン酸モノナトリウム、 N—ステアロイルグルタミン酸ジナトリウム、 N—ミリストイル _ L _グル夕ミン酸モノナトリゥム等の N—ァシルグル夕ミン酸塩、硬化ヤシ油脂肪酸グリセリン硫酸ナトリゥム等の高級脂肪酸エステル硫酸エステル塩、ロート油等の硫酸化油、 P O E—アルキルエーテルカルボン酸、 P O E—アルキルァリルェ一テルカルボン酸塩、ひ—ォレフインスルホン酸塩、高級脂肪酸エステルスルホン酸塩、二級アルコール硫酸エステル塩、高級脂肪酸アルキロ一ルアミド硫酸エステル塩、ラウロイルモノエタノールアミドコハク酸ナトリウム、 N—パルミトイルァスパラギン酸ジトリエタノールァミン、カゼインナトリウム等が举げられる。

カチオン界面活性剤としては、例えば、塩化ステアリルトリメチルアンモニゥム、塩化ラウリルトリメチルアンモニゥム等のアルキル卜リメチルアンモニゥム塩、塩化ジステアリルジメチルアンモニゥムジアルキルジメチルアンモニゥム塩、塩化ポリ（N , N '—ジメチル一 3 , 5—メチレンピペリジニゥム）、塩化セチルビリジニゥム等のアルキルピリジニゥム塩、アルキル四級アンモニゥム塩、ァルキルジメチルベンジルアンモニゥム塩、アルキルイソキノリニゥム塩、ジアルキルモリホニゥム塩、 P O E—アルキルァミン、アルキルアミン塩、ポリアミン脂肪酸誘導体、ァミルアルコール脂肪酸誘導体、塩化ベンザルコニゥム、塩化べンゼトニゥム等が挙げられる。

両性界面活性剤としては、例えば、 2—ゥンデシルー N， N， N—（ヒドロキシェチルカルボキシメチル）— 2ーィミダゾリンナトリゥム、 2—ココイル一 2

Γミ夕ゾリ二ゥムヒドロキサイドー 1—カルボキシェチロキシ 2ナトリゥム塩等のィミダゾリン系両性界面活性剤、 2—ヘプ夕デシルー N _カルボキシメチル — N—ヒドロキシェチルイミダゾリ二ゥムべタイン、ラウリルジメチルァミノ酢酸べ夕イン、アルキルべ夕イン、アミドべ夕イン、スルホベ夕イン等のベ夕イン系界面活性剤等が挙げられる。

親油性非イオン界面活性剤としては、例えば、ソルビ夕ンモノォレエート、ソルビタンモノイソステアレート、ソルビ夕ンモノラウレート、ソルビ夕ンモノパルミテート、ソルビ夕ンモノステアレート、ソルビ夕ンセスキォレエ一ト、ソルビ夕ントリオレエート、ペン夕一 2—ェチルへキシル酸ジグリセ口一ルソルビ夕ン、テトラー 2—ェチルへキシル酸ジグリセ口一ルソルビタン等のソルビ夕ン脂肪酸エステル類、モノ綿実油脂肪酸グリセリン、モノエル力酸グリセリン、セスキォレイン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリン、ひ，ひ'ーォレイン酸ビ口グル夕ミン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリン等のグリセリン脂肋酸類、モノイソステアリン酸ジグリセリル、ジイソステアリン酸ジグリセリル等のポリグリセリン脂肪酸ェステル、モノステアリン酸プロピレングリコ一ル等のプロピレングリコ一ル脂肪酸ェステル類、硬化ヒマシ油誘導体、グリセリンアルキルエーテル等が挙げられる。

親水性非イオン界面活性剤としては、例えば、 POE—ソルビ夕ンモノォレエ —ト、 POE—ソルビタンモノステアレート、 POE—ソルビ夕ンモノォレート、 POE—ソルビ夕ンテトラオレェ一卜等の POE—ソルビ夕ン ϋ旨肪酸エステル類、 Ρ〇Ε—ソルビヅトモノラウレ一ト、 ΡΟΕ—ソルビットモノォレエ一ト、 ΡΟΕ—ソルビットペン夕ォレエート、 ΡΟΕ—ソルビヅトモノステアレ一トの ΡΟΕ—ソルビッ卜 g旨 fl¾酸エステル類、 POE—グリセリンモノステアレ一卜、 P OE—グリセリンモノイソステアレート、 POE—グリセリントリイソステアレート等の POE—グリセリン U旨肪酸エステル類、 POE—モノォレエ一ト、 PQE—ジステアレート、 POE—モノジォレエ一ト、ジステアリン酸エチレングリコ一ル等の POE—脂肪酸エステル類、 POE—ラウリルエーテル、 POE —ォレイルェ一テル、 POE—ステアリルエーテル、 POE—ベへ二ルェ一テル、 POE— 2—ォクチルドデシルエーテル、 POE—コレス夕ノールエーテルの POE—アルキルエーテル類、プノレロニヅク等のプノレロニック^類、 POE · POP—セチルエーテル、 POE · POP- 2—デシルテトラデシルェ一テル、 POE · POP—モノブチルエーテル、 POE · POP—水添ラノリン、 POE • POP—グリセリンエーテル等の POE · POP—アルキルェ一テル類、テト口ニック等のテトラ POE ·テトラ POP—エチレンジァミン縮合物類、 PO E—ヒマシ油、 POE—硬化ヒマシ油、 POE—硬化ヒマシ油モノイソステァレ —ト、 POE—硬化ヒマシ油トリイソステアレート、 POE—硬化ヒマシ汕モノピログル夕ミン酸モノイソステアリン酸ジエステル、 P〇E_硬化ヒマシ油マレィン酸等の P〇 E—ヒマシ油硬化ヒマシ油誘導体、 P 0 E—ソルビットミツロウ等の P 0 E—ミツロウ ·ラノリン誘導体、ヤシ油脂肪酸ジエタノールァミド、ラゥリン酸モノエタノールアミド、脂肪酸イソプロパノールアミド等のアルカノールアミド、 POE—プロピレングリコ一ル脂肪酸エステル、 POE—アルキルァミン、 POE—脂肪酸アミド、ショ糖脂肪酸エステル、 POE—ノニルフエニルホルムアルデヒド縮合物、アルキルエトキシジメチルアミンォキシド、トリオレィルリン酸等が挙げられる。

天然系界面活性剤としては、太豆リン脂質、水添大豆リン脂質、卵荧リン脂^ 、水添卵黄リン脂質などのレシチン類や大豆サポニン等が挙げられる。

液体油脂としては、例えば、アポガド油、ツバキ油、夕一トル油、マカデミアナッツ油、トウモロコシ油、ヒマヮリ油、ミンク油、オリ一ブ油、ナ夕ネ油、卵黄油、ゴマ油、パーシック油、小麦胚芽油、サザン力油、ヒマシ油、アマニ汕、サフラワー油、グレープシード油、綿実油、エノ油、大 w油、落花生油、茶¾油、カャ油、コメヌ力油、シナギリ油、 ΰ本キリ油、ホホバ油、胚芽油、 U 油、トリオクタン酸グリセリン、トリイソパルミチン酸グリセリン等が挙げられる固体油脂としては、例えば、カカオ脂、ヤシ油、牛脂、羊脂、馬脂、パ一ム核油、豚脂、牛骨脂、モクロウ核油、牛脚脂、モクロウ、硬化ヤシ油、硬化パ一ム油、硬化牛脂、硬化油、硬化ヒマシ油等が挙げられる。

ロウ類としては、例えば、ミツロウ、カンデリラロウ、綿ロウ、カルナウバロゥ、べィベリーロウ、イボ夕ロウ、鯨ロウ、モンタンロウ、ヌカロウ、カポックロウ、サトウキビロウ、ラノリン、酢酸ラノリン、液状ラノリン、ラノリン脂肪酸イソプロピル、還元ラノリン、硬質ラノリン、ラウリン酸へキシル、ジョジョバロウ、セラックロウ、 P O Eラノリンアルコールエーテル、 P O Eラノリンァルコールアセテート、 P O Eコレステロールェ一テル、ラノリン旨肪酸ポリェチレングリコール、 P O E水素添加ラノリンアルコールエーテル等が挙げられる炭化水素油としては、例えば、流動パラフィン、イソパラフィン、パラフィン、ォゾケライト、スクヮラン、プリスタン、セレシン、スクワレン、ワセリン、マイクロクリス夕リンワックス、パラフィンワックス、ひーォレフインオリゴマ一等が挙げられる。

高級脂肪酸としては、例えば、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン（ベへニン）酸、ォレイン酸、ゥンデシレン酸、トール酸、イソステアリン酸、リノール酸、リノレイン酸、エイコサペンタエン酸（E P A ) 、ドコサへキサェン酸（D H A) 等が挙げられる。

高級アルコールとしては、例えば、ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベへニルアルコール、ミリスチルアルコール、ォレイルアルコール、セトステアリルアルコール等の直鎖アルコール、モノステアリルグリセリンエーテル（バチルアルコール）、 2—デシルテトラデシノール、ラノリンアルコール、コレステロール、フィトステロール、へキシルドデカノール、ィソステアリルアルコ一ル、ォクチルドデカノール等の分枝鎖アルコール等があげられる。

エステル油としては、ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸ォクチルドデシル、ノ ^レミチン酸イソプロピル、ステアリン酸プチル、ラゥリン酸へキシル、ミリスチン酸ミリスチル、ォレイン酸デシル、ジメチルォクタン酸へキシルデシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、乳酸ォクチルドデシル、酢酸ラノリン、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソセチル、 1 2— ヒドロキシステアリン酸コレステリル、ジ一 2—ェチルへキサン酸エチレングリコール、ジペン夕エリスリトール脂肪酸エステル、モノイソステアリン酸 Ν-アルキルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ— 2—へプチルゥンデカン酸グリセリン、トリ— 2—ェチルへキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ— 2—ェチルへキサン酸ペン夕エリスリトール、トリ一 2—ェチルへキサン酸グリセリル、トリ（力プリル ·力プリン ' ミリスチン ·ステアリン酸）グリセリド、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、セチル 2—ェチルへキサノェ一ト、 2—ェチルへキシルパルミテート、トリミリスチン酸グリセリン、トリー 2—へプチルゥンデカン酸グリセライド、ヒマシ油脂肪酸メチルエステル、ォレイン酸ォレイル、ァセトグリセライド、ノヽリレミチン酸 2—へプチルゥンデシル、アジピン酸ジイソプチル、（アジピン酸 · 2—ェチルへキサン酸 'ステアリン酸）グリセリンオリゴエステル、（2—へキシルデカン酸 .セバシン酸）ジグリセリルオリゴエステル、 Ν—ラウロイル一 L—グル夕ミン酸— 2—ォクチルドデシルエステル、アジピン酸ジ一 2—へプチルゥンデシル、ェチルラウレート、セバシン酸ジー 2—ェチルへキシル、ミリスチン酸 2—へキシルデシル、パルミチン酸 2—へキシルデシル、アジピン酸 2-へキシルデシル、セバシン酸ジイソプロピル、コハク酸 2-ェチルへキシル、酢酸ェチル、酢酸プチル、クェン酸トリェチル等が挙げられる。シリコーン油としては、例えば、ジメチルポリシロキサン、メチルフエ二ルポリシロキサン、メチルハイドロジエンポリシロキサン等の鎖状ポリシロキサン、ォクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペン夕シロキサン、ドデカメチルシクロへキサシロキサン、テトラヒドロテ卜ラメチルシクロテトラシロキサンなどの環状ポリシロキサン、ポリオキシエチレンポリアルキルシロキサン等が挙げられる。

粉末成分としては、タルク、カオリン、雲母、絹雲母（セリサイト）、白雲母、金雲母、合成雲母、紅雲母、黒雲母、リチア雲母、パーミキユラィト、炭酸マグネシゥム、炭酸カルシウム、ケィ酸アルミニウム、ケィ酸バリウム、ケィ酸力ルシゥム、ケィ酸マグネシウム、ケィ酸ストロンチウム、タングステン酸金属塩、マグネシウム、シリカ、ゼォライト、硫酸バリウム、焼成硫酸カルシウム、（焼セッコゥ）、リン酸カルシウム、弗素ァパタイ卜、ヒドロキシァパタイ卜、セラミックパウダー、金属石鹼（ミリスチン酸亜鉛、パルミチン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウム）、窒化ホウ素等の無機粉末、ポリアミド樹脂粉末（ナィ口ン粉末）、ポリエチレン粉末、ポリメタクリル酸メチル粉末、ポリスチレン粉末、スチレンとァクリル酸の共重合封脂粉末、ベンゾグアナミン樹脂粉末、ポリ四弗化工チレン粉末、セルロース粉末等の有機粉末、二酸化チタン、酸ィ匕亜鉛等の無機白色顔料、酸ィ匕鉄（ベンガラ）、チタン酸鉄等の無機赤色系顔料、ァ —酸化鉄等の無機褐色系顔料、黄酸化鉄、黄土等の無機黄色系顔料、黒酸化鉄、カーボンブラック、低次酸化チタン等の無機黒色系顔料、マンゴバイオレット、コバルトバイオレヅト等の無機紫色系顔料、酸ィ匕クロム、水酸化クロム、チタン酸コバルト等の無機緑色系顔料、群青、紺青等の無機青色系顔料、酸化チタンコ一テツドマイカ、酸化チタンコ一テツドォキシ塩化ビスマス、酸化チタンコ一テッドタルク、着色酸化チタンコーテッドマイ力、ォキシ塩化ビスマス、魚鱗箔等のパール顔料、アルミニウムパウダー、カッパ一パウダー等の金属粉末顔料、赤色 2 0 1号、赤色 2 0 2号、赤色 2 0 4号、赤色 2 0 5号、赤色 2 2 0号、赤色 2 2 6号、赤色 2 2 8号、赤色 4 0 5号、橙色 2 0 3号、橙色 2 0 4号、黄色 2 0 5号、黄色 4 0 1号、及び青色 4 0 4号などの有機顔料、赤色 3号、赤色 1 0 4号、赤色 1 0 6号、赤色 2 2 7号、赤色 2 3 0号、赤色 4 0 1号、赤色 5 0 5 号、橙色 2 0 5号、黄色 4号、黄色 5号、黄色 2 0 2号、黄色 2 0 3号、緑色 3 号及び青色 1号などのジルコニウム、バリゥム又はアルミニウムレーキ等の有機顔料、クロロフィル、一力ロチン等の天然色素等が挙げられる。但し、一般の化粧品に適用できる粉末であれば良く、上記の成分に限定されるものではない。保湿剤としては、例えば、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、グルセリン、 1，3-ブチレングリコール、キシリトール、ソルビトール、マルチト —ル、コンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸、ムコィチン硫酸、カロニン酸、ァテ口コラーゲン、コレステリル一 1 2—ヒドロキシステアレ一ト、乳酸ナ卜リゥム、尿素、胆汁酸塩、 d l _ピロリドンカルボン酸塩、短鎖可溶性コラーゲン、ジグリセリン（E O ) P O付加物、イザイョバラ抽出物、セィヨウノコギリソゥ抽出物、メリロート抽出物等が挙げられる。

天然の水溶性高分子としては、例えば、ァラァビアガム、トラガカントガム、ガラクタン、グァガム、キヤロブガム、カラャガム、カラギ一ナン、ぺクチン、カンテン、クィンスシード（マノレメロ）、アルゲコロイド（カツソゥエキス）、デンプン（コメ、トウモロコシ、バレイショ、コムギ）等の植物系高分子、キサン夕ンガム、デキストラン、サクシノグルカン、ブルラン等の微生物系高分子、コラーゲン、カゼイン、アルブミン、ゼラチン等の動物系高分子が挙げられる。半合成の水溶性高分子としては、例えば、カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプン等のデンプン系高分子、メチルセルロース、ニトロセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、セルロース硫酸ナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、結晶セルロース、セルロース末等のセルロース系高分子、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル等のァルギン酸系高分子が挙げられる。

合成の水溶性高分子としては、例えば、ポリビニルアルコール、ポリビニルメチルェ一テル、ポリビニルピロリドン、カルボキシビ二ルポリマー（カーボポール）等のビニル系高分子、ポリエチレングリコール 20， 000、 40, 000 、 60, 000等のポリオキシエチレン系高分子、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体共重合系高分子、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリェチルァクリレート、ポリアクリルアミド等のアクリル系高分子、ポリエチレンィミン、カチオンポリマー等が挙げられる。

無機の水溶性高分子としては、例えば、ベントナイト、ケィ酸 AlMg (ビーガム）、ラボナイト、へクトライト、無水ケィ酸等が挙げられる。

増粘剤としては、例えば、アラビアガム、カラギーナン、カラャガム、トラガカントガム、キヤロブガム、クィンスシード（マルメ口）、カゼイン、デキストリン、ゼラチン、ぺクチン酸ナトリウム、ァラギン酸ナトリウム、メチルセル口ース、ェチルセルロース、 CMC、ヒドロキシェチルセルロース、ヒドロキシプ口ピルセルロース、 PVA、 PVM、 PVP、ポリアクリル酸ナトリウム、カルボキシビニルポリマ一、ローカストビーンガム、グァ一ガム、夕マリントガム、ジアルキルジメチルアンモニゥム硫酸セルロース、キサンタンガム、ケィ酸アルミニゥムマグネシウム、ベントナイト、ヘクトライト等が挙げられる。

紫外線吸収剤としては、例えば、パラアミノ安息香酸（以下、 PABA と略す）、 PABAモノグリセリンエステル、 N, N—ジプロポキシ PABAェチルエステル、 N， N—ジエトキシ PABAェチルエステル、 N, N—ジメチル PA BAェチルエステル、 N， N—ジメチル PABAブチルエステル、 N, N—ジメチル P A B Aェチルエステル等の安息香酸系紫外線吸収剤、ホモメンチルー N— ァセチルアントラニレート等のアントラニル酸系紫外線吸収剤、アミルザリシレート、メンチルザリシレート、ホモメンチルサリシレート、ォクチルザリシレ一ト、フエニルサリシレート、ベンジルサリシレート、 p—イソプロパノーノレフエ二ルザリシレート等のサリチル酸系紫外線吸収剤、ォクチルシンナメート、ェチル一4一イソプロピルシンナメート、メチル一 2 , 5—ジイソプロピルシンナメ —ト、ェチル一 2 , 4—ジイソプロピルシンナメート、メチル一 2 , 4—ジイソプロピルシンナメート、プロピル一p—メトキシシンナメート、イソプロピル一 p—メトキシシンナメート、イソアミルー p—メトキシシンナメート、ォクチル — P—メトキシシンナメート（ 2 _ェチルへキシル一p—メトキシシンナメート）、 2—エトキシェチル一 p—メトキシシンナメート、シクロへキシル一p—メトキシシンナメート、ェチルーひ一シァノ一^—フエニルシンナメート、 2—ェチルへキシル一ひ一シァノ一 ?—フエニルシンナメート、グリセリルモノ一 2—ェチルへキサノィル-ジパラメトキシシンナメート等の桂皮酸系紫外線吸収剤、 2 , 4—ジヒドロキシベンゾフエノン、 2 , 2 '—ジヒドロキシ一 4ーメトキシべンゾフエノン、 2 , 2 '一ジヒドロキシ一 4， 4，一ジメトキシベンゾフエノン、 2 , 2 ' , 4， 4，一テトラヒドロキシベンゾフエノン、 2—ヒドロキシ一 4 —メトキシベンゾフエノン、 2—ヒドロキシ一 4—メトキシ一 4 '—メチルベンゾフエノン、 2—ヒドロキシ一 4—メトキシベンゾフエノン一 5—スルホン酸塩、 4—フエニルベンゾフエノン、 2—ェチルへキシル一4，一フエニル -ベンゾフエノン一 2—カルボキシレート、 2—ヒドロキシ一 4一 n—ォクトキシベンゾフエノン、 4—ヒドロキシ一 3—カルボキシベンゾフエノン等のベンゾフエノン系紫外線吸収剤、 3 - ( 4 '—メチルベンジリデン）一 d， 1一カンファー、 3 —ベンジリデン一 d , 1—カンファー、ゥロカニン酸、ゥロカニン酸ェチルエステル、 2—フエニル一 5—メチルベンゾキサゾ一ル、 2， 2，ーヒドロキシー 5 一メチルフエニルベンゾトリァゾール、 2— ( 2 '—ヒドロキシ一 5，一 t—ォクチルフエ二ル）ベンゾトリァゾ一ル、 2— ( 2 '—ヒドロキシ一 5，一メチルフエニル）ベンゾトリァゾ一ル、ジベンザラジン、ジァニソィルメタン、 4—メトキシー 4，一 t—ブチルジベンゾィルメタン、 5— （3 , 3—ジメチル一 2— ノルボル二リデン）一 3—ペンタン一 2—オン、 2， 4 , 6—トリァニリノ一 p 一（カルボ一 2 '—ェチルへキシルー 1，一ォキシ） 1.， 3 , 5—トリアジン等が挙げられる。

金属イオン封鎖剤としては、例えば、 1—ヒドロキシェタン一 1 , 1 _ジフォスホン酸、 1—ヒドロキシェタン一 1 , 1—ジフォスホン酸四ナトリウム塩、ェデト酸ニナトリウム、ェデト酸三ナトリウム、ェデト酸四ナトリウム、クェン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、メ夕リン酸ナトリウム、グルコン酸、リン酸、クェン酸、ァスコルビン酸、コハク酸、ェデト酸、エチレンジアミンヒドロキシェチル三酢酸 3ナトリウム等が挙げられる。

低級アルコールとしては、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、イソブチルアルコール、 t—ブチルアルコール等が挙げられる。

多価アルコールとしては、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコ一ル、トリメチレングリコール、 1， 2—ブチレングリコール、 1 , 3—ブチレングリコール、テトラメチレングルコール、 2， 3—ブチレングルコール、ペン夕メチレングルコール、 2—ブテン一 1， 4—ジオール、へキシレングリコール、ォクチレングリコール等の 2価のアルコール、グリセリン、トリメチロールプロパン、 1 , 2 , 6—へキサントリオール等の 3価のアルコール、ペン夕エリスリトール等の 4価アルコール、キシリトール等の 5価アルコール、ソルビトール、マンニトール等の 6価アルコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリエチレングルコール、ポリプロピレングリコール、テトラエチレングリコール、ジグリセリン、ポリエチレングリコール、トリグリセリン、テトラグリセリン、ポリグリセリン等の多価アルコール重合体、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングルコ一ルモノェチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノフエニルエーテル、エチレングリコールモノへキシルエーテル、エチレングリコールモノ 2—メチルへキシルエーテル、エチレングリコールイソアミルエーテル、エチレングリコールベンジルェ一テル、エチレングリコールイソプロピルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジェチルエーテル、エチレングリコールジブチルエーテル等の 2価のアルコールアルキルエーテル類、ジエチレングリコールモノメチルェ一テル、ジエチレングリコールモノェチルェ一テル、ジエチレングリ 'コールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジェチレングリコールジェチルェ一テル、ジエチレングリコールブチルエーテル、ジェチレングリコ一ルメチルェチルェ一テル、トリエチレングリコールモノメチルェ一テル、トリエチレングリコールモノェチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノェチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールイソプロピルエーテル、ジプロピレングリコールメチルエーテル、ジプロピレングリコールェチルエーテル、ジプロピレングリコールブチルエーテル等の 2価アルコールアルキルエーテル類、エチレングリコールモノメチルエーテルァセテ一ト、エチレングリコールモノエチルエーテルァセテ一ト、エチレングリコールモノブチルエーテルァセテ一ト、エチレングリコールモノフェニルエーテルァセテ一ト、エチレングリコールジァジべ一ト、エチレングリコールジサクシネート、ジエチレングリコールモノェチルェ一テルァステ一ト、ジエチレングリコールモノブチルェ一テルァセテ一ト、プロピレングリコールモノメチルエーテルァセテ一ト、プロピレングリコールモノエチルエーテルァセテ一ト、プロピレングリコールモノプロピルエーテルァセテ一ト、プロピレングリコールモノフエニルエーテルァセテ一ト等の 2価アルコールエーテルエステル、キシルアルコール、セラキルアルコール、バチルアルコール等のグリセリンモノアルキルエーテル、ソルビトール、マルチトール、マルトトリオース、マンニトール、ショ糖、エリトリトール、グルコース、フルクトース、デンプン分解糖、マルトース、キシリトース、デンプン分解糖還元アルコ —ル等の糖アルコール、グリソリッド、テトラハイド口フルフリルアルコール、

P O E—テトラハイド口フルフリルアルコール、 P O P—ブチルエーテル、 P O P · P O E—ブチルエーテル、トリポリォキシプロピレングリセリンェ一テル、 P O P—グリセリンエーテル、 P O P—グリセリンエーテルリン酸、 Ρ 0 Ρ · Ρ Ο Ε—ペンタンエリスリトールエーテル等が挙げられる。

単糖としては、例えば、 D—グリセリルアルデヒド、ジヒドロキシアセトン等の三炭糖、 D—エリトロ一ス、 D—エリトルロース、 D—トレオース、エリスリトール等の四炭糖、 Lーァラビノース、 D—キシロース、 Lーリキソース、 D— ァラビノース、 D—リボース、 D—リブロース、 D—キシルロース、 L—キシルロース等の五炭糖、 D—グルコース、 D—夕ロース、 D—ブシコース、 D—ガラクト一ス、 D—フルクトース、 L—ガラクト一ス、 L—マンノース、 D—夕ガト —ス等の六炭糖、アルドヘプトース、ヘプッロース等の七炭糖、ォクヅロース等の八炭糖、 2—デォキシ一D—リボース、 6 —デォキシ一 L—ガラクトース、 6 —デォキシ一 L一マンノース等のデォキシ糖、 D—グルコサミン、 D—ガラクトサミン、シアル酸、アミノウロン酸、ムラミン酸等のアミノ糖、 D—グルクロン酸、 D—マンヌロン酸、 Lーグルロン酸、 D—ガラクッロン酸、 Lーィズロン酸等のゥロン酸等が挙げられる。

オリゴ糖としては、例えば、ショ糖、グンチアノース、ゥンベリフエロース、ラクト一ス、プランテオ一ス、イソリクノース類、ひ，ひ一トレハロース、ラフイノ一ス、.リクノース類、ゥンビリシン、ス夕キオースベルバスコース類等が挙げられる。多糖としては、例えば、セルロース、クィンスシード、コンドロイチン硫酸、デンプン、ガラクタン、デルマタン硫酸、グリコーゲン、アラビアガム、へパラン硫酸、ヒアルロン酸、トラガントガム、ケラタン硫酸、コンドロイチン、キサン夕ンガム、ムコィチン硫酸、グァガム、デキストラン、ケラト硫酸、ローカストビンガム、サクシノグルカン、カロニン酸等が挙げられる。

アミノ酸として、例えば、スレオニン、システィン等の中性アミノ酸、ヒドロキシリジン等の塩基性アミノ酸が挙げられる。また、アミノ酸誘導体として、例えば、ァシルサルコシンナトリウム（ラウロイルサルコシンナトリウム）、ァシルグルタミン酸塩、ァシル ?—ァラニンナトリウム、グル夕チオン、ピロリドンカルボン酸等が挙げられる。

有機ァミンとしては、例えば、モノエタノールァミン、ジエタノールァミン、トリエタノールァミン、モルホリン、トリイソプロパノ一ルァミン、 2—ァミノ

— 2—メチルー 1， 3 _プロパンジオール、 2—アミノー 2 _メチル一 1—プロパノール等が挙げられる。

合成樹脂ェマルジヨンとしては、例えば、ァクリル樹脂エマルジョン、ポリァクリル酸ェチルェマルジヨン、アクリルレジン液、ポリアクリルアルキルエステルェマルジヨン、ポリ酢酸ビニル樹脂ェマルジヨン等が挙げられる。

p H調製剤としては、例えば、乳酸—乳酸ナトリウム、クェン酸ークェン酸ナトリゥム等の緩衝剤等が挙げられる。

ビタミン類としては、例えば、ビタミン A , B l , B 2 , B 6 , Eおよびその誘導体、パントテン酸およびその誘導体、ピオチン等が挙げられる。

酸化防止剤としては、例えば、トコフヱロール類、ジブチルヒドロキシ卜ルェン、プチルヒドロキシァニソール、没食子酸エステル類等が挙げられる。

酸化防止助剤としては、例えば、リン酸、クェン酸、ァスコルビン酸、マレイン酸、マロン酸、コハク酸、フマル酸、ケフアリン、へキサメ夕フォスフェイト、フィチン酸、エチレンジァミン四酢酸等が挙げられる。

その他の配合可能成分としては、ェチルパラベン、プチルノ 5ラベン等の防腐剤、グリチルリチン酸誘導体、グリチルレチン酸誘導体、サリチル酸誘導体、ヒノキチオール、酸化亜鉛、アラントイン等の消炎剤、胎盤抽出物、ユキノシ夕抽出物等の美白剤、ォゥバク、ォゥレン、シコン、シャクャク、センプリ、パーチ、セージ、ビヮ、ニンジン、アロエ、ゼニァオイ、アイリス、ブドウ、ョクイニン、へチマ、ユリ、サフラン、センキユウ、ショウキユウ、オトギリソゥ、オノ二ス、ニンニク、トウガラシ、チンピ、トウキ、海藻等の抽出物、ローヤルゼリー、感光素、コレステロール誘導体、幼年血液抽出物等の賦活剤、ノニル酸ヮレニルアミド、ニコチン酸べンジルエステル、ニコチン酸/?—ブトキシェチルエステル、カプサイシン、ジンゲロン、カンタリスチンキ、イク夕モール、タンニン酸、ひ一ボルネオ一ル、ニコチン酸トコフエロール、イノシトールへキサニコチネ —ト、シクランデレート、シンナリジン、トラゾリン、アセチルコリン、ベラパミル、セファランチン、ァーオリザノール等の血行促進剤、硫黄、チアントール等の抗脂漏剤、トラネキサム酸、チォタウリン、ヒポタウリン等が挙げられる。以上のように、本発明の微粒子分散剤は、微粒子を分散することが必要と考えら得られる分散系の分野において、その性能により微粒子を比較的長期にわたり安定に分散することに寄与し、上記製品の製造や保存に効果を生み出すものと期待される。

尚、本発明の微粒子分散剤の化粧料、塗料、ィンキ、記憶材料、潤滑剤等への添カ卩量は、分散させようとする微粒子の種類や量により決定されるものであるが、一般的に化粧料、塗料、インキ、記憶材料、潤滑剤等の組成物中に 5質量％以上含有させるのが好ましく、より好ましくは 1 5質量％以上である。具体的には 5〜 9 0質量％であるのが好ましく、 1 5〜9 0質量％であるのがより好ましい本発明によれば、微粒子分散性に優れ、かつ熱安定性が高く、無臭で刺激性が少な、微粒子分散剤が提供される。

次に本発明を実施例により詳細に説明する。

実施例 1 エリスリトールと 2-ェチルへキサン酸のエステル化物の調製

2-ェチルへキサン酸〔協和発酵（株）製、ォクチル酸〕 1 7 8 g ( 1 . 2 4モル）とエリスリトール〔日研化学（株）、エリスリトール〕 7 2 g ( 0 . 5 9モル）を撹拌機、温度計、窒素ガス吹込管、水分離管を備えた 300mlの四つロフラスコに仕込み、還流溶剤としてキシレンを全仕込み量の 5 %の量で加え、混合物を 180~240°Cで 20時間撹拌反応させた。反応終了後、還流溶剤であるキシレンを減圧留去し、活性白土を用いて脱色処理を行い、常法にて脱臭'蒸留処理を行い、目的とする水酸基価 1 0 1のエリスリトールと 2-ェチルへキサン酸の部分エステル化混合物 1 4 2 g得た。

このエステルの混合物は、一般式（I ) を基本骨格とするジエステル、トリヱステル、テトラエステル、及び一般式（I I ) を基本骨格とするジエステルの含有量がそれぞれ 7 . 7質量％、 4 1 . 5質量％、 2 0 . 4質量％、及び 2 8 . 9質量％であった。

実施例 2 エリスリトールとイソアステアリン酸のエステル化物の調製

ィソステアリン酸〔ュニケマ社製、 PMSORIN ISAC3505〕 2 2 2 g ( 0 . 7 8 モル）とエリスリトール〔日研化学（株）、エリスリトール〕 3 7 g (◦· 3 0 モル）を撹拌機、温度計、窒素ガス吹込管、水分離管を備えた 300mlの四つロフラスコに仕込み、還流溶剤としてキシレンを全仕込み量の 5%の量で加え、混合物を 180〜240°Cで 1 3時間撹拌反応させた。反^:、終了後、還流溶剤であるキシレンを減圧留去し、活性白土を用いて脱色処理を行い、常法にて脱臭 ·蒸留処理を行い、目的とする水酸基価 5 0のエリスリトールとイソステアリン酸の部分混合エステル化混合物 2 0 4 g得た。実施例 3 エリスリトールとイソステアリン酸及び/又はコハク酸のエステル化物の調製

イソステアリン酸〔ュニケマ製、 PRISOHIN ISAC3505) 185 g (0. 65モル）とエリスリトール〔日研化学（株）、エリスリトール〕 37g (0. 30モル）を攪拌機、温度計、窒素ガス吹込管、水分離管を供えた 300mlの四つ口フラスコに仕込み、還流溶剤としてキシレンを全仕込量の 5%の量加え、混合物を 180〜210°Cで 10時間攪拌反応させ冷却、次いで、無水コハク酸〔新日本理化（株）、リカシッド SA〕 16 g (0. 16モル）を追加し、再び 120〜230°Cで 16時間攪拌反応させた。反応終了後、還流溶剤であるキシレンを減圧留去し、活性白土を用いて脱色処理を行ない、常法にて脱臭 ·蒸留処理を行い、目的とする水酸基価 39のエリスリトールとイソステアリン酸及び/又はコハク酸の部分エステル化混合物を 143 g得た。

実施例 4 エリスリトールとイソステアリン酸及び/又はセバシン酸の部分エステル化物の調製

イソステアリン酸〔ュニケマ製、 PRISORIN ISAC3505) 185 g (0. 65モル）とエリスリトール〔日研化学（株）、エリスリトール〕 37g (0. 30モル）を攪拌機、温度計、窒素ガス吹込管、水分離管を供えた 3ひ 0mlの四つ口フラスコに仕込み、還流溶剤としてキシレンを全仕込量の 5%の量加え、混合物を 180〜210°Cで 10時間攪拌反応させ冷却、次いで、セバシン酸〔小倉合成工業（株）、セバシン酸〕 31 g (0. 15モル）を追力□し、再び 200~240°Cで 20時間攪拌反応させた。反応終了後、還流溶剤であるキシレンを減圧留去し、活性白土を用いて脱色処理を行ない、常法にて脱臭 '蒸留処理を行い、目的とする水酸基価 20のエリスリトールとイソステアリン酸及び又はセバシン酸の部分エステル化混合物を 192 g得た。

このようにして得られた微細粒子分散剤であるエステル化物及びその縮合物の微細粒子分散性能及び熱安定性を次の方法で測定した。

顔料分散性試験

ビグメント調整剤の調整

実施例 1及び 2で得られた微細粒子分散剤または比較例 1のひまし油 6 0 g及び赤色顔料〔発巳化成（株）社製、赤色 202号 SG〕 4 0 gを 2 0 0 m lのガラスビーカ一に秤量し予備混合した。次にこの混合物を三本ローラ一にて均一となるまで約 10分間練合し、ビグメント調整剤を作製した。

分散性評価

上記方法にて調製されたビグメント調整剤 2 5 gを 2 0 0 m lのステンレス製ジョッキに秤量後、希釈油剤（流動パラフィン、 T. I .0：トリ 2—ェチルへキサン酸グリセリル） 7 5 gを注入し、ディスパ一を装着したホモミキサーにて 1000 rpm、 5分撹拌した。ホモミキサーにて十分に混合された調整液を 2 0 m lの蓋付試験管へ 2 O m l注入し、調整液が注入され蓋のされた試験管つをそのまま 4 0 °Cの恒温槽にて 3日間静置して、それそれの沈降率を測定した。

ここで、沈降率は、はじめに栓付試験管へ注入された顔料分散溶液の液面より顔料分散層（赤色に着色した槽）がどの程度沈降しているかを示すもので、沈降率 = (調整された分散液より分離した上層の距離/注入された顔料分散溶液の高さ）

によって算出された比率の百分率にて表示する。このため、数値が小さいほどより分散能が高いことを示す。

得られた沈降率を表 1に示す。表 1

比較例 1のひまし油を分散液とし、希釈液に流動パラフィンを用いたケースでは、ピグメント調整剤と流動ノラフィンを均一に混合することができなかったため、試験を実施することができなかった。これに対して本発明の微粒子分散剤は優れた分散効果を示した。

熱安定性試験

試料にエアーを吹き込んで、一定温度で加熱し続けたときのサンプルの経時劣化を測定した。具体的には、メトローム社製自動油脂安定性試験装置ランシマツト 7 4 3型を使用し、 1 2 0 °Cで 4 8時間熱安定性試験を行い、各サンプルの性状（臭気と色）の劣化についてひまし油（比較例 1 ) と比較した。結果については、以下の基準にて表記する。

〇：良好

△：同等

X ：劣る

鱼

◎：変化なし〇：若干着色

△：同等

：劣る

得られた結果を表 2に示す。

表 2 熱安定性

実施例 3

口紅の形成

実施例 1及び 2で得られた微粒子分散剤または比較例 1のひまし油 7 4 g、上記顔料分散性試験にて調整した各ビグメント 1 0 g、キャンデリラワックス 8 g 、セレシンワックス 8 gを 90°C前後に加熱溶解し、均一に混合した。均一に混合されたものは、脱泡後、口紅形成型の金型に流し込み充填後、冷却して形成することにより、スティック状口紅を得た。

口紅の性状評価

上記方法にて作製したスティック状口紅について、折れ強度評価、使用感評価 (のび、なめらかさ）について、評価比較した。

折れ強度評価については、レオメータ一 N R M— 2 0 0 2 J (不動工業（株）社製）により測定し、比較例 1と同等を〇、比較例 1より優れるものを◎としたまた、使用感評価については、 1 0名からなるパネルを対象とし、塗布時ののび、なめらかさについて評価。比較例 1と同等を〇、比較例 1より優れるものを

◎とした。

表 3 口紅の性状評価

使用感評価

折れ赚評価

のびなめらかさ実施例 1のエステル化物含有口紅 ◎ ◎ ◎ 比較例 1のひまし油含有口紅 o 〇〇

Claims

' 請求の範囲

1 . エリスリトール及び/又はェリスリトール ϋ合物と脂肪酸との下記一般式 ( I ) 及び/又は（I I) で示されるエステル化合物、

エリスリトール及び/又はエリスリトール縮合物と多価カルボン酸との重縮合物、

エリスリトール及び/又はエリスリトール縮合物と該エステル化合物と多価力ルボン酸との重縮合物、

エリスリトール及び/又はエリスリトール縮合物と多価カルボン酸とのエステル化合物と、脂肪酸との重縮合物、及び

エリスリト一ル及び/又はェリスリト一ル縮合物と脂肪酸及び Ζ又は多価カルボン酸との重縮合物からなる群から選ばれる少なくとも 1種を含有することを特徴とする微粒子分散剤。

( I ) ( I I)

(式中、 R,〜R₄はそれそれ独立して水素原子、脂肪酸残基又は多価カルボン酸残基を表し、 R₅及び R₆はそれそれ独立して水素原子、脂肪酸残基又は多価カルボン酸残基を表す。 )

2 . 式中、〜の少なくとも 1つが水素原子であり、 R₅又は R₆のいずれか 1つが水素原子である請求項 1記載の微粒子分散剤。

3 . 脂肪酸残基が、炭素数 5〜 2 8である請求項 1項記載の微粒子分散剤。

4 . 脂肪酸残基がィソォクチル酸又はィソステアリン酸残基である請求項 1記載の微粒子分散剤。

5 . 多価カルボン酸が二塩基酸である請求項 1記載の微粒子分散剤。

6 . 水酸基価が 1 0〜 1 5 0である請求項 1〜 5のいずれか 1記載の微粒子分散剤。

7 . エリスリトールと脂肪酸との一般式（I ) 及び/又は（II) で示されるエステル化合物を含有し、脂肪酸が炭素数 8〜1 8の分岐飽和脂肪酸であり、エステルの水酸基価が 1 0 ~ 1 5 0である請求項 1記載の微粒子分散剤。

8 . 脂肪酸が、イソォクチル酸及びィソステアリン酸からなる群から選ばれる請求項 7記載の微粒子分散剤。

9 . 一般式（ I ) を基本骨格を有するモノエステル、ジエステル、トリエステル、テトラエステルの含量がそれぞれ 0〜1 0質量％、 0〜3 0質量％、 1 8〜

7 0質量％、 6〜7 5質量％、及び一般式（II) を基本骨格を基本骨格を有するモノエステル、ジエステルの含量がそれぞれ 0〜1 0質量％、 0〜5 0質量％である請求項 7記載の微粒子分散剤。

10. —般式（ I ) を基本骨格を有するモノエステル、ジエステル、トリエステル、テトラエステルの含量がそれそれ 0〜 3質量％、 3〜2 0質量％、 3 0〜7 ◦質量％、 8〜4 0質量％、及び一般式（II) を基本骨格を基本骨格を有するモノエステル、ジエステルの含量がそれそれ 0 ~ 3質量％、 5〜3 5質量％でぁる請求項 7記載の微粒子分散剤。

11. エリスリトールと脂肪酸及び多価カルボン酸との重縮合物を含有し、脂肪酸が炭素数 8〜1 8の分岐飽和脂肪酸、多価カルボン酸が炭素数 4から炭素数 1 0の 2塩基性飽和カルボン酸、エステルの水酸基価が 1 0 ~ 1 5 0である請求項 1記載の微粒子分散剤。

12. エリスリトールと脂肪酸との下記一般式（I ) で示されるエステル化合物の混合物であって、モノエステル、ジエステル、トリエステル及びテトラエステルの含有量がそれそれ 0〜30質量％、 0〜80質量％、 10〜80質量％及び 0〜75質量％であることを特徴とするエステル化混合物。

R^-C^— CH— CH₂-CH₂— OR₄

OR₂ OR₃

(I)

(式中、 R,〜R₄はそれそれ独立して水素原子、脂肪酸残基又は多価カルボン酸残基を表す。）

13. エリスルトール及び/又はエリスルト一ル縮合物と、イソォクチル酸との下記一般式（1— 1)及び/又は（II— 1) で表されるエステル化合物の混合物であって、一般式（1— 1) を基本骨格とするモノエステル、ジエステル、トリエステル、テトラエステルの含量がそれそれ 0〜 10質量％、 0〜30質量％、 18〜70質量％及び 6〜75質量％であり、一般式（II一 1) を基本骨格とするモノエステル、ジエステルの含有量がそれぞれ、 0〜 10質量％及び 0〜50 質量％であることを特徴とするエステル化混合物。

0— CH₂—

( i 1-1)

(式中、 '〜 'はそれそれ独立して水素原子又はイソォクチル酸残基を表し、 R₅，及び R₆，はそれそれ独立して水素原子又はイソォクチル酸残基を表す。） 14. 請求項 1記載の微粒子分散剤、請求項 12記載のエステル化混合物又は請求項 1 3記載のエステル化混合物を含有する化粧料。

15. 微粒子分散剤が請求項 7記載のものである請求項 1 4記載の化粧料。

16. 微粒子分散剤が請求項 1 1記載のものである請求項 1 4記載の化粧料。