WO1998047769A1 - Machine d'emballage sous film etirable - Google Patents

Description

明 細 書 ストレッチ包装機 技術分野

本発明は、 トレィをコンベア装置によって搬送する一方、 前記コンベア装置の 上方において帯状のストレツチフィルムを前記トレイと同方向に搬送すると共に、 このストレッチフィルムを展張させながら前記卜レイの周りに筒状に被せて包装 するようにしたストレッチ包装機に関するものである。 背景技術

従来、 魚や肉や果実などの生鮮食料品をトレイに収容し、 前記トレイの周りに 上方から延展性のフィルム （ストレッチフィルム） を展張させながら被せ、 トレ ィの下部で重合させ、 各トレイ間のフィルムを切断して折り込むようにした包装 機は多々ある。 しかし、 この際使用される前記ストレッチフィルムは非常に密着 性が高いために、 単にフィルムをトレイに被せたのではトレイの上面において展 張作用が損なわれしわが生じたり、 また逆に必要以上に展張したままでトレイに 被せると、 トレイが軟弱であったり、 卜レイに収容する内容物が軟弱なものであ つた場合には、 フィルムの展張力が直接トレィゃ内容物に作用するためにつぶれ てしまうことがあった。

そこでフィルムの両側端を支持してフィルムを送り出し供給する左右のフィル ム供給装置の内側に、 コンベア装置上を搬送するトレイの上方にフィルムを張架 支持するフィルムガイド部を設けている。

即ち、コンベア装置の両側に搬送方向に長さを有するフィルムガイド部を設け、 このフィルムを張架支持するフィルムガイド部の上縁部の高さをトレイの高さよ りやや高くし搬送している （例えば日本国特許庁発行の実公昭 6 2 - 3 1 3 6 1 号公報ゃ特開平 6— 1 5 6 4 1 7号公報など） 。

このように構成すれば、 前記フィルムガイド部がトレイの上面より高く設置さ れているのでフィルム展張時にフィルムは前記フィルムガイド部の上縁部を摺動 し、 トレイに接触することがないので、 フィルム供給時において卜レイの上端縁 や内容物に大きな負荷をかけることなくフィルム全体を均一な緊張状態に保持し つつ、 そしてフィルムガイド部による左右のフィルム展張を解放しながらしわを 生じないようにしつつも、 トレイの上面部分にフィルムを展張状態にして卜レイ に巻き付けるようにしている。

しかしながら、 従来のこのようなストレッチ包装機においては、 前述のように フィルムガイド部を設けているものの、 単に前記フィルムガイド部の搬送方向側 先端部を前記フィルム供給装置の搬送方向側先端部に位置するように配設してい るため、 例えばもしフィルムを左右両側から展張挟持することが解放されるフィ ルム供給装置の搬送方向側先端部のフィルム解放位置よりも、 フィルムガイド部 の搬送方向側先端部が若千後退した位置にあると、 まだ左右のフィルム展張挟持 が解かれないうちに展張したフィルムがトレィを上方から下方側に向けて押圧す ることになり、 トレイが強い負荷を受けかねない。

トレイがある程度剛性のあるもので、 前記フィルムの展張力による負荷を受け た程度では変形したりつぶれたりしないものであれば良いが、 例えばいちごを入 れるトレイなどのように剛性があまりなく、 軟弱なものにおいては、 トレイがつ ぶれ搬送に支障を生じる場合がある。 即ち、 卜レイの種類によっては、 このわず かなフィルムガイド部とフィルム供給装置の夫々の先端部の搬送方向に対する位 置関係のズレによって、 前記フィルム展張力による負荷により包装に支障を来す おそれがある。

本発明は、 このような問題に着目し、 このような問題を解決できる極めて実用 性に秀れた画期的なストレッチ包装機を提供することを目的としている。 発明の開示

コンベア装置により内容物を収容したトレイが搬送されると共に、 このコンペ ァ装置の左右両側に設けたフィルム供給装置によつてフィルムは左右両端が挾持 されて展張状態でトレイ搬送方向に送り出される。

このフィルムはコンベア装置の左右両側の設けたフィルムガイド部によってコ ンベア装置上に張架支持され、 このフィルムガイド部によるフィルム張架作用の 消失並びにフィルム供給装置による展張挟持の解放によって卜レイの上方よりフ イルムが被せられると共に、 前記解放されたフィルムの左右両端をトレイの下側 中央に誘導してフィルムをトレイに筒状に被せ、 更にトレイの前後のフィルムを 切断してトレイに折り込みトレイを包装する。

この際本発明においては、 コンベア装置によってトレイが前記フィルム供給装 置の前記フィルムを左右両側から展張状態に挟持することが解放されるフィルム 解放位置に合致する搬送位置まで搬送されても、 フィルムはこの時点ではまだト レイの上方にフィルムガイド部によって張架支持されていて、 フィルムの展張力 がトレイに及ばず、 たとえトレイが軟弱なものであっても、 変形したり押しつぶ されたりしない。

即ち、 前記フィルム解放位置に合致した搬送位置を過ぎるまでは、 フィルムは 左右のフィルム供給装置により両端部が挟持されていて強い展張力を有している が、 この強い展張状態においては、 まだフィルムガイド部の存在によってトレイ 上方に確実に張架支持され、 この強い展張力がトレイに及ばないように構成して いる。

そして、 このフィルム解放位置に合致した搬送位置よりも搬出側にトレィが搬 送されると左右両側からのフィルム展張挾持が解放され、 更にフィルムガイド部 のフィルム張架作用がトレイに受け渡される際 （後述する実施例においてはフィ ルムガイド部の搬送方向側先端部を過ぎることによってフィルムガイド部による 張架状態が解放されつつフィルムが送られてトレイに受け渡される場合、 あるい は例えばフィルムガイド部の高さが徐々に低くなり展張力が弱められつつトレイ の高さと同じか低くなる位置にて前記フィルムの張架状態をトレイに受け渡す場 合など） 、 前記フィルム供給装置によるフィルムの左右両側が解放されているた め、 トレイの上方から下方側に向けて押し下げる作用が抑えられながらトレイに フィルムが上方より被せられてトレイとともにフィルムが搬送される。

従って、 本発明は、 フィルム解放位置よりもフィルムガイド部の搬送方向側先 端部を搬送方向側に突出させることで、 フィルムを左右から展張挟持した状態が 解放された後に前記フィルムガイド部のフィルム張架作用を卜レイに受け渡すよ うにし、 フィルムの強い展張力がトレイに確実に及ばない構成とし、 トレイの種 類を問わず軟弱なトレイでも搬送 ·包装可能となる。

しかもこの突出度をわずかな突出度に設計することにより、 前記フィルム展張 解放後にすかさずトレイにフィルムが上方から接触して被せられるように構成し、 このタイミングが遅れてフィルムに目立ったしわが生じることもないように構成 できることとなる。 図面の簡単な説明

第 1図は、 本実施例の概略構成側面図であり、 第 2図は、 本実施例の概略構成 平面図であり、 第 3図は、 本実施例の要部の概略構成正面図であり、 第 4図は、 本実施例の要部の拡大概略斜視図であり、 第 5図は、 本実施例のトレイがフィル ム解放位置に至った時点での要部の拡大説明側面図であり、 第 6図は、 本実施例 のトレイがフィルム解放位置に合致する搬送位置を過ぎてフィルムがトレイに接 触した時点での要部の拡大説明側面図であり、 第 7図は、 本実施例のトレィがフ イルム解放位置に合致する搬送位置に至る前の要部の拡大説明正面図であり、 第 8図は、 本実施例のトレイがフィルム解放位置に合致する搬送位置に至った時点 での要部の拡大説明正面図であり、 第 9図は、 本実施例のトレイがフィルム解放 位置に合致する搬送位置を過ぎてフィルムが卜レイに接触した時点での要部の拡 大説明正面図である。 発明を実施するための最良の形態

本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。

本実施例は、 例えばきのこやいちごなどの食品を収容する上部開口箱状の透明 榭脂製のトレイ 1を、 密着性が高く延展性を有するストレツチフィルム 3により 上方から筒状に包み、 切断される前後端をトレイ下側へ折り込み包装する包装機 に本発明を適用している。

本実施例のストレツチ包装機は、 水平搬送するトレイ 1の上方に帯状のフィル ム 3を展張状態にトレイ搬送方向へ引き出しつつトレイ 1の上方からこのフィル ム 3をトレイ 1に接触させるフィルム被覆工程部分 Aと、 卜レイ 1を更に搬送し つつ搬出側よりフィルム 3を引き取りながらフィルム 3の左右端をトレィ 1の下 JP98/01811

側中央に誘導してフィルム 3をトレイ 1に筒状に包装するフィルム包装工程部分 Bと、 順次搬送されて包装される卜レイ 1間のフィルム 3を切断すると共に、 切 断したフィルム前後端をトレイ 1下側へ折り込み、 包装を終えたトレイ 1を搬出 するフィルム切断包装完了工程部分 Cとから構成されている。

先ず、 本発明の主要部であるフィルム被覆工程部分 Aの具体的な実施例につい て説明する。

トレイ 1を前方へ水平載置搬送するコンベア装置 2の左右両側に、 帯状のスト レツチフィルム 3を左右端を挟持することで展張させた状態で、 コンベア装置 2 上方のフィルムロール 3 Aから引き出しつつトレィ搬送方向へ送り出す一対のフ イルム供給装置 4を配設している。

この左右のフィルム供給装置 4は、 巻回移送されるベルトコンベア装置 4 Aを 上下に近接させ、 この上下のベルトコンベア装置 4 Aによってフィルム 3の側端 を展張挟持するように構成している。

即ち、 左右に配した上下のベルトコンベア装置 4 Aによって、 フィルムロール 3 Aから引き出されるフィルム 3の左右両側端縁を挟持し、 このベルトコンベア 装置 4 Aの送り移動によってフィルム 3をトレイ 1の搬送方向に送り出すように 構成している。

またこの左右のフィルム供給装置 4は夫々トレイ 1の搬送方向に向かって下降 傾斜状態に設けている。

これにより、 フィルム 3は左右から徐々に強く引っ張られて展張されて行くよ うに構成し、 本実施例では搬送先端部においてはコンベア装置 2上のトレィ 1下 面よりも低い位置に来るように構成されている。

また、 この左右のフィルム供給装置 4の内側であってコンベア装置 2の左右両 側に、 前記左右両側端が挟持されて展張されるフィルム 3をコンベア装置 2 (ト レイ 1 ) の上方に張架支持するフィルムガイド部 5を配設している。

この左右のフィルムガイド部 5は搬送方向に長さを有し、 そのガイド上縁部 5 Aは左右同じ高さに配され、 コンベア装置 2により水平搬送されるトレイ 1の上 方にフィルム 3を張架支持し、 フィルム 3をトレイ 1の上方に展張状態のまま水 平張架保持させつつ、 フィルム 3を前記送り出しによってガイド上緣部 5 Aを摺 動 （本実施例では、 フィルムガイド部 5の長さ方向に移動） するように構成して いる。

従って、 このフィルムガイド部 5によるフィルム張架作用がなくなるまでは、 フィルム 3はトレイ 1には接触せず、 左右のフィルム供給装置 4によりフィルム 3は展張状態でトレイ 1の上方に張架されたまま搬送方向へ送り出されていくよ うに構成している。

一方、 フィルム供給装置 4の上下のベルトコンベア装置 4 Aによってフィルム 側端の挟持が解放される搬送方向側先端部のフィルム解放位置 Pをフィルム 3が 過ぎると、 即ち具体的には、 ベルトコンベア装置 4 Aの末端においてベルト同志 によるフィルム 3の挟持が解除されるフィルム解放位置 Pを過ぎると、 前記フィ ルム包装工程部分 Bのフィルム送りローラ 9によりフィルム 3の両端縁を重ね合 わせてフィルムの筒状化を確実にしつつ搬送を続けると共に、 フィルム 3の両端 縁を案内するガイドシャフト 〗0やガイド板 11 に設けたガイド縁部 12などのフ イルム案内機構 13 によって、 ベルトコンベア装置 4 Aより解放されたフィルム 3はトレイ 1の下側中央へ案内されると共に、 上方においては前記フィルムガイ ド部 5の搬送方向側先端部 Qを過ぎてフィルム 3が卜レイ 1の上方から被せられ るように構成している。

本実施例においてはこのトレィ 1を左右両側より挟持搬送する第二コンベア装 置 14による継続搬送と、 前記フィルム案内機構 13によってトレィ 1にフィルム 3が筒状に巻き付けられるように構成している。

本実施例は、 このようなストレッチ包装機において、 前記フィルムガイド部 5 のガイド上縁部 5 Aを搬送方向側先端部 Qの末端に至るまでコンベア装置 2上の トレイ 1の上縁高さよりも高い位置に設定し、 しかもこのフィルムガイド部 5の ガイド上緣部 5 Aの搬送方向側先端部 Qの末端を前記フィルム解放位置 Pよりも 確実に搬送方向側へ突出するように設定している。

即ち、 第 5図， 第 6図に示すように、 側方より本機を見た場合に、 搬送方向に 対する位置関係において、 前記フィルム解放位置 Pよりもフィルムガイド部 5の ガイド上縁部 5 Aの搬送方向側先端部 Qが卜レイ 1の搬送方向に突出するように 構成している。 従って、 第 5図， 第 8図に示すように、 コンベア装置 2によってトレイ 1が前 記フィルム供給装置 4の前記フィルム 3を左右両側から展張状態に挟持すること が解放されるフィルム解放位置 Pに合致する搬送位置 P 'まで搬送されても、 フ イルム 3はこの時点ではまだトレイ 1の上方にフィルムガイド部 5によって張架 支持されていて、 フィルム 3の展張力がトレイ 1に及ばず、 たとえトレィ 1が軟 弱なものであっても、 変形したり押しつぶされたりしない。

即ち、 前記フィルム解放位置 Pに合致した搬送位置 P 'を過ぎるまでは、 フィ ルム 3は左右のフィルム供給装置 4により両端部が挟持されていて強い展張力を 有しているが、 この強い展張状態においては、 まだフィルムガイド部 5の存在に よってトレイ 1上方に確実に張架支持され、 この強い展張力がトレイ 1に及ばな いように構成している。

そして、 第 6図， 第 9図に示すように、 このフィルム解放位置 Pに合致した搬 送位置 P 'よりも搬出側にトレィ 1が搬送されると左右両側からのフィルム展張 挟持が解放され、 更にフィルムガイド部 5のフィルム張架作用がトレイ 1に受け 渡される際 （後述する実施例においてはフィルムガイド部 5の搬送方向側先端部 Qを過ぎることによってフィルムガイド部 5による張架状態が解放されつつフィ ルム 3が送られてトレイ 1に受け渡される場合、 あるいは例えばフィルムガイド 部 5の高さが徐々に低くなり展張力が弱められつつトレイ 1の高さと同じか低く なる位置にて前記フィルム 3の張架状態をトレイ 1に受け渡す場合など） 前記フ イルム供給装置 4によるフィルム 1の左右両側が解放されているため、 トレイ 1 の上方から下方側に向けて押し下げる力が抑えられながらトレイ 1にフィルム 3 が上方より被せられてトレィ 1とともにフィルム 3が搬送される。

従って、 本発明は、 フィルム解放位置 Pよりもフィルムガイド部 5の搬送方向 側先端部 Qを搬送方向側に突出させることで、 フィルム 3を左右から展張挟持し た状態が解放された後に前記フィルムガイド部 5のフィルム張架作用をトレイ 1 へと受け渡すようにすることによって、 フィルム 3の強い展張力がトレイ 1の上 方から下方側に向けて押し下げる力が抑制され、 これによりトレィ 1の種類を問 わず軟弱なトレイ 1でも搬送 ·包装可能となる。

しかも本実施例ではこの突出度をわずかな突出度に設計することにより、 前記 フィルム展張解放後にすかさずトレイ 1にフィルム 3が上方から接触して被せら れるように構成し、 このタイミングが遅れてフィルム 3に目立ったしわが生じる こともないように構成している。

尚、 本実施例においては、 フィルム解放位置 Pよりもフィルムガイド部 5の搬 送方向先端部 Qが搬送方向側にやや突出するように設定しているが、 フィルム幅 やフィルム材質， フィルムの伸び率などを考慮し前記フィルムガイド部 5の搬送 方向先端部 Qの突出位置が適正となるように調整自在となるように構成しても良 い。

また、 本実施例においてはフィルムガイド部 5のガイド上緣部 5 Aを途中まで はトレイ 1の上縁 1 Aより十分に高い位置となるようにし、 搬送方向側の先端部 を搬送方向に向かって徐々に下降傾斜させて、 その先端部 Qにおいては、 ごくわ ずかだけ卜レイ 1の上縁上方に位置する高さとなるように構成している。

即ち、 フィルム供給装置 4により展張されるフィルム 3は途中まではトレイ 1 のかなり上方に水平張架支持されつつ引き出し搬送されて行き、 フィルム解放位 置 P付近においては徐々に下降して行き、 トレィ 1の上方近傍まで下げられて行 くことになる。

しかし、 前述のようにこのトレィ 1の搬送方向側のガイド上縁部 5 Aの先端部 Qは確実にフィルム解放位置 Pよりもトレィ 1の搬送方向側に突出しているため、 必ずフィルム供給装置 4によりフィルム展張が解除されるまでは、 このガイド上 縁部 5 Aによるフィルム張架作用は確実に保持される。

しかも、 十分にトレイ 1の上方近傍に位置させておくことができるため、 前記 突出度がわずかでも、 タイミングが遅れることなく、 展張解除後すみやかにトレ ィ 1にフィルム 3を接触させることができるため、 強い展張力がトレイ 1にかか らず、 しかもしわをできるだけ生じさせないようにフィルム 1を被せることがで きる。

また、 このように予め （途中までは） フィルムガイド部 5のガイド上縁部 5 A を高い位置に設けているため、 トレイ 1からも内容物 8が上方に突出していても (内容物 8が展張したフィルム 1にあたるとしても） 搬送 ·包装が可能となる。 この場合において、 トレィ 1および内容物 8の両側にフィルムガイド部 5のガ ィド上縁部 5 Aを設けることによりフィルム 3の展張による応力がトレイ 1の両 側に配設されたガイド上縁部 5 Aによって受けることができ、 これにより内容物 8ゃトレイ 1がフィルム 3の展張力がその上方から下方側に向けて押し下げられ る作用を抑制することができ、 柔らかい内容物 8ゃトレイ 1をつぶしてしまうと いう問題をも未然に防ぐことができる。

また、 本実施例では、 遊転自在に設けた口一ラ部 6間にフィルム 3を傷めにく ぃ丸杆状の無端状ベルト 7を移動自在に懸架し、 この無端状ベルト 7に前記フィ ルム 3が張架支持されるように前記フィルムガイド部 5を構成している。

従って、 前記フィルムガイド部 5の構成が実現し易い構成となると共に、 フィ ルム 3の移動搬送がスムーズとなり極めて実用性に秀れたストレッチ包装機とな る。

即ち、 フィルム 3がガイド上縁部 5 A上を摺動搬送させなくとも、本実施例は、 このガイド上縁部 5 Aとして機能する口一ラなどに懸け渡された無端状ベルト 7 はフィルム 3の搬送移動に連れて前記無端状ベルト 7が摩擦の作用によって送ら れフィルム 3を傷めずスムーズに搬送できるように構成している。

次にフィルム包装工程部分 B， フィルム切断包装完了工程部分 Cについて簡単 に説明する。

前述のようにトレイ 1をコンベア装置 2から左右挟持タイプの第ニコンベア装 置 14 へ受け渡し搬送しつつ、 フィルム供給装置 4の搬送方向側先端部の （トレ ィ搬送位置より低い高さの） フィルム解放位置 Pで解放したフィルム 3を前記送 りローラ 9によって搬送させつつ、 前記案内機構 13 によって左右のフィルム側 端をトレイ 1の下方中央へ重合するように誘導し、 トレイ 1にフィルム 3を筒状 に重合巻き取り包装するように構成している。

このようにしてフィルム包装されるトレイ 1間に下降する切断装置 15 によつ て、 トレイ 1間のフィルム 3を切断すると共に、 この切断端をトレイ 1の下面側 へ折り込むように構成している。

このようにして包装を完了したトレイ 1を搬出コンベア装置 16 へ搬出するよ うに構成している。 産業上の利用可能性

本発明においては、 強い展張力がトレイに及ぶことが確実に防止できるため、 従来のように剛性のあるトレィだけでなく、 軟弱なトレイでも良く、 トレイの種 類においても、 内容物の詰め方においても、 搬送トレイの適用範囲が広くなり汎 用性が向上し、 それだけ本機の実用性が向上することとなる。

Claims

請 求 の 範 囲

1 . トレィを載置搬送するコンベア装置の左右両側に、 フィルムを展張して送り 出す一対のフィルム供給装置を前記トレイの搬送方向に向かって下降傾斜状態に 配設し、 このフィルム供給装置の内側にこのフィルム供給装置によって展張され たフィルムを前記コンベア装置の上方に張架させる一対のフィルムガイド部を設 け、 前記トレィを前記コンベア装置によって搬送させ前記フィルムガイド部間を 通過させて、 前記フィルム供給装置から解放されたフィルムを前記トレイに上方 から被せると共に、 このフィルムの両端部を前記卜レイの下側に誘導してフィル ムをトレイに筒状に被せ、 このトレイの前後のフィルムを切断してトレイに折り 込みフィルム包装するように構成したストレツチ包装機において、 前記フィルム 供給装置の前記フィルムを左右両側から展張状態に挟持することが解放されるフ イルム解放位置よりも、 前記フィルムガイド部の搬送方向側先端部をトレイ搬送 方向に突出するように配設し、 前記展張されているフィルムは、 前記フィルム供 給装置のフィルム解放位置に合致する搬送位置に前記コンベア装置によって搬送 されたトレイにおいては、 前記フィルムガイド部によって前記トレイの上方に張 架支持され、 このトレイが前記フィルム解放位置に合致する搬送位置よりも搬出 側に搬送された後にトレイの上部にフィルムが被せられるように構成したことを 特徴とするストレッチ包装機。

2 . 少なくとも前記フィルムガイド部の搬送方向側先端部のガイド上縁部を搬送 方向に向かって下降傾斜する形状に構成し、 この傾斜するガイド上緣部の前記フ イルム解放位置に合致する搬送位置における高さを、 前記コンベア装置により搬 送される前記トレイの上縁より高い位置に設定したことを特徴とする請求の範囲 第 1項に記載のストレツチ包装機。

3 . 遊転自在に設けた口一ラ部間に無端状ベルトを移動自在に懸架し、 この無端 状ベルトに前記フィルムが張架支持されるように前記フィルムガイド部を構成し たことを特徴とする請求の範囲第 1項または請求の範囲第 2項に記載のストレツ チ包装機。