WO2001057672A1

WO2001057672A1 - Page web, procede et systeme permettant la realisation d'une telle page

Info

Publication number: WO2001057672A1
Application number: PCT/JP2001/000733
Authority: WO
Inventors: Hisao Haji; Eriko Goto; Yasuhiro Oshima; Takashi Maruyama
Original assignee: Seiko Epson Corporation
Priority date: 2000-02-02
Filing date: 2001-02-02
Publication date: 2001-08-09
Also published as: US20010037344A1; TWI238321B; AU2887001A; JP4380000B2; EP1244039A1; EP1244039A4; JP2001216233A

Description

明細書

ウェブぺーシ提供方法およびその提供システム本発明は、ネットワークを通じて受信端末にウェブページを送信し、様々なサ一ビスを提供するゥェブぺ一ジ提供方法およびその提供システムに関する。 ¾抟術

ィン夕ーネッ卜のようなネットワークを利用した情報の発信サービスや商取引がますます広く普及する傾向にある。こうした情報を発信するためのサーバには、ホームページをはじめとする様々な情報を掲載したウェブページが記憶されてュ

—ザに提供される。ホームページをアクセスしたュ一ザは必要なウェブページを開いて参照し、その情報を取得する。インタ一ネットを介して商取引、例えば注文販売を行うシステムでは、ユーザが、参照したウェブページ中のフォーム内に注文事項を記入すると、その内容がサーバ側に送信される。サーバ側ではこの注文に応じて商品の手配をする。

ところで、上記のような従来の技術には、次のような解決すべき課題があった例えば、イン夕一ネットを利用した通信販売システムで、ユーザの好みに応じた多様なオプションが用意されているような場合がある。この場合、ユーザは、該当するウェブページを参照しながら順番にオプションを選択する。サーバ側ではこれらのォプションを選択するためのフォームを含むウェブページをユーザに提供する。ユーザがフォームに選択情報を入力し、送信手順を実行すると、その選択情報はサーバに送信される。サーバ側ではその選択に従った見積もり計算を実行し、その結果をウェブページに表示する。またあるいは、サーバ側のオペレ一夕が電話で直接見積もり結果をユーザに伝える。

しかしながら、この場合、ユーザから受信した選択情報に基づく見積もり計算は、全てサーバ側で行う。そのため、サーバの処理能力を越えてアクセスが集中した場合には、見積もり計算要求に対する応答が遅くなり、ユーザを長時間待たせることになる。見積もり要求に対する応答が遅ければユーザは回線を切断してしまうこともある。また、選択肢が多い場合には、同一のユーザが何種類も見積もり計算を要求することがあるため、サーバの負荷がより一層増大する。もちろん、ネットワークのトラフィックも増大するという問題がある。

また、オプション部品に頻繁な価格改定があるような場合には、予め用意したウェブページも頻繁に更新しなければならない。さもなければ、ウェブページに表示した価格は参考価格とし、ユーザが見積もりを要求してきたときに正確な見積もり額を知らせることになる。これでは、ますます見積もり依頼が増加して、サーバに大きな負荷がかかる。一方、オペレータが電話で対応するシステムは、多くのユーザに適正なサービスをするために人件費がかかりすぎるという問題がめった。発明の開示

本発明は以上の点を解決するため次の構成を採用する。

〈構成 1〉

予め用意した標準形式のウェブページに、受信端末から受信した表示要求に従つて選択した、表示制御プログラム及びその表示制御プログラムの動作に必要なデ一夕を付加した新たなウェブページを生成して、ネッ卜ワークを通じて上記受信端末に転送することを特徴とするウェブページ提供方法。

標準形式のゥェブページとは、所定の目的のために用意された必要な表示を含むウェブページである。表示要求とは、受信端末を利用するユーザ等が求めるゥエブページの表示内容に関する要求である。ユーザの要求する内容のウェブべ一ジをそのつどサーバで生成して受信端末に送信する点に特徴がある。表示制御プログラムとは、ウェブページに必要なデータを選択して表示したりすることができるプログラムである。このプログラムはウェブページに付加される。このようにユーザに予め表示対象範囲を限定させると、ウェブページに含める情報量を圧縮して、受信端末にそのウェブページを表示するまでにかかる時間を圧縮することができる。

〈構成 2〉

構成 1に記載のウェブページ提供方法において、標準形式のウェブページは、受信端末上で見積もり計算をして商品の見積もり金額を表示するためのものであつて、必要なデータは、上記見積もり計算に必要な商品情報を含むデータであることを特徴とするウェブページ提供方法。

受信端末上に商品を表示し、ユーザが商品を選択したとき見積もり計算をして商品の見積もり金額を表示するには、見積もり計算に必要な商品情報が必要になる。ユーザが選択する商品の範囲を限定すれば、ウェブページに付加する商品情報の情報量も少なくてよい。

そこで、ユーザの表示要求に従って、ウェブページに付加する必要なデ一夕を限定するようにした。これにより、ウェブページに含める情報量を大幅に圧縮できる。

〈構成 3〉

予め用意した標準形式のウェブページに、受信側の能力に従って選択した、表示制御プログラム及びその表示制御プログラムの動作に必要なデータを付加した新たなウェブページを生成して、ネットワークを通じて上記受信端末に転送することを特徴とするウェブページ提供方法。

受信側の能力とは、受信端末の表示能力、演算処理能力等をいう。受信端末で快適に表示し動作させることができる程度のデ一夕量やプログラム量のウェブべ —ジを生成して送信すれば、ユーザが快適にそのウェブページを利用できる。

〈構成 4〉

構成 3に記載のウェブページ提供方法において、受信側の能力はユーザからサ —バに通知されることを特徴とするウェブページ提供方法。

受信側の能力は、予めサーバ側のデータベースに記録しておくことも出来る。しかし、ユーザから受信能力の通知があれば、サーバはデータベース等を参照することなくただちにその能力に応じた内容のゥェブページを生成できる。

〈構成 5〉

予め用意した標準形式のウェブページに、受信側の表示形式に従って選択した、表示制御プログラム及びその表示制御プログラムの動作に必要なデータを付加した新たなウェブページを生成して、ネットワークを通じて上記受信端末に転送することを特徴とするウェブページ提供方法。受信端末のブラウザが特殊な機能を持っていたり、モパイル端末や携帯電話端末のように、表示画面が特殊で、特殊なレイアウトでウェブページを表示するような場合には、それをサーバ側で認識して、適合するウェブページを生成するとよい。この表示形式は、例えば受信端末の電話番号でサーバが自動的に認識してもよいし、サーバが受信端末側から通知を受けて認識してもよい。

〈構成 6〉

予め用意した標準形式のウェブページに、ネットワークのトラフィックに対応した選択条件に従って選択した、表示制御プログラム及びその表示制御プログラムの動作に必要なデータを付加した新たなウェブページを生成して、上記ネットワークを通じて上記受信端末に転送することを特徴とするウェブページ提供方法 ₍ ネヅ卜ワークのトラフィックに応じてサーバから受信端末に送信するウェブべ —ジのデ一夕サイズを調整すれば、受信端末側にウェブページが表示されるまでの時間を適切な範囲に調整できる。ネットワークのトラフィックとは、ネットヮ —クゃネットワークとサーバとのィンタフエース、あるいは受信端末とネットヮ —クとのイン夕フェースを含む、ハードウェアあるいはソフトウェアの負荷全てを含む。ネットワークのトラフィックは、実際に受信端末との間のデータ通信所要時間等で検出してもよいし、ルータその他の通信装置からの情報で検出してもよい。

〈構成 7〉

予め用意した標準形式のウェブページに、ネットワークの能力に対応した選択条件に従って選択した、表示制御プログラム及びその表示制御プログラムの動作に必要なデ一夕を付加した新たなウェブページを生成して、上記ネットワークを通じて上記受信端末に転送することを特徴とするウェブページ提供方法。

ネッ卜ワークの能力には、ネッ卜ワークのハードゥエァゃネッ卜ワークを制御するソフトウェア自体に起因する通信能力を含む。高速データ通信用のネットヮークを介して受信端末と接続されている場合にはウェブページのデ一夕サイズを大きくし、電話回線等の低速データ通信用ネットワークを使用している場合には、ウェブページのデ一夕サイズを比較的小さくするとよい。

〈構成 8〉予め用意した標準形式のゥェブページに、サーバの負荷に対応した選択条件に従って選択した、表示制御プログラム及びその表示制御プログラムの動作に必要なデータを付加した新たなウェブページを生成して、ネットワークを通じて受信端末に転送することを特徴とするウェブページ提供方法。

サーバが多くの受信端末にウェブページを提供していたり、他の複雑な演算処理を実行しているような場合には、サーバ自身が自己の能力の範囲で受信端末に送信するウェブページのデータサイズを調整するとよい。サーバの負荷には、サーバの演算処理負荷やサーバの通信処理負荷を含む。

〈構成 9〉

予め用意した商品の見積もり金額を表示するための標準形式のウェブページに、受信端末から受信した表示要求と受信側の能力に従って選択した、表示制御プ口グラム及びその表示制御プログラムの動作に必要であって、上記見積もり計算に必要な商品情報を含むデ一夕を付加した新たなウェブページを生成して、ネットワークを通じて上記受信端末に転送することを特徴とするウェブページ提供方法これは構成 2と構成 3の特徴を兼ね備えた方法である。

〈構成 1 0〉

予め用意した商品の見積もり金額を表示するための標準形式のウェブページに、受信端末から受信した表示要求と受信側の表示形式に従って選択した、表示制御プログラム及びその表示制御プ口グラムの動作に必要であって、上記見積もり計算に必要な商品情報を含むデータを付加した新たなウェブページを生成して、ネットワークを通じて上記受信端末に転送することを特徴とするウェブページ提供方法。

これは構成 2と構成 5の特徴を兼ね備えた方法である。

〈構成 1 1〉

予め用意した商品の見積もり金額を表示するための標準形式のウェブページに、受信端末から受信した表示要求とネッ卜ワークのトラフィックに従って選択した、表示制御プログラム及びその表示制御プログラムの動作に必要であって、上記見積もり計算に必要な商品情報を含むデ一夕を付加した新たなゥェブベージを生成して、ネットワークを通じて上記受信端末に転送することを特徴とするウェブぺージ提供方法。

これは構成 2と構成 6の特徴を兼ね備えた方法である。

〈構成 1 2〉

予め用意した商品の見積もり金額を表示するための標準形式のウェブページに、受信端末から受信した表示要求とネットワークの能力に従って選択した、表示制御プログラム及びその表示制御プログラムの動作に必要であって、上記見積もり計算に必要な商品情報を含むデー夕を付加した新たなゥェブベージを生成して、ネットワークを通じて上記受信端末に転送することを特徴とするウェブページ提供方法。

これは構成 2と構成 7の特徴を兼ね備えた方法である。

〈構成 1 3〉

予め用意した商品の見積もり金額を表示するための標準形式のウェブページに、受信端末から受信した表示要求とサーバの負荷に従って選択した、表示制御プログラム及びその表示制御プログラムの動作に必要であって、上記見積もり計算に必要な商品情報を含むデータを付加した新たなウェブページを生成して、ネットワークを通じて上記受信端末に転送することを特徴とするウェブページ提供方法これは構成 2と構成 8の特徴を兼ね備えた方法である。また、構成 1乃至 1 3 のいずれかにおいて、新たなウェブページに係るデータが所定期間内（例えば 1 0秒以内）に転送されるように、上記表示制御プログラム及びその表示制御プログラムの動作に必要なデータのサイズを調整することができる。

〈構成 1 4〉

データベースから、所定の条件に従って、表示制御プログラム及びその表示制御プログラムの動作に必要なデータを選択し、予め用意した標準形式のウェブぺージに付加して新たなウェブページを生成するウェブページ生成処理部と、生成された新たなウェブページをネットワークを通じて受信端末に転送する通信部とを備えたことを特徴とするウェブページ提供システム。

上記の発明を実施するのに適するシステムの発明である。

〈構成 1 5〉デ—夕ベースから、所定の条件に従って、表示制御プログラム及びその表示制御プログラムの動作に必要なデータを選択し、予め用意した標準形式のウェブべージに付加して新たなウェブページを生成する処理と、生成された新たなウェブページをネットワークを通じて受信端末に転送する処理とを実行するプログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。

サーバを動作させるためのプログラムを格納した記録媒体の発明である。闵而の簡単な説曰

図 1は、本発明のウェブページ提供システムを示すプロック図である。

図 2は、ウェブページの構成例を示す説明図で、（a ) は機種選択用ページの主要部、（b ) は見積もり用ページの主要部である。

図 3は、機種選択用ページ 1 2で機種が選択された後の、サーバ側の動作を示すフローチヤ一トである。

図 4は、サーバから受信端末に送信された新たなウェブページをユーザが操作する場合のウェブページの動作を説明するフローチヤ一トである。発明の幸施の形熊

以下、本発明の実施の形態を具体例を用いて説明する。

図のシステムでは、イン夕一ネット等のネットワーク 1を通じて、サーバ 2が例えばパーソナルコンピュータの直販サービスを提供している。受信端末 3は、ネットワーク 1を介して、このようなサービスを受けるための情報を受信するュ一ザ用端末である。

サーバには、通信部 4と、記憶部 5と、ウェブページ生成処理部 6とが設けられている。記憶部 5には後で説明をする標準形式のウェブページ 7と表示制御プログラム 8と必要なデータ 9とが記憶されている。記憶部 5は例えばハードディスク等から成る。通信部 4は、ネットワーク 1に対してウェブページを送信したりネットワーク 1からデ一夕を受信するといつた通信制御を行う機能を持つ部分である。これは例えば良く知られたモデムや通信制御プログラムにより構成される。

ウェブページ生成処理部 6は、所定の条件に従って、記憶部 5に記憶された表示制御プログラム 8及びその表示制御プログラムの動作に必要なデータ 9を選択し、記憶部 5に記憶された標準形式のウェブページ 7に付加して新たなウェブべ —ジ 1 0を生成する機能を持つ。ウェブページ生成処理部 6は、後で説明するような処理を実行するコンピュータプログラム等により構成される。

図の記憶部 5には、このほかに、ユーザに提供するための図示しないホームべ —ジゃ様々なウェブページが記憶されている。このシステムは、こうして予め記憶部 5に記憶されているウェブページ以外に、ウェブページ生成処理部 6がそのつど新たに生成するウェブページをユーザに提供することができる。ユーザに提供する新たなウェブページ 1 0の内容や用途は任意である。この例の新たなゥェブページ 1 0は、パーソナルコンピュータの見積もり計算をする内容になっている。

ユーザに提供する新たなウェブページ 1 0は、ユーザの操作する受信端末 3から受信した表示要求 1 1に従って、必要なデータ 9を選択しながらそのつど生成される。ユーザの多用な要求に備えて多種のウェブページを予めサーバ側に用意しておくのは不経済であり、例えば、商品の価格改定といった状況の変化にリアルタイムに対応できないからである。即ち、本発明では、価格情報等の情報をデ —夕ベース中に一元管理しておけば、ユーザの表示要求があつたときに、このデ —夕べ一ス中で一元管理されている価格情報等の最新データを取得して、新たなウェブページ 1 0に含めて表示することができる。

ユーザの表示要求の内容も任意であるが、この表示要求によってユーザが希望している必要十分な情報をウェブページに含めて表示することができる。しかも、表示要求によって、膨大なデ一夕ベースのなかから必要な情報のみを選択して新たなウェブページを編集するから、ウェブページのデータサイズを適当な大きさに調整できる。例えば、パーソナルコンピュータの見積もり計算の場合、例えばパーソナルコンピュータのモデル名とオペレーティングシステムとをユーザに選択させる。新たなウェブページに te:この範囲で見積もりに必要な部品の種類や価格等のデ —夕が含められる。即ち、該当するモデルで該当するオペレーティングシステムを搭載するコンピュータのオプション名や価格を表示し、その見積もり計算をするための表示制御プログラム 8と、表示に必要なデータ 9とが、標準形式のゥェブページ 7に付加されて、受信端末 3に送信される。これにより、ユーザは、最小限のデ一夕サイズに最適化されたウェブページを受け取り、自分の要求するォプシヨンを選択しながら、ウェブページに、パーソナルコンピュータの購入価格の見積もりをさせることができる。

標準形式のウェブページ 7とは、いわゆるテンプレートにするためのウェブぺージのことで、その形式は任意である。予め何種類かの標準形式のウェブページ 7を用意しておき、そのうちのいずれかを選択するようにしてもよい。きわめて簡単な内容の場合には、テンプレート無しにプログラムがウェブページを直接生成することもできる。この場合には、ウェブページ生成処理部 6が標準形式のゥェブぺ一ジ 7を保持していることになる。

ネットワーク 1を通じて受信端末 3に提供された新たなウェブページ 1 0は、受信端末 3の機種やオペレーティングシステムに制約されず、標準的なブラウザで表示することが可能である。しかも、この新たなウェブページ 1 0には、例えばジャバスクリプト（ネットスケープ社が開発したオブジェクト指向スクリプト言語）のような、表示制御や簡単な計算機能を持つプログラムを組み込むことができる。これらもブラウザが解釈して実行するので受信端末 3の機種ゃォペレ一ティングシステムに制約されない。

本発明はこのようなゥェブぺ一ジの特徴を利用する。ゥェブページ生成処理部 6は、標準形式のウェブページ Ίに表示制御プログラム 8及びその表示制御プログラム 8の動作に必要なデータ 9を付加する機能を持つ。表示制御プログラム 8 というのは、ユーザの操作等によってウェブページの表示内容を自動的に切り換えるような処理を実行するプログラムのことである。本発明ではこの表示制御プログラム 8によって、例えばサーバがユーザの要求に従ってそのつど見積もり計算を実行するといつた負荷を軽減する。必要なデータ 9というのは、表示制御に必要なデータであって、例えば商品のオプションの選択肢が 1 0種類あれば 1 0種類全部の商品名、単価等のデータである。必要なデータ 9は、表示制御プログラム 8とは別に用意してもよいし、表示制御プログラム 8中に一体に組み込まれても良い。商品のオプションの組合せが多様であって、必要なデータ 9のデータサイズが大きくなりすき'ると、新たなウェブページを受信端末に送信するための負荷が大きくなる。従って、データサィズの最適化が図れるような、表示要求をユーザに求めることが好ましい。生成された新たなウェブページ 1 0は、ネットワーク 1を通じて受信端末 3に送信される。このネットワーク 1はインターネットが適するが、この他に、電話網、イントラネットその他あらゆるネットワークを用いて本発明の実施が可能である。

以下本発明のより具体的な例を図を参照しながら説明する。

ユーザが、パーソナルコンピュータの見積もりを希望する場合には、まず、図の ( a ) の機種選択用ページ 1 2を開く。このページの選択リスト 1 3を用いて、例えば機種は Aタイプで Windows 98または Windows NT (マイクロソフト社の商品名）のォペレ一ティングシステムが搭載されたパーソナルコンピュータを選択する。その選択結果は図 1に示す表示要求 1 1 としてネットワーク 1を通じてサーバ 2に送信される。通信部 4はこれを受信する。

サーバ 2のウェブページ生成処理部 6は、図 2の（b ) に示すような新たなゥエブページ 1 0を生成して受信端末 3に送信する。この新たなウェブページ 1 0 は、機種が Aタイプで Windows 98のオペレーティングシステムが搭載されたパ一ソナルコンピュータ用のオプションを自由に選択して、購入価格等を見積もりする機能を持つ。例えばこのウェブページの選択リスト 1 4により、搭載 R A M (Random Access Memory) の容量ゃメ一力を選択する。「x x x x」の部分には、メーカー名等が表示され、ユーザは好みのメーカを選ぶこともできる。部品の選択と同時に見積結果 1 5が計算されて表示される。ユーザは部品の選択を終了すると、見積書作成ボタン 1 6をクリックして、サーバに正式な見積書の要求をする。

図 3は、図 2 ( a ) の機種選択用ページ 1 2で機種が選択された後の、サーバ側の動作を示すフローチヤ一トである。

まずサーバ 2は、ステヅプ S 1で、ユーザの要求した機種とオペレーティングシステム（O S ) に関する情報を取得する。次に、ウェブページ生成処理部 6は、図 1に示した記憶部 5から、標準形式のウェブページ 7と、これに付加するための必要なデ一夕 9の取得を開始する。ステップ S 2では部品情報を取得する。部品情報とは、部品名や部品の価格、部品コード等を含む情報である。この部品情報中の部品名により、図 2 ( b ) に示したような選択リスト 1 4が生成される部品の価格はウェブページ上に表示される。部品コ一ドゃ送料デ一夕等はウェブページ上には表示されない。これらのデータはウェブページのソースコード中に記述される。ステップ S 3では部品に関するルールを取得する。ルールの内容は、次のステップ S 4や S 5で説明する。

ステップ S 4では、部品の相性に関わるルールをスクリプト化する。部品の相性に関わるルールとは、例えば部品 Aと部品 Bとは同時に使えないとか、部品 C を使うには部品 Dが必要といったルールである。このようなルールをウェブべ一ジに含めることによって、ユーザが専門家から適切なァドバイスを受けながら、自分の好みの仕様のパーソナルコンピュータをオーダーする場合と同様の環境を、ウェブページのみによって提供できる。

ステップ S 5では、リソースに関わるルールをスクリプト化する。リソースに関わるルールとは、例えばパーソナルコンピュータにオプション力一ドを装着するための 2つの空きスロッ卜が設けられているとき、同時に 3枚のカードは付けられないとか、該当するパーソナルコンピュータにカードを追加すると I R Qが不足するとかいったルールである。このルールをウェブページに含めると、部品の相性と同様に、ユーザによるォプションの選択誤りを防止できる。

最後にステップ S 6で上記のような部品が選択された場合の見積もり計算をする計算式をスクリプト化する。図 2の（b ) を用いて説明したように、部品の選択と同時に見積もり結果が表示されるから、ユーザは自由に様々な部品の組合せについて自分の予算と比較し検討することができる。しかも、この計算はリアルタイムで実行されるから、受信端末を利用するユーザが、計算のために長時間待たされることがない。

また、この計算プログラム中に部品の不適当な組合せ等に対する注意メッセージを表示するプログラムも含めれば、非常に利用し易いものになる。さらに、この計算をサーバが行わなくてよいから、サーバに負荷がかからないという効果もある。即ち、ネットワークを介して接続された多数のユーザの試算的な見積もり計算を、全てサーバ側でリアルタイムに行おうとすると、サーバに高い計算能力と通信処理能力が要求され、サーバ側の設備コストが増大する。これを避けるためにサーバがバッチで見積もり計算を行うと、ユーザへの見積もり計算結果の通知のタイミングが遅れて、ユーザの便宜が図れない。また、受信端末 3上での見積もり計算はオフラインでも可能なので、ダイヤルアップしている場合は、一度回線を切断し、所望の構成が決まった段階で再接続し、正式見積もりを要求すこともできる。こうすれば、ユーザはじつくりと検討ができるとともに、通信費の節約にもなる。

ステップ S 7では、図 1に示した標準形式のウェブページ 7に上記のスクリプトを付加して新たなウェブページを完成させる。もちろん、上記のステップ S 2 〜ステップ S 7の処理はどのような順番で行ってもよいし、部品情報を取得しながらスクリプトを生成してもよいし、スクリプトを生成しながら順番に新たなゥエブページを生成していっても構わない。最後にステップ S 8で受信端末 3に対していま生成した新たなウェブページを送信する。この図のステップ S 1からステツプ S 8の処理は、ユーザから表示要求 1 1を受信してごく短時間のうちに完了する。従って、つねに最新のデータべ一スを参照して生成された新たなウェブページをユーザに提供でき、価格改定にもリアルタイムで反映できるという効果がある。

図 4は、サーバから受信端末に送信された新たなウェブページをユーザが操作する場合のウェブページの動作を説明するフローチヤ一トである。

これまで説明したように、図 2 ( b ) に示した新たなウェブページ 1 0が受信端末 3に受信され、ユーザが選択リスト 1 4等を操作して部品を選択すると、新たなウェブページ 1 0に付加されたスクリプトが動作して、自動的に見積もり計算を実行する。即ち、以下のような処理により、サーバに全く負担をかけることなく、たくさんの選択可能な部品を組み合わせた見積もり計算を受信端末 3側で自動的にすみやかに実行する。

まず、ステップ S I 1において、受信端末 3では、サーバ 2から受信した新たなウェブページ 1 0を表示する。その内容は図 2 ( b ) に示したとおりである。ステップ S 1 2で、ユーザによる部品の選択を受け付ける。ユーザは図 2 ( b ) に示した選択リストを利用して、好みの部品を選択する。ステップ S 1 3 は、図 2 ( b ) に示した見積書作成ボタン 1 6がクリックされたかどうかを判断する処理である。

見積書作成ボタン 1 6がクリックされていなければ、ステップ S 1 4で部品の相性チェック用スクリブトが動作する。ステップ S 1 5ではリソースの適正チェック用スクリプトが動作する。そして、ステップ S 1 4と 1 5でのスクリブトの処理結果に基づき、ステップ S 1 6で、部品の選択が適当だったかどうかを総合判断する。部品の選択が適当であれば、ステップ S 1 7で見積もり計算用スクリブトが動作し、直ちにその結果を図 2 ( b ) の見積結果 1 5の部分に表示する。部品の選択が不適当ならステップ S 1 8でエラー表示をし、ユーザに部品選択のやり直しを求める。

ステップ S 1 2からステップ S 1 8の処理を繰り返して、ユーザが必要な全ての部品を選択し終わって、図 2 ( b ) に示した見積書作成ボタン 1 6をクリックすると、ステップ S 1 9でその選択結果がサーバに送信される。サーバ 2では受信端末から受け取った選択結果中に含まれる部品コード等を読み取って、正式な見積書を作成し、その結果を受信端末に送信する。

なお、上記の例では、サーバが受信端末側から受信した所定の表示要求に従つてウェブページを生成した。これにより、受信端末のユーザの選択により内容やデ一夕サイズが最適化されたウェブページを送信できた。このほかに、受信端末側の能力が問題になることがある。例えば、大容量高速回線に接続された受信端末と、小容量低速回線に接続された受信端末とでは、快適に受信して参照できるウェブページのデ一夕サイズは異なる。受信端末側の回線が、例えば、通常の電話回線か、 I S D N (統合サービスディジタル通信網（integrated servi ces digi tal network ) ) 等の回線か、ケーブル部モデムを介して接続された L A N (ローカルエリアネットワーク）かがわかれば、その回線の種類に応じたデ一タサイズのウェブページを送信する。

そこで、例えば最初に受信端末に送信するメニュー画面のウェブページに、受信端末側の能力を問い合わせるフォームを含めておく。受信端末側の能力としては、回線速度等のネットワーク環境のほか、受信端末の演算処理速度やメモリ容量その他様々なものがあるが、その性質に応じて生成するウェブページの内容を選択するようにすればよい。例えば極めてネットワーク環境が悪いような場合、画像データを最小限にしたウェブページを生成して送信することができる。この場合、ウェブページの送信が例えば 1 0秒以内に完了するようなデータサイズを選択して、そのデータサイズのウェブページを生成するとよい。

いずれの場合でも、ユーザが最初にパーソナルコンピュータのオペレーティングシステムを例えば Windows 95力、 Windows 98かあるいは Windows NTかを選択し、その選択に応じて見積もり計算用のウェブページを生成して送信すると、そのウェブページサイズは、オペレーティングシステムを指定していない場合に比べて約 3分の 1になり、新たなウェブページを送信するための時間が短縮できる。

また、ェヌティティ移動通信網株式会社が提供している iモードサ一ビスでは、携帯端末によりウェブページの閲覧が可能である。しかし、この方式の携帯端末に受信されたウェブページは特殊なブラゥザで表示制御される。このような携帯端末へゥェブぺージを送信する場合には、そのブラゥザの表示形式に適したレイァゥトにし、さらに受信メモリ容量等を考慮する最適化をすることが好ましい。また、例えば、携帯用のパーソナルコンピュータに携帯電話を接続した場合には、その携帯電話がディジタル方式かアナログ方式かによつて、データ伝送速度が相違する。このような受信側のシステム構成を考慮したゥェブベージのデータサイズ選択をすることも出来る。

さらに、本発明によれば、ネットワークのトラフィックに対応したウェブべ一ジのデ一夕サイズ最適化を図ることもできる。例えばサーバの接続されたネットワークのトラフィックが増大して、大サイズのウェブページ送信に時間がかかるような場合には、生成するウェブページのデータサイズを最小限にする。このように動的にウェブページのデータサイズを変更して、ウェブページを参照するュ —ザの便宜を図ることができる。

同様にして、サーバの負荷に対応したウェブページのデ一夕サイズ最適化をすることができる。例えばユーザのアクセスが集中して、サーバに高い負荷がかかつた場合には、ウェブページのデータサイズを小さくして、ウェブページ生成処理の負荷とウェブページ送信のための負荷を軽くすることができる。

また、上記の受信端末の表示要求、受信端末側の能力、ネットワークのトラフイツク、サーバの負荷等を任意に組み合わせてウェブページ生成のためのパラメ —タにし、生成するゥェブベージのデ一夕サイズの最適化を図ることもできる。本発明は、上記のような商品の販売システムのみならず、例えば旅行社による観光旅行のプラン、その他、ネットワークを利用したサービス等にも広く利用することができる。海外旅行プランの場合に、行き先の都市だけを指定する場合よりも、行き先の都市と宿泊日数とを指定する場合のほうが、ユーザに紹介するプランの数が 2 0パーセントとか 3 0パーセントといった程度に減少する。従って、新たなウェブページの通信時間を短縮できる。

なお、図 1に示した各機能ブロックは、それぞれ別々のプログラムモジュールにより構成してもよいし、一体化したプログラムモジュールにより構成してもよい。また、これらの機能ブロックの全部または一部を論理回路によるハードゥエァで構成しても構わない。また、各プログラムモジュールは、既存のアプリケーシヨンプログラムに組み込んで動作させてもよいし、独立のプログラムとして動作させてもよい。

本発明を実現するためのコンピュータプログラムは、例えば C D— R 0 Mのようなコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して、インストールして利用することができる。また、ネットワークを通じてコンピュータのメモリ中にダウンロードして利用することもできる。

Claims

請求の範囲

( 1 ) 予め用意した標準形式のウェブページに、

受信端末から受信した表示要求に従って選択した、表示制御プログラム及びその表示制御プログラムの動作に必要なデータを付加した新たなウェブべ一ジを生成して、

ネットワークを通じて前記受信端末に転送することを特徴とするウェブページ提供方法。

( 2 ) 請求項 1に記載のウェブページ提供方法において、

標準形式のウェブページは、受信端末上で見積もり計算をして商品の見積もり金額を表示するためのものであって、

必要なデ一夕は、前記見積もり計算に必要な商品情報を含むデータであることを特徴とするウェブページ提供方法。

( 3 ) 予め用意した標準形式のウェブページに、

受信側の能力に従って選択した、表示制御プログラム及びその表示制御プログラムの動作に必要なデータを付加した新たなウェブページを生成して、

( 4 ) 請求項 3に記載のウェブページ提供方法において、

受信側の能力はユーザからサーバに通知されることを特徴とするウェブページ提供方法。

( 5 ) 予め用意した標準形式のウェブページに、

受信側の表示形式に従って選択した、表示制御プログラム及びその表示制御プログラムの動作に必要なデータを付加した新たなウェブページを生成して、ネットワークを通じて前記受信端末に転送することを特徴とするウェブページ提供方法。

( 6 ) 予め用意した標準形式のウェブページに、

ネットワークのトラフィックに対応した選択条件に従って選択した、表示制御プログラム及びその表示制御プログラムの動作に必要なデータを付加した新たなウェブページを生成して、前記ネットワークを通て前記受信端末に転送することを特徴とするウェブべ —ジ提供方法。

( 7 ) 予め用意した標準形式のウェブページに、

ネットワークの能力に対応した選択条件に従って選択した、表示制御プログラム及びその表示制御プログラムの動作に必要なデ一夕を付加した新たなゥェブぺ —ジを生成して、

前記ネットワークを通じて前記受信端末に転送することを特徴とするウェブべージ提供方法。

( 8 ) 予め用意した標準形式のウェブページに、

サーバの負荷に対応した選択条件に従って選択した、表示制御プログラム及びその表示制御プログラムの動作に必要なデータを付加した新たなウェブページを生成して、

ネットワークを通じて受信端末に転送することを特徴とするウェブページ提供方法。

( 9 ) 予め用意した商品の見積もり金額を表示するための標準形式のウェブべ —ジに、

受信端末から受信した表示要求と受信側の能力に従って選択した、表示制御プログラム及びその表示制御プログラムの動作に必要であって、前記見積もり計算に必要な商品情報を含むデータを付加した新たなウェブページを生成して、ネットワークを通じて前記受信端末に転送することを特徴とするウェブページ提供方法。

( 1 0 ) 予め用意した商品の見積もり金額を表示するための標準形式のウェブページに、

受信端末から受信した表示要求と受信側の表示形式に従って選択した、表示制御プログラム及びその表示制御プログラムの動作に必要であって、前記見積もり計算に必要な商品情報を含むデータを付加した新たなウェブページを生成して、ネットワークを通じて前記受信端末に転送することを特徴とするウェブページ提供方法。 ( 1 1 ) 予め用意した商品の見積もり金額を表示するための標準形式のウェブページに、

受信端末から受信した表示要求とネットワークのトラフィックに従って選択した、表示制御プログラム及びその表示制御プログラムの動作に必要であって、前記見積もり計算に必要な商品情報を含むデータを付加した新たなウェブページを生成して、

( 1 2 ) 予め用意した商品の見積もり金額を表示するための標準形式のウェブページに、

受信端末から受信した表示要求とネッ卜ワークの能力に従って選択した、表示制御プ口グラム及びその表示制御プ口グラムの動作に必要であって、前記見積もり計算に必要な商品情報を含むデータを付加した新たなウェブページを生成して、ネットワークを通じて前記受信端末に転送することを特徴とするウェブページ提供方法。

( 1 3 ) 予め用意した商品の見積もり金額を表示するための標準形式のウェブページに、

受信端末から受信した表示要求とサーバの負荷に従って選択した、表示制御プログラム及びその表示制御プログラムの動作に必要であって、前記見積もり計算に必要な商品情報を含むデータを付加した新たなウェブページを生成して、ネットワークを通じて前記受信端末に転送することを特徴とするウェブページ提供方法。

( 1 4 ) データベースから、所定の条件に従って、表示制御プログラム及びその表示制御プログラムの動作に必要なデータを選択し、予め用意した標準形式のウェブべ一ジに付加して新たなウェブページを生成するゥェブベージ生成処理部と、

生成された新たなウェブページをネッ卜ワークを通じて受信端末に転送する通信部とを備えたことを特徴とするウェブページ提供システム。 ( 1 5 ) デ一夕ベースから、所定の条件に従って、表示制御プログラム及びその表示制御プログラムの動作に必要なデータを選択し、予め用意した標準形式のウェブページに付加して新たなウェブページを生成する処理と、

生成された新たなウェブページをネットワークを通じて受信端末に転送する処理とを実行するプログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。