WO2001015343A1 - Station de base, terminal de transmission et procede de commande de la puissance de transmission - Google Patents

Station de base, terminal de transmission et procede de commande de la puissance de transmission Download PDF

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Description

明 細 書 基地局装置、 通信端末装置、 及び送信電力制御方法 技術分野
本発明は、 ディジタル無線通信システムにおいて使用される基地局装置、 通 信端末装置、 及び送信電力制御方法に関する。 背景技術
CDMA (Code Division Multiple Access:符号分害 U多元接続) 方式 は、 自動車電話、 携帯電話などの移動通信において、 同一の周波数帯域で複数 の局が同時に通信を行う際の多元アクセス方式技術の一つである。他の技術と して、 FDMA (Frequency Division Multiple Access:周波数分害!]多 元接続) 方式、 TDMA (Time Division Multiple Access:時分割多元 接続) 方式などが知られているが、 CDMA方式はこれらの技術と比較して高 い周波数利用効率が図れ、 より多くの利用者を収容できる方式である。
CDMA方式では、 同一の周波数帯域を複数のユーザ一が共有するために、 あるユーザーの信号は他のユーザーに対する干渉信号となり、 他のユーザ一の 信号もまたそのユーザーに対する干涉信号となる。 したがって、 サービスエリ ァ内で均一の通信品質を得るためには、 通信端末の所在位置によらず、 希望信 号電力対雑音電力]:匕 (S IR -Signal Interference Ratio) 力一定でな ければならない。 特に、 通信端末から基地局への上り回線 (UL:Up Link) に関しては、 同一周波数を使用する隣接局への干渉を低減させるなどのために、 各移動局から送信された信号を基地局で受信する際の電力が一定になるよう に、 各移動局が送信電力の調整を行う必要がある。
CDMA方式で双方向通信する場合においては、 一般に、 上り回線と、 基地 局から移動局への下り回線 (DL:DOWn Link) とで送信搬送波周波数が異な る F D D ( Frequency Division Duplex) 方式力 s用いられる。 C D MA/ F D Dにおける送信電力制御 (T P C ) としては、 基地局において受信電力を 測定し、 その受信電力に基づいて移動局に送信電力の上げ下げを指示するクロ ーズドノレープによる T P C (Transmission Power Control ) 力一般に用 いられる。
ディジ夕ル無線通信システムにおいては、 送信がしばらく停止する状況が考 えられる。 例えば、 基地局側でデ一夕の送信停止期間を設けるコンプレストモ ードを採用することがある。 このコンプレス卜モードのように、 基地局におい て送信停止期間が存在する場合、 送信停止期間中に送信電力制御を行わないた めに、 送信を停止する直前の送信電力制御値と送信を再開した時点の送信電力 制御値との間に大きな差が生じることがある。 この差は、 品質の変化が大きい 高速フエ一ジングが生じたときに顕著に現われる。 すなわち、 送信再開直後に は、 送信電力が理想値から大きくずれている状態になることがある。 この場合、 送信電力が理想値に復帰するまでの間に、 信号品質が大きく劣化するか、 ある レ、は信号品質が所望品質に比べて遙かに高い過剰品質となって、 他ユーザに大 きな干渉を及ぼすという課題がある。 発明の開示
本発明の目的は、 送信がしばらく停止する状況になっても、 送信再開後に迅 速に送信電力値を理想値に復帰させることができる基地局装置、 通信端末装置、 及び送信電力制御方法を提供することである。
本発明の主題は、 信号送信が行われない状況下において、 送信再開の直前の スロッ トで、 上り回線の信号として、 下り回線の信号品質と下り回線の所望品 質との差を補償するような送信電力制御情報 (T P Cビット) を送信すること である。 これにより、 所定時間信号送信が行われない状況で、 例えば W— C D M A移動通信方式において、 送信電力を迅速に理想値に収束させることができ、 異キヤリアをモニタするために設けるコンプレストモ一ドで、 その送信再開時 の送信電力誤差による、 ユーザの品質の劣化又は他ユーザへの干渉の増大を避 けることができる。 本発明は、 コンプレストモード以外で所定時間信号送信が 行われない状況においても適用することができる。 図面の簡単な説明
図 1は、 本発明の実施の形態 1に係る基地局装置の構成を示すプロック図; 図 2は、 本発明の実施の形態 1に係る通信端末装置の構成を示すプロック 図;
図 3は、 本発明の実施の形態 1に係る基地局装置における送信電力制御方法 のフローチヤ一ト ;
図 4は、 本発明の実施の形態 1に係る通信端末装置における送信電力制御方 法のフローチヤ一ト ;
図 5 Aは、 本発明の送信電力制御方法を説明するための図;
図 5 Bは、 本発明の送信電力制御方法を説明するための図;
図 6は、 本発明の送信電力制御方法において使用される信号のスロット構成 を示す図;
図 7は、 本発明の実施の形態 2に係る基地局装置における送信電力制御方法 のフローチヤ一ト ;
図 8は、 本発明の実施の形態 2に係る通信端末装置における送信電力制御方 法のフローチヤ一ト ;
図 9は、 本発明の実施の形態 2に係る送信電力制御方法において使用される 信号のスロット構成を示す図;
図 1 0は、 本発明の実施の形態 3に係る通信端末装置の構成を示すプロック 図;
図 1 1は、 本発明の実施の形態 3に係る基地局装置における送信電力制御方 法のフローチヤ一ト ;
図 1 2は、 本発明の実施の形態 3に係る通信端末装置における送信電力制御 方法のフローチヤ一卜 ;
図 1 3は、 コンプレストモ一ドのフレーム構成を説明するための図; 図 1 4は、 本発明の実施の形態 3に係る通信端末装置における送信電力制御 方法を説明するための図;
図 1 5は、 本発明の実施の形態 4におけるコンプレストモ一ドの際の送信を 説明するための図;
図 1 6は、 本発明の実施の形態 5に係る基地局装置の構成を示すブロック 図;
図 1 7は、 本発明の実施の形態 6に係る通信端末装置の構成を示すプロック 図;並びに
図 1 8は、 本発明の実施の形態 7に係る通信端末装置の構成を示すプロック 図である。 発明を実施するための最良の形態
以下、 本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。 (実施の形態 1 )
図 1は、 本発明の実施の形態 1に係る基地局装置の構成を示すブロック図で ある。 図 1において、 アンテナ 1 0 1を介して受信された通信端末装置からの 信号は、 無線受信部 1 0 2により周波数変換などの所定の処理がなされる。 上 記所定の処理後の受信信号は、 復調部 1 0 3により復調される。 復調された信 号は、 U L受信データとして得られると共に、 S I R測定部 1 0 4に送られる。
S I R測定部 1 0 4では、 復調された信号から S I Rが測定される。 測定さ れた S I Rは、 比較部 1 0 5において、 U L夕一ゲット S I Rと比較される。 具体的には、 測定された S I Rと U Lターゲット S I Rとの間で減算処理が行 われる。 すなわち、 比較部 1 0 5においては、 測定された S I Rが夕ーゲット (理想) S I Rからどの程度離れているかが求められる。
比較部 1 0 5における減算結果は、 T P Cビット生成部 1 0 6に送られる。 ここでは、 減算結果に基づいて、 測定 S IRが UL夕一ゲヅト S IRよりも高 いか低いかを判定する。 そして、 その判定結果に基づいて、 送信電力制御情報 である TP Cビットを生成する。 具体的には、 測定 S I Rが ULターゲット S I Rよりも高い場合には、 送信電力を減少させる旨の UL— TP Cビットを生 成し、 測定 S I Rが U Lターゲット S I Rよりも低い場合には、 送信電力を増 加させる旨の UL— TPCビットを生成する。 この TPCビットは、 フレーム 構成部 107に送られる。
一方、 復調部 103で復調された信号からは、 D L— TP Cビットが抽出さ れ、 この DL— TPCビッ トは送信電力制御部 108に送られる。 送信電力制 御部 108では、 D L— TP Cビットを判定する。 すなわち、 DL— TPCが 送信電力を増加する旨を示すか、 送信電力を減少する旨を示すかを判定する。 そして、 この DL— TPCビットは、 送信電力制御部 108において加算して 蓄えられる。 送信電力制御部 108は、 この判定結果にしたがって、 無線送信 部 1 10に送信電力制御信号を送信する。
フレーム構成部 107では、 D L送信データ及び TP Cビット情報を含めた 送信フレームが構成される。 このようにフレーム構成された送信信号は、 変調 部 109に送られ、 変調部でディジ夕ル変調された後に、 無線送信部 1 10に 送られる。 また、 フレーム構成部 107には、 コンプレストモードのフレーム にするタイミングが通知されるので、 フレーム構成部 107は、 そのタイミン グにしたがってコンプレストモ一ドのフレーム構成を行う。
無線送信部 1 10においては、 変調後の送信信号に所定の無線送信処理が行 われる。 このとき、 送信電力制御部 108から送信された送信電力制御信号に したがって送信電力が制御される。 無線送信処理された信号は、 送信電力が制 御された状態でアンテナ 101を介して通信端末装置に向けて送信される。 図 2は、 本発明の実施の形態 1に係る通信端末装置の構成を示すブロック図 である。 図 2において、 アンテナ 201を介して受信された基地局装置からの 信号は、 無線受信部 202により周波数変換などの所定の処理がなされる。 上 記所定の処理後の受信信号は、 復調部 203により復調される。 復調された信 号は、 DL受信データとして得られると共に、 S I R測定部 204に送られる。
S I R測定部 204では、 復調された信号から S I Rが測定される。 測定さ れた S I Rは、 比較部 205において、 D L夕一ゲヅト S I Rと比較される。 具体的には、 測定された S IRと DL夕一ゲッ卜 S IRとの間で減算処理が行 われる。 すなわち、 比較部 205においては、 測定された S IRが夕一ゲット (理想) S I Rからどの程度離れているかが求められる。
比較部 205における減算結果は、 TPCビット生成部 206に送られる。 ここでは、 減算結果に基づいて、 測定 S IRが DLターゲット S IRよりも高 いか低いかを判定する。 そして、 その判定結果に基づいて、 送信電力制御情報 である TP Cビットを生成する。 具体的には、 測定 S I Rが DL夕一ゲヅト S IRよりも高い場合には、 送信電力を減少させる旨の DL— TP Cビットを生 成し、 測定 S IRが DLターゲット S IRよりも低い場合には、 送信電力を増 加させる旨の DL— TPCビットを生成する。 この TPCビットは、 フレーム 構成部 207に送られる。
一方、 復調部 203で復調された信号からは、 UL— TPCビットが抽出さ れ、 この UL— TPCビッ トは送信電力制御部 208に送られる。 送信電力制 御部 208では、 UL— TP Cビットを判定する。 すなわち、 UL— TPCが 送信電力を増加する旨を示すか、 送信電力を減少する旨を示すかを判定する。 そして、 この UL— TPCビットは、 送信電力制御部 208において加算して 蓄えられる。 送信電力制御部 208は、 この判定結果にしたがって、 無線送信 部 210に送信電力制御信号を送信する。
フレーム構成部 207では、 UL送信デ一夕及び TP Cビヅト情報を含めた 送信フレームが構成される。 このようにフレーム構成された送信信号は、 変調 部 209に送られ、 変調部でディジ夕ル変調された後に、 無線送信部 210に 送られる。 また、 フレーム構成部 207には、 コンプレス トモードのフレーム にするタイミングが基地局装置からコンプレストモード指示情報が通知され るので、 通信端末装置側は、 コンプレストモ一ドにおける送信停止期間の開始 及び終了のタイミングを知ることができる。
無線送信部 2 1 0においては、 変調後の送信信号に所定の無線送信処理が行 われる。 このとき、 送信電力制御部 2 0 8から送信された送信電力制御信号に したがって送信電力が制御される。 無線送信処理された信号は、 送信電力が制 御された状態でアンテナ 2 0 1を介して基地局装置に向けて送信される。
次に、 上記構成を有する基地局装置及び通信端末装置により行う送信電力制 御方法について説明する。 ここでは、 信号送信がしばらく行われない期間がコ ンプレストモ一ドにおける送信停止期間である場合について説明する。
コンプレス卜モードは、 あるフレームにおいて送信時間を圧縮して無送信期 間 (信号送信を停止している期間) を設けるモードである。 図 1 3に示すよう に、 コンプレストモ一ドのフレームでは、 1フレーム ( 1 5スロット) のうち 前半 7スロットに送信時間を圧縮している。 このため、 伝送レートは通常フレ ームよりも高くなつている。 このように、 送信時間を圧縮しているために、 フ レームの後半 8スロットは無送信期間となる。 この無送信期間を利用して他チ ャネルのモニタを行うことができる。 なお、 本実施の形態においては、 フレー ムの後半 8スロットを無送信期間としているが、 このスロット数については特 に制限はない。
図 3は、 本発明の実施の形態 1に係る基地局装置における送信電力制御方法 のフローチャートである。 ステップ (以下、 S Tと省略する) 3 0 1では、 送 信モードが通常モードであるか、 コンプレストモードであるか、 又はコンプレ ストモード直後の回復モードであるかを判定する。 なお、 この判定は、 コンプ レストモードのタイミングがあらかじめ基地局装置側で分かっているため簡 単に行うことができる。
送信モ一ドが通常モードである場合には、 受信信号から D L— T P Cビット を抽出して、 D L— T P Cビットにしたがって送信電力制御を行う。 すなわち、 0 1^送信電カ丁 は、 前回の送信の際の D L送信電力 T xに D L— T P C ( 1 dB又は一 1 dB) を加えたものとなる (S T 302) 。 また、 通信端末装置 からの受信信号の S IRで UL— TPCビヅトを生成する (ST 307) 。 そ して、 S Τ 302で求められた送信電力 Τχで送信を行う (ST 308) 。 この通常モードの送信電力制御は、 図 6に示すようにして行われる。 すなわ ち、 DLの 1スロッ ト中の既知信号、 例えばパイロット信号 (PL) を用いて 通信端末装置で S I R測定し、 その測定結果から T P Cビットを生成し、 これ を ULに搭載して送信する (一点鎖線矢印) 。 ここでは、 ULは I · Q多重さ れているので、 TP Cビッ トは Qチャネルで送信される。 そして、 この TPC ビットが基地局装置側で反映される。 T P Cビットの反映夕ィミングは、 図 6 における D Lの Y時点である。 したがって、 スロットタイミングと TP Cビッ 卜の反映タイミングは同じではない。
送信モードがコンプレストモードである場合には、 まず、 送信スロットが 7 スロヅトよりも小さいかどうかを判断する (S T 304) 。 これは、 そのスロ ッ卜が送信期間か無送信期間であるかを判断することである。 本実施の形態に おいては、 図 13に示すように、 コンプレス トフレームにおける前半 7スロヅ トが送信期間であり、 後半 8スロットが無送信期間であるので、 送信スロット が 7スロットよりも小さいかどうかを判断する。
送信スロットが 7スロットよりも小さい場合には、 受信信号から D L— T P Cビヅトを抽出して、 DL— TPCビッ卜にしたがって送信電力制御を行う。 すなわち、 DL送信電力 Txは、 前回の送信の際の送信電力 Τχに DL— TP C ( 1 dB又は一 1 dB) を加えたものとなる (ST 305 ) 。 また、 通信端 末装置からの受信信号の S I Rで UL— TPCビットを生成する (ST30 7) 。 そして、 S T 305で求められた D L送信電力 Txで送信を行う (ST 308 ) 。 一方、 送信スロッ卜が 7スロッ卜よりも大きい場合には、 無送信期 間であるので、 送信を行わない (ST 306 ) 。
送信モードがコンプレストモ一ド直後の回復モードである場合には、 送信電 力値を理想値に収束させるように送信電力制御を行う。 具体的には、 受信信号 から D L— T P Cビットを抽出して、 D L _ T P Cビットに応じて送信電力制 御を行う。 すなわち、 DL送信電力 Txは、 前回の送信の際の送信電力 Τχに DL_TPC*Aを加えたものとなる (ST 303) 。 通信端末装置からの受 信信号の S I Rで UL— TPCビットを生成する (ST 307) 。 そして、 S T 303で求められた DL送信電力 Txで送信を行う (ST308) 。
コンプレストモ一ドの回復の際の理想送信電力値への収束方法には制限は なく、 種々の方法を適用することができる。 収束方法としては、 通常の 1ステ ップの送信電力制御幅が 1 d Bの送信電力制御であつても良く、 1ステップの 送信電力制御幅が 1 dBを超えるように設定した送信電力制御であっても良 く、 1ステップの送信電力制御幅を適応的に変更する送信電力制御であっても 良い。 すなわち、 D L— TP C*Aが ± 1 d Bであっても良く、 ± l dB以上 であっても良く、 適応値であっても良い。
図 4は、 本発明の実施の形態 1に係る通信端末装置における送信電力制御方 法のフローチャートである。 ST401では、 送信モードが通常モードである か、 コンプレストモ一ドであるか、 又はコンプレストモ一ド直後の回復モード であるかを判定する。 なお、 この判定は、 コンプレストモードのタイミングが あらかじめ基地局装置から通知されるため簡単に行うことができる。
送信モードが通常モードである場合には、 受信信号から UL— TP Cビット を抽出して、 UL— TP Cビットにしたがって送信電力制御を行う。 すなわち、 UL送信電力 Tyは、 前回の送信の際の UL送信電力 Tyに UL— TP C ( 1 dB又は— 1 dB) を加えたものとなる (S T 402) 。 また、 基地局装置か らの受信信号の S 111で01^—丁?。ビットを生成する (ST 409 ) 。 そし て、 ST 402で求められた UL送信電力 Tyで送信を行う (ST410) 。 この通常モードの送信電力制御は、 図 6に示すようにして行われる。 すなわ ち、 ULの Qチャネルの 1スロヅト中の既知信号、 例えばパイロット信号 (P L) を用いて通信端末装置で S IR測定し、 その測定結果から TP Cビットを 生成し、 これを DLに搭載して送信する (実線矢印) 。 そして、 この TP Cビ ッ卜が通信端末装置側で反映される。 T P Cビットの反映夕ィミングは、 図 6 における ULの Z時点である。 したがって、 スロットタイミングと TP Cビッ 卜の反映タイミングは同じではない。
送信モードがコンプレストモードである場合には、 まず、 送信スロットが何 スロットであるかを判断する (ST 404) 。 これは、 そのスロットが送信期 間か、 無送信期間であるか、 最終スロット (送信再開直前の 1スロット) であ るかを判断することである。 本実施の形態においては、 図 13に示すように、 コンプレストフレームにおける前半 7スロヅ卜が送信期間であり、 後半 8スロ ッ卜が無送信期間であるので、 送信スロッ卜が 0スロットから 6スロットであ るか、 7スロットから 13スロヅ卜であるか、 14スロッ ト (図 13における A) であるかどうかを判断する。
送信スロットが 0スロットから 6スロットである場合には、 受信信号から U L— TPCビットを抽出して、 UL— TPCビッ卜にしたがって送信電力制御 を行う。 すなわち、 UL送信電力 Tyは、 前回の送信の際の送信電力 Tyに U L-TP C ( 1 dB又は一 1 dB) を加えたものとなる (S T 405) 。 また、 基地局装置からの受信信号の S 11^で01^—丁?0ビットを生成する (ST4 09) 。 そして、 ST 405で求められた UL送信電力 Tyで送信を行う (S T 410 ) 。 送信スロットが 7スロットから 13スロットである場合には、 無 送信期間であるので、 送信を行わない (ST 408) 。
送信スロットが 14スロッ卜である場合には、 DL— TPCビットを生成す る (ST406) 。 この DL— TP Cビットの生成方法については、 特に制限 はない。 何らかの方法により、 DLの回線品質を測定し、 その測定結果に基づ いて DL— TP Cビットを生成する。 そして、 所望 (理想) の送信電力値から の誤差を補償する制御信号である既知信号である P L及び D L— T P Cビッ トを UL送信電力 Tyで送信する (ST407) 。 このとき、 1^及び0 — TP Cビットのみを送信する。 これにより、 送信信号における TP Cビットの 占める割合が通常のデータ送信のときよりも高くなるので、 TP Cビットの送 信レートが高くなり、 基地局装置に対してより正確に、 誤りにくい状態で T P Cビットを送信することができ、 その結果、 基地局装置における送信電力制御 を確実に行うことができる。
また、 送信レートを高くする場合において、 送信信号が、 送信電力制御情報 を繰り返えして含む構成を採るようにすることにより、 誤りに強い状態で送信 電力制御情報が送信されることになり、 基地局装置において正確に送信電力制 御情報を受信することができる。
また、 送信レートを高くする場合において、 送信電力制御情報が、 ステップ 幅情報を含む構成を採るようにすることにより、 送信電力制御情報について通 常よりも多くの信号量 (ビット数) を割り当てることができるため、 送信電力 制御における制御ステップ数の情報を載せることができる。 このため、 送信再 開からの回復モードにおいてダイナミックに送信電力制御を行って迅速に送 信電力値を理想値に収束させることができる。
この D L— T P Cビットを利用して、 送信再開の際にあらかじめ送信電力制 御を行っておく。 このように、 送信再開の際にあらかじめ送信電力制御を行つ ておくことにより、 送信電力を理想値に収束させるまでの時間を短縮すること ができる。 すなわち、 送信再開前にあらかじめ送信電力制御を行って事前に補 償を行うことができるので、 理想値までの補償量を小さくすることができる。 これにより、 迅速にュ一ザの信号品質を高め、 あるいは他ユーザへの干渉を低 減することができる。
この送信再開直前のスロッ卜の U Lでは、 及び0 —丁 〇ビットのみ を送信するので、 T P Cビットを多く確保することができる。 これにより、 送 信電力値が理想値から大幅にずれていたとしても、 事前の補償量を大きくする ことができるので、 迅速に送信電力を理想値に収束させることが可能となる。 すなわち、 図 5 Aに示すように、 あらかじめ補償する量 (X ) を大きくとるこ とができるので、 図 5 Bの場合に比べて、 より迅速に送信電力を理想値に収束 させることが可能となる。 また、 このように、 送信再開直前のスロッ トの U Lで何らかのデータ、 例え ば P Lや T P Cビッ トを送信するので、 U Lの S I R測定が可能となる。 この ため、 コンプレストモードにおいては通常使えなかった送信再開直後の D L— T P Cを有効に使用することができる。 これにより送信再開直後から U Lに対 して有効な送信電力制御を行うことができる。
また、 送信再開直前のスロットの U Lで P Lを送信するので、 基地局装置に おいて、 デ一夕復調の際にデータ品質が向上する。 すなわち、 複数フレームに わたる P Lを用いてデ一夕復調する場合に、 P Lの数が多くなるので、 デ一夕 復調の際の品質が向上する。
(実施の形態 2 )
本実施の形態では、 送信再開の直前のスロッ卜で、 基地局装置から既知信号 を通信端末装置に対して送信し、 その既知信号の品質に基づいて求めた送信電 力制御情報を通信端末装置から基地局装置に送信し、 その送信電力制御情報に 基づいて、 下り回線の信号品質と下り回線の所望品質との差を補償するような 送信電力制御を行う場合について説明する。
本実施の形態における基地局装置及び通信端末装置は、 実施の形態 1の構成 と同じであるので、 その説明は省略する。
本実施の形態に係る基地局装置及び通信端末装置により行う送信電力制御 方法について説明する。 ここでは、 信号送信がしばらく行われない期間がコン プレストモ一ドにおける送信停止期間である場合について説明する。
図 7は、 本発明の実施の形態 2に係る基地局装置における送信電力制御方法 のフローチャートである。 S T 7 0 1では、 送信モードが通常モードであるか、 コンプレストモ一ドであるか、 又はコンプレストモ一ド直後の回復モードであ るかを判定する。 なお、 この判定は、 コンプレストモ一ドのタイミングがあら かじめ基地局装置側で分かっているため簡単に行うことができる。
送信モ一ドが通常モードである場合には、 受信信号から D L— T P Cビット を抽出して、 D L— T P Cビットにしたがって送信電力制御を行う。 すなわち、 0 送信電カ丁 は、 前回の送信の際の DL送信電力 Txに DL— TPC ( 1 dB又は _ l dB) を加えたものとなる (S T 702) 。 また、 通信端末装置 からの受信信号の S IRで UL— TPCビットを生成する (ST 709 ) 。 そ して、 S T 302で求められた送信電力 Txで送信を行う (ST 7 10) 。 この通常モードの送信電力制御は、 図 9に示すようにして行われる。 すなわ ち、 DLの 1スロット中の既知信号、 例えばパイロット信号 (PL) のみを用 いて通信端末装置で S I R測定し、 その測定結果から T P Cビッ トを生成し、 これを ULに搭載して送信する (一点鎖線矢印) 。 ここでは、 ULは I · Q多 重されているので、 TP Cビットは Qチャネルで送信される。 そして、 この T P Cビットが基地局装置側で反映される。 なお、 スロットタイミングと T P C ビッ卜の反映タイミングは同じではない。
送信モードがコンプレストモ一ドである場合には、 まず、 送信スロットが何 スロットであるかを判断する (ST 704) 。 これは、 そのスロットが送信期 間か、 無送信期間であるか、 最終スロット (送信再開直前の 1スロット) であ るかを判断することである。 本実施の形態においては、 図 13に示すように、 コンプレストフレームにおける前半 7スロッ 卜が送信期間であり、 後半 8スロ ヅ卜が無送信期間であるので、 送信スロッ卜が 0スロッ トから 6スロヅ トであ るか、 7スロットから 13スロットであるか、 14スロット (図 13における A) であるかどうかを判断する。
送信ス口ヅトが 0スロットから 6スロットである場合には、 受信信号から D L— TPCビッ卜を抽出して、 DL— TPCビッ卜にしたがって送信電力制御 を行う。 すなわち、 0 送信電カ丁 は、 前回の送信の際の送信電力 Txに D L-TP C ( 1 dB又は一 1 dB) を加えたものとなる (ST 705) 。 また、 基地局装置からの受信信号の S 11 で1;1^ー丁卩〇ビヅトを生成する (S T 7 09 ) 。 そして、 S T 705で求められた D L送信電力 Txで送信を行う (S T 710) 。 送信スロットが 7スロットから 13スロットである場合には、 無 送信期間であるので、 送信を行わない (ST 708 ) 。 送信スロットが 14スロットである場合には、 D L— T P Cビットにしたが つて送信電力制御を行う。 すなわち、 DL送信電力 Txは、 送信停止直前の送 信の際の送信電力 Τχに DL— TP C ( 1 8又は— 1 18) を加えたものと なる (ST 706 ) 。 そして、 S T 706で求められた送信電力で既知信号で ある PLのみ送信する (ST 707) 。
送信モードがコンプレストモード直後の回復モードである場合には、 送信電 力値を理想値に収束させるように送信電力制御を行う。 具体的には、 受信信号 から D L— T P Cビットを抽出して、 DL— TPCビットに応じて送信電力制 御を行う。 すなわち、 DL送信電力 Txは、 前回の送信の際の送信電力 Txに DL— TP C*Aを加えたものとなる (ST 703) 。 そして、 基地局装置か らの受信信号の S I Rで UL— TP Cビヅトを生成する (S T 709 ) 。 次い で、 S T 705で求められた D L送信電力 Txで送信を行う (ST710) 。 コンプレストモ一ドの回復の際の理想送信電力値への収束方法には制限は なく、 種々の方法を適用することができる。 収束方法としては、 通常の 1ステ ップの送信電力制御幅が 1 d Bの送信電力制御であつても良く、 1ステップの 送信電力制御幅が 1 dBを超えるように設定した送信電力制御であっても良 く、 1ステップの送信電力制御幅を適応的に変更する送信電力制御であっても 良い。 すなわち、 D L— TP C*Aが ± 1 dBであっても良く、 ± l dB以上 であっても良く、 適応値であっても良い。
図 8は、 本発明の実施の形態 2に係る通信端末装置における送信電力制御方 法のフローチヤ一卜である。 ST801では、 送信モードが通常モードである か、 コンプレス卜モードであるか、 又はコンプレストモ一ド直後の回復モード であるかを判定する。 なお、 この判定は、 コンプレストモードのタイミングが あらかじめ基地局装置から通知されるため簡単に行うことができる。
送信モードが通常モードである場合には、 受信信号から UL— TP Cビット を抽出して、 UL— TPCビットにしたがって送信電力制御を行う。 すなわち、 UL送信電力 Tyは、 前回の送信の際の UL送信電力 Tyに UL— TPC ( 1 dB又は一 1 dB) を加えたものとなる (S T 802) 。 また、 基地局装置か らの受信信号の S 11で01^—丁?0ビットを生成する (ST8◦ 9) 。 そし て、 ST 402で求められた送信電力 Tyで送信を行う (ST810) 。
この通常モードの送信電力制御は、 図 9に示すようにして行われる。 すなわ ち、 ULの Qチャネルの 1スロット中の既知信号、 例えばパイロット信号 (P L) のみを用いて通信端末装置で S I R測定し、 その測定結果から TP Cビッ トを生成し、 これを DLに搭載して送信する (実線矢印) 。 そして、 この TP Cビットが通信端末装置側で反映される。 なお、 スロットタイミングと T P C ビッ卜の反映タイミングは同じではない。
送信モードがコンプレストモ一ドである場合には、 まず、 送信スロットが何 スロットであるかを判断する (ST 804) 。 これは、 そのスロットが送信期 間か、 無送信期間であるか、 最終スロット (送信再開直前の 1スロット) であ るかを判断することである。 本実施の形態においては、 図 13に示すように、 コンプレストフレームにおける前半 7スロッ卜が送信期間であり、 後半 8スロ ヅ卜が無送信期間であるので、 送信スロヅ卜が 0スロッ卜から 6スロヅトであ るか、 7スロットから 13スロットであるか、 14スロット (図 13における A) であるかどうかを判断する。
送信スロットが 0スロットから 6スロットである場合には、 受信信号から U L— TPCビッ卜を抽出して、 UL— TPCビッ卜にしたがって送信電力制御 を行う。 すなわち、 UL送信電力 Tyは、 前回の送信の際の送信電力 Tyに U L-TPC (1 dB又は一 1 dB) を加えたものとなる (ST 805) 。 また、 基地局装置からの受信信号の S IRで DL— TPCビットを生成する (ST8 09) 。 そして、 S T 405で求められた UL送信電力 Tyで送信を行う (S T 810) 。 送信スロッ卜が 7スロッ卜から 13スロットである場合には、 無 送信期間であるので、 送信を行わない (ST 808) 。
送信スロットが 14スロットである場合には、 基地局装置から送信再開直前 の 1スロヅ卜で送信された既知信号から求めた S I Rに基づいて DL— TP Cビッ 卜を生成する (S T 8 0 6 ) 。 そして、 所望 (理想) の送信電力値から の誤差を補償する制御信号である既知信号である P L及び D L— T P Cビッ トのみを U L送信電力 T yで送信する (S T 8 0 7 ) 。 これにより、 送信信号 における T P Cビッ トの占める割合が通常のデ一夕送信のときょりも高くな るので、 T P Cビッ トの送信レートが高くなり、 基地局装置に対してより正確 に、 誤りにくい状態で T P Cビットを送信することができ、 その結果基地局装 置における送信電力制御を確実に行うことができる。
この D L— T P Cビットを利用して、 送信再開の際にあらかじめ送信電力制 御を行っておく。 このように、 送信再開の際にあらかじめ送信電力制御を行つ ておくことにより、 送信電力を理想値に収束させるまでの時間を短縮すること ができる。 すなわち、 本実施の形態においても、 送信再開前にあらかじめ送信 電力制御を行って事前に補償を行うことができるので、 理想値までの補償量を 小さくすることができる。 これにより、 迅速にユーザの信号品質を高め、 ある いは他ユーザへの干渉を低減することができる。
(実施の形態 3 )
本実施の形態では、 全ユーザ共通であるチャネル、 例えば共通パイロットチ ャネルの既知信号及びコンプレストモ一ドにおける個別物理チャネルの既知 信号、 例えばパイロット信号から求められる、 それらの既知信号の送信電力比 を用いて送信電力制御情報に基づいて、 下り回線の信号品質と下り回線の所望 品質との差を補償するような送信電力制御を行う場合について説明する。
本実施の形態における基地局装置は、 実施の形態 1の構成と同じであるので、 その説明は省略する。 本実施の形態に係る通信端末装置の構成を図 1 0を用い て説明する。
図 1 0において、 アンテナ 1 0 0 1を介して受信された基地局装置からの信 号は、 無線受信部 1 0 0 2により周波数変換などの所定の処理がなされる。 上 記所定の処理後の受信信号は、 アナログ復調部 1 0 0 3により復調される。 ァ ナログ復調された信号は、 共通パイロット用ディジ夕ル復調部 1 0 0 4 , 個別 物理用ディジタル復調部 1 0 0 5に送られ、 そこでそれそれのチャネル毎にデ ィジ夕ル復調される。
ディジ夕ル復調されたそれそれの信号は、 D L受信データとして得られると 共 (こ、 R D (power ratio of dedicated data and common pilot 算出部 1 0 1 3に送られる。 ; D C算出部 1 0 1 3では、 2つのディジタル復 調された信号の送信電力比を算出する。 この送信電力比はメモリ 1 0 1 4に格 納される。
この送信電力比は、 適宜、 例えば送信電力比を測定したスロッ卜と異なるス ロッ卜において、 共通パイロヅト用ディジタル復調部 1 0 0 4でディジタル復 調された信号の送信電力と乗算器 1 0 1 5で乗算され、 これにより、 そのとき の個別物理用の信号の送信電力が求められる。 この個別物理用の信号の送信電 力の情報は、 S I R測定部 1 0 0 6に送られる。
一方、 個別物理用ディジタル復調部 1 0 0 5でディジ夕ル復調された信号は、 S I R測定部 1 0 0 6に送られる。 S I R測定部 1 0 0 6では、 ディジタル復 調された信号から S I Rが測定される。 測定された S I Rは、 比較部 1 0 0 7 において、 D Lターゲット S I Rと比較される。 具体的には、 測定された S I Rと D Lターゲット S I Rとの間で減算処理が行われる。 すなわち、 比較部 1 0 0 7においては、 測定された S I Rが夕一ゲット (理想) S I Rからどの程 度離れているかが求められる。
比較部 1 0 0 7における減算結果は、 T P Cビット生成部 1 0 0 8に送られ る。 ここでは、 減算結果に基づいて、 測定 S I Rが D Lターゲット S I Rより も高いか低いかを判定する。 そして、 その判定結果に基づいて、 送信電力制御 情報である T P Cビットを生成する。 具体的には、 測定 S I Rが D L夕ーゲッ ト S I Rよりも高い場合には、 送信電力を減少させる旨の D L— T P Cビット を生成し、 測定 S I Rが D Lターゲット S I Rよりも低い場合には、 送信電力 を増加させる旨の T P Cビットを生成する。 この T P Cビットは、 フレーム構 成部 1 0 0 9に送られる。 一方、 個別物理用ディジ夕ル復調部 1 0 0 5で復調された信号からは、 U L 一 T P Cビットが抽出され、 この U L— T P Cビットは送信電力制御部 1 0 1 0に送られる。 送信電力制御部 1 0 1 0では、 U L— T P Cビッ トを判定する。 すなわち、 U L— T P Cが送信電力を増加する旨を示すか、 送信電力を減少す る旨を示すかを判定する。 そして、 この U L— T P Cビットは、 送信電力制御 部 1 0 1 0において加算して蓄えられる。 送信電力制御部 1 0 1 0は、 この判 定結果にしたがって、 無線送信部 1 0 1 2に送信電力制御信号を送信する。 フレーム構成部 1 0 0 9では、 U L送信デ一夕及び T P Cビヅ ト情報を含め た送信フレームが構成される。 このようにフレーム構成された送信信号は、 変 調部 1 0 1 1に送られ、 変調部でディジ夕ル変調された後に、 無線送信部 1 0 1 2に送られる。 また、 フレーム構成部 1 0 0 9には、 コンプレストモ一ドの フレームにするタイミングが基地局装置からコンプレストモ一ド指示情報が 通知されるので、 通信端末装置側は、 コンプレストモードにおける送信停止期 間の開始及び終了のタイミングを知ることができる。
無線送信部 1 0 1 2においては、 変調後の送信信号に所定の無線送信処理が 行われる。 このとき、 送信電力制御部 1 0 1 0から送信された送信電力制御信 号にしたがって送信電力が制御される。 無線送信処理された信号は、 送信電力 が制御された状態でアンテナ 1 0 0 1を介して基地局装置に向けて送信され る。
本実施の形態に係る基地局装置及び通信端末装置により行う送信電力制御 方法について説明する。 ここでは、 信号送信がしばらく行われない期間がコン プレストモ一ドにおける送信停止期間である場合について説明する。
図 1 1は、 本発明の実施の形態 3に係る基地局装置における送信電力制御方 法のフローチャートである。 S T 1 1 0 1では、 送信モードが通常モードであ るか、 コンプレストモ一ドであるか、 又はコンプレストモ一ド直後の回復モ一 ドであるかを判定する。 なお、 この判定は、 コンプレストモードのタイミング があらかじめ基地局装置側で分かっているため簡単に行うことができる。 送信モードが通常モードである場合には、 受信信号から DL— TPCビット を抽出して、 DL— TPCビットにしたがって送信電力制御を行う。 すなわち、 01^送信電カ丁 は、 前回の送信の際の DL送信電力 Txに DL— TPC (1 dB又は一 1 dB) を加えたものとなる (S T 1 102) 。 また、 通信端末装 置からの受信信号の S I Rで UL— TP Cビットを生成する (S T 1107) 。 そして、 ST 1 102で求められた送信電力 Txで送信を行う(ST 1 108)。 送信モードがコンプレストモードである場合には、 まず、 送信スロットが 7 スロットよりも小さいかどうかを判断する (ST 1 104) 。 これは、 そのス ロッ卜が送信期間か無送信期間であるかを判断することである。 本実施の形態 においては、 図 13に示すように、 コンプレストフレームにおける前半 7スロ ッ卜が送信期間であり、 後半 8スロッ卜が無送信期間であるので、 送信スロッ 卜が 7スロットよりも小さいかどうかを判断する。
送信スロットが 7スロットよりも小さい場合には、 受信信号から D L— T P Cビッ卜を抽出して、 01^—丁?〇ビッ卜にしたがって送信電力制御を行う。 すなわち、 DL送信電力 Txは、 前回の送信の際の送信電力 Txに DL— TP C ( 1 dB又は一 1 dB) を加えたものとなる (S T 1105) 。 また、 通信 端末装置からの受信信号の S IRで UL— TPCビットを生成する (ST 1 1 07)。そして、 S T 1 105で求められた D L送信電力 Txで送信を行う(S T 1108) 。 一方、 送信スロッ卜が 7スロットよりも大きい場合には、 無送 信期間であるので、 送信を行わない (ST 1 106) 。
送信モードがコンプレストモ一ド直後の回復モードである場合には、 送信電 力値を理想値に収束させるように送信電力制御を行う。 具体的には、 受信信号 から D L— T P Cビットを抽出して、 D L _ T P Cビットに応じて送信電力制 御を行う。 すなわち、 01^送信電カ丁 は、 前回の送信の際の送信電力 Txに DL— TP C*Aを加えたものとなる (ST 1 103) 。 通信端末装置からの 受信信号の S 11¾で11 —丁?0ビットを生成する (S 1 108) 。 そして、 S T 1 103で求められた DL送信電力 Txで送信を行う (S T 1 109) 。 コンプレストモ一ドの回復の際の理想送信電力値への収束方法には制限は なく、 種々の方法を適用することができる。 収束方法としては、 通常の 1ステ ップの送信電力制御幅が 1 d Bの送信電力制御であつても良く、 1ステップの 送信電力制御幅が 1 dBを超えるように設定した送信電力制御であっても良 く、 1ステップの送信電力制御幅を適応的に変更する送信電力制御であっても 良い。 すなわち、 D L— TP C*Aが ± 1 dBであっても良く、 ± l dB以上 であっても良く、 適応値であっても良い。
図 12は、 本発明の実施の形態 3に係る通信端末装置における送信電力制御 方法のフローチャートである。 ST 1201では、 送信モードが通常モードで あるか、 コンプレストモ一ドであるか、 又はコンプレス卜モード直後の回復モ
—ドであるかを判定する。 なお、 この判定は、 コンプレストモ一ドのタイミン グがあらかじめ基地局装置から通知されるため簡単に行うことができる。
送信モードが通常モードである場合には、 受信信号から UL— TP Cビヅト を抽出して、 UL— TPCビットにしたがって送信電力制御を行う。 すなわち、 UL送信電力 Tyは、 前回の送信の際の UL送信電力 T yに UL— TP C ( 1 dB又は一 1 dB) を加えたものとなる (S T 1202 ) 。 また、 基地局装置 からの受信信号の S 111で01^_丁卩〇ビットを生成する (ST 1211) 。 そして、 ST 1202で求められた送信電力 Tyで送信を行う(S T 1212)。 送信モードがコンプレストモ一ドである場合には、 まず、 送信スロットが何 スロヅトであるかを判断する (ST 1204) 。 これは、 そのスロッ卜が送信 期間か、 無送信期間であるか、 最終スロット (送信再開直前の 1スロット) で あるかを判断することである。 本実施の形態においては、 図 13に示すように、 コンプレストフレームにおける前半 7スロッ卜が送信期間であり、 後半 8スロ ットが無送信期間であるので、 送信スロットが 0スロットから 6スロットであ るか、 7スロットから 13スロットであるか、 14スロット (図 13における A) であるかどうかを判断する。
送信スロットが 0スロットから 6スロットである場合には、 受信信号から U L— TPCビットを抽出して、 UL— TPCビヅ 卜にしたがって送信電力制御 を行う。 すなわち、 UL送信電力 Tyは、 前回の送信の際の送信電力 Tyに U L-TP C ( 1 dB又は一 1 dB) を加えたものとなる (S T 1205) 。 次いで、 スロットがスロット 6であるかどうかを判断する (S T 1206 ) 。 すなわち、 スロッ卜がコンプレストモードにおいて信号送信停止直前のスロッ 卜であるかどうかを判断する。 これは、 スロット 6が信号送信停止直前のスロ ットであるため、 共通チャネルの既知信号と個別物理チャネルの既知信号とが 共に送信されており、 2つの既知信号間で送信電力比 (RDC) が求められる からである。
スロットがスロット 6でなければ、 基地局装置からの受信信号の S I Rで D L一 TPCビヅトを生成する (ST 121 1) 。 そして、 ST 1202で求め られた送信電力 Tyで送信を行う (ST 12 12) 。
一方、 スロットがスロット 6であれば、 このスロット 6における共通制御チ ャネルの既知信号と個別物理チャネルの既知信号とを用いて R D Cを算出す る (ST 1207) 。 そして、 基地局装置からの受信信号の S I Rを求め、 D L— TP Cビットを生成する (S T 121 1 ) 。 次いで、 S T 1202で求め られた送信電力 Tyで送信を行う (ST 1212) 。
ST 1204において、 送信スロットがスロット 7からスロット 13である 場合には、 送信を行わない (ST 1210) 。 また、 ST 1204において、 送信スロットがスロット 14である場合には、 求められた RD Cを用いて DL — TP Cビットを生成する (S T 1208) 。 そして、 S T 1208で求めら れた DL— TPCビット及び PLのみを UL送信電力 Tyで送信する (ST 1 209 ) 。 これにより、 送信信号における TP Cビットの占める割合が通常の デ一夕送信のときょりも高くなるので、 TP Cビッ卜の送信レートが高くなり、 基地局装置に対してより正確に、 誤りにくい状態で TPCビットを送信するこ とができ、 その結果基地局装置における送信電力制御を確実に行うことができ る。 RDCから送信電力制御情報 (TPCビット) を求める場合、 まず、 送信停 止直前のスロット (図 14における B部 (斜線部分) ) において共通制御チヤ ネルの既知信号と個別物理チャネルの既知信号との間で送信電力比 (RD C) を求める。 次いで、 送信再開直前のスロット (図 14における C部 (網掛け部 分) ) における共通制御チャネルの既知信号の送信電力 (D) を求める。 この RDCと送信電力 (D) とから送信再開直前の個別物理チャネルの送信電力 (E) を求める。 この送信電力 (E) を用いて S IRを測定し、 この S IRに 基づいて TP Cビッ 卜を生成する。
この DL— TPCビットを利用して、 送信再開の際にあらかじめ送信電力制 御を行っておく。 このように、 送信再開の際にあらかじめ送信電力制御を行つ ておくことにより、 送信電力を理想値に収束させるまでの時間を短縮すること ができる。 すなわち、 本実施の形態においても、 送信再開前にあらかじめ送信 電力制御を行って事前に補償を行うことができるので、 理想値までの補償量を 小さくすることができる。 これにより、 迅速にユーザの信号品質を高め、 ある いは他ユーザへの干渉を低減することができる。
本実施の形態においては、 送信電力比と常時送信される共通既知信号とを用 レ、て送信停止された個別物理チャネルの送信電力制御情報を求めて、 その送信 電力制御情報を基地局装置側に送信するので、 基地局装置側からの送信停止期 間に既知信号の送信がなくても、 送信再開の際にあらかじめ送信電力制御を行 つておくことができ、 送信電力を理想値に収束させるまでの時間を短縮するこ とができる。
本実施の形態においては、 基地局装置側で、 送信停止前の DL— TP Cビッ トを加味して、 すなわち送信停止直前のスロッ卜までの DL— TPCビット積 算値と通信端末装置側で RD Cから求めた D L_TP Cビッ卜とを用いて送 信電力制御を行っても良い。 また、 基地局装置側で、 送信停止前の DL— TP Cビットを用いずに、 すなわち送信停止直前のスロッ卜までの DL— TPCビ ット積算値を無視して、 通信端末装置側で RD Cから求めた D L— T P Cビヅ トのみを用いて送信電力制御を行っても良い。 通信端末装置側で R D Cから求 めた DL— TPCビットは、 直近のスロットの情報であるので、 精度高く送信 電力制御を行うことができる。
(実施の形態 4)
上記実施の形態 1〜3においては、 上り回線及び下り回線ともにコンプレス トモ一ドを採用する場合、 すなわち基地局装置及び通信端末装置のいずれもが 本発明の制御をサポートする場合について説明したが、 基地局装置及び/又は 通信端末装置が本発明の制御をサポートしていない場合も想定される。以下の 実施の形態では、 基地局装置及び/又は通信端末装置が本発明の制御をサポー 卜していない場合について説明する。
図 15は、 本実施の形態におけるコンプレストモ一ドの際の送信を説明する ための図である。
図 15から分かるように、 下り回線 (DL) においては、 コンプレストモ一 ドが採用されており、 送信信号 1501と送信信号 1505との間に送信停止 期間が設けられている。 一方、 上り回線 (UL) においては、 コンプレストモ ードが採用されておらず、 連続して送信が行われる。 すなわち、 上り回線では、 送信信号 1502, 1503, 1504, 1506が連続して送信される。 下り回線の送信信号 1501, 1502と上り回線の送信信号 1505, 1 506については、 TPCビッ卜にしたがってクローズドループの送信電力制 御が行われる。 しかしながら、 下り回線のコンプレストモ一ドの送信停止期間 においては、 下り回線の送信信号がないので、 必然的に既知信号 (パイロット 信号) が通信端末装置に送られない。 このため、 通信端末装置では、 既知信号 に基づいて S I Rを測定することができないので、 上り回線の送信信号 150 3に含まれる T P Cビットが信頼性の低いものとなる。
したがって、 本実施の形態においては、 上記実施の形態と同様にして、 下り 回線のコンプレストモードにおける送信再開直前のスロッ 卜の共通制御チヤ ネル信号を用いて通信端末装置で S IRを測定し、 その測定結果に基づいて D W
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L一 T P Cビットを生成する。 この D L— T P Cビットを上り回線の送信信号 1 5 0 4で送信する。
この D L— T P Cビットは、 下り回線の共通制御チャネル信号から S I Rを 測定して求められたものであるので、 信頼性が高い。 このため、 基地局装置に おいては、 送信信号 1 5 0 4で送信された D L— T P Cビットにしたがって送 信電力制御を行うことにより、 送信再開時点から正確な送信電力制御を実行す ることができる。 このように、 基地局装置が本発明の制御をサポートしていな い場合でも、 上記実施の形態と同様にして送信再開の際にあらかじめ送信電力 制御を行っておくことにより、 送信電力を理想値に収束させるまでの時間を短 縮することができる。
(実施の形態 5 )
本実施の形態では、 上り回線及び下り回線共にコンプレストモ一ドを採用し ており、 基地局装置が本発明の制御をサポートし、 通信端末装置が本発明の制 御をサボ一トしているかが不明である場合について説明する。 この場合には、 コンプレストモードにおける送信再開の直前の下り回線信号 (共通制御チヤネ ル信号) を用いて生成した D L— T P Cビットを含む上り回線信号の有無を判 定することにより、 通信端末装置が本発明の制御をサポートしているかどうか を判断する。
上り回線及び下り回線共にコンプレストモードを採用している場合には、 上 り回線、 下り回線共に送信停止期間がある。 通信端末装置が本発明の制御をサ ポートしていれば、 上記実施の形態で説明したように、 送信再開の直前のスロ ッ卜で上り回線信号を送信するので、 その上り回線信号の有無を検出すること により、 通信端末装置が本発明の制御をサポートしているかどうかを判断する ことが可能となる。
図 1 6は、 本実施の形態に係る基地局装置の構成を示すプロック図である。 図 1 6に示す基地局装置において、 図 1に示す基地局装置と同一部分には、 図 1と同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。 図 1 6に示す基地局装置は、 送信再開直前のスロッ卜の上り回線信号 (ェキ ストラ信号) を検出するエキストラ信号検出部 1 6 0 1を備えている。 エキス トラ信号検出部 1 6 0 1では、 例えばエキストラ信号のパヮを測定することに より、 エキストラ信号の有無を検出する。 なお、 エキストラ信号検出部 1 6 0 1において、 エキストラ信号のパヮ以外の品質を測定するようにしても良い。 また、 このエキストラ信号検出部 1 6 0 1における検出は、 受信パヮゃ受信品 質を測定する既存の回路に行わせるようにしても良い。
このような構成を有する基地局装置において、 送信モードがコンプレストモ —ドである場合には、 まず、 送信スロットが 7スロットよりも小さいかどうか を判断し、 送信スロットが 7スロットよりも小さい場合には、 受信信号を復調 部 1 0 3で復調した後に、 D L— T P Cビットを抽出して、 送信電力制御部 1 0 8で D L— T P Cビッ卜にしたがって送信電力制御を行う。
また、 復調後の信号から S I R測定部 1 0 4で S I Rを測定し、 比較部 1 0 5で測定した S I Rと U Lターゲット S I Rとを比較し、 その比較結果に基づ いて T P Cビット生成部 1 0 6で U L— T P Cビットを生成する。 そして、 上 述した送信電力制御された送信電力で送信を行う。
一方、 送信スロッ 卜が 7スロッ卜よりも大きい場合には、 無送信期間である ので、 送信を行わない。 そして、 送信再開の直前のスロッ卜においては、 ェキ ストラ信号検出部 1 6 0 1でエキストラ信号を検出する。 例えば、 エキストラ 信号のノ ^ヮを測定し、 その測定結果が所定の閾値以上であれば、 エキストラ信 号と検出する。 これにより、 通信端末装置からエキストラ信号を送信されてい ることが分かり、 基地局装置は、 この通信端末装置が本発明の制御をサポート していることを識別することができる。
基地局装置では、 通信端末装置が本発明の制御をサポートしていると判断し た場合には、 すなわちエキストラ信号を検出した場合には、 その旨が制御信号 として送信電力制御部 1 0 8に送られる。 このエキストラ信号に含まれる D L 一 T P Cビットは、 上述したように信頼性が高いので、 送信電力制御部 1 0 8 では、 エキストラ信号に含まれる D L— T P Cビッ卜にしたがって送信電力を 制御する。
基地局装置では、 通信端末装置が本発明の制御をサボ一トしていないと判断 した場合には、 すなわちエキストラ信号を検出しなかった場合には、 送信停止 前のスロットの D L— T P Cビットにしたがって送信電力制御を行う。 この場 合には、 通常のコンプレストモ一ドにおける送信電力制御と変わらない。
なお、 送信モードがコンプレストモ一ド直後の回復モードである場合には、 実施の形態 1と同様に、 送信電力値を理想値に収束させるように送信電力制御 を行う。
本実施の形態に係る基地局装置においては、 本発明の制御をサポートしてい る通信端末装置を検出することが可能であり、 この通信端末装置に対しては、 送信再開直後から信頼性の高い送信電力制御を行うことができる。 これにより、 送信電力値を理想値に迅速に収束させることができる。 この場合、 本発明の制 御をサポートしている通信端末装置は、 送信再開直後の基地局装置の送信電力 制御が高い信頼性で行われるので、 やはり送信電力値を理想値に迅速に収束さ せることができる。
本実施の形態では、 エキストラ信号のパヮを測定してエキストラ信号の有無 を検出する場合について説明しているが、 エキストラ信号の品質を測定するよ うにしても良い。 この場合には、 エキストラ信号の品質により、 このエキスト ラ信号に含まれる D L— T P Cビッ トを用いるかどうかを判断することが可 能となる。 例えば、 フェージングによりエキストラ信号の品質が悪い場合には、 エキストラ信号に含まれる D L— T P Cビットを用いずに、 通常のコンプレス トモ一ドにおける送信電力制御を行う。
(実施の形態 6 )
本実施の形態では、 下り回線にコンプレストモードを採用し、 上り回線にコ ンプレストモ一ドを採用せず、 基地局装置が本発明の制御をサポートし、 通信 端末装置が本発明の制御をサポートしているかが不明である場合について説 明する。 この場合には、 コンプレストモードにおける送信停止期間の上り回線 信号に含まれる固定 TP Cビットにより、 通信端末装置が本発明の制御をサボ ―トしているかどうかを判断する。
下り回線のみにコンプレストモ一ドを採用している場合、 下り回線では送信 停止期間があり、 上り回線では連続に送信が行われる。 したがって、 通信端末 装置が本発明の制御をサポートしているかどうかに拘わらず、 通信端末装置は、 送信再開の直前のスロッ トで上り回線信号を送信する。 このため、 実施の形態 5の方法では、 通信端末装置が本発明の制御をサポートしているかどうか識別 することができない。 一方、 下り回線が送信停止期間のときの UL— TP Cビ ットは信頼性が低い。
したがって、 下り回線が送信停止期間のときの U L— T P Cビットに、 通信 端末装置が本発明の制御をサボ一トしているかどうか識別できる固定 TP C ビットを用いる。 これにより、 通信端末装置が本発明の制御をサポートしてい るかどうかを判断することが可能となる。
図 17は、 本実施の形態に係る通信端末装置の構成を示すブロック図である。 図 17に示す通信端末装置において、 図 2に示す通信端末装置と同一部分には、 図 2と同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。
図 17に示す通信端末装置は、 送信停止期間のスロッ卜の上り回線信号に固 定 TP Cビットを揷入する固定 TP C揷入部 1701と、 下り回線信号から求 めた S I Rを用いて生成した T P Cビッ卜と固定 TP Cビットをコンプレス トモ一ド指示情報にしたがって切り替えるスィツチ 1702とを備えている。 固定 TP C揷入部 1701では、 例えば本発明の制御をサボ一トしている場 合に TPCビットに" 1" を用い、 本発明の制御をサポートしていない場合に TP Cビットに" 0" を用いて、 送信停止期間中連続して前記 TP Cビットを 送信する。 なお、 TPCビットは、 本発明の制御をサポートしている場合に T PCビットに" 0" を用い、 本発明の制御をサポートしていない場合に TP C ビッ卜に" 1"を用いるようにしても良い。 連続して同じ固定 TP Cビットを 送信することにより、 固定 TPCビットを誤る可能性が低くなり、 本発明の制 御をサポートしているかどうかを正確に基地局装置に通知することが可能と なる。
このような構成を有する通信端末装置において、 通常状態では、 受信信号を 復調部 203で復調した後に、 UL— TPCビットを抽出して、 送信電力制御 部 208で UL— TP Cビッ卜にしたがって送信電力制御を行う。
また、 復調後の信号から S I R測定部 204で S I Rを測定し、 比較部 20 5で測定した S I Rと DL夕一ゲット S I Rとを比較し、 その比較結果に基づ いて TP Cビット生成部 206で DL— TPCビヅトを生成する。 このとき、 スィッチ 1702は、 T P Cビッ ト生成部 206からの TPCビッ トがフレ一 ム構成部 207に送られるように設定されている。 そして、 上述した送信電力 制御された送信電力で送信を行う。
下り回線の送信停止期間においては、 スィッチ 1702は、 固定 TP C挿入 部 1701からの T PCビヅ 卜がフレーム構成部 207に送られるように切 り替えられる。 スィッチ 1702は、 コンプレストモ一ドの指示情報にしたが つて下り回線の送信停止期間に対応するタイミングで切り替えられる。 また、 送信停止期間は固定であるので、 所定の送信停止期間の終了に対応するタイミ ングで、 スイッチ 1702は再度 T P Cビット生成部 206からの T P Cビヅ 卜がフレーム構成部 207に送られるように切り替えられる。
すなわち、 下り回線の送信停止期間に対応する期間では、 固定 TP C挿入部 1701から固定 TP Cビットがフレーム構成部 207に送られ、 フレーム構 成部 207で UL送信デ一夕と TP Cビッ卜がフレーム構成され、 その後フレ —ム構成された送信信号が変調部 209で変調され、 無線送信部 210を経て アンテナ 201から基地局装置に送信される。 このようにして、 通信端末装置 は、 本発明の制御をサポートしている場合に TP Cビットに" 1" を用い、 本 発明の制御をサポートしていない場合に TP Cビットに" 0" を用いて、 送信 停止期間に対応する期間中連続して前記 T P Cビットを送信する。 本発明の制御をサポートしている通信端末装置では、 コンプレストモ一ドに おける送信再開の直前の下り回線信号 (共通制御チャネル信号) を用いて D L — T P Cビットを生成する。 そして、 この信頼性の高い D L— T P Cビットを 含む上り回線信号として基地局装置に送信する。
コンプレストモードの送信停止期間中、 基地局装置では、 まず、 通信端末装 置からの上り回線信号を復調して固定 T P Cビットを抽出する。 この固定 T P Cビットは、 送信電力制御部に送られる。 送信電力制御部では、 固定 T P Cビ ッ卜が" 1 "であるか、 " 0 "であるかにより、 通信端末装置が本発明の制御 をサポートしているかどうかを判断する。
基地局装置では、 通信端末装置が本発明の制御をサポートしていると判断し た場合には、 すなわち送信停止期間中に固定 T P Cビット" 1 " を取得した場 合には、 送信再開直前のスロッ卜の上り回線信号に含まれる信頼性が高い D L — T P Cビットを用いて送信電力制御を行う。
基地局装置では、 通信端末装置が本発明の制御をサボ一トしていないと判断 した場合には、 すなわち送信停止期間中に固定 T P Cビット" 0 " を取得した 場合には、 送信停止前のスロットの D L— T P Cビットにしたがつて送信電力 制御を行う。 この場合には、 通常のコンプレストモ一ドにおける送信電力制御 と変わらない。
なお、 送信モ一ドがコンプレストモ一ド直後の回復モードである場合には、 実施の形態 1と同様に、 送信電力値を理想値に収束させるように送信電力制御 を行う。
本実施の形態においては、 上り回線がコンプレストモードを採用していなく ても、 送信停止期間に対応する期間に通信端末装置が送信する固定 T P Cビッ トにより基地局装置が本発明の制御をサポートしている通信端末装置を識別 することが可能であり、 この通信端末装置に対しては、 送信再開直後から信頼 性の高い送信電力制御を行うことができる。 これにより、 送信電力値を理想値 に迅速に収束させることができる。 この場合、 本発明の制御をサポートしてい る通信端末装置は、 送信再開直後の基地局装置の送信電力制御が高い信頼性で 行われるので、 やはり送信電力値を理想値に迅速に収束させることができる。
(実施の形態 7 )
本実施の形態においては、 上記実施の形態における制御の 0 N/ 0 F Fを通 信端末装置が決定する場合について説明する。
上り回線にコンプレストモードを採用する場合に、 本発明の制御方法を導入 すると、 送信再開直前のスロットでエキストラ信号を送ることになる。 このェ キストラ信号は、 信頼性が高いものでなければ意味がなく、 信頼性が高くなけ ればパヮが無駄になる。 したがって、 エキストラ信号が信頼性の高いものであ る場合にのみに本発明の制御方法を導入するように、 通信端末装置が選択する ようにすることにより、 通信端末装置の電力消費を抑制することができる。 例えば、 ドップラー周波数が非常に高い場合、 非常に早いフェージングであ る場合などは、 エキストラ信号の信頼性が低いと思われるので、 このような場 合には、 通信端末装置で本発明の制御、 すなわち、 送信再開直前のスロッ トで エキストラ信号を送信して、 送信再開時に信頼性の高い T P Cで送信電力制御 を行う制御を O F Fとする。 また、 エキストラ信号の監視を長期間 (複数フレ ーム) を送っても返答がない場合などにおいても、 基地局装置が本発明の制御 をサポートしていないと考えられるので、 通信端末装置が本発明の制御を O F Fとする。
以下、 通信端末装置が本発明の制御を O NZO F Fする場合について説明す る。 ここでは、 通信端末装置がドップラー周波数を監視し、 そのドップラー周 波数の高低で本発明の制御を 0 N/ 0 F Fする場合について説明する。
図 1 8は、 本発明の実施の形態 Ίに係る通信端末装置の構成を示すプロック 図である。 図 1 8に示す通信端末装置において、 図 1 7に示す通信端末装置と 同一部分には、 図 1 7と同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。 図 1 8に示す通信端末装置は、 下り回線信号のドッブラー周波数を測定する ドッブラー周波数測定部 1 8 0 1と、 ドッブラー周波数測定部 1 8 0 1で測定 されたドップラー周波数に基づいて、 本発明の制御の O N/ O F Fを判断する 判断部 1 8 0 2とを備えている。
上記構成を有する通信端末装置においては、 下り回線信号のドップラー周波 数を監視する。 具体的には、 ドップラー周波数測定部 1 8 0 1で受信信号につ いて、 ドップラー周波数が測定される。 このドップラー周波数の測定方法には、 既知の方法を用いることができるので、 その具体的な方法については省略する。 このドッブラー周波数の測定結果は、 判断部 1 8 0 2に送られる。
判断部 1 8 0 2では、 ドップラー周波数の測定結果に基づいて、 本発明の制 御を行うかどうかを判断する。 例えば、 ドップラー周波数についてあらかじめ 閾値を設けておき、 測定されたドッブラー周波数が閾値を超えれば本発明の制 御を O F Fとする。 すなわち、 判断部 1 8 0 2から制御信号をスィツチ 1 7 0 2に送り、 固定 T P C挿入部 1 7 0 1からの T P Cビットの挿入を停止し、 T P Cビヅト生成部 2 0 6のみから T P Cビッ トをフレーム構成部 2 0 7に送 るように、 スィッチ 1 7 0 2を切り替える。
一方、 測定したドッブラ一周波数が閾値以下になつた場合には、 本発明の制 御を O Nとする。 すなわち、 判断部 1 8 0 2から制御信号をスィツチ 1 7 0 2 に送り、 固定 T P C挿入部 1 Ί 0 1からの T P Cビットの揷入を適宜 (送信再 開直前のスロット) 行い、 T P Cビット生成部 2 0 6と併用して T P Cビット をフレーム構成部 2 0 7に送るように、 スィツチ 1 7 0 2を切り替える。
このように、 ドップラー周波数の高低により本発明の制御の O N/O F Fを 切り替えることにより、 通信端末装置の電力を有効利用することができる。 な お、 本実施の形態では、 本発明の制御の 0 NZO F Fをドッブラ一周波数の高 低により行った場合について説明しているが、 本発明の制御の 0 N / 0 F Fを ドッブラー周波数が範囲内にあることを監視したり、 速いフヱ一ジングである かどうかを監視して、 その情報などにより本発明の制御の O NZ O F Fを行う ようにしても良い。
なお、 基地局装置が本発明の制御をサポートしていない場合には、 通信端末 装置が本発明の制御をサポートしていても、 サポートしていなくても、 基地局 装置では、 本発明の制御を行うことができない、 すなわちエキストラ信号を識 別することができない。 この場合、 通常のコンプレストモードにおける制御と なんら変わらない。 ただし、 通信端末装置がコンプレストモードを採用してい ない場合、 連続送信の場合には、 送信再開直前のスロッ卜でエキストラ信号を 送っておくことにより、 通信端末装置が基地局装置の送信再開時点から精度の 高い送信電力制御を行うことが可能となる。
本発明は上記実施の形態 1〜 7に限定されず種々変更して実施することが 可能である。 例えば、 上記実施の形態 1〜 7では、 信号送信がしばらくなされ ない状況としてコンプレストモ一ドについて説明しているが、 本発明は、 コン プレストモ一ド以外に信号送信がしばらくなされない場合にも適用すること が可能である。 また、 本発明は、 上記実施の形態 1〜7におけるフレームフォ 一マット (フレーム構成やスロット数など) には制限されない。 また、 上記実 施の形態 1〜 7は適宜組み合わせて実施することが可能である。
本発明の基地局装置は、 所定期間停止した信号送信を再開する直前のスロッ 卜で、 通信端末装置側から送信された送信電力制御情報を受信する受信部と、 前記送信電力制御情報に基づいて送信電力を制御する送信電力制御部と、 を具 備する構成を採る。
この構成によれば、 下り回線の品質に基づいて生成された送信電力制御情報 を送信再開時に反映させることができる。 このため、 送信再開の際にあらかじ め送信電力制御を行っておくことができ、 送信電力を理想値に収束させるまで の時間を短縮することができる。 その結果、 送信再開前にあらかじめ送信電力 制御を行って事前に補償を行うことができるので、 理想値までの補償量を小さ くすることができる。 これにより、 迅速にユーザの信号品質を高め、 あるいは 他ュ一ザへの干渉を低減することができる。
本発明の基地局装置は、 所定期間停止した信号送信を再開する直前のスロッ 卜で既知信号を含む送信信号を送信する送信部と、 通信相手側で前記既知信号 の品質に基づいて生成された送信電力制御情報を含む信号を受信する受信部 と、 前記送信電力制御情報に基づいて送信電力を制御する送信電力制御部と、 を具備する構成を採る。
これらの構成によれば、 所定期間停止した信号送信を再開する直前のス口ッ 卜で既知信号を送信し、 その既知信号の品質に基づいて生成された送信電力制 御情報を送信再開時に反映させることができる。 このため、 送信再開の際にあ らかじめ送信電力制御を行っておくことができ、 送信電力を理想値に収束させ るまでの時間を短縮することができる。 その結果、 送信再開前にあらかじめ送 信電力制御を行って事前に補償を行うことができるので、 理想値までの補償量 を小さくすることができる。 これにより、 迅速にユーザの信号品質を高め、 あ るいは他ユーザへの干渉を低減することができる。
本発明の基地局装置は、 上記構成において、 前記所定期間が、 コンプレスト モードにおける送信停止期間である構成を採る。
この構成によれば、 基地局装置側で信号送信停止期間に他のチャネルをモニ 夕するためのコンプレストモードにおいて、 送信再開から迅速に送信電力を理 想値に収束させることができ、 迅速にュ一ザの信号品質を高め、 あるいは他ュ —ザへの干渉を低減することができる。
本発明の基地局装置は、 上記構成において、 前記所定期間停止した信号送信 を再開する直前のスロッ卜で、 通信端末装置側から送信電力制御情報が送られ てきたかどうかを検出する検出部を具備する構成を採る。
この構成によれば、 本発明の制御をサボ一トしている通信端末装置を検出す ることが可能であり、 この通信端末装置に対しては、 送信再開直後から信頼性 の高い送信電力制御を行うことができる。 これにより、 送信電力値を理想値に 迅速に収束させることができる。 この場合、 本発明の制御をサポートしている 通信端末装置は、 送信再開直後の基地局装置の送信電力制御が高い信頼性で行 われるので、 やはり送信電力値を理想値に迅速に収束させることができる。 本発明の基地局装置は、 上記構成において、 前記所定期間停止した期間中に 通信端末装置から送信された固定の送信電力制御ビットにより、 前記送信電力 制御を行うかどうかを識別する識別部を具備する構成を採る。
この構成によれば、 上り回線がコンプレス トモ一ドを採用していなくても、 送信停止期間に対応する期間に通信端末装置が送信する固定 T P Cビットに より基地局装置が本発明の制御をサボ一トしている通信端末装置を識別する ことが可能であり、 この通信端末装置に対しては、 送信再開直後から信頼性の 高い送信電力制御を行うことができる。 これにより、 送信電力値を理想値に迅 速に収束させることができる。 この場合、 本発明の制御をサポートしている通 信端末装置は、 送信再開直後の基地局装置の送信電力制御が高い信頼性で行わ れるので、 やはり送信電力値を理想値に迅速に収束させることができる。 本発明の通信端末装置は、 基地局装置側で所定期間停止した信号送信を再開 する直前のスロッ卜で送信された既知信号を含む信号を受信する受信部と、 前 記既知信号の品質に基づいて送信電力制御情報を生成する制御情報生成部と、 前記送信電力制御情報を含む送信信号を送信する送信部と、 を具備する構成を 採る。
この構成によれば、 下り回線の品質に基づいて生成された送信電力制御情報 を事前に上り回線で送信することができ、 この送信電力制御情報を送信再開時 に反映させることができる。 このため、 送信再開の際にあらかじめ送信電力制 御を行っておくことができ、 送信電力を理想値に収束させるまでの時間を短縮 することができる。 その結果、 送信再開前にあらかじめ送信電力制御を行って 事前に補償を行うことができるので、 理想値までの補償量を小さくすることが できる。 これにより、 迅速にユーザの信号品質を高め、 あるいは他ユーザへの 干渉を低減することができる。
本発明の通信端末装置は、 上記構成において、 前記送信信号における前記送 信電力制御情報の占める割合が通常のデータ送信のときよりも高い構成を採 る。
この構成によれば、 送信電力制御情報の送信レートが高くなり、 基地局装置 に対してより正確に、 誤りにくい状態で送信電力情報を送信することができ、 その結果基地局装置における送信電力制御を確実に行うことができる。
本発明の通信端末装置は、 上記構成において、 前記送信信号が、 送信電力制 御情報を繰り返えして含む構成を採る。 この構成によれば、 誤りに強い状態で 送信電力制御情報が送信されることになり、 基地局装置において正確に送信電 力制御情報を受信することができる。
本発明の通信端末装置は、 上記構成において、 前記送信電力制御情報が、 ス テツプ幅情報を含む構成を採る。 この構成によれば、 送信電力制御情報につい て通常よりも多くの信号量 (ビット数) を割り当てることができるため、 送信 電力制御における制御ステップ数の情報を載せることができる。 このため、 送 信再開からの回復モードにおいてダイナミックに送信電力制御を行って迅速 に送信電力値を理想値に収束させることができる。
本発明の通信端末装置は、 全ユーザに対して共通である共通既知信号及び通 信相手側で信号送信を停止する直前のスロッ 卜で送信された既知信号を含む 信号を受信する受信部と、 前記既知信号と前記共通既知信号との間の送信電力 比を求める電力比算出部と、 前記送信電力比及び所定期間停止した前記信号送 信を再開する直前のスロッ 卜で送信された共通既知信号の送信電力を用いて 求められた品質に基づいて送信電力制御情報を生成する制御情報生成部と、 前 記送信電力制御情報を含む送信信号を送信する送信部と、 を具備する構成を採 る。
この構成によれば、 送信電力比と常時送信される共通既知信号とを用いて送 信停止されたチャネルの送信電力制御情報を求めて、 その送信電力制御情報を 基地局装置側に送信するので、 基地局装置側からの送信停止期間に既知信号の 送信がなくても、 送信再開の際にあらかじめ送信電力制御を行っておくことが でき、 送信電力を理想値に収束させるまでの時間を短縮することができる。 そ の結果、 送信再開前にあらかじめ送信電力制御を行って事前に補償を行うこと ができるので、 理想値までの補償量を小さくすることができる。 これにより、 迅速にユーザの信号品質を高め、 あるいは他ユーザへの干渉を低減することが できる。
本発明の通信端末装置は、 上記構成において、 基地局装置が信号送信を停止 する期間に対応する期間において固定の送信電力制御情報を生成する第 2制 御情報生成部を具備し、 前記送信部は、 前記信号送信を停止する期間に対応す る期間に、 前記固定の送信電力制御情報を含む信号を送信する構成を採る。 この構成によれば、 上り回線がコンプレストモ一ドを採用していなくても、 送信停止期間に対応する期間に通信端末装置が送信する固定 T P Cビットに より基地局装置に本発明の制御をサポートしていることを通知することがで きる。
本発明の通信端末装置は、 上記構成において、 下り回線信号の状況に応じて、 前記所定期間停止した信号送信を再開する直前のスロッ卜で送信された既知 信号を用いた送信電力制御の O N/ O F Fを行う判断部を具備する構成を採 る。
本発明の通信端末装置は、 上記構成において、 前記判断部が、 下り回線信号 のドッブラー周波数に基づいて前記送信電力制御の 0 N/ 0 F Fを行う構成 を採る。
これらの構成によれば、 本発明の制御の O NZO F Fを切り替えることによ り、 通信端末装置の電力を有効利用することができる。
本発明の送信電力制御方法は、 通信端末装置側で前記第 1信号における前記 既知信号の品質に基づいて送信電力制御情報を生成し、 この送信電力制御情報 を含む第 2信号を送信する工程と、 前記基地局装置側で前記送信電力制御情報 に基づいて送信電力を制御する工程と、 を具備する。
この方法によれば、 下り回線の品質に基づいて生成された送信電力制御情報 を送信再開時に反映させることができる。 このため、 送信再開の際にあらかじ め送信電力制御を行っておくことができ、 送信電力を理想値に収束させるまで の時間を短縮することができる。 その結果、 送信再開前にあらかじめ送信電力 W
3 7 制御を行って事前に補償を行うことができるので、 理想値までの補償量を小さ くすることができる。 これにより、 迅速にユーザの信号品質を高め、 あるいは 他ユーザへの干渉を低減することができる。
本発明の送信電力制御方法は、 基地局装置側で所定期間停止した信号送信を 再開する直前のスロッ卜で既知信号を含む第 1信号を送信する工程と、 通信端 末装置側で前記第 1信号における前記既知信号の品質に基づいて送信電力制 御情報を生成し、 この送信電力制御情報を含む第 2信号を送信する工程と、 前 記基地局装置側で前記送信電力制御情報に基づいて送信電力を制御する工程 と、 を具備する。
この方法によれば、 所定期間停止した信号送信を再開する直前のスロッ卜で 既知信号を送信し、 その既知信号の品質に基づ t、て生成された送信電力制御情 報を送信再開時に反映させることができる。 このため、 送信再開の際にあらか じめ送信電力制御を行っておくことができ、 送信電力を理想値に収束させるま での時間を短縮することができる。 その結果、 送信再開前にあらかじめ送信電 力制御を行って事前に補償を行うことができるので、 理想値までの補償量を小 さくすることができる。 これにより、 迅速にユーザの信号品質を高め、 あるい は他ユーザへの干渉を低減することができる。
本発明の送信電力制御方法は、 基地局装置側で全ュ一ザに対して共通である 共通既知信号及び信号送信を停止する直前のスロッ 卜で既知信号を含む第 1 信号を送信する工程と、 通信端末側で前記共通既知信号及び前記既知信号の間 の送信電力比を求める工程と、 前記送信電力比及び所定期間停止した前記信号 送信を再開する直前のスロッ 卜で前記基地局装置から送信された共通既知信 号の送信電力を用いて求められた品質に基づいて送信電力制御情報を生成し、 前記送信電力制御情報を含む第 2信号を送信する工程と、 前記送信電力制御情 報に基づいて送信電力を制御する工程と、 を具備する。
この方法によれば、 送信電力比と常時送信される共通既知信号とを用いて送 信停止されたチャネルの送信電力制御情報を求めて、 その送信電力制御情報を 基地局装置側に送信するので、 基地局装置側からの送信停止期間に既知信号の 送信がなくても、 送信再開の際にあらかじめ送信電力制御を行っておくことが でき、 送信電力を理想値に収束させるまでの時間を短縮することができる。 そ の結果、 送信再開前にあらかじめ送信電力制御を行って事前に補償を行うこと ができるので、 理想値までの補償量を小さくすることができる。 これにより、 迅速にユーザの信号品質を高め、 あるいは他ユーザへの干渉を低減することが できる。
以上説明したように本発明は、 信号送信が行われない状況下において、 送信 再開の直前のスロッ 卜で、 上り回線の信号として、 下り回線の信号品質と下り 回線の所望品質との差を補償するような送信電力制御情報 (T P Cビット) を 送信する。 これにより、 所定時間信号送信が行われない状況で、 例えば W— C D M A移動通信方式において、 異キヤリアをモニタするために設けるコンプレ ストモードで、 送信電力を迅速に理想値に収束させることができ、 その送信再 開時の送信電力誤差による、 ユーザの品質の劣化又は他ユーザへの干渉の増大 を避けることができる。
本明細書は、 1 9 9 9年 8月 2 0日出願の特願平 1 1— 2 3 4 7 6 6号及び 1 9 9 9年 1 1月 1 9日出願の特願平 1 1— 3 2 9 8 9 9号に基づく。 これら の内容はすべてここに含めておく。 産業上の利用可倉性
本発明は、 ディジタル無線通信システム、 特に C D MAシステムにおいて有 効に使用することができる。

Claims

請求の範囲
1 . 所定期間停止した信号送信を再開する直前のスロッ トで、 通信端末装置側 から送信された送信電力制御情報を受信する受信手段と、 前記送信電力制御倩 報に基づいて送信電力を制御する送信電力制御手段と、 を具備する基地局装置。
2 . 所定期間停止した信号送信を再開する直前のスロッ卜で既知信号を含む送 信信号を送信する送信手段と、 通信端末装置側で前記既知信号の品質に基づい て生成された送信電力制御情報を含む信号を受信する受信手段と、 前記送信電 力制御情報に基づいて送信電力を制御する送信電力制御手段と、 を具備する基
3 . 前記所定期間は、 コンプレストモ一ドにおける送信停止期間である請求項 1記載の基地局装置。
4 . 前記所定期間停止した信号送信を再開する直前のスロッ トで、 通信端末装 置側から送信電力制御情報が送られてきたかどうかを検出する検出手段を具 備する請求項 1記載の基地局装置。
5 . 前記所定期間停止した期間中に通信端末装置から送信された固定の送信電 力制御ビットにより、 前記送信電力制御を行うかどうかを識別する識別手段を 具備する請求項 1記載の基地局装置。
6 . 基地局装置側で所定期間停止した信号送信を再開する直前のスロッ卜で送 信された既知信号を含む信号を受信する受信手段と、 前記既知信号の品質に基 づいて送信電力制御情報を生成する第 1制御情報生成手段と、 前記送信電力制 御情報を含む送信信号を送信する送信手段と、 を具備する通信端末装置。
7 . 前記送信信号における前記送信電力制御情報の占める割合が通常のデータ 送信のときよりも高い請求項 6記載の通信端末装置。
8 . 前記送信信号は、 送信電力制御情報を繰り返えして含む請求項 7記載の通 信端末装置。
9 . 前記送信電力制御情報は、 ステップ幅情報を含む請求項 7記載の通信端末
1 0 . 全ユーザに対して共通である共通既知信号及び基地局装置側で信号送信 を停止する直前のスロッ 卜で送信された既知信号を含む信号を受信する受信 手段と、 前記既知信号と前記共通既知信号との間の送信電力比を求める電力比 算出手段と、 前記送信電力比及び所定期間停止した前記信号送信を再開する直 前のスロッ卜で送信された共通既知信号の送信電力を用いて求められた品質 に基づいて送信電力制御情報を生成する第 1制御情報生成手段と、 前記送信電 力制御情報を含む送信信号を送信する送信手段と、 を具備する通信端末装置。
1 1 . 基地局装置が信号送信を停止する期間に対応する期間において固定の送 信電力制御情報を生成する第 2制御情報生成手段を具備し、 前記送信手段は、 前記信号送信を停止する期間に対応する期間に、 前記固定の送信電力制御情報 を含む信号を送信する請求項 6記載の通信端末装置。
1 2 . 下り回線信号の状況に応じて、 前記所定期間停止した信号送信を再開す る直前のスロットで送信された既知信号を用いた送信電力制御の O N/0 F Fを行う判断手段を具備する請求項 6記載の通信端末装置。
1 3 . 前記判断手段は、 下り回線信号のドッブラ一周波数に基づいて前記送信 電力制御の O N/ 0 F Fを行う請求項 1 2記載の通信端末装置。
1 4 . 通信端末装置側で前記第 1信号における前記既知信号の品質に基づいて 送信電力制御情報を生成し、 この送信電力制御情報を含む第 2信号を送信する 工程と、 前記基地局装置側で前記送信電力制御情報に基づいて送信電力を制御 する工程と、 を具備する送信電力制御方法。
1 5 . 基地局装置側で所定期間停止した信号送信を再開する直前のスロッ卜で 既知信号を含む第 1信号を送信する工程と、 通信端末装置側で前記第 1信号に おける前記既知信号の品質に基づいて送信電力制御情報を生成し、 この送信電 力制御情報を含む第 2信号を送信する工程と、 前記基地局装置側で前記送信電 力制御情報に基づいて送信電力を制御する工程と、 を具備する送信電力制御方 法。
1 6 . 基地局装置側で全ユーザに対して共通である共通既知信号及び信号送信 を停止する直前のスロッ卜で既知信号を含む第 1信号を送信する工程と、 通信 端末側で前記共通既知信号及び前記既知信号の間の送信電力比を求める工程 と、 前記送信電力比及び所定期間停止した前記信号送信を再開する直前のスロ ッ卜で前記基地局装置から送信された共通既知信号の送信電力を用いて求め られた品質に基づいて送信電力制御情報を生成し、 前記送信電力制御情報を含 む第 2信号を送信する工程と、 前記送信電力制御情報に基づいて送信電力を制 御する工程と、 を具備することを特徴とする送信電力制御方法。
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