明 細 書 商品処理装置及び管理システム 技術分野
本発明は、 工業的に生産される食品や工業部品などの商品生産ラインに用いら れる商品生産ライン管理方法に関する。 背景技術
従来、 大量に生産されるスナック菓子などの商品を一定重量または一定個数に 小分けして袋詰めする生産ラインでは、 以下のように処理を行っている。 先ず、 大量生産された商品を、 計量器に供給して一定量づつに小分けし、 包装機により 袋詰め商品とする。 袋詰め商品は、 金属検出器、 重量チェッカ一、 シールチェヅ カーなどの検査ラインに搬送される。 不良品は検査ラインで振り分けられ、 良品 だけが箱詰め装置により梱包される。 図 7に、 このような生産ラインの模式図を 示す。
前記生産ラインを構成する各商品処理装置の稼動条件は、 生産する商品に合わ せて設定されている。 しかし、 個々の装置に最適な稼動条件を設定するだけでは 、 生産ラインの生産条件を満たさないことが多い。 つまり、 各商品処理装置が各 々共働して稼動しているため、 各装置間の関係を考慮して各々の機械の稼動条件 を設定しなければならない。 さらに、 前述のように各々が共同して稼動している ため、 1つの商品処理装置が停止するだけで生産ライン全体が停止することにな る。 従って、 生産ラインを構成する商品処理装置の個々の稼動状況を常に監視す る必要がある。 そのため、 例えば特閧平 9— 3 0 1 3 2 7号公報に開示されてい るように、 生産ラインを構成する個々の商品処理装置の稼動状況を管理するため の管理システムが用いられている。
図 8に、 従来の生産ラインにおける運転条件の管理システムの模式図を示す。 図 8に示す管理システムは、 各商品処理装置 8 1と、 それらを監視するためのホ スト端末 8 2と、 R S 4 8 5、 A R C N E Tなどの専用通信ライン 8 3とを含ん
で構成されている。 各商品処理装置 8 2には、 装置を操作するための R C U(Rem ote Control Unit) 8 4が接続されている。 各 R C Uは、 通信ボードが設けられ、 その通信ボードとホスト端末に設けられた通信ボードとは、 前記専用通信ライン で接続されている。
前記管理システムでは、 専用通信ライン 8 3に対応させた専用の通信処理プロ グラムを作成しなければならない。 さらに、 生産ラインの稼動情報を示すデータ をホスト端末 8 2上で表示や設定を行うための、 ホスト端末用専用プログラムも 作成しなければならず、 しかもそのプログラムは接続されている機器全てに適応 させなければならない。
このような管理システムでは、 生産ラインに何らかの変更、 例えば装置の台数 やラインを構成する商品処理装置の変更が生じた場合、 ホスト端末 8 2のブログ ラムを、 生産ラインに応じて更新する必要がある。 また、 専用のホスト端末を用 いた管理システムの場合には、 ホスト端末を設置した場所でしか操作できず、 場 所の制約があった。 さらに、 専用プログラムのため、 専用の操作を覚える必要が あり、 操作習得に時間を要するものである。
また、 昨今の通信ィンフラの普及によって生産ラインに L ANが設置されるこ とも多く、 その場合には通常イーサネットで敷設される。 この場合、 R S 4 8 5 の通信仕様プログラムだと通信機能に関わる機能をつく り直すか、 通信仕様の変 換 B O Xを追加で設置する必要がある。また、設置される通信ィンフラには P C ( Personal Computer)などの情報端末が同時に設置されることが多く、 その場合に は T C P/ I Pを用いた通信仕様で設置される。 従って、 AR C N E Tや専用の ホスト端末を追加で設置することはユーザから敬遠されることが多い。
本発明は、 既存の設備を用いて構築でき、 かつ商品生産ラインの変更に容易に 対応可能であり、 さらに操作場所の制約にとらわれることなく、 操作習得時間を 短くする商品生産ラインの管理システム及び前記システムに用いられる商品処理 装置を提供することを目的とする。 発明の開示
前記課題を解決するために、 本願第 1発明は、 商品の生産ラインに用いられ、
情報端末にネットワークを介して稼動情報を提供する商品処理装置であって、 ネ ットヮ一クイン夕一フェイスと、 記憶手段と、 WWWサーバと、 提供手段と、 受 渡手段と、 変換手段と、 を備えることを特徴とする商品処理装置を提供する。 ネットヮ一クイン夕一フェイスは、 T C P/ 1 Pを用いて前記情報端末と通信 する。 記憶手段は、 前記稼動情報を記憶する。 WWWサーバは、 前記情報端末に 提供する稼動情報の指示を、 前記情報端末の wwwブラウザから受け付け、 前記 受け付けた前記指示に基づき稼動情報を指定する。 提供手段は、 前記指定された 稼動情報を情報端末に提供する。 受渡手段は、 前記指定に従って、 前記記憶手段 と前記提供手段との間で、 稼動情報を受渡しする。 変換手段は、 前記記憶された 前記稼動情報を情報端末に対応した形式に変換する。
ユーザは、 情報端末上の wwwブラウザを用い、 目的とする商品処理装置の情 報を提供するウェブページにアクセスする。 商品処理装置上の wwwサーバは、 受渡手段を介して、 商品処理装置の稼動情報を取得し、 情報端末に提供する。 本 発明の商品処理装置を用いれば、 ユーザは、 イン夕一ネットやイントラネット上 の情報端末で WWWブラウザを利用することにより、 場所を問わず稼動情報を把 握できる。 従って生産ラインの稼動をいつでも監視することができる。 また、 汎 用な通信仕様を用いるため、 通信用に特別なプログラムと設備を用意する必要が ない。 さらに、 出力形式が統一されているため、 操作側の操作習得時間の短縮と 操作ミスを軽減できる。
本願第 2発明は、 前記第 1発明において、 前記変換手段は、 稼動情報を WWW ブラウザ表示用データに変換し、 前記提供手段は、 変換された前記稼動情報を前 記情報端末の WWWブラウザに送信する WWWサーバであることを特徴とする商 品処理装置を提供する。
稼動情報を既存のアプリケーションで表示するので、 アプリケーションの操作 が容易であり、 また既存資産を有効に活用することが出来る。
本願第 3発明は、 前記第 1発明において、 前記変換手段は、 稼動情報を印刷用 データに変換し、 前記提供手段は、 変換された前記稼動情報を、 プリン夕サーバ 機能を有する前記情報端末に送信するプリン夕クライアントであることを特徴と するを提供する。
稼動情報をプリント出力したものは、 恒久的な記録として保管可能でぁ婁。 こ の記録は、 生産実績の保証や、 P L法対策、 将来への生産予定を立案する場合の 資料などに用いることが出来る。
本願第 4発明は、 前記第 1発明において、 前記変換手段は、 稼動情報を電子メ —ルに変換し、 前記提供手段は、 変換された前記稼動情報を電子メールサーバ機 能を有する前記情報端末に送信する電子メールクライアントであることを特徴と する商品処理装置を提供する。
前記第 3発明と同様、 稼動情報を恒久的な記録として保管できる。 生産ライン の責任者は、 都合のいい時間に稼動状況が確認できる。 さらに、 プッシュ型電子 メールサーバと携帯無線端末とを組み合わせることで、 よりレスポンスの良いェ ラー対応が可能になる。
本願第 5発明は、 前記第 1発明において、 前記変換手段は、 稼動情報をフアイ ルに変換し、 前記提供手段は、 変換された前記稼動情報を、 F T Pサーバ機能を 有する前記倩報端末に送信する F T Pクライアントであることを特徴とする商品 処理装置を提供する。
前記第 3発明と同様、 恒久的な記録として稼動情報を保管できる上、 紙に比べ 保管場所を問わない利点がある。
本願第 6発明は、 前記第 1〜5発明において、 稼動倩報には画像情報が含まれ ており、 前記画像情報を撮影する撮影手段をさらに備えることを特徴とする商品 処理装置を提供する。
稼動情報に画像を含めることにより、 文字情報では把握しにくい状態を確認で きる利点がある。
本願第 7発明は、 商品の生産ラインに用いられ、 情報端末からネットワークを 介して駆動条件を設定可能な商品処理装置であって、 ネットワークイン夕一フエ イスと、 記憶手段と、 WWWサーバと、 更新手段と、 を備えることを特徴とする 商品処理装置を提供する。
ネヅトワークイン夕一フェイスは、 T C P/ I Pを用いて前記情報端末と通信 する。 記憶手段は、 前記駆動条件を記憶する。 wwwサーバは、 前記情報端末か ら設定される駆動条件を、 前記情報端末の wwwブラウザから受け付ける。 更新
手段は、 前記受け付けた駆動条件に従い、 前記記憶手段に記憶された駆動条件を 更新す <D。
ユーザは、 イン夕一ネットまたはイントラネット上の情報端末で動作する WW Wブラウザを利用し、 稼動条件を場所を問わず設定し直すことができる。 従って 、 生産ラインで設定ミスなどの不具合がある機器を、 良好な状態に容易に変更で さる。
本願第 8発明は、 商品の生産ラインに用いられ、 情報端末からネットワークを 介して駆動条件を設定可能な商品処理装置であって、 ネットヮ一クイン夕一フエ イスと、 記憶手段と、 受信手段と、 更新手段とを備えることを特徴とする商品処 理装置を提供する。
ネットヮ一クイン夕一フェイスは、 T C P/ I Pを用いて前記情報端末と通信 する。 記憶手段は、 前記駆動条件を記憶する。 受信手段は、 前記情報端末からの ファイルを受信する。 更新手段は、 前記受信されたファイルに従い、 前記記憶手 段に記憶された駆動条件を更新する。
前記第 7発明と同様、 複数の稼動情報をファイルに書き込んで設定し直すこと が出来る。 また、 商品処理装置の駆動プログラムのバージョンアッププログラム をファイルに書き込み、 当該プログラムを更新することも可能である。
本願第 9発明は、 商品の生産ラインに用いられる複数の商品処理装置から情報 端末にネットワークを介して稼動情報を提供し、 または複数の商品処理装置に情 報端末からネットワークを介して稼動情報を設定可能な生産ラインの管理システ ムを提供する。
商品処理装置は、 ネットワークイン夕一フヱイスと、 記憶手段と、 WWWサ一 バと、 提供手段と、 受渡手段と、 変換手段と、 更新手段とを備えている。 前記情 報端末は、 出力手段と、 WWWブラウザとを備えている。
ネットワークイン夕一フェイスは、 T C P/ I Pを用いて前記情報端末と通信 する。 記憶手段は、 前記稼動倩報を記憶する。 WWWサーバは、 前記情報端末に 提供する稼動情報の指示を前記情報端末の wwwブラウザから受け付け、 前記受 け付けた前記指示に基づき稼動情報を指定可能である。 また、 wwwサーバは、 前記情報端末から設定される駆動条件を、 前記情報端末の wwwブラウザから受
け付け可能である。 提供手段は、 前記指定された稼動情報を情報端末に提供する 。 受渡手段は、 前記指定に従って、 前記記憶手段と前記提供手段との間で、 稼動 情報を受渡しする。 変換手段は、 前記記憶された前記稼動情報を情報端末に対応 した形式に変換する。 更新手段は、 前記 WWWブラウザから受け付けた駆動条件 に従い、 前記記憶手段に記憶された駆動条件を更新する。
出力手段は、 前記提供手段から提供される稼動情報を出力する。 WWWブラウ ザは、 前記商品処理装置の wwwサーバに対し、 前記稼動情報の指示及び駆動条 件の設定が可能である。
前記第 1及び第 7発明と同様の作用効果を奏する。
本願第 1 0発明は、 商品の生産ラインに用いられ、 情報端末にネットワークを 介して稼動警告情報を発する商品処理装置であって、 前記情報端末のうち携帯無 線端末を特定する特定手段と、 前記特定された携帯無線端末と通信する通信手段 と、 前記稼動警告情報を音声データまたは電子メールに変換する変換手段とを備 え、 前記変換された稼動警告情報を、 前記通信手段を介して発することを特徴と する商品処理装置を提供する。
生産ラインの構成機器が停止すると、 無線で担当者などに警告を送信するため 、 現場にいなくとも生産ラインの異常を知ることが出来、 時間や場所に制約され ない監視が可能になる。 図面の簡単な説明
図 1は、 本発明の第 1実施形態例の機能構成を示すプロック図である。
図 1は、 第 1実施形態例に係る管理システムの構成図である。
図 2は、 商品処理装置及び R C Uの機能構成を示すブロック図である。
図 3は、 WWWブラウザ上で表示される稼動情報の一例 (S t a t u s情報) を示す説明図である。
図 4は、 WWWブラウザ上で表示される稼動情報の一例 (P r e s e t情報) を示す説明図である。
図 5は、 WWWブラウザ上で表示される稼動情報の一例 (S t a i t i s t i c s情報) を示す説明図である。
図 6は、 RCUが行う処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図 7は、 生産ラインの模式図である。
図 8は、 従来の管理システムの構成の一例を示す説明図である。 発明を実施するための最良の形態
次に、 本発明に係る管理システム及び商品処理装置について、 図面を参照しな がら詳細に説明する。
<第 1実施形態例 >
ϋ構成;]
( 1 ) 全体構成
図 1に、 本発明に係る生産管理システムの全体構成を示す。
本システムは、 複数の商品処理装置 2、 情報端末 4a、 4b、 4c、 4 d及び 通信回線 5から構成される。
商品処理装置 2は、 食品や工業部品等の製品を一定量計量し、 袋詰めした後に 品質検査を行い、 箱詰めする商品の生産ラインを構成する商品処理装置である。 たとえば、 供給機、 組合せ計量機、 包装機、 シールチヱッカ、 金属検出器、 重量 チェッカー、 振分け装置および箱詰機である。 後述するように、 商品処理装置 2 には RCU3が備えられ、 WWW (Wo r 1 d Wide Web) サーバ 34 、 電子メールクライアント 35、 FTPクライアント 36、 プリントクライアン ト 37が RCU 3に搭載されている(図 2参照)。商品処理装置 2の詳細について は後述する。
情報端末 4 aは、 パーソナルコンピュータやワークステーションなどからなり 、 ネットワークインターフェイスを介して通信回線 5に接続されている。 情報端 末 4 aには、 WWWブラウザ、 FTPサーバ及び電子メールクライアントが搭載 されており、 各商品処理装置 2の WWWサーバ 34へのアクセス、 FTPクライ アント 36とのフアイルの送受信、 電子メ一ルサーバ 4 cからの電子メ一ル受信 が可能になっている。 WWWブラウザは、 通信する商品処理装置を IPアドレス 等で特定し、 その WWWサーバに記憶されている HTML (Hyper Text
Markup L a n g u a g e ) 文書等を表示させる。
情報端末 4 bは、 プリントサーパを有し、 ネッ トワークイン夕一フェイスを介 して通信回線 5に接続されている。 情報端末 4 bには、 プリン夕が接続されてい る。 プリントサーバは、 プリントクライアントからの印刷信号を受け、 プリン夕 にその内容を印刷する。
情報端末 4 cは、 電子メールサーバを有し、 ネットワークイン夕一フェイスを 介して通信回線 5に接続されている。 電子メールサーバは、 管理する電子メール アドレス毎に電子メールを保存している。 また、 この電子メールサーバはプッシ ュ機能を備えており、 電子メールクライアントから電子メールを受信すると、 即 座にその電子メールァドレスの電子メールクライアントに向けて電子メールを配 信する。
情報端末 4dは、 携帯電話、 PHS (Personal Handyphon e Syst em), ポケットペルなどの携帯無線端末である。 情報端末 4 dは、 プリヅジ (無線基地局) 6を介して通信回線 5に接続されている。 ブリッジ 6は 、 ネットワーク上のデ一夕を基に、 配信先が携帯無線端末であればその携帯無線 端末に向けてデータを無線で転送する。 配信先が携帯無線端末の場合には通常無 線用にプロトコルが異なるため、 プリッジ 6はプロトコル変換の機能も備えてい る。
通信回線 5としては、 例えば 1 OBASE— Tのイーサネヅト回線、 ハブ、 ル 一夕一で構成される LAN (ローカルエリアネットワーク) を挙げることが出来 る。 この通信回線では、 通信プロトコルに T CPZI Pが用いられる。
(2-1)商品処理装置の構成
各商品処理装置 2には、 駆動部 20と、 センサ 21と、 該駆動部 20の制御、 該センサ 21からの信号の処理および商品処理装置全体の制御をする RCU (R emor t e Cont ro l Unit) 3と、 撮像部 22とが備えられてい る。 さらに、 図示しない商品処理装置の操作入力やその表示を行う表示入力手段 が備えられている。
駆動部 20は、 例えば商品処理装置 2が組合せ計量機の場合、 分散フィーダ一 、 放射フィーダ一、 プールホッパ、 計量ホッパなどで、 重量チェッカーの場合、 コンベア駆動モー夕などである。 駆動部 20は、 商品を処理する際、 各商品処理
装置の処理内容にあわせて駆動する。
センサ 21は、 例えば商品処理装置 2が組合せ計量機の場合、 ロードセルなど の重量測定センサや商品の供給量を検出する光電管などである。 センサ 21は、 各商品処理装置 2の処理内容に応じて物理量を検出する。
撮像部 22は、 CCDカメラ、 ビデオカメラ等のカメラと、 画像ファイル変換 手段とで構成されている。 前記カメラは、 商品処理装置の稼動状態を撮影する。 たとえば処理する商品の流れや各駆動部の駆動状態を、 一定時間毎に撮影する。 もしくは駆動部の動作不良が起こった場合、 その部位を撮影する。 画像ファイル 変換手段は、 前記撮影された映像を画像ファイルに変換し、 後述する RCU3の 処理プログラム 39に送信する。
RCU3は、 図 2に示すように、 CPU30、 制御プログラム 31、 メモリ 3 2、 ネットワークインターフェイス 33、 WWWサーバ 34、 電子メールクライ アント 35、 FTPクライアント 36、 プリントクライアント 37、 CGI (C ommo n Gateway I n t e r f a c e ) 38及び処理プログラム 3 9から構成される。
CPU 30は、 制御プログラム 31、 ネヅトワークインターフェイス 33、 W WWサーバ 34、 電子メールクライアント 35、 FTPクライアント 36、 プリ ントクライアント 37、 CG I 38及び処理プログラム 39の実行、 監視やその 制御を行う。 また、 CPU30は、 メモリ 32へ各種情報の読み書きを行う。 制御プログラム 31は、駆動部 20 a、 20b、 20 c · ··とセンサ 21 a、 2 lb, 21 cとに接続しており、 前記駆動部 20の駆動制御や前記センサ 21か らの信号処理および商品処理装置全体の制御を行う。 たとえば商品処理装置が組 合せ計量機の場合、 分散フィーダ、 放射フィーダ、 プールホッパを駆動させ、 計 量ホヅパに商品を移送する。 その後計量ホヅパに接続されているロードセルから の重量信号を基に組合せ計量を行う。 そしてその組合せ結果に該当する計量ホッ パを駆動させ商品を排出する。 また、 処理装置の稼動情報であるエラ一情報、 駆 動条件、 稼動状況等を、 メモリ 32に記憶させる。
稼動情報のうち、 エラー情報は、 商品処理装置の停止、 駆動部の駆動不良、 セ ンサの異常などである。
駆動条件 (St atus) は、 後述する図 4に示すように、 商品名 (PROD UCT NAME)ヽ 商品コード (PRODUCT CODE)、 計量スピード ( SPEED), 目標計量重量値 (TARGET WE I GH T)、 計量上限値 (U PPER L IMI T)、 フィーダ一の駆動調整 (FEEDER ADJUST) 、 ホッパの駆動調整 (HOPPER ADJUST)等である。
稼動状況は、 後述する図 5に示すように、 過量計量個数(OVER)、 正量計量 個数 (PROPER)、 軽量計量個数 (UNDER)、 実処置速度 (SPEED) 、 正量計量重量の平均値 (MEAN)、 正量計量重量の標準偏差 (STD. DEV )、 計量毎の計量値の度数分布 (HI STGRAM) などである。
メモリ 32は、 前記エラ一情報、 駆動条件、 稼動状況のほか、 後述する WWW サーバ 34が用いる HTML文書、 画像ファイル変換手段によって作成された画 像ファイル、 後述する電子メールクライアント 35が用いる電子メール、 後述す る FTPクライアント 36が用いるファイル、 後述するプリントクライアント 3 7が用いる印字デ一夕等が記憶されている。
ネットワークイン夕一フェイス 33は、 例えばいわゆる LANアダプタで構成 され、 プロトコルとして TCP/I Pを利用する。 LAN上では、 一意の IPァ ドレスが設定されている。 ネットワークインタ一フヱイス 33は、 通信回線 5、 WWWサーバ 34、 電子メールクライアント 35、 FTPクライアント 36、 プ リントクライアント 37とも接続されている。
WWWサーバ 34は、 指定部 341と提供部 342とから構成される。 指定部 341は、 後述する WWWブラウザからの指示に基づいて、 実行内容と実行対象 を指定する。 提供部 342は、 前記実行対象を WWWブラウザに表示する。 実行 内容とは、 メモリ 32に記憶されている HTML文書等を表示することや、 処理 プログラム 39の実行を CGIに指示することなどである。 また、 実行対象とし ては、 メモリ 32に記憶されているエラ一情報、 駆動条件、 稼動状況、 画像ファ ィルなどの稼動情報や電子メールデータ、 ファイルデータ、 印字デ一夕である。 なお、 WWWブラウザと WWWサーバとは、 HTTP (HyperText T r ans f e r P r o t o c o 1 ) を用いて通信する。
電子メールクライアント 35は、 メモリ 32に記憶されている電子メールを、
電子メールサーバである情報端末 4 cに送信する。 電子メールの通信には POP (Post Of f i ce P r o t o c o 1)、 SMTP (S imp 1 e Ma i 1 Transf er Prot oco l ) IMAP (Int ernet M essage Access Prot oco l) などが使用される。
FTPクライアント 36は、 メモリ 32に記憶されているファイルを情報端末 4 aの FTPサーバに送信する。 FTPサーバと FTPクライアントとの通信は 、 FTP (Fi le Transf er Prot oco l) を用いて行われる ο
プリントクライアント 37は、 メモリ 32に記憶されている印字デ一夕を、 プ リントサーバを備えた情報端末 4bに送信する。 プリントサーバとプリントクラ イアントとの間の通信は、 例えば LP S/LPDプロトコルを用いて行われる。 このプロトコルは、 T CP/I Pを利用する印刷用のプロトコルであればよい。
CGI 38は、 指定部 341によって指定された実行内容と実行対象とに基づ き、 処理プログラム 39を起動する。 この CGI 38は、 Per l (Pr ac t i c a 1 Ext ract i on and Report Language) で記述されている。 CGI 38は、 WWWサーバ 34と処理プログラム 39との 間で情報の受け渡しを行い、 かつ WWWサーバ 34側の処理プログラムを起動さ せる。 なお、 CGI 38は、 前記指定に対応する複数の別プログラムで構成され ている。 CGI 38は、 実行内容が表示の場合、 処理プログラム 39から表示内 容を受け取り、 その表示内容を HTML化した後に WWWサーバ 34に渡す。 処理プログラム 39は、 CG I 38によって渡される指定に基づくプログラム の実行や、 エラ一発生時のエラ一情報の電子メール配信を行ったり、 画像フアイ ル変換手段により変換された画像ファイルをメモリ 32に書き込んだりする。 処 理プログラム 39も、 実行内容と実行対象に対応した複数のプログラムから構成 される。
( 3 ) 稼動情報の表示及び設定例
図 3〜5に、 WWWサーバ 34及び CG I 38により提供され、 情報端末 4 a の WWWブラウザにより表示される画面例を示す。 図 3〜 5の画面例は、 商品が ポテトチップスである場合の計量機が商品処理装置である場合の例である。
各図において、 左側の表示部分は、 WWWブラウザから計量機のウェブページ へのアクセス要求が許可されると表示されるメニュー画面である。 図 3〜5では 、 「S t a t u s (装置の全体的動作の設定/表示)」、 「P r e s e t (予約設定 )」及び「St ait ist i c (運転状況の表示)」 の 3つが、 稼動情報の選択 肢として表示されている。 また、 「Stait ist ic」 の下には、 「D i s p 1 ay」、 「Ma i 1」、 「FTP」及び「Pr int」 が、 運転状況の出力先の選 択肢として表示されている。
図 3の画面例は、 「Status」 を選択した場合に表示される画面例である。 「Status」 画面では、 商品処理装置の全体的動作が表示される。 本例では 、 装置のオン/オフや、 商品の生産が停止中か生産中かなどが表示されている。 ユーザが、 装置のオン/オフや生産の開始/停止の設定を変えて 「Regist rat ion」 ボタンを押すと、 この設定に基づいて商品処理装置 2の動作制御 が行われる。
図 4の画面例は、 メニューの中から 「Preset」 を選択した場合に表示さ れる画面の例である。 「P r e s e t」画面では、予約設定の内容を示すパラメ一 夕の値が表示される。 本例では、 生産対象の商品名、 商品コード、 計量スピード 、 1袋の目標計量重量値、 計量上限値などが表示されている。 また、「FEEDE R AD JUST」 や 「HOPPER ADJUSTj を選択すると、 計量機の フィーダやホッパーについてさらに詳細な設定が表示されるようになっている。 パラメ一夕値を変えたい場合、 ユーザは、 新たなパラメ一夕値を書き込み、 画 面下の 「Regi st rat ion」 ボタンを押す。 これにより、 新たなパラメ —夕値が商品処理装置 2のメモリ 32に書き込まれ、 これに基づいて商品処理装 置 2の制御が行われる。
図 5の画面例は、 メニューの中から 「3 11 土 31: :10」 の 「013 1 ay」を選択した場合に表示される画面の例である。 「St ait i st ic」画 面では、 実際の運転状況が表示される。 本例では、 過量計量個数、 正量計量個数 、 軽量計量個数、 実処置速度、 正量計量重量の平均値、 正量計量重量の標準偏差 、 計量毎の計量値の度数分布などが表示されている。 さらに、 計量毎の計量値の 度数分布を用いて画像情報を表示することにより、 生産状況を一目で把握するこ
とができる。
なお、 ユーザが稼働状況の出力先として 「Mai l」、 「FTP」 または 「P r int」 のいずれかを選択すると、 前述の情報を電子メールクライアント、 FT Pサーバまたはプリントサーバにより出力させることが出来る。
[処理の流れ]
次に、 本管理システムにおける処理の流れについて図 6を用いて説明する。 図 6は、 本実施形態例における R C Uが行う処理の流れの一例を示すフローチ ャ一トである。 情報端末 4 a上の WWWブラウザから、 各商品処理装置に割り当 てられた I Pアドレス等を URL (Un i f 0 rm Resource Loc at or) として入力することで、 WWWサーバ 34へアクセス可能になる。 ステップ S 1では、 WWWサ一バ 34は、 WWWブラウザからのアクセスを待 機している。
ステップ S 2では、 WWWサーバ 34は、 所定の認証処理を行う。 たとえば、 WWWサーバ 34は、 ユーザ I Dおよびパスワードの入力を要求し、 メモリ 32 内にあらかじめ登録されている認証情報と一致した場合のみアクセスを許可する 。 アクセスが許可されるとステップ S 3に移行する。 アクセスが許可されない場 合、 後述するステヅプ S 14に移行する。
ステップ S3では、 WWWサーバ 34は、 稼動情報の選択を受け付けるため、 前記図 3の左側部分が表示されたメニュー画面を WWWブラウザに送信する。 ステップ S 4では、 WWWサーバ 34は、 メニュー画面のうち、「S t a t us 」が選択されたか否かを判断する。 "Yes"と判断すると、 ステップ S 5に移行 する。 " No" と判断すると、 後述するステップ S 7に移行する。
ステップ S 5では、 WWWサーバ 34は、 CG 138を起動させる。 CGI 3 8は処理プログラム 39を起動させ、 処理プログラム 39は制御プログラム 31 に対して商品処理装置 2の状態を問い合わせる。 制御プログラム 31はその時の 状態に応じた信号を、 処理プログラム 39に返信する。 返信を受けた処理プログ ラム 39は、 その返信内容を HTML化して CGI 38に返信する。 CGI 38 は、 HTML化された商品処理装置の状態を WWWサーバ 34に渡す。 WWWサ —バ 34は、 HTML化された前記状態を WWWブラウザに送信する。 WWWブ
ラウザは、 商品処理装置の状態を示す画面、 例えば図 3の画面を表示する。 その 後ステップ S 6に移行する。
ステップ S 6では、 WWWサーバ 34は、 パラメ一夕の書き換えの有無を判断 する。 具体的には、 WWWサーバ 34は、 ユーザが 「Regist rat ion 」 ボタンを押したか否かを判断する。 押したと判断すると、 ステップ S 7に移行 する。 ユーザが 「Regi st rat ion」 ボタンを押さない場合、 前記ステ ップ S 4に戻り、 いずれかの稼動情報の選択を待機する。
ステップ S 7では、 WWWサーバ 34は、 WWWブラウザからユーザが入力し たパラメ一夕を受信し、 CGI 38を起動させる。 CGI 38は処理プログラム 39を起動させ、 処理プログラム 39は制御プログラム 31に対して商品処理装 置の状態を変更する。 その後ステップ S 4に戻る。
ステップ S 8では、 WWWサ一パ 34は、 メニュー画面のうち、「P r e s e t 」が選択されたか否かを判断する。 "Yes"と判断すると、 ステップ S 9に移行 する。 "No" と判断すると、 後述するステップ S 12に移行する。
ステップ S 9では、 WWWサーバ 34は、 CG 138を起動させる。 CGI 3 8は処理プログラム 39を起動させ、 処理プログラム 39はメモリ 32から駆動 条件を読み出す。 駆動条件を読み出した処理プログラム 39は、 その返信内容を HTML化して CGI 38に返信する。 C G I 38は、 HTML化された駆動条 件を WWWサーバ 34に渡す。 WWWサーバ 34は、 HTML化された駆動条件 を WWWブラウザに送信する。 WWWブラウザは、 受信した駆動条件を例えば図 4に示すように表示する。 その後ステップ S 10に移行する。
ステップ S 10では、 WWWサーバ 34は、 パラメ一夕の書き換えの有無を判 断する。 具体的には、 WWWサーバ 34は、 ユーザが 「Regi st rat io n」 ポタンを押したか否かを判断する。 押したと判断すると、 ステップ S 11に 移行する。 ユーザが 「Regi st rat ion」 ボタンを押さない場合、 前記 ステップ S 4に戻る。
ステップ S I 1では、 WWWサーバ 34は、 WWWブラウザからユーザが設定 したパラメ一夕を受信し、 CGI 38を起動させる。 CGI 38は処理プログラ ム 39を起動させ、 処理プログラム 39は書き換えられた駆動条件をメモリ 32
に格納する。 その後ステップ S 4に戻る。
ステヅプ S 12では、 WWWサーバ 34は、 メニュー画面のうち、「S t a i t ist i csjの 「Display」 が選択されたか否かを判断する。 "Yes" と判断すると、 ステップ S 13に移行する。 "No"と判断すると、後述するステ ヅプ S 14に移行する。
ステップ S 13では、 WWWサーバ 34は、 CG 138を起動させる。 CGI 38は処理プログラム 39を起動させ、 処理プログラム 39はメモリ 32から稼 動状況を読み出す。 稼動状況を読み出した処理プログラム 39は、 その返信内容 を HTML化して CGI 38に返信する。 返信された CGI 38は、 HTML化 された稼動状況を WWWサーバ 34に渡す。 WWWサーバ 34は、 HTML化さ れた稼動状況を、 WWWブラウザに送信する。 wwwブラウザは、 受信した稼働 状況を、 例えば図 5に示すように表示する。 その後、 ステップ S 4に戻る。 ステップ S 14では、 WWWサーバ 34は、 メニュー画面のうち、「S t a i t ist i csjの「M ai l」が選択されたか否かを判断する。 "Yes"と判断 すると、 ステップ S 15に移行する。 "No"と判断すると、後述するステップ S 16に移行する。
ステップ S 15では、 WWWサーバ 34は、 CG 138を起動させる。 CGI 38は処理プログラム 39を起動させ、 処理プログラム 39はメモリ 32から稼 動状況を読み出す。 稼動状況を読み出した処理プログラム 39は、 設定されてい る電子メールアドレスと共にその返信内容を電子メールの形式に変換し、 メモリ 32に書き込む。 その後、 処理プログラム 39は、 電子メールクライアント 35 を起動し、 作成した電子メールを、 設定された電子メールサーバを介して配信さ せる。 その後ステップ S 4に戻る。
ステップ S 16では、 WWWサーバ 34は、 メニュー画面のうち、「S t a i t i s t i c s」の「FTP」が選択されたか否かを判断する。 "Yes"と判断す ると、 ステップ S 17に移行する。 "No"と判断すると、後述するステップ S 1 8に移行する。
ステップ S 17では、 WWWサ一バ 34は CG I 38を起動させる。 CGI 3 8は処理プログラム 39を起動させ、 処理プログラム 39はメモリ 32から稼動
状況を読み出す。 稼動状況を読み出した処理プログラム 3 9は、 その返信内容を ファイルに変換してメモリ 3 2に書き込む。 その後、 F T Pクライアント 3 6を 起動し、 作成したファイルを設定された F T Pサーバに配信させる。 その後ステ ップ S 4に戻る。
ステップ S 1 8では、 WWWサーバ 3 4は、 メニュー画面のうち、「S t a i t i s t i c s」の「P r i n t」が選択されたか否かを判断する。 "Y e s "と判 断すると、 ステップ S 1 9に移行する。 "N o "と判断すると、 前記ステップ S 4 民る。
ステップ S 1 9では、 WWWサーバ 3 4は C G I 3 8を起動させる。 C G I 3 8は処理プログラム 3 9を起動させ、 処理プログラム 3 9はメモリ 3 2から稼動 状況を読み出す。 稼動状況を読み出した処理プログラム 3 9は、 読み出した内容 を印刷データに変換し、 メモリ 3 2に書き込む。 その後、 プリントクライアント 3 7を起動し、 作成した印刷データを設定されたプリントサーバに配信させる。 その後ステップ S 4に戻る。
前記ステップ S 2において、 WWWブラウザからのアクセスが許可されない場 合、 ステップ S 2 0に移行する。 ステップ S 2 0では、 所定の他の処理が行われ る。 たとえば、 WWWサーバ 3 4は、 「アクセス不可」などのメッセージ表示画面 を WWWブラゥザに送信する。
次に、 エラー発生の場合を説明する。 エラ一発生時には、 エラー情報が電子メ ールで配信される。 エラーが発生すると、 エラ一情報が制御プログラム 3 1によ つてメモリ 3 2に記憶される。 それと同時にエラ一処理用の処理プログラム 3 9 が制御プログラム 3 1によって起動される。 エラ一処理用の処理プログラム 3 9 はエラー情報をメモリ 3 2から呼び出し、 設定されている電子メールァドレスと その時記憶されている動作不良の画像ファイルと共に、 電子メールの形式に変換 してメモリ 3 2に書き込む。 その後、 電子メールクライアント 3 5を起動し、 作 成した電子メールを配信させる。 さらに、 ファイルや印刷デ一夕の形式にエラー 情報を変換し、 設定された F T Pサーバやプリントサーバに送信してもよい。 本実施形態例では、 商品処理装置に WWWサーバを備えているので、 稼動情報 の表示やその設定を情報端末上の WWWブラウザで行うことが出来る。 情報端末
と商品処理装置とを専用通信回線で接続する必要がなく、 管理システムを容易に 構築できる。 しかも、 稼動情報を管理するためのアプリケーションとして汎用の アプリケーションを用いるので、 操作が容易である。 また、 汎用アプリケ一ショ ンを用いて、 様々な形態で稼動情報を出力または設定できるため、 商品処理装置 を管理する上での地理的、 時間的制約を大幅に緩和できる。 さらに、 本実施形態 例では、 稼動情報をネットワーク上のプリン夕で印刷出力可能である。 このよう にすれば、 商品処理装置に印字装置を接続する必要が無くなる。
<他の実施形態例 >
(a) 前記第 1実施形態例では通信回線 5のイーサネッ卜回線を 10 B A S E 一 Tで構成したが、 10BASE— 2、 10BASE— 5、 100BASE-T 等で構成することも可能である。 また通信回線 5を無線式ネットワークに変更す ることも可能である。 その場合は、 商品処理装置のネットヮ一クインターフェ一 ス 33と情報端末 4 a〜 4 cの通信ィン夕一フェースとを、 無線ネットワークに 対応させればよい。 つまり、 無線式ネットワークは、 商品処理装置および情報端 末 4 a〜4 c側で T CP/I Pを利用できる回線であればよい。
さらに通信回線 5の一端にモデム、 ターミナルァダァプタ、 ル一夕一等を用い 、 電話回線等の公衆回線を利用すれば、 インタ一ネット等の外部ネットワークと 接続することが可能になる。 このようにすれば使用場所の制約がいつそう緩和さ れ o
(b) 前記第 1実施形態例では、 RCU3にネットワークイン夕一フェイス 3 3を備えていたが、 さらに携帯無線端末用のィン夕一フェースを備えてもよい。 また、 情報端末 4 c上のメールサーバに携帯無線端末用のィン夕一フヱースを備 えてもよい。 このようにすれば、 該インターフェースと携帯無線端末を接続して 商品処理装置から管理者の携帯無線端末にエラ一情報を送信することができる。
(c) 前記第 1実施形態例では、 稼動情報の提供形態として HTML文書を用 いたが、 SGML (S t andard Gene r a l i z ed Markup Language) -^XML (ext ens ib l e Markup L a n guage) などのマークァップ言語で記述された構造化文書の形態で稼動情報 を提供することもできる。
(d) 前記第 1実施形態例では、 処理プログラム 39を起動させるために CG Iを用いたが、 SSI (Server S ide I n c 1 u d e s ) や A S P (Act ive Server P a g e ) などにより各種処理プログラムを実 行させることも可能である。
(e)前記第 1実施形態例では、 エラー情報を商品処理装置が自動的に電子メ ールや、 ファイル、 印刷データの形式で配信するが、 表示メニューにエラー情報 を加えて、 WWWブラゥザ上で表示できるようにしてもよい。
(g)前記第 1実施形態例では、 I Pアドレスを LAN上で一意に設定したが DHCP (Dynami c Host Conf igurat ion P r o t o c o 1) を用いて動的に I Pアドレスを割り振ってもよい。
(h)前記第 1実施形態例では、 印字時に印刷用データに変換したが、 FTP プロトコルが利用可能なプリンタを用いる場合、 FTPを用いてプリン夕出力し てもよい。 産業上の利用可能性
本発明を用いれば、 既存のアプリケーション及びネットワーク資源を用いて生 産ラインの管理システムを構築することが出来、 生産ラインの変化に対する対応 が容易である。 TCP/IPを用いたネットワークを利用すれば、 生産ラインを 管理する場所の制約を減少させることが出来る。 既存のアプリケーションで管理 可能であるので、 操作が容易である上、 操作習得時間を短縮できる。