WO2001066945A1 - Compresseur du type a cylindree variable - Google Patents

Description

明細書 可変容量型圧縮機 技術分野

こ の発明 は、 斜板の傾斜角度の変化 に応 じ て吐出容量 が変化する 可変容量型斜板式圧縮機等の可変容量型圧縮 機 に関す る 。 背景技術

従来の可変容量型斜板式圧縮機は、 複数の シ リ ン ダボ ァ を有する シ リ ン ダブ ロ ッ ク と 、 こ の シ リ ン ダブ ロ ッ ク の 中心部 に 回転可能 に支持さ れる シ ャ フ ト と 、 シ ャ フ ト に装着さ れ、 シ ャ フ 卜 と一体に 回転す る斜板 と 、 斜板に 連結 さ れ、 斜板の 回転によ り シ リ ン ダボ ア 内 を摺動する 複数の ピス 卜 ン と を備え る 。

第 5 図 は従来の可変容量型斜板式圧縮機の ビ ス ト ン の 側面図であ る 。

ピス 卜 ン 5 2 0 は 、 円筒部 5 2 2 と 、 こ の 円 筒部 5 2 2 のボ 卜 ム面 5 2 0 e 側に設け ら れた シ ュ 一支持部 5 2 1 a , 5 2 1 b と 、 シ ュ一支持部 5 2 1 a , 5 2 1 b を 連結する ブ リ ッ ジ部 5 2 3 と を有する 。

シ ャ フ ト が回転す る と 、 斜板 も一体に 回転す る 。 斜板 が回転する と 、 斜板はシュ 一 を介 して ピス ト ン 5 2 0 へ 荷重 を加え、 ピス 卜 ン 5 2 0 は シ リ ン ダボ ア 5 0 6 内で 摺動する /JP 0/06143

と こ ろ で、 圧縮機の運転中 、 冷媒中 のオイ ルがシ リ ン ダボア 5 0 6 の 内周面に付着する 。 こ のオイ ルは、 シ リ ン ダボ ア 5 0 6 の軸心に対 して ビス ト ン 5 2 0 の両端面 ( ト ッ プ面 5 2 0 c と ボ ト ム面 5 2 0 e )が直角 の と き 、 円筒部 5 2 2 の外周面に ほぼ均一に付着する 。

し 力、 し 、 ピス ト ン 5 2 0 の軸心力 S シ リ ン ダボ ア 5 0 6 の軸心に対 して傾いた と き には、 ピ ス ト ン 5 2 0 の摺動 性が低下 し て いわゆ る カ ジ リ が生 じ 易 い と い う 問題があ る 。

こ のカ ジ リ を防止する ため 、 円筒部 5 2 2 の ト ッ プ面 側端部 5 2 2 a と ボ ト ム面側端部 5 2 2 b と に面取 り が 行われて い る 。 ま た、 シ リ ン ダブ ロ ッ ク 5 0 1 側では、 シ リ ン ダポア 5 0 6 の下死点側開 口 部 5 0 6 a に面取 り が行われて い る 。

と こ ろ で、 ピス ト ン 5 2 0 を シ リ ンダブロ ッ ク 5 0 1 に組み付ける と き 、 シ リ ン ダブロ ッ ク 5 0 1 を ピス ト ン 5 2 0 の下方 に置き 、 ピス ト ン 5 2 0 を ト ッ プ面 5 2 0 c か ら シ リ ン ダポア 5 0 6 に挿入す る 。

し か し 、 シ ユ ー を介 して斜板の周縁部に 吊架さ れた ピ ス ト ン 5 2 0 の重心は ピス ト ン 5 2 0 の ト ッ プ面 5 2 0 c 側 に あ る ので、 ピス ト ン 5 2 0 を シ リ ン ダブロ ッ ク 5 0 1 に組み付ける と き 、 複数の ピス ト ン 5 2 0 の ト ッ プ 面 5 2 0 c が互い に近づ く よ う に傾き 、 ピス ト ン 5 2 0 の軸心 と シ リ ン ダボア の軸心 と がー致 し な い。

そのた め 、 ピス ト ン 5 2 0 の軸心 と シ リ ン ダボ ア 5 0 6 の軸心 と を一致さ せる 芯出 し作業が必要にな り 、 組付 に多 く の時間が必要にな る 。

特 に第 5 図 に示す片頭 ビス ト ン の斜板式圧縮機では、 複数の ピス ト ン 5 2 0 を シ リ ン ダポ ア 5 0 6 に一度に挿 入 し な ければな ら な いため 、 組付に よ り 多 く の時間 を必 要 とする と と も に、 ピス ト ン 5 2 0 ゃ シ リ ン ダボ ア 5 0 6 に傷や力 ジ リ が発生 し 易 い。

こ の発明は、 ピス ト ンゃ シ リ ン ダボ ア に傷やカ ジ リ を 生 じ さ せ る こ と な く 、 円滑に ピス ト ン を シ リ ン ダボ ア に 組み付け る こ と ができ る 可変容量型圧縮機 を提供す る こ と を 目 的 とする 。 発明の 開示

前述の 目 的 を解決する ため に こ の発明 の可変容量型圧 縮機は、 複数の シ リ ン ダボア を有する シ リ ン ダブロ ッ ク と 、 こ の シ リ ン ダブ ロ ッ ク の 中心部に回転可能 に支持さ れた シ ャ フ ト と 、 前記 シ ャ フ ト に装着さ れ、 前記 シ ャ フ ト と 一体に回転する 傾斜回転板 と 、 前記傾斜回転板に連 結 さ れる 連結部 と 、前記 シ リ ン ダボ ア 内 に組み付け ら れ、 前記傾斜回転板の回転によ り 前記 シ リ ン ダポ ア 内 を直線 往復運動する 円筒部 と を有する 複数の ビス ト ン と を備え る 可変容量型圧縮機において、 前記 ピス ト ン の前記 円筒 部の組付の際 に前記 ビス ト ン を前記シ リ ン ダボ ア 内へ案 内す る ガイ ド部が、 前記 ピス ト ンの前記 円筒部に設け ら れて い る 。

上述のよ う に ビス ト ンの 円筒部の組付の際に ピス ト ン を シ リ ン ダポア 内へ案内する ガイ ド部が ビス ト ン の 円筒 部に設け られてい る ので、 ガイ ド部の働き によ り 、 円筒 部がシ リ ンダポア内へ円滑に挿入される。 したがっ て、 組付時にお ける ビス ト ンゃシ リ ンダボアの傷やカ ジ リ を よ り 確実に防止する こ とができ る と と も に、 ピス ト ン の シ リ ンダブロ ッ クへの組み付け時間が短縮されて組付の 作業性が向上する。

好ま し く は、 前記ガイ ド部は前記円筒部のボ ト ム面側 端部の直径よ り も小さ い直径の ト ッ プ面側端部を有する。

上述のよ う にガイ ド部は円筒部のボ ト ム面側端部の直 径ょ り も小さ い直径の ト ッ プ面側端部を有する ので、 組 付時、 円筒部がシ リ ンダポア内に挿入されやすい。

好ま し く は、 前記ガイ ド部は、 前記ボ ト ム面側端部 と 前記 ト ッ プ面側端部と の間に形成され、 かつ前記ボ ト ム 面側端部か ら前記 ト ッ プ面側端部へなだ らかに下 り 傾斜 するテーパ面部を有する。

上述のよ う にガイ ド部は、 ボ ト ム面側端部と ト ッ プ面 側端部と の間に形成さ れ、 かつボ ト ム面側端部か ら ト ツ プ面側端部へなだ らかに下 り 傾斜するテーパ面部を有す る ので、 テーパ面部の傾斜にな ら っ て円筒部がシ リ ンダ ボア内に入る。 したがっ て、 円筒部はシ リ ンダボア内に 円滑に挿入される。

好ま し く は、 前記ガイ ド部は前記円筒部のボ ト ム面側 端部の直径よ り も小さ い直径の ト ッ プ面側端部を有 し 、 前記ガイ ド部は、 前記ボ ト ム面側端部と前記 ト ッ プ面側 端部と の間に形成され、 かつ前記ボ ト ム面側端部か ら 前 記 ト ッ プ面側端部へなだ ら かに下 り 傾斜するテーパ面部 を有す る 。

好 ま し く は、 前記 ピス ト ンが最大ス ト ロ ー ク 時であ つ て下死点位置に あ る と きであ っ て下死点位置に あ る と き 、 前記ガイ ド 部がシ リ ン ダボア 内 に位置する 。

上述のよ う に ビス ト ンが最大ス ト ロ ー ク 時で あ っ て下 死点位置に あ る と き 、 前記ガイ ド部が前記 シ リ ン ダボ ア 内 に位置する ので、 ピス ト ンの最大ス ト ロ ー ク 時で あ つ て下死点位置に あ る と きで も 、 ピス ト ン力 S シ リ ン ダポ ア の 中心軸に対 して倒れに く い。 し たがっ て 、 ピ ス ト ン の 倒れを防 ぐ こ と ができ る 。

好ま し く は、 前記ガイ ド部は前記円筒部のボ ト ム 面側 端部の直径よ り も 小 さ い直径の ト ッ プ面側端部 を有 し 、 前記 ビス ト ンが最大ス ト ロ ー ク 時であ っ て下死点位置に あ る と き 、 前記ガイ ド 部が前記 シ リ ン ダボア 内 に位置す る 。

好ま し く は、 前記ガイ ド部は、 前記ボ ト ム面側端部 と 前記 ト ッ プ面側端部 と の間 に形成さ れ、 かつ前記ボ ト ム 面側端部か ら 前記 ト ッ プ面側端部へなだ ら か に下 り 傾斜 する テーパ面部を有 し 、 前記 ピス ト ンが最大ス ト ロ ー ク 時であ っ て下死点位置に あ る と き、 前記ガイ ド 部が前記 シ リ ン ダポ ア 内 に位置する 。

好ま し く は、 前記ガイ ド部は前記円筒部の ボ ト ム面側 端部の直径よ り も 小 さ い直径の ト ッ プ面側端部 を有 し 、 前記ガイ ド部は、 前記ボ ト ム面側端部 と 前記 ト ッ プ面側 端部 と の間に形成 さ れ、 かつ前記ボ ト ム面側端部か ら 前 記 ト ッ プ面側端部へなだ ら か に下 り 傾斜する テーパ面部 を有 し 、 前記 ピス ト ンが最大ス ト ロ ー ク 時であ っ て下死 点位置 に あ る と き 、 前記ガイ ド 部が前記 シ リ ン ダボ ア 内 に位置す る 。

と り わ け、 前記円筒部に ピス ト ン リ ン グが装着 さ れて い る 可変容量型圧縮機に は有効であ る 。

円筒部 を シ リ ンダブ ロ ッ ク に組み付け る と き 、 まず円 筒部の ト ッ プ面側端部を シ リ ンダボ ア の下死点側開 口 部 に挿入 し 、 その後、 ピス ト ン リ ン グの弾性力 に抗 し て ピ ス ト ン リ ン グ を リ ン グ溝に押 し込みなが ら 円筒部を ボ ト ム面側端部 ま で挿入する こ と ができ る 。 し たがっ て 、 円 筒部に ピ ス ト ン リ ン グが装着 さ れて いて も 、 組付時 にお け る ピス ト ンゃ シ リ ンダポア のカ ジ リ を よ り 確実 に 防止 する こ と がで き る と と も に、 ピス ト ンゃ シ リ ン ダブ ロ ッ ク への組付時間が短縮さ れて組付の作業性が向上す る 。

と り わ け、 前記ガイ ド部は前記 円筒部のボ ト ム面側端 部の直径よ り も 小 さ い直径の ト ッ プ面側端部を有 し 、 前 記円筒部に ピス ト ン リ ン グが装着 さ れて い る可変容量型 圧縮機 に は有効であ る 。

と り わ け、 前記ガイ ド 部は、 前記ボ ト ム面側端部 と 前 記 ト ッ プ面側端部 と の間 に形成 さ れ、 かつ前記ボ ト ム面 側端部か ら 前記 ト ッ プ面側端部へなだ ら か に下 り 傾斜す る テーパ面部を有 し 、 前記円筒部に ピス ト ン リ ン グが装 着さ れて い る 可変容量型圧縮機 に は有効であ る 。

と り わ け、 前記 ピス ト ンが最大ス ト ロ ー ク 時であ っ て 下死点位置 に あ る と き 、 前記ガイ ド 部が前記 シ リ ン ダボ ァ 内 に位置 し 、 前記円筒部に ピス ト ン リ ン グが装着 さ れ て い る 可変容量型圧縮機に は有効であ る 。

と り わ け、 前記ガイ ド部は前記円筒部のボ ト ム面側端 部の直径よ り も 小 さ い直径の ト ッ プ面側端部を有 し 、 前 記ガイ ド 部は、 前記ボ ト ム面側端部 と 前記 ト ッ プ面側端 部 と の間 に形成さ れ、 かつ前記ボ ト ム面側端部か ら 前記 ト ッ プ面側端部へなだ ら か に下 り 傾斜す る テーパ面部 を 有 し 、 前記 円筒部に ピス ト ン リ ン グが装着 さ れて い る 可 変容量型圧縮機に は有効で あ る 。

と り わ け、 前記ガイ ド 部は、 前記ボ ト ム面側端部 と 前 記 ト ッ プ面側端部 と の間に形成 さ れ、 かつ前記ボ ト ム 面 側端部か ら 前記 ト ッ プ面側端部へなだ ら か に下 り 傾斜す る を有 し 、 前記 ピス ト ンが最大ス ト ロ ー ク 時であ っ て下 死点位置に あ る と き 、 前記ガイ ド部が前記 シ リ ン ダボ ア 内 に位置 し 、 前記円筒部に ピス ト ン リ ン グが装着 さ れて い る 可変容量型圧縮機に は有効であ る 。

と り わ け、 前記ガイ ド部は前記円筒部のボ ト ム 面側端 部の直径よ り も小 さ い直径の ト ッ プ面側端部を有 し 、 前 記 ビス ト ンが最大ス 卜 ロ ー ク 時であ っ て下死点位置 に あ る と き 、 前記ガイ ド 部が前記 シ リ ンダポ ア 内 に位置 し 、 前記 円筒部に ビス ト ン リ ン グが装着さ れて い る 可変容量 型圧縮機に は有効であ る 。

と り わ け、 前記ガイ ド部は前記円筒部のボ ト ム面側端 部の直径よ り も小 さ い直径の ト ッ プ面側端部を有 し 、 前 記ガイ ド 部は、 前記ボ ト ム面側端部 と 前記 ト ッ プ面側端 部 と の間 に形成さ れ、 かつ前記ボ ト ム面側端部か ら 前記 ト ッ プ面側端部へなだ ら か に下 り 傾斜する テ一パ面部 を 有 し 、 前記 ビス ト ンが最大ス ト ロ ー ク 時であ っ て下死点 位置 に あ る と き 、 前記ガイ ド部が前記 シ リ ンダボ ア 内 に 位置 し 、 前記円筒部に ピス ト ン リ ン グが装着 さ れて い る 可変容量型圧縮機に は有効であ る 。

好ま し く は、前記円筒部に ビス ト ン リ ン グが装着さ れ、 前記 ビス ト ン リ ン グが前記円筒部の前記 ト ッ プ面側端部 の ビス ト ン軸方向中央部に装着さ れてい る 。

上述の よ う に 円筒部に ビス ト ン リ ン グが装着 さ れ、 ピ ス ト ン リ ン グが円筒部の ト ッ プ面側端部の ビス ト ン軸方 向 中央部 に装着さ れて い る ので、 ガイ ド部を ピス ト ン軸 方向 に大き く する こ と ができ 、 こ れに し たがっ て シ リ ン ダボ ア に ビス ト ン を 円滑に挿入する こ と ができ る 。

好 ま し く は、 前記ガイ ド部は、 前記円筒部のボ ト ム 面 側端部の直径よ り も 小 さ い直径の ト ッ プ面側端部 を有 し 、 前記円筒部に ピス ト ン リ ン グが装着 さ れ、 前記 ピス ト ン リ ン グが前記円筒部の前記 ト ッ プ面側端部の ビス ト ン軸 方向 中央部に装着さ れてい る 。

好ま し く は、前記円筒部に ビス ト ン リ ン グが装着さ れ、 前記 ビス ト ン リ ン グが前記円筒部の前記 ト ッ プ面側端部 の ビス ト ン軸方向中央部に装着さ れて い る 。

好ま し く は、 前記ガイ ド部は、 前記ボ ト ム面側端部 と 前記 ト ッ プ面側端部 と の間 に形成 さ れ、 かつ前記ボ ト ム 面側端部か ら 前記 ト ッ プ面側端部へなだ ら か に下 り 傾斜 する テーパ面部 を有 し 、 前記円筒部に ピス ト ン リ ン グ力 装着さ れ、 前記 ピス ト ン リ ン グが前記円筒部の前記 ト ツ プ面側端部の ビス ト ン軸方向中央部に装着 さ れて い る 。 好ま し く は、 前記 ピス ト ンが最大ス ト ロ ー ク 時であ つ て下死点位置に あ る と き 、 前記ガイ ド 部が前記 シ リ ン ダ ボ ア 内 に位置 し 、 前記円筒部に ピス ト ン リ ン グが装着 さ れ、 前記 ピス ト ン リ ン グが前記円筒部の前記 ト ッ プ面側 端部の ピ ス ト ン軸方向中央部に装着 さ れて い る 。

好ま し く は、 前記ガイ ド部は前記円筒部のボ ト ム面仴 IJ 端部の直径よ り も 小 さ い直径の ト ッ プ面側端部 を有 し 、 前記ガイ ド 部は、 前記ボ ト ム面側端部 と 前記 ト ッ プ面側 端部 と の 間 に形成 さ れ、 かつ前記ボ ト ム面側端部か ら 前 記 ト ッ プ面側端部へなだ ら か に下 り 傾斜す る テーパ面部 を有 し 、 前記 円筒部に ピス ト ン リ ン グが装着 さ れ、 前記 ビス ト ン リ ン グが前記円筒部の前記 ト ッ プ面側端部の ピ ス ト ン軸方向中央部に装着さ れて い る 。

好ま し く は、 前記ガイ ド部は、 前記ボ ト ム面側端部 と 前記 ト ッ プ面側端部 と の間 に形成さ れ、 かつ前記ボ ト ム 面側端部か ら 前記 ト ッ プ面側端部へなだ ら か に下 り 傾斜 する テーパ面部を有 し 、 前記 ピス ト ンが最大ス ト ロ ー ク 時であ っ て下死点位置に あ る と き 、 前記ガイ ド 部が前記 シ リ ン ダボ ア 内 に位置 し 、 前記円筒部に ピス ト ン リ ン グ が装着 さ れ、 前記 ピス ト ン リ ン グが前記円筒部の前記 ト ッ プ面側端部の ビス ト ン軸方向中央部に装着 さ れて い る 。

好ま し く は、 前記ガイ ド 部は前記円筒部のボ ト ム面側 端部の直径よ り も 小 さ い直径の ト ッ プ面側端部 を有 し 、 前記 ピス ト ンが最大ス ト ロ ー ク 時であ っ て下死点位置 に あ る と き、前記ガイ ド 部が前記 シ リ ン ダボ ア 内 に位置 し 、 前記円筒部に ピス ト ン リ ン グが装着さ れ、 前記 ピス ト ン リ ン グが前記円筒部の前記 ト ッ プ面側端部の ピス ト ン軸 方向 中央部に装着 さ れて い る 。

好ま し く は、 前記ガイ ド 部は前記 円筒部の ボ ト ム面側 端部の直径よ り も 小 さ い直径の ト ッ プ面側端部を有 し 、 前記ガイ ド部は、 前記ボ ト ム面側端部 と 前記 ト ッ プ面側 端部 と の 間 に形成さ れ、 かつ前記ボ ト ム面側端部か ら 前 記 ト ッ プ面側端部へなだ ら か に下 り 傾斜する テーパ面部 を有 し 、 前記 ピス ト ンが最大ス ト ロ ー ク 時で あ っ て下死 点位置 に あ る と き 、 前記ガイ ド 部が前記 シ リ ン ダボ ア 内 に位置 し 、 前記円筒部に ピス ト ン リ ン グが装着 さ れ、 前 記 ビス ト ン リ ン グが前記円筒部の前記 ト ッ プ面側端部の ビス ト ン軸方向中央部に装着 さ れて い る 。

こ の発明の可変容量型圧縮機は、 複数の シ リ ン ダボ ア を有す る シ リ ンダブロ ッ ク と 、 こ の シ リ ン ダブロ ッ ク の 中心部に 回転可能に支持さ れた シ ャ フ ト と 、 前記 シ ャ フ ト に装着 さ れ、 前記シ ャ フ ト と 一体に 回転する 傾斜回転 板 と 、 前記傾斜回転板に連結 さ れ、 前記傾斜回転板の回 転に よ り 前記 シ リ ンダポア 内 を摺動す る 複数の ピス ト ン と を備え る 可変容量型圧縮機にお いて 、 前記 ピス ト ン の ト ッ プ面及び前記 ピス ト ン の下死点側端面 に芯出 し用 の 凹部を形成 し た こ と を特徴 と する 。

ピス ト ン の ト ッ プ面の凹部に治具を突き 当 てて ビス ト ン を シ リ ンダボア に挿入 し 、 ピス ト ン の下死点側端面の 凹部に治具を嵌合 して突き 当 てて ビス ト ンの軸心 を シ リ ン ダボ ア の軸心に一致さ せる こ と がで き る ので、 シ リ ン ダボ ア に ピス ト ン を挿入する と き 、 ピ ス ト ンの軸心 と シ リ ン ダボ ア の軸心 と が正確に一致 し 、 ビス ト ン を シ リ ン ダボ ア に 円滑に挿入する こ と ができ る 。 し たがっ て 、 組 付時 にお ける ビス ト ンゃ シ リ ン ダボア の傷やカ ジ リ を 防 止する こ と ができ る と と も に、 ピス ト ン の シ リ ン ダブ 口 ッ ク への組付時間が短縮さ れて組付の作業性が向上する 。

こ の発明の可変容量型圧縮機は、 複数の シ リ ン ダボ ア を有す る シ リ ンダブ ロ ッ ク と 、 こ の シ リ ン ダブ ロ ッ ク の 中心部に 回転可能 に支持さ れた シ ャ フ ト と 、 前記 シ ャ フ ト に装着さ れ、 前記 シ ャ フ ト と 一体に回転する 傾斜回転 板 と 、 前記傾斜回転板に連結 さ れ、 前記傾斜回転板の回 転に よ り 前記 シ リ ン ダポア 内 を摺動する複数の ビ ス ト ン と を備え る可変容量型圧縮機 にお いて、 前記シ リ ン ダボ ァ の下死点側開 口 部の直径を前記 ビス ト ン の直径よ り 大 き く し た。

ビス ト ン を シ リ ンダブロ ッ ク に組み付ける と き 、 ビス ト ンの ト ッ プ面側端部か ら シ リ ンダボ ア の下死点側開 口 部 に挿入する 。 こ の と き 、 シ リ ン ダポア の下死点側開 口 部の直径は ビス ト ンの ト ッ プ面側端部の直径よ り 大き い ので、 ピス ト ン を シ リ ン ダポ ア に無理な く 挿入する こ と ができ る 。 し たがっ て、 組付時 にお ける ピス ト ンゃ シ リ ンダボア の傷やカ ジ リ を よ り 確実に防止する こ と ができ る と と も に、 ピス ト ンの シ リ ン ダボアへの組付時間が短 縮さ れて組付の作業性が向上す る 。 また、 ピス ト ン よ り 容易 に加工する こ とができ る 。 図面の簡単な説明 第 1 図 は こ の発明 の第 1 実施形態に係 る 可変容量型斜 板式圧縮機の ピス ト ンの シ リ ンダブロ ッ ク への組付を説 明する た め の断面図であ る 。

第 2 図 は こ の発明 の第 1 実施形態に係 る可変容量型斜 板式圧縮機の ピス ト ン の拡大側面図であ る 。

第 3 図 は こ の発明 の第 2 実施形態に係 る可変容量型斜 板式圧縮機の ビス ト ンの側面図であ る 。

第 4 図 は こ の発明 の第 2 実施形態の変形例 に係 る ピス ト ンの側面図であ る 。

第 5 図 は従来の可変容量型斜板式圧縮機の ビス ト ン の 側面図であ る 。 発明 を実施する ため の最良の形態

以下、 こ の発明の実施の形態を 図面 に基づいて説明す る。

第 1 図 は こ の発明 の第 1 実施形態に係る可変容量型斜 板式圧縮機の ビス ト ンの シ リ ン ダブロ ッ ク への組付を説 明する ため の断面図、 第 2 図は ピス ト ンの拡大側面図で あ る。

こ の可変容量型斜板式圧縮機は、 シ リ ンダブ ロ ッ ク 1 と 、 シ ャ フ ト 5 と 、 斜板 （傾斜回転板） 1 0 と 、 複数の ピス ト ン 2 0 と を備え る 。

シ リ ン ダブ ロ ッ ク 1 に は大径孔 2 a と 小径孔 2 と シ リ ン ダブロ ッ ク 1 の 中心線に沿っ て設け ら れて い る 。 大径孔 2 a に はス ラ ス ト 軸受 3 が、 小径孔 2 b に はラ ジ アル軸受 4 がそれぞれ収容 さ れて い る 。 シ リ ン ダブロ ッ ク 1 に はシ リ ン ダブ ロ ッ ク 1 の 中心線 を 中心 に して周方向 に所定間隔お き に複数の シ リ ン ダボ ァ 6 が設け ら れて い る （第 1 図では 2 つ の シ リ ン ダボ ア 6 だけが見えて い る ）。

シ ャ フ ト 5 は シ リ ン ダブロ ッ ク 1 の大径孔 2 a 及び小 径孔 2 b に回転可能に支持さ れる 。 シ ャ フ ト 5 の フ ロ ン ト 側端部 に はス ラ ス ト フ ラ ン ジ 3 0 が固定 さ れて い る 。 斜板 1 0 は、 ヒ ン ジボール 9 を介 し て シ ャ フ ト 5 に回 転可能 に装着 さ れて い る と と も に 、 ヒ ン ジ機構 4 0 を介 してス ラ ス ト フ ラ ン ジ 3 0 に連結 さ れて い る 。

ス ラ ス ト フ ラ ン ジ 3 0 と斜板 1 0 と の間 に は斜板 1 0 の傾斜角度を小 さ く する方向へ斜板 1 0 を付勢する パネ 3 5 が装着 さ れて い る 。

ピス ト ン 2 0 は円筒部 2 2 と連結部 2 9 と を備えて い る 。 連結部 2 9 は円筒部 2 2 のボ ト ム面 2 0 e 側 に設 け ら れて い る 。 円筒部 2 2 は シ リ ン ダポ ア 6 内 を摺動可能 であ る 。 連結部 2 9 は、 シ ユ ー支持部 2 1 a , 2 1 と 、 シ ユ ー支持部 2 1 a , 2 1 b を連結す る ブ リ ッ ジ部 2 3 と で構成さ れて い る 。 ま た、 連結部 2 9 はほ ぼ半球状の 一対の シユー 5 0 a , 5 0 b を介 して斜板 1 0 に連結 さ れて い る 。 ビス ト ン 2 0 は斜板 1 0 の回転に よ り シ リ ン ダボ ア 6 内 を直線往復運動する 。

シ ユ ー 5 0 a ， 5 0 b は、 斜板 1 0 の フ ロ ン ト 側の摺 動面 1 0 a 及び リ ャ側の摺動面 1 0 b に対 し て相対回転 可能 に ピス ト ン 2 0 の シ ユ ー支持部 2 1 a , 2 1 b に よ つ て支持さ れて い る 。 ビス ト ン 2 0 の 円筒部 2 2 に は、 ガイ ド 部 2 8 が形成 さ れて レ る 。 ガイ ド部 2 8 は、 ピス ト ン 2 0 を シ リ ン ダ ポ ア 6 内 に組み付ける と き 、 ピス ト ン 2 0 を シ リ ン ダボ ァ 6 内へ案内する 。 ガイ ド部 2 8 は、 円筒部 2 2 のボ ト ム面側端部 2 0 と ト ッ プ面側端部 2 0 a と の 間 に形成 さ れ、 ボ ト ム面側端部 2 0 b か ら ト ッ プ面側端部 2 0 a へなだ ら か に下 り 傾斜する テーパ面部 2 5 を有する 。 ガ イ ド 部 2 8 ( ト ッ プ面側端部 2 0 a ) の直径 D 1 は円筒 部 2 2 の ボ ト ム面側端部 2 0 b の直径 D 2 よ り 小 さ い。 円筒部 2 0 の ト ッ プ面側端部 2 0 a と ボ ト ム面側端部 2 0 b と は例 え ばテ一パ面部 2 5 を境に 区分さ れて い る 。 シ リ ン ダポ ア 6 の直径を D 3 と し た と き 、 円筒部 2 0 の ガイ ド 部 2 8 の直径 D 1 と ボ ト ム面側端部 2 0 b の直径 D 2 と シ リ ン ダポア 6 の直径 D 3 と の間 に は

D 3 - D 2 < D 3 - D 1

の 関係があ る 。

ガイ ド 部 2 8 は、 ピス ト ンが最大ス ト ロ ー ク 時であ つ て下死点位置 に あ る と きで も 、 シ リ ン ダボ ア 6 内 に位置 する ので、 ピス ト ン 2 0 はシ リ ン ダポ ア 6 の 中心軸に対 し て倒れ に く い。

ピス ト ン 2 0 の ト ッ プ面 2 0 c 及び ピス ト ン 2 0 の下 死点側端面 2 0 d に はそれぞれ芯出 し用 の凹部 2 4 a ， 2 4 b が形成 さ れて い る 。 こ の凹部 2 4 a ， 2 4 b の形 状は円錐や 円筒等であ る 。

なお 、 円筒部 2 2 の ト ッ プ面側端部 2 0 a の先端 と ボ ト ム面側端部 2 0 b の先端 と に面取 り が行われて い る 。 ま た 、 シ リ ン ダブロ ッ ク 側では、 シ リ ン ダボ ア 6 の下死 点側開 口 部 6 a に面取 り が行われて い る 。

次に 、 第 1 図 に基づいて ピス ト ン 2 0 の シ リ ン ダブ 口 ッ ク 1 への組付手順を説明する 。 こ こ では、 芯出 し 用 の 可動案内治具 6 0 , 6 1 を用 い る。

まず、 シ ャ フ ト 5 に 、 ヒ ン ジボール 9 、 斜板 1 0 、 シ ユ ー 5 0 a ， 5 0 b 、 ピス ト ン 2 0 及びス ラ ス ト フ ラ ン ジ 3 0 等の部材を装着する 。 こ の と き、 第 1 図 に示すよ う に、 ピス ト ン 2 0 は斜板 1 0 に 吊 り 下がる 。

次に 、 ピス ト ン 2 0 等を シ リ ンダブ ロ ッ ク 1 の 上方に 配置 し 、 ピス ト ン 2 0 の ト ッ プ面 2 0 c を シ リ ン ダブ 口 ッ ク 1 の シ リ ンダボ ア 6 に対向 さ せる。

次に 、 上方の可動案内治具 6 0 の突当部 6 0 a を ビス ト ン 2 0 の下死点側端面 2 0 d の凹部 2 4 a に嵌合 して ビス ト ン 2 0 の軸心を シ リ ンダポ ア 6 の軸心に合わせ、 可動案内治具 6 0 を下方に押す。 こ の と き ピス ト ン 2 0 のガイ ド 部 2 8 がガイ ド と して機能 し 、 ピス ト ン 2 0 力 S シ リ ン ダボア 6 内 に挿入 さ れる 。

その後、 下方の可動案内治具 6 1 の突当部 6 1 a を シ リ ン ダボ ア 6 に挿入 さ れた ピス ト ン 2 0 の ト ッ プ面 2 0 c の凹部 2 4 b に嵌合 し 、 こ の可動案内治具 6 1 に よ つ て ピス ト ン 2 0 の倒れを防止 し なが ら ピス ト ン 2 0 を ボ ト ム面側端部 2 0 b ま で シ リ ン ダボア 6 に挿入する 。 こ の結果、 円筒部 2 2 はテーパ面部 2 5 の傾斜にな ら っ て シ リ ンダポア 6 内 に入 る 。

こ の手順で複数の ピス ト ン 2 0 を 同時に シ リ ン ダブ 口 ッ ク 1 に組み付ける 。

なお 、 シ ャ フ ト 5 の リ ャ側端部はス ラ ス ト 軸受 3 及び ラ ジアル軸受 4 に支持さ れてい る 。

こ の実施形態に よれば、 ピス ト ン 2 0 を シ リ ン ダボ ア 6 に 円滑に挿入する こ とができ 、 ピス ト ン 2 0 の シ リ ン ダブロ ッ ク 1 への組付時間が短縮さ れ、 作業性が向上す る 。

ま た 、 ピス ト ン 2 0 の軸心 と シ リ ンダポ ア 6 の軸心 と を正確に一致 さ せて組み付ける こ と ができ る ので、 ビス ト ン 2 0 ゃ シ リ ン ダポア 6 の傷やカ ジ リ をよ り 確実に防 止する こ と ができ る 。

更に 、 ピス ト ン 2 0 がシ リ ンダポ ア 6 の 中心軸 に対 し て倒れに く い ので、 ビス ト ンが最大ス 卜 ロ ー ク 時であ つ て下死点位置に あ る と きで も、 ピス ト ン 2 0 の倒れを防 止する こ と ができ る 。

第 3 図 は こ の発明 の第 2 実施形態 に係 る 可変容量型斜 板式圧縮機の ピス ト ンの側面図であ る 。 但 し 、 ピス ト ン リ ン グ 1 2 6 は断面図で表さ れて い る 。 第 1 実施形態 と 共通する部分に は同一符号を付 し てその説明 を省略する。

こ の実施形態は、 円筒部 1 2 2 の ト ッ プ面側端部 1 2 0 a に ピス ト ン リ ン グ 1 2 6 が装着さ れて い る点で上記 実施形態 と 異な る。

ピス ト ン リ ン グ 1 2 6 の内径は円筒部 1 2 2 の ト ッ プ 面側端部 1 2 0 a の外周面に形成さ れた溝 1 2 7 の内径 に ほぼ等 し く 、 ピス ト ン リ ン グ 1 2 6 の切断部 （図示せ ず） が離れた状態で溝 1 2 7 に装着さ れて い る 。 こ の ピス ト ン 1 2 0 も 、 上記 し た方法 と 同様の方法で シ リ ン ダブ ロ ッ ク 1 に組み付ける こ と ができ る 。

なお 、 溝 1 2 7 へ装着 した と き の ピス ト ン リ ン グ 1 2 6 の直径はボ ト ム面側端部 1 2 0 b の直径よ り 大 き く な る 場合 も あ る が、 こ の場合 に は ピス ト ン リ ン グ 1 2 6 を その弾性力 に抗 して リ ン グ構 1 2 7 内 に押 し込みなが ら ピス ト ン 1 2 0 を シ リ ンダボ ア 6 内 に押 し込め ばよ い。

こ の実施形態によれば、 円筒部 1 2 2 に ビス ト ン リ ン グ 1 2 6 が装着さ れて いて も 、 組付時 にお け る ピス ト ン 1 2 0 ゃ シ リ ン ダボ ア の カ ジ リ を防止す る こ と ができ る 。 ま た 、 ガイ ド部 1 2 8 と シ リ ン ダボ ア 6 と の 間の隙間 は、 円筒部 1 2 2 のボ ト ム面側端部 1 2 0 b と シ リ ンダ ボア 6 と の間 の隙間 に較べて大き いが、 ピス ト ン リ ン グ 1 2 6 に よ っ て、 ガイ ド部 1 2 8 と シ リ ン ダボ ア 6 と の 間が シール さ れる ので、 冷媒の漏れ を防止する こ と がで さ る 。

なお、 上述の第 2 実施形態では、 ピス ト ン リ ン グ 1 2 6 を ピス ト ン 1 2 0 の 円筒部 2 2 の ト ッ プ面側端部 1 2 0 a に設 けた場合 につ いて説明 し たが、 円筒部 2 2 の ボ ト ム面端部 1 2 0 b 側に設けて も よ い。

第 4 図 は こ の発明 の第 2 実施形態の変形例 に係 る ビス ト ン の側面図であ る 。 第 1 実施形態 と 共通す る部分 に は 同一符号を付 してそ の説明 を省略す る 。

こ の変形例は、 円筒部 2 2 2 の ト ッ プ面側端部 2 2 0 a の ビス ト ン軸方向 中央部に ビス ト ン リ ン グ 2 2 6 が装 着さ れて い る点で第 2 実施形態 と 異な る 。 こ の変形例 によれば、 卜 ッ プ面側端部 2 2 0 a の軸方 向寸法が第 2 実施形態よ り 大き い ので、 第 2 実施形態よ り シ リ ン ダブ ロ ッ ク 1 への組付時間が短縮 さ れ、 作業性 が更に 向上する 。

なお 、 図示 し な いが、 上記実施形態のよ う に ピス ト ン の ト ッ プ面側端部の直径 を ピス ト ン のボ ト ム面側端部の 直径よ り 小 さ く する 代わ り に 、 シ リ ン ダボ ア の下死点側 開 口部の直径 を ビス ト ンの直径よ り 大き く し て も よ い。

こ の構成 に よれば上記実施形態 と 同様の効果 を奏する と と も に 、 ピス ト ン を加工する 場合よ り 加工が容易 で あ る 。

なお 、 上記各実施形態では、 本願発明 を可変容量型斜 板式圧縮機 に適用 し た場合につ いて述べたが、 本願発明 を揺動板式圧縮機等の他の可変容量型圧縮機 に も適用す る こ と がで き る 。 産業上の利用可能性

以上 の よ う に、 本発明 に係る 可変容量型圧縮機は、 車 両用空調装置の冷媒圧縮機 と し て有用 であ り 、 こ の可変 容量型圧縮機によれば、 組付時 にお け る ピス ト ンゃ シ リ ン ダポ ア の傷やカ ジ リ を よ り 確実 に防止す る こ と がで き る と と も に、 ピス ト ンの シ リ ン ダブ ロ ッ ク への組付時間 が短縮 さ れて組付の作業性が向上する 。

Claims

請求の範囲

1 . 複数の シ リ ンダポア を有する シ リ ンダブロ ッ ク と 、 こ の シ リ ンダブロ ッ ク の 中心部に 回転可能 に支持 さ れ た シ ャ フ 卜 と 、

前記 シ ャ フ ト に装着さ れ、 前記 シ ャ フ ト と 一体 に 回転 する傾斜回転板 と 、

前記傾斜回転板に連結 さ れる連結部 と 、 前記 シ リ ン ダ ボ ア 内 に組み付け ら れ、 前記傾斜回転板の回転 に よ り 前 記 シ リ ン ダボ ア内 を直線往復運動する 円筒部 と を有す る 複数の ビス ト ン と を備え る 可変容量型圧縮機にお いて、 前記 ビス ト ンの前記円筒部の組付の際に前記 ピス ト ン を前記 シ リ ン ダポア 内へ案内する ガイ ド 部が、 前記 ピス ト ン の前記円筒部に設け ら れて い る こ と を特徴 と する 可 変容量型圧縮機。

2 . 前記ガイ ド部は、 前記 円筒部のボ ト ム面側端部の 直径よ り も 小 さ い直径の ト ッ プ面側端部を有す る こ と を 特徴 とする請求の範囲第 1 項記載の可変容量型圧縮機。

3 . 前記ガイ ド部は、 前記ボ ト ム面側端部 と 前記 ト ツ プ面側端部 と の間 に形成さ れ、 かつ前記ボ ト ム面側端部 か ら 前記 ト ッ プ面側端部へなだ ら か に下 り 傾斜する テー パ面部を有する こ と を特徴 とする請求の範囲第 1 項記載 の可変容量型圧縮機。

4 . 前記ガイ ド部は前記 円筒部のボ ト ム面側端部の直 径よ り も 小 さ い直径の ト ッ プ面側端部を有 し 、

前記ガイ ド部は、 前記ボ ト ム面側端部 と 前記 ト ッ プ面 側端部 と の間 に形成 さ れ、 かつ前記ボ ト ム面側端部か ら 前記 ト ッ プ面側端部へなだ ら か に下 り 傾斜する テーパ面 部を有する こ と を特徴 とする請求の範囲第 1 項記載の可 変容量型圧縮機。

5 . 前記 ピス ト ンが最大ス ト ロ ー ク 時であ っ て下死点 位置に あ る と き 、 前記ガイ ド部がシ リ ンダポ ア 内 に位置 する こ と を特徴 とする請求の範囲第 1 項記載の可変容量 型圧縮機。

6 . 前記ガイ ド部は前記円筒部のボ ト ム面側端部の直 径よ り も 小 さ い直径の ト ッ プ面側端部 を有 し 、

前記 ビス ト ンが最大ス ト ロ ー ク 時であ っ て下死点位置 に あ る と き 、 前記ガイ ド部がシ リ ンダボ ア 内 に位置する こ と を特徴 とする請求の範囲第 1 項記載の可変容量型圧 縮機。

7 . 前記ガイ ド部は、 前記ボ ト ム面側端部 と 前記 ト ツ プ面側端部 と の間 に形成さ れ、 かつ前記ボ ト ム 面側端部 か ら 前記 ト ッ プ面側端部へなだ ら か に下 り 傾斜する テー パ面部を有 し 、

前記 ピス ト ンが最大ス ト ロ 一 ク 時であ っ て下死点位置 に あ る と き 、 前記ガイ ド部がシ リ ンダボ ア 内 に位置する こ と を特徴 と する請求の範囲第 1 項記載の可変容量型圧 縮機。

8 . 前記ガイ ド 部は前記円筒部のボ ト ム面側端部の直 径よ り も 小 さ い直径の ト ッ プ面側端部を有 し 、

前記ガイ ド 部は、 前記ボ ト ム面側端部 と 前記 ト ッ プ面 側端部 と の間 に形成 さ れ、 かつ前記ボ ト ム面側端部か ら 前記 ト ッ プ面側端部へなだ ら か に下 り 傾斜す る テーパ面 部を有 し 、

前記 ビス ト ンが最大ス ト ロ ー ク 時で あ っ て下死点位置 に あ る と き 、 前記ガイ ド部が シ リ ン ダボ ア 内 に位置す る こ と を特徴 と する請求の範囲第 1 項記載の可変容量型圧 縮機。

9 . 前記 円筒部に ピス ト ン リ ン グが装着さ れて い る こ と を特徴 と する請求の範囲第 1 項記載の可変容量型圧縮 機。

1 0 . 前記ガイ ド部は前記 円筒部のボ ト ム面側端部の 直径よ り も 小 さ い直径の ト ッ プ面側端部 を有 し 、

前記 円筒部に ビス ト ン リ ン グが装着 さ れて い る こ と を 特徴 とす る 請求の範囲第 1 項記載の可変容量型圧縮機。

1 1 . 前記ガイ ド部は、 前記ボ ト ム面側端部 と 前記 ト ッ プ面側端部 と の間に形成 さ れ、 かつ前記ボ ト ム面側端 部か ら 前記 ト ッ プ面側端部へなだ ら か に下 り 傾斜す る テ ーパ面部 を有 し 、

前記円筒部に ビス ト ン リ ン グが装着 さ れて い る こ と を 特徴 とす る請求の範囲第 1 項記載の可変容量型圧縮機。

1 2 . 前記 ピス ト ンが最大ス ト ロ ー ク 時であ っ て下死 点位置に あ る と き 、 前記ガイ ド 部が前記 シ リ ン ダボ ア 内 に位置 し 、

前記円筒部に ビス ト ン リ ン グが装着 さ れて い る こ と を 特徴 と する 請求の範囲第 1 項記載の可変容量型圧縮機。

1 3 . 前記ガイ ド 部は前記円筒部のボ ト ム面側端部の 直径よ り も 小 さ い直径の ト ッ プ面側端部を有 し 、 前記ガイ ド部は、 前記ボ ト ム面側端部 と 前記 ト ッ プ面 側端部 と の間 に形成 さ れ、 かつ前記ボ ト ム面側端部か ら 前記 ト ッ プ面側端部へなだ ら か に下 り 傾斜す る テーパ面 部 を有 し 、

前記 円 筒部に ビス ト ン リ ン グが装着 さ れて い る こ と を 特徴 と す る請求の範囲第 1 項記載の可変容量型圧縮機。

1 4 . 前記ガイ ド 部は、 前記ボ ト ム面側端部 と 前記 ト ッ プ面側端部 と の間 に形成 さ れ、 かつ前記ボ ト ム面側端 部か ら 前記 ト ッ プ面側端部へなだ ら か に下 り 傾斜する テ ーパ面部 を有 し 、

前記 ピス ト ンが最大ス ト ロ ー ク 時であ っ て下死点位置 に あ る と き、 前記ガイ ド部が前記 シ リ ン ダボ ア 内 に位置 し 、

前記 円筒部に ピス ト ン リ ン グが装着さ れて い る こ と を 特徴 と する請求の範囲第 1 項記載の可変容量型圧縮機。

1 5 . 前記ガイ ド部は前記円筒部のボ ト ム面側端部の 直径よ り も 小 さ い直径の ト ッ プ面側端部を有 し 、

前記 ピス ト ンが最大ス ト ロ ー ク 時であ っ て下死点位置 に あ る と き 、 前記ガイ ド部が前記 シ リ ン ダボ ア 内 に位置 し 、

前記円筒部に ビス ト ン リ ン グが装着さ れて い る こ と を 特徴 と する請求の範囲第 1 項記載の可変容量型圧縮機。

1 6 . 前記ガイ ド部は前記円筒部のボ ト ム面側端部の 直径よ り も 小 さ い直径の 卜 ッ プ面側端部を有 し 、

前記ガイ ド部は、 前記ボ ト ム面側端部 と 前記 ト ッ プ面 側端部 と の間に形成さ れ、 かつ前記ボ ト ム 面側端部か ら 前記 ト ッ プ面側端部へなだ ら か に下 り 傾斜す る テーパ面 部 を有 し 、

前記 ピ ス ト ンが最大ス ト ロ 一 ク 時で あ っ て下死点位置 に あ る と き 、 前記ガイ ド部がシ リ ン ダボア 内 に位置 し 、 前記円筒部に ピス ト ン リ ン グが装着 さ れて い る こ と を 特徴 とす る請求の範囲第 1 項記載の可変容量型圧縮機。

1 7 . 前記円筒部に ピス ト ン リ ン グが装着 さ れ、 前記 ピス ト ン リ ン グが前記円筒部の前記 ト ッ プ面側端 部の ビス ト ン軸方向 中央部に装着 さ れて い る こ と を特徴 と す る請求の範囲第 1 項記載の可変容量型圧縮機。

1 8 . 前記ガイ ド部は前記円筒部のボ ト ム面側端部の 直径よ り も 小 さ い直径の 卜 ッ プ面側端部を有 し 、

前記円筒部に ピス ト ン リ ン グが装着 さ れ、

前記 ピス ト ン リ ン グが前記円筒部の前記 ト ッ プ面側端 部の ピス ト ン軸方向中央部に装着 さ れて い る こ と を特徴 と す る請求の範囲第 1 項記載の可変容量型圧縮機。

1 9 . 前記ガイ ド部は、 前記ボ ト ム面側端部 と 前記 卜 ッ プ面側端部 と の間 に形成 さ れ、 かつ前記ボ ト ム面側端 部か ら 前記 ト ッ プ面側端部へなだ ら か に下 り 傾斜する テ ーパ面部を有 し 、

前記円筒部に ピス ト ン リ ン グが装着 さ れ、

前記 ビス ト ン リ ン グが前記円筒部の前記 ト ッ プ面側端 部の ビス ト ン軸方向中央部に装着 さ れて い る こ と を特徴 とす る請求の範囲第 1 項記載の可変容量型圧縮機。

2 0 . 前記 ピス ト ンが最大ス ト ロ ー ク 時であ っ て下死 点位置に あ る と き 、 前記ガイ ド部が前記 シ リ ン ダボ ア 内 に位置 し 、

前記 円筒部に ピス ト ン リ ン グが装着さ れ、

前記 ピス ト ン リ ン グが前記円筒部の前記 ト ッ プ面側端 部の ピス ト ン軸方向 中央部に装着さ れて い る こ と を特徴 とす る 請求の範囲第 1 項記載の可変容量型圧縮機。

2 1 . 前記ガイ ド部は前記円筒部のボ ト ム面側端部の 直径よ り も 小 さ い直径の ト ッ プ面側端部を有 し 、

前記ガイ ド部は、 前記ボ ト ム面側端部 と 前記 ト ッ プ面 側端部 と の 間 に形成さ れ、 かつ前記ボ ト ム面側端部か ら 前記 ト ッ プ面側端部へなだ ら か に下 り 傾斜する テ一パ面 部を有 し 、

前記円筒部に ビス ト ン リ ン グが装着さ れ、

前記 ビス ト ン リ ン グが前記円筒部の前記 ト ッ プ面側端 部の ビス ト ン軸方向 中央部に装着さ れて い る こ と を特徴 とす る請求の範囲第 1 項記載の可変容量型圧縮機。

2 2 . 前記ガイ ド 部は、 前記ボ ト ム面側端部 と 前記 卜 ッ プ面側端部 と の間 に形成さ れ、 かつ前記ボ ト ム面側端 部か ら 前記 卜 ッ プ面側端部へなだ ら か に下 り 傾斜する テ ーパ面部を有 し 、

前記 ビス ト ンが最大ス ト ロ ー ク 時であ っ て下死点位置 に あ る と き 、 前記ガイ ド部がシ リ ンダボア内 に位置 し 、 前記円筒部に ピス ト ン リ ン グが装着 さ れ、

前記 ビス ト ン リ ン グが前記円筒部の前記 ト ッ プ面側端 部の ビス ト ン軸方向中央部に装着さ れて い る こ と を特徴 と する請求の範囲第 1 項記載の可変容量型圧縮機。

2 3 . 前記ガイ ド 部は前記円筒部のボ ト ム面側端部の 直径よ り も 小 さ い直径の ト ッ プ面側端部を有 し 、 前記 ピ ス ト ンが最大ス ト ロ ー ク 時で あ っ て下死点位置 に あ る と き 、 前記ガイ ド部が前記 シ リ ン ダボ ア 内 に位置 し 、

前記 円 筒部に ピス ト ン リ ン グが装着 さ れ、

前記 ピ ス ト ン リ ン グが前記円筒部の前記 ト ッ プ面側端 部の ピ ス 卜 ン軸方向 中央部に装着 さ れて い る こ と を特徴 とす る 請求の範囲第 1 項記載の可変容量型圧縮機。

2 4 . 前記ガイ ド 部は前記円筒部の ボ ト ム面側端部の 直径よ り も 小 さ い直径の ト ッ プ面側端部を有 し 、

前記ガイ ド 部は、 前記ボ ト ム 面側端部 と 前記 ト ッ プ面 側端部 と の 間 に形成さ れ、 かつ前記ボ ト ム面側端部か ら 前記 ト ッ プ面側端部へなだ ら か に下 り 傾斜する テーパ面 部 を有 し 、

前記 ピス ト ンが最大ス ト ロ ー ク 時であ っ て下死点位置 に あ る と き 、 前記ガイ ド部が前記 シ リ ン ダボア 内 に位置 し 、

前記 円筒部に ビス ト ン リ ン グが装着 さ れ、

前記 ビス ト ン リ ン グが前記円筒部の前記 ト ッ プ面側端 部の ピス ト ン軸方向中央部に装着 さ れて い る こ と を特徴 とする請求の範囲第 1 項記載の可変容量型圧縮機。

2 5 . 複数の シ リ ンダボ ア を有す る シ リ ン ダブ ロ ッ ク と 、

こ の シ リ ン ダブロ ッ ク の 中心部に回転可能 に支持さ れ た シ ャ フ 卜 と 、

前記 シ ャ フ ト に装着さ れ、 前記 シ ャ フ ト と 一体に回転 する 傾斜回転板 と 、

前記傾斜回転板に連結 さ れ 、 前記傾斜回転板の 回転に よ り 前記 シ リ ンダボ ア 内 を摺動す る複数の ピス ト ン と を 備え る 可変容量型圧縮機にお いて、

前記 ピス ト ンの ト ッ プ面及び前記 ピス ト ンの下死点側 端面 に芯出 し用 の凹部を形成 し た こ と を特徴 と す る 可変 容量型圧縮機。

2 6 . 複数の シ リ ンダポ ア を有する シ リ ンダブ ロ ッ ク と 、

こ の シ リ ン ダブロ ッ ク の 中心部に回転可能 に支持 さ れ た シ ャ フ 卜 と 、

前記 シ ャ フ 卜 に装着 さ れ、 前記 シ ャ フ ト と 一体 に 回転 する 傾斜回転板 と 、

前記傾斜回転板に連結 さ れ 、 前記傾斜回転板の 回転 に よ り 前記 シ リ ンダボ ア 内 を摺動する複数の ピ ス ト ン と を 備え る 可変容量型圧縮機にお いて 、

前記 シ リ ン ダボア の下流側開 口 部の直径 を前記 ピ ス ト ン の直径よ り 大き く し た こ と を特徴 とする 可変容量型圧 縮機。