WO1996029042A1 - Appareil de massage a l'air de type fauteuil - Google Patents

Description

明 細 書 椅子式エアーマッサージ機 技術分野

本発明は、 圧縮空気の給排気により袋を膨脹 ·収縮させ、 この袋により椅子に座った使用者の身体に断続的に圧迫を加 えてマッサージをする椅子式エアーマッサージ機に関する。 背景技術

上述した如き種類の椅子式エアーマッサージ機は例えば特 公平 3— 4 1 1 8 5号公報により知られている。 この従来の 椅子式エアーマッサージ機では、 椅子の背部 （背凭れ部） の 外表面が全体として人体の脊椎骨の湾曲に大略適合した生理 的湾曲面形状と して構成されている。 そして、 この生理的湾 曲面に沿って複数の横断面が丸められた小さな突出部が配置 されていて、 夫々の突出部は背凭れ部の幅の略全体に渡り延 出されている。 また椅子の座部にも、 座部に着座する人体の «部及び太腿部に対応する位置に横断面が丸められた小さな 突出部が配置されていて、 夫々の突出部は座部の幅の略全体 に渡り延出されている。 これら突出部の夫々の上には膨脹 · 収縮可能な袋が配置されていて、 これら袋に対しては、 使用 者が椅子式エアーマッサージ機に座っている間に、 圧縮空気 の供給と供給停止とが繰り返えされる。 この繰り返えし中に おいて、 これら袋へ圧縮空気が供铪された時には袋が膨脹し て椅子に座った使用者の身体が押圧され、 これら袋への圧縮 空気の供給が停止された時には上記身体の体重により袋が圧 迫されて袋内の空気が排出され袋が収縮する。 そしてこのよ うな袋の膨脹と収縮による使用者の身体に対する押圧と押圧 解除とが、 使用者の身体に対してマッサージ効果を生じさせ る o

特公平 3 - 4 1 1 8 5号公報の椅子式エアーマッサージ機 において夫々の袋は、 背凭れ部及び座部の夫々の幅方向の両 端部に接着や溶着などの固定手段により固定されている （前 記公報第 4頁左櫊第 8行〜同櫊第 1 3行、 および第 5図 a， b参照） 。

特公平 3— 4 1 1 8 5号公報にはさらに、 マッサージ効果 を最大にするような袋の膨脹による身体の押圧方向を設定す る為に、 上記突出部の夫々の突端の形状が選択されることが 記載されている （前記公報第 4頁右搠第 4行〜同櫊第 1 1行、 および第 1 3図参照） 。 この目的の為には、 座部の突出部は 座部の後端側 （即ち、 背凭れ部側） の斜面が前端側 （即ち、 背凭れ部とは反対側） の斜面に比べ緩やかにされ、 この緩や かな後端側の斜面に袋が載置される。 この袋に圧縮空気が供 給されると、 この袋は対応する斜面と略直交する方向である 上記後端側を向いた斜め上方に向かい膨脹し、 座部に着座し た人体の大腿部を上記斜め上方に向かい押圧する。 この時に 座部に着座した人体は背凭れ部の抵抗を受けるので、 座部の 袋による上記人体の大腿部及び臂部に対するマッサージ効果 が向上される。 しかしながら特公平 3— 4 1 1 8 5号公報の椅子式エアー マッサージ機においては、 袋が収縮すると椅子式エアーマツ サージ機への着座者は座部及び背凭れ部の複数の突出部の突 端を感知出来る。 このために着座者は違和感を感じ、 椅子式 エア一マッサージ機にくつろいで着座することが出来ない。

また特公平 3 - 4 1 1 8 5号公報の椅子式エアーマッサ一 ジ機においては、 夫々の袋が背凭れ部及び座部の夫々の幅方 向の両端部に接着や溶着などの固定手段により固定されてい ることが、 袋が収縮した時と袋が膨脹した時との間の袋の上 面の変位量を制限している。 このために袋の容量に比べると 小さなマッサージ効果しか得ることが出来ず、 従って椅子式 エアーマッサ一ジ機の動作効率が低い。

さ らに従来の椅子式エアーマッサージ機においては、 多数 の袋の夫々に対する着座者の体重のかかり具合が相互に異な るにもかかわらず、 多数の袋は皆略同じ容積であり、 これら の袋の夫々に連結された圧縮空気供給管及び圧縮空気排気管 の径は全て同じであり、 これらの袋の為の圧縮空気供給源は 共通であり、 さ らにこれらの袋の夫々に対する圧縮空気供給 時間と圧縮空気供給停止時間とは全て同じに制御されている。

この為に従来の椅子式エアーマッサージ機では、 着座者の 体重に応じて着座者の身体の種々の部分に対応した適切な押 圧力をこれら種々の部分に対応した多数の伸縮袋から得るこ とが出来ず、 着座者は身体の種々の部分の全てについて充分 なマッサージ効果を得ることが難しかった。

この発明は上記事情の下でなされ、 この発明の目的は、 着 座者が違和感を感じることなく く つろいで着座することが出 来、 しかも袋の容量に比べて大きなマッサージ効果を得るこ とが出来て動作効率が高い椅子式エアーマッサージ機を提供 することである。

この発明のさ らなる目的は、 着座者の体重に応じて着座者 の身体の種々の部分に対応した適切な押圧力をこれら種々の 部分に対応した多数の伸縮袋から得ることが出来、 着座者が 身体の種々の部分の全てについて充分なマッサージ効果を得 ることが出来る、 椅子式エアーマッサージ機を提供すること である。 発明の開示

前者の目的を達成する為のこの発明に従った 1つの椅子式 エアーマッサージ機は ： 座部とこの座部の後端に設けられた 背凭れ部とを有する椅子本体と ； 座部および背凭れ部のうち 少なく と も座部に設けられ圧縮空気の給排気に伴って膨脹 · 収縮をする袋と ； この袋に対する圧縮空気の給排気を制御す る圧縮空気制御装置と ； を備えており、 上記座部に設けられ た袋が背凭れ部側に位置する後縁部を上記座部に固定されて いることを特徴と している。

上記座部に設けられた袋は背凭れ部側に位置する自身の後 緣部が上記座部に固定されているので、 両側部が座部に固定 されていた前述した従来の椅子式エアーマッサージ機におけ る座部用袋に比べると、 上記座部に対する固定箇所が少なく 、 上記座部に対する固定作業と取り外し作業が容易となってい る o

また背凭れ部側に位置する自身の後縁部が上記座部に固定 されている上記座部に設けられた袋は、 圧縮空気が供袷され た時には固定された上端部を中心にして背凭れ部に向かうよ う 自由に斜め後上方に膨脹する。 そして、 両側部が座部に固 定されていた前述した従来の椅子式エアーマッサージ機にお ける座部用袋に比べると、 上記座部から膨脹する距離が大き く なつている。 袋のこのような膨脹により この発明に従った 上記 1つの椅子式エアーマッサージ機への着座者は «部と大 腿部とが背凭れ部に向かうよう斜め後上方に押圧されるとと もに背中が背凭れ部に押圧されて背凭れ部から抵抗を受ける。 この結果と して上方への着座者の移動が抑制されるので、 上 記座部に設けられた袋が着座者の «部と大腿部とに対して負 荷する押圧力が効率良く着座者の «部と大腿部とに伝達され る。 このことが袋の容量に比べて大きなマッサージ効果を生 じさせ、 この発明に従った上記 1つの椅子式エアーマッサ一 ジ機の動作効率を高く する。 しかも、 袋の膨脹が着座者の《 部と大腿部とを背凭れ部に向かうよう斜め後上方に押圧する ようにする為に前述した従来の椅子式エアーマッサージ機で は必要であった座部の小さな突出部をこの発明に従った上記

1つの椅子式エアーマッサージ機から無く すことが出来るの で、 この発明に従った上記 1 つの椅子式エア一マ ッサージ機 に対して着座者が違和感を感じるこ となく く つろいで着座す ることが出来る。

前者の目的を達成する為のこの発明に従ったもう 1つの椅 子式エアーマッサージ機は ： 座部とこの座部の後端に設けら れた背凭れ部とを有する椅子本体と ； 座部および背凭れ部の うち少なく とも背凭れ部に設けられ圧縮空気の袷排気に伴つ て膨脹 ·収縮をする袋と ； この袋に対する圧縮空気の給排気 を制御する圧縮空気制御装置と ： を備えており、 上記背凭れ 部に設けられた袋が上端部を上記背凭れ部に固定されている ことを特徴としている。

上記背凭れ部に設けられた袋は、 上端部が上記背凭れ部に 固定されているので、 両側部が背凭れ部に固定されていた前 述した従来の椅子式エアーマッサージ機における背凭れ部用 袋に比べると、 上記背凭れ部に対する固定箇所が少なく 、 上 記背凭れ部に対する固定作業と取り外し作業が容易となって いる o

また上端部が上記背凭れ部に固定されている上記背凭れ部 に設けられた袋は、 圧縮空気が供給された時には固定された 上端部を中心にして自由に斜め前上方に向かうよう膨脹する。 そして、 両側部が座部に固定されていた前述した従来の椅子 式エアーマッサージ機における背凭れ部用袋に比べると、 上 記背凭れ部から膨脹する距離が大き く なつている。 袋のこの ような膨脹により この発明に従ったもう 1つの椅子式エアー マッサージ機への着座者は背中が背凭れ部から斜め前上方に 押圧されて自身の体重の抵抗を受ける。 この結果と して前方 (即ち、 座部の後端から前端に向かう方向） 及び上方への着 座者の移動が抑制されるので、 上記背凭れ部に設けられた袋 が着座者の背中に対して負荷する押圧力が効率良く 着座者の 背中に伝達される。 このことが袋の容量に比べて大きなマツ サージ効果を生じさせ、 この発明に従ったもう 1つの椅子式 エアーマッサージ機の動作効率を高くする。 しかも膨脹した 上記背凭れ部に設けられた袋は、 着座者の背中を下方から上 方に向かいス ト レツチさせてマッサージ効果をより向上させ ている。

また、 袋の膨脹が着座者の背中を斜め上方に押圧するよう にする為に前述した従来の椅子式エアーマッサージ機では必 要であった背凭れ部の小さな突出部を無くすことが出来るの で、 この発明に従ったもう 1つの椅子式エアーマッサージ機 に対して着座者が違和感を感じることなく く つろいで着座す ることが出来る。

前者の目的を達成する為のこの発明に従ったさ らにもう 1 つの椅子式エアーマッサージ機は ： 座部とこの座部の後端に 設けられた背凭れ部とを有する椅子本体と ； 座部および背凭 れ部の夫々に設けられ圧縮空気の給排気に伴って膨脹 · 収縮 をする袋と ； これらの袋に対する圧縮空気の給排気を制御す る圧縮空気制御装置と ； を備えており、 上記座部に設けられ た袋が背凭れ部側に位置する後縁部を上記座部に固定されて いるとと もに、 上記背凭れ部に設けられた袋が上端部を上記 背凭れ部に固定されていることを特徴と している。

上記座部に設けられた袋と上記背凭れ部に設けられた袋の 夫々の構造が生じさせる動作と機能と効果は、 この発明に従 つた上述した 1つの椅子式エアーマッサージ機において上記 座部に設けられた袋の構造が生じさせる動作と機能と効果及 びこの発明に従った上述したもう 1つの椅子式エアーマッサ 一ジ機において上記背凭れ部に設けられた袋の構造が生じさ せる動作と機能と効果に等しい。

従ってこの発明に従った上述したさ らにもう 1つの椅子式 エアーマッサージ機では、 上記座部に設けられた袋は背凭れ 部側に位置する自身の後縁部が上記座部に固定されていると ともに上記背凭れ部に設けられた袋は上端部が上記背凭れ部 に固定されているので、 両側部が座部に固定されていた前述 した従来の椅子式エアーマッサージ機における座部用袋及び 両側部が背凭れ部に固定されていた前述した従来の椅子式ェ ァーマッサージ機における背凭れ部用袋に比べると、 上記座 部及び上記背凭れ部に対する固定箇所が少なく、 上記座部及 び上記背凭れ部に対する固定作業と取り外し作業が容易とな つている。

また、 この発明に従った上述したさ らにもう 1つの椅子式 エアーマッサージ機では、 上記座部に設けられた袋及び上記 背凭れ部に設けられた袋の夫々に圧縮空気が供給された時に は上記座部に設けられた袋が着座者の臂部と大腿部とに対し て負荷する押圧力が効率良く着座者の «部と大腿部との伝達 され、 同時に上記背凭れ部に設けられた袋が着座者の背中に 対して負荷する押圧力が効率良く着座者の背中に伝達される。 このことが上記座部に設けられた袋及び上記背凭れ部に設け られた袋の夫々において袋の容量に比べて大きなマッサージ 効果を生じさせ、 この発明に従った上述したさ らにもう 1 つ の椅子式エアーマッサージ機の動作効率を高くする。 しかも、 上記座部に設けられた袋の膨脹が着座者の w部と大腿部とを 背凭れ部に向かうよう斜め後上方に押圧するようにする為に 前述した従来の椅子式エアーマッサージ機では必要であつた 座部の小さな突出部と上記背凭れ部に設けられた袋の膨脹が 着座者の背中を斜め上方に押圧するようにする為に前述した 従来の椅子式エアーマッサージ機では必要であつた背凭れ部 の小さな突出部とを無くすことが出来るので、 この発明に従 つた上述したさ らにもう 1つの椅子式エアーマッサ一ジ機に 対して着座者が違和感を感じることなく くつろいで着座する ことが出来る。

後者の目的を達成する為のこの発明に従った 1つの椅子式 エアーマッサージ機は ： 座部とこの座部の後端に設けられた 背凭れ部とを有する椅子本体と ； 座部および背凭れ部の夫々 に設けられ圧縮空気の給排気に伴って膨脹 ·収縮をする袋と ； これらの袋に対する圧縮空気の铪排気を制御する圧縮空気制 御装置と ； を備えており、 上記圧縮空気制御装置が、 上記袋 の夫々における排気時間を相互に同じに設定するとともに、 上記袋の中で上記椅子本体に座った着座者の体重が他の袋に 比べて比較的大き く負荷される袋における铪気時間を、 上記 他の袋における給気時間より も長く設定する、 ことを特徴と している。

こ こにおいて圧縮空気制御装置は、 座部および背凭れ部の 夫々に設けられた袋からの排気が行われる時には、 上記袋の 夫々における排気時間を相互に同じに設定する。 従って、 所 定の共通の排気時間の終了時には、 着座者の体重からの負荷 が比較的大きく排気速度が速い袋における残留空気量は、 着 座者の体重からの負荷が比較的小さい他の袋における残留空 気量より も少なく なる。

そして圧縮空気制御装置は、 座部および背凭れ部の夫々に 設けられた袋への吸気が行われる時には、 着座者の体重から の負荷が比絞的大きな袋における給気時間を、 上記椅子本体 に座った着座者の体重からの負荷が上記袋より も軽い他の袋 における給気時間より も長く設定するので、 上記着座者の体 重からの負荷が比較的大きな袋には他の袋より も多量の圧縮 空気が供袷できる。 従って、 上記着座者の体重からの負荷が 比較的大きな袋でも、 給気完了時における膨脹量を他の袋の 膨脹量と略同じとすることが出来、 各袋の膨脹完了時の硬さ を相互に略同じにして、 着座者の身体各部を同じ強さで押圧 することが出来る。 従って、 着座者の体重に応じて着座者の 身体の種々の部分に対応した適切な押圧力をこれら種々の部 分に対応した多数の伸縮袋から得ることが出来、 着座者が身 体の種々の部分の全てについて充分なマッサージ効果を得る ことが出来る。

後者の目的を達成する為のこの発明に従ったもう 1つの椅 子式エアーマッサージ機は ： 座部とこの座部の後端に設けら れた背凭れ部とを有する椅子本体と ； 座部および背凭れ部の 夫々に設けられ圧縮空気の給排気に伴って膨脹 · 収縮をする 袋と ； これらの袋に対する圧縮空気の給排気を制御する圧縮 空気制御装置と ； を備えており、 上記圧縮空気制御装置が上 記袋の夫々における給気時間を相互に同じに設定するとと も に排気時間を相互に同じに設定し、 また上記袋の中で上記椅 子本体に座った着座者の体重が他の袋に比べて比較的大き く 負荷される袋の容積が、 上記他の袋の容積より も小さ く設定 されている、 ことを特徴と している。

上記袋の夫々における給気時間を相互に同じに設定してい るとと もに、 上記袋の中で上記椅子本体に座った着座者の体 重が他の袋に比べて比較的大きく負荷される袋の容積が上記 他の袋の容積より も小さ く設定されているので、 着座者の体 重が他の袋に比べて比較的大きく負荷される袋でも、 給気完 了時における膨脹量を他の袋の蟛脹量と略同じとすることが 出来、 各袋の膨脹完了時の硬さを相互に略同じにして、 着座 者の身体各部を同じ強さで押圧することが出来る。 従って、 着座者の体重に応じて着座者の身体の種々の部分に対応した 適切な押圧力をこれら種々の部分に対応した多数の伸縮袋か ら得ることが出来、 着座者が身体の種々の部分の全てについ て充分なマッサ一ジ効果を得ることが出来る。

後者の目的を達成する為のこの発明に従ったさ らにもう 1 つの椅子式エアーマッサージ機は ： 座部とこの座部の後端に 設けられた背凭れ部とを有する椅子本体と ； 座部および背凭 れ部の夫々に設けられ圧縮空気の給排気に伴つて膨脹 ·収縮 をする袋と ； これらの袋に対する圧縮空気の給排気を制御す る圧縮空気制御装置と ： を備えており、 上記圧縮空気制御装 置が上記袋の夫々における給気時間を相互に同じに設定する とと もに排気時間を相互に同じに設定し、 また上記袋の中で 上記椅子本体に座った着座者の体重が他の袋に比べて比較的 大きく 負荷される袋の給排気抵抗が、 上記他の袋の給排気抵 抗より も小さ く設定されている、 ことを特徴としている。

これらの袋に対して圧縮空気を供給する時には、 上記袋の 夫々における給気時間が相互に同じに設定されているにも力、 かわず、 上記袋の中で上記椅子本体に座った着座者の体重が 他の袋に比べて比較的大き く負荷される袋の給排気抵抗が、 上記他の袋の铪排気抵抗より も小さ く設定されている着座者 の体重が比較的大き く 負荷される袋に対して、 上記他の袋に おける給排気抵抗との差により、 上記他の袋より も多量の圧 縮空気を供給することが出来る。

この為に、 給気完了時における着座者の体重が比較的大き く負荷される袋の膨脹量を他の袋の膨脹量と略同じとするこ とが出来、 各袋の膨脹完了時の硬さを相互に略同じにして、 着座者の身体各部を同じ強さで押圧することが出来る。 従つ て、 着座者の体重に応じて着座者の身体の種々の部分に対応 した適切な押圧力をこれら種々の部分に対応した多数の伸縮 袋から得ることが出来、 着座者が身体の種々の部分の全てに ついて充分なマッサージ効果を得ることが出来る。

なお所望の上記铪排気抵抗の設定は、 例えば各袋に給排気 の為に形成される給排気孔または各袋に給排気の為に連結さ れる給排気管の直径や長さを変更したり、 铪排気抵抗部材を 装着することにより、 実現することが出来る。

後者の目的を達成する為のこの発明に従ったまた別の椅子 式エアーマッサージ機は ： 座部とこの座部の後端に設けられ た背凭れ部とを有する椅子本体と ； 座部および背凭れ部の夫 々に設けられ圧縮空気の給排気に伴って膨脹 ·収縮をする袋 と ； これらの袋に対する圧縮空気の給排気を制御する圧縮空 気制御装置と ； を備えており、 上記圧縮空気制御装置が上記 袋の夫々における給気時間を相互に同じに設定するとともに、 上記袋の中で上記椅子本体に座つた着座者の体重が他の袋に 比べて比較的大き く負荷される袋の排気時間を、 上記他の袋 の排気時間より も短く設定する、 ことを特徴と している。

これらの袋から圧縮空気を排気する時には、 排気終了時に おいて、 上記椅子本体に座った着座者の体重が上記他の袋よ り も重く 負荷される袋における残留圧縮空気量が、 上記他の 袋における残留圧縮空気量より も少なく なることを防止し、 上記着座者の体重が上記他の袋より も重く負荷される袋にお ける残留圧縮空気量と上記他の袋における残留圧縮空気量と を略同じにする。

そして、 これらの袋に対して圧縮空気を供給する時には上 記圧縮空気制御装置が上記袋の夫々における铪気時間を相互 に同じに設定するので、 铪気完了時における着座者の体重が 上記他の袋より も重く 負荷される袋の膨脹量を他の袋の膨脹 量と略同じとすることが出来、 各袋の膨脹完了時の硬さを相 互に略同じにして、 着座者の身体各部を同じ強さで押圧する ことが出来る。 従って、 着座者の体重に応じて着座者の身体 の種々の部分に対応した適切な押圧力をこれら種々の部分に 対応した多数の伸縮袋から得ることが出来、 着座者が身体の 種々の部分の全てについて充分なマッサージ効果を得るこ と が出来る。 なお、 後者の目的を達成する為のこの発明に従った上述し た種々の椅子式エアーマッサージ機の夫々において、 上記袋 の中で上記椅子本体に座った着座者の体重が他の袋に比べて 比較的大き く負荷される袋は上記座部に配置されており、 ま た、 上記袋の中で上記椅子本体に座った着座者の体重が他の 袋に比べて比較的大き く負荷される袋は上記背凭れ部におい て着座者の背筋に対応して配置されている場合がある。 図面の簡単な説明

第 1図は、 本発明の第 1の実施形態に係る椅子式エアーマ ッサージ機の全体の構成を一部を切り欠いて示す斜視図であ り ；

第 2図は、 第 1図の椅子式エアーマッサージ機を一部を切 り欠いて示す平面図であり ；

第 3図は、 第 1図の椅子式エアーマッサージ機の椅子本体 の座部に固定された伸縮自在な袋の収縮状態と膨脹状態とを 第 2図の線 in - mに沿った断面で示す断面図であり ；

第 4図は、 第 1図の椅子式エアーマッサージ機の椅子本体 の座部に固定された伸縮自在な袋のみを示す平面図であり ； 第 5図は、 第 1図の椅子式エアーマッサージ機の椅子本体 の背凭れも部に固定された伸縮自在な袋の収縮状態と膨脹状 態とを第 2図の線 1Π - 1Πに沿った断面で示す断面図であり ； 第 6図は、 第 1図の椅子式エアーマッサージ機の椅子本体 の背凭れ部に固定された伸縮自在な袋のみを示す正面図であ り ； 第 7 A図は、 第 1図の椅子式エアーマッサージ機の椅子本 体の座部において着座者の大腿部に対応して固定された袋が 蟛脹して上記大腿部を押圧した状態を概略的に示す側面図で あり ；

第 7 B図は、 第 1図の椅子式エアーマッサージ機の椅子本 体の座部において着座者の «部に対応して固定された袋が膨 脹して上記 W部を押圧した状態を概略的に示す側面図であり ； 第 7 C図は、 第 1図の椅子式エアーマッサージ機の椅子本 体の背凭れ部に固定された袋が蟛脹して着座者の背中を押圧 した状態を概略的に示す側面図であり ；

第 8図は、 本発明の第 2の実施形態に係る椅子式エアーマ ッサージ機の全体の構成を一部を切り欠いて示す斜視図であ り ；

第 9図は、 第 1図の椅子式エアーマッサージ機の椅子本体 の座部において着座者の大腿部に対応して固定された伸縮自 在な袋の収縮状態と膨脹状態とを第 8図の線 K一 Kに沿った 断面で示す断面図であり ；

第 1 0図は、 第 1図の椅子式エアーマッサ一ジ機の椅子本 体の背凭れ部において着座者の背中に対応して固定された伸 縮自在な袋の収縮状態と膨脹状態とを第 8図の線 X— Xに沿 つた断面で示す断面図であり ；

第 1 1図は、 本発明の第 3の実施形態に係る椅子式エアー マッサージ機の全体の構成を示す斜視図であり ；

第 1 2図は、 第 1 1図の第 3の実施形態に係る椅子式エア 一マッサ一ジ機の圧縮空気制御装置の構造を概略的に示すブ ロッ ク図であり ；

第 1 3図は、 第 1 2図の圧縮空気制御装置における圧縮空 気の急速排気の為の急速排気弁を圧縮空気非供給状態 （圧縮 空気急速排気状態） で概略的に示す縱断面図であり ； 第 1 4図は、 第 1 3図の急速排気弁を圧縮空気供給状態で 概略的に示す縱断面図であり ：

第 1 5図は、 本発明の第 4の実施形態に係る椅子式エアー マッサージ機の圧縮空気制御装置の構造を概略的に示すプロ ッ ク図であり ；

第 1 6図は、 本発明の第 5の実施形態に係る椅子式エアー マッサージ機の圧縮空気制御装置の構造を概略的に示すプロ ッ ク図であり ； そして、

第 1 7図は、 本発明の第 6の実施形態に係る椅子式エア一 マッサージ機の圧縮空気制御装置の構造を概略的に示すプロ ッ ク図である。

発明を実施するための最良の形態

以下、 本発明の椅子式エアーマッサージ機の種々の実施の 形態を添付の図面を参照しながら詳細に説明する。

まず最初に第 1図乃至第 7 C図を参照しながら、 本発明の 第 1の実施の形態に係る椅子式エアーマッサージ機について 説明する。

第 1図には本発明の第 1の実施の形態に係る椅子式エアー マッサ一ジ機の全体の構成が一部を切り欠いて示されており、 また第 2図には第 1図の椅子式エアーマッサージ機の平面図 が一部を切り欠いて示されている。

第 1 の実施の形態に係る椅子式エアーマッサージ機の椅子 本体 1 は、 座部 2と座部 2の後端に所定の角度傾斜して設け られた背凭れ部 3と座部 2の幅方向の両側に設けられた 1対 の肘掛部 2 a とを有している。 なお、 肘掛部 2 aは省略する ことが出来るし、 背凭れ部 3はリ クライニング可能とするこ と も出来る。

座部 2の上面の前端近傍には、 座部 2に着座した人体の大 腿部をマッサージするための座部用第 1の袋 4が配置されて いて、 座部用第 1 の袋 4は座部 2の上面の前緣に沿い座部 2 の幅方向の略全体に渡り延出している。 座部 2の上面の後端 近傍には、 座部 2に着座した人体の臂部をマッサージするた めの座部用第 2の袋 5が配置されていて、 座部用第 2の袋 5 は座部用第 1 の袋 4に対して略平行に座部 2の幅方向の略全 体に渡り延出している。

第 4図には座部用第 1 の袋 4の平面図が示されており、 座 部用第 2の袋 5は座部用第 1 の袋 4 と構成が同じなので第 4 図には座部用第 2の袋 5の参照符号も括弧付きで示されてい o

第 4図に示す如く 、 座部用第 1 , 第 2の袋 4 , 5の夫々は 4角形状の気密性を有する钦質材料を二つ折り した後にその 周縁部を熱シールして横長の偏平な袋に形成されている。 参 照符号 6は座部用第 1， 第 2の袋 4 , 5の夫々の内部空間の 輪郭 （即ち、 熱シール線） を指摘している。 座部用第 1 , 第 2の袋 4 , 5の夫々の長手方向 （第 4図では左右方向） に延 出した両端縁部の一方は他方に比べて幅が広く されていて固 定孔 7が形成されている。 この幅広の一方の長手方向延出端 縁部は固定部 4 a , 5 aを構成しており、 幅が狭い他方の長 手方向延出端縁部は自由端部 4 b， 5 bを構成している。

座部用第 1 , 第 2の袋 4 , 5の夫々の内部空間は図示しな い給排気口を有していて、 この給排気口を介して上記夫々の 内部空間に対して圧縮空気が給排気されることに伴い座部用 第 1 , 第 2の袋 4 , 5の夫々は膨脹 · 収縮をする。

座部用第 1 , 第 2の袋 4 , 5は、 第 1図に示す如く 、 固定 部 4 a， 5 aを座部 2の後端側 （即ち、 背凭れ部側） に配置 した状態で固定孔 7に挿入された固定具 8により座部 2の上 述した所定の位置に固定されている。

第 3図には、 第 1図の椅子式エア一マッサージ機の椅子本 体 1 の座部 2の所定位置に固定された収縮状態の座部用第 1 の袋 4の横断面が実線で示されていて、 この横断面は第 2図 の線 m - mに沿っている。 なお第 3図でも、 座部用第 1 の袋 4と構成が同じ座部用第 2の袋 5の参照符号も括弧付きで示 されている。 そしてこの第 3図には、 座部用第 1， 第 2の袋 4， 5の固定部 4 a , 5 aを座部 2の上述した所定の位置に 固定する構造が詳細に示されている。

即ち、 座部 2の上述した所定の位置には、 座部用第 1， 第 2の袋 4, 5の固定部 4 a, 5 aの固定孔 7に対応して固定 孔 7より も大径の係合孔 9が形成されている。 固定具 8は円 板形状のへッ ド 8 aとへッ ド 8 aの一面の中心から突出した 牵由 8 bと幸由 8 bの突出端から軸 8 bの直径方向に展開された 1対の係合片 8 c とを備えていて、 これらヘッ ド 8 a , 軸 8 b , そ して 1対の係合片 8 cが合成樹脂により一体成型され ている。 なお 1対の係合片 8 cは軸 8 bの突出端からヘッ ド 8 aに向かいながら序々に展開した後に序々に相互間の距離 を縮めるよう折り曲げられている。 へッ ド 8 aの直径は座部 用第 1 , 第 2の袋 4, 5の固定部 4 a , 5 aの固定孔 7の直 径より も大きく 、 軸 8 bは固定孔 7の直径より も小さ く 、 1 対の係合片 8 cの最大幅 Aは座部 2の係合孔 9の直径より も 大き く 、 そして 1対の係合片 8 cの延出端間の距離 Bは係合 孔 9の直径より も小さい。

座部 2の上述した所定の位置に座部用第 1 , 第 2の袋 4, 5を固定するには、 まず最初に座部用第 1 , 第 2の袋 4, 5 の夫々の固定部 4 a , 5 aの固定孔 7を座部 2の対応する上 述した所定の位置の係合孔 9に対応させ、 次に座部用第 1 , 第 2の袋 4， 5の上方から下方に向かい座部用第 1， 第 2の 袋 4， 5の夫々の固定部 4 a , 5 aの固定孔 7及び座部 2の 対応する係合孔 9に固定具 8を 1対の係合片 8 cを先頭にし た状態で挿入する。 固定孔 7及び係合孔 9を通過する間に 1 対の係合片 8 c は弾性変形し、 固定孔 7及び係合孔 9を通過 した後に第 3図に示す如く元の形状に復帰する。

この際に、 1対の係合片 8 cの延出端は第 3図に示す如く 係合孔 9の内縁に係合する。 この後に 1対の係合片 8 cの延 出端が自身の弾性力でさ らに外方に展開しょう とするので、 固定具 8には第 3図中矢印 Cで示す下方向の力が負荷される。 この力で固定具 8のへッ ド 8 a と座部 2の上面との間に座部 用第 1 , 第 2の袋 4 , 5の夫々の固定部 4 a， 5 aが挟持さ れることにより固定される。

なお、 固定具 8はへッ ド 8 aを強く上方に向かい引く こと により座部 2から容易に引く抜く ことが出来る。 この為、 上 述した如く 固定具 8を使用して座部 2の上述した所定の位置 に簡単に固定された座部用第 1 , 第 2の袋 4 , 5を例えば破 損により新品と交換する必要が出来た場合でも、 交換作業が 谷' あ 。

また座部 2の後端部側 （即ち、 背凭れ部側） に配置されて いる夫々の固定部 4 a , 5 aのみが座部 2の上面の所定の位 置に固定されている座部用第 1 , 第 2の袋 4 , 5は、 幅方向 の両側部が座部に固定されていた前述した従来の椅子式エア 一マッサージ機における座部の袋に比べると、 座部 2の所定 位置への固定箇所が少なく 、 上記所定位置への固定作業及び 上記所定位置からの取り外し作業が容易となっている。

第 1図に示す如く 、 椅子式エアーマッサージ機の椅子本体 1の背凭れ部 3の前面の略中央の所定位置には座部 2に着座 した人体の背中 （特に背筋） をマッサージするための背凭れ 部用袋 1 0が配置されていて、 背凭れ部用袋 1 0は背凭れ部 3の前面に沿い上下方向に延出している。

第 5図には、 第 1図の椅子式エアーマッサージ機の椅子本 体 1の背凭れ部 3の前面の略中央の所定位置に固定された収 縮状態の背凭れ部用袋 1 0が実線で示されていて、 この横断 面は第 1図の線 V— Vに沿っている。 また第 6図には背凭れ 部用袋 1 0の正面図が示されている。

背凭れ部用袋 1 0の構造及び背凭れ部 3の所定位置へ背凭 れ部用袋 1 0を固定する構造は、 前述した座部用第 1 , 第 2 の袋 4 , 5の夫々の構造及びこれらを座部 2の対応する所定 位置へ固定する構造と同様である。 従って、 背凭れ部用袋 1 0に関する前者の構造を示す第 1図， 第 5図及び第 6図にお いて座部用第 1， 第 2の袋 4 , 5に関する後者の構造を示す 第 1図， 第 3図及び第 4図中に示された構成部材及び部分と 同じか、 または同等の構成部材及び部分は、 第 1図， 第 3図 及び第 4図中において対応する構成部材を指摘しているのと 同じ参照符号で指摘し、 これらの構成部材及び部分について の詳細な説明は省略する。 そして第 1図， 第 5図及び第 6図 において座部用第 1， 第 2の袋 4 , 5に関する第 1図， 第 3 図及び第 4図中の構造と異なる構造のみを以下に説明する。 第 6図に示す如く背凭れ部用袋 1 0は 4角形状の気密性を 有する钦質材料を二つ折り した後にその周縁部を熱シールし て縦長の偏平な袋に形成されている。 背凭れ部用袋〗 0の幅 方向 （図 6では左右方向） に延出した両端縁部の一方は他方 に比べて背凭れ部用袋 1 0の長手方向における寸法が大きく されていて固定孔 7が形成されている。 この大きな長さの一 方の幅方向延出端縁部は固定部 1 0 aを構成しており、 長さ の短い他方の幅方向延出端縁部は自由端部 1 0 bを構成して いる

背凭れ部用袋 1 0の内部空間は図示しない給排気口を有し ていて、 この給排気口を介して圧縮空気が上記内部空間に対 して給排気されることに伴い背凭れ部用袋 1 0は膨脹 ·収縮 をする。

そして、 背凭れ部用袋 1 0は固定部 1 0 aを上方にした状 態で背凭れ部 3の前面の上記所定の位置に固定具 8を用いて 固定されている。 固定具 8を用いた背凭れ部 3の前面の上記 所定の位置に対する背凭れ部用袋 1 0の固定作業と上記所定 の位置からの取り外し作業とは、 固定具 8を用いた座部 2の 上面の上記所定位置に対する座部用第 1 , 第 2の袋 4 , 5の 固定作業と上記所定の位置からの取り外し作業の場合と同様 に、 谷易で 'める。

また背凭れ部 3の上端側に配置されている固定部 1 0 aの みが背凭れ部 3の前面の上記所定の位置に固定されている背 凭れ部用袋 1 0は、 幅方向の両側部が背凭れ部に固定されて いた前述した従来の椅子式エアーマッサージ機における背凭 れ部用袋に比べると、 背凭れ部 3の所定位置への固定箇所が 少なく 、 上記所定位置への固定作業及び上記所定位置からの 取り外し作業が容易となっている。 そして、 上述した如く座部用第 1 , 第 2の袋 4， 5及び背 凭れ部用袋 1 0が座部 2の上面の上記所定位置及び背凭れ部 3の前面の上記所定の位置に対して固定された後の椅子本体 1 は、 少なく とも上記上面及び上記前面が柔钦性を有した表 布 1 aにより覆われる。

座部 2の内部には、 第 7 A図乃至第 7 Cに示す如く 、 座部 用第 1 , 第 2の袋 4， 5及び背凭れ部用袋 1 0に対する圧縮 空気の給排気を制御する圧縮空気制御装置 1 1が格納されて いて、 圧縮空気制御装置 1 1 は座部用第 1 , 第 2の袋 4， 5 及び背凭れ部用袋 1 0の夫々の図示しない給排気口に連結さ れた給排気管 1 1 aを含んでいる。 給排気管 1 1 aは圧縮空 気の給排気に伴う座部用第 1 , 第 2の袋 4 , 5及び背凭れ部 用袋 1 0の夫々の自由な膨脹及び収縮を妨げることがないよ う構成されていなければならず、 少なく とも座部用第 1 , 第 2の袋 4 , 5及び背凭れ部用袋 1 0の夫々の図示しない給排 気口の近傍は可撓性であることが好ま しい。 圧縮空気制御装 置 1 1 はさ らに、 図示しないエアーコンプレッサ、 フィ ルタ 一タ ンク、 分配切換器、 およびこれらの制御機器を備えてい る。

圧縮空気供給源と して用いられる前記エアーコ ンプレッサ の圧縮空気吐出口には圧縮空気の脈動を吸収して圧縮空気流 を平滑にする前記フィ ルタ一タ ンクが接続されており、 フィ ルタータ ンクの出口には空気分配手段と しての前記分配切換 器が接続されている。

分配切換器は、 この種の従来の椅子式エアーマッサージ機 に用いられているモー夕等により駆動される周知の口一タ リ 弁であって、 フィ ルタータ ンクの出口に接続される 1つの吸 気ポー トと、 座部用第 1 , 第 2の袋 4 , 5及び背凭れ部用袋 1 0に接続された給排気管 1 1 aが個別に接続される複数の 分配ポー トと、 一つの排気ポー 卜 とを有している。 そして流 路切換用のロータを回転させることにより、 複数の分配ポー トが吸気ポー トと選択的に連通されるとと もに、 選択されな かった分配ポー トが排気ポー トに連通される。 このことが、 座部用第 1 , 第 2の袋 4 , 5及び背凭れ部用袋 1 0の夫々に 対する圧縮空気の選択的な供給と排気とを行わせる。

図示しない制御機器は C P U (中央演算処理装置） ， R O M (リ ー ドオンメ モ リ） ， R A M (ラ ンダムアクセスメ モ リ） 等を備える周知のマイ クロコンピュータであり、 この制御機 器には各種の動作モー ドを実行させるプログラムが格納され ている。 肘掛部 2 aに設けられた図示しない制御板または図 示しない遠隔操作装置を使用して上記各種の動作モー ドのい ずれかを選択すると、 図示しない制御機器は選択された動作 モー ドにしたがってエアーコ ンプレッサ， 分配切換器等の動 作を制御し、 選択された動作モー ドにしたがって座部用第 1 , 第 2の袋 4 , 5及び背凭れ部用袋 1 0の夫々に対する給排気 を選択的に行わせる。 即ち、 この実施の態様の椅子式エアー マッサージ機は、 着座した人体に対し選択された動作モー ド に したがって座部用第 1， 第 2の袋 4 . 5及び背凭れ部用袋 1 ◦を使用してアツサージを行う こ とが出来る。

この際に、 膨脹した座部用第 1 , 第 2の袋 4， 5及び背凭 れ部用袋 1 0の夫々は、 第 7 A図， 第 7 B図， そして第 7 C 図に示す如く 、 着座した人体の対応した部位 （即ち、 大腿部， «部， そして背中） を押圧し、 また排気時には着座した人体 の体重により座部用第 1 , 第 2の袋 4， 5及び用袋 1 0の夫 々から圧縮空気が速やかに排出されて座部用第 1 , 第 2の袋 4, 5及び背凭れ部用袋 1 0の夫々は速やかに収縮する。

第 3図には、 第 1図の椅子式エアーマッサージ機の椅子本 体 1の座部 2の所定位置に固定された膨脹状態の座部用第 1 , 第 2の袋 4, 5の横断面が 2点鎖線で示されている。 この図 からは、 上述した如く膨脹された座部用第 1 , 第 2の袋 4, 5の夫々は、 座部 2の上面の所定の位置で座部 2の後端部側 (即ち、 背凭れ部側） に配置されている夫々の固定部 4 a， 5 aのみが座部 2の上面の所定の位置に固定されているので、 夫々の固定部 4 a , 5 aを中心と して夫々の自由端部 4 b, 5 bを 2点鎖線の矢印で示す如く背凭れ部に向かい自由に大 き く斜め後上方に持ち上げることが分かる。 従って、 幅方向 の両側部が座部に固定されていた前述した従来の椅子式エア 一マッサージ機における座部の袋に比べると、 上記第 1の実 施の形態の椅子式エアーマッサージ機 1の座部用第 1 , 第 2 の袋 4, 5は容量の割りには座部 2の上面から膨脹する距離 が大き く なつている。

座部用第 1 , 第 2の袋 4 , 5のこのような蟛脹により上記 第 1の実施の形態の椅子式エア—マッサージ機 1への着座者 は ¾部と大腿部とが、 第 7 A図及び第 7 B図に示す如く 、 背 凭れ部 3に向かうよう斜め後上方に押圧されるとと もに背中 が背凭れ部 3に押圧されて背凭れ部 3から抵抗を受ける。 こ の結果と して上方への着座者の移動が抑制されるので、 座部 用第 1 , 第 2の袋 4 , 5が着座者の «部と大腿部とに対して 負荷する押圧力が効率良く着座者の «部と大腿部とに伝達さ れる。 このことが袋の容量に比べて大きなマッサージ効果を 生じさせ、 上記第 1の実施の形態の椅子式エアーマッサージ 機の動作効率を高くする。 しかも、 座部に設けられた袋の膨 脹が着座者の臂部と大腿部とを背凭れ部に向かうよう斜め後 上方に押圧するようにする為に前述した従来の椅子式エアー マッサ一ジ機では必要であつた座部の小さな突出部を上記第 1の実施の形態の椅子式エアーマッサージ機 1では無くすこ とが出来るので、 上記第 1の実施の形態の椅子式エアーマツ サージ機に対して着座者が違和感を感じることなく く つろい で着座することが出来る。

第 5図には、 第 1図の椅子式エアーマッサージ機の椅子本 体 1の背凭れ部 3の所定位置に固定された膨脹状態の背凭れ 部用袋 1 0の横断面が 2点鎖線で示されている。 この図から は、 上述した如く膨脹された背凭れ部用袋 1 0は、 背凭れ部 3の前面の所定の位置で背凭れ部 3の上端側に配置されてい る固定部 1 0 aのみが上記所定の位置に固定されているので、 固定部 1 0 aを中心と して自由端部 1 O bを 2点鎖線の矢印 で示す如く 自由に大き く斜め前上方に持ち上げることが分か る。 従って、 幅方向の両側部が背凭れ部に固定されていた前 述した従来の椅子式エアーマッサージ機における背凭れ部の 袋に比べると、 上記第 1 の実施の形態の椅子式エアーマッサ 一ジ機の背凭れ部用袋 1 0は容量の割りには背凭れ部 3の前 面から膨脹する距離が大き く なつている。

背凭れ部用袋 1 0のこのような膨脹により上記第 1 の実施 の形態の椅子式エアーマッサージ機への着座者は背中が、 第 7 C図に示す如く 、 背凭れ部 3から斜め前上方に押圧されて 自身の体重の抵抗を受ける。 この結果と して前方 （即ち、 座 部 2の後端から前端に向かう方向） 及び上方への着座者の移 動が抑制されるので、 背凭れ部用袋 1 0が着座者の背中に対 して負荷する押圧力が効率良く着座者の背中に伝達される。 このことが袋の容量に比べて大きなマッサージ効果を生じさ せ、 上記第 1の実施の形態の椅子式エア—マッサージ機の動 作効率を高くする。 しかも、 膨脹した背凭れ部用袋 1 0は着 座者の背中 （特に、 背筋） を下から上向きに延ばすので、 背 筋をス ト レ ッチすることもできる。 また、 袋の膨脹が着座者 の背中を斜め上方に押圧するようにする為に前述した従来の 椅子式エアーマッサージ機では必要であつた背凭れ部の小さ な突出部を上記第 1の実施の形態の椅子式エアーマッサ一ジ 機では無く すことが出来るので、 上記第 1 の実施の形態の椅 子式エアーマッサージ機に対して着座者が違和感を感じるこ となく くつろいで着座することが出来る。

次には、 第 8図乃至第 1 0図を参照しながら本発明の第 2 の実施の形態に従つた椅子式エアーマッサージ機について説 明する。

なお第 2の実施の形態に従った椅子式エアーマッサージ機 の大部分の構成は第 1図乃至第 7図を参照しながら前述した

- 2 1 - 本発明の第 1の実施の形態に従つた椅子式エアーマッサージ 機の大部分の構成と同じなので、 第 2の実施の形態に従った 椅子式エアーマッサージ機において第 1の実施の形態に従つ た椅子式エアーマッサージ機の構成部材と同じかまたは同等 の構成部材には第 1の実施の形態に従つた椅子式エアーマッ サージ機においてこれらの構成部材を指摘していた参照符号 と同じ参照符号を付し、 これらの構成部材についての詳細な 説明は省略する。

第 2の実施の形態に従った椅子式エアーマッサ一ジ機が第 1の実施の形態に従つた椅子式エアーマッサージ機と異なる のは、 座部用第 1 , 第 2の袋 4 , 5及び背凭れ部用袋 1 0の 夫々の構造である。 第 1の実施の形態に従った椅子式エアー マッサージ機の座部用第 1 , 第 2の袋 4， 5及び背凭れ部用 袋 1 0の夫々は、 第 3図及び第 5図に良く示されている如く 、 4角形状の気密性を有する钦質材料を二つ折り した後にその 周縁部を熱シールして形成された横長及び縦長の偏平な袋の みにより構成されている。 しかしながら、 第 1の実施の形態 に従った椅子式エアーマッサージ機の座部用第 1 , 第 2の袋 4 , 5及び背凭れ部用袋 1 0の夫々は、 内側気密袋 2 1 と内 側気密袋 2 1を格納した外装袋 2 2 とを備えている。

内側気密袋 2 1 は 4角形状の気密性を有する钦質材料を二 つ折り した後にその周縁部を熱シールして形成された横長及 び縦長の偏平な袋のみにより構成されており、 熱シール線 6 の外側の周縁部には内側気密袋 2 1 を座部 2及び背凭れ部 3 の夫々の所定の位置に固定具 8を使用して固定するための固 定孔は形成されていない。 内側気密袋 2 1の内部空間は図示 しない給排気口を有していて、 この給排気口を介して上記夫 々の内部空間に対して圧縮空気が給排気されることに伴い内 側気密袋 2 1 は膨脹 ·収縮をする。

外装袋 2 2は内側気密袋 2 1 の膨脹を妨げない柔軟性と大 きさを有する布製の袋であり、 座部用第 1， 第 2の袋 4， 5 の夫々の外装袋 2 2は、 第 8図に示す如く 、 長手方向に延出 した両端縁部の一方が幅広にされていて、 この幅広の長手方 向延出端縁部に固定具 8が挿入される固定孔 7が形成されて いる。 そしてこの幅広の一方の長手方向延出端縁部が座部用 第 1 , 第 2の袋 4， 5の夫々の固定部 4 a , 5 aを構成して おり、 幅が狭い他方の長手方向延出端縁部は自由端部 4 b , 5 bを構成している。 なお外装袋 2 2には内側気密袋 2 1 の 給排気口を露出させる図示しない開口が形成されている。

背凭れ部用袋 1 0の外装袋 2 2は、 第 8図に示す如く 、 幅 方向に延出した両端縁部の一方が幅広にされていて、 この幅 広の幅方向延出端縁部に固定具 8が挿入される固定孔 7が形 成されている。 そしてこの幅広の一方の幅方向延出端縁部が 背凭れ部用袋 1 0の固定部 1 0 aを構成しており、 幅が狭い 他方の幅方向延出端縁部は自由端部 1 O bを構成している。 また外装袋 2 2には内側気密袋 2 1 の袷排気口を露出させる 図示しない開口が形成されている。

このよ うに構成されている第 2の実施の形態に従った椅子 式エアーマッサージ機の座部用第 1 , 第 2の袋 4 , 5及び背 凭れ部用袋 1 0の夫々は、 第 8図 至第 1 0図， に示す如く 、 固定部 4 a , 5 aを座部 2の後端側 （即ち、 背凭れ部側） に 配置した状態及び固定部 1 0 aを背凭れ部 3の上端側に配置 した状態で固定孔 7に挿入された固定具 8により座部 2及び 背凭れ部 3の上述した所定の位置に固定されている。

第 2の実施の形態に従つた椅子式エアーマッサージ機の座 部用第 1 , 第 2の袋 4 , 5及び背凭れ部用袋 1 0の夫々は、 前述の第 1の実施の形態に従った椅子式エアーマッサージ機 の座部用第 1， 第 2の袋 4 , 5及び背凭れ部用袋 1 0の夫々 と同様に動作し同じ効果を生じさせる。

しかも、 座部用第 1 , 第 2の袋 4 , 5及び背凭れ部用袋 1 0の夫々は上述した如く二重構造になっているので、 これら の内側気密袋 2 1が膨脹した時にこれら （即ち、 外装袋 2 2 ) の固定部 4 a , 5 a , 1 0 aに負荷される力が、 前述の第 1 の実施の形態の座部用第 1 , 第 2の袋 4 , 5及び背凭れ部用 袋 1 0が膨脹した時にこれらの一体的な固定部 4 a , 5 a , 1 0 aに負荷される力より も少なく なり、 第 2の実施の形態 の座部用第 1 , 第 2の袋 4 , 5及び背凭れ部用袋 1 0の寿命 が前述の第 1 の実施の形態のこれらの寿命に比べ長く なる。

なお、 本発明はこれら第 1及び第 2の実施の形態には限定 されない。 例えば、 エアーマッサージ用の袋を座部 2に設け ずに背凭れ部 3のみに設けることが出来る。 またこれとは逆 にエアーマッサージ用の袋を背凭れ部 3に設けずに座部 2の みに設けることが出来る。 さ らに、 エアーマッサージ用の袋 は座部 2及び背凭れ部 3のいずれにも所望の場所に所望の数 を設置することが出来る。 次には、 第 1 1乃至第 1 4図を参照して本発明の第 3の実 施の形態に係る椅子式エアーマッサージ機を詳細に説明する。

第 1図には本発明の第 3の実施の形態に係る椅子式エアー マッサージ機の構成がされており、 第 1図において参照符号 3 0で指摘された椅子本体は、 座部 3 1 と、 座部 3 1の後端 に所定の角度傾斜して設けられた背凭れ部 3 2と、 座部 3 1 の前端に設けられた脚載置部 3 3と、 座部 3 1の両端に設け れた 1対の肘掛部 3 1 a と、 を有している。

なお、 本発明において肘掛部 3 1 aは省略することが出来、 また背凭れ部 3 2はリ クライニング機構を介して座部 3 1の 後端に設けることが出来る。

座部 3 1の上面において前縁近傍部位には、 第 3の実施の 形態に係る椅子式エアーマッサージ機への着座者の大腿部を マッサージするための腿用袋 3 4が設けられ、 前縁近傍部位 (即ち、 背凭れ部近傍部位） には上記着座者の尻部をマッサ ージするための尻用袋 3 5が設けられている。 腿用袋 3 4 と 尻用袋 3 5の夫々は気密性を有する钦質材料により横長の袋 に形成されていて、 相互に平行な状態で座部 3 1の幅方向の 略全体に渡り延出している。 また腿用袋 3 4 と尻用袋 3 5の 夫々は図示しない袷排気孔を有していて、 この給排気孔を介 して圧縮空気が铪排気されることにより膨脹 · 収縮をする。 背凭れ部 3の前面の下端部には上記着座者の腰部をマッサ ージするための 1対の腰用袋 3 6 a , 3 6 bが上記前面の幅 方向に相互に離間して配設されており、 上記前面の上端部に は上記着座者の首および肩部をマッサージするための 1 対の 首肩用袋 38 a , 38 bが上記前面の幅方向に相互に離間し て配設されており、 上記前面において 1対の首肩用袋 38 a , 38 bの少し下方には上記着座者の肩甲骨の下部近傍をマツ サージするための 1対の背中用袋 3 7 a , 3 7 bが上記前面 の幅方向に相互に離間して配設されており、 そして上記前面 において 1対の背中用袋 3 7 a , 3 7 b と 1対の腰用袋 3 6 a , 3 6 bの間には上記前面の幅方向の中心において 1対の 背中用袋 3 7 a , 3 7 b と 1対の腰用袋 3 6 a , 36 bの間 に延出し上記着座者の背筋をマッサージするための縦長の 1 つの背筋用袋 3 9が配設されている。

背凭れ部 3の前面に設けられたこれら腰用袋 3 6 a , 3 6 b、 首肩用袋 38 a， 38 b、 背中用袋 3 7 a , 3 7 b、 そ して背筋用袋 3 9の夫々は、 座部 3 1 の上面に設けられた腿 用袋 34及び尻用袋 3 5と同様に、 気密性を有する钦質材料 により図示しない铪排気孔を有した横長または縦長の袋に形 成されていて、 この給排気孔を介して圧縮空気が铪排気され ることにより膨脹 ·収縮をする。

上述した如く腿用袋 34及び尻用袋 3 5が座部 3 1の上面 の所定の位置に設けられ、 腰用袋 3 6 a , 3 6 b、 首肩用袋 38 a , 38 b、 背中用袋 37 a， 3 7 b、 そして背筋用袋 3 9が背凭れ部 3の前面の所定の位置に設けられた椅子本体 3 0は、 柔钦性を有しこれら袋の自由な膨脹を許容する表布 3 0 aによりカバーされている. なお 1対の肘掛部 3 1 aの —方の外側面にはポケッ ト状の収納部 3 1 aが設けられてい て、 収納部 3 1 a には後述する圧縮空気制御装置のためのリ モー ト コ ン ト ローラ 4 0が揷脱可能に保持されている。

脚載置部 3 3は座部 3 1の 1対の支持脚 3 1 c の前端部の 上端近傍の枢軸 4 1 に対して図示しないラチュ ッ ト機構等か らなる角度設定手段を介して連結されていて、 座部 3 1 の前 方に突出した状態で角度設定手段により選択的に複数の傾斜 角度に位置決めが可能である。

このような脚載置部 3 3に対しては、 第 3の実施の形態に 係る椅子式エアーマッサージ機への着座者の脚において膝と 足首との間の部分 （下腿） を載置することができる。 また、 脚載置部 3 3を使用しない時には、 第 1 1図に示す如く 、 脚 載置部 3 3の全体を座部 3 1の 1対の支持脚 3 1 cの前端部 の間に収容することが出来る。

脚載置部 3 3は、 その幅方向両側に夫々側壁 3 3 a , 3 3 bを有しているとともに、 幅方向の中央に中間壁 3 3 cを有 している。 これら 1対の側壁 3 3 a , 3 3 b及び中間壁 3 3 c は相互に平行であって、 1対の側壁 3 3 a， 3 3 bの夫々 と中間壁 3 3との間に上記着座者の脚の下腿が載置される夫 々が略 U字状の横断面を有した 1対の施療溝 3 3 d , 3 3 e を創出している。

1対の施療溝 3 3 d , 3 3 eに載置された上記着座者の脚 の下腿をマッサージするために、 一方の施療溝 3 3 dに対応 する一方の側壁 3 3 aの内側面及び中間壁 3 3 cの一方の側 面に 1対の脚用袋 4 1 a , 4 1 bが設けられており、 また他 方の施療溝 3 3 e に対応する他方の側壁 3 3 bの内側面及び 中間壁 3 3 cの他方の側面にもう 1対の脚用袋 4 2 a . 4 2 bが設けられている。

これら 2対の脚用袋 4 1 a , 4 1 b及び 4 2 a , 4 2 bの 夫々は、 座部 3 1の上面に設けられた腿用袋 34及び尻用袋 3 5と同様に、 気密性を有する钦質材料により図示しない給 排気孔を有した縦長の袋に形成されていて、 この給排気孔を 介して圧縮空気が給排気されることにより膨脹 · 収縮をする。 そしてこれら 2対の脚用袋 4 1 a , 4 1 b及び 4 2 a， 4 2 bの夫々の対は、 膨脹したとき対応する施療溝 3 3 dまたは

3 3 e中に載置されている上記着座者の対応する脚の下腿を 両側から包み込むように挟む。

そして、 これら 2対の脚用袋 4 1 a , 4 1 b及び 4 2 a ,

4 2 bが所定の位置に配置された脚載置部 3 3は、 これら 2 対の脚用袋 4 1 a， 4 1 b及び 4 2 a , 4 2 bを覆い隠す柔 钦性を有した表布 3 0 bより覆われている。

座部 3 1の 1対の支持脚 3 1 cの間には、 座部 3 1の腿用 袋 34及び尻用袋 3 5と、 背凭れ部 3の腰用袋 3 6 a , 36 b、 首肩用袋 38 a , 38 b、 背中用袋 3 7 a , 3 7 b、 そ して背筋用袋 3 9 と、 脚載置部 3 3の 2対の脚用袋 4 1 a , 4 1 b及び 4 2 a , 4 2 b と、 の夫々に対する圧縮空気の給 排気を制御する為の第 1 2図に示された圧縮空気制御装置 5 0が収容されている。

圧縮空気制御装置 5 0は、 第 1 2図に示す如く 、 上述した 種々の袋 34 , 3 5 , 3 6 a , 3 6 b , 3 8 a , 3 8 b , 3 7 a , 3 7 b , 3 9 , 4 1 a , 4 1 b , 4 2 a , 4 2 bの夫 々の図示しない給排気孔と袷排気管 4 3， 44 , 4 5 , 4 6 ,

4 4 7 , 4 8, 4 9を介して接続され、 これら種々の袋に対す る圧縮空気の給排気を行う圧縮空気給排気部 5 0 a と、 圧縮 空気給排気部 5 O aの動作を制御する制御手段 5 0 b とを備 えている。

給排気管 4 3 , 44 , 4 5 , 4 6 , 4 7 , 4 8, 4 9の夫 々は、 対応する上述した種々の袋の自由な膨脹を妨げること がないように、 例えば钦質ビニル等の可撓性を有する材料で 相互に同じ管径を有するよう形成されている。

圧縮空気給排気部 5 0 aは、 第 1 2図に示す如く、 エアー コ ンプレ ッサ 5 1、 フ ィ ルタータ ンク 5 2、 分配切換器 5 3、 電磁開閉弁 54、 そして急速排気弁 5 5を備えている。

より詳細に説明すると、 エア一コンプレッサ 5 1 は圧縮空 気供給源として用いられ、 その圧縮空気吐出口には連結管 5 6を介してフィ ルタータ ンク 5 2が接続されている。

フイ ノレタ一タ ンク 52は、 エアーコ ンプレ ッサー 5 1から供 給された圧縮空気の脈動を吸収してフィ ルタータ ンク 5 2力、 ら流出させる圧縮空気の圧力を平滑にするために使用されて いる。 フィ ルタータ ンク 5 2の圧縮空気出口には 2又の連結 管 5 7が接続されており、 この連結管 5 7の一方の分岐管 5 7 a は空気分配手段と しての分配切換器 5 3に接続され、 他 方の分岐管 5 7 bは弁手段と しての電磁開閉弁 54に接統さ れている。

分配切換器 5 3は、 従来の椅子式エアー式マッサージ機に も用いられているモータ等により駆動される周知のロータ リ 弁であって、 分岐管 5 7 aが接統される 1つの吸気ポー ト と、 脚載置部 3 3の 2対の脚用袋 4 1 a , 4 1 b及び 4 2 a， 4 2 bの為の給排気管 4 9を除く残りの全ての給排気管 4 3. 44， 4 5， 4 6 , 4 7 , 4 8の夫々 と接続される複数の分 配ポー トと、 1つの排気ポー ト とを有している。 そして分配 切換器 5 3は、 流路切換用の図示しないロータを図示しない モータにより回転させて、 任意に選択された分配ポー ト と吸 気ポー トとを連通するとともに、 選択されなかった分配ポー トを排気ポー トに連通させることにより、 座部 3 1 の腿用袋 34及び尻用袋 3 5と、 背凭れ部 3の腰用袋 3 6 a , 3 6 b、 首肩用袋 38 a , 38 b、 背中用袋 3 7 a , 3 7 b、 そして 背筋用袋 3 9 と、 に対して選択的に圧縮空気を供給するとと もに、 これらから選択的に圧縮空気を排気させる。

電磁開閉弁 54には脚載置部 3 3の 2対の脚用袋 4 1 a , 4 1 b及び 4 2 a , 4 2 bの為の給排気管 4 9が接続されて いて、 給排気管 4 9はこれら 2対の脚用袋 4 1 a , 4 l b及 び 4 2 a， 4 2 bから圧縮空気を急速に排出するための急速 排気手段と しての急速排気弁 5 5を介して 2対の脚用袋 4 1 a , 4 l b及び 4 2 a , 4 2 bの夫々の対の為の 1対の分岐 管 4 9 a , 4 9 bに分岐された後に、 1対の分岐管 4 9 a , 4 9 bの夫々がさ らに分岐されて 2対の脚用袋 4 1 a , 4 1 b及び 4 2 a , 4 2 bの夫々の図示しない袷排気孔に接続さ れている。

第 1 3図及び第】 4図には、 圧縮空気非供給状態 （圧縮空 気急速排気状態） と圧縮空気供铪状態とにおける急速排気弁 5 5の縱断面図が示されている。 これらの図から明らかなように、 急速排気弁 5 5は、 バル ブハウジング 56と、 弁体 5 7 と、 複数のスぺーサ 58と、 複数の急速排気口 5 9 とを有している。 より詳細に説明する と、 バルブハウジング 56は、 短い円筒状の周壁とこの周壁 の一端の開口を閉塞する側壁とを有したハウジング本体 5 6 a と、 ハウジング本体 56 aの周壁の他端の開口を閉塞する ハウジング蓋 56 b と、 を備えている。 ハウジング本体 56 aの側壁の中央には第 1のポー ト 6 0が形成されていて、 ハ ウジング蓋 56 bの中央には第 2のポー ト 6 1が形成されて いる。 ハウジング本体 5 6 aの第 1のポー ト 6 0は脚載置部 3 3に配置された第 1 2図の 2対の脚用袋 4 1 a , 4 1 b及 び 4 2 a， 4 2 bの為の 1対の分岐管 4 9 a , 4 9 bに接続 され、 ハウジング蓋 5 6 bの第 2のポー ト 6 1 は第 1 2図の 電磁開閉弁 54に連結された給排気管 4 9が接続されている。

弁体 57はバルブハウジング 3 3の内径より も小径な円板 形状をしており、 バルブハウジング 5 6内にバルブハウジン グ 5 6の長手方向中心線に沿って移動自在に収納されている。 複数のスぺーサ 5 8はハウジング本体 56 aの上記側壁の 内面において第 1 ポー ト 6 0の回りの同心円上に相互に離間 して設けられていて、 複数のスぺーサ 5 8の夫々にバルブハ ゥジング 5 6の内部空間と外部空間とを連通する急速排気口 5 9が形成されている。

このように構成された急速排気弁 5 5は次のように動作す る。 すなわち、 エアーコンプレッサー 5 1が運転されている 間に第 2ポー ト 6 1 からバルブハウジング 5 6内に圧縮空気

7 が供給される圧縮空気供給時には、 圧縮空気の圧力により弁 体 57がハウジング本体 56 aの上記側壁に向かい移動され て、 第 14図に示されるように、 複数のスぺーサ 58の先端 に当接して急速排気口 59を閉塞する。 この状態で第 1ポー ト 60は複数のスベーサ 58によりハウジング本体 56 aの 上記側壁と弁体 57との間に確保される空隙を介して第 2ポ 一 ト 6 1に連通されているから、 第 2ポー ト 6 1から急速排 気弁 55に流入された圧縮空気は第 14図に矢印で示される ように上記空隙を介して第 1ポー ト 60から第 1 2図に示す 1対の分岐管 4 9 a， 4 9 bを経て 2対の脚用袋 4 1 a , 4 l b及び 4 2 a , 4 2 bへと供給される。

また、 エアーコ ンプレッサー 5 1の運転が停止される圧縮 空気非供給時には、 2対の脚用袋 4 l a , 4 l b及び 42 a , 4 2 b中の圧縮空気は自身の圧力により弁体 57をハウジン グ蓋 56 bに向かい移動させハウジング蓋 56 bの内側面に 当接させて第 2ポー ト 6 1を閉塞させる。 そのため、 2対の 脚用袋 4 l a , 4 1 b及び 4 2 a , 42 bから第 1ポー ト 6 0を介して急速排気弁 55に流出された圧縮空気は第 1 3図 に矢印で示されるように複数のスベーサ 58の複数の急速排 気口 59を介して外部空間に急速に排出される。 そして急速 排気弁 59の排気効率は、 分配切換器 53の排気効率より も 大であ。₀

第 1 2図に示された制御手段 50 bは、 図示しない C P U (中央演算処理装置） ， R OM ( リ ー ドオ ン リ ーメ モ リ） ， RAM (ラ ンダムアクセスメ モ リ） 等を備える周知のマイ ク 口コ ンピュータにより構成されており、 制御装置 7 0 a と、 排気時間タイマ 7 0 b と、 首肩用給気時間タイマ 7 0 c と、 背中用給気時間タイマ 7 0 d と、 背筋用铪気時間タイマ 7 0 e と、 腰用給気時間タイマ 7 0 f と、 尻用給気時間タイマ 7 O gと、 腿用給気時間タイマ 7 0 h と、 脚用給気時間タイマ 7 0 i と、 を備えている。

制御装置 7 0 aには各種の動作モー ドを実行させるプログ ラムが格納されており、 制御装置 7 0 aは選択された動作モ 一 ドに したがってエアーコ ンプレッサー 5 1 , 分配切換器 5 3および電磁開閉弁 54の動作を制御して、 座部 3 1の腿用 袋 34及び尻用袋 3 5と、 背凭れ部 3の腰用袋 3 6 a , 36 b、 首肩用袋 38 a , 38 b、 背中用袋 3 7 a , 3 7 b、 そ して背筋用袋 3 9 と、 に対して選択的に圧縮空気を供給する とと もに、 これらから選択的に圧縮空気を排気させる。

なお各種動作モー ドには ： 全身マッサージモー ド ； 上半身 マ ッサージモー ド ； 下半身マッサージモー ド ； 首肩， 背中， 背筋， 腰， 尻， 腿および脚の身体の各部分を単独にマッサ— ジする複数のポイ ン トマッサージモー ド ； そして、 全身， 上 半身， そして下半身マッサージモー ドのいずれか、 または脚 ボイ ン トマ ッサージモー ドを除く上記複数のボイ ン トマッサ —ジモー ドの中のいずれ力、、 と脚ボイ ン トマッサージモー ド とを組み合わせた複数の脚同期マッサージモー ド ； が含まれ ている。 そ してこれら各種動作モー ドは、 第 1 1図に示され ている肘掛け部 3 1 aの リ モー ト コ ン ト ローラ 4 0によ り制 御装置 7 0 aに入力される。 第 1 2図に示す如く 、 制御装置 7 0 aには排気時間タイマ 7 0 bが接铳されていて、 排気時間タイマ 7 0 bは、 座部 3 1 の腿用袋 34及び尻用袋 3 5と、 背凭れ部 3の腰用袋 36 a , 3 6 b、 首肩用袋 3 8 a， 38 b、 背中用袋 3 7 a , 3 7 b、 そして背筋用袋 3 9 と、 脚載置部 3 3の 2対の脚用袋 4 1 a , 4 1 b及び 4 2 a， 4 2 bの夫々に対する圧縮空気 の供給が停止されている間においてこれらの袋が着座者の体 重を受けて圧縮空気を排気している時間をこれらの袋の全て に共通に設定している。 そして、 制御装置 7 0 aは、 上述し た各種動作モー ドが設定された時に、 排気時間タイマ 7 0 b に設定されている排気時間に従いエアーコ ンプレ ッサー 5 1 の運転を断続的に所定時間停止させるとともに、 これと同期 して分配切換器 5 3及び電磁開閉弁 54を排気状態とする。 第 1 2図に示す如く、 制御装置 7 0 aにはさ らに、 首肩用 袋 38 a , 38 bの為の首肩用給気時間タイマ 7 0 c と、 背 中用袋 3 7 a , 3 7 bの為の背中用給気時間タイマ 7 0 d と、 背筋用袋 3 9の為の背筋用铪気時間タイマ 7 0 e と、 腰用袋 36 a , 36 bの為の腰用铪気時間タイマ 7 0 f と、 尻用袋

3 5の為の尻用給気時間タイマ 7 0 gと、 腿用袋 34の為の 腿用給気時間タイマ 7 O h と、 そして脚用袋 4 1 a , 4 1 b ,

4 2 a , 4 2 bの為の脚用铪気時間タイマ 7 0 i と、 が相互 に独立して接続されている。

これら給気時間タイマ 7 0 c 〜 7 0 i は、 夫々に対応する 袋 3 8 a , 38 b , 3 7 a , 3 7 b , 3 9 , 3 6 a , 3 6 b , 3 5 , 34 , 4 1 a , 4 1 b , 4 2 a , 4 2 bに圧縮空気を 96/29042 供給する時間を定めている。 そしてこれら給気時間タイマ 7 0 c〜7 0 i の中で、 背筋用給気時間タイマ 7 0 e と尻用給 気時間タイマ 7 0 gとに設定されている給気時間は、 その他 の給気時間タイマ 7 0 c， 7 0 d , 7 0 f , 7 0 h , 7 0 i に設定されている給気時間より も長く設定されている。

制御装置 7 0 aは、 上述した各種動作モー ドが設定された 時に、 铪気時間タイマ 7 0 c〜 7 0 i の中で選択された動作 モー ドに対応する ものに設定されている铪気時間に従いエア 一コ ンプレ ッサー 5 1の運転を断続的に続けるとと もに、 こ れと同期して分配切換器 5 3及び電磁開閉弁 5 4を選択され た動作モー ドに対応する袋が給気状態となるように制御する。 選択された動作モー ドに対応する袋は、 対応する铪気時間 タイマにより規定された時間内にエアーコ ンプレッサー 5 1 からの圧縮空気がフ ィ ルタータ ンク 1 9 , 分配切換器 5 3及 び Zまたは電磁開閉弁 5 4を介して供給されて膨脹し、 着座 者の身体の対応する部位を押圧する。 選択された動作モー ド に対応する袋はまた、 排気時間タイマ 7 0 bに設定されてい る共通の排気時間内に自身の内部空間中の圧縮空気を排出し て収縮する。

選択された動作モー ドに対応する袋がこのように膨脹と収 縮を繰り返すことにより、 膨脹と収縮を繰り返す袋に対応し た着座者の身体の種々の部分がマッサージされる。

ところで、 着座者の体重から尻用袋 3 5に負荷される力と 背凭れ部 3が大き く傾斜している間に着座者の体重から背筋 用袋 3 9に負荷される力の夫々は、 着座者の体重からこれら の袋 3 5 , 3 9以外の袋 （即ち、 首肩用袋 38 a , 38 b . 背中用袋 3 7 a , 3 7 b、 腰用袋 36 a， 36 b、 腿用袋 3 4、 そして脚用袋 4 1 a , 4 1 b , 4 2 a , 4 2 b ) に負荷 される力より も大きい。 従って同じ排気時間内に尻用袋 3 5 及び背筋用袋 3 9の夫々から排気される圧縮空気の量はこれ らの袋 3 5 , 3 9以外の袋の夫々から排気される圧縮空気の 量より も多く なる。 このことは、 同じ排気時間が終了した後 に尻用袋 3 5及び背筋用袋 3 9の夫々に残留する圧縮空気の 量がこれらの袋 3 5, 3 9以外の袋の夫々に残留する圧縮空 気の量に比べ少なく なることを意味している。

この為に、 上述した如く、 給気時間タイマ 7 0 c〜 7 0 i の中で、 背筋用铪気時間タイマ 7 0 e と尻用給気時間タイマ 7 0 g とに設定されている給気時間を、 その他の給気時間夕 イマ 7 0 c , 7 0 d , 7 0 f , 7 0 h , 7 0 i に設定されて いる給気時間より も長く設定することにより、 次に圧縮空気 が供給された時に尻用袋 3 5及び背筋用袋 3 9の夫々に供給 される圧縮空気の量をこれらの袋 3 5 , 3 9以外の袋の夫々 に供給される圧縮空気の量に比べて多く している。

この結果と して、 尻用袋 3 5および背筋用袋 3 9の少なく ともいずれかを使用する動作モー ドにおいて給気時間が終了 した時の使用される尻用袋 3 5および Zまたは背筋用袋 3 9 の夫々の膨脹量を、 これらの袋 3 5および Zまたは 3 9に着 座者の体重から負荷される力が他の袋に比べると大きいにも 関わらず、 上記動作モー ドにおいて使用されるこれらの袋 3 5 , 3 9以外の袋の蟛脹量と略同じにできる。 そのため、 尻 用袋 3 5および背筋用袋 3 9の少なく と もいずれかを使用す る動作モー ドにおいても、 上記動作モー ドにおいて膨脹 · 収 縮される種々の袋は着座者の身体の対応する部位を均一な強 さで圧迫して充分なマッサ一ジ効果を得ることができる。

また、 この実施の形態では、 着座者の体重から負荷される 力が最も小さい脚載置部 3 3中の脚用袋 4 1 a , 4 1 b , 4 2 a , 4 2 bの為の給排気管 4 9には急速排気弁 5 5が設け られているので、 脚用袋 4 1 a , 4 1 b , 4 2 a , 4 2 bの みを使用する脚ポィ ン トマッサージモー ド及び脚用袋 4 1 a， 4 1 b , 4 2 a , 4 2 bを他の袋と組み合わせて使用する複 数の脚同期マッサージモー ドの夫々において共通の排気時間 内で脚用袋 4 1 a , 4 1 b , 4 2 a , 4 2 bを他の袋と同じ く収縮させることが出来る。

急速排気弁 5 5がなければ脚用袋 4 1 a , 4 1 b , 4 2 a , 4 2 bの充分な収縮を待ってから次の膨脹を行なわなければ ならない。 従ってこの場合には、 脚ポイ ン トマッサージモー ド及び複数の脚同期マッサージモー ドにおいては、 脚用袋 4 l a , 4 1 b , 4 2 a , 4 2 bやこれら脚用袋と組み合わせ て使用される他の袋の膨脹 *収縮のサイ クルを、 脚用袋 4 1 a , 4 1 b , 4 2 a , 4 2 bを使用しない場合のこれら脚用 袋以外の他の袋の膨脹♦収縮のサイ クルに比べ遅く しなけれ ばならず、 効率良く充分なマッサージ効果を得ることが出来 なかった。

このような急速排気弁 5 5がない場合に比べると、 上述し た如く脚用袋 4 1 a , 4 1 b , 4 2 a , 4 2 bを他の袋と同 じサイ クルで膨脹♦収縮させることが出来るこの実施の形態 では、 脚ポイ ン トマッサージモー ド及び複数の脚同期マッサ ージモー ドにおいても効率良く充分なマッサージ効果を得る ことが出来る。

第 1 5図には、 本発明の第 4の実施形態に係る椅子式エア 一マッサージ機の要部である圧縮空気制御装置 5 0 ' の構造 が概略的に示されている。

なお、 第 4の実施形態の椅子式エアーマッサージ機の構成 は、 第 1 5図に示す圧縮空気制御装置 5 0 ' の制御手段 5 0 b ' の構成の一部及び尻用袋 3 5 ' 及び背筋用袋 3 9 ' の夫 々の寸法が第 1 1図乃至第 1 4図を参照して前述した本発明 の第 3の実施形態に係る椅子式エアーマッサージ機のこれら と異なっている以外は、 前述した本発明の第 3の実施形態に 係る椅子式エア一マッサージ機の構成と同じである。 従って、 第 4の実施形態の椅子式エアーマッサージ機において前述し た本発明の第 3の実施形態に係る椅子式エアーマッサージ機 の構成部材と同じかまたは同等の構成部材には上記第 3の実 施形態に係る椅子式エア一マッサージ機の構成部材に付され ていた参照符号と同じ参照符号を付して、 これら同じかまた は同等の構成部材についての詳細な説明は省略する。

第 4の実施形態の圧縮空気制御装置 5 0 ' の制御手段 5 0 b ' は、 第 1 5図に示す如く 、 第 1 2図に示された第 3の実 施形態の圧縮空気制御装置 5 0の制御手段 5 0 bの首肩用袷 気時間タイマ 7 0 c , 背中用袷気時間タイマ 7 0 d， 背筋用 铪気時間タイマ 7 0 e , 腰用袷気時間タイマ 7 0 f , 尻用袷 気時間タイマ 7 0 g , 腿用給気時間タイマ 7 0 h , そして脚 用給気時間タイマ 7 0 i に代わり、 首肩用袋 38 a， 38 b , 背中用袋 37 a , 3 7 b、 背筋用袋 3 9 ' 、 腰用袋 36 a， 36 b、 尻用袋 3 5 ' 、 腿用袋 34、 そして脚用袋 4 1 a ,

4 1 b , 4 2 a , 4 2 bの夫々に共通な給気時間タイマ 7 0 j を備えている。 給気時間タイマ 7 0 j には、 これら全ての 袋に対して共通の圧縮空気給気時間が設定されている。

即ち第 4の実施形態の圧縮空気制御装置 5 0 ' の制御手段

5 0 b ' は、 前述の第 3の実施形態に関して説明した種々の 動作モー ド （マッサージモー ド） のいずれかが設定されてい る間に、 エアーコンプレッサー 1 7を給気時間タイマ 7 0 j に設定されている所定の铪気時間毎に断続的に動作させると と もに、 分配切換器 5 3及び/または電磁開閉弁 54により 選択された動作モー ドに対応する袋に圧縮空気を供給させる。

この実施形態では、 全ての袋についての圧縮空気排気時間 が共通の排気時間タイマ 7 0 bにより相互に同じに設定され ているとともに、 全ての袋についての圧縮空気铪気時間が共 通の給気時間タイマ 7 0 j により相互に同じに設定されてお り、 しかも着座者の体重により負荷される力が他の袋より も 大きな尻用袋 3 5および背筋用袋 3 9の夫々の容積が上記他 の袋の容穑に比べて小さ く設定されている。 従って、 尻用袋 3 5および背筋用袋 3 9の少なく と もいずれかが上記他の袋 と組み合わされて使用される動作 （マッサージ） モー ドにお いて、 所定の給気時間が終了した後に使用された尻用袋 3 5 および または背筋用袋 3 9の膨脹量を、 これらの袋 3 5お

4 よび/または 3 9に着座者の体重により負荷される力が他の 袋より も大きいにもかかわらず、 上記他の袋の膨脹量と比べ ると略同じにすることが出来る。 即ち、 使用された尻用袋 3 5および または背筋用袋 3 9と上記他の袋に共通の膨脹完 了時にこれらの袋の硬さを相互に略同じにして、 使用された これらの袋が着座者の対応する部位を押圧する力を略同じに するこ とが出来る。 従って着座者は、 使用されたこれらの袋 のいずれからも対応する部位の全てについて充分なマッサー ジ効果を得ることが出来る。

第 1 6図には、 本発明の第 5の実施形態に係る椅子式エア 一マッサージ機の要部である圧縮空気制御装置 5 0 ' ' の構 造が概略的に示されている。

なお、 第 5の実施形態の椅子式エアーマッサージ機の構成 は、 第 1 6図に示す圧縮空気制御装置 5 0 ' ' の制御手段 5 0 b ' の構成の一部及び尻用袋 3 5及び背筋用袋 3 9の給排 気管 4 4 '， 4 6 ' の夫々の寸法が第 1 1図乃至第 1 4図を 参照して前述した本発明の第 3の実施形態に係る椅子式エア 一マッサ一ジ機のこれらと異なつている以外は、 前述した本 発明の第 3の実施形態に係る椅子式エアーマッサージ機の構 成と同じである。 従って、 第 5の実施形態の椅子式エアーマ ッサージ機において前述した本発明の第 3の実施形態に係る 椅子式エアーマッサージ機の構成部材と同じかまたは同等の 構成部材には上記第 3の実施形態に係る椅子式エア—マッサ ージ機の構成部材に付されていた参照符号と同じ参照符号を 付して、 これら同じかまたは同等の構成部材についての詳細 な説明は省略する。

第 5の実施形態の圧縮空気制御装置 50 の制御手段 5 O b ' は、 第 1 6図に示す如く 、 第 1 2図に示ざれた第 3の 実施形態の圧縮空気制御装置 50の制御手段 5 O bの首肩用 給気時間タイマ 70 c , 背中用給気時間タイマ 70 d， 背筋 用袷気時間タイマ 70 e， 腰用給気時間タイマ 70 f , 尻用 給気時間タイマ 70 g, 腿用給気時間タイマ 7 0 h, そして 脚用給気時間夕イマ 70 i に代わり、 首肩用袋 38 a , 38 b、 背中用袋 37 a , 37 b、 背筋用袋 39、 腰用袋 36 a . 36 b、 尻用袋 35、 腿用袋 34、 そして脚用袋 4 1 a , 4 l b, 42 a , 42 bの夫々に共通な給気時間タイマ 70 j を備えている。 給気時間タイマ 70 j には、 これら全ての袋 に対して共通の圧縮空気給気時間が設定されている。

即ち第 5の実施形態の圧縮空気制御装置 50 ' ' の制御手 段 5 O b ' は、 前述の第 3の実施形態に関して説明した種々 の動作モー ド （マッサージモー ド） のいずれかが設定されて いる間に、 エア一コ ンプレ ッサー 1 7を給気時間タイマ 7 0 j に設定されている所定の給気時間毎に断続的に動作させる とと もに、 分配切換器 53及び Zまたは電磁開閉弁 54によ り選択された動作モー ドに対応する袋に圧縮空気を供給させ る。

この実施形態では、 全ての袋についての圧縮空気排気時間 が共通の排気時間タイマ 70 bにより相互に同じに設定され ているとと もに、 全ての袋についての圧縮空気給気時間が共 通の铪気時間タイマ 7 0 j により相互に同じに設定されてお り、 しかも着座者の体重により負荷される力が他の袋より も 大きな尻用袋 35および背筋用袋 39の給排気管 44 ' , 4 6 ' の夫々の流路抵抗を他の袋の給排気管 4 3, 4 5, 47， 48， そして 49の夫々の流路抵抗より も小さく 設定する為 に、 尻用袋 35および背筋用袋 39の給排気管 44 ' , 46 ' の夫々と他の袋の給排気管 43 , 4 5, 4 7, 48, そし て 49の夫々の長さが等しく設定されているとともに、 尻用 袋 35および背筋用袋 39の給排気管 44 ' , 46 ' の夫々 の管径は他の袋の給排気管 43, 4 5， 4 7， 48, そして 4 9の夫々の管径より も大きく設定されている。 即ち、 着座 者の体重により負荷される力が他の袋より も大きな尻用袋 3 5および背筋用袋 39に対して単位時間当たりに供給出来る、 そしてこれらから単位時間当たりに排出出来る圧縮空気の量 (給排気効率） を、 上記他の袋に対して単位時間当たりに供 給出来る、 そしてこれらから単位時間当たりに排出出来る圧 縮空気の量 （給排気効率） に比べて、 大き く するこ とが出来 る。

なお尻用袋 35および背筋用袋 39の給排気管 44 ' , 4 6 ' の夫々 と他の袋の铪排気管 4 3 , 4 5， 47, 48, そ して 4 9の夫々 との間に上述した如き流路抵抗の差異を生じ させる為には、 尻用袋 3 5および背筋用袋 39の袷排気管 4 4 ' , 46 ' の夫々 と他の袋の給排気管 4 3， 4 5， 47, 48, そして 4 9の夫々の菅径を等し く設定すると もに尻用 袋 35および背筋用袋 39の給排気管 44 '， 4 6 ' の夫々 の長さを他の袋の給排気管 4 3， 4 5， 4 7 , 48, そ して 4 9の夫々の長さより も短く設定しても良いし、 尻用袋 3 5 および背筋用袋 3 9の袷排気管 4 4 ' ， 4 6 ' の夫々 と他の 袋の給排気管 4 3 , 4 5 , 4 7 , 4 8， そして 4 9の夫々の 菅径及び長さを等しく設定すると もに他の袋の給排気管 4 3 ,

4 5 . 4 7 . 4 8 , そして 4 9の夫々に給排気抵抗部材を装 着しても良い。

従って、 尻用袋 3 5および背筋用袋 3 9の少なく と もいず れかが上記他の袋と組み合わされて使用される動作 （マッサ ージ） モー ドにおいて、 所定の袷気時間が終了した後に使用 された尻用袋 3 5および/または背筋用袋 3 9の膨脹量を、 これらの袋に対して着座者の体重により負荷される力が他の 袋より も大きいにもかかわらず、 上記他の袋の膨脹量と比べ て略同じにすることが出来る。 即ち、 使用された尻用袋 3 5 および Zまたは背筋用袋 3 9と上記他の袋に共通の膨脹完了 時にこれらの袋の硬さを相互に略同じにして、 使用されたこ れらの袋が着座者の対応する部位を押圧する力を略同じにす ることが出来る。 従って着座者は、 使用されたこれらの袋の いずれからも対応する部位の全てについて充分なマッサージ 効果を得ることが出来る。

第 1 7図には、 本発明の第 6の実施形態に係る椅子式エア 一マッサージ機の要部である圧縮空気制御装置 5 0 ' ' ' の 構造が概略的に示されている。

なお、 第 6の実施形態の椅子式エアーマッサージ機の構成 は、 第 1 7図に示す圧縮空気制御装置 5 0 ' の制御手段

5 0 b ' ' の構成の一部が第 1 1図 至第 1 4図を参照して 前述した本発明の第 3の実施形態に係る椅子式エアーマッサ ージ機の圧縮空気制御装置 5 0の制御手段 5 0 bの構成の一 部と異なっている以外は、 前述した本発明の第 3の実施形態 に係る椅子式エアーマッサージ機の構成と同じである。 従つ て、 第 6の実施形態の椅子式エアーマッサージ機において前 述した本発明の第 3の実施形態に係る椅子式エアーマッサ一 ジ機の構成部材と同じかまたは同等の構成部材には上記第 3 の実施形態に係る椅子式エアーマッサージ機の構成部材に付 されていた参照符号と同じ参照符号を付して、 これら同じか または同等の構成部材についての詳細な説明は省略する。 第 6の実施形態の圧縮空気制御装置 5 0 ' ' ' の制御手段 5 0 b ' ' は、 第 1 7図に示す如く 、 第 1 2図に示された第 3の実施形態の圧縮空気制御装置 5 0の制御手段 5 0 bの首 肩用給気時間タイマ 7 0 c， 背中用給気時間タイマ 7 0 d , 背筋用給気時間タイマ 7 0 e , 腰用給気時間タイマ 7 0 f , 尻用給気時間タイマ 7 ◦ g , 腿用铪気時間タイマ 7 0 h , そ して脚用給気時間タイマ 7 0 i に代わり、 首肩用袋 38 a , 3 8 b、 背中用袋 3 7 a， 3 7 b、 背筋用袋 3 9、 腰用袋 3 6 a , 3 6 b、 尻用袋 3 5、 腿用袋 34、 そして脚用袋 4 1 a , 4 1 b , 4 2 a , 4 2 bの夫々に共通な給気時間タイマ 7 0 j を備えている。 給気時間タイマ 7 0 j には、 これら全 ての袋に対して共通の圧縮空気袷気時間が設定されている。 即ち第 6の実施形態の圧縮空気制御装置 5 0 ' ' の制御手 段 5 O b ' ' は、 前述の第 3の実施形態に関して説明した種 々の動作モー ド （マッサージモー ド） のいずれかが設定され ている間に、 エアーコ ンプレ ッサー 1 7を給気時間タイマ 7 0 j に設定されている所定の給気時間毎に断続的に動作させ るとともに、 分配切換器 5 3及び/または電磁開閉弁 54に より選択された動作モー ドに対応する袋に圧縮空気を供給さ せる。

第 6の実施形態の圧縮空気制御装置 5 0 ' ' ' の制御手段 5 0 b ' ' ではさ らに、 第 1 7図に示す如く 、 制御装置 7 0 aに対して、 第 1 2図に示された第 3の実施形態の圧縮空気 制御装置 5 0の制御手段 5 O bの共通の排気時間タイマ 7 0 bに代わり、 首肩用袋 38 a , 38 bの為の首肩用排気時間 タイマ 7 0 1 と、 背中用袋 3 7 a， 3 7 bの為の背中用排気 時間タイマ 7 0 mと、 背筋用袋 3 9の為の背筋用排気時間夕 イマ 7 0 η と、 腰用袋 3 6 a， 3 6 bの為の腰用排気時間タ イマ 7 0 ο と、 尻用袋 3 5の為の尻用排気時間タイマ 7 0 ρ と、 腿用袋 34の為の腿用排気時間タイマ 7 0 Q と、 そして 脚用袋 4 1 a , 4 1 b , 4 2 a , 4 2 bの為の脚用吸気時間 タイマ 7 0 r と、 が相互に独立して接続されている。

これら排気時間タイマ 7 0 1 〜 7 0 r は、 夫々に対応する 袋 38 a , 3 8 b , 3 7 a , 3 7 b , 3 9 , 3 6 a , 36 b , 3 5 , 34 , 4 1 a , 4 1 b , 4 2 a , 4 2 bから圧縮空気 を排気する時間を定めている。 そしてこれら排気時間タイマ 7 0 l 〜 7 0 rの中で、 背筋用排気時間タイマ 7 0 η と尻用 排気時間タイマ 7 0 ρ とに設定されている排気時間は、 その 他の排気時間タイマ 7 0 し 7 0 m, 7 0 ο , 7 0 q , 7 0 r に設定されている排気時間より も短く 設定されている。 一 5 】 一 制御装置 7 0 aは、 上述した各種動作 （マ ッサージ） モー ドが設定された時に、 排気時間タイマ 7 0 1 〜 7 0 rの中で 選択された動作モー ドに対応するものに設定されている排気 時間に従いエアーコ ンプレッサー 5 1の運転を断続的に停止 させるとともに、 これと同期して分配切換器 5 3及び電磁開 閉弁 54を選択された動作モー ドに対応する袋が非給気状態 となるように制御する。

選択された動作モー ドに対応する袋からは、 所定の圧縮空 気供給時間中にこれらの袋に供給されていた圧縮空気が、 対 応する排気時間タイマにより規定された時間内に分配切換器 5 3及び または急速排気弁 5 5を介して外部に排出される。 選択された動作モー ドに対応する袋がこのように膨脹と収 縮を繰り返すことにより、 膨脹と収縮を繰り返す袋に対応し た着座者の身体の種々の部分がマッサージされる。

ところで、 着座者の体重から尻用袋 3 5に負荷される力と 背凭れ部 3が大き く傾斜している間に着座者の体重から背筋 用袋 3 9に負荷される力の夫々は、 着座者の体重からこれら の袋 3 5， 3 9以外の袋 （即ち、 首肩用袋 38 a , 3 8 b . 背中用袋 3 7 a， 3 7 b、 腰用袋 3 6 a , 3 6 b、 腿用袋 3 4、 そ して脚用袋 4 1 a , 4 1 b , 4 2 a , 4 2 b ) に負荷 される力より も大きい。 従って、 同じ排気時間内に尻用袋 3 5及び背筋用袋 3 9の夫々から排気される圧縮空気の童はこ れらの袋 3 5 , 3 9以外の袋 3 8 a， 3 8 b , 3 7 a , 3 7 b , 3 6 a , 3 6 b , 34 , 4 1 a , 4 1 b， 4 2 a , 4 2 bの夫々から排気される圧縮空気の量より も多く なる。 も し も尻用袋 35及び背筋用袋 39に設定された排気時間がこれ らの袋 35, 39以外の袋 38 a , 38 b, 37 a , 37 b, 36 a , 36 b , 34， 4 1 a , 4 1 b , 42 a , 4 2 bに 設定された排気時間と同じであると、 同じ排気時間が終了し た後に尻用袋 35及び背筋用袋 39の夫々に残留する圧縮空 気の量がこれらの袋 35, 39以外の袋の夫々に残留する圧 縮空気の量に比べ少なく なる。

この為に、 上述した如く 、 排気時間タイマ 70 1〜 70 r の中で、 背筋用排気時間タイマ 70 nと尻用排気時間タイマ 70 pとに設定されている排気時間を、 その他の排気時間タ イマ 70 1 , 70 m, 70 ο , 70 q , 70 rに設定されて いる排気時間より も短く設定することにより、 尻用袋 35及 び背筋用袋 39及びこれらの袋 35, 39以外の袋 38 a ,

38 b , 37 a , 37 b， 36 , 36 b , 34， 4 1 a ,

4 1 b, 4 2 a , 4 2 bの夫々の排気時間が終了した後に尻 用袋 35及び背筋用袋 39に残留する圧縮空気の量をこれら の袋 35, 39以外の袋の夫々に残留する圧縮空気の量に比 ベ多く している。

この結果と して、 尻用袋 35および背筋用袋 39の少なく ともいずれかを使用する動作モー ドにおいて共通の袷気時間 が終了した時の使用される尻用袋 35および Zまたは背筋用 袋 39の夫々の膨脹量を、 これらの袋 3 5および Zまたは 3 9に着座者の体重から負荷される力が他の袋に比べると大き いにも関わらず、 上記動作モー ドにおいて使用されるこれら の袋 35, 39以外の袋の膨脹量と略同じにできる。 そのた め、 尻用袋 3 5および背筋用袋 3 9の少なく ともいずれかを 使用する動作モー ドにおいても、 上記動作モー ドにおいて膨 脹 *収縮される種々の袋は着座者の身体の対応する部位を均 —な強さで圧迫して充分なマッサージ効果を得ることができ る

なお、 本発明は前記各実施形態には制約されない。 例えば、 脚支持体 3 3は省略してもよい。 また、 第 1 1図乃至第 1 7 図に示された如き第 3の実施形態乃至第 6の実施形態におい て、 背筋用袋 3 9に関して採用された各種の調整手段 （給気 時間または排気時間の変更、 袋の容積の変更、 袋に対する給 排気管の流路抵抗の変更等） を無く し背筋用袋 3 9を尻用袋 3 5以外の他の袋と同様に扱う ことが出来、 腿用袋 3 4にも 尻用袋 3 5に関して採用された各種の調整手段 （給気時間ま たは排気時間の変更、 袋の容積の変更、 袋に対する袷排気管 の流路抵抗の変更等） と同様の調整手段を採用することが出 来る。

また、 尻用袋 3 5及び背筋用袋 3 9以外の他の袋に対して も、 着座者の体重がこれら他の袋に負荷する力に応じて、 尻 用袋 3 5及び背筋用袋 3 9に採用されていた前述の各種の調 整手段 （給気時間または排気時間の変更、 袋の容積の変更、 袋に対する給排気管の流路抵抗の変更等） を採用しするこ と が出来る。 産業上の利用可能性

本発明の椅子式エアーマッサージ機は、 圧縮空気の袷排気 により袋を膨脹 · 収縮させ、 この袋により椅子に座った使用 者の身体に断続的に圧迫を加えてマッサージをする。

Claims

請 求 の 範 囲

1. 座部 （ 2 ) とこの座部の後端に設けられた背凭れ部 ( 3 ) とを有する椅子本体 （ 1 ) と ；

座部および背凭れ部のうち少なく とも座部に設けられ 圧縮空気の給排気に伴って膨脹 · 収縮をする袋 （4 , 5 , 1 0 ) と ；

この袋に対する圧縮空気の給排気を制御する圧縮空気 制御装置 （ 1 1 ) と ； を備えており、

上記座部 （ 2 ) に設けられた袋 （4 , 5 ) が背凭れ部 側に位置する後縁部 （4 a , 5 a ) を上記座部に固定されて いる、

ことを特徴と している椅子式エア一マッサージ機。

2. 座部 （ 2 ) とこの座部の後端に設けられた背凭れ部 ( 3 ) とを有する椅子本体 （ 1 ) と ；

座部および背凭れ部のうち少なく と も背凭れ部に設け られ圧縮空気の給排気に伴って膨脹 ·収縮をする袋 （4 , 5 , 1 0 ) と ；

この袋に対する圧縮空気の給排気を制御する圧縮空気 制御装置 （ 1 1 ) と ； を備えており、

上記背凭れ部 （ 3 ) に設けられた袋 （ 1 0 ) が上端部 ( 1 0 ) を上記背凭れ部に固定されている、

ことを特徴と している椅子式エアーマッサージ機。

3. 座部 （ 2 ) とこの座部の後端に設けられた背凭れ部 ( 3 ) とを有する椅子本体 （ 1 ) と ；

座部および背凭れ部の夫々に設けられ圧縮空気の袷排 気に伴って膨脹 ·収縮をする袋 （4 , 5， 1 0 ) と ；

これらの袋に対する圧縮空気の給排気を制御する圧縮 空気制御装置 （ 1 1 ) と ； を備えており、

上記座部 （ 2 ) に設けられた袋 （4 , 5 ) が背凭れ部 側に位置する後縁部 （4 a , 5 a ) を上記座部に固定されて いるとともに、 上記背凭れ部に設けられた袋が上端部 （ 1 0 a ) を上記背凭れ部に固定されている、

ことを特徴と している椅子式エアーマッサージ機。

4. 座部 （ 3 1 ) とこの座部の後端に設けられた背凭れ部 ( 3 2 ) とを有する椅子本体 （ 3 0 ) と ；

座部および背凭れ部の夫々に設けられ圧縮空気の铪排 気に伴って膨脹♦収縮をする袋 （ 34 , 3 5 , 3 6 a , 3 6 b , 3 7 a , 3 7 b , 38 a , 3 8 b , 3 9 , 4 1 a , 4 1 b , 4 2 a , 4 2 b ) と ；

これらの袋に対する圧縮空気の給排気を制御する圧縮 空気制御装置 （ 5 0 ) と ； を備えており、

上記圧縮空気制御装置 （ 5 0 ) 力《、 上記袋 （ 34 , 3 5 , 3 6 a , 3 6 b , 3 7 a , 3 7 b , 3 8 a , 38 b , 3 9， 4 1 a , 4 1 b , 4 2 a , 4 2 b ) の夫々における排気 時間を相互に同じに設定するとと もに、 上記袋の中で上記椅 子本体 （ 3 0 ) に座った着座者の体重が他の袋 （ 34， 3 6 a , 3 6 b , 3 7 a , 3 7 b , 38 a , 38 b , 4 1 a , 4 l b , 4 2 a , 4 2 b ) に比べて比較的大きく 負荷される袋 ( 3 5 , 3 9 ) における給気時間を、 上記他の袋 （ 34 , 3 6 a , 36 b , 3 7 a , 3 7 b , 38 a , 38 b , 4 1 a , 4 1 b , 4 2 a , 4 2 b ) における給気時間より も長く設定 する、

ことを特徴と している椅子式エアーマッサージ機。

5. 上記袋の中で上記椅子本体 （ 3 0 ) に座った着座者の 体重が他の袋 （ 34 , 3 6 a , 3 6 b , 3 7 a , 3 7 b , 3 8 a , 38 b , 4 1 a , 4 1 b， 4 2 a , 4 2 b ) に比べて 比較的大き く 負荷される袋 （ 3 5 ) は上記座部 （ 3 1 ) に配 置されている、 ことを特徴と している請求項 4に記載の椅子 式エアーマッサージ機。

6. 上記袋の中で上記椅子本体 （ 3 0 ) に座った着座者の 体重が他の袋 （ 34 , 36 a , 3 6 b , 3 7 a , 3 7 b , 3 8 a， 38 b， 4 1 a , 4 1 b , 4 2 a , 4 2 b ) に比べて 比較的大き く 負荷される袋 （ 3 9 ) は上記背凭れ部 （ 3 2 ) において着座者の背筋に対応して配置されている、 ことを特 徴と している請求項 4に記載の椅子式エア一マッサージ機。

7. 座部 （ 3 1 ) とこの座部の後端に設けられた背凭れ部 ( 3 2 ) とを有する椅子本体 （ 3 0 ) と ；

座部および背凭れ部の夫々に設けられ圧縮空気の袷排 気に伴って膨脹 · 収縮をする袋 （ 34 , 3 5 , 3 6 a , 3 6 b , 3 7 a , 3 7 b , 3 8 a , 3 8 b , 3 9 , 4 1 a , 4 1 b , 4 2 a , 4 2 b ) と ；

これらの袋に対する圧縮空気の袷排気を制御する圧縮 空気制御装置 （ 5 0 ' ) と ； を備えており、

上記圧縮空気制御装置 （ 5 0 ' ) が上記袋 （ 34 , 3 5 , 3 6 a , 3 6 b , 3 7 a , 3 7 b , 3 8 a , 3 8 b , 3 9 , 4 1 a , 4 1 b， 4 2 a , 4 2 b ) の夫々における給気 時間を相互に同じに設定するとと もに排気時間を相互に同じ に設定し、 また上記袋の中で上記椅子本体 （ 3 0 ) に座った 着座者の体重が他の袋 （ 34 , 3 6 a , 3 6 b , 3 7 a , 3 7 b , 3 8 a , 3 8 b , 4 1 a， 4 1 b , 4 2 a , 4 2 b ) に比べて比較的大き く負荷される袋 （ 3 5， 3 9 ) の容積が、 上記他の袋 （ 34， 3 6 a , 3 6 b , 3 7 a , 3 7 b . 3 8 a , 3 8 b , 4 1 a , 4 1 b， 4 2 a , 4 2 b ) の容積より も小さ く設定されている、

ことを特徴と している椅子式エアーマッサージ機。

8. 上記袋の中で上記椅子本体 （ 3 0 ) に座った着座者の 体重が他の袋 （ 34 , 3 6 a , 3 6 b , 3 7 a , 3 7 b , 3 8 a , 3 8 b , 4 1 a , 4 1 b , 4 2 a , 4 2 b ) に比べて 比較的大き く 負荷される袋 （ 3 5 ) は上記座部 （ 3 1 ) に配 置されている、 ことを特徴と している請求項 7に記載の椅子 式エアーマッサージ機。

9. 上記袋の中で上記椅子本体 （ 3 0 ) に座った着座者の 体重が他の袋 （ 34， 3 6 a， 36 b , 3 7 a , 3 7 b , 3 8 a , 38 b， 4 1 a , 4 1 b , 4 2 a , 4 2 b ) に比べて 比較的大き く負荷される袋 （ 3 9 ) は上記背凭れ部 （ 3 2 ) において着座者の背筋に対応して配置されている、 ことを特 徴と している請求項 7に記載の椅子式エアーマッサージ機。

1 0. 座部 （ 3 1 ) とこの座部の後端に設けられた背凭れ 部 （ 3 2 ) とを有する椅子本体 （ 3 0 ) と ；

座部および背凭れ部の夫々に設けられ圧縮空気の給排 気に伴って膨脹 · 収縮をする袋 （ 34， 3 5 , 3 6 a , 36 b , 3 7 a , 3 7 b , 38 a , 38 b , 3 9 , 4 1 a , 4 1 b， 4 2 a , 4 2 b ) と ；

これらの袋に対する圧縮空気の給排気を制御する圧縮 空気制御装置 （ 5 0 ' ' ) と ； を備えており、

上記圧縮空気制御装置 （ 5 0 ' ' ) が上記袋 （ 34 , 3 5 , 3 6 a , 3 6 b , 3 7 a , 3 7 b , 3 8 a , 3 8 b , 3 9 , 4 1 a , 4 1 b , 4 2 a , 4 2 b ) の夫々における铪 気時間を相互に同じに設定するとともに排気時間を相互に同 じに設定し、 また上記袋の中で上記椅子本体 （ 3 0 ) に座つ た着座者の体重が他の袋 （ 34， 3 6 a , 3 6 b , 3 7 a , 3 7 b , 3 8 a , 3 8 b , 4 1 , 4 1 b , 4 2 a , 4 2 b ) に比べて比較的大き く 負荷される袋 （ 3 5 , 3 9 ) の袷排気 抵抗が、 上記他の袋 （ 34 , 3 6 a , 3 6 b , 3 7 a , 3 7 b， 3 8 a , 3 8 b , 4 1 a , 4 1 b , 4 2 a , 4 2 b ) の 給排気抵抗より も小さ く設定されている、

ことを特徴と している椅子式エアーマッサージ機。

1 1. 上記袋の中で上記椅子本体 （ 3 0 ) に座った着座者 の体重が他の袋 （ 34， 3 6 a , 3 6 b , 3 7 a , 3 7 b , 38 a , 38 b , 4 1 a , 4 1 b , 4 2 a , 4 2 b ) に比べ て比較的大き く負荷される袋 （ 3 5 ) は上記座部 （ 3 1 ) に 配置されている、 ことを特徴と している請求項 1 0に記載の 椅子式エアーマッサージ機。

1 2. 上記袋の中で上記椅子本体 （ 3 0 ) に座った着座者 の体重が他の袋 （ 34 , 3 6 a , 3 6 b . 3 7 a , 3 7 b , 3 8 a , 38 b , 4 1 a , 4 1 b , 4 2 a , 4 2 b ) に比べ て比較的大き く負荷される袋 （ 3 9 ) は上記背凭れ部 （ 3 2 ) において着座者の背筋に対応して配置されている、 ことを特 徴と している請求項 1 0に記載の椅子式エアーマッサージ機。

1 3. 座部 （ 3 1 ) とこの座部の後端に設けられた背凭れ 部 （ 3 2 ) とを有する椅子本体 （ 3 0 ) と ：

座部および背凭れ部の夫々に設けられ圧縮空気の給排 気に伴って膨脹 · 収縮をする袋 （ 34 , 3 5， 3 6 a , 3 6 b , 3 7 a , 3 7 b , 38 a , 3 8 b , 3 9 , 4 1 a , 4 1 b , 4 2 a , 4 2 b ) と ；

これらの袋に対する圧縮空気の袷排気を制御する圧縮 空気制御装置 （ 5 0 ' ' ' ) と ； を備えており、 上記圧縮空気制御装置 （ 5 0 ' ' ' ) が上記袋 （ 34 , 3 5， 36 , 36 b , 3 7 a , 3 7 b , 38 a , 38 b , 3 9， 4 1 a , 4 1 b , 4 2 a , 4 2 b ) の夫々における給 気時間を相互に同じに設定するとともに、 また上記袋の中で 上記椅子本体 （ 3 0 ) に座った着座者の体重が他の袋 （ 34 ,

36 a , 3 6 b , 3 7 a , 3 7 b , 38 a , 38 b , 4 1 a ,

4 1 b , 4 2 a , 4 2 b ) に比べて比較的大き く 負荷される 袋 （ 3 5 , 3 9 ) の排気時間を、 上記他の袋 （ 34 , 3 6 a ,

36 b , 3 7 a , 3 7 b , 38 a , 3 8 b , 4 1 a , 4 1 b，

4 2 a , 4 2 b ) の排気時間より も短く 設定する、

ことを特徴と している椅子式エア一マッサージ機。

1 4. 上記袋の中で上記椅子本体 （ 3 0 ) に座った着座者 の体重が他の袋 （ 34 , 3 6 a , 3 6 b , 3 7 a , 3 7 b , 38 a , 3 8 b , 4 1 a , 4 1 b , 4 2 a， 4 2 b ) に比べ て比較的大きく負荷される袋 （ 3 5 ) は上記座部 （ 3 1 ) に 配置されている、 ことを特徴と している請求項 1 3に記載の 椅子式エアーマッサージ機。

1 5. 上記袋の中で上記椅子本体 （ 3 0 ) に座った着座者 の体重が他の袋 （ 34 , 36 a , 36 b , 3 7 a , 3 7 b , 38 a , 3 8 b , 4 1 a , 4 1 b , 4 2 a , 4 2 b ) に比べ て比較的大き く 負荷される袋 （ 3 9 ) は上記背凭れ部 （ 3 2 ) において着座者の背筋に対応して配置されている、 こ とを特 徴と している請求項 1 3に^載の椅子式エア一マッサージ機。