WO1999014753A1 - Cassette et enregistreur a bande - Google Patents

Description

明 細 書 テープカセッ ト及びテープ記録装置 技 術 分 野 本発明は、 テープ状記録媒体をカセッ 卜に収納して構成されたテ ープカセッ ト及び該テープ状記録媒体に対して記録デ一夕を記録す るテープ記録装置に関する。 ΙΆ 技 術 従来、 デジタルデ一夕を磁気テープに記録/再生することのでき るテープ記録/洱生装置として、 いわゆるテープス 卜 リーマドライ ブ （tape streaming drive ) が知られている。 このようなテ一プス トリーマドライブは、 メディァであるテープカセヅ 卜のテープ長に もよるが、 例えば数十〜数百ギガバイ ト程度の膨大な記録容量を有 することが可能であり、 このため、 コンピュータ本体のハードディ スク等のメディアに記録されたデ一夕をバックアップするなどの用 途に広く利用されている。 また、 デ一夕サイズの大きい画像データ 等の保存に利用する場合にも好適とされている。

そして、上述のようなテープス トリーマドライブとして、例えば、 8 ミ リ V T R用のテープカセッ 卜を記録媒体として、 回転へッ ドに よるへリカルスキャン方式を採用してデ一夕の記録/再生を行うよ うにされたものが提案されている。 上記のような 8 ミ リ V T Rのテープカセッ トを利用したテープス トリーマドライブでは、 記録/再生データの入出力ィン夕一フェイ スとして例えば S C S I ( Smal l Computer System Interface ) を 用いるようになされている。

そして、 記録時においては例えばホス トコンピュータから供給さ れるデ一夕が S C S Iインターフェイスを介して入力される。 この 入力データは例えば所定の固定長のデータ群単位で伝送されてくる ものとされ、 入力されたデ一夕は必要があれば所定方式による圧縮 処理が施されて、 一旦、 ノ ヅファメモリに蓄積される。 そして、 バ ッファメモリに蓄積されたデ一夕は所定のグループといわれる固定 長の単位ごとに記録/再生系に対して供給されて回転へッ ドにより テープカセッ トの磁気テープに記録が行われる。

また、 再生時であれば、 磁気テープのデ一夕が回転ヘッ ドによつ て読み出され、 -旦バッファメモリに蓄えられる。 このバッファス モリからのデ一夕は、 記録時に圧縮が施されたものであれば仲長処 理が施されて、 S C S Iインターフェイスを介してホス トコンピュ 一夕に伝送される。

また、 磁気テープ上のデ一夕記録領域は番号付けされたパーティ ションを形成し、 ここにデ一夕の再生や書き込みを行うことが可能 とされる。

ところで、 上述のようなテ一プス トリーマドライブとテープカセ ッ トよりなるデ一タス トレージシステムにおいて、 テープカセヅ ト の磁気テープに対する記録/再生動作を適切に行うためには、 例え ばテープス ト リ一マドライブが記録/再生動作等の管理に利用する 管理情報等として、 磁気テープ上における各種位置情報や磁気テー プについての使用履歴等に関連する情報が必要となる。 この情報の なかには、 最後に使用されたパ一テイションに付された番号なども 含まれる。

そこで、 例えばこのような管理情報を、 磁気テープとは別に、 メ モリチップなどの ¾憶手段に記憶させておくことが考えられてい る。 この記憶手段は、 テープカセッ トの外面部分などに取付けられ る。

そして、 テープス トリーマドライブ側においては、 磁気テープに 対するデ一夕の記録又は再生動作を実行する前に、 ヒ記記憶手段に アクセスして必要な管理情報を読み込み、 この管理情報に基づいて 以降の記録/再生動作が適正に行われるように各種処理動作を実行 するようにされる。 また、 データの記録又は再生動作が終了された 後は、 この記録/再生動作に伴って変更が必要となった管理情報の 内容を書き換えるために、 洱度、 記憶手段にアクセスして情報内容 の書き換えを行って、 次の記録/再生動作に備えるようにされる。 この後に、 テープス ト リーマドライブにより、 テープカセッ トのァ ンロ一ディング及びィジェク ト等が行われることになる。

ところで、 上述のようにして磁気テープ上に複数のパーティショ ンを形成するデータ記録領域に対して記録データを記録する場合、 これらパーティションに付される番号は、 図 2 6に示すように、 テ ープ状記録媒体の始端 （B O T ) より終端 （E O T ) に向けて、 降 べき順となっている。 仮に、 8個のパーティションが形成されてい るとすれば、パーテイション番号は、テープ状記録媒体の始端より、 P P ₆、 P ₅、 P P ₃、 P ₂、 P P。となる。 これは、 テープ 状記録媒体の最初のパーティシヨン番号からこのテープ状記録媒体 に形成されているパーティシヨンの総数を類推することができるよ うにするためである。

ところが、 パーテイション番号が降べき順になつている場合に、 テープ状記録媒体の最後のパーティションを削除、 すなわち、 最後 のバ -ティシヨンをその直前のパーティ シヨンにマージした場合に は、 テープ状記録媒体の最初のパーテイション番号からこのテープ 状記録媒体に形成されているパーティシヨンの総数を類推すること ができなくなる。

すなわち、 このようなデ一夕ス トレージシステムにおいては、 パ —テイシヨンは削除しないことを前提としており、 したがって、 最 終のパ一テイションを除く全てのパ一テイションについて、 記録デ —夕を記録する前に、 ？め、 プリフォーマツ ト しておく必要がある。 このプリフォーマツ トは、 テープ状記録媒体の略々全体に亘つて行 う必要があるため、該テープ状記録媒体のデ一夕容 Sが増えるほど、 必要な時間が増大する。 例えば、 連続転送レートが 2 M byte/secだ とすれば、 デ一夕容量が 2 0 G byteのテープ状記録媒体について、 1 0 0 0 0秒以上、 すなわち、 約 3時問程度を要することとなる。 発 明 の 開 示 本発明は、 上述の実情に鑑みて提案されるものであって、 パ一テ + イシヨンの削除や追加が自由にでき、 かつ、 テープ状記録媒体に形 成されているパ一テイションの総数を容易に類推することができ、 さらに、 プリフォーマッ トが不要となされたテープ力セッ ト及びテ ープ記録装置を提供することを目的とする。 上述の課題を解決し上記目的を達成するため、 本発明に係るテ一 プカセッ トは、 少なく とも 2つの番号付けされたパーテイシヨンを 有しこれらパーティションの各々に記録データが記録されるテープ 状記録媒体と、 ヒ記テープ状記録媒体とは別に上記パーティシヨン の各々に関する附属情報を記憶する記憶 段とを備え、 上記各パー ティシヨンに付された番^は、 テープ状記録媒体の始端側より終端 側に向けて昇べきの順に付されており、 上記記憶手段は、 少なく と も、 上記各パ一テイ ションに付されたパーテイション番号のうちの 最大の番号を記憶していることを特徴とするものである。

また、 本発明に係るテープ記録装置は、 少なく とも 2つの番号付 けされたパーテイションに分割され各々のパ一テイションに記録デ 一夕が記録されるテープ状記録媒体と、 このテ一プ状記録媒体とは 別に ヒ記パーティ ションの各々に関する附属情報を記憶する記憶手 段とを有するテープカセッ 卜の 記テープ状記録媒体に記録データ を記録するテープ記録装置であって、 上記テープ状記録媒体に記録 する記録データを入力する入力手段と、 上記記憶手段から附属情報 を読み出す読み出し- ΐ段と、 上記入力手段により入力された記録デ —夕を上記読み出し手段により得られた附属情報に基づいて上記テ —プ状記録媒体に記録する記録制御手段と、 上記テープ状記録媒体 に上記記録デ一夕を記録した際に新たに生じる附属情報を発生する 附属情報発生手段と、 上記附属情報発生手段が発生した新たな附属 情報を上記記憶手段に書き込む書き込み手段とを備え、 上記記録制 御手段は、 最終のパーティ ションを分割し、 この分割部より後方の パーティシヨンに対して、 分割される前に上記パーティシヨンに付 されたパーティション番号のうちの最大番号からィンクリメン卜し た番号を付するようにして新たなパーティションを追加することを 特徴とするものである。

そして、 本発明は、 上記テープ記録装置において、 上記記録制御 手段は、 テープ状記録媒体の始端側より終端側に向けて昇べきの順 に上記パーティシヨンにパーティ ショ ン番号を付することを特徴と するものである。

さらに、 本発明は、 上記テープ記録装置において、 上記書き込み 手段は、 パーテイションに付されたパーテイション番号のうちの最 大の番号を上記記憶手段に記憶させておくことを特徴とするもので ある。

また、 本発明は、 ヒ記テープ記録装置において、 上記パーティシ ヨンは、 使用履歴情報が記録されるシステムエリアと、 上記記録デ —夕が記録されるデ一夕エリアと、 そのデ一夕エリァの終了を示す E O Dエリアとを有し、 上記記録制御す-段は、 パーティションを追 加する際に、 最終のパ一テイシヨンに含まれる E 0 Dエリアが見つ かるまで、 テープ状記録媒体を送り、 見つかった E O Dエリアの後 に、 テープ状記録媒体をローディング /アンローディ ングするため のデバイスェリァと、 追加されるパ一テイションのシステムェリァ 及び E 0 Dエリァを続けて形成することを特徴とするものである。 さらに、 本発明は、 上記テープ記録装置において、 上記読み出し 手段は、 上記記憶手段から前回のアンロード位置情報を読み出し、 上記記録制御手段は、 口一ディングされたテープ状記録媒体の上記 デバイスエリアと上記アン口一ド位置とが等しい場合にのみ、 新た なパーティションを追加することを特徴とするものである。

また、 本発明は、 上記テープ記録装置において、 上記パーティシ ヨンは、 使用履歴情報が記録されるシステムエリアと、 上記記録デ —夕が記録されるデータエリアと、 そのデータエリァの終了を示す E O Dエリアとを有し、 上記記録制御手段は、 パーティ ションを追 加する際に、 現在位置のパ一テイションに含まれる E 0 Dエリァの 位置までテープ状記録媒体を送り、 外部からのコマン ドによって指 定された領域サイズに対応した拡張デ一夕エリアを形成し、 上記 E O Dエリァ及びテープ状記録媒体を口一ディ ング /アンローディン グするためのデバィスェリァと、 追加されるパーティションのシス テムエリア及び E 0 Dェリアを続けて形成することを特徴とするも のである。

そして、 本発明は、 上記テープ記録装置において、 上記記録制御 手段は、 上記拡張デ一夕エリアとして E O Dエリァを形成すること を特徴とするものである。

さらに、 本発明は、 I：記テープ記録装置において、 1:記書き込み 手段は、 追加されたパーティションを含むテープ状記録媒体の各パ 一ティションに付されたパ一テイション番号のうちの最大の番号が 記憶されるように上記附属情報を更新することを特徴とするもので ある。

また、 本発明に係るテープ記録装置は、 少なくとも 2つの番号付 けされたパーテイションに分割され、 最終のパ一テイションがテ一 プ状記録媒体の終端にまで亘つており、 各々のパーティションに記 録デ一夕が記録されるテープ状記録媒体と、 このテープ状記録媒体 とは別に上記パーテイションの各々に関する附属情報を記憶する記 憶手段とを有するテープカセッ 卜の上記テープ状記録媒体に記録デ —夕を記録するテープ記録装置であって、 上記記憶手段から附属情 報を読み出す読み出し手段と、 上記読み出し手段により得られた附 属情報に基づいて上記テープ状記録媒体に記録された記録データを 消去する記録制御手段と、 上記テープ状記録媒体に記録された記録 デ一夕を消去した際に附属情報を更新する附属情報更新手段と、 上 記附厲情報史新 ί段が更新した新たな附属情報を上記記憶 段に書 き込む書き込み手段とを備え、 上記記録制御手段は、 外部からの削 除コマンドによって指定されたパーティ ションが現在使用中のパー テイシヨン以降のパーティションであって、 かつ、 指定されたパー ティ ションが最終のパ一テイションではない場合に限って、 指定さ れたパーテイシヨンよりも後方のパ一テイションを削除し、 指定さ れたパーティションを最終のパーティションとすることを特徴とす るものである。

そして、 本発明は、 ヒ記テープ記録装置において、 上記附属情報 は、 テープ状 録媒体に形成された各パ一テイションに付されたパ 一ティション番号のうちの最大の赉号を示す番号惜報を含み、 ヒ記 附属情報更新手段は、 パーティ ションの削除に伴って、 上記番号情 報を更新することを特徴とするものである。

さらに、 本発明は、 上記テープ記録装置において、 上記記録制御 手段は、 テープ状記録媒体の始端側より終端側に向けて昇べきの順 に上記パーテイシヨン番号を付することを特徴とするものである。 図面の簡単な説明 図 1は、 本発明に係るテープカセッ 卜の上面側及び正面側の構成 を示す斜視図である。 図 2は、 上記テープカセッ 卜の上面側及び背面側の構成を示す斜 視図である。

図 3は、 上記テープカセッ 卜の底面側及び正面側の構成を示す斜 視図である。

図 4は、 上記テープ力セヅ 卜においてリ ッ ドが開蓋された状態を 示す斜視図である。

図 5は、 本発明の実施の形態であるテープス トリ一マ装置の構成 を示す回路プロック図である。

図 6 A、 上記テープス ト リーマ装置によってデ一夕の書き込み又 は読み出しがなされる磁気テープのデータの構成を示すデータ構成 図である。

図 6 Bは、 上記磁気テープにおける 1つのパーテイションの概略 構成を示すデータ構成図である。

図 7は、 上記磁気テープにおいて複数形成されているパーティ シ ヨンであって、 そのパ一ティションをデータ構成を示す図である。 図 8 Aは、 上記磁気テープ上において複数のトラックからなる 1 グル一プの構成を示す図である。

図 8 Bは、 上記磁気テープ上において 1 トラックを構成するプロ ックのデータ構造を示す図である。

図 8 Cは、 上記磁気テープ上における 1 トラックのデータ構成を 示す図である。

図 9は、 上記テープス ト リ一マ装置により磁気テープに記録する デ一夕の 1 トラック分のデータ構成を示す図である。

図 1 0は、 上記テープス トリーマ装置により磁気テープに記録す るデ一夕の 1単位 4 0 トラック分のデ一夕構成を示す図である。 図 1 1は、 上記磁気テープの I Dエリァのデ一夕構成を示す図で ある。

図 1 2は、 上記磁気テープの 1 トラック上のフィジカルブロック アドレスナンバを示す図である。

図 1 3は、 ヒ記磁気テープの ί Dエリァ情報を す図である。 図 1 4は、 上記 I Dエリァ情報に含まれているエリァ I Dの定義 を示す図である。

図 1 5は、 本発明に係るテープ力セヅ 卜におけるパ一テイシヨン の番号の順序を示す模式図である。

図 1 6は、 上記テ一プカセッ 卜においてパーティ シヨンを追加す るときのパーテイション番号の付^を示す模式図である。

図 1 7は、 上記テープ力セッ トにおいてパーテイションを追加す るまえのデ一夕構造を示す模式図である。

図 1 8は、 」：記テープカセッ トにおいてパーテイ ションを追加し たときのデータ構造を示す模式図である。

図 1 9は、 上記テ一プカセッ トについてパーティションを追加す るときの動作を示すフロ一チヤ一トである。

図 2 0は、 上記テープカセッ トにおいてデータ領域を拡大するま えのデ一夕構造を示す模式図である。

図 2 1は、 上記テープカセッ 卜においてデータ領域を拡大したと きのデ一夕構造を示す模式図である。

図 2 2は、 上記テープカセッ トについてデータ領域を拡大すると きの動作を示すフローチャートである。

図 2 3は、 上記テープカセッ 卜においてパーティシヨンを削除す るまえのパーテイションの順序を示す模式図である。 図 2 4は、 上記テープカセヅ 卜においてパーティシヨンを削除し たときのパーティシヨンの状態を示す模式図である。

図 2 5は、 上記テープカセッ トにおけるパーティシヨンの番号の 順序の他の形態を示す模式図である。

図 2 6は、 従来のテープ力セヅ トにおけるパ一テイションの番^ の順序を示す模式図である。

図 2 7は、 M I Cに記憶されたデ一夕の構造を示す模式図である。 図 2 8は、 M I Cのボリュームイ ンフォメーションの内容を示す 図である。

図 2 9は、 ァペン ドパーテイシヨンコマン ドの構造を示す図であ る。

図 3 0は、 デリートパーティションコマン ドの構造を示す図であ る。

図 3 1は、 デリ一トパーティション処理の手順を示すフローチヤ ートである。

図 3 2は、 ァクティブとされているパーティシヨンとインディケ ィ 卜パーティションナンパが指定しているパーティションとがいず れも最終パーティションである場合を示す模式図である。

図 3 3 Aは、 アクティブとされているパーティションとインディ ケィ トパ一ティションナンパが指定しているパーティションとがい ずれも最終パーテイションの一つ前のパーテイションである場合の 処理前の状態を示す模式図である。

図 3 3 Bは、 ァクティブとされているパーティシヨンとインディ ケィ 卜パーティションナンパが指定しているパーテイシヨンとがい ずれも最終パ一テイションの一つ前のパーテイションである場合の 処理後の状態を示す模式図である。

図 3 4 Aは、 ァクティブとされているパ一ティシヨンとインディ ケィ トパ一ティションナンパが指定しているパーティシヨンとがい ずれも先頭のパ一テイ ションである場合の処理前の状態を示す模式 図である。

図 3 4 Bは、 アクティ ブとされているパーティションとインディ ケィ トパーティションナンパが指定しているパ一テイシヨンとがい ずれも先頭のパーテイションである場合の処理後の状態を示す模式 図である。

図 3 5 Aは、 ァクティブとされているパーテイ シヨンがインディ ケィ トパーティションナンパが指定しているパ一テイシヨンよりも 前のパ一テイションである場合の処理前の状態を示す模式図であ る。

図 3 5 Bは、 ァクティブとされているパーテイシヨンがインディ ケィ トパ一ティションナンパが指定しているパ一テイシヨンよりも 前のパ一テイションである場合の処理後の状態を示す模式図であ る。

図 3 6は、 アクティブとされているパ一ティションがィンディケ ィ トパ一ティションナンパが指定しているパーティシヨンよりも後 のパーティションである場合を示す模式図である。

図 3 7は、 テープカセヅ 卜が口一ドされていない状態でデリ一ト パーティシヨンコマン ドが発行された場合を示す模式図である。 発明を実施するための最良の形態 以下、 本発明に係る実施の形態について、 図面を参照しながら説 明する。

ここで、 先に本出願人により不揮発性メモリが設けられたテープ カセッ ト及び、 このメモリ付きテープカセヅ 卜に対応してデジタル データの記録 / 生画可能とされるテ一-ブス ト リーマドライブにつ いての発明が各種提案されているが、 本実施の形態は、 これらメモ リ付きテープカセッ 卜及びテープス 卜 リ一マドライブからなるデ一 タス トレ一ジシステムに本発明を適用したものである。 なお、 以降 は、 テープカセッ トに備えられた不揮発性メモリを M I C ( Memory In Cassette) という。

まず、 本実施の形態のテープス トリーマドライブに対応するテ一 プカセッ トについて説明する。

テープカセッ ト 1は、 具体的には、 例えば図 1に示すように、 合 成樹脂材料によって略^形浅皿状に形成された七下一対の上ハーフ 2と下ハーフ 3とを、 互いの開口側を突き合わせるようにして組み 合わせた後、 複数の止めねじによって結合して略箱状の力一卜リ ッ ジ本体 4を構成している。 このカート リ ッジ本体 4には、 その内部 に長手方向に並んでテープ状記録媒体である磁気テープ 1 2を掛け 合わせたテープ供給リ一ル 5とテープ卷取リール 6とが回転自在に 収納されている。

カートリッジ本体 4には、 図 2に示すように、 上面部を構成する 上ハーフ 2の天井面に矩形の表示窓 1 8が設けられており、 この力 —ト リッジ本体 4の内部に収納したテープ供給リール 5とテープ巻 取リ一ル 6に巻回された磁気テープ 1 2の状態を外部から目視可能 としている。 また、 カートリッジ本体 4は、 図 3に示すように、 底面部を構成 する下ハーフ 3にテープ供給リール 5とテ一プ卷取リール 6のハブ の一部を外方へと臨ませると共にこれらテープ供給リール 5とテ一 プ卷取リール 6の回転を規制するためのハブ嵌合穴 1 1 A , 1 1 B とが設けられている。 なお、 ドハ一フ 3の底面部には、 磁気テープ 1 2の長さを検出するためのテープ長検出穴或いは磁気テープ 1 2 の種別を識別するテープ仕様識別穴等の種々の識別穴が設けられて いる。

テープ供給リール 5及びテープ巻取リール 6は、 磁気テープ 1 2 が卷回される円筒状のハブ部と、 このハブ部の一方側に設けられた 円盤状のフランジ部とから構成される。 これらテープ供給リール 5 及びテープ卷取リール 6は、 ハブ部がそれぞれハブ嵌合穴 1 1 A , 1 1 Βに嵌合されるこ によって、 力一ト リ ッジ本体 4内に回転自 在に収納される。 また、 テープ供給リール 5及びテープ巻取リール 6は、 ハブ部の回転中心部が、 図示しないリール押さえパネ及びリ ール押さえ板によって下ハーフ 3側に付勢されることによって、 力 ート リツジ本体 4内でのガ夕付きが防止されている。

磁気テープ 1 2は、 これらテープ供給リール 5及びテープ卷取リ —ル 6のハブ部に、 図示しないクランパによってそれぞれ両端を固 定されており、 テープ供給リール 5から引き出された後に下ハーフ 3に一体に形成したテ一プガイ ド 1 3 Α , 1 3 Βにガイ ドされて力 —ト リッジ本体 4の前面部 1 4に沿って走行し、 テープ巻取リール 6に卷き取られる。

カートリツジ本体 4は、 その前面部 1 4が幅方向のほぼ全域に亘 つて開放されると共に、 この前面部 1 4から連続して記録再生部 1 3 0側のローディ ング手段が進入する空間であるテープ引出し部 1 5が設けられている。 カートリ ッジ本体 4は、 テープ供給リール 5 及びテープ巻取リール 6が回転自在に収納される内部空間とテープ 引出し部 1 5との間が隔壁 1 6によって区割りされている。

力一卜 リ ッジ本体 4には、 j放された前面部 1 4を閉塞する蓋部 材 8が回動自在に組み付けられている。 蓋部材 8は、 カート リッジ 本体 4の幅とほぼ等しい長さを有しており、 両端側には相対向して 支点部を構成する側壁部 9 A , 9 Bがー体に形成されることによつ て全体略 U字状に形成されている。 側壁部 9 A , 9 Bの内面には、 軸線を一致させてピン軸が一体に形成されている。

-方、 力一ト リ ッジ本体 4側には、 開放された前面部 1 4を囲む ようにして下ハーフ 3側の両側壁が突出延長されることによって支 点部 1 5 A， 1 5 Bを構成している。 これら支点部 1 5 A， 1 5 B には、 蓋部材 8のピン軸に対応して軸穴がそれぞれ軸線を一致させ て設けられている。 したがって、 蓋部材 8は、 ピン軸を軸穴に係合 することによって、 カート リ ツジ本体 4の前面部 1 4に回動自在に 組み合わされる。 蓋部材 8は、 図 1に示すように、 通常、 カート リ ッジ本体 4の開放された前面部 1 4を閉塞している。

蓋部材 8には、 上ハーフ 2の前方開放部分を閉塞する上蓋部材 1 0及び図示しないパネ部材とが組み付けられている。 上蓋部材 1 0 は、 蓋部材 8の内面に回動自在に組み付けられており、 図 4に示す ように、 蓋部材 8が回動動作してカート リッジ本体 4の前面部 1 4 を開放した状態において、 蓋部材 8に支持されて回動動作しながら 上ハーフ 2の上面部に沿って移動動作する。この場合、パネ部材は、 詳細を省略するが、 弾性力が蓄勢されて蓋部材 8に対して、 カート リッジ本体 4の前面部 1 4を閉塞する方向の回動習性を付与する。 また、 蓋部材 8には、 詳細を省略するが、 内側主面と対向するよ うにして内蓋部材が回動自在に組み付けられている。 この内蓋部材 は、 通常蓋部材 8の内側主面と所定の間隔を以つて対向支持されて おり、 この間隙中にカート リ ッジ本体 4の前面部 1 4に位置する磁 気テープ 1 2が配置される。 したがって、 磁気テープ 1 2は、 通常 蓋部材 8と内蓋部材とによって覆われ、 塵埃等の付着或いは外力か ら保護されている。 内蓋部材は、 上述した蓋部材 8の回動動作と連 動して回 ®動作し、 磁気テープ 1 2をカート リ ツジ本体 4の前面部

1 4に露呈させる。

磁気テープ 1 2には、 図 1 5に示すように、 少なくとも 2つの番 号付けされたパーティションが形成され、 これらパーティションの 各々に記録データが記録される。 各パーティシヨンに付された番号 は、 テープ状記録媒体の始 （B O T ) 端側より終端 （E O T ) 側に 向けて昇べきの) に付されている。 すなわち、 磁気テープ 1 2の始 端より始まるパーテイションの番号が P。であり、磁気テープ 1 2の 終端側に向けて順次 P P ₂、 P P P s、 P ₆、 P ₇の番号が付 されたパーティションが形成されている。 最大番号を付されたパー テイ シヨンは、 磁気テープ 1 2の終端までに亘つている。

また、 このテープカセッ ト 1には、 記憶手段となる補助記憶装置 が搭載されている。 この補助記憶装置は、 少なく とも配線基板と、 この配線基板に実装された不揮発性メモリ M I C (Memory In Cass ette) と、 この M I Cの入出力端子となる配線基板に形成された複 数の接点端子 2 4とから構成されている。

M I Cは、 記憶素子と、 記録時に接点端子 2 4及び後述のコネク 夕を介して当該 M I Cに接続されるテープス ト リ一マドライブの書 き込み/読み出し制御部 1 6 3との間のデ一夕の入出力を制御する ための入出力制御部とから構成されている。

ここで、 例えば接点端 f- 2 4の接点数を記憶素子のデータ線、 ァ ドレス線の数及び電源供給用の配線数の和より少ない数とした場合 には、 M I Cと書き込み/読み出し制御部 1 6 3の間のデータの人 出力は、 シリアル通信により行う。 この場合、 入出力制御部と書き 込み/読み出し制御部 1 6 3にそれぞれ通信制御部を設ける。 このように M I Cと書き込み/読み出し制御部 1 6 3の問のデ一 夕の入出力をシリアル通信とした場合には、 接点端子 2 4の数を少 なくすることができ、 接点端子 2 4の面積を小さくすることができ る。 このため、 テープカセッ ト 1に形成する端了-開 Π部 2 1を小さ くすることができるため、 テープカセヅ ト 1の他の構成部材の設計 を容易にすることができる。

また、 例えば接点端子 2 4の接点数を記憶素子のデータ線、 アド レス線の数及び電源供給用の配線数の和以上の数とした場合には、 書き込み/読み出し制御部 1 6 3が M I Cの記憶素子に対する書き 込み、 読み出しを直接制御することができる。 この場合、 入出力制 御部を簡易に構成することができると共に、 記憶素子に対する書き 込み、 読み出しを高速化することができる。

また、 このような補助記憶装置には、 例えば磁気テープ 1 2に記 録されたデータの内容、 磁気テープ仕様或いは使用状況等を識別す るための識別情報が記録されるようになっている。

配線基板は、 いわゆる両面基板として構成され、 後述するように カートリ ッジ本体 4に組み付けられた状態において内側に位置する 一方の主面側に M I Cが実装されると共に外側に位置する他方の主 面側に接点端子 2 4が印刷形成されている。

補助記憶装置は、 図 2に示すように、 カートリッジ本体 4の背面 側の 方のコーナ部に位置して立上り周壁 1 8に設けた端子開口部 2 1を介して接点端子 2 4が外方へと臨むようにして配設される。 この端子開口部 2 1は、 ヒり周壁 1 8に、 補助記憶装置の接点端 子 2 4を外方へと臨ませるに足る開口寸法を有する矩形の開口部と して形成されている。 補助記憶装置は、 M I Cを内側に位置させか つ接点端子 2 4を端子開口部 2 1から外方へと臨ませるようにし て、 差し込み溝に配線基板の ii!!i側縁を嵌合してカートリッジ本体 4 に組み付けられる。 接点端 ΐ 2 4と端了-開口部 2 1 との間には、 シ ャッ夕部材 2 0が配設されている。 シャツ夕部材 2 0は、 端了-開口 部 2 1を閉塞するに足る外形形状を有する矩形の部材として構成さ れている。 シャツ夕部材 2 0は、 図示しない引っ張りスプリングの 弾性力によって下ハーフ 3の底面部側に付勢されており、 通常、 端 子開口部 2 1を閉塞している。

そして、 補助記憶装置は、 少なくとも、 各パーテイシヨンに付さ れた番号のうちの最大の番号を記憶している。

ここで、 M I Cのデータ構造について、図 2 7を用いて説明する。 この M I Cの容量は、 2 M B (メガバイ ト） とされており、 この領 域に対して、 図 2 7に示すように、 フィールド F L 1乃至 F L 6が 設定されている。 これらフィールド F L 1乃至 F L 6において、 フ ィ一ルド F L 1は、 M I Cへヅダ （MIC HEADER) とされて、 テープ カセッ 卜の製造時の各種情報、 及び初期化時のテープ情報やパーテ イシヨンごとの情報などが書き込まれる。 また、 フィールド F L 2は、 アブソリュートボリュームマップ（A bsolute Volume Map) とされて、 例えばー卷の磁気テープに対して 記録されたデ一夕に関する絶対位置情報が格納される。

フィール ド F L 3は、 ボリュームイ ンフォメーション （Volume I nfomation) とされて、 --巻の磁気テープに関する^種使用履歴情報 が格納される。 これらの領域に格納された情報はテ一ブス 卜 リーマ ドライブにおける記録/再生制御のために利用される。

このボリユームィンフオメーションに記述されるデ一夕内容例を 図 2 8に示す。 図 2 8に示すように、 2 0バイ 卜のイジェク トステ ィ夕ス （Eject Status), 4バイ 卜のリール径 （Reel Diameter), 3 バイ 卜のイニシャライズカウン ト （Initialize Count), 2バイ トの 口ゥフォーマッ ト I D (Raw Fomat ID), 1ビッ トの D D Sモ一ド（D DS Mode), 1ビッ トの ULPB OT、 2ビッ トのシステムログァラ ィブ（Sys Log Alive), 1バイ 卜のラス 卜パ一テイ ションナンパ （L ast Partition Number) そしてデバイスエリアマップ （Device A rea Map) が記述される。

これらのうち、 イジェク トスティタス及びリ一ル径として、 テ一 プカセッ 卜がアンロードされた位置としての情報 （リール径として の位置情報） が記述される。

また、 DD Sモードは、 ノ一マルモードとマルチパーティション モ一ドの別を示すビヅ トである。 DD Sモードニ 「0」 はノーマル モード、 DD Sモード = 「 1」 はマルチパーティションモードを示 す。

UL PBO Tは、 ロード/アンロードの許可状況を示す。 ULP B0 T = 「0 I のときはデバイスエリアやオプショナルデバイスェ リアでのロード /アン口一ド、 つまりパーティシヨン単位での口一 ド /アンロードが許可されていることを示し、 一方、 U L P B 0 T = 「 1」 は、 ロード/アンロードがテ一プトップでのデバイスェリ ァのみで行われるべきことを示すものとなる。

システ厶ログァライブは、 システム口グ情報についての記録がテ ープ上と M I C上で行われる状況を示す。 すなわち、 システムログ ァライブ二 「0」 の場合は、 システムログ情報が磁気テープ上に存 在し、 一方システムログァライブ = 「 1 1」 の場合はシステムログ 情報が磁気テープと M I Cの両方に存在することを示す。

ラス トパーティシヨンナンパは、 形成されている最後のパ一ティ シヨンのナンバを示す。

デバイスエリアマップは、 磁気テープ上のデバイスエリア （及び ォプショナルデバイスエリア） の位置情報を示す。

以 1:のようなボリュームインフォメーションとしてのフィールド F L 3に続くフォールド F L 4は、 ユーザボリュームノート （User Volume Note) とされ、 テープカセッ 卜自体に関してュ一ザ （ベン ダ一等） が提供した情報が格納され、 必要があれば外部のホス トコ ンピュ一夕に供給されて、 所要の処理制御のために利用することが できる。

フィールド F L 5は、 パーティションインフォメーション （Part itions Infomation) とされ、 磁気テープに対して書き込まれたパー ティションごとの磁気テープに対する使用履歴に関する各種情報が 格納され、 テープス トリーマドライブが自身の記録/再生動作の管 理のための情報として利用されるものとされる。 このパーティショ ンインフォメーションは、 システムログエリア F L 5 aの領域によ り形成される。

システムログェリア F L 5 aは、 磁気テープ上に実際に記録され たパーティションごとに対応して作成されることから、 システム口 グェリア F L 5 aのテーブル数は、 磁気テープに設けられたパ一テ イシヨン数に対応することになる。

このシステムログエリア F L 5 aは、 磁気テープ 3に記録された 個々のパーティションに対応して形成されるため、 磁気テープに記 録されているパーテイションが複数の場合には、 システム口グェリ ァ F L 5 aは、 パーテイションに関する情報を格納することとなる が、 仮にパーテイ シヨンが 1つであればシステム口グェリア F L 5 aの情報は磁気テープ全体に関するものとなる。

フ ィール ド F L 5に続くフィールド F L 6は、 ユーザパ一ティ シ ヨンノート （User Partition Notes) とされ、 パーティ ションごと にユーザが書き込み可能なコメント等の各種^報が格納される。 こ のフ ィール ド F L 6のュ一ザパ一テイ シヨンノートは、 磁気テープ 上に記録されたパーテイションごとに対応して作成されるユーザデ 一夕領域（User Data for every Partition) F L 6 aにより形成さ れる。

ところで、 磁気テープ上においては、 パーティションごとの先頭 にシステムエリアが設けられる。 この磁気テープ上に設けられるシ ステムエリアには、 M I Cのデ一夕内容と同様の情報内容が記録さ れるものがある。 例えばフィールド F L 3のボリュームインフォメ —シヨンや、 システムログエリア F L 5 aと同様の情報内容が記録 される。 つまり、 この実施の形態のデ一タス トレ一ジシステムにお いては、 システム情報を格納可能な領域が M I Cと磁気テープとの 両方に対して設けられることになる。

次に、 図 5は、 本発明に係るデータ記録装置の実施の形態となる テープス トリーマ装置の一例を示すプロック図である。

この図 5に示すテープス ト リーマ装置は、 外部とのデータの授受 を行うためのイ ンタフヱ一スコン 卜ローラ 1 0 0 と、 このイ ンタフ エースコン トローラ 1 0 0を介して入力されたデータに信号処理を 施して所定のフォーマツ 卜に変換する記録データ処理系 1 2 0と、 この記録データ処理系 1 2 0から供給される信号を磁気テープに記 録すると共に、 磁気テープを再生する記録再生部 1 3 0とを備えて いる。 また、 このテープス ト リーマドライブは、 該記録再生部 1 3 0からの再生出力に信号処理を施して、 磁気テープに記録されたデ 一夕を再生する再生デ一夕処理系 1 4 0と、 記録再生部 1 3 0のテ ープ走行系を制御する 卜ラッキング制御系 1 5 0と， 磁気テープに 記録するデ一夕の管理を行う記録デ一夕管理部 1 6 0とを備えてい る。

また、 このテープス 卜リ一マドライブで用いるテープカセッ ト 1 は、 上述したように、 その内部に磁気テープに記録したデータを識 別するための識別情報やシステムログを記憶する補助記憶装置とし て M I C (Memory In Cassette) 1 1を備えている。

このテープス ト リーマドライブにおいて、 ィンターフェ一スコン トロ一ラ 1 0 0は、 いわゆる S C S I ( Smal l Computor System In terface) からなり、 外部のパーソナルコンビユー夕、 ワークステ ーション等の情報処理装置から供給されるデータを記録データ処理 系 1 2 0に供給すると共に、 再生デ一夕処理系 1 4 0により再生さ れた記録データを情報処理装置に供給する。 このテ一ブス ト リーマドライブにおいては、 例えばデ一夕記録時 にはホス トコンピュー夕 2 0 0から、 後述する固定長のレコード （r ecord)という伝送デ一夕単位により S C S Iイ ン夕一フェイス 1 0 0を介して逐次データが入力され、 圧縮回路 1 1 0に供給される。 なお、 このようなテ一プス 卜 リーマドライブシステムにおいては、 可変長のデ一夕の集合単位によってホス トコンピュータ 2 0 0より デ一夕が伝送されるモ一ドも存在するが、ここでは説明は省略する。 尚、 このホス トコンピュー夕 2 0 0には、 キーボード 2 0 1等が接 続されている。

圧縮回路 1 1 0では、 入力されたデ一夕について必要があれば、 所定方式によって圧縮処理を施すようにされる。 圧縮方式の一例と して、 例えば L Z符号による圧縮方式を採川するのであれば、 この 方式では過去に処理した文字列に対して専用のコードが割り与えら れて辞書の形で格納される。 そして、 以降に人力される文字列と辞 書の内容とが比較されて、 入力デ一夕の文字列が辞書のコードと --- 致すればこの文字列データを辞書のコ一ドに置き換えるようにして いく。 辞書と 致しなかった入力文字列のデータは逐次新たなコー ドが与えられて辞書に登録されていく。 このようにして入力文字列 のデータを辞書に登録し、 文字列デ一夕を辞書のコードに置き換え ていくことによりデ一夕圧縮が行われるようにされる。

また、 記録デ一夕処理系 1 2 0は、 イ ン夕フェースコン トローラ 1 0 0を介して供給された記録デ一夕にィンデックス情報を付加す るィンデックス付加部 1 2 1 と、 サブコードを発生するサブコ一ド 発生部 1 2 2と、 インデックス付加部 1 2 1からの記録データを誤 り訂正符号化する誤り訂正符号生成部 1 2 3と、 誤り訂正符号化し た記録デ一夕にサブコ一ド発生部 1 22からのサブコード及びプロ ックァドレスを付加するサブコード付加部 1 24とを備えている。 サブコード発生部 1 22は、 第 1及び第 2のサブコ一ド発生部 1 22 A， 1 2 2 Bと、 システムログ生成部 1 22 Cとからなる。 ま た、 り ,ϊί ιΕ符^生成部 1 23は、 メモリ 1 49、 C 1エンコーダ 1 2 3 A、 C 2エンコーダ 1 2 3 Β及び C 3エンコーダ 1 2 3 Cか らなる。

また、 この記録データ処理系 1 20は、 サブコード付加部 1 24 からの記録データにヘッダパリティを付加するへッダパリティ付加 部 1 2 5と、 このへッダパリティ付加部 1 2 5から供給される記録 データを 8/ 1 0変調 （Eight to Ten Moduration ) する 8 / 1 0 変調部 1 2 6と、 この 8/ 1 0変調部 1 26から供給される記録デ 一夕に同期信号を付加する同期信号付加部 1 2 7と、 この同期信号 付加部 1 2 7から供給される記録データに 卜ラッキング制御用の A T F (Automatic Track Following ) 用パイロッ ト信号を付加する パイ ロッ ト信号付加部 1 28と、 このパイ 口 'ソ ト信号付加部 1 2 8 から供給される記録デ一夕を増幅するアンプ 1 29とを備えてい る。

また、 記録再生部 1 30は、 各々アジマス角が異なる 2つの記録 用の磁気へッ ド Hw l , Hw2と、 各々アジマス角が異なる 2つの 再生用の磁気へッ ド H r 1 , H r 2とを磁気テープ 1 2に対して傾 斜して回転させる回転ドラム 1 3 1を備えている。 これらの 2対の 磁気ヘッ ド Hw l , Hw 2 , H r 1 , H r 2は、 それぞれ回転ドラ ム 1 3 1の円周方向に近接して、 回転ドラム 1 3 1の軸方向 （すな わち、 トラック幅方向） にトラックピッチ T p分の間隔を有するよ うに取り付けられている。

また、 再生デ一夕系 1 4 0は、 記録再生部 1 3 0から供給される 磁気テープ 1 2の傾斜トラックの再生出力を増幅する増幅器 1 4 1 と、 この増幅器 1 4 1から供給される再生出力から同期信号を検出 すると共に、 再牛.出力を 2値化した後、 時間軸補正を行って出わす る同期信号検出部 1 4 2と、 この同期信号検出部 1 4 2からの 2値 化された再生デ一夕を 8 / 1 0復調（E ight to Ten Demodurat ion ) する 8 / 1 0復調部 1 4 3と、 この 8 / 1 0復調部 1 4 3からの再 牛デ——夕のヘッダパリティをチェックするヘッグパリティチェック 部 1 4 4とを備えている。

また、 へッダパリティチェック部 1 4 4からの再生デ一夕からサ ブコードを分離するサブコ一ド分離部 1 4 5と、 このサブコード分 離部 1 4 5からのサブコードが分離された再牛デ一夕に誤り訂正処 を行う誤り訂 処理部 1 4 6と、 この誤り訂正処理部 1 4 6によ り誤り訂 ΪΕされた再生デ一夕からィンデックスを分離するィンデッ クス分離部 1 4 7とを備えている。 誤り訂正処理部 1 4 6は、 メモ リ 1 4 9、 C 1デコーダ 1 4 6 A、 C 2デコーダ 1 4 6 B及び C 3 デコーダ 1 4 6 Cからなる。

また、 卜ラッキング制御系 1 5 0は、 記録 生部 1 3 0から回転 ドラム 1 3 1の回転に応じた P Gパルスが供給される P G検出部 1 5 1 と、 該 P G検出部 1 5 1の検出出力から速度エラ一を検出する 速度エラ一検出部 1 5 2と、 記録再生部 1 3 0の再生出力から A T F用パイ口ッ ト信号を検出するパイ口ッ ト信号検出部 1 5 3と、 速 度エラー検出部 1 5 2とパイ口ッ 卜信号検出部 1 5 3の各検出出力 を加算する加算部 1 5 4と、 該加算部 1 5 4の加算出力に基づいて トラッキングサーボ信号を発生する トラッキングサ一ボ回路 1 55 と、 このトラッキングサーボ信号に基づいて記録再生部 1 3 0のテ ープ走行系を制御するキヤプスタン駆動回路 1 56とを備えてい る。

また、 記録データ管理部 1 60は、 磁気テープに記録するデ一夕 の管理等の処理を行うシステムコン 卜ローラ 1 6 1と、 識別情報を 保持する RAM I 6 2と、 記録再生部 1 30を介して RAM I 62 に対する書き込み及び読み出し等を制御する書き込み/読み出し制 御部 1 63とを備えている。

システムコン トローラ 1 6 1は、 識別情報として、 磁気テープ上 に設けられたパーテイション及び磁気テープに記録されているファ ィル等を管理するためのシステムログ等を RAM 1 6 2に富き込 む。 そして、 ¾き込み/読み出し制御部 1 63は、 RAM 1 62に 記憶されているシステム口グを読み出して、 ^録再生部 1 3 0を介 して M I C 2 5に供給すると共に、 M I C 2 5から読み出したシス テムログを RAM I 62に書き込む。

仲長回路 1 70では、 システムコン トローラ 1 6 1の判断に基づ いて、 記録時に圧縮回路 1 1 0により圧縮が施されたデータであれ ばここでデ一夕伸長処理を行い、 非圧縮デ一夕であればデータ伸長 処理を行わずにそのままパスして出力される。

伸長回路 1 70の出力デ一夕は S C S Iインタ一フェイス 1 00 を介して再生データとしてホス トコンビュ一夕 200に出力され る。

また、 この図 5にはテープカセッ ト 1に設けられた M I C 2 5が 示されている。 この M I C 25は、 テープカセッ ト本体がテープス トリ一マドライブに装填されると、 端子ピン等を介してシステムコ ント ロ一ラ 1 6 1 とデータの入出力が可能なように接続される。 また、 M I C 2 5と外部のホス トコンピュータ 2 0 0間は S C S Iのコマン ドを用いて情報の相互伝送が行われる。 このため、 特に M I C 2 5とホス トコンピュ一夕 2 0 0間との間に' 用のラ インを 設ける必要はなく、 結果的にテープカセッ トとホス トコンピュータ 2 0 0とのデータのやりとりは、 S C S Iインターフェイスコン ト ローラ 1 0 0だけで結ぶことができる。

次に、 上述したような構成を有するテープス ト リ一マ装置の動作 について以下説明する。

このテ一ブス ト リ一マ装置では、 録を行う際にィン夕フエース コン トローラ 1 0 0を介して、 パーソナルコンピュータ、 ヮ一クス テーション等の情報処理装置から記録データが供給される。 インタ フェースコン ト ローラ 1 0 0は、 バス 1 0 5を介して記録データが 供給されると、 該供給された記録データをインデックス付加部 1 2 1 とサブコード発生部 1 2 2に供給する。

ィンデヅクス付加部 1 2 1は、 インタフエースコントロ一ラ 1 0 0から記録データが供給されると、 該供給された記録データに上述 の 4 0 トラックすなわち 2 0 フレームを単位とする 1単位毎に 1連 の記録データを識別するためのインデックス情報を付加して誤り訂 正符号生成部 1 2 3に供給する。

誤り訂正符号生成部 1 2 3は、 ィンデックス付加部 1 2 1から供 給された記録データを 1単位毎にメモリ 1 4 9に一時記憶する。 そ して、 C 3エンコーダ 1 2 3 Cは、 メモリ 1 4 9に記憶された 1単 位毎の記録データについて、 上述のトラック幅方向に対応するデー 夕列のエラ一訂正符号 C 3を生成し、 このエラー訂正符号 C 3を 1 単位 4 0 トラックの最終の 2 トラックに割り当てる。 また、 C 2ェ ンコーダ 1 2 3 Bは、 上述のトラック方向に対応するデータ列のェ ラー訂正符^ C 2を生成し、 このエラ一訂正符号 C 2を 2分割して トラックのデータ領域の両端部分に割り " 1てる。 さらに、 C 1ェ ンコーダ 1 2 3 Aは、 t述の各プロック毎の誤り訂正符号 C 1を生 成する。

一方、 サブコ一ド発生部 1 2 2の第 1のサブコード発生部 1 2 2 Aは、 イ ン夕フェースコン トローラ 1 0 0を介して入力された記録 デ一夕に基づいて、 記録データの区切りを示す区切り情報であるセ パレ一夕カウン トゃ記鉍数を示すレコードカウン ト等を発生する。 また、 第 2のサブコ一ド究生部 1 2 2 Bは、 テープフォーマ 'ソ 卜上 で定義された各領域を示すエリア I D、 フレーム番号、 記録単位数 を示すグループカウン トやチェックサム等をブロックアドレスと ^ に発生する。 さらに、 システムログ生成部 1 2 2 Cは、 テープフォ 一マツ 卜として規定されている各パーティション毎のシステムログ (履歴情報） を生成する。

また、 サブコード付加部 1 2 4は、 誤り訂正符号生成部 1 2 3に より誤り訂正符号 C 3， C 2 , C 1が付加された記録データにサブ コード発生部 1 2 2から供給されるサブコード及びプロヅクァ ドレ スを付加する。 これにより、 サブコード及びブロックアドレスを上 述の各プロックのサブコード領域（第 2区間） に割り付ける。また、 サブコード付加部 1 2 4は、 第 1のサブコ一ド発生部 1 2 2 Aによ り発生したカウン ト値、 第 2のサブコ一ド発生部 1 2 2 Bにより発 生したエリア I D、 グループカウント、 チェックサム等からサブデ —夕を構成し、 各ブロックのサブコード領域 （第 2区間） に割り当 てる。

へッダパリティ付加部 1 2 5は、 サブコード付加部 1 2 4により 記録デ一夕に付加されたサブコ ード及びプロックアドレスについて エラー検出のための 2バイ トパリティを生成し、 この 2バイ 卜 ノヽ。リ ティを記録デ一夕に付加する。 これにより、 2 バイ ト ノ、' リティを上 述の各プロックの第 3区間に割り付ける。

8 / 1 0変調部 1 2 6は、 へッダパリティ付加部 1 2 5によりへ ヅダパリティ及びブロックアドレスが付加されたメインデータ領域 の記録データと 2つのサブ領域の各プロックの記録データを 1バイ ト単位で 8 ビ ヅ トを 1 0 ビッ トに変換して、 記録する信号の ifi流レ ベルを略々 0に保つようにする。

また、 同期信号付加部 1 2 7は、 8 / 1 0変調部 1 2 6により 1 0ビッ 卜デ一夕に変換された記録デ一夕に 1プロック毎に同期信号 を付加する。 これにより、 同期信 を上述の各ブロックの第 1区間 に割り付ける。 そして、 このように形成した記録デ一夕をパイロ ヅ ト信号付加部 1 2 8に供給する。

パイ口ッ ト信号付加部 1 2 8は、 A T F用パイ口ッ ト信号を発生 し、 この A T F用パイロッ ト信号を記録データに付加して、 増幅器 1 2 9を介して磁気へヅ ド H w 1 , H w 2に供給する。これにより、 磁気へッ ド H w 1 ， H w 2が磁気テープ上を走査して記録を行い、 磁気テープ上には、 所定のフォーマツ 卜で記録トラックが形成され る。

ここで、 上述のような記録に先だって、 磁気テープ 1 2上には予 めパーティションが作成されるようにしてもよい。 この場合、 シス テムコントローラ 1 6 1は、 磁気テープにパーテイションを作成し た後、 パーティションの数、 各パーティ ションの開始位置等を示す パーティションの管理情報を作成して RAM 1 62に書き込む。 また、 システムコン トローラ 1 6 1は、 パーティ シヨン内にディ レク ト りが作成、 削除、 変更された場合、 あるいはディ レク ト リ内 にファイルが記録、 削除、 変更された場合等に、 RAM 1 62から 個々のファイルの識別情報を読み出し、記録等に応じて変更した後、 RAM I 62に書き込む。さらに、 システムコン トロ一ラ 1 6 1は、 ファイルの記録、 削除、 変更等を行う場合には、 RAM 1 62から 個々のファイルの記録位置を管理するための管理情報を読み出し、 ファイルの新たな記録位置に応じて変更した後、 RAM 1 62に書 き込む。

そして、 書き込み/読み出し制御部 1 63は、 RAM I 6 2に記 憶されている各パーティ ションの管理情報、 個々のフアイルの識別 情報、 個々のフアイルの記録位置を管理するための管理情報が更新 されると、 記録再生部 1 30のコネクタ 1 3 7、 接点端子 24を介 して M I C 2 5に更新された各パーティションの管理情報を書き込 む。

これにより、 磁気テープ 1 2にファイル単位でデータが記録され ると共に、 M I C 2 5に磁気テープ 1 2に記録した個々のファイル の識別情報等が記録される。

また、 データを複数のテープカセッ ト 1に豆って記録する場合に は、 システムコントローラ 1 6 1は、 データが記録されている全て のテープカセヅ ト 1に関する情報と、 デ一夕が記録される各々のテ —プカセッ ト 1を識別するための識別情報と各々のテープカセヅ ト 1に記録されているデータを識別するための識別情報を発生し、 書 き込み/読み出し制御部 1 6 3がこれらの識別情報を R A M 1 6 2 に記憶する o

また、 このテープス ト リーマドライブでは、 上述のように記録が 行われた磁気テープを 生する際に、 テープカセ ソ 卜 1が記録再生 部 1 3 0に装着されると、 端子開口部 2 1から接点端子 2 4が露出 し、 露出した接点端 2 4がコネクタ 1 3 7を介して書き込み/読 み出し制御部 1 6 3に接続される。

そして、 書き込み/読み出し制御部 1 6 3は、 コネクタ 1 3 7、 接点端子 2 4を介して M I C 2 5から上述の管理情報、 々のファ ィルの識別情報、 個々のファイルの記録位置を管理するための管理 情報を読み出して R A M 1 6 2に書き込む。

-方、 記録再生部 1 3 0は、 システムコン トローラ 1 6 1から磁 気テープ 1 2の 生が指示されると、 回転ドラム 1 3 1の冋転数が 記録時と同じになるように回転ドラム 1 3 1の回転を制御すると共 に、 磁気テープ 1 2が一定の速度で走行するように磁気テープ 1 2 の走行を制御する。 これにより、 再生用の記録ヘッ ド H r 1 , H r 2が磁気テープ上を傾斜して走査し、磁気へッ ド H r 1 , H r 2は、 記録トラックの走査に応じた再生出力をアンプ 4 1を介して同期信 号検出部 1 4 2に供給する。 同期信号検出部 1 4 2は、 供給される 再生出力から同期信号を検出し、 この同期信号に同期したクロック により再生出力を 2値化し、 再生デ一夕を生成して 8 / 1 0復調部 1 4 3に供給する。

8 / 1 0復調部 1 4 3は、 同期信号検出部 1 4 2からの再生デ一 夕を 1 0ビッ トデータから 8ビッ トデ一夕に変換してへヅダパリテ イチエック部 1 4 4に供給する。 ヘッダパリティチェック部 1 4 4 は、 上述の 2バイ 卜のヘッダパリティを用いてサブコード及びプロ ックアドレスのパリティチェックを行う。 そして、 サブコード分離 部 1 4 5は、 ヘッダパリティチェック部 1 4 4によりノ リティチェ ツクされた £しいサブコ一ドを再生データから分離して、 システム コン ト ローラ 1 6 1によって、 サブコードを分離した再生データを メモリ 1 4 9に供給する。

メモリ 1 4 9は、 4 0 トラヅクすなわち 2 0フレーム分の再生デ —夕を 1 ^位として、 インデックス情報が付加された再生データを 1単位毎に 時記憶する。 そして、 C 1デコーダ 1 4 6 Aは、 メモ リ 1 4 9に記憶された 1単位毎の再生データに基づいて、 丄:述の各 プロック毎に付加されている誤り訂正符号 C 1を用いて、 各プロヅ クの再生デ一夕に誤り訂正処理を施す。

また、 C 2デコーダ 1 4 6 Bは、 C 1デコーダ 1 4 6 Aにより誤 り訂正処理が施された 1単位毎の再生デ一夕について、 t述の各卜 ラックの再生データ領域の両端部分に付加されているエラ一訂正符 号 C 2を用いて、 トラック方向に対応するデータ列にエラ一訂正処 理を施す。 さらに、 C 3デコーダ 1 4 6 Cは、 C 2デコーダ 1 4 6 Bにより誤り訂正処理が施された 1単位毎の再生データについて、 上述の 1単位 4 0 トラックの最終の 2 トラックに割り当てられてい るエラ一訂正符号 C 3を用いて、 トラック幅方向に対応するデータ 列にエラー訂正処理を施す。

このテープス 卜 リーマドライブでは、 このようにエラ一訂正符号 C 1 , C 2 , C 3を用いて再生デ一夕にエラー訂正処理を施してい るために、 確実に再生デ一夕のエラーを訂正することができ、 再生 デ一夕の信頼性を向上させることができる。

また、 インデックス分離部 1 4 7は、 上述のようにエラ一訂正処 理部 1 4 6によりエラー訂正処理が施された 1単位毎の再生デ一夕 から、 インデックス情報を分離して、 システムコン ト口一ラ 1 6 1 等に供給し、 インデックス情報を分離し 生データをィン夕一フエ —スコン トローラ 1 0 0に供給する。

そして、 インターフェースコントローラ 1 0 0は、 インデックス 分離部 1 4 7からの再生データをバス 1 0 5を介してパーソナルコ ンビュ一夕、 ワークステーション等のホス トコンピュータ 2 0 0に 送信する。

次に、 図 6 A及び図 6 Bは、 磁気テープ 1 2に _t记録されるデータ の構造を示している。 図 6 Aには 1本の磁気テープ 1 2が模式的に 示されている。 本実施の形態においては、 1本の磁気テープ 3をパ —テイシヨン （Partition) 位で分割して利用することができる ものとされ、 テープ先頭からのデバイスエリア D Aに続いて最初の パーティション P。 が配置されている。 以下、 パーティ ションの分 割数に応じて、 パーティション P P ₂、 P ₃ · · ' の順に配置さ れる。 本実施の形態のシステムの場合には最大 2 5 6のパ一ティシ ョン数を設定して管理することが可能とされている。 この図 6 Aに 示す各パーティション P。、 P P ₂、 P 3 - · 'の添え字、 すなわ ちパ一テイシヨン P _n の nは、パーティシヨンナンパを示している。 本実施の形態においては、 パーティションごとにそれぞれ独立して デ一夕の記録/再生等を行うことが可能とされている。

1つのパーティション P _n ( n = 0 , 1 , 2 , - · · ) の概略構成 は、 図 6 Βに示すように、 システムエリア SYS (以下、 S Y Sと記 す） と、 デ一夕エリア DATA (以下、 DATAと記す） と、 エン ドォ ブデ一夕 E0D (以下、 E ODと記す） と、 オプショナルデバイスェ リア 0DA (以下、 ODAと記す） とから成っている。

ここで、 磁気テープの記録データのより詳細な構造について、 図 7を参照しながら説明する。

この図 7のテープの物理的な先頭位置 PBOT (Phisycal Begining of Tape) から最初のパーティション P。 の開始位置 LBOT (Logica 1 Begining of Tape) までの間には、 テープカセッ 卜の口一ディ ン グ /アン口一ディ ングを行う領域となるデバイスエリァが設けられ ている。 このデバイスエリアに続いて、 テープの使用履歴情報等が 格納されるシステム ·ェリァが設けられて、 以降にデータェリァが 設けられる。 システム ' エリァの先頭が論理的テープの開始位置 L B O T (Logical Bigining of Tape) とされる。

このデータエリアにおいては、 最初にデ一夕を作成して供給する ベンダーに関する情報が示されるベンダーグループが設けられ、 続 いてデ一夕領域、 そして、 アンブルフレームが設けられている。 データエリァに続いて、 当該パ一テイションのデ一夕領域の終了 を示す E 0 D (End of Data ) の領域が設けられる。 そして E 0 D の最後が、 論理的テープの終了位置 L E 0 T (Logical End of Tap e ) とされる。 P E OT (Phisycal End of Tape) は、 物理的テ一 プの終端位置、 又はパーテイションの物理的終端位置を示すことに なる。

論理的テープの終了位置 L E 0 Tとパーティシヨンの終端位置と された場合の物理的テープの終端位置 P E 0 Tとの間には、 ォプシ ヨンデバイスエリア （Option Device Area； ODA) が設けられて いる。

ところで、 テープ 1 2上には、 例えば図 8 Aに示すように、 回転 へッ ドにより斜めの記録トラックが順次記録形成され、 40 トラッ ク （二 20フレーム） を 1グループとして、 複数のグループで 1つ のパーティションを形成している。 すなわち、 1つのパーティショ ン内におけるデ一夕の記録単位がグループとされ、 この 1グループ が図 8 Aに示すように 20フ レーム （= 40 トラック） で構成され ている。

1 トラックは、 図 8 Bに示すようなデータ構造のブロック （Bloc k) に分割されており、 このブロックが 47 1ブロックまとめられ て 1 トラックが形成されている。 すなわち、 図 8 Bには 1プロヅク 内のデ一夕構造を示しており、 1プロックは 1バイ 卜の SYNCデ —夕エリア A 1に続いてサーチ等に用いる 6バイ トの I Dエリア A 2、 2バイ トからなる I Dデータのエラー訂正用のパリティエリア A 3、 64バイ トのデ一夕エリア A 4より形成される。 また、 1 ト ラックは、図 8 Cに示すように、全 4 7 1プロックにより形成され、 1 トラックは、 両端に 4ブロック分のマ一ジンエリア A 1 1、 A 1 7が設けられ、 これらマージンエリア A 1 1の後ろとマージン A 1 7の前にはトラヅキング制御用の AT Fエリア A 1 2、 A 1 6が設 けられる。 更に 1 トラックの中間に対して A T Fエリア A 1 4が設 けられる。 これら AT Fエリア A 1 2、 A 14、 A l 6としては各 々 5プロヅク分の領域が設けられる。そして、 A T Fエリア A 1 2、 A 1 4の間と、 AT Fエリア A 1 4、 A 1 6との間にそれぞれ 2 2 4ブロック分のデータエリア A 1 3、 A 1 5が設けられる。 したが つて、 1フレーム内における全デ一タエリア （ A 1 3及び A 1 5 ) は、 全 4 7 1ブロックのうち、 2 2 4 x 2 = 4 4 8ブロックを占め ることになる。

また、 このテープス ト リーマドライブ装置では、 デ一夕領域を、 7 3バイ トを 1ブロックとして 4 4 8ブロックに分割し、 さらに、 1 プロックを同期信^を記録する 1バイ 卜の第 1区間と、 I Dを記 録する 6バイ 卜の第 2区間と、 へッダパリティを記録する 2バイ ト の第 3区間と、デ一夕を記録する 6 4バイ 卜の第 4区間に分割して、 各プロック毎にサブコードとプロックァドレスをデータと共に記録 する。

第 4区間に記録するデ一夕は、 図 9に示すように、 5 8バイ 卜 X 3 8 4プロック分すなわち 2 2 2 7 2バイ トのデータ毎に 2次元構 成の誤り訂正符弓- C 2、 C 1が付加された 6 4バイ ト X 4 4 8ブ口 ック分のデータを各プロック毎に振り分けられて構成されている。 そして、 図 9中に示すように、 誤り訂 符号 C 1は各ブロック毎の メインデ一夕に付加されて記録され、 また、 誤り訂正符号 C 2は各 トラックのメインデ一夕領域の両端部分の各々 3 2プロックに 2分 割されて記録される。

また、 このテープス ト リーマドライブでは、 2 トラックすなわち 9 4 2ブロックを 1 フレームとして、 4 0 トラックすなわち 2 0フ レームを 1単位 （グループ） としたエラ一訂正用の符号構成を採用 し、 図 1 0に示すように、 トラック方向に対応するデータ列のエラ 一訂正符号 C 2をトラックの両側に配置して記録し、 トラック幅方 向に対応するデータ列のエラー訂正符号 C 3を 4 0 トラックの最終 の 2 トラックに割り当てて記録する。 なお、 1単位毎に、 1連のデ —夕を識別するためのィンデックス情報が付加されている。 そして、 サブコードとして、 メインデ一夕の区切りを示す区切り 情報であるセパレ一夕カウン 卜、 記録数を示すレコードカウント、 テープフォーマツ ト上で定義された各領域を示すエリア I D、 記録 単位の絶対位置を示すフレーム番号、 記録単位数を すグループ力 ゥン 卜やチェックサムなどを記録する。

次に、 図 8 Bに示した I Dエリア A 2について図 1 1〜図 1 4を 参照しながら説明する。

I Dエリア A 2は図 1 1に示すようなデータ構造とされ、 この I Dエリア A 2は 9ビッ 卜のフィ ジカルブロックアドレス A 2 1 と、 これに続く 3 9ビッ 卜の I Dインフォメーションエリア A 2 2の領 域よりなる。

前述のように、 1 トラック内における全デ一タエリア （ A 1 3及 び A 1 5 ) は 4 4 8ブロックよりなることから、 これら全デ一タエ リアに含まれるフィジカルブロックアドレス A 2 1の数も 4 4 8と されることになる。 そして、 これら 4 4 8のフィジカルブロックァ ドレス A 2 1は、 例えば図 1 2に模式的に示すように 1 トラックの 先頭に位置するフィジカルブロックアドレス A 2 1から順に、 1 0 進法表現で 0〜4 4 7までインクリメン トするようにしてアドレス 値が与えられる。

これにより、 例えば記録再生装置側により、 1 トラック内のデ一 夕エリアに含まれる I Dイ ンフォメーションエリア A 2 2の情報を 適正に扱うことが可能なようにされる。 ここで、 1 トラック内のデ —夕エリアに含まれる I Dイ ンフォメーションエリア A 2 2のデ一 夕サイズとしては、 3 9 (Bit ) x 4 4 8 (Block) = 1 7 , 4 7 2 (Bit)

= 2 , 1 8 4 (Byte)

で求められるように、 2 , 1 8 4バイ トとなる。

図 1 1に示した I Dイ ンフォメーショ ンエリア A 2 2に格納され る I Dエリァ情報の種類は図 1 3に示すようなものされ、 この図 1 3に示す各 I Dエリァ情報が 1 トラック上のデータエリァに含まれ る計 2 , 1 8 4バイ トの I Dイ ンフォメーションエリア A 2 2 , A 2 2 · · · ·の領域に対して、 所定の規則に従って当て嵌められる ようにして格納されることになる。 また、 テープス ト リーマドライ ブによる I Dエリア情報の確実な読み出しを可能とせしめることを 考慮して、 1 トラックごとに同一の種類の I Dエリア情報が所定の 規則に従って複数回記録される。

この図 1 3において、 口ゥフォーマヅ 卜 I D (16bit) は、 磁気テ ープに関する基本的フォーマツ 卜のタイプが示され、 本実施の形態 の場合には、 例えばトラックピッチ、 1 フレームのデータサイズ、 1 トラックに含まれるブロック数、 1ブロックのデータサイズ、 テ ープ長、 テープ厚、 テープの材質等の情報が示される。 ロジカルフ ォ一マツ ト I D (Logical Format ID:8bit) は、 実際に使用される 記録フォーマツ 卜のタイプが示される。

ロジカルフレーム I D (8bit) は、 図 1 3のようにラス トフレー ム I D (lbit)、 E C Cフレーム I D (lbit)、 及びロジカルフレー ムナンパ （6bit) よりなる。 ラス トフレーム I Dは、 当該 I Dエリ ァが含まれる現フレームが、 グループ内の最後のフレームであるか 否かを示し、 E C Cフレーム I Dは、 現フレームのデ一夕エリアの 記録データが E C C (誤り訂正符号） とされているか否かを示す。 また、 前述のように 1グループは 2 0 フレームよりなるが、 ロジ カルフレームナンバは、 当該フレームが現グループ内の何番目のフ レームであるかを示す。

パーティション I D ( 16bit) は、 現フレ一ムを aむパ一ティショ ンのパ一ティシヨンナンパが示される。

エリア I D ( 4bit ) は、 当該フレームがどのエリアに厲している かを示すものとされる。 デ一夕 I D ( 4bit) は、 記録フォーマッ ト に基づくデ一夕の処理形態のタイプが示され、 N —ポジション （4b it) 及び N—リピート （4bit) は多重記録モードに対応するデータ に関する情報が定義される。

グループカウン 卜 （24bit) は、 現パーティションにおいて当該 フレームが含まれるグループまでのグループの総数を示す。 また、 フアイ Jレマーク力ゥン ト （32bit) は、 現パ一テイシヨンにおいて、 その開始位置から現グループまでに含まれるファイルマークの総数 が示される。 ファイルマークは 1パーテイション内におけるデータ ファイルの区切りを示す情報とされる。

セ一ブセヅ トマ一クカウン ト （32bit ) は、 現パ一ティ シヨンにお いて、 その開始位置から現グループまでに含まれるフアイルマーク の総数が示される。 セーブセッ 卜マークは 1パーテイション内にお ける、 デ一夕セーブ位置の区切りを示す情報とされる。

レコードカウン ト （32bit) は、 現パーティションにおいて、 その 開始位置から現グループまでに含まれるレコードの総数が示され る。 アブソリュートフレームカウント （24bit) は、 現パ一テイショ ンにおいて、 その開始位置から現グループまでに含まれるフレーム の総数が示される。 また、 将来の I Dエリア情報の追加等に備えて 未定義 （Reserved) の領域が設けられる。

なお、 この図 1 3に示す I Dエリァ情報の定義及び各 I Dエリア 情報に与えられるビッ ト数等は一例であり、 実際の使用条件に応じ て変更されて構わない。

ここで、 図 1 3に示した各種 I Dエリア情報のうち、 本実施の形 態の重点となるエリア I Dについて説明する。

図 1 4はエリア I Dの定義内容を示しており、 この場合にはェリ ァ I Dを形成する 4ビッ トに対してそれぞれビッ トナンパ （ 3— 2 一 1— 0 ) が付されている。 そして、 ビッ トナンパ （ 3— 2— 1— 0 ) の各値が、 図 1 4に示すように [ 0 0 0 0 ] とされている場合 にはデバイスエリァであることが定義され、 [ 0 0 0 1 ] とされてい る場合にはリ ファ レ ンスエリアとされ、 [ 0 0 1 0 ] とされている場 合にはシステムログエリアとされる。 [ 0 0 1 1 ] は未定義 （Rese rved) とされている。

また、 [ 0 1 0 0 ] はデ一夕エリアとされ、 [ 0 1 0 1 ] は£ 0 0 エリアとされ、 [ 0 1 1 0 ] は未定義、 [ 0 1 1 1 ] は図 7に示した 必須のデバイスェリァ以外で、 磁気テープ 1 2のローディング /ァ ンローデイ ングを行うためのオプションデバイ スエリアであること が定義される。このォプションデバイスェリアについては後述する。 なお、 この図 1 4においてビッ トナンパ （ 3— 2— 1— 0 ) のビ ッ トの値が示される各欄において （ ） 内に示す数は、 各ビッ ト値 を 1 0進法により示しているものとされる。

そして、 このテープス ト リーマドライブにおいては、 磁気テープ

1 に新たな記録データを記録するために新規のパーティシヨンを 追加するときには、 図 1 6に示すように、 最終のパーティシヨンを 分割して、 この分割部より後方のパーティションに対して、 それま でに存在したパ一テイションに付された番号のうちの最大番号から インクリメントした番号を付することとしている。 すなわち、 それ までに形成されていたパーテイションが 2つで、 付されていた番号 が P。、 P ,であるときには、 番号 P ,のパ一テイシヨンを 2つに分割 して、 パーティ ション番号 P !、 P ₂という 2つのパーティションと する。 したがって、 パーテイション番号 P。、 P P ₂という 3つの パーティションが形成されたことになる。 このようにして、 順次、 パーティションを分割して追加してゆく ことができる。

このとき、 パーティションに付する稀号は、 磁気テープ 1 2の始 端側より終端側に向けて异ベきの順となされているので、 最終のパ —テイションを分割してその後側のパーテイション番号をそれまで 'こ存在したパ一テイション！^号のうちの最大番号からインクリメン トした番号とすることにより、 全てのパーティション番号が磁気テ ープ 1 2の始端側より終端側に向けて昇べきの順となっているとい う状態は保たれる。

そして、 このようにしてパーティションに付された番号のうちの 最大の番号は、 M I C 2 5に記憶される。 つまり、 図 2 8に示した M I C 2 5のボリュームインフォメーション中のラス トパ一ティシ ヨンナンパ （lbyte) にその番号が記憶される。

このようなパーティションの分割は、 より具体的には、 図 1 7及 び図 1 8に示すように、 新たな O D A、 S Y S、 E〇Dを書き込む ことによってなされる。 すなわち、 新規のパーティションを追加す る前には、 図 1 7に示すように、 最終のパーティシヨン P nには、 S Y S、 D A T A , E O Dが記録されている。 パーティションを追加 するには、 図 1 8に示すように、 まず、 最終のパーティシヨン 。の E ODの後に、 ODAを書き込む。 この ODAは、 パーティション P_nに属するものである。 そして、 この ODAの後に、 SYS、 DA TA、 E OD, または、 S Y S、 E ODを き込むことにより、 新 規のパーティ シヨン P„，，が形成される。この新規のパーティ シヨン P_n は、 パーティション P _nから分割されたものである。 また、 新 たに書き込まれた S Y S、 DATA, E OD、 または、 SY S、 E ODは、 新規のパーティシヨン Ρ_η に属するものである。

このテープス ト リーマドライブにおいては、 このようにして、 最 終のパ一テイシヨンを分割して新規のパーテイションを追加するこ とができるので、 磁気テープ 1 2の全体について予めフォ一マツ ト しておく必要はない。

このような新規パ一テイションの追加の動作をフ口一チヤ一トに より示すと、 図 1 9に示すように、 ステップ s t 1において動作を 開始すると、 ステップ s t 2に進み、 システムコントローラ 1 6 1 は、 テ一プカセッ 卜の記録再生部 1 30への口一ディングを開始す る。 このローディ ングは、 パーティション番号 P のパ一ティシ ヨンの◦ D Aにヘッ ドが進入する状態で行われる。 そして、 ステツ プ s t 3では、 システムコントローラ 1 6 1は、 M I C 25に記録 されている前回のアンロード位置と今回口一ディングされた位置と が等しいか否かを判別する。 この判別は、 OD Aより読み取られる パーティション番号を示す I Dに基づいて行われる。 前回のアン口 ―ド位置と今回ローディングされた位置とが等しければ、 ステップ s t においてステップ s t 5に進み、 前回のアンロード位置と今 回口一ディングされた位置とが等しくなければ、 ステップ s t 4に おいてステップ s t 9に進む。 ステップ s t 9では、 磁気テープ 1 2を先頭位置まで巻き戻して、 ステップ s t 1 0においてエラー信 号を発信して、 ステップ s t 1 2に進んで終了する。

ステップ s t 5では、 システムコン 卜ローラ 1 6 1は、 パ一ティ シヨン P n 先頭から記録されたサブコ一ド分離部 1 45で分離され たサブコードに含まれたプロックのエリア I Dを読んでゆき、 最初 の E ODを見つける。 この E ODが見つかったならば、 ステップ s t 6に進み、 システムコントローラ 1 6 1は、 第 2のサブコード発 生部 1 22 Bにエリア I D [0 1 1 1 ] をセッ トすることによって パーティション P _nに属する 0 D Aを書き込む。 そして、 ステップ s t 7に進み、 システムコントローラ 1 6 1は、 第 2のサブコード発 生部 1 22 Bにエリア I D [00 1 0] をセッ トすることによって 新規パーテイシヨン Ρ,, に属する SY Sを書込み、ステツプ s t 8 に進んで、 さらにシステ厶コン トローラ 1 6 1は、 第 2のサブコ一 ド発生部 1 2 2 Bにエリア I D [0 1 0 1 ] をセヅ 卜することによ つて新規パ一テイシヨン P_{n+ 1}に属する E O Dを書込むことにより、 新規パ一テイシヨン P n - ,が形成される。 そして、 システムコント口 —ラ 1 6 1は、 ステップ s t 1 1に進んで M I C 2 5に記憶されて いる内容を更新し、 ステヅプ s t 1 2に進んで終了する。

ステップ s t 1 1において、 システムコン トローラ 1 6 1は、 RAM 1 62内に読み込まれた M I C 2 5のデ一夕のうち、例えば、 図 2 8で示されるボリュームインフォメーションのラス 卜パーティ ションナンバを変更するとともに、 追加されたパ一ティションのシ ステムログエリァの追加などを行う。 RAM I 62内の更新された デ一夕は、テープカセッ トが記録再生部 1 30より排出される際に、 書き込み/読み出し制御部 1 6 3を介して M I C 2 5へ転送され る。

なお、 このようなパーテイションの追加の動作及び後述するパー ティションの削除の動作は、 ホス トコンピュータ 2 00から発信さ れた S C S Iコマン ドに応じて行うようにすることができる。

また、 このテープス ト リーマ ドライブにおいては、 追加前の最終 のパーティションについては、 この最終パーテイシヨンのデ一夕領 域を拡大することができる。 すなわち、 図 20に示すように、 最終 のパーティション P _nに S Y S、 DATA, E〇Dが書き込まれてい る場合においては、 図 2 1に示すように、 DATAの領域に対して 新規な記録データを上藝きし、 あるいは、 DAT Aの領域の後の E 0 Dの領域から新規な記録デ一夕 Extended DATAを上書きして、 新規の D A T A領域を形成する。 このとき、 この新規の DATA領 域、 あるいは、 元の D A T A領域及び新規な記録データ Extended D A T Aの領域を合わせた領域は、 元の DAT A領域より大きくなつ てよい。 そして、 この新規の D A T A領域の後に、 E ODを書き込 む。 さらに、 この E ODの後に OD Aを形成し、 この ODAの後に S Y S、 E 0 Dを形成することにより新規のパーテイシヨン P _{n† 1}が 形成されることは、 前述したと同様である。

この場合には、ホス トコンピュ一夕からは、 図 29に示すように、 S C C Iコマンドであるァペン ドパ一ティシヨンコマンドが送られ る。 このアペンドパーティションコマン ドのページ （ 32 h) の中 には、 新規データ Extended D A T Aの領域のサイズが、 ポジション サイズデスクリブ夕 （Partition Size Descriptor) として指定され ている。 また、 新規データ Extended DATAの領域の位置も、 アベ ン ドパ一ティ ションコマン ド中に示される。

新規データ Extended D A T Aの領域は、 他の領域と同じく、 フレ —ムで構成される。 すなわち、 各フレームは、 I D情報とユーザデ —夕とを格納する。 ここでは、 ユーザデ一夕として、 ゼロを書くこ とにする。 I D情報のうち、 特にエリア I Dとして E 0 Dを指定す る。 すなわち、 E O Dを書くことで、 新規デ一夕 Extended D A T A の領域が形成される。

なお、 新規な記録デ一夕 Extended D A T Aの領域は、 実際に記録 デ一夕を記録しなく とも、 後に記録デ一夕を記録するための領域を 確保しておくために形成することもできる。 すなわち、 新規な記録 デ一夕 Extended D A T Aの領域を形成する ΰ的は、 f'めそのパーテ イシヨンのサイズを現データサイズよりも大きく とっておくことで もある。

例えば、 2 5 G Bの A I Tカート リ ツジを 5人分の記録データを 収納する容器としたい場合に、 1人めの最初のデ一夕が 1 G Bしか なく、 2人めのデータも 1 G Bだとする。 2人めが使用するパ一テ イションが始まる位置をテープの先頭から 5 G Bに相当する位置に したいので、 4 G Bというサイズを新規な記録デ一夕 Extended D A T Aの領域としておく。 この場合に、 新規な記録データ Extended D A Τ Αの領域に書くュ一ザデータは特にないので、 ゼロを書いてお く。 I Dとしては、 E 0 Dエリアを指定しておく。

そして、本当のデ一タエリアと新規な記録データ Extended D A T Aの領域とを区別する方法として、 ファイルマーク （F i le Mark) と エリア I D (Area ID) とがある。 ファイルマークは、 エリア同士の 境界につけられた一箇所のマークなので、 見過ごしてしまった場合 には、 復旧ができない。 エリア I Dによって区別することとしてお けば、 エリア I Dの変化地点を見逃してしまっても、 以降も同じェ リア I Dを持つエリアが存在すれば発見できる。 したがって、 エリ ァの区別は、 エリア I Dによって行うほうが安全である。

このようなデータ領域の拡大の動作をフローチャートにより示す と、 図 2 2に示すように、 ステップ s t 2 1において動作を開始す ると、 ステップ s t 2 2に進み、 システムコントローラ 1 6 1は、 パーティションについて追加する命令がホス トコンピュータ 2 0 0 から来たか否かを判別する。 命令がホス トコンピュータ 2 0 0から 来ていなければステップ s t 2 3に進み、 命令がホス 卜コンビユー 夕 2 0 0から来ていればステツプ s t 2 2 aに進む。 ステツプ s t 2 3では、 別のコマン ドの処理を行い、 ステップ s t 2 4に進んで 動作を停止する。

ステップ s t 2 2 aでは、 システムコン ト ローラ 1 6 1は、 現在 位置のパーティションが閉じているか否かを判別する。 現在位置の パ一テイションが閉じていればステツプ s t 2 2 bに進み、 現在位 置のパーティションが閉じていなければステップ s t 2 2 cに進 む。

ステップ s t 2 2 bでは、 システムコントローラ 1 6 1は、 サブ コ一ド分離部 1 4 5で出力されるエリァ I Dを監視しながら記録再 生部 1 3 0を駆動させることによって磁気テープ 1 2を現在のパー ティ ションの E O D位置まで送り、 ステップ s t 2 2 cに進む。 ステップ s t 2 2 cでは、 システムコントローラ 1 6 1は、 ホス トコンビュー夕 2 0 0からの命令によって新規な記録データ Extend ed D A T Aの領域のサイズが指定されているか否かを判別する。新 規な記録データ Extended DAT Aの領域のサイズが指定されていれ ばステップ s t 2 5に進み、新規な記録デ一夕 Extended DAT Aの 領域のサイズが指定されていなければステツプ s t 2 6に進む。 ステップ s t 2 5では、新規な記録デ一夕 Extended DAT Aの領 域を形成する。 この新規な記録データ Extended DAT Aの領域は、 パーティション Ρ_πに属するものである。 なお、 この新規な記録デー 夕 Extended DAT Aの領域は、 元の D A T A領域に収まるもの （す なわち、 新規な記録デ一夕 Extended D A T Aが 0 ) でもよい。 そし て、 ステップ s t 2 6で、 システムコン トローラ 1 6 1は、 第 2の サブコード発生部 1 22 Bにエリア I D [0 1 0 1 ]をセヅ 卜して、 パーティション P„に属する E 0 Dを書き込む。 さらに、 ステップ s t 2 7で、 システムコントローラ 1 6 1は、 第 2のサブコード発生 部 1 22 Bにエリア I D [0 1 1 1 ] をセッ 卜して、 ODAを書き 込む。 この ODAは、 パーティション P ,、に属するものである。 次に、 ステップ s t 28で、 システムコン トローラ 1 6 1は、 第 2のサブコード発生部 1 2 2 Bで付加されるパーティシヨン I Dに 1を加えてパーティション番号を P_ndとし、 ステップ s t 29で、 第 2のサブコード発生部 1 22 Bにエリア I D [00 1 0] をセヅ トして、 パーティション P ₁に属する S Y Sを書き込む。 次に、 ス テツプ s t 30で、 システムコントローラ 1 6 1は、 第 2のサブコ 一ド発生部 1 22 Bにエリア I D [0 1 0 1 ] をセッ トして、 パー テイシヨン P_{n+ 1}に属する E ODを書き込むことにより、パーティシ ヨン P _n+！が形成される。 そして、 ステップ s t 3 1では、 システム コン トローラ 1 6 1は、 サブコード分離部 145から出力されたェ リア I Dを監視しながらパ一テイシヨン P_n+1の S Y Sまで磁気テ一 プ 1 2を卷き戻す。 次に、 ステップ s t 32でシステムコン ト口一 ラ 1 6 1は、 RAM 1 6 2内に読み込まれた M I C 25のデータの うち、 例えは、 図 2 8で示されるボリュームインフォメーションの ラス トパーティションナンパを変更するとともに、 追加されたパー テイ シヨンのシステムログエリアの追加などを行うことによって、 M I C 2 5のデ一夕を更新し、ステップ s t 33で動作を停止する。 そして、 このテープス ト リーマドライブにおいては、 図 2 3に示 すように、 パーティ ションが複数 （n個） 形成されている場合にお いて、 図 24に示すように、 特定のパーティ ション以降のパーティ シヨンを簡^な操作で消去することができる。 すなわち、 パーティ ションの個数が n個であるので、 M I C 25には、 Φ号 Ρ,,が記録さ れている。 そして、 前回アンロードしたときの 0 D Aがパ一テイシ ヨン P_mに属するものであつた場合、次回ローデイングされるときに は、 パ一テイシヨン P _mの 0 D Aからローディ ングして、 次のパーテ イシヨン P_m. ,の S YSを捜すことになる。 したがって、 少なくとも 次のパーティション P _m ,は存在している必要がある。 ここで、 口一 ディ ング前に、 M I C 2 5に記録されたパ一テイション番号 P _nを書 き換えて、 P_nより小さく、 かつ、 P_{m+ 1}以上の番号 P。にすることに より、 番号が P。 + 以降のパーテイションをすべて番号 P。のパ一テ イシヨンにマージして削除することができる。

すなわち、 P_m十 ≤P。く P_nであるので、 例えば、 nが 7であって mが 1であるとすると、 P₂≤P₀<P₇ 、 Poは、 P₂、 P₃、 P 、 P₅、 P₆いずれかとなる。 Poを、 P₂とした場合、 パーティショ ン P ₂の DAT A領域から上書きして、 あるいは、 E 0D領域から上 書きすることにより、 P 以降の全てのパーティション （P₃、 P

Claims

P 5、 P 6、 PT) は、 図 2 4に示すように、 すべてパ一ティシヨン P 2にマージされて削除される。 同様に、 P。を、 P 3とした場合、 パーティション P 3の D A T A領 域から上詹きして、 あるいは、 E O D領域から上書きすることによ り、 P 4以降の仝てのパーテイシヨン （ P ,、 P 5、 P T,、 P 7) は、 す ベてパ一テイシヨン P 3にマージされて削除される。 このような、 テープカセヅ 卜に対するパーテイションの削除は、 ホス トコンピュータ 2 0 0からの S C C Iコマンドであるデリート パーティシヨンコマン ドに基づいて行われる。 図 3 0にデリートパ一テイシヨンコマンドのデータ構造を示す。 この場合、 ページコ一ド （Page Code) としてデリートパ一ティシ ヨンコマン ド （ 3 3 h ) であることが示され、 また、 ページレング ス（Page Length)で続いて記述されるデ一夕内容の艮さ（バイ ト数） が示される。 そして、 コマン ドの実デ一夕内容としては、 インディケイ トパ一 ティ シヨンナンパ（Indicate Partition Number) として削除するバ —テイションが指定される。 これは、 このインディケイ トパ一ティ ションナンパで指定されたナンパのパーティシヨンより後ろとなる 全てのパーテイションを削除すべきことを指示することになる。 つ まり、 指定されるナンパが残されるパーティションのうちの最終パ —テイシヨンのナンパに相当する。 このようなフォ一マツ トコマン ドが発行された際のシステムコン トローラの処理は、 図 3 1のようになる。 すなわち、 S C C Iイン夕一フェイス 1 0 0を介してデリートノ —ティシヨンコマン ドが受信された場合は、 システムコントローラ 1 6 1は、 ステップ s t 3 4でデリ一トパーティション処理を開始 し、 ステップ s t 3 5でそれを取り込むとともに、 ステップ s t 3 6に進む。ステップ s t 3 6では、 システムコントローラ 1 6 1は、. デリー卜パーティションコマンドのインディケイ 卜パーティ シヨン ナンパで指定されたパ一テイ ションが、 現在ァクティブとされてい るパーティシヨンよりも後ろのパーティ ションであるか否かを判別 する。 もし、 指定されたパーティションナンパが、 現在アクティブなパ —テイシヨンより若いナンパのパ一テイ ションであつた場合は、 ス テツプ s t 3 7に進んでエラ一とし、 パーテイションの削除処理を しない。 このステップ s t 3 6， ステップ s t 3 7は、 その時点でァクテ イブなパーティションより後ろのパーティションについてのみに、 削除を許可するための処理となる。 デリ—トパーティシヨンコマンドにより指定されたパーティショ ンナンパが、 現在ァクティブなパーテイ ション以降のパ一テイショ ンであった場合は、 ステップ s t 3 8に進んで、 インディケイ トパ 一ティションナンパで指定されたパーテイションが、 現在存在する 最後のパーティションであるか否かを判別する。 もし、 最後のパー ティションを指定していたのであれば、 削除すべきパーテイシヨン は存在しないことになるため、 ステップ s t 3 7でエラーとする。 ステップ s t 3 8で最終パ一テイションでないと判断された場合 は、 ステップ s t 3 9で削除を実行するために M I C 2 5のデータ を更新し、 ステップ s t 4 0に進んで終了する。 すなわち、 指定パ —ティションナンパの次のパ一テイション以降が削除された状態と なるように、 管理情報の更新を行う。 例えば、 システムコントロー ラ 1 6 1は、 R A M I 6 2内に読み込まれた M I C 2 5のボリユー ムィンフオメーシヨンのラス トパーティシヨンナンパを変更すると ともに、 削除された 1または複数のパ一テイシヨンについてのシス テムログエリアの無効化などを行う。 このような M I C 2 5での管理情報の更新処理により、 磁気テー プ 1 2上でのパーティションが削除されたことになる。 ここで、 パーティション削除の動作例を図 3 2乃至図 3 7で模式 的に示して説明する。 図 3 2では、パーティシヨン # 5がァクティブとされている際に、 デリートパーティ ションコマン ドのインディケイ トパーティション ナンパがパーティション # 5を指定していた場合である。 そして、 パーティション # 5が最終パーティションであった場合である。 この場合は、 図 3 1のステップ s t 3 6からステップ s t 3 8に 進むが、 このステップ s t 3 8では、 最終パーティションが指定さ れているとして、 そのデリ一トパーティ シヨンコマン ドに対しては エラ一とされる。 つまり、 パーティ ショ ン削除は、 実行されないこ とになる。 図 3 3 Aは、 パーティション # 5までが存在し、 パーティション # 4がァクティブとされている際に、 デリ一トパ一テイシヨンコマ ン ドのインディケイ トパーティションナンパがパーティシヨン # 4 を指定していた場合である。 これはパ一ティシヨン # 4より後ろのパーティションを削除する という有効なコマン ドとなり、 図 3 1における処理はステップ s t 3 9に進むことになつて、 M I C 2 5の管理情報の更新により、 図 3 3 Bに示すように、パーティシヨン # 5が削除された状態となる。 図 3 4 Aは、 パーティ ション # 5までが存在し、 パーティション # 0がァクティブとされている際に、 デリートパーテイシヨンコマ ン ドのインディケイ トパーティ シヨンナンパがパーティション # 0 を指定していた場合である。 これもパーティシヨン # 0より後ろのパーティションを削除する という有効なコマン ドとなり、 図 3 1における処理はステップ s t 3 9に進むことになつて、 M I Cの管理情報の更新により、 図 3 4 Bに示すように、 パ一ティシヨン # 1乃至 # 5が削除された状態と なる。 図 3 5 Aは、 パーティ ション # 5までが 在し、 パーティ ション # 1がァクティブとされている際に、 デリー卜パーティシヨンコマ ンドのインディケイ トパーティションナンパがパーティション # 3 を指定していた場合である。 ろのパ一テイションを削除するという有効なコマン ドとなり、 図 3 1における処理はステツプ s t 3 9に進むことになって、 M I Cの 管理情報の更新により、 図 3 5 Bに示すように、 パーティション # 4、 # 5が削除された状態となる。 図 3 6は、 パーティション # 5までが存在し、 パーティション # 3がアクティブとされている際に、 デリートパーティションコマン ドのインディケイ トパーティションナンパがパーテイシヨン # 1を 指定していた場合である。 この場合は、 図 3 1のステップ s t 3 6で否定結果が出ることに なり、 エラ一とされるため、 パーティション削除は実行されない。 図 3 7は、 テープカセッ トが口一ドされていない状態 （磁気テー プが回転ドラムに卷装されていない状態） でデリ一トパ一テイショ ンコマンドが発行された場合を示している。 ここで、 非ロード状態 でのテープポジシヨンとしては、 パ一テイシヨン # 1の後端のォプ ショナルデバイスエリアにあるが、 その後のロードは、 パ一テイ シ ヨン # 2のシステムエリアでロード完了となる。 つまりロード完了 時点では、 パーティ ション # 2がアクティブとなる。 したがって、 このような場合には、 デリートパーティションコマ ン ドのィンディケイ トパ一ティションナンパがパーティシヨン # 2 乃至 # 4のいずれかを指定していた場合には有効とされて削除が実 行され、 一方、 パーティ ション # 0、 # 1、 # 5のいずれかを指定 していた場合には無効とされ削除は行われないことになる。 なお、 このテープス ト リーマドライブにおいては、 口一ディング された磁気テープ 1 2における各パ一テイションの番号が昇べきの 順になつていない場合においても、 パ一テイションを追加するとき には、 最終のパーティションを分割して、 この分割部より後方のパ —ティションに対して、 それまでに存在したパーテイションに付さ れた番号のうちの最大番号からィンクリメン トした番号を付するこ ととしている。 すなわち、 図 2 5に示すように、 例えば 8個のパ一 ティションが既に形成されていてこれらパーティションに降べきの 順に番号 P 7、 P 6、 P 5、 P 4、 P 3、 P 2、 P P。が付されている 磁気テープがローディングされた場合に、 パ一ティシヨンを追加す るには、 最終のパーティション P 0を分割して、 パーティション P o 及びパーティシヨン P 8とする。 最終のパーティションの番号は P 8 となる。 さらにパーティションを追加する場合には、 最終のパーテ イシヨンを順次分割することにより、 P 9、 P 1 0 , P 1 P 1 2と、 昇 べきの順序の番号が付されたパーティションを順次追加することが できる。 上述のように、 本発明に係るテープカセッ トは、 少なく とも 2つ の番号付けされたパ一ティ シヨンを有しこれらパーティ ションの各 々に記録デ一夕が記録されるテ一プ状記録媒体と、 このテープ状記 録媒体とは別にパーテイ ションの各々に関する附属情報を記憶する 記憶手段とを備えている。 そして、 各パーティ ションに付された番 号は、 テ一プ状記録媒体の始端側より終端側に向けて昇べきの順に 付されており、 記憶手段は、 少なくとも、 各パーティ ションに付さ れた番号のうちの最大の番号を記憶している。 そして、 本発明に係るテープ記録装置は、 上述のテープカセッ ト を用いてテープ状記録媒体に記録データを記録するテープ記録装置 であり、 パーティションを追加するときには、 最終のパーティショ ンを分割し、 この分割部より後方のパーティ ショ ンに対して、 それ までに存在したパーティションに付された番号のうちの最大番号か らインクリメン トした番号を付することを特徴とする。 すなわち、本発明は、パ一テイションの削除や追加が自由にでき、 かつ、 テープ状記録媒体に形成されているパ一テイションの総数を 容易に類推することができ、 さらに、 プリフォーマッ トが不要とな されたテープカセッ ト及びテープ記録装置を提供することができる ものである。 請 求 の 範 囲

1 . 少なく とも 2つの番^付けされたパーティ ションを有し、 こ れらパ--ティションの各々に記録デ一夕が記録されるテープ状記録 媒体と、

上記テープ状記録媒体とは別に、 上記パーティションの各々に関 する附属情報を記憶する記憶手段と、

を備え、

上記各パ一テイションに付された番号は、 テープ状記録媒体の始 端側より終端側に向けて昇べきの順に付されており、

上記記憶手段は、 少なくとも、 上記各パーティ ショ ンに付された パ一テイション番号のうちの最大の番号を記憶している

ことを特徴とするテープカセッ ト。

2 . 少なくとも 2つの番^付けされたパーティションに分割され、 各々のパーティションに記録デ一夕が記録されるテープ状記録媒体 と、 このテープ状記録媒体とは別に上記パーティシヨンの各々に関 する附属情報を記憶する記憶手段とを有するテープカセッ トの上記 テープ状記録媒体に記録データを記録するテープ記録装置であつ て、

上記テープ状記録媒体に記録する記録データを入力する入力手段 と、

上記記憶手段から附属情報を読み出す読み出し手段と、

上記入力手段により入力された記録デ一夕を上記読み出し手段に より得られた附属情報に基づいて上記テープ状記録媒体に記録する 記録制御手段と、

上記テープ状記録媒体に上記記録データを記録した際に新たに生 じる附属情報を発生する附属情報発生手段と、

上記附属情報発生手段が発生した新たな附属情報を上記記憶手段 に書き込む書き込み手段と

を備え、

t記記録制御手段は、 最終のパーティ ションを分割し、 この分割 部より後方のパ一テイションに対して、 分割される前に上記パーテ イションに付されたパ一テイション番号のうちの最大番号からイン クリメントした番号を付するようにして新たなパーテイションを追 加する

ことを特徴とするテープ記録装置。

3 . 上記記録制御手段は、 テープ状記録媒体の始端側より終端側 に向けて昇べきの順に ヒ記パ一テイションにパ一テイション番号を 付する

ことを特徴とする請求の範囲第 2項記載のテープ記録装置。

4 . 上記書き込み手段は、 パーティ ションに付されたパーティシ ョン番号のうちの最大の番号を上記記憶手段に記憶させておく ことを特徴とする請求の範囲第 2項記載のテープ記録装置。

5 . 上記パーティションは、 使用履歴情報が記録されるシステム エリアと、 上記記録データが記録されるデ一夕エリアと、 そのデ一 夕エリァの終了を示す E O Dエリアとを有し、

上記記録制御手段は、 パーティションを追加する際に、 最終のパ —テイシヨンに含まれる E O Dエリァが見つかるまで、 テープ状記 録媒体を送り、 見つかった E O Dエリアの後に、 テープ状記録媒体 を口一ディング /アン口—ディングするためのデバイスェリアと、 追加されるパーテイシヨンのシステムエリア及び E O Dエリアを続 けて形成する

ことを特徴とする請求の範囲第 2項記載のテープ記録装置。

6 . ヒ記読み出し ^段は、 ヒ記記憶手段から前回のアン口一ド位 置情報を読み出し、 上記記録制御手段は、 ローデイ ングされたテー プ状記録媒体の上記デバイスエリアと上記アンロード位置とが等し い場合にのみ、 新たなパーティ ションを追加する

ことを特徴とする請求の範回第 5項記載のテープ記録装置。

7 . 上記パーティ ションは、 使用履歴情報が記録されるシステム エリアと、 上記記録データが記録されるデータエリアと、 そのデ一 夕エリアの終了を示す E O Dエリアとを有し、

上記記録制御手段は、 パーティ ションを追加する際に、 現在位置 のパ一テイ ションに含まれる E 0 Dエリァの位置までテープ状記録 媒体を送り、 外部からのコマン ドによって指定された領域サイズに 対応した拡張デ一タエリァを形成し、 上記 E 0 Dエリァ及びテープ 状記録媒体をローディ ング /アン口一ディ ングするためのデバイス エリアと、 追加されるパ一ティシヨンのシステムエリァ及び E 0 D ェリアを続けて形成する

ことを特徴とする請求の範囲第 2項記載のテープ記録装置。

8 . 上記記録制御手段は、 上記拡張デ一夕エリアとして E O Dェ リアを形成する

ことを特徴とする請求の範囲第 7項記載のテープ記録装置。

9 . 上記書き込み手段は、 追加されたパーティションを含むテー プ状記録媒体の各パ一テイションに付されたパーテイション番号の うちの最大の番号が記憶されるように上記附属情報を更新する ことを特徴とする請求の範囲第 7項記載のテープ記録装置。

1 0 . 少なく とも 2つの番号付けされたパーティ ションに分割さ れ、 最終のパ一テイションがテープ状記録媒体の終端にまで直って おり、 各々のパーティ ションに記録デ一夕が記録されるテ一プ状記 録媒体と、 このテープ状記録媒体とは別に上記パーテイションの各 々に関する附属情報を記憶する記憶手段とを有するテープカセッ ト の上記テープ状記録媒体に記録データを記録するテープ記録装置で あって、

上記記憶手段から附属情報を読み出す読み出し手段と、

t記読み出し手段により得られた附属情報に基づいて上記テープ 状記録媒体に記録された記録データを消去する記録制御手段と、 上記テープ状記録媒体に記録された記録データを消去した際に附 属情報を更新する附属情報更新手段と、

Ji記附属情報更新手段が更新した新たな附属情報を J:記記憶手段 に書き込む書き込み手段と

を備え、

上記記録制御手段は、 外部からの削除コマン ドによって指定され たパーテイションが現在使用中のパ一テイション以降のパーティシ ヨンであって、 かつ、 指定されたパーティションが最終のパーティ ションではない場合に限って、 指定されたパーティシヨンよりも後 方のパーテイションを削除し、 指定されたパ一テイションを最終の パーティシヨンとする

ことを特徴とするテープ記録装置。

1 1 . 上記附属情報は、 テープ状記録媒体に形成された各パーテ イシヨンに付されたパーティション番号のうちの最大の番号を示す 番号情報を含み、

上記附属情報更新手段は、 パーティ ションの削除に伴って、 上記 番号情報を更新する

ことを特徴とする請求の範囲第 1 0項記載のテープ記録装置。

1 2 . 上記記録制御手段は、 テープ状記録媒体の始端側より終端 側に向けて昇べきの順に上記パーテイション番号を付する

ことを特徴とする請求の範囲第 1 0項記載のテープ記録装置。