JPH10210165A - 情報通信機器 - Google Patents

情報通信機器

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JPH10210165A
JPH10210165A JP9010514A JP1051497A JPH10210165A JP H10210165 A JPH10210165 A JP H10210165A JP 9010514 A JP9010514 A JP 9010514A JP 1051497 A JP1051497 A JP 1051497A JP H10210165 A JPH10210165 A JP H10210165A
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JP
Japan
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card
communication
signal
communication device
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JP9010514A
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English (en)
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Yoshiaki Sato
良彰 佐藤
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Priority to PCT/JP1998/000235 priority patent/WO1998033312A1/ja
Priority to US09/284,916 priority patent/US6268879B1/en
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M1/00Substation equipment, e.g. for use by subscribers
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    • H04M1/667Preventing unauthorised calls from a telephone set
    • H04M1/67Preventing unauthorised calls from a telephone set by electronic means
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    • HELECTRICITY
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    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
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    • HELECTRICITY
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    • H04M1/72Mobile telephones; Cordless telephones, i.e. devices for establishing wireless links to base stations without route selection
    • H04M1/725Cordless telephones
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M2250/00Details of telephonic subscriber devices
    • H04M2250/14Details of telephonic subscriber devices including a card reading device

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  • Meter Arrangements (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、SIMを必要とする公衆電話回線で
もセキュリティ性を確保したデータ通信を行なうと共
に、多機能な情報通信機器を提供する。 【解決手段】カード形状の記憶媒体、通信機器22を装
着する装着部6Aと、他の情報機器16との間でシリア
ル伝送を行なうシリアル通信手段10とを有し、装着部
に装着された通信機器またはシリアル通信手段に接続さ
れた他の情報通信機器によって公衆電話回線を利用した
データ通信を行なう情報通信機器21において、情報通
信機器に対して各種の処理を実行せしめる操作手段7
と、操作手段による操作内容、操作結果を表示する表示
手段8と、回線加入者情報が格納されたカード形状媒体
9を挿入する装填部6Bとを有し、装着部に装着された
通信機器またはシリアル通信手段に接続された他の情報
通信機器によってデータ通信を行なった後に回線利用情
報を取得して、これをカード形状媒体に書き込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、情報通信機器、
詳しくは公衆電話回線を利用してデータ通信を行なうこ
とができる情報通信機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、移動可能な情報通信機器として自
動車電話、携帯電話等が世界的に広く普及しており、音
声、データ通信等の幅広いサービスが行なわれている。
このような移動情報通信機器の方式としては、欧州各国
をはじめアジア等世界数十ヵ国において、デジタル方式
を採用したGSM(Global System for Mobile Communi
cations)方式が一般的に実用化されている。
【0003】このGSM方式の特徴の一つとして、電話
番号、識別ID等の回線加入者識別情報をSIM(Subs
criber Identification Module;ICカード、ICプラ
グ等の回線加入者情報カード)によって管理する点が挙
げられる。
【0004】このSIMによって番号管理を行なうこと
によって、個々の携帯電話装置と回線加入者識別情報と
を物理的に分離させることができる。したがって、無駄
な電話番号を流布させずに済むという有用性がある。
【0005】このSIMは、GSM方式が世界的に広ま
っている現在、既に1000万枚のカードが発行されて
おり、将来に向けてGSM方式が拡大するのに伴ってS
IM自体の需要も拡がり、その発行枚数はさらに増加す
るものと予想されている。
【0006】一方、日本国内では、移動情報通信機器と
電話番号を物理的に分離することは、セキュリティ性の
面から規制されていたため、SIMのような番号管理を
行なう方式を実用化することは不可能であった。
【0007】しかし現在では、ICカードのセキュリテ
ィ管理への取り組みが進んでおり、回線加入者識別情報
をSIMのようにICカード化させた場合にも、高いセ
キュリティ性を保障できるまでになっている。
【0008】これを受けて、近年、日本でもSIMが実
用化できるようになり、例えば回線加入者情報カードと
してのSIMを公衆電話回線等に利用する等、種々の検
討がなされている。
【0009】他方、近年においては、PHSカード等の
ように携帯電話機能を有するPCカードタイプの電話機
(以下、PCカード型電話機という。)等が種々実用化
されており、このようなPCカード型電話機を利用して
データ伝送等の通信を行なうことのできる情報通信機器
についても、種々実用化されている。
【0010】また、撮影光学系によって結像された被写
体光をCCD等の撮像手段によって電気的な映像信号に
変換して出力し、この出力された映像信号を記録媒体に
電気的に記録するようにしたデジタル電子スチルカメラ
(以下、電子カメラという。)が、近年、一般的に実用
化されている。
【0011】さらに、このような電子カメラにおいて、
PCカード等を装着するための装着部を設け、この装着
部に上述のPCカード型電話機等を装着することによっ
て、画像データ等の映像信号のデータ通信を可能にした
ものが、種々提案され実用化されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のPC
カード型電話機自体にはダイヤルボタン等が配設されて
いないので、単体では電話機としての機能を有している
ものではない。つまり、このPCカード型電話機は、上
述のような情報通信機器、電子カメラ等に装着されて、
これらの情報機器によって制御されることで、データ伝
送等の通信を行なうことができるものである。
【0013】したがって、このようなPCカード型電話
機にSIMを組み込むことは無意味なことであり、また
製造コストの上昇につながることにもなる。よって、S
IMによる電話番号管理が行なわれるようになった場合
には、上記PCカード型電話機を装着した情報通信機
器、電子カメラ等によって、SIMを必要とする公衆電
話回線を利用するデータ伝送等の通信は、行なうことが
できないという問題がある。
【0014】本発明は、上述した点に鑑みてなされたも
のであって、その目的とするところは、カード形状の通
信機器を装着し、またはシリアル通信手段によって接続
される通信手段によってデータ伝送等の通信を行なう情
報通信機器等において、SIMを必要とする公衆電話回
線を利用する場合にも、容易にデータ伝送等の通信を行
なうことができる情報通信機器を提供するにある。
【0015】また、SIMを使用する場合には、確実な
セキュリティ性を保障すると共に、課金情報等の回線利
用情報を容易に取得し、これを表示させる機能等を有す
る、より多機能な情報通信機器を提供するにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明による情報通信機器は、カード形状の記
憶媒体またはカード形状の通信機器を装着する装着部
と、他の情報機器との間でシリアル伝送を行なうシリア
ル通信手段と、上記装着部に装着されたカード形状の通
信機器または上記シリアル通信手段に接続された他の情
報通信機器によって公衆電話回線を利用したデータ通信
を行なう情報通信機器において、上記情報通信機器に対
して各種の処理を実行せしめる操作手段と、上記操作手
段による操作内容および操作結果を表示する表示手段
と、回線加入者情報が格納されたカード形状の媒体を挿
入する装填部とを有し、上記装着部に装着されたカード
形状の通信機器または上記シリアル通信手段に接続され
た他の情報通信機器によってデータ通信を行なった後
に、回線利用情報を取得して、この回線利用情報を上記
カード形状媒体に書き込むことを特徴とする。
【0017】第2の発明による情報通信機器は、上記第
1の発明による情報通信機器において、上記回線利用情
報は、少なくとも利用料金に関する課金情報および電話
番号情報を含むことを特徴とする。
【0018】第3の発明による情報通信機器は、上記第
1の発明による情報通信機器において、上記操作手段
は、回線利用情報の表示を行なわしめる操作キーを含
み、この操作キーを操作することによって、回線利用情
報を上記カード形状媒体から読み出し、上記表示手段に
表示するようにしたことを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図示の実施の形態によって
本発明を説明する。図1は、本発明の第1の実施形態の
情報通信機器全体を示すブロック構成図である。
【0020】この第1の実施形態の情報通信機器21
は、制御回路を形成するCPU1によって全体の制御が
なされる。このCPU1には、ROM3、RAM4、P
CカードインターフェースI/F5等がシステムバス2
を介して電気的に接続されている。
【0021】上記ROM3には、CPU1によって各種
制御動作を行なうための制御プログラムが格納されてお
り、RAM4には、各種データが一時的に格納されるよ
うになっている。
【0022】上記PCカードI/F5には、カード形状
の通信機器や、カード形状の記憶媒体等のPCカード2
2を挿脱自在に装着する装着部であるPCカードソケッ
ト6Aが接続されている。
【0023】上記PCカード22としては、例えば通信
(電話)機能を有する電話カード、記憶装置としての機
能を有するATA(AT Atatchment)カード等が挙げら
れる。
【0024】これらのPCカード22をPCカードソケ
ット6Aに装着することによって、この情報通信機器2
1とPCカード22とが電気的に接続されるようになっ
ている。
【0025】なお、CPU1とPCカード22との間の
各種データの受け渡しは、CPU1によって制御される
上記PCカードI/F5を介して行なわれるようになっ
ている。
【0026】また、上記CPU1には、操作手段であり
テンキー等の操作部材からなるキー入力部7と、表示手
段であり液晶ディスプレイ(以下、LCDという。)等
からなる表示部(LCD)8が、それぞれ制御線によっ
て電気的に接続されている。
【0027】これにより、操作者は、キー入力部7を操
作することによって、上記CPU1に対して各種の操作
命令の信号を入力し、この入力信号が制御線によってC
PU1へ伝達されるようになっている。そして、CPU
1は、この操作命令を受けて、各対応した制御を行な
い、その結果が制御線を介して表示部8に表示されるよ
うになっており、これによって、操作者は、自己の入力
した操作命令の結果を確認することができるようになっ
ている。
【0028】また、上記CPU1には、制御線によって
回線加入者情報カード(以下、SIMという。)9が挿
脱自在に装填される装填部であるSIMソケット6Bが
接続されている。上記SIM9は、回線加入者情報等が
格納されたカード形状からなる媒体である。
【0029】そして、上記SIMソケット6BにSIM
9が装着された状態において、CPU1は、SIM9か
らの各種データの読み出し制御、およびSIM9への各
種データの書き込み制御を行なうようになっている。
【0030】さらに、上記CPU1には、シリアル信号
線14によってシリアル通信手段であるシリアルI/F
10が接続されており、このシリアルI/F10には、
シリアルケーブル15によって他の外部情報機器16
(例えば携帯電話装置、携帯型端末装置(ノート型パー
ソナルコンピュータ)、電子カメラ等)が電気的に接続
されるようになっている。これにより、この情報通信機
器21と外部情報機器16との間における各種データの
受け渡しは、上記シリアルI/F10およびシリアルケ
ーブル15を介して行なわれるようになっている。
【0031】このように構成された情報通信機器21に
おいて行なわれるデータ通信動作を、以下に簡単に説明
する。
【0032】例えばPCカード22としてPCカード型
電話機が装着され、外部情報機器16として携帯型端末
装置(以下、PCという。)または電子カメラ等が接続
された場合には、上記CPU1は、PC、電子カメラ
(16)からデータファイル、画像データファイル等を
シリアルケーブル15、シリアルI/F10を介して受
け取ると共に、PCカードI/F5を制御して、上記デ
ータファイル等をPCカード型電話機(22)へ出力す
る。これによって、上記データファイル等は、通信相手
先へ伝送される。
【0033】また、通信相手先よりPCカード型電話機
(22)に伝送されてきたデータファイル、画像データ
ファイル等は、CPU1がPCカードI/F5を制御し
て、これを受け取り、シリアルI/F10、シリアルケ
ーブル15を介してPC、電子カメラ(16)へと出力
する。これを受けて上記PC、電子カメラ等の外部情報
機器16は、上記データファイル等を自己に内蔵されて
いる記憶装置に記録する。このようにして、上記情報通
信機器21は、通信相手先とのデータ通信を行なう。
【0034】一方、上記外部情報機器16として携帯型
電話機がシリアルケーブル15によって接続され、PC
カード22としてATAカード等の記憶媒体がPCカー
ドソケット6Aに装着された場合には、CPU1は、P
CカードI/F5を制御することにより、記憶媒体(2
2)に記録されているデータファイル、画像データファ
イル等を読み出して、シリアルI/F10、シリアルケ
ーブル15を介して携帯型電話機(16)へ出力する。
これによって、上記データファイル等は、通信相手先へ
伝送される。
【0035】また、通信相手先から携帯型電話機(1
6)に伝送されてきたデータファイル、画像データファ
イル等は、CPU1の制御によりシリアルI/F10、
シリアルケーブル15を介してCPU1に入力される。
そして、CPU1は、PCカードI/F5を制御して、
上記データファイル等を記憶媒体(22)へと出力し、
記憶媒体(22)は、これを格納する。このようにし
て、この情報通信機器21は、通信相手先とのデータ通
信を行なう。
【0036】図2は、この第1の実施形態の情報通信機
器21の外観形状を示す概略斜視図である。
【0037】この情報通信機器21の上面には、上記表
示部8を形成するLCD8aと、操作パネル部が設けら
れている。この操作パネル部には、上記操作手段である
キー入力部7を形成する各群のキー、すなわち、 ・「A〜Z」のアルファベットおよび「−(ハイフ
ン)」の各キーが一群に配列されたアルファベットキー
17、 ・「0〜9」の数字キー、「,(カンマ)」および「.
(ポイント)」の各キーが一群に配列されたテンキー1
9、 ・操作命令の入力完了を指示するスタート(STAR
T)キー18、 ・特定の操作命令を指示するための複数個の各キーが一
群として配列されたファンクションキー20、 等が配置されている。
【0038】なお、図2では、上記アルファベットキー
17の配列の一例として、いわゆるQWERTY配列を
示している。また、ファンクションキー20の一例とし
て、 ・課金情報等の回線利用情報の表示を指示する「$(ダ
ラー)」キー20a、 ・パスワード設定モードにモード切り換えの指示を行な
う「PASS(パス)」キー20b、 ・通信モードを開始するための指示を行なう「TEL
(テレ)」キー20c、 を示している。
【0039】一方、側壁面には、上記シリアルI/F1
0のコネクタ部10Aと、上記SIMソケット6Bがそ
れぞれ設けられている。上記コネクタ部10Aには、上
記シリアルケーブル15の一端側のコネクタ15Aが接
続され、このケーブル15の他端側に外部情報機器16
が接続されている。そして、上記SIMソケット6Bに
は、SIM9が装着されている。
【0040】また、他の側壁面には、上記PCカードソ
ケット6Aが設けられており、このPCカードソケット
6AにPCカード22としてのPCカード型電話機が装
着されている。
【0041】そして、操作者は、必要に応じて上記各種
のキー(17,18,19,20)を操作することによ
り、この情報通信機器21およびPCカード型電話機
(22)と外部情報機器16との間でデータ通信を行な
うことができるようになっている。
【0042】このように構成された上記第1の実施形態
の情報通信機器21によって行なわれる通信時の動作の
うち第1の通信モードについて、図3のフローチャート
によって、以下に説明する。
【0043】なお、ここでは、図2に示すように、上記
PCカードソケット6Aには、PCカード22としてP
Cカード型電話機が装着され、上記シリアルI/F10
には、外部情報機器16として携帯型端末装置、電子カ
メラ等が接続されているものとする。
【0044】上記情報通信機器21は、電源が供給され
ている状態で、かつ通信モードに設定されていない状態
では、CPU1によって常に着信信号の監視が行なわれ
るようになっている。ここで着信信号とは、他の情報通
信機器(通信相手先)から、この情報通信機器21に装
着されているPCカード型電話機(22)に対して行な
われる通信要求信号を示している。つまり、通信相手先
より電話回線を介して通信要求がなされる(電話をかけ
る)ことによって、この情報通信機器21のPCカード
型電話機(22)に着信信号が入力されると、このPC
カード型電話機(22)は、CPU1に対して、例えば
「RING」、「CALL」等の文字列信号を送信する
ようになっており、CPU1は、この文字列信号を受け
取る(検出する)ことによって、通信要求があったかど
うかがわかるようになっている。
【0045】まず、ステップS1において、CPU1に
よって着信信号の検出が行なわれる。ここで、着信信号
が検出された場合には、ステップS5の処理に進む。ま
た、着信信号が検出されなかった場合には、通信を開始
できる状態であると判断されて、他の情報通信機器に対
して発信を行なう第1の通信モード入る。そして、次の
ステップS2の処理に進む。
【0046】ステップS2において、操作者が上記テン
キー19を操作することによって電話番号入力が行なわ
れた後、ステップS3において、上記ファンクションキ
ー20のうちTELキー20cが押されると、この情報
通信機器21が通信を開始する(発信する)旨の指示命
令信号がCPU1に入力されて、次のステップS4の処
理に進む。
【0047】ステップS4において、CPU1は、上述
のステップS3の通信開始指示命令を受けて、PCカー
ドI/F5を制御し、PCカードソケット6Aに装着さ
れているPCカード型電話機(22)へ入力された電話
番号情報と発信命令を送信する。これを受けて、PCカ
ード型電話機(22)は、発信動作、すなわち電話をか
ける動作を行なって、次のステップS5の処理に進む。
【0048】ステップS5において、通信相手先との接
続に成功したかどうかの判断がなされる。ここで、PC
カード型電話機(22)から「connect」等の文
字列信号がCPU1に送信された場合には、CPU1
は、通信相手先との接続が成功したと判断して、次のス
テップS6の処理に進む一方、PCカード型電話機(2
2)から「fail」等の文字列信号がCPU1に送信
された場合には、CPU1は、通信相手先との接続に失
敗したと判断して、一連のシーケンスを終了する(エン
ド)。
【0049】上述のステップS5において、接続が成功
したと判断されて、ステップS6の処理に進むと、この
ステップS6において、通信相手先との間でデータ通信
が行なわれる。ここで行なわれるデータ通信は、外部情
報機器16に記録されているデータファイル等を通信相
手先にデータ伝送したり、通信相手先から伝送されてく
るデータファイル等を受信して、外部情報機器16の記
憶装置に記録する等の動作である。
【0050】そして、データ通信が終了すると、次のス
テップS7の処理に進み、このステップS7において、
通信相手先との接続状態が切断される。つまり、通信可
能状態から通信不可能状態に切り換えられる。ここで
は、例えば操作者が通信接続中にTELキー20cを押
すことによって、CPU1に対して通信切断信号を送
り、この信号を受けたCPU1がPCカードI/F5を
制御して、PCカード型電話機(22)によって通信切
断が行なわれるか、または、通信相手先によって、同様
の通信切断動作がなされる。そして、次のステップS8
の処理に進む。
【0051】ステップS8において、直前に行なった通
信利用料金に関する課金情報等を取得する。この課金情
報等は、通信切断直後に、回線網全体を管理する管理会
社(例えば電話局等)から各種情報が伝送されるといっ
たサービスがある場合に、これを受信することによって
取得するものである。
【0052】この場合においては、上述のステップS7
における回線切断動作後の状態は、通信相手先との接続
状態が切断されただけの状態であって、上記回線網管理
会社との間の接続状態は保持されている。そして、この
回線切断動作直後の時間を利用して、回線網管理会社よ
り各種情報を取得することができるようになっており、
上記回線網管理会社からの情報伝送が終了すると、回線
網管理会社との接続状態も切断されて、このPCカード
型電話機(22)と回線網との接続状態は、完全に切断
された状態となる。
【0053】また、上記課金情報等の取得は、上述の手
段のほかに、所望のときに上記回線網管理会社等の課金
情報等を管理するセンターの特定の電話番号に電話をか
けることによって、所望の情報を取得することができる
サービスがあれば、これを利用するという手段もある。
【0054】すなわち、通信相手先との通信が終了して
回線切断動作が行なわれた後に、この情報通信機器21
のCPU1が上記特定の電話番号に自動運転による接続
動作(いわゆるオートダイアル、オートログイン)を行
なって、直前の通信利用料金に関する課金情報等を取得
する。この場合には、通信相手先との通信を終了した後
に行なわれる回線切断動作によって、このPCカード型
電話機(22)と回線網との接続状態を完全に切断され
た状態とし、この情報通信機器21を、通信状態から完
全に解放された状態に置く必要がある。
【0055】そして、次のステップS9の処理に進み、
このステップS9において、CPU1は、取得した課金
情報等に基づいて、例えば日付情報、利用時間情報、相
手先電話番号情報、課金情報(利用料金情報)等の明細
情報を作成し、これをSIM9に記録した後、次のステ
ップS10の処理に進み、このステップS10におい
て、上記明細情報をLCD8aに表示して、この一連の
シーケンスを終了する(エンド)。
【0056】なお、上述のステップS10において、L
CD8aに表示される明細情報の表示形態の一例を表1
に示す。
【0057】
【表1】 ところで、上記回線加入者情報カード(SIM)9を使
用するに際して、そのセキュリティ性を保障するために
は、各カード毎に固有のパスワードを設定することが考
えられる。このパスワードは、SIM9の製造者によっ
て設定され、利用者側では容易に書換えることができな
いようにされている必要がある。そして、このパスワー
ドは、SIM9を正規に購入した場合に、その購入者の
みに限って知らせるようにする等の厳密な機密保持が行
なわれるものである。
【0058】このように厳密に管理されたSIM9を、
上記情報通信機器21に装着して使用する場合には、予
め情報通信機器21側で各SIM9に対応するパスワー
ドの設定登録を行なって、通信を行なう際の通信モード
のシーケンス中で、装着されたSIM9のパスワードが
情報通信機器21に登録されたパスワードと一致するか
どうか、すなわちパスワード・チェックを行なうシーケ
ンスを加えておけば、SIM9のパスワードを知らない
第三者が、例えばSIM9を不法に入手した場合に、こ
れを容易に使用することができない。したがって、セキ
ュリティ性を向上させることがきることとなる。
【0059】そこで、この第1の実施形態の情報通信機
器21においては、図4のフローチャートに示すパスワ
ード設定モードを用意すると共に、このパスワード設定
モードで設定されたパスワードと装着されたSIM9の
パスワードとが一致するかどうかを確認する、パスワー
ド・チェックのシーケンスを加えた第2の通信モードが
用意されている。
【0060】すなわち、この情報通信機器21におい
て、パスワードの設定を行なうには、通信モード以外の
状態にあるときに、PASSキー20bを押すことによ
って、パスワード設定モードに切り換えることができる
ようになっている。
【0061】上述したように、この情報通信機器21
は、電源が供給されている状態で、かつ通信モードに設
定されていない状態では、CPU1によって常に着信信
号の監視が行なわれているが、これと同時に、モード切
り換え信号の監視も常に行なわれている。
【0062】すなわち、この情報通信機器21に電源が
供給され、通信モード以外の状態にあるときに、CPU
1は、ステップS11において、PASSキー20bが
押されたかどうかの監視を行なっている。ここで、操作
者がPASSキー20bを押すことによってパスワード
設定モードへの切り換えを行なった場合には、その入力
信号がCPU1によって検出される。これにより、次の
ステップS12の処理以降のパスワード設定モードに移
行する。
【0063】一方、PASSキー20bが押されなけれ
ば、パスワード設定モードに移行することなく通常の動
作シーケンス、すなわち通信モード以外の状態が維持さ
れ、CPU1は、着信信号等の監視を続ける。
【0064】上述のステップS11において、PASS
キー20bが押され、ステップS12以降のパスワード
設定モードに移行すると、このステップS12におい
て、操作者は、アルファベットキー17およびテンキー
19を操作して、SIM9に設定されているパスワード
を入力する。すると、このパスワード入力信号を受け
て、CPU1は、次のステップS13において、パスワ
ードの設定を行なう。これによって、上述のステップS
12で入力されたパスワードに対応するSIM9を、こ
の情報通信機器21で使用できるようになる。そして、
パスワード設定モードに移行する直前の状態に復帰す
る。
【0065】なお、上述のステップS13で設定された
パスワード情報は、参照データとしてRAM4等に保持
されるようになっており、この情報通信機器21によっ
て通信動作が行なわれる際のパスワード・チェックのシ
ーケンスにおいて、随時参照されることとなる。
【0066】次に、上記第1の実施形態の情報通信機器
21によって行なわれる通信時の動作のうち、パスワー
ド・チェックのシーケンスが付加された第2の通信モー
ドを、図5のフローチャートによって、以下に説明す
る。
【0067】まず、ステップS21において、操作者
は、テンキー19を操作することにより電話番号入力を
行ない、続けて次のステップS22において、TELキ
ー20cを押すことによって、この情報通信機器21か
ら通信を開始する(電話をかける)旨の指示命令をCP
U1に入力し、次のステップS23の処理に進む。
【0068】ステップS23において、CPU1は、上
記通信開始指示命令を受けて、SIM9に設定されてい
るパスワード情報と、上述のパスワード設定モード(図
4参照)において予め設定登録されたパスワードとを読
み出して、両者の比較、すなわちパスワード・チェック
を行なう。
【0069】ここで、両者のパスワードが一致した場合
には、次のステップS24の処理に進み、両者のパスワ
ードが一致しない場合には、この第2の通信モードを終
了して通常の待機状態に戻る。
【0070】上述のステップS23におけるパスワード
・チェックの結果、SIM9側と情報通信機器21側の
設定パスワードが一致して、ステップS24の処理に進
むと、このステップS24において、CPU1は、上述
のステップS22における通信開始指示命令に基づい
て、PCカードI/F5を制御し、PCカードソケット
6Aに装着されているPCカード型電話機(22)へス
テップS21で入力された電話番号情報および発信命令
を送信する。これによって、PCカード型電話機(2
2)は発信動作を実行する。そして、次のステップS2
5の処理に進む。
【0071】ステップS25において、通信相手先との
接続に成功したかどうかの判断がなされる。ここで、P
Cカード型電話機(22)から「connect」等の
文字列信号がCPU1に送信された場合には、CPU1
は、通信相手先との接続が成功したと判断して、次のス
テップS26の処理に進む一方、PCカード型電話機
(22)から「fail」等の文字列信号がCPU1に
送信された場合には、CPU1は、通信相手先との接続
に失敗したと判断して、一連のシーケンスを終了する
(エンド)。
【0072】上述のステップS25において、接続が成
功したと判断されて、ステップS26の処理に進むと、
このステップS26において、通信相手先との間で各種
データの伝送等(データ通信)が行なわれる。そして、
このデータ通信が終了すると、回線切断動作が行なわれ
る。なお、この回線切断動作以降の処理は、図3に示す
ステップS7以降の処理と全く同様である。
【0073】以上説明したように上記第1の実施形態に
よれば、情報通信機器21側にSIMソケット6Bを設
け、このSIMソケット6Bに、SIM9を挿脱自在に
配設するようにしたので、SIMソケット6にSIM9
を装着することによって、SIM9を必要とする公衆電
話回線を利用してのデータ伝送等の通信を容易に行なう
ことができる。
【0074】また、SIM9に設定されているパスワー
ドに対応するパスワードを、予め設定登録するパスワー
ド設定モードと、SIM9側の設定パスワードと情報通
信機器21側に設定登録されたパスワードの比較(パス
ワード・チェック)を行なうようにした第2の通信モー
ドを設けたので、第三者が不法に入手したSIM9を容
易に使用することができないようにして、セキュリティ
性を向上させることができる。
【0075】なお、上述の第1の通信モードの動作シー
ケンス中、ステップS10(図3参照)において、上記
LCD8aに表示される明細情報の表示形態(表1参
照)については、これに限らず別の表示形態によっても
よい。以下に、明細情報の表示形態についての他の例を
説明する。
【0076】図6は、上記第1の実施形態の情報通信機
器21の変形例を示す要部概略斜視図である。この変形
例における情報通信機器21Aでは、操作パネル部に配
設されるキー操作部7の一部として、カーソル移動キー
25を加えて配置するようにしている。なお、他の構成
部材については、上述の第1の実施形態と同様であるも
のとし、その説明は省略する。
【0077】上記カーソル移動キー25は、情報通信機
器21Aの上面、一端側の操作パネル部の表示部8(L
CD8a)の近傍に配置された三角形状の4つのキー群
からなるものである。そして、この4つのキーは、それ
ぞれ三角形状の各頂点が外側に向けて配置されて、4つ
のキー全体で菱型形状が形成されるように配設されてい
る。
【0078】なお、上記カーソル移動キー25を形成す
る4つのキーは、三角形状の頂点が上方向を指向する上
移動キー25aと、三角形状の頂点が下方向を指向する
下移動キー25bと、三角形状の頂点が左方向を指向す
る左移動キー25cと、三角形状の頂点が右方向を指向
する右移動キー25dである。
【0079】このように構成された情報通信機器21A
において行なわれる通信動作は、上述の第1の実施形態
と同様である(図3参照)が、ステップS10において
行なわれる明細情報等の表示形態が異なる。
【0080】すなわち、上述の第1の実施形態における
明細情報等の表示形態は、表1に示すように、直前に行
なわれた通信に関する各情報等のみをLCD8aに表示
するようにしたものであるが、この変形例においては、
SIM9に記録された通信に関する履歴をすべて表示で
きるようにしている。
【0081】上記SIM9には、通信を行なう都度、取
得された課金情報等に基づいて作成された明細情報が全
て記録されるようになっている。この明細情報は、ファ
ンクションキー20のうちの$キー20aを押すことに
よってLCD8aに表示することができるようになって
いる。
【0082】したがって、操作者は、上記$キー20a
を押すことによって、課金情報表示信号の表示命令をC
PU1に伝達し、これを受けてCPU1は、SIM9に
記録されている課金情報等の全ての明細情報を読み出し
て、LCD8aに表示するようになっている。このと
き、LCD8aに表示される明細情報の表示形態は、表
1と略同様のものであり、図6に示すように、LCD8
aの左側のA欄には日付情報を、B欄には上記A欄にお
ける通信時の利用時間情報を、C欄にはこのときの相手
先電話番号情報を、D欄にはこのときの課金情報(利用
料金情報)を、それぞれ表示するようになっている。
【0083】ここで、SIM9に記録されている明細情
報の件数が多いために、LCD8aに全ての明細情報を
同時に表示できない場合に、操作者は、上記カーソル移
動キー25のうち上移動キー25aまたは下移動キー2
5bを操作することによって、画面に表示された情報を
上下方向にスクロールさせることができるようになって
おり、これによって、表示範囲を変更し所望の明細情報
を表示させることができることとなる。
【0084】このように構成することによって上記変形
例においては、上述の第1の実施形態と同様の効果を得
ることができると共に、カーソル移動キー25を加えて
配設し、SIM9に記録されている通信に関する課金情
報等の明細情報の全てをLCD8a上に表示するように
したので、いつでも所望のときに、明細情報等の通信履
歴を参照することが容易にできる。
【0085】次に、本発明の第2の実施形態について、
以下に説明する。なお、この第2の実施形態では、情報
通信機器を通信機能を有する電子カメラとした場合を例
示している。
【0086】図7は、この第2の実施形態の電子カメラ
の構成を示すブロック構成図である。
【0087】この第2の実施形態の電子カメラ31は、
制御回路等によって形成される制御回路部と、被写体像
の撮影および撮影によって得られた画像データ(映像信
号)の記録等に関する構成部材により形成されたカメラ
部等によって構成されている。
【0088】上記制御回路部は、上述の第1の実施形態
の情報通信機器(21)と略同様の構成からなり、この
電子カメラ31全体の制御を行なうCPU1と、このC
PU1が各種制御動作を行なう制御プログラムが格納さ
れているROM3と、各種データを一時的に格納するR
AM4と、PCカード22を装着するPCカードソケッ
ト6Aと、このPCカードソケット6Aに接続され、上
記PCカード22をCPU1の制御に基づいて制御する
PCカードI/F5と、操作手段であるキー入力部7
と、表示手段でありLCD等からなる表示部8と、SI
M9を着脱自在に装着するSIMソケット6Bと、シリ
アル信号線14によって接続され、他の外部情報機器1
6との間で行なわれるデータ伝送を制御するシリアルI
/F10等によって構成されている。
【0089】また、この電子カメラ31のカメラ部は、
コントロール回路部37によって制御されるようになっ
ており、撮影光学系48によって結像された光学的映像
を電気的映像信号に変換して出力する固体撮像素子等に
よって形成される撮像手段(以下、CCDと略記す
る。)32と、このCCD32から出力される電気的映
像信号のプロセス処理を行なうプロセス処理部33と、
このプロセス処理された映像信号(アナログ信号)をデ
ジタル信号に変換するA/D変換器34と、映像信号が
伝達される映像バス51と、映像信号の一画面分ずつの
データを一時的に記憶するフレームメモリ36と、デジ
タルの映像信号をアナログ信号に変換するD/A変換器
35と、外部の表示装置(例えばCRTディスプレイ
等。図示せず。)に対してスルーアウト・ビデオ信号と
して出力する映像信号出力手段であるビデオ信号出力端
子39と、デジタル映像信号の圧縮/伸長処理を行なう
圧縮伸長回路部(以下、圧伸回路部という。)38と、
撮影された映像信号(デジタル)を記録するフラッシュ
メモリ29等によって構成されている。
【0090】そして、上記制御回路部と上記カメラ部と
は、システムバス2によって接続されており、各種信号
が制御回路部とカメラ部との間で互いに伝達されるよう
になっている。
【0091】図8は、この第2の実施形態の電子カメラ
31の外観形状を示す概略斜視図である。
【0092】この電子カメラ31の上面には、表示部8
を形成するLCD8aが設けられており、このLCD8
a近傍には、上記操作手段であるキー入力部7に相当す
る各種の操作キー、すなわち、撮影開始信号または通信
開始信号を発生させる映像記録指示手段であり通信指示
手段でもある映像トリガーキー40と、特定の操作命令
を指示するファンクションキー41と、モード切り換え
を指示するMODEキー42と、各種キーによって入力
した文字等を決定するENTERキー43と、入力する
ための文字等を選択する文字選択キー44と、LCD8
aに表示される情報の表示範囲を変更する4つの三角形
状のキーからなるカーソル移動キー25等が配置されて
いる。
【0093】なお、上記カーソル移動キー25を形成す
る4つのキーは、三角形状の頂点が上方向を指向する上
移動キー25aと、三角形状の頂点が下方向を指向する
下移動キー25bと、三角形状の頂点が左方向を指向す
る左移動キー25cと、三角形状の頂点が右方向を指向
する右移動キー25dの4つのキー群によって形成され
ており、上記LCD8aの近傍において、三角形状の各
頂点が外側に向くように配置されている。
【0094】一方、この電子カメラ31の一側面には、
上記PCカードソケット6AおよびSIMソケット6B
が配設されており、この両ソケット6A,6Bには、そ
れぞれPCカード22としてのPCカード型電話機、S
IM9が装着されている。
【0095】また、この電子カメラ31の前面には、撮
影レンズ等によって形成される撮影光学系48が配設さ
れており、カメラ本体内の撮影光学系48の後方には、
上記CCD32等(図8では図示せず。図7参照。)が
配設されている。
【0096】そして、この電子カメラ31では、操作者
が上記MODEキー42を押すことによって所望の動作
モードを選択することができるようになっている。この
動作モードは、「記録モード」、「再生モード」、「伝
送モード」の各モードが用意されていて、MODEキー
42を押す毎に、順次切り換えることができるようにな
っている。
【0097】このように構成された上記第2の実施形態
の電子カメラの各動作モードにおける動作を、以下に簡
単に説明する。
【0098】まず、記録モードでは、撮影光学系48に
より結像された光学的映像がCCD32によって電気的
映像信号に変換されて出力され、この映像信号(アナロ
グ)は、プロセス処理部33を経てA/D変換器34に
入力され、これによりデジタル化される。このデジタル
化された映像信号は、映像バス51を介してフレームメ
モリ36へ一時的に記憶されると同時に、D/A変換器
35に出力され、これによりアナログ信号化された後、
ビデオ信号出力端子39を経て外部表示装置(図示せ
ず)へ出力されて、連続的な映像として表示されること
となる。
【0099】そして、上記映像トリガーキー40が押さ
れることにより、撮影開始信号が発せられると、まず、
フレームメモリ36に記憶されているデジタル映像信号
が、映像バス51を介して圧伸回路部38へ出力されて
圧縮処理が施される。この圧縮処理が施された映像信号
(デジタル画像データ)は、システムバス2を介してフ
ラッシュメモリ29へ記憶される。
【0100】また、上記撮影され圧縮処理された映像信
号(デジタル画像データ)は、フラッシュメモリ29に
記憶させるほかに、外部の記憶媒体に記録することもで
きるようになっている。この場合には、PCカードソケ
ット6Aに、PCカード22として、記憶媒体カードを
装着した状態で、キー入力部7を操作して、CPU1に
対してPCカード22への記録動作を行なう旨の指示を
与える。CPU1は、この指示命令を受けてPCカード
I/F5を制御して、このPCカードI/F5を介し
て、上記映像信号をPCカード(記憶媒体カード)22
に記録する。
【0101】一方、再生モードでは、CPU1は、上記
フラッシュメモリ29またはPCカード22に記録され
ている映像信号(デジタル画像データ)を読み出し、シ
ステムバス2を介して圧伸回路部38へ出力する。この
圧伸回路部38によって映像信号が伸長処理されて、非
圧縮状態の映像信号(デジタル)へ復元される。そし
て、この映像信号は、映像バス51を介してフレームメ
モリ36へ一時的に記憶される。このフレームメモリ3
6に一時的に記憶された映像信号は、D/A変換器35
によって繰り返し読み出されて順次アナログ信号に変換
され、再生画像としてビデオ信号出力端子39から外部
表示装置へ出力され、これにより再生される。
【0102】なお、上述した記録モードおよび再生モー
ドは、CPU1がシステムバス2を介してコントロール
回路部37の設定を行なうと共に、この設定された動作
モードに基づいて、上記コントロール回路部37が各種
の指示命令を発することで各種の動作がなされるように
なっている。すなわちコントロール回路部37は、CP
U1からの指示命令に基づいて、それぞれ制御線によっ
て接続されているA/D変換器34、D/A変換器3
5、フレームメモリ36、圧縮伸長回路部38およびP
CカードI/F5等を制御している。
【0103】図9は、この第2の実施形態の電子カメラ
31の動作を示すフローチャートである。
【0104】まず、ステップS31〜S33において、
動作モードの判定が行なわれる。つまり、CPU1は、
操作者によってMODEキー42が押されることにより
発生するMODEキー42からの入力信号を検出するこ
とによって、選択された動作モードを判定する。
【0105】ステップS31において、記録モードが選
択されたかどうかの判断がなされる。ここで、記録モー
ドが選択されたと判断されると、記録モードのシーケン
スに移行し、記録モードが選択されなかった場合には、
次のステップS32の処理に進む。
【0106】ステップS32において、再生モードが選
択されたかどうかの判断がなされる。ここで、再生モー
ドが選択されたと判断されると、再生モードのシーケン
スに移行し、再生モードが選択されなかった場合には、
次のステップS33の処理に進む。
【0107】ステップS33において、伝送モードが選
択されたかどうかの判断がなされる。ここで、伝送モー
ドが選択されなかった場合には、上記MODEキー42
は操作されていないと判断されて、動作モード判定シー
ケンス(ステップS31〜S33)の初期状態に戻り、
操作者によって、いずれかの動作モードの選択がなされ
るまで、同様の処理が繰り返される。一方、伝送モード
が選択されたと判断されると、次のステップS34の処
理に進む。
【0108】ステップS34以降の処理は、伝送モード
のシーケンスである。この伝送モードでは、まず、ステ
ップS34において、CPU1は、PCカード型電話機
(22)が着信信号、例えば「RING」、「CAL
L」等の文字列信号を受信したかどうかの監視を行な
う。ここで、着信信号が検出された場合には、ステップ
S38の処理に進み、着信信号が検出されない場合に
は、次のステップS35の処理に進む。
【0109】ステップS35において、操作者は、上記
文字選択キー44およびENTERキー43を操作する
ことによって、電話番号の入力を行なう。この電話番号
入力操作が終了した後、次のステップS36の処理に進
む。なお、ここで行なわれる電話番号入力操作の具体例
については、後述する図11、図12によって説明す
る。
【0110】ステップS36において、操作者は、映像
トリガーキー40を押すことによって、通信を開始する
(電話をかける)旨の指示命令をCPU1に入力し、こ
れを受けてCPU1は、次のステップS37において、
PCカードI/F5を制御して、PCカードソケット6
Aに装着されているPCカード型電話機(22)に対し
て、ステップS35で入力された電話番号情報および発
信命令を送信する。これによって、PCカード型電話機
(22)は発信動作を実行する。そして、次のステップ
S38の処理に進む。
【0111】ステップS38において、通信相手先との
接続に成功したかどうかの判断がなされる。ここで、P
Cカード型電話機(22)から「connect」等の
文字列信号がCPU1に送信された場合には、CPU1
は、通信相手先との接続が成功したと判断して、次のス
テップS39の処理に進み、このステップS39におい
て、通信相手先との間でデータ通信が行なわれる。この
データ通信は、フラッシュメモリ29に記録された画像
ファイル等を通信相手先へ伝送したり、通信相手先から
伝送されてくる画像ファイル等をフラッシュメモリ29
へ記録する等の動作であり、このデータ通信が終了する
と、次のステップS40の処理に進む。
【0112】一方、上述のステップS38において、P
Cカード型電話機(22)から「fail」等の文字列
信号がCPU1に送信された場合には、CPU1は、通
信相手先との接続に失敗したと判断して、上述のステッ
プS31の処理に戻り、以降のシーケンスを繰り返す。
【0113】ステップS40において、通信相手先との
接続状態が、PCカード型電話機(22)または通信相
手先によって切断され、続けて次のステップS41にお
いて、直前に行なった通信利用料金に関する課金情報等
を取得し、次のステップS42の処理に進む。
【0114】ステップS42において、CPU1は、上
述のステップS41で取得した課金情報等に基づいて、
例えば日付情報、利用時間情報、相手先電話番号情報、
課金情報(利用料金情報)等の明細情報を作成し、これ
をSIM9に記録した後、次のステップS43の処理に
進み、このステップS43において、上記明細情報をL
CD8aに表示する。その後、上述のステップS31の
処理に戻り、以降の処理を繰り返す。
【0115】なお、上述のステップS43において、L
CD8aに表示される明細情報の表示形態の一例を表2
に示す。
【0116】
【表2】 図10は、この第2の実施形態の電子カメラ31の一部
を示す要部上面図であって、LCD8aおよび各操作キ
ーを図示している。この図10によって、上述のステッ
プS43の課金情報表示モードのシーケンスにおける明
細情報の他の表示形態を説明する。
【0117】課金情報表示モードは、操作者によってフ
ァンクションキー41が操作されることによって開始さ
れる。すなわち、ファンクションキー41からの入力信
号(課金情報表示命令)がCPU1に伝達されると、こ
れを受けてCPU1は、SIM9に記録されていた明細
情報等の全ての通信履歴情報を読み出して、LCD8a
上に表示する。この一連の動作モードが課金情報表示モ
ードである。
【0118】上記SIM9に記録された明細情報の件数
が多いために、LCD8aに全ての明細情報を同時に表
示できない場合には、操作者は、上記カーソル移動キー
25のうち上移動キー25aまたは下移動キー25bを
操作することによって、画面に表示された情報を上下方
向にスクロールさせて表示範囲を変更し、所望の明細情
報を表示させることができるようになっている。なお、
図10では、LCD8a上の表示を簡略化して図示して
いる。
【0119】ところで、上述の伝送モードの動作シーケ
ンス中のステップS35において行なわれる電話番号入
力操作の手順を説明する。
【0120】図11、図12は、この第2の実施形態の
電子カメラ31の一部を示す要部上面図である。
【0121】この電子カメラ31における伝送モードに
おいて、電話番号を入力する場合には、まず、操作者は
文字選択キー44を操作する。この文字選択キー44
は、一回押す毎に、1〜9までの数字をLCD8aの所
定の位置(図11、図12では、LCD8aの右下に位
置する領域E)に、順次表示させることができるように
なっている。このとき、LCD8aの領域Eに表示され
る数字は、未確定であることを示すために点滅している
状態にある。
【0122】操作者は、文字選択キー44を押して、所
望の数字をLCD8aに表示させた後、ENTERキー
43を押すことによって、その数字を確定する。する
と、LCD8aの他の所定位置(LCD8aの左下に位
置する領域F)に確定された数字が点灯表示される。な
お、図12に示す状態は、4桁目まで入力を行ない、4
桁分の番号を確定させた後の状態を示している。
【0123】このようにして、操作者は、LCD8aの
領域Fに電話番号の全桁を表示させて所望の電話番号を
設定する。そして、最後に映像トリガーキー40を押し
て(図9のステップS36参照)、電話番号情報および
発信命令をPCカード型電話機(22)に送信する。こ
れにより、電話番号入力操作が完了する。
【0124】図13は、上述の伝送モードに、課金情報
表示モード、パスワード設定モード等のサブモードを加
えた場合のフローチャートであって、伝送モードの動作
をより詳細に示したものである。
【0125】まず、ステップS51〜S53において、
動作モードの判定が行なわれるが、これは、上述の図9
に示す動作シーケンス中、ステップS31〜S33の動
作と全く同様である。したがって、ここでは、動作モー
ド判定シーケンスについての説明を省略する。
【0126】図13のステップS53において、伝送モ
ードが選択されたと判断されて、次のステップS54の
処理に進むと、このステップS54において、CPU1
は、PCカード型電話機(22)が着信信号、例えば
「RING」、「CALL」等の文字列信号を受信した
かどうかの監視を行なう。ここで、着信信号が検出され
た場合には、後述する第2の伝送モードにおけるステッ
プS65(符合B。図16参照)の処理に進む一方、着
信信号が検出されない場合には、次のステップS55の
処理に進む。
【0127】ステップS55において、CPU1は、文
字選択キー44が操作者によって操作されたかどうかの
確認を行なう。ここで、文字選択キー44からの入力信
号が検出された場合、すなわち操作者により電話番号入
力操作が行なわれた場合には、第2のデータ伝送モード
(図16参照)に移行する。
【0128】一方、このステップS55において、文字
選択キー44からの入力信号が検出されない場合には、
次のステップS56の処理に進む。
【0129】ステップS56において、CPU1は、フ
ァンクションキー41が操作者によって操作されたかど
うかの確認を行なう。ここで、ファンクションキー41
からの入力信号が検出された場合には、課金情報表示モ
ード(図10の説明参照)に移行し、この課金情報表示
モードの処理を実行した後、ステップS57において、
再度ファンクションキー41が操作者によって操作され
たかどうかの確認が行なわれる。ここで、ファンクショ
ンキー41からの入力信号が再度検出されると、パスワ
ード設定モードに移行し、このパスワード設定モードを
終了すると、上述のステップS51の処理に戻り、以降
の処理が繰り返される。
【0130】一方、上述のステップS56およびステッ
プS57において、ファンクションキー41からの入力
信号が共に検出されず、例えばMODEキー42等から
の入力信号が検出された場合等には、上述のステップS
51の処理に戻り、以降の処理が繰り返される。
【0131】図14、図15は、この第2の実施形態の
電子カメラ31の一部を示す要部上面図であって、LC
D8aおよび各操作キーを図示している。この図14、
図15によって、上述のステップS57のパスワード設
定モードのシーケンスにおける設定操作の手順を説明す
る。
【0132】パスワード設定モードにおいて、操作者が
パスワードの設定を行なう際には、まず、文字選択キー
44を操作する。この文字選択キー44は、一回押す毎
に、1〜9までの数字およびアルファベットa〜zまで
の英文字等をLCD8aの所定の位置(図14、図15
では、LCD8aの右下に位置する領域E)に、順次表
示させることができるようになっている。このとき、L
CD8aの領域Eに表示される数字または英文字等は、
未確定であることを示すために点滅している状態にあ
る。
【0133】操作者は、文字選択キー44を押して、所
望の数字、英文字をLCD8aの領域Eに表示させた
後、ENTERキー43を押して、入力する文字を確定
する。ENTERキー43が押されると、LCD8aの
他の所定位置(LCd8aの左下に位置する領域F)に
は、確定された数字、英文字が点灯状態で表示される。
図15に示す状態は、4桁の入力文字が確定された状態
を示している。なお、ここではパスワードの設定画面で
あるから機密性が要求されることとなる。したがって、
セキュリティ性が考慮される必要がある。そこで、入力
された具体的な数字、英文字をLCD8a上に直接表示
させることなく、入力桁数に応じた数の代替文字である
「*」を表示するようにしている。
【0134】このようにして、操作者は、文字選択キー
44およびENTERキー43とを操作して、LCD8
aの領域FにSIM9の設定パスワードに対応するパス
ワードを全桁入力し設定する。そして、最後に映像トリ
ガーキー40を押すことで、入力されたパスワードの文
字信号がRAM4等に記憶される。これにより、パスワ
ード設定登録動作が完了する。
【0135】図16は、上述の図13における第2のデ
ータ伝送モードの動作を示すフローチャートである。な
お、この第2のデータ伝送モードは、図9の伝送モード
におけるステップS35以降のシーケンスと略同様であ
るが、上述の第1の実施形態と同様にパスワード・チェ
ックのシーケンスが付加されている点が異なる。
【0136】この第2のデータ伝送モードに先立って、
まず操作者は、パスワード設定モードで、図14、図1
5を用いて説明した手順により、パスワードの設定登録
を行なっておく。
【0137】そして、上述の図13のステップS55に
おいて、文字選択キー44が操作されて、電話番号入力
操作がなされると同時に、第2のデータ伝送モードに移
行する。ここで行なわれる電話番号入力操作(ステップ
S61)は、図11、図12を用いて説明した手順によ
る。そして、映像トリガーキー40が押されると(ステ
ップS62)、これを受けてCPU1は、ステップS6
3において、パスワード・チェックを行なう。ここで、
SIM9のパスワードと予め登録されたパスワードが一
致した場合には、次のステップS64の処理に進み、こ
のステップS64において、CPU1は、入力された電
話番号情報と発信命令とを、PCカードI/F5を介し
てPCカード型電話機(22)に伝達する。これによ
り、PCカード型電話機(22)は発信動作を行なう。
そして、次のステップS65の処理に進む。
【0138】一方、上述のステップS63におけるパス
ワード・チェックの結果、一致しなかった場合には、図
13のステップS51の処理に戻り、以降の処理が繰り
返される。
【0139】ステップS65において、通信相手先との
接続に成功したかどうかの判断がなされる。ここで、P
Cカード型電話機(22)から「connect」等の
文字列信号がCPU1に送信されて、接続が成功したと
判断されると、次のステップS66の処理に進み、この
ステップS66において、通信相手先との間でデータ通
信が行なわれる。そして、このステップS66〜S70
までの処理は、図9のステップS39〜S43までの処
理と全く同様である。
【0140】一方、上述のステップS65において、P
Cカード型電話機(22)から「fail」等の文字列
信号がCPU1に送信されて、接続に失敗したと判断さ
れると、上述のステップS51の処理に戻り、以降のシ
ーケンスを繰り返す。
【0141】ステップS70において、LCD8aへの
表示がなされると、この第2のデータ伝送モードのシー
ケンスを終了し、上述のステップS51の処理に戻り、
以降の処理が繰り返される。
【0142】以上説明したように上記第2の実施形態に
よれば、撮影した画像データ等を通信相手先に伝送する
ことができる電子カメラにおいても、上述の第1の実施
の形態と同様の効果を得ることができる。
【0143】図17は、本発明の第3の実施形態の電子
カメラを示すブロック構成図である。この第3の実施形
態は、上述の第2の実施形態と基本的に同様の構成から
なるものであるが、この第3の実施形態では、上述の第
2の実施形態に、さらに主電源53、送受信信号処理回
路部54、RF部55等を加えて配設した点が異なる。
【0144】つまり、この第3の実施形態の電子カメラ
31は、PCカード型電話機(22)に代えて、RF部
55を内蔵することによって、この電子カメラ31単体
で、公衆電話回線用電波を利用した通信を行なうことが
できるようにしたものである。したがって、この第3の
実施形態では、上述の第2の実施形態と同様の構成部材
については同じ符合を付してその説明を省略し、異なる
構成部材についてのみ、以下に説明する。
【0145】上記記録媒体部52は、CPU1との間で
システムバス2を介して接続されており、CPU1によ
って制御されるようになっている。これと同時に、制御
線によってコントロール回路部37にも接続されてお
り、画像データ等の記録、再生動作を行なう際には、上
記記録媒体部52は、コントロール回路部37によって
制御されるようになっている。
【0146】なお、上記記録媒体部52としては、例え
ばフロッピーディスク装置、光ディスク装置、ハードデ
ィスク装置等の記憶装置が採用可能である。
【0147】一方、この電子カメラ31の通信動作は、
上記送受信信号処理回路部54を介してCPU1によっ
て制御される通信手段であるRF部55によって行なわ
れる。このRF部55は、アンテナ等の通信に関する部
材および回路によって形成されており、このRF部55
によって送受信される画像データ等の映像信号は、送受
信信号処理回路部54によって、その信号処理が行なわ
れるようになっている。
【0148】上記送受信信号処理回路部54は、システ
ムバス2を介してCPU1に接続されており、このCP
U1によって制御されるようになっている。そして、こ
の送受信信号処理回路部54は、アナログ信号線によっ
て上記RF部55が接続されている。
【0149】また、上記送受信信号処理回路部54は、
主電源53と電源コントロール線71によって接続され
ており、主電源53は、上記送受信信号処理回路部54
により制御されるようになっている。
【0150】この第3の実施形態の電子カメラ31にお
いては、上述の第2の実施形態(図7参照)と同様に、
カメラ部が設けられている。このカメラ部の撮影光学系
48により結像された被写体像がCCD32によって映
像信号として光電変換され、この映像信号は、プロセス
処理部33を介してA/D変換器34に出力され、この
A/D変換器34でデジタル信号に変換された後、映像
バス51を介して圧伸回路部38に出力され、ここで圧
縮処理が施された映像信号(デジタル画像データ)は、
システムバス2を介してCPU1に入力されるようにな
っている。そして、この映像信号は、CPU1からシス
テムバス2を介して上記送受信信号処理回路部54に対
して出力されるようになっている。
【0151】上記送受信信号処理回路部54は、このC
PU1から出力される映像信号(デジタル)に対して誤
り訂正、D/A変換等の送信信号処理を施して、上記R
F部55へアナログデータ信号として出力するようにな
っていると共に、上記RF部55によって受信され、上
記送受信信号処理回路部54に入力されるアナログ信号
のうち、通信相手先より送信された画像データ等の映像
信号(アナログ)に対しては、A/D変換、誤り訂正の
復号等の受信信号処理を施して、CPU1にデジタルデ
ータ信号として出力するようになっている。
【0152】上述のように、上記RF部55によって受
信される各種のアナログ信号は、送受信信号処理回路部
54に入力されることとなるが、ここで、RF部55に
より受信されるアナログ信号は、公衆電話回線用電波信
号である。RF部55は、このアナログ信号に対して直
交復調処理等を施して、これを上記送受信信号処理回路
部54へアナログデータ信号として出力すると同時に、
上記送受信信号処理回路部54から出力され、このRF
部55に入力されるアナログデータ信号に対しては、直
交変調処理等を施すようになっている。これにより、こ
の電子カメラ31によって通信を行なう際の画像データ
等の映像信号は、公衆電話回線用電波信号として出力さ
れるようになっている。
【0153】そして、上記RF部55によって受信さ
れ、上記送受信信号処理回路部54に伝達された信号が
着信信号である場合には、上記送受信信号処理回路部5
4は、「RING」、「CALL」等の文字列信号をC
PU1に出力するようになっており、これを受けてCP
U1は、この着信信号を示す文字列等を表示部(LC
D)8に表示するようになっている。
【0154】なお、RF部55が着信信号を受信したと
きに、この電子カメラ31の主電源53がオフ状態であ
る場合には、上記送受信信号処理回路部54は、上記着
信信号を受けて、電源コントロール線71によって接続
されている主電源53をオン状態にする機能、いわゆる
着信ウェイクアップ(WakeUp)機能を備えている。したが
って、この電子カメラ31は、主電源53がオフ状態に
ある場合にも、CPU1による着信信号の監視を常に行
なうようにしたモード(以下、着信ウェイクアップモー
ドという)を有している。
【0155】さらに、上記送受信信号処理回路部54
は、CPU1の制御によって、回線接続処理を行なうよ
うになっている。この回線接続処理は、通信動作時にお
いて、通信相手先との接続が成功した旨の信号をRF部
55が受信し、その信号が上記送受信信号処理回路部5
4に伝達されたときに、この送受信信号処理回路部54
は、「connect」等の文字列信号をCPU1へ出
力し、また通信相手先との接続に失敗した旨の信号をR
F部55が受信し、その信号が上記送受信信号処理回路
部54に伝達されると、この送受信信号処理回路部54
は、「fail」等の文字列信号をCPU1へ出力する
ようになっている。
【0156】次に、図18は、この第3の実施形態の電
子カメラ31における電源制御系に関するブロック構成
図である。
【0157】この電子カメラ31の電源制御系の構成
は、この電子カメラ31全体へ電力を供給する主電源5
3と、この電子カメラ31の一部の回路に対して補助電
源線によって常に電力を供給している補助電源57とに
よって構成されている。
【0158】上記補助電源57には、送受信信号処理回
路部54、RF部55およびキー入力部7が接続されて
いる。
【0159】主電源53と上記送受信信号処理回路部5
4は、OR素子69を介して、電源コントロール線71
によって接続されている。また、主電源53とキー入力
部7の主電源スイッチである電源キー(POWERキー
58;後述する図19参照)は、OR素子69を介し
て、電源スイッチ信号線70によって接続されていると
共に、上記電源キー(58)は、CPU1にも電源スイ
ッチ信号線70によって接続されている。
【0160】上述したように、この電子カメラ31が着
信ウェイクアップモードに設定されているとき(このと
き、主電源53はオフ状態にある)には、上記RF部5
5が着信信号を受信すると、これを受けて上記送受信信
号処理回路部54が、電源コントロール線71をアクテ
ィブ状態にするようになっている。これによって、上記
OR素子69は、主電源53に対し電源オン信号を出力
するようになっている。
【0161】また、キー入力部7の電源キー(58)
が、操作者によって押されることにより電源スイッチ信
号線70がアクティブとなり、これにより上記OR素子
69から主電源53に対して電源オン信号が出力される
ようになっている。
【0162】このようにして上記主電源53は、上記O
R素子69からの出力信号によってオン、オフの制御が
なされるようになっている。そして、主電源53がオン
状態にされると、CPU1およびこの電子カメラ31の
その他の全ての回路が主電源線を介して電力の供給を受
けるようになっている。
【0163】なお、上述の着信ウェイクアップモードに
設定されている場合に、着信信号によって主電源53が
オン状態となった場合に、その動作としては、図16に
示す第2の伝送モードのステップS65以降の処理と同
様のシーケンスで動作するようになっている。
【0164】また、この第3の実施形態の電子カメラ3
1では、図19の要部平面図に示すように、キー入力部
7として電源キー58およびスリープキー59が、上述
の第2の実施形態のキー入力部7に加えて設けられてい
る。
【0165】上記電源キー58は、操作者の押圧操作に
よって電源スイッチ信号線70をアクティブとして、主
電源53がオン状態となるようにする操作キーである。
また、上記主電源53がオン状態であるときに、操作者
が電源キー58を押すと、この入力信号を受けて電源ス
イッチ信号線70が非アクティブとなって、主電源53
がオフ状態となるようになっている。
【0166】上記スリープキー59は、着信ウェイクア
ップモードを設定するための操作キーである。このスリ
ープキー59は、この電子カメラ31が伝送モードにあ
るときに、操作者によって押されると、その入力信号が
CPU1に入力され、これを受けてCPU1は、上記送
受信信号処理回路部54を制御して着信ウェイクアップ
モードを設定するようになっている。この状態で、操作
者によって、さらに電源キー58が押されて電源オフ状
態にされると、CPU1は、着信信号の監視を開始し、
上記送受信信号処理回路部54は、RF部55からの着
信信号の待機状態となる。
【0167】そして、RF部55が着信信号を受信した
場合には、上述したように、主電源53は、自動的にオ
ン状態となって、以降の伝送モードの処理(図16のス
テップS65以降の処理)を実行するようになってい
る。また、上記第3の実施形態において設けられた記録
媒体部52は、PCカード、またはフラッシュメモリで
あっても構わない。
【0168】このように構成された上記第3の実施形態
においては、この電子カメラ31にRF部55を内蔵し
たことにより、単体で公衆電話回線用電波を利用したデ
ータ通信を行なうことのできる電子カメラを得ることが
できる。
【0169】図20は、本発明の第4の実施形態の電子
カメラを示すブロック構成図である。この第4の実施形
態は、上述の第1、第2の実施形態と基本的に同様の構
成からなるものであるが、この第4の実施形態では、音
声信号処理部60、音声メモリ61、スピーカ出力部6
2、マイク入力部63、音声ライン入力端子64、音声
ライン出力端子65等を加えて配設し、電子カメラとし
て画像データ等の映像信号の他に、音声信号をも記録、
再生することができるようにしたものである。
【0170】すなわち、送受信信号処理回路部54に
は、音声信号に対して各種の処理を施す音声信号処理部
60が音声信号線によって接続されており、この音声信
号処理部60には、作業メモリとしての音声メモリ61
が、同様に音声信号線によって接続されている。
【0171】また、上記音声信号処理部60には、音声
信号を外部より入力するための音声入力部であるマイク
入力部63および音声ライン入力端子64と、この音声
信号処理部60によって信号処理が施された音声信号を
出力する音声出力部であるスピーカ出力部62および音
声ライン出力端子65が接続されている。
【0172】上記音声信号処理部60には、通信相手先
より伝送され、RF部55に受信され、さらに送受信信
号処理回路部54に入力された音声信号を含むデータ信
号のうちの音声信号のみが、送受信信号処理回路部54
から入力される。この音声信号は符号化された信号であ
るので、この音声信号処理部60によって復号化され、
この復号化された音声信号は、アナログ信号に変換され
るようになっている。そして、この音声信号(アナロ
グ)は、上記スピーカ出力部62または音声ライン出力
端子65より外部に出力されるようになっている。
【0173】また、上記音声信号処理部60には、上記
マイク入力部63または音声ライン入力端子64から音
声信号を直接入力することができるようになっている。
ここで入力される音声信号は、アナログ信号であるので
音声信号処理部60によって、記録媒体部52に記録す
るに際して最適な形態となるように信号処理が施される
ようになっている。
【0174】つまり、上記マイク入力部63、音声ライ
ン入力端子64等によって、音声信号処理部60に入力
された音声信号は、この音声信号処理部60において、
デジタル信号に変換されると共に符号化される。この符
合化された音声信号は、上記送受信信号処理回路部54
へ出力され、システムバス2を介して上記記録媒体部5
2に出力され、これに記憶されるようになっている。
【0175】なお、上記音声信号処理部60において、
音声信号の処理が行なわれる際には、音声メモリ61が
作業メモリとして使用されるようになっており、音声信
号処理が効率良く行なわれるようになっている。
【0176】また、この第4の実施形態の電子カメラ3
1では、図21の要部平面図に示すように、キー入力部
7として音声記録指示手段である音声トリガーキー66
が、上述の第3の実施形態にさらに加えて設けられてい
る。この音声トリガーキー66は、この電子カメラ31
によって音声信号の記録または再生等を行なう際に操作
する操作キーである。
【0177】次に、この第4の実施形態の電子カメラの
動作を、図22〜図25のフローチャートによって、以
下に説明する。なお、この第4の実施形態の電子カメラ
31では、通常の「記録モード」、「再生モード」、
「伝送モード」に加えて、音声信号を利用した「テレビ
電話モード」を有しており、操作者がMODEキー42
を順次押すことによって、所望の動作モードを選択する
ようになっている。
【0178】図22は、この電子カメラにおける動作モ
ードを検出する検出シーケンスを示すフローチャートで
ある。
【0179】まず、ステップS71〜S74において、
動作モードの判定を行なう。つまり、操作者がMODE
キー42によって選択した動作モードに対応するMOD
Eキー42からの入力信号を検出する。
【0180】ステップS71において、記録モードが選
択されたかどうかの判断がなされる。ここで、記録モー
ドが選択されたと判断されると、記録モードのシーケン
スに移行し、記録モードが選択されなかった場合には、
次のステップS72の処理に進む。
【0181】ステップS72において、再生モードが選
択されたかどうかの判断がなされる。ここで、再生モー
ドが選択されたと判断されると、再生モードのシーケン
スに移行し、再生モードが選択されなかった場合には、
次のステップS73の処理に進む。
【0182】ステップS73において、伝送モードが選
択されたかどうかの判断がなされる。ここで、伝送モー
ドが選択されたと判断されると、データ伝送モードのシ
ーケンスに移行し、伝送モードが選択されなかった場合
には、次のステップS74の処理に進む。
【0183】ステップS74において、テレビ電話モー
ドが選択されたかどうかの判断がなされる。ここで、テ
レビ電話モードが選択されたと判断されると、テレビ電
話モードに移行し、テレビ電話モードが選択されなかっ
た場合には、上記MODEキー42は操作されていない
と判断されて、動作モード判定シーケンスの初期状態に
戻り、操作者によって、いずれかの動作モードの選択が
なされるまで、ステップS71以降の処理が繰り返され
る。
【0184】図23は、この電子カメラにおけるデータ
伝送モードのフローチャートである。
【0185】まず、ステップS75において、CPU1
は、RF部55が着信信号、すなわち「RING」、
「CALL」等の文字列信号を送受信信号処理回路部5
4から受信したかどうかの監視を行なう。ここで、着信
信号が検出された場合には、第2のデータ伝送モード
(図16のフローチャートと同様)に移行し、着信信号
が検出されない場合には、次のステップS76の処理に
進む。
【0186】ステップS76において、文字選択キー4
4からの入力信号の検出を行なう。ここで、操作者によ
って文字選択キー44が操作されて(電話番号入力操作
が行なわれて)、この文字選択キー44からの入力信号
が検出された場合にも、第2のデータ伝送モード(図1
6参照)に移行し、文字選択キー44からの入力信号が
検出さない場合、すなわち、文字選択キー44の操作が
なされていない場合には、次のステップS77の処理に
進む。
【0187】ステップS77において、ファンクション
キー41からの入力信号の検出を行なう。ここで、操作
者によってファンクションキー41が操作されて、この
ファンクションキー41からの入力信号が検出された場
合には、課金情報表示モード(図10の説明参照)に移
行する。
【0188】また、上述のステップS77において、フ
ァンクションキー41からの入力信号が検出さない場
合、すなわち、ファンクションキー41の操作がなされ
ていない場合には、上述のステップS71の処理に戻り
(図22の符合D)、以降の処理が繰り返される。
【0189】上記課金情報表示モードが終了すると、次
のステップS78に進み、このステップS78におい
て、再度ファンクションキー41が操作されたかどうか
の確認が行なわれる。ここで、ファンクションキー41
からの入力信号が検出されると、パスワード設定モード
(図14、図15の説明参照)に移行し、このパスワー
ド設定モードを終了した後、上述のステップS71の処
理に戻り(図22の符合D)、以降の処理が繰り返され
る。
【0190】また、ファンクションキー41からの入力
信号が検出されない場合には、すぐに、上述のステップ
S71の処理に戻り(図22の符合D)、以降の処理が
繰り返される。
【0191】図24は、この電子カメラにおける記録モ
ードのフローチャートである。
【0192】まず、ステップS81において、CPU1
は、映像トリガーキー40からの入力信号の検出を行な
う。ここで、映像トリガーキー40からの入力信号が検
出された場合には、操作者によって映像トリガーキー4
0が操作されたと判断されて、ステップS85の処理に
進み、ステップS85において、映像信号(静止画像)の
記録動作が行なわれた後、上述のステップS71の処理
に戻り(図22の符合D)、以降の処理が繰り返され
る。
【0193】上述のステップS81において、映像トリ
ガーキー40からの入力信号が検出されない場合には、
操作者によって映像トリガーキー40が操作されていな
いと判断されて、次のステップS82の処理に進む。
【0194】ステップS82において、CPU1は、音
声トリガーキー66からの入力信号の検出を行なう。こ
こで、音声トリガーキー66からの入力信号が検出され
た場合には、操作者によって音声トリガーキー66が操
作されたと判断されて、次のステップS86の処理に進
む。
【0195】ステップS86において、音声信号の集音
動作が開始される。まず、上記音声トリガーキー66か
らの入力信号を受けてCPU1は、送受信信号処理回路
部54へ集音命令を送る。これを受けて送受信信号処理
回路部54は、音声信号処理部60を制御し、マイク入
力部63または音声ライン入力端子64によって集音動
作が行なわれ、集音された音声信号は、音声信号処理部
60に入力される。この音声信号処理部60は、上述し
たように、入力された音声信号をデジタル信号に変換す
ると共に符号化する。そして、この符号化された音声信
号(デジタル)は、送受信信号処理回路部54に出力さ
れ、これを介してCPU1へと出力され、さらに、CP
U1は、この音声信号をシステムバス2を介してRAM
4へ出力し、ここに一時的な記憶が行なわれる。
【0196】この集音動作中において、CPU1は、音
声トリガーキー66からの入力信号を監視しており(ス
テップS87)、上述のステップS82における音声ト
リガーキー66の入力信号以後は、再度音声トリガーキ
ー66が操作されて入力信号が検出された場合、または
所定の時間が経過する(タイムアウトが判定されるステ
ップS88)まで続けられる。
【0197】そして、ステップS87における音声トリ
ガーキー66の入力信号が検出されると集音動作は終了
し、次のステップS89へ進む。また、上述のステップ
S87において、音声トリガーキー66の入力信号が検
出されず、ステップS88に進み、ここで所定時間が経
過して、タイムアウトであると判定されると、集音動作
が終了し、同様に次のステップS89へ進む。
【0198】ステップS89において、CPU1は、上
述の集音動作中にRAM4に一時的に記憶された音声信
号(デジタル)を読み出し、システムバス2を介して記
録媒体部52へ出力し、音声データファイルとして書き
込みを行なう。そして、上述のステップS71の処理に
戻り(図22の符合D)、以降の処理が繰り返される。
【0199】一方、上述のステップS82において、音
声トリガーキー66からの入力信号が検出されない場合
には、操作者によって音声トリガーキー66が操作され
ていないと判断されて、次のステップS83の処理に進
む。
【0200】ステップS83において、CPU1は、フ
ァンクションキー41からの入力信号の検出を行なう。
ここで、ファンクションキー41からの入力信号が検出
された場合には、次のステップS84の処理に進み、フ
ァンクションキー41からの入力信号が検出されない場
合には、上述のステップS71の処理に戻り(図22の
符合D)、以降の処理が繰り返される。
【0201】ステップS84において、操作者は、音声
タイムアウト時間の設定を行なうことができる。この音
声タイムアウト時間の設定は、文字選択キー44および
ENTERキー43を利用して行なわれる。その設定手
順は、上述の電話番号入力操作(図10、図11参照)
と同様である。
【0202】そして、音声タイムアウト時間の設定が終
了した後は、上述のステップS71の処理に戻り(図2
2の符合D)、以降の処理が繰り返される。
【0203】なお、ここで設定される時間によって、上
述のステップS88における集音動作のタイムアウトが
判定されることとなる。また、このタイムアウト設定時
間は、後述するテレビ電話モード実行時における音声デ
ータ伝送動作時にも利用されることとなる(図25のス
テップS97〜ステップS104参照)。
【0204】図25は、この電子カメラのテレビ電話モ
ードのフローチャートである。
【0205】まず、ステップS90において、CPU1
は、文字選択キー44からの入力信号の監視を行なう。
ここで、文字選択キー44からの入力信号が検出されな
い場合には、次のステップS95の処理に進み、このス
テップS95において、RF部55からの着信信号の監
視を行なう。ここで、着信信号が検出されなければ、上
述のステップS74の処理に戻り(図22の符合E)、
以降の処理が繰り返される。また、着信信号が検出され
た場合には、電話がかかってきていると判断されて、ス
テップS96の処理に進む。
【0206】一方、上述のステップS90において、文
字選択キー44からの入力信号が検出され、操作者によ
って文字選択キー44が操作され、電話番号入力操作が
行なわれていると判断されると、次のステップS91の
処理に進む。
【0207】ステップS91において、操作者は、文字
選択キー44およびENTERキー43によって電話番
号入力操作が行なわれ、続けて次のステップS92にお
いて、映像トリガーキー40が押され、これにより、入
力された電話番号と共に発信命令がCPU1に伝達され
る。
【0208】これを受けてCPU1は、ステップS93
において、パスワード・チェックが行なわれる。このパ
スワード・チェックの結果、SIM9固有のパスワード
と、この電子カメラ31に予め設定登録されているパス
ワードとが一致した場合には、次のステップS94に進
み、上記両者のパスワードが一致しない場合には、上述
のステップS71の処理に戻り(図22の符合D)、以
降の処理が繰り返される。
【0209】ステップS94において、CPU1は、上
述のステップS92で入力された電話番号情報と発信命
令を送受信信号処理回路部54に伝達する。これによ
り、送受信信号処理回路部54は、RF部55を制御し
て発信動作を行なう。そして、次のステップS96の処
理に進む。
【0210】ステップS96において、通信相手先との
接続に成功したかどうかの判断がなされる。ここで、
「fail」等の文字列信号が送受信信号処理回路部5
4からCPU1に送信された場合には、CPU1は、通
信相手先との接続に失敗したと判断して、上述のステッ
プS71の処理に戻り(図22の符合D)、以降の処理
が繰り返される。
【0211】一方、上述のステップS96において、
「connect」等の文字列信号が送受信信号処理回
路部54からCPU1に送信された場合には、CPU1
は、通信相手先との接続が成功したと判断して、次のス
テップS97の処理に進み、このステップS97におい
て、通信相手先との間での音声信号のデータ伝送が可能
な状態(通話状態)となって、音声データ伝送動作が行
なわれる。
【0212】なお、ここで行なわれる音声データ伝送動
作は、通常の電話における通話状態、つまり通信相手と
の会話による音声情報を電気的な音声信号に変換して、
これを伝送する動作を示している。
【0213】すなわち、電話回線を介して通信相手先か
ら送られてくる符号化された音声信号がRF部55によ
り受信されて、送受信信号処理回路部54に入力され、
さらに音声信号処理部60に入力される。この音声信号
処理部60において、音声信号の復号化およびアナログ
信号への変換処理が施され、スピーカ出力部62または
音声ライン出力端子65より外部に出力される。
【0214】これと同時に、マイク入力部63または音
声ライン入力端子64から入力される音声信号(アナロ
グ)は、音声信号処理部60においてデジタル信号へ変
換されると共に符合化されて、送受信信号処理回路部5
4へ出力され、RF部55によって通信相手先へ伝送さ
れる。
【0215】また、このステップS97における音声デ
ータ伝送(通話)状態では、撮影光学系48により連続
的に結像される被写体像は、CCD32、プロセス処理
部33、A/D変換器34を経て画像データの映像信号
(デジタル)に変換されて、フレームメモリ36へ順次
記憶されており、これと同時に、フレームメモリ36に
記憶された映像信号は、D/A変換器35によって繰り
返し読み出され、アナログ信号(ビデオ信号)に変換さ
れて、ビデオ信号出力端子39から外部表示装置へ順
次、出力されている。このときの映像信号の出力形態
は、映像信号が順次、連続的に再生されるようにしたス
ルー画像出力となっている。
【0216】さらに、上述の音声データ伝送(通話)状
態においては、CPU1によって映像トリガーキー4
0、音声トリガーキー66およびMODEキー42から
の入力信号の監視が行なわれている(ステップS98,
S100,S105)。
【0217】したがって、音声データ伝送(通話)動作
中に、操作者が映像トリガーキー40を操作した場合に
は、ステップS99の処理に進み、映像信号のデータ伝
送動作が割込まれる。
【0218】すなわち、上述のステップS98におい
て、CPU1が映像トリガーキー40からの入力信号を
検出すると、音声データ伝送およびビデオ信号出力端子
39からの画像再生を中断する。これと同時に、フレー
ムメモリ36に記憶されている映像信号のうち、映像ト
リガーキー40が操作された時点における所定の映像信
号(静止画像)が、映像バス51を介して圧伸回路部38
に出力され、ここで圧縮処理が施された後、システムバ
ス2を介して送受信信号処理回路部54へ出力される。
そして、この送受信信号処理回路部54は、RF部55
を制御して上記所定の映像信号を通信相手先へ伝送す
る。この映像信号のデータ伝送が終了すると、上述のス
テップS97の処理に戻り、中断された音声データ伝送
動作およびビデオ信号出力端子39からの画像再生が再
開される。
【0219】また、上述のステップS97における音声
データ伝送(通話)動作中に、操作者が、映像トリガー
キー40を操作せず、音声トリガーキー66を操作した
場合には、次のステップS101の処理に進む。
【0220】ステップS101において、CPU1は、
送受信信号処理回路部54を制御して通話音声の集音動
作を開始する。すなわち、RF部55によって受信され
る通信相手先からの符号化された音声信号は、送受信信
号処理回路部54、システムバス2を介してCPU1へ
出力され、CPU1は、この音声信号をRAM4へ順次
格納する。同時に、マイク入力部63または音声ライン
入力端子64から入力される音声信号も、音声信号処理
部60、送受信信号処理回路部54、システムバス2を
介してCPU1へ出力され、このCPU1は、上記音声
信号をRAM4へ順次格納する。
【0221】なお、この集音動作中においてもCPU1
は、音声トリガーキー66からの入力信号の監視を引き
続き行なっていると共に、この集音動作の経過時間を監
視している(ステップS102,S103)。
【0222】したがって、上記集音動作中に、音声トリ
ガーキー66が操作者によって操作された場合、または
設定された所定の時間が経過した(タイムアウトが判定
された)場合には、次のステップS104の処理に進
む。
【0223】なお、ここでタイムアウトの判定を行なう
所定時間は、上述のステップS84(図24参照)にお
いて、操作者が設定するタイムアウト時間が利用され
る。
【0224】ステップS104において、CPU1は、
RAM4に格納されている符合化された音声信号を読み
出し、音声データファイルとして記録媒体部52に記録
し、上述のステップS97の処理に戻り、以降の処理、
すなわち音声データ伝送動作を繰り返す。
【0225】さらに、上述のステップS97における音
声データ伝送(通話)動作中に、操作者が映像トリガー
キー40も音声トリガーキー66も操作していない場合
には、ステップS105において、MODEキー42か
らの入力信号の監視が行なわれる。ここで、CPU1に
よってMODEキー42からの入力信号が検出されない
場合には、ステップS106の処理に進み、ステップS
106において、CPU1は、送受信信号処理回路部5
4が通信相手先からの回線切断信号、例えば「NO C
ARRIER」等の文字列信号を受信したかどうかの監
視を行なう。
【0226】ここで、回線切断信号が検出された場合、
すなわちRF部55が通信相手先からの回線切断信号を
受信し、この信号が送受信信号処理回路部54を介して
CPU1に伝達されると、次のステップS108の処理
に進む。一方、CPU1が回線切断信号を検出しなけれ
ば、上述のステップS97の処理に戻り、以降の処理を
繰り返す。
【0227】また、上述のステップS105において、
MODEキー42からの入力信号が検出された場合に
は、ステップS107の処理に進み、このステップS1
07において、CPU1は、送受信信号処理回路部54
を制御して回線切断動作を行ない、次のステップS10
8の処理に進む。
【0228】ステップS108において、回線網から直
前に行なった通信利用料金に関する課金情報等を取得
し、この取得した課金情報等に基づいて、例えば日付情
報、利用時間情報、相手先電話番号情報、課金情報(利
用料金情報)等の明細情報を作成し、これをSIM9に
記録する(ステップS109)。そして、この明細情報
を表示部8に表示し(ステップS110)、上述のステ
ップS71の処理に戻り(図22の符合D)、以降の処
理が繰り返される。
【0229】なお、上述した通り、ステップS106で
通信相手先からの回線切断信号を検出した場合におい
て、ステップS108からS110までの処理を行なっ
た後、上述のステップS71以降の処理が繰り返される
こととなるが、このとき、操作者がMODEキー42の
操作を行なわなければ、動作モードの変更はないので、
再度テレビ電話モードに入ることとなる。したがって、
操作者による文字選択キー44からの入力信号、または
着信信号の待機状態となる。
【0230】以上説明したように上記第4の実施形態に
よれば、音声データを処理する機能をさらに付加したこ
とにより、画像データと共に音声データをもデータ伝送
することが容易に可能となる。
【0231】[付記]上記発明の実施形態により以下の
ような構成の発明を得ることができる。
【0232】(1) カード形状の記憶媒体またはカー
ド形状の通信機器を装着する装着部と、他の情報機器と
の間でシリアル伝送を行なうシリアル通信手段とを有
し、上記装着部に装着されたカード形状の通信機器また
は上記シリアル通信手段に接続された他の情報通信機器
によって公衆電話回線を利用したデータ通信を行なう情
報通信機器において、上記情報通信機器に対して各種の
処理を実行せしめる操作手段と、上記操作手段による操
作内容および操作結果を表示する表示手段と、回線加入
者情報が格納されたカード形状の媒体を挿入する装填部
と、を有し、上記装着部に装着されたカード形状の通信
機器または上記シリアル通信手段に接続された他の情報
通信機器によってデータ通信を行なった後に、回線利用
情報を取得して、この回線利用情報を上記カード形状媒
体に書き込む情報通信機器。
【0233】(2) 付記1に記載の情報通信機器にお
いて、上記回線利用情報は、少なくとも利用料金に関す
る課金情報および電話番号情報を含む情報通信機器。
【0234】(3) 付記1に記載の情報通信機器にお
いて、上記操作手段は、回線利用情報の表示を行なわし
める操作キーを含み、この操作キーを操作することによ
って、回線利用情報を上記カード形状媒体から読み出
し、上記表示手段に表示するようにした情報通信機器。
【0235】付記1、2、3によれば、装着部に装着さ
れたカード形状の通信機器またはシリアル通信手段に接
続された他の情報通信機器によってデータ通信を行なっ
た後に、利用料金に関する課金情報および電話番号情報
等の回線利用情報を取得して、この回線利用情報をカー
ド形状媒体に書き込むようにしたので、所望のときに回
線利用情報の表示を行なわしめる操作キーを操作するこ
とで、上記回線利用情報をカード形状媒体から読み出
し、表示手段に表示することができる情報通信機器を提
供できる。
【0236】(4) 付記1に記載の情報通信機器にお
いて、上記操作手段は、パスワードの設定入力を行なう
操作キーを含み、上記カード形状媒体固有のパスワード
に対応する文字列の登録を行なうことができるようにし
た情報通信機器。
【0237】(5) 付記4に記載の情報通信機器にお
いて、上記カード形状媒体を上記装填部に装填して公衆
電話回線を利用したデータ通信を行なう際に、上記カー
ド形状媒体に設定されている固有のパスワード情報と予
め上記操作キーによって上記情報通信機器に設定登録さ
れたパスワード情報とを読み出して、この両パスワード
情報についてパスワード・チェックを行なうようにした
情報通信機器。
【0238】付記4、5によれば、パスワードの設定入
力を行なう操作キーにより、カード形状媒体固有のパス
ワードに対応する文字列の登録を行なうことができるよ
うにし、カード形状媒体を装填部に装填して公衆電話回
線を利用したデータ通信を行なう際に、カード形状媒体
の固有のパスワードと、予め操作キーによって設定登録
したパスワードについてパスワード・チェックを行なう
ようにしたので、不法に入手したカード形状媒体の使用
を防止し、セキュリティ性の向上に寄与する情報通信機
器を提供できる。
【0239】(6) 撮影光学系により結像される光学
的映像を電気的映像信号に変換して出力する撮像手段
と、この撮像手段によって得られた映像信号を外部表示
手段に出力する映像信号出力手段と、カード形状の記憶
媒体またはカード形状の通信機器を装着する装着部と、
他の情報機器との間でシリアル伝送を行なうシリアル通
信手段とを有し、上記装着部に装着されたカード形状の
通信機器または上記シリアル通信手段に接続された他の
情報通信機器によって公衆電話回線を利用したデータ通
信を行なう電子カメラにおいて、上記電子カメラに対し
て各種の処理を実行せしめる操作手段と、上記操作手段
による操作内容および操作結果を表示する表示手段と、
回線加入者情報が格納されたカード形状の媒体を挿入す
る装填部と、を有し、上記装着部に装着されたカード形
状の通信機器または上記シリアル通信手段に接続された
他の情報通信機器によってデータ通信を行なった後に、
回線利用情報を取得して、この回線利用情報を上記カー
ド形状媒体に書き込む電子カメラ。
【0240】(7) 付記6に記載の電子カメラにおい
て、上記回線利用情報は、少なくとも利用料金に関する
課金情報および電話番号情報を含む電子カメラ。
【0241】(8) 付記6に記載の電子カメラにおい
て、上記操作手段は、回線利用情報の表示を行なわしめ
る操作キーを含み、この操作キーを操作することによっ
て、回線利用情報を上記カード形状媒体から読み出し、
上記表示手段に表示するようにした電子カメラ。
【0242】付記6、7、8によれば、装着部に装着さ
れたカード形状の通信機器またはシリアル通信手段に接
続された他の情報通信機器によってデータ通信を行なっ
た後に、利用料金に関する課金情報および電話番号情報
等の回線利用情報を取得して、この回線利用情報をカー
ド形状媒体に書き込むようにしたので、所望のときに回
線利用情報の表示を行なわしめる操作キーを操作するこ
とで、上記回線利用情報をカード形状媒体から読み出
し、表示手段に表示することができる電子カメラを提供
できる。
【0243】(9) 付記6に記載の電子カメラにおい
て、上記操作手段は、パスワードの設定入力を行なう操
作キーを含み、上記カード形状媒体固有のパスワードに
対応する文字列の登録を行なうことができるようにした
電子カメラ。
【0244】(10) 付記9に記載の電子カメラにお
いて、上記カード形状媒体を上記装填部に装填して公衆
電話回線を利用したデータ通信を行なう際に、上記カー
ド形状媒体に設定されている固有のパスワード情報と予
め上記操作キーによって上記電子カメラに設定登録され
たパスワード情報とを読み出して、この両パスワード情
報についてパスワード・チェックを行なうようにした電
子カメラ。
【0245】付記9、10によれば、パスワードの設定
入力を行なう操作キーにより、カード形状媒体固有のパ
スワードに対応する文字列の登録を行なうことができる
ようにし、カード形状媒体を装填部に装填して公衆電話
回線を利用したデータ通信を行なう際に、カード形状媒
体の固有のパスワードと、予め操作キーによって設定登
録したパスワードについてパスワード・チェックを行な
うようにしたので、不法に入手したカード形状媒体の使
用を防止し、セキュリティ性の向上に寄与する電子カメ
ラを提供できる。
【0246】(11) 撮影光学系により結像される光
学的映像を電気的映像信号に変換して出力する撮像手段
と、この撮像手段によって得られた映像信号を外部表示
手段に出力する映像信号出力手段と、公衆電話回線を利
用してデータ通信を行なう通信手段と、他の情報機器と
の間でシリアル伝送を行なうシリアル通信手段とを有
し、上記通信手段または上記シリアル通信手段に接続さ
れた他の情報通信機器によって公衆電話回線を利用した
データ通信を行なう電子カメラにおいて、上記撮像手段
によって得られた映像信号を記憶する記録媒体部と、上
記電子カメラに対して各種の処理を実行せしめる操作手
段と、上記操作手段による操作内容および操作結果を表
示する表示手段と、回線加入者情報が格納されたカード
形状の媒体を挿入する装填部と、映像信号を送信するに
適した形態の信号に処理すると共に、受信した信号を記
録または再生するに適した形態の信号に処理する送受信
信号処理回路部と、を有し、上記通信手段または上記シ
リアル通信手段に接続された他の情報通信機器によって
データ通信を行なった後に、回線利用情報を取得して、
この回線利用情報を上記カード形状媒体に書き込む電子
カメラ。
【0247】付記11によれば、付記6、7、8と同様
の効果を得ることができる。
【0248】(12) 付記11に記載の電子カメラに
おいて、主電源からの電力供給が断たれている状態にあ
っても、少なくとも上記送受信信号処理回路部および上
記通信手段に対して常に電力を供給する補助電源を、さ
らに具備し、上記送受信信号処理回路部は、上記主電源
のオン・オフ制御を行なうものである電子カメラ。
【0249】(13) 付記12に記載の電子カメラに
おいて、上記主電源がオフ状態にあるときに、上記通信
手段によって着信信号が受信され、この着信信号が上記
送受信信号処理回路部に伝達された場合には、上記送受
信信号処理回路部は、主電源を制御してオン状態に切り
換え、データ通信を開始可能な状態とする電子カメラ。
【0250】付記12、13によれば、主電源からの電
力供給が断たれている状態にあっても、補助電源によっ
て、少なくとも送受信信号処理回路部および通信手段に
対して常に電力を供給するようにし、送受信信号処理回
路部によって主電源のオン・オフ制御を行なうようにし
たので、主電源がオフ状態にあるときに、通信手段によ
って着信信号が受信され、この着信信号が送受信信号処
理回路部に伝達された場合に、送受信信号処理回路部に
よって主電源を制御し、これをオン状態に切り換えて、
データ通信を開始できる状態とする着信ウェイクアップ
モードを有する電子カメラを提供することができる。
【0251】(14) 撮影光学系により結像される光
学的映像を電気的映像信号に変換して出力する撮像手段
と、この撮像手段によって得られた映像信号を外部表示
手段に出力する映像信号出力手段と、公衆電話回線を利
用してデータ通信を行なう通信手段と、他の情報機器と
の間でシリアル伝送を行なうシリアル通信手段とを有
し、上記通信手段または上記シリアル通信手段に接続さ
れた他の情報通信機器によって公衆電話回線を利用した
データ通信を行なう電子カメラにおいて、上記撮像手段
によって得られた映像信号を記憶する記録媒体部と、上
記電子カメラに対して各種の処理を実行せしめる操作手
段と、上記操作手段による操作内容および操作結果を表
示する表示手段と、回線加入者情報が格納されたカード
形状の媒体を挿入する装填部と、上記映像信号を送信す
るに適した形態の信号に処理すると共に、受信した信号
を記録または再生するに適した形態の信号に処理する送
受信信号処理回路部と、音声信号を出力する音声出力手
段と、音声信号を入力する音声入力手段と、上記送受信
信号処理回路部に制御され、上記記録媒体部に記録され
ている音声信号を読み出して、この音声信号を上記音声
出力手段から出力するに適した形態の信号に処理すると
共に、上記音声入力手段によって入力された音声信号を
記録または再生するに適した形態の信号に処理する音声
信号処理部と、を有し、上記通信手段または上記シリア
ル通信手段に接続された他の情報通信機器によって画像
データおよび音声データのデータ伝送を行なう電子カメ
ラ。
【0252】付記14によれば、通信手段またはシリア
ル通信手段に接続された他の情報機器によって画像デー
タおよび音声データのデータ伝送を行なうことのできる
電子カメラを提供することができる。
【0253】(15) 付記14に記載の電子カメラに
おいて、上記操作手段は、映像記録指示手段を含み、記
録モードで動作しているときに上記映像記録指示手段が
操作されると、静止画像の映像信号が記録媒体に記録さ
れる一方、テレビ電話モードで動作しているときには、
音声信号のデータ通信が行なわれ、このとき上記映像記
録指示手段が操作されると、映像信号が送信されるよう
にした電子カメラ。
【0254】付記15によれば、映像記録指示手段を設
けることによって、記録モードで動作しているときに映
像記録指示手段を操作することで、静止画像の映像信号
を記録媒体に記録でき、テレビ電話モードで動作してい
るときに、映像記録指示手段を操作することで、静止画
像を送信することができる。
【0255】(16) 付記14に記載の電子カメラに
おいて、上記操作手段は、音声記録指示手段を含み、記
録モードで動作しているときに上記音声記録指示手段が
操作されると、上記音声入力手段から入力される音声信
号が上記記録媒体に記録される一方、テレビ電話モード
で動作しているときに上記音声記録指示手段が操作され
ると、通話に使われている送受信音声信号が記録媒体に
記録されるようにした電子カメラ。
【0256】付記16によれば、音声記録指示手段を設
けることによって、記録モードで動作しているときに音
声記録指示手段を操作することで、音声入力手段から入
力される音声信号を記録媒体に記録でき、テレビ電話モ
ードで動作しているときに音声記録指示手段を操作する
ことで、送受信音声信号を記録媒体に記録することがで
きる。
【0257】(17) 付記14に記載の電子カメラに
おいて、上記通信手段または上記シリアル通信手段に接
続された他の情報通信機器によってデータ通信を行なっ
た後に、回線利用情報を取得して、この回線利用情報を
上記カード形状媒体に書き込む電子カメラ。
【0258】(18) 付記17に記載の電子カメラに
おいて、上記回線利用情報は、少なくとも利用料金に関
する課金情報および電話番号情報を含む電子カメラ。
【0259】付記17、18によれば、通信手段または
シリアル通信手段に接続された他の情報機器によってデ
ータ通信を行なった後に、少なくとも利用料金に関する
課金情報および電話番号情報等の回線利用情報を取得し
て、この回線利用情報をカード形状媒体に書き込むこと
のできる電子カメラを提供できる。
【0260】
【発明の効果】請求項1、2、3に記載の発明によれ
ば、装着部に装着されたカード形状の通信機器またはシ
リアル通信手段に接続された他の情報通信機器によって
データ通信を行なった後に、利用料金に関する課金情報
および電話番号情報等の回線利用情報を取得して、この
回線利用情報をカード形状媒体に書き込むようにしたの
で、所望のときに回線利用情報の表示を行なわしめる操
作キーを操作することで、上記回線利用情報をカード形
状媒体から読み出し、表示手段に表示することができる
情報通信機器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の情報通信機器全体を
示すブロック構成図。
【図2】図1の情報通信機器の外観形状を示す概略斜視
図。
【図3】図1の情報通信機器における第1の通信モード
を示すフローチャート。
【図4】図1の情報通信機器におけるパスワード設定モ
ードを示すフローチャート。
【図5】図1の情報通信機器における第2の通信モード
を示すフローチャート。
【図6】上記第1の実施形態の情報通信機器の変形例を
示す要部概略斜視図。
【図7】本発明の第2の実施形態の電子カメラを示すブ
ロック構成図。
【図8】図7の電子カメラの外観形状を示す概略斜視
図。
【図9】図7の電子カメラの動作を示すフローチャー
ト。
【図10】図7の電子カメラの一部を示す要部上面図で
あって、課金情報表示モードにおける明細情報の他の表
示形態を説明する図。
【図11】図7の電子カメラの一部を示す要部上面図で
あって、電話番号入力操作の具体例を説明する図。
【図12】図7の電子カメラの一部を示す要部上面図で
あって、電話番号入力操作の具体例を説明する図。
【図13】図7の電子カメラの伝送モードの動作をより
詳細に示したフローチャート。
【図14】図7の電子カメラの一部を示す要部上面図で
あって、パスワード設定モードにおける設定操作の手順
を説明する図。
【図15】図7の電子カメラの一部を示す要部上面図で
あって、パスワード設定モードにおける設定操作の手順
を説明する図。
【図16】図7の電子カメラの第2のデータ伝送モード
の動作を示すフローチャート。
【図17】本発明の第3の実施形態の電子カメラを示す
ブロック構成図。
【図18】図17の電子カメラにおける電源制御系に関
するブロック構成図。
【図19】図17の電子カメラの要部平面図。
【図20】本発明の第4の実施形態の電子カメラを示す
ブロック構成図。
【図21】図20の電子カメラの要部平面図。
【図22】図20の電子カメラにおける動作モード検出
シーケンスを示すフローチャート。
【図23】図20の電子カメラにおけるデータ伝送モー
ドのフローチャート。
【図24】図20の電子カメラにおける記録モードのフ
ローチャート。
【図25】図20の電子カメラのテレビ電話モードのフ
ローチャート。
【符号の説明】
1……CPU 2……システムバス 3……ROM 4……RAM 5……PCカードI/F 6A……PCカードソケット(装着部) 6B……SIMソケット(装填部) 7……キー入力部(操作手段) 8……表示部(表示手段) 8a……LCD(表示手段) 9……SIM(回線加入者情報カード、カード形状媒
体) 10……シリアルI/F(シリアル通信手段) 16……外部情報機器 21……情報通信機器 22……PCカード(カード形状の記憶媒体、カード形
状の通信機器) 29……フラッシュメモリ 31……電子カメラ(情報通信機器) 32……CCD(撮像手段) 36……フレームメモリ 37……コントロール回路部 39……ビデオ信号出力端子(映像信号出力手段) 40……映像トリガーキー(映像記録指示手段、通信指
示手段) 52……記録媒体部(記憶手段) 54……送受信信号処理回路部 55……RF部(通信手段) 60……音声信号処理部 61……音声メモリ 62……スピーカ出力部(音声出力部) 63……マイク入力部(音声入力部) 64……音声ライン入力端子(音声入力部) 65……音声ライン出力端子(音声出力部) 66……音声トリガーキー(音声記録指示手段)
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04B 7/26 109J

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カード形状の記憶媒体またはカード形
    状の通信機器を装着する装着部と、他の情報機器との間
    でシリアル伝送を行なうシリアル通信手段とを有し、上
    記装着部に装着されたカード形状の通信機器または上記
    シリアル通信手段に接続された他の情報通信機器によっ
    て公衆電話回線を利用したデータ通信を行なう情報通信
    機器において、 上記情報通信機器に対して各種の処理を実行せしめる操
    作手段と、 上記操作手段による操作内容および操作結果を表示する
    表示手段と、 回線加入者情報が格納されたカード形状の媒体を挿入す
    る装填部と、 を有し、 上記装着部に装着されたカード形状の通信機器または上
    記シリアル通信手段に接続された他の情報通信機器によ
    ってデータ通信を行なった後に、回線利用情報を取得し
    て、この回線利用情報を上記カード形状媒体に書き込む
    ことを特徴とする情報通信機器。
  2. 【請求項2】 上記回線利用情報は、少なくとも利用
    料金に関する課金情報および電話番号情報を含むことを
    特徴とする請求項1に記載の情報通信機器。
  3. 【請求項3】 上記操作手段は、回線利用情報の表示
    を行なわしめる操作キーを含み、この操作キーを操作す
    ることによって、回線利用情報を上記カード形状媒体か
    ら読み出し、上記表示手段に表示するようにしたことを
    特徴とする請求項1に記載の情報通信機器。
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