WO2001057849A1 - Dispositif de traitement de signaux d'information, procede de traitement de signaux d'information, dispositif audio et recepteur - Google Patents

Description

明細書 情報信号処理装置、 情報信号処理方法、 音響装置および受信装置 技術分野

この発明は、 例えばカーステレオ、 コンポーネントステレオ、 ディジタル放送 受信機等に適用して好適な情報信号処理装置、 情報信号処理方法、 音響装置およ び受信装置に関する。 背景技術

従来のカーステレオにおいては、 チューナ部、 テープデッキ部、 C D ドライブ 部などのファンクショ ン部が備えられており、 ユーザの操作によってこれらのフ アンクシヨン部のうち所定のファンクション部が選択されることで、 その所定の ファンクション部からのオーディオ信号がスピ一力に供給され、 スピーカよりそ のオーディォ信号よる音声が出力される。

上述した従来のカーステレオの操作部には例えばユーザによって回転操作され る音量つまみが配されており、 この音量つまみの回転位置に対応してスピー力よ り出力される音声の音量レベルが変化する。

ところで、 テープデッキで再生されるテープカセッ トの録音レベルやラジオ局 からの放送信号の変調度によっては、 テープデッキからチューナ部へ、 あるいは その逆に選択を変更した際、 スピーカより出力される音声の音量レベルが大きく 変化することがある。 このような場合、 ユーザはその都度、 音量つまみを回転操 作して、 出力音声の音量レベルが所望となるように調整する必要があった。 この 種の不都合は、 例えばチューナ部が選択されている状態で、 A M放送や F M放送、 さらには受信バンド等の動作モ一ドの選択を変更した際にも発生することがある。 この発明の目的は、 例えばファンクション部ゃ動作モードの選択を変更した際 に、 ユーザがその都度音量つまみを回転操作して出力音声の音量レベルが所望と なるように調整することを回避できる情報信号処理装置等を提供することにある。 発明の開示

この発明に係る情報信号処理装置は、 複数の情報信号より一の情報信号を選択 する信号選択手段と、 この信号選択手段で選択された一の情報信号またはその一 の情報信号より生成された情報信号に対して処理をする信号処理手段と、 複数の 情報信号のそれぞれに対応して信号処理部における処理内容を設定する処理内容 設定手段と、 信号選択手段で一の情報信号が選択されるとき、 この一の情報信号 またはその一の情報信号より生成された情報信号に対して、 処理内容設定手段で 当該一の情報信号に対応して設定された処理内容の処理が行われるように信号処 理手段を制御する制御手段とを備えるものである。 例えば、 情報信号はオーディ ォ信号であり、 信号処理手段は一の情報信号またはその一の情報信号より生成さ れた情報信号に対して音の出力状態を変更するための処理をする。 また例えば、 情報信号はビデオ信号であり、 信号処理手段は一の情報信号またはその一の情報 信号より生成された情報信号に対して画像の表示状態を変更するための処理をす る。

また、 この発明に係る情報信号処理方法は、 複数の情報信号より一の情報信号 を選択する第 1の工程と、 選択された一の情報信号またはその一の情報信号より 生成された情報信号に対して処理をする第 2の工程と、 複数の情報信号のそれぞ れに対応して第 2の工程における処理内容を設定する第 3の工程と、 第 1の工程 で一の情報信号が選択されるとき、 第 2の工程で、 選択された一の情報信号また はその一の情報信号より生成された情報信号に対して、 第 3の工程で一の情報信 号に対応して設定された処理内容の処理が行われるように制御する第 4の工程と を備えるものである。

また、 この発明に係る音響装置は、 複数のファンクション部と、 これら複数の ファンクショ ン部より一のファンクション部を選択するファンクショ ン選択手段 と、 このファンクション選択手段で選択された一のファンクション部からのォー ディォ信号またはそのオーディォ信号より生成されたオーディオ信号に対して、 音声の出力状態を変更するための処理をする信号処理手段と、 複数のファンクシ ョン部のそれぞれに対応して信号処理部における処理内容を設定する処理内容設 定手段と、 ファンクショ ン選択手段で一のファンクショ ン部が選択されるとき、 この一のファンクション部からのォ一ディォ信号またはそのオーディォ信号より 生成されたオーディオ信号に対して、 処理内容設定手段で上記一ファ ンクション 部に対応して設定された処理内容の処理が行われるように信号処理手段を制御す る制御手段とを備えるものである。

また、 この発明に係る音響装置は、 複数の動作モードを持つファンクショ ン部 と、 ファンクション部の動作モードを複数の動作モードょり選択された一の動作 モードとするモード選択手段と、 ファンクション部からのオーディオ信号または そのオーディォ信号より生成されたオーディオ信号に対して、 音の出力状態を変 更するための処理をする信号処理手段と、 複数の動作モードのそれぞれに対応し て信号処理部における処理内容を設定する処理内容設定手段と、 モード選択手段 で一の動作モードが選択されるとき、 ファンクション部からのオーディオ信号ま たはそのオーディオ信号より生成されたオーディオ信号に対して、 処理内容設定 手段で上記一の動作モードに対応して設定された処理内容の処理が行われるよう に信号処理手段を制御する制御手段とを備えるものである。

また、 この発明に係る受信装置は、 複数のチャネルより一のチャネルを選択す るチャネル選択手段と、 受信された放送信号よりチャネル選択手段で選択された 一のチャネルの情報信号を抽出して出力する受信手段と、 この受信手段からの情 報信号またはその情報信号より生成された情報信号に対して処理をする信号処理 手段と、 複数のチャネルのそれぞれに対応して信号処理部における処理内容を設 定する処理内容設定手段と、 チャネル選択手段で一のチャネルが選択されるとき、 受信手段からの情報信号またはその情報信号より生成された情報信号に対して、 処理内容設定手段で上記一のチャネルに対応して設定された処理内容の処理が行 われるように信号処理手段を制御する制御手段とを備えるものである。 例えば、 情報信号はオーディオ信号であり、 信号処理手段は情報信号に対して音声の出力 状態を変更するための処理をする。 また例えば、 情報信号はビデオ信号であり、 信号処理手段は情報信号に対して画像の表示状態を変更するための処理をする。 この発明においては、 複数の情報信号より一の情報信号が選択され、 その一の 情報信号またはその情報信号より生成された情報信号に対して所定の処理が行わ れる。 情報信号がオーディオ信号である場合、 信号処理手段では、 情報信号に対して 音声の出力状態 （音量レベル、 周波数特性、 複数のスピーカの音量レベル比等） を変更するための処理が行われる。 情報信号がビデオ信号である場合、 情報信号 に対して画像の表示状態 （輝度、 コントラス ト、 周波数特性、 色調等） を変更す るための処理が行われる。

情報信号を出力する複数のファンクション部を備えている場合、 複数のファン クシヨン部より一のファンクション部が選択されることで一の情報信号が選択さ れる。 情報信号がオーディオ信号である場合、 複数のファンクショ ン部はそれぞ れオーディオ信号を出力するものであって、 例えばチューナ部、 テープデッキ部、 C D ドライブ部等である。 情報信号がビデオ信号である場合、 複数のファンクシ ヨ ン部はそれぞれビデオ信号を出力するものであって、 例えばチューナ部、 ビデ ォデッキ部、 ビデオカメラ部等である。

複数の動作モードを持ち、 情報信号を出力するファンクション部を備えている 場合、 複数の動作モードょり一の動作モードが選択されることで一の情報信号が 選択される。 例えば、 ファンクショ ン部がチューナ部 （ラジオ） である場合、 A M放送や F M放送、 さらには受信バンド等の動作モードの選択が可能である。 受信された放送信号より一のチャネルの情報信号を抽出して出力するファンク ション部を備えている場合、 複数のチャネルより一のチャネルが選択されること で一の情報信号が選択される。

複数の情報信号のそれぞれに対応して処理内容の設定が可能とされる。 例えば、 複数の情報信号のそれぞれに対して、 処理内容を決定するためにメイン調整値を オフセッ トするサブ調整値が設定される。 複数のファンクション部より一のファ ンクション部が選択されることで一の情報信号が選択されるものにあっては、 各 ファンクショ ン部毎に処理内容の設定が可能とされる。 また、 複数の動作モード より一の動作モードが選択されることで一の情報信号が選択されるものにあって は、 各動作モード毎に処理内容の設定が可能とされる。 さらに、 複数のチャネル より一のチャネルが選択されることで一の情報信号が選択されるものにあっては、 各チャネル毎に処理内容の設定が可能とされる。

そして、 上述したように一の情報信号が選択されるとき、 選択された一の情報 信号またはその一の情報信号より生成された情報信号に対して、 一の情報信号に 対応して設定された処理内容の処理が行われる。 ここで、 一の情報信号より生成 された情報信号に対して処理をする場合と して、 例えば左右の音声信号を処理し て得られたサラウンド効果を得るための新たな音声信号 （例えば左右の音声信号 の差信号） のレベルを変更する場合が考えられる。

このよ うに選択された一の情報信号またはその一の情報信号より生成された情 報信号に対して、 一の情報信号に対応して設定された処理内容の処理が行われる ようにすることで、 情報信号の選択の変更があつたときに、 処理されて出力され る情報信号による音の出力状態や画像の表示状態が大きく変化することを防止で きる。 例えば、 テープデッキからチューナ部へ、 あるいはその逆に選択を変更し た際、 スピ一力より出力される音声のレベルが大きく変化することを防止でき、 ユーザがその都度、 音量つまみを回転操作して、 出力音声の音量レベルが所望と なるように調整することが必要でなくなる。

また、 選択された一の情報信号またはその一の情報信号より生成された情報信 号に対して、 一の情報信号に対応して設定された処理内容の処理が行われるよう にすることで、 情報信号の選択の変更があつたときに、 その情報信号に対応した 音声の出力状態や画像の表示状態とすることができ、 ユーザがその都度、 その情 報信号に対応した音声の出力状態や画像の表示状態に調整し直すことが必要でな くなる。 例えば、 アニメ一シヨ ン番組を放送するチャネルが選択される場合には 表示画像の彩度が高くなるように設定できる。 また、 例えば音楽番組を放送する チャネルが選択される場合には、 出力音の低域や高域が強調されるように設定で きる。 図面の簡単な説明

図 1は、 実施の形態と しての力一ステレオの構成を示すブロック図である。 図 2は、 サブ調整値の設定手順を説明するための図である。 図 3は、 音量レベル調 整時の表示例を示す図である。 図 4は、 他の実施の形態としてのディジタル衛星 放送受信機の構成を示すプロック図である。 発明を実施するための最良の形態

図 1は、 実施の形態と してのカーステレオ 1 0 0の構成を示している。

この力一ステレオ 1 0 0は、 マイクロコンピュータ （図示せず） を備えてなり、 全体の動作を制御するための制御部 1 0 1を有している。 この制御部 1 0 1には、 後述する各ファンクショ ン部毎、 あるいは各動作モード毎に設定された処理内容 の' If報等を記憶しておく E E P R O M (Electrical ly Erasable and

Programmabl e ROM) 等の不揮発性メモリ 1 0 2が内蔵されている。

この制御部 1 0 1には、 ユーザによる各種操作を受け付けるための操作部 1 0

3と、 動作状態等を表示するための表示部 1 0 4とが接続されている。 操作部 1 0 3には、 電源のオンオフを操作するキ一、 ファンクション部を選択するキー、 各ファンクション部を操作するためのキー、 高域強調や低域強調などの周波数特 性を調整するためのキー、 音量レベルを調整するための音量つまみ、 左右のスピ 一力の音量レベル比を調整するためのバランスつまみ、 処理内容を設定する設定 モードとするためのキ一、 設定モードで周波数特性、 音量レベル、 左右のスピー 力の音量レベル比を調整するためのキー、 設定内容を解除して工場出荷時の状態

(初期状態） とするためのキー等が配置されている。

また、 カーステレオ 1 0 0は、 ファンクション部と してチューナ部 1 0 5、 テ —プデッキ部 1 0 6および C D ドライブ部 1 0 7を有している。 チューナ部 1 0 5は、 AM放送および F M放送の受信が可能であって、 さらに F M放送では複数 の周波数帯域 （バンド） の受信が可能とされている。 これらチューナ部 1 0 5、 テープデッキ部 1 0 6および C D ドライブ部 1 0 7の動作は、 それぞれ制御部 1 0 1によって制御される。 これらチューナ部 1 0 5、 テープデッキ部 1 0 6およ び C D ドライブ部 1 0 7からは、 それぞれ左音声信号および右音声信号が出力さ れる。 この場合、 ステレオであるときは左音声信号および右音声信号は異なるも のとなり、 モノラルであるときは左音声信号および右音声信号は同じものとなる。 また、 カーステレオ 1 0 0は、 チューナ部 1 0 5、 テ一プデッキ部 1 0 6およ び C D ドライブ部 1 0 7よりそれぞれ出力される左右の音声信号を選択的に取り 出す切換スィッチ 1 0 8を有している。 ここで、 チューナ部 1 0 5より出力され る左右の音声信号は a側の固定端子に供給され、 テープデッキ部 1 0 6より出力 される左右の音声信号は b側の固定端子に供給され、 さらに C D ドライブ部 1 0 7より出力される左右の音声信号は c側の固定端子に供給されている。 この切換 スィ ッチ 1 0 8は、 制御部 1 0 1 によって切り換え制御され、 チューナ部 1 0 5、 テープデッキ部 1 0 6および C D ドライブ部 1 0 7が選択されるときそれぞれ a 側、 b側および c側に切り換え接続される。

また、 カーステレオ 1 0 0は、 切換スィッチ 1 0 8で取り出される左右の音声 信号 L， Rに対して、 高域強調や低域強調等の周波数特性を変更するための処理 をする音質調整部 1 0 9 と、 音量レベルや左右のスピーカの音量レベル比を変更 するための処理をする音量調整部 1 1 0とを有している。 これら、 音質調整部 1 0 9および音量調整部 1 1 0は、 それぞれ増幅器で構成されている。

音質調整部 1 0 9における周波数特性の調整処理は、 制御部 1 0 1によって制 御される。 この場合、 操作部 1 0 3に配されている周波数特性調整キーにより調 整されたメイン調整値と、 後述するように各ファンクション部毎および各動作モ ―ド毎に設定モードで設定された周波数特性のサブ調整値とに基づいて、 周波数 特性の調整処理が行われる。 すなわち、 メイン調整値をサブ調整値でオフセッ ト して得られた合成調整値に対応した周波数特性となるように処理される。

例えば、 テープデッキ部 1 0 6が選択され、 切換スィッチ 1 0 8でテープデッ キ部 1 0 6からの左右の音声信号が取り出される状態では、 メィン調整値が X mで あると共に、 テープデッキ部 1 0 6に対応して設定されているサブ調整値が X sで あるとき、 音質調整部 1 0 9では X m+ X sの調整値に対応した周波数特性となる ように処理される。

音量調整部 1 1 0における音量レベルや左右のスピーカの音量レベル比の調整 処理は、 制御部 1 0 1によって制御される。 この場合、 操作部 1 0 3に配されて いる音量つまみにより調整されたメイン調整値と、 後述するように各ファンクシ ョン部毎および各動作モード毎に設定モ一ドで設定された音量レベルのサブ調整 値とに基づいて、 音量レベルの調整処理が行われる。 同様に、 操作部 1 0 3に配 されているバランスつまみにより調整されたメイン調整値と、 後述するように各 ファンクション部毎および各動作モ一ド毎に設定モードで設定された左右のスピ 一力の音量レベル比のサブ調整値とに基づいて、 左右のスピーカの音量レベル比 の調整処理が行われる。

これらの場合、 上述した周波数特性の調整処理と同様に、 メイン調整値をサブ 調整値でオフセッ トして得られた合成調整値に対応した音量レベル、 あるいは左 右のスピーカの音量レベル比となるように処理される。

また、 カーステレオ 1 0 0は、 音量調整部 1 1 0より出力される左右の音声信 号 L , Rを増幅するパワーアンプ 1 1 1 と、 このパワーアンプ 1 1 1で増幅され た左音声信号 Lで駆動される左側スピーカ 1 1 2 しと、 このパワーアンプ 1 1 1 で増幅された右音声信号 Rで駆動される右側スピーカ 1 1 2 Rとを有している。 次に、 図 1に示す力一ステレオ 1 0 0の動作を説明する。

ユーザが操作部 1 0 3に配されたファンクション部を選択するためのキーを操 作して、 チューナ部 1 0 5、 テープデッキ部 1 0 6および C D ドライブ部 1 0 7 よりいずれかのファンクション部を選択した場合、 制御部 1 0 1 の制御によって、 その選択されたファンクション部が動作状態となると共に、 切換スィツチ 1 0 8 がその選択されたファンクション部からの左右の音声信号を取り出す状態に切り 換え接続される。

なお、 チューナ部 1 0 5が選択される場合には、 さらにユーザの操作部 1 0 3 の操作によって、 A M放送および F M放送よりいずれかを受信するか、 さらに F M放送を受信する場合にはどの周波数帯域 （バンド） を受信するか等の選択も行 われる。 そして、 制御部 1 0 1は、 その選択に対応して、 チューナ部 1 0 5の動 作モードを切り換える。

そして、 切換スィツチ 1 0 8で取り出される左右の音声信号 L , Rは、 音質調 整部 1 0 9に供給されて、 周波数特性の調整処理が行われる。 この場合、 制御部 1 0 1は、 選択されたファンクション部ゃ動作モードに対応して設定モードで設 定され、 不揮発性メモリ 1 0 2に記憶されている周波数特性のサブ調整値を読み 出し、 周波数特性調整キ一により調整されたメイン調整値をこのサブ調整値でォ フセッ トして得られた合成調整値に基づき、 音質調整部 1 0 9の動作を制御する- すなわち、 音質調整部 1 0 9では、 その合成調整値に対応した周波数特性となる ように処理が行われる。

この音質調整部 1 0 9より出力される左右の音声信号 L , Rは、 音量調整部 1 1 0に供給されて、 音量レベルや左右のスピーカの音量レベル比の調整処理が行 われる。 この場合、 制御部 1 0 1 は、 選択されたファンクショ ン部や動作モード に対応して設定モ一ドで設定され、 不揮発性メモリ 1 0 2に記憶されている音量 レベルのサブ調整値を読み出し、 音量つまみにより調整されたメイン調整値をこ のサブ調整値でオフセットして得られた合成調整値に基づき、 音量調整部 1 1 0 の動作を制御する。 すなわち、 音量調整部 1 1 0では、 その合成調整値に対応し た音量レベルとなるように処理が行われる。

さらに、 制御部 1 0 1は、 選択されたファンクショ ン部や動作モードに対応し て設定モードで設定され、 不揮発性メモリ 1 0 2に記憶されている左右のスピー 力の音量レベル比のサブ調整値を読み出し、 バランスつまみにより調整されたメ イン調整値をこのサブ調整値でオフセットして得られた合成調整値に基づき、 音 量調整部 1 1 0の動作を制御する。 すなわち、 音量調整部 1 1 0では、 その合成 調整値に対応した左右のスピー力の音量レベル比となるように処理が行われる。 そして、 音量調整部 1 1 0より出力される左音声信号 Lはパワーアンプ 1 1 1 で増幅されて左側スピー力 1 1 2 Lに供給され、 この左側スピー力 1 1 2 Lより その左音声信号 Lによる音声が出力される。 また、 音量調整部 1 1 0より出力さ れる右音声信号 Rはパヮ一アンプ 1 1 1で増幅されて右側スピーカ 1 1 2 Rに供 給され、 この右側スピーカ 1 1 2 Rよりその右音声信号 Rによる音声が出力され る。

このように出力される音声は、 選択されたファンクション部ゃ動作モードに対 応して設定されたサブ調整値でメイン調整値をオフセットして得られた合成調整 値により周波数特性、 音量レベル、 左右のスピーカの音量レベル比が調整された ものとなる。 したがって、 各ファンクショ ン部毎および各動作モード毎にサブ調 整値を設定しておくことで、 ファンクション部や動作モードの選択の変更があつ た場合に、 例えば音量レベルが変化することを防止でき、 ユーザがその都度、 音 量つまみを回転操作して、 出力音声の音量レベルを所望となるように調整するこ とが必要でなくなる。 また、 同様に、 各ファンクショ ン部毎および各動作モード 毎にサブ調整値を設定しておくことで、 ファンクション部ゃ動作モードの選択の 変更があった場合に、 例えば音量レベルを、 その選択されたファンクション部や 動作モードにあった状態とすることができ、 ユーザがその都度、 音量つまみを回 転操作して、 出力音声のレベルをその選択されたファンクション部ゃ動作モード にあった状態とすることが必要でなくなる。

次に、 ファンクショ ン部毎および動作モード毎の周波数特性、 音量レベル、 左 右のスピ一力の音量レベル比のサブ調整値の設定手順について、 図 2を参照して 説明する。

まず、 ステップ S T 1で、 電源オンの状態とする。 このよ うに電源オンの状態 とするのは、 周波数特性、 音量レベル、 左右のスピーカの音量レベル比を、 実際 にスピーカ 1 1 2 L, 1 1 2 Rからの出力音声を聴きながら設定できるようにす るためである。

そして、 ステップ S T 2で、 設定したいファンクショ ン部を選択し、 さらにチ ュ一ナ部 1 0 5を選択した場合には、 設定したい動作モードを選択する。 すなわ ち、 AM放送または FM放送を選択し、 そして FM放送を選択する場合にはさら に周波数帯域 （バンド） をも選択する。

次に、 ステップ S T 3で、 処理内容を設定する設定モードにする。 そして、 ス テツプ S T4で、 周波数特性、 音量レベル、 左右のスピーカの音量レベル比を調 整する。 これらの調整は、 操作部 1 0 3に配されている、 設定モードで周波数特 性、 音量レベル、 左右のスピーカの音量レベル比を調整するためのキーを使用し て行われる。 その場合、 上述したサブ調整値のみが変更され、 不揮発性メモリ 1 0 2には、 選択されているファンクショ ン部および動作モードに関連して、 最終 的なサブ調整値が記憶されて保持される。

なお、 音量レベルの調整時にスピー力 1 1 2 L, 1 1 2 Rの出力音の音量レべ ルは、 操作部 1 0 3の音量つまみによって調整されたメイン調整値を、 順次変更 されるサブ調整値でオフセッ トして得られた合成調整値に対応したものとなる。 また、 この音量レベルの調整時には、 図 3に示すように、 表示部 1 04に表示が なされる。 「LA + 1」 の部分は、 音量レベルのサブ調整値を示しており、 L Aは例えば + 4〜一 4 ( 1ステップ= 1. 2 5 d B) の範囲で変更が可能とされ る。

周波数特性および左右のスピーカの音量レベル比の調整時にも、 同様に、 スピ 一力 1 1 2 L , 1 1 2 Rの出力音声の周波数特性や左右のスピー力の音量レベル 比は、 操作部 1 0 3の周波数特性調整キー、 バランスつまみによって調整された メイン調整値を、 順次変更されるサブ調整値でオフセッ トして得られた合成調整 値に対応したものとなる。 したがって、 スピーカ 1 1 2 L， 1 1 2 Rの出力音を 聴きながら調整することが可能となる。

このよ うに設定モードとすることで、 周波数特性、 音量レベル、 左右のスピー 力の音量レベル比のサブ調整値の設定を行う ことができるが、 所定時間、 例えば

5秒間、 周波数特性、 音量レベル、 左右のスピーカの音量レベル比のいずれも調 整されないときは、 自動的に設定モードが解除されて通常モードとなる。 なお、 操作部 1 0 3に設定モードを解除するためのキーを配し、 そのキーの操作によつ て設定モ一ドを解除するようにしてもよレ、。

また、 上述したように各ファンクション部毎および各動作モード毎に設定され た周波数特性、 音量レベル、 左右のスピーカの音量レベル比のサブ調整値は、 操 作部 1 0 3に配されている設定解除キーが操作されることで、 一括して工場出荷 時の状態 （初期状態） となる。

なお、 図 1 のカーステレオ 1 0 0では左右のスピー力の音量レベル比を各ファ ンクション部毎および各動作モード毎に調整できるものであるが、 左右の他に前 後のスピーカを備える場合には、 前後のスピーカの音量レベル比も各ファンクシ ヨ ン部毎および各動作モード毎に調整できるようにしてもよい。 また、 サラウン ド効果を得るために左右の音声信号し， Rを処理して新たな音声信号 （例えば左 右のオーディオ信号の差信号） を得るものにあっては、 その音量レベルを各ファ ンクション部毎および各動作モード毎に調整できるようにしてもよい。

図 4は、 他の実施の形態としてのディジタル衛星放送受信機 2 0 0の構成を示 している。

この受信機 2 0 0は、 マイクロコンピュータ （図示せず） を備えてなり、 受信 機全体の動作を制御するための制御部 2 0 1 を有している。 この制御部 2 0 1に は、 後述する各チャネル （プログラム番号） 毎に設定された処理内容の情報等を 記憶しておく E E P R O M等の不揮発性メモリ 2 0 2が内蔵されている。

この制御部 2 0 1には、 ユーザによる各種操作を受け付けるための操作部 2 0 3 と、 液晶表示素子等で構成され、 動作状態等を表示するための表示部 2 0 4と が接続されている。 操作部 2 0 3には、 電源のオンオフを操作するキ一、 チヤネ ル （プログラム番号） を選択するためのキー、 周波数特性や音量レベル等を調整 するためのキ一、 輝度、 コントラス ト、 周波数特性、 色調等を調整するためのキ 一、 各チャネルにおける画像調整部および音声調整部の処理内容を設定する設定 モードとするためのキー、 設定モードで輝度等の画像調整および周波数特性等の 音声調整をするためのキー、 設定内容を解除して工場出荷時の状態 （初期状態） とするためのキー等が配置されている。

また、 受信機 2 0 0は、 図示しない衛星からのディジタル放送信号 （R F信 号） を受信するアンテナ 2 0 5と、 このアンテナ 2 0 5で受信される複数のディ ジタル放送信号より所定 R Fチャネルのディジタル放送信号を取り出し、 そのデ ィジタル放送信号に対して復調処理や誤り訂正処理をして放送データ D Bを得る チューナ 2 0 6と、 この放送データ D Bに施されているスクランブルを解除する スクランブル解除部 2 0 7とを有している。

放送データ D Bは、 例えば M P E G 2 (Moving Pi cture Experts Group 2) ト ランポートス トリームである。 チューナ 2 0 6における選局動作は、 ユーザの操 作部 2 0 3の操作に基づき、 制御部 2 0 1によって制御される。

また、 受信機 2 0 0は、 デマルチプレクサ 2 0 8を有している。 このデマルチ プレクサ 2 0 8は、 スクランブル解除部 2 0 7より出力される放送データ D B ' から、 ユーザの操作部 2 0 3の操作によって指定されたチャネル （プログラム番 号） のビデオデータ、 オーディオデータのパケッ トを抽出し、 それらのパケッ ト からなるビデオデータス トリ一ム V D Sやオーディオデータス トリーム A D Sを 出力すると共に、 当該チャネルの付加データのパケッ トを抽出し、 そのパケッ ト からなる付加データス トリームを出力するものである。 このデマルチプレクサ 2 0 8の動作は制御部 2 0 1によって制御される。

また、 受信機 2 0 0は、 デマルチプレクサ 2 0 8より出力されるビデオデータ ス ト リ一ム V D Sに対してデータ伸長処理をしてビデオ信号 S Vを得るビデオ信 号処理部 2 0 9と、 デマルチプレクサ 2 0 8より出力されるオーディオデータス ト リーム A D Sに対してデータ伸長処理をしてオーディォ信号 S Aを得るオーデ ィォ信号処理部 2 1 0とを有している。

また、 受信機 2 0 0は、 ビデオ信号処理部 2 0 9より出力されるビデオ信号 S Vに対して、 輝度、 コントラス ト、 周波数特性 （高域カッ ト等） 、 色調等を調整 する画像調整部 2 1 1 と、 オーディオ信号処理部 2 1 0より出力されるオーディ ォ信号 S Aに対して、 周波数特性や音量レベル等を調整する音声調整部 2 1 2と を有している。

画像調整部 2 1 1における輝度の調整処理は、 制御部 2 0 1によって制御され る。 この場合、 操作部 2 0 3の輝度調整キーにより調整されたメイン調整値と、 各チャネル毎に設定モードで設定された輝度のサブ調整値とに基づいて、 輝度の 調整処理が行われる。 すなわち、 メイン調整値をサブ調整値でオフセッ トした調 整値に対応した輝度となるように処理される。

例えば、 所定チャネルが選択され、 ビデオ信号処理部 2 0 9よりその所定チヤ ネルのビデオ信号 S Vが出力されている状態では、 メイン調整値が X mであると共 に、 所定チャネルに対応して設定されている輝度のサブ調整値が X sであるとき、 画像調整部 2 1 1では X m+ X sの調整値に対応した輝度となるように処理される。 画像調整部 2 1 1におけるコントラス ト、 周波数特性、 色調等の調整処理、 お よび音声調整部 2 1 2における周波数特性や音量レベル等の調整処理も、 上述し た画像調整部 2 1 1における輝度の調整処理と同様に行われる。

また、 受信機 2 0 0は、 画像調整部 2 1 1 より出力されるビデオ信号 S V ' に よる画像を表示するモニタ装置 2 1 3と、 音声調整部 2 1 2より出力されるォー ディォ信号 S A' による音声を出力するスピーカ 2 1 4とを有している。 モニタ 装置 2 1 3は、 例えば C R T (cathode-ray tube) ディスプレイあるいは、 L C D ( l iquid crystal di splay) 等のフラッ トパネルディスプレイである。

また、 受信機 2 0 0は、 I Cカード 3 0 0を装着するための I Cカードィンタ フエ一ス部 2 1 5を有している。 このインタフェース部 2 1 5は、 制御部 2 0 1 に接続されている。 I Cカード 3 0 0は、 スクランブルの鍵情報を記憶している と共に、 制御部 2 0 1より I Cカードインタフェース部 1 0 8を介して送られて く る限定受信情報に基づき、 視聴の可 不可を判断し、 可の場合にはスクランプ ルの鍵情報を I C力一ドインタフヱ一ス部 2 1 5を介して制御部 2 0 1に送る機 能を持っている。

次に、 図 4に示すディジタル衛星放送受信機 2 0 0の動作を説明する。

チューナ 2 0 6では、 アンテナ 2 0 5で受信される複数の R Fチャネルのディ ジタル放送信号より所定の R Fチャネルのディジタル放送信号が選択され、 さら にその所定の R Fチャネルのディジタル放送信号に対して復調処理や誤り訂正処 理が行われて放送データ D Bが得られる。

チューナ 2 0 6より出力される放送データ D Bはスクランブル解除部 2 0 7を 介してデマルチプレクサ 2 0 8に供給される。 そして、 デマルチプレクサ 2 0 8 では、 スクランブル解除部 2 0 7より出力される放送データ D B より、 ユーザ の操作で指定されたチャネル （プログラム番号） のビデオデータやオーディオデ ータのバケツ トが分離され、 それらのバケツ トからなるビデオデ一タストリーム V D Sやオーディォデ一タス トリーム A D Sが得られる。

さらに、 デマルチプレクサ 2 0 8では、 放送データ D B ' より、 そのュ一ザの 操作で指定されたチャネルの付加データのバケツ トが分離され、 そのバケツ トか らなる付加データス トリームが得られる。 この付加データス トリームは制御部 2 0 1に供給される。 そして、 この付加データス トリームより制御部 2 0 1で抽出 される限定受信情報が I C力一ドィンタフヱ一ス部 2 1 5を介して I 。カード 3 0 0に供給される。

I Cカード 3 0 0では、 その限定受信情報に基づき視聴の可ノ不可が判断され る。 そして、 可の場合には、 I Cカード 3 0 0より、 スクランブルの鍵情報が I Cカードインタフェース部 2 1 5を介して制御部 2 0 1に送られる。 この鍵情報 は、 制御部 2 0 1によってスクランブル解除部 2 0 7にセッ トされる。 これによ り、 スクランブル解除部 2 0 7では、 スクランブルされているビデオデータゃォ —ディォデータのバケツ トのスクランブルが解除され、 従ってデマルチプレクサ 2 0 8より得られるビデオデータス トリ一ム V D Sゃォ一ディォデータス ト リ一 ム A D Sは、 スクランブルが解除されたデータに係るものとなる。

また、 デマルチプレクサ 2 0 8より得られるビデオデータス トリーム V D Sに 対してビデオ信号処理部 2 0 9でデータ伸長等の処理が行われてビデオ信号 S V が生成されると共に、 同様にデマルチプレクサ 2 0 8より得られるオーディオデ L 5

—タス トリーム A D Sに対してオーディォ信号処理部 2 1 0でデ一タ伸長等の処 理が行われてオーディォ信号 S Aが生成される。

ビデオ信号処理部 2 0 9より出力されるビデオ信号 S Vは、 画像調整部 2 1 1 に供給されて、 輝度、 コントラス ト、 周波数特性、 色調等の調整処理が行われる。 この場合、 制御部 2 0 1は、 選択されたチャネル （プログラム番号） に対応して 設定モードで設定され、 不揮発性メモリ 2 0 2に記憶されている輝度等のサブ調 整値を読み出し、 操作部 2 0 3の輝度調整キー等により調整された輝度等のメイ ン調整値をこのサブ調整値でオフセッ 卜 した合成調整値に基づき、 画像調整部 2 1 1の動作を制御する。 すなわち、 画像調整部 2 1 1では、 表示画像がその合成 調整値に対応した輝度等になるように処理が行われる。

音声調整部 2 1 0より出力されるオーディオ信号 S Aは、 音声調整部 2 1 2に 供給されて、 周波数特性、 音量レベル等の調整処理が行われる。 この場合、 制御 部 2 0 1は、 選択されたチャネル （プログラム番号） に対応して設定モードで設 定され、 不揮発性メモリ 2 0 2に記憶されている周波数特性等のサブ調整値を読 み出し、 操作部 2 0 3の周波数特性調整キー等により調整された周波数特性等の メイン調整値をこのサブ調整値でオフセッ ト した合成調整値に基づき、 音声調整 部 2 1 2の動作を制御する。 すなわち、 音声調整部 2 1 2では、 出力音声がその 合成調整値に対応した周波数特性等になるよ うに処理が行われる。

そして、 画像調整部 2 1 1で処理された後のビデオ信号 S V ' はモニタ装置 2 1 3に供給され、 このモニタ装置 2 1 3にそのビデオ信号 S V ' による画像が表 示される。 また、 音声調整部 2 1 2で処理された後のオーディオ信号 S A' はス ピー力 2 1 4に供給され、 このスピーカ 2 1 4よりそのオーディオ信号 S A ' に よる音声が出力される。

このようにモニタ装置 2 1 3に表示される画像は、 選択されたチャネル （プロ グラム番号） に対応して設定されたサブ調整値でメイン調整値をオフセッ トして 得られた合成調整値により輝度等が調整されたものとなる。 したがって、 各チヤ ネル毎にサブ調整値を設定しておく ことで、 チャネル （プログラム番号） を変更 した場合に、 表示画像の輝度等をその選択されたチャネルにあった状態とするこ とができ、 ユーザがその都度、 輝度等の調整操作をしなくてもよくなる。 例えば、 L6 アニメ一ション番組を放送するチャネルが選択される場合には、 表示画像の彩度 が高くなるように設定する。

また、 スピーカ 2 1 4より出力される音声は、 選択されたチャネル （プロダラ ム番号） に対応して設定されたサブ調整値でメイン調整値をオフセッ トして得ら れた合成調整値により周波数特性や音量等が調整されたものとなる。 したがって、 各チャネル毎にサブ調整値を設定しておく ことで、 チャネルの変更があった場合 に、 例えば音量レベルが変化することを防止でき、 ユーザがその都度、 音量レべ ルの調整操作をしなくてもよくなる。 また、 同様に、 各チャネル毎にサブ調整値 を設定しておく ことで、 チャネルの変更があった場合に、 周波数特性や音量レべ ルを、 そのチャネルにあった状態とすることができ、 ユーザがその都度、 周波数 特性や音量レベルの調整操作をしなくてもよくなる。

なお、 図 4に示すディジタル衛星放送受信機 2 0 0において、 チャネル毎の輝 度等のサブ調整値を設定する手順は、 図 1に示す力一ステレオ 1 0 0においてフ アンクション部毎および動作モード毎に周波数特性等のサブ調整値を設定する手 順と同様である （図 2参照） 。 すなわち、 電源オンの状態とし、 次いで設定した いチャネルを選択し、 次いで設定モードと し、 次いで輝度等を調整することで、 選択したチャネルに対応した輝度等のサブ調整値を設定することができる。

また、 上述したように各チャネル毎に設定された輝度等のサブ調整値は、 操作 部 2 0 3に配されている設定解除キ一が操作されることで、 一括して工場出荷時 の状態 （初期状態） とされる。

なお、 上述実施の形態においては、 この発明を力一ステレオやディジタル衛星 放送受信機に適用したものであるが、 この発明はファンクション部および動作モ ード、 あるいはチャネル等を選択することでそれらに係る情報信号を選択し、 そ の情報信号に対して処理をするようになされた、 その他の情報信号処理装置に同 様に適用できることは勿論である。

産業上の利用可能性

以上のように、 この発明に係る情報信号処理装置等は、 チューナ部、 テープデ ツキ部、 C D ドライブ部などの複数のファンクション部を持つカーステレオ、 コ ンポーネントステレオや、 受信された放送信号より選択されたチャネルのビデオ 信号、 オーディオ信号を取り出して出力するディジタル衛星放送受信機等に適用 して好適なものとなる。

Claims

請求の範囲

1 . 複数の情報信号より一の情報信号を選択する信号選択手段と、

上記信号選択手段で選択された上記一の情報信号またはその一の情報信号より 生成された情報信号に対して処理をする信号処理手段と、

上記複数の情報信号のそれぞれに対応して上記信号処理手段における処理内容 を設定する処理内容設定手段と、

上記信号選択手段で上記一の情報信号が選択されるとき、 該一の情報信号また はその一の情報信号より生成された情報信号に対して、 上記処理内容設定手段で 上記一の情報信号に対応して設定された上記処理内容の処理が行われるように上 記信号処理手段を制御する制御手段と

を備えることを特徴とする情報信号処理装置。

2 . 上記処理内容設定手段は、 上記複数の情報信号のそれぞれに対応して、 上記 処理内容を決定するためにメイン調整値をオフセッ トするサプ調整値を設定する ことを特徴とする請求の範囲第 1項に記載の情報信号処理装置。

3 . 上記情報信号はオーディオ信号であり、

上記信号処理手段は、 上記一の情報信号またはその一の情報信号より生成され た情報信号に対して音声の出力状態を変更するための処理をする

ことを特徴とする請求の範囲第 1項に記載の情報信号処理装置。

4 . 上記信号処理手段は、 出力音声の音量レベルを変更するための処理をする ことを特徴とする請求の範囲第 3項に記載の情報信号処理装置。

5 . 上記信号処理手段は、 出力音声の周波数特性を変更するための処理をする ことを特徴とする請求の範囲第 3項に記載の情報信号処理装置。

6 . 上記信号処理手段は、 複数のスピーカからの出力音声の音量レベル比を変更 するための処理をする

ことを特徴とする請求の範囲第 3項に記載の情報信号処理装置。

7 . 上記情報信号はビデオ信号であり、

上記信号処理手段は、 上記一の情報信号またはその一の情報信号より生成され た情報信号に対して画像の表示状態を変更するための処理をする

ことを特徴とする請求の範囲第 1項に記載の情報信号処理装置。

8 . 上記信号処理手段は、 表示画像の輝度を変更するための処理をする

ことを特徴とする請求の範囲第 7項に記載の情報信号処理装置。

9 . 上記信号処理手段は、 表示画像のコントラス トを変更するための処理をする ことを特徴とする請求の範囲第 7項に記載の情報信号処理装置。

1 0 . 上記信号処理手段は、 表示画像の周波数特性を変更するための処理をする ことを特徴とする請求の範囲第 7項に記載の情報信号処理装置。

1 1 . 上記信号処理手段は、 表示画像の色調を変更するための処理をする

ことを特徴とする請求の範囲第 7項に記載の情報信号処理装置。

1 2 . 上記情報信号を出力する複数のファンクション部をさらに備え、

上記信号選択手段は、 上記複数のファンクション部より一のファンクショ ン部 を選択することで上記一の情報信号を選択する

ことを特徴とする請求の範囲第 1項に記載の情報信号処理装置。

1 3 . 複数の動作モ一ドを持ち、 上記情報信号を出力するファンクション部をさ らに備え、

上記信号選択手段は、 上記複数の動作モードょり一の動作モードを選択するこ とで上記一の情報信号を選択する ことを特徴とする請求の範囲第 1項に記載の情報信号処理装置。

1 4 . 上記ファンクション部は、 受信された放送信号より上記情報信号を抽出し て出力するものであって、

上記複数の動作モードは、 それぞれ異なる変調方式の上記放送信号より上記情 報信号を抽出して出力する動作モードである

ことを特徴とする請求の範囲第 1 3項に記載の情報信号処理装置。

1 5 . 上記ファンクション部は、 受信された放送信号より上記情報信号を抽出し て出力するものであって、

上記複数の動作モードは、 それぞれ異なる周波数帯域の上記放送信号より上記 情報信号を抽出して出力する動作モ一ドである

ことを特徴とする請求の範囲第 1 3項に記載の情報信号処理装置。

1 6 . 受信された放送信号より一のチャネルの情報信号を抽出して出力するファ ンクシヨン部をさらに備え、

上記信号選択手段は、 複数のチャネルより上記一のチャネルを選択することで、 上記一の情報信号を選択する

ことを特徴とする請求の範囲第 1項に記載の情報信号処理装置。

1 7 . 上記処理内容設定手段で設定された上記複数の情報信号のそれぞれに対応 した処理内容を一括して解除する処理内容解除手段をさらに備える

ことを特徴とする請求の範囲第 1項に記載の情報信号処理装置。

1 8 . 複数の情報信号より一の情報信号を選択する第 1の工程と、

上記選択された上記一の情報信号またはその一の情報信号より生成された情報 信号に対して処理をする第 2の工程と、

上記複数の情報信号のそれぞれに対応して上記第 2の工程における処理内容を 設定する第 3の工程と、 上記第 1 の工程で上記一の情報信号が選択されるとき、 上記第 2の工程で、 該 一の情報信号またはその一の情報信号より生成された情報信号に対して、 上記第 3の工程で上記一の情報信号に対応して設定された処理内容の処理が行われるよ うに制御する第 4の工程と

を備えることを特徴とする情報信号処理方法。

1 9 . 上記第 3の工程では、 上記複数の情報信号のそれぞれに対応して、 上記処 理内容を決定するためにメイン調整値をオフセットするサブ調整値を設定する ことを特徴とする請求の範囲第 1 8項に記載の情報信号処理方法。

2 0 . 上記情報信号はオーディオ信号であり、

上記第 2の工程では、 上記一の情報信号に対して音声の出力状態を変更するた めの処理をする

ことを特徴とする請求の範囲第 1 8項に記載の情報信号処理方法。

2 1 . 上記情報信号はビデオ信号であり、

上記第 2の工程では、 上記一の情報信号に対して画像の表示状態を変更するた めの処理をする

ことを特徴とする請求の範囲第 1 8項に記載の情報信号処理方法。

2 2 . 複数のファンクショ ン部と、

上記複数のファンクショ ン部より一のファンクショ ン部を選択するファンクシ ョ ン選択手段と、

上記ファンクション選択手段で選択された上記一のファンクショ ン部からのォ —ディォ信号またはそのオーディォ信号より生成されたオーディォ信号に対して、 音声の出力状態を変更するための処理をする信号処理手段と、

上記複数のファンクション部のそれぞれに対応して上記信号処理部における処 理内容を設定する処理内容設定手段と、

上記ファンクション選択手段で上記一のファンクション部が選択されるとき、 該一のファンクション部からのォ一ディォ信号またはそのオーディオ信号より生 成されたオーディオ信号に対して、 上記処理内容設定手段で上記一ファンクショ ン部に対応して設定された処理内容の処理が行われるように上記信号処理手段を 制御する制御手段と

を備えることを特徴とする音響装置。

2 3 . 複数の動作モードを持つファンクショ ン部と、

上記ファンクション部の動作モードを上記複数の動作モードょり選択された一 の動作モ一ドとするモード選択手段と、

上記ファンクション部からのオーディオ信号またはそのオーディオ信号より生 成されたオーディオ信号に対して、 音声の出力状態を変更するための処理をする 信号処理手段と、

上記複数の動作モードのそれぞれに対応して上記信号処理部における処理内容 を設定する処理内容設定手段と、

上記モ一ド選択手段で上記一の動作モードが選択されるとき、 上記ファンクシ ョン部からのオーディオ信号またはそのオーディオ信号より生成されたオーディ ォ信号に対して、 上記処理内容設定手段で上記一の動作モードに対応して設定さ れた処理内容の処理が行われるように上記信号処理手段を制御する制御手段と を備えることを特徴とする音響装置。

2 4 . 複数のチャネルより一のチャネルを選択するチャネル選択手段と、 受信された放送信号より上記チャネル選択手段で選択された上記一のチャネル の情報信号を抽出して出力する受信手段と、

上記受信手段からの情報信号またはその情報信号より生成された情報信号に対 して処理をする信号処理手段と、

上記複数のチャネルのそれぞれに対応して上記信号処理部における処理内容を 設定する処理内容設定手段と、

上記チャネル選択手段で上記一のチャネルが選択されるとき、 上記受信手段か らの情報信号またはその情報信号より生成された情報信号に対して、 上記処理内 容設定手段で上記一のチャネルに対応して設定された処理内容の処理が行われる ように上記信号処理手段を制御する制御手段と

を備えることを特徴とする受信装置。

2 5 . 上記情報信号はオーディオ信号であり、

上記信号処理手段は、 上記情報信号に対して音声の出力状態を変更するための 処理をする

ことを特徴とする請求の範囲第 2 4項に記載の受信装置。

2 6 . 上記情報信号はビデオ信号であり、

上記信号処理手段は、 上記情報信号に対して画像の表示状態を変更するための 処理をする

ことを特徴とする請求の範囲第 2 4項に記載の受信装置。