JP5168066B2 - 移動通信システム、無線基地局、送信レート割当方法 - Google Patents

移動通信システム、無線基地局、送信レート割当方法 Download PDF

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Description

本発明は、移動通信システム、無線基地局、送信レート割当方法に関し、特に、移動通信システムにおけるHSPA(High Speed Packet Access) evolutionにおいて、移動局がUplink DPCCH(Dedicated Physical Control Channel) Gatingを解除してHSUPA(High Speed Uplink Packet Access)通信を再開した際に、その移動局に送信レートを割り当てる送信レート割当方法に関する。
近年、W−CDMA(Wideband-Code Division Multiple Access)では、上り回線のパケット通信の高速化やLatency改善を目的として、HSPA evolutionが検討されている。
また、HSPA evolutionでは、Uplink DPCCH Gatingと呼ばれる技術が検討されている。
Uplink DPCCH Gatingは、移動局が、HSPA関連の物理チャネル(UL DPCCH、UL=Uplink)で無線基地局と通信している時に、無線基地局に送信するデータが無くなった場合、上り回線での干渉抑制のため、物理チャネルでの送信動作を停止し、データの送信時のみ物理チャネルを使用する技術である。
また、上り回線のカバレッジおよびスループットを向上させる共に遅延を低減するために、HSUPAの実用化が検討されている。(例えば、非特許文献1)。
HSUPAでは、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)と同様に、適応符号化やHybrid ARQ(Automatic Repeat Request)などの技術が採用されており、TTI(Transmit Time Interval)は10mTTI、2msTTIとなっている。
また、HSUPAでは、無線基地局は、MAC−eスケジューラを有しており、MAC−eスケジューラは、RTWP(Received Total Wide Band Power)が所定のレベル以下となるように移動局の許容送信レートのスケジューリングを行う。
また、MAC−eスケジューラは、上述のRTWP以外にも、移動局の送信レート(無線基地局から見ると受信レート)、SI(Scheduling Information)、および有線区間での使用状態などに基づいて、移動局の許容送信レートのスケジューリングを行う。そのアルゴリズムは特に規定はされていない。
ここで、無線基地局のMAC−eスケジューラの動作の一例について、図5を参照して説明する。
無線基地局は、RTWPを一定周期で測定しており(ステップS11)、その測定結果をMAC−eスケジューラでのスケジューリングに使用する。
無線基地局のMAC−eスケジューラは、ステップS11にて測定したRTWPとRTWP閾値との比較を行う(ステップS12)。
ステップS12での比較の結果、RTWP<RTWP閾値であった場合には、ステップS13へと遷移する。この場合は、RTWPがRTWP閾値まで達していないため、まだ電力に余分があることとなる。よって、いずれかの移動局の送信レートをUpさせることができる。そこで、ステップS13では、MAC−eスケジューラは、送信レートのUpを許容する移動局を選択する。そのアルゴリズムは様々なものが考えられるが、ここでは送信レート(無線基地局での受信レート)が低い移動局を優先的に選択するアルゴリズムであるとする。そして、MAC−eスケジューラは、ステップS13にて選択された移動局の許容送信レートをUpさせる(ステップS13)。ただし、RTWP<RTWP閾値の条件であっても、許容送信レートをUpさせた後のRTWPがRTWP閾値を越えてしまう場合には、ステップS14において、許容送信レートのUpを行わない。すなわち、MAC−eスケジューラは、許容送信レートのUpが可能と判断した場合にのみ、E−AGCH(E-DCH Access Grant Channel、E-DCH=Enhanced-Dedicated Channel)での通知により、許容送信レートをUpさせる動作を行うことが適当である。
一方、ステップS12での比較の結果、RTWP≧RTWP閾値であった場合には、そのまま処理を終了する。この場合は、RTWPがRTWP閾値以上となっているため、これ以上、移動局が高い電力(高レート)で送信することを許容することができない。MAC−eスケジューラは、アルゴリズムによっては、この条件(RTWP≧RTWP閾値)となった場合には、E−AGCHにより、いずれかの移動局の許容送信レートをDownさせる動作を行うことが適当である。
以下、移動通信システムにおいて、無線基地局が上記で説明したMAC−eスケジューラを有する場合のシステム構成および動作について説明する。
最初に、システム構成について、図6および図7を参照して説明する。
図6では、移動局(#1)10−1および移動局(#2)10−2は、無線基地局20の配下に存在し、無線基地局20の同一セルに位置している。また、無線基地局20および移動局(#1)10−1は、互いに物理チャネルでHSUPA通信を行っている状態(以降、「HSUPA通信状態」と称す)にある。同様に、無線基地局20および移動局(#2)10−2も、HSUPA通信状態にある。また、無線基地局20が有する同一のMAC−eスケジューラが、移動局(#1)10−1および移動局(#2)10−2の許容送信レートのスケジューリングを行っている。
図6の状態から図7の状態となったとする。図7では、移動局(#1)10−1には無線基地局20に送信するデータが無いため、上り回線での干渉抑制のために、無線基地局20および移動局(#1)10−1は、Uplink DPCCH Gatingの状態(以降、「Gating状態」と称す)にある。一方、無線基地局20および移動局(#2)10−2は、引き続きHSUPA通信状態を継続している。
次に、移動局が、Gatingを解除してHSUPA通信を再開する場合の動作について、図8および図9を参照して説明する。なお、システム構成は、図6および図7の構成に従うものとする。
まず、図6に示すように、無線基地局20の配下に移動局(#1)10−1および移動局(#2)10−2が存在し、それぞれHSUPA通信状態にあるとする。このときの無線基地局20が測定しているRTWPとRTWP閾値との関係は、図9(a)のようになっている。無線基地局20のRTWPには、移動局(#1)10−1および移動局(#2)10−2からの受信信号の電力以外にも、他セルからの干渉および熱雑音による電力が含まれている。また、RTWPがノイズの増加量であるノイズライズの限界値を越えないようにするため、RTWP閾値は、ノイズライズの限界値よりも低く設定されている。
ここで、移動局(#1)10−1が、無線基地局20に送信するデータが無くなり、図7に示すように、上り回線での干渉抑制のために、物理チャネルでの送信動作を停止するGatingを開始したとする(ステップA1)。これにより、移動局(#1)10−1は上り回線でのデータ送信を停止するため、移動局(#1)10−1の送信レート(無線基地局20の受信レート)が低下する(ステップA2)。ここでの送信(受信)レートは瞬時値ではなく平均値を用いることが多い。
また、移動局(#1)10−1の送信レート(無線基地局20の受信レート)が低下するため、無線基地局20のMAC−eスケジューラは、E−AGCHにより、移動局(#1)10−1の許容送信レートをDownさせる(ステップA3)。
また、移動局(#1)10−1の送信レート(無線基地局20の受信レート)が低下することにより、無線基地局20のRTWPは減少し、RTWPとRTWP閾値との差が増加する(ステップA4)。このときの無線基地局20のRTWPとRTWP閾値との関係は、図9(b)のようになり、移動局(#1)10−1に対して許容されていた送信レート分の空きが生じる。
このため、無線基地局20のMAC−eスケジューラは、配下の移動局(#1)10−1以外の移動局のうち、受信(送信)レートが最も低い移動局(ここでは、対象の移動局が移動局(#2)10−2のみであるので、移動局(#2)10−2となる)に対して、許容送信レートのUpをE−AGCHにより通知する。(ステップA5)。これを受けて、移動局(#2)10−2は、送信レートをUpさせる(ステップA6)。
移動局(#2)10−2の送信レートのUpにより、無線基地局20では、移動局(#2)10−2の受信レートが増加し(ステップA7)、RTWPも増加して、RTWPとRTWP閾値との差が減少する(ステップA8)。これにより、移動局(#1)10−1がGatingを開始したことによって発生したRTWPとRTWP閾値との差分に相当する送信レートが、移動局(#2)10−2に割り当てられたことになる。このときの無線基地局20のRTWPとRTWP閾値との関係は、図9(c)のようになっている。
ここで、移動局(#1)10−1が、HSUPA通信を再開するために、Gatingを解除したとする(ステップA9)。
しかし、このときの移動局(#1)10−1の送信レートは、ステップA3で許容送信レートがDownさせられているため、低下したままである。そのため、移動局(#1)10−1は、Gating前の送信レートでHSUPA通信を行うことができない。
また、無線基地局20のMAC−eスケジューラが、移動局(#1)10−1の送信レートをUpさせようとしても、ステップA5で移動局(#2)10−2の許容送信レートをUPさせたことで、RTWPとRTWP閾値との差がない状態である。そのため、無線基地局20のMAC−eスケジューラは、移動局(#1)10−1に対して許容送信レートのUpを指示することができない。
3GPP TS25.309
上述したように、従来の移動通信システムにおいては、移動局がGatingを開始した場合、その移動局に対して許容されていた送信レートが別の移動局に対して割り当てられてしまうため、Gating中の移動局がHSUAP通信を再開した際に、Gating前の送信レートまですぐに戻すことができないという課題がある。
そこで、本発明の目的は、上述した課題を解決する移動通信システム、無線基地局、送信レート割当方法を提供することにある。
本発明の移動通信システムは、
基地局と、該基地局の配下に存在し、該基地局と物理チャネルでHSUPA通信を行っている時に、該基地局に送信するデータがなくなると、前記物理チャネルでの送信動作を停止するGatingを開始する複数の移動局と、を有し、前記基地局が、前記複数の移動局の各々について、送信レートを割り当てる移動通信システムであって、
前記基地局は、
自局のRTWPを測定するRTWP測定部と、
前記複数の移動局の各々につき、Gatingを開始および解除したことを監視する監視部と、
前記複数の移動局のいずれかでGatingを開始した場合、該移動局がGatingを開始したことで低下した該移動局の送信レートの差分に相当するオフセット分だけ閾値を下げる閾値設定部と、
自局のRTWPが閾値未満である場合、前記複数の移動局のうちGating中の移動局以外の移動局に対して、自局のRTWPと閾値との差分に相当する送信レートを割り当てるスケジュール部と、を有する。
本発明の基地局は、
配下に存在し、物理チャネルでHSUPA通信を行っている時に、送信するデータがなくなると、前記物理チャネルでの送信動作を停止するGatingを開始する複数の移動局の各々について、送信レートを割り当てる基地局であって、
自局のRTWPを測定するRTWP測定部と、
前記複数の移動局の各々につき、Gatingを開始および解除したことを監視する監視部と、
前記複数の移動局のいずれかでGatingを開始した場合、該移動局がGatingを開始したことで低下した該移動局の送信レートの差分に相当するオフセット分だけ閾値を下げる閾値設定部と、
自局のRTWPが閾値未満である場合、前記複数の移動局のうちGating中の移動局以外の移動局に対して、自局のRTWPと閾値との差分に相当する送信レートを割り当てるスケジュール部と、を有する。
本発明の送信レート割当方法は、
配下に存在し、物理チャネルでHSUPA通信を行っている時に、送信するデータがなくなると、前記物理チャネルでの送信動作を停止するGatingを開始する複数の移動局の各々について、基地局が送信レートを割り当てる送信レート割当方法であって、
自局のRTWPを測定するRTWP測定ステップと、
前記複数の移動局の各々につき、Gatingを開始および解除したことを監視する監視ステップと、
前記複数の移動局のいずれかでGatingを開始した場合、該移動局がGatingを開始したことで低下した該移動局の送信レートの差分に相当するオフセット分だけ閾値を下げる閾値設定ステップと、
自局のRTWPが閾値未満である場合、前記複数の移動局のうちGating中の移動局以外の移動局に対して、自局のRTWPと閾値との差分に相当する送信レートを割り当てるスケジューリングステップと、を有する。
本発明によれば、基地局は、複数の移動局のいずれかでGatingを開始した場合、移動局がGatingを開始したことによって発生する送信レートの低下分に相当するオフセット分だけ閾値を下げ、その閾値と基地局のRTWPとの比較結果を基に、複数の移動局の各々について送信レートを割り当てる。
したがって、移動局がGatingを開始したことによって発生する送信レートの低下分に相当する送信レートが、他の移動局に割り当てられることを防ぐことができるため、移動局がGatingを解除してHSUPA通信を再開する際の電力を確保することができ、Gating前の送信レートにすぐに戻すことができるという効果が得られる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
本実施形態の移動通信システムは、図6および図7とシステム構成自体は同様であるが、従来構成と比較すると、無線基地局20のMAC−eスケジューラの構成が異なる。
図1に示すように、本実施形態の無線基地局20は、無線通信部21と、RTWP測定部22と、MAC−eスケジューラ23と、を有している。このうち無線通信部21およびRTWP測定部22は、従来構成と同様である。
無線通信部21は、移動局(#1)10−1および移動局(#2)10−2との間でHSUPA通信を行う。
RTWP測定部22は、無線基地局20のRTWPを一定周期で測定する。
MAC−eスケジューラ23は、Gating監視部24と、閾値設定部25と、スケジュール部26と、を有している。
Gating監視部24は、移動局(#1)10−1および移動局(#2)10−2の各々につき、Gatingを開始および解除したことを監視する。
閾値設定部25は、移動局(#1)10−1および移動局(#2)10−2のいずれかでGatingを開始した場合、その移動局がGatingを開始したことでその移動局の送信レートは低下するため、その低下した送信レートの差分に相当するGating時RTWPオフセット分だけRTWP閾値を下げる。
なお、閾値設定部25は、移動局がGatingを解除してHSUPA通信を再開した場合、RTWP閾値をGating時RTWPオフセット分だけ上げて、RTWP閾値をGating時RTWPオフセットを使用しない値に戻す。
スケジュール部26は、移動局(#1)10−1および移動局(#2)10−2の許容送信レートのスケジューリングを行う。
具体的には、スケジュール部26は、無線基地局20のRTWPがRTWP閾値未満である場合、Gating中の移動局以外の移動局に対して、RTWPとRTWP閾値との差分に相当する送信レートを割り当てる。
また、スケジュール部26は、Gating中の移動局がGatingを解除してHSUPA通信を再開した場合、その移動局に対して、その移動局のGating時RTWPオフセット分の送信レートを割り当てる。
ここで、無線基地局20のMAC−eスケジューラ23の動作の一例について、図2を参照して説明する。
無線基地局20は、RTWP測定部22により、RTWPを一定周期で測定しており(ステップS21)、その測定結果をMAC−eスケジューラ23でのスケジューリングに使用する。
続いて、MAC−eスケジューラ23は、従来では、ステップS21にて測定したRTWPとRTWP閾値との比較を行っていたが、本実施形態では、閾値設定部25により、移動局(#1)10−1および移動局(#2)10−2がGating中であるか否かの判定を行う(ステップS22)。ステップS22での判定の結果、いずれの移動局もGating中でなければ、従来と同様にステップS24へと遷移し、いずれかの移動局がGating中であれば、ステップS23へ遷移する。ここでは、移動局(#1)10−1がGating中であり、ステップS23へ遷移したとする。
ステップS23では、MAC−eスケジューラ23は、閾値設定部25により、従来のRTWP閾値を、Gating中の移動局(#1)10−1のGating時RTWPオフセット分だけ下げた値に更新する。この動作は、移動局(#1)10−1に割り当てていた送信レートに相当する分の電力を予め確保しておくことを意味しており、その電力が他の移動局に割り当てられることを防ぐ効果がある。
続いて、MAC−eスケジューラ23は、スケジュール部26により、ステップS21にて測定したRTWPとステップS23で更新したRTWP閾値との比較を行う(ステップS24)。
ステップS24での比較の結果、RTWP<RTWP閾値であった場合には、ステップS25へと遷移する。この場合は、RTWPがRTWP閾値まで達していないため、まだ電力に余分があることとなる。よって、いずれかの移動局の送信レートをUpさせることができる。そこで、ステップS25では、MAC−eスケジューラ23は、スケジュール部26により、送信レートのUpを許容する移動局を選択する。そのアルゴリズムは様々なものが考えられるが、ここでは送信レート(無線基地局での受信レート)が低い移動局を優先的に選択するアルゴリズムであるとする。そして、MAC−eスケジューラ23は、スケジュール部26により、ステップS25にて選択された移動局の許容送信レートをUpさせる(ステップS26)。ただし、RTWP<RTWP閾値の条件であっても、許容送信レートをUpさせた後のRTWPがRTWP閾値を越えてしまう場合には、ステップS26において、許容送信レートのUpを行わない。すなわち、MAC−eスケジューラ23は、許容送信レートのUpが可能と判断した場合にのみ、E−AGCHでの通知により、許容送信レートをUpさせる動作を行うことが適当である。ただし、本実施形態では、移動局(#1)10−1がGating中であることを考慮し、RTWP閾値を、移動局(#1)10−1のGating時RTWPオフセット分だけ下げた値に更新して比較を行うため、移動局(#1)10−1に起因して、ステップS25,S26へ遷移することはない。
一方、ステップS24での比較の結果、RTWP≧RTWP閾値であった場合には、そのまま処理を終了する。この場合は、RTWPがRTWP閾値以上となっているため、これ以上、移動局が高い電力(高レート)で送信することを許容することができない。
以上の動作により、Gating中の移動局(#1)10−1の電力を確保する。
以下、本実施形態の移動通信システムにおいて、移動局が、Gatingを解除してHSUPA通信を再開する場合の動作について、図3および図4を参照して説明する。なお、システム構成は、図6および図7の構成に従うものとする。
まず、図6に示すように、無線基地局20の配下に移動局(#1)10−1および移動局(#2)10−2が存在し、それぞれHSUPA通信状態にあるとする。このときの無線基地局20のRTWPとRTWP閾値との関係は、図4(a)のようになっている。
ここで、移動局(#1)10−1が、無線基地局20に送信するデータが無くなり、図7に示すように、上り回線での干渉抑制のために、物理チャネルでの送信動作を停止するGatingを開始したとする(ステップB1)。これにより、移動局(#1)10−1は上り回線でのデータ送信を停止するため、移動局(#1)10−1の送信レート(無線基地局20の受信レート)が低下する(ステップB2)。ここでの送信(受信)レートは瞬時値ではなく平均値を用いることが多い。
また、移動局(#1)10−1の送信レート(無線基地局20の受信レート)が低下するため、無線基地局20のMAC−eスケジューラ23は、スケジュール部26により、E−AGCHでの通知によって、移動局(#1)10−1の許容送信レートをDownさせる(ステップB3)。
また、移動局(#1)10−1の送信レート(無線基地局20の受信レート)が低下することにより、無線基地局20のRTWPは減少し、RTWPとRTWP閾値との差が増加する(ステップB4)。このときの無線基地局20のRTWPとRTWP閾値との関係は、図4(b)のようになる。
この時点で、本実施形態では、MAC−eスケジューラ23は、閾値設定部25により、移動局#1がGating中であることを考慮して、RTWP閾値をGating時RTWPオフセットを下げた値に更新する(ステップB5)。このときの無線基地局20のRTWPとRTWP閾値との関係は、図4(c)のようになる。
これにより、従来では、MAC−eスケジューラ23が行っていた、配下の移動局(#1)10−1以外の移動局のうち、受信(送信)レートが最も低い移動局(ここでは、対象の移動局が移動局(#2)10−2のみであるので、移動局(#2)10−2となる)に対して許容送信レートのUpをE−AGCHにて通知する動作を防止することができる。よって、移動局(#2)10−2の許容送信レートは変化しない。
ここで、移動局(#1)10−1が、HSUPA通信を再開するために、Gatingを解除したとする(ステップB6)。
しかし、このときの移動局(#1)10−1の送信レートは、ステップB3で許容送信レートがDownさせられているため、低下したままである。
ただし、移動局(#1)10−1がGatingを解除すると、MAC−eスケジューラ23は、閾値設定部25により、RTWP閾値を、Gating時RTWPオフセットを使用しない値に戻すため(ステップB7)、スケジュール部26により、E−AGCHでの通知によって、移動局(#1)10−1の送信レートをUpさせることが可能となる(ステップB8)。
これにより、Gating中の移動局(#1)10−1が、Gatingを解除してHSUPA通信を再開する場合、Gating前の送信レートにすぐに復帰することができるようになる。
上述したように本実施形態においては、無線基地局20は、移動局(#1)10−1および移動局(#2)10−2のいずれかでGatingを開始した場合、移動局がGatingを開始したことによって発生する送信レートの低下分、すなわちRTWP閾値との差分に相当するGating時RTWPオフセット分だけ、RTWP閾値を下げる。
したがって、移動局がGatingを開始したことによって発生するRTWP閾値との差分に相当する送信レートが、他の移動局に割り当てられることを防ぐことができるため、移動局がGatingを解除してHSUPA通信を再開する際の電力を確保することができ、Gating前の送信レートにすぐに戻すことができる。
また、本実施形態においては、無線基地局20の構成について、移動局がGating中であるか否かに応じてRTWP閾値を更新するという簡易な構成変更のみで、上記動作を実現することができる。
本実施形態の無線基地局の構成を示すブロック図である。 本実施形態のMAC−eスケジューラの動作の一例を説明するフローチャートである。 本実施形態の移動通信システムにおいて、移動局が、Gatingを解除してHSUPA通信を再開する場合の動作の一例を説明するシーケンス図である。 本実施形態の無線基地局におけるRTWPとRTWP閾値との関係を説明する図である。 従来のMAC−eスケジューラの動作の一例を説明するフローチャートである。 移動通信システムのHSUPA通信状態の一例を説明する図である。 移動通信システムのHSUPA通信状態の他の例を説明する図である。 従来の移動通信システムにおいて、移動局が、Gatingを解除してHSUPA通信を再開する場合の動作の一例を説明するシーケンス図である。 従来の無線基地局におけるRTWPとRTWP閾値との関係を説明する図である。
符号の説明
10−1,10−2 移動局
20 無線基地局
21 無線通信部
22 RTWP測定部
23 MAC−eスケジューラ
24 Gating監視部
25 閾値設定部
26 スケジュール部

Claims (9)

  1. 基地局と、該基地局の配下に存在し、該基地局と物理チャネルでHSUPA通信を行っている時に、該基地局に送信するデータがなくなると、前記物理チャネルでの送信動作を停止するGatingを開始する複数の移動局と、を有し、前記基地局が、前記複数の移動局の各々について、送信レートを割り当てる移動通信システムであって、
    前記基地局は、
    自局のRTWPを測定するRTWP測定部と、
    前記複数の移動局の各々につき、Gatingを開始および解除したことを監視する監視部と、
    前記複数の移動局のいずれかでGatingを開始した場合、該移動局がGatingを開始したことで低下した該移動局の送信レートの差分に相当するオフセット分だけ閾値を下げる閾値設定部と、
    自局のRTWPが閾値未満である場合、前記複数の移動局のうちGating中の移動局以外の移動局に対して、自局のRTWPと閾値との差分に相当する送信レートを割り当てるスケジュール部と、を有する移動通信システム。
  2. 前記スケジュール部は、Gating中の移動局がGatingを解除した場合、該移動局に対して、該移動局の前記オフセット分の送信レートを割り当てる、請求項1に記載の移動通信システム。
  3. 前記閾値設定部は、Gating中の移動局がGatingを解除した場合、該移動局の前記オフセット分だけ閾値を上げる、請求項2に記載の移動通信システム。
  4. 配下に存在し、物理チャネルでHSUPA通信を行っている時に、送信するデータがなくなると、前記物理チャネルでの送信動作を停止するGatingを開始する複数の移動局の各々について、送信レートを割り当てる基地局であって、
    自局のRTWPを測定するRTWP測定部と、
    前記複数の移動局の各々につき、Gatingを開始および解除したことを監視する監視部と、
    前記複数の移動局のいずれかでGatingを開始した場合、該移動局がGatingを開始したことで低下した該移動局の送信レートの差分に相当するオフセット分だけ閾値を下げる閾値設定部と、
    自局のRTWPが閾値未満である場合、前記複数の移動局のうちGating中の移動局以外の移動局に対して、自局のRTWPと閾値との差分に相当する送信レートを割り当てるスケジュール部と、を有する基地局。
  5. 前記スケジュール部は、Gating中の移動局がGatingを解除した場合、該移動局に対して、該移動局の前記オフセット分の送信レートを割り当てる、請求項4に記載の基地局。
  6. 前記閾値設定部は、Gating中の移動局がGatingを解除した場合、該移動局の前記オフセット分だけ閾値を上げる、請求項5に記載の基地局。
  7. 配下に存在し、物理チャネルでHSUPA通信を行っている時に、送信するデータがなくなると、前記物理チャネルでの送信動作を停止するGatingを開始する複数の移動局の各々について、基地局が送信レートを割り当てる送信レート割当方法であって、
    自局のRTWPを測定するRTWP測定ステップと、
    前記複数の移動局の各々につき、Gatingを開始および解除したことを監視する監視ステップと、
    前記複数の移動局のいずれかでGatingを開始した場合、該移動局がGatingを開始したことで低下した該移動局の送信レートの差分に相当するオフセット分だけ閾値を下げる閾値設定ステップと、
    自局のRTWPが閾値未満である場合、前記複数の移動局のうちGating中の移動局以外の移動局に対して、自局のRTWPと閾値との差分に相当する送信レートを割り当てるスケジューリングステップと、を有する送信レート割当方法。
  8. 前記スケジューリングステップでは、Gating中の移動局がGatingを解除した場合、該移動局に対して、該移動局の前記オフセット分の送信レートを割り当てる、請求項7に記載の送信レート割当方法。
  9. 前記閾値設定ステップでは、Gating中の移動局がGatingを解除した場合、該移動局の前記オフセット分だけ閾値を上げる、請求項8に記載の送信レート割当方法。
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