JP3606208B2 - ネット販売方法、ネット販売システム及びプログラム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、インターネットなどのネットワークを利用して製品(商品)を通信販売するネット販売方法、ネット販売システム及びプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般的に、ユーザ(消費者)がインターネットなどを利用して製品を購入する場合(即ち、いわゆるオンラインショッピングを行う場合)、ユーザは、ユーザ端末からインターネットサービスプロバイダ(以下、ISPという)にアクセスして接続した後、ブラウザを用いてURL(Uniform Resource Locator)を指定して、インターネット上のWebサイトにアクセスし、そのWebサイトから製品リストなどの製品情報が掲載されているホームページ(Webページ)の情報を取得して、その情報をブラウザで画面に表示する。そして、ユーザは、画面表示されたホームページ中の製品情報を参照して、購入する製品を選択し、その製品をオンラインで注文する。
【0003】
このように、インターネットを利用したオンラインショッピングでは、ユーザは時間を選ばずに自宅にいながら希望の製品を注文することができるため、ユーザにとって非常に便利なものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のようなオンラインショッピングを実現するネット販売方法では、ユーザがホームページの製品情報を参照するために、必要な通信費(ISPへの接続料及び第1種通信事業者への回線使用料)の負担がユーザ側に少なからずかかってしまう。その結果、ユーザの製品の購入意欲が削がれ、インターネット販売形態の拡大を阻害する要因(原因)になってしまうという課題があった。
【0005】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、ユーザ側の通信費を極力抑えることができるネット販売方法、ネット販売システム及びプログラムを得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
発明に係るネット販売方法及びネット販売システムユーザ端末が、アクセスしようとするWebサイトのURLが事前に登録されているか否か判定するURL解析処理と、RLが事前に登録されていると判定した場合公衆回線によるプロバイダサーバとの回線接続を、自動着信課金サービス回線によるWebサイトとの回線接続に自動的に切り替える回線接続切替処理とを実行しWebサイトが、アクセスしてきたユーザ端末に対して、URLで指定された製品情報が掲載されているホームページ情報を自動着信課金サービス回線を介して送信するホームページ送信処理を実行することを特徴とする
【0007】
発明に係る他の態様のネット販売方法及びネット販売システムは、ユーザ端末が、アクセスしようとするWebサイトのURLが事前に登録されているか否か判定するURL解析処理と、RLが事前に登録されていると判定した場合、公衆回線によるプロバイダサーバとの回線接続を、公衆回線によるWebサイトとの回線接続に自動的に切り替える回線接続切替処理とを実行しWebサイトが、ユーザ端末との回線接続を一旦切断し、アクセスしてきたユーザ端末に対してコールバックして公衆回線を介して回線接続するコールバック処理と、ユーザ端末に対して、WebサイトがURLで指定された製品情報が掲載されているホームページ情報を公衆回線を介して送信するホームページ送信処理とを実行することを特徴とする
【0008】
ット販売方法及びネット販売システムユーザ端末が、回線接続を切り替える前に、回線接続の切り替えを行うか否か選択する回線接続切替選択処理を実行するように構成されていてもよい
【0009】
ット販売方法は、ユーザ端末が、Webサイトに初めてアクセスした際に、ユーザ端末が各処理を実現するソフトウェアをダウンロードするダウンロード処理を実行するように構成されていてもよい
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態を説明する。
図1は、本発明におけるネット販売システムを示すシステム構成図である。図1において、ユーザ端末10は、製品の購入を希望するユーザ(消費者)が備えたパーソナルコンピュータや携帯電話などの端末である。このユーザ端末10は、モデムやターミナルアダプタ、無線回線(即ち、基地局)など(図示せず)を介して公衆通信回線に接続されている。
【0011】
尚、図1では、公衆通信回線(公衆回線)のうち、ユーザが契約しているISPの回線番号(電話番号)にダイヤルしてISPにアクセスする通信回線をプロバイダ回線61といい、また、自動着信課金サービス(例えば、NTTのフリーダイヤル(登録商標)などのように、通信料金を自動的に着信者が支払うサービス)の回線番号にダイヤルして対象Webサイト40に直接アクセスする通信回線を自動着信課金サービス回線62ということにする。
【0012】
図2は、ユーザ端末10の具体的構成を示すブロック図である。図2に示すように、ユーザ端末10は、ブラウザ110、ユーザ入力部120及びアクセス制御部130を備えている。ブラウザ110は、インターネット上でホームページ(Webページ)を閲覧するためのソフトウェアであり、各Webサイトから送られるホームページのHTML(Hyper Text Makeup Language)文を解読して画面に表示する。ユーザ入力部120は、キーボードやマウスなどのユーザ操作によりデータを入力するデバイスである。
【0013】
アクセス制御部130は、ユーザ端末10のアクセス(回線接続)を制御するソフトウェアである。このアクセス制御部130は、アクセス主制御部131、プロバイダ制御部132及び自動着信課金サービス制御部133から構成されている。
【0014】
アクセス主制御部131は、アクセス制御部130の主制御、即ち、ブラウザ110又はユーザ入力部120から指定されるURL(ホームページのアドレス)を解析して(URL解析機能)、その解析結果に応じてアクセスパス(アクセス経路、即ち、プロバイダ回線61及び自動着信課金サービス回線62の回線接続)の切り替え指示を送り(回線接続切替機能)、Webサイトに対してHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)コマンドを発行する機能を備えている。プロバイダ制御部132は、アクセス主制御部131からのアクセスパスの切り替え指示に従ってプロバイダ回線61の接続・切断を行うものであり、自動着信課金サービス制御部133は、アクセス主制御部131からのアクセスパスの切り替え指示に従って自動着信課金サービス回線62の接続・切断を行うものである。
【0015】
従って、アクセス制御部130は、ユーザ端末10としてのコンピュータに、アクセスしようとするWebサイトのURLが事前に登録されているか否か判定するURL解析処理、ユーザに回線接続の切り替えを行うか否か選択させる回線接続切替選択処理、及びURL解析処理の結果、URLが事前に登録され、かつ回線接続切替選択処理の結果ユーザが回線接続の切り替えを選択した場合、プロバイダ回線によるプロバイダサーバとの回線接続を、自動着信課金サービス回線によるWebサイトとの回線接続に切り替える回線接続切替処理を実行させるためのプログラムを含む。
【0016】
プロバイダサーバ20は、ISPが備えた、ユーザに対してインターネットの接続サービスを提供するコンピュータである。このプロバイダサーバ20は、プロバイダ回線61を介してユーザ端末10と接続され、また、インターネット専用回線71を介してインターネット30と接続される。
【0017】
対象Webサイト(Webサイト)40は、販売する製品に関する製品情報を掲載しているホームページ情報をユーザに提供して、そのホームページ上で製品を販売するサイトである。この対象Webサイト40は、自動着信課金サービス回線62を介してユーザ端末10と接続され、また、インターネット専用回線72を介してインターネット30と接続されている。対象Webサイト40では、自動着信課金サービス回線62を介してユーザ端末10から直接アクセスされることにより、無料(ISPへの接続料及び第1種通信事業者への回線使用料なし)で、ホームページ情報をユーザに提供することができる。
【0018】
図3は、対象Webサイト40の具体的構成を示すブロック図である。図3において、ルータ401は、複数のネットワーク間を中継する装置であり、インターネット専用回線72とHTTPサーバ402との中継点に設けられている。尚、このルータ401は、複数経路から最適な経路を選択する機能、接続制限などのパケットフィルタリング機能や、インターネット用のグローバルアドレスと内部のプライベートアドレスとの変換機能なども備えている。
【0019】
HTTPサーバ(ホームページ送信機能)402は、ユーザ端末10からのホームページ情報の要求(HTTPコマンド)に対して、その該当するHTML文のホームページ情報をデータベース403から読み出してユーザ端末10に提供するコンピュータである。このHTTPサーバ402は、図3に示すように、ルータ401を介してインターネット専用回線72に接続されるとともに、自動着信課金サービス回線62に直接接続されている。
【0020】
このように、ユーザ端末10からHTTPサーバ402(対象Webサイト40)へのアクセスパスは、インターネット専用回線72の経路(即ち、プロバイダサーバ20及びインターネット30を経由する経路)と、ユーザ端末10が直接ダイヤルアップ接続可能な自動着信課金サービス回線62の経路とが設けられている。データベース403は、各種ホームページ情報をHTML形式のファイルで管理するものである。
【0021】
他のWebサイト50は、販売する製品に関する製品情報を掲載しているホームページ情報をユーザに提供するサイトであり、インターネット専用回線73を介してインターネット30に接続されている。他のWebサイト50は、上記の対象Webサイト40のように、自動着信課金サービス回線62を介してユーザ端末10に接続することはできないため、無料でホームページ情報をユーザに提供することはできない。
【0022】
次に、動作について説明する。
図4は、本発明におけるネット販売システムの動作(ネット販売方法)を説明するためのフローチャートである。尚、ユーザ端末10には、対象Webサイト40のURL及び自動着信課金サービス回線62の回線番号(即ち、対象Webサイト40の電話番号)が、何らかの手段で事前に登録されているものとする。
【0023】
ユーザが製品を購入するために対象Webサイト40や他のWebサイト50のホームページを見ようとする場合、先ず、ユーザは、ユーザ入力部120を操作して、プロバイダサーバ20への接続の指示を出すと、その指示は、ユーザ入力部120からアクセス制御部130のアクセス主制御部131に送られる。
【0024】
アクセス主制御部131は、プロバイダサーバ20への接続の指示を受け取ると、プロバイダ制御部132に回線接続の指示を送る。プロバイダ制御部132は、回線接続の指示を受け取ると、プロバイダサーバ20に対してダイヤルしてダイヤルアップ接続(プロバイダ回線61の回線接続)を行い、その後、プロバイダサーバ20とセッションを確立する(ステップST1)。
【0025】
次に、ユーザは、ユーザ入力部120又はブラウザ110で表示された画面からURL(ホームページのアドレス)を指定する(ステップST2)。例えば、URLは、「http://www.xxxx.co.jp/yyyy」と記述される。ここで、「http」はhttpというプロトコルを使うことを意味する。また、「www.xxxx.co.jp」はホスト名を示し、「www」はホスト名がWebサーバであることを示し、「xxxx」は組織ドメイン名を示し、「co.jp」はサブ、トップドメインを示している。また、「yyyy」はディレクトリ名又はファイル名を示している。尚、URLは、上記のようなhttpプロトコル以外のFTPプロトコルであっても構わない。
【0026】
次に、アクセス主制御部131は、ユーザによって指定されたURLが事前に登録されているか否か、即ち、指定されたURLが対象Webサイト40のURLか否か判定する(ステップST3)。仮に、登録されたURL(対象Webサイト40のURL)でなければ、アクセス主制御部131は、そのURLを指定したHTTPコマンドを発行し(ステップST4)、ブラウザ110は、その指定されたURLに該当するWebサイト(例えば、他のWebサイト50)からインターネット30及びプロバイダサーバ20を介して送信されたHTML文のホームページ情報を取得して、画面に表示する(ステップST5)。
【0027】
ユーザは、画面表示されたホームページ中の製品情報を見て、購入を希望する製品があれば、その製品を選択してオンラインで注文する。次に、ユーザは、ホームページの参照を終了するか否か判断して(ステップST6)、他のホームページを見ようとする場合は、上記ステップST2の処理に戻って、他のURLを指定する。他のホームページを見ずに終了する場合には、ユーザは、ユーザ入力部120からプロバイダサーバ20への切断の指示を出し、その指示がアクセス主制御部131を経由してプロバイダ制御部132に送られて、プロバイダ制御部132が、プロバイダサーバ20とのセッション解除及び回線切断を行って(ステップST7)、処理を終了する。
【0028】
一方、指定されたURLが登録されたURLであれば、ユーザは回線接続の切り替え(アクセスパスの切り替え)を行うか否か判断する(ステップST8)。このように、ステップST8において、回線接続の切り替えを行うか否かの判断をユーザに行わせる理由は、回線接続の切り替えを行うために多少の時間がかかってしまうので、直ちにユーザが対象Webサイト40のホームページを見たい場合には、ユーザは回線接続の切り替えを望まないこともあり得るためである。そのような状況を配慮して、自動的に回線接続の切り替えを行わないように構成したものであり、ユーザが回線接続の切り替えを行わないように選択することにより、回線接続の切り替えが一連のインターネットアクセスの妨げにならないように配慮されている。
【0029】
ユーザが回線接続の切り替えを希望しない場合(例えば、通信費よりもホームページアクセスの素早さ(時間)を優先した場合)には、上記ステップST4〜ステップST6の処理を繰り返す。一方、ユーザが回線接続の切り替えを希望する場合(無料でホームページを見たい場合)には、アクセス主制御部131は、プロバイダ制御部132に対してプロバイダサーバ20への切断の指示を送り、プロバイダ制御部132は、プロバイダサーバ20とのセッション解除及び回線切断を行う(ステップST9)。
【0030】
次に、アクセス主制御部131は、事前に登録されているURLの対象Webサイト40への接続の指示を自動着信課金サービス制御部133に送り、自動着信課金サービス制御部133は、自動着信課金サービス回線62の回線番号にダイヤルして、対象Webサイト40に対してダイヤルアップ接続(自動着信課金サービス回線62の回線接続)を行い、その後、対象Webサイト40とセッションを確立する(ステップST10)。
【0031】
次に、アクセス主制御部131は、そのURLを指定したHTTPコマンドを発行し(ステップST11)、ブラウザ110は、その指定されたURLに該当する対象Webサイト40から自動着信課金サービス回線62を介して送信されたHTML文のホームページ情報を取得して、画面に表示する(ステップST12)。
【0032】
例えば、対象Webサイト40のURLが、「http://www.xxxx.co.jp/yyyy」であるとすると、対象Webサイト40のHTTPサーバ402は、そのURLを自動着信課金サービス回線62を介して受け取り、URLの一部の「yyyy」をファイル名(HTML文書名)の指定としてデータベース403に送る。データベース403は、「yyyy」で指定されるHTMLデータをHTTPサーバ402に送る。HTTPサーバ402は、その送られたHTMLデータを自動着信課金サービス回線62を介して要求元のユーザ端末10に送信する。
【0033】
ユーザは、画面表示されたホームページ中の製品情報を見て、購入を希望する製品があれば、その製品を選択してオンラインで注文する。次に、ユーザは、ホームページの参照を終了するか否か判断して(ステップST13)、他のホームページを見ようとする場合は、上記ステップST2及びステップST3の処理と同様に、ユーザが他のURLを指定し(ステップST15)、アクセス主制御部131がその指定されたURLが登録されたものか否か判定する(ステップST16)。
【0034】
登録されたURLであれば、上記ステップST11及びステップST12の処理を繰り返す。一方、登録されたURLでなければ、アクセス主制御部131は、自動着信課金サービス制御部133に対して対象Webサイト40への切断の指示を送り、自動着信課金サービス制御部133は、対象Webサイト40とのセッション解除及び回線切断を行う(ステップST17)。そして、アクセス主制御部131は、プロバイダサーバ20への接続の指示をプロバイダ制御部132に送り、プロバイダ制御部132は、プロバイダサーバ20に対してダイヤルアップ接続を行い、その後、プロバイダサーバ20とセッションを確立した後(ステップST18)、上記ステップST4〜ステップST6の処理を繰り返す。
【0035】
ユーザは、上記ステップST13の判断の結果、他のホームページを見ずに終了する場合には、ユーザ入力部120から対象Webサイト40への切断の指示を出し、その指示がアクセス主制御部131を経由して自動着信課金サービス制御部133に送られて、自動着信課金サービス制御部133が、対象Webサイト40とのセッション解除及び回線切断を行って(ステップST14)、処理を終了する。
【0036】
以上のように、この実施の形態によれば、指定されたURLを解析した結果、そのURLが事前に登録された対象Webサイト40のURLであった場合、プロバイダ回線61によるプロバイダサーバ20との回線接続を、自動着信課金サービス回線62による対象Webサイト40との回線接続に自動的に切り替えるように構成することにより、オンラインショッピングする際のユーザ側の通信費を極力抑えることができ、その結果、ユーザによる製品の購入意欲を増進させ、インターネット販売形態の拡大を図ることができる。
【0037】
また、URLの登録の有無の判定後に、ユーザが回線接続の切り替えを行うか否か選択可能(図4のステップST8)に構成することにより、ユーザが直ちに対象Webサイト40のホームページを見たい場合には、自動的に回線切り替えを行わずに、ユーザが対象Webサイト40のホームページに素早くアクセスすることができる。
【0038】
尚、ユーザは、本発明を実現するために、ユーザ端末10内に、ソフトウェアであるアクセス制御部130を事前に設定(登録)しておく必要がある。ユーザ端末10内にアクセス制御部130を設定する方法としては、ユーザ端末10が対象Webサイト40に初めてアクセスしたときに、対象Webサイト40からユーザ端末10にアクセス制御部130をダウンロードする方法が考えられる。しかし、これに限るものではなく、その他の方法、例えば、ユーザがパッケージソフトのアクセス制御部130を購入するなどして、その購入したアクセス制御部130をインストールするなどの方法であっても構わない。
【0039】
また、アクセス制御部130のソフトウェア内に対象Webサイト40のURL及び自動着信課金サービス回線62の回線番号を事前に登録しておくことにより、上記のように、アクセス制御部130がユーザ端末10内に設定されると、対象Webサイト40のURL及び自動着信課金サービス回線62の回線番号も、ユーザ端末10内に自動的に登録されることになる。
【0040】
上記実施の形態では、ユーザ端末10側から自動着信課金サービス回線62の回線番号に再ダイヤルすることによって、ユーザ端末10が対象Webサイト40に直接回線接続(ホームページにアクセス)するように構成されていたが、これに限るものではなく、対象Webサイト40側からコールバックすることによって、対象Webサイト40がユーザ端末10に接続するように構成されても構わない。即ち、上記図4のステップST10において、ユーザ端末10が対象Webサイト40にダイヤルアップ接続(このとき、自動着信課金サービス回線62で回線接続する必要はなく、通常の公衆通信回線による回線接続であってもよい)をした後、一旦回線を切断し、対象Webサイト40側からユーザ端末10に対してダイヤルアップ接続してセッションを開設するように構成されても構わない。かかる場合も、上記同様に、ユーザ側の通信費を極力抑えることができるという効果を奏する。
【0041】
また、対象Webサイト40は1つに限定するものではなく、複数の対象WebサイトのURLと自動着信課金サービス回線の回線番号との対応を関係付けておけば、複数の対象Webサイトについても適用することが可能である。
【0042】
【発明の効果】
以上のように、発明によれば、ユーザ端末が、アクセスしようとするWebサイトのURLが事前に登録されているか否か判定するURL解析処理と、RLが事前に登録されていると判定した場合公衆回線によるプロバイダサーバとの回線接続を、自動着信課金サービス回線によるWebサイトとの回線接続に自動的に切り替える回線接続切替処理とを実行しWebサイトが、アクセスしてきたユーザ端末に対して、URLで指定された製品情報が掲載されているホームページ情報を自動着信課金サービス回線を介して送信するホームページ送信処理を実行するので、オンラインショッピングする際のユーザ側の通信費を極力抑えることができ、その結果、ユーザによる製品の購入意欲を増進させ、インターネット販売形態の拡大を図ることができる。
【0043】
またユーザ端末が、アクセスしようとするWebサイトのURLが事前に登録されているか否か判定するURL解析処理と、RLが事前に登録されていると判定した場合、公衆回線によるプロバイダサーバとの回線接続を、公衆回線によるWebサイトとの回線接続に自動的に切り替える回線接続切替処理とを実行しWebサイトが、ユーザ端末との回線接続を一旦切断し、アクセスしてきたユーザ端末に対してコールバックして公衆回線を介して回線接続するコールバック処理と、ユーザ端末に対して、WebサイトがURLで指定された製品情報が掲載されているホームページ情報を公衆回線を介して送信するホームページ送信処理とを実行するように構成されている場合にも、オンラインショッピングする際のユーザ側の通信費を極力抑えることができる。
【0044】
ユーザ端末が、回線接続を切り替える前に、回線接続の切り替えを行うか否か選択する回線接続切替選択処理を実行する場合には、ユーザが直ちにWebサイトのホームページを見たいときに、自動的に回線切り替えを行わずに、ユーザがWebサイトのホームページに素早くアクセスすることができる。
【0045】
ユーザ端末が、Webサイトに初めてアクセスした際に、各処理を実現するソフトウェアをダウンロードするダウンロード処理を実行する場合には、容易に各処理を実現するソフトウェアをユーザ端末内に設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるネット販売システムを示すシステム構成図である。
【図2】ユーザ端末の具体的構成を示すブロック図である。
【図3】対象Webサイトの具体的構成を示すブロック図である。
【図4】本発明におけるネット販売システムの動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
10 ユーザ端末
110 ブラウザ
120 ユーザ入力部
130 アクセス制御部
131 アクセス主制御部(URL解析機能、回線接続切替機能)
132 プロバイダ制御部
133 自動着信課金サービス制御部
20 プロバイダサーバ
30 インターネット
40 対象Webサイト(Webサイト)
401 ルータ
402 HTTPサーバ(ホームページ送信機能、コールバック機能)
403 データベース
50 他のWebサイト
61 プロバイダ回線(公衆回線)
62 自動着信課金サービス回線(公衆回線)

Claims (9)

  1. ユーザ端末がインターネットサービスプロバイダのプロバイダサーバおよびインターネットを介してWebサイトをアクセス可能なシステムにおいて用いられるネット販売方法であって、
    ユーザ端末が、公衆回線によってプロバイダサーバと回線接続した後、アクセスしようとするWebサイトのURLが事前に登録されているか否か判定
    前記ユーザ端末が、前記URLが事前に登録されていると判定した場合前記公衆回線によるプロバイダサーバとの回線接続を、自動着信課金サービス回線による前記Webサイトとの回線接続に自動的に切り替
    前記Webサイトが、アクセスしてきたユーザ端末に対して、前記URLで指定された製品情報が掲載されているホームページ情報を前記自動着信課金サービス回線を介して送信する
    ことを特徴とするネット販売方法。
  2. ユーザ端末がインターネットサービスプロバイダのプロバイダサーバおよびインターネットを介してWebサイトをアクセス可能なシステムにおいて用いられるネット販売方法であって、
    ユーザ端末が、公衆回線によってプロバイダサーバと回線接続した後、アクセスしようとするWebサイトのURLが事前に登録されているか否か判定
    前記ユーザ端末が、前記URLが事前に登録されていると判定した場合前記公衆回線によるプロバイダサーバとの回線接続を、公衆回線による前記Webサイトとの回線接続に自動的に切り替
    前記Webサイトが、前記ユーザ端末との回線接続を一旦切断し、前記ユーザ端末に対してコールバックして前記公衆回線を介して回線接続
    前記Webサイトが、アクセスしてきたユーザ端末に対して、前記URLで指定された製品情報が掲載されているホームページ情報を前記公衆回線を介して送信する
    ことを特徴とするネット販売方法。
  3. ユーザ端末が、回線接続を切り替える前に、回線接続の切り替えを行うか否か選択する
    請求項1又は請求項2記載のネット販売方法。
  4. ユーザ端末が、Webサイトに初めてアクセスした際に、当該ユーザ端末が各処理を実現するソフトウェアをダウンロードする
    請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載のネット販売方法。
  5. アクセスしようとするホームページのURLが事前に登録されているか否か判定するURL解析機能、及び記URLが事前に登録されていると判定した場合公衆回線によるプロバイダサーバとの回線接続を、自動着信課金サービス回線による回線接続に自動的に切り替える回線接続切替機能を有するユーザ端末と、
    前記自動着信課金サービス回線と接続されており、前記ユーザ端末に対して前記URLで指定された製品情報が掲載されているホームページ情報を前記自動着信課金サービス回線を介して送信するWebサイトと
    を備えたことを特徴とするネット販売システム。
  6. アクセスしようとするホームページのURLが事前に登録されているか否か判定するURL解析機能、及び記URLが事前に登録されていると判定した場合公衆回線によるプロバイダサーバとの回線接続を公衆回線によるWebサイトとの回線接続に自動的に切り替える回線接続切替機能を有するユーザ端末と、
    前記ユーザ端末と回線接続された後、一旦回線接続を切断し、前記ユーザ端末に対してコールバックして前記公衆回線を介して回線接続するコールバック機能、及び前記ユーザ端末に対して前記URLで指定された製品情報が掲載されているホームページ情報を前記公衆回線を介して送信するホームページ送信機能を有するWebサイトと
    を備えたことを特徴とするネット販売システム。
  7. ユーザ端末は、回線接続を切り替える前に、回線接続の切り替えを行うか否か選択可能な回線接続切替選択機能を有する
    請求項5又は請求項6記載のネット販売システム。
  8. ユーザ端末としてのコンピュータに、アクセスしようとするWebサイトのURLが事前に登録されているか否か判定するURL解析処理、及び記URLが事前に登録されていると判定した場合公衆回線によるプロバイダサーバとの回線接続を、自動着信課金サービス回線による前記Webサイトとの回線接続に自動的に切り替える回線接続切替処理を実行させるためのプログラム。
  9. ユーザ端末としてのコンピュータに、アクセスしようとするWebサイトのURLが事前に登録されているか否か判定するURL解析処理、ユーザに回線接続の切り替えを行うか否か選択させる回線接続切替選択処理、及び記URLが事前に登録されていると判定し、かつーザが回線接続の切り替えを選択した場合公衆回線によるプロバイダサーバとの回線接続を、自動着信課金サービス回線による前記Webサイトとの回線接続に切り替える回線接続切替処理を実行させるためのプログラム。
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