JPH03230631A - 中波同一周波放送方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、複数の送信所から同時に同一番組を放送す
る中波同一周波放送方法に関するものである。

〔従来の技術〕

第３図は従来の中波同一周波放送方法が適用された放送
システム系統図であり、図において、（１）は第１の送
信所、（２）は第１の送信所の中波受信アンテナ、（８
）は第１の送信所からの電波の電界強度、（４）は第２
の送信所、（５）は第２の送信所の中波送信アンテナ、
（６）は第２の送信所からの電波の電界強度、（７）は
第１の送信所と第２の送信所からの電界強度が等しくな
る等電界難聴地区、（８）は等電界難聴地区の近辺の民
家である。

次に動作について説明する。第１の送信所（１）から中
波送信アンテナ（２）より電界強度（８）で中波放送を
行い、同じく第２の送信所（４）から、中波送信アンテ
ナ（５）より、電界強度（６）で中波放送を行う。第１
の送信所（１）と第２の送信所（４）は、同一周波で同
一番組である。第１の送信所（１）と第２の送信所（４
）からそれぞれの中波受信アンテナ（２）及び（５）を
介して送信された中波放送は等電界難聴地区（γ）にお
いて電界強度が等しくなる。

民家（８）では通常２つの同一周波数、同一番組の電界
強度の強い放送波を受信する。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来の中波同一周波放送は以上のように構成されている
ので、第１の送信所からの電波及び、第２の送信所から
の電波の相対位相が変動する為、等電界難聴地区が位相
変動とともに民家まで移動し、２つの送信所からの電波
の位相が逆になった時に、互いの放送波が打ち消し合っ
て、民家では放送が受信できなくなる問題点があった。

この発明は上記の問題点を解消する為になされたもので
、等電界難聴地区の近辺の民家において常に良好な放送
波を受信できる中波同一周波放送方法を得ることを目的
とする。

〔課題を解決するための手段〕

この発明に係る中波同一周波放送方法は、第１の送信所
の放送区域と第２の送信所の放送区域にそれぞれ放送監
視所を設置し、送信所からの電波の位相を制御するもの
である。

〔作用〕

この発明における中波同一周波放送方法は、第１の送信
所からの放送波と第２の送信所からの電波の位相差を一
定又はある範囲内とすることにより等電界難聴地区の移
動を押え、民家での受信障害を無くすことを可能にする
。

〔実施例〕

以下、この発明の一実施例を図について説明する。第１
図において、（１）は第１の送信所、（２）は第１の送
信所の中波送信アンテナ、（８）はＷｃ１の送信所から
の電波の電界強度、（４）は第２の送信所、（６）は第
２の送信所の中波送信アンテナ、（６）は第２の送信所
からの電波の電界強度、（γ）は第１の送信所と第２の
送信所からの電波の電界強度が等しい、等電界難聴地区
（８）は、（テ）の等電界地点の近辺の民家、（９）は
第１の送信所からの電波を監視する放送監視所、（至）
は第２の送信所からの電波を監視する放送監視所、ａυ
は（９）の放送監視所で受信した放送波を叫の放送監視
所に伝送する伝送路、住っけ２つの放送監視所（９）及
（至）で測定した放送波の位相差を伝送する伝送路であ
るう 次に動作について説明する。第１の送信所（１）から中
波送信アンテナ（２）を介して放送波が電界強度（８）
で放送区域に出力され、同じく第２の送信所（４）から
、中波受信アンテナ（５）を介して放送波が電界強度（
６）で放送区域に出力でれる。第１の送信所（１）と第
２の送信所（４）からの放送波は同一周波で、同一番組
である。それぞれの送信所からの放送波の電界強度は等
電界難聴地区（γ）で等しくなシ、この時、民家（８）
では電界の強い第２の送信所（４）からの放送波を受信
している。放送監視所（９）でこの時の第１の送信所（
１）の放送波を受信する。同じく放送監視所（転）で第
２の送信所（２）の放送波を受信する。

放送監視所（９）で受信し次数送波を伝送路αυで放送
監視所（至）へ伝送し、そこで２つの放送波の位相差を
検出し、その検出信号を伝送路ａｚによシ、第２の送信
所（４）へ伝送する。ここで第２の送信所（４）では、
伝送されてくる位相差が常に一定になるように送信放送
波の位相を制御して、等電界難聴地区（７）が移動しな
いようにする。

なお、上記実施例では、等電界難聴地区（γ）を民家（
８）の存在しない所に固定し、民家（８）での受信障害
を防止したが、等電界難聴地区（７）に民家（８）がど
うしても存在する場合には第２図に示すように、等電界
難聴地区（γ）に放送監視所を設置することにより民家
（８）等での受信障害を防止することができる。

第２図において、放送監視所ａ３にて、第１の送信所（
１）及び第２の送信所（４）からの合成放送波を受信し
、ここでの受信電界強度を伝送路（１４にて第２の送信
所（４）へ伝送し、第２の送信所（４）では送られて来
る受信電界強度が最大となるように放送波の位相を制御
する。

これにより、等電界難聴地区（γ）の民家（８）では、
良好な放送波を受信することが可能となる。

〔発明の効果〕

以上のように、この発明によれば、中波同一周波放送方
法に、放送監視所を設は位相を制御することにより等電
界難聴地点を固定し、かつ等電界地区でも、放送波が受
信できるようになり、中波同一周波放送で受信者に常に
安定した放送を提供できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例による中波同一周波放送方
法のシステム系統図、第２図はこの発明の他の実施例を
示すシステム系統図、第３図は従来の中波同一周波放送
方法の系統図である。 図において％　（Ｇｌ）、　（［９、［１３は放送監視
所である。 なお、図中、同一符号は同一　又は相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 複数の送信所が同時に同一周波数で同じ番組を放送する
   中波同一周波放送方法において、放送区域に送信所から
   の放送波の位相を監視する放送監視所と、上記放送監視
   所から送られてくる上記放送波の位相差が常に一定にな
   るように制御する送信所を備えたことを特徴とする中波
   同一周波放送方法。