WO2001014105A1 - Outil de retrait et de rupture de languette par deformation, et outil de retrait et de rupture de languette par deformation utilise egalement comme outil d'insertion d'une piece en forme de ressort spirale a languette - Google Patents

Description

明 細 書 タンダ折り取り除去工具及びタンダ付螺旋状コイルィンサート揷入兼タ '折り取り除去工具 技術分野

本発明は、 タンダ付螺旋状コイルィンサートを被加工物のタップ穴に 装着した後、 タンダを折り取り、 しかも、 折り取られたタンダを除去す ることのできるタング折り取り除去工具及びタング付螺旋状コイルィン サー ト挿入兼タンダ折り取り除去工具に関するものである。 背景技術

従来、 アルミニウムなどの軽金属、 プラスチック、 木材、 铸鉄などか らなる被加工物に直接タップ立てしたままでは雌ネジが弱くて高い締め 付け力が得られない場合に、 信頼性の高いネジ締結を保証するべく タン グ付螺旋状コイルィンサートが使用されている。 図 5にタンダ付螺旋状 コィルインサ一 トの一例を示す。

図 5に示すように、 タング付螺旋状コィルインサート 1 0は、 通常、 菱形断面の、 高抗張力特殊鋼線を円筒形のスプリ ング状に卷いて作製さ れ、 図 6に示すように、 被加工物 1 0 0に形成されたタップ穴 1 0 1 挿入工具にてねじ込まれて固定される。 その後、 ボルト 2 0などがこの 螺旋状コィルインサート 1 0を雌ネジと して螺合される。 このように螺 旋状コイルィンサート 1 0を使用することにより、 高いネジ締結力を得 ると共に、 ボルト 2 0を繰り返し揷入したり、 取り外しすることも可能 となる。

タング付螺旋状コイルインサート 1 0は、 上述のように、 挿入工具に てタップ穴 1 0 1へとねじ込まれるので、 コイル自由端には、 図 5に示 すように、 挿入工具に係止されるタンダと称される、 コイルの直径方向 へと折り曲げられた係止片 1 1が設けられている。 このタンダ 1 1 は、 被加工物 1 0 0のタツプ穴 1 0 1 に固定された後は、 除去する必要があ り、 そのためにタング 1 1が形成されたコイル自由端に連接する第 1 コ ィル部分には切り欠き （ノ ッチ） 1 2がコイルの外側側面に形成されて レヽる。

このようなタング付螺旋状コイルィンサート 1 0は、 上述のように、 被加工物 1 0 0に装着後、 そのタンダ 1 1が折り取られるが、 この折り 取られたタンダ 1 1は回収しなければならなレ、。 特に、 被加工物 1 0 0 のタップ穴 1 0 1がめく ら穴とされる場合には、 その作業が極めて困難 である。 分離されたタンダ 1 1 を回収し損なった場合にはこのタング 1 1が電気的或は機械的故障を引き起こす原因となる可能性があるため、 分離されたタンダ 1 1は確実に取り除く必要がある。

現在、 被加工物 1 0 0のタップ穴 1 0 1がめく ら穴と される場合にお いて、 分離されたタング 1 1を取り除くには、 被加工物 1 0 0を転倒す るなどして行われているが、 被加工物が大きくなると、 この方法も有効 ではない。 又、 タンダ付螺旋状コイルインサート 1 0が大きなものの場 合には、 ピンセッ トなどにて除去することもできる力 小径のタンダ付 螺旋状コイルィンサー ト 1 0の場合には、 この方法を使用し得ないこ と がある。 そこで、 分離されたタンダを確実に且つ容易に取り除く方法が 希求されている。

本発明者は、 上記問題を解決するべく多くの研究実験を行った結果、 通常非磁性材料と して考えられている 1 8— 8ステンレス鋼 （ S U S 3 0 4 ) 線であっても、 この鋼線を使用し、 多くの冷間加工を経てタンダ 付螺旋状コイルィンサート 1 0を作製した場合には、 作製されたタンダ 付螺旋状コイルィンサート 1 0が磁性材料と しての性質を示すことに着 目 し、 折り取られたタンダを磁石にて吸着させることにより、 極めて好 適に除去し得ることを見出した。

本発明は斯かる本発明者の新規な知見に基づく ものである。

従って、 本発明の目的は、 タンダ付螺旋状コイルインサートを被加工 物のタップ穴に装着した後、 タングを折り取り、 しかも、 折り取られた タンダを極めて容易に、 しかも確実に除去することのできるタンダ折り 取り除去工具を提供することである。

本発明の他の目的は、 タング付螺旋状コイルィンサートを被加工物の タップ穴に装着することができ、 そしてタング付螺旋状コイルィンサー トをタップ穴に装着した後はタングを折り取り、 しかも、 折り取られた タングを極めて容易に、 しかも確実に除去することのできるタング付螺 旋状コイルィンサート挿入兼タンダ折り取り除去工具を提供することで ある。

発明の開示

上記目的は本発明に係るタンダ折り取り除去工具及びタング付螺旋状 コィルインサー ト挿入兼タング折り取り除去工具にて達成される。 要約 すれば、 第 1 の本発明によれば、 保持部と作用部とを有し、 前記作用部 の先端部に永久磁石を設けたことを特徴とするタンダ折り取り除去工具 が提供される。

第 iの本発明の一実施態様によると、 前記永久磁石は、 前記作用部の 先端部に形成された凹所内に固着される。 又、 前記永久磁石は、 前記作 用部の先端部より突出しないのが好ましい。

第 2の本発明によれば、 軸線方向に貫通穴を有するスリーブホルダー と、 このスリーブホルダーに摺動自在に保持されたマンドレルとを有す るタンダ付螺旋状コイルィンサート挿入兼タンダ折り取り除去工具であ つて、

前記マン ドレルは、 保持部と作用部とを有し、 前記作用部の先端部に は、 永久磁石を設けると共に、 マン ドレルの軸線方向外方へと突出して タング付螺旋状コイルインサートのタンダに係止するタング係止部が形 成されていることを特徴とするタング付螺旋状コイルィンサ一ト挿入兼 タング折り取り除去工具が提供される。

第 2の本発明の一実施態様によると、 前記永久磁石は、 前記作用部の 先端部に形成された凹所内に固着される。

第 2の本発明の他の実施態様によると、 前記タンダ係止部は、 タンダ 付螺旋状コイルィンサートのタンダに係止するスリ ッ トを有し、 スリ ツ トの深さは前記凹所内の磁石に達しないのが好ましい。 図面の簡単な説明

図 1 は、 本発明に係るタンダ折り取り除去工具の一実施例を示す斜視 図である。

図 2は、 本発明に係るタンダ折り取り除去工具の先端部の構成を示す 拡大断面図である。

図 3は、 本発明に係るタング折り取り除去工具の使用態様を説明する 図である。

図 4は、 本発明に係るタンダ折り取り除去工具の使用態様を説明する 図である。

図 5は、 タンダ付螺旋状コイルィンサートの斜視図である。

図 6は、 タング付螺旋状コイルィンサートが被加工物に装着される状 態を説明する図である。

図 7は、 本発明に係るタング付螺旋状コイルィンサート挿入兼タンダ 折り取り除去工具の一実施例を示す斜視図である。

図 8は、 本発明に係るタンダ付螺旋状コイルィンサート揷入兼タンダ 折り取り除去工具の先端部の構成を示す拡大断面図である。

図 9は、 図 8にて線 A— Aに見た工具先端部の正面図である。

図 1 0は、 本発明に係るタング付螺旋状コイルィンサート揷入兼タン グ折り取り除去工具にタング螺旋状コイルィンサートを装着する態様を 示す斜視図である。

図 1 1は、 本発明に係るタンダ付螺旋状コイルインサート挿入兼タン グ折り取り除去工具の使用態様を説明する図である。 発明を実施するための最良の形態

以下、 本発明に係るタンダ折り取り除去工具及びタンダ付螺旋状コィ ルインサート挿入兼タング折り取り除去工具を図面に則して更に詳しく 説明する。

実施例 1

図 1に本発明に係るタング折り取り除去工具の一実施例を示す。 本実 施例によると、 タンダ折り取り除去工具 1 は、 保持部 2 と作用部 3 とを 有する。 保持部 2は、 作業者が保持し易い大きさとされ、 本実施例では、 直径 （D ) 力 S l O m m、 長さが 8 c mとされたが、 これに限定されるも のではない。 又、 作用部 3の形状寸法は、 使用するタング付螺旋状コィ ルインサート 1 0の大きさにより種々に変更されるが、 本実施例では、 内径 5 m m、 長さ 1 c m程度のタング付螺旋状コイルィンサート 1 0の ための工具と したので、 作用部 3の直径は 4 m m、 長さは 3 . 5 c mと した。 又、 本実施例では、 保持部 2と作用部 3は、 鋼材、 例えば S 4 5 Cなどにて一体に作製したが、 任意の材料にて作製し得る。

本発明に従えば、 図 2に示すよ うに、 作用部 3の先端部に永久磁石 4 が配置される。 永久磁石 4は、 本実施例では、 作用部 3の先端部に凹所 5を形成し、 この凹所 5内に例えば接着剤などにて固着される。 永久磁 石 4は、 作用部 3の先端部より突出しないことが望ましく、 本実施例で は、 深さ （h 2 ) 0 . 5 m m程度内方に位置させた。 この構成とするこ とにより、 工具によりタング 1 1 を折り取る際に、 永久磁石 4がタンダ 1 1に接触して破損されるのが防止される。

磁石 4の強度は、 タング付螺旋状コイルィンサート 1 0の折り取られ たタンダを吸着し得る程度のものであれば良い。本実施例では、直径（ d 1 ) が 3 m m、 高さ （h i ) が 4 m mであって、 図示するように両面に 異なる磁極が形成されたものを使用したが、 これに限定されるものでは ない。

次に、 本発明の上記構成とされる工具 1 の使用態様を図 3について説 明する。

図 3 ( A ) に示すように、 本発明の工具 1は、 タング付螺旋状コイル インサー ト 1 0が被加工物 1 0 0のタツプ穴 1 0 1 に装着されると、 こ のタング付螺旋状コイルィンサー ト 1 0内へと挿入し、 作用部 3の先端 をタング付螺旋状コィルインサート 1 0のタンダ 1 1に当接させる。 次 いで、 保持部 2の上端をハンマーのような工具にて叩く ことにより、 タ ング 1 1 をその切り欠き部 1 2 (図 5 ) から折り取る。 折り取った状態 を図 3 ( B ) に示す。 勿論、 タンダ付螺旋状コイルインサート 1 0は、 冷間加工により磁性材料と しての性質を備えた例えば、 1 8— 8 ステン レス鋼線にて作製されたもの、 或は、 磁性材料とされる任意の材料にて 作製されたものとされる。

タンダ 1 1 を折り取った後、 更に、 工具 1 を下降させることにより、 図 3 ( C ) に示すように、 工具先端作用部 3の磁石 4に折り取られたタ ング 1 1が吸着される。 この状態で工具 1 を上方へと引き上げることに より、 図 4に示すように、 タンダ 1 1 を外部へと取り出すことができる。 実施例 2

図 7に本発明に係るタンダ付螺旋状コイルィンサート挿入兼タンダ折 り取り除去工具の一実施例を示す。

本実施例によると、 本発明のタンダ付螺旋状コイルィンサ一ト挿入兼 タンダ折り取り除去工具 3 0は、 軸線方向に貫通穴 3 2を有するスリ一 ブホルダー 3 1 と、 このス リーブホルダー 3 1に摺動自在に保持された マン ドレル 1 Aとを有する。 ス リーブホルダー 3 1は、 これに限定され るものではないが、 作業者が手で把持して作業するのに適した大きさ、 例えば、 直径 2 . 5 c m、 長さ 1 3 . 5 c m程度とされる。 又、 スリー ブホルダー 3 1 の貫通穴 3 2は、 上部に位置した小径穴 3 2 Aと、 下部 に位置した大径穴 3 2 Bとを有する段付き穴とされる。

スリ一ブホルダー 3 1 の下方部には、 大径穴 3 2 Bに位置して開口 3 3が形成されている。 詳しくは後述するように、 タング付螺旋状コイル インサー ト 1 0を被加工物 1 0 0のタップ穴 1 0 1 に螺着するに際して. この開口 3 3を介して、 図 1 0に示すように、 タップ穴 1 0 1 に挿入さ れるタング付螺旋状コィルインサー ト 1 0が大径穴 3 2 Bに装入される, マンドレル 1 Aは、 実施例 1 で説明したタンダ折り取り除去工具 1 と 同様の構成とされ、 保持部 2 と作用部 3 とを有する。 又、 本実施例にお いては、 保持部 2が作用部 3より大径とされ、 スリーブホルダー 3 1 の 小径穴 3 2 Aに、 マン ドレル 1 Aの保持部 2が摺動自在に嵌合される。 マン ドレル 1 Aの寸法形状は任意に設計し得るが、 本実施例では、 保 持部 2の直径 （ D ) 力 S 1 0 m m、 長さが 1 3 c mと した。 又、 作用部 3 の寸法は、 使用するタング付螺旋状コイルィンサート 1 0の大きさによ り種々に変更されるが、 本実施例では、 内径 1 0 m m、 長さ 2 c m程度 のタング付螺旋状コイルインサート 1 0のための工具と したので、 作用 部 3の直径 （ d) は 8 mm、 長さは 4 c mと した。 又、 本実施例では、 マン ドレル 1 Aは、 鋼材、 例えば S 4 5 Cなどにて一体に作製したが、 任意の材料にて作製し得る。

本実施例によれば、 図 8及び図 9をも参照するとより よく理解される ように、 作用部 3の先端部には、 実施例 1で説明したと同様に、 永久磁 石 4が設けられ、 更に、 この永久磁石 4よりマン ドレル 1 Aの軸線方向 外方へと突出してタンダ付螺旋状コイルィンサー ト 1 0のタング 1 1に 係止するタング係止部 6が形成される。

本実施例では、 図 8に示すように、 マンドレル 1 Aの先端に直径 d 1、 深さ h (= h l + h 2 + h 3) とされる円形断面の凹所 5を形成し、 作 用部 3の先端部、 即ち、 深さ h 1の部分に永久磁石 4が、 例えば接着剤 などで固着される。

タング係止部 6は、 永久磁石 4が固着された作用部凹所位置より更に マン ドレル 1 Aの軸線方向外方へと突出して形成されており、 本実施例 では、 凹所 5の先端より深さ h 3、 幅 wにてスリ ッ ト 7を形成すること によって構成される。 タング係止部 6は、 本実施例では、 作用部 3の先 端に一体と して形成されたが、 必要に応じて別部材と して作製し、 作用 部先端に取付けることも可能である。

上述のように、 スリ ッ ト 7は、 その深さ h 3が凹所 5内に配置された 磁石 4に達しないのが好ましい。 本実施例では、 スリ ッ ト 7の深さ h 3 = 3. 5 mm、 幅 w= 3 mmと し、 永久磁石 4は、 スリ ッ ト 7より更に 深さ h 2 = 0. 5 mm程度内方に位置させた。 この構成とすることによ り、 詳しく は後述するように、 工具によりタング付螺旋状コイルインサ ート 1 0を挿入する際に、 更には、 その後にタンダ 1 1 を折り取る際に、 永久磁石 4がタンダ 1 1 に接触して破損されるのが防止される。

磁石 4の強度は、 タンダ付螺旋状コイルィンサ一ト 1 0の折り取られ たタンダを吸着し得る程度のものであれば良い。 本実施例では、 実施例 1 と同様に、 直径 （ d l ) が 3 m m、 高さ （h i ) が 4 m mであって、 図示するように両面に異なる磁極が形成されたものを使用したが、 これ に限定されるものではない。

本実施例によると、 マン ドレル 1 Aの保持部 2の上端には、 マン ドレ ル 1 Aを回転するためのハンドル 4 0が設けられる。 ノヽンドル 4 0は、 マン ドレル 1 Aの保持部 2の上端に直径方向に貫通した穴 8に挿通自在 とされた直線部 4 1 Aと、 直線部 4 1 Aに対して 9 0度にて屈曲した垂 直部 4 1 Bとを有するハンドル軸 4 1 を備え、 ハンドノレ軸 4 1の垂直部 4 1 Bには、 摘み 4 2が回転可能に取付けられている。

次に、 本発明の上記構成とされる工具 3 0の使用態様を図 1 0及び図 1 1 について説明する。

図 1 0に示すように、 マンドレル 1 Aを上方へと引き上げ、 スリーブ ホルダー 3 1の開口 3 3位置の大径穴 3 2 Bにて形成される空間部にタ ング付螺旋状コイルイ ンサート 1 0を装入する。 本実施例では、 スリー ブホルダ一 3 1の下方先端部の内部に螺旋溝 3 4が形成されており、 こ のような構成とすることにより、 開口 3 3を介して大径穴 3 2 Bに装入 されたタング付螺旋状コィルインサート 1 0がスリーブホルダー 3 1 の 先端から落下するのが防止でき、 好適である。

次いで、 マン ドレル 1 Aを下方へと移動して、 その先端の係止部 6の スリ ッ ト 7をタング付螺旋状コィルインサ一ト 1 0のタンダ 1 1 に係止 する。 この状態でハン ドル 4 0を操作しマン ドレル 1 Aを所定の方向へ と回転させると、 タンダ付螺旋状コイルインサート 1 0は、 スリーブホ ルダー 3 1 の下方先端部の螺旋溝 3 4へと螺入し、 更に、 マン ドレル 1 Aを回転することにより、 タング付螺旋状コイルインサー ト 1 0は、 図 に示すように、 被加工物 1 0 0のタップ穴 1 0 1へと螺入す る。

タンダ付螺旋状コイルィンサート 1 0が、 図 1 1 ( B ) に示すように、 被加工物 1 0 0のタップ穴 1 0 1内へと螺入し、 所定位置に螺着される と、 次いで、 マン ドレル 1 Aの保持部 2の上端をハンマーのような工具 にて叩く ことにより、 タンダ 1 1 をその切り欠き部 1 2 (図 5 ) から折 り取る。 折り取った状態を図 1 1 ( C ) に示す。 勿論、 タング付螺旋状 コイルィンサート 1 0は、 冷間加工により磁性材料と しての性質を備え た例えば、 1 8— 8ステンレス鋼線にて作製されたもの、 或は、 磁性材 料とされる任意の材料にて作製されたものとされる。

タンダ 1 1 を折り取った後、 更に、 マンドレル 1 Aを下降させること により、 図 1 1 ( D ) に示すように、 工具先端作用部 3の磁石 4に、 折 り取られたタング 1 1が吸着される。 この状態でマンドレル 1 Aを上方 へと引き上げることにより、 タンダ 1 1 を外部へと取り出すことができ る。 産業上の利用可能性

以上説明したように、 本発明に係るタンダ折り取り除去工具は、 保持 部と作用部とを有し、 作用部の先端部に永久磁石を設けた構成とされ、 又、タンダ付螺旋状コイルィンサート揷入兼タンダ折り取り除去工具は、 軸線方向に貫通穴を有するス リーブホルダーと、 このス リーブホルダー に摺動自在に保持されたマン ドレルとを有し、 マン ドレルは、 保持部と 作用部とを有し、 作用部の先端部には、 永久磁石を設けると共に、 マン ドレルの軸線方向外方へと突出してタング付螺旋状コイルィンサー トの タングに係止するタング係止部が形成される構成とされるので、 タング 付螺旋状コイルィンサー トを被加工物のタップ穴に装着した後、 タング を折り取り、 しかも、 折り取られたタンダを極めて容易に、 しかも確実 除去することができる。

Claims

請求の範囲

1 - 保持部と作用部とを有し、 前記作用部の先端部に永久磁石を設けた ことを特徴とするタング折り取り除去工具。

2 . 前記永久磁石は、 前記作用部の先端部に形成された凹所内に固着さ れることを特徴とする請求項 1のタンダ折り'取り除去工具。

3 . 前記永久磁石は、 前記作用部の先端部より突出しないことを特徴と する請求項 1又は 2のタンダ折り取り除去工具。

4 . 軸線方向に貫通穴を有するス リーブホルダーと、 このス リーブホル ダ一に摺動自在に保持されたマン ドレルとを有するタング付螺旋状コィ ルインサート挿入兼タンダ折り取り除去工具であって、

前記マン ドレルは、 保持部と作用部とを有し、 前記作用部の先端部に は、 永久磁石を設けると共に、 マンドレルの軸線方向外方へと突出して タング付螺旋状コイルインサートのタンダに係止するタンダ係止部が形 成されていることを特徴とするタング付螺旋状コイルィンサート挿入兼 タング折り取り除去工具。

5 . 前記永久磁石は、 前記作用部の先端部に形成された凹所内に固着さ れることを特徴とする請求項 4のタング付螺旋状コイルィンサー ト揷入 兼タンダ折り取り除去工具。

6 . 前記係止部は、 タンダ付螺旋状コイルインサートのタンダに係止す るスリ ッ トを有し、 スリ ッ トの深さは前記凹所内の磁石に達しないこと を特徴とする請求項 5のタンダ付螺旋状コイルィンサート挿入兼タング 折り取り除去工具。