WO2003066468A1 - Courroie d'attache - Google Patents

Description

結束ベルト 技術分野

本発明は、 荷物の梱包或いは多数本の電線等を束ねる場合等に使用して好適な 結束ベルト、 特に、 ベルト本体部を先端から筒状のバックル部に挿入しなくても 結束作業を行うことができ、 また、 一度、 結束した場合でも容易に結束解除作業 を行うことのできる結束ベルトに関するものである。 背景技術

前記結束ベルトとして、 図 2 3に示すように、 ベルト本体部 1 0 1と、 該ベル ト本体部 1 0 1の一側部に、 これと一体に形成されたバックル部 1 0 2と、 から なるものが知られている。

前記ベルト本体部 1 0 1は、 表裏面の少なくとも一方の面 1 0 1 aの長さ方向 に鋸歯状の凹凸部 1 0 3を備えている。

前記バックル部 1 0 2は、 前記ベルト本体部 1 0 1の鋸歯状の凹凸部 1 0 3に 係合するラチエツト部 1 0 4を備えている。 前記バックル部 1 0 2は、 赂四角形 の筒状に形成されている。

そして、 図 2 4に示すように、 前記ベルト本体部 1 0 1を、 例えば被結束物と しての電線 2 0 1の束に巻き付けたのちに、 前記ベルト本体部 1 0 1の先端 1 0 1 bを前記四角形の筒状のバックル部 1 0 2に挿入して、 前記ベルト本体部 1 0 1の先端 1 0 1 b側を牽引すると、 図 2 5に示すように、 前記ベルト本体部 1 0 1に設けた鋸歯状の凹凸部 1 0 3に、 前記バックル部 1 0 2に設けたラチエツト 部 1 0 4が係合し、 前記ベルト本体部 1 0 1が緩むのを防止して、 前記電線 2 0 1の束を結束した状態に保つようになつている。

ところで、 前記従来の結束ベルトには、 次に述べるような問題点があった。 ( 1 )ベル卜本体部 1 0 1の先端 1 0 1 bを、所謂針の孔に糸を通すようにして、 前記四角形の筒状のバックル部 1 0 2に挿入しなければならないために結束作業 性が悪い。

( 2 )結束を解除する場合は、前記四角形の筒状のバックル部 1 0 2内において、 前記ベルト本体部 1 0 1の鋸歯状の凹凸部 1 0 3とラチエツト部 1 0 4の係合を 外さなければならないために結束解除作業が難しい。 このため、結束を解除する ためにはベルト本体部 1 0 1を切断しなければならず再使用つまりリサイクルが 難しい。

( 3 ) ベル卜本体部 1 0 1とバックル部 1 0 2とが一体的に形成されているため に、 ベルト本体部 1 0 1の長さが一律に決定されてしまう。 このため、 例えば、 被結束物の太さや大きさに比べてベルト本体部 1 0 1が長すぎると、 結束後に邪 魔な不要部分を切除しなければならず、 資源が無駄になるのみならず、 廃材が発 生してその処理に困ることがある。

本発明の目的は、 前記従来の （1 ) の問題点を解決し、 結束作業性に優れた結 束ベル卜を提供することにある。

また、 本発明の他の目的は、 前記従来の （2 ) の問題点を解決し、 結束解除作 業性に優れた結束ベルトを提供することにある。

また、 本発明の他の目的は、 前記従来の （3 ) の問題点を解決し、 結束後に不 要部分を切除することによる資源の無駄や廃材の発生を抑制することのできる結 束ベルトを提供することにある。 発明の開示

請求項 1の発明は、 ベルト本体部と、 該ベルト本体部の一側部に配置された バックル部と、 を備え、 前記ベルト本体部は、 表裏面の少なくとも一方の面の長 さ方向に鋸歯状の凹凸部を備え、 前記バックル部は、 前記ベルト本体部の鋸歯状 の凹凸部に係合するラチエツト部を備えた結束ベルトにおいて、 前記バックル部に、 前記ベルト本体部を表裏面の少なくとも一方の面側から挿 入可能な開口部を設けることにより、

前記開口部から前記ベルト本体部をバックル部内に挿入し、或いは前記開口部 から前記ベルト本体部をバックル部外に抜き出すことができるようにした。

請求項 2の発明は、 請求項 1の結束ベルトにおいて、

前記バックル部を、 前記ベルト本体部が一体に設けられたロアプレートと、 該 ロアプレートの両側部に設けられた第 1 ,第 2のサイドプレートと、 これら第 1， 第 2のサイドプレートの先端部に設けられた第 1， 第 2のアツパプレートと、 で 形成すると共に、 前記開口部を、 前記第 1 , 第 2のアツパプレート間に前記ベル ト本体部の幅よりも小さな幅に形成し、 前記開口部からバックル部内に挿入され たベルト本体部を、 前記鋸歯状の凹凸部に係合したラチェット部によって、 前記 第 1， 第 2のアツパプレートの内面に押し付ける構成とすることにより、

前記ベルト本体部の鋸歯状の凹凸部と前記バックル部のラチエツト部とを係合 状態に保持できるようにした。

請求項 3の発明は、 請求項 1の結束ベル卜において、

前記ベルト本体部と、 前記バックル部とを、 結合及び分離可能にして、 前記ベルト本体部とバックル部の分割リサイクル使用を可能にした。

請求項 4の発明は、 請求項 3の結束ベルトにおいて、

前記ベルト本体部に、 長さ方向に一定の間隔を以つて列設された孔部を設け、 前記バックル部に、 前記ベルト本体部の長さ方向の一端側を結合するベルト結合 部と、 前記ベルト本体部の長さ方向の他端側の孔部に勘合して前記ベル卜本体部 が緩むのを阻止するラチエツト状の ώ部を設けることにより、

前記ベルト本体部に列設した孔部を使用して、 ベルト本体部のバックル部へ の取付結合と、 結束後のベルト本体部の緩み止めを行うことができるとともに、 前記ベルト本体部に設けた孔部に勘合したバックル部のラチエツト状の凸部によ りベルト本体部の橈み変形等を防止することができるようにした。 請求項 5の発明は、 請求項 4の結束ベルトにおいて、

前記バックル部を、 前記ベルト本体部の一端側を分離可能に結合するベルト結 合部を備えたロアプレートと、 該ロアプレートの両側部に設けられた第 1， 第 2 のサイドプレートと、 これら第 1 , 第 2のサイドプレートの先端部に設けられた 第 1， 第 2のアツパプレートと、 で構成し、 前記第 1 , 第 2のアツパプレート間 に前記開口部を前記ベルト本体部の幅よりも大きな幅に形成し、 前記第 1 , 第 2 のサイドプレートを、 前記開口部からバックル部内にベルト本体部を挿入したの ちに、 前記開口部の幅を前記ベルト本体部の幅よりも狭めることを可能にしたの で、

前記第 1 , 第 2のサイドプレートを橈ませて前記ベルト本体部の幅を前記開口 部の幅よりも狭めることにより、 前記バックル部に挿入されたベルト本体部が開 口部から抜け出るのを防止することができる。 図面の簡単な説明

図 1は第 1の実施の形態の平面図。

図 2は第 1の実施の形態の底面図。

図 3は第 1の実施の形態の側面図。

図 4は図 1の A— A断面図。

図 5は図 1の B— B断面図。

図 6は図 1の C一 C断面図。

図 7は結束操作を示す説明図。

図 8は図 7の D— D断面図。

図 9は結束工程を示す断面図。

図 1 0は結束工程を示す断面図。

図 1 1は結束終了状態を示す説明図。

図 1 2は第 2の実施の形態の平面図。 図 1 3は第 2の実施の形態の底面図。

図 1 4は図 1 2の E— E断面図。

図 1 5は図 1 4の F_F断面図。

図 1 6はバックル部の要部の一部切欠斜視図。

図 1 7はバックル部が開いている状態の正面図。

図 1 8は結束工程を示す断面図。

図 1 9は結束工程を示す断面図。

図 2 0は結束工程を示す断面図。

図 2 1 (A) は端末処理部の断面図、 （B) はベルト拘束具の側面図。

図 2 2はベルト本体部を使用して開口部を狭める場合を示す断面図。

図 2 3は従来例の平面図。

図 2 4は従来例の結束作業を示す平面図。

図 2 5は従来例の要部の断面図。 発明を実施するための最良の形態

図 1〜図 1 1は、 第 1の実施の形態の結束バンド 1を示す。 この実施の形態に おいて、 前記結束バンド 1は、 ベルト本体部 2と、 該ベルト本体部 2の一側部に 設けられたバックル部 3と、 を備えている。

前記ベルト本体部 2は、 表裏面の少なくとも一方の面 2 aの長さ方向に鋸歯状 の凹凸部 4を備えている。

前記バックル部 3は、 前記ベルト本体部 2の鋸歯状の凹凸部 4に係合するラチ エツト部 5と、 前記ベルト本体部 2を前記鋸歯状の凹凸部 4を設けた一方の面 2 a側から挿入可能な開口部 6を備えている。

図 5に示すように、 前記バックル部 3は、 前記ベルト本体部 2がー体に設けら れたロアプレート 3 aと、 該ロアプレート 3 aの両側部に設けられた第 1， 第 2 のサイドプレート 3 b , 3 cと、 これら第 1 , 第 2のサイドプレー卜 3 b , 3 c の先端部に設けられた第 1， 第 2のアツパプレート 3 d , 3 eと、 で構成されて いる。

前記ラチェット部 5は、 復元力 （可撓性） を有する舌片 5 aに前記ベル卜本体 部 2の鋸歯状の凹凸部 4に係合するラチェット状爪片 5 bを設けることにより形 成されている。

前記開口部 6は、 前記第 1 , 第 2のアツパプレート 3 d , 3 e間に前記ベルト 本体部 2の幅 W 1よりも小さな幅 W 2に形成されている。 なお、 前記第 1， 第 2 のアツパプレート 3 d , 3 eの上面は、 前記開口部 6に向かって下り勾配の傾斜 面 3 f になっていて、 前記ベルト本体部をバックル部内に揷入しゃすくなつてい る。 7はベルト本体部 2に設けられたベルト拘束部であり、図 1 1に示すように、 結束後に余つたベルト本体部 2の末端部分を切断することなく、 ベルト本体部 2 に重ね合わせた状態で処理することができるようになつている。 前記結束ベル ト 1は、 全体がプラスチックで一体的に形成されている。

次に、 前記第 1の実施の形態の結束ベル卜 1の使用方法を説明する。

先ず、 図 7、 図 8に示すように、 ベルト本体部 2でループを作って、 被結束物 としての電線 2 0 1等の束を巻くようにして、 前記ベルト本体部 2の先端側を前 記開口部 6に位置させる。

次に、 前記ベルト本体部 2の先端を牽引するようにして、 前記ベルト本体部 2 をバックル部 3側に押し下げれば、 図 9に示すように、 前記第 1， 第 2のサイド プレート 3 b , 3 cは、 互いに離間する方向に撓んで、 前記開口部 6の幅 W 2が 拡大して、 前記ベルト本体部 2がバックル部 3内に挿入されて、 図 1 0に示すよ うに、 前記ベルト本体部 2の鋸歯状の凹凸部 4がラチェット部 5のラチェット状 爪片 5 bに係合すると共に、 前記ベルト本体部 2は、 前記ラチエツト部 5の復元 力によって、 第 1 , 第 2のアツパプレート 3 d， 3 eの内面に押し付けられて、 図 1 1に示すように、 前記被結束物としての電線 2 0 1の束を結束した状態に口 ックされるのである。 なお、 結束の解除は、 前記ベルト本体部 2の先端をバックル部 3から離間する 方向に牽引し、 前記開口部 6から前記ベルト本体部 2を抜き出すことにより行わ れる。

図 1 2〜図 2 2は、 第 2の実施の形態の結束バンド 1を示す。 この実施の形態 において、 結束ベルト 1は、 ベルト本体部 2がバックル部 3に対して着脱可能に なっている。

前記ベル卜本体部 2は、 長尺に形成されていて、 必要な長さに切断して前記バ ックル部 3に取り付けて使用される。

前記ベルト本体部 2は、 後に説明するバックル部 3のベルト結合部 1 6を勘合 する結合用の孔部 1 1を幅方向の中央部に備えている。

前記孔部 1 1は、 ベルト本体部 2の長さ方向に所定の間隔で列設されている。 前記ベルト本体部 2の裏面には、 前記孔部 1 1を挟むようにして、 その両側部に 鋸歯状の凹凸部 4が設けられている。

前記バックル部 3は、 前記ベルト本体部 2の鋸歯状の凹凸部 4に係合するラ チェット部 5の他に、 前記ベル卜本体部 2の長さ方向の一端側を結合するベルト 結合部 1 6と、 前記ベルト本体部 2の長さ方向の他端側の孔部 1 1に勘合して前 記ベルト本体部 2が緩むのを阻止するラチエツト状の凸部 1 2を備えている。 前記ラチヱット部 5は、 復元力 （可撓性） を有する舌片 1 3の上面の両側部に 設けられていると共に、 前記ラチエツト状の凸部 1 2は、 前記舌片 1 3の上面の 中央部に設けられている。

図 1 4〜図 1 6に示すように、 前記バックル部 3は、 前記ラチエツト部 5、 ラ チエツト状の凸部 1 2及びベルト結合部 1 6を備えたロアプレート 3 aと、 該ロ アブレ一ト 3 aの両側部に設けられた第 1，第 2のサイドプレート 3 b , 3 cと、 これら第 1， 第 2のサイドプレート 3 b， 3 cの先端部に設けられた第 1， 第 2 のアツパプレート 3 d , 3 eと、 を備えている。

図 1 7に示すように、 前記第 1， 第 2のアツパプレート 3 d， 3 e間に開口部 6が前記ベルト本体部 2の幅 Wlよりも大きな幅 W4に形成されている。

前記第 1， 第 2のサイドプレート 3 b , 3 cは、 前記開口部 6からバックル部 3内にベルト本体部 2を挿入したのちに、 前記開口部 6の幅 W4 を前記ベルト 本体部 3の幅 W1よりも狭めることが可能になっている。

前記第 1 , 第 2のサイドプレート 3 b , 3 cは、 根元部に設けた薄肉のヒンジ 部 3 gで内側に橈むようになつている。 そして、 図 1 9に示すように、 指先等で 前記第 1 , 第 2のサイドプレート 3 b， 3 cを互いが接近する矢印方向に撓ませ ると、 前記開口部 6の幅 W4 が前記ベルト本体部 3の幅 W1 よりも狭められる と共に、 前記第 1， 第 2のアツパプレート 3 d , 3 eの内面に設けた凹部 2 0に、 前記舌片 1 8の両側部に設けたサイドプレート係止用の凸部 2 1が係合して前記 第 1 , 第 2のサイドプレート 3 b， 3 c及び前記開口部 6が開くのを防止する。 図 1 6に示すように、 前記サイドプレート係止用の凸部 2 1は、 側面視略円弧 状に、 かつ図 1 7に示すように、 正面視略傾斜状に形成されていて、 前記第 1 , 第 2のサイドプレート 3 b， 3 cを内側に橈ませたときに、 前記凹部 2 0に係合 し易くなつている。 なお、 図 1 8に示すように、 前記ロアプレート 3 a上に設け たベルト結合部 1 6は、 該ベルト結合部 1 6に勘合したベルト本体部 3が容易に 抜け落ちるのを阻止するための抜止用の凸部 1 6 aを備えている。 また、 前記第 1 , 第 2のサイドブレ一ト 3 b , 3 cの内面には、 前記ベルト結合部 1 6に結合 されたベルト本体部 2の一端側をロアプレート 3 a上に押し付けて固定するベル ト固定面 2 2 aを有するベルト押し付け突起 2 2を備えている。

次に、 前記第 2の実施の形態の結束ベル卜 1の使用方法を説明する。

先ず、所望の長さに切断したベルト本体部 2の一端部を、図 1 8に示すように、 バックル部 3のロアプレート 3 a上に重ね合わせて、 該ロアプレート 3 a上に設 けたベルト取付部 1 6を、 ベルト本体部 2の孔部 1 1に勘合して、 ベルト本体部 2の一端部をバックル部 3に取り付ける。 このとき、 前記ベルト取付部 1 6に設 けた抜止用の凸部 1 6 aでベルト本体部 2の抜けが阻止される。 次に、 ベルト本体部 2でループを作って、 被結束物としての電線 2 0 1等を束 ねるようにして、 図 1 9に示すように、 前記ベルト本体部 2の他端側を開口部 6 からバックル部 3内に挿入する。 そして、 指先等で前記第 1， 第 2のサイドブレ —ト 3 b， 3 cを互いが接近する矢印方向に橈ませると、 前記開口部 6の幅 W4 が前記ベルト本体部 3の幅 W1 よりも狭められると共に、 前記第 1 , 第 2のァ ッパプレート 3 d , 3 eの内面に設けた凹部 2 0に、 前記舌片 1 3の両側部に設 けたサイドプレート係止用の凸部 2 1が係合して前記第 1 , 第 2のサイドブレ一 卜 3 b， 3 c及び前記開口部 6が開くのを防止すると共に、 前記舌片 1 3に設け たラチェット状の凸部 1 2がベルト本体部 2の孔部 1 1に勘合し、 かつラチエツ ト部 5がベルト本体部 2の鋸歯状の凹凸部 4に係合して前記ベルト本体部 2が緩 むのを確実に阻止するのである。

なお、 図 2 1において、 3 1は、 一対の脚部を有するベルト拘束具であり、 結 束後に余ったベルト本体部 2の末端部分をベル卜本体部 2に重ね合わせた状態で、 これら重ね合わされたベルト本体部 2の孔部 1 1内に前記一対の脚部を挿入する ことにより、 重ね合わせたベルト本体部 2の末端部分を結合した状態に維持する ことができる。

図 2 2は、 結束作業の他の例を示す。 この例において、 前記ベルト押し付け突 起 2 2は、 結束時に前記ベルト本体部 2によって押圧される被押圧面 2 2 bを備 えている。 そして、 前記ベルト本体部 2の先端側を押し下げるようにして牽引す れば、 前記ベルト本体部 2で、 前記被押圧面 2 2 bが押圧されて、 前記第 1 , 第 2のサイドプレート 3 b , 3 cが互いに接近する方向に揍み回動して、 前記開口 部 6の幅 W 4が前記ベルト本体部 2の幅 W 1以下に縮小し、 前記第 1， 第 2のァ ッパプレート 3 d， 3 eの内面に設けた凹部 2 0に、 前記舌片 1 8の両側部に設 けたサイドプレート係止用の凸部 2 1が係合して、 前記第 1 , 第 2のサイドブレ ート 3 b , 3 c及び前記開口部 6が開くのを防止すると共に、 前記突起部 2 2の ベルト固定面 2 2 aで前記ベル卜本体部 2の一端部をバックル部 3のロアプレー ト 3 aに押し付けて固定する。 産業上の利用可能性

本発明の結束ベルトは、 多数本の電線の結束等に用いられる他、 梱包や建築等 の分野において物を結束する場合に広く適用することができる。

Claims

請求の範囲

1 . ベル卜本体部と、 該ベルト本体部の一側部に配置されたバックル部と、 を備え、

前記ベルト本体部は、 表裏面の少なくとも一方の面の長さ方向に鋸歯状の凹凸 部を備え、

前記バックル部は、 前記鋸歯状の凹凸部に係合するラチエツト部と、 前記ベル ト本体部を表裏面の少なくとも一方の面側から挿入可能な開口部を備えている ことを特徴とする結束ベルト。

2 . 前記バックル部は、 前記ベルト本体部が一体に設けられたロアプレート と、 該ロアプレートの両側部に設けられた第 1 , 第 2のサイドブレ一トと、 これ ら第 1， 第 2のサイドプレートの先端部に設けられた第 1 , 第 2のアツパプレー 卜と、 を備え、

前記開口部は、 前記第 1 , 第 2のアツパプレート間に前記ベルト本体部の幅よ りも小さな幅に形成されていて、

前記開口部を押し広げて前記バックル部内に挿入されたベルト本体部は、 前記 鋸歯状の凹凸部に係合したラチエツ卜部によって、 前記第 1 , 第 2のアツパプレ 一卜の内面に押し付けられている

ことを特徴とする請求項 1に記載の結束ベルト。

3 . 前記ベルト本体部と前記バックル部とは、 互いに結合及び分離可能にな つている

ことを特徴とする請求項 1に記載の結束ベルト。

4 . 前記ベルト本体部は、 長さ方向に一定の間隔を以つて列設された孔部を 備え、

前記バックル部は、 前記ベルト本体部の長さ方向の一端側を結合するベルト 結合部と、 前記ベルト本体部の長さ方向の他端側の孔部に勘合して前記ベルト本 体部が緩むのを阻止するラチエツト状の凸部を備えている ことを特徴とする請求項 3に記載め結束ベルト。

5 . 前記バックル部は、 前記ベルト結合部を備えたロアプレートと、 該ロア プレートの両側部に設けられた第 1， 第 2のサイドプレートと、 これら第 1 , 第 2のサイドプレートの先端部に設けられた第 1， 第 2のアツパプレートと、 を備 え、

前記第 1， 第 2のアツパプレート間に前記開口部が前記ベルト本体部の幅より も大きな幅に形成されていて、

前記第 1， 第 2のサイドプレートは、 前記開口部からバックル部内にベルト本 体部を挿入したのちに、 互いに接近する方向に撓まされて前記開口部の幅を前記 ベルト本体部の幅よりも狭められる

ことを特徴とする請求項 4に記載の結束ベルト。