WO1999010884A1 - Support d'enregistrement du type disque optique - Google Patents

Description

明細書

光デイ スク型記録媒体

技術分野

本発明は、 光ディ スク型記録媒体に関する。 特に、 記録容量を増大し、 且つ記 録されるプログラムデ一夕に対するセキュ リティ管理能力を高めた光デイ スク型 記録媒体に関する。

背景技術

コンパク トディ スクメモ リ （ C D— R OM) を初めとする光ディ スク型記録媒 体が、 広く普及している。 情報処理装置の二次記憶媒体と しても、 デジタル信号 を記録する光ディスク型記録媒体が使用されている。

さ らに、 C D— R OMは、 ビデオゲーム装置等において、 実行されるゲームプ ログラムを記録し、 プログラムの販売メディ アと して利用されている。 ここで、 一般に使用される C D— R O Mは、 6 5 0 M B y t eのデータ記憶容量を有する 読取り専用メモ リである。

一方、 近年の C P U及び、 画像処理周辺機器の高速化に伴い、 実行されるプロ グラムのサイズも大き く なつて来ている。 このために、 一枚の C D— R O Mの記 録容量を超えるサイズのプログラムを格納する場合は、 複数毎の C D— R OMに 跨って、 格納するこ とが必要である。

また、 適当な圧縮技術によ り、 大きなサイ ズのプログラムデータを圧縮して、 C D— R O Mに格納することが行われる。

しかし、 上記の状況において、 1 つのプログラムを複数毎の C D— R O Mに格 納する場合は、 効率よ く プログラムを実行するために、 複数枚連装可能の再生装 置を必要とする。 さ らに、 圧縮技術によ り プログラムデータを圧縮して格納する 場合には、 圧縮を解凍しながら、 プログラムの読み出しを行なう こ とが必要とな る。 かかる場合は、 C P Uへの負担が大き く なる。

また、 プログラムのセキュ リティ の面から考察する と、 違法なプログラムのコ ピー行為に対し、 プログラムの実行を不能とするために、 セキュ リティ コードが 使用されている。

即ち、 C D— R O Mにプログラムデータを格納する場合、 ディスクの外周領域 に、 セキュ リティ コー ドを記録している。 プログラム実行の際、 このセキユ リテ イ コードを読取り、 装置本体に保持している対応のセキュ リティ コー ドと比較を 行ない、 一致を確認した場合に、 プログラムの実行を可能と している。

かかる場合、 セキュ リティ コードを記録している C D— R O Mの外周辺領域を 切り出し、 違法コピーしたプログラムを格納する他の C D— R O Mのプログラム 記憶領域部分と結合して、 改ざんした C D— R 0 Mを得る等の不法行為が生じる 可能性がある。

しかし、 この場合、 違法行為による改ざんした C D— R O Mであっても、 セキ ユ リティ コードを有していることになるので、 違法コピーしたプログラムの実行 が論理的に可能となる。 発明の概要

したがって、 上記の諸点に鑑み、 本発明の目的は、 記憶容量を大き く した光デ ィ スク型記録媒体を提供することにある。

本発明の更なる 目的は、 改ざんを困難と し、 セキュ リティ の確実性を高めた光 ディスク型記録媒体を提供するこ とにある。

上記本発明の課題を解決する光ディ スク型記録媒体は、 半径方向に、 複数の物 理フォーマツ ト領域を有し、 少な く とも最内周の物理フォーマツ ト領域の物理フ ォ一マツ ト に対し、 他の物理フォーマツ ト領域の物理フォーマツ トを異なるもの と している。

一の形態と して、 前記物理フォーマッ トは、 記録密度であり、 最内周の物理フ ォ一マッ ト領域の記録密度を単密度と し、 他の物理フォーマッ ト領域は、 これよ り大きい記録密度を有するものである。

さ らに、 一の形態と して、 前記において、 最内周の物理フォーマッ ト領域と、 最外周の物理フォーマツ ト領域の間に存在する第 3の物理フォーマツ ト領域にセ キユ リティデータが記録されている。

さ らに、 具体的態様と して、 前記第 3の物理ファーマッ ト領域に記録されてい るセキュ リティ データは、 最内周の物理フォーマッ ト領域の記録デ一夕 と、 最外 周の物理フォーマツ ト領域の記録データ とに関連付けられている。 また、 別の具体的形態と して、 前記第 3の物理ファーマッ ト領域に記録されて いるセキュ リティデータは、 最外周の物理フォーマツ ト領域に記録されるプログ ラムのタイ トル毎に異なる内容を有する。

更にまた、 別の形態と して、 前記第 3の物理フ ォーマッ ト領域を、 前記最内周 の物理フォーマツ ト領域に隣接して有し、 該最内周の物理フ ォーマツ ト領域に、 他の物理フォーマッ ト領域にアクセスするための ト ラック情報を暗号化して記録 し、 この暗号化を解く鍵情報を、 前記第 3 の物理フォーマッ ト領域に記録してい る。

さ らにまた、 別の形態と して、 前記複数の物理フォーマッ ト領域のうち、 最内 周の物理フォーマツ ト領域を除く少な く とも 1 つの物理フォーマツ ト領域が書き 込み、 読み出し可能の記録領域である。

この形態に対し、 具体例と して、 前記書き込み、 読み出 し可能の記録領域は、 光磁気記憶メモ リ媒体で構成される。

さ らに、 本発明の態様と して、 それそれ異なる記録密度の第 1 の記録領域と、 第 2の記録領域と、 第 1 の記録領域と、 第 2の記録領域との間にある第 3の記録 領域を有する。 そして、 前記第 1 の記録領域と、 第 2の記録領域が固定線速度で 記録され、 前記第 3の記録領域が固定角速度で記録される。

上記態様に対し、 一の形態と して、 前記第 2の記録領域は、 半径方向の最外周 に配置され、 且つ第 2の記録領域の少な く とも最外周領域にプログラムデータが 記録されている。

また、 別の形態では、 前記第 3の記録領域の半径方向の最外周 ト ラ ッ ク上のピ ッ ト長さと、 第 3の記録領域の半径方向の最内周 トラ ック上のピッ ト長さ力 そ れそれの読み取り時間が同じになる様に設定されている。

さ らにまた、 別の形態では、 前記第 1 の記録領域を半径方向の最内側に配置し 、 前記第 2の記録領域を半径方向の最外側に配置し、 且つ第 2の記録領域の記録 密度は、 第 1 の記録領域の記録密度よ り大きいことを特徴とする。

また、 前記第 1 の記録領域と、 前記第 2の記録領域のそれぞれに同じセキユ リ ティ コードが記録されていることを特徴とする。

さ らに、 別の形態と して、 前記第 3の記録領域は、 複数の論理" 1 " のピッ ト で可視可能のパターンが形成されているこ とを特徴とする。

本発明の更なる課題及び、 特徴は、 以下の図面を参照して説明される発明の実 施の形態から明らかになる。

図面の簡単な説明

図 1 は本発明の一実施例と しての、 光デイ スク型記録媒体を示す図である。 図 2は本発明に従うディ スク型記録媒体と しての C D— R O Mをプログラム供 給媒体として用いた、 パーソナルコンピュータシステムあるいは、 ビデオゲーム 装置の概要図である。

図 3は C D _ R 0 M再生器 7の構成例ブロ ック図を示す図である。

図 4は本発明のディ スク型記録媒体を使用する動作例を説明するフローチヤ一 トである。

図 5は本発明によるセキュ リティ効果を説明する図である。

図 6は本発明の他の実施例と しての、 光ディ スク型記録媒体を示す図である。 図 7は更にセキュ リティ効果を高めるこ と及び、 高密度のデータ格納を考慮し た、 本発明の他の実施例を示す図である。

図 8は固定角速度 （ C A V ) の領域における最内側の トラ ック I L上のピッ ト

1 0 と、 最外側の ト ラ ック◦ L上のピッ ト 1 0 bを示す図である。

図 9は第 3の記録領域 V o 1 . 3 (領域 B ) に、 かかる固定角速度 （ C A V ) で記録されたピッ トによ り、 登録商標等のロゴマークを表示するセルを説明する 図である。

図 1 0は複数のセルによ り ロゴマークの構成する例を説明する図である。 図 1 1 は図 7の構成に基づく本発明のセキュ リティ チェックの動作フ ローであ る。

図 1 2は単密度記憶領域のみを有する C D— R O Mを説明する図である。

発明の実施の形態の説明

以下本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。 なお、 図において、 同一 又は、 類似のものには同一の参照番号又は、 参照記号を付して説明する。

また、 以下の実施の形態の説明において、 C D— R O Mを例と して説明するが 、 本発明は、 これには限定されず、 光ディ スク型の記録媒体全般に適用が可能で ある。

ここで、 本発明の実施例の説明に先立って、 本発明の特徴の理解のために、 光 ディスク型の記録媒体について説明する。 光ディ スク型の記録媒体と して、 読取 り専用型、 追記可能 （ 1 回書込み可能） 型及び、 書き換え可能型とがある。

いずれも、 ポリ カーボネート等を材料と して基板を形成し、 この基板に反射層 と して A 1 を成膜している。 読取り専用型の C D— R 0 Mでは、 デジタルデータ の" 1 " 、 " 0 " に したがって、 この A 1層にレーザビームを照射して、 形態変 化させて、 その反射率を変えている。 これによ り、 C D— R O Mへのデジタルデ —夕の固定書込みが行われる。

一方、 追記可能型では、 上記反射層と しての A 1層の前面に、 色素の層を形成 し、 レーザビームで、 色素の分解と基板の変形を起こ し、 書込みを行なう。 した がって、 1 回のみ書込みが可能であり、 C D — R、 D V D— R等がある。

また、 書き換え可能型と して、 希土類遷移金属よ り成る磁気記録層を有し、 こ れにレ一ザ光と、 外部磁場によ り記録を行なう光磁気 （M O ) 型がある。 更に、 反射層と しての A 1層の前面に、 T e合金等の材料を使用して、 膜を形成し、 こ れにレーザスポッ ト光を照射して、 非結晶質層から結晶質層に変化させる相変化 ( P D ) 型がある。

上記いずれの光ディ スク型の記録媒 ί本においても、 読み出しは、 レーザ光を照 射して行なう。 書込みが行われている ビッ ト と、 書込みが行われていないビッ ト の反射率の相違、 あるいは反射光の偏光によ り、 ビッ ト " 1 " 、 " 0 " を読み取 る。

本発明は、 記憶容量を大き く する点においては、 上記読取り専用型、 追記可能 型、 書き換え可能型のいずれの型の光ディ スク型記録媒体も対象とな り、 セキュ リティ を高める点においては、 特に、 上記の読取り専用型と、 追記可能型が対象 となる。

図 1 2は、 上記 C D— R O Mを説明する図であ り、 直径 1 2 c mのディスク形 状を成し、 上記のように、 ポリカーボネー トの基板に、 A 1層が成膜されている o 記録されるデ一タフォ一マッ ト と して、 T 0 C (Tab l e Of Contents)には、 ディスク内のデ一夕の配置情報が記録されている。 さ らに、 外側に向かって複数 のポリ ュ一ムが記録される。

図 1 2の例では、 ゲームプログラムを想定し、 2つのボリ ューム V 0 1. 1 , 2を有し、 それそれにゲームプログラムデータ と、 このプログラムに関連する音 声デ一夕が、 記憶されている。

読取りは、 ディ スクの最内周から行われ、 先ず T◦ C情報①が読み込まれる。 この T 0 C情報①には、 ディ スク内のデータの配置位置情報等が含まれている。 したがって、 この配置情報によ り、 必要なプログラムのデジタルデータ②④の配 置位置 （ア ドレス） にアクセスが行われ、 プログラムデ一夕が読み出される。 読み出されたプログラムデータは、 図示しないビデオゲーム装置本体の C P U により実行される。 この際、 同様に T 0 C情報に基づき、 音声データ③⑤の記録 位置にアクセス して、 音声デ一夕が読み込まれる。 したがって、 読み込まれた音 声デ一夕は、 プログラムの実行に同期して、 例えば B GMと して音声表示される こ とが可能である。

ここで、 図 1 2に示す C D— R OMの物理フォーマツ 卜の定義の一つと して、 記録密度がある。 先に言及したように、 一般に使用される C D— R OMは、 6 5 O MB y t eのデ一夕記憶容量を有する。

したがって、 1 2 c mのディ スクに対し、 6 5 0 MB y t eのデータ容量の記 憶を行なう時の記録密度を、 本発明において、 通常密度あるいは、 単密度と定義 する。

すなわち、 これまでの図 1 2の C D— R OMディ スクにおいては、 全領域にお いて、 単密度でデータの記憶が行われている。

図 1は、 図 1 2 と対比されるべき、 本発明の一実施例と しての、 光ディスク型 記録媒体を示す図である。

図 1に示す、 光ディ スク型記録媒体は、 基本的構造と して従来の C D— R 0 M と同様であり、 ポリ カーボネー トを基板と し、 反射層と して、 A 1膜が形成され ている。

図 1 2 と異なるのは、 複数の異なる物理フォーマッ トを有する点である。 即ち

、 図 1の実施例では、 2種類の記録密度、 1つは単密度の記録領域、 他は、 それ よ り大きい、 実施例と して倍の密度の記録領域を有する。

単密度の記録領域 V o l . 1には、 T O C①とデータ （プログラムデ一夕②、 音声データ③） が記憶される。 倍密度の領域 V o 1. 2には、 デ一夕 （プログラ ムデータ④、 音声デ一タ⑤） が記録され、 同様に倍密度の領域 V o 1. 3には、 セキュ リティ コード⑥が記憶される。

実施例と して、 単密度の記録領域 V o 1. 1は、 3 5 M B y t eの記憶容量を 有し、 倍密度の領域 V o l . 2 , 3は、 合計で 1 G B y t eの記憶容量を有する ここで、 記録密度は、 フォーマッ ト構成や変調方式などの信号処理、 あるいは 、 レーザ光の波長に基づ く ビ一ムスポッ トサイズ等によ り異なら しめるこ とが可 能である。

さ らに、 上記セキユ リティ コ一ド⑥は、 倍密度領域 V o 1. 3に記録され、 同 様に倍密度領域 V o l . 2に記録されているデータ （プログラムデ一タ④、 音声 データ⑤） の内側に、 配置されている。

即ち、 本発明において、 セキュ リティ コ一 ド⑥が記録される領域 V o 1. 3を 、 光ディスク記録媒体の外周領域ではなく、 T 0 C領域を含む単密度記録領域 V o 1. 1 と倍密度のデ一夕記録領域 （プログラムデ一夕④、 音声データ⑤） V o 1. 2の間に配置している。

これによ り、 セキュ リティ コー ド Φが記録される領域 V o 1. 3をディスクか ら切り取り、 違法にコピーしたプログラムを記憶するディスク部分と合体させて 、 改ざんしたディスク型記録媒体を得るこ とは、 容易でな く なる。

図 2は、 本発明に従うディ スク型記録媒体と しての C D— R OMをプログラム 供給媒体と して用いた、 パーソナルコンピュータシステムあるいは、 ビデオゲー ム装置の概要図である。

バス 8を通して、 C P U 1 , ブー ト R OM 2、 メイ ンメモリ 3、 入力パッ ド 4 、 表示装置 5、 スピーカ 6、 更に、 本発明に従うディスク型記録媒体と しての C D— R OMを搭載した、 C D— R 0 M再生器 7が接続される。

C D— R 0 M再生器 7の構成例ブロ ック図が、 図 3に示される。 図 3において

、 本発明に従うディ スク型記録媒体と しての C D— R OM 3 0の所定の記録位置 に、 読取りヘッ ド 3 1をアクセスするために、 スピン ドルモータ 3 2による回転 と、 読取りヘッ ド 3 1の半径方向の移動がサ一ボ制御される。

スピン ドルモ一夕 3 2の回転と、 読取りヘッ ド 3 1の半径方向の移動のサ一ボ 制御は、 サ一ボ制御回路 3 3によ り行われる。 読取取りヘッ ド 3 1で読み取られ た信号は、 前置増幅器 3 4によ り増幅されて、 サ一ボ制御回路 3 3 と D S P (デ ジタルシグナルプロセッサ） 3 5に入力される。

前置増幅器 3 4からサ一ボ制御回路 3 3には、 フォーカス信号、 トラ ッキング 信号が送られる。 これらの信号に基づき、 サ一ボ制御回路 3 3は、 読取りヘッ ド 3 1のレーザ光の焦点制御及び、 トラ ッキング軌道の修正を制御する。

前置増幅器 3 4から D S P 3 5には、 読取られたデータ信号が入力される。 読 取られたデ一夕信号は、 E FM(Eight to Fourteen Modul at i on)等の変調信号で ある。 したがって、 D S P 3 5は、 読み取られた信号をベースバン ド信号に変換 する処理を行なう。

変換されたベースバン ド信号は、 D S P 3 5から、 データデコーダ回路 3 6に 送られる。 さ らに、 D S P 3 5で同期信号を再生し、 サ一ボ制御回路 3 3にこれ を送り、 スピン ドルモータ 3 2の回転を一定にすべく制御する。

データデコー ド回路 3 6は、 図示しないマイコ ン、 メモ リ及び、 イ ンタフ エ一 ス回路で構成され、 D S P 3 5から送られたベースバン ド信号を復号する。 復号 された音声信号は、 D / A変換回路 3 7によ り音声信号に変換されてス ピーカ 3 8に音声表示される。

本発明の実施例において、 データデコー ド回路 3 6は、 単密度領域 V o l . 1 の T 0 C①から読み込んだデータ位置情報をマイ クロコン ト ロ一ラ 3 9に送る。 マイ クロコン ト ローラ 3 9は、 従って、 領域 V o l . 1の所定のデ一夕をァクセ ス制御する様に、 サーボ制御回路 3 3にコマン ドを送る。

また、 データデコー ド回路 3 6は、 単密度領域 V o 1. 1に記録される所定の データから得られる高密度領域の実施例と しての倍密度領域 V o 1. 2 , 3の物 理フォ一マッ ト情報即ち、 記録密度情報に従って、 倍密度領域 V o l . 2， 3の 記録データを読み込む。 このために、 データデコー ド回路 3 6からの情報に従つ て、 スピン ドルモータ 3 2の回転速度及び、 読取りヘッ ド 3 1の移動ピッチを制 御するためのコマン ドがマイ クロコン ト ロ一ラ 3 9から制御回路 3 3に送られる 更にまた、 データデコー ド回路 3 6は、 読み込んだデ一夕を装置本体 4 1の C P U 1 (図 1参照） に転送する必要のある場合は、 マイ クロコン トローラ 3 9の 制御によりバス 4 0を通して、 送り出す。

上記の説明から、 本発明に従って、 C D— R OM再生器 7は、 単密度領域 V o 1. 1に記録される所定のデ一夕によ り得られる、 倍密度領域 V o l . 2 , 3の 物理フ ォーマツ 卜の情報にしたがって、 スピン ドルモータ 3 2の回転速度及び、 読取りへッ ド 3 1の移動ピッチを倍密度に制御する機能を有する点に特徴を有す る。 その他の機能は、 基本的に従来の単密度ディ スクを再生する再生器の構成と 異ならない。

図 2に戻り、 且つ図 4の動作フローを参照して、 本発明のディ スク型記録媒体 を使用する動作例を説明する。

図 2において、 装置の図示しない電源が投入される と、 R OM 2に記憶されて いるプログラムによ り C P U 1が立ち上がり、 C P U 1は、 C D— R OM再生器 7に搭載されている図 1 に示す C D— R OM 3 0をアクセスする。

C D— R OM再生器 7のマイ ク ロコ ン ト ローラ 3 9 (図 3参照） によ り、 C D 一 R〇 M 3 0の最内側から読み取りが開始される。 即ち、 単密度領域 V o 1. 1 の T 0 Cが読み込まれる。 単密度領域 V o 1 . 1 には、 プログラムデ一タ 及び 音声データ③が記録されている。

したがって、 C D— R 0 M再生器 7は、 単密度記録に したがって、 これらのプ ログラムデ一夕②及び音声データ③を読み取り、 C P U 1は、 このプログラムデ —夕②を実行する と共に、 音声デ一夕③をスピーカ 6に再生表示する。

プログラムデータ②の実行によ り、 倍密度領域 V o 1. 2に記録されているプ ログラムデ一夕④の予告、 概要紹介等を行わせるこ とが可能である。

また、 単密度領域 V o 1. 1 における、 プログラムデータ②には、 倍密度領域

V o l . 2 , 3の物理フ ォ一マッ ト情報と、 倍密度領域 V o 1. 2に記録されて いるプログラムデ一タ④及び、 音声データ⑤へアクセスするための暗号化された 位置情報 （ア ド レス） が記録されている。 したがって、 単密度領域 V ο 1. 1に表示されている、 かかる倍密度領域 V o 1. 2 , 3の物理フォ一マッ ト情報及び、 ァ ドレス情報を得ることによ り、 倍密 度領域 V o l . 2 , 3へのアクセスが可能である （ステップ S l ) 。

次いで、 倍密度領域 V o 1. 3のセキュ リティ コー ドが読み取られる。 更に、 倍密度領域 V o l . 3に表示される、 暗号解読キーを読みと り、 前記倍密度領域 V o l . 2の位置情報 （ア ド レス） を解読する （ステップ S 2 ) 。

ここで、 読み取られたセキュ リティ コードによ り、 セキュ リティチェックが行 われる （ステップ S 3 ) 。 このセキュ リティチェックは、 簡易であれば、 装置本 体の R 0M 2 (図 2参照） に記憶されているセキュ リティ コードと比較が行われ る。 一致すれば、 C D— R OM 3 0は、 真正なものと して、 以降のプログラムに 実行が可能である。

即ち、 上記解読された、 倍密度領域 V o 1 . 2の位置情報 （ア ドレス） に基ず き、 デジタルデータ④を読み出し （ステップ S 4 ) 、 音声データ⑤が読み出され る （ステップ S 5 ) 。

以上説明した様に、 高密度の記録領域を単密度領域に加えて用意することによ り、 本発明に従う、 光ディ スク型記憶媒体における記憶容量を大き く することが 可能である。 次に、 本発明によるセキュ リティ効果について、 図 5によ り説明す る。

図 5において、 A ： L E V E L Uま、 通常のフォーマッ ト即ち、 単密度の領域 のみをコピ一された場合である。 複数の異なる記録密度を有するデ一夕を全てコ ピーするためには、 複数の異なる記録密度に該当するコピー機能装置が必要であ る。

しかるに、 現実的には、 従来の単密度に対応するコピー機能装置のみである場 合は、 図 5に示すように、 当然に単記録密度のフォーマ ッ ト領域 V o 1. 1のみ がコピーされる。 かかる場合は、 V o l . 3のセキュ リティ コー ド及び、 実質的 なプログラムを記憶する倍密度領域 V o 1. 2は、 コピーされない。

B ： L E V E L 1では、 異なる種類の C D— R OMから単密度領域 V o l . 1 及び、 倍密度領域 V o l . 2が別個にコピーされた場合、 記憶データ②、 、 ④

、 ⑤に対応するセキュ リティ コー ド⑥がなければ、 これらを再生できない。 即ち、 セキュイティ コー ド⑥を記憶データ②、 ③、 ④、 ⑤に関連付けておく こ とによ り、 セキュイティコ一 ド⑥に対するセキュ リティ ツチエックは、 関連する 記憶領域②、 ③、 ④、 ⑤に対して、 有効である。 したがって、 記憶領域 V o l . 3のセキュイティコ一ド⑥がなければ、 記憶領域②、 ③、 ④、 ⑤へのアクセスは 、 不可能である。

C ： L E V E L 3では、 CD— R OMの全ての領域がコ ピーされた場合である 。 この場合は、 セキュ リティの効果は、 消失される。 しかし、 先に延べたように 、 本発明では、 複数の異なる物理フォーマッ ト、 例えば、 異なる記録密度領域を 有する。 これによ り、 C D— R OMの全ての領域のコピーの機会に制約を与える こ とが可能である。

図 6は、 本発明の更に別の実施例である。 この実施例は、 図 1の構成に対し、 更に RAM領域 V o l . 4を設けているこ とに特徴を有する。 この R AM領域 V o 1. 4は、 先に説明した光磁気ディ スク （MO) の原理によ り構成可能である 。 RAM領域 V o l . 4にゲーム過程で生成されたキャラクタデータ等を保管し て置く等に利用が可能である。 図 6の他の構成は、 図 1に関し、 説明したと同様 であるので省略する。

ここで、 上記実施例の説明において、 専ら C D— R OMにおいて、 単密度記憶 領域とそれよ り大きい記録密度の領域を有する場合について、 説明した。 しかし 、 本発明は、 かかる実施例に限定されない。 先に説明したように、 本発明は、 C D— R OM以外の光ディ スク型記録媒体にも適用可能である。 さ らに、 単密度と 倍密度の組み合わせを説明したが、 本発明は、 倍密度に限定されず、 単密度に対 し、 よ り、 高密度での記録密度の記録領域と組みあわせるこ とも可能である。 図 7は、 更にセキュ リティ効果を高めるこ と及び、 高密度のデータ格納を考慮 した、 本発明の他の実施例を示す図である。

図 7において、 光ディスク記録媒体が、 3つの記録領域 V o l . 1、 2及び、 3を有することは、 図 1の実施例の光ディ スク記録媒体と同様である。 詳細には 、 単密度の記憶領域 V o l . 1 (領域 A) の最内周部と最外周部のそれそれに、 リー ドイ ン、 リー ドアウ ト部があ り、 単密度の記憶領域 V o 1. 1の区別を認識 可能と している。 同様に、 高密度の、 実施例と して倍密度である記憶領域 V o 1. 2 (領域 C) の区別を認識可能とすべく、 記憶領域 V o l . 2の最内周部及び、 最外周部のそ れそれに、 リ一 ドイ ン、 リー ドアウ ト部がある。 また、 記憶領域 V o 1. 2の T O C部は、 プログラムデ一夕中にある。

ここで、 図 1の実施例では、 倍密度である記憶領域 V o 1. 2は、 プログラム データ④及び、 音声データ⑤を、 プログラムデータ④が内側となるように格納し ている。

今、 図 1の実施例おける、 3つの領域 V o l . 1〜 3のいずれも光ディ スク記 録媒体が一定の角速度で回転し、 且つ単位デ一夕の物理的記録長 （単位ピッ ト長 ) が一定である固定線速度 （ C L V ： Constant Line Velocity) で記録が行われ ている と想定する。 かかる場合、 光ディ スク記録媒体の外周に行く程、 多くの単 位データ数 （ピッ ト数） を記録するこ とが可能である。

したがって、 本発明の実施例と して、 図 7では、 図 7 ( a ) 、 図 7 ( b ) に示 すようにデ一夕即ち、 プログラムデータを外周側に記録するようにしている。 こ れによ り、 よ り多く のプログラムデータを記録格納することが出来る。

すなわち、 図 7 ( a ) は、 音声デ一夕をプログラムデ一夕の間に記録する例を 示している。 図 7 ( b ) では、 プログラムデ一夕のみを倍密度領域 V o l . 2 ( 領域 C ) に格納する例である。

図 7 ( a) 、 図 7 ( b ) ともにプログラムデータを記録する領域を、 上記の理 由によ り光ディ スク型記録媒体の外周部に有し、 よ り多くのプログラムデータ量 を格納することが可能である。 また、 ディ スク型記録媒体の回転角速度を一定と する場合は、 外周に行く程高速の読取りが可能である。

さ らに、 図 7の実施例において、 第 3の領域 V o 1. 3 (領域 B ) は、 固定角 速度 （ C A V ： Constant Angle Velocity)で、 所定の商標等のロゴパターンが記 録されている。 実施例と して登録商標 「S E GA」 が可視表示されている。

かかる所定の商標等のロゴパターンを可視記録し、 セキュ リティ チェ ックの際 にこれを読出し、 所定のパターンと比較するこ とは、 本出願人が先に提案してい る （日本国特許第 5 8 7 , 0 1 0号） 。

すなわち、 上記特許によ り説明されているように、 所定の商標等のロゴパター ンは、 複数のピッ ト を該当のパターンになるように、 配列して構成することによ り、 可視可能である。

したがって、 ロゴパターンが商標である場合は、 該当の商標が可視表示されて いなければ、 真正なプログラムを格納した光ディスク型記録媒体でないこ とが外 観から容易に判断可能である。

あるいは、 ロゴパターンである商標が可視表示されているが、 プログラムが格 納された該当の光ディスク型記録媒体が正規のライセンスを受けたものでない場 合は、 商標権の侵害を構成することになる。 かかる形態によ り、 プログラムの不 正コピー行為を牽制することが可能である。

本願発明に従う光ディスク型記録媒体は、 更にかかる第 3の領域 V ο 1. 3に 、 セキリティチェックのために設けられる商標等のロゴマークを容易に形成出来 ないようにした構成を特徴とする。

本願発明の特徴によ り、 異なる記録密度の記録領域間、 実施例と して単密度の 記録領域 V o l . 1 (領域 A) と、 倍密度の記録領域 V o l . 2 (領域 C ) の間 に第 3の記録領域 V o l . 3 (領域 B ) を設けている。

そ して、 この第 3の記録領域 V o l . 3 (領域 B ) に固定角速度 （ CAV : Co nstant Angle Velocity)によ り、 所定の商標等の口ゴパターンがセキュ リティチ エックパターンと して、 記録されている。

ここで、 固定角速度 （ C AV ： Constant Angle Velocity)を、 固定線速度 （ C L V ： Constant Line Velocity) と比較する。 固定線速度 （ C L V ) では、 先に 説明したように単位ピッ ト長を固定し、 したがって、 光ディスク型記録媒体の外 周に行く程、 記録されているピッ ト数を多 く することが可能である。

一方、 固定角速度 （ C AV) では、 先に説明したように単位ピッ ト長を光ディ スク型記録媒体の外周に行く程、 長く している。 例えば、 固定角速度 （ C AV) の領域において、 光ディスク型記録媒体の半径方向の最外側の ト ラ ック上のピッ ト を読み取る時間と、 最内側の ト ラック上のピッ トを読み取る時間が同じになる ように、 ピッ ト長を変えている。

図 8は、 かかる固定角速度 （ C A V) の領域における最内側の トラ ック I L上 のピッ ト 1 0と、 最外側の トラ ック 0 L上のピッ ト 1 0 bを示している。 ピッ ト 1 0 とピッ ト 1 0 bは、 ピッ ト長さが異なるが、 光ディ スク形記録媒体の回転角 速度が一定である場合、 これらを読み取る時間が同じとなるようにそれそれのピ ッ ト長が設定されている。

図 9は、 第 3の記録領域 V o 1 . 3 (領域 B ) に、 かかる固定角速度 （ C A V ) で記録されたピッ トによ り、 登録商標等のロゴマークを表示するセルを説明す る図である。

図 9において、 複数のピッ ト 1 0の集合により、 図 1 0 において説明するよう に、 複数のセルでロゴマ一クを形成する際の、 1セル 1 0 0 を構成している。 さらに、 図 9において、 ピッ ト 1 0は、 論理" 1 " を示し、 ピッ ト 1 1は、 論 理" 0 " を示している。 また、 論理" 1 " のピッ ト 1 0は拡大され、 図形 1 0 1 と して示され、 論理" 0 " のピッ ト 1 1は拡大され、 図形 1 1 1 と して示されて いる。 論理" 0 " のピッ ト 1 0は、 図形 1 1 1 から理解出来るように、 不連続の ピッ トで表される。

かかる図 9 に示す論理" 1 " のピッ ト 1 0 を複数集合して 1セルを構成する。 さ らに、 複数のセルによ り商標等のロゴマークが構成される。 図 1 0は、 図 7 に おいて、 第 3の領域 V o 1 . 3 に実施例と して表示される登録商標 「 S E G A」 を構成する文字 「 S」 を例にして、 複数のセルによ り ロゴマークの構成する例を 説明する図である。

図 1 0 において、 実施例と して、 1 つのセル 1 0 0 を、 9つの論理" 1 " のピ ッ ト 1 0の集合で構成している。 さらに、 複数のセル 1 0 0 を文字パターンに対 応して配置形成することによ り、 図 1 0では、 文字 「 S」 が表示される。

なお、 図 1 0において、 文字 「 S」 は、 複数の トラ ックに跨がる複数のセル従 つて、 複数のピッ トによ り構成される。 この為に、 複数のピッ トのうち、 光ディ スク型記録媒体の半径方向の内側の トラ ック上に配置されるピッ ト と、 外側の ト ラ ック上に配置されるピッ トが存在する。

この場合、 各ピッ トの読取速度を一定とするために、 固定角速度 （ C A V ) で 記録される第 3の領域 V o l . 3 (領域 B ) において、 これら異なる トラ ック上 のピッ トは、 光ディ スク型記録媒体の半径方向の外側の トラ ックにある程、 その ピッ ト長さが、 長く なるように設定するようにしてもよい。 図 1 1は、 図 7の構成に基づく本発明のセキュ リティチェックの動作フローで ある。 図 1 1の動作フローは、 図 3の C D— R OM再生装置 7における、 データ デコーダ 3 6に備えられる。 図示しないメモリ に格納される制御プログラムを同 様に図示しない C P Uが実行することによ り実現される。

図 1 1 において、 C D— R 0 M再生装置 7の電源投入あるいは、 プログラムの 読取指令により起動されると、 C D— R OMの最内側の トラ ックから読取が開始 される。

したがって、 単密度の記録領域 V o l . 1の T 0 C情報が先ず読み込まれる （ ステップ S 1 0 ) 。 この T O C情報の記録領域を第 1の領域と して、 ここにセキ ユ リティ コードの実施例と して、 登録商標 「 S E G A」 及び、 製品番号、 製品コ — ド等のメディ ア識別情報が記録されている。

真正なプログラムを格納した光デイ スク型記録媒体であれば、 上記の登録商標 「S E GA」 を読み取り可能である。 一方、 不正コピーされたプログラムを格納 した光ディ スク型記録媒体あるいは異なる用途を目的と して作製された光デイ ス ク型記録媒体であれば、 登録商標 「S E GA」 は、 読み取り不能である。

したがって、 登録商標 「 S E G A」 を読み取り可能であるか否かを判断し （ス テツプ S 1 1 ) 、 読み取り不能であれば処理は、 その時点で終了する （ステップ S 2 0 ) o

一方、 第 1の領域に記録されている製品コー ドを読み取り可能であれば、 これ を読取り図 3の C D— R OM再生機 7のデータデコーダ 3 6内の図示しないメモ リ に保存する （ステップ S 1 2 ) 。

ついで、 固定角速度 （ C AV) で記録されたセキュ リティパターン記録領域で ある、 第 3の領域 V o l . 3の存在の有無を検知する （ステップ S 1 3 ) 。 先に 図 8において、 説明したように、 第 3の領域 V o l . 3の最内側と、 最外側の ト ラ ック上の特定領域のピッ ト 1 0、 1 0 bの長さを変え、 これらの読取時間が同 じになるように している。

したがって、 第 3の領域 V o l . 3 (領域 B ) の存在の有無の検知は、 第 3の 領域 V o l . 3 (領域 B ) の最内側と、 最外側の ト ラック上の特定領域のピッ ト

1 0、 1 0 bの読取時間を比較することによ り行われる。 比較の結果、 読取時間 が同じであれば、 固定角速度 （ C AV) で記録された第 3の領域 V o l . 3 (領 域 B ) が存在すると判断出来る。

ついで、 第 3の領域 V o l . 3 (領域 B) が存在すると判断した時は、 この領 域に記録されているセキュ リティチェックパターンのロゴマークを読み取る。 そ して、 これを、 C D— R OM再生機 7のデコーダ 3 6にある図示しないメモリ に 予め格納してあるパターンデ一夕 と比較する （ステップ S 1 4 ) 。

比較の結果一致すれば、 第 3の領域 V o l . 3 (領域 B ) のセキュ リティパ夕 ーンのチェックに成功したことになる。

セキュ リティチェヅクパターンのチェックに成功した場合は、 実施例と して倍 密度で記録されている第 2の領域 V o 1. 2 (領域 C) の、 リー ドイ ン領域に記 録されているセキュ リティ コー ドと しての製品コー ドの記録の有無を検知し、 記 録されている場合はこれを読み込む （ステップ S 1 5 ) 。

そ して、 先に第 1の領域から読込みメモリ に保持してある製品コード と、 第 2 の領域から読み込んだ製品コード とを比較する （ステップ S 1 6 ) 。 この比較に よ り、 一致する場合は、 セキュ リティ テエ ックをク リアしたことになる。

上記ステップ S 1 3〜 S 1 6までの判断及び、 比較において、 否定判断の場合 は、 C D— R 0 M再生機 7が接続される本体装置 4 1 に、 警報通知を行う （ステ ップ 2 1 ) 。 本体装置 4 1は、 警報通知を受け、 セキュ リティチェックによ り プ ログラムが真正なものでないことを出力表示する。

ステップ 1 6において、 比較が一致する場合は、 本体装置 4 1に C D— R 0 M 再生機 7において、 読取可の状態にあるこ とを通知する （ステップ 1 7 ) 。 これ によ り、 本体装置 4 1から C D— R OM再生機 7にコマン ドを送信し、 本体装置 4 1からの読取制御を可に設定する （ステップ 1 9 ) 。

このように、 図 1 0に従う本発明の実施例においては、 セキュ リティ コー ドを 異なる記録密度の第 1の領域と、 第 2の領域に記録格納している。 そ して、 これ らを読取り比較し、 一致の有無によ り、 プログラムの真正を判断している。 したがって、 光ディ スク型記録媒体を改造して、 セキュ リティチヱックをク リ ァすることを困難にすることが可能である。

なお、 図 7の実施例において、 第 1、 第 2の領域に記録されるセキュ リティ コ — ドと しての製品コー ドは、 先の実施例の場合と同様にプログラムのタイ トル每 に、 あるいは光ディ スク記録媒体毎に異なるものとすることによ り更にセキユ リ ティ を高めることが出来る。

また、 本発明の実施例において、 異なる記録密度の第 1 、 第 2の領域の間に固 定角速度 （ C A V ) による第 3の記録領域を設けている。 この第 3の記録領域に 可視可能に、 商標等のパターンを形成する。 そ して、 このパターンの予め登録さ れてあるパターンと比較することによ り更に、 セキュ リティチェックを行うこと が出来る。 これによ り、 更に高度にプログラムの不正コピー、 及び改ざんを防止 することが可能である。

産業上の利用可能性

以上実施例に従って、 説明したように、 本発明によ り、 記憶容量を大き く した 光ディ スク型記録媒体の提供と、 改ざんを困難と し、 セキュ リティの確実性を高 めた光ディ スク型記録媒体が提供可能である。

Claims

請求の範囲

1 . 半径方向に、 複数の物理フォ一マッ ト領域を有し、

少なく とも最内周の物理フォ一マツ ト領域の物理フォ一マツ トに対し、 他の物 理フォ一マツ ト領域の物理フォーマツ トを異なるものと したことを特徴とする光 ディスク型記録媒体。

2 . 請求項 1 において、

前記物理フォーマッ トは、 記録密度であり、 最内周の物理フォーマッ ト領域の 記録密度を単密度と し、 他の物理フォ一マッ ト領域は、 該単密度よ り大きい記録 密度を有するものであることを特徴とする光ディスク型記録媒体。

3 . 請求項 1又は、 2において、

最内周の物理フォーマツ ト領域と、 最外周の物理フォーマツ ト領域の間に存在 する第 3の物理フォーマツ ト領域にセキュ リテイデ一夕が記録されていることを 特徴とする光ディスク型記録媒体。

4 . 請求項 3において、

前記第 3の物理フォ一マッ ト領域に記録されているセキユ リティデータは、 最 内周の物理フォーマツ ト領域の記録デ一夕 と、 最外周の物理フォ一マツ ト領域の 記録デ一夕 とに関連付けられていることを特徴とする光ディ スク型記録媒体。

5 . 請求項 3 において、

前記第 3の物理フォーマツ ト領域を、 前記最内周の物理フォーマツ ト領域に隣 接して有し、 該最内周の物理フォーマッ ト領域に、 他の物理フォーマッ ト領域に アクセスするための トラ ック情報を暗号化して記録し、

該暗号化を解く鍵情報を、 前記第 3の物理フォーマツ ト領域に記録しているこ とを特徴とする光ディ スク型記録媒体。

6 . 請求項 1 又は、 2 において、

前記複数の物理フォーマツ ト領域のうち、 最内周の物理フォーマツ ト領域を除 く少な く とも 1 つの物理フォーマツ ト領域が書き込み、 読み出し可能の記録領域 であることを特徴とする光デイスク型記録媒体。

7 . 請求項 6 において、

前記書き込み、 読み出し可能の記録領域は、 光磁気記憶メモ リ媒体で構成され ることを特徵とする光ディスク型記録媒体。

8 . それそれ異なる記録密度の第 1の記録領域と、 第 2の記録領域と、

該第 1 の記録領域と、 第 2の記録領域との間にある第 3の記録領域を有し、 該第 1 の記録領域と、 第 2の記録領域が固定線速度で記録され、

該第 3の記録領域が固定角速度で記録されるこ とを特徴とする光ディ スク型記 録媒体。

9 . 請求項 8において、

前記第 2の記録領域は、 半径方向の最外周に配置され、 且つ該第 2の記録領域 の少なく とも最外周領域にプログラムデータが記録されていることを特徴とする 光ディ スク型記録媒体。

1 0 . 請求項 8 において、

前記第 3の記録領域の半径方向の最外周 ト ラック上のピッ ト長さ と、 該第 3の 記録領域の半径方向の最内周 トラ ック上のピッ ト長さが、 それぞれの読み取り時 間が同じになる様に設定されていることを特徴とする光ディ スク型記録媒体。

1 1 . 請求項 8において、

前記第 1 の記録領域を半径方向の最内側に配置し、 前記第 2の記録領域を半径 方向の最外側に配置し、 且つ第 2の記録領域の記録密度は、 該第 1 の記録領域の 記録密度よ り大きいことを特徴とする光ディスク型記録媒体。

1 2 . 請求項 8において、

前記第 1 の記録領域と、 前記第 2の記録領域のそれそれに同じセキュ リティコ — ドが記録されているこ とを特徴とする光ディ スク型記録媒体。

1 3 . 請求項 8において、

前記第 3の記録領域は、 複数の論理" 1 " のピッ トで可視可能のパターンが形 成されていることを特徴とする光ディ スク型記録媒体。

1 4 . 請求項 1 3 において、

前記可視可能のパターンを、 商標で構成するこ とを特徴とする光ディ スク型記 録媒体。