WO2001060768A1 - Procede de production de composes cycliques - Google Patents

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WO2001060768A1
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Tomomi Ikemoto
Tatsuya Ito
Kiminori Tomimatsu
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Takeda Chemical Industries, Ltd.
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Description

明細書 環状化合物の製造法 技術分野
本発明は、 医薬品、 農薬、 食品、 化粧品及び化学品あるいはそれらの中間体と して有用な環状化合物の製造法に関する。 背景技術
従来、 環状化合物の合成法は、 例えば、 (1) 環状ケトン誘導体の場合は、 分 子内フリーデル.クラフツ反応による方法 (特開昭 57-192379など)、 (2) 環状 アクリル酸誘導体の場合は、 ジエステル誘導体を Dieckmannタイプの環化反応に より閉環させ、 還元、 脱水反応を行うことにより合成する方法(J. Chem. Res., Synop. , (1987), (12), 394- 5など)、 (3) 環状アルケン誘導体の場合は、 分子 内 WitUg反応による方法 (W098/55475など)等が報告されていた。
しかしながら、 J. Heterocyclic Chem. , 31, 351-355 (1994)、 Heterocycles, 49, 215-232 (1998)、 J. Heterocyclic Chem. , .33, 1909-1913 (1996)などに有用な中 間体が種々開示されているにもかかわらず、 環状化合物 (特に、 8員環以上の環 状化合物) の合成は一般に困難であり、 合成が可能な場合でも、 低収率であるの が現状であった。
以上のような現状から、特に環状アルケン誘導体は、その特徴的な構造により、 例えば環状ケトン誘導体あるいは環状アクリル酸誘導体等の様々な誘導体に導く ことができるため、 簡便な製造法 (例えば、 入手が容易な安価な原料を用いるこ とが可能であり、 廃棄に問題のない試薬や大量合成に適した試薬を使用すること が可能であり、 工程が短く、 あるいは操作が簡単な製造法) の確立が望まれてい る。 · 発明の開示
本発明者らは種々検討した結果、 活性メチレン誘導体を中間体として用い、 炭 酸ジエステル存在下で環化反応を行うことにより、 環状アルケン誘導体を安価か つ簡便に製造できることを見い出し、 これらの知見に基づいて、 さらに検討した 結果、 本発明を完成するに至った。
すなわち、 本発明は、
(1) 式
Figure imgf000004_0001
[式中、 Zは電子吸引基を示し、 Wは置換されていてもよいエチレンまたは置換 されていてもよいビニレンを示し、 該エチレンまたはビニレンが置換基を 2個有 するとき、 該置換基同士が結合して置換されていてもよい環を形成してもよく、 R3は水素原子または置換されていてもよい炭化水素基を示し、 Xは 2価の基(好 ましくは、 直鎖部分の厳子数が 3以上の 2価の基) を示す (但し、 Wが置換され ていてもよいビニレンを示すとき、 ー _( 112— 2は— 12— ( 112—2
(式中、 X1は硫黄原子または置換されていてもよい窒素原子を示し、 X2は置換 されていてもよいエチレンを示す) でない) ] で表される化合物またはその塩を 炭酸ジエステルを含む溶媒中で閉環反応に付すことを特徴とする、 式
Figure imgf000004_0002
[式中、 各記号は前記と同意義] で表される化合物またはその塩の製造法;
(2) Xが、 直鎖部分の原子数が 1〜12 (好ましくは、 直鎖部分の原子数が 3 -12) の 2価の基である前記 (1) 記載の製造法;
(3) Zがエステル化された力ルポキシル基である前記 (1) 記載の製造法; (4) R3が水素原子である前記 (1) 記載の製造法;
(5) 塩基の存在下に反応を行うことを特徴とする前記 (1) 記載の製造法;
(6) 塩基がアルコラートである前記 (5) 記載の製造法;
(7) 式
Figure imgf000005_0001
[式中、 Zは電子吸引基を示し、 R1および R2はそれぞれ水素原子、 ハロゲン原 子、 置換されていてもよいアミノ基、 置換されていてもよい水酸基、 置換されて いてもよいチオール基、 置換されていてもよい炭化水素基または置換されていて もよい複素環基を示し、 R1と R2は結合して置換されていてもよい環を形成して もよく、 R 3は水素原子または置換されていてもよい炭化水素基を示し、 破線と 実線の組み合わせは一重結合または二重結合を示し、 Xは 2価の基(好ましくは、 直鎖部分の原子数が 3以上の 2価の基) を示す (但し、 破線と実線の組み合わせ が二重結合を示すとき、 一 X— CH2_Zは一 X1— X2_CH2— Z (式中、 X1 は硫黄原子または置換されていてもよい窒素原子を示し、 X2は置換されていて もよいエチレンを示す) でない) ] で表される化合物またはその塩を炭酸ジエス テルを含む溶媒中で閉環反応に付すことを特徴とする、 式
Figure imgf000005_0002
[式中、 各記号は前記と同意義] で表される化合物またはその塩の製造法;
(8) Xが、 直鎖部分の原子数が 1〜 12 (好ましくは、 直鎖部分の原子数が 3 -12) の 2価の基である前記 (7) 記載の製造法;
(9) Zがエステル化された力ルポキシル基である前記 (7) 記載の製造法; (10) R3が水素原子である前記 (7) 記載の製造法;
(11) 塩基の存在下に反応を行うことを特徴とする前記 (7) 記載の製造法;
(12) 塩基がアルコラートである前記 (11) 記載の製造法;
(13) 式
Figure imgf000006_0001
[式中、 Zは電子吸引基を示し、 R3は水素原子または置換されていてもよい炭 化水素基を示し、 破線と実線の組み合わせは一重結合または二重結合を示し、 環 Aは置換されていてもよい環を示し、 Xは 2価の基 (好ましくは、 直鎖部分の原 子数が 3以上の 2価の基) を示す (但し、 環 Aが置換されていてもよいベンゼン 環を示し、 破線と実線の組み合わせが二重結合を示すとき、 一 X_CH2— Zは — X1— X2— CH2— Z (式中、 X1は硫黄原子または置換されていてもよい窒素 原子を示し、 X2は置換されていてもよいエチレンを示す) でない) ] で表され る化合物またはその塩を炭酸ジエステルを含む溶媒中で閉環反応に付すことを特 徵とする、 式
Figure imgf000006_0002
[式中、 各記号は前記と同意義] で表される化合物またはその塩の製造法;
(14) Xが、 直鎖部分の原子数が 1〜 12 (好ましくは、 直鎖部分の原子数が 3-12) の 2価の基である前記 (13) 記載の製造法;
(15) Zがエステル化された力ルポキシル基である前記(1.3)記載の製造法;
(16) R3が水素原子である前記 (13) 記載の製造法;
(17)塩基の存在下に反応を行うことを特徴とする前記(13)記載の製造法;
(18) 塩基がアルコラートである前記 (17) 記載の製造法;
Figure imgf000007_0001
[式中、 Zは電子吸引基を示し、 Wは置換されていてもよいエチレンまたは置換 されていてもよいビニレンを示し、 該エチレンまたはビニレンが置換基を 2個有 するとき、 該置換基同士が結合して置換されていてもよい環を形成してもよく、 R 3は水素原子または置換されていてもよい炭化水素基を示し、 X"は直鎖部分の 原子数が 4以上の 2価の基を示す] で表される化合物またはその塩;
(20) X"が、 直鎖部分の原子数が 4〜6の 2価の基である前記(19)記載の 化合物;
(21) Zがエステル化されたカルボキシル基である前記(19)記載の化合物; (22) R3が水素原子である前記 (19) 記載の化合物;
(23) 式
Figure imgf000007_0002
[式中、 Zは電子吸引基を示し、 R1および R2はそれぞれ水素原子、 ハロゲン原 子、 置換されていてもよいアミノ基、 置換されていてもよい水酸基、 置換されて いてもよいチオール基、 置換されていてもよい炭化水素基または置換されていて もよい複素環基を示し、 R1と R2は結合して置換されていてもよい環を形成して もよく、 R3は水素原子または置換されていてもよい炭化水素基を示し、 破線と 実線の組み合わせは一重結合または二重結合を示し、 X"は直鎖部分の原子数が 4 以上の 2価の基を示す] で表される化合物またはその塩; (24) X"が、 直鎖部分の原子数が 4〜6の 2価の基である前記(23)記載の 化合物;
(25) Zがエステル化されたカルボキシル基である前記(23)記載の化合物; (26) R3が水素原子である前記 (23) 記載の化合物;
(27) 式
Figure imgf000008_0001
[式中、 Zは電子吸引基を示し、 R3は水素原子または置換されていてもよい炭 化水素基を示し、 破線と実線の組み合わせは一重結合または二重結合を示し、 環 Α·は置換されていてもよい環を示し、 X"は直鎖部分の原子数が 4以上の 2価の基 を示す] で表される化合物またはその塩;
(28) X"が、 直鎖部分の原子数が 4〜6の 2価の基である前記(27)記載の 化合物;
(29) Zがエステル化された力ルポキシル基である前記(27)記載の化合物; (30) R3が水素原子である前記 (27) 記載の化合物;等に関する。
本明細書中で用いられる 「電子吸引基」 としては、 例えば、 (i)エステル化また はアミド化されていてもよいカルボキシル基、 (ii)式—(CO)R4 (式中、 R4は 水素または置換されていてもよい炭化水素基を示す)で表される基、 (iii)二トリ ル基、 (iv)ニトロ基、 (V)式一(SOm)R5 (式中、 mは 1または 2を示し、 R5は 置換されていてもよい炭化水素基を示す) で表される基、 (vi)式一 PR6R7 (式 中、 R6および R7はそれぞれ置換されていてもよい炭化水素基を示す) で表され る基、 (vii)式—(PO)(OR8)(OR9) (式中、 R 8および R 9はそれぞれ水素ま たは置換されていてもよい炭化水素基を示す) で表される基、 (viii)置換されて いてもよいァリ一ル基、 (ix)置換されていてもよいアルケニル基、 (X)ハロゲン原 子 (例えば、 フッ素, 塩素、 臭素、 ヨウ素など) 、 (xi)ニトロソ基など、 好まし くはエステル化またはアミド化されていてもよい力ルポキシル基、 式—(C〇)R Ί
4で表される基、 二トリル基、 ニトロ基、 式 _(SOm)R5で表される基、 式—P R6R7で表される基、式—(PO) (OR8) (OR9)で表される基、 さらに好ましく はエステル化されたカルボキシル基 (例、 メトキシカルポニル、 エトキシカルポ ニル、 t一ブトキシカルボニルなどの アルキルでエステル化された力ルポ キシル基) などが挙げられる。
前記(i)の「エステル化またはアミド化されていてもよい力ルポキシル基」にお ける 「エステル化されたカルボキシル基」 としては、 式一(CO) OR1 Q (式中、 R1Qは置換されていてもよい炭化水素基を示す)で表される基などが挙げられ、 「アミド化された力ルポキシル基」 としては、 式—(CC NRUR12 (式中、 R 11および R 12はそれぞれ水素または置換されていてもよい炭化水素基を示し、 R 11および R 12は互いに結合して隣接する窒素原子とともに 5 7員(好ましくは 5 6員) の環状アミノ (例、 テトラヒドロピロール、 ピぺラジン、 ピぺリジン、 モルホリン、 チオモルホリン、 ピロ一ル、 イミダゾールなど) を形成していても よい) で表される基などが挙げられる。
また、 前記(vi)あるいは (vii)の式中、 R6および R7あるいは R8および R9は 互いに結合して、 例えば、 低級 (C26) アルキレン (例、 ジメチレン、 トリメ チレン、 テトラメチレンなど) 、 低級 (C26) アルケニレン (例、 一 CH2 - C H=CH—、 一 CH2— CH2 - CH=CH—、 一 CH2— CH= CH_ CH2—な ど) 、 低級 (C4_6) アルカジエ二レン (例、 — CI-I=CH— CH=CH—など) など、 好ましくは低級 (C 6) アルキレン、 さらに好ましくは低級 (C24) ァ ルキレンを形成していてもよく、これらの 2価の基は置換基を有していてもよく、 かかる置換基としては、 例えば水酸基、 ハロゲン、 C^— 4アルキル、 。^4アルコ キシなどが挙げられる。
前記 (viii)の置換されていてもよいァリール基における 「ァリール基」 として は、 例えば、 フエニル、 ナフチルなどの C614ァリールなど、 好ましくは C6—ェ 。ァリールなど、 さらに好ましくはフエニルなどが挙げられる。 該ァリール基は、 後述の 「置換されていてもよい炭化水素基」 が有していてもよい置換基と同様な 置換基を 1 3個有していてもよい。
前記(ix)の置換されていてもよいアルケニル基における 「アルケニル基」 とし ては、 例えば、 ビニル、 ァリル(allyl)、 クロチル、 2一ペンテニル、 3—へキセ ニルなど炭素数 2〜10のアルケニルなど、 好ましくは低級 (C2_6) アルケニ ルなど、 さらに好ましくはビュルなどが挙げられる。 該ァルケニル基は、 後述の 「置換されていてもよい炭化水素基」 が有していてもよい置換基と同様な置換基 を 1〜3個有していてもよい。
本明細書中で用いられる 「置換されていてもよい炭化水素基」 における 「炭化 水素基」 としては、 例えば、
(1) アルキル (例えば、 メチル、 ェチル、 プロピル、 イソプロピル、 プチル、 イソブチル、 s e cーブチル、 t e r tーブチル、 ペンチル、 イソペンチル、 ネ ォペンチル、 へキシル、 ヘプチル、 ォクチル、 ノニル、 デシルなどの C — 。アル キル、 好ましくは低級 ((^_6) アルキルなどが挙げられる) ;
(2) シクロアルキル (例えばシクロプロピル、 シクロブチル、 シクロペンチル、 シクロへキシル、 シクロへプチル等の C 3_7シクロアルキル等が挙げられる) ;
(3) アルケニル (例えば、 ビニル、 ァリル(allyl)、 クロチル、 2 _ペンテニル、 3—へキセニルなどの炭素数 2〜10のアルケニル、 好ましくは低級 (C2_6) アルケニルなどが挙げられる) ;
(4) シクロアルケニル (例えば、 2—シクロペンテニル、 2—シクロへキセニ ル、 2—シクロペンテニルメチル、 2—シクロへキセニルメチルなど炭素数 3〜 7のシクロアルケニルなどが挙げられる) ;
(5) アルキニル (例えば、 ェチェル、 1一プロピニル、 2 _プロピニル、 1一 ブチェル、 2—ペンチニル、 3—へキシニルなどの炭素数 2〜10のアルキニル、 好ましくは低級 (C26) アルキニルなどが挙げられる) ;
(6) ァリール (例えば、 フエニル、 ナフチルなどの C 6 4ァリール、 好ましく は 。ァリール、 さらに好ましくはフエニルなどが挙げられる) ;
(7) ァラルキル (例えば、 フエ二ルー Ci— 4アルキル (例、 ベンジル、 フエネ チルなど) などが挙げられる) ;などが挙げられ、 なかでも、 アルキルが好まし く、 メチル、 ェチルなどの d_4アルキルがさらに好ましく、 とりわけ、 メチル が好ましく用いられる。
該炭化水素基は置換基を有していてもよく、 かかる置換基としては、 例えば、 ハロゲン (例、 フッ素, 塩素、 臭素、 ヨウ素など) 、 ニトロ、 シァノ、 水酸基、 置換されていてもよいチオール基 (例、 チオール、 C^— 4アルキルチオなど) 、 置換されていてもよいアミノ基 (例、 ァミノ、 モノ アルキルァミノ、 ジじ丄
4アルキルァミノ、 テトラヒドロピロ一ル、 ピぺラジン、 ピぺリジン、 モルホリ ン、チオモルホリン、 ピロール、イミダゾ一ルなどの 5〜6員の環状ァミノなど)、 エステル化またはアミド化されていてもよい力ルポキシル基 (例、カルボキシル、
(^ _4アルコキシ力ルポニル、力ルバモイル、モノ アルキル力ルバモイル、 ジ アルキル力ルバモイルなど)、ハロゲン原子または アルコキシで置 換されていてもよい アルキル (例、 トリフルォロメチル、 メチル、 ェチル など)、ハロゲン原子または アルコキシで置換されていてもよい アル コキシ (例、 メトキシ、 エトキシ、 トリフルォロメトキシ、 トリフルォロェトキ シなど) 、 ホルミル、 c 2 _4アルカノィル (例、 ァセチル、 プロピオニルなど) 、 アルキルスルホニル (例、 メタンスルホニル、 エタンスルホニルなど) 、
C i _4アルキルスルフィニル (例、 メタンスルフィエル、 ェ夕ンスルフィニルな ど) などが挙げられ、 置換基の数としては、 1〜3個が好ましい。
上記式中、 Wで示される 「置換されていてもよいエチレン」 および 「置換され ていてもよいビニレン」 における 「エチレン」 および 「ビニレン」 としては、 式 — C H 2— C H 2— および式 - C H= C H - で表される 2価の基が挙げられ る。 これらの 2価の基は、 置換可能な位置に置換基を有していてもよく、 かかる 置換基としては、 後述の R 1および R 2で示される 「ハロゲン原子」 、 「置換され ていてもよいアミノ基」 、 「置換されていてもよい水酸基」 、 「置換されていて もよぃチオール基」 、 「置換されていてもよい炭化水素基」 、 「置換されていて もよい複素環基」 などと同様な基が挙げられる。 該エチレンまたはビニレンが置 換基を 2個有するとき、 該置換基同士が結合して置換されていてもよい環を形成 してもよい。 また、 R 1および R 2は結合して置換されていてもよい環を形成して もよい。 ここで、 置換されていてもよい環としては、 後述する環 Aとしての置換 されていてもよい環 (好ましくは、 置換されていてもよいベンゼン環など) と同 様なものなどが挙げられる。
上記式中、 R 1および R 2で示される 「ハロゲン原子」 としては、 例えば、 フッ 素, 塩素、 臭素、 ヨウ素などが挙げられる。
上記式中、 R 1および R 2で示される 「置換されていてもよいアミノ基」 として は、 前記した 「置換されていてもよい炭化水素基」 で置換されていてもよいアミ ノ基などが挙げられ、 置換基の数としては、 0〜2個の何れでもよく、 置換基が 2個存在する場合、 2個の置換基が同一でも異なっていてもよい。 また、 2個の 置換基は互いに結合して瞵接する窒素原子とともに 5〜 7員 (好ましくは 5〜 6 員) の環状アミノ (例、 テトラヒドロピロール、 ピぺラジン、 ピぺリジン、 モル ホリン、 チオモルホリン、 ピロ一ル、 イミダゾールなど) を形成していてもよい。 上記式中、 R 1および R 2で示される 「置換されていてもよい水酸基」 としては、 前記した 「置換されていてもよい炭化水素基」 で置換されていてもよい水酸基な どが挙げられる。
上記式中、 R 1および R 2で示される 「置換されていてもよいチオール基」 とし ては、 前記した 「置換されていてもよい炭化水素基」 で置換されていてもよいチ オール基などが挙げられる。
上記式中、 R 1および R 2で示される 「置換されていてもよい複素環基」 におけ る 「複素環」 としては、 酸素原子、 硫黄原子、 窒素原子等から選ばれたヘテロ原 子 1ないし 3種 (好ましくは 1ないし 2種) を少なくとも 1個 (好ましくは 1な いし 4個、 さらに好ましくは 1ないし 2個) 含む 5〜 7員の芳香族複素環、 飽和 あるいは不飽和の非芳香族複素環 (脂肪族複素環) などが挙げられる。
ここで 「芳香族複素環」 としては、 5〜 6員の芳香族単環式複素環 (例えばフ ラン、 チォフェン、 ピロール、 ォキサゾ一ル、 イソォキサゾール、 チアゾ一ル、 イソチアゾール、 イミダゾ一ル、 ピラゾ一ル、 1 , 2 , 3—ォキサジァゾ一ル、 1 , 2 , 4一ォキサジァゾール、 1 , 3 , 4—ォキサジァゾ一ル、 フラザン、 1 , 2 , 3— チアジアゾール、 1 , 2 , 4—チアジアゾ一ル、 1 , 3 , 4—チアジアゾ一ル、 1, 2 , 3—卜' Jァゾール、 1 , 2 , 4—トリァゾール、 テ卜ラゾール、 ピリジン、 ピリ ダジン、 ピリミジン、 ピラジン、 トリアジン等) などが挙げられ、 「非芳香族複 素環」 としては、 例えばピロリジン、 テトラヒドロフラン、 チオラン、 ピベリジ ン、 テトラヒドロピラン、 モルホリン、 チオモルホリン、 ピぺラジン、 ピラン等 の 5〜7員 (好ましくは 5〜 6員) の飽和あるいは不飽和 (好ましくは飽和) の 非芳香族複素環 (脂肪族複素環) など、 あるいは前記した芳香族単環式複素環の 一部又は全部の二重結合が飽和した 5〜 6員の非芳香族複素環などが挙げられ、 該複素環としては、 5〜 6員の芳香環が好ましく、 さらにフラン、 チォフェン、 ピロ一ル、 ピリジン (好ましくは、 6員環) などが好ましい。
該複素環が有していてもよい置換基としては、 前述の 「置換されていてもよい 炭化水素基」 が有していてもよい置換基と同様な置換基などが挙げられ、 置換基 の数としては、 1ないし 3個が挙げられる。
上記式中、 Zとしては、 エステル化されたカルボキシ.ル基が好ましく、 R3と しては、 水素原子が好ましく、 R1および R 2としては、 水素原子または置換され ていてもよい炭化水素基が好ましく、 水素原子がより好ましく、 R1および R2と しては、 互いに結合して置換されていてもよいベンゼン環を形成していることが 好ましい。
本明細書中で用いられる 「置換されていてもよいベンゼン環」 が有していても よい置換基としては、 前述の 「置換されていてもよい炭化水素基」 が有していて もよい置換基と同様な置換基;スぺ一サー (例えば、 直鎖部分を構成する原子数 が 1ないし 4個である 2価の基など) を介して結合していてもよい、 前述の 「置 換されていてもよいァリール基」 (好ましくは、 直接結合する、 前述の 「置換さ れていてもよいァリ一ル基」 ) などが挙げられるが、 なかでも、 電子供与基であ ることが好ましい。 置換基の数としては、 1ないし 4個が挙げられる。
ここで、 「スぺ一サ一」 としては、 例えば、 一 (CH2) a— [&は1〜4の整 数 (好ましくは 1〜2の整数) を示す] 、 一 (CH2) b-X' - [bは 0〜3の整 数(好ましくは 0〜1の整数) を示し、 X'は置換されていてもよいイミノ基(例、 低級( ^— 6)低級アルキル、低級(C37) シクロアルキル、 ホルミル、低級(C 27) 低級アルカノィル、 低級((: 低級アルコキシ—カルボニルなどで置換 されていてもよいイミノ基など) 、 カルボ二ル基、 酸素原子または酸化されてい てもよい硫黄原子(例、 _S(0)n— (nは 0〜2の整数を示す) など) を示す] 、 — CH-CH—、 一 C≡C―、 -CO-NH-, — S〇2— NH—など (好まし くは一 (CH2) b—X'—、 さらに好ましくは一 CH2— 0—) が挙げられる。 こ れらの基が 「置換されていてもよいベンゼン環」 と結合するのは、 左右何れの結 合手であってもよいが、 右側の結合手を介して 「置換されていてもよいベンゼン 環」 と結合するのが好ましい。
また、 R 1および R 2が結合して形成する環および上記式中 Aで示される 「置換 されていてもよい環」 としては、 例えば、 C 5 _ 7シクロアルカン (例、 シクロべ ンタン、 シクロへキサン、 シクロヘプタン等) 、 C 5_ 7シクロアルゲン (例、 1 ーシクロペンテン、 2—シクロペンテン、 3—シクロペンテン、 2—シクロへキ セン、 3—シクロへキセン等) 、 C 5 _ 6シクロアルカジエン (例、 2 , 4—シクロ ペンタジェン、 2 , 4—シクロへキサジェン、 2 , 5—シクロへキサジェン等) な どの 5〜 7員 (好ましくは 5〜 6員) の飽和または不飽和の脂環式炭化水素;ベ ンゼン、 ナフ夕レン、 ァズレン、 ァセナフチレンなどの 6〜 1 4員の芳香族炭化 水素;酸素原子、硫黄原子、窒素原子等から選ばれたヘテロ原子 1ないし 3種(好 ましくは 1ないし 2種) を少なくとも 1個 (好ましくは 1ないし 4個、 さらに好 ましくは 1ないし 2個) 含む 5〜 7員の芳香族複素環、 飽和または不飽和の非芳 香族複素環 (脂肪族複素環) 等;などが挙げられる。
ここで 「芳香族複素環」 としては、 5〜 6員の芳香族単環式複素環 (例えばフ ラン、 チォフェン、 ピロ一ル、 ォキサゾール、 イソォキサゾール、 チアゾ一ル、 イソチアゾール、 イミダゾール、 ピラゾール、 1 , 2 , 3 —ォキサジァゾ一ル、 1 , 2 , 3ーチアジアゾ一ル、 1 , 2, 3 -トリァゾ一ル、 ピリジン、 ピリダジン、 ピリ ミジン、 ピラジン等) などが挙げられ、 「非芳香族複素環」 としては、 例えば、 ピロリジン、 テトラヒドロフラン、 チオラン、 ピぺリジン、 モルホリン、 チォモ ルホリン、 テトラヒドロピラン、 ピぺラジン、 ピランなどの 5〜7員 (好ましく は 5〜6員) の飽和または不飽和の非芳香族複素環 (脂肪族複素環) など、 ある いは前記した芳香族単環式複素環の一部または全部の二重結合が飽和した 5〜 6 員の非芳香族複素環などが挙げられる。
また、 R 1および R 2が結合して形成する環および上記式中 Aで示される 「置換 されていてもよい環」 は、 前記した単環が 2〜3個 (好ましくは、 2個) 縮合し て縮合環を形成していてもよい。 かかる縮合環の好ましい例としては、 同一また は異なった 2個の複素環 (好ましくは、 1個の複素環と 1個の芳香族複素環、 さ らに好ましくは、 同一または異なった 2個の芳香族複素環) が縮合した環; 1個 の複素環と 1個の同素環 (好ましくは、 1個の複素環と 1個のベンゼン環、 さら に好ましくは、 1個の芳香族複素環と 1個のベンゼン環) が縮合した環;などが 挙げられ、 このような縮合環の具体例としては、 例えば、 インドール、 ベンゾチ ォフェン、 ベンゾフラン、 ベンズイミダゾール、 イミダゾ [1, 2-a]ピリジン、 キノ リン、 イソキノリン、 シンノリンなどが挙げられる。
R 1および R 2が結合して形成する環および Aで示される 「置換されていてもよ い環」 としては、 5〜6員の芳香環が好ましく、 さらにベンゼン、 フラン、 チォ フェン、 ピロ一ル、 ピリジン (好ましくは、 6員環) などが好ましく、 とりわけ ベンゼンが好ましい。
R 1および R 2が結合して形成する環および環 Aはそれぞれ置換基を有してい てもよく、かかる置換基としては、前記した「置換されていてもよいベンゼン環」 における 「ベンゼン環」 が有していてもよい置換基と同様な置換基が挙げられ、 1〜 3個同一または異なった置換基が、 置換可能ないずれの位置に置換していて もよい。
上記式中、 Xで示される 「2価の基」 としては、 直鎖部分の原子数が 3以上の 2価の基が好ましく、 例えば、 式
Figure imgf000015_0001
Figure imgf000015_0002
または式
Figure imgf000016_0001
において、 環 Bが 5ないし 16員環 (好ましくは 5ないし 12員環、 さらに好ま しくは 7ないし 10員環、 とりわけ好ましくは 8ないし 10員環) を形成しうる ものであれば何れでもよい。 すなわち、 Xとしては、 直鎖部分の原子数が 1〜1 2 (好ましくは 1ないし 8、 さらに好ましくは 3ないし 6、 とりわけ好ましくは 4ないし 6) の 2価の基であれば何れでもよいが、その具体例としては、例えば、
(1) — (C¾)al_ (alは 1〜12、 好ましくは 3〜12の整数を示す。 ) 、 — (CH2)a2 一 (CH=CH)一 (CH2)a3- (a2, および a3はそれぞれ同一または異なって 0〜10の整 数を示す。但し、 a2および a3の和は 10以下、好ましくは 1〜10である)、—(C )a4 一 (CH=C=CH)一 (CH2)a5- (a4および a5はそれぞれ同一または異なって 0〜9の整 数を示す。 但し、 a4および a5の和は 9以下である) 、
(2)一(C )bl— Y—(CH2)b2—(Mおよび b2は同一または異なって 0〜11の整数を 示す。 但し、 blと b2との和は 11以下、 好ましくは 2〜11である。 Yは 0, S, NH を示す) 、 一(C¾)b3— Y— (CH2)b4 - (CH=CH)一 (CH2)b5-もしくは一(CH2)b5—(CH=CH) -(CH2)b4-Y-(CH2)b3- 0)3, b4および b5はそれぞれ同一または異なって 0〜9 の整数を示す。 但し、 b3, b4および b5の和は 9以下である。 Yは 0, S, NHを示 す) 、 一(CH2)b6— Y— (CH2)b7- (CH=C=CH)—(CH2)b8—もしくは一(CH2)b8— (CH=C=CH) 一(CH2)b7— Y—(CH2)b6— (b6, b7および b8はそれぞれ同一または異なって 0〜8 の整数を示す。 但し、 b6, b7および b8の和は 8以下である。 Yは 0, S, NHを示 す) 、
(3) -(CH2)cl-(N=CH)-(CH2)c2- (clおよび c2は同一または異なって 0〜10の 整数を示す。但し、 clと c2との和は 10以下、好ましくは 1〜10である)、一 (CH2)c3 ― (N=CH) - (CH2) c4— (CH=CH)― (CH2) c5—もしくは一(CH2) c5— (CH=CH)一 (CH2) c4一 (N=CH)一 (CH2)c3- (c3, c および c5はそれぞれ同一または異なって 0〜8の整数 を示す。但し、 c3, c4および c5の和は 8以下である)、一(CH2)e6— (N=CH)一 (CH2)c7 一 (CH=C=CH)一 (CH2) c8—もしくは一(CH2) c8— (CH=C=CH)― (CH2) c7— (N-CH) - (CH2) c6 一 (c6, c7および c8はそれぞれ同一または異なって 0〜7の整数を示す。 但し、 c6, c7および c8の和は 7以下である) 、
(4) -(CH2)dl-(CH=N)-(CH2)d2- (dlおよび d2は同ーまたは異なって0〜10の 整数を示す。但し、 dlと d2との和は 10以下、好ましくは 1〜10である)、一(C¾)d3 一 (CH=N) -,(C¾) d4— (CH=CH) - (CH2) d5—もしくは一(CH2) d5— (CH=CH)一(C¾) d4— (CH=N)一 (C¾)d3- (d3, d および d5はそれぞれ同一または異なって 0〜8の整数 を示す。但し、 d3, d および d5の和は 8以下である)、一(C¾)d6— (CH=N)一 (CH2)d7 - (CH=OCH)― (CH2) d8—もしくは一(CH2) d8— (CH=C=CH) - (CH2) d7— (CH=N)— (CH2) d6 - (d6, d7および d8はそれぞれ同一または異なって 0〜7の整数を示す。 但し、 d6, d7および d8の和は 7以下である) 、
(5) -(CH2)eI-(N=N)-(CH2)e2- (elおよび e2は同一または異なって!)〜 10の整 数を示す。但し、 elと e2との和は 10以下、好ましくは 1〜10である)、 —(C¾)e3 - (N=N)一 (CH2) e4- (CH=CH)一 (CH2) e5—もしくは一(C¾) e5— (CH=CH) - (CH2) e4 - (N=N)-(CH2)e3- (e3, e4および e5はそれぞれ同一または異なって 0〜8の整数 を示す。但し、 e3, e4および e5の和は 8以下である)、 _ (CH2)e6—(N=N)— (CH2)e7 一 (CH-C=CH) - (CH2) e8—もしくは一(CH2) e8_ (CH=C=CH)― (CH2) e7_ (N=N)― (CH2) e6— (e6, e7および e8はそれぞれ同一または異なって 0〜7の整数を示す。 但し、 e6, e7および e8の和は 7以下である) 、
(6) - (CH2)„-Y- (CH2) f2- (N=CH) - (CH2) f3- (fl, f2および f3は同一または異 なって 0〜9の整数を示す。 伹し、 fl, f2および f3の和は 9以下である。 Yは 0,' S, 冊を示す) 、 - (C¾) t3- (N=CH) - (CH2) f2-Y- (CH2) fl- (fl, f2および f3は 同一または異なって 0〜9の整数を示す。 但し、 Π, および f3の和は 9以下で ある。 Yは 0, S, NHを示す) 、 - (C¾) f4- (CH=CH) - (CH2) [5-Y- (C¾) f6- (N=CH) 一(C¾)n— (f4, f5, f6および f7は同一または異なって 0〜7の整数を示す。 伹 し、 f4, f5, f 6および f 7の和は 7以下である。 Yは 0, S, Mを示す) 、 一(CH2)f8 -Y- (CH2) f9- (CH=CH) - (CH2) no- (N=CH) - (C¾) m- (f8, f9, Π0および Π1は 同一または異なって 0〜7の整数を示す。 但し、 f8, f9,' Π0および fllの和は 7 以下である。 Yは 0, S, NHを示す) 、 一(C¾)fl2— Y—(CH2)fl3— (N=CH)— (C¾)„4 -(CH=CH)- (CH2)fl5- (Π2, fl3, Π4および Π5は同一または異なって 0〜7の 整数を示す。 但し、 Π2, Π3, f 14および f 15の和は 7以下である) 、 一(CH2)f7 - (N=CH) - (CH2) f6-Y- (CH2) f5- (CH=CH) - (CH2) r4- (f4, f5, f 6および Πは同一 または異なって 0〜7の整数を示す。 但し、 f4, 〖5, f 6および f7の和は 7以下で ある。 Yは 0, S, NHを示す)、 一(CH2) fll—(N=CH)— (C¾) fl0- (CH=CH)一 (CH2) f9— Y -(CH2) [8- (f8, f9, Π0および fllは同一または異なって 0〜7の整数を示す。 但し、 f8, f9, Π0および Π1の和は 7以下である。 Υは 0, S, ΝΗを示す) 、 ― (CH2) ng- (CH=CH) - (CH2) [14- (N=CH) - (CH2) fl3-Y- (CH2) fl2- (fl2, fl3, f 14およ び f 15は同一または異なって 0〜7の整数を示す。但し、 fl2, fl3, Π4および fl5 の和は 7以下である) 、
(7) - (CH2)gl-Y- (CH2)g2- (CH=N) - (CH2)g3- (gl, g2および g3は同一または異 なって 0〜9の整数を示す。 但し、 gl, g2および g3の和は 9以下である。 Yは 0, S, NHを示す) 、 - (CH2)g3- (CH=N) - (CH2)g2-Y- (CH2)gl- (gl, g2および g3は 同一または異なって 0〜9の整数を示す。 但し、 gl, g2および g3の和は 9以下で ある。 Yは 0, S, Mを示す) 、 - (CH2)g4- (CH=CH) - (CH2)g5-Y- (CH2)g6- (CH=N) 一(CH2)g7— (g4, g5, g6および g7は同一または異なって 0〜7の整数を示す。 伹 し、 g4, g5, g6および g7の和は 7以下である。 Yは 0, S, NHを示す)、 一(CH2)g8 -Y- (CH2)g9- (CH=CH) - (C¾)gl0- (CH=N) - (CH2)gll- (g8, g9, glOおよび gllは 同一または異なって 0〜7の整数を示す。 但し、 g8, g9, glOおよび gllの和は 7 以下である。 Yは 0, S, NHを示す) 、 - (CH2)gl2-Y- (CH2)gl3- (CH=N) - (CH2)gl4 _(CH=CH)_(C¾)gl5― (gl2, gl3, gl4および gl5は同一または異なって 0〜7の 整数を示す。 但し、 gl2, gl3, g および gl5の和は 7以下である) 、 —(CH2)g7 - (CH=N) - (CH2)g6-Y- (CH2)g5- (CH=CH) - (CH2)g4- (g4, g5, g6および g7は同一 または異なって 0〜7の整数を示す。 但し、 g4, g5, g6および g7の和は 7以下で ある。 Yは 0, S, NHを示す) 、 一 (CH2)gll-(CH=N) - (CH2)gl。一 (CH=CH)一 (C¾)g9— Y 一(CH2)g8— (g8, g9, glOおよび gllは同一または異なって 0〜7の整数を示す。 但し、 g8, g9, glOおよび gllの和は 7以下である。 Yは 0, S, NHを示す) 、 ― (CH2)gl5- (CH=CH) - (CH2)gl4- (CH=N) - (CH2)gl3-Y- (CH2)gl2 - (gl2, gl3, gl4およ び gl5は同一または異なって 0〜7の整数を示す。但し、 gl2, gl3, gl4および gl5 の和は 7以下である) 、
(8) - (C¾)hl-Y- (CH2)h2- (N=N) - (C¾)h3- (hi, h2および h3は同一または異 なって 0〜9の整数を示す。 但し、 hi, h2および h3の和は 9以下である。 Yは 0, S, NHを示す) 、 一(C )h3— (N=N)_(C¾)h2— Y—(C¾)hl— (hi, h2および h3は同 一または異なって 0〜9の整数を示す。 但し、 hi, h2および h3の和は 9以下であ る。 Yは 0, S, NHを示す)、― (C¾)h4— (CH=CH) - (CH2)h5— Y— (CH2)h6- (N=N)― (C¾)h7 一 (h4, h5, h6および h7は同一または異なって 0〜7の整数を示す。 但し、 h4, , h5, h6および h7の和は 7以下である。 Yは 0, S, NHを示す)、 _ (C¾)h8_Y_ (CH2)h9 - (CH=CH) - (CH2)hl0- (N=N) - (CH2)hn- (h8, h9, hlOおよび hllは同一または異 なって 0〜7の整数を示す。 但し、 h8, h9, M0および hllの和は 7以下である。 Yは 0, S, NHを示す)、一(C¾)hl2_Y_ (CH2)hI3- (N=N)― (CH2)hl4- (CH=CH)― (CH2)hl5 - (hl2, hl3, hl4および hl5は同一または異なって 0〜7の整数を示す。 但し、 hl2, hl3, M4および hl5の和は 7以下である) 、 — (CH2)h7— (N=N)— (CH2)h6— Y — (CH2)h5—(CH=CH)— (CH2)h4— (h4, h5, h6および h7は同一または異なって 0〜7 の整数を示す。 但し、 h4, h5, h6および h7の和は 7以下である。 Yは 0, S, NH を示す) 、 - (CH2)hll- (N=N) - (CH2)hl0- (CH-CH) - (C¾)h9-Y- (CH2)h8- (h8, h9, hlOおよび hllは同一または異なって 0〜7の整数を示す。 但し、 h8, h9, hlOお よび hllの和は 7以下である。 Yは 0, S, NHを示す)、―(CH2)hl5— (CH-CH)― (CH2)hl4 — (N=N)— (CH2)hl3— Y— (C )hl2— (hi 2, hi 3, hl4および hi 5は同一または異なつ て 0〜7の整数を示す。 但し、 hl2, hl3, Μ4および hl5の和は 7以下である) 、
(9) - (C¾) η-Υ'- (CH2)j2-Y2- (CH2)j3- (jl, j2および j3は同一又は異なって 0〜10の整数を示す。 但し、 ]'1, ]'2および j 3との和は 10以下、 好ましくは 1〜 10である。 Y1はおよび Y2はそれぞれ 0, S, Mを示す) 、 —(CH2)j4— Y4_(C¾)j5 一 Y5— (CH2)j6— Y6—(CH2)j7— (j4, j5, j 6および]' 7は同一又は異なって 0〜9の 整数を示す。 但し、 j4, ]·5, ]· 6および]' 7の和は 9以下である。 Υ4, Υ5, Υ6および Υ7はそれぞれ 0, S, ΝΗを示す) 等が挙げられ、 具体的には、 例えば、 _0—、 一 0 一(C¾)kl一 (klは 〜 5、 好ましくは 2〜5の整数) 、 一 0— CH=CH_、 — 0— CH2 一 CH=CH―、 一 0— CH=CH— C¾—、 —(CH2)kl— 0— (klは 1〜5、 好ましくは 2〜5 の整数) 、 —CH=CH— 0—、 — CH「 CH=CH— 0—、 — CH=CH— CH2— 0_、 - S -、 一 S— (CH2)k2- (k2は 1〜5、 好ましくは 2〜5の整数) 、 —S— CH=CH―、 — S— C — CH=CH—、 — S— CH=CH— CH2—、 一(C¾)kl—S— (klは 1〜5、 好ましくは 2〜5の 整数) 、 一 CH=CH— S―、 一 C 一 CH=CH_S―、 一 CH=CH— CH2— S―、 - NH -、 -NH- (CH2)k2— (k2は 1〜5、 好ましくは 2〜5の整数) 、 — NH— CH=CH—、 — NH— CH2 一 CH=CH—、 — NH— CH=CH— C¾一、 一(CH2)kl— NH— (klは 1〜5、 好ましくは 2〜5 の整数) 、 — CH=CH_NH—、 -C¾-CH=CH-NH- — CH=CH— CH2— NH—、 一(C¾) k2— (k2は 1〜5、好ましくは 2〜5の整数) 、 -CH=CH -、 _C¾— CH―、 -CH=CH 一 CH2—、 _N=CH -、 — CH=N—、 一 N=N―、 — C¾— N=CH—、 一 CH2— CH=N―、 — C¾ 一 N=N―、 _N=CH_C —、 一 CH=N_CH2_、 — N=N— CH2—等の 2価の基が挙げられ るが、 好ましくは、 一 0—(CH2)kl_ (klは 1〜5、 好ましくは 2〜5、 さらに好ま しくは 3〜5の整数) 、 一 S—(C )k2— (k2は 1〜5、 好ましぐは 2〜5、 さらに好 ましくは 3〜5の整数) 、 _NH— (C )k2— (k2は 1〜5、 好ましくは 2〜5、 さら に好ましくは 3〜5の整数) 、 _(C )k2— (k2は 1〜5、 好ましくは 2〜5、 さら に好ましくは 3〜5の整数) 、 一(CH2)kl— 0— (klは 1〜5、 好ましくは 2〜5、 さ らに'好ましくは 3〜5の整数) 、 一(CH2)kl— S— (klは 1〜5、 好ましくは 2〜5、 さらに好ましくは 3〜5の整数) 、 _(CH2)kl—NH— (klは 1〜5、 好ましくは 2〜 5、 更に好ましくは 3〜5の整数) 等が挙げられ、 更に好ましくは、 一 0—(CH2)2—、 一 0—(C¾)3—、 一 0— (CH2)4—、 一 0—(C¾)5—、 一 S—(CH2)3—、 — S_(C¾)4 -、 一 S_(C¾)5_、 一NH—(CH2)3—、 — NH -(CH2)4—、 —NH— (C¾)5—等が挙げられる。 また、 該 2価の基は、 置換基を有していてもよく、 該置換基としては、 該 2価 の基に結合可能であればいずれでもよく、 例えば、 R1および R 2として例示され たハロゲン原子、置換されていてもよいアミノ基、置換されていてもよい水酸基、 置換されていてもよいチオール基、 置換されていてもよい炭化水素基、 置換され ていてもよい複素環基などが挙げられる。 また、 該置換基同士が結合して、 該 2 価の基とともに環を形成してもよく、 かかる環としては、 R1と R2とが結合して形 成する環と同様なものが例示される。 また、 前記した Xで示される 「2価の基」 において、 直鎖部分を構成する原子が硫黄原子である場合、 該硫黄原子は酸化さ れていてもよく、 具体的には、 - S -、 -SO-および- S02 -の何れであってもよい。 さらに、 R1と Xの置換基または R2と R3が結合して置換されていてもよい環を形 成してもよく、 かかる環としては、 R1と R2とが結合して形成する置換されていて もよい環と同様なものが例示される。 R1と Xの置換基が結合して置換されていて もよい環を形成する場合、 エチレンまたはビニレンと結合している Xの直鎖部分 において、 1〜3番目 (好ましくは 1〜2番目、 さらに好ましくは 1番目) の原 子への置換基と R1とが結合するのが好ましい。
また、 Wで示される 「置換されていてもよいエチレン」 または 「置換されてい てもよぃビニレン」 における 「エチレン J または 「ビニレン J の置換基と Xの置 換基または R3とが結合して置換されていてもよい環を形成してもよく、かかる環 としては、 R1と R2とが結合して形成する置換されていてもよい環と同様なものが 例示される。 このよう 「エチレン」 または 「ビニレン」 の置換基と Xの置換基 が結合して環を形成する場合、 エチレンまたはビニレンと結合している Xの直鎖 部分において、 1〜3番目 (好ましくは 1〜2番目、 さらに好ましくは 1番目) の原子への置換基と 「エチレン」 または 「ビニレン」 の置換基とが結合するのが 好ましい。
上記式中、 「破線と実線」 の組み合わせは一重結合または二重結合 (好ましく は、 二重結合) を示す。
また、 上記の如く例示した置換基の種類に応じ、 当該置換基を有する化合物が 塩基性化合物となる場合は、常法に従い酸を使用して塩に変換することができる。 かかる酸としては、 反応に支障を来たさないものであれば、 何れの酸であっても よく、 例えば塩酸、 臭化水素酸、 リン酸、 硫酸、 硝酸、 スルファミン酸等の無機 酸、 ギ酸、 酢酸、 トリフルォロ酢酸、 酒石酸、 クェン酸、 フマール酸、 マレイン 酸、 コハク酸、 リンゴ酸、 P—トルエンスルホン酸、 メタンスルホン酸、 ベンゼ ンスルホン酸等の有機酸、 ァスパラギン酸、 グルタミン酸等の酸性アミノ酸など が挙げられる。 また、 得られる化合物が塩である場合は常法に従って遊離塩基へ 変換してもよい。
一方、 上記の如く例示した置換基の種類に応じ、 当該置換基を有する化合物が 酸性化合物となる場合は、常法に従い塩基を使用して塩に変換することができる。 かかる塩基との塩としては、 反応に支障を来たさないものであれば、 何れの塩基 との塩であってもよく、 例えば無機塩基との塩、 有機塩基との塩、 塩基性ァミノ 酸との塩などが挙げられる。 無機塩基との塩の好適な例としては、 例えばナトリ ゥム塩、 カリウム塩などのアルカリ金属塩;カルシウム塩、 マグネシウム塩など のアルカリ土類金属塩;ならびにアルミニウム塩、 アンモニゥム塩などが挙げら れる。 有機塩基との塩の好適な例としては、 例えばトリメチルァミン、 トリェチ ルァミン、 ピリジン、 ピコリン、 エタノールァミン、 ジェタノ一ルァミン、 トリ ンなどとの塩が挙げられる。 塩基性アミノ酸との塩の好適な例としては、 例えば アルギニン、 リジン、 オル二チンなどとの塩が挙げられる。 また、 得られる化合 物が塩である場合は常法に従つて遊離酸へ変換してもよい。
上記 (1 ) 記載の反応は、 例えば以下に示す反応条件で行われる。
Figure imgf000022_0001
[式中、 各記号は前記と同意義] で表される化合物またはその塩を炭酸ジエステ ルを含む溶媒中で閉環反応に付し、 式
Figure imgf000022_0002
[式中、 各記号は前記と同意義] で表される化合物またはその塩を製造する。 上記 (1 ) 記載の反応は、 塩基の存在下に行うのが好ましく、 かかる塩基とし ては、 例えば金属水素化合物 (例、 水素化ナトリウム、 水素化カリウム、 などの アルカリ金属の水素化物など) 、 金属炭化水素 (例、 n-ブチルリチウム、 などの C ^4アルキルとアルカリ金属が直接結合している化学結合をもつ化合物など)、 アルコラ一ト類 (例、 ナトリウムメトキシド、 ナトリウムエトキシド、 卜ブトキ シナトリウム、 カリウムメトキシド、 カリウムエトキシド、 t-ブトキシカリウム、 リチウムメトキシド、 リチウムエトキシド、 卜ブトキシリチウムなどの。エ ア ルコールの水酸基の水素がアルカリ金属で置換した化合物など) 、 アルカリ金属 の水酸化物 (例、 NaOH、 K0H、 など) 、 塩基性炭酸塩 (例、 ナトリウム塩、 力リウ ム塩などのアルカリ金属塩または力ルシゥム塩、 マグネシゥム塩などのアル力リ 土類金属塩との炭酸塩など) 、 塩基性炭酸水素塩 (例、 ナトリウム塩、 カリウム 塩などのアルカリ金属塩との炭酸水素塩など) 、 有機塩基 (例、 トリメチルアミ ン、 トリェチルァミン、 ジイソプロピルェチルァミン、 ピリジン、 ピコリン、 N 一メチルピロリジン、 N—メチルモルホリン、 1 , 5—ジァザビシクロ [ 4. 3 . 0 ] ノン一 5—ェン、 1, 4—ジァザビシクロ [ 2 . 2 . 2 ] オクタン、 1, 8—ジ ァザビシクロ [ 5 . 4. 0 ] —7—ゥンデセンなど) などが挙げられるが、 なかで も金属水素化合物 (例、 水素化ナトリウム、 水素化カリウム、 など) 、 アルコラ ート類 (例、 aOMe, NaOEi, t-BuONa, t- BuOK、 など) などが好ましく用いられ、 とりわけアルコラ一ト類 (例、 NaOMe、 NaOEt、 t-BuONa, t- BuOK、 など) が好まし く用いられる。
上記(1 )記載の反応において用いられる塩基の量は、 約 0. 〜 100当量、 好ま しくは 1〜5当量である。
反応溶媒としては、 炭酸ジエステルを含有する溶媒であれば、 何れでもよく、 炭酸ジエステルの単独溶媒、 2種以上の炭酸ジエステルの混合溶媒、 あるいはそ れらの何れかと炭酸ジエステル以外の溶媒との混合溶媒などであってもよい。 炭酸ジエステルとしては、 Z " - 0 ( C O) 0— Z ' [式中、 Z "および Z ' は それぞれ置換されていてもよい炭化水素基 (好ましくは置換されていてもよいァ ルキル基)を示す]で表される化合物などが挙げられるが、本反応を実施する反応 温度において液体であるものが望ましい。 また、 Z " および Z ' は同一であるこ とが好ましく、 炭酸ジエステルとしては、炭酸ジアルキルが好ましく、 なかでも、 炭酸ジメチル、 炭酸ジェチル、 などの炭酸ジ アルキルエステルなどが好ま しく用いられる。
1種または 2種以上の炭酸ジエステルに混合して用いられる 「炭酸ジエステル 以外の溶媒」 としては、 反応に支障を来たさないものであれば、 何れの溶媒であ つてもよく、 例えば、 ハロゲン系溶媒 (例、 塩化メチレン、 ジクロロェタン、 ク ロロホルム、 など) 、 脂肪族炭化水素 (例、 n-へキサン、 など) 、 芳香族炭化水 素(例、ベンゼン、 トルエン、など)、エーテル類(例、テトラヒドロフラン (THF)、 ジェチルエーテル、 など) 、 極性溶媒 (例、 ジメチルホルムアミド (DMF)、 ジメ チルスルホキシド (DMS0)、 など) 、 アルコール類 (例、 メタノール、 エタノール、 プロパノール、 イソプロパノール、 n—ブ夕ノール、 2—メトキシエタノールな ど) 、 ギ酸エステル (例、 ギ酸 アルキルエステルなど) 、 シユウ酸ジエス テル (例、 シユウ酸ジ (^ - 4アルキルエステルなど) などが用いられるが、 なか でも、 ジメチルホルムアミド (DMF)、 アルコール類 (例、 メタノール、 ェタノ一 ルなど) などが好ましく用いられる。
反応は適宜の混合溶媒を用いてもよいが、 炭酸ジエステル (好ましくは、 炭酸 ジメチルまたは炭酸ジェチル) を含む溶媒中で反応させるのがよい。
反応温度は通常約- 20〜200°C、 好ましくは約 10〜100°Cであり、 反応時間は通 常約 0. 1〜100時間、 好ましくは約 0. 5〜50時間である。
上記 (7 ) 記載の反応は、 例えば以下に示す反応条件で行われる。
Figure imgf000024_0001
[式中、 各記号は前記と同意義] で表される化合物またはその塩を炭酸ジエステ ルを含む溶媒中で閉環反応に付し、 式
R X
z [式中、 各記号は前記と同意義] で表される化合物またはその塩を製造する。 上記 (7) 記載の反応は、 上記'(1) 記載の反応と同様な条件で行うことがで きる。 '
上記 (13) 記載の反応は、 例えば以下に示す反応条件で行われる。
Figure imgf000025_0001
[式中、 各記号は前記と同意義]で表される化合物またはその塩を炭酸ジエステル を含む溶媒中で閉環反応に付し、 式
Figure imgf000025_0002
[式中、 各記号は前記と同意義] で表される化合物またはその塩を製造する。 上記 (13) 記載の反応は、 上記 (1) 記載の反応と同様な条件で行うことが できる。
上記 (1) 記載の反応で得られる式
Figure imgf000025_0003
[式中、 各記号は前記と同意義]で表される化合物またはその塩の中でも、 式
Figure imgf000026_0001
[式中、 Zは電子吸引基を示し、 Wは置換されていてもよいエチレンまたは置換 されていてもよいビニレンを示し、 該エチレンまたはビニレンが置換基を 2個有 するとき、 該置換基同士が結合して置換されていてもよい環を形成してもよく、 R 3は水素原子または置換されていてもよい炭化水素基を示し、 X"は直鎖部分の 原子数が 4以上の 2価の基 (好ましくは、 直鎖部分の原子数が 4、 5または 6の 2価の基) を示す] で表される化合物またはその塩;などは、 文献未記載の新規 化合物である。
また、 上記 (1 ) 記載の反応で得られる式
Figure imgf000026_0002
[式中、各記号は前記と同意義]で表される化合物またはその塩は、 医薬品、農薬、 食品、 化粧品及び化学品あるいはそれらの中間体として有用である。 例えば、 上 記 (1 ) 記載の反応で得られる式
Figure imgf000026_0003
[式中、 各記号は前記と同意義]で表される化合物またはその塩を用いて、 自体公 知の方法 (例えば、 特開平 8— 73476号公報、 W099/55690、 特開 平 11一 302267号公報、 特開平 11一 302270号公報、 WO 99 Z 5 1 42などに記載の方法)に従って、骨形成促進剤、 N a H交換阻害剤、頻尿 · 尿失禁治療剤、 浮腫治療剤、 中枢疾患治療剤などとして有用な医薬品を製造する ことも可能である。 発明を実施するための最良の形態
以下の参考例、 実施例を示し、 本願発明をさらに詳しく説明する。 しかし、 こ れらは、 単なる例であって、 本発明を何ら限定するものではない。 実施例
一般的な 2-アルコキシベンズアルデヒド誘導体の合成
[参考例 1 ] 4- (2-ホルミルフエノキシ)酪酸ェチルエステル
サリチルアルデヒド(5.0g)、 炭酸カリウム(6.2g)の DMF(15ml)懸濁液に 4 -プロ モ酪酸ェチルエステル(6.6ml)を加え、 90°Cで 1時間撹拌した。反応液を室温に冷 却し、 1N塩酸で中和した。 酢酸ェチルで抽出後、 飽和食塩水で洗浄した。 有機層 を無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、 濃縮した。 濃縮物をシリカゲルカラム精製 (n-へキサン/酢酸ェチル =4/1)を行い、 有効区分を濃縮し、 無色油状物の 4- (2-ホ ルミルフエノキシ)酪酸ェチルエステル(9.6g、 収率 99%)を得た。
Ή -丽 R(CDC13, δ, 300MHz): 1.27 (3H, t, J=7.1Hz), 2.14-2.23 (2H, m), 2.54 (2H, t, J=7.2Hz), 4.11-4.18(4H, m), 6.96-7.0 (2H, m), 7.52 (1H, dt, J=l.7, 7.1Hz),. 7.82 (1H, dd, J=l.7, 7.7Hz), 10.49 (1H, s). IR(neat, cm—1): 1733, 1687, 1598, 1243.
[参考例 1] と同様な方法で、 [参考例 2] 〜 [参考例 4] に記載の化合物を合 成した。
[参考例 2] 4- (4-ブロモ -2-ホルミルフエノキシ)酪酸ェチルエステル
無色油状物、 収率 98%。 'Η - NMR(CDC13, δ, 300MHz): 1.23 (3Η, t, J=7.1Hz), 2.11-2.20 (2H, m), 2.50 (2H, t, J=7.2Hz), 4.08-4.16(4H, m), 6.85 (1H, d, J=8.9), 7.58 (1H, dd, J=8.9, 2.6Hz), 7.88 (1H, d, J=2.6Hz), 10.37 (1H, s) . IR(neat, cnf1): 1731, 1683, 1590, 1272.
[参考例 3 ] 4- (2-ホルミル- 4-メトキシフエノキシ)酪酸ェチルエステル 無色油状物、 収率 99%。 'H-NMR(CDC13> δ, 300MHz): 1.23 (3Η, t, J=7.1Hz), 2.09-2.18(2H, m), 2.50 (2H, t, J=7.2Hz), 3.77 (3H, s), 4..05-4.15(4H, m), 6.90 (IH, d, J=9.1), 7.08 (IH, dd, J=9.1, 3.2Hz), 7.30 (IH, d, J=3.2Hz),
10. 3 (IH, s) . IR(neat, cm-1): 1731, 1683, 1496, 1218.
[参考例 4] 5- (2-ホルミル- 4-メトキシフエノキシ)ペンタン酸ェチルエステル 無色油状物、 収率 99%。 'Η -画 R(CDC13, δ, 300MHz): 1.21 (3Η, t, J=7.1Hz), 1.80-1.87 (4H, i), 2.37 (2H, t, J=7.1Hz), 3.77 (3H, s), 4.01-4.1 (4H, m), 6.89 (IH, d, J=9.1Hz), 7.08 (IH, dd, J=9.1, 3.2Hz), 7.29 (IH, d, J=3.2Hz),
10.44 (IH, s) . IR(neat, cm—1): 1731, 1683, 1496, 1218.
一般的な 2-ホルミル- N-メチルァニリン誘導体の合成
[参考例 5] 5-(4-ブロモ -2-ホルミル- N-メチルァニリノ)ペンタン酸
1-メチル -2-ピペリドン(5.0g)の 4N水酸化ナトリウム(22.1ml)懸濁液を加熱還 流下で 8.5時間撹拌した。室温に冷却後、濃塩酸 (7.4ml)を加えた。炭酸ナトリウ ム(9.4g)、 5 -プロモ- 4-フルォロベンズアルデヒド(4.5g)の DMS0(74ml)溶液を加 え、 加熱還流下で 1.5時間撹拌した。 室温に冷却後、 6N塩酸で約 pH=3.3に調製 した。 酢酸ェチル抽出後、 飽和食塩水で洗浄した。 有機層を無水硫酸ナトリウム で乾燥した後、 濃縮した。 析出した結晶をイソプロピルエーテル [IPE] (i20ml) に加熱溶解後、 室温に放冷し、 次いで氷冷で 1時間撹拌した。 結晶を瀘取し、 IPE で洗浄した。 減圧乾燥 (40° 1時間)して、 黄色結晶の 5- (4-ブロモ -2-ホルミル - N -メチルァニリノ)ペンタン酸(4.0g、 収率 57%)を得た。
即.72— 73°C. 'H-NM CCDClg, δ, 300MHz) :1.61-1.69 (4Η, m), 2.36 (2Η, t, J=6.7Hz), 2.87 (3H, s), 3.13(2H, t, J-6.9Hz), 6.97 (IH, d, J=8.8Hz), 7.5 (IH, dd, J=8.8, 2.5Hz), 7.86 (IH, d, J=2.5Hz), 10.17 (IH, s). Anal. Calcd for C13H16N03Br: C, 49.70; H, 5.13; N, 4.46; Br, 25.43. Found: C, 49.75; H, 5.16; N, 4.45; Br, 25.40. IR(KBr, cm—1) :1731, 1648.
[参考例 5] と同様な方法で、 [参考例 6] 〜 [参考例 8] に記載の化合物を合 成した。 [参考例 6 ] 5- (2 ホルミル -N -メチルァニリノ)ペンタン酸
黄色油状物、収率 37%。 'H-NMRCCDClj, δ, 300MHz) :1.64-1.73 (4Η, m), 2.38 (2H, t, J=6.7Hz), 2.90 (3H, s), 3.17(2H, t, J=6.9Hz), 7.04-7.13(2H, m), 7.50 (IH, dd, J=l.7, 5.5Hz), 7.80 (IH, dd, J=l.7, 7.7Hz), 10.28 (IH, s).
IR(neat, cm"1) :1708, 1683.
[参考例 7] ホルミル _4-ニトロ- N-メチルァニリノ)ペンタン酸
黄色結晶、 収率 93%。 rap.107-108°C. Ή -醒 R(CDC13, δ, 300MHz) :1.60-1.67 (2Η, m), 1.75-1.81 (2Η, m), 2.38 (2Η, t, J=6.7Hz), 2.90 (3H, s), 3.43 (2H, t, J=7.4Hz), 6.98 (IH, d, J=9.4), 8.20 (IH, dd, J -9.4, 2.8Hz), 8.58 (IH, d, J=2.8Hz), 9.67 (IH, s). IR(Kbr, cm"1) :1704, 1677, 1598, 1324, 1307.
[参考例 8] 6- (4-ブロモ -2-ホルミル- N-メチルァニリノ)へキサン酸
黄色結晶、収率 80%。mp.95- 96°C. 'Η-醒 R(CDC13, <5, 300MHz) :1.27-1.32 (2H, m), 1.54-1.66 (4H, m), 2.31 (2H, t, J=7.4Hz), 2.83 (3H, s), 3.08 (2H, t, J-7.5Hz), 6.93 (IH, d, J=8.8Hz), 7.50 (IH, dd, J=8.8, 2.5Hz) , 7.83 (IH, d, J=2.5Hz), 10.12 (IH, s). Anal. Calcd for C H18N03Br: C, 51.23; H, 5.53; N, 4.27; Br, 24.35. Found: C, 51.25; H, 5.54; N, 4.21; Br, 24.48. IR(KBr, cm—り:1720, 1644.
一般的な 2-ホルミル- N-ベンジルァニリン誘導体の合成
[参考例 9 ] 5- (4-ブ口モ- 2-ホルミル- N-ベンジルァニリノ)ペンタン酸
ベンズアルデヒド(6. Og)のメタノール (80ml)溶液に 4-ァミノ酪酸(6.6g)と 1N 水酸化ナトリウム(56.5ml)を加えた。 コルベンをアルゴン置換した後、 20%Pd - C(wet、 0.6g)を加えた。 コルベンを水素置換し、 室温でー晚撹拌した。 Pd-Cを濾 取.した後、 メタノール洗浄した。 濾液に 6N塩酸(9.4ml)加えて、 濃縮乾固した。 次いで炭酸ナトリゥム (12. Og)と DMS0水(57ml/37ml)を加え、 加熱還流下で 5 -ブ ロモ- 4-フルォロベンズアルデヒド(5.7g)の DMS0(17ml)溶液を滴下し、そのまま 5 時間撹拌した。 室温に冷却後、 6N塩酸で約 pH=3.5に調製した。 酢酸ェチル抽出 後、 飽和食塩水で洗浄した。 有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、 濃縮し た。濃縮物をシリカゲルカラム精製 (n -へキサン/酢酸ェチル =4/1)した後、有効区 分を濃縮し、黄色油状物の 5- (4-ブロモ -2-ホルミル- N-ベンジルァニリノ)ペン夕 ン酸(7.4g、 収率 61%)を得た。 Ή-蘭 R(CDC13, δ, 300MHz) :1.52-1.65 (4H, m), 2.27-2.35 (2H, m), 3.08-3.15(2H, m), 4.31 (2H, s), 7.01 (IH, d, J=8.7Hz), 7.16-7.36 (5H, m), 7.57 (IH, dd, J=8.7, 2.4Hz), 7.92 (IH, d, 1=2.4Hz), 10.36 (IH, s). EI-MS(M+): 391.
IR(neat, cm"1) :1708, 1683.
[参考例 9] と同様な方法で、 [参考例 10] に記載の化合物を合成した。
[参考例 10] 5- (4-ブロモ -2-ホルミル- N-ベンジルァ二リノ)ヘプタン酸 黄色油状物、 収率 27%。 Ή- NMR(CDC13, δ, 300MHz) :1.21-1.26 (4Η, m), 1.46- 1.56 (4H, m), 2.27 (2H, t, J=7.4Hz), 3.05 (2H, t, J-7.5Hz), 4.26 (2H, s), 6.97 (IH, d, J =8.7Hz), 7.13-7.28 (5H, m), 7.51 (IH, dd, J-8.7, 2.5Hz), 7.87 (IH, d, J=2.5Hz), 10.30 (IH, s). IR(neat, cm'1) :1706, 1683.
一般的な閉環反応 (met hod A)
[実施例 1 ] 2, 3 -ジヒドロ-卜べンズォキセピン- 4-カルボン酸 ェチルエステル 4- (2 -ホルミルフエノキシ)酪酸ェチルエステル(2.4g)の炭酸ジェチル(24ml)溶 液に、 室温で 20%ナトリウムエトキシドエ夕ノール溶液 (4. lg)を加え、 50°Cで 1 時間撹拌した。室温に冷却して 1N塩酸で中和した。酢酸ェチルで抽出した後、飽 和食塩水で洗浄した。 有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、 濃縮した。 濃 縮物をシリカゲルカラム精製 (n-へキサン/酢酸ェチル =10/1)し、 有効区分を濃縮 して無色油状物の 2, 3 -ジヒドロ- 1-ベンズォキセピン- 4-カルボン酸 ェチルェ ステル(1.3g、 収率 61%)を得た。
'H-NMR(CDC13> δ, 300MHz) :1.36 (3Η, t, J=7.1Hz), 2.97-3.00 (2H, m), 4.26- 4.31 (4H, m), 6.96-7.04 (2H, m), 7.21-7.27 (IH, m), 7.32-7.35 (IH, m), 7: 58 (IH, s). IR(neat, cm'1) :1700, 1249.
[参考例 11 ] 2, 3-ジヒドロ- 1-ベンズォキセピン- 4_カルボン酸 ェチルエステ ル
4-(2-ホルミルフエノキシ)酪酸ェチルエステル(2. )の THF(24ml)溶液に、 室 温で卜ブトキシカリウム(1.2g)を加え、 50°Cで 2時間撹拌した。 室温に冷却して 1N塩酸で中和した。 酢酸ェチルで抽出した後、 飽和食塩水で洗浄した。 有機層を HPLCにて定量した。
定量値: 4- (2-ホルミルフエノキシ)酪酸ェチルエステル(0. lg、 収率 4%)、 4- (2- ホルミルフエノキシ)酪酸(0.3g、 収率 14%)、 2, 3-ジヒドロ-レベンズォキセピン - 4 -力ルボン酸 ェチルエステル(0.4g、 収率 17%)、 2, 3-ジヒドロ -1-ベンズォキ セピン -4-力ルポン酸(0.3g、 収率 15%)を得た。
[実施例 1] と同様な方法で、 [実施例 2] 〜 [実施例 4] に記載の化合物を合 成した。
[実施例 2 ]7-ブロモ -2, 3-ジヒドロ- 1-ベンズォキセピン- 4-カルボン酸 ェチル エステル(method A)
白色結晶、 収率 34%。 即.85-86°C. Ή-匪 R(CDC13, δ, 300MHz) :1.3 (3Η, t, J-7.1Hz), 2.92-2.97 (2H, m), 4.19-4.25 (4H, m), 6.82 (1H, d, J=8.6Hz), 7.28 (1H, dd, J=8.6, 2.4Hz), 7.42 (1H, d, J-2.4Hz), 7.43 (1H, s).
[実施例 3]7-メトキシ- 2, 3-ジヒドロ- 1-ベンズォキセピン -4-カルボン酸 ェチ ルエステル (method A)
白色結晶、 収率 82%。 即.62- 63°C. Ή- NMR(CDC13, δ, 300MHz) :1.32 (3Η, t, J=7.1Hz), 2.92-2.95 (2H, m), 3.76 (3H, s), 4.17-4.28 (4H, m), 6.77-6.81 (2H, m), 6.87 (1H, dd, J=l.6, 7.4Hz), 7.49 (1H, s).
[実施例 4] 8-メトキシ -3, 4-ジヒドロ -2H-1-ベンズォキソシン- 5-カルボン酸 ェチルエステル(method A)
無色油状物、 収率 11%。 'H-NMR(CDC13, δ, 300MHz) :1. 4 (3Η, t, J=7.1Hz), 1.82-1.88 (2H, m), 2.66-2.70 (2H, m), 3.86 (3H, s), 4.2 -4.39 (4H, m), 6.77 (1H, d, J=3.0Hz), 6.92 (1H, dd, J=3.0, 8.9Hz), 7.02 (1H, d, J=8.9Hz), 7.70 (1H, s). IR(neat, cm"1) :1704, 1496, 1243.
一般的な閉環反応 (method B)
[実施例 5] 8-ブロモ -卜メチル -1, , 3, 4 -テトラヒドロ- 1-ベンズァゾシン- 5_力 ルボン酸 メチルエステル
5- (4-ブロモ -2-ホルミル- N-メチルァニリノ)ペンタン酸(3. Og)の DMF(8ml)溶 液に炭酸カリウム(1.6g)とヨウ化メチル /DMF(1.6g/2ml)液を室温で加え、 そのま ま 2時間撹拌した。 酢酸ェチルと水を加え分液し、 さらに水洗した。 有機層を無 水硫酸ナトリウムで乾燥した後、 濃縮し、 黄色油状物の 5- (4-ブロモ -2-ホルミル -N-メチルァニリノ)ペンタン酸 メチルエステル(3.0g、 収率 97%)を得た。 lH-NMR(CDCl3, δ, 300MHz): 1.58-1.64(4Hf m), 2.28 (2H, t, J=6.8Hz), 2.83 (3H, s), 3.09 (2H, t, J=6.8Hz), 3.63 (3H, s), 6.95 (1H, d, J =8.8Hz), 7.51 (1H, dd, J=8.8, 2.4Hz), 7.83 (1H, d, J=2.4Hz), 10.14(1H, s). FAB-MS ( [M+Na] +) : 350. IR(neat, cm"1) :1735, 1681.
5- (4-ブロモ -2-ホルミル - N -メチルァニリノ)ペンタン酸 メチルエステル (3. Og)の炭酸ジメチル (40ml)溶液に、 室温で 28%ナトリウムメトキシドメタノ一 ル溶液 (2.3g)を加え、 50 で 時間撹拌した。室温に冷却して 1N塩酸で中和した。 酢酸ェチルで抽出した後、 飽和食塩水で洗浄した。 有機層を無水硫酸ナトリウム で乾燥した後、 濃縮した。 濃縮物をシリカゲルカラム精製 (n-へキサン/酢酸ェチ ル =10/1)し、 有効区分を濃縮した。 析出した結晶を IPEで洗浄後、 濾取した。 減 圧乾燥(40° 1時間)して黄色結晶の 8-ブロモ -1-メチル -1, 2, 3, 4 -テトラヒドロ -卜ベンズァゾシン- 5-カルボン酸 メチルエステル(0.9g、 収率 31%)を得た。 即 .88- 89°C. 'H-NMR(CDC13, δ, 300MHz) :1. (2Η, m), 2.54 (2Η, t, J=6.2Hz), 2.87 (3H, s) , 3.42 (2H, t, J=5.6Hz), 3.78 (3H, s), 6.56 (1H, d, J=6.0Hz), 7.19-7.23 (2H, m), 7.68 (1H, s). Anal. Calcd for C14H16N02Br: C, 54.21; H, 5.20; N, 4.52; Br, 25.76. Found: C, 54.19; H, 5.29; N, 4.37; Br, 25.74.
IR(KBr, cm—1) :1689, 1189.
[実施例 5] と同様な方法で、 [実施例 6] 〜 [実施例 9] に記載の化合物を合 成した。
[実施例 6 ] 1-メチル - 1, 2, 3, 4-テトラヒドロ- 1-ベンズァゾシン- 5-カルボン酸 メチルエステル (method B)
5- (2-ホルミル- N-メチルァニリノ)ペンタン酸 メチルエステル
黄色油状物、収率 99%。 'H-NMR(CDC13, δ, 300MHz) :1.58-1.68 (4Η, m), 2.30 (2H, t, J=6.8), 2.86 (3H, s), 3.12(2H, t, J=6.8Hz), 3.64 (3H, s), 7.01-7.10 (2H, m), 7.46 (1H, dt, J=L 7, 7.3Hz), 7.76 (1H, dd, J=l.7, 7.7Hz), 10.25 (1H, s). IR(neat, cm-1) :1735, 1685, 1159.
卜メチル -1, 2, 3, 4-テトラヒドロ- 1-ベンズァゾシン- 5-カルボン酸 メチルエス テル
黄色結晶、 収率 30%。 即.80- 82 °C. 'H-NMRCCDClg, δ, 300MHz) :1.42-1.50 (2Η, - : '(s ¾I) 09 'Z '(ω l )U -Z-6l -L '(ΖΗ 9=ί 'P 'HDOA '9 '(s
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一般的な閉環方法 (method 0
[実施例 9] 8-ニトロ- 1-メチル -1, 2, 3, 4-テトラヒドロ- 1-ベンズァゾシン- 5 -力 ルボン酸 メチルエステル
5- (2-ホルミル- 4-ニトロ- N-メチルァニリノ)ペンタン酸(3. Og)の DMF(8. lml) 溶液に、 炭酸カリウム(1.6g)とヨウ化メチル /DMF(1.8g/lml)液を室温で加え、 そ のまま 2時間撹拌した。 反応液に、 炭酸ジメチル(18ml)溶液、 次いで 28%ナトリ ゥムメトキシドメタノ一ル溶液(5. Og)を加え、 50°Cで 2.5時間撹拌した。 室温に 冷却して 1N塩酸で中和した。酢酸ェチルで抽出した後、飽和食塩水で洗浄した。 有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、 濃縮した。 濃縮物をイソプロピル アルコール [IPA] に加熱溶解した後、 室温に放冷した。 さらに室温で 1時間、 氷 冷で 0.5時間撹拌した。 析出した結晶を濾取し、 結晶を IPAで洗浄した。 結晶を シリカゲルカラム精製 (n-へキサン/酢酸ェチル =2/1—1/1)し、 有効区分を濃縮し て黄色結晶の 8 -ニトロ- 1_メチル - 1, 2, 3, 4-テトラヒドロ- 1-ベンズァゾシン- 5 - カルボン酸 メチルエステル (2.3g、 収率 78%)を得た。
mp.127-129°C. 'H-NMR(CDC13, 6, 300MHz) :1.38-1.72 (2H, m), 2.35-2.80 (2H, m), 3.02 (3H, s), 3.42-3.85 (2H, m), 3.80 (3H, s), 6.65 (IH, d, J=9.4Hz), 7.80 (IH, s), 7.99-8.06 (2H, m). Anal. Calcd for C14H16N202: C, 60.86; H, 5.84; N, 10.14. Found: C, 60.79; H, 5.81; , 9.98. IR(KBr, cm"1) :1708, 1255, 1191.
[実施例 9] と同様な方法で、 [実施例 10] に記載の化合物を合成した。
[実施例 10] 1 -ベンジル- 10-ブロモ -1, 2, 3, 4, 5, 6_へキサヒドロ- 1-ベンズァゼ シン- 7-カルボン酸 メチルエステル (method 0
黄色油状物、 収率 6%。 Ή-麵 R(CDC13, δ, 300MHz) :1.24-1.29 (2Η, m), 1.44- 1.50 (2H, m), 1.57-1.63 (2H, m), 2.13(2H, t, J=6.5Hz), 2.89 (2H, t, J=6.2Hz)', 3.48 (3H, s), 3.90 (2H, s), 7.02 (IH, d, J=8.6Hz), 7.10-7.25 (6H, m), 7.37 (IH, dd, J=8.6, 2.4), 7.48 (IH, s). 贿 Br, cm"1) :1712, 1279, 1232.
[参考例 11 ]
4' -エトキシ- 4-ヒドロキシ -1, Γ-ビフエ二ル- 3 -カルボアルデヒドの合成
アルゴン雰囲気下、 マグネシウム(0.5g)の THF(7ml)懸濁液に卜ブロモ -4-ェト キシベンゼン (4. Og)の THF (2. 5ml)溶液を室温でゆつくり滴下し、そのまま 1時間 撹拌した。 _10〜10°Cでトリメトキシポラン(2. lg)の THF (2. 5ml)溶液を滴下し、 さらに THF (7ml)を加え、 同温度を保ちながら、 1時間撹拌した。 室温に昇温し、 テトラキストリフエニルフォスフィンパラジウム(115mg)、 5-ブロモ -2-ヒドロキ シベンズアルデヒド(2. Og)とリン酸三カリウム(11. lg)の水(15ml)溶液を加え、加 熱還流下で 1時間撹拌した。 室温に冷却後、 6N塩酸(20ml)を滴下し、 次いで、 ト ルェン(20ml)を加えた。 分液後、 さらに水層よりトルエン(30ml)抽出した。 有機 層をあわせて、 10食塩水(10ml x3)で洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥し、 濃縮した。濃縮物をシリカゲルクロマトグラフィー (n -へキサン/酢酸ェチル =6/1) にて精製を行い、 有効区分を濃縮した。 濃縮物にジイソプロピルェ一テル(15ml) を加え加熱還流後、 室温に放冷した。 n-へキサン(15ml)を加え、 室温で 1時間、 氷冷下で 0. 5時間撹拌した。 析出した結晶をろ取し、 (!〜 5 に冷却したジイソプ 口ピルエーテル/ n-へキサン(1/1, 4ml)溶液で洗浄した。 減圧乾燥 (室温、 2時間) して、 黄色結晶の標題化合物を 1. 8g (収率 73%)得た。
融点 94- 95°C
Anal Calcd. for C15H1403 : C, 74. 36 ; H, 5. 82. Found : C, 74. 61 ; H, 5. 80. IR(KBr, cm—り 1660, 1473, 1276, 1245, 1047, 831.
'H-NMR (CDC13, 300MHz) 6 1. 44 (3H, t, J=7. 0Hz) , 4. 07 (2H, q, J=7. 0Hz) , 6. 96 (2H, dd, J=l. 9, 6. 7Hz) , 7. 04 (1H, d, J=8. 4Hz), 7. 45 (2H, dd, J=L 9, 6. 7Hz) , 7. 68-7. 77 (2H, m) , 9. 95 (1H, s) , 10. 95 (1H, s) .
[参考例 1 2 ]
4- [ (4' -エトキシ- 3-ホルミル- 1, Γ -ビフエ二ル- 4-ィル)ォキシ]酪酸 ェチルェ ステルの合成
4' -エトキシ- 4-ヒドロキシ- 1, 1 ' -ビフエ二ル- 3-カルポアルデヒド(1. 0g) , 4- ブロモ酪酸 ェチルエステル(0. 9g)の DMF (5ml)溶液に、 室温で炭酸カリウム (1. lg)を加え、 室温で 14時間、 50°Cで 3時間撹拌した。室温に冷却後、 水(10ml) を加え、酢酸ェチル(30ml)で抽出した。有機層を水(10mlx3)で洗浄して濃縮した。 濃縮物にジイソプロピルエーテル(14ml)を加え加熱還流後、 室温に放冷した。 次 いで、 室温で 1時間、 氷冷で 1時間撹拌した。 析出した結晶をろ取し、 0〜5°Cに 冷却したジイソプロピルエーテル (3ml)溶液で洗浄した。 減圧乾燥 (室温、 2時間) して、 白色結晶の標題化合物を 1.3g (収率 91%)得た。
融点 69-70°C
Anal Calcd. for C21H2405 : C, 70.77; H, 6.79. Found: C, 70.91; H, 7.08. IR(KBr, cur1) 1683, 1606, 1471, 1270, 1240, 1187, 1047.
'H-NMRCCDClg, 300MHz) δ 1.26 (3H, t, J=7.1Hz), 1.43 (3H, t, J=7.0Hz), 2.18-2.25 (2H, m), 2.56 (2H, t, J=7.1Hz), 4.04-4.20 (6H, ra), 6.94 (2H, dd, J=l.9, 6.7Hz), 7.03 (1H, d, J=8.7Hz), 7.47 (2H, dd, J=l.9, 6.7Hz), 7.72 (1H, dd, J=8.7, 2.5Hz), 8.02 (1H, d, J=2.5Hz), 10.53 (1H, s).
[実施例 1 1 ]
7- (4-エトキシフエ二ル)- 2, 3-ジヒドロ- 1-ベンズォキセピン- 4-カルボン酸 ェ チルエステル
4- [ (4' -エトキシ- 3-ホルミル- 1, Γ-ビフエニル- 4-ィル)ォキシ]酪酸ェチルェ ステル(0.50g)のジェチル炭酸エステル(5ml)溶液に、 20%ナトリウムェチラ一ト エタノール溶液 (0.57g)を室温で加え、 次いで 50°Cに昇温し、 1時間撹拌した。 1N 塩酸で中和後、 酢酸ェチルで抽出した。 有機層を水洗して濃縮した。 濃縮物をシ リカゲルクロマトグラフィ一 (n-へキサン/酢酸ェチル =10/1)にて精製を行た後、 有効区分を濃縮し、 白色結晶の標題化合物を 0.39g (収率 82%)得た。
融点 128- 129°C
Anal Calcd. for C21H2204 : C, 74.54; H, 6.55. Found: C, 74.32; H, 6.46. IR KBr, cur1) 1702, 1496, 1251, 1213.
一画 R(CDC13, 300MHz) 6 1.37 (3H, t, J=7.1Hz), 1.44 (3H, t, J=7.0Hz), 2.99-3.02 (2H, m), 4.07 (2H, q, J=7.0Hz), 4.26-4.32 (4H, m), 6.95 (2H, dd, J=l.9, 6.7Hz), 7.00 (1H, d, J=8.4Hz), 7.41-7.51 (4H, m), 7.65 (1H, s). 産業上の利用可能性
本願発明により、 短工程で、 安全に、 しかも大量合成に適した方法で、 環状化 合物を製造することが可能である。

Claims

請求の範囲
1. 式
Figure imgf000037_0001
[式中、 Zは電子吸引基を示し、 Wは置換されていてもよいエチレンまたは置換 されていてもよいビニレンを示し、 該エチレンまたはビニレンが置換基を 2個有 するとき、 該置換基同士が結合して置換されていてもよい環を形成してもよく、 R3は水素原子または置換されていてもよい炭化水素基を示し、 Xは 2価の基を 示す (但し、 Wが置換されていてもよいビニレンを示すとき、 一 X— CH2_Z は一 X1— X2_CH2_Z (式中、 X1は硫黄原子または置換されていてもよい窒 素原子を示し、 X2は置換されていてもよいエチレンを示す) でない) ] で表さ れる化合物またはその塩を炭酸ジエステルを含む溶媒中で閉環反応に付すことを 特徴とする、 式
Figure imgf000037_0002
[式中、 各記号は前記と同意義] で表される化合物またはその塩の製造法。
2. Xが、直鎖部分の原子数が 1〜 12の 2価の基である請求項 1記載の製造法。
3. Zがエステル化された力ルポキシル基である請求項 1記載の製造法。
4. R 3が水素原子である請求項 1記載の製造法。
5. 塩基の存在下に反応を行うことを特徴とする請求項 1記載の製造法。
6. 塩基がアルコラートである請求項 5記載の製造法。
7. 式
Figure imgf000038_0001
[式中、 Zは電子吸引基を示し、 R1および R 2はそれぞれ水素原子、 ハロゲン原 子、 置換されていてもよいアミノ基、 置換されていてもよい水酸基、 置換されて いてもよいチオール基、 置換されていてもよい炭化水素基または置換されていて もよい複素環基を示し、 R1と R2は結合して置換されていてもよい環を形成して もよく、 R3は水素原子または置換されていてもよい炭化水素基を示し、 破線と 実線の組み合わせは一重結合または二重結合を示し、 Xは 2価の基を示す(但し、 破線と実線の組み合わせが二重結合を示すとき、 _X— CH2— Zは一 X1— X2 一 CH2— Z (式中、 X1は硫黄原子または置換されていてもよい窒素原子を示し、 X2は置換されていてもよいエチレンを示す) でない) ] で表される化合物また はその塩を炭酸ジエステルを含む溶媒中で閉環反応に付すことを特徴とする、 式
Figure imgf000038_0002
[式中、 各記号は前記と同意義] で表される化合物またはその塩の製造法。
8. Xが、直鎖部分の原子数が 1〜 12の 2価の基である請求項 Ί記載の製造法。
9. Zがエステル化された力ルポキシル基である請求項 7記載の製造法。
10. R3が水素原子である請求項 7記載の製造法。
1 1. 塩基の存在下に反応を行うことを特徴とする請求項 7記載の製造法。
12. 塩基がアルコラ一トである請求項 1 1記載の製造法。
13. 式
Figure imgf000039_0001
[式中、 Zは電子吸引基を示し、 R3は水素原子または置換されていてもよい炭 化水素基を示し、 破線と実線の組み合わせは一重結合または二重結合を示し、 環 Aは置換されていてもよい環を示し、 Xは 2価の基を示す (但し、 環 Aが置換さ れていてもよいベンゼン環を示し、 破線と実線の組み合わせが二重結合を示すと き、 一 X—CH2— Zは— X1— X2_CH2— Z (式中、 X1は硫黄原子または置 換されていてもよい窒素原子を示し、 X2は置換されていてもよいエチレンを示 す) でない) ] で表される化合物またはその塩を炭酸ジエステルを含む溶媒中で 閉環反応に付すことを特徴とする、 式
Figure imgf000039_0002
[式中、 各記号は前記と同意義] で表される化合物またはその塩の製造法。
14. Xが、 直鎖部分の原子数が 1〜 12の 2価の基である請求項 13記載の製 造法。
15. Zがエステル化された力ルポキシル基である請求項 13記載の製造法。
16. R 3が水素原子である請求項 13記載の製造法。
17. 塩基の存在下に反応を行うことを特徴とする請求項 13記載の製造法。
18. 塩基がアルコラ一トである請求項 17記載の製造法。
19. 式
Figure imgf000040_0001
[式中、 Zは電子吸引基を示し、 Wは置換されていてもよいエチレンまたは置換 されていてもよいビニレンを示し、 該エチレンまたはビニレンが置換基を 2個有 するとき、 該置換基同士が結合して置換されていてもよい環を形成してもよく、 R 3は水素原子または置換されていてもよい炭化水素基を示し、 X"は直鎖部分の 原子数が 4以上の 2価の基を示す] で表される化合物またはその塩。
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