WO1997025784A1 - Systeme et appareil de mrof - Google Patents

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Masafumi Saito
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Description

明 細 書
O F D Mシステムと O F D M装置 技術分野
本発明は、 O F D M (直交周波数分割多重伝送) 方式を用 い、 例えば複数の送信局から同一チャ ンネル、 同一内容の O F D M信号を同時に送出する O F D M放送ネッ トワークシス テム等の O F D Mシステムとこのシステムに用いる O F D M 装置に係り 、 特に送信エリ ア内の恒常的な受信不能状態を排 除する技術に関する。 背景技術
従来より、 テレビジョ ン放送サービスをよ り一層充実させ ていくため、 地上放送等でもディ ジタル放送化の要望が高ま りつつある。 特に地上ディ ジタル放送の伝送方式にあっては マルチパス (放送においてはゴース ト) に強い O F D M方式 が有望視され、 O F D M信号の特性を利用して、 送信局を分 散配苗し、 各送信局から同一チャ ンネル、 同一内容の O F D M信号を送出する分散送信方式による O F D M放送ネッ トヮ ークシステムの開発が進められている。 このような放送ネッ 卜ワークシステムは一般にシングル · フ リークエンシー · ネ ッ トワーク (略称 S F N ) と呼ばれている。
ところで、 上記の O F D M放送ネッ トワークを構築した場 合、 サービスエリ ア内の各地点では複数の送信局からの到来 信号が合成されて受信されることになる。 したがって、 受信 地点においては、 これらの多数の波が互いに干渉し合い、 い わゆる、 マルチパス歪みを受け、 ある周波数では複数の到来 信号同士が互いに強め合い、 別の周波数では互いに弱め合う ことになる。
例えば、 ある受信地点において、 2波が互いに異なる遅延 時間を伴って受信された場合、 その合成電界の周波数特性は、 図 1 に示すよう に 2波の到来時間差の逆数の間隔で大きな落 ち込み (周波数ディ ップ) が生じる。 このため、 同じ亀力で 受信しても、 周波数特性が平坦な場合よ り も伝送品質が劣化 してしまう。
また、 到来波の数が 3波以上の場合、 2つ以上の到来時間 差によっては図 2 に示すようにうまく周波数ディ ップが打ち 消され、 周波数特性が平坦になる。 と ころが、 ある特定の到 来時間差になる地点では、 図 3 に示すように、 到来波が互い に打ち消し合って大きな周波数ディ ップが発生してしまう。 各送信局が互いに同期して同じ O F D M信号を送信してい る場合、 この周波数特性を決定するのは到来信号の数、 及び、 各到来信号の電界強度と遅延時間差であり、 受信地点と各送 信局との位置関係によって周波数特性が決定されることにな る。
したがって、 上記のような O F D M放送ネッ トワークを構 築した場合、 図 4 に示すよう に、 サービスエリ ア内でも場所 によって周波数特性が異なり、 受信品質に差が生じることに なる。 特に周波数特性が悪く なる場所では、 恒常的に受信不 能となる。 尚、 図 4 中の Aで示す地域は、 遅延時間差が最悪 の関係にあり、 受信品質が所要の誤り率の値を越えてしまう 地域である。 発明の開示
以上述べたように、 分散送信方式による O F D M放送ネッ ト ワークシステムに代表される O F D Mシステムでは、 マルチ パス歪みにより、 送信エリ ア内に恒常的に受信不能となる地 域が生じるという問題が内在しているこ とが明らかとなつた そこで、 本発明は、 上記の問題を解決し、 送信エリ ア内に おいて、 マルチパス歪みにより恒常的に受信不能となる地域 を生じない O F D Mシステムと O F D M装置を提供するこ と を目的とする。
上記の目的を解決するために本発明は、 直交周波数分割多 重方式による O F D M信号を送信する O F D Mシステムにお いて、 前記 O F D M信号を互いに異なる地点から同一チャン ネルで同時に送信する複数の O F D M送信手段と、 前記複数 の O F D M送信手段の送信エリア内の任意の位 Sで合成電界 の周波数特性が時間的に変動するように、 前記複数の O F D M送信手段の少なく とも一つの送信出力特性を制御する送信 出力特性制御手段とを具備するよう にした。
また、 任意の地点から直交周波数分割多重方式による O F D M信号を送信する O F D Mシステムにおいて、 前記 O F D M信号の送信点に配置され、 前記 O F D M信号を同一チャ ン ネルで互いに独立して同時に送信する複数の O F D M送信手 段と、 前記複数の O F D M送信手段の送信エリ ア内の任意の 受信位置で合成電界の周波数特性が時間的に変動するよう に 前記複数の O F D M送信手段のうちの少なく とも一つの送信 出力特性を制御する前記送信出力特性制御手段とを具備する よう にした。
特に前記送信出力特性制御手段は、 前記 O F D M送信手段 の O F D M送信データに対する時間軸ィ ン夕一リーブの実行 に際し、 イ ンターリーブ前のビッ トス ト リームにおける互い に隣り合う伝送データがイ ンターリーブ後に時間軸上でどれ だけ離れているかの度合いを時間軸イ ンタ一リーブの深さ と 定義するとき、 前記送信エリ ア内の任意の受信地点における O F D M復調後のビッ ト誤り率の値がある一定値以上となる 継続時間 T F の値が、 前記時間軸イ ンターリーブの深さ T I によ り定まる一定時間 a T i ( a は正の実数) よ り小さ く なる範囲で前記送信出力特性を制御するよう にした。
前記送信出力特性制御手段は、 具体的には以下の手法によ り実現される。
( 1 ) 前記複数の O F D M送信手段のうち、 少なく ともい ずれかの送信手段の送信出力周波数を送信チャ ンネルの基準 周波数から一定量ずらす。
これは、 前記複数の O F D M送信手段のうち、 少なく とも いずれかの送信手段に用いられる送信信号周波数変換用の局 部発振器の発振周波数を基準周波数から一定量ずらすことで 実現可能である。
( 2 ) 前記複数の O F D M送信手段のうち、 少なく ともい ずれかの送信手段の送信出力周波数を時間的に変化させる。 これは、 前記複数の O F D M送信手段のうち、 少なく とも いずれかの送信手段における送信信号の伝送経路に周波数変 調器を介在させ、 当該周波数変調器により前記送信信号に所 定の時間関数による周波数変調をかけることで実現可能であ る。
あるいは、 前記複数の O F D M送信手段のうち、 少なく と もいずれかの送信手段における送信周波数変換用の局部発振 信号に所定の時間関数による周波数変調をかけることで実現 可能である。
( 3 ) 前記複数の O F D M送信手段のうち、 少なく とも 2 つの送信手段の送信信号相互の位相差を時間的に変化させる, これは、 前記複数の O F D M送信手段のうち、 少なく とも 1 つの送信手段における送信信号の伝送経路に位相変調器を 介在させ、 当該位相変調器により前記送信信号に他の送信手 段における送信信号とは異なる時間関数による位相変調をか けることで実現可能である。
あるいは、 前記複数の O F D M送信手段のうち、 少なく と も 1 つの送信手段における送信周波数変換用の局部発振信号 に他の送信手段における送信周波数変換用の局部発振信号と は異なる時間関数による位相変調をかけることで実現可能で ある。
( 4 ) 前記複数の O F D M送信手段のうち、 少なく とも 2 つの送信手段の送信信号相互の送出遅延時間差を時間的に変 化させる。 これは、 前記複数の O F D M送信手段のうち、 少なく とも 1 つの送信手段における送信信号の伝送経路に分散遅延器 (通常の遅延器でもよい) を介在させ、 当該分散遅延器の遅 延量を他の送信手段における送信信号とは異なる時間関数に 基づいて変化させるこ とで実現可能である。
すなわち、 本発明に係る O F D Mシステムでは、 基本的に 複数の O F D M送信手段のうちの任意の送信出力特性を制御 することで、 送信エリア内の各地点の受信信号の周波数特性 を時間的に変動させ、 受信信号の周波数特性に大きな周波数 ディ ップが存在する状態とこれが打ち消された状態をある周 期で交互に発生させるようにしている。
このよう に、 恒常的に周波数ディ ップが生じないよう にす れば、 O F D M復調後のビッ ト誤り率の値がある一定値以上 となる維続時間 T F の値が時間軸イ ン夕一リーブの深さ T I によ り定まる一定時間 a T i ( aは正の実数) よ り小さ く なるよう に時間軸イ ン夕一リ ーブの深さ T I を設定する こ とによって、 受信機側における誤り訂正後のビッ ト誤り率を 所要の伝送品質が得られる程度に維持することが可能となり 送信エリ ア内に生じる受信不能地域を解消することができる よう になる。
( 1 ) では任意の O F D M送信手段の出力周波数を一定量 ずら して送信するよう にしている。 このよう にすると、 受信 地点における各 O F D M送信手段からの到来信号の位相が時 間的に変化するので、 それらの合成電界の周波数特性も時間 的に変動するこ とになる。 この変動速度は、 送信手段におい てずらした周波数によって決まるので、 これと時間イ ンター リーブの深さをう まく調整することによって、 受信機側での 誤り訂正後において所要の伝送品質を確保することが可能に なる。
( 2 ) では任意の O F D M送信手段の送信信号に周波数変 調をかけるようにしている。 このよう にすると、 受信地点に おける各送信手段からの到来信号の位相が時間的に変化する ので、 それらの合成電界の周波数特性も時間的に変動するこ とになる。 この変動速度は、 送信局における位相変調の速さ によって決まるので、 これと時間イ ンターリーブの深さをう まく調整することによって、 受信機側での誤り訂正後におい て所要の伝送品質を確保することが可能になる。
( 3 ) では任意の 1 以上の O F D M送信手段の送信信号に 位相変調をかけるよう にしている。 このようにすると、 受信 地点における各送信手段からの到来信号の位相が時間的に変 化するので、 それらの合成電界の周波数特性も時間的に変動 することになる。 この変動速度は、 各 O F D M送信手段にお ける位相変調の速さによって決まるので、 これと時間イ ン夕 —リーブの深さをうまく調整するこ とによって、 受信機側で の誤り訂正後において所要の伝送品質を確保するこ とが可能 になる。
( 4 ) では任意の 1 以上の O F D M送信手段に送出遅延時 間をある周期で変動させるようにしている。 このよう にする と、 受信地点における各送信手段からの到来時間差が変化す るので、 それらの合成電界の周波数特性も時間的に変動する ことになる。 この変動速度は、 各送信手段における遅延器の 遅延時間の変動速度によって決まるので、 これと時間イ ン夕 一リーブの深さをうまく調整することによって、 受信機側で の誤り訂正後において所要の伝送品質を確保するこ とが可能 になる。
上記のような O F D Mシステムの構築に際し、 送信地点に おける O F D M装置としては、 前記 O F D M信号の送信出力 特性を任意に制御する送信出力特性制御手段を備え、 その制 御により送信エリ ア内の受信地点で合成電界の周波数特性を 時間的に変動させる構成が有効である。
さ らに、 前記 O F D M送信信号に対する時間軸イ ンタ一リ ーブを施す時間軸イ ン夕一リーブ処理手段を備えるとき、 前 記送信出力特性制御手段は、 前記イ ン夕一リーブ前のビッ ト ス ト リームにおける互いに隣り合う伝送データがイ ンタ一リ ーブ後に時間軸上でどれだけ離れているかの度合いを時間軸 イ ンタ一リーブの深さ と定義するとき、 前記送信エリ ア内の 任意の受信地点における O F D M復調後のビッ ト誤り率の値 がある一定値以上となる維続時間 T F の値が、 前記時間軸 イ ンター リ ーブの深さ T I によ り 定まる一定時間 a T I
( aは正の実数) より小さ くなる範囲で前記送信出力特性を 制御する構成が有効である。
具体的に、 前記送信出力特性制御手段を実現するには、 以 下の手法が有効である。
( A ) 前記 O F D M送信信号の送信出力周波数を送信チヤ ンネルの基準周波数から一定量ずらす。 例えば、 前記 O F D M送信信号の周波数変換用の局部発振器の発振周波数を基準 周波数から一定量ずらす。
( B ) 前記 O F D M送信信号の送信出力周波数を時間的に 変化させる。 例えば、 前記 O F D M送信信号の伝送経路に周 波数変調器を介在させ、 当該周波数変調器により前記送信信 号に所定の時間関数による周波数変調をかける、 あるいは前 記 O F D M送信信号の送信周波数変換用の局部発振信号に所 定の時間関数による周波数変調をかける。
( C ) 前記 O F D M送信信号の送信信号の位相を時間的に 変化させる。 例えば、 前記 O F D M送信信号の伝送経路に位 相変調器を介在させ、 当該位相変調器によ り前記送信信号に 所定の時間関数による位相変調をかける、 あるいは前記 O F D M送信信号の送信周波数変換用の局部発振信号に所定の時 間関数による位相変調をかける。
(D ) 前記 O F D M送信信号の送出遅延時間差を時間的に 変化させる。 例えば、 前記 O F D M送信信号の伝送経路にそ れぞれ分散遅延器 (通常の遅延器でもよい) を介在させ、 当 該分散遅延器の遅延量を互いに異なる時間関数に基づいて変 化させる。
さ らに、 本発明は、 前述の O F D M放送ネッ トワークシス テムのみならず、 任意の地点からテレビジョ ン素材情報を送 信するテレビジョ ン素材伝送システムや、 ワイヤレステレビ ジョ ンカメ ラから撮影したテレビジョ ン信号を無線伝送する ワイヤレスカメラシステムに適用するこ とも可能である。 図面の簡単な説明
図 1 は分散送信方式による O F D M放送ネッ 卜ワークシス テムにおいて、 ある受信地点で 2波が互いに異なる遅延時間 を伴って受信されたときの合成電界の周波数特性を示す特性 図である。
図 2 は、 上記システムにおいて、 ある受信地点で 3波が 互いに異なる遅延時間を伴って受信されたとき、 合成電界周 波数特性の周波数ディ ップが打ち消される様子を示す特性図 である。
図 3 は、 上記システムにおいて、 ある受信地点で 3波が互 いに異なる遅延時間を伴って受信されたとき、 合成電界周波 数特性に大きな周波数ディ ップが生じる様子を示す特性図で ある。
図 4は、 上記システムにおいて、 サービスエリア内で場所 によって周波数特性が異なり、 受信品質に差が生じる様子を 示す受信誤り率分布を示す図である。
図 5 A、 図 5 Bはそれぞれ本発明に係る分散送信方式によ る O F D M放送ネッ トワークシステムの課題を説明するため のべク トル表現図である。
図 6 A、 図 6 Bはそれぞれ本発明の第 1 の実施形態の動作 原理を説明するためのべク トル表現図である。
図 7 は本発明の第 1 乃至第 3の実施形態における設定条件 を説明するためのビッ ト誤り率一時間特性図である。
図 8 A、 図 8 Bはそれぞれ本発明の第 2 の実施形態の動作 原理を説明するためのべク トル表現図である。 図 9 は第 2 の実施形態を実現するための各送信局における 送信設備の具体的な構成を示すブロック回路図である。
図 1 0 A、 図 1 0 Bはそれぞれ本発明の第 3の実施形態の 動作原理を説明するためのべク トル表現図である。
図 1 1 は第 3 の実施形態を実現するための各送信局におけ る送信設備の具体的な構成を示すブロック回路図である。
図 1 2 A、 図 1 2 Bはそれぞれ本発明の第 4の実施形態の 動作原理を説明するためのべク トル表現図である。
図 1 3 は第 4の実施形態を実現するための各送信局におけ る送信設備の具体的な構成を示すブロ ッ ク回路図である。
図 1 4 は本発明の他の実施形態とする O F D M装置の構成 を示すブロック回路図である。 発明を実施するための最良の形態
以下、 図 5乃至図 1 4 を参照して本発明の実施の形態を詳 細に説明する。
まず、 第 1 の実施形態として、 O F D M放送ネッ トワーク システムに本発明を適用 した場合について説明する。 尚、 こ こでは例としてネッ トワークを構成する送信局数を 3 とする。 この場合、 サービスエリ ア内の受信地点における合成電界の 周波数特性は ( 1 ) 式で表される。
lEi -llEl + IEゥ |e—一J j2ム"7r"fT il++I|EE3l|ee—- Jj"2;rrffTT22| … ( 1 ) こで、
|E|(f) : 合成電界の周波数特性 : 周波数
E n| : 到来波 nの電界強度 ( n = l , 2 , 3 ) n : 到来時間差 ( n = 1 , 2 )
( 1 ) 式の各項は、 各送信局からの到来信号に対応してお り、 これらの関係を O F D Mの 1 本の搬送波についてべク ト ル表現したものが図 5 A、 図 5 Bである。
O F D Mの各搬送波について見ると、 各ベク トルの向きと 大きさは各到来信号の到来時間とその電界強度によって決ま る。 図 5 Aは電界強度が互いに異なる大きさで到来し、 到来 時間差で決まるべク トルの向きが無関係にある場合を示して いる。
これに対し、 図 5 Bは電界強度がほぼ等しい大きさで到来 し、 到来時間差で決まるベク トルの向きが互いに打ち消し合 う関係にある場合を示している。 このような関係になるエリ ァ (受信地点) では、 互いに打ち消し合う関係となる周波数 で受信信号に大きなディ ップが発生し、 恒常的に受信品質が 劣化する。
そこで、 本発明では、 複数の送信局によって形成されるサ 一ビスエリ ア内の任意の受信地点で合成電界の周波数特性が 時間的に変動するように、 各送信局の送信出力特性を制御す ることで、 サービスエリ ア内のいずれの位置でも、 図 5 Bに 示すような状態が恒常的に維続することがないよう にする。
本発明の第 1 の実施形態について、 図 6 A、 図 6 B及び図 7 を用いて説明する。
本実施形態では、 基準とする送信局の送信周波数 (基準周 波数) に対して他の送信局の送信周波数を各々 Δ ί 1 、 Δ f 2 だけずら して送出する。 この場合、 サービスエリ ア内 の任意の地点の受信電界の周波数特性は ( 2 ) 式のよう に表 すことができ、 そのベク トル表現図は図 6 A、 図 6 Bで表さ れる。 尚、 図 6 A、 図 6 Bはそれぞれ図 5 A、 図 5 Bに対応 する。
Figure imgf000015_0001
( 2 ) 式の右辺の各項は、 各送信局からの到来信号に対応 しているが、 第 2項では一 Δ f ! t 、 第 3項では— Δ f 2 t という時間依存項が加わる。 すなわち、 ある瞬間で図 6 B に示すように互いに打ち消し合う関係になっても、 基準とす る到来信号のべク トルに対して他の 2つの到来信号のべク 卜 ルがそれぞれ Ζ π Δ ί t 、 2 π Δ f 2 tで回転するため、 恒常的には続かない。
この例の場合、 2項と 3項はそれぞれ周期 ΐ Ζ Δ ί ι 、 1 / Δ f 2 で変動し、 受信地点の周波数特性である ( 2 ) 式左辺も周期的に変動する。 そこで、 例えば図 7 に示すよう に、 1 周期のうち O F D M復調後のビッ ト誤り率の値がある —定値以上となる維続時間 T F の値が、 時間軸イ ンター リ ーブの深さ Τ ι により定まる一定時間 a T i ( aは正の実 数) よ り小さ く なるよう に、 各送信局の送信出力周波数のず れの量 Δ ί 1 、 Δ f 2 を設定するこ とによ り、 受信側で適 切な誤り訂正後において所要の受信品質を満足させることが できる。 但し、 Δ ί i と Δ ί 2 の関係は、 周波数ディ ップの発生 周期が長く なるよう に設定する必要がある。
本発明の第 2の実施形態について、 図 8 Α、 図 8 Β、 図 9 及び図 7 を用いて説明する。
本実施形態では、 各送信局の送信出力周波数をそれぞれ時 間関数 Δ ί 1 (t)、 Δ f 2 U)で変動させる。 この場合、 サ
— ビスエ リ ァ内の任意の受信地点における周波数特性は ( 3 ) 式のよう に表すことができ、 そのベク トル表現図は図 4で表される。 尚、 図 8 A、 図 8 Bはそれぞれ図 7 A、 図 7 Bに対応する。
Figure imgf000016_0001
+ |E3|e一 j2 r{(f+Af2(t))T2一 Af2(t)t}|
( 3 ) 式の右辺の各項は、 各送信局からの到来信号に対応 しているが、 第 2 項では Δ f ! (t) t 、 第 3項では Δ ί 2 (t) t という時間依存項が加わる。 すなわち、 ある瞬間で図 8 Bに示すよう に互いに打ち消し合う関係になっても、 基準 とする到来信号のべク トルに対して他の 2つの到来信号のベ ク トルがそれぞれ 2 7C Δ f J U ) t 、 2 π Δ f ι ( t ) t で回 転するため、 恒常的には続かない。
図 9 は、 上記のように送信出力周波数を変化させるための 各送信局における送信設備の具体的な構成を示すもので、 送 信デ一夕はエンコーダ 1 1 で所定のフォーマッ トにェンコ一 ドされた後、 O F D M変調器 1 2 に供給される。
この O F D M変調器 1 2 に入力された送信データは誤り訂 正符号器 1 2 1 にて誤り訂正符号が付加され、 時間/周波数 イ ンターリーバ 1 2 2 にて時間イ ンターリーブ及び周波数ィ ンターリーブが施され、 さ らに O F D M変調回路 1 2 3 にて 逆フーリエ変換 ( I F F T) による O F D M変調がかけられ た後、 D ZA (デジタル アナログ) 変換器 1 2 4及び低域 フィ ルタ 1 2 5でベースバン ドアナログ信号に変換される。 このベースバン ド信号は中間周波 ( I F ) 処理部 1 3 に供給 される。
この中間周波処理部 1 3 に入力されたベースバン ド信号は、 直交変調器 1 3 1 に供給され、 I F局部発振器 1 3 2から出 力される I F局部発振信号に基づいて直交変調されて中間周 波数信号に変換される。 この中間周波数信号は高周波 ( R F ) 処理部 1 4に供給される。
この高周波処理部 1 4 に入力された中間周波数信号は周波 数変換器 1 4 1 に供給され、 R F局部発振器 1 4 2から出力 される R F局部発振信号に基づいてアップコンバー トされた 後、 帯域フィルタ 1 4 3で不要な周波数成分が除去され、 R F増幅器 1 4 4で電力増幅され、 送出信号として出力される。 この送出信号は送信アンテナ 1 5 を通じてサービスエリア内 に送出される。
上記構成による送信設備に対し、 本実施形態では、 O F D M変調器 1 2 と中間周波処理部 1 3 との間、 中間周波処理部 1 3 と高周波処理部 1 4 との間、 高周波処理部 1 4 と送信ァ ンテナ 1 5 との間のいずれかに周波数変調器 1 6 1 , 1 6 2 , 1 6 3 を介在させ、 あるいは中間周波処理部 1 3 、 高周波処 理部 1 4 において、 I F局部発振器 1 3 2 と直交変調器 1 3 1 との間、 R F局部発振器 1 4 2 と周波数変換器 1 4 1 との 間のいずれかに周波数変調器 1 3 3 , 1 4 5 を介在させ、 ベ ースバン ド信号、 中間周波数信号、 送出信号、 I F局部発振 信号、 R F局部発振信号のいずれかを時間関数によって周波 数変調をかけることによ り、 送信出力周波数を所定の時間関 数によって変化させる。
こ こで、 上記構成による送信設備を有する各送信局に対し ベースパン ド信号、 中間周波数信号、 送出信号、 I F局部発 振信号、 R F局部発振信号のいずれかを、 それぞれ周期 1 b 1 、 1 / b 2 の正弦波で周波数変調させた場合について 考える。 尚、 この場合の時間関数 Δ ί 1 (t)及び Δ f 2 ) は以下のよう に表される。
Afi (t) = sin(2ffbi ) , ΑΪ2 (t) = sin(2wb2 )
この例の場合、 ( 3 ) 式の右辺の 2項と 3項の位相は、 そ れぞれ周期 1 / b 1 、 1 / b 2 の正弦波で変動し、 受信地 点の周波数特性である ( 3 ) 式の左辺も周期的に変動する。 例えば図 7 に示すよう に、 1 周期のうち O F D M復調後のビ ッ 卜誤り率の値がある一定値以上となる継続時間 T F の値 が、 時間軸イ ンタ一 リ ーブの深さ T J によ り定まる一定時 間 a T I ( aは正の実数) よ り小さ く なるよう に周期 1 / b 1 、 1 ノ b 2 を設定するこ とにより 、 受信側では適切な 誤り訂正が施され、 所要の受信品質を満足させることができ る。
但し、 l Z b 1 と 1 / b 2 の関係は、 周波数ディ ップの 発生周期が長く なるよう に設定する必要がある。 本発明の第 3 の実施形態について、 図 1 0 A、 図 1 0 B、 図 1 1及び図 7 を用いて説明する。
本実施形態では、 各送信局の送信出力相互の位相差をそれ ぞれ時間関数 J (t)、 Δ Θ 2 )で変動させる。 この場 合、 サービスエリア内の任意の受信地点における周波数特性 は ( 4 ) 式のように表すことができ、 そのベク トル表現図は 図 1 0 A、 図 1 O Bで表される。 尚、 図 1 0 A、 図 1 0 Bは それぞれ図 5 A、 図 5 Bに対応する。
Figure imgf000019_0001
+|E3|e-j{2?rfT2- A02(t)}|
- ( 4 )
( 4 ) 式の右辺の各項は、 各送信局からの到来信号に対応 しているが、 第 2項では ! (t)、 第 3項では 2 (t) という時間依存項が加わる。 すなわち、 ある瞬間で図 1 0 B に示すよう に互いに打ち消し合う関係になっても、 基準とす る到来信号のべク トルに対して他の 2つの到来信号のべク 卜 ルがそれぞれ I (t)、 Q 2 (t)で回転するため、 恒常 的には続かない。
図 1 1 は、 上記のように送信出力相互の位相差を変化させ るための各送信局における送信設備の具体的な構成を示すも のである。 尚、 図 1 1 において、 図 9 と同一部分には同一符 号を付して示し、 重複する説明は.省略する。
すなわち、 本実施形態では、 基本的にエンコーダ 1 1 、 O F D M変調器 1 2、 中間周波処理部 1 3 、 高周波処理部 1 4 及び送信アンテナ 1 5で構成される送信設備に対し、 O F D M変調器 1 2 と中間周波処理部 1 3 との間、 中間周波処理部 1 3 と高周波処理部 1 4 との間、 高周波処理部 1 4 と送信ァ ンテナ 1 5 との間のいずれかに位相変調器 1 7 1 , 1 7 2 , 1 7 3 を介在させ、 あるいは中間周波処理部 1 3 、 高周波処 理部 1 4 において、 I F局部発振器 1 3 2 と直交変調器 1 3 1 との間、 R F局部発振器 1 4 2 と周波数変換器 1 4 1 との 間のいずれかに位相変調器 1 3 4 , 1 4 6 を介在させ、 ベ一 スバン ド信号、 中間周波数信号、 送出信号、 I F局部発振信 号、 R F局部発振信号のいずれかを時間関数によって位相変 調をかける ことによ り、 送信出力相互の位相差を所定の時間 関数によって変化させる。
こ こで、 上記構成による送信設備を有する各送信局に対し ベースバン ド信号、 中間周波数信号、 送出信号、 I F局部発 振信号、 R F局部発振信号のいずれかを、 それぞれ周期 1 Z c 1 、 1 / c 2 の正弦波で位相変調させた場合について考 える。 尚、 この場合の時間関数 1 (t)及び Δ 0 2 (t)は 以下のよう に表される。
Figure imgf000020_0001
この例の場合、 ( 4 ) 式の右辺の 2項と 3項の位相は、 そ れぞれ周期 l Z c J 、 1 / c 2 の正弦波で変動し、 受信地 点の周波数特性である ( 4 ) 式の左辺も周期的に変動する。 例えば図 7 に示すように、 1 周期のうち O F D M復調後のビ ッ ト誤り率の値がある一定値以上となる継続時間 T F の値 が、 時間軸イ ンタ一リ ーブの深さ T I によ り定まる一定時 間 a T I ( a は正の実数) よ り小さ く なるよう に周期 1 c i 、 1 / c 2 を設定する こ とによ り、 受信側では適切な 誤り訂正が施され、 所要の受信品質を満足することができる。
但し、 l Z c 1 と l Z c 2 の関係は、 周波数ディ ップの 発生周期が長くなるよう に設定する必要がある。
本発明の第 4の実施形態について、 図 1 2 A、 図 1 2 B、 図 1 3及び図 7 を用いて説明する。
本実施形態では、 各送信局の送信出力相互の送出遅延時間 差をそれぞれ時間関数△ D T I )、 Δ D T 2 )で変化さ せる。 この場合、 サービスエリア内の任意の受信地点におけ る周波数特性は ( 5 ) 式のように表すことができ、 そのべク トル表現図は図 1 2 A、 図 1 2 Bで表される。 尚、 図 1 2 A、 図 1 2 Bはそれぞれ図 5 A、 図 5 Bに対応する。
|E|(f)= | + 2 一 j27rf{Tl+ADTl(t)} +|E3|e- j2;rf{T2+ADT2(t)}|
… ( 5 )
( 5 ) 式の右辺の各項は、 各送信局からの到来信号に対応 しているが、 第 2項では A D T ! (t)、 第 3項では A D T 2 (t)という時間依存項が加わる。 すなわち、 ある瞬間で図 1 2 Bに示すよう に互いに打ち消し合う関係になっても、 基準 とする到来信号のべク トルに対して他の 2つの到来信号のベ ク トルがそれぞれ 2 D T ! )、 2 7Τ D Τ 2 )で回転す るため、 恒常的に続かない。
図 1 3 は、 上記のように送信出力相互の送出遅延時間差を 変化させるための各送信局における送信設備の具体的な構成 を示すものである。 尚、 図 1 3 において、 図 9 と同一部分に は同一符号を付して示し、 重複する説明は省略する。
すなわち、 本実施形態では、 基本的にエンコーダ 1 1 、 O
F D M変調器 1 2、 中間周波処理部 1 3 、 高周波処理部 1 4 及び送信アンテナ 1 5で構成される送信設備に対し、 〇 F D M変調器 1 2 と中間周波処理部 1 3 との間、 中間周波処理部
1 3 と高周波処理部 1 4 との間、 高周波処理部 1 4 と送信ァ ンテナ 1 5 との間のいずれかに分散遅延器 1 8 1 , 1 8 2 ,
1 8 3 を介在させ、 ベースバンド信号、 中間周波数信号、 送 出信号のいずれかの分散遅延量を時間関数によって変化させ ることにより、 送信出力相互の送出遅延時間差を所定の時間 関数によって変化させる。
こ こで、 上記構成による送信設備を有する各送信局に対し ベースバン ド信号、 中間周波数信号、 送出信号のいずれかを それぞれ 1 ノ 2 f の周波数特性をもった分散遅延器を用いて その遅延量を周期 l Z d 1 、 1 / d 2 の正弦波で変調させ た場合について考える。 尚、 この場合の時間関数 A D T 1
(t)及び A D T 2 )は以下のよう に表される。
ADTj(t) =— sin(2wdit), ADT2(t) =一 sin(27rd2t) この例の場合、 ( 5 ) 式の右辺の 2項と 3項の位相は、 そ れぞれ周期 l Z d 1 、 l Z d 2 の正弦波で変動し、 受信地 点の周波数特性である ( 5 ) 式の左辺も周期的に変動する。 例えば図 7 に示すよう に、 1 周期のうち O F D M復調後のビ ッ ト誤り率の値がある一定値以上となる継続時間 T F の値 が、 時間軸イ ンタ一リ ーブの深さ T I によ り定まる一定時 間 a T ι ( a は正の実数) よ り小さ く なるよう に周期 1 Z d ι 、 1 / d 2 を設定する ことによ り、 受信側では適切な 誤り訂正が施され、 所要の受信品質を満足することができる。
但し、 l Z d 1 と l Z d 2 の関係や分散遅延器の周波数 特性は、 周波数ディ ップの発生周期が長く なるよう に設定す る必要がある。
尚、 上記実施形態では分散遅延器を用いた場合について説 明したが、 通常の遅延器を用いて構成しても同様の効果が得 られる。
また、 本発明は上記の各実施形態を適宜組み合わせてもよ いことは勿論である。 また、 本発明は上記の各実施形態に限 定されるものではない。
例えば、 第 1及び第 2 の実施形態では、 送信設備内におけ る I F局部発振信号または R F局部発振信号に周波数変調ま たは位相変調をかけるものとしたが、 局部発振器の発振周波 数制御信号に周波数変調または位相変調をかけるようにして も同様の効果が得られる。
また、 各実施形態では、 送信局数を 3 と したが、 2以上で あれば同様に実施可能である。 さ らに、 各実施形態において、 周波数のずれ、 周波数変調、 位相変調、 送出遅延時間を全て の送信局について設定あるいは制御するよう にしたが、 その 個数は任意でよい。
その他、 複数の送信局によって形成されるサービスエリ ア 内の任意の受信地点で合成電界の周波数特性が時間的に変動 するよう に、 各送信局の送信出力特性を制御する機能を備え ていれば、 同様に実施可能であるこ とはいうまでもない。 ところで、 以上の実施形態は、 O F D M放送ネッ トワーク システムを例にとって説明したが、 本発明は他の通信システ ムにも適用可能である。
例えば、 中維車等の移動体からテレビジョ ン番組素材を放 送局へ転送するために F P U ( F i e l d P i ck-up Un i t ) 通信回 線を構築した場合や、 スタジオ内で無線伝送によりカメ ラ出 力を送信するワイヤレスカメラシステムを構築した場合には 前者はビルや山等の影響により、 後者は壁や舞台セッ ト等の 影響により、 伝送路に多数の反射波、 回折波が存在する場合 が多い。
このようなシステムでは、 〇 F D M方式の利用が有効であ るが、 前述の通り、 受信地点においてはこれらの多数の波が 互いに干渉し合い、 いわゆるマルチパス歪みを受け、 ある周 波数では複数の到来信号同士が互いに強め合い、 別の周波数 では互いに弱め合う ことになる。
これらの多数の波の数が 2 で、 遅延時間を伴って受信され た場合、 その合成電界の周波数特性は、 図 1 に示したように 2波の到来時間差の間隔で大き く 落ち込み (周波数デイ ツ プ) が生じる。 このために、 同じ電力で受信しても周波数特 性が平坦な場合より伝送品質が劣化してしまう。
また、 到来波数が 3以上の場合、 2つ以上の到来時間差に よって図 2 に示したよう にう まく周波数ディ ップが打ち消さ れ、 周波数特性が平坦になる。 ところが、 ある特定の時間差 で到来する場合は、 図 3 に示したよう に、 到来波が互いに打 ち消し合い、 大きな周波数ディ ップが発生してしまう。
この周波数特性を決定するのは、 到来波数及び各到来信号 の電界強度と遅延時間差であり、 受信地点と送信地点の位置 関係や受信される反射波、 回折波の状況によって伝送品質が 異なる。
このため、 受信地点及び送信地点を固定して伝送した場合 平均電界強度が同じ場合でも、 これらの反射波、 回折波の状 況によって伝送できない場合が発生する。 例えば、 ロー ドレ ースなどのテレビ番組を提供するため、 F P Uを用いた移動 体伝送システムを利用するケースでは、 受信電界が十分でも 反射波、 回折波の影響によ り断続的に伝送不能となる場合も ある。
また、 ワイヤレスカメラシステムを用いてスタジオ内で撮 影する場合には、 カメラ位置や周囲の反射物、 回折物の影響 によってもこのような受信不能領域が生じるこ とがある。 本発明は上記の問題にも対応可能である。 すなわち、 O F D M信号の反射波、 回折波は、 それぞれ O F D M送信源とみ なすことができるから、 少なく ともいずれかの反射波または 回折波が時間的に変化すれば、 受信不能領域をなくすことが できる。
図 1 4はテレビジョ ン番組素材送信システムまたはワイヤ レスカメ ラシステムに本発明を適用した場合に、 それらの送 信部に組み込まれる O F D M装置の構成を示すものである。
図 1 4 において、 テレビジョ ン番組素材情報またはカメラ 部で撮像されたテレビジョ ン信号等の送信デ一夕はェンコ一 ダ 2 1 で所定のフォーマッ トにエンコー ドされた後、 O F D M変調器 2 2 に供給される。
この O F D M変調器 2 2 に入力された送信データは誤り訂 正符号器 2 2 1 にて誤り訂正符号が付加され、 時間/周波数 イ ンタ一リーバ 2 2 2 にて時間イ ン夕一リーブ及び周波数ィ ンタ一リーブが施され、 さ らに O F D M変調回路 2 2 3 にて 逆フーリ エ変換 ( I F F T ) による O F D M変調がかけられ た後、 D ZA (デジタルノアナログ) 変換器 2 2 4及び低域 フィ ル夕 2 2 5でベースバン ドアナログ信号に変換される。 このベースバン ド信号は中間周波 ( I F ) 処理部 2 3 に供給 される。
この中間周波処理部 2 3 に入力されたベースバン ド信号は 直交変調器 2 3 1 に供給され、 I F局部発振器 2 3 2から出 力される I F局部発振信号に基づいて直交変調されて中間周 波数信号に変換される。 この中間周波数信号は I F信号分配 器 2 4 によ り複数系統 (図では 3系統) に分配され、 それぞ れ独立して設けられた高周波 ( R F ) 処理部 2 5 A〜 2 5 C に供給される。
これらの高周波処理部 2 5 A〜 2 5 Cに入力された中間周 波数信号は周波数変換器 2 5 1 に供給され、 R F局部発振器 2 5 2から供給される R F局部発振信号に基づいてアップコ ンバー 卜された後、 帯域フィルタ 2 5 4で不要な周波数成分 が除去され、 R F増幅器 2 5 5で亀力増幅され、 送出信号と して出力される。 各高周波処理部 2 5 A〜 2 5 Cからの送出 信号はそれぞれ送信アンテナ 2 6 A〜 2 6 Cを通じて送信ェ リ ア内に送出される。
ここで、 上記高周波処理部 2 5 A〜 2 5 Cのうち、 2 5 A には R F局部発振器 2 5 2から出力される R F局部発振信号 を周波数変調器 2 5 3 により周波数変調をかけて周波数変換 器 2 5 1 に供給するようにしている。
すなわち、 上記構成による O F D M装置では、 送信 O F D M信号を I F信号分配器 2 4で 3系統に分配し、 それぞれ同 一のチャ ンネルで送信出力する。 この際、 高周波処理部 2 5 Aだけは周波数変換の際に R F局部発振信号の周波数を変調 する。 このため、 この O F D M装置からは 3つの同一チャ ン ネル、 同一内容の O F D M信号が出力され、 そのうち一つは 周波数変調がかけられるこ とになる。
この結果、 送信エリア内の任意の地点で受信しても、 いず れかの反射波または回折波が周波数変調されているため、 到 来波が互いに打ち消し合って大きな周波数ディ ップが発生し てしまうようなこ とはなく なる。
そこで、 上記構成による O F D M装置をテレビジョ ン番組 素材送信装置やワイヤレスカメラに組み込めば、 その送信ェ リ ア内での受信不能領域の発生をなくすこ とができ、 高信頼 性を得るこ とができる。
尚、 上記 O F D M装置の構成では、 R F局部発振信号の周 波数変調を行う ものとしたが、 基本的に複数の送信 O F D M 信号のうち少なく とも一つの送信出力特性を時間的に変化さ せればよく 、 その送信出力特性の制御方法と しては、 前述の O F D M放送ネッ トワークシステムに適用 した手法を利用で さる。
その他、 本発明は種々の O F D Mシステムに適用可能であ るこ とはいうまでもない。
以上のよう に本発明によれば、 送信エリア内において、 マ ルチパス歪みにより恒常的に受信不能となる地域を生じない O F D Mシステム及び O F D M装置を提供することができる。
産業上の利用可能性
以上のよう に本発明によれば、 送信エリア内において、 マ ルチパス歪みによ り恒常的に受信不能となる地域を生じない O F D Mシステム及び O F D M装置を提供することができる。

Claims

請求の範囲
( 1 ) 直交周波数分割多重方式による O F D M信号を送信 する O F D Mシステムにおいて、
前記 O F D M信号を互いに異なる地点から同一チャ ンネル で同時に送信する複数の O F D M送信手段と、
前記複数の O F D M送信手段の送信エリア内の任意の位置 で合成電界の周波数特性が時間的に変動するよう に、 前記複 数の O F D M送信手段の少なく とも一つの送信出力特性を制 御する送信出力特性制御手段とを具備することを特徴とする O F D Mシステム。
( 2 ) 設置点の異なる複数の送信局から同一チャ ンネル、 同一内容の O F D M放送信号を送信する O F D M放送ネッ 卜 ワークシステムに適用するとき、
前記複数の O F D M送信手段はそれぞれ前記複数の送信局 に配置され、
前記送信出力特性制御手段は、 前記複数の送信局からの送 信によって形成される放送サービスエリ ア内の任意の受信地 点で合成電界の周波数特性が時間的に変動するように、 前記 複数の送信局のうちの少なく とも 1 つの送信局における送信 出力特性を制御することを特徴とする請求項 1 記載の O F D
Mシステム。
( 3 ) 任意の地点から直交周波数分割多重方式による O F D M信号を送信する O F D Mシステムにおいて、
前記 O F D M信号の送信点に配置され、 前記 O F D M信号 を同一チャ ンネルで互いに独立して同時に送信する複数の o
F D M送信手段と、
前記複数の O F D M送信手段の送信エリ ア内の任意の受信 位置で合成電界の周波数特性が時問的に変動するよう に、 前 記複数の O F D M送信手段のうちの少なく とも一つの送信出 力特性を制御する前記送信出力特性制御手段とを具備するこ とを特徴とする O F D Mシステム。
( 4 ) 任意の地点からテレビジョ ン素材情報を送信するテ レビジョ ン素材伝送システムに適用するとき、
さ らに、 前記テレビジョ ン素材情報を O F D M変調する O F D M変調手段を備え、 前記 O F D M変調手段の変調出力を 前記複数の O F D M送信手段によ り送信することを特徴とす る請求項 3記載の O F D Mシステム。
( 5 ) ワイヤレステレビジョ ンカメラから撮影したテレビ ジョ ン信号を無線伝送するワイヤレスカメ ラシステムに適用 するとき、
さ らに、 前記テレビジョ ン信号を O F D M変調する O F D M変調手段を備え、 当該 O F D M変調手段、 前記複数の O F D M送信手段及び送信出力特性制御手段を前記ワイヤレステ レビジョ ンカメ ラに組み込み、 前記複数の O F D M送信手段 によ り前記テレビジョ ン信号の O F D M変調出力を送信する ことを特徴とする請求項 3記載の O F D Mシステム。
( 6 ) 前記送信出力特性制御手段は、 前記複数の O F D M 送信手段のうちの少なく ともいずれかの送信手段について、 O F D M送信データに対する時間軸イ ン夕一リーブの実行に 際し、 イ ンターリーブ前のビッ トス ト リームにおける互いに 隣り合う伝送データがイ ンターリーブ後に時間軸上でどれだ け離れているかの度合いを時間軸ィ ン夕一リーブの深さ と定 義するとき、 前記送信エリ ア内の任意の受信地点における o
F D M復調後のビッ ト誤り率の値がある一定値以上となる維 続時間 T F の値が、 前記時間軸イ ン夕一リ ーブの深さ Τ ί によ り定まる一定時間 a T I ( aは正の実数) よ り小さ く なる範囲で前記送信出力特性を制御するこ とを特徴とする請 求項 1 、 3 いずれか記載の O F D Mシステム。
( 7 ) 前記送信出力特性制御手段は、 前記複数の O F D M 送信手段のうち、 少なく ともいずれかの送信手段の送信出力 周波数を送信チャ ンネルの基準周波数から一定量ずらすこと を特徴とする請求項 1 、 3 、 6 いずれか記載の O F D Mシス テム。
( 8 ) 前記送信出力特性制御手段は、 前記複数の O F D M 送信手段のうち、 少なく ともいずれかの送信手段に用いられ る送信信号周波数変換用の局部発振器の発振周波数を基準周 波数から一定量ずらすことを特徴とする請求項 7記載の O F D Mシステム。
( 9 ) 前記送信出力特性制御手段は、 前記複数の O F D M 送信手段のうち、 少なく ともいずれかの送信手段の送信出力 周波数を時問的に変化させることを特徵とする請求項 1 、 3 . 6 いずれか記載の O F D Mシステム。
( 1 0 ) 前記送信出力特性制御手段は、 前記複数の O F D M送信手段のうち、 少なく ともいずれかの送信手段における O F D M送信信号の伝送経路に周波数変調器を介在させ、 当 該周波数変調器によ り前記 O F D M送信信号に所定の時間関 数による周波数変調をかけるこ とを特徵とする請求項 9記載 の O F D Mシステム。
( 1 1 ) 前記送信出力特性制御手段は、 前記複数の O F D M送信手段のうち、 少なく ともいずれかの送信手段における 送信周波数変換用の局部発振信号に所定の時間関数による周 波数変調をかけることを特徵とする請求項 5記載の O F D M システム。
( 1 2 ) 前記送信出力特性制御手段は、 前記複数の O F D M送信手段のうち、 少なく とも 2つの送信手段における 0 F D M送信信号相互の位相差を時間的に変化させることを特徴 とする請求項 1 、 3 いずれか記載の O F D Mシステム。
( 1 3 ) 前記送信出力特性制御手段は、 前記複数の O F D M送信手段のうち、 少なく とも 1 つの送信手段における O F D M送信信号の伝送経路に位相変調器を介在させ、 当該位相 変調器によ り前記送信信号に他の送信手段における送信信号 とは異なる時間関数による位相変調をかけることを特徴とす る請求項 1 2記載の O F D Mシステム。
( 1 4 ) 前記送信出力特性制御手段は、 前記複数の O F D M送信手段のうち、 少なく とも 1 つの送信手段における送信 周波数変換用の局部発振信号に他の送信手段における送信周 波数変換用の局部発振信号とは異なる時間関数による位相変 調をかけることを特徴とする請求項 1 2記載の O F D Mシス テム。 ( 1 5 ) 前記送信出力特性制御手段は、 前記複数の〇 F D M送信手段のうち、 少なく とも 2つの送信手段の送信信号相 互の送出遅延時間差を時間的に変化させることを特徴とする 請求項 1 、 3 いずれか記載の O F D Mシステム。
( 1 6 ) 前記送信出力特性制御手段は、 前記複数の O F D M送信手段のうち、 少なく とも 1 つの送信手段における送信 信号の伝送経路に遅延器を介在させ、 当該遅延器の遅延量を 他の送信手段における送信信号とは異なる時間関数に基づい て変化させることを特徴とする請求項 1 5記載の O F D Mシ ステム。
( 1 7 ) 直交周波数分割多重方式による同一チャ ンネル、 同一内容の O F D M信号を複数の地点から送信する O F D M システムに用いられ、 各送信地点に配備される少なく ともい ずれかの O F D M装置おいて、
前記 O F D M信号の送信出力特性を任意に制御して、 送信 エリ ア内の任意の受信地点で合成電界の周波数特性が時間的 に変動させる送信出力特性制御手段を備えることを特徴とす る 0 F D M装置。
( 1 8 ) 直交周波数分割多重方式による O F D M信号を任 意の地点から送信する O F D M装置おいて、
前記 O F D M信号を同一チャンネルで互いに独立して同時 に送信する複数の O F D M送信手段と、
前記複数の O F D M送信手段の送信エリ ア内の任意の位置 で合成電界の周波数特性が時間的に変動するように、 前記複 数の O F D M送信手段の少なく とも一つの送信出力特性を制 御する送信出力特性制御手段とを具備するこ とを特徴とする
O F D M装置。
( 1 9 ) さ らに、 前記 O F D M送信信号に対する時間軸ィ ン夕—リーブを施す時間軸イ ンタ—リーブ処理手段を備える とき、
前記送信出力特性制御手段は、 前記イ ン夕一リーブ前のビ ッ トス ト リームにおける互いに隣り合う伝送デ一夕がイ ンタ —リーブ後に時間軸上でどれだけ離れているかの度合いを時 間軸イ ンターリーブの深さ と定義するとき、 前記送信エリ ア 内の任意の受信地点における O F D M復調後のビッ ト誤り率 の値がある一定値以上となる継続時間 T F の値が、 前記時 間軸イ ン夕一リーブの深さ T I によ り定まる一定時間 a T I ( aは正の実数) より小さ くなる範囲で前記送信出力特性を 制御するこ とを特徵とする請求項 1 7 、 1 8 いずれか記載の 0 F D M装置。
( 2 0 ) 前記送信出力特性制御手段は、 前記 O F D M送信 信号の送信出力周波数を送信チャ ンネルの基準周波数から一 定量ずらすことを特徴とする請求項 1 7 、 1 8 、 1 9 いずれ か記載の O F D M装置。
( 2 1 ) 前記送信出力特性制御手段は、 前記 O F D M送信 信号の周波数変換用の局部発振器の発振周波数を基準周波数 から一定量ずらすことを特徴とする請求項 2 0記載の O F D M装苗。
( 2 2 ) 前記送信出力特性制御手段は、 前記 O F D M送信 信号の送信出力周波数を時間的に変化させることを特徴とす る請求項 1 7、 1 8、 1 9 いずれか記載の O F D M装置。
( 2 3 ) 前記送信出力特性制御手段は、 前記 O F D 1V [送信 信号の伝送経路に周波数変調器を介在させ、 当該周波数変調 器により前記送信信号に所定の時間関数による周波数変調を かけることを特徵とする請求項 2 2記載の O F D M装置。
( 2 4 ) 前記送信出力特性制御手段は、 前記 O F D M送信 信号の送信周波数変換用の局部発振信号に所定の時間関数に よる周波数変調をかけることを特徴とする請求項 2 2記載の O F D M装置。
( 2 5 ) 前記送信出力特性制御手段は、 前記 O F D M送信 信号の送信信号の位相を時間的に変化させることを特徴とす る請求項 1 7 、 1 8、 1 9 いずれか記載の O F D M装置。
( 2 6 ) 前記送信出力特性制御手段は、 前記 O F D M送信 信号の伝送経路に位相変調器を介在させ、 当該位相変調器に よ り前記送信信号に所定の時間関数による位相変調をかける こ とを特徴とする請求項 2 5記載の O F D M装置。
( 2 7 ) 前記送信出力特性制御手段は、 前記 O F D M送信 信号の送信周波数変換用の局部発振信号に所定の時間関数に よる位相変調をかけることを特徴とする請求項 2 5記載の O
F D M装 S。
( 2 8 ) 前記送信出力特性制御手段は、 前記 O F D M送信 信号の送出遅延時間差を時間的に変化させることを特徴とす る請求項 1 7 、 1 8、 1 9 いずれか記載の O F D M装置。
( 2 9 ) 前記送信出力特性制御手段は、 前記 O F D M送信 信号の伝送経路にそれぞれ遅延器を介在させ、 当該遅延器の 遅延量を互いに異なる時間関数に基づいて変化させることを 特徴とする請求項 2 8記載の O F D M装置。
( 3 0 ) テレビジョ ン素材情報を伝送直交周波数分割多重 方式による O F D M信号に変調する O F D M変調手段と、
前記 O F D M信号を同一チヤ ンネルで互いに独立して同時 に送信する複数の O F D M送信手段と、
前記複数の O F D M送信手段の送信エリ ア内の任意の位置 で合成電界の周波数特性が時間的に変動するように、 前記複 数の O F D M送信手段の少なく とも一つの送信出力特性を制 御する送信出力特性制御手段とを具備するこ とを特徵とする テレビジョ ン素材情報送信装置。
( 3 1 ) 撮影したテレビジョ ン信号を伝送直交周波数分割 多重方式による O F D M信号に変調する O F D M変調手段と、 前記 O F D M信号を同一チャ ンネルで互いに独立して同時 に送信する複数の O F D M送信手段と、
前記複数の O F D M送信手段の送信エリ ア内の任意の位置 で合成電界の周波数特性が時間的に変動するよう に、 前記複 数の O F D M送信手段の少なく とも一つの送信出力特性を制 御する送信出力特性制御手段とを具備することを特徴とする ワイヤレステレビジョ ンカメラ。
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