明 細 書 報通信機器 技術分野
この発明は、 情報通信機器、 詳しく は公衆電話回線を利用してデ 一夕通信を行なう ことができる情報通信機器に関するものである。 背景技術
近年、 移動可能な情報通信機器と して自動車電話、 携帯電話等が 世界的に広く普及しており、 音声、 データ通信等の幅広いサービス が行なわれている。 このような移動情報通信機器の方式としては、 欧州各国をはじめアジア等世界数十力国において、 デジタル方式を 採用した G S M ( Global System for Mobile Communications) 方 ϊ、 が一般的に実用化されている。
この G S Μ方式の特徴の一つとして、 電話番号、 識別 I D等の回 線加入者識別情報を S I M ( Subscriber Identification Module; I Cカー ド、 I Cブラグ等の回線加入者情報力一 ド) によって管理 する点が挙げられる。
この S I Mによって番号管理を行なうことによって、 個々の携帯 電話装置と回線加入者'識別情報とを物理的に分離させることができ る。 したがって、 無駄な電話番号を流布させずに済むという有用性 がある。
この S I Mは、 G S M方式が世界的に広まっている現在、 既に一 千万枚のカー ドが発行されており、 将来に向けて G SM方式が拡大
するのに伴って S I M自体の需要も拡がり、 その発行枚数はさ らに 増加するものと予想されている。
一方、 日本国内では、 移動情報通信機器と電話番号を物理的に分 離することは、 セキュ リティ性の面から規制されていたため、 S I Mのような番号管理を行なう方式を実用化することは不可能であつ た。
しかし現在では、 I Cカー ドのセキュ リティ管理への取り組みが 進んでおり、 回線加入者識別情報を S I Mのように I C力一 ド化さ せた場合にも、 高いセキュ リティ性を保障できるまでになつている。
これを受けて、 近年、 日本でも S I Mが実用化できるようになり、 例えば回線加入者情報カー ドと しての S I Mを公衆電話回線等に利 用する等、 種々の検討がなされている。
他方、 近年においては、 P H Sカー ド等のように携帯電話機能を 有する P Cカー ドタイ プの電話機 (以下、 P C力一 ド型電話機とい う。 ) 等が種々実用化されており、 このような P Cカー ド型電話機 を利用してデータ伝送等の通信を行なう ことのできる情報通信機器 についても、 種々実用化されている。
また、 撮影光学系によって結像された被写体光を C C D等の撮像 手段によって電気的な映像信号に変換して出力し、 この出力された 映像信号を記録媒体に電気的に記録するようにしたデジタル電子ス チルカメラ (以下、 電子カメラという。 )が、 近年、 一般的に実用化 されている。
さらに、 このような電子カメラにおいて、 P Cカー ド等を装着す るための装着部を設け、 この装着部に上述の P C力一 ド型電話機等 を装着することによって、 画像データ等の映像信号のデータ通信を
可能にしたものが、 種々提案され実用化されている。
ところが、 上述の P C力一 ド型電話機 ί本にはダイャルボタ ン等 が配設されていないので、 単体では電話機と しての機能を有してい るものではない。
つま り、 この P Cカー ド型電話機は、 上述のような情報通信機器、 電子カメラ等に装着されて、 これらの情報機器によって制御される ことで、 データ伝送等の通信を行なう ことができるものである。
したがって、 このような P C力一 ド型電話機に S I Mを組み込む ことは無意味なことであ り、 また製造コス トの上昇につながること にもなる。 よって、 S I Mによる電話番号管理が行なわれるように なった場合には、 上記 P Cカー ド型電話機を装着した情報通信機器、 電子カメラ等によって、 S I Mを必要とする公衆電話回線を利用す るデ一夕伝送等の通信は、 行なうことができないという問題がある ( 本発明は、 上述した点に鑑みてなされたものであって、 その目的 とするところは、 カー ド形状の通信機器を装着し、 またはシリ アル 通信手段によって接続される通信手段によつてデータ伝送等の通信 を行なう情報通信機器等において、 S I Mを必要とする公衆電話回 線を利用する場合にも、 容易にデ一夕伝送等の通信を行なう ことが できる情報通信機器を提供するにある。
また、 S I Mを使用する場合には、 確実なセキュ リティ性を保障 すると共に、 課金情報等の回線利用情報を容易に取得し、 これを表 示させる機能等を有する、 よ り多機能な情報通信機器を提供するこ とを目的とする。 発明の開示
第 1の発明による情報通信機器は、 公衆電話回線を利用したデー 夕通信を行なうためのカー ド形状の通信機器を装着する装着部と、 本機器に対して各種の処理を実行せしめる操作手段と、 この操作手 段による操作内容及び操作結果を表示する表示手段と、 回線加入者 情報が格納されたカー ド形状の媒体を挿入する装填部とを有し、 上 記装着部に装着されたカー ド形状の通信機器によってデータ通信を 行なった後に、 回線利用情報を取得して、 この回線利用情報を上記 力一 ド形状の媒体に書き込むことを特徴とする。 図面の簡単な説明
図 1 は、 本発明の第 1 の実施形態の情報通信機器全体を示すプロ 'ソク構成図。
図 2は、 図 1の情報通信機器の外観形状を示す概略斜視図。
図 3は、 図 1 の情報通信機器における第 1 の通信モー ドを示すフ 口一チヤ一 ト。
図 4は、 図 1の情報通信機器におけるパスヮー ド設定モー ドを示 すフ ローチヤ一 ト。
図 5は、 図 1の情報通信機器における第 2の通信モー ドを示すフ 口一ナヤ一ト。
図 6は、 上記第 1の実施形態の情報通信機器の変形例を示す要部 概略斜視図。 ·
図 7は、 本発明の第 2の実施形態の電子カメラを示すブロ ッ ク構 成図。
図 8は、 図 7の電子カメラの外観形状を示す概略斜視図。
図 9は、 図 7の電子カメラの動作を示すフロ一チャー ト。
図 1 0は、 図 7の電子カメ ラの一部を示す要部上面図であって、 課金情報表示モー ドにおける明細情報の他の表示形態を説明する図。
図 1 1 は、 図 7の電子カメラの一部を示す要部上面図であって、 電話番号入力操作の具体例を説明する図。
図 1 2は、 図 7の電子カメ ラの一部を示す要部上面図であつて、 電話番号入力操作の具体例を説明する図。
図 1 3は、 図 7の電子カメラの伝送モー ドの動作をよ り詳細に示 したフローチヤ一 ト。
図 1 4は、 図 7の電子カメラの一部を示す要部上面図であって、 パスワー ド設定モー ドにおける設定操作の手順を説明する図。
図 1 5は、 図 7の電子カメラの一部を示す要部上面図であって、 パスヮ一 ド設定モー ドにおける設定操作の手順を説明する図。
図 1 6は、 図 7の電子カメ ラの第 2のデータ伝送モー ドの動作を 示すフローチヤ一 卜。
図 1 7は、 本発明の第 3の実施形態の電子カメラを示すプロ ック 構成図。
図 1 8は、 図 1 7の電子カメ ラにおける電源制御系に関するプロ ック構成図。
図 1 9は、 図 1 7の電子カメラの要部平面図。
図 2 0は、 図 1 7の電子力メラの変形例を示すブロ ック構成図。 図 2 1は、 本発明の第 4の実施形態の電子カメラを示すブロ ック 構成図。
図 2 2は、 図 2 1の電子カメラの要部平面図。
図 2 3は、 図 2 1の電子カメラにおける動作モー ド検出シーケン スを示すフローチヤ一 ト。
図 24は、 図 2 1の電子カメ ラにおけるデ一夕伝送モー ドのフロ 一チヤ一 卜 - 図 2 5は、 図 2 1の電子力メ ラにおける記録モー ドのフローチヤ 一ト。
図 2 6は、 図 2 1の電子カメ ラのテレ ビ電話モー ドのフローチヤ 一 ト。
図 2 7は、 図 2 1の電子カメラの変形例を示すプロ 'ソク構成図。 発明を実施するための最良の形態
以下、 図示の実施の形態によって本発明を説明する。
図 1は、 本発明の第 1の実施形態の情報通信機器全体を示すプロ ヅク構成図である。
この第 1の実施形態の情報通信機器 2 1は、 制御回路を形成する C P U 1によって全体の制御がなされる。 この C P U 1には、 RO M 3、 RAM 4、 P Cカー ドイ ン夕一フェース I /F 5等がシステ ムバス 2を介して電気的に接続されている。
上記 R 0 M 3には、 C P U 1によつて各種制御動作を行なう ため の制御プログラムが格納されており、 RAM 4には、 各種デ一夕が 一時的に格納されるようになっている。
上記 P Cカー ド I / F 5には、 カー ド形状の通信機器や、 カー ド 形状の記憶媒体等の P'Cカー ド 2 2を揷脱自在に装着する装着部で ある P Cカー ドソケッ ト 6 Aが接続されている。
上記 P Cカー ド 2 2としては、 例えば通信 (電話)機能を有する電 話カー ド、 記憶装置と しての機能を有する A T A (AT Atatchment) 力一 ド等が挙げられる。
これらの P Cカー ド 2 2を P Cカー ドソケツ ト 6 Aに装着するこ とによって、 この情報通信機器 2 1 と P Cカー ド 2 2とが電気的に 接続されるようになっている。
なお、 C P U 1と P Cカー ド 2 2との間の各種データの受け渡し は、 C P U 1によって制御される上記 P Cカー ド I /F 5を介して 行なわれるようになつている。
また、 上記 CP U 1には、 操作手段でありテンキー等の操作部材 からなるキー入力部 7 と、 表示手段であり液晶ディ スプレイ (以下、 L CDという。 ) 等からなる表示部 (L CD) 8が、 それぞれ制御 線によって電気的に接続されている。
これによ り、 操作者は、 キー入力部 7を操作することによって、 上記 C P U 1に対して各種の操作命令の信号を入力し、 この入力信 号が制御線によって C P U 1へ伝達されるようになっている。 そし て、 CPU 1は、 この操作命令を受けて、 各対応した制御を行ない、 その結果が制御線を介して表示部 8に表示されるようになっており、 これによつて、 操作者は、 自己の入力した操作命令の結果を確認す ることができるようになっている。
また、 上記 CPU 1には、 制御線によって回線加入者情報カー ド (以下、 S I Mという。 )9が揷脱自在に装填される装填部である S I Mソケッ ト 6 Bが接続されている。 上記 S I M 9は、 回線加入者 情報等が格納されたカー ド形状からなる媒体である。
そして、 上記 S I Mソケヅ ト 6 Bに S I M 9が装着された状態に おいて、 CPU 1は、 S I M 9からの各種デ一夕の読み出し制御、 および S I M 9への各種デ一夕の書き込み制御を行なう ようになつ ている。
さらに、 上記 C P U 1には、 シ リアル信号線 1 4によってシ リア ル通信手段であるシ リ アル I / F 1 0が接続されており、 このシリ アル I /F 1 0には、 シ リ アルケーブル 1 5によつて他の外部情報 機器 1 6 (ί列えば携帯電話装置、 携帯型端末装置 (ノー ト型パーソ ナルコンピュータ) 、 電子カメラ等) が電気的に接続されるように なっている。 これによ り、 この情報通信機器 2 1 と外部情報機器 1 6との間における各種デ一夕の受け渡しは、 上記シリアル I / F 1 0およびシリアルケーブル 1 5を介して行なわれるようになつてい る。
このように構成された情報通信機器 2 1において行なわれるデー 夕通信動作を、 以下に簡単に説明する。
例えば P Cカー ド 2 2と して P C力一 ド型電話機が装着され、 外 部情報機器 1 6と して携帯型端末装置 (以下、 P Cという。 ) また は電子カメ ラ等が接続された場合には、 上記 C P U 1は、 P C、 電 子カメラ ( 1 6 ) からデ一夕ファイル、 画像デ一夕ファイル等をシ リァルケ一ブル 1 5、 シ リアル I / F 1 0を介して受け取ると共に、 P Cカー ド I /F 5を制御して、 上記デ一夕ファイル等を P Cカー ド型電話機 ( 2 2 ) へ出力する。 これによつて、 上記データフアイ ル等は、 通信相手先へ伝送される。
また、 通信相手先よ り P C力一 ド型電話機 ( 2 2 ) に伝送されて きたデータファイル、 画像デ一夕ファイル等は、 C P U 1が P C力 — ド I/F 5を制御して、 これを受け取り、 シリアル I/F 1 CK シリアルケーブル 1 5を介して P C、 電子カメラ ( 1 6 ) へと出力 する。 これを受けて上記 P C、 電子カメラ等の外部情報機器 1 6は、 上記デ一タフアイル等を自己に内蔵されている記憶装置に記録する,
このようにして、 上記情報通信機器 2 1は、 通信相手先とのデータ 通信を行なう。
一方、 上記外部情報機器 1 6として携帯型電話機がシリァルケ一 ブル 1 5によって接続され、 P Cカー ド 2 2と して ATAカー ド等 の記憶媒体が P Cカー ドソケ ッ ト 6 Aに装着された場合には、 C P U 1は、 P Cカー ド I / F 5を制御することによ り、 記憶媒体 ( 2 2 ) に記録されているデ一夕ファイル、 画像デ一夕ファイル等を読 み出して、 シリアル I F 1 0、 シリアルケ一ブル 1 5を介して携 帯型電話機 ( 1 6 ) へ出力する。 これによつて、 上記データフアイ ル等は、 通信相手先へ伝送される。
また、 通信相手先から携帯型電話機 ( 1 6 ) に伝送されてきたデ —夕ファイル、 画像データファイル等は、 C PU 1の制御によ りシ リアル I/F 1 0、 シ リ アルケーブル 1 5を介して C P U 1に入力 される。 そして、 C P U 1は、 P Cカー ド I /F 5を制御して、 上 記デ一夕フアイル等を記憶媒体 ( 2 2 ) へと出力し、 記憶媒体 ( 2 2 ) は、 これを格納する。 このようにして、 この情報通信機器 2 1 は、 通信相手先とのデ一夕通信を行なう。
図 2は、 この第 1の実施形態の情報通信機器 2 1の外観形状を示 す概略斜視図である。
この情報通信機器 2 1の上面には、 上記表示部 8を形成する L C D 8 aと、 操作パネル部が設けられている。 この操作パネル部には- 上記操作手段であるキー入力部 7を形成する各群のキー、 すなわち-
• 「A〜Z」 のアルファベッ トおよび 「一 (ハイ フン) 」 の各キ一 がー群に配列されたアルファべッ トキ一 1 7、
• 「0〜9」 の数字キ一、 「, (カンマ) 」 および 「. (ポイ ン ト)
の各キーが一群に配列されたテンキー 1 9、
• 操作命令の入力完了を指示するスター ト ( S TAR T) キ一 1 8、 • 特定の操作命令を指示するための複数 i の各キーが一群と して配 列されたファンクショ ンキー 2 0、
等が配置されている。
なお、 図 2では、 上記アルファベッ トキ一 1 7の配列の一例とし て、 いわゆる QWER T Y配列を示している。 また、 ファンク ショ ンキ一 20の一例として、
- 課金情報等の回線利用情報の表示を指示する 「 $ (ダラー)」 キー 2 0 a
• パスヮー ド設定モ一 ドにモー ド切り換えの指示を行なう 「 P A S S (パス) 」 キ一 2 0 b、
• 通信モー ドを開始するための指示を行なう 「T E L (テレ)」 キ一 2 0 c、
を示している。
一方、 側壁面には、 上記シリ アル I / F 1 0のコネクタ部 1 0 A と、 上記 S I Mソケッ ト 6 Bがそれぞれ設けられている。 上記コネ クタ部 1 0 Aには、 上記シリアルケーブル 1 5の一端側のコネクタ 1 5 Aが接続され、 このケーブル 1 5の他端側に外部情報機器 1 6 が接続されている。 そして、 上記 S I Mソケッ ト 6 Bには、 S I M 9が装着されている。 ·
また、 他の側壁面には、 上記 P Cカー ドソケッ ト 6 Aが設けられ ており、 この P Cカー ドソケッ ト 6 Aに P Cカー ド 2 2としての P Cカー ド型電話機が装着されている。
そして、 操作者は、 必要に応じて上記各種のキー ( 1 7, 1 8,
1 9 , 2 0 ) を操作することによ り、 この情報通信機器 2 1および P Cカー ド型電話機 ( 2 2 ) と外部情報機器 1 6との間でデータ通 信を行なう ことができるようになつている。
このように構成された上記第 1の実施形態の情報通信機器 2 1に よって行なわれる通 ί言時の動作のう ち第 1の通信モ一 ドについて、 図 3のフローチャー ト によって、 以下に説明する。
なお、 ここでは、 図 2に示すように、 上記 P Cカー ドソケッ ト 6 Αには、 P Cカー ド 2 2として P C力一 ド型電話機が装着され、 上 記シリアル I / F 1 0には、 外部情報機器 1 6と して携帯型端末装 置、 電子カメ ラ等が接続されているものとする。
上記情報通信機器 2 1は、 電源が供給されている状態で、 かつ通 信モー ドに設定されていない状態では、 C P U 1によって常に着信 信号の監視が行なわれるようになっている。 ここで着信信号とは、 他の情報通信機器 (通 ί言相手先) から、 この情報通信機器 2 1に装 着されている P Cカー ド型電話機 ( 2 2 ) に対して行なわれる通信 要求信号を示している。 つま り、 通信相手先よ り電話回線を介して 通信要求がなされる (電話をかける) ことによって、 この情報通信 機器 2 1の P Cカー ド型電話機 ( 2 2 ) に着信信号が入力されると、 この P C力一 ド型電話機 ( 2 2 ) は、 C P U 1に対して、 例えば 「R I NG」 、 「CA L L」 等の文字列信号を送信するようになつ ており、 C PU 1は、 'この文字列信号を受け取る (検出する) こと によって、 通信要求があつたかどうかがわかるようになつている。
まず、 ステップ S 1において、 C P U 1によって着信信号の検出 が行なわれる。 ここで、 着信信号が検出された場合には、 ステップ S 5の処理に進む。 また、 着信信号が検出されなかった場合には、
通信を開始できる状態であると判断されて、 他の情報通信機器に対 して発 ί言を行なう第 1 の通信モー ド入る。 そして、 次のステッ プ S 2の処理に進む。
ステップ S 2において、 操作者が上記テンキー 1 9 を操作するこ とによつて電話番号入力が行なわれた後、 ステップ S 3において、 上記フ ァ ンク ショ ンキー 2 0のうち T E Lキー 2 0 cが押されると、 この情報通信機器 2 1 が通信を開始する (発信する) 旨の指示命令 信号が C P U 1 に入力されて、 次のステップ S 4の処理に進む。
ステップ S 4において、 C P U 1 は、 上述のステップ S 3の通信 開始指示命令を受けて、 P Cカー ド I / F 5 を制御し、 P Cカー ド ソケッ ト 6 Aに装着されている P Cカー ド型電話機 ( 2 2 ) へ入力 された電話番号情報と発信命令を送信する。 これを受けて、 P C力 一ド型電話機 ( 2 2 ) は、 発信動作、 すなわち電話をかける動作を 行なって、 次のステップ S 5の処理に進む。
ステップ S 5において、 通信相手先との接続に成功したかどうか の判断がなされる。 ここで、 P Cカー ド型電話機 ( 2 2 )から 「 c o n n e c t 」 等の文字列信号が C P U 1 に送信された場合には、 C P U 1は、 通信相手先との接続が成功したと判断して、 次のステツ プ S 6の処理に進む一方、 P C力一 ド型電話機 ( 2 2 )から 「 f a i 1」 等の文字列信号が C P U 1 に送信された場合には、 C P U 1は、 通信相手先との接続に失敗したと判断して、 一連のシーケンスを終 了する (エン ド)。
上述のステップ S 5 において、 接続が成功したと判断されて、 ス テヅプ S 6の処理に進むと、 このステヅプ S 6において、 通信相手 先との間でデータ通信が行なわれる。 ここで行なわれるデータ通信
は、 外部情報機器 1 6 に記録されているデ一夕ファイル等を通信相 手先にデータ伝送した り、 通 ί言相手先から伝送されて く るデータフ アイル等を受 ί言して、 外部情報機器 1 6の記憶装置に記録する等の 動作である。
そして、 データ通信が終了すると、 次のステップ S 7の処理に進 み、 このステ ップ S 7 において、 通信相手先との接続状態が切断さ れる。 つま り、 通信可能状態から通信不可能状態に切り換えられる。 ここでは、 冽えば操作者が通信接続中に T E Lキ一 2 0 cを押すこ とによって、 C P U 1 に対して通信切断信号を送り、 この信号を受 けた C P U 1 が P Cカー ド I / F 5 を制御して、 P Cカー ド型電話 機 ( 2 2 )によって通信切断が行なわれるか、 または、 通信相手先に よって、 同様の通信切断動作がなされる。 そして、 次のステップ S 8の処理に進む。
ステップ S 8において、 直前に行なった通信利用料金に関する課 金情報等を取得する。 この課金情報等は、 通信切断直後に、 回線網 全体を管理する管理会社 (例えば電話局等) から各種情報が伝送さ れるといつたサービスがある場合に、 これを受信することによって 取得するものである。
この場合においては、 上述のステップ S 7における回線切断動作 後の状態は、 通信相手先との接続状態が切断されただけの状態であ つて、 上記回線網管理会社との間の接続状態は保持されている。 そして、 この回線切断動作直後の時間を利用して、 回線網管理会 社よ り各種情報を取得することができるようになつており、 上記回 線網管理会社からの情報伝送が終了すると、 回線網管理会社との接 続状態も切断されて、 この P C力一 ド型電話機 ( 2 2 )と回線網との
接続状態は、 完全に切断された状態となる。
また、 上記課金情報等の取得は、 上述の手段のほかに、 所望のと きに上記回線網管理会社等の課金情報等を管理するセンターの特定 の電話番号に電話をかけることによって、 所望の情報を取得するこ とができるサービスがあれば、 これを利用するという手段もある。 すなわち、 通信相手先との通信が終了して回線切断動作が行なわ れた後に、 この情報通信機器 2 1の C P U 1 が上記特定の電話番号 に自動運転による接続動作 (いわゆるオー トダイアル、 オー トログ イ ン)を行なって、 直前の通信利用料金に関する課金情報等を取得す る。 この場合には、 通信相手先との通信を終了した後に行なわれる 回線切断動作によって、 この P Cカー ド型電話機 ( 2 2 )と回線網と の接続状態を完全に切断された状態とし、 この情報通信機器 2 1 を、 通信状態から完全に解放された状態に置く必要がある。
そして、 次のステッ プ S 9の処理に進み、 このステップ S 9 にお いて、 C P U 1 は、 取得した課金情報等に基づいて、 冽えば日付情 報、 利用時間情報、 相手先電話番号情報、 課金情報 (利用料金情報) 等の明細情報を作成し、 これを S I M 9に記録した後、 次のステツ プ S 1 0の処理に進み、 このステヅプ S 1 0において、 上記明細情 報を L C D 8 aに表示して、 この一連のシーケンスを終了する (ェ ン ド)。
なお、 上記 P Cカー ドソケッ ト 6 Aに P Cカー ド 2 2 として A T A力一 ド等の記憶媒体が装着され、 上記シリアルエ / F 1 0に外部 情報機器 1 6 として携帯型電話機がシリァルケ一ブル 1 5によ り接 続されている状態において、 上記 S I M 9に上記明細情報である回 線利用情報を書き込む際に、 上記 S I M 9に空き容量がない場合に
は、 上記 P Cカー ドソケッ ト 6 Aに装着された P Cカー ド (記憶媒 体) 2 2に同情報を書き込むようにしても良い。
ここで、 上述O のステ ヅ プ S 1 0において、 L C D 8 aに表示され る明細情報の表示形態の一例を表 1 に示す。
【表 1 】 年 月 曰 利用時間 相手先電話番号 利用料金
01 5分 20秒 0123-45-6789 200円 ところで、 上記回線加入者情報カー ド ( S I M ) 9 を使用するに 際して、 そのセキュ リ ティ性を保障するためには、 各カー ド毎に固 有のパスヮ一 ドを設定することが考えられる。 このパスワー ドは、 S I M 9の製造者によって設定され、 利用者側では容易に書換える ことができないようにされている必要がある。 そして、 このパスヮ — ドは、 S I M 9 を正規に購入した場合に、 その購入者のみに限つ て知らせるようにする等の厳密な機密保持が行なわれるものである ( このように厳密に管理された S I M 9 を、 上記情報通信機器 2 1 に装着して使用する場合には、 予め情報通信機器 2 1側で各 S I M 9 に対応するパスヮ一 ドの設定登録を行なって、 通信を行なう際の 通信モー ドのシーケンス中で、 装着された S I M 9のパスワー ドが 情報通信機器 2 1 に登録されたパスヮ一 ドと一致するかどうか、 す なわちパスワー ド · チェックを行なうシーケンスを加えておけば、 S I M 9のパスワー ドを知らない第三者が、 例えば S I M 9 を不法 に入手した場合に、 これを容易に使用することができない。 したが つて、 セキュ リティ性を向上させることがきることとなる。
そこで、 この第 1の実施形態の情報通信機器 2 1においては、 図 4のフローチヤ一 卜に示すパスヮ一 ド設定モー ドを用意すると共に、 このパスワー ド設定モー ドで設定されたパスワー ドと装着された S I M 9のパスワー ド とがー致するかどうかを確認する、 パスワー ド • チェヅクのシーケンスを加えた第 2の通信モー ドが用意されてい る。
すなわち、 この情報通信機器 2 1において、 パスワー ドの設定を 行なうには、 通信モー ド以外の状態にあるときに、 P A S Sキ一 2 O bを押すことによって、 パスワー ド設定モー ドに切り換えること ができるようになつている。
上述したように、 この情報通信機器 2 1は、 電源が供給されてい る状態で、 かつ通信モー ドに設定されていない状態では、 C P U 1 によつて常に着 ί言 ί言号の監視が行なわれているが、 これと同時に、 モー ド切り換え信号の監視も常に行なわれている。
すなわち、 この情報通信機器 2 1に電源が供給され、 通信モー ド 以外の状態にあるときに、 C P U 1は、 ステップ S 1 1において、 PA S Sキ一 2 O bが押されたかどうかの監視を行なっている。 こ こで、 操作者が P A S Sキ一 2 0 bを押すことによってパスワー ド 設定モー ドへの切り換えを行なった場合には、 その入力信号が C P U 1によって検出される。 これによ り、 次のステップ S 1 2の処理 以降のパスワー ド設定モー ドに移行する。
一方、 P A S Sキー 2 0 bが押されなければ、 パスワー ド設定モ — ドに移行することな く通常の動作シーケンス、 すなわち通信モー ド以外の状態が維持され、 C P U 1は、 着信信号等の監視を続ける, 上述のステヅプ S 1 1において、 P A S Sキ一 20 bが押され、
ステップ S 1 2以降のパスワー ド設定モー ドに移行すると、 このス テ 'ソ プ S 1 2 において、 操作者は、 アルフ ァべヅ トキー 1 7および テンキー 1 9 を操作して、 S I M 9 に設定されているパスワー ドを 入力する。 すると、 このパスワー ド入力信号を受けて、 C P U 1は、 次のステッ プ S 1 3において、 パスワー ドの設定を行なう。 これに よって、 上述のステッ プ S 1 2で入力されたパスワー ドに対応する S I M 9 を、 この情報通信機器 2 1で使用できるようになる。 そし て、 パスワー ド設定モー ドに移行する直前の状態に復帰する。
なお、 上述のステップ S 1 3で設定されたパスワー ド情報は、 参 照デ一夕 と して R A M 4等に保持されるようになっており、 この情 報通信機器 2 1 によって通信動作が行なわれる際のパスワー ド · チ エックのシーケンスにおいて、 随時参照されることとなる。
次に、 上記第 1 の実施形態の情報通信機器 2 1 によつて行なわれ る通信時の動作のうち、 パスワー ド · チヱ ツクのシーケンスが付加 された第 2の通信モー ドを、 図 5のフローチャー トによって、 以下 に説明する。
まず、 ステップ S 2 1 において、 操作者は、 テンキー 1 9 を操作 することによ り電話番号入力を行ない、 続けて次のステヅ プ S 2 2 において、 T E Lキー 2 0 cを押すことによって、 この情報通信機 器 2 1 から通信を開始する (電話をかける) 旨の指示命令を C P U 1 に入力し、 次のステップ S 2 3の処理に進む。
ステップ S 2 3において、 C P U 1 は、 上記通信開始指示命令を 受けて、 S I M 9 に設定されているパスワー ド情報と、 上述のパス ワー ド設定モー ド (図 4参照) において予め設定登録されたパスヮ 一ドとを読み出して、 両者の比較、 すなわちパスワー ド · チェック
を行なう。
ここで、 両者のパスワー ドが一致した場合には、 次のステップ S 24の処理に進み、 両者のパスワー ドが一致しない場合には、 この 第 2の通信モー ドを終了して通常の待機状態に戻る。
上述のステ ップ S 2 3におけるパスワー ド . チェヅクの結果、 S I M 9側と情報通 ί言機器 2 1側の設定パスワー ドが一致して、 ステ ヅプ S 24の処理に進むと、 このステップ S 24において、 C PU 1は、 上述のステップ S 2 2における通信開始指示命令に基づいて、 P Cカー ド I /F 5を制御し、 P Cカー ドソケッ ト 6 Aに装着され ている P Cカー ド型電話機 ( 2 2 ) へステップ S 2 1で入力された 電話番号情報および発 ί言命令を送信する。 これによつて、 P Cカー ド型電話機 ( 2 2 ) は発信動作を実行する。 そして、 次のステップ S 2 5の処理に進む。
ステップ S 2 5において、 通信相手先との接続に成功したかどう かの判断がなされる。 ここで、 P Cカー ド型電話機 ( 2 2 )から 「 c 0 n n e c t」 等の文字列信号が C P U 1に送信された場合には、 CP U 1は、 通信相手先との接続が成功したと判断して、 次のステ ヅプ S 2 6の処理に進む一方、 P C力一 ド型電話機 ( 2 2 )から 「 f a i 1」 等の文字列信号が C P U 1に送信された場合には、 C P U 1は、 通信相手先との接続に失敗したと判断して、 一連のシーケン スを終了する (エン ド-)。
上述のステップ S 2 5において、 接続が成功したと判断されて、 ステップ S 2 6の処理に進むと、 このステップ S 2 6において、 通 信相手先との間で各種データの伝送等 (データ通信) が行なわれる。 そして、 このデータ通信が終了すると、 回線切断動作が行なわれる。
なお、 この回線切断動作以降の処理は、 図 3に示すステップ S 7以 降の処理と全く同様である。
以上説明したように上記第 1 の実施形態によれば、 'I 報通信機器 2 1側に S I Mソケ ヅ ト 6 Bを設け、 この S I Mソケ ッ ト 6 Bに、 S I M 9 を揷脱自在に配設するようにしたので、 S I Mソケツ ト 6 に S I M 9 を装着することによって、 S I M 9 を必要とする公衆電 話回線を利用してのデータ伝送等の通信を容易に行なう ことができ また、 S I M 9 に設定されているパスワー ドに対応するパスヮー ドを、 予め設定登録するパスワー ド設定モー ドと、 S I M 9側の設 定パスワー ド と情報通信機器 2 1側に設定登録されたパスワー ドの 比較 (パスワー ド ' チェック) を行なうようにした第 2の通信モー ドを設けたので、 第三者が不法に入手した S I M 9 を容易に使用す るこ とができないよう にして、 セキュ リティ性を向上させるこ とが できる。
なお、 上述の第 1の通信モー ドの動作シーケンス中、 ステップ S 1 0 (図 3参照) において、 上記 L C D 8 aに表示される明細情報 の表示形態 (表 1参照) については、 これに限らず別の表示形態に よってもよい。 以下に、 明細情報の表示形態についての他の例を説 明する。
図 6は、 上記第 1の実施形態の情報通信機器 2 1の変形例を示す 要部概略斜視図である。 この変形例における情報通信機器 2 1 Aで は、 操作パネル部に配設されるキー操作部 7の一部と して、 力一ソ ル移動キ一 2 5を加えて配置するようにしている。 なお、 他の構成 部材については、 上述の第 1 の実施形態と同様であるものと し、 そ
の説明は省略する。
上記カーソル移動キー 2 5は、 情報通 ί言機器 2 1 Aの上面、 一端 側の操 パネル部の表示部 8 ( L C D 8 a )の近傍に配置された三角 形状の 4つのキー群からなるものである。 そして、 この 4つのキー は、 それぞれ三角形状の各頂点が外側に向けて配置されて、 4つの キー全体で菱型形状が形成されるように配設されている。
なお、 上記カーソル移動キー 2 5 を形成する 4つのキーは、 三角 形状の頂点が上方向を指向する上移動キー 2 5 a と、 三角形状の頂 点が下方向を指向する下移動キ一 2 5 b と、 三角形状の頂点が左方 向を指向する左移動キー 2 5 c と、 三角形状の頂点が右方向を指向 する右移動キー 2 5 dである。
このように構成された情報通信機器 2 1 Aにおいて行なわれる通 信動作は、 上述の第 1 の実施形態と同様である (図 3参照)が、 ステ ップ S 1 0において行なわれる明細情報等の表示形態が異なる。 すなわち、 上述の第 1の実施形態における明細情報等の表示形態 は、 表 1 に示すように、 直前に行なわれた通信に関する各情報等の みを L C D 8 aに表示するようにしたものであるが、 この変形例に おいては、 S I M 9 に記録された通信に関する履歴をすベて表示で きるようにしている。
上記 S I M 9 には、 通信を行なう都度、 取得された課金情報等に 基づいて作成された明細情報が全て記録されるようになつている。 この明細情報は、 ファ ンクショ ンキ一 2 0のうちの $キ一 2 0 aを 押すことによって L C D 8 aに表示することができるようになって いる。
したがって、 操作者は、 上記 $キー 2 0 aを押すことによって、
課金情報表示 ί言号の表示命令を C P U 1 に伝達し、 これを受けて C P U 1 は、 S I M 9 に記録されている課金情報等の全ての明細情報 を読み出して、 L C D 8 aに表示するようになっている。 このとき、 L C D 8 aに表示される明細情報の表示形態は、 表 1 と略同様のも のであ り、 図 6に示すように、 L C D 8 aの左側の A欄には日付情 報を、 B欄には上記 A欄における通信時の利用時間情報を、 C欄に はこのときの相手先電話番号情報を、 D欄にはこのときの課金情報 (利用料金情報)を、 それぞれ表示するようになっている。
ここで、 S ェ M 9 に記録されている明細情報の件数が多いために、 L C D 8 aに全ての明細情報を同時に表示できない場合に、 操作者 は、 上記カーソル移動キー 2 5のう ち上移動キー 2 5 aまたは下移 動キー 2 5 bを操作することによって、 画面に表示された情報を上 下方向にスクロールさせることができるようになつており、 これに よって、 表示範囲を変更し所望の明細情報を表示させることができ ることとなる。
このように構成することによって上記変形例においては、 上述の 第 1の実施形態と同様の効果を得ることができると共に、 カーソル 移動キ一 2 5 を加えて配設し、 S I M 9 に記録されている通信に関 する課金情報等の明細情報の全てを L C D 8 a上に表示するように したので、 いつでも所望のときに、 明細情報等の通信履歴を参照す ることが容易にできる b
次に、 本発明の第 2の実施形態について、 以下に説明する。 なお、 この第 2の実施形態では、 情報通信機器を通信機能を有する電子力 メラとした場合を例示している。
図 7は、 この第 2の実施形態の電子カメラの構成を示すプロ ック
構成図である。
この第 2の実施形態の電子カメラ 3 1は、 制御回路等によって形 成される制御回路部と、 被写体像の撮影および撮影によって得られ た画像データ (映像信号) の記録等に関する構成部材により形成さ れたカメラ部等によって構成されている。
上記制御回路部は、 上述の第 1の実施形態の情報通信機器 ( 2 1 ) と略同様の構成からな り、 この電子カメラ 3 1全体の制御を行なう C P U 1 と、 この C P U 1が各種制御動作を行なう制御プログラム が格納されている R OM 3と、 各種デ一夕を一時的に格納する RA M4と、 P Cカー ド 2 2を装着する P Cカー ドソケッ ト 6 Aと、 こ の P C力一 ドソケ 'ソ ト 6 Aに接続され、 上記 P Cカー ド 2 2を CP U 1の制御に基づいて制御する P Cカー ド I / F 5と、 操作手段で あるキー入力部 7と、 表示手段であ り L CD等からなる表示部 8と、 S I M 9を着脱自在に装着する S I Mソケッ ト 6 Bと、 シリ アル信 号線 1 4によって接続され、 他の外部情報機器 1 6との間で行なわ れるデ一夕伝送を制御するシリアル I / F 1 0等によって構成され ている。
また、 この電子カメ ラ 3 1のカメラ部は、 コン トロール回路部 3 7によって制御されるようになっており、 撮影光学系 4 8によって 結像された光学的映像を電気的映像信号に変換して出力する固体撮 像素子等によって形成される撮像手段 (以下、 C CDと略記する。 ) 3 2と、 この C C D 3 2から出力される電気的映像信号のプロセス 処理を行なう プロセス処理部 3 3と、 このプロセス処理された映像 信号 (アナログ信号)をデジタル信号に変換する A/D変換器 34と 映像信号が伝達される映像バス 5 1と、 映像信号の一画面分ずつの
デ一夕を一時的に記憶するフ レームメモリ 3 6 と、 デジタルの映像 信号をアナ口グ信号に変換する D/A変換器 3 5 と、 外部の表示装 置 (例えば C R Tディ スプレイ等。 図示せず。 ) に対してスルーァ ゥ ト · ビデオ (言号として出力する映像信号出力手段であるビデオ信 号出力端子 3 9 と、 デジタル映像信号の圧縮/伸長処理を行なう圧縮 伸長回路部 (以下、 圧伸回路部という。 ) 3 8 と、 撮影された映像 信号 (デジタル) を記録するフラ ッシュメモリ 2 9等によって構成 されている。
そして、 上記制御回路部と上記カメラ部とは、 システムバス 2に よつて接続されており、 各種信号が制御回路部とカメ ラ部との間で 互いに伝達されるよう になっている。
図 8は、 この第 2の実施形態の電子カメラ 3 1の外観形状を示す 概略斜視図である。
この電子カメラ 3 1の上面には、 表示部 8を形成する L C D 8 a が設けられており、 この L C D 8 a近傍には、 上記操作手段である キー入力部 7に相当する各種の操作キ一、 すなわち、 撮影開始信号 または通信開始信号を発生させる映像記録指示手段であ り通信指示 手段でもある映像 ト リ ガーキ一 4 0 と、 特定の操作命令を指示する フ ァ ンク ショ ンキー 4 1 と、 モー ド切り換えを指示する MO D Eキ 一 4 2 と、 各種キ一によって入力した文字等を決定する E N T E R キ一4 3 と、 入力するための文字等を選択する文字選択キー 4 4 と、 L C D 8 aに表示される倩報の表示範囲を変更する 4つの三角形状 のキーからなるカーソル移動キー 2 5等が配置されている。
なお、 上記カーソル移動キ一 2 5を形成する 4つのキ一は、 三角 形状の頂点が上方向を指向する上移動キー 2 5 aと、 三角形状の頂
点が下方向を指向する下移動キー 2 5 b と、 三角形状の頂点が左方 向を指向する左移動キ一 2 5 c と、 三角形状の頂点が右方向を指向 する右移動キ一 2 5 dの 4つのキ一群によって形成されており、 上 記 L C D 8 aの近傍において、 三角形状の各頂点が外側に向く よう に配置されている。
一方、 この電子カメ ラ 3 1 の一側面には、 上記 P Cカー ドソケヅ ト 6 Aおよび S I Mソケッ ト 6 Bが配設されており、 この両ソケッ ト 6 A, 6 Bには、 それぞれ P Cカー ド 2 2 としての P C力一 ド型 電話機、 S I M 9が装着されている。
また、 この電子カメ ラ 3 1 の前面には、 撮影レ ンズ等によって形 成される撮影光学系 4 8が配設されており、 カメラ本体内の撮影光 学系 4 8の後方には、 上記 C C D 3 2等 (図 8では図示せず。 図 7 参照。 ) が配設されている。
そして、 この電子カメ ラ 3 1 では、 操作者が上記 M 0 D Eキ一 4 2 を押すことによって所望の動作モー ドを選択することができるよ うになつている。 この動作モー ドは、 「記録モー ド」 、 「再生モー ド」 、 「伝送モー ド」 の各モー ドが用意されていて、 M O D Eキ一 4 2 を押す毎に、 順次切り換えることができるようになつている。 このように構成された上記第 2の実施形態の電子カメラの各動作 モー ドにおける動作を、 以下に簡単に説明する。
まず、 記録モー ドでは、 撮影光学系 4 8によ り結像された光学的 映像が C C D 3 2によって電気的映像信号に変換されて出力され、 この映像信号 (アナログ) は、 プロセス処理部 3 3を経て A / D変 換器 3 4に入力され、 これによ りデジタル化される。 このデジタル 化された映像信号は、 映像バス 5 1 を介してフレームメモリ 3 6へ
一時的に記憶されると同時に、 D/A変換器 3 5に出力され、 これ によ りアナ口 グ ί言号化された後、 ビデオ信号出力端子 3 9を経て外 部表示装置 (図示せず) へ出力されて、 連続的な映像と して表示さ れることとなる。
そして、 上記映像 ト リ ガ一キ一 4 0が押されることによ り、 撮影 開始信号が発せられると、 まず、 フ レームメモリ 3 6に記憶されて いるデジタル映像信号が、 映像バス 5 1を介して圧伸回路部 3 8へ 出力されて圧縮処理が施される。 この圧縮処理が施された映像信号 (デジタル画像デ一夕) は、 システムバス 2を介してフラ ッシュメ モリ 2 9へ記憶される。
また、 上記撮影され圧縮処理された映像信号 (デジタル画像デ一 夕) は、 フラ ッシュメモ リ 2 9に記憶させるほかに、 外部の記憶媒 体に記録することもできるようになつている。 この場合には、 P C カー ドソケ ッ ト 6 Aに、 P Cカー ド 2 2と して、 記憶媒体力一 ドを 装着した状態で、 キー入力部 7を操作して、 C P U 1に対して P C カー ド 2 2への記録動作を行なう 旨の指示を与える。 C P U 1は、 この指示命令を受けて P Cカー ド I /F 5を制御して、 この P C力 ー ド I /F 5を介して、 上記映像信号を P Cカー ド (記憶媒体カー ド) 2 2に記録する。
一方、 再生モ一 ドでは、 C P U 1は、 上記フラ ッシュメモリ 2 9 または P Cカー ド 2 2·に記録されている映像信号 (デジタル画像デ —夕) を読み出し、 システムバス 2を介して圧伸回路部 3 8へ出力 する。 この圧伸回路部 3 8によって映像信号が伸長処理されて、 非 圧縮状態の映像信号 (デジタル) へ復元される。 そして、 この映像 信号は、 映像バス 5 1を介してフレームメモリ 3 6へ一時的に記憶
される。 このフ レームメモ リ 3 6に一時的に記憶された映像信号は、 D / A変換器 3 5によって繰り返し読み出されて順次アナ口グ信号 に変換され、 再生画像と してビデオ信号出力端子 3 9から外部表示 装置へ出力され、 これによ り再生される。
なお、 上述した記録モー ドおよび再生モー ドは、 C P U 1がシス テムバス 2 を介してコン ト ロール回路部 3 7の設定を行なう と共に、 この設定された動作モー ドに基づいて、 上記コン トロール回路部 3 7が各種の指示命令を発することで各種の動作がなされるようにな つている。 すなわちコ ン ト ロール回路部 3 7は、 C P U 1 からの指 示命令に基づいて、 それぞれ制御線によって接続されている A / D 変換器 3 4、 D / A変換器 3 5、 フ レームメモリ 3 6、 圧縮伸長回 路部 3 8および P Cカー ド I / F 5等を制御している。
図 9は、 この第 2の実施形態の電子カメラ 3 1の動作を示すフ口 一チヤ一 卜である。
まず、 ステップ S 3 1 〜 S 3 3において、 動作モー ドの判定が行 なわれる。 つま り、 C P U 1 は、 操作者によって M 0 D Eキー 4 2 が押されることによ り発生する M 0 D Eキ一 4 2からの入力信号を 検出することによって、 選択された動作モー ドを判定する。
ステップ S 3 1 において、 記録モー ドが選択されたかどうかの判 断がなされる。 ここで、 記録モー ドが選択されたと判断されると、 記録モー ドのシーケンスに移行し、 記録モー ドが選択されなかった 場合には、 次のステップ S 3 2の処理に進む。
ステップ S 3 2 において、 再生モー ドが選択されたかどうかの判 断がなされる。 ここで、 再生モー ドが選択されたと判断されると、 再生モー ドのシーケンスに移行し、 再生モー ドが選択されなかつた
場合には、 次のステッ プ S 3 3の処理に進む。
ステップ S 3 3において、 伝送モ一 ドが選択されたかどうかの判 断がなされる。 ここで、 伝送モー ドが選択されなかった場合には、 上記 MO D Eキ一 4 2は操作されていないと判断されて、 動作モー ド判定シーケンス (ステップ S 3 1〜 S 3 3 ) の初期状態に戻り、 操作者によって、 いずれかの動作モー ドの選択がなされるまで、 同 様の処理が繰り返される。 一方、 伝送モー ドが選択されたと判断さ れると、 次のステップ S 34の処理に進む。
ステップ S 34以降の処理は、 伝送モー ドのシーケンスである。 この伝送モー ドでは、 まず、 ステップ S 3 4において、 C P U 1は、 P Cカー ド型電話機 ( 2 2 ) が着信信号、 例えば 「R I N G」 、 「 C A L L」 等の文字列信号を受信したかどうかの監視を行なう。 ここで、 着 ί爵信号が検出された場合には、 ステップ S 3 8の処理に 進み、 着信信号が険出されない場合には、 次のステップ S 3 5の処 理に進む。
ステップ S 3 5において、 操作者は、 上記文字選択キー 44およ び E NT E Rキ一 43を操作することによって、 電話番号の入力を 行なう。 この電話番号入力操作が終了した後、 次のステップ S 3 6 の処理に進む。 なお、 ここで行なわれる電話番号入力操作の具体例 については、 後述する図 1 1、 図 1 2によって説明する。
ステップ S 3 6において、 操作者は、 映像ト リガーキ一4 0を押 すことによって、 通信を閧始する (電話をかける) 旨の指示命令を C P U 1に入力し、 これを受けて C P U 1は、 次のステップ S 3 7 において、 P Cカー ド I / F 5を制御して、 P Cカー ドソケッ ト 6 Aに装着されている P Cカー ド型電話機 ( 2 2 ) に対して、 ステツ
プ S 3 5で入力された電話番号情報および発信命令を送信する。 こ れによって、 P Cカー ド型電話機 ( 2 2 ) は発信動 ί乍を実行する。 そして、 次のステッ プ S 3 8の処理に進む。
ステップ S 3 8において、 通信相手先との接続に成功したかどう かの判断がなされる。 ここで、 P Cカー ド型電話機 ( 2 2 )から 「 c 0 n n e c t 」 等の文字列信号が C P U 1 に送信された場合には、 C P U 1は、 通信相手先との接続が成功したと判断して、 次のステ ヅプ S 3 9の処理に進み、 このステップ S 3 9において、 通信相手 先との間でデータ通信が行なわれる。 このデータ通信は、 フラ ッシ ュメモ リ 2 9 に記録された画像フ ァイ ル等を通信相手先へ伝送した り、 通信相手先から伝送されて く る画像フ ァイル等をフ ラ ッ シュメ モ リ 2 9へ記録する等の動作であ り、 このデータ通信が終了すると、 次のステップ S 4 0の処理に進む。
一方、 上述のステ ツ プ S 3 8において、 P Cカー ド型電話機 ( 2 2 )から 「: f a i 1」 等の文字列信号が C P U 1 に送信された場合に は、 C P U 1 は、 通 (言相手先との接続に失敗したと判断して、 上述 のステップ S 3 1の処理に戻り、 以降のシーケンスを繰り返す。
ステップ S 4 0において、 通信相手先との接続状態が、 P C力一 ド型電話機 ( 2 2 ) または通信相手先によつて切断され、 続けて次 のステップ S 4 1 において、 直前に行なった通信利用料金に関する 課金情報等を取得し、 次のステップ S 4 2の処理に進む。
ステップ S 4 2において、 C P U 1 は、 上述のステヅプ S 4 1で 取得した課金情報等に基づいて、 例えば日付情報、 利用時間情報、 相手先電話番号情報、 課金情報 (利用料金情報)等の明細情報を作成 し、 これを S I M 9 に記録した後、 次のステップ S 4 3の処理に進
み、 このステップ S 4 3において、 上記明細情報を L C D 8 aに表 示する。 その後、 上述のステップ S 3 1の処理に戻り、 以降の処理 を繰り返す。
なお、 上記 P Cカー ドソケッ ト 6 Aに P Cカー ド 2 2として AT Aカー ド等の記憶媒体が装着され、 上記シリアル I / F 1 0に外部 情報機器 1 6と して携帯型電話機がシ リ アルケーブル 1 5によ り接 続されている状態において、 上記 S I M 9に上記明細情報である回 線利用情報を書き込む際に、 上記 S I M 9に空き容量がない場合に は、 上記 P Cカー ドソケッ ト 6 Aに装着された P Cカー ド (記憶媒 体) 2 2に同情報を書き込むようにしても良い。
ここで、 上述のステ ップ S 4 3において、 L CD 8 aに表示され る明細情報の表示形態の一例を表 2に示す。
【表 2】 年 月 日 利用時間 相手先電話番号 利用料金
1996.12.01 5分 20秒 0123-45-6789 200円 1996.12.0Z 3分 40秒 0123-45-6789 150円
図 1 0は、 この第 2の実施形態の電子カメラ 3 1の一部を示す要 部上面図であって、 L CD 8 aおよび各操作キ一を図示している。 この図 1 0によって、 上述のステップ S 4 3の課金情報表示モー ド のシーケンスにおける明細情報の他の表示形態を説明する。
課金情報表示モー ドは、 操作者によってファンクショ ンキー 4 1 が操作されることによって開始される。 すなわち、 ファンク ショ ン キー 4 1からの入力信号 (課金情報表示命令) が C P U 1に伝達さ れると、 これを受けて C P U 1は、 S I M 9に記録されていた明細 情報等の全ての通信履歴情報を読み出して、 L CD 8 a上に表示す る。 この一連の動作モー ドが課金情報表示モー ドである。
上記 S I M 9に記録された明細情報の件数が多いために、 L CD 8 aに全ての明細情報を同時に表示できない場合には、 操作者は、 上記カーソル移動キー 2 5のうち上移動キー 2 5 aまたは下移動キ 一 2 5 bを操作するこ とによって、 画面に表示された情報を上下方 向にスクロールさせて表示範囲を変更し、 所望の明細情報を表示さ せることができるようになつている。 なお、 図 1 0では、 L CD 8 a上の表示を簡略化して図示している。
ところで、 上述の伝送モー ドの動作シーケンス中のステップ S 3 5において行なわれる電話番号入力操作の手順を説明する。
図 1 1、 図 1 2は、 この第 2の実施形態の電子力メラ 3 1の一部 を示す要部上面図である。
この.電子カメラ 3 1における伝送モー ドにおいて、 電話番号を入 力する場合には、 まず、 操作者は文字選択キー 44を操作する。 こ の文字選択キー 44は、 一回押す毎に、 1〜 9までの数字を L CD 8 aの所定の位置 (図 1 1、 図 1 2では、 L C D 8 aの右下に位置 する領域 E) に、 順次表示させることができるようになつている。 このとき、 L CD 8 aの領域 Eに表示される数字は、 未確定である ことを示すために点滅している状態にある。
操作者は、 文字選択キー 44を押して、 所望の数字を L CD 8 a
に表示させた後、 E N T E Rキー 4 3を押すことによって、 その数 字を確定する。 すると、 L CD 8 aの他の所定位置 (L CD 8 aの 左下に位置する領域 F) に確定された数字が点灯表示される。 なお、 図 1 2に示す状態は、 4桁目まで入力を行ない、 4桁分の番号を確 定させた後の状態を示している。
このように して、 操作者は、 L C D 8 aの領域 Fに電話番号の全 桁を表示させて所望の電話番号を設定する。 そして、 最後に映像ト リガ一キー 4 0を押して (図 9のステップ S 3 6参照) 、 電話番号 情報および発信命令を P Cカー ド型電話機 ( 2 2 ) に送信する。 こ れによ り、 電話番号入力操作が完了する。
図 1 3は、 上述の伝送モー ドに、 課金情報表示モー ド、 パスヮー ド設定モー ド等のサブモー ドを加えた場合のフローチャー トであつ て、 伝送モー ドの動作をよ り詳細に示したものである。
まず、 ステップ S 5 1〜 S 5 3において、 動作モー ドの判定が行 なわれるが、 これは、 上述の図 9に示す動作シーケンス中、 ステヅ プ S 3 1〜 S 3 3の動作と全く 同様である。 したがって、 ここでは、 動作モー ド判定シーケンスについての説明を省略する。
図 1 3のステップ S 5 3において、 伝送モー ドが選択されたと判 断されて、 次のステッ プ S 54の処理に進むと、 このステップ S 5 4において、 C P U 1は、 P Cカー ド型電話機 ( 2 2 ) が着信信号、 例えば 「R I NG」 、 '「C AL L」 等の文字列信号を受信したかど うかの監視を行なう。 ここで、 着信信号が検出された場合には、 後 述する第 2の伝送モー ドにおけるステップ S 6 5 (符合 B。 図 1 6 参照) の処理に進む一方、 着信信号が検出されない場合には、 次の ステップ S 5 5の処理に進む。
ステップ S 5 5において、 C P U 1は、 文字選択キ一 4 4が操作 者によって操作されたかどうかの確認を行なう。 ここで、 文字選択 キー 4 4からの入力 ί言号が険出された場合、 すなわち操作者により 電話番号入力操作が行なわれた場合には、 第 2のデータ伝送モ一 ド (図 1 6参照) に移行する。
一方、 このステップ S 5 5において、 文字選択キー 4 4からの入 力信号が険出されない場合には、 次のステップ S 5 6の処理に進む。
ステップ S 5 6において、 C P U 1は、 ファンクショ ンキー 4 1 が操作者によって操作されたかどうかの確認を行なう。 ここで、 フ アンクシヨ ンキ一 4 1 からの入力信号が検出された場合には、 課金 情報表示モー ド (図 1 0の説明参照) に移行し、 この課金情報表示 モー ドの処理を実行した後、 ステップ S 5 7において、 再度フ ァン クシヨ ンキ一 4 1が操作者によって操作されたかどうかの確認が行 なわれる。 ここで、 フ ァ ンクショ ンキー 4 1からの入力信号が再度 検出されると、 パスワー ド設定モー ドに移行し、 このパスワー ド設 定モー ドを終了すると、 上述のステップ S 5 1の処理に戻り、 以降 の処理が繰り返される。
一方、 上述のステヅ プ S 5 6およびステップ S 5 7において、 フ アンクシヨ ンキー 4 1からの入力信号が共に検出されず、 例えば Μ Q D Eキー 4 2等からの入力信号が検出された場合等には、 上述の ステップ S 5 1の処理に戻り、 以降の処理が繰り返される。
図 1 4、 図 1 5は、 この第 2の実施形態の電子カメラ 3 1の一部 を示す要部上面図であって、 L C D 8 aおよび各操作キ一を図示し ている。 この図 1 4、 図 1 5によって、 上述のステップ S 5 7のパ スワー ド設定モー ドのシーケンスにおける設定操作の手順を説明す
る。
パスヮ一 ド設定モ一 ドにおいて、 操作者がパスヮー ドの設定を行 なう際には、 まず、 文字選択キー 44を操作する。 この文字選択キ —44は、 一回押す毎に、 1〜 9までの数字およびアルファべヅ ト a〜 zまでの英文字等を L CD 8 aの所定の位置 (図 1 4、 図 1 5 では、 L C D 8 aの右下に位置する領域 E ) に、 順次表示させるこ とができるようになっている。 このとき、 L CD 8 aの領域 Eに表 示される数字または英文字等は、 確定であることを示すために点 滅している状態にある。
操作者は、 文字選択キー 4 4を押して、 所望の数字、 英文字を L CD 8 aの領域 Eに表示させた後、 E NT ERキ一 4 3を押して、 入力する文字を確定する。 E N T E Rキー 4 3が押されると、 L C D 8 aの他の所定位置 ( L C D 8 aの左下に位置する領域 F ) には、 確定された数字、 英文字が点灯状態で表示される。 図 1 5に示す状 態は、 4桁の入力文字が確定された状態を示している。 なお、 ここ ではパスワー ドの設定画面であるから機密性が要求されることとな る。 したがって、 セキュ リティ性が考慮される必要がある。 そこで、 入力された具体的な数字、 英文字を L CD 8 a上に直接表示させる ことなく、 入力桁数に応じた数の代替文字である 「 *」 を表示する ようにしている。
このようにして、 操'作者は、 文字選択キ一 44および E N T E R キー 43とを操作して、 L CD 8 aの領域 Fに S I M9の設定パス ワー ドに対応するパスワー ドを全桁入力し設定する。 そして、 最後 に映像 ト リ ガ一キー 4 0を押すことで、 入力されたパスワー ドの文 字信号が R AM 4等に記憶される。 これによ り、 パスワー ド設定登
録動作が完了する。
図 1 6は、 上述の図 1 3における第 2のデータ伝送モ一 ドの動作 を示すフローチャー トである。 なお、 この第 2のデ一夕伝送モー ド は、 図 9の伝送モー ドにおけるステップ S 3 5以降のシーケンスと 略同様であるが、 上述の第 1の実施形態と同様にパスワー ド . チェ ヅクのシーケンスが付加されている点が異なる。
この第 2のデ一夕伝送モー ドに先立って、 まず操作者は、 パスヮ ー ド設定モー ドで、 図 1 4、 図 1 5を用いて説明した手順によ り、 パスヮー ドの設定登録を行なつておく。
そして、 上述の図 1 3のステップ S 5 5において、 文字選択キ一 44が操作されて、 電話番号入力操作がなされると同時に、 第 2の デ一夕伝送モー ドに移行する。 ここで行なわれる電話番号入力操作 (ステップ S 6 1 ) は、 図 1 1、 図 1 2を用いて説明した手順によ る。 そして、 映像ト リガ一キー 40が押されると (ステップ S 62 ) 、 これを受けて C P U 1は、 ステップ S 6 3において、 パスワー ド ' チェックを行なう。 ここで、 S I M 9のパスワー ドと予め登録され たパスヮ一 ドが一致した場合には、 次のステップ S 64の処理に進 み、 このステップ S 6 4において、 C P U 1は、 入力された電話番 号情報と発信命令とを、 P Cカー ド I/F 5を介して P Cカー ド型 電話機 ( 2 2 ) に伝達する。 これによ り、 P Cカー ド型電話機 ( 2 2 ) は発信動作を行なう。 そして、 次のステップ S 6 5の処理に進 む。
一方、 上述のステヅプ S 6 3におけるパスワー ド · チエツクの結 果、 一致しなかった場合には、 図 1 3のステップ S 5 1の処理に戻 り、 以降の処理が繰り返される。
ステップ S 6 5において、 通信相手先との接続に成功したかどう かの判断がなされる。 ここで、 P Cカー ド型電話機 ( 2 2 )から 「 c 0 n n e c t」 等の文字列信号が C P U 1 に送信されて、 接続が成 功したと判断されると、 次のステップ S 6 6の処理に進み、 このス テツプ S 6 6において、 通信相手先との間でデ一夕通信が行なわれ る。 そして、 このステ ヅプ S 6 6〜 S 7 0 までの処理は、 図 9のス テツプ S 3 9〜 S 4 3 までの処理と全く同様である。
一方、 上述のステップ S 6 5において、 P C力一 ド型電話機 ( 2 2 )から 「: f a i l」 等の文字列信号が C P U 1 に送信されて、 接続 に失敗したと判断されると、 上述のステップ S 5 1 の処理に戻り、 以降のシーケンスを繰り返す。
ステップ S 7 0において、 L C D 8 aへの表示がなされると、 こ の第 2のデ一夕伝送モー ドのシーケンスを終了し、 上述のステヅプ S 5 1の処理に戻り、 以降の処理が繰り返される。
以上説明したように上記第 2の実施形態によれば、 撮影した画像 デ一夕等を通信相手先に伝送することができる電子カメラにおいて も、 上述の第 1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。 図 1 7は、 本発明の第 3の実施形態の電子カメ ラを示すプロ ヅク 構成図である。 この第 3の実施形態は、 上述の第 2の実施形態と基 本的に同様の構成からなるものであるが、 この第 3の実施形態では、 上述の第 2の実施形態に、 さらに主電源 5 3、 送受信信号処理回路 部 5 4、 R F部 5 5等を加えて配設した点が異なる。
つま り、 この第 3の実施形態の電子カメラ 3 1は、 P Cカー ド型 電話機 ( 2 2 ) に代えて、 R F部 5 5を内蔵することによって、 こ の電子カメ ラ 3 1単体で、 公衆電話回線用電波を利用した通信を行
なうことができるよう にしたものである。 したがって、 この第 3の 実施形態では、 上述の第 2の実施形態と同様の構成部材については 同じ符合を付してその説明を省略し、 異なる構成部材についてのみ、 以下に説明する。
上記記録媒体部 5 2は、 C P U 1 との間でシステムバス 2を介し て接続されており、 C P U 1 によって制御されるようになっている c これと同時に、 制御線によってコン トロール回路部 3 7にも接続さ れており、 画像データ等の記録、 再生動作を行なう際には、 上記記 録媒体部 5 2は、 コ ン ト ロール回路部 3 7によつて制御されるよう になっている。
なお、 上記記録媒体部 5 2 としては、 機器に内蔵されたものでも、 機器に対して着脱可能になされたものでも良く、 例えばフロ ッ ピー ディ スク装置、 光ディ スク装置、 ハー ドディ スク装置等の記憶装置 が採用可能である。
一方、 この電子カメ ラ 3 1の通信動作は、 上記送受信信号処理回 路部 5 4を介して C P U 1 によつて制御される通信手段である R F 部 5 5によって行なわれる。 この R F部 5 5は、 アンテナ等の通信 に関する部材および回路によって形成されており、 この R F部 5 5 によつて送受信される画像デ一夕等の映像信号は、 送受信信号処理 回路部 5 4によって、 その信号処理が行なわれるようになつている < 上記送受信信号処理回路部 5 4は、 システムバス 2を介して C P U 1 に接続されており、 この C P U 1 によって制御されるようにな つている。 そして、 この送受信信号処理回路部 5 4は、 アナログ信 号線によって上記 R F部 5 5が接続されている。
また、 上記送受信信号処理回路部 5 4は、 主電源 5 3 と電源コン
トロール線 7 1 によって接続されており、 主電源 5 3は、 上記送受 信信号処理回路部 5 4 によ り制御されるようになっている。
この第 3の実施形態の電子力メ ラ 3 1 においては、 上述の第 2の 実施形態 (図 7参照) と同様に、 カメラ部が設けられている。 この カメラ部の撮影光学系 4 8によ り結像された被写体像が C C D 3 2 によって映像信号と して光電変換され、 この映像信号は、 プロセス 処理部 3 3 を介して A / D変換器 3 4に出力され、 この A / D変換 器 3 4でデジタル信号に変換された後、 映像バス 5 1 を介して圧伸 回路部 3 8に出力され、 ここで圧縮処理が施された映像信号 (デジ タル画像デ一夕) は、 システムバス 2 を介して C P U 1 に入力され るようになっている。 そして、 この映像信号は、 C P U 1 からシス テムバス 2 を介して上記送受信信号処理回路部 5 4に対して出力さ れるようになっている。
上記送受信信号処理回路部 5 4は、 この C P U 1から出力される 映像信号 (デジタル) に対して誤り訂正、 D / A変換等の送信信号 処理を施して、 上記 R F部 5 5へアナログデータ信号として出力す るようになっていると共に、 上記 R F部 5 5によって受信され、 上 記送受信信号処理回路部 5 4に入力されるアナログ信号のうち、 通 信相手先よ り送信された画像デ一夕等の映像信号 (アナログ) に対 しては、 A / D変換、 誤り訂正の復号等の受信信号処理を施して、 C P U 1 にデジタルデ一夕信号として出力するようになっている。 上述のように、 上記 R F部 5 5によつて受信される各種のアナ口 グ信号は、 送受信信号処理回路部 5 4に入力されることとなるが、 ここで、 R F部 5 5によ り受信されるアナログ信号は、 公衆電話回 線用電波信号である。 1 ?部 5 5は、 このアナログ信号に対して直
交復調処理等を施して、 これを上記送受信信号処理回路部 5 4ヘア ナログデータ信号と して出力すると同時に、 上記送受信信号処理回 路部 5 4から出力され、 この R F部 5 5に入力されるアナログデー 夕信号に対しては、 直交変調処理等を施すようになつている。 これ によ り、 この電子カメ ラ 3 1 によつて通信を行なう際の画像デ一夕 等の映像信号は、 公衆電話回線用電波信号と して出力されるように なっている。
そして、 上記 R F部 5 5によって受信され、 上記送受信信号処理 回路部 5 4に伝達された信号が着信信号である場合には、 上記送受 ί雪信号処理回路部 5 4は、 「R 'I N G」 、 「 C A L L」 等の文字列 信号を C P U 1 に出力するようになっており、 これを受けて C P U 1 は、 この着信信号を示す文字列等を表示部 ( L C D ) 8に表示す るようになっている。
なお、 R F部 5 5が着信信号を受信したときに、 この電子カメラ 3 1の主電源 5 3がオフ状態である場合には、 上記送受信信号処理 回路部 5 4は、 上記着信信号を受けて、 電源コ ン ト ロール線 7 1 に よって接続されている主電源 5 3をオン状態にする機能、 いわゆる 着信ウェイ クアップ(WakeUp )機能を備えている。 したがって、 この 電子カメラ 3 1は、 主電源 5 3がオフ状態にある場合にも、 C P U 1 による着信信号の監視を常に行なうようにしたモー ド (以下、 着 信ウェイ クァヅプモ一'ドという) を有している。
さらに、 上記送受信信号処理回路部 5 4は、 C P U 1の制御によ つて、 回線接続処理を行なう ようになっている。 この回線接続処理 は、 通信動作時において、 通信相手先との接続が成功した旨の信号 を R F部 5 5が受信し、 その信号が上記送受信信号処理回路部 5 4
に伝達されたときに、 この送受信信号処理回路部 54は、 「 c o n n e c t」 等の文字列信号を C PU 1へ出力し、 また通信相手先と の接続に失敗した旨の信号を R F部 5 5が受信し、 その信号が上記 送受信信号処理回路部 54に伝達されると、 この送受信信号処理回 路部 54は、 「f a i l」 等の文字列信号を C PU 1へ出力するよ うになつている。
なお、 図 2 0は、 上記第 3の実施形態の電子カメラの変形例を示 すプロ ヅク構成図であって、 図 1 7に対応するものである。 この変 形冽においては、 図 2 0に示すように D / A変換器 3 5から出力さ れるアナログ ί雲号に変換された映像信号は、 外部の表示装置に出力 するためのビデオ信号出力端子 3 9に出力される一方で、 電子カメ ラ 3 1の内部に設けられた液晶表示部 49に出力されるようになつ ている。 これによ り、 本電子カメラ 3 1 Αに内蔵された液晶表示部 4 9においても、 対応する映像を表示することができる。
また、 記憶媒体部 5 2は、 図 2 0に示すように力一 ドソケッ トに 装着する着脱可能になされたカー ド形状のものとしており、 例えば P Cカー ド、 スマー トメディ ア、 コンパク ト フラ ッシュカー ド、 ミ ニチユアカー ド等が使用される。
さらに、 図 2 0に示すように図 1 7の R F部 5 5に代えて、 無線 による通信に適した変調を行なう無線通信用の変調回路と、 有線に よる通信に適した変調'を行なう有線通信用の変調回路と、 無線通信 用の変調回路と有線通信用の変調回路とを適宜切り換える切換部と を有する伝送用変調部 5 6を設け、 これによ り無線通信と有線通信 とを適宜切り換えて公衆電話回線を利用した通信を行なうようにし ている。
次に、 図 1 8は、 この第 3の実施形態の電子カメラ 3 1における 電源制御系に関するプロ ック構成図である。
この電子力メラ 3 1 の電源制御系の構成は、 この電子カメラ 3 1 全体へ電力を供給する主電源 5 3 と、 この電子カメラ 3 1の一部の 回路に対して補助電源線によって常に電力を供給している補助電源 5 7 とによつて構成されている。
上記補助電源 5 7には、 送受信信号処理回路部 5 4、 1 ?部 5 5 およびキー入力部 7が接続されている。
主電源 5 3 と上記送受信信号処理回路部 5 4は、 0 R素子 6 9 を 介して、 電源コン ト ロール線 7 1 によって接続されている。 また、 主電源 5 3 とキー入力部 7の主電源スィ ツチである電源キ一 ( P〇 ∑ 11キー 5 8 ; 後述する図 1 9参照) は、 O R素子 6 9 を介して、 電源スィ ッチ信号線 7 0によって接続されていると共に、 上記電源 キー ( 5 8 ) は、 C P U 1 にも電源スィ ツチ信号線 7 0 によって接 続されている。
上述したように、 この電子カメラ 3 1が着信ウェイ クアップモー ドに設定されているとき (このとき、 主電源 5 3はオフ状態にある) には、 上記 R F部 5 5が着信信号を受信すると、 これを受けて上記 送受信信号処理回路部 5 4が、 電源コン トロール線 7 1 をァクティ ブ状態にするようになつている。 これによつて、 上記 O R素子 6 9 は、 主電源 5 3に対し'電源オン信号を出力するようになつている。
また、 キー入力部 7の電源キー ( 5 8 ) が、 操作者によって押さ れることによ り電源スィ ヅチ信号線 7 0がアクティ ブとなり、 これ によ り上記 O R素子 6 9から主電源 5 3に対して電源オン信号が出 力されるようになっている。
このようにして上記主電源 5 3は、 上記 O R素子 6 9からの出力 信号によってオン、 オフの制御がなされるようになつている。 そし て、 主電源 5 3がオン状態にされると、 C P U 1 およびこの電子力 メラ 3 1のその他の全ての回路が主電源線を介して電力の供給を受 けるようになっている。
なお、 上述の着信ウェイ クアップモ一 ドに設定されている場合に、 着信信号によつて主電源 5 3がオン状態となつた場合に、 その動作 としては、 図 1 6に示す第 2の伝送モー ドのステップ S 6 5以降の 処理と同様のシーケンスで動作するようになっている。
また、 この第 3の実施形態の電子カメ ラ 3 1では、 図 1 9の要部 平面図に示すように、 キー入力部 7 と して電源キー 5 8およびス リ —プキ一 5 9が、 上述の第 2の実施形態のキー入力部 7に加えて設 けられている。
上記電源キ一 5 8は、 操作者の押圧操作によつて電源スィ ッチ信 号線 7 0 をアクティ ブとして、 主電源 5 3がオン状態となるように する操作キ一である。 また、 上記主電源 5 3がオン状態であるとき に、 操作者が電源キー 5 8を押すと、 この入力信号を受けて電源ス ィ ッチ信号線 7 0が非ァクティ ブとなつて、 主電源 5 3がォフ状態 となるようになつている。
上記ス リープキ一 5 9は、 着信ウェイ クアップモー ドを設定する ための操作キ一である b このス リープキ一 5 9は、 この電子カメラ 3 1が伝送モー ドにあるときに、 操作者によって押されると、 その 入力信号が C P U 1 に入力され、 これを受けて C P U 1 は、 上記送 受信信号処理回路部 5 4を制御して着信ウェイ クアップモー .ドを設 定するようになっている。 この状態で、 操作者によって、 さらに電
源キ一 5 8が押されて電源オフ状態にされると、 C P U 1 は、 着信 信号の監視を開始し、 上記送受 ί言信号処理回路部 5 4は、 R F部 5 5からの着 ί言信号の待機状態となる。
そして、 R F部 5 5が着信信号を受信した場合には、 上述したよ うに、 主電源 5 3は、 自動的にオン状態となって、 以降の伝送モ一 ドの処理 (図 1 6のステップ S 6 5以降の処理) を実行するように なっている。 また、 上記第 3の実施形態において設けられた記録媒 体部 5 2は、 P Cカー ド、 またはフラ ッシュメモリであっても構わ ない。
このように構成された上記第 3の実施形態においては、 この電子 カメラ 3 1 に R F部 5 5 を内蔵したことによ り、 単体で公衆電話回 線用電波を利用したデータ通信を行なう ことのできる電子カメ ラを 得ることができる。
図 2 1は、 本発明の第 4の実施形態の電子カメラを示すプロ ック 構成図である。 この第 4の実施形態は、 上述の第 1、 第 2の実施形 態と基本的に同様の構成からなるものであるが、 この第 4の実施形 態では、 音声信号処理部 6 0、 音声メモリ 6 1、 スピーカ出力部 6 2、 マイ ク入力部 6 3、 音声ライ ン入力端子 6 4、 音声ライ ン出力 端子 6 5等を加えて配設し、 電子カメラとして画像データ等の映像 信号の他に、 音声信号をも記録、 再生することができるようにした ものである。
すなわち、 送受信信号処理回路部 5 4には、 音声信号に対して各 種の処理を施す音声信号処理部 6 0が音声信号線によって接続され ており、 この音声信号処理部 6 0には、 作業メモリ と しての音声メ モリ 6 1が、 同様に音声信号線によって接続されている。
また、 上記音声信号処理部 6 0には、 音声信号を外部よ り入力す るための音声入力部であるマイ ク入力部 6 3および音声ライ ン入力 端子 6 4 と、 この音声信号処理部 6 0によって信号処理が施された 音声信号を出力する音声出力部であるスピーカ出力部 6 2および音 声ライ ン出力端子 6 5が接続されている。
上記音声信号処理部 6 0には、 通信相手先よ り伝送され、 R F部 5 5に受信され、 さらに送受 ί言信号処理回路部 5 4に入力された音 声信号を含むデータ信号のうちの音声信号のみが、 送受信信号処理 回路部 5 4から入力される。 この音声信号は符号化された信号であ るので、 この音声信号処理部 6 0によって復号化され、 この復号化 された音声信号は、 アナ口グ信号に変換されるようになっている。 そして、 この音声信号 (アナログ) は、 上記スピーカ出力部 6 2ま たは音声ライ ン出力端子 6 5 よ り外部に出力されるようになってい る。
また、 上記音声 (言号処理部 6 0には、 上記マイ ク入力部 6 3 また は音声ライ ン入力端子 6 4から音声信号を直接入力することができ るようになっている。 ここで入力される音声信号は、 アナログ信号 であるので音声信号処理部 6 0によって、 記録媒体部 5 2に記録す るに際して最適な形態となるように信号処理が施されるようになつ ている。
つま り、 上記マイ ク入力部 6 3、 音声ライ ン入力端子 6 4等によ つて、 音声信号処理部 6 0に入力された音声信号は、 この音声信号 処理部 6 0において、 デジタル信号に変換されると共に符号化され る。 この符合化された音声信号は、 上記送受信信号処理回路部 5 4 へ出力され、 システムバス 2を介して上記記録媒体部 5 2に出力さ
れ、 これに記憶されるようになっている。
また、 上記音声層号処理部 6 0において、 音声信号の処理が行な われる際には、 音声メモ リ 6 1が作業メモ リ と して使用されるよう になっており、 音声信号処理が効率良く行なわれるようになってい る。
なお、 図 2 7は、 上記第 4の実施形態の電子カメラの変形例を示 すブロ ック構成図であって、 図 2 1 に対応するものである。 この変 形例においては、 図 2 7に示すように D / A変換器 3 5から出力さ れるアナログ信号に変換された映像信号は、 外部の表示装置に出力 するためのビデオ信号出力端子 3 9に出力される一方で、 電子カメ ラ 3 1の内部に設けられた液晶表示部 4 9 に出力されるようになつ ている。 これによ り、 本電子カメラ 3 1 Bに内蔵された液晶表示部 4 9においても、 対応する映像を表示することができる。
また、 記憶媒体部 5 2は、 図 2 7に示すようにカー ドソケッ トに 装着する着脱可能になされたカー ド形状のものと しており、 例えば P Cカー ド、 スマー トメディ ア、 コンパク ト フラ ッシュカー ド、 ミ ニチユアカー ド等が使用される。
さらに、 図 2 7に示すように図 2 1の R F部 5 5に代えて、 無線 による通信に適した変調を行なう無線通信用の変調回路と、 有線に よる通信に適した変調を行なう有線通信用の変調回路と、 無線通信 用の変調回路と有線通信用の変調回路とを適宜切り換える切換部と を有する伝送用変調部 5 6を設け、 これによ り無線通信と有線通信 とを適宜切り換えて公衆電話回線を利用した通信を行なうようにし いる。
一方、 上記第 4の実施形態の電子カメラ 3 1では、 図 2 2の要部
平面図に示すように、 キー入力部 7 と して音声記録指示手段である 音声 ト リガ一キー & 6が、 上述の第 3の実施形態にさらに加えて設 けられている。 この音声 ト リ ガーキ一 6 6は、 この電子カメラ 3 1 によって音声信号の記録または再生等を行なう際に操作する操作キ 一である。
次に、 この第 4の実施形態の電子カメラの動作を、 図 2 3〜図 2 6のフローチャー トによって、 以下に説明する。 なお、 この第 4の 実施形態の電子カメラ 3 1では、 通常の 「記録モード」 、 「再生モ — ド」 、 「伝送モー ド」 に加えて、 音声信号を利用した 「テレビ電 話モー ド」 を有しており、 操作者が M 0 D Eキー 4 2を順次押すこ とによって、 所望の動作モ一 ドを選択するようになっている。
図 2 3は、 この電子カメ ラにおける動作モー ドを検出する検出シ 一ケンスを示すフローチヤ一 トである。
まず、 ステップ S 7 1〜 S 7 4において、 動作モー ドの判定を行 なう。 つま り、 操作者が M 0 D Eキー 4 2によって選択した動作モ — ドに対応する M O D Eキー 4 2からの入力信号を検出する。
ステップ S 7 1 において、 記録モー ドが選択されたかどうかの判 断がなされる。 ここで、 記録モー ドが選択されたと判断されると、 記録モー ドのシーケンスに移行し、 記録モ一 ドが選択されなかった 場合には、 次のステップ S 7 2の処理に進む。
ステップ S 7 2において、 再生モー ドが選択されたかどうかの判 断がなされる。 ここで、 再生モー ドが選択されたと判断されると、 再生モ一 ドのシーケンスに移行し、 再生モー ドが選択されなかった 場合には、 次のステップ S 7 3の処理に進む。
ステップ S 7 3において、 伝送モー ドが選択されたかどうかの判
断がなされる。 ここで、 伝送モー ドが選択されたと判断されると、 データ伝送モー ドのシ一ケンスに移行し、 伝送モー ドが選択されな かつた場合には、 次のステ ヅ プ S 7 4の処理に進む。
ステップ S 7 4において、 テレビ電話モー ドが選択されたかどう かの判断がなされる。
ここで、 テレ ビ電話モー ドが選択されたと判断されると、 テレビ 電話モ一 ドに移行し、 テレ ビ電話モー ドが選択されなかった場合に は、 上記 M 0 D Eキー 4 2は操作されていないと判断されて、 動作 モー ド判定シーケンスの初期状態に戻り、 操作者によって、 いずれ かの動作モー ドの選択がなされるまで、 ステップ S 7 1以降の処理 が繰り返される。
図 2 4は、 この電子カメラにおけるデータ伝送モー ドのフロ一チ ヤー トである。
まず、 ステップ S 7 5において、 C P U 1 は、 R F部 5 5が着信 信号、 すなわち 「R I N G」 、 「 C A L L」 等の文字列信号を送受 信信号処理回路部 5 4から受信したかどうかの監視を行なう。 ここ で、 着信信号が検出された場合には、 第 2のデ一夕伝送モー ド (図
1 6のフローチャー ト と同様) に移行し、 着信信号が検出されない 場合には、 次のステップ S 7 6の処理に進む。
ステップ S 7 6において、 文字選択キ一 4 4からの入力信号の検 出を行なう。 ここで、 '操作者によって文字選択キー 4 4が操作され て (電話番号入力操作が行なわれて) 、 この文字選択キー 4 4から の入力信号が検出された場合にも、 第 2のデ一夕伝送モード (図 1
6参照) に移行し、 文字選択キー 4 4からの入力信号が検出さない 場合、 すなわち、 文字選択キ一 4 4の操作がなされていない場合に
は、 次のステヅプ S 7 7の処理に進む。
ステップ S 7 7において、 ファンクショ ンキー 4 1 からの入力信 号の検出を行なう。 ここで、 操作者によってファンクショ ンキー 4 1 が操作されて、 このファンクショ ンキー 4 1からの入力信号が検 出された場合には、 課金情報表示モー ド (図 1 0の説明参照) に移 行する。
また、 上述のステッ プ S 7 7において、 ファンクショ ンキー 4 1 からの入力信号が検出さない場合、 すなわち、 ファンクショ ンキー 4 1 の操作がなされていない場合には、 上述のステップ S 7 1の処 理に戻り (図 2 3の符合0 ) 、 以降の処理が繰り返される。
上記課金情報表示モー ドが終了すると、 次のステップ S 7 8 に進 み、 このステップ S 7 8において、 再度ファンクションキ一 4 1が 操作されたかどうかの確認が行なわれる。 ここで、 ファンクショ ン キー 4 1 からの入力信号が検出されると、 パスワー ド設定モー ド (図 1 4、 図 1 5の説明参照) に移行し、 このパスヮ一 ド設定モー ドを終了した後、 上述のステップ S 7 1の処理に戻り (図 2 3の符 合 D ) 、 以降の処理が繰り返される。
また、 ファンクショ ンキ一 4 1からの入力信号が検出ざれない場 合には、 すぐに、 上述のステップ S 7 1の処理に戻り (図 2 3の符 合 D ) 、 以降の処理が繰り返される。
図 2 5は、 この電子カメラにおける記録モー ドのフローチャー ト である。
まず、 ステップ S 8 1 において、 C P U 1は、 映像 ト リガーキ一 4 0からの入力信号の検出を行なう。 ここで、 映像ト リガ一キ一4 0からの入力信号が検出された場合には、 操作者によって映像 ト リ
ガ―キ— 4 oが操作されたと判断されて、 ステップ S 8 5の処理に 進み、 ステッ プ S 8 5 において、 映像信号(静止画像)の記録動作が 行なわれた後、 上述のステップ S 7 1の処理に戻り (図 2 3の符合 D ) 、 以降の処理が繰り返される。
上述のステップ S 8 1 において、 映像 ト リガーキ一 4 0からの入 力信号が検出されない場合には、 操作者によって映像 ト リガーキー 4 0が操作されていないと判断されて、 次のステップ S 8 2の処理 に進む。
ステップ S 8 2において、 C P U 1 は、 音声 ト リガ一キー 6 6か らの入力信号の検出を行なう。 ここで、 音声 ト リ ガ一キ一 6 6から の入力信号が検出された場合には、 操作者によって音声 ト リ ガーキ - 6 6が操作されたと判断されて、 次のステップ S 8 6の処理に進 む。
ステップ S 8 6において、 音声信号の集音動作が開始される。 ま ず、 上記音声 ト リガーキー 6 6からの入力信号を受けて C P U 1は、 送受信信号処理回路部 5 4へ集音命令を送る。 これを受けて送受信 信号処理回路部 5 4は、 音声信号処理部 6 0 を制御し、 マイ ク入力 部 6 3 または音声ライ ン入力端子 6 4によって集音動作が行なわれ、 集音された音声信号は、 音声信号処理部 6 0に入力される。 この音 声信号処理部 6 0は、 上述したように、 入力された音声信号をデジ タル信号に変換すると'共に符号化する。 そして、 この符号化された 音声信号 (デジタル) は、 送受信信号処理回路部 5 4に出力され、 これを介して C P U 1へと出力され、 さらに、 C P U 1 は、 この音 声信号をシステムバス 2を介して R A M 4へ出力し、 ここに一時的 な記憶が行なわれる。
この集音動作中において、 C P U 1は、 音声 ト リガ一キー 6 6か らの入力信号を監視しており (ステップ S 8 7 ) 、 上述のステップ S 8 2における音声 ト リ ガ一キー 6 6の入力 ί言号以後は、 再度音声 ト リガ一キー 6 6が操作されて入力信号が検出された場合、 または 所定の時間が経過する (タイムァゥ 卜が判定されるステップ S 8 8 ) まで続けられる。
そして、 ステップ S 8 7における音声 ト リガ一キー 6 6の入力信 号が検出されると集音動作は終了し、 次のステップ S 8 9へ進む。 また、 上述のステップ S 8 7において、 音声 ト リ ガ一キ一 6 6の入 力信号が検出されず、 ステップ S 8 8に進み、 ここで所定時間が経 過して、 タイ ムアウ トであると判定されると、 集音動作が終了し、 同様に次のステップ S 8 9へ進む。
ステップ S 8 9において、 C P U 1は、 上述の集音動作中に R A M 4に一時的に記憶された音声信号 (デジタル) を読み出し、 シス テムバス 2を介して記録媒体部 5 2へ出力し、 音声デ一夕ファイル と して書き込みを行なう。 そして、 上述のステップ S 7 1の処理に 戻り (図 2 3の符合 D ) 、 以降の処理が繰り返される。
一方、 上述のステップ S 8 2において、 音声 ト リガ一キ一 6 6か らの入力信号が検出されない場合には、 操作者によって音声 ト リガ ーキ一 6 6が操作されていないと判断されて、 次のステップ S 8 3 の処理に進む。
ステップ S 8 3において、 C P U 1は、 ファンクショ ンキー 4 1 からの入力信号の検出を行なう。 ここで、 ファンクショ ンキ一 4 1 からの入力信号が検出された場合には、 次のステップ S 8 4の処理 に進み、 ファンクショ ンキ一4 1からの入力信号が検出されない場
合には、 上述のステップ S 7 1の処理に戻り (図 2 3の符合0 ) 、 以降の処理が繰り返される。
ステップ S 8 4において、 操作者は、 音声タイ ムアウ ト時間の設 定を行なう ことができる。 この音声タイムアウ ト時間の設定は、 文 字選択キー 4 4および E N T E Rキ一 4 3を利用して行なわれる。 その設定手順は、 上述の電話番号入力操作 (図 1 0、 図 1 1参照) と同様である。
そして、 音声タイムアウ ト時間の設定が終了した後は、 上述のス テ ヅ プ S 7 1の処理に戻り (図 2 3の符合 D ) 、 以降の処理が繰り 返される。
なお、 こ こで設定される時間によって、 上述のステップ S 8 8に おける集音動作のタイ ムアウ トが判定されることとなる。 また、 こ のタイムァゥ ト設定時間は、 後述するテレビ電話モ一 ド実行時にお ける音声データ伝送動作時にも利用されることとなる (図 2 6のス テ ヅ プ S 9 7〜ステ ッ プ S 1 0 4参照) 。
図 2 6は、 この電子カメラのテレビ鼋話モー ドのフローチャー ト である。
まず、 ステ ヅ プ S 9 0において、 C P U 1は、 文字選択キー 4 4 からの入力信号の監視を行なう。 ここで、 文字選択キー 4 4からの 入力信号が検出されない場合には、 次のステヅ プ S 9 5の処理に進 み、 このステップ S 9'5において、 R F部 5 5からの着信信号の監 視を行なう。 ここで、 着信信号が検出されなければ、 上述のステツ プ S 7 4の処理に戻り (図 2 3の符合 E ) 、 以降の処理が繰り返さ れる。 また、 着信信号が検出された場合には、 電話がかかってきて いると判断されて、 ステップ S 9 6の処理に進む。
一方、 上述のステップ S 9 0において、 文字選択キ一 4 4からの 入力信号が険出され、 操作者によって文字選択キー 4 4が操作され、 電話番号入力操作が行なわれていると判断されると、 次のステップ S 9 1の処理に進む。
ステップ S 9 1 において、 操作者は、 文字選択キ一 4 4および E N T E Rキ一 4 3によって電話番号入力操作が行なわれ、 続けて次 のステップ S 9 2において、 映像ト リ ガ一キー 4 0が押され、 これ によ り、 入力された電話番号と共に発信命令が C P U 1 に伝達され る。
これを受けて C P U 1 は、 ステップ S 9 3において、 パスワー ド ' チェックが行なわれる。 このパスワー ド ' チェ ックの結果、 S I M 9固有のパスワー ド と、 この電子カメラ 3 1 に予め設定登録され ているパスヮ一 ドとが一致した場合には、 次のステヅプ S 9 4に進 み、 上記両者のパスワー ドが一致しない場合には、 上述のステップ S 7 1の処理に戻り (図 2 3の符合0 ) 、 以降の処理が繰り返され る。
ステップ S 9 4において、 C P U 1は、 上述のステヅプ S 9 2で 入力された電話番号情報と発信命令を送受信信号処理回路部 5 4に 伝達する。 これによ り、 送受信信号処理回路部 5 4は、 1 ?部 5 5 を制御して発信動作を行なう。 そして、 次のステップ S 9 6の処理 に進む。
ステップ S 9 6において、 通信相手先との接続に成功したかどう かの判断がなされる。 ここで、 「 f a i 1」 等の文字列信号が送受 信信号処理回路部 5 4から C P U 1 に送信された場合には、 C P U 1は、 通信相手先との接続に失敗したと判断して、 上述のステップ
S 7 1の処理に戻り (図 2 3の符合 D ) 、 以降の処理が繰り返され る。
一方、 上述のステ ッ プ S 9 6において、 「 c o n n e c t」 等の 文字列信号が送受信信号処理回路部 5 4から C P U 1に送信された 場合には、 C P U 1は、 通信相手先との接続が成功したと判断して、 次のステヅ プ S 9 7の処理に進み、 このステップ S 9 7において、 通信相手先との間での音声信号のデ一夕伝送が可能な状態 (通話状 態) となって、 音声デ一夕伝送動作が行なわれる。
なお、 こ こで行なわれる音声データ伝送動作は、 通常の電話にお ける通話状態、 つま り通信相手との会話による音声情報を電気的な 音声信号に変換して、 これを伝送する動作を示している。
すなわち、 電話回線を介して通信相手先から送られて く る符号化 された音声信号が R F部 5 5によ り受信されて、 送受信信号処理回 路部 5 4に入力され、 さらに音声信号処理部 6 0に入力される。 こ の音声信号処理部 6 0において、 音声信号の復号化およびアナログ 信号への変換処理が施され、 ス ピーカ出力部 6 2または音声ラ イ ン 出力端子 6 5よ り外部に出力される。
これと同時に、 マイ ク入力部 6 3または音声ライ ン入力端子 6 4 から入力される音声信号 (アナログ) は、 音声信号処理部 6 0にお いてデジタル信号へ変換されると共に符合化されて、 送受信信号処 理回路部 5 4へ出力され、 R F部 5 5によって通信相手先へ伝送さ れる。
また、 このステップ S 9 7における音声データ伝送 (通話) 状態 では、 撮影光学系 4 8によ り連続的に結像される被写体像は、 C C D 3 2、 プロセス処理部 3 3、 A/D変換器 3 4を経て画像デ一夕
の映像信号 (デジタル) に変換されて、 フ レームメモリ 3 6へ順次 記憶されており、 これと同時に、 フ レームメモリ 3 6に記憶された 映像信号は、 D / A変換器 3 5によって繰り返し読み出され、 アナ ログ信号 (ビデオ信号) に変換されて、 ビデオ信号出力端子 3 9か ら外部表示装置へ順次、 出力されている。 このときの映像信号の出 力形態は、 映像 ί言号が順次、 連続的に再生されるようにしたスルー 画像出力となっている。
さらに、 上述の音声データ伝送 (通話) 状態においては、 C P U 1 によって映像 ト リガーキ一 4 0、 音声 ト リガーキ一 6 6および M O D Eキ一 4 2からの入力信号の監視が行なわれている (ステップ S 9 8 , S 1 0 0 , S 1 0 5 ) 。
したがって、 音声データ伝送 (通話) 動作中に、 操作者が映像ト リ ガーキー 4 0を操作した場合には、 ステップ S 9 9の処理に進み、 映像信号のデータ伝送動作が割込まれる。
すなわち、 上述のステップ S 9 8において、 C P U 1が映像 ト リ ガ一キー 4 0からの入力信号を検出すると、 音声デ一夕伝送および ビデオ信号出力端子 3 9からの画像再生を中断する。 これと同時に、 フレームメモリ 3 6に記憶されている映像信号のうち、 映像 ト リガ —キ一 4 0が操作された時点における所定の映像信号(静止画像)が、 映像バス 5 1 を介して圧伸回路部 3 8に出力され、 ここで圧縮処理 が施された後、 システムバス 2を介して送受信信号処理回路部 5 4 へ出力される。 そして、' この送受信信号処理回路部 5 4は、 R F部 5 5を制御して上記所定の映像信号を通信相手先へ伝送する。 この 映像信号のデータ伝送が終了すると、 上述のステップ S 9 7の処理 に戻り、 中断された音声データ伝送動作およびビデオ信号出力端子
3 9からの画像再生が再開される。
また、 上述のステッ プ S 9 7における音声デ一夕伝送 (通話) 動 作中に、 操作者が、 映像 ト リ ガーキ一 4 0を操作せず、 音声 ト リガ —キー 6 6を操作した場合には、 次のステップ S 1 0 1の処理に進 む。
ステップ S 1 0 1 において、 C P U 1は、 送受信信号処理回路部 5 4を制御して通話音声の集音動作を開始する。 すなわち、 R F部
5 5によって受信される通信相手先からの符号化された音声信号は、 送受信信号処理回路部 5 4、 システムバス 2を介して C P U 1へ出 力され、 C P U 1は、 この音声信号を R AM 4へ順次格納する。 同 時に、 マイ ク入力部 6 3または音声ライ ン入力端子 6 4から入力さ れる音声信号も、 音声信号処理部 6 0、 送受信信号処理回路部 5 4、 システムバス 2を介して C P U 1へ出力され、 この C P U 1は、 上 記音声信号を R AM 4へ順次格納する。
なお、 この集音動作中においても C P U 1は、 音声 ト リガーキ一
6 6からの入力信号の監視を引き続き行なっていると共に、 この集 音動作の経過時間を監視している (ステップ S 1 0 2 , S 1 0 3 ) , したがって、 上記集音動作中に、 音声 ト リガーキー 6 6が操作者 によって操作された場合、 または設定された所定の時間が経過した (タイムァゥ 卜が判定された) 場合には、 次のステップ S 1 0 4の 処理に進む。 ■
なお、 ここでタイムアウ トの判定を行なう所定時間は、 上述のス テツプ S 8 4 (図 2 5参照) において、 操作者が設定するタイ ムァ ゥ 卜時間が利用される。
ステップ S 1 0 4において、 C P U 1は、 RAM 4に格納されて
いる符合化された音声信号を読み出し、 音声データファイルと して 記録媒体部 5 2に記録し、 上述のステップ S 9 7の処理に戻り、 以 降の処理、 すなわち音声データ伝送動作を繰り返す。
さらに、 上述のステップ S 9 7における音声デ一夕伝送 (通話) 動作中に、 操作者が映像ト リガ一キー 4 0も音声 ト リガ一キー 6 6 も操作していない場合には、 ステップ S 1 0 5において、 MO D E キー 4 2からの入力信号の監視が行なわれる。 ここで、 C P U 1に よって M 0 D Eキ一 4 2からの入力信号が検出されない場合には、 ステヅプ S 1 0 6の処理に進み、 ステップ S 1 0 6において、 C P U 1は、 送受 ί言 ί言号処理回路部 5 4が通信相手先からの回線切断信 号、 例えば 「N O C A R R I E R」 等の文字列信号を受信したか どうかの監視を行なう。
ここで、 回線切断信号が検出された場合、 すなわち R F部 5 5が 通信相手先からの回線切断信号を受信し、 この信号が送受信信号処 理回路部 5 4を介して C P U 1に伝達されると、 次のステップ S 1 0 8の処理に進む。 一方、 C P U 1が回線切断信号を検出しなけれ ば、 上述のステップ S 9 7の処理に戻り、 以降の処理を繰り返す。
また、 上述のステッ プ S 1 0 5において、 MO D Eキー 4 2から の入力信号が検出された場合には、 ステップ S 1 0 7の処理に進み、 このステップ S 1 0 7において、 C P U 1は、 送受信信号処理回路 部 5 4を制御して回線切断動作を行ない、 次のステップ S 1 0 8の 処理に進む。
ステップ S 1 0 8において、 回線網から直前に行なった通信利用 料金に関する課金情報等を取得し、 この取得した課金情報等に基づ いて、 例えば日付情報、 利用時間情報、 相手先電話番号情報、 課金
情報 (利用料金情報)等の明細情報を作成し、 これを S I M 9 に記録 する (ステ ップ S 1 0 9 ) 。 そして、 この明細情報を表示部 8に表 示し (ステ ッ プ S 1 1 0 ) 、 上述のステップ S 7 1の処理に戻り (図 2 3の符合 D ) 、 以降の処理が繰り返される。
なお、 上述した通り、 ステップ S 1 0 6で通信相手先からの回線 切断信号を険出した場合において、 ステップ S 1 0 8から S 1 1 0 までの処理を行なった後、 上述のステップ S 7 1以降の処理が繰り 返されることとなるが、 このとき、 操作者が M 0 D Eキ一 4 2の操 作を行なわなければ、 動作モー ドの変更はないので、 再度テレ ビ電 話モー ドに入ることとなる。 したがって、 操作者による文字選択キ —4 4からの入力信号、 または着信信号の待機状態となる。
以上説明したように上記第 4の実施形態によれば、 音声データを 処理する機能をさ らに付加したことによ り、 画像データ と共に音声 デ一夕をもデータ伝送することが容易に可能となる。 産業上の利用可能性
本発明の情報通信機器によれば、 装着部に装着されたカー ド形状 の通信機器またはシ リ アル通信手段に接続された他の情報通信機器 によってデータ通信を行なつた後に、 利用料金に関する課金情報お よび電話番号情報等の回線利用情報を取得して、 この回線利用情報 を力一 ド形状媒体に書'き込むようにしたので、 所望のときに回線利 用情報の表示を行なわしめる操作キーを操作することで、 上記回線 利用情報を力一 ド形状媒体から読み出し、 表示手段に表示すること ができる情報通信機器を提供できる。
したがって、 これによれば、 カー ド形状の通信機器を装着し、 ま
たはシリアル通信手段によって接続される通信手段によってデータ 伝送等の通信を行なう情報通信機器等において、 S I Mを必要とす る公衆電話回線を利用する場合にも、 容易にデ一夕伝送等の通信を 行なう ことができる情報通信機器を提供することができる。
また、 S I Mを使用する場合には、 確実なセキュ リティ性を保障 すると共に、 課金情報等の回線利用情報を容易に取得し、 これを表 示させる機能等を有し、 よ り多機能な情報通信機器を提供すること ができる。