WO1998046180A1 - Article portable jetable - Google Patents

Description

明 卿

使い捨て着用物品 技術分野

こ の発明 は 、 使い捨て 卜 レ ニ ン グパ ン ツ 、 使い捨て失禁パ ン ッ な どの使い捨て着用物品に関 し、 さ ら に詳 し く は、 側部胴周 り 域が周 り 方向へ伸縮性を有 してい る該使い捨て着用物品に関 す る。 背景技術

米国特許第 4， 9 3 8 , 7 5 3 号公報に は、 胴周 り 方向に伸 縮性を有す る サイ ドパネ ルを備えたパ ン ツ型使い捨て おむつが 開示さ れて い る 。 サイ ドパネ ルは、 伸縮性の織布ゃ不織布、 弾 性材料か ら な る フ ィ ルム 、 弾性伸縮性で通気透液性の ス ト レ ツ チ ボ ン ド さ れた ラ ミ ネ ー ト 等に よ っ て構成さ れて い る 。 ス ト レ ツ チ ボ ン ド と は、 伸長状態の弾性部材と非伸長状態の シ ー ト 部 材と を接合す る技術で、 接合後に弾性部材の伸長が解け る と 、 シ ー ト にギ ャ ザー が生 じ る 。

前記公知の使い捨ておむつのサイ ドパネル、 つま り おむつの 側部胴周 り 域を通気性にす る には、 通気性の織布ゃ不織布を使 用すればよ い。 しか し、 こ の側部に高い伸縮性を も たせる こ と は、 一般に難 し い。 織布ゃ不織布だ けで高い伸縮性を得よ う と す る な ら ば、 そ れ ら織布ゃ不織布に比較的高価な弾性糸を使わ な ければな ら な い こ と にな る。 その こ と は、 コ ス ト競争の厳 し い使い捨て おむつに と っ て非現実的であ る 。 織布ゃ不織布を使 用 して前記公知技術の よ う な ス ト レ ツ チ ボ ン ド さ れた ラ ミ ネ一 ト を得る な ら ば、 比較的低コ ス ト で側部胴周 り 域に高い伸縮性 を与え る こ と ができ る 。 た だ し 、 こ の おむつでは、 側部胴周 り 域に多数のギ ャ ザーが生 じて、 ざ ら ざ ら し た肌触 り と な り 着用 感の妨げ と な る ばか り でな く 、 ギ ャ ザー に よ っ て ラ ミ ネ一 卜 が 折れ曲が り 、 互いに重な り 合う こ と は、 ラ ミ ネ ー ト を介 しての おむつ内外の通気性の妨げに も な る。

そ こ で、 こ の発明は、 側部胴周 り 域に高い伸縮性と通気性と を有する使い捨て着用物品の提供を課題に して い る。 発明の開示

前記課題を解決す る ため に、 こ の発明が前提と す る のは、 透 液性内面シ ー ト と 、 不透液性外面シ ー ト と 、 こ れ ら両 シ ー ト 間 に介在す る 吸液性コ ア と か ら な り 、 前胴周 り 域と、 後胴周 り 域 と 、 こ れ ら両域間に位置す る側部胴周 り 域と を有す る使い捨て 着用物品であ る。

かかる前提において、 こ の発明が特徴 と す る と こ ろ は、 前記 側部胴周 り 域の少な く と も一部分が、 胴周 り 方向に伸長性を有 し て い て非伸長状態に あ る通気性不織布と 、 前記胴周 り 方向に 弾性伸縮性を有 して いて 、 前記不織布に対 して前記胴周 り 方向 において連続的であ っ て、 前記おむつの上下方向において間欠 的に塗布さ れて い る複数条の弾性素材 と に よ っ て構成さ れて お り 、 該弾性素材が前記不織布に対 して非伸長状態で塗布さ れて 、 な と 、 の る 。

こ の発明の実施態様の一つにおいて、 前記側部胴周 り 域の少 な く と も一部分が、 互い に重な り 合う 伸長性かつ通気性の 2 枚 の不織布と 、 こ れ ら不織布の内面ど う し を接合する接着剤 と に よ っ て構成さ れて い て 、 該接着剤 と し て前記弾性素材が使用 さ れて い る 。 こ の発明の実施態様の他の一つにおいて、 前記弾性素材は、 5 0 %伸長後の伸長量に対す る残留歪みが 1 5 %以下であ り 、 前記不織布が前記素材に追随 して伸長可能であ る。

実施態様の さ ら に他の一つにおいて、 前記不織布は、 5 0 % 伸長後の伸長量に対す る残留歪みが 5 0 %以下であ る。

実施態様の さ ら に他の一つにおいて、 前記弾性素材が前記胴 周 り 方向へ延びる複数条のス ト ラ イ プを画いて塗布さ れている。

実施態様の さ ら に他の一つにおいて、 前記弾性部材が前記胴 周 り 方向へ延びる スパイ ラ ルを画いて塗布さ れて い る 。

実施態様の さ ら に他の一つにおいて、 前記側部胴周 り 域が、 開放型使い捨ておむつの前記前後胴周 り 域の少な く と も一方に 形成さ れて い る ウ イ ン グ部分であ る。

実施態様の さ ら に他の一つにおいて、 前記側部胴周 り 域が、 パ ン ツ型使い捨て おむつの側部胴周 り 部分であ る。

こ の発明に係る使い捨て着用物品に よれば、 側部胴周 り域は、 非伸長状態に あ る伸長性かつ通気性の不織布に非伸長状態にあ る 伸縮性素材が塗布さ れて い る か ら、 こ の着用物品が着用 さ れ た と き に は、 胴周 り 側部が伸長する につれて不織布本来の繊維 間隙が拡大 して該側部の通気性が向上す る。 かか る胴周 り 側部 に は、 ギ ャ ザーがな く 、 かつ、 通常、 その伸長が解かれた後で も実質的に ギ ャ ザーが派生する こ と も少な いか ら、 ギ ャ ザー に よ っ て着用感が妨げ られた り 、 肌が痛め ら れた り す る と い う 問 題を同時に解消す る こ とができ る。 したが っ て、 こ の発明は、 着用物品が肌の弱い乳幼児用のおむつであ る場合、 特に好適で あ る o 図面の簡単な説明 図 1 は、 使い捨ておむつの部分破断平面図。

図 2 は 、 着用状態にあ る 図 1 のおむつの斜視図。

図 3 は、 図 1 の お むつの要部破断図。

図 4 は、 図 3 の I V — I V線断面図。

図 5 は、 実施態様の一例を示す図 3 と 同様の図面。

図 6 は、 実施態様の一例を示す図 5 と 同様の図面。

図 7 は、 実施態様の一例を示すパ ン ツ型使い捨て おむつの斜 視図。 発明を実施する最良の形態

こ の発明 に係る使い捨て着用物品 と しておむつを例に と り 、 添付の図面を参照 して、 そ の詳細を説明す る と、 以下の と お り で あ る 。

図 1 , 2 は、 使い捨ておむつ 1 の内面側を示す部分破断平面 図 と、 こ のおむつ 1 が着用状態にあ る と き の斜視図であ る 。

おむつ 1 は、 透液性内面シ ー ト 2 と、 不透液性外面シ ー ト 3 と 、 こ れ ら両シ ー ト 2 , 3 間に介在す る 吸液性コ ア 4 と に よ つ て構成さ れた お むつ本体 6 を有する 。 本体 6 は、 前胴周 り 域 7 と 、 後胴周 り 域 8 と、 こ れ ら両域 7 , 8 間に位置す る股下域 9 と を有 し、 前後胴周 り 域 7 ， 8 そ れ ぞれの側縁部に は、 本体 6 の外方へ向か っ て延びる一対の前ウ ィ ン グ 1 2 と 、 一対の後ゥ イ ング 1 3 とが取り付け られている。 こ れ ら前後ウィ ング 1 2 , 1 3 は、 着用状態にあ る と き のおむつの側部胴周 り 域を形成す る 。 前後ウ ィ ン グ 1 2 , 1 3 の う ち の後ウ ィ ン グ 1 3 は、 仮想 線で示さ れ る よ う に図 1 のおむつ本体 6 の幅方向へ （図 2 でい えば、 おむつ 1 の周 り 方向へ） 伸縮可能に形成さ れて い る が、 前ウ イ ン グ 1 2 は幅方向へ実質的に伸長不能に形成されて い る 。 本体 6 で は、 前後方向へ長 く 形成さ れて い る コ ア 4 の周縁か ら外方へ内外面シ ー ト 2 ， 3 が延出 し、 そ の延出す る部分で両 シ ー ト 2 , 3 が後記ホ ッ ト メ ノレ ト 接着剤 1 6 を介 し て互い に接 合 し、 側縁部フ ラ ッ プ 1 1 と前後の端縁部フ ラ ッ プ 1 7 , 1 8 と を形成 して い る 。 各側縁部フ ラ ッ プ 1 1 の少な く と も股下域 9 で は 、 前後方向へ延び る複数条の脚周 り 弾性部材 1 9 が内外 面シ ー ト 2 ， 3 間に あ っ て、 少な く と も一方の シ ー 卜 の内面に 伸長状態で接合 して い る。

図 3 , 4 は、 図 1 の お むつ 1 に お け る後胴周 り 域 8 の部分破 断平面図 と 、 図 3 の I V — I V線断面図であ る 。 ウ ィ ン グ 1 3 は内面を形成す る第 1 シ 一 ト 2 1 と 、 外面を形成す る第 2 シ ー ト 2 2 と 、 こ れ ら第 1 , 2 シ ー ト 2 1 , 2 2 間に介在す る接着 剤 2 3 と に よ っ て構成さ れて い る積層体で あ っ て 、 内外側縁部 2 6 , 2 7 と上下端縁部 2 8 ， 2 9 と を有 し、 内側縁部 2 6 の 第 2 シ ー ト 2 2 が本体 6 の側縁部 1 1 に お いて内面 シ ー ト 2 の 上面に ホ ッ ト メ ル ト 接着剤 3 1 を介 し て接合 してい る。 外側縁 部 2 7 か ら は、 内面に粘着剤 3 2 が塗布さ れて い る テ ー プフ ァ ス ナ 3 3 が外方へ延出 している。 フ ァ ス ナ 3 3 の先端部 3 4 は、 内面に折 り 返さ れて いて、 非粘着の摘持域を形成 して い る。

後ウ ィ ン グ 1 3 に お いて 、 第 1 ， 2 シ ー ト 2 1 ， 2 2 に は、 おむつ 1 の幅方向へ 5 0 %伸長 してか ら直ち に伸長力を解放 し た と き の伸長量に対す る残留歪みが 5 0 %以下、 よ り 好ま し く は 3 5 %以下であ っ て、 坪量 2 0 〜 1 5 0 g Z m²を有する伸長 性かつ通気性の不織布が使用 さ れてい る。 かかる不織布に は、 複合繊維が捲縮状態にあ っ て伸縮性を示すスパ ン レ ー ス不織布 やス パ ン ボ ン ド不織布があ る。

こ れ ら の不織布どう しを接合する た め の接着剤 2 3 には、 5 0 %伸長 してか ら直ち に伸長力を解放 し た と き の伸長量に対す る 残留歪みが 1 5 %以下、 よ り 好ま し く は 1 0 %以下の、 弾性伸 縮性ホ ッ ト メ ル ト接着剤が使用されている。 こ の接着剤 2 3 は、 おむつ 1 の幅方向へ連続 し、 おむつ 1 の上下方向において間欠 的に配置さ れた複数条の線を画いて延び る よ う に、 例えば図 3 の よ う に幅方向へ延びる ス パ イ ラ ノレを画 く よ う に塗布さ れてい る。 後ウ ィ ン グ 1 3 が本体 6 か ら延出 し て い る部分において、 接着剤 2 3 が占め る塗布面積は、 後ウ ィ ン グ 1 3 の通気性を極 力妨げる こ と がな いよ う に、 5 〜 5 0 %の範囲に あ る こ と が好 ま しい。 接着剤 2 3 と して好適な も の の一例に は、 少な く と も ブロ ッ ク共重合体 1 0 0 重量部と 、 水素添加テルペ ン樹脂等の 粘着樹脂 2 0 〜 2 0 0 重量部と 、 パラ フ ィ ン系オイ ル等の軟化 剤 5 〜 1 0 0 重量部と を加熱下に混練 して得 られ る ホ ッ 卜 メ ル ト接着剤であ っ て、 そ のプロ ッ ク共重合体がブタ ジエ ン重合体、 エチ レ ン プロ ピ レ ン重合体等の弾性重合体セ グメ ン ト と、 ポ リ ス チ レ ン含有量が 1 0 〜 6 0 重量％ の ポ リ ス チ レ ン重合体セ グ メ ン ト か ら な る も のがあ る 。 こ の組成の接着剤は、 約 1 6 0 ° C に設定さ れた慣用のホ ッ 卜 メ ル ト アプ リ ケータを使用すれば、 容易に線状に塗布す る こ と ができ 、 塗布後に は優れた タ ッ ク カ を発揮する。

おむつ 1 の前ウ ィ ン グ 1 2 は、 後ウ ィ ン グ 1 3 と 同様な構成 にする こ と も でき る が、 実質的に非伸長性の不織布や フ ィ ルム 単体、 ま たは、 こ れ ら不織布や フ イ ノレ ム の積層体にす る こ と も でき る。 ま た、 おむつ 1 は、 前ウ ィ ン グ 1 2 が胴周 り 方向に伸 縮性であ っ て、 後ウ ィ ン グ 1 3 が非伸長性であ る よ う に構成す る こ と も可能ではあ る が、 おむつ 1 を着用 さ せる と き の一般的 な手順か らす る と 、 後ウ ィ ン グ 1 3 は伸縮性であ る こ とが好ま し い o

こ のよ う に構成さ れた使い捨ておむつ 1 を着用する と き に は、 後ウ ィ ン グ 1 3 を前胴周 り 域 7 方向へ伸長 してテ ー プ フ ァ ス ナ 3 3 を前ウ ィ ン グ 1 2 ま たは前胴周 り 域 7 の外面に止着する 。 後ウ ィ ン グ 1 3 の第 1 , 2 シ ー ト 2 1 ， 2 2 は、 通気性不織布 で構成さ れて いて、 着用状態のおむつの側部胴周 り 域を通気性 にす る こ と ができ る。 かか る通気性を良好にす る ため に、 後ゥ イ ン グ 1 3 と重な り 合う 前ウ ィ ン グ 1 2 も ま た通気性不織布で 構成さ れて い る こ と が好ま しい。 さ ら に、 後ウ ィ ン グ 1 3 は、 伸長す る につれて不織布の繊維間隙が拡大 し、 側部胴周 り 域の 通気性を高め る こ と も でき る。

後ウ ィ ン グ 1 3 は、 伸縮性ホ ッ ト メ ル ト 接着剤 2 3 の存在に よ っ て弾性的に伸長す る か ら、 フ ァ ス ナ 3 3 を止着す る と き に は、 胴周 り 方向の締めつけ力を調整す る こ と が容易であ る。 後 ウ ィ ン グ 1 3 は、 伸縮性ではあ っ て も、 従来技術の使い捨てお むつの よ う なギ ャ ザーを持たない し、 実質的にギ ャ ザーを派生 する こ と も少な いか ら、 そ う したギ ャ ザー の存在に よ る着用感 の妨げ、 例え ばギ ャ ザーの存在に よ っ て肌触 り がざ ら ざ らす る と か、 着用者の肌にギ ャ ザーの跡がつ く と い っ た問題を生 じ る こ と がな い。 特に後ウ ィ ン グ 1 3 の第 1 , 2 シ ー ト の残留歪み が 5 0 %以下であ る と 、 おむつ 1 を着用す る と き に伸長さ れた 後ウ ィ ン グ 1 3 は、 一度前胴周 り 域 7 か ら剥がさ れた後で も比 較的よ く 収縮 して、 多 く のギ ャ ザーを生 じ る こ と がな い。 それ ゆえ、 後ウ ィ ン グ 1 3 は、 それを再度前胴周 り 域 7 に止着す る よ う な こ と があ っ て も、 ギ ャ ザー に よ っ て着用感を妨げる と い う こ と がな い。

図 5 は、 こ の発明の実施態様の一例を示す図 3 と 同様の図面 で あ る 。 こ の お むつ 1 の後ウ ィ ン グ 1 3 で は 、 伸縮性ホ ッ ト メ ノレ ト 接着剤 2 3 がおむつの幅方向へ直線状に延びる複数条の ス ト ラ イ プを画い て い る 。 ま た、 お むつ 1 の テ ー プ フ ァ ス ナ 3 3 は、 その先端部 3 4 か ら後ウ ィ ン グ 1 3 の外側縁部 2 7 に近づ く につれて上下方向の寸法が大き く な る よ う に構成さ れて いて、 フ ァ ス ナ 3 3 が引 っ 張 ら れ る と 、 後ウ ィ ン グ 1 3 は上下方向の 広い範囲が一様に胴周 り 方向へ延びる 。

図 6 も ま た、 こ の発明の実施態様の一例を示す図 5 と 同様の 図面であ る 。 こ のおむつ 1 の後ウ ィ ン グ 1 3 は、 ウ ィ ン グの上 下端縁部 2 8 ， 2 9 に接着剤 2 3 が塗布さ れて い る か ら、 フ ァ ス ナ 3 3 が弓 I つ 張 ら れる と 、 ウ ィ ン グ 1 3 は上下の幅方向全体 がその引 っ 張 り に対 して よ く 追随す る 。

こ れ ら の図示例にお い て 、 内面シ ー ト 2 に接合さ れて い る前 後ウ ィ ン グ 1 2 , 1 3 は、 外面シ ー ト 3 に接合さ れて いて も よ い し、 内外面シ ー ト 2 ， 3 でサ ン ド ウ イ ツ チ に さ れ る か、 ま た はウ ィ ン グ 1 2 , 1 3 の第 1 ， 2 シー ト 2 1 ， 2 2 で内外面シ一 ト 2 ， 3 がサ ン ド ウ イ ツ チ さ れて も よ い。 おむつ 1 に おいて、 内面シ ー ト 2 に は、 熱可塑性合成繊維を 5 0 重量％以上含む不 織布や開孔を有する熱可塑性合成樹脂 フ ィ ルムを使用でき る。 外面シ ー ト 3 に は、 熱可塑性合成樹脂フ ィ ル ム を使用でき る 。 こ れ ら不織布や フ ィ ルム は、 非伸長性の も の で も よ い し、 おむ つ 1 の胴周 り 方向に伸長性を有す る も の で も よ い。 おむつ 1 の 各部材の接合部位に伸長性が必要でな いな ら ば、 ホ ッ 卜 メ ル ト 接着剤の使用に代えて、 部材を互いに溶着す る こ と も でき る。 おむつ 1 は、 前後端縁部フ ラ ッ プ 1 7 , 1 8 の少な く と も一方 に、 胴周 り 方向へ延びる弾性部材を伸長状態で取 り 付けてお く こ と がで き る 。 図 7 , 8 は、 こ の発明の一実施態様を示すパ ン ツ型使い捨て おむつ 1 0 1 の斜視図 と 、 そ の V I I I — V I I I 線断面図で あ る。 おむつ 1 0 1 は、 着用者の前後胴周 り 1 0 7 ， 1 0 8 と 股下域 1 0 9 と を覆う 本体 1 0 6 と 、 胴周 り の側部域を覆う 側 部部材 1 1 3 と に よ っ て構成さ れて い る 。 本体 1 0 6 は、 図 1 のおむつの本体 6 と 同様に構成さ れていて、 前後胴周 り域 1 0 7 と 1 0 8 と が、 そ れ ら の側縁部 1 1 1 に接合 してい る側部部材 1 1 3 に よ っ て連結さ れ、 胴周 り 開口部 5 5 と左右一対の脚周 り 開口部 6 5 と を有する。

側部部材 1 1 3 は、 前記不織布 2 1 , 2 2 と 同効の、 互いに 重な り 合う 2 枚の通気性不織布 1 2 1 ， 1 2 2 と 、 こ れ ら両不 織布 1 2 1 ， 1 2 2 の内面ど う しを接合 し て い る前記ホ ッ ト メ ノレ ト接着剤 2 3 と同効の、 弾性伸縮性のホ ッ ト メ ル ト接着剤 1 2 3 と に よ っ て構成さ れてお り 、 本体 1 0 6 の側縁部 1 1 1 に対 し ては、 超音波処理によ る溶着部位 1 1 5 において接合 している。 胴周 り 方向に伸長性を有す る接着剤 1 2 3 は、 後ウ ィ ン グ 1 3 の接着剤 2 3 と 同様に、 おむつの胴周 り 方向において連続 し、 上下方向において並行す る複数条の ス ト ラ イ プを画いて塗布さ れている。 不織布 1 2 1 , 1 2 2は、 非伸長状態下に接着剤 1 2 3 で接着さ れ、 こ の接着剤 1 2 3 も ま た非伸長状態に あ る。

こ の発明は、 実施態様で例 と した使い捨ておむつ 1 ， 1 0 1 の他に、 使い捨て ト レ ニ ン グパ ン ツ や使い捨て失禁パ ン ツ等の 使い捨て着用物品 と して実施する こ と がで き る 。 産業上の利用可能性

こ の発明は、 側部胴周 り 域が周 り 方向へ伸縮性を必要とす る 使い捨て ト レニ ン グパ ン ツ 、 使い捨て失禁パ ン ツ 、 幼児及び大 人用の使い捨ておむつ使い捨ておむつカバーな どの着用物品に 幅広 く 利用す る こ と がで き る 。

Claims

請 求 の 範 囲

1 . 透液性内面シー ト と、 不透液性外面シー ト と、 これ ら両シー ト 間に介在す る 吸液性コ ア と か ら な り 、 前胴周 り 域と 、 後胴 周 り 域と 、 こ れ ら両域間に位置す る側部胴周 り 域と を有す る 使い捨て着用物品であ っ て、

前記側部胴周 り 域の少な く と も一部分が、 胴周 り 方向に伸 長性を有 して いて非伸長状態にあ る通気性不織布と 、 前記胴 周 り 方向に弾性伸縮性を有 していて、 前記不織布に対 して前 記胴周 り 方向において連続的であ っ て、 前記おむつの上下方 向において間欠的に塗布さ れて い る複数条の弾性素材と に よ つ て構成さ れてお り 、 該弾性素材が前記不織布に対 して非伸 長状態で塗布さ れて い る こ と を特徴とす る前記物品。

2 . 前記側部胴周 り 域の少な く と も一部分が、 互いに重な り 合 う 伸長性かつ通気性の 2 枚の不織布と 、 こ れ ら不織布の内面 ど う しを接合する接着剤 と に よ っ て構成さ れて い て 、 該接着 剤と して前記弾性素材が使用されて い る請求項 1 記載の物品。

3 . 前記弾性素材の 5 0 %伸長後の伸長量に対する残留歪みが 1 5 %以下であ り 、 前記不織布が前記素材に追随 して伸長可 能であ る請求項 1 ま た は 2 記載の物品。

4 . 前記不織布の 5 0 %伸長後の伸長量に対する残留歪みが 5 0 %以下であ る請求項 1 〜 3 の いずれかに記載の物品。

5 . 前記弾性素材が、 前記胴周 り 方向へ延びる複数条の ス ト ラ ィ プを画いて塗布さ れて い る請求項 1 〜 4 のいずれかに記載 の物 α ο

6 . 前記弾性部材が、 前記胴周 り 方向へ延び る スパイ ラ ルを画 いて塗布さ れてい る請求項 1 〜 4 のいずれかに記載の物品。

7 . 前記側部胴周 り 域が、 開放型使い捨て おむつの前後胴周 り 域の少な く と も一方に形成さ れてい る ウ イ ン グ部分であ る請 求項 1 〜 6 のいずれかに記載の物品。

8 . 前記側部胴周 り 域が、 パ ン ツ型使い捨ておむつの側部胴周 り 部分であ る請求項 1 〜 6 記載の物品。