JP4047790B2 - 斜板形液圧装置のシュー - Google Patents

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Description

本発明は、たとえば液圧ポンプおよび液圧モータなどの斜板形液圧装置のシューに関する。
図6は、従来技術である斜板形液圧装置1を簡略化して示す断面図である。液圧装置1は、ケーシング2に軸線L1まわりに回転自在に支持されるシリンダブロック3のピストン室4に伸縮自在に嵌まり込んでいるピストン5の軸線方向一端部5aが、シリンダブロック3の回転軸線L1に垂直な仮想平面から傾斜する支持面6aが形成される斜板6に向けて押圧されている。ピストン5は、シリンダブロック3から突出する側に球状の軸線方向一端部5aが形成され、前記軸線方向一端部5aがシュー7に角変位自在に嵌合される。またピストン5には、軸線方向に貫通するピストン貫通孔5bが形成される。シュー7は、斜板6の支持面6aに摺動自在に支持される状態で、支持面6aに沿って変位する。したがってピストン室4への作動流体の供給およびピストン室4からの作動流体の排出を制御することによって、シリンダブロック3が回転軸線L1まわりに回転駆動される。斜板6は、予め定める傾転軸線まわりに傾転自在にケーシング2に支持され、この斜板6を小傾転位置および大傾転位置に切換えて、高速運転(小容量)および低速運転(大容量)に切換えることができる。
図7は、従来の斜板形液圧装置1のシュー7を拡大して示す断面図である。シュー6は、その軸線方向一端部に軸線L2に垂直な摺接面8が形成されるフランジ部9を有する。またシュー7には、軸線方向他端部で開口する嵌合凹所10が形成される。シュー7の嵌合凹所10に臨む内表面11は、球面状に形成され、前記嵌合凹所10にピストン5の軸線方向一端部5aを嵌合させて、シュー7は、嵌合内表面11の曲率中心Qを角変位中心Qとして、直交3軸まわりに単独および組合せて角変位自在に、ピストン5に連結される。
さらにシュー7には、軸線方向に貫通するシュー貫通孔12が形成される。シュー貫通孔12の軸線方向一端部12aは、軸線方向他端部12bから軸線方向一端部12aに向かうにつれて直線的に傾斜して拡径するように形成される。またシュー貫通孔12の軸線方向他端部12bは、軸線方向一端部12aから軸線方向他端部12bに向かうにつれて直線的に傾斜して拡径するように形成される。シュー貫通孔12の軸線方向他端部12bは、軸線方向一端部12aよりも大きく拡径する。さらにシュー貫通孔12の軸線方向中央部12cは、内径が一定になるように形成される。
斜板形液圧装置1において、シリンダブロック3のピストン室4に供給された作動流体は、ピストン5のピストン貫通孔5bおよびシュー7のシュー貫通孔12の順に流下して、シュー7の摺接面8と斜板6の支持面6aとの間に供給される(たとえば特許文献1参照)。
特開昭49−52304号公報
図8は、ピストン5の軸線方向一端部5aが嵌合凹所10に嵌合されている状態の、シュー7のシュー貫通孔12付近を拡大して示す断面図である。ピストン室4に高圧の作動流体が流入すると、ピストン5が斜板6に向かって変位するので、シュー7の嵌合凹所10に嵌合されているピストン5の軸線方向一端部5aは、嵌合凹所10に臨む内表面11を高い圧力で押圧する。このときシュー7は、ピストン5の軸線方向一端部5aから、矢符f0に示すような、内表面11の曲率中心Qを中心とする半径方向外方に向かう圧力を受ける。
またピストン5のピストン貫通孔5bを介してシュー7のシュー貫通孔12に作動流体が流入する。このときシュー貫通孔12の軸線方向他端部12bは、シュー貫通孔12に流入した作動流体から、矢符f1に示すような、軸線方向他端部12bから軸線方向一端部12aに向かうにつれて軸線L2を中心とする半径方向外方に傾斜する向きの圧力を受ける。またシュー7のシュー貫通孔12の軸線方向中央部12cは、シュー貫通孔12に流入した作動流体から、矢符f2に示すような、軸線L2を中心とする半径方向外方に向かう圧力を受ける。さらにシュー7のシュー貫通孔12の軸線方向一端部12aは、シュー貫通孔12に流入した作動流体から、矢符f3に示すような、軸線方向一端部12aから軸線方向他端部12bに向かうにつれて軸線L2を中心とする半径方向外方に傾斜する向きの圧力を受ける。またシュー7の摺接面8は、シュー7の摺接面8と斜板6の支持面6aとの間に供給された流体から、矢符f4に示すような、軸線方向一端部12aから軸線方向他端部12bに向かう圧力を受ける。
図9は、従来の斜板形液圧装置1のシュー6のシュー貫通孔12付近の有限要素法による応力解析結果を示す図である。図9は、シュー6の軸線L2を通る仮想平面で切断した一方の部分だけを示している。また図9において、応力が大きい箇所は、白色で表される。図8も併せて参照する。前述のようにシュー7のシュー貫通孔12は、作動流体から、図8の矢符faに示すような、軸線L2を中心とする半径方向外方に向かう圧力、換言すれば、シュー貫通孔12を広げようとする圧力を受けるので、シュー貫通孔12の内周部の周方向の応力が高くなる。
特に、図8および図9のセクションT1に示す、シュー貫通孔12の軸線方向他端部12bと軸線方向中央部12cとの連通部、ならびに図8および図9のセクションT2に示す、シュー貫通孔12の軸線方向一端部12aと軸線方向中央部12cとの連通部には、周方向の応力が集中する。さらに図8および図9のセクションT1に示す、シュー貫通孔12の軸線方向他端部12bと軸線方向中央部12cとの連通部には、ピストン5の軸線方向一端部5aからの嵌合内表面11の曲率中心Qを中心とする半径方向外方に向かう圧力のうち、軸線L2を中心とする半径方向外方成分が働くので、極めて大きな周方向の応力が集中する。
このように図8および図9のセクションT1,T2のような周方向の応力が集中する部分は、内径が小さく加工が困難な箇所であり、加工することによって、これらの内周部には、塑性流動およびむしれなどの欠陥が生じやすい。その結果、セクションT1,T2に示す部分には、さらに大きな応力の集中が生じてしまい、シュー7の疲労寿命を低下させてしまう原因の1つとなっている。
したがって本発明の目的は、シュー貫通孔に働く周方向の応力が集中することを可及的に防止して、シューの寿命を長くすることができる斜板形液圧装置のシューを提供することである。
本発明は、回転自在に設けられ、ピストン室が形成されるシリンダブロックと、シリンダブロックのピストン室に伸縮自在に嵌まり込み、軸線方向に貫通するピストン貫通孔が形成されるピストンと、シリンダブロックの回転軸線に垂直な仮想平面から傾斜する支持面が形成される斜板と、ピストンの軸線方向一端部が角変位自在に嵌合され、斜板の支持面に摺動自在に支持されるシューとを含む斜板形液圧装置のシューであって、
軸線方向に貫通するシュー貫通孔が形成され、前記シュー貫通孔が形成される貫通孔形成部の軸線方向両端部の周囲に、軸線方向に凹む凹所が形成されることを特徴とする斜板形液圧装置のシューである。
また本発明は、前記凹所は、全周にわたって環状に形成されることを特徴とする。
また本発明は、前記凹所に臨む内表面は、曲面状に形成されることを特徴とする。
本発明によれば、軸線方向に貫通するシュー貫通孔が形成され、前記シュー貫通孔が形成される貫通孔形成部の軸線方向両端部の周囲に、軸線方向に凹む凹所が形成される。ピストン室に作動流体が流入すると、前記作動流体は、ピストンのピストン貫通孔を介して、シューのシュー貫通孔に流入する。シュー貫通孔は、このようにシュー貫通孔に流入した作動流体から、半径方向外方に向かう圧力を受ける。このときシューの貫通孔形成部は、前記貫通孔形成部の軸線方向両端部の周囲に形成される凹所に流入した作動流体から、半径方向内方に向かう圧力を受ける。これによって貫通孔形成部において、周方向に圧縮応力が発生して、シュー貫通孔を拡径しようとするシュー貫通孔に流入した流体から受ける半径方向外方に向かう圧力による周方向の応力が、前記圧縮応力によって低減されて、貫通孔形成部の両端部において周方向の応力が集中することを可及的に防止することができる。これによって貫通孔形成部の両端部における応力集中による疲労破壊を防止して、シューの寿命を長くすることができる。
また本発明によれば、前記凹所は、全周にわたって環状に形成されるので、貫通孔形成部の両端部において、周方向に圧縮応力が発生して、シュー貫通孔を拡径しようとするシュー貫通孔に流入した流体から受ける半径方向外方に向かう圧力による周方向の応力が、前記圧縮応力によって周方向全周にわたって低減されて、貫通孔形成部の両端部において応力が集中することを可及的に確実に防止することができる。
また本発明によれば、前記凹所に臨む内表面は、曲面状に形成されるので、内表面において、凹所に流入した作動流体からの圧力によって発生する応力が、1箇所に集中してしまうことを確実に防止することができる。
図1は、本発明の実施の一形態の斜板形液圧装置20のシュー21を示す断面図である。図2は、シュー21を備える斜板形液圧装置20を簡略化して示す断面図である。斜板形液圧装置20は、たとえば作動油などの作動流体の力を回転力に変換して出力する斜板形液圧モータであって、たとえば産業機械および建設機械などに設けられ、これら機械を駆動するために用いられる。斜板形液圧装置20は、基本的に、複数のシュー21と、シリンダブロック22と、複数のピストン23と、斜板24とを含み、これらは斜板形液圧装置20が備えるケーシング25に収納されている。斜板形液圧装置20は、さらに回転軸26を含み、この回転軸26は、軸線方向一端部がケーシング25から部分的に突出した状態で、図示しない複数のベアリングを介してケーシング25に、その軸線と一致する回転軸線L26まわりに回転自在に支持されている。
シリンダブロック22は、回転軸26に同軸に挿通され、たとえばスプラインによって相互の回転が阻止された状態で回転軸26に設けられ、回転軸26を介してケーシング25に、回転軸線L26まわりに回転自在に支持される。またシリンダブロック22には、複数のピストン室27が、周方向に等しい間隔をあけて形成され、さらに各ピストン室27に個別に連なるシリンダポート28が、周方向に等しい間隔をあけて形成される。各ピストン室27は、回転軸線L26と平行な軸線を有し、シリンダブロック22の軸線方向一端部で開口する。各シリンダポート28は、シリンダブロック22の軸線方向他端部で開口する。
斜板形液圧装置20は、ケーシング25内でケーシング25に固定される弁板29をさらに備えている。弁板29には、供給ポート30が形成され、ケーシング25に形成される図示しない供給通路を介して供給源に接続される。供給源は、たとえばポンプで実現されてもよい。また弁板29には、図示しない排出ポートが形成され、ケーシング26に形成される図示しない排出通路を介して排出場所に接続される。排出場所は、たとえばタンクで実現されてもよい。シリンダブロック22は、相互間のシールを達成して、軸線方向他端部が弁板29に摺動自在に当接する状態で設けられ、シリンダブロック22の角度位置に応じて、各シリンダポート28が、供給ポート30および排出ポートのいずれか一方に接続される。
各ピストン23は、大略的に円柱状であり、シリンダブロック22の各ピストン室27に、相互間のシールを達成した状態で部分的にそれぞれ嵌まり込んで収納され、液圧室31を形成する。また各ピストン23は、軸線に沿った伸長方向および縮退方向に変位自在に設けられ、このピストン23の変位によって、各液圧室31の容積がそれぞれ変化する。また各ピストン23のピストン室27から突出する側の軸線方向一端部32は、外表面が球面状に形成されている。また各ピストン23には、軸線方向に貫通するピストン貫通孔33が形成される。ピストン貫通孔33の軸線方向一端部33a(図3参照)は、軸線方向他端部から軸線方向一端部に向かうにつれて拡径するように形成される。
各シュー21は、略円柱状に形成され、その軸線方向一端部に軸線L21に垂直な摺接面34が形成されるフランジ部35を有するとともに、軸線方向他端部で開口する嵌合凹所36が形成される。各シュー21の嵌合凹所36に臨む内表面37は、球面状に形成され、この嵌合凹所36にピストン23の軸線方向一端部32を嵌合させて、各シュー21は、前記内表面37の球面中心Cを角変位中心Cとして、直交3軸まわりに単独および組合せて角変位自在に、ピストン23に連結される。
斜板24は、シリンダブロック22の軸線方向一端部側に設けられ、回転軸線L26に垂直な仮想平面から傾斜し、各ピストン23の軸線方向一端部32を支持するための支持面38を有する。本実施の形態では支持面38は、各ピストン23の軸線方向一端部32を間接的に支持する構成であって、各シュー21の摺接面33を受けて摺動自在に支持する平坦な面である。斜板24は、予め定める傾転軸線まわりに傾転自在に、ケーシング25に支持される。傾転軸線は、回転軸線L26に交差、本実施の形態では直交する。斜板24は、支持面38が回転軸線L26に垂直な平面に対して成す角度が小さい小傾転位置(図示せず)と、支持面38が回転軸線L26に垂直な平面に対して成す角度が大きい図2に示す大傾転位置とにわたって、傾転可能である。斜板24は、斜板形液圧装置20が備える図示しない駆動機構によって、傾転軸線まわりに傾転駆動される。
斜板形液圧装置20は、リテーナガイド39および押さえ部材40を、さらに含む。リテーナガイド39は、回転軸26が同軸に挿通され、ガイド本体とばね受部とを有し、ガイド本体は、たとえばスプラインによって相互の回転が阻止された状態で、回転軸26に設けられ、ばね受部は、軸線方向一端部がガイド本体に当接するように設けられる。ガイド本体は、回転軸線L26上の一点を中心とする球状の案内面を有する。
押さえ部材40は、リテーナガイド39の案内面で支持される状態で、案内面を含む球の中心を角変位中心として、直交3軸まわりに単独および組合わせて角変位自在に設けられる。押さえ部材40は、周方向に等しい間隔をあけて嵌合孔が形成されており、これら各嵌合孔に各シュー21が緩やかに嵌まり込んだ状態で、嵌合孔に臨む周縁部でシュー21のフランジ部35を係止して、各シュー21を斜板24の支持面38に向けて押圧する。この状態で、各シュー21は、斜板24の支持面38に沿う方向には、押さえ部材40に対して変位が許容されている。
また斜板形液圧装置20は、シリンダブロック22に、周方向に間隔をあけて、たとえば圧縮コイルばねで実現されるばね部材41が保持され、その一端部がリテーナガイド39のばね受部39aに支持されている。このばね部材41のばね力がリテーナガイド39に伝達され、これによってリテーナガイド39が、押さえ部材40を前述のように案内および支持した状態で、押さえ部材40を斜板24に向けて押圧し、押さえ部材40が各シュー21を斜板24に押付け、各シュー21が斜板24から浮き上がることが防止される。
このような斜板形液圧装置20に、供給源から作動流体が供給されると、供給源に接続されるシリンダポート28からピストン室27に作動流体が供給され、そのピストン室27に嵌まり込んでいるピストン23が伸長され、これに伴ってシリンダブロック22が回転駆動され、同方向に回転軸26が回転される。この回転軸26の回転をたとえば一端部から出力して、他の機械などを一方向に駆動することができる。
斜板形液圧装置20は、2段階可変容量形のモータであり、斜板24を傾転させることによって、斜板形液圧装置20の容量を変更することができる。斜板形液圧装置20では、斜板24が小傾転位置にある小容量状態と、斜板24が大傾転位置にある大容量位置とに、選択的に切換えて用いられる。
再び図1を参照して、シュー21には、詳細に述べると、軸線方向に貫通するシュー貫通孔42が形成される。シュー貫通孔42の軸線方向中央部は、軸線L21を軸線とする内径がD1の円筒内周面状に形成される。前記シュー貫通孔42が形成される貫通孔形成部43の軸線方向一端部44の周囲に、軸線方向一端部44から軸線方向他端部45に向かう軸線方向一方向E1に凹む第1凹所46が形成される。また前記貫通孔形成部43の軸線方向他端部45の周囲に、前記軸線方向一方向E1とは逆向きの軸線方向他方向E2に凹む第2凹所47が形成される。第2凹所47は、嵌合凹所36よりも軸線方向他方向E2側に配置される。
第1および第2凹所46,47は、詳細に述べると、全周にわたって環状に形成される。また第1凹所46に臨む内表面48は、詳細に述べると、曲面状に形成され、摺接面34に滑らかに連通する。第2凹所47に臨む内表面49は、詳細に述べると、曲面状に形成され、嵌合凹所36に臨む内表面37に滑らかに連通する。
貫通孔形成部43の軸線方向一端部44は、フランジ部35において、摺接面34よりも、軸線方向一方向E1側に配置される。貫通孔形成部43の軸線方向一端部44の端面50は、軸線L21に垂直な平面状に形成される。貫通孔形成部43の軸線方向一端部44の端面50は、詳細に述べると、軸線L21を中心とする環状に形成され、その外径D2は、たとえばシュー貫通孔42の軸線方向中央部の内径D1の1.5倍以上、4倍以下に設定されてもよい。
貫通孔形成部43の軸線方向一端部44は、フランジ部35の摺接面34が斜板24の支持面38に摺動自在に支持される状態で、斜板24の支持面38とは間隔があくように、摺接面34よりも軸線方向一方E1側に配置される。これによってフランジ部35の摺接面34が斜板24の支持面38に沿って摺動しても、斜板24の支持面38と貫通孔形成部43の軸線方向一端部44とが当接することがない。
貫通孔形成部43の軸線方向一端部44の端面50は、第1凹所46に臨む内表面48に滑らかに連通し、その連通部分の接線と軸線L21との成す角度θ1は、たとえば40度以上、70度以下に設定されてもよい。貫通孔形成部43の軸線方向一端部44の端面50と、第1凹所46に臨む内表面48の最も軸線方向一方向E1側の部分との軸線方向の間隔A1は、たとえばシュー貫通孔42の軸線方向中央部の内径D1の0.5倍以上、3倍以下に設定されてもよい。シュー貫通孔42の軸線方向一端部51は、軸線方向他方向E2に向かうにつれて直線的に傾斜して拡径するように形成される。
貫通孔形成部43の軸線方向他端部45は、嵌合凹所36よりも軸線方向他方向E2側であって、嵌合凹所36に嵌合されるピストン23の軸線方向一端部32とは間隔があくように配置される。これによってピストン23の軸線方向一端部32がシュー21に対して角変位中心Cまわりに角変位しても、ピストン23の軸線方向一端部32と貫通孔形成部43の軸線方向他端部45とが当接することがない(図3参照)。したがって角変位中心Cと貫通孔形成部43の軸線方向他端部45の端面52との軸線方向の間隔は、少なくとも嵌合凹所36に臨む内表面37の角変位中心Cを中心とする曲率半径よりも充分に大きく設定される。
貫通孔形成部43の軸線方向他端部45の端面52は、軸線L21に垂直な平面状に形成される。貫通孔形成部43の軸線方向他端部45の端面52は、詳細に述べると、軸線L21を中心とする環状に形成され、その外径D3は、たとえばシュー貫通孔42の軸線方向中央部の内径D1の1.5倍以上、4倍以下に設定されてもよい。貫通孔形成部43の軸線方向他端部45の端面52は、第2凹所47に臨む内表面49に滑らかに連通し、その連通部分の接線と軸線L21との成す角度θ2は、たとえば40度以上、70度以下に設定されてもよい。貫通孔形成部43の軸線方向一端部45の端面52と、第2凹所47に臨む内表面49の最も軸線方向E2側の部分との軸線方向の間隔A2は、たとえばシュー貫通孔42の軸線方向中央部の内径D1の0.5倍以上、3倍以下に設定されてもよい。
シュー貫通孔42の軸線方向一端部51は、軸線方向他方向E2に向かうにつれて拡径するように形成される。これによってシュー貫通孔42を軸線方向他方向E2に通過する高圧の作動流体がシュー貫通孔42の軸線方向一端部51から第1凹所46に噴出するときに、作動流体の流れの方向が急変することを防止して、作動流体の流れの方向が急変することによるシュー貫通孔42の軸線方向一端部51の壊食の発生を防止することができる。
図3は、ピストン23の軸線方向一端部32が嵌合凹所36に嵌合されている状態の、シュー21のシュー貫通孔42付近を拡大して示す断面図である。ピストン室27に高圧の作動流体が流入すると、ピストン23が斜板24に向かって変位するので、シュー21の嵌合凹所36に嵌合されているピストン23の軸線方向一端部32は、シュー21の嵌合凹所36に臨む内表面37を高い圧力で押圧する。このときシュー21は、ピストン23の軸線方向一端部32から、矢符F0に示すような、前記内表面37の曲率中心Cを中心とする半径方向外方に向かう圧力を受ける。
第2凹所47は、ピストン23がシュー21に対して相対的に角変位中心Cとして、直交3軸まわりに単独および組合せて角変位しても、ピストン貫通孔33の軸線方向一端部33aが、第2凹所47に臨んで確実に開口するように形成される。また前述のようにピストン貫通孔33の軸線方向一端部33aは、軸線方向他端部から軸線方向一端部に向かうにつれて拡径するように形成される。したがってピストン室27に供給された作動流体は、ピストン貫通孔33を介して、第2凹所47に確実に流入することができる。ピストン室27に供給された作動流体は、さらにシュー貫通孔42および第1凹所46にも流入する。
このとき第2凹所47に臨む内表面49は、第2凹所47に流入した作動流体から、矢符F1に示すような向きの圧力を受ける。この矢符F1に示す向きの圧力には、軸線方向他方向E2に向かうにつれて半径方向内方に向かう方向の成分が含まれている。またシュー貫通孔42の軸線方向中央部は、シュー貫通孔42に流入した流体から、矢符F2に示すような、軸線L21を中心とする半径方向外方に向かう圧力を受ける。さらに第1凹所46に臨む内表面48は、第1凹所46に流入した作動流体から矢符F3に示すような向きの圧力を受ける。この矢符F3に示す向きの圧力には、軸線方向一方向E1に向かうにつれて半径方向内方に向かう方向の成分が含まれている。したがって第1凹所46に臨む内表面48および第2凹所47に臨む内表面49が受ける圧力によって、貫通孔形成部43には、矢符Faに示すような、軸線L21を中心とする半径方向内方に向かう圧力を受けるとともに、シュー貫通孔42に流入した流体から、矢符F2に示すような、軸線L21を中心とする半径方向外方に向かう圧力を受ける。
図4は、貫通孔形成部43の軸線方向両端部44,45に発生する応力の説明するための図である。貫通孔形成部43の軸線方向両端部44,45に働く応力を求めるために、貫通孔形成部43の軸線方向両端部44,45を、圧肉円筒54としてモデル化する。圧肉円筒54の内周面55の半径をr1、外周面56の半径をr2とする。圧肉円筒54の内周面55は、半径方向外方に向かう内圧を受け、外周面56は、半径方向内方に向かう外圧を受け、前記内圧および前記外圧は、ともにPであるとする。このとき圧肉円筒54の半径方向の位置rにおいて周方向に発生する応力σtは、次式(1)で表される。
Figure 0004047790
圧肉円筒54の内周面55を含む内周面部に発生する周方向の応力σt(r1)は、半径方向の位置rをr1として、前式(1)に代入することによって求められ、次式(2)で表される。
Figure 0004047790
前式(2)に示すように、圧肉円筒54が受ける内圧Pおよび外圧Pが零よりも大きければ、圧肉円筒54の内周面部に発生する周方向の応力σt(r1)は零未満となるので、前記内周面部には周方向の圧縮応力σt(r1)が発生する。
したがってシュー21の貫通孔形成部43の軸線方向両端部44,45は、前述のように、第1凹所46に臨む内表面48および第2凹所47に臨む内表面49が受ける圧力によって、貫通孔形成部43の軸線方向両端部44,45には、矢符Faに示すような、軸線L21を中心とする半径方向内方に向かう力が働く。貫通孔形成部43には、シュー貫通孔42に流入した流体から、矢符F2に示すような、軸線L21を中心とする半径方向外方に向かう力を受けるけれども、貫通孔形成部43の軸線方向両端部44,45には、矢符Faに示す軸線L21を中心とする半径方向内方に向かう力が働くように第1凹所46および第2凹所47を形成することによって、貫通孔形成部43の軸線方向両端部44,45には周方向に圧縮応力を発生させることができる。これによってシュー貫通孔42を拡径しようとするシュー貫通孔42に流入した流体から受ける半径方向外方に向かう圧力による周方向の応力が、前記圧縮応力によって低減されて、貫通孔形成部43の軸線方向両端部44,45において応力が集中することを防止することができる。
貫通孔形成部43の軸線方向両端部44,45の応力集中を防止しようとすると、その低減する分の応力を第1および第2凹所46,47に臨む内表面48,49が受けもつ。これによって応力を分散させて応力が集中することを防止している。したがって第1および第2凹所46,47がシュー貫通孔42の軸線方向に関して、さらに方向E1,E2それぞれの方向に形成されれば、シュー貫通孔42に働く応力を、さらに小さくすることができる。しかしこのようにすれば、第1および第2凹所46,47に臨む内表面48,49に働く応力が大きくなり過ぎてしまい、シュー21がこの箇所で破損する恐れがある。このようなことを防止するように、貫通孔形成部43の軸線方向一端部44の端面50と第1凹所46に臨む内表面48の最も軸線方向一方向E1側の部分との軸線方向の間隔A1、および貫通孔形成部43の軸線方向一端部45の端面52と第2凹所47に臨む内表面49の最も軸線方向E2側の部分との軸線方向の間隔A2が設定されている。
また第1および第2凹所46,47がシュー貫通孔42に近すぎる、換言すれば、貫通孔形成部43の軸線方向一端部44および軸線方向他端部45の外径D2,D3が小さすぎたり、角度θ1,θ2が小さすぎると、シュー21の第1および第2凹所46,47に臨む内表面48,49の応力が合成されて、高い応力が発生する。またまた第1および第2凹所46,47がシュー貫通孔42から遠すぎる、換言すれば、貫通孔形成部43の軸線方向一端部44および軸線方向他端部45の外径D2,D3が大きすぎたり、角度θ1,θ2が大きすぎると、シュー21の第1および第2凹所46,47に臨む内表面48,49の応力が大きくなり過ぎる。これらのことを考慮して、D2,D3,θ1,θ2が設定されている。
図5は、斜板形液圧装置20のシュー21のシュー貫通孔42付近の有限要素法による応力解析結果を示す図である。図5と従来で説明した図9とを比較してみると、図8には、図9のセクションT1のような白色部分、すなわち応力が大きい箇所がないことがわかる。したがって本実施の形態のシュー21では、従来では発生していた応力の集中がないことが確認できる。
以上のように本実施の形態の斜板形液圧装置20のシュー21によれば、軸線方向に貫通するシュー貫通孔42が形成され、前記シュー貫通孔42が形成される貫通孔形成部43の軸線方向両端部44,45の周囲に、軸線方向に凹む凹所46,47が形成される。ピストン室23に作動流体が流入すると、前記作動流体は、ピストン23のピストン貫通孔33を介して、シュー21のシュー貫通孔42に流入する。シュー貫通孔42は、このようにシュー貫通孔42に流入した作動流体から、半径方向外方に向かう圧力を受ける。このときシュー21の貫通孔形成部43は、前記貫通孔形成部43の軸線方向両端部44,45の周囲に形成される凹所46,47に流入した作動流体から、半径方向内方に向かう圧力を受ける。これによって貫通孔形成部43の軸線方向両端部44,45において、周方向に圧縮応力が発生して、シュー貫通孔42を拡径しようとするシュー貫通孔42に流入した流体から受ける半径方向外方に向かう圧力による周方向の応力が、前記圧縮応力によって低減されて、貫通孔形成部43の軸線方向両端部44,45において周方向の応力が集中することを防止することができる。これによって貫通孔形成部における周方向の応力による疲労破壊を防止して、シューの寿命を長くすることができる。発明者の計算によれば、シュー21を銅合金の材料で作成した場合、同じ材料で作成した従来のシュー7に比べて、約15倍寿命が長くなる。
また本実施の形態の斜板形液圧装置20のシュー21によれば、前記凹所464,47は、全周にわたって環状に形成されるので、貫通孔形成部43の軸線方向両端部44,45において、周方向に圧縮応力が発生して、シュー貫通孔42を拡径しようとするシュー貫通孔42に流入した作動流体から受ける半径方向外方に向かう圧力による応力が、前記圧縮応力によって周方向全周にわたって低減されて、貫通孔形成部43の軸線方向両端部44,45において応力が集中することを可及的に確実に防止することができる。
また本実施の形態の斜板形液圧装置20のシュー21によれば、前記凹所46,47に臨む内表面48,49は、曲面状に形成されるので、内表面48,49において、凹所47,47に流入した作動流体からの圧力によって発生する応力が、1箇所に集中してしまうことを確実に防止することができる。
また本実施の形態の斜板形液圧装置20のシュー21によれば、シュー貫通孔42の軸線方向両端部51,53において、加工によって欠陥が存在したとしても、これら付近において応力の集中がないので、従来に比べて欠陥における疲労破壊の可能性が極めて低くなる。したがってシュー21の作成時に、加工の困難な内径が小さい部分でも、その表面において欠陥が生じることを危惧することなく加工でき、これによって生産性を向上することができる。
また本実施の形態の斜板形液圧装置20のシュー21によれば、応力の集中がないので、なじみ性および対焼付性などの摺動特性の良好ではあるけれども従来では強度的な弱点があった銅合金をシュー21の材料として用いることができるので、ピストン23とシュー21との間の摩擦、およびシュー21と斜板24との間の摩擦を低減して、効率の良い斜板形液圧装置20を実現することができる。
また本実施の形態の斜板形液圧装置20のシュー21によれば、腐食作用のある生分解性を有する作動油を作動流体として用いることによって、シュー21が腐食しても、応力の集中がないので、集中応力によるシュー21の腐食割れを可及的に防止できる。これによって、前述のような作動流体を利用可能な範囲の圧力に、作動流体の圧力を高めることができ、実用的な利用が可能となる。
本実施の形態において斜板形液圧装置20は、斜板形液圧モータとしたけれども、作動油などの作動流体を産業機械および建設機械などに供給する斜板形液圧ポンプとしてもよい。
本発明の実施の一形態の斜板形液圧装置20のシュー21を示す断面図である。 シュー21を備える斜板形液圧装置20を簡略化して示す断面図である。 ピストン23の軸線方向一端部32が嵌合凹所36に嵌合されている状態の、シュー21のシュー貫通孔42付近を拡大して示す断面図である。 貫通孔形成部43の軸線方向両端部44,45に発生する応力の説明するための図である。 斜板形液圧装置20のシュー21のシュー貫通孔42付近の有限要素法による応力解析結果を示す図である。 従来技術である斜板形液圧装置1を簡略化して示す断面図である。 従来の斜板形液圧装置1のシュー7を拡大して示す断面図である。 ピストン5の軸線方向一端部5aが嵌合凹所10に嵌合されている状態の、シュー7のシュー貫通孔12付近を拡大して示す断面図である。 従来の斜板形液圧装置1のシュー6のシュー貫通孔12付近の有限要素法による応力解析結果を示す図である。
符号の説明
20 斜板形液圧装置
21 シュー
22 シリンダブロック
23 ピストン
24 斜板
27 ピストン室
32 (ピストン23の)軸線方向一端部
33 ピストン貫通孔
38 支持面
42 シュー貫通孔
43 貫通孔形成部
44 (貫通孔形成部43の)軸線方向一端部
45 (貫通孔形成部43の)軸線方向他端部
46,47 凹所
48,49 内表面

Claims (3)

  1. 回転自在に設けられ、ピストン室が形成されるシリンダブロックと、シリンダブロックのピストン室に伸縮自在に嵌まり込み、軸線方向に貫通するピストン貫通孔が形成されるピストンと、シリンダブロックの回転軸線に垂直な仮想平面から傾斜する支持面が形成される斜板と、ピストンの軸線方向一端部が角変位自在に嵌合され、斜板の支持面に摺動自在に支持されるシューとを含む斜板形液圧装置のシューであって、
    軸線方向に貫通するシュー貫通孔が形成され、前記シュー貫通孔が形成される貫通孔形成部の軸線方向両端部の周囲に、軸線方向に凹む凹所が形成されることを特徴とする斜板形液圧装置のシュー。
  2. 前記凹所は、全周にわたって環状に形成されることを特徴とする請求項1記載の斜板形液圧装置のシュー。
  3. 前記凹所に臨む内表面は、曲面状に形成されることを特徴とする請求項1または2記載の斜板形液圧装置のシュー。
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