WO1996009612A1

WO1996009612A1 - Machine d'alignement de billets

Info

Publication number: WO1996009612A1
Application number: PCT/JP1994/001563
Authority: WO
Inventors: Takatoshi Takemoto; Yoshihide Kurihara
Original assignee: Kabushiki Kaisha Ace Denken
Priority date: 1994-09-22
Filing date: 1994-09-22
Publication date: 1996-03-28
Also published as: EP0803845A4; EP0803845A1; AU7666294A

Description

明細睿

紙幣整列機技術分野

本発明は、紙幣を紙幣収納箱に送りこむ紙幣整列機に係り、特に、遊技が行われる遊技台に設けられる紙幣整列機に関する。背景技術

カードを用いたゲーム等が行われる遊技台が従来から知られており、その中でも、ゲームを行うために支払われる紙幣を収納する紙幣収納箱を、その内部に取り出し可能に設置しているものが:ある。この遊技台には、紙幣が挿入される紙幣挿入口と、当該紙幣挿入口から挿入された紙幣を前記紙幣収納箱に送りこむ搬送機構とを有して構成される紙幣整列機が設けられている。

しかしながら、従来の紙幣整列機では、前記遊技台の内部に置かれる一つの紙幣収納箱にしか、紙幣を送りこむことができなかった。

したがって、紙幣は、一つの紙幣収納箱に蓄えるしかなく、紙幣収納箱がすぐに満杯になって'しまっていた。紙幣収納箱が満杯になった場合には、空の紙幣収納箱と交換しなければならないが、この作業を繰返し行うことは煩わしい o 発明の開示

本発明は、上記問題点を解決するために、紙幣挿入口から挿入された紙幣を、必要に応じて複数の紙幣収納箱に順次収納することができる紙幣整列機を提供することを目的とする。

上記問題点を解決するための本発明の第 1 の態様によれば、遊技が行われる遊技台に設けられる紙幣整列機において、

遊技を行うための紙幣が挿入される、前記遊技台の外面に形成された紙幣挿入口と、

前記紙幣挿入口から挿入された紙幣を前記遊技台の内部へ搬送する搬送機構と、

前記搬送機構にょて搬送された紙幣を取り入れるための取入れ口が形成された複数の紙幣収納箱を載置する回転テーブルと、

前記複数の紙幣収納箱のうちの任意の一つの取入れ口に前記搬送機構か,らの紙幣が送られるように前記回転テープルを回転させる駆動機構とを備えることを特徵とする紙幣整列機が提供される。

上記問題点を解決するための本発明の第 2 の態様によれば、第 1 の態様において、

前記搬送機構は、その一部を前記紙幣収納箱の内部に侵入させた状態で、前記紙幣を当該紙幣収納箱に送り込み、前記紙幣整列機は、前記搬送機構の一部を、前記回転テーブルが回転する際に、当該搬送機構の一部が前記紙幣収納箱に接触しない位置に移動させ、前記回転テーブルが停止する際に、当該搬送機構の一部が前記紙幣収納箱の内部に侵入する位置に移動させる機構をさらに備えることを特徴とする紙幣整列機が提供される。

上記問題点を解決するための本発明の第 3 の態様によれば、第 1 または第 2 の態様において、

前記回転テーブルを回転させるための指示を受け付ける操作部をさらに備え、

前記駆動機構は、前記操作部による操作を受け付けて、前記回転テーブルを、前記複数の紙幣収納箱のうちの一つの紙幣収納箱の取入れ口に前記搬送機構からの紙幣が送られる位置から、前記回転テーブル上において前記一つの紙幣収納箱の隣に載置されている紙幣収納箱の取入れ口に前記搬送機構からの紙幣が送られる位置まで回転させることを特徵とする紙幣整列機が提供される。

本発明の第 1 の態様では、前記紙幣挿入口には、遊技を行うための紙幣が挿入される。前記搬送機構は、前記紙幣挿入口から挿入された紙幣を前記遊技台の内部へ搬送する。一方、前記回転テーブルは、前記搬送機構によって搬送された紙幣を取り入れるための取入れ口が形成された複数の紙幣収納箱を載置している。そして、前記駆動機構は、前記複数の紙幣収納箱のうちの任意の一つの取入れ口に前記搬送機構からの紙幣が送られるように前記回転テーブルを回転させる。

本発明の第 2 の態様では、前記搬送機構は、その一部を前記紙幣収納箱の内部に侵入させた状態で、前記紙幣を当該紙幣収納箱に送り込む。前記搬送機構の一部は、前記回転テーブルが回転する際に、当該搬送機構の一部が前記紙幣収納箱に接触しない位置に移動し、前記回転テーブルが停止する際に、当該搬送機構の一部が前記紙幣収納箱の内部に侵入する位置に移動する。

本発明の第 3 の態様では、前記駆動機構は、前記操作部による操作を受け付けて、前記回転テーブルを、前記複数の紙幣収納箱のうちの一つの紙幣収納箱の取入れ口に前記搬送機構からの紙幣- 送られる位置から、前記回転テープル上において前記一つの紙幣収納箱の隣に載置されている紙幣収納箱の取入れ口に前記搬送機構からの紙幣が送られる位置まで回転させる。

図面の簡単な説明

図 1 は、本発明に係る紙幣整列機の一実施例が適用される遊技台の一例を示す斜視図である。

図 2 ( a ) は、本発明に係る紙幣整列機の一実施例に用いられる紙幣収納箱の一例を示す正面図である。

図 2 ( b ) は、本発明に係る紙幣整列機の一実施例に用いられる紙幣収納箱の一例を示す上面図である。

図 2 ( c ) は、本発明に係る紙幣整列機の一実施例に用いられる紙幣収納箱の一例を示す側面図である。

図 3 ( a ) は、図 2 ( b ) の A— A ' 断面における断面図である。 '

図 3 ( b ) は、図 2 ( a ) の B — B ' 断面における断面図である。づ

図 4 は、本発明に係る紙幣整列機の一実施例を示す構成図である。

図 5 は、本発明に係る紙幣整列機の一実施例の一部を示す斜視図である。

図 6 は、本発明に係る紙幣整列機の一実施例の一部を正面から見た場合の説明図である。

図 7 は、本発明に係る紙幣整列機の一実施例の一部を上面から見た場合の説明図である。

図 8 は、本発明に係る紙幣整列機の一実施例の一部を側面から見た場合の説明図である。

図 9 は、本発明に係る紙幣整列機の一実施例の一部を正面から見た場合の説明図である。

図 1 0 は、本発明に係る紙幣整列機の一実施例の一部を上面から見た場合の説明図である。

図 1 1 は、本発明に係る紙幣整列機の一実施例の一部を正面から見た場合の説明図である。

図 1 2 は、本発明に係る紙幣整列機の一実施例で用いる各紙幣収納箱を示した斜視図である。

図 1 3 は、本発明に係る紙幣整列機の一実施例における第 2 の搬送部に関する説明図である。

図 1 4 は、本発明に係る紙幣整列機の一実施例における第 2 の搬送部に関する説明図である。

発明を実施するための最良の形態

以下、図面を参照して発明を実施するための最良の形態を、本発明の実施例として説明する。

図 1 には、本発明に係る紙幣整列機が適用される遊技台の一例が示されている。同図の遊技台 1 は、カードを使用するゲームに用いられ、その上面 1 a には、ゲーム用の力ードゃチップが載置される。また、遊技台 1 の上面 l a には、前記チップと交換された紙幣を挿入するための紙幣挿入口 2 が設けられている。本実施例の紙幣整列機は、紙幣挿入口 2 から挿入された紙幣を遊技台 1 の内部に配置された複数の紙幣収納箱（本実施例においては、紙幣収納箱 1 0 、 2 0 、 3 0 ) に必要に応じて順次詰めていくものである。本実施例では、务紙幣収納箱に、それぞれ同様なものを用いており、図 2 および図 3 には、 'その中の一つである紙幣収納箱 1 0 の構成が示されている。紙幣収納箱 1 0 の内部には、紙幣を載せる載置台 1 1 と、載置台 1 1 を押し上げる方向に付勢する 2 つのパネ 1 2 a 、 1 2 b が設けられている。紙幣収納箱 1 0 の角部には、紙幣を内部に取り込むための取込み口 1 3 が形成されている。この取込み口 1 3 の内側には、紙幣を取り込む方向（図 3 ( a ) の矢印 A方向）にのみ回転可能なローラ 1 4 a 、 1 4 b が取り付けられている。紙幣収納箱 1 0 の側面には、持ち運び用の取手 1 5 a 、 1 5 b が設けられている。また、当該紙幣収納箱 1 0 は、開閉可能な扉 1 6 を有して構成されており、 -δ- 当該扉 1 6 は、鍵 1 7 によって施錠することができる。

図 4 に示すように、本紙幣整列機は、前述の紙幣挿入口 2 が上面に形成されている案内部材 4 0 と、紙幣を搬送する搬送機構 5 0 と、紙幣収納箱 1 0 、 2 0 、 3 0 (図 4 では、紙幣収納箱 1 0 のみ示されている）を載置する回転テ — ブル 6 0 と、回転テーブル 6 0 を回転させる駆動機構 7 0 とを備えている。なお、本紙幣整列機の一部は、図 5 にも示されている。

案内部材 4 0 は、紙幣挿入口 2 から挿入された紙幣を遊技台 1 の上面 1 a に対してほぼ垂直な状態にして排出する中空の部材である。

搬送機構 5 0 は、図 5 に示すように、案内部材 4 0 から排出された紙幣を何れかの紙幣収納箱の取入れ口（図 5 においては、紙幣収納箱 1 0 の取入れ口 1 3 ) に送る第 1 の搬送部 5 1 0 と、前記取入れ口から紙幣収納箱内に入った紙幣を、さらに奥へ送り込む第 2 の搬送部 5 3 0 と、これらを駆動する電動モータ 5 5 0 (ここでは図示せず）とを有して構成されている。

第 1 の搬送部 5 1 0 は、図 5 〜図 8 に示すように、互いに平行に配置され、かつ、それぞれ回転可能に支持された 6 本の支持軸 5 1 1 〜 5 1 6 を備えている。支持軸 5 1 1 には、ローラ 5 1 1 a 、 5 1 1 b , 5 1 1 c が、また、支持軸 5 1 4 には、ローラ 5 1 4 a 、 5 1 4 b 、 5 1 4 c 力各支持軸に挿入された状態で固定されている。支持軸 5 1 3 には、ローラ 5 1 1 a 、 5 1 1 b , 5 1 1 cのそれぞれの斜め下方に位置するように、ローラ 5 1 3 a 、 5 1 3 b , 5 1 3 c が固定されている。同様に、支持軸 5 1 5 には、ローラ 5 1 4 a 、 5 1 4 b , 5 1 4 c のそれぞれの斜め下方に位置するように、ローラ 5 1 5 a 、 5 1 5 b , 5 1 5 c が固定されている。また、支持軸 5 1 2 には、支持軸 5 1 1 の各ローラと支持軸 5 1 3 の各ローラとの間に位置するように、ローラ 5 1 2 a 、 5 1 2 b 、 5 1 '2 c が固定されている。ローラ 5 1 1 a 、 5 1 2 a 、 5 1 3 a には、ベルト 5 2 1 が掛け渡されている。同様に、ローラ 5 1 1 b 、 5 1 2 b , 5 1 3 b には、ベリレト 5 2 2 力、ローラ 5 1 1 c 、 5 1 2 c , 5 1 3 c には、ベルト 5 2 3 が掛け渡されている。また、支持脚 5 1 4 、 5 1 5 に固定された各口— ラに関しては、ベルト 5 2 4 、 5 2 5 、 5 2 6 が掛け渡されている。

図 6 〜図 8 に示すように、支持軸 5 1 1 のローラ 5 1 1 a と、支持軸 5 1 4 のローラ 5 1 4 a は、案内部材 4 0から排出された紙幣をベル卜 5 2 1 、 5 2 4 で挟むことができるような位置に配されている。もちろん、支持軸 5 1 1 、 5 1 4 の他のローラについても、このような位置関係になつている。支持軸 5 1 3 、 5 1 5 に固定された各ローラは、支持軸 5 1 3 、 5 1 5 の間に設けられた案内板 5 1 7 の上に紙幣を送ることができるような位置に配置されている。また、ベル卜 5 2 1 、 5 2 4 が紙幣を挟んだ状態で移送できるよう、支持軸 5 1 2 のローラ 5 1 2 a は、ベル卜 5 2 1 がベル卜 5 2 4 をやや押圧するような位置に配置されている。支持軸 5 1 2 のその他のローラについても同様である。

支持軸 5 1 6 には、プーリ 5 1 6 a 、 5 1 6 b が設けられている。一方、ローラ 5 1 3 a とローラ 5 1 3 b との間にはプーリ 5 1 3 d が、ローラ 5 1 3 b とローラ 5 1 3 c との間にはプーリ 5 1 3 e が設けられている。プーリ 5 1 6 a とプーリ 5 1 3 d にはべソレ卜 5 2 7 が掛け渡されている。当該ベルト 5 2 7 は、プーリ 5 1 6 a を紙幣収納箱 1 0 のローラ 1 4 a に接触させた状態で回転することができる。また、プーリ 5 1 6 b とプーリ 5 1 3 e にはべソレト 5

2 8 が掛け渡されて-おり、当該ベルト 5 2 8 は、プーリ 5 1 6 b をローラ 1 4 b に接触させた状態で回転することができる。また、支持軸 5 1 3 には、プーリ 5 1 3 f 、 5 1

3 g も設けられている。電動モータ 5 5 0 の回転軸 5 5 1 には、プーリ 5 5 1 a が設けられている。このプーリ 5 5 1 a と支持軸 5 1 3 のプーリ 5 1 3 g には、ベル卜 5 2 9 が掛けられている。

第 2 の搬送部 5 3 0 は、回転可能に支持された支持軸 5 3 1 、 5 3 2 を有して構成されている。支持軸 5 3 1 の一方の端部には、紙幣収納箱内に入った紙幣をさらに奥へ送るローラ 5 3 1 a が固定されている。また、支持軸 5 3 2 の一方の端部にも、同様なローラ 5 3 2 a が固定されている。なお、各ローラの一部は、紙幣納入箱の上面に形成された孔 1 8 a 、 1 8 b (図 5 参照）から紙幣納入箱の内部に侵入することができる。

—方、支持軸 5 3 1 の他方の端部には、プーリ 5 3 1 b が、また、支持軸 5 3 2 の他方の端部には、プーリ 5 3 2 b が設けられている。これらのプーリには、ベル卜 5 4 1 が掛け渡されている。支持軸 5 3 2 の中央部には、プーリ 5 3 2 c が設けられている。このプーリ 5 3 2 c と支持軸 5 1 3 のプーリ 5 1 3 f には、ベル卜 5 4 2 が掛け渡されている。

以上が第 1 、第 2 の搬送部の概略構成であるが、詳細に述べるならば、図 9 、図 1 0 に示すように、第 2 の搬送部 5 3 0 の支持軸 5 3 1 、 5 3 2 は、軸受板 5 7 1 、 5 7 2 によって回転可能に支持されている。これらの軸受板は、支持軸 5 1 3 を中心として、当該支持軸回りに揺動可能になっている。一方、第 1 の搬送部 5 1 0 の支持軸 5 1 6 は、軸受板 5 7 3 、 5 7 4 によって回転可能に支持されている。また、軸受板 5 7 1 には、軸受板 5 7 3 、 5 7 4 のそれぞに係合して、これらの軸受板を押し上げる押し上げ軸 5 7 5 が設けられている。軸受板 5 7 3 は、ノネ 5 7 6 a を介して、また、軸受板 5 7 4 は、ノネ 5 7 6 b を介して、押し上げ軸 5 7 5 に連結している。各パネは、連結している軸受板と押し上げ軸とが互いに近づくように付勢している。これらのパネと、押し上げ軸 5 7 5 により、 4 つの軸受板 5 7 1 〜 5 7 4 は、一体となって支持軸 5 1 3 を中心に摇動することが可能となる。この様子は、図 1 1 に、軸受板 5 7 1 を中心に示されている。

また、プーリ 5 1 6 a 、 5 1 6 b においては、図 6 〜図 8 に示すような状態にあるときに、前述のパネ 5 7 6 a 、

5 7 6 b のパネ作用により、プーリ 5 1 6 a がローラ 1 4 a側に押圧され、また、プーリ 5 1 6 b がローラ 1 4 b側に押圧される。したがって、各プーリのローラへの接触力が高まることになリ、紙幣の円搰な搬送が可能となる。

また、図 1 1 に示すように、軸受板 5 7 1 には、下方に延びた突起部 5 7 1 a が形成されている。突起部 5 7 1 a には、回転可能な車輪 5 7 7 が設けられている。一方、回転テーブル 6 0 の中^部には、図 1 2 に示すように、支持台 6 1 が固定されている。この支持台 6 1 の上面 6 1 a には、各紙幣収納箱に対応した、 3 つのカムプレート 6 2 、

6 3 、 6 4 が取り付'けられている。各カムプレートは、回転テーブル 6 0 が回転した際に、前記車輪 5 7 7 を通過させ、当該車輪とともに、前述した 4 枚の軸受板 5 7 1 〜 5

7 4 を上下させるものである。各カムプレートは同様な形状を有しているが、一例として、カムプレー卜 6 2 が図 1 3 に示されている。カムプレート 6 2 には、支持台 6 1 の上面 6 1 a から台形状に突出した 2 つの凸部 6 2 a 、 6 2 c と、これらの間に位置し、支持台 6 1 の上面 6 1 a に対して台形状にへこんだ凹部 6 2 b とが形成されている。なお、紙幣収納箱 1 0へ紙幣を送りこむ際には、前記車輪 5 7 7 は、同図に示すように、凹部 6 2 bの底部のほぼ真上に位置している。このとき、第 2 の搬送部 5 3 0 については、ローラ 5 3 1 a 、 5 3 2 a (図 7 参照）によって支持されることになる。

図 4 に示すように、回転テーブル 6 0 を回転させる駆動機構 7 0 は、駆動源、例えば、電動モータ 7 1 と、電動モ —タ 7 1 の回転を、回転テーブル 6 0の下部に設けられたプーリ 6 5 に伝達するためのベルト 6 6 を有している。電動モータ 7 1 は、遊技台 1 の外部に設けられたスィッチ 3 (図 1 参照）による操作に基づいて前記回転テーブル 6 0 を回転させる。

つぎに、本実施例の紙幣整列機の動作について各図を用いて説明する。

図 6 〜図 8 において、電動モータ 5 5 0 の駆動が開始されると、ベノレト 5 2 9 を介して支持軸 5 1 3 が矢印 B方向 (図 6 参照）に回転する。これにより、支持軸 5 1 3のべル卜 5 2 1 、 5 2 2 、 5 2 3 も同方向に回転する。これら 3つのベルトが回転すると、各ベルトに接触しているベルト 5 2 4 、 5 2 5 、 5 2 6 も、矢印 C方向（図 6 参照）に回転する。また、ベルト 5 2 7 、 5 2 8 は、支持軸 5 1 3 とともに回転する。

一方、支持軸 5 1 3 の回転は、ベルト 5 4 2 により、支持軸 5 3 2 にも伝達される。支持軸 5 3 1 は、ベルト 5 4 1 を介して、前記支持軸 5 3 2 とともに回転する。すなわち、ローラ 5 3 2 a 、 5 3 l a は、それぞれ同方向（図 6 の矢印 D方向）に回転する。

各ベル卜や各ローラがこのような状態にあるときに、紙幣挿入口 2 から紙幣が挿入されると、当該紙幣は、案内部材 4 0 を通過したのち、ベル卜 5 2 1 〜 5 2 3 と、ベル卜 5 2 4 〜 5 2 6 との間に挟まれる。これらのベルトに挟まれた紙幣は、ベルトの回転によって、紙幣収納箱 1 0 の取入れ口 1 3 の方向へ移送される。その後、当該紙幣は、案内板 5 1 7 によって導かれ、取入れ口 1 3 内のローラ 1 4 a 、 1 4 b と、プーリ 5 1 6 a 、 5 1 6 b との間に挟み込まれる。プーリ 5 1 6 a 、 5 1 6 b は、前述のバネ作用により、各ローラ側に押圧された状態で回転するので、これらに挟まれた紙幣は、円滑に紙幣収納箱に送られる。一方、ローラ 5 3 2 a 、 5 3 1 a は、それぞれ矢印 D方向に回転しているので、当該紙幣は、紙幣収納箱 1 0 内において、さらに奥へ送られ、載置台 1 1 の上に載せられる。

紙幣挿入口 2 から挿入された紙幣は、このような搬送経路を経て、載置台 1 1 の上に積層されていく。載置台 1 1 に積層された紙幣の様子は、図 9 に示されている。

また、紙幣収納箱を交換したい場合には、前述した、遊技台 1 のスィッチ 3 を操作する。スィッチ 3 による操作力行われると、回転テーブル 6 0 が回転し始める。回転テーブル 6 0 が回転すると、車輪 5 7 7 は、図 1 3 に示した凹部 6 2 bから脱出して、凸部 6 2 c に乗り上がる。そして、前述した 4 つの軸受部材 5 7 1 〜 5 7 4 は、これにともなつて持ち上がる。すなわち、ローラ 5 3 1 a 、 5 3 2 a は、紙幣収納箱の孔 1 8 b 、 1 8 aから引き抜かれ、また、ブーリ 5 1 6 a 、 5 1 6 bは、紙幣収納箱のローラ 1 4 a 、 1 4 bから離れることになる。

さらに回転テーブル 6 0 の回転が進むと、つぎの紙幣収納箱（図 1 2 において、紙幣収納箱 1 0の収納作業が完了したのち、つぎの収納対象となるのは紙幣収納箱 3 0である）が、紙幣の収納可能な位置に近づく。そして、図 1 4 に示すように、紙幣収納箱 3 0 に対応するカムプレート 6 4 の凸部 6 4 a に車輪 5 7 7 が乗ると、これにともなって、前述の 4 つの軸受部お 5 7 1 〜 5 7 4 が持ち上がる。したがって、当該紙幣収納箱 3 0に、搬送機構 5 0の一部が接触することはない。車輪 5 7 7 は、その後、カムプレー卜 6 4 に沿って凹部 6 4 b に落ちていき、凹部 6 4 bの底部の上方において停止する。車輪 5 7 7 がこのような状態になると、ローラ 5 3 2 a 、 5 3 1 aやプーリ 5 1 6 a 、 5 1 6 bが前述の位置に復帰し、紙幣の搬送が可能となる。なお、車輪 5 7 7 が凹部 6 4 bの底部の上方に位置するとと同時に、電動モータ 7 1 がオフになり、回転テーブル 6 0 の回転が停止する。この停止位置は、図示しないリミツ卜スィッチにより検出される。なお、図 1 4 には、一部しか示されていないが、凹部 6 4 bの隣には、図 1 3 で示した凸部 6 2 c と同様な、凸部 6 4 c が形成されている。このように本実施例によれば、スィッチ 3 を操作する毎に、回転テーブル 6 0 が 1 Z 3 回転し、必要に応じて、各紙幣収納箱に紙幣を収納することが可能となる。

したがって、一つの紙幣収納箱が紙幣で満杯になった場合でも、スィッチ 3 を操作するだけで、つぎの紙幣収納箱への紙幣の収納を開始することができる。そして、各紙幣収納箱が満杯になったときには、遊技台の裏扉 4 (図 1 参照）を開けて、これらを取り出し、その後、空の紙幣収納箱を設置すればよい。このように、紙幣収納箱の設置取りだし作業を一括して行えば、作業時間が短縮される。また、ゲームの進行を行う進行者、例えば、ディーラーに、勤務交代の度に莂述のスィ.ツチ 3 を操作させれば、そのディ — ラ—が担当したゲームに用いられた紙幣が一つの紙幣収納箱に収納されることになる。すなわち、簡単な操作で、紙幣をディ一ラー毎に管理することができる。

なお、回転テーブル 6 0 の回転指令については、前述のスィッチ 3 による操作でなく、鍵操作によって行えるように構成してもよい。この鍵は、各ディーラーに持たせればよい。また、紙幣収納箱が紙幣で満杯になったことを検知して、自動的に回転テーブル 6 0 が回転するように構成してちよい。

Claims

請求の範囲

1 . 遊技が行われる遊技台に設けられる紙幣整列機において、

前記搬送機構によって搬送された紙幣を取り入れるための取入れ口が形成された複数の紙幣収納箱を載置する回転テーブルと、

前記複数の紙幣収納箱のうちの任意の一つの取入れ口に前記搬送機構からの紙幣が送られるように前記回転テープルを回転させる駆動機構とを備えること

を特徴とする紙幣整列機。

2 . 請求項 1 において、

前記搬送機構は、その一部を前記紙幣収納箱の内部に侵入させた状態で、前記紙幣を当該紙幣収納箱に送り込み、前記紙幣整列機は、

前記搬送機構の一部を、前記回転テーブルが回転する際に、当該搬送機構の一部が前記紙幣収納箱に接触しない位置に移動させ、前記回転テーブルが停止する際に、当該搬送機構の一部が前記紙幣収納箱の内部に侵入する位置に移動させる機構をさらに備えること

を特徴とする紙幣整列機。

3 . 請求項 1 または 2 において、

前記駆動機構は、前記操作部による操作を受け付けて、前記回転テーブルを、前記複数の紙幣収納箱のうちの一つの紙幣収納箱の取入れ口に前記搬送機構からの紙幣が送られる位置から、前記回転テーブル上において前記一つの紙幣収納箱の隣に載置されている紙幣収納箱の取入れ口に前記搬送機構からの紙幣が送られる位置まで回転させることを特徴とする紙幣整列機。