JPH11134813A - 光ディスク型記録媒体 - Google Patents
光ディスク型記録媒体Info
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- JPH11134813A JPH11134813A JP10232882A JP23288298A JPH11134813A JP H11134813 A JPH11134813 A JP H11134813A JP 10232882 A JP10232882 A JP 10232882A JP 23288298 A JP23288298 A JP 23288298A JP H11134813 A JPH11134813 A JP H11134813A
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- recording
- physical format
- optical disk
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- Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
- Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】記録容量を増大し、且つ記録されるプログラム
データに対するセキュリティ管理能力を高めた光ディス
ク型記録媒体を提供する。 【解決手段】それぞれ異なる記録密度の第1の記録領域
と、第2の記録領域と、前記第1の記録領域と、第2の
記録領域との間にある第3の記録領域を有する。そし
て、前記第1の記録領域と、第2の記録領域が固定線速
度で記録され、第3の記録領域が固定角速度で記録され
る。また、前記第2の記録領域は、半径方向の最外周に
配置され、且つ前記第2の記録領域の少なくとも最外周
領域にプログラムデータが記録されている。
データに対するセキュリティ管理能力を高めた光ディス
ク型記録媒体を提供する。 【解決手段】それぞれ異なる記録密度の第1の記録領域
と、第2の記録領域と、前記第1の記録領域と、第2の
記録領域との間にある第3の記録領域を有する。そし
て、前記第1の記録領域と、第2の記録領域が固定線速
度で記録され、第3の記録領域が固定角速度で記録され
る。また、前記第2の記録領域は、半径方向の最外周に
配置され、且つ前記第2の記録領域の少なくとも最外周
領域にプログラムデータが記録されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク型記録
媒体に関する。特に、記録容量を増大し、且つ記録され
るプログラムデータに対するセキュリティ管理能力を高
めた光ディスク型記録媒体に関する。
媒体に関する。特に、記録容量を増大し、且つ記録され
るプログラムデータに対するセキュリティ管理能力を高
めた光ディスク型記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】コンパクトディスクメモリ(CD−RO
M)を初めとする光ディスク型記録媒体が、広く普及し
ている。情報処理装置の二次記憶媒体としても、デジタ
ル信号を記録する光ディスク型記録媒体が使用されてい
る。
M)を初めとする光ディスク型記録媒体が、広く普及し
ている。情報処理装置の二次記憶媒体としても、デジタ
ル信号を記録する光ディスク型記録媒体が使用されてい
る。
【0003】さらに、CD−ROMは、ビデオゲーム装
置等において、実行されるゲームプログラムを記録し、
プログラムの販売メディアとして利用されている。ここ
で、一般に使用されるCD−ROMは、650MByt
eのデータ記憶容量を有する読取り専用メモリである。
置等において、実行されるゲームプログラムを記録し、
プログラムの販売メディアとして利用されている。ここ
で、一般に使用されるCD−ROMは、650MByt
eのデータ記憶容量を有する読取り専用メモリである。
【0004】一方、近年のCPU及び、画像処理周辺機
器の高速化に伴い、実行されるプログラムのサイズも大
きくなって来ている。このために、一枚のCD−ROM
の記録容量を超えるサイズのプログラムを格納する場合
は、複数毎のCD−ROMに跨って、格納することが必
要である。
器の高速化に伴い、実行されるプログラムのサイズも大
きくなって来ている。このために、一枚のCD−ROM
の記録容量を超えるサイズのプログラムを格納する場合
は、複数毎のCD−ROMに跨って、格納することが必
要である。
【0005】また、適当な圧縮技術により、大きなサイ
ズのプログラムデータを圧縮して、CDーROMに格納
することが行われる。
ズのプログラムデータを圧縮して、CDーROMに格納
することが行われる。
【0006】しかし、上記の状況において、1つのプロ
グラムを複数毎のCD−ROMに格納する場合は、効率
よくプログラムを実行するために、複数枚連装可能の再
生装置を必要とする。さらに、圧縮技術によりプログラ
ムデータを圧縮して格納する場合には、圧縮を解凍しな
がら、プログラムの読み出しを行なうことが必要とな
る。かかる場合は、CPUへの負担が大きくなる。
グラムを複数毎のCD−ROMに格納する場合は、効率
よくプログラムを実行するために、複数枚連装可能の再
生装置を必要とする。さらに、圧縮技術によりプログラ
ムデータを圧縮して格納する場合には、圧縮を解凍しな
がら、プログラムの読み出しを行なうことが必要とな
る。かかる場合は、CPUへの負担が大きくなる。
【0007】また、プログラムのセキュリティの面から
考察すると、違法なプログラムのコピー行為に対し、プ
ログラムの実行を不能とするために、セキュリティコー
ドが使用されている。
考察すると、違法なプログラムのコピー行為に対し、プ
ログラムの実行を不能とするために、セキュリティコー
ドが使用されている。
【0008】即ち、CD−ROMにプログラムデータを
格納する場合、ディスクの外周領域に、セキュリティコ
ードを記録している。プログラム実行の際、このセキュ
リティコードを読取り、装置本体に保持している対応の
セキュリティコードと比較を行ない、一致を確認した場
合に、プログラムの実行を可能としている。
格納する場合、ディスクの外周領域に、セキュリティコ
ードを記録している。プログラム実行の際、このセキュ
リティコードを読取り、装置本体に保持している対応の
セキュリティコードと比較を行ない、一致を確認した場
合に、プログラムの実行を可能としている。
【0009】かかる場合、セキュリティコードを記録し
ているCD−ROMの外周辺領域を切り出し、違法コピ
ーしたプログラムを格納する他のCD−ROMのプログ
ラム記憶領域部分と結合して、改ざんしたCD−ROM
を得る等の不法行為が生じる可能性がある。
ているCD−ROMの外周辺領域を切り出し、違法コピ
ーしたプログラムを格納する他のCD−ROMのプログ
ラム記憶領域部分と結合して、改ざんしたCD−ROM
を得る等の不法行為が生じる可能性がある。
【0010】しかし、この場合、違法行為による改ざん
したCD−ROMであっても、セキュリティコードを有
していることになるので、違法コピーしたプログラムの
実行が論理的に可能となる。
したCD−ROMであっても、セキュリティコードを有
していることになるので、違法コピーしたプログラムの
実行が論理的に可能となる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】したがって、上記の諸
点に鑑み、本発明の目的は、記憶容量を大きくした光デ
ィスク型記録媒体を提供することにある。
点に鑑み、本発明の目的は、記憶容量を大きくした光デ
ィスク型記録媒体を提供することにある。
【0012】本発明の更なる目的は、改ざんを困難と
し、セキュリティの確実性を高めた光ディスク型記録媒
体を提供することにある。
し、セキュリティの確実性を高めた光ディスク型記録媒
体を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記本発明の課題を解決
する光ディスク型記録媒体は、半径方向に、複数の物理
フォーマット領域を有し、少なくとも最内周の物理フォ
ーマット領域の物理フォーマットに対し、他の物理フォ
ーマット領域の物理フォーマットを異なるものとしてい
る。
する光ディスク型記録媒体は、半径方向に、複数の物理
フォーマット領域を有し、少なくとも最内周の物理フォ
ーマット領域の物理フォーマットに対し、他の物理フォ
ーマット領域の物理フォーマットを異なるものとしてい
る。
【0014】一の形態として、前記物理フォーマット
は、記録密度であり、最内周の物理フォーマット領域の
記録密度を単密度とし、他の物理フォーマット領域は、
これより大きい記録密度を有するものである。
は、記録密度であり、最内周の物理フォーマット領域の
記録密度を単密度とし、他の物理フォーマット領域は、
これより大きい記録密度を有するものである。
【0015】さらに、一の形態として、前記において、
最内周の物理フォーマット領域と、最外周の物理フォー
マット領域の間に存在する第3の物理フォーマット領域
にセキュリティデータが記録されている。
最内周の物理フォーマット領域と、最外周の物理フォー
マット領域の間に存在する第3の物理フォーマット領域
にセキュリティデータが記録されている。
【0016】さらに、具体的態様として、前記第3の物
理ファーマット領域に記録されているセキュリティデー
タは、最内周の物理フォーマット領域の記録データと、
最外周の物理フォーマット領域の記録データとに関連付
けられている。
理ファーマット領域に記録されているセキュリティデー
タは、最内周の物理フォーマット領域の記録データと、
最外周の物理フォーマット領域の記録データとに関連付
けられている。
【0017】また、別の具体的形態として、前記第3の
物理ファーマット領域に記録されているセキュリティデ
ータは、最外周の物理フォーマット領域に記録されるプ
ログラムのタイトル毎に異なる内容を有する。
物理ファーマット領域に記録されているセキュリティデ
ータは、最外周の物理フォーマット領域に記録されるプ
ログラムのタイトル毎に異なる内容を有する。
【0018】更にまた、別の形態として、前記第3の物
理フォーマット領域を、前記最内周の物理フォーマット
領域に隣接して有し、該最内周の物理フォーマット領域
に、他の物理フォーマット領域にアクセスするためのト
ラック情報を暗号化して記録し、この暗号化を解く鍵情
報を、前記第3の物理フォーマット領域に記録してい
る。
理フォーマット領域を、前記最内周の物理フォーマット
領域に隣接して有し、該最内周の物理フォーマット領域
に、他の物理フォーマット領域にアクセスするためのト
ラック情報を暗号化して記録し、この暗号化を解く鍵情
報を、前記第3の物理フォーマット領域に記録してい
る。
【0019】さらにまた、別の形態として、前記複数の
物理フォーマット領域のうち、最内周の物理フォーマッ
ト領域を除く少なくとも1つの物理フォーマット領域が
書き込み、読み出し可能の記録領域である。
物理フォーマット領域のうち、最内周の物理フォーマッ
ト領域を除く少なくとも1つの物理フォーマット領域が
書き込み、読み出し可能の記録領域である。
【0020】この形態に対し、具体例として、前記書き
込み、読み出し可能の記録領域は、光磁気記憶メモリ媒
体で構成される。
込み、読み出し可能の記録領域は、光磁気記憶メモリ媒
体で構成される。
【0021】さらに、本発明の態様として、それぞれ異
なる記録密度の第1の記録領域と、第2の記録領域と、
第1の記録領域と、第2の記録領域との間にある第3の
記録領域を有する。そして、前記第1の記録領域と、第
2の記録領域が固定線速度で記録され、前記第3の記録
領域が固定角速度で記録される。
なる記録密度の第1の記録領域と、第2の記録領域と、
第1の記録領域と、第2の記録領域との間にある第3の
記録領域を有する。そして、前記第1の記録領域と、第
2の記録領域が固定線速度で記録され、前記第3の記録
領域が固定角速度で記録される。
【0022】上記態様に対し、一の形態として、前記第
2の記録領域は、半径方向の最外周に配置され、且つ第
2の記録領域の少なくとも最外周領域にプログラムデー
タが記録されている。
2の記録領域は、半径方向の最外周に配置され、且つ第
2の記録領域の少なくとも最外周領域にプログラムデー
タが記録されている。
【0023】また、別の形態では、前記第3の記録領域
の半径方向の最外周トラック上のピット長さと、第3の
記録領域の半径方向の最内周トラック上のピット長さ
が、それぞれの読み取り時間が同じになる様に設定され
ている。
の半径方向の最外周トラック上のピット長さと、第3の
記録領域の半径方向の最内周トラック上のピット長さ
が、それぞれの読み取り時間が同じになる様に設定され
ている。
【0024】さらにまた、別の形態では、前記第1の記
録領域を半径方向の最内側に配置し、前記第2の記録領
域を半径方向の最外側に配置し、且つ第2の記録領域の
記録密度は、第1の記録領域の記録密度より大きいこと
を特徴とする。
録領域を半径方向の最内側に配置し、前記第2の記録領
域を半径方向の最外側に配置し、且つ第2の記録領域の
記録密度は、第1の記録領域の記録密度より大きいこと
を特徴とする。
【0025】また、前記第1の記録領域と、前記第2の
記録領域のそれぞれに同じセキュリテイコードが記録さ
れていることを特徴とする。
記録領域のそれぞれに同じセキュリテイコードが記録さ
れていることを特徴とする。
【0026】さらに、別の形態として、前記第3の記録
領域は、複数の論理”1”のピットで可視可能のパター
ンが形成されていることを特徴とする。
領域は、複数の論理”1”のピットで可視可能のパター
ンが形成されていることを特徴とする。
【0027】本発明の更なる課題及び、特徴は、以下の
図面を参照して説明される発明の実施の形態から明らか
になる。
図面を参照して説明される発明の実施の形態から明らか
になる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。なお、図において、同一又は、類似
のものには同一の参照番号又は、参照記号を付して説明
する。
参照して説明する。なお、図において、同一又は、類似
のものには同一の参照番号又は、参照記号を付して説明
する。
【0029】また、以下の実施の形態の説明において、
CD−ROMを例として説明するが、本発明は、これに
は限定されず、光ディスク型の記録媒体全般に適用が可
能である。
CD−ROMを例として説明するが、本発明は、これに
は限定されず、光ディスク型の記録媒体全般に適用が可
能である。
【0030】ここで、本発明の実施例の説明に先立っ
て、本発明の特徴の理解のために、光ディスク型の記録
媒体について説明する。光ディスク型の記録媒体とし
て、読取り専用型、追記可能(1回書込み可能)型及
び、書き換え可能型とがある。
て、本発明の特徴の理解のために、光ディスク型の記録
媒体について説明する。光ディスク型の記録媒体とし
て、読取り専用型、追記可能(1回書込み可能)型及
び、書き換え可能型とがある。
【0031】いずれも、ポリカーボネート等を材料とし
て基板を形成し、この基板に反射層としてAlを成膜し
ている。読取り専用型のCD−ROMでは、デジタルデ
ータの”1”、”0”にしたがって、このAl層にレー
ザビームを照射して、形態変化させて、その反射率を変
えている。これにより、CD−ROMへのデジタルデー
タの固定書込みが行われる。
て基板を形成し、この基板に反射層としてAlを成膜し
ている。読取り専用型のCD−ROMでは、デジタルデ
ータの”1”、”0”にしたがって、このAl層にレー
ザビームを照射して、形態変化させて、その反射率を変
えている。これにより、CD−ROMへのデジタルデー
タの固定書込みが行われる。
【0032】一方、追記可能型では、上記反射層として
のAl層の前面に、色素の層を形成し、レーザビーム
で、色素の分解と基板の変形を起こし、書込みを行な
う。したがって、1回のみ書込みが可能であり、CD−
R、DVD−R等がある。
のAl層の前面に、色素の層を形成し、レーザビーム
で、色素の分解と基板の変形を起こし、書込みを行な
う。したがって、1回のみ書込みが可能であり、CD−
R、DVD−R等がある。
【0033】また、書き換え可能型として、希土類遷移
金属より成る磁気記録層を有し、これにレーザ光と、外
部磁場により記録を行なう光磁気(MO)型がある。更
に、反射層としてのAl層の前面に、Te合金等の材料
を使用して、膜を形成し、これにレーザスポット光を照
射して、非結晶質層から結晶質層に変化させる相変化
(PD)型がある。
金属より成る磁気記録層を有し、これにレーザ光と、外
部磁場により記録を行なう光磁気(MO)型がある。更
に、反射層としてのAl層の前面に、Te合金等の材料
を使用して、膜を形成し、これにレーザスポット光を照
射して、非結晶質層から結晶質層に変化させる相変化
(PD)型がある。
【0034】上記いずれの光ディスク型の記録媒体にお
いても、読み出しは、レーザ光を照射して行なう。書込
みが行われているビットと、書込みが行われていないビ
ットの反射率の相違、あるいは反射光の偏光により、ビ
ット”1”、”0”を読み取る。
いても、読み出しは、レーザ光を照射して行なう。書込
みが行われているビットと、書込みが行われていないビ
ットの反射率の相違、あるいは反射光の偏光により、ビ
ット”1”、”0”を読み取る。
【0035】本発明は、記憶容量を大きくする点におい
ては、上記読取り専用型、追記可能型、書き換え可能型
のいずれの型の光ディスク型記録媒体も対象となり、セ
キュリティを高める点においては、特に、上記の読取り
専用型と、追記可能型が対象となる。
ては、上記読取り専用型、追記可能型、書き換え可能型
のいずれの型の光ディスク型記録媒体も対象となり、セ
キュリティを高める点においては、特に、上記の読取り
専用型と、追記可能型が対象となる。
【0036】図12は、上記CD−ROMを説明する図
であり、直径12cmのディスク形状を成し、上記のよ
うに、ポリカーボネートの基板に、Al層が成膜されて
いる。 記録されるデータフォーマットとして、TOC
(Table Of Contents)には、ディスク内のデータの配置
情報が記録されている。さらに、外側に向かって複数の
ボリュームが記録される。
であり、直径12cmのディスク形状を成し、上記のよ
うに、ポリカーボネートの基板に、Al層が成膜されて
いる。 記録されるデータフォーマットとして、TOC
(Table Of Contents)には、ディスク内のデータの配置
情報が記録されている。さらに、外側に向かって複数の
ボリュームが記録される。
【0037】図12の例では、ゲームプログラムを想定
し、2つのボリュームVol.1,2を有し、それぞれ
にゲームプログラムデータと、このプログラムに関連す
る音声データが、記憶されている。
し、2つのボリュームVol.1,2を有し、それぞれ
にゲームプログラムデータと、このプログラムに関連す
る音声データが、記憶されている。
【0038】読取りは、ディスクの最内周から行われ、
先ずTOC情報が読み込まれる。このTOC情報に
は、ディスク内のデータの配置位置情報等が含まれてい
る。したがって、この配置情報により、必要なプログラ
ムのデジタルデータの配置位置(アドレス)にアク
セスが行われ、プログラムデータが読み出される。
先ずTOC情報が読み込まれる。このTOC情報に
は、ディスク内のデータの配置位置情報等が含まれてい
る。したがって、この配置情報により、必要なプログラ
ムのデジタルデータの配置位置(アドレス)にアク
セスが行われ、プログラムデータが読み出される。
【0039】読み出されたプログラムデータは、図示し
ないビデオゲーム装置本体のCPUにより実行される。
この際、同様にTOC情報に基づき、音声データの
記録位置にアクセスして、音声データが読み込まれる。
したがって、読み込まれた音声データは、プログラムの
実行に同期して、例えばBGMとして音声表示されるこ
とが可能である。
ないビデオゲーム装置本体のCPUにより実行される。
この際、同様にTOC情報に基づき、音声データの
記録位置にアクセスして、音声データが読み込まれる。
したがって、読み込まれた音声データは、プログラムの
実行に同期して、例えばBGMとして音声表示されるこ
とが可能である。
【0040】ここで、図12に示すCD−ROMの物理
フォーマットの定義の一つとして、記録密度がある。先
に言及したように、一般に使用されるCD−ROMは、
650MByteのデータ記憶容量を有する。
フォーマットの定義の一つとして、記録密度がある。先
に言及したように、一般に使用されるCD−ROMは、
650MByteのデータ記憶容量を有する。
【0041】したがって、12cmのディスクに対し、
650MByteのデータ容量の記憶を行なう時の記録
密度を、本発明において、通常密度あるいは、単密度と
定義する。
650MByteのデータ容量の記憶を行なう時の記録
密度を、本発明において、通常密度あるいは、単密度と
定義する。
【0042】すなわち、これまでの図12のCD−RO
Mディスクにおいては、全領域において、単密度でデー
タの記憶が行われている。
Mディスクにおいては、全領域において、単密度でデー
タの記憶が行われている。
【0043】図1は、図12と対比されるべき、本発明
の一実施例としての、光ディスク型記録媒体を示す図で
ある。
の一実施例としての、光ディスク型記録媒体を示す図で
ある。
【0044】図1に示す、光ディスク型記録媒体は、基
本的構造として従来のCD−ROMと同様であり、ポリ
カーボネートを基板とし、反射層として、Al膜が形成
されている。
本的構造として従来のCD−ROMと同様であり、ポリ
カーボネートを基板とし、反射層として、Al膜が形成
されている。
【0045】図12と異なるのは、複数の異なる物理フ
ォーマットを有する点である。即ち、図1の実施例で
は、2種類の記録密度、1つは単密度の記録領域、他
は、それより大きい、実施例として倍の密度の記録領域
を有する。
ォーマットを有する点である。即ち、図1の実施例で
は、2種類の記録密度、1つは単密度の記録領域、他
は、それより大きい、実施例として倍の密度の記録領域
を有する。
【0046】単密度の記録領域Vol.1には、TOC
とデータ(プログラムデータ、音声データ)が記
憶される。倍密度の領域Vol.2には、データ(プロ
グラムデータ、音声データ)が記録され、同様に倍
密度の領域Vol.3には、セキュリティコードが記
憶される。
とデータ(プログラムデータ、音声データ)が記
憶される。倍密度の領域Vol.2には、データ(プロ
グラムデータ、音声データ)が記録され、同様に倍
密度の領域Vol.3には、セキュリティコードが記
憶される。
【0047】実施例として、単密度の記録領域Vol.
1は、35MByteの記憶容量を有し、倍密度の領域
Vol.2,3は、合計で1GByteの記憶容量を有
する。
1は、35MByteの記憶容量を有し、倍密度の領域
Vol.2,3は、合計で1GByteの記憶容量を有
する。
【0048】ここで、記録密度は、フォーマット構成や
変調方式などの信号処理、あるいは、レーザ光の波長に
基づくビームスポットサイズ等により異ならしめること
が可能である。
変調方式などの信号処理、あるいは、レーザ光の波長に
基づくビームスポットサイズ等により異ならしめること
が可能である。
【0049】さらに、上記セキュリティコードは、倍
密度領域Vol.3に記録され、同様に倍密度領域Vo
l.2に記録されているデータ(プログラムデータ、
音声データ)の内側に、配置されている。
密度領域Vol.3に記録され、同様に倍密度領域Vo
l.2に記録されているデータ(プログラムデータ、
音声データ)の内側に、配置されている。
【0050】即ち、本発明において、セキュリティコー
ドが記録される領域Vol.3を、光ディスク記録媒
体の外周領域ではなく、TOC領域を含む単密度記録領
域Vol.1と倍密度のデータ記録領域(プログラムデ
ータ、音声データ)Vol.2の間に配置してい
る。
ドが記録される領域Vol.3を、光ディスク記録媒
体の外周領域ではなく、TOC領域を含む単密度記録領
域Vol.1と倍密度のデータ記録領域(プログラムデ
ータ、音声データ)Vol.2の間に配置してい
る。
【0051】これにより、セキュリティコードが記録
される領域Vol.3をディスクから切り取り、違法に
コピーしたプログラムを記憶するディスク部分と合体さ
せて、改ざんしたディスク型記録媒体を得ることは、容
易でなくなる。
される領域Vol.3をディスクから切り取り、違法に
コピーしたプログラムを記憶するディスク部分と合体さ
せて、改ざんしたディスク型記録媒体を得ることは、容
易でなくなる。
【0052】図2は、本発明に従うディスク型記録媒体
としてのCD−ROMをプログラム供給媒体として用い
た、パーソナルコンピュータシステムあるいは、ビデオ
ゲーム装置の概要図である。
としてのCD−ROMをプログラム供給媒体として用い
た、パーソナルコンピュータシステムあるいは、ビデオ
ゲーム装置の概要図である。
【0053】バス8を通して、CPU1,ブートROM
2、メインメモリ3、入力パッド4、表示装置5、スピ
ーカ6、更に、本発明に従うディスク型記録媒体として
のCD−ROMを搭載した、CD−ROM再生器7が接
続される。
2、メインメモリ3、入力パッド4、表示装置5、スピ
ーカ6、更に、本発明に従うディスク型記録媒体として
のCD−ROMを搭載した、CD−ROM再生器7が接
続される。
【0054】CD−ROM再生器7の構成例ブロック図
が、図3に示される。図3において、本発明に従うディ
スク型記録媒体としてのCD−ROM30の所定の記録
位置に、読取りヘッド31をアクセスするために、スピ
ンドルモータ32による回転と、読取りヘッド31の半
径方向の移動がサーボ制御される。
が、図3に示される。図3において、本発明に従うディ
スク型記録媒体としてのCD−ROM30の所定の記録
位置に、読取りヘッド31をアクセスするために、スピ
ンドルモータ32による回転と、読取りヘッド31の半
径方向の移動がサーボ制御される。
【0055】スピンドルモータ32の回転と、読取りヘ
ッド31の半径方向の移動のサーボ制御は、サーボ制御
回路33により行われる。読取取りヘッド31で読み取
られた信号は、前置増幅器34により増幅されて、サー
ボ制御回路33とDSP(デジタルシグナルプロセッ
サ)35に入力される。
ッド31の半径方向の移動のサーボ制御は、サーボ制御
回路33により行われる。読取取りヘッド31で読み取
られた信号は、前置増幅器34により増幅されて、サー
ボ制御回路33とDSP(デジタルシグナルプロセッ
サ)35に入力される。
【0056】前置増幅器34からサーボ制御回路33に
は、フォーカス信号、トラッキング信号が送られる。こ
れらの信号に基づき、サーボ制御回路33は、読取りヘ
ッド31のレーザ光の焦点制御及び、トラッキング軌道
の修正を制御する。
は、フォーカス信号、トラッキング信号が送られる。こ
れらの信号に基づき、サーボ制御回路33は、読取りヘ
ッド31のレーザ光の焦点制御及び、トラッキング軌道
の修正を制御する。
【0057】前置増幅器34からDSP35には、読取
られたデータ信号が入力される。読取られたデータ信号
は、EFM(Eight to Fourteen Modulation)等の変調信
号である。したがって、DSP35は、読み取られた信
号をベースバンド信号に変換する処理を行なう。
られたデータ信号が入力される。読取られたデータ信号
は、EFM(Eight to Fourteen Modulation)等の変調信
号である。したがって、DSP35は、読み取られた信
号をベースバンド信号に変換する処理を行なう。
【0058】変換されたベースバンド信号は、DSP3
5から、データデコーダ回路36に送られる。さらに、
DSP35で同期信号を再生し、サーボ制御回路33に
これを送り、スピンドルモータ32の回転を一定にすべ
く制御する。
5から、データデコーダ回路36に送られる。さらに、
DSP35で同期信号を再生し、サーボ制御回路33に
これを送り、スピンドルモータ32の回転を一定にすべ
く制御する。
【0059】データデコード回路36は、図示しないマ
イコン、メモリ及び、インタフェース回路で構成され、
DSP35から送られたベースバンド信号を復号する。
復号された音声信号は、D/A変換回路37により音声
信号に変換されてスピーカ38に音声表示される。
イコン、メモリ及び、インタフェース回路で構成され、
DSP35から送られたベースバンド信号を復号する。
復号された音声信号は、D/A変換回路37により音声
信号に変換されてスピーカ38に音声表示される。
【0060】本発明の実施例において、データデコード
回路36は、単密度領域Vol.1のTOCから読み
込んだデータ位置情報をマイクロコントローラ39に送
る。マイクロコントローラ39は、従って、領域Vo
l.1の所定のデータをアクセス制御する様に、サーボ
制御回路33にコマンドを送る。
回路36は、単密度領域Vol.1のTOCから読み
込んだデータ位置情報をマイクロコントローラ39に送
る。マイクロコントローラ39は、従って、領域Vo
l.1の所定のデータをアクセス制御する様に、サーボ
制御回路33にコマンドを送る。
【0061】また、データデコード回路36は、単密度
領域Vol.1に記録される所定のデータから得られる
高密度領域の実施例としての倍密度領域Vol.2,3
の物理フォーマット情報即ち、記録密度情報に従って、
倍密度領域Vol.2,3の記録データを読み込む。こ
のために、データデコード回路36からの情報に従っ
て、スピンドルモータ32の回転速度及び、読取りヘッ
ド31の移動ピッチを制御するためのコマンドがマイク
ロコントローラ39からサーボ制御回路33に送られ
る。
領域Vol.1に記録される所定のデータから得られる
高密度領域の実施例としての倍密度領域Vol.2,3
の物理フォーマット情報即ち、記録密度情報に従って、
倍密度領域Vol.2,3の記録データを読み込む。こ
のために、データデコード回路36からの情報に従っ
て、スピンドルモータ32の回転速度及び、読取りヘッ
ド31の移動ピッチを制御するためのコマンドがマイク
ロコントローラ39からサーボ制御回路33に送られ
る。
【0062】更にまた、データデコード回路36は、読
み込んだデータを装置本体41のCPU1(図1参照)
に転送する必要のある場合は、マイクロコントローラ3
9の制御によりバス40を通して、送り出す。
み込んだデータを装置本体41のCPU1(図1参照)
に転送する必要のある場合は、マイクロコントローラ3
9の制御によりバス40を通して、送り出す。
【0063】上記の説明から、本発明に従って、CD−
ROM再生器7は、単密度領域Vol.1に記録される
所定のデータにより得られる、倍密度領域Vol.2,
3の物理フォーマットの情報にしたがって、スピンドル
モータ32の回転速度及び、読取りヘッド31の移動ピ
ッチを倍密度に制御する機能を有する点に特徴を有す
る。その他の機能は、基本的に従来の単密度ディスクを
再生する再生器の構成と異ならない。
ROM再生器7は、単密度領域Vol.1に記録される
所定のデータにより得られる、倍密度領域Vol.2,
3の物理フォーマットの情報にしたがって、スピンドル
モータ32の回転速度及び、読取りヘッド31の移動ピ
ッチを倍密度に制御する機能を有する点に特徴を有す
る。その他の機能は、基本的に従来の単密度ディスクを
再生する再生器の構成と異ならない。
【0064】図2に戻り、且つ図4の動作フローを参照
して、本発明のディスク型記録媒体を使用する動作例を
説明する。
して、本発明のディスク型記録媒体を使用する動作例を
説明する。
【0065】図2において、装置の図示しない電源が投
入されると、ROM2に記憶されているプログラムによ
りCPU1が立ち上がり、CPU1は、CD−ROM再
生器7に搭載されている図1に示すCD−ROM30を
アクセスする。
入されると、ROM2に記憶されているプログラムによ
りCPU1が立ち上がり、CPU1は、CD−ROM再
生器7に搭載されている図1に示すCD−ROM30を
アクセスする。
【0066】CD−ROM再生器7のマイクロコントロ
ーラ39(図3参照)により、CD−ROM30の最内
側から読み取りが開始される。即ち、単密度領域Vo
l.1のTOCが読み込まれる。単密度領域Vol.1
には、プログラムデータ及び音声データが記録され
ている。
ーラ39(図3参照)により、CD−ROM30の最内
側から読み取りが開始される。即ち、単密度領域Vo
l.1のTOCが読み込まれる。単密度領域Vol.1
には、プログラムデータ及び音声データが記録され
ている。
【0067】したがって、CD−ROM再生器7は、単
密度記録にしたがって、これらのプログラムデータ及
び音声データを読み取り、CPU1は、このプログラ
ムデータを実行すると共に、音声データをスピーカ
6に再生表示する。
密度記録にしたがって、これらのプログラムデータ及
び音声データを読み取り、CPU1は、このプログラ
ムデータを実行すると共に、音声データをスピーカ
6に再生表示する。
【0068】プログラムデータの実行により、倍密度
領域Vol.2に記録されているプログラムデータの
予告、概要紹介等を行わせることが可能である。
領域Vol.2に記録されているプログラムデータの
予告、概要紹介等を行わせることが可能である。
【0069】また、単密度領域Vol.1における、プ
ログラムデータには、倍密度領域Vol.2,3の物
理フォーマット情報と、倍密度領域Vol.2に記録さ
れているプログラムデータ及び、音声データへアク
セスするための暗号化された位置情報(アドレス)が記
録されている。
ログラムデータには、倍密度領域Vol.2,3の物
理フォーマット情報と、倍密度領域Vol.2に記録さ
れているプログラムデータ及び、音声データへアク
セスするための暗号化された位置情報(アドレス)が記
録されている。
【0070】したがって、単密度領域Vol.1に表示
されている、かかる倍密度領域Vol.2,3の物理フ
ォーマット情報及び、アドレス情報を得ることにより、
倍密度領域Vol.2,3へのアクセスが可能である
(ステップS1)。
されている、かかる倍密度領域Vol.2,3の物理フ
ォーマット情報及び、アドレス情報を得ることにより、
倍密度領域Vol.2,3へのアクセスが可能である
(ステップS1)。
【0071】次いで、倍密度領域Vol.3のセキュリ
ティコードが読み取られる。更に、倍密度領域Vol.
3に表示される、暗号解読キーを読みとり、前記倍密度
領域Vol.2の位置情報(アドレス)を解読する(ス
テップS2)。
ティコードが読み取られる。更に、倍密度領域Vol.
3に表示される、暗号解読キーを読みとり、前記倍密度
領域Vol.2の位置情報(アドレス)を解読する(ス
テップS2)。
【0072】ここで、読み取られたセキュリティコード
により、セキュリティチェックが行われる(ステップS
3)。このセキュリティチェックは、簡易であれば、装
置本体のROM2(図2参照)に記憶されているセキュ
リティコードと比較が行われる。一致すれば、CD−R
OM30は、真正なものとして、以降のプログラムに実
行が可能である。
により、セキュリティチェックが行われる(ステップS
3)。このセキュリティチェックは、簡易であれば、装
置本体のROM2(図2参照)に記憶されているセキュ
リティコードと比較が行われる。一致すれば、CD−R
OM30は、真正なものとして、以降のプログラムに実
行が可能である。
【0073】即ち、上記解読された、倍密度領域Vo
l.2の位置情報(アドレス)に基ずき、デジタルデー
タを読み出し(ステップS4)、音声データが読み
出される(ステップS5)。
l.2の位置情報(アドレス)に基ずき、デジタルデー
タを読み出し(ステップS4)、音声データが読み
出される(ステップS5)。
【0074】以上説明した様に、高密度の記録領域を単
密度領域に加えて用意することにより、本発明に従う、
光ディスク型記憶媒体における記憶容量を大きくするこ
とが可能である。次に、本発明によるセキュリティ効果
について、図5により説明する。
密度領域に加えて用意することにより、本発明に従う、
光ディスク型記憶媒体における記憶容量を大きくするこ
とが可能である。次に、本発明によるセキュリティ効果
について、図5により説明する。
【0075】図5において、A:LEVEL1は、通常
のフォーマット即ち、単密度の領域のみをコピーされた
場合である。複数の異なる記録密度を有するデータを全
てコピーするためには、複数の異なる記録密度に該当す
るコピー機能装置が必要である。
のフォーマット即ち、単密度の領域のみをコピーされた
場合である。複数の異なる記録密度を有するデータを全
てコピーするためには、複数の異なる記録密度に該当す
るコピー機能装置が必要である。
【0076】しかるに、現実的には、従来の単密度に対
応するコピー機能装置のみである場合は、図5に示すよ
うに、当然に単記録密度のフォーマット領域Vol.1
のみがコピーされる。かかる場合は、Vol.3のセキ
ュリティコード及び、実質的なプログラムを記憶する倍
密度領域Vol.2は、コピーされない。
応するコピー機能装置のみである場合は、図5に示すよ
うに、当然に単記録密度のフォーマット領域Vol.1
のみがコピーされる。かかる場合は、Vol.3のセキ
ュリティコード及び、実質的なプログラムを記憶する倍
密度領域Vol.2は、コピーされない。
【0077】B:LEVEL1では、異なる種類のCD
−ROMから単密度領域Vol.1及び、倍密度領域V
ol.2が別個にコピーされた場合、記憶データ、
、、に対応するセキュリティコードがなけれ
ば、これらを再生できない。
−ROMから単密度領域Vol.1及び、倍密度領域V
ol.2が別個にコピーされた場合、記憶データ、
、、に対応するセキュリティコードがなけれ
ば、これらを再生できない。
【0078】即ち、セキュイテイコードを記憶データ
、、、に関連付けておくことにより、セキュイ
テイコードに対するセキュリティッチェックは、関連
する記憶領域、、、に対して、有効である。し
たがって、記憶領域Vol.3のセキュイテイコード
がなければ、記憶領域、、、へのアクセスは、
不可能である。
、、、に関連付けておくことにより、セキュイ
テイコードに対するセキュリティッチェックは、関連
する記憶領域、、、に対して、有効である。し
たがって、記憶領域Vol.3のセキュイテイコード
がなければ、記憶領域、、、へのアクセスは、
不可能である。
【0079】C:LEVEL3では、CD−ROMの全
ての領域がコピーされた場合である。この場合は、セキ
ュリティの効果は、消失される。しかし、先に延べたよ
うに、本発明では、複数の異なる物理フォーマット、例
えば、異なる記録密度領域を有する。これにより、CD
−ROMの全ての領域のコピーの機会に制約を与えるこ
とが可能である。
ての領域がコピーされた場合である。この場合は、セキ
ュリティの効果は、消失される。しかし、先に延べたよ
うに、本発明では、複数の異なる物理フォーマット、例
えば、異なる記録密度領域を有する。これにより、CD
−ROMの全ての領域のコピーの機会に制約を与えるこ
とが可能である。
【0080】図6は、本発明の更に別の実施例である。
この実施例は、図1の構成に対し、更にRAM領域Vo
l.4を設けていることに特徴を有する。このRAM領
域Vol.4は、先に説明した光磁気ディスク(MO)
の原理により構成可能である。RAM領域Vol.4に
ゲーム過程で生成されたキャラクタデータ等を保管して
置く等に利用が可能である。図6の他の構成は、図1に
関し、説明したと同様であるので省略する。
この実施例は、図1の構成に対し、更にRAM領域Vo
l.4を設けていることに特徴を有する。このRAM領
域Vol.4は、先に説明した光磁気ディスク(MO)
の原理により構成可能である。RAM領域Vol.4に
ゲーム過程で生成されたキャラクタデータ等を保管して
置く等に利用が可能である。図6の他の構成は、図1に
関し、説明したと同様であるので省略する。
【0081】ここで、上記実施例の説明において、専ら
CDーROMにおいて、単密度記憶領域とそれより大き
い記録密度の領域を有する場合について、説明した。し
かし、本発明は、かかる実施例に限定されない。先に説
明したように、本発明は、CDーROM以外の光ディス
ク型記録媒体にも適用可能である。さらに、単密度と倍
密度の組み合わせを説明したが、本発明は、倍密度に限
定されず、単密度に対し、より、高密度での記録密度の
記録領域と組みあわせることも可能である。
CDーROMにおいて、単密度記憶領域とそれより大き
い記録密度の領域を有する場合について、説明した。し
かし、本発明は、かかる実施例に限定されない。先に説
明したように、本発明は、CDーROM以外の光ディス
ク型記録媒体にも適用可能である。さらに、単密度と倍
密度の組み合わせを説明したが、本発明は、倍密度に限
定されず、単密度に対し、より、高密度での記録密度の
記録領域と組みあわせることも可能である。
【0082】図7は、更にセキュリティ効果を高めるこ
と及び、高密度のデータ格納を考慮した、本発明の他の
実施例を示す図である。
と及び、高密度のデータ格納を考慮した、本発明の他の
実施例を示す図である。
【0083】図7において、光ディスク記録媒体が、3
つの記録領域Vol.1、2及び、3を有することは、
図1の実施例の光ディスク記録媒体と同様である。詳細
には、単密度の記憶領域Vol.1(領域A)の最内周
部と最外周部のそれぞれに、リードイン、リードアウト
部があり、単密度の記憶領域Vol.1の区別を認識可
能としている。
つの記録領域Vol.1、2及び、3を有することは、
図1の実施例の光ディスク記録媒体と同様である。詳細
には、単密度の記憶領域Vol.1(領域A)の最内周
部と最外周部のそれぞれに、リードイン、リードアウト
部があり、単密度の記憶領域Vol.1の区別を認識可
能としている。
【0084】同様に、高密度の、実施例として倍密度で
ある記憶領域Vol.2(領域C)の区別を認識可能と
すべく、記憶領域Vol.2の最内周部及び、最外周部
のそれぞれに、リードイン、リードアウト部がある。ま
た、記憶領域Vol.2のTOC部は、プログラムデー
タ中にある。
ある記憶領域Vol.2(領域C)の区別を認識可能と
すべく、記憶領域Vol.2の最内周部及び、最外周部
のそれぞれに、リードイン、リードアウト部がある。ま
た、記憶領域Vol.2のTOC部は、プログラムデー
タ中にある。
【0085】ここで、図1の実施例では、倍密度である
記憶領域Vol.2は、プログラムデータ及び、音声
データを、プログラムデータが内側となるように格
納している。
記憶領域Vol.2は、プログラムデータ及び、音声
データを、プログラムデータが内側となるように格
納している。
【0086】今、図1の実施例おける、3つの領域Vo
l.1〜3のいずれも光ディスク記録媒体が一定の角速
度で回転し、且つ単位データの物理的記録長(単位ピッ
ト長)が一定である固定線速度(CLV:Constant Lin
e Velocity)で記録が行われていると想定する。かかる
場合、光ディスク記録媒体の外周に行く程、多くの単位
データ数(ピット数)を記録することが可能である。
l.1〜3のいずれも光ディスク記録媒体が一定の角速
度で回転し、且つ単位データの物理的記録長(単位ピッ
ト長)が一定である固定線速度(CLV:Constant Lin
e Velocity)で記録が行われていると想定する。かかる
場合、光ディスク記録媒体の外周に行く程、多くの単位
データ数(ピット数)を記録することが可能である。
【0087】したがって、本発明の実施例として、図7
では、図7(a)、図7(b)に示すようにデータ即
ち、プログラムデータを外周側に記録するようにしてい
る。これにより、より多くのプログラムデータを記録格
納することが出来る。
では、図7(a)、図7(b)に示すようにデータ即
ち、プログラムデータを外周側に記録するようにしてい
る。これにより、より多くのプログラムデータを記録格
納することが出来る。
【0088】すなわち、図7(a)は、音声データをプ
ログラムデータの間に記録する例を示している。図7
(b)では、プログラムデータのみを倍密度領域Vo
l.2(領域C)に格納する例である。
ログラムデータの間に記録する例を示している。図7
(b)では、プログラムデータのみを倍密度領域Vo
l.2(領域C)に格納する例である。
【0089】図7(a)、図7(b)ともにプログラム
データを記録する領域を、上記の理由により光ディスク
型記録媒体の外周部に有し、より多くのプログラムデー
タ量を格納することが可能である。また、ディスク型記
録媒体の回転角速度を一定とする場合は、外周に行く程
高速の読取りが可能である。
データを記録する領域を、上記の理由により光ディスク
型記録媒体の外周部に有し、より多くのプログラムデー
タ量を格納することが可能である。また、ディスク型記
録媒体の回転角速度を一定とする場合は、外周に行く程
高速の読取りが可能である。
【0090】さらに、図7の実施例において、第3の領
域Vol.3(領域B)は、固定角速度(CAV:Cons
tant Angle Velocity)で、所定の商標等のロゴパターン
が記録されている。実施例として登録商標「SEGA」
が可視表示されている。
域Vol.3(領域B)は、固定角速度(CAV:Cons
tant Angle Velocity)で、所定の商標等のロゴパターン
が記録されている。実施例として登録商標「SEGA」
が可視表示されている。
【0091】かかる所定の商標等のロゴパターンを可視
記録し、セキュリティチェックの際にこれを読出し、所
定のパターンと比較することは、本出願人が先に提案し
ている(日本国特許第587,010号)。
記録し、セキュリティチェックの際にこれを読出し、所
定のパターンと比較することは、本出願人が先に提案し
ている(日本国特許第587,010号)。
【0092】すなわち、上記特許により説明されている
ように、所定の商標等のロゴパターンは、複数のピット
を該当のパターンになるように、配列して構成すること
により、可視可能である。
ように、所定の商標等のロゴパターンは、複数のピット
を該当のパターンになるように、配列して構成すること
により、可視可能である。
【0093】したがって、ロゴパターンが商標である場
合は、該当の商標が可視表示されていなければ、真正な
プログラムを格納した光ディスク型記録媒体でないこと
が外観から容易に判断可能である。
合は、該当の商標が可視表示されていなければ、真正な
プログラムを格納した光ディスク型記録媒体でないこと
が外観から容易に判断可能である。
【0094】あるいは、ロゴパターンである商標が可視
表示されているが、プログラムが格納された該当の光デ
ィスク型記録媒体が正規のライセンスを受けたものでな
い場合は、商標権の侵害を構成することになる。かかる
形態により、プログラムの不正コピー行為を牽制するこ
とが可能である。
表示されているが、プログラムが格納された該当の光デ
ィスク型記録媒体が正規のライセンスを受けたものでな
い場合は、商標権の侵害を構成することになる。かかる
形態により、プログラムの不正コピー行為を牽制するこ
とが可能である。
【0095】本願発明に従う光ディスク型記録媒体は、
更にかかる第3の領域Vol.3に、セキリティチェッ
クのために設けられる商標等のロゴマークを容易に形成
出来ないようにした構成を特徴とする。
更にかかる第3の領域Vol.3に、セキリティチェッ
クのために設けられる商標等のロゴマークを容易に形成
出来ないようにした構成を特徴とする。
【0096】本願発明の特徴により、異なる記録密度の
記録領域間、実施例として単密度の記録領域Vol.1
(領域A)と、倍密度の記録領域Vol.2(領域C)
の間に第3の記録領域Vol.3(領域B)を設けてい
る。
記録領域間、実施例として単密度の記録領域Vol.1
(領域A)と、倍密度の記録領域Vol.2(領域C)
の間に第3の記録領域Vol.3(領域B)を設けてい
る。
【0097】そして、この第3の記録領域Vol.3
(領域B)に固定角速度(CAV:Constant Angle Vel
ocity)により、所定の商標等のロゴパターンがセキュリ
ティチェックパターンとして、記録されている。
(領域B)に固定角速度(CAV:Constant Angle Vel
ocity)により、所定の商標等のロゴパターンがセキュリ
ティチェックパターンとして、記録されている。
【0098】ここで、固定角速度(CAV:Constant A
ngle Velocity)を、固定線速度(CLV:Constant Lin
e Velocity) と比較する。固定線速度(CLV)では、
先に説明したように単位ピット長を固定し、したがっ
て、光デイスク型記録媒体の外周に行く程、記録されて
いるピット数を多くすることが可能である。
ngle Velocity)を、固定線速度(CLV:Constant Lin
e Velocity) と比較する。固定線速度(CLV)では、
先に説明したように単位ピット長を固定し、したがっ
て、光デイスク型記録媒体の外周に行く程、記録されて
いるピット数を多くすることが可能である。
【0099】一方、固定角速度(CAV) では、先に説
明したように単位ピット長を光デイスク型記録媒体の外
周に行く程、長くしている。例えば、固定角速度(CA
V)の領域において、光デイスク型記録媒体の半径方向
の最外側のトラック上のピットを読み取る時間と、最内
側のトラック上のピットを読み取る時間が同じになるよ
うに、ピット長を変えている。
明したように単位ピット長を光デイスク型記録媒体の外
周に行く程、長くしている。例えば、固定角速度(CA
V)の領域において、光デイスク型記録媒体の半径方向
の最外側のトラック上のピットを読み取る時間と、最内
側のトラック上のピットを読み取る時間が同じになるよ
うに、ピット長を変えている。
【0100】図8は、かかる固定角速度(CAV) の領
域における最内側のトラックIL上のピット10と、最
外側のトラックOL上のピット10bを示している。ピ
ット10とピット10bは、ピット長さが異なるが、光
ディスク形記録媒体の回転角速度が一定である場合、こ
れらを読み取る時間が同じとなるようにそれぞれのピッ
ト長が設定されている。
域における最内側のトラックIL上のピット10と、最
外側のトラックOL上のピット10bを示している。ピ
ット10とピット10bは、ピット長さが異なるが、光
ディスク形記録媒体の回転角速度が一定である場合、こ
れらを読み取る時間が同じとなるようにそれぞれのピッ
ト長が設定されている。
【0101】図9は、第3の記録領域Vol.3(領域
B)に、かかる固定角速度(CAV) で記録されたピッ
トにより、登録商標等のロゴマークを表示するセルを説
明する図である。
B)に、かかる固定角速度(CAV) で記録されたピッ
トにより、登録商標等のロゴマークを表示するセルを説
明する図である。
【0102】図9において、複数のピット10の集合に
より、図10において説明するように、複数のセルでロ
ゴマークを形成する際の、1セル100を構成してい
る。
より、図10において説明するように、複数のセルでロ
ゴマークを形成する際の、1セル100を構成してい
る。
【0103】さらに、図9において、ピット10は、論
理”1”を示し、ピット11は、論理”0”を示してい
る。また、論理”1”のピット10は拡大され、図形1
01として示され、論理”0”のピット11は拡大さ
れ、図形111として示されている。論理”0”のピッ
ト10は、図形111から理解出来るように、不連続の
ピットで表される。
理”1”を示し、ピット11は、論理”0”を示してい
る。また、論理”1”のピット10は拡大され、図形1
01として示され、論理”0”のピット11は拡大さ
れ、図形111として示されている。論理”0”のピッ
ト10は、図形111から理解出来るように、不連続の
ピットで表される。
【0104】かかる図9に示す論理”1”のピット10
を複数集合して1セルを構成する。さらに、複数のセル
により商標等のロゴマークが構成される。図10は、図
7において、第3の領域Vol.3に実施例として表示
される登録商標「SEGA」を構成する文字「S」を例
にして、複数のセルによりロゴマークの構成する例を説
明する図である。
を複数集合して1セルを構成する。さらに、複数のセル
により商標等のロゴマークが構成される。図10は、図
7において、第3の領域Vol.3に実施例として表示
される登録商標「SEGA」を構成する文字「S」を例
にして、複数のセルによりロゴマークの構成する例を説
明する図である。
【0105】図10において、実施例として、1つのセ
ル100を、9つの論理”1”のピット10の集合で構
成している。さらに、複数のセル100を文字パターン
に対応して配置形成することにより、図10では、文字
「S」が表示される。
ル100を、9つの論理”1”のピット10の集合で構
成している。さらに、複数のセル100を文字パターン
に対応して配置形成することにより、図10では、文字
「S」が表示される。
【0106】なお、図10において、文字「S」は、複
数のトラックに跨がる複数のセル従って、複数のピット
により構成される。この為に、複数のピットのうち、光
ディスク型記録媒体の半径方向の内側のトラック上に配
置されるピットと、外側のトラック上に配置されるピッ
トが存在する。
数のトラックに跨がる複数のセル従って、複数のピット
により構成される。この為に、複数のピットのうち、光
ディスク型記録媒体の半径方向の内側のトラック上に配
置されるピットと、外側のトラック上に配置されるピッ
トが存在する。
【0107】この場合、各ピットの読取速度を一定とす
るために、固定角速度(CAV)で記録される第3の領
域Vol.3(領域B)において、これら異なるトラッ
ク上のピットは、光ディスク型記録媒体の半径方向の外
側のトラックにある程、そのピット長さが、長くなるよ
うに設定するようにしてもよい。
るために、固定角速度(CAV)で記録される第3の領
域Vol.3(領域B)において、これら異なるトラッ
ク上のピットは、光ディスク型記録媒体の半径方向の外
側のトラックにある程、そのピット長さが、長くなるよ
うに設定するようにしてもよい。
【0108】図11は、図7の構成に基づく本発明のセ
キュリティチェックの動作フローである。図11の動作
フローは、図3のCD−ROM再生装置7における、デ
ータデコーダ36に備えられる。図示しないメモリに格
納される制御プログラムを同様に図示しないCPUが実
行することにより実現される。
キュリティチェックの動作フローである。図11の動作
フローは、図3のCD−ROM再生装置7における、デ
ータデコーダ36に備えられる。図示しないメモリに格
納される制御プログラムを同様に図示しないCPUが実
行することにより実現される。
【0109】図11において、CD−ROM再生装置7
の電源投入あるいは、プログラムの読取指令により起動
されると、CD−ROMの最内側のトラックから読取が
開始される。
の電源投入あるいは、プログラムの読取指令により起動
されると、CD−ROMの最内側のトラックから読取が
開始される。
【0110】したがって、単密度の記録領域Vol.1
のTOC情報が先ず読み込まれる(ステップS10)。
このTOC情報の記録領域を第1の領域として、ここに
セキュリティコードの実施例としての登録商標「SEG
A」及び、製品番号、製品コード等のメディア識別情報
が記録されている。
のTOC情報が先ず読み込まれる(ステップS10)。
このTOC情報の記録領域を第1の領域として、ここに
セキュリティコードの実施例としての登録商標「SEG
A」及び、製品番号、製品コード等のメディア識別情報
が記録されている。
【0111】真正なプログラムを格納した光ディスク型
記録媒体であれば、上記の登録商標「SEGA」を読み
取り可能である。一方、不正コピーされたプログラムを
格納した光ディスク型記録媒体あるいは異なる用途を目
的として作製された光ディスク型記録媒体であれば、登
録商標「SEGA」は、読み取り不能である。
記録媒体であれば、上記の登録商標「SEGA」を読み
取り可能である。一方、不正コピーされたプログラムを
格納した光ディスク型記録媒体あるいは異なる用途を目
的として作製された光ディスク型記録媒体であれば、登
録商標「SEGA」は、読み取り不能である。
【0112】したがって、登録商標「SEGA」を読み
取り可能であるか否かを判断し(ステップS11)、読
み取り不能であれば処理は、その時点で終了する(ステ
ップS20)。
取り可能であるか否かを判断し(ステップS11)、読
み取り不能であれば処理は、その時点で終了する(ステ
ップS20)。
【0113】一方、第1の領域に記録されている製品コ
ードを読み取り可能であれば、これを読取り図3のCD
−ROM再生機7のデータデコーダ36内の図示しない
メモリに保存する(ステップS12)。
ードを読み取り可能であれば、これを読取り図3のCD
−ROM再生機7のデータデコーダ36内の図示しない
メモリに保存する(ステップS12)。
【0114】ついで、固定角速度(CAV)で記録され
たセキュリティパターン記録領域である、第3の領域V
ol.3の存在の有無を検知する(ステップS13)。
先に図8において、説明したように、第3の領域Vo
l.3の最内側と、最外側のトラック上の特定領域のピ
ット10、10bの長さを変え、これらの読取時間が同
じになるようにしている。
たセキュリティパターン記録領域である、第3の領域V
ol.3の存在の有無を検知する(ステップS13)。
先に図8において、説明したように、第3の領域Vo
l.3の最内側と、最外側のトラック上の特定領域のピ
ット10、10bの長さを変え、これらの読取時間が同
じになるようにしている。
【0115】したがって、第3の領域Vol.3(領域
B)の存在の有無の検知は、第3の領域Vol.3(領
域B)の最内側と、最外側のトラック上の特定領域のピ
ット10、10bの読取時間を比較することにより行わ
れる。比較の結果、読取時間が同じであれば、固定角速
度(CAV)で記録された第3の領域Vol.3(領域
B)が存在すると判断出来る。
B)の存在の有無の検知は、第3の領域Vol.3(領
域B)の最内側と、最外側のトラック上の特定領域のピ
ット10、10bの読取時間を比較することにより行わ
れる。比較の結果、読取時間が同じであれば、固定角速
度(CAV)で記録された第3の領域Vol.3(領域
B)が存在すると判断出来る。
【0116】ついで、第3の領域Vol.3(領域B)
が存在すると判断した時は、この領域に記録されている
セキュリティチェックパターンのロゴマークを読み取
る。そして、これを、CD−ROM再生機7のデコーダ
36にある図示しないメモリに予め格納してあるパター
ンデータと比較する(ステップS14)。
が存在すると判断した時は、この領域に記録されている
セキュリティチェックパターンのロゴマークを読み取
る。そして、これを、CD−ROM再生機7のデコーダ
36にある図示しないメモリに予め格納してあるパター
ンデータと比較する(ステップS14)。
【0117】比較の結果一致すれば、第3の領域Vo
l.3(領域B)のセキュリティパターンのチェックに
成功したことになる。
l.3(領域B)のセキュリティパターンのチェックに
成功したことになる。
【0118】セキュリティチェックパターンのチェック
に成功した場合は、実施例として倍密度で記録されてい
る第2の領域Vol.2(領域C)の、リードイン領域
に記録されているセキュリティコードとしての製品コー
ドの記録の有無を検知し、記録されている場合はこれを
読み込む(ステップS15)。
に成功した場合は、実施例として倍密度で記録されてい
る第2の領域Vol.2(領域C)の、リードイン領域
に記録されているセキュリティコードとしての製品コー
ドの記録の有無を検知し、記録されている場合はこれを
読み込む(ステップS15)。
【0119】そして、先に第1の領域から読込みメモリ
に保持してある製品コードと、第2の領域から読み込ん
だ製品コードとを比較する(ステップS16)。この比
較により、一致する場合は、セキュリティテェックをク
リアしたことになる。
に保持してある製品コードと、第2の領域から読み込ん
だ製品コードとを比較する(ステップS16)。この比
較により、一致する場合は、セキュリティテェックをク
リアしたことになる。
【0120】上記ステップS13〜S16までの判断及
び、比較において、否定判断の場合は、CD−ROM再
生機7が接続される本体装置41に、警報通知を行う
(ステップ21)。本体装置41は、警報通知を受け、
セキュリティチェックによりプログラムが真正なもので
ないことを出力表示する。
び、比較において、否定判断の場合は、CD−ROM再
生機7が接続される本体装置41に、警報通知を行う
(ステップ21)。本体装置41は、警報通知を受け、
セキュリティチェックによりプログラムが真正なもので
ないことを出力表示する。
【0121】ステップ16において、比較が一致する場
合は、本体装置41にCD−ROM再生機7において、
読取可の状態にあることを通知する(ステップ17)。
これにより、本体装置41からCD−ROM再生機7に
コマンドを送信し、本体装置41からの読取制御を可に
設定する(ステップ19)。
合は、本体装置41にCD−ROM再生機7において、
読取可の状態にあることを通知する(ステップ17)。
これにより、本体装置41からCD−ROM再生機7に
コマンドを送信し、本体装置41からの読取制御を可に
設定する(ステップ19)。
【0122】このように、図10に従う本発明の実施例
においては、セキュリティコードを異なる記録密度の第
1の領域と、第2の領域に記録格納している。そして、
これらを読取り比較し、一致の有無により、プログラム
の真正を判断している。
においては、セキュリティコードを異なる記録密度の第
1の領域と、第2の領域に記録格納している。そして、
これらを読取り比較し、一致の有無により、プログラム
の真正を判断している。
【0123】したがって、光ディスク型記録媒体を改造
して、セキュリティチェックをクリアすることを困難に
することが可能である。
して、セキュリティチェックをクリアすることを困難に
することが可能である。
【0124】なお、図7の実施例において、第1、第2
の領域に記録されるセキュリティコードとしての製品コ
ードは、先の実施例の場合と同様にプログラムのタイト
ル毎に、あるいは光ディスク記録媒体毎に異なるものと
することにより更にセキュリティを高めることが出来
る。
の領域に記録されるセキュリティコードとしての製品コ
ードは、先の実施例の場合と同様にプログラムのタイト
ル毎に、あるいは光ディスク記録媒体毎に異なるものと
することにより更にセキュリティを高めることが出来
る。
【0125】また、本発明の実施例において、異なる記
録密度の第1、第2の領域の間に固定角速度(CAV)
による第3の記録領域を設けている。この第3の記録領
域に可視可能に、商標等のパターンを形成する。そし
て、このパターンの予め登録されてあるパターンと比較
することにより更に、セキュリティチェックを行うこと
が出来る。これにより、更に高度にプログラムの不正コ
ピー、及び改ざんを防止することが可能である。
録密度の第1、第2の領域の間に固定角速度(CAV)
による第3の記録領域を設けている。この第3の記録領
域に可視可能に、商標等のパターンを形成する。そし
て、このパターンの予め登録されてあるパターンと比較
することにより更に、セキュリティチェックを行うこと
が出来る。これにより、更に高度にプログラムの不正コ
ピー、及び改ざんを防止することが可能である。
【0126】
【発明の効果】以上実施例に従って、説明したように、
本発明により、記憶容量を大きくした光ディスク型記録
媒体の提供と、改ざんを困難とし、セキュリティの確実
性を高めた光ディスク型記録媒体が提供可能である。
本発明により、記憶容量を大きくした光ディスク型記録
媒体の提供と、改ざんを困難とし、セキュリティの確実
性を高めた光ディスク型記録媒体が提供可能である。
【図1】本発明の一実施例としての、光ディスク型記録
媒体を示す図である。
媒体を示す図である。
【図2】本発明に従うディスク型記録媒体としてのCD
−ROMをプログラム供給媒体として用いた、パーソナ
ルコンピュータシステムあるいは、ビデオゲーム装置の
概要図である。
−ROMをプログラム供給媒体として用いた、パーソナ
ルコンピュータシステムあるいは、ビデオゲーム装置の
概要図である。
【図3】CD−ROM再生器7の構成例ブロック図を示
す図である。
す図である。
【図4】本発明のディスク型記録媒体を使用する動作例
を説明するフローチャートである。
を説明するフローチャートである。
【図5】本発明によるセキュリティ効果を説明する図で
ある。
ある。
【図6】本発明の他の実施例としての、光ディスク型記
録媒体を示す図である。
録媒体を示す図である。
【図7】更にセキュリティ効果を高めること及び、高密
度のデータ格納を考慮した、本発明の他の実施例を示す
図である。
度のデータ格納を考慮した、本発明の他の実施例を示す
図である。
【図8】固定角速度(CAV) の領域における最内側の
トラックIL上のピット10と、最外側のトラックOL
上のピット10bを示す図である。
トラックIL上のピット10と、最外側のトラックOL
上のピット10bを示す図である。
【図9】第3の記録領域Vol.3(領域B)に、かか
る固定角速度(CAV) で記録されたピットにより、登
録商標等のロゴマークを表示するセルを説明する図であ
る。
る固定角速度(CAV) で記録されたピットにより、登
録商標等のロゴマークを表示するセルを説明する図であ
る。
【図10】複数のセルによりロゴマークの構成する例を
説明する図である。
説明する図である。
【図11】図7の構成に基づく本発明のセキュリティチ
ェックの動作フローである。
ェックの動作フローである。
【図12】単密度記憶領域のみを有するCD−ROMを
説明する図である。
説明する図である。
1 CPU 2 ROM 3 RAM 4 入力パッド 5 表示装置 6 スピーカ 7 CD−ROM再生器 I 単密度記憶領域 II、III 倍密度記憶領域
Claims (14)
- 【請求項1】半径方向に、複数の物理フォーマット領域
を有し、 少なくとも最内周の物理フォーマット領域の物理フォー
マットに対し、他の物理フォーマット領域の物理フォー
マットを異なるものとしたことを特徴とする光ディスク
型記録媒体。 - 【請求項2】請求項1において、 前記物理フォーマットは、記録密度であり、最内周の物
理フォーマット領域の記録密度を単密度とし、他の物理
フォーマット領域は、該単密度より大きい記録密度を有
するものであることを特徴とする光ディスク型記録媒
体。 - 【請求項3】請求項1又は、2において、 最内周の物理フォーマット領域と、最外周の物理フォー
マット領域の間に存在する第3の物理フォーマット領域
にセキュリティデータが記録されていることを特徴とす
る光ディスク型記録媒体。 - 【請求項4】請求項3において、 前記第3の物理フォーマット領域に記録されているセキ
ュリティデータは、最内周の物理フォーマット領域の記
録データと、最外周の物理フォーマット領域の記録デー
タとに関連付けられていることを特徴とする光ディスク
型記録媒体。 - 【請求項5】請求項3において、 前記第3の物理フォーマット領域を、前記最内周の物理
フォーマット領域に隣接して有し、該最内周の物理フォ
ーマット領域に、他の物理フォーマット領域にアクセス
するためのトラック情報を暗号化して記録し、 該暗号化を解く鍵情報を、前記第3の物理フォーマット
領域に記録していることを特徴とする光ディスク型記録
媒体。 - 【請求項6】請求項1又は、2において、 前記複数の物理フォーマット領域のうち、最内周の物理
フォーマット領域を除く少なくとも1つの物理フォーマ
ット領域が書き込み、読み出し可能の記録領域であるこ
とを特徴とする光ディスク型記録媒体。 - 【請求項7】請求項6において、 前記書き込み、読み出し可能の記録領域は、光磁気記憶
メモリ媒体で構成されることを特徴とする光ディスク型
記録媒体。 - 【請求項8】それぞれ異なる記録密度の第1の記録領域
と、第2の記録領域と、 該第1の記録領域と、第2の記録領域との間にある第3
の記録領域を有し、該第1の記録領域と、第2の記録領
域が固定線速度で記録され、 該第3の記録領域が固定角速度で記録されることを特徴
とする光ディスク型記録媒体。 - 【請求項9】請求項8において、 前記第2の記録領域は、半径方向の最外周に配置され、
且つ該第2の記録領域の少なくとも最外周領域にプログ
ラムデータが記録されていることを特徴とする光ディス
ク型記録媒体。 - 【請求項10】請求項8において、 前記第3の記録領域の半径方向の最外周トラック上のピ
ット長さと、該第3の記録領域の半径方向の最内周トラ
ック上のピット長さが、それぞれの読み取り時間が同じ
になる様に設定されていることを特徴とする光ディスク
型記録媒体。 - 【請求項11】請求項8において、 前記第1の記録領域を半径方向の最内側に配置し、前記
第2の記録領域を半径方向の最外側に配置し、且つ第2
の記録領域の記録密度は、該第1の記録領域の記録密度
より大きいことを特徴とする光ディスク型記録媒体。 - 【請求項12】請求項8において、 前記第1の記録領域と、前記第2の記録領域のそれぞれ
に同じセキュリテイコードが記録されていることを特徴
とする光ディスク型記録媒体。 - 【請求項13】請求項8において、 前記第3の記録領域は、複数の論理”1”のピットで可
視可能のパターンが形成されていることを特徴とする光
ディスク型記録媒体。 - 【請求項14】請求項13において、 前記可視可能のパターンを、商標で構成することを特徴
とする光ディスク型記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10232882A JPH11134813A (ja) | 1997-08-22 | 1998-08-19 | 光ディスク型記録媒体 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22670197 | 1997-08-22 | ||
JP9-226701 | 1997-08-22 | ||
JP10232882A JPH11134813A (ja) | 1997-08-22 | 1998-08-19 | 光ディスク型記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11134813A true JPH11134813A (ja) | 1999-05-21 |
Family
ID=26527311
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10232882A Withdrawn JPH11134813A (ja) | 1997-08-22 | 1998-08-19 | 光ディスク型記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11134813A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002140869A (ja) * | 2000-08-16 | 2002-05-17 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 複製制限機能付き再生専用光ディスクとその配信方法および適応可能再生装置 |
KR20020040587A (ko) * | 2000-11-22 | 2002-05-30 | 마찌다 가쯔히꼬 | 정보 기록·재생 방법, 기록·재생 장치, 기록 매체, 및그 기록 매체의 제조 방법 |
JP2002324348A (ja) * | 2001-04-25 | 2002-11-08 | Sony Corp | データ記録媒体、データ記録装置及びデータ記録方法、並びにデータ再生装置及びデータ再生方法 |
US6751625B2 (en) | 2000-04-11 | 2004-06-15 | Ricoh Company, Ltd. | Record medium and method of controlling access to record medium |
JP2005513707A (ja) * | 2001-12-21 | 2005-05-12 | ソニー デーアーデーツェー オーストリア アクチェンゲゼルシャフト | 異なる待ち時間を有する記録媒体 |
US7092949B2 (en) | 2000-02-28 | 2006-08-15 | Ricoh Company, Ltd. | Recording medium having a plurality of sections storing root directory information |
KR100675582B1 (ko) | 2004-05-14 | 2007-02-02 | 가부시끼가이샤 도시바 | 광디스크 기록/재생 방법 및 기록/재생 장치, 그리고광디스크 |
US7433294B2 (en) | 2002-08-05 | 2008-10-07 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Method of and apparatus for recording data in various recording formats on an optical storage medium, method of and apparatus for reproducing the data, and an optical storage medium on which the data is recorded |
-
1998
- 1998-08-19 JP JP10232882A patent/JPH11134813A/ja not_active Withdrawn
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7092949B2 (en) | 2000-02-28 | 2006-08-15 | Ricoh Company, Ltd. | Recording medium having a plurality of sections storing root directory information |
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JP2002140869A (ja) * | 2000-08-16 | 2002-05-17 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 複製制限機能付き再生専用光ディスクとその配信方法および適応可能再生装置 |
KR20020040587A (ko) * | 2000-11-22 | 2002-05-30 | 마찌다 가쯔히꼬 | 정보 기록·재생 방법, 기록·재생 장치, 기록 매체, 및그 기록 매체의 제조 방법 |
JP2002324348A (ja) * | 2001-04-25 | 2002-11-08 | Sony Corp | データ記録媒体、データ記録装置及びデータ記録方法、並びにデータ再生装置及びデータ再生方法 |
JP2005513707A (ja) * | 2001-12-21 | 2005-05-12 | ソニー デーアーデーツェー オーストリア アクチェンゲゼルシャフト | 異なる待ち時間を有する記録媒体 |
JP4790216B2 (ja) * | 2001-12-21 | 2011-10-12 | ソニー デーアーデーツェー オーストリア アクチェンゲゼルシャフト | 異なる待ち時間を有する記録媒体 |
US7433294B2 (en) | 2002-08-05 | 2008-10-07 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Method of and apparatus for recording data in various recording formats on an optical storage medium, method of and apparatus for reproducing the data, and an optical storage medium on which the data is recorded |
KR100675582B1 (ko) | 2004-05-14 | 2007-02-02 | 가부시끼가이샤 도시바 | 광디스크 기록/재생 방법 및 기록/재생 장치, 그리고광디스크 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20051101 |